(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022086953
(43)【公開日】2022-06-09
(54)【発明の名称】製品の同期供給方式及び装置
(51)【国際特許分類】
B65G 47/53 20060101AFI20220602BHJP
【FI】
B65G47/53 B
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020220020
(22)【出願日】2020-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】521200750
【氏名又は名称】合同会社▲高▼橋技術士事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 弘司
【テーマコード(参考)】
3F016
【Fターム(参考)】
3F016AA01
3F016BA02
3F016BA07
3F016CB03
3F016CB06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】充填機と供給機とが同一スピードで駆動した際に何らかの原因でタイミングが遅れてもジャミングトラブルが発生することを抑制する。
【解決手段】n列、N回転の充填機を毎分のスピードnN回転の時,製品を受ける、製品バケットコンベアのスピードを数パーセント増速し、その駆動軸に円板を取付け,n等分しセンサーを取付ける。そのセンサーのタイミングを製品バケットのセンターと合わせ,円板を1回転すれば、n回のタイミングチャンスが発生する。ダンパーを2等分し,サーボモーター付タイミングベルトに連結すれば、ダンパーの開閉距離は半分となり、落下距離も短くなり、姿勢正しく落下するため、トラブルは減少し、ジャミングは少くなる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
多列充填機から間欠的に排出され製品が,n列で毎分N回転し
図3,4、のダンバーの下側の製品バケット,ピンコンベア等スピードは毎分nNヶで稼動する時、その駆動軸に,N回転する軸を設ける。その軸に円板等を取付、360°をn等分し、n回発信するセンサーを取付ける。(充填機2台の場合2枚取付ける),製品を受け取るダンパー部の受け板は2等分し,製品の形状に合った。角度,形状とする。その板をサーボモーターで駆動するタイミングベルトの片側に,取付け。もう片方の板をタイミングベルトのもう片方に取り付ける。(
図5)製品の形状に合った2等分された板を左右に開くため正常で姿勢で落下する、距離も短くすることが可能となる。
【請求項2】
受けダンパーのセンターと駆動軸に取付けた,センサーの検出タイミング,製品バケットのセンターを合せる。この状態で製品バケット等の回転数nN回転を数パーセント増速する.駆動軸が1回転すると,n回のタイミングチャンスが発生する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
多例で間欠的に排出される製品を、ベルトコンベアー,ダンパー等で受け取り、連続的に稼動する。製品バケット,ピンコンベア等にタイミングを合せながら,供給する方式でセンサー板が1回転すると、n回チャンスが発生する。同期方式及び装置。
【背景技術】
【0002】
2連式充填機2台と1台のカートニングを機と機械的,電気的に同期運転し,1サイクル1回のサイクルでダンバーで受け取り、
図2図3の回転運動,往復運動でタイミングを取り、製品バケットに供給する。ロボットハンドで真空サクションで吸い取り、タイミングを取り供給している、この場合スピードが遅く吸い取りサクションの数を増して、スピード遅さを補っている。いずれの方式も、充填機の製品の粘度変化等の変化でピストン工程の負価変動し、サイクル内スピードが変化するとタイミング遅れが発生し、ジャミングトラブルが発生する。
【0003】
ステック多列充填機で14列50サイクルと700ケ/分の供給のように高速になると、電気的、同期運転で直接ピンコンベアーに投入する方式を行う時この場合,スタート時,停止時に条件変化が発生すると、ベルトの滑り条件が変り,ジャミングが発生する。
【0004】
一搬的に充填機は間欠動作の機械で負荷変動を有する機械で有り、カートニング機,ピンコンベアー等は連続動作の機械である。同期運転の場合この間に微妙なタイミングを調整する工程が必要である。
【先行技術文献】
【0005】
【特許文献】
【0006】
【非特許文献】
【非特許文献】芦葉清三郎著 機械運動機構 技報堂 611
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
製品がチューブ製品,パウチ製品,ステック製等は変形体で重心の位置が一定せず不安定で搬送中、ダンバー等で受ける場合姿勢が一定しない。ステック製品は多列で製品のセンターピッチが包材のカット巾となり狭い、そのためにコンベア等の搬送の場合ガイド板との噛込みや摩擦による速度変化を起しダンパー等に到着する時間に遅れが発生しジャミングトラブルが発生する。
【0008】
チューブ製品,ステック製品の場合製品の巾寸法に対して製品の搬出ピッチが狭く,ダンパーの底板移動式,横移動式ダンバーにすると落下時に姿勢が崩れ、立つものが発生する。次工程のトラブル発生の原因となる。又立つことを前提にすると落下距離がその分高くなり、悪循環となりトラブルの原因となる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
間欠動作の多列充填機でn列で毎分N回転、
図3,4のダンバー下側の製品バケット、ピンコンベア等のスピードが毎分n、N回転する時、その駆動軸からN軸転する軸を設ける。その軸に円板等を取付、360°をn等するセンサーを取付ける。(充填機2台の場合は2枚)
【0010】
製品を受け取るタンパー部の受け板は2等分し,製品の角度、形状とする。(
図5)その板をサーボモーター付タイミングベルト片側に2等分した板を1枚取付,タイミングベルトのもう片方にもう一枚の取付ける。製品の形状に会った板を左,右に開くため,正常な姿勢で,落下する。距離も短くすることが可能となる
【0011】
受けダンパーのセンター,製品バケットのセンター等と駆動軸に取付けた円板のセンサーのタイミ
が1回転すると、n回のタイミングが発生する。2連式の場合は2回発生する方式。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】製品図、チューブ製品,ステック製品,パウチ製品
【
図2】タンパー方式 ガイド移動式,底板移動式、回転板方式
【発明を実施するための形態】
【0013】
図3,
図4,
図5,多列式充填機よりコンベアでダンバーに製品を送り,充填機A,充填機B,2台の場合はA用B用の製品バケットの位置に充填機、A,B、を設置
のタイミングと製品バケットのセンター位置を合わせる。その状態で製品バケットコンベアの回転数を数パーセント増速する。ランダムにN回転する充填機からダンバーに製品に入って来ると、タイミングが合った時にダンパーは開く。ダンパーの形状は
図5の製品形状に合せた形状とする。姿勢正しく落下する。
【符号の説明】
【0014】
1 充填機A,B
2 供給機タンバーA、B
3 センサーA、B
4、多列充填機
5 コンベアー部
6、製品バケットA,B
7、リニアベアリング
8、タイミングベルト
9 サーボモーター
10 受けダンバー板 ステック用、チューブ用