IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 李 鍾昊の特許一覧

<>
  • 特開-自己結紮ブラケット 図1
  • 特開-自己結紮ブラケット 図2
  • 特開-自己結紮ブラケット 図3
  • 特開-自己結紮ブラケット 図4
  • 特開-自己結紮ブラケット 図5
  • 特開-自己結紮ブラケット 図6
  • 特開-自己結紮ブラケット 図7
  • 特開-自己結紮ブラケット 図8
  • 特開-自己結紮ブラケット 図9
  • 特開-自己結紮ブラケット 図10
  • 特開-自己結紮ブラケット 図11
  • 特開-自己結紮ブラケット 図12
  • 特開-自己結紮ブラケット 図13
  • 特開-自己結紮ブラケット 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008699
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】自己結紮ブラケット
(51)【国際特許分類】
   A61C 7/14 20060101AFI20220106BHJP
【FI】
A61C7/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2013227174
(22)【出願日】2013-10-31
(71)【出願人】
【識別番号】513275481
【氏名又は名称】李 鍾昊
(74)【代理人】
【識別番号】100109508
【弁理士】
【氏名又は名称】菊間 忠之
(72)【発明者】
【氏名】李 鍾昊
【テーマコード(参考)】
4C052
【Fターム(参考)】
4C052AA20
4C052JJ02
4C052JJ04
(57)【要約】
【課題】歯に付着しているブラケットの構成であるボディ部とベース部を弾性を持つ素材を使用して形成し、ワイヤーが凹部に自己結紮されているブラケットを提供する。
【解決手段】歯の矯正のためのワイヤーを収容するための歯の矯正用ブラケットにおいて、所定の大きさを持っている歯の表面に付着している薄型のベース部と前記ベース部の上面に突出するように形成されて弾性のある材料で構成されるボディ部を含み、前記ボディ部は前記ボディ部の上端部から前記ベース部の方向に形成された所定の深さを持つ凹部と、前記凹部の入口部分や内側に前記凹部の最大直径よりも短い距離を持つように形成された突起部を含む自己結紮ブラケット。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
歯の矯正のためのワイヤーを収容するための歯の矯正用ブラケットにおいて、
所定の大きさを持っている歯の表面に付着している薄型のベース部と前記ベース部の上面に突出するように形成されて弾性のある材料で構成されるボディ部を含み、前記ボディ部は前記ボディ部の上端部から前記ベース部の方向に形成された所定の深さを持つ凹部と、前記凹部の入口部分や内側に前記凹部の最大直径よりも短い距離を持つように形成された突起部を含む自己結紮ブラケット。
【請求項2】
請求項1において、
前記の凹部と所定距離離れた位置から前記ボディ部の上端部から前記凹部の周辺に沿って所定の深さに形成された少なくとも一つのスリット部と、前記凹部と前記少なくとも一つのスリット部の間に形成されたクリップ部をさらに含む自己結紮ブラケット。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記ボディ部の上端部の両側に外側につながった所定の長さの翼部をさらに含む自己結紮ブラケット。
【請求項4】
請求項1または請求項2において、
前記凹部の断面形状は前記ワイヤーの断面形状と対応するように構成されることを特徴とする自己結紮ブラケット。
【請求項5】
請求項1または請求項2において、
前記突起部の形状は、円形、三角形、正方形、多角形のいずれか1つ形成されたことを特徴とする自己結紮ブラケット。
【請求項6】
請求項1または請求項2において、
前記ボディ部に1つ以上の凹部と突起部が形成されたことを特徴とする自己結紮ブラケット。
【請求項7】
請求項1または請求項2において、
前記ベース部とボディ部は弾性を持つチタン、アモルファス金属またはニッケルチタンのいずれかで設定されたことを特徴とする自己結紮ブラケット。
【請求項8】
請求項1または請求項2において、
前記ボディ部は弾性を持つチタン、アモルファス金属またはニッケルチタンのいずれかで構成され、前記ベース部は前記ボディ部よりも弾性が低い材料からなることを特徴とする自己結紮ブラケット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自己結紮ブラケットに関し、より詳細に本発明は歯に付着しているブラケットの構成であるボディ部とベース部を弾性を持つ素材を使用して形成し、ワイヤーが凹部に自己結紮されているブラケットに関する。
【背景技術】
【0002】
配列が正しくない歯を揃えて正しく矯正する治療術には多くの方法がある。一般的に二つの基本的な歯列矯正術が使用されている。
【0003】
このような歯列矯正術としてはライトワイヤーテクニック(lightwire technique)とエッジワイズテクニック(edgewise technique)がある。
ライトワイヤーテクニック(lightwire technique)はそれぞれの歯を異なる力で矯正することで大臼歯を含むすべての歯にブラケットを固定して、横断面の丸く見えるアーチワイヤー(Arch Wire)と歯の配列を揃えて校正する。
【0004】
アーチワイヤーはブラケットに緩く固定され、帯で縛られておらず、摩擦を最小限にし、一点で接触している歯が自由にスライド、回転、傾斜、ねじれ運動するようにする。
【0005】
特に、斜体、ねじりや回転は適切な補助装置を必要とする。
【0006】
エッジワイズテクニック(edgewise technique)は現在最も広くそして一般的に使用される歯列矯正術である。初期段階では円形断面形状のアーチワイヤーを用いることで柔軟性の大きな丸いアーチワイヤーは間違った場所の歯を少ない力で広い範囲にかけて動くようにする。
【0007】
アーチワイヤー(Arch Wire)は大臼歯を含むすべての永久歯に取り付けられるブラケット(Bracket)に形成されたスロットに挿入されることで金属帯または弾性帯または他の適当な形態の保持機構に構成される。
【0008】
特許文献1は「歯列矯正用ブラケット」に関する発明の特許登録公報である。
【0009】
図1を参照すると、特許文献1に記載の発明は、歯列矯正用ブラケットとしてリングや結紮線がアーチワイヤーを固定して、歯の配列を矯正するブラケットにおいて、前記アーチワイヤー(5)が中央部分に挿入されて接触面積が短い第1スロット部と前記リング(6)または結紮線が挿入される第2スロット部をそれぞれ備えて横断面積が小さく、突出した角にラウンドを形成するボディ部(3)と、前記歯の表面に付着固定され、横断面積が広い底面を備えて突出した先端部にラウンドを形成するベース部(2)と、前記ベース部とボディ部を一体に接続し、前記リングと結紮線が挿入されて固定されているホームこの側面全体に形成される接続部を含む構成である。
【0010】
また、特許文献2は「歯の矯正用ブラケット」に関する発明の特許登録公報である。
【0011】
図2を参照すると、特許文献2に記載の発明は、歯の矯正用ブラケットであって、歯を目的の位置に移動させるためにその歯に力を加えるためのワイヤー(5)を歯に付着させることで、ブラケットボディ部(3)と着脱式取り付け手段(2)で構成され、前記ブラケットボディ部(3)は前記ワイヤー(5)が固定され、そのブラケットボディ部(3)は合成樹脂素材からなり全体的には半円形の断面を持つ単一の柱形で構成されており、その断面の一面とその断面の反対面の他面を貫通する収容ボール(7)が形成されている。
【0012】
これらの受容ボール(7)はワイヤー(5)と対応される程度の断面サイズを持ち、線(5)がその受容ボール(7)を貫通して収容されている場合はそのブラケットボディ部(3)に位置固定されるようになる。
【0013】
前記着脱式取り付け手段(2)は前記ブラケットボディ部(3)と結合され歯の表面に着脱可能に取り付けられるものであり、具体的には柔軟性素材からなる第1吸盤であることが望ましい。
【0014】
このような着脱式取り付け手段(2)の素材はしなやかながら弾力性の良い素材であれば何でも使用できますが、例えばゴムなどの素材を利用することで開示された構成である。
【0015】
図3はブラケットを用いてアーチワイヤーの使用例を示す図である。
【0016】
特許文献1に記載の発明は、リングと結紮線がアーチワイヤーとブラケットを固定しながら突出され、唇部位と接続されて他の人に視覚的に露出されて不快感を与え、飲食物などの異物を挟むようになって、衛生的でないなどの問題がある。
【0017】
また、スロット部に挿入されて時間が経過したリングと結紮線の分離が難しく、スロット部とアーチワイヤーが接触する面積が広く、摩擦抵抗が発生する問題がある。
【0018】
また、アーチワイヤーを固定するリングと結紮線は時間の経過とともに着色されて、相手に視覚的な嫌悪感と不快感を与えることになる問題がある。
【0019】
特許文献2に記載の発明は、着脱式の取り付け手段とブラケットボディ部が別々の構成となっていて、製造および組み立てが複雑で、ブラケットボディ部の収容のボールと着脱式取り付け手段とブラケットボディ部の結合部に飲食物などの異物を挟むようになって衛生的ではないなどの問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】大韓民国特許登録番号第10-0845600号(登録日2008年7月4日)
【特許文献2】大韓民国特許登録番号第10-1016416号(登録日2011年2月14日)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
従って、本発明は前記した従来技術の問題点を解決するために案出したものであり、本発明の目的は、ブラケットに構成されるベース部とワイヤーが結紮されるボディ部を含み、前記ボディ部の凹部にワイヤーがされる際に自己結紮することができるように弾性を持つ素材を使用して、ブラケットを形成するが、結紮されたワイヤーが凹部から離脱しないように前記の凹部の入口部分に突起部が形成されている自己結紮ブラケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0022】
本発明の目的を達成するための技術的解決手段として、本発明の観点から、歯を希望する位置に移動させるために前記の歯に力を加えてワイヤーが固定されている歯の矯正用ブラケットにおいて、ブラケットはボディ部とベース部を含み、前記ボディ部は弾性を有する材料からなり、ワイヤーが導入されるように凹部が形成され、前記凹部の入口部分にワイヤー離脱防止のための突起部が形成されたことを特徴とする自己結紮ブラケットが提示される。
【発明の効果】
【0023】
本発明に係る自己結紮ブラケットによると、ワイヤーがボディ部に結紮時にワイヤーを支持する結紮線と弾性リングを結紮する部分がなくなるとしてブラケットを小型化することができ、軽量化することができ、ブラケットの機能的な効果と見る人にとって審美的効果を上昇させることができ、その結果、口腔衛生的な効果を極大化させることができ、患者や施術者の治療時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】従来のブラケットの構成図である。
図2】従来の他のブラケットの構成図である。
図3】ブラケットの使用例を示す図である。
図4】本発明の自己結紮ブラケットの実施例の概略的な構成図である。
図5】本発明の自己結紮ブラケットの他の実施例の概略的な構成図である。
図6】本発明の実施例ではアーチワイヤーの組み合わせ例図である。
図7】本発明の実施例では、アーチワイヤーの分離例図である。
図8】本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
図9図8の実施例で、アーチワイヤーの組み合わせ例図である。
図10図8の実施例で、アーチワイヤーの分離例図である。
図11】本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
図12】本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
図13】本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
図14】本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下では、本発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
図4は、本発明の自己結紮ブラケットの実施例の概略的な構成図である。
【0027】
図4に示すように、本発明の自己結紮ブラケット(10)は所定の大きさを持っている薄型のベース部(200)と、前記ベース部(200)の上面に突出するように結合されており、弾性のある材質で構成されたボディ部(100)を含み、前記ボディ部(100)は前記ボディ部(100)の上端部から前記ベース部(200)方向に形成された凹部(110)と、前記凹部(110)の入口部分に前記の凹部(110)の最大直径よりも短い距離を持つように形成された突起部(111)を含む構成である。
【0028】
前記ブラケット(10)は弾性を持つチタンやアモルファス金属またはニッケルチタンなどで構成することができる。
【0029】
また、前記ブラケット(10)のベース部(200)の材質と前記ボディ部(100)の材質を変えて構成することができる。
【0030】
例えば、前記ベース部(200)はステンレス等の弾性が低い金属材料を使用して、前記ボディ(100)は上述した弾性を持つチタンやアモルファス金属またはニッケルチタンなどで構成することができる。
【0031】
また、前記凹部(110)の形状は導入されるワイヤー(w)の形状に応じて円形、楕円形、三角形、正方形、台形や多角形に、選択的に形成することができる。
【0032】
また、前記凹部(110)は単一のブラケット(10)に1つ以上の多数個を形成し、選択的に使用することができる。
【0033】
前記凹部(110)はワイヤー(w)を収容するための構成であり、前記突起部(111)は前記凹部(110)にワイヤー(w)が収容された状態で離脱を防止するための構成である。
【0034】
また、前記突起部(111)は凹部(110)の内側方向に突出するように形成されており、これは凹部(110)の入口や中央部などの線(w)が導入されている深さに応じて形成される部分の位置が異なる場合があり、前記の突起部(111)の形状も半円形、三角形、正方形、多角形などで形成することができる。
【0035】
図5は、本発明の自己結紮ブラケットの他の実施例の概略的な構成図である。図5に示すように、
【0036】
図5の実施例は上述した図4の実施例において、前記ボディ部(100)の上端部の両側に外側につながった所定の長さの翼部をさらに含む構成である。
【0037】
図6は、本発明の実施例でのアーチワイヤーの組み合わせ例図である。
【0038】
図6に示すように、本発明の自己結紮ブラケットの突起部(111)にワイヤー(w)を当てて施術者が力を加えると弾性のある材料で構成され、前記ボディ部(100)が前記突起部(111)を中心に両側に広がりながら前記ワイヤー(w)が前記凹部(110)内に導入され、前記ボディ部(100)と前記突起部(111)は独自の弾力性により本来の位置に復帰され、前記ワイヤー(w)が離脱することを防止することになる。
【0039】
図7は、本発明の実施例でのアーチワイヤーの分離例図ある。
【0040】
図7に示すように、前記凹部(110)内に前記ワイヤー(w)が収容された状態で、施術者が前記ワイヤー(w)を前記突起部(111)方向に引っ張ると、前記弾性材料の前記ボディ部(100)が突起部(111)を中心に両側に広がりながら前記ワイヤー(w)が前記凹部(110)から分離される。
【0041】
前記ボディ部(100)と前記突起部(111)は独自の弾力性により本来の位置に復帰される。
【0042】
図8は、本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
【0043】
図8に示すように、本発明の自己結紮ブラケットは所定の大きさを持っている薄型のベース部(200)と前記ベース部(200)の上面に突出するように形成されており、弾性のある材質で構成されたボディ部(100)を含み、前記ボディ部(100)は、前記ボディ部(100)の上端部から前記ベース部(200)方向に形成された凹部(110)と前記凹部(110)の入口部分に前記要溝部(110)の最大直径よりも短い距離を持つように形成された段あご部(111)と、前記凹部(110)と所定の距離離れた位置において、前記ボディ部(100)の上端部から前記う溝部(110)の周辺に沿って所定の深さに形成された少なくとも一つのスリット部(h)と前記凹部(110)と前記少なくとも一つのスリット部(h)の間に形成されたクリップ部(120)を含む構成である。
【0044】
図9は、図8の実施例でのアーチワイヤーの組み合わせ例図である。
【0045】
また、図10図8の実施例でのアーチワイヤーの分離例図である。
【0046】
図9及び図10に示すように、施術者がワイヤー(w)を前記突起部(111)に向かって力を加えると、前記突起部(111)と前記クリップ部(120)が前記スリット部(h)内に移動され、前記突起部(111)と前記クリップ部(120)が広がりながら前記ワイヤー(w)が前記の凹部(110)内に導入され、前記突起部(111)と前記クリップ部(120)は独自の弾性により本来の位置に復帰され、前記ワイヤー(w)が離脱しないようにする。
【0047】
図10の分離過程も施術者が前記ワイヤー(w)を引くと、前記突起部(111)と前記クリップ部(120)が前記スリット部(h)内に移動され、前記突起部(111)とクリップ部(120)が広がりながら前記ワイヤー(w)が分離される。
【0048】
前記突起部(111)と前記クリップ部(120)は独自の弾力性により本来の位置に復帰される。
【0049】
前記スリット部(h)とクリップ部(120)の構成は前記ボディ部(100)の材質の弾性が低い材料である場合に有用な構成である。
【0050】
図11は、本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
【0051】
図11に示すように、本発明の自己結紮ブラケットは使用されるワイヤー(w)の断面形状に応じて凹部(110)をさまざまな形状に構成することができる。
【0052】
図12は、本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図であり、また、図13は本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図である。
【0053】
図12及び図13に示すように、本発明の自己結紮ブラケットは前記の凹部(110)の形状に応じて前記スリット部(h)の形状を多様に構成することができる。
【0054】
図14は、本発明の自己結紮ブラケットの別の実施例の概略的な構成図であり、図14に示すように、本発明の自己結紮ブラケットの突起部(111)の形状は使用されるワイヤー(w)の断面形状に応じてさまざまな形状に構成することができる。
【0055】
本発明の実施例は、前記したチタンやアモルファス金属またはニッケルチタンなどのように弾性力を持つ材質で構成されたブラケット(10)の本体(100)とベース(200)が一体に形成されるか、前記ベース部(200)は前記ボディ部よりも弾性が低い金属材として使用して前記ボディ部(100)は上述したチタンやアモルファス金属またはニッケルチタンなどのように弾性力を持った素材を使用して前記ベース部(200)の上面に前記ボディ部(100)を固定する構成とすることができる。
【0056】
また、前記ボディ部(100)は前記チタンやアモルファス金属またはニッケルチタンなどを比較して、弾性力の高低に応じて、前記スリット部(h)が形成されたものとないものを選択的に適用することができる。
【0057】
以上で説明した本発明の実施例は本発明の多様な実施例の一部にすぎない。
【0058】
本発明の歯の表面に付着される薄型のベース部と前記ベース部の上面に形成された弾性を有する材質で構成されるボディ部を含み、前記ボディ部にワイヤーを収容することができる凹部と前記凹溝部の入口または所定の位置に形成されてワイヤーが前記凹部に要求された状態で離脱を防止するための突起部が形成された自己結紮ブラケットの技術的思想に含まれる様々な実施例が本発明の保護範囲に該当するものは様々である。
【符号の説明】
【0059】
10 :ブラケット
100 :ボディ部
110 :凹部
111 :突起部
120 :クリップ部
200 :ベース部
w :ワイヤー
h :スリット部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14