(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022086044
(43)【公開日】2022-06-09
(54)【発明の名称】延伸テーブル椅子
(51)【国際特許分類】
A47B 1/10 20060101AFI20220602BHJP
A47C 9/10 20060101ALI20220602BHJP
A47C 4/10 20060101ALI20220602BHJP
A47B 1/08 20060101ALI20220602BHJP
A47B 1/02 20060101ALI20220602BHJP
A47B 3/091 20060101ALI20220602BHJP
A47B 3/08 20060101ALI20220602BHJP
A47B 13/02 20060101ALI20220602BHJP
【FI】
A47B1/10
A47C9/10 Z
A47C4/10
A47B1/08
A47B1/02
A47B3/091 C
A47B3/08 A
A47B13/02
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020197839
(22)【出願日】2020-11-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-11-05
(71)【出願人】
【識別番号】513132575
【氏名又は名称】陳徳隆
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】陳徳隆
【テーマコード(参考)】
3B053
3B095
【Fターム(参考)】
3B053BA02
3B053GA13
3B053JA00
3B053NR01
3B095AA06
3B095AA08
3B095AC01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】延伸テーブル椅子を提供する。
【解決手段】主載置板1と、主載置板の底面12に設置される支持部材2と、主載置板の下方の対向両側にそれぞれ設置されて支持部材に連接され、かつ前記主載置板から繰り返し離間可能な2つの延伸ユニット3と、前記複数の延伸ユニット上にそれぞれ設置される2枚の副載置板5とを備える。各脚枠機構33は、前記複数の延伸ユニットにそれぞれ枢結され、かつ相互に間隔をあける2本の保持脚棒331と、前記複数の保持脚棒と前記支承棒との間に連接され、かつ略V字型を呈する傾斜保持棒332とを有し、前記複数の保持脚棒が前記複数の延伸ユニットに伴って移動するので、前記副載置板上に重い物を置く際、前記複数の保持脚棒は前記延伸テーブル椅子を転倒させることなく、かつ前記脚枠機構の枢結構造によって前記複数の保持脚棒を前記主載置板に向けて接近させていき、前記主載置板の底部に収納することができる。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主載置板と、前記主載置板の底面に設置される支持部材と、前記支持部材に枢結され、かつ折畳収納可能な主脚枠と、前記主載置板の下方に設置されて前記支持部材と相接され、かつ展開収縮方向に沿って前記主載置板から繰り返し離間可能な延伸ユニットと、前記延伸ユニット上に設置される副載置板と、連接ユニットとを備える延伸テーブル椅子であって、
前記延伸ユニットは、支承棒と、前記支承棒の両端に連接され、かつ前記支持部材と相接される囲続枠と、折畳収納可能な脚枠機構とを含み、前記脚枠機構は、相互に間隔をあけて前記囲続枠にそれぞれ枢結され、かつ前記主脚枠に合わせて前記主載置板を保持自立可能にする2本の保持脚棒と、前記複数の保持脚棒と前記支承棒との間に連接され、かつ略V字型を呈する傾斜保持棒とを有し、前記脚枠機構は、前記延伸ユニットに伴って移動し、
前記連接ユニットは、前記主載置板と前記延伸ユニットとを結合するために、前記支持部材と前記囲続枠との間に設置されることを特徴とする、延伸テーブル椅子。
【請求項2】
前記傾斜保持棒は、前記複数の保持脚棒に連接され、かつ前記支承棒の中心に取外し可能に連接され、前記延伸ユニットは、前記支承棒の中心に設置され、かつ前記傾斜保持棒を嵌挿するために供される副結合ブロックを含むことを特徴とする、請求項1に記載の延伸テーブル椅子。
【請求項3】
前記囲続枠は、前記展開収縮方向に沿って延伸され、かつ前記支承棒の両端にそれぞれ連接される2本の側棒と、前記複数の側棒に連接される連結棒とを有し、前記複数の側棒及び前記支持部材は、いずれも間隔をあけて設置される多数個の挿通ボルト孔を有し、前記連接ユニットは、2つの固定挿通ボルトを含み、各該固定挿通ボルトが対応の該挿通ボルト孔に挿入されることにより、対応の前記支持部材と対応の該側棒とに連接されることを特徴とする、請求項1に記載の延伸テーブル椅子。
【請求項4】
前記連接ユニットは、前記展開収縮方向に沿って延伸されるスライドレール組立体を含み、前記スライドレール組立体は、前記支持部材と前記囲続枠とに連接され、前記スライドレール組立体は、各該側棒に形成されるスライド溝と、前記スライド溝を穿設し、かつ前記支持部材に連接されるスライド棒とを有し、前記スライド棒は、前記スライド溝内に摺動可能に構成されることを特徴とする、請求項3に記載の延伸テーブル椅子。
【請求項5】
主載置板と、前記主載置板の底面に設置される支持部材と、前記主載置板の下方の対向両側にそれぞれ設置されて前記支持部材と相接され、かつ展開収縮方向に沿って前記主載置板から繰り返し離間可能な2つの延伸ユニットと、対応の該延伸ユニット上にそれぞれ設置される2枚の副載置板と、2つの連接ユニットとを備える延伸テーブル椅子であって、
各該延伸ユニットは、支承棒と、前記支承棒の両端に連接され、かつ前記支持部材と相接される囲続枠と、折畳収納可能な脚枠機構とを含み、前記脚枠機構は、前記囲続枠にそれぞれ枢結され、かつ相互に間隔をあける2本の保持脚棒と、前記複数の保持脚棒と前記支承棒との間に連接され、かつ略V字型を呈する傾斜保持棒とを有し、
複数の前記脚枠機構は、前記複数の延伸ユニットに伴って移動し、
前記複数の連接ユニットは、前記主載置板と前記複数の延伸ユニットとを結合するために、前記支持部材と複数の前記囲続枠との間にそれぞれ設置されることを特徴とする、延伸テーブル椅子。
【請求項6】
主載置板と、前記主載置板の底面に設置される支持部材と、前記支持部材に枢結され、かつ折畳収納可能な主脚枠と、前記主載置板の下方に設置されて前記支持部材と相接され、かつ展開収縮方向に沿って前記主載置板から繰り返し離間可能な延伸ユニットと、前記延伸ユニット上に設置される副載置板と、連接ユニットとを備える延伸テーブル椅子であって、
前記延伸ユニットは、支承棒と、前記支承棒の両端に連接され、かつ前記支持部材と相接される囲続枠と、折畳収納可能な脚枠機構とを含み、前記脚枠機構は、相互に間隔をあけて前記囲続枠にそれぞれ枢結され、かつ前記主脚枠に合わせて前記主載置板を保持自立可能にする2本の保持脚棒と、前記複数の保持脚棒と前記囲続枠との間にそれぞれ傾斜枢結される2本の傾斜保持棒とを有し、前記脚枠機構は、前記延伸ユニットに伴って移動し、
前記連接ユニットは、前記主載置板と前記延伸ユニットとを結合するために、前記支持部材と前記囲続枠との間に設置されることを特徴とする、延伸テーブル椅子。
【請求項7】
各該傾斜保持棒は、前記囲続枠と枢結される第1保持棒と、対応の該保持脚棒と枢結される第2保持棒とを有し、各該傾斜保持棒は、前記第1保持棒と前記第2保持棒とを枢結してなるものであることを特徴とする、請求項6に記載の延伸テーブル椅子。
【請求項8】
前記囲続枠は、前記展開収縮方向に沿って延伸され、かつ前記支承棒の両端にそれぞれ連接される2本の側棒と、前記複数の側棒に連接される連結棒とを有し、前記複数の側棒及び前記支持部材は、いずれも間隔をあけて設置される多数個の挿通ボルト孔を有し、前記連接ユニットは、2つの固定挿通ボルトを含み、各該固定挿通ボルトが対応の該挿通ボルト孔に挿入されることにより、対応の前記支持部材と対応の該側棒とに連接されることを特徴とする、請求項6に記載の延伸テーブル椅子。
【請求項9】
前記連接ユニットは、前記展開収縮方向に沿って延伸される2つのスライドレール組立体を含み、前記複数のスライドレール組立体は、対応の前記支持部材と前記複数の側棒とにそれぞれ連接され、各該スライドレール組立体は、各該側棒に形成されるスライド溝と、前記スライド溝を穿設し、かつ前記支持部材に連接されるスライド棒とを有し、前記スライド棒は、前記スライド溝内に摺動可能に構成されることを特徴とする、請求項8に記載の延伸テーブル椅子。
【請求項10】
主載置板と、前記主載置板の底面に設置される支持部材と、前記主載置板の下方に設置されて前記支持部材と相接され、かつ展開収縮方向に沿って前記主載置板から繰り返し離間可能な2つの延伸ユニットと、対応の該延伸ユニット上にそれぞれ設置される2枚の副載置板と、2つの連接ユニットとを備える延伸テーブル椅子であって、
各該延伸ユニットは、支承棒と、前記支承棒の両端に連接され、かつ前記支持部材と相接される囲続枠と、折畳収納可能な脚枠機構とを含み、前記脚枠機構は、前記囲続枠にそれぞれ枢結され、かつ相互に間隔をあける2本の保持脚棒と、前記複数の保持脚棒と前記囲続枠との間にそれぞれ傾斜枢結される2本の傾斜保持棒とを有し、複数の前記脚枠機構は、前記複数の延伸ユニットに伴って移動し、
前記複数の連接ユニットは、前記主載置板と前記複数の延伸ユニットとを結合するために、前記支持部材と複数の前記囲続枠との間にそれぞれ設置されることを特徴とする、延伸テーブル椅子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋外に使用される延伸テーブル椅子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
レジャー旅行の盛んな流行につれ、野外のピクニック時には、容易に携帯でき、かつ需要に応じてテーブル面の大きさを変更する延伸テーブルが必要となる。
図1に示すように、一般に既知の延伸テーブルが重合収納状態にあるときには、主テーブル体90と、主テーブル体90の内部にそれぞれ設けられる2つの延伸枠91と、前記主テーブル体90のテーブル板の頂面にそれぞれ覆い重ねられる2枚の延伸テーブル板92とを備える。
【0003】
図2に示すように、テーブル面を拡大する必要があるとき、前記複数の延伸枠91を前記主テーブル体90から引き出すことで、前記複数の延伸枠91を露出させ、それから、前記複数の延伸テーブル板92を反転して前記延伸枠91上に展開敷設することで、前記複数の延伸テーブル板92と前記主テーブル体90のテーブル板とを相連結し、使用面積をより広くする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この構造から構成されるテーブル体は、そのうちの1つの延伸テーブル板92に重い物を置く際、重心が不安定となって転倒してしまう状況を発生することがあり、かつこの構造のテーブル脚を折畳収納することができないため、携帯に不便である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の延伸テーブル椅子は、主載置板と、前記主載置板の底面に設置される支持部材と、前記支持部材に枢結され、かつ折畳収納可能な主脚枠と、前記主載置板の下方に設置される延伸ユニットと、前記延伸ユニット上に設置される副載置板と、前記支持部材と前記延伸ユニットとの間に設置される連接ユニットとを備え、前記延伸ユニットは、前記支持部材及び前記連接ユニットと相接され、前記延伸ユニットは、支承棒と、前記支承棒の両端に連接され、かつ前記支持部材と相接される囲続枠と、折畳収納可能な脚枠機構とを含む。前記脚枠機構は、前記延伸ユニットに伴って展開収縮方向に沿って移動し、前記脚枠機構は、相互に間隔をあけて前記囲続枠にそれぞれ枢結され、かつ前記主脚枠に合わせて前記主載置板を保持自立可能にする2本の保持脚棒と、前記複数の保持脚棒と前記支承棒との間に連接され、かつ略V字型を呈する傾斜保持棒とを有する。
【発明の効果】
【0006】
以上をまとめると、本発明の延伸テーブル椅子によれば、前記複数の保持脚棒は、前記延伸ユニットに伴って前記展開収縮方向に沿って前記主載置板に接近したり、離間したりするので、前記副載置板上に重い物を置く際、前記複数の保持脚棒により、前記副載置板が自立するように保持させることができるから、前記延伸テーブル椅子を転倒させることなく、前記支承棒は、前記主載置板の重量を支持することができ、かつ前記傾斜保持棒を介して重量を前記複数の保持脚棒に分散させることで、延伸テーブル椅子全体の重心をさらに安定させ、かつ前記脚枠機構の枢結構造によって前記複数の保持脚棒を前記主載置板に向けて接近させていき、前記主載置板の下面に収納することができるので、本発明の目的を確実に達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】既知の延伸テーブル椅子の側面図であり、前記延伸テーブル椅子の重合収納状態を説明する図である。
【
図2】既知の延伸テーブル椅子の側面図であり、引き出された2つの延伸枠を備える前記延伸テーブル椅子の展開状態を説明する図である。
【
図3】本発明の第1実施例の延伸テーブル椅子の分解斜視図であり、前記延伸テーブル椅子は延伸ユニットを備えることを説明する図である。
【
図4】前記第1実施例の不完全な側面図であり、前記延伸テーブル椅子の前記延伸ユニットが展開位置にあることを説明する図である。
【
図5】前記第1実施例の不完全な断面図であり、前記延伸テーブル椅子の連接ユニットがスライドレール組立体からなる構造であることを説明する図である。
【
図6】前記第1実施例の不完全な断面図であり、前記延伸テーブル椅子は2本の収納棒を含むことを説明する図である。
【
図7】本発明の第2実施例の斜視図であり、前記延伸テーブル椅子は2つの延伸ユニットを備えることを説明する図である。
【
図8】前記第2実施例の不完全な断面図であり、前記延伸テーブル椅子の前記複数の延伸ユニットが展開位置にあることを説明する図である。
【
図9】本発明の第3実施例の不完全な斜視図であり、各延伸ユニットは2つのスリーブ筒を有することを説明する図である。
【
図10】本発明の第4実施例の不完全な斜視図であり、連接ユニットが固定挿通ボルトからなる構造であることを説明する図である。
【
図11】本発明の第5実施例の不完全な断面図であり、前記延伸テーブル椅子は1つの延伸ユニットを備えることを説明する図である。
【
図12】本発明の第6実施例の不完全な断面図であり、前記延伸テーブル椅子は2つの延伸ユニットを備えることを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔第1実施例〕
図3~
図5に示すように、本発明の延伸テーブル椅子の第1実施例において、本第1実施例では、テーブルを例として説明するが、設計上、必要に応じて形状、大きさまたは高さを変えて椅子、丸椅子や小型テーブルなどの家具になるので、前記延伸テーブル椅子のデザインタイプとしては、テーブルに限定されない。前記延伸テーブル椅子は、長方形を呈する主載置板1と、支持部材2と、折畳収納可能な主脚枠20と、延伸ユニット3と、前記主載置板1及び前記延伸ユニット3と相接される連接ユニット4と、副載置板5とを備える。
【0009】
前記主載置板1は、上下反対の頂面11と、底面12とを含み、前記頂面11は、物品を置いたり、腰掛けたりするために用いられ、前記支持部材2は、底面12の長側に沿って間隔をあけて設置される2本の長棒21と、前記複数の長棒21の末端に連接され、かつ前記主載置板1のうちの1つの短側に近隣する第1保持棒22と、前記複数の長棒21に連接され、かつ前記第1保持棒22と間隔をあけて配置される第2保持棒23とを含む。前記第2保持棒23の中心には、主結合ブロック231を有し、前記主結合ブロック231は、前記第2保持棒23に連接される座台部232と、前記座台部232から下向きに延伸されて略C字型を呈する挟持部233とを有する。前記主脚枠20は、前記複数の長棒21の末端にそれぞれ枢結される2本の主保持脚棒201と、前記複数の主保持脚棒201に枢結され、かつ前記挟持部233に嵌挿されて略V字型を呈する主傾斜保持棒202とを有し、前記主傾斜保持棒202は、対応の主保持脚棒201にそれぞれ枢結される2つの主直線保持節203と、前記挟持部233に取外し可能に嵌挿される主折曲節204とを有する。
【0010】
前記延伸ユニット3は、前記主載置板1の他の短側に位置し、かつ前記複数の長棒21と相接されると共に、展開収縮方向に沿って前記主載置板1に繰り返し接近したり、離間したりすることができる。前記延伸ユニット3は、前記主載置板1の下方に位置する支承棒30と、前記支承棒30の中心に設置される副結合ブロック31と、前記支承棒30の両端に連接される囲続枠32と、前記囲続枠32に枢結される脚枠機構33とを含む。前記囲続枠32は、前記展開収縮方向に沿って延伸され、かつ前記支承棒30の両端にそれぞれ連接される2本の側棒321と、前記複数の側棒321の末端に連接されて前記支承棒30と平行であり、かつ間隔をあけて配置される連結棒322とを有し、前記脚枠機構33は、前記複数の側棒321にそれぞれ枢結される2本の保持脚棒331と、前記複数の保持脚棒331に枢結され、かつ前記副結合ブロック31の間に嵌挿されて略V字型を呈する傾斜保持棒332とを有する。前記副結合ブロック31は、前記支承棒30に連接される副座台部311と、前記副座台部311に連接され、かつ下向きに延伸されて略C字型を呈する副挟持部312とを有し、前記傾斜保持棒332は、対応の保持脚棒331にそれぞれ枢結される2つの直線保持節333と、前記副挟持部312に嵌挿される折曲節334とを有する。前記延伸ユニット3は、前記展開収縮方向に沿って前記主載置板1に相対して移動することができるから、前記延伸ユニット3を前記主載置板1の下方に位置させる重合収納位置(未図示)と、前記延伸ユニット3を前記主載置板1から離間させる展開位置との間に移動する。
【0011】
図3と
図5に示すように、前記連接ユニット4は、前記複数の側棒321と前記複数の長棒21とを連接するために用いられ、前記連接ユニット4は、前記展開収縮方向に沿って延伸されるスライドレール組立体40を含む。前記スライドレール組立体40のうちの1つのスライドレールは、各側棒321に形成されるスライド溝401と、前記スライド溝401を穿設し、かつ前記長棒21に連接されるスライド棒402とを有し、前記スライド棒402は、前記スライド溝401内に摺動可能に構成されることから、前記延伸ユニット3は、前記展開位置と前記重合収納位置とに沿って移動するように連動することができる。スライドレールの構造タイプが数多く存在するため、実施に際しては、第1実施例の態様に制限されない。
【0012】
図3に示すように、前記副載置板5は、前記延伸ユニット3の上方に取外し可能に装着され、前記主載置板1の使用面積を拡張するために用いられる。
【0013】
図6に示すように、使用者が容易に前記副載置板5を収納・取外しするために、発明者は、さらに間隔をあけて設置される2本の収納棒81を含む枠体ユニット8を増設し、各該収納棒81は、前記複数の側棒321の間に装着され、各該収納棒81は、前記副載置板5を載荷するための本体811と、前記本体811の両端から上向きに延伸される2つの垂直部812と、前記複数の垂直部812の頂端に連接され、かつ反対に延伸されると共に、前記複数の側棒321に連接される2つの連接部813とを有する。前記枠体ユニット8は、前記副載置板5を収納する必要がないときに、前記主載置板1の方向に向けて引寄せ接近してもよく、需要に応じて着脱してもよく、かつ前記枠体ユニット8の前記複数の収納棒81の個数を副載置板5の大きさに応じて適宜最適な個数に調整してかかる収納棒81を増設することができ、本実施例では、視角に限度があるため、1個のみを表示している。
【0014】
使用時、前記複数の主保持脚棒201と前記複数の保持脚棒331とを枢動展開させて前記主載置板1から離間させると共に、前記主傾斜保持棒202の前記主折曲節204を前記挟持部233に嵌め込み、次に前記傾斜保持棒332の前記折曲節334を前記支承棒30の前記副挟持部312内に嵌め込むことで、前記主脚枠20と前記脚枠機構33により前記主載置板1が自立するように保持させ、テーブル面の使用面積を増加する必要が場合、前記延伸ユニット3を前記展開位置に移動させ、前記延伸ユニット3を主載置板1から露出させると共に、前記副載置板5を前記囲続枠32の上方に据え付けた後、前記延伸テーブル椅子の展開延伸が完了する。前記延伸テーブル椅子を重合収納しようとするときに、前記副載置板5を取り下げ、前記延伸ユニット3を前記展開収縮方向に沿って前記主載置板1の下面に向けて前記重合収納位置に移動させると共に、前記折曲節334を前記副挟持部312より引っ張り出して前記複数の直線保持節333と連動して、前記複数の保持脚棒331が枢回動されて前記主載置板1に向けて接近するように枢動させられ、それから、主折曲節204を前記挟持部233より引っ張り出して前記主脚枠20を枢動させて折畳収納させた後、前記延伸テーブル椅子の重合収納が完了する。前記副載置板5を90度水平回転させて前記複数の収納棒81内に入れ込めば、前記副載置板5の収納が完了する。
【0015】
前記展開位置にあるときに、前記支承棒30は、前記主載置板1の重量を支持するために用いられ、前記主載置板1の荷重による湾曲変形を回避することができ、かつ前記囲続枠32を連接することで、前記囲続枠32の機構強度を強化することができる。前記傾斜保持棒332が前記副結合ブロック31に嵌挿されることにより、前記主載置板1の重量を前記複数の保持脚棒331に分散させることができ、かつ前記傾斜保持棒332を前記副結合ブロック31より取外しすることができ、前記複数の保持脚棒331と連動して、前記主載置板1の下方に向けて枢回動して重合収納する。前記展開収縮方向に沿って前記延伸ユニット3を移動させるときに、前記複数の保持脚棒331は、前記延伸ユニット3に伴って前記展開位置と前記重合収納位置との間に移動するので、重い物を前記副載置板5に置く際、前記複数の保持脚棒331は、前記副載置板5の押し下げ重量を支持することができ、しかも前記延伸テーブル椅子を転倒させることはない。
〔第2実施例〕
【0016】
図7~
図8に示すように、本発明の第2実施例において、本実施例は両辺延伸の延伸テーブル椅子であり、第1実施例との相違点は、前記延伸テーブル椅子は、前記主載置板1の底面12に設置される支持部材2と、前記主載置板1の2つの短側にそれぞれ設置されて前記支持部材2と相接される2つの延伸ユニット3と、前記支持部材2と該延伸ユニット3とにそれぞれ相接される2つの連接ユニット4と、2枚の副載置板5とを備える点である。前記支持部材2は、それぞれ前記底面12の長側に沿って間隔をあけて設置される2本の長棒21を含む。
【0017】
使用時、前記複数の保持脚棒331を枢動展開させて前記主載置板1から離間させ、前記複数の傾斜保持棒332の前記複数の折曲節334をそれぞれ対応の前記複数の副挟持部312内に嵌め込むことで、前記複数の脚枠機構33により前記主載置板1が自立するように保持させることができる。テーブル面を展開する必要があるときに、前記複数の延伸ユニット3をそれぞれ前記展開位置に外向きに移動させることで、前記複数の延伸ユニット3を主載置板1から露出させると共に、前記複数の副載置板5を前記囲続枠32の上方に据え付けた後、前記延伸テーブル椅子の展開延伸が完了する。前記延伸テーブル椅子を重合収納しようとするときに、前記複数の副載置板5を取り下げ、前記複数の延伸ユニット3をそれぞれ前記重合収納位置に移動させると共に、前記複数の折曲節334を前記複数の副挟持部312より引っ張り出して前記複数の直線保持節333と連動して、前記複数の保持脚棒331が枢回動されて前記主載置板1に向けて接近するように枢動させられた後、前記延伸テーブル椅子の重合収納が完了する。
〔第3実施例〕
【0018】
図9に示すように、本発明の第3実施例において、第2実施例との相違点は、本実施例の前記脚枠機構33は、2つのスリーブ筒335をさらに有し、前記傾斜保持棒332の直線保持節333と前記複数の保持脚棒331の連接方式は、前記複数のスリーブ筒335を利用してスリーブ接続する点である。各スリーブ筒335は、対応の保持脚棒331を穿設するための直線貫通部336と、前記直線貫通部336に枢結されて前記複数の傾斜保持棒332のうちの1つの直線保持節333を穿設するための傾斜貫通部337とを有し、前記複数の保持脚棒331を前記複数の直線貫通部336に穿延通過させると共に、前記複数の直線保持節333を前記複数の傾斜貫通部337に穿設し、前記傾斜保持棒332と前記複数の保持脚棒331とを連接することができる。
【0019】
本実施例の使用方式は、第2実施例とほぼ同じであり、異なるところは、前記複数の傾斜保持棒332は、前記複数のスリーブ筒335を介して前記複数の保持脚棒331に固定し、前記延伸テーブル椅子の展開使用時には、前記複数の傾斜保持棒332は、同様に前記主載置板1を支持することが達成され、しかも前記延伸テーブル椅子の重合収納時には、前記傾斜保持棒332の前記複数の直線保持節333を前記複数のスリーブ筒335的傾斜貫通部337から取外しする必要があるため、前記複数の傾斜保持棒332と前記複数の保持脚棒331を取外しさせてこそ、前記複数の保持脚棒331を前記主載置板1の底部に向けて重合収納することである。
〔第4実施例〕
【0020】
図10に示すように、本発明の第4実施例において、第2実施例との相違点は、本実施例の連接ユニット4は、挿通ボルト構造で前記延伸ユニット3と前記支持部材2とを連接し、各長棒21と各側棒321は、いずれも間隔をあけて設置される多数個の挿通ボルト孔42を有し、前記連接ユニット4は、2つの固定挿通ボルト41を含み、各固定挿通ボルト41が対応の挿通ボルト孔42にそれぞれ挿入されることにより、前記主載置板1と延伸ユニット3とを固定する点である。繰り返し離間し、かつ相接される前記支持部材2と延伸ユニット3の構造タイプが数多く存在するため、実施に際しては、前記複数の連接ユニット4は、実施例の態様に制限されない。
【0021】
本実施例の使用方式は、第2実施例とほぼ同じであり、異なるところは、前記延伸テーブル椅子の展開と重合収納使用時には、いずれも前記複数の固定挿通ボルト41を対応の挿通ボルト孔42内に挿入する必要があるため、前記主載置板1と前記複数の延伸ユニット3とを連接することである。
〔第5実施例〕
【0022】
図11に示すように、本発明の第5実施例において、第1実施例との相違点は、前記延伸テーブル椅子は、前記主載置板1の前記底面12に設置される支持枠6と、前記支持枠6に枢結されるテーブル脚枠7と、前記支持枠6に連接される延伸ユニット3とを備える点である。前記支持枠6は、それぞれ前記主載置板1の長側に間隔をあけて設置される2本の支持棒61を含む。前記テーブル脚枠7は、対応の支持棒61にそれぞれ枢結される2本の脚棒71と、対応の支持棒61と脚棒71との間にそれぞれ傾斜枢結される2本の保持棒72とを含む。該保持棒72は、第1傾斜棒721と、第2傾斜棒722とを有し、各本の保持棒72は、前記第1傾斜棒721と前記第2傾斜棒722とを枢結してなるものである。前記延伸ユニット3は、前記複数の側棒321と前記複数の保持脚棒331とにそれぞれ傾斜枢結される2本の傾斜保持棒332を有する。各傾斜保持棒332は、対応の側棒321と枢結される第1保持棒338と、対応の保持脚棒331と枢結される第2保持棒339とを有し、各傾斜保持棒332は、前記第1保持棒338と前記第2保持棒339とを枢結してなるものである。
【0023】
本実施例の使用方式は、第1実施例とほぼ同じであり、異なるところは、テーブル脚の展開方式は、テーブル脚の重合収納方式と違い、テーブル脚の展開時には、前記複数の脚棒71と前記複数の保持脚棒331とを枢動展開させて前記主載置板1から離間させることで、前記複数の保持棒72と前記複数の傾斜保持棒332とをまっすぐにさせ、前記テーブル脚枠7と前記脚枠機構33により、前記主載置板1が自立するように保持させることができることである。テーブル脚を重合収納しようとするときに、前記第1保持棒338と前記第2保持棒339との枢結箇所に圧力を付加し、前記第1傾斜棒721と前記第2傾斜棒722との枢結箇所に圧力を付加することで、前記複数の傾斜保持棒332と前記複数の保持棒72とを折曲して、対応の保持脚棒331を枢動連動して前記主載置板1の底部に向けて接近させて重合収納を完了する。
〔第6実施例〕
【0024】
図12に示すように、本発明の第6実施例において、本実施例は両辺延伸の延伸テーブル椅子であり、第5実施例との相違点は、前記延伸テーブル椅子は、前記主載置板1の2つの短側にそれぞれ設置されて前記複数の支持棒61に連接される2つの延伸ユニット3と、前記複数の支持棒61と前記延伸ユニット3とにそれぞれ連接される2つの連接ユニット4と、2枚の副載置板5とを備える点である。
【0025】
本実施例の使用方式は、第5実施例とほぼ同じであり、異なるところは、前記延伸テーブル椅子の展開と重合収納使用時には、前記主載置板1の両短側の延伸ユニット3を外向きに展開させて前記主載置板1から露出させ、内向きに前記主載置板1の下面に重合収納する必要があることである。
【0026】
以上をまとめると、本発明の延伸テーブル椅子によれば、前記複数の保持脚棒331は、前記延伸ユニット3に伴って前記展開収縮方向に沿って前記主載置板1に接近したり、離間したりするので、前記副載置板5上に重い物を置く際、前記複数の保持脚棒331により、前記副載置板5が自立するように保持させることができるから、前記延伸テーブル椅子を転倒させることなく、前記支承棒30は、前記主載置板1の重量を支持することができ、かつ前記傾斜保持棒332を介して重量を前記複数の保持脚棒331に分散させることで、延伸テーブル椅子全体の重心をさらに安定させ、かつ前記脚枠機構33の枢結構造によって前記複数の保持脚棒331を前記主載置板1に向けて接近させていき、前記主載置板1の下面に収納することができるので、本発明の目的を確実に達成し得る。
【符号の説明】
【0027】
1:主載置板
11:頂面
12:底面
2:支持部材
20:主脚枠
201:主保持脚棒
202:主傾斜保持棒
203:主直線保持節
204:主折曲節
21:長棒
22:第1保持棒
23:第2保持棒
231:主結合ブロック
232:座台部
233:挟持部
3:延伸ユニット
30:支承棒
31:副結合ブロック
311:副座台部
312:副挟持部
32:囲続枠
321:側棒
322:連結棒
33:脚枠機構
331:保持脚棒
332:傾斜保持棒
333:直線保持節
334:折曲節
335:スリーブ筒
336:直線貫通部
337:傾斜貫通部
338:第1保持棒
339:第2保持棒
4:連接ユニット
40:スライドレール組立体
401:スライド溝
402:スライド棒
41:固定挿通ボルト
42:挿通ボルト孔
5:副載置板
6:支持枠
61:支持棒
7:テーブル脚枠
71:脚棒
72:保持棒
721:第1傾斜棒
722:第2傾斜棒
8:枠体ユニット
81:収納棒
811:本体
812:垂直部
813:連接部