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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022086663
(43)【公開日】2022-06-09
(54)【発明の名称】インサートカップ
(51)【国際特許分類】
   A47G 19/22 20060101AFI20220602BHJP
   A47G 19/00 20060101ALI20220602BHJP
【FI】
A47G19/22 P
A47G19/00 H
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020198805
(22)【出願日】2020-11-30
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-04-07
(71)【出願人】
【識別番号】520471472
【氏名又は名称】ピーワンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高橋 透友
【テーマコード(参考)】
3B001
【Fターム(参考)】
3B001AA02
3B001CC35
3B001DB08
(57)【要約】
【課題】カップホルダから容易に取り外せるインサートカップを提供する。
【解決手段】インサートカップ1は、飲料を収容する役割を果たす胴部と、胴部の下側に配置されている被保持部12と、被保持部12より下側に配置されている被押圧部13を備える。被保持部12は、カップホルダ2の突起部24により保持される部分である。被押圧部13は、カップホルダ2に装着されたインサートカップ1をカップホルダ2から取り外す際に、利用者の指先で押される部分である。被押圧部13は、底から平面視した場合の外縁の形状が非円形である。利用者は、剛性の高い被押圧部13の外縁部分のうち内側に位置している部分を押すことにより、インサートカップ1がカップホルダ2に強く保持されていても、指先をカップホルダ2の基部22にぶつけることなく、カップホルダ2からインサートカップ1を容易に取り外すことができる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップホルダに装着された状態において前記カップホルダの突起部により保持される第1の部分と、前記第1の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第2の部分と
を備えるインサートカップ。
【請求項2】
底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分に、外側に位置する部分より剛性が高い部分を有する
請求項1に記載のインサートカップ。
【請求項3】
底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分に、外側に位置する部分より曲率が大きい部分を有する
請求項1又は2に記載のインサートカップ。
【請求項4】
底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁が、前記第1の部分の外縁よりも内側に位置する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインサートカップ。
【請求項5】
底を平面視した場合の前記第1の部分の外縁の形状が円の一部を内側に凹ませた形状である
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインサートカップ。
【請求項6】
前記第2の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第3の部分を備える
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインサートカップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はインサートカップに関する。
【背景技術】
【0002】
オフィス等において、コーヒー等の飲料用の容器として、カップホルダにインサートカップと呼ばれるコップを装着したものが普及している。
【0003】
例えば、特許文献1には、カップホルダに装着されて使用される使い捨てのインサートカップを嵩張ることなく破棄できるようにするダストボックスが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7-247002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カップホルダは繰り返し使用され、インサートカップは使い捨てられることが想定されている。使用後のインサートカップは、通常、破棄する人(以下、利用者という)がカップホルダを手で持った状態で、カップホルダの底部側に突出するインサートカップの底部を指先で押すことにより、カップホルダから取り外される。このようにすることにより、インサートカップの飲み口に手を触れずに取り外すことができる。
【0006】
使い捨てられるインサートカップは、コスト低減のために、可能な限り薄く製造されることが求められる。そのため、インサートカップをカップホルダから取り外す際、カップホルダがインサートカップをしっかりとホールドしていると、利用者の指先で押されたインサートカップの底部が変形し、カップホルダからインサートカップが外れにくい場合がある。
【0007】
インサートカップの板厚を厚くし、インサートカップの剛性を高めると、上記の問題は軽減される。ただし、板厚を厚くすると1個当たりのインサートカップの製造コストが増加する。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑み、従来技術に係るインサートカップと比較し、カップホルダから容易に取り外せるインサートカップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、カップホルダに装着された状態において前記カップホルダの突起部により保持される第1の部分と、前記第1の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第2の部分とを備えるインサートカップを第1の態様として提案する。
【0010】
第1の態様に係るインサートカップによれば、従来技術に係るインサートカップと比較し、底部の剛性の高い部分が底を平面視した場合の内側に位置するため、利用者はカップホルダからインサートカップを取り外し易い。
【0011】
第1の態様に係るインサートカップにおいて、底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分に、外側に位置する部分より剛性が高い部分を有する、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
【0012】
第1又は第2の態様に係るインサートカップにおいて、底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分に、外側に位置する部分より曲率が大きい部分を有する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
【0013】
第2又は第3の態様に係るインサートカップによれば、底を平面視した場合の第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分がより高い剛性を有するため、利用者はカップホルダからインサートカップをより取り外し易い。
【0014】
第1乃至第3のいずれかの態様に係るインサートカップにおいて、底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁が、前記第1の部分の外縁よりも内側に位置する、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
【0015】
第4の態様に係るインサートカップによれば、第2の部分が第1の部分よりも底を平面視した場合の内側に位置しないインサートカップと比較し、利用者が底部を押し易い。
【0016】
第1乃至第4のいずれかの態様に係るインサートカップにおいて、底を平面視した場合の前記第1の部分の外縁の形状が円の一部を内側に凹ませた形状である、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
【0017】
第5の態様に係るインサートカップによれば、底を平面視した場合の前記第1の部分の外縁の形状が円である場合と比較し、底部の剛性が高くなるため、利用者はカップホルダからインサートカップを取り外し易い。
【0018】
第1乃至第5のいずれかの態様に係るインサートカップにおいて、前記第2の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第3の部分を備える、という構成が第6の態様として採用されてもよい。
【0019】
第6の態様に係るインサートカップによれば、第3の部分を備えない場合と比較し、底部の剛性が高くなるため、利用者はカップホルダからインサートカップを取り外し易い。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】一実施形態に係るインサートカップの斜視図。
図2】一実施形態に係るインサートカップの底面図。
図3】一実施形態に係るカップホルダの斜視図。
図4】一実施形態に係るカップホルダの底面図。
図5】一実施形態に係るカップホルダとカップホルダに装着されたインサートカップの縦断面図。
図6】一実施形態に係るカップホルダとカップホルダに装着されたインサートカップの底面図。
図7】従来技術に係るインサートカップとインサートカップが装着されたカップホルダの底面図。
図8】一変形例に係るインサートカップの被押圧部の外縁の形状を例示した図。
図9】一変形例に係るインサートカップの形状を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[実施形態]
以下に本発明の一実施形態に係るインサートカップ1を説明する。図1は、インサートカップ1の斜視図である。インサートカップ1はプラスチック製の有底の容器である。
【0022】
インサートカップ1は、胴部11と、被保持部12(第1の部分の一例)と、被押圧部13(第2の部分の一例)を有する。
【0023】
胴部11は、飲料を収容する役割を果たす部分である。
【0024】
被保持部12は、後述のカップホルダ2にインサートカップ1が装着されたときに、カップホルダ2が有する複数の突起部24により保持される部分である。
【0025】
被押圧部13は、利用者がカップホルダ2に装着されているインサートカップ1をカップホルダ2から取り外す際に、利用者により指先で押圧される部分である。
【0026】
なお、被保持部12及び被押圧部13も中空であり、それらの内側空間は胴部11の内側空間と連続しているため、被保持部12及び被押圧部13にもごく少量であるが飲料の一部が収容される。
【0027】
図2は、インサートカップ1の底を平面視した図(底面図)である。図2に示されるように、被保持部12は、インサートカップ1の底を平面視した場合の外縁の形状が円である。
【0028】
一方、被押圧部13は、インサートカップ1の底を平面視した場合の外縁の形状が非円形であり、より具体的には、円の一部を内側に凹ませた形状である。
【0029】
本願において、インサートカップ1の底を平面視した場合における「内側」とは、インサートカップ1を図1に示すように開口側が上となるように配置した状態で、円形の開口の中心点を通る鉛直方向の直線(以下、中心線という)に近い側を意味する。
【0030】
図3は、インサートカップ1を保持するために用いられるカップホルダ2の斜視図である。また、図4は、カップホルダ2を底側から見た図(底面図)である。カップホルダ2はプラスチックでできており、胴部21と、基部22と、取手23と、複数の突起部24を有する。
【0031】
胴部21は全体として円筒形状の部分であり、上側と下側に開口を有する。なお、カップホルダ2の上側とは基部22と反対側(図3における上側)を意味し、カップホルダ2の下側とは基部22側(図3における下側)を意味する。胴部21はインサートカップ1の胴部11を外側から覆う役割を果たす部分である。
【0032】
基部22は、カップホルダ2が机等の上に置かれた際に机等に接し、カップホルダ2及びカップホルダ2に装着されたインサートカップ1を机等の上に安置させる役割を果たす。基部22は中空であり、上側と下側に開口を有する。基部22の上側の開口は、胴部11の下側の開口と連続している。
【0033】
取手23は、飲料を飲む人等がカップホルダ2を掴む部分である。
【0034】
突起部24は複数あり、胴部21と基部22が接する部分の内側面から内側に向かい突起し、カップホルダ2に装着されるインサートカップ1の被保持部12を外側から保持する役割を果たす。複数の突起部24は、水平面上の円周上に等角度間隔で配置されている。なお、図4の例では突起部24の数は8つであるが、突起部24の数は8つに限られない。
【0035】
図5は、カップホルダ2とカップホルダ2に装着されたインサートカップ1の縦断面図である。また、図6は、カップホルダ2とカップホルダ2に装着されたインサートカップ1を底側から見た図(底面図)である。利用者は、カップホルダ2を保持した状態で、図6に破線の丸で示した部分をカップホルダ2の上側に押すことで、インサートカップ1をカップホルダ2から取り外すことができる。
【0036】
図7は、従来技術に係るインサートカップ9とインサートカップ9が装着されたカップホルダ2を底側から見た図(底面図)である。従来技術に係るインサートカップ9は、底を平面視した場合の被押圧部93の外縁の形状が円である。被押圧部93の中央部分は外縁部分より剛性が低いため、インサートカップ9がカップホルダ2に強く保持されている場合、利用者が被押圧部93の中央部分を指先で押すとその部分が変形し、カップホルダ2からインサートカップ9が外れにくい、という問題がある。一方、利用者は剛性の高い被押圧部93の外縁部分(例えば、図7に破線の丸で示した部分)を押すことで、インサートカップ9をカップホルダ2から容易に取り外すことができる。ただし、被押圧部93の外縁部分は、カップホルダ2の基部22に近いため、利用者の指先が基部22に当たり、被押圧部93の外縁部分を押しにくい、という問題がある。
【0037】
これに対し、インサートカップ1の被押圧部13の外縁部分は、その一部(図6に破線の丸で示した部分)が底を平面視した場合の内側に位置しているため、利用者がその外縁部分を押す際に、指先がカップホルダ2の基部22に当たりにくく、容易にインサートカップ1をカップホルダ2から取り外すことができる。特に、図6に破線の丸で示した部分は、円周状の部分と比べて曲率が大きく、剛性が高くなっており、取り外しがより容易になっている。このように、本発明においては、第2の部分の外縁の形状の剛性が、周方向によって変化するのが好ましく、内側に位置する部分に、それ以外の部分より剛性が高い部分があることがより好ましい。
【0038】
[変形例]
上述したインサートカップ1は本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形されてよい。以下に変形の例を示す。以下の変形例の2以上が適宜、組み合わされてもよい。
【0039】
(1)インサートカップ1の底を平面視した場合の被押圧部13の外縁の形状は、非円形である限り、図2に示した形状に限られない。図8は、被押圧部13の外縁の形状の他の例を示した図である。
【0040】
図8(A)に例示の被押圧部13の外縁の形状は、2箇所において円より内側に凹んだ部分を有する。このように、被押圧部13の外縁の形状は、1箇所において円より内側に凹んだ部分を有する形状に限られず、複数箇所において円より内側に凹んだ部分を有する形状であってもよい。図8(A)に例示の被押圧部13の外縁の形状では、破線の丸で示した部分に円周状の部分と比べて曲率が大きい部分があり、その部分の剛性が特に高くなっている。
【0041】
図8(B)に例示の被押圧部13の外縁の形状は、円より内側に凹んだ部分の形状が、外側に凸の形状である。本願において「円の一部を内側に凹ませた形状」とは、円の一部を構成する部分(図8(B)の例では破線矢印Aで示す部分)と、その円より内側に位置する部分(図8(B)の例では破線矢印Bで示す部分)とで構成される形状を意味し、必ずしも内側に凸の形状でなくてもよい。
【0042】
図8(C)に例示の被押圧部13の外縁の形状は、円より内側に凹んだ部分の形状が途中で屈曲した直線で構成されている。図8(C)に例示の被押圧部13の外縁の形状では、破線の丸で示した部分に円周状の部分と比べて曲率が大きい部分があり、その部分の剛性が特に高くなっている。
【0043】
上述した実施形態において採用されている被押圧部13の外縁の形状(図2参照)や図8(A)~(C)に例示の被押圧部13の外縁の形状は、円の一部を内側に凹ませた形状 である。すなわち、外縁の一部に円弧が含まれる。これに対し、図8(D)~(F)に例示されるように、被押圧部13の外縁の形状が、円弧を含まない非円形の形状であってもよい。
【0044】
なお、図8において、破線の丸で示した部分が、カップホルダ2からインサートカップ1が取り外される際に、利用者により押圧される部分である。
【0045】
(2)本発明に係るインサートカップの胴部及び被保持部の形状は上述した実施形態に係るインサートカップ1の胴部11及び被保持部12の形状に限られない。
【0046】
図9は、胴部及び被保持部の形状がインサートカップ1の胴部11及び被保持部12の形状と異なるインサートカップの一例であるインサートカップ3を示した図である。図9(A)はインサートカップ3の斜視図、図9(B)はインサートカップ3の正面図、図9(C)はインサートカップ3の底面図である。
【0047】
インサートカップ3は、インサートカップ1の胴部11、被保持部12、被押圧部13に対応する部分として、胴部31、被保持部32、被押圧部33を備える。また、インサートカップ3は、被押圧部33より底側に配置された強化部34(第3の部分の一例)を備える。強化部34は被押圧部33の剛性を高める役割を果たす部分である。
【0048】
強化部34は、底を平面視した場合の外縁が、被押圧部33の外縁よりも内側に位置している。そのため、被押圧部33と強化部34の間に段差が生じ、その段差が被押圧部33の剛性を高める。
【0049】
強化部34は中空であり、強化部34の内側空間は、被押圧部33の内側空間と連続している。なお、インサートカップ1においては被押圧部13が底を構成しているが、インサートカップ3においては強化部34が底を構成している。
【0050】
インサートカップ3が有する胴部21は、上の方においては横断面の形状が桜の花びらのような形状であり、下の方においては横断面の形状がハートマークのような形状である。これらの形状も一例であって、例えば、桜の花びらのような形状に代えて、三つ葉や四つ葉のクローバーの形状等が採用されてもよい。
【0051】
インサートカップ3が有する被保持部32、被押圧部33、及び、強化部34は、底を平面視した場合の外縁の形状が、いずれも、円の一部を内側に凹ませた形状である。
【0052】
図9の例のように、本発明に係るインサートカップは、胴部又は被保持部の横断面の形状が非円形であってもよい。ただし、底を平面視した場合の被保持部の外縁の形状は、カップホルダの突起部により保持されるために、少なくとも一部に円弧を有する形状、すなわち、円又は円の一部を内側に凹ませた形状とするのが好ましい。
【0053】
また、図9の例のように、本発明に係るインサートカップが、被押圧部より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である強化部を備えてもよい。
【0054】
(3)上述した実施形態に係るインサートカップ1が備える被押圧部13は、底を平面視した場合の外縁が、被保持部12の外縁より内側に位置している。そのため、被保持部12と被押圧部13の間に段差が生じ、その段差によって被保持部12の剛性が高められている。この段差がなくても被保持部12の剛性がカップホルダ2の突起部24に保持されるために十分であれば、底を平面視した場合の被保持部12の外縁と被押圧部13の外縁が一致していてもよい。
【符号の説明】
【0055】
1…インサートカップ、2…カップホルダ、3…インサートカップ、9…インサートカップ、11…胴部、12…被保持部、13…被押圧部、21…胴部、22…基部、23…取手、24…突起部、31…胴部、32…被保持部、33…被押圧部、34…強化部、93…被押圧部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2021-02-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップホルダに装着された状態において前記カップホルダの突起部により側面を外側から押されて保持される第1の部分と、前記第1の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第2の部分と
を備えるインサートカップ。
【請求項2】
底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分に、外側に位置する部分より剛性が高い部分を有する
請求項1に記載のインサートカップ。
【請求項3】
底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁のうち内側に位置する部分に、外側に位置する部分より曲率が大きい部分を有する
請求項1又は2に記載のインサートカップ。
【請求項4】
底を平面視した場合の前記第2の部分の外縁が、前記第1の部分の外縁よりも内側に位置する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインサートカップ。
【請求項5】
底を平面視した場合の前記第1の部分の外縁の形状が円の一部を内側に凹ませた形状である
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインサートカップ。
【請求項6】
前記第2の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第3の部分を備える
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインサートカップ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明は、カップホルダに装着された状態において前記カップホルダの突起部により側面を外側から押されて保持される第1の部分と、前記第1の部分より底側に、底を平面視した場合の外縁の形状が非円形である第2の部分とを備えるインサートカップを第1の態様として提案する。