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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022086154
(43)【公開日】2022-06-09
(54)【発明の名称】情報処理装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/42 20060101AFI20220602BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20220602BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20220602BHJP
【FI】
B41J29/42 F
H04N1/00 127B
B41J29/38 202
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020198014
(22)【出願日】2020-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】川口 真史
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061CQ10
2C061CQ36
2C061HJ07
2C061HK11
2C061HN04
2C061HN05
2C061HN19
2C061HP00
2C061HQ06
2C061HV05
2C061HV38
5C062AA05
5C062AA14
5C062AA29
5C062AB20
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB42
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC35
5C062AC38
5C062AE15
(57)【要約】
【課題】画像処理装置の設定を行う情報処理装置であって、設定操作が可能な機会を増やす技術を提供すること。
【解決手段】PC1のメモリ12には設定アプリ22とブラウザ23とが記憶され、MFP3はEWS(埋め込みウェブサーバ)40を備えEWSページを提供する。CPU11は、設定アプリ22により、通信IF14を介してMFP3のEWS40にアクセスし、EWS40からEWSページデータ42を受信してメモリ12に保存する。CPU11は、設定アプリ22により、EWSページの表示指示に応じてEWS40にアクセスし、EWS40からEWSページデータ42を受信した場合、受信したEWSページをブラウザ23によってユーザIF13に表示させ、所定の条件を満たした場合、メモリ12に保存されたEWSページをブラウザ23によってユーザIF13に表示させ、表示されたEWSページを介して受け付けた設定情報をメモリ12に保存する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信インタフェースと、
ユーザインタフェースと、
メモリと、
コンピュータと、
を備える情報処理装置において、
前記メモリには、画像処理装置に処理を要求する機能を有するプログラムである画像処理プログラムと、ウェブページを前記ユーザインタフェースに表示させるプログラムであるブラウザと、が記憶され、前記画像処理装置は、ウェブサーバとして機能させるためのプログラムである埋め込みウェブサーバを備え、前記埋め込みウェブサーバは、前記画像処理装置の設定を受け付けるウェブページを提供し、
前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、
前記通信インタフェースを介して、前記埋め込みウェブサーバにアクセスし、前記埋め込みウェブサーバから前記ウェブページを受信し、受信した前記ウェブページを前記メモリに保存するウェブページ保存処理を実行し、
さらに前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、
前記埋め込みウェブサーバが提供する前記ウェブページの表示指示を、前記ユーザインタフェースを介して受け付けたことに応じて、前記通信インタフェースを介して前記画像処理装置の前記埋め込みウェブサーバにアクセスし、前記埋め込みウェブサーバから前記ウェブページを受信した場合、受信した前記ウェブページを、前記ブラウザを実行することにより、前記ユーザインタフェースに表示させる第1表示処理と、
所定の条件を満たした場合に、前記ウェブページ保存処理にて前記メモリに保存された前記ウェブページを、前記ブラウザを実行することにより、前記ユーザインタフェースに表示させる第2表示処理と、
前記第2表示処理にて表示された前記ウェブページを介して受け付けた前記画像処理装置の設定内容を示す設定情報を、前記メモリに保存する設定保存処理と、
を実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載する情報処理装置において、
前記コンピュータは、
前記第2表示処理では、前記第1表示処理において前記埋め込みウェブサーバから前記ウェブページを受信できなかったことを前記所定の条件として、前記所定の条件を満たした場合、前記メモリに保存した前記ウェブページを、前記ブラウザを実行することにより、前記ユーザインタフェースに表示させる、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載する情報処理装置において、
前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、
前記画像処理装置との通信がオフラインからオンラインになった場合に、前記メモリに保存された前記設定情報を、前記通信インタフェースを介して前記画像処理装置に送信する自動送信処理を実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載する情報処理装置において、
前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、前記メモリに保存された前記設定情報を前記画像処理装置に送信する送信指示を、前記ユーザインタフェースを介して受け付けた場合、
前記メモリに保存された前記設定情報を、前記通信インタフェースを介して前記画像処理装置に送信する手動送信処理を実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する情報処理装置において、
前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、
処理を要求する対象の装置の選択を受け付ける選択処理を実行し、
さらに前記コンピュータは、
前記選択処理にて前記画像処理装置が選択された場合に、前記ウェブページ保存処理を実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する情報処理装置において、
前記コンピュータは、
前記メモリに保存された前記設定情報を、前記通信インタフェースを介して前記画像処理装置に送信した場合、前記画像処理装置の設定内容を前記画像処理装置に送信したことを、前記ユーザインタフェースに報知させる報知処理を実行する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置のコンピュータに、
前記情報処理装置の通信インタフェースを介して、ウェブサーバとして機能させるためのプログラムである埋め込みウェブサーバにアクセスし、前記埋め込みウェブサーバからウェブページを受信し、受信した前記ウェブページを前記情報処理装置のメモリに保存するウェブページ保存処理を実行させ、前記埋め込みウェブサーバは、画像処理装置に組み込まれており、前記画像処理装置の設定を受け付ける前記ウェブページを提供し、
さらに前記コンピュータに、
前記埋め込みウェブサーバが提供する前記ウェブページの表示指示を、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して受け付けたことに応じて、前記通信インタフェースを介して前記画像処理装置の前記埋め込みウェブサーバにアクセスし、前記埋め込みウェブサーバから前記ウェブページを受信した場合、受信した前記ウェブページを、前記情報処理装置に組み込まれたブラウザによって、前記ユーザインタフェースに表示させる第1表示処理と、
所定の条件を満たした場合に、前記ウェブページ保存処理にて前記メモリに保存された前記ウェブページを、前記ブラウザによって、前記ユーザインタフェースに表示させる第2表示処理と、
前記第2表示処理にて表示された前記ウェブページを介して受け付けた前記画像処理装置の設定内容を示す設定情報を、前記メモリに保存する設定保存処理と、
を実行させる、
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、画像処理装置の設定を行う情報処理装置、および情報処理装置にインストールされるプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、特許文献1に開示されているように、画像処理装置が、ウェブサーバとして機能させるためのプログラムである埋め込みウェブサーバ(Embedded Web Server、以下「EWS」とする)を備え、EWSによって提供されるウェブページを介して、PC等の情報処理装置から、画像処理装置の設定を行う技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-031373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
情報処理装置から画像処理装置の設定を行う場合、画像処理装置の電源がオンになっていない、通信障害が発生している等、画像処理装置に設定内容を反映できない状況にあると、EWSのウェブページを表示できない。そのため、画像処理装置の設定を行う機会が限定的になり、ユーザにとって不便である。
【0005】
本明細書は、画像処理装置の設定を行う情報処理装置であって、設定操作が可能な機会を増やす技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題の解決を目的としてなされた情報処理装置は、通信インタフェースと、ユーザインタフェースと、メモリと、コンピュータと、を備える情報処理装置において、前記メモリには、画像処理装置に処理を要求する機能を有するプログラムである画像処理プログラムと、ウェブページを前記ユーザインタフェースに表示させるプログラムであるブラウザと、が記憶され、前記画像処理装置は、ウェブサーバとして機能させるためのプログラムである埋め込みウェブサーバを備え、前記埋め込みウェブサーバは、前記画像処理装置の設定を受け付けるウェブページを提供し、前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、前記通信インタフェースを介して、前記埋め込みウェブサーバにアクセスし、前記埋め込みウェブサーバから前記ウェブページを受信し、受信した前記ウェブページを前記メモリに保存するウェブページ保存処理を実行し、さらに前記コンピュータは、前記画像処理プログラムを実行することにより、前記埋め込みウェブサーバが提供する前記ウェブページの表示指示を、前記ユーザインタフェースを介して受け付けたことに応じて、前記通信インタフェースを介して前記画像処理装置の前記埋め込みウェブサーバにアクセスし、前記埋め込みウェブサーバから前記ウェブページを受信した場合、受信した前記ウェブページを、前記ブラウザを実行することにより、前記ユーザインタフェースに表示させる第1表示処理と、所定の条件を満たした場合に、前記ウェブページ保存処理にて前記メモリに保存された前記ウェブページを、前記ブラウザを実行することにより、前記ユーザインタフェースに表示させる第2表示処理と、前記第2表示処理にて表示された前記ウェブページを介して受け付けた前記画像処理装置の設定内容を示す設定情報を、前記メモリに保存する設定保存処理と、を実行する、ことを特徴としている。
【0007】
本明細書に開示される情報処理装置は、あらかじめ画像処理装置の埋め込みウェブサーバ(EWS)から画像処理装置の設定を受け付けるウェブページを取得して保存しておき、所定の条件を満たした場合、保存しておいたウェブページを表示し、画像処理装置の設定を受け付けて設定内容を保存する。これにより、例えば、画像処理装置の設定が不能となっている場合でも画像処理装置の設定が可能となり、画像処理装置の設定可能な機会が増える。
【0008】
上記情報処理装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、画像処理装置の設定を行う情報処理装置であって、設定操作が可能な機会を増やす技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本形態のシステムの電気的構成を示すブロック図である。
図2】EWSページの例を示す説明図である。
図3】EWSページの例を示す説明図である。
図4】MFP設定処理の手順を示すフローチャートである。
図5】設定開始処理の手順を示すフローチャートである。
図6】アクセス不能処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本実施の形態にかかるシステムについて、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」とする)と、複合機(以下、「MFP」とする)と、を含むシステムである。
【0012】
本形態のシステム100は、例えば、図1に示すように、PC1と、MFP3と、MFP5と、を含み、これらがそれぞれインターネット200に接続可能な構成となっている。PC1は、情報処理装置の一例である。MFP3およびMFP5は、プリント、スキャン等の各種の画像処理機能を実行可能な装置である。MFP3およびMFP5は、画像処理装置の一例である。
【0013】
本形態のPC1は、図1に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含むコントローラ10を備えている。CPU11は、コンピュータの一例である。また、PC1は、ユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)13と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)14と、を備え、これらがコントローラ10に電気的に接続されている。
【0014】
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12には、図1に示すように、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)21と、MFP情報設定用アプリケーションプログラム(以下、「設定アプリ」とする)22と、ブラウザ23と、を含む、各種のプログラムや各種のデータが記憶されている。メモリ12は、各種の処理が実行される際の作業領域としても利用される。CPU11が備えるバッファも、メモリの一例である。
【0015】
OS21は、例えば、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)である。設定アプリ22は、MFP3に処理を要求する機能を有するプログラムであり、画像処理プログラムの一例である。設定アプリ22の詳細については、後述する。ブラウザ23は、ウェブページをユーザIF13に表示させるプログラムである。
【0016】
ユーザIF13は、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザIF13は、情報を表示可能なディスプレイと、入力受付機能を有するマウスやキーボード等と、の組であっても良いし、表示機能と入力受付機能とを備えるタッチパネルであっても良い。
【0017】
通信IF14は、少なくともインターネット200に接続可能な構成を含み、MFP3等の外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF14の通信規格は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などである。PC1は、複数の通信規格に対応する複数の通信IF14を備えていてもよい。
【0018】
本形態のMFP3は、図1に示すように、CPU31と、メモリ32と、を含むコントローラ30を備えている。また、MFP3は、ユーザIF33と、通信IF34と、画像形成部35と、画像読取部36と、を備え、これらがコントローラ30に電気的に接続されている。なお、図1中のコントローラ10、30は、PC1やMFP3の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にPC1やMFP3に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
【0019】
CPU31は、メモリ32から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作に基づいて、各種の処理を実行する。メモリ32には、埋め込みウェブサーバ(以下、「EWS」とする)40を含む各種のプログラムや各種のデータが記憶されている。EWS40は、MFP3をウェブサーバとして機能させるためのプログラム群であり、例えば、EWSプログラム41と、EWSページデータ42と、を含む。なお、メモリ12、32の一例は、PC1やMFP3に内蔵されるROM、RAM、HDD等に限らず、CPU11、31が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体、例えば、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体であっても良い。
【0020】
ユーザIF33は、情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。ユーザIF33は、表示機能と操作受付機能とを備えるタッチパネルであっても良いし、情報を表示する機能を有する表示部と、入力操作を受け付けるボタン等との組であっても良い。
【0021】
通信IF34は、少なくともインターネット200に接続可能な構成を含み、PC1等の外部装置と通信を行うためのハードウェアを含む。通信IF34の通信規格は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などである。MFP3は、複数の通信規格に対応する複数の通信IF34を備えていてもよい。
【0022】
画像形成部35は、シート等の印刷媒体に画像データに基づく画像を印刷する構成を含む。画像形成部35の画像形成方式は、例えば、電子写真方式、インクジェット方式である。画像読取部36は、原稿の画像を読み取って、画像データを取得する構成を含む。
【0023】
本形態のMFP5は、MFP3と同様の構成を有し、MFP3と同様のEWSを備える装置である。MFP5の動作は、MFP3と同様であり、以下では、MFP3について代表して説明する。なお、MFP5は、MFP3と同じモデルの装置であっても良いし、同様の機能を有する異なるモデルの装置であっても良い。
【0024】
本形態のMFP3は、EWS40によって、外部装置とHTTPプロトコルに従った通信を行うことでウェブページを提供するウェブサーバとして機能する。具体的には、MFP3は、EWSプログラム41を常駐させて、HTTPリクエストの受信を監視している。MFP3は、HTTPリクエストを受け付けた場合に、EWSページデータ42に基づくHTML形式のウェブページを生成し、生成したウェブページのデータを含むHTTPレスポンスを、HTTPリクエストの送信元の装置に宛てて送信する。
【0025】
例えば、PC1は、ブラウザ23にてMFP3のEWS40に対応するURLが指定されると、通信IF14を介してEWS40にアクセスし、HTTPリクエストをMFP3に送信する。PC1は、MFP3から受信したHTTPレスポンスに基づいて、ブラウザ23によってユーザIF13にウェブページを表示する。以下では、MFP3に送信されるHTTPリクエストを、「EWSリクエスト」とし、MFP3のEWS40によって提供され、PC1がユーザIF13に表示するウェブページを、「EWSページ」とする。
【0026】
本形態のMFP3は、PC1からEWSリクエストを受信すると、EWSページデータ42をメモリ32から読み出し、読み出したページデータをPC1に送信する。EWSページデータ42には、例えば、MFP3のステータス、メンテナンス情報、使用状況、を含むEWSページのページデータが含まれる。PC1のブラウザ23は、受信したページデータに基づいて、ユーザIF13にEWSページを表示させる。本形態のMFP3は、例えば、図2に示すように、EWSページ51として、モデルXXのMFP3のステータス情報52を含むページデータを備えている。このステータス情報52には、例えば、「デバイスの状態」、「言語」、「デバイスの場所」の各項目の情報が含まれる。
【0027】
EWSページ51には、図2に示すように、複数のタブが設けられ、タブへの操作を受け付けることで、PC1のブラウザ23は、表示内容を切り替えて表示する。図2に示しているのは、基本設定タブ51Aが選択されている状態である。例えば、ユーザによってプリンタ設定タブ51Bへの操作を受け付けると、PC1は、図3に示すように、MFP3の印刷に関する各種の設定を受け付けるページを表示する。
【0028】
EWSページ51には、ユーザによる入力操作を受け付け可能な項目が含まれる。例えば、図2に示す基本設定タブ51Aの「言語」の項目や、図3に示すプリンタ設定タブ51Bの用紙種類、用紙サイズ等の各印刷設定項目は、PC1のユーザによる選択を受け付け可能な項目である。PC1のブラウザ23は、表示中のEWSページ51中の受け付け可能な項目への操作を受け付けた場合、受け付けた入力操作に基づいた設定内容を示す設定情報を、表示中のEWSページ51に対応するMFP3に送信する。MFP3は、EWS40を介して受信した設定情報に基づいて、自装置の設定を変更する。なお、EWSページ51では、さらに、ネットワーク情報の変更、スキャン設定の変更なども受け付け可能であっても良い。
【0029】
続いて、設定アプリ22によるMFP設定処理の手順について、図4のフローチャートを参照して説明する。MFP設定処理は、設定アプリ22が起動されたことを契機に、PC1のCPU11にて実行される。なお、以下の各処理や各処理ステップは、基本的に、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理を示す。本明細書では、OSの記載を省略して各プログラムの動作を説明する。また、プログラムに記述された命令に従ったCPU11の処理をCPUを省略した文言で記載することがある。
【0030】
MFP設定処理では、CPU11は、設定対象のMFPの選択指示を受け付けたか否かを判断する(S101)。S101は、選択処理の一例である。設定アプリ22は、画像処理を行わせる対象の装置であって、設定対象となるMFPの選択を受け付ける。設定アプリ22は、例えば、MFPの選択を開始する指示を受け付けると、MFPの検索を行い、応答のあったMFPの一覧を表示してユーザの選択を受け付ける。なお、文書編集プログラム等の印刷指示を受け付けるプログラムにて、印刷を実行させる装置の変更指示を受け付けた場合に、PC1は、設定アプリ22を起動しても良い。その場合、設定アプリ22は、設定対象のMFPの選択指示を受け付けたと判断しても良い。以下では、MFP3が選択された場合について説明する。
【0031】
MFPの選択指示を受け付けたと判断した場合(S101:YES)、CPU11は、通信IF14を介してインターネット200に接続し、選択されたMFPであるMFP3のEWS40にアクセスする(S103)。なお、設定アプリ22は、EWS40のURLを予め取得して、メモリ12に記憶している。設定アプリ22は、EWS40のURLを、例えば、MFP3との通信によって取得しても良いし、ユーザの入力によって取得しても良い。
【0032】
さらに、CPU11は、MFP3からEWSページデータ42を受信する(S104)。具体的には、CPU11は、通信IF14を介してMFP3にEWSリクエストを送信する。MFP3は、EWSリクエストに応じて、EWSページデータ42をメモリ32から読み出してPC1に送信する。CPU11は、受信したEWSページデータ42に基づくウェブページであるEWSページ51をメモリ12に保存する(S105)。S105は、ウェブページ保存処理の一例である。MFP3が選択された場合にウェブページを取得して保存することで、CPU11は、後述する手順において、画像処理の対象の装置に対応するウェブページを、その装置との通信を行うことなく表示できる。
【0033】
MFPの選択指示を受け付けていないと判断した場合(S101:NO)、CPU11は、MFPの設定を開始する指示を受け付けたか否かを判断する(S111)。設定開始の指示を受け付けたと判断した場合(S111:YES)、CPU11は、設定開始処理を実行する(S112)。設定開始処理の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0034】
設定開始処理では、CPU11は、選択中のMFPであるMFP3との通信を試行し(S201)、MFP3のEWS40にアクセス可能であるか否かを判断する(S202)。アクセス可能であると判断した場合(S202:YES)、CPU11は、設定情報がメモリ12に記憶されているか否かを判断する(S203)。設定情報は、MFP3に設定を行わせる設定内容を示す情報である。本形態の設定アプリ22は、例えば、MFP3との通信が不可能な状態でも設定指示を受け付け、受け付けた内容を設定情報としてメモリ12に記憶する。設定情報をメモリ12に記憶する手順については、後述する。
【0035】
設定情報が記憶されていると判断した場合(S203:YES)、CPU11は、記憶されている設定情報をMFP3に送信する(S204)。S204は、自動送信処理の一例である。例えば、MFP3との通信がオフライン状態で受け付けた設定内容は、MFP3の設定に反映されていない。MFP3との通信がオンラインであって設定情報を記憶している場合、その設定情報を自動的にMFP3に送信することで、記憶している設定を速やかにMFP3に反映させることができる。
【0036】
MFP3は、設定情報を受信すると、設定情報によって示される設定内容に応じて、自装置の設定を行い、設定完了を示す完了通知をPC1に送信する。CPU11は、MFP3から完了通知を受信すると、送信済みの設定情報をメモリ12から削除する(S205)。さらに、CPU11は、設定情報を送信したことを示すメッセージを、ユーザIF13に表示させる(S206)。S206は、報知処理の一例である。MFP3を設定するための設定情報をMFP3に送信したことを報知することで、ユーザの知らない間にMFP3の設定が変更されてしまうことによるユーザの困惑を回避できる。なお、設定情報を送信後、所定時間が経過しても完了通知を受信しない場合、CPU11は、S205とS206をスキップしてS211に進む。CPU11は、完了通知を受信するまで、リトライしても良い。
【0037】
S206の後、または、設定情報が記憶されていないと判断した場合(S203:NO)、CPU11は、MFP3のEWS40にアクセスして、EWSページデータ42を受信する(S211)。さらに、CPU11は、MFP3から受信したEWSページデータ42をブラウザ23に渡すことで、ブラウザ23にEWSページ51を表示させる(S212)。S212は、第1表示処理の一例である。これにより、ユーザIF13には、例えば、図2に示したように、MFP3のステータス情報を含むEWSページ51が表示される。なお、S204にて設定情報を送信した場合、S212にて表示されるEWSページ51には、その設定情報によって示される設定内容が反映されている。
【0038】
さらに、CPU11は、表示中のEWSページ51にて、MFP3の設定指示を受け付けたか否かを判断する(S221)。設定指示を受け付けていないと判断した場合(S221:NO)、CPU11は、設定終了の指示を受け付けたか否かを判断する(S222)。設定終了の指示も受け付けていないと判断した場合(S222:NO)、CPU11は、設定指示または設定終了の指示を受け付けるまで待機する。
【0039】
MFP3の設定指示を受け付けたと判断した場合(S221:YES)、CPU11は、受け付けた設定内容を示す設定情報をMFP3に送信する(S223)。MFP3は、受信した設定情報に基づいて、自装置を設定し、必要に応じて、設定後の状態を示すEWSページ51のページデータをPC1に送信する。これにより、CPU11は、EWSページ51の表示を変更する(S224)。つまり、PC1は、変更後のページデータを受信してブラウザ23に渡すことで、ブラウザ23によって、変更後のEWSページ51が表示される。S224にて表示を変更した後、CPU11は、S221に戻り、設定指示または設定終了の指示を受け付ける。
【0040】
設定終了の指示を受け付けたと判断した場合(S222:YES)、CPU11は、その時点で表示されている最新のEWSページ51をメモリ12に保存する(S225)。S225は、MFP設定処理のS105と同様の処理であり、ウェブページ保存処理の一例である。EWS40を介してMFP3の設定を行った場合、設定後の最新のウェブページを保存することで、CPU11は、後述する手順において、最新のウェブページを表示できる。さらに、CPU11は、EWSページ51の表示を終了し(S226)、設定開始処理を終了して、MFP設定処理に戻る。CPU11は、ブラウザ23を終了させても良い。
【0041】
一方、MFP3のEWS40へのアクセスが不可能であると判断した場合(S202:NO)、CPU11は、アクセス不能処理を実行する(S231)。アクセス不能処理は、例えば、設定対象であるMFP3とPC1との通信がオフラインである場合に実行される処理である。例えば、PC1とMFP3との少なくとも一方がインターネット200に接続されていない等、PC1とMFP3とが通信できない場合には、PC1は、MFP3のEWS40にアクセスできないことから、EWS40を介してMFP3の設定を行うことができない。PC1とMFP3との通信がオフラインである条件は、所定の条件の一例である。
【0042】
なお、アクセス不能処理の実行条件は、MFP3の電源オフや通信障害等、通信が物理的に不可能であることに限らず、MFP3からEWSページデータ42を受信せずに設定を行う条件を含む。例えば、MFP3にてEWS40に送信ロック設定がなされている場合やMFP3のEWS40が他のPC等からアクセスされている場合など、MFP3がEWS40へのアクセスを受け付けてもEWSページデータ42の送信を制限している条件も含む。また、設定アプリ22は、例えば、設定情報を後で送信する指示、つまり、PC1にてMFP3との通信を行わずにMFP3の設定指示を記憶させる指示を受け付けても良く、その指示を受け付けた場合も、アクセス不能処理の実行条件を満たす。
【0043】
アクセス不能処理の手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。アクセス不能処理では、CPU11は、メモリ12にEWSページ51が保存されているか否かを判断する(S301)。例えば、MFP設定処理のS105、または、設定開始処理のS225にてEWSページ51を保存した場合、メモリ12にEWSページ51が保存されている。メモリ12にEWSページ51が保存されていると判断した場合(S301:YES)、CPU11は、保存中のEWSページ51をブラウザ23に渡すことで、ブラウザ23によってEWSページ51をユーザIF13に表示させる(S302)。S302は、第2表示処理の一例である。メモリ12にEWSページ51が保存されている場合、CPU11は、MFP3から受信する代わりに、メモリ12から読み出したEWSページ51を表示させることができる。
【0044】
さらに、CPU11は、表示させたEWSページ51にて、MFP3の設定指示を受け付けたか否かを判断する(S311)。設定指示を受け付けていないと判断した場合(S311:NO)、CPU11は、設定終了の指示を受け付けたか否かを判断する(S312)。設定終了の指示も受け付けていないと判断した場合(S312:NO)、CPU11は、設定指示または設定終了の指示を受け付けるまで待機する。
【0045】
MFP3の設定指示を受け付けたと判断した場合(S311:YES)、CPU11は、受け付けた設定内容を示す設定情報をメモリ12に記億する(S313)。S313は、設定保存処理の一例である。既に保存されている設定情報が有る場合、CPU11は、受付順の情報と共に設定情報を追加して記億する。なお、前述した設定開始処理のS204にて設定情報を送信する際に、複数の設定情報が記憶されている場合には、CPU11は、受付順に従って、記憶されている全ての設定情報を送信する。
【0046】
さらに、CPU11は、受け付けた設定指示に従って、ブラウザ23にEWSページ51の表示を更新させ(S314)、さらに、設定情報を保存したことを示すメッセージをユーザIF13に表示させる(S315)。EWS40へのアクセスができない状態では、CPU11は、EWS40を介してMFP3に設定情報を送信できないため、MFP3は、まだ設定されていない。CPU11は、S314では、設定内容を適用した場合を想定して、ブラウザ23にEWSページ51の表示を更新させ、S315では、設定が適用されていないことをユーザに報知する。S315の後、CPU11は、S311に戻り、設定指示または設定終了の指示を受け付ける。
【0047】
設定終了の指示を受け付けたと判断した場合(S312:YES)、CPU11は、表示中のEWSページ51の表示を終了し(S316)、アクセス不能処理を終了して、設定開始処理に戻る。CPU11は、ブラウザ23を終了させても良い。なお、CPU11は、設定指示と設定終了指示以外に、例えば、保存済みの設定情報の表示指示や削除指示を受け付けても良い。CPU11は、設定開始処理に戻り、S231のアクセス不能処理の後、設定開始処理を終了して、MFP設定処理に戻る。
【0048】
図4のMFP設定処理の説明に戻る。S105にてEWSページを保存した後、または、S112の設定開始処理の後、CPU11は、S101に戻り、設定対象のMFPの変更指示を受け付けたか否かを判断する。
【0049】
MFPの選択指示もMFPの設定を開始する指示も受け付けていないと判断した場合(S111:NO)、CPU11は、設定情報の送信指示を受け付けたか否かを判断する(S121)。設定情報は、前述したアクセス不能処理のS313にてメモリ12に記憶される情報であり、EWS40にアクセスすることなくPC1にて受け付けた設定内容を示す情報である。CPU11は、メモリ12に記憶されている設定情報に基づいて、MFP3に設定を適用するユーザの明示的な指示を受け付け、その指示を受け付けた場合に、設定情報の送信を試行する。なお、設定情報の送信指示は、メモリ12に設定情報が記憶されている場合にのみ受け付けるとしても良い。
【0050】
設定情報の送信指示も受け付けていないと判断した場合(S121:NO)、CPU11は、MFPの設定を終了する指示を受け付けたか否かを判断する(S131)。終了指示も受け付けていないと判断した場合(S131:NO)、CPU11は、S101に戻り、MFPの選択指示、MFPの設定の開始指示、設定情報の送信指示、終了指示、のいずれかを受け付けるまで待機する。
【0051】
設定情報の送信指示を受け付けたと判断した場合(S121:YES)、CPU11は、まず、MFP3との通信を試行し(S122)、通信可能であるか否かを判断する(S123)。通信可能であると判断した場合(S123:YES)、CPU11は、メモリ12に記憶されている設定情報をMFP3に送信する(S124)。S124は、送信指示に応じて設定情報を送信する処理であり、手動送信処理の一例である。なお、この場合、CPU11は、EWS40にアクセスして、EWS40を介して設定情報を送信しても良いし、EWS40にアクセスせずに、設定情報のみをMFP3に送信しても良い。
【0052】
MFP3は、設定情報を受信すると、設定情報によって示される設定内容に応じて、自装置の設定を行い、完了通知をPC1に送信する。MFP3は、設定結果を示す情報をPC1に送信しても良い。メモリ12に保存している設定内容をユーザからの送信指示に応じて送信することで、EWS40にアクセスできない期間に設定した内容を、ユーザの意思に基づいてMFP3に反映させることができる。
【0053】
MFP3から完了通知を受信すると、CPU11は、送信済みの設定情報をメモリ12から削除する(S125)。さらに、CPU11は、設定情報を送信したことを示すメッセージを、ユーザIF13に表示させる(S126)。S126は、報知処理の一例である。MFP3に、設定情報を送信したことを報知することで、ユーザの知らない間にMFP3の設定が変更されてしまうことによるユーザの困惑を回避できる。
【0054】
設定情報の送信指示を受け付けたものの、MFP3との通信が不可能であるなど、MFP3に設定情報を送信できない状態であると判断した場合(S123:NO)、CPU11は、設定情報の送信に失敗したことを示すメッセージを、ユーザIF13に表示させる(S127)。S126またはS127の後、CPU11は、S101に戻り、MFPの選択指示、MFPの設定の開始指示、設定情報の送信指示、終了指示、のいずれかを受け付けるまで待機する。そして、終了指示を受け付けたと判断した場合(S131:YES)、CPU11は、MFP設定処理を終了する。
【0055】
以上、詳細に説明したように、本形態のPC1は、あらかじめMFP3のEWS40からMFP3の設定を受け付けるEWSページデータ42を取得して保存しておき、所定の条件を満たした場合、保存しておいたウェブページを表示し、MFP3の設定を受け付けて設定情報を保存する。本形態のPC1によれば、例えば、MFP3との通信が不可能となっていてもMFP3の設定指示を受け付け可能であり、MFP3の設定可能な機会が増える。
【0056】
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。従って本明細書に開示される技術は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、画像処理装置の一例は、MFPに限らず、一般的な家庭用ないしオフィス用プリンタ、スキャナ、ミシン、ラベルプリンタ、産業用プリンタ、3Dプリンタ、画像データに従った加工を行う工作機械等、画像処理機能とインターネット200への接続機能とを備えるものであれば適用可能である。
【0057】
また、本明細書にて図示した画面の態様は、いずれも一例であり、各画面の配置や含まれる文言等はこれらの図の態様に限るものではない。また、ユーザへの報知のタイミングや報知内容は、適宜変更可能である。
【0058】
また、例えば、本形態では、EWS40にアクセス可能であると判断した場合と、ユーザの送信指示を受け付けた場合と、のいずれでも記憶している設定情報をMFP3に送信するとしたが、いずれか一方のみでも良い。例えば、ユーザによる送信指示は受け付けなくても良い。また、例えば、ユーザの送信指示を受け付けるまで、自動的には設定情報を送信しないとしても良い。
【0059】
また、例えば、本形態では、画像処理の対象のMFPの選択を受け付けた場合に、選択されたMFPのウェブページデータを保存するとしたが、これに限らない。例えば、接続されている全ての画像処理装置のウェブページデータを、それぞれ、装置の識別情報に対応付けて保存しても良い。また、例えば、画像処理装置のEWSに定期的にアクセスし、常時、最新のウェブページデータを保存するとしても良い。
【0060】
また、例えば、本形態では、MFPの選択指示を受け付けた場合、MFPの検索を行って一覧を表示するとしたが、検索しなくても良い。設定アプリ22は、例えば、予めOS21等に登録されているMFPの一覧からの選択を受け付けても良い。その場合、設定アプリ22は、選択されたMFPのEWSへのアクセスを試行し、アクセス不能の場合にはS103~S105をスキップすればよい。
【0061】
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
【0062】
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
【符号の説明】
【0063】
1 PC
3 MFP
11 CPU
12 メモリ
13 ユーザIF
14 通信IF
図1
図2
図3
図4
図5
図6