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特開2022-8716情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008716
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06K 7/14 20060101AFI20220106BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20220106BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
G06K7/14 047
G06K7/10 372
G06F13/00 510C
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2016012460
(22)【出願日】2016-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100140914
【弁理士】
【氏名又は名称】三苫 貴織
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100169199
【弁理士】
【氏名又は名称】石本 貴幸
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【弁理士】
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 厚男
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 眞
(72)【発明者】
【氏名】津坂 知成
(72)【発明者】
【氏名】高橋 直人
(72)【発明者】
【氏名】熊田 君夫
(72)【発明者】
【氏名】池田 明彦
(72)【発明者】
【氏名】奥本 健二
【テーマコード(参考)】
5B084
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AB06
5B084BB02
5B084CA07
5B084DB08
(57)【要約】      (修正有)
【課題】識別コードの読み取りに関するユーザの利便性を向上する情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】ノートPC1は、通常撮影モードと識別コード読取モードとを切り替え可能とされ、画像判定部46は、切替条件を満たした場合に、スイッチ部48Aにより、通常撮影モードから識別コード読取モードへ切り替える。切替条件は、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれていることである。識別コード読取モードの場合に、識別コード読取ドライバ42は、識別コード読取部50により、カメラが撮像した識別コードを読み取り、文字情報記述部52により、識別コードから文字情報を取得し、取得した文字情報をキーボード出力する。その結果、文字情報はフォーカスのあたっている文字編集ソフトウェアに記述される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える切替手段と、
前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取手段と、
前記識別コード読取手段によって取得された前記文字情報を、該文字情報の記述が可能なソフトウェアに記述する文字情報記述手段と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記所定条件は、前記撮像手段が撮像している被写体に前記識別コードが含まれていることである請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記所定条件は、前記ソフトウェアが起動し、かつ前記撮像手段が撮像している被写体に前記識別コードが含まれていることである請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記撮像手段が前記識別コードを撮像していると判定した後に前記第1モードから前記第2モードに切り替えて前記識別コードから前記文字情報を取得し、前記撮像手段が前記識別コードを撮像していると判定したときに既に前記第2モードに切り替えられている状態では、前記識別コードから前記文字情報の取得を行わない請求項1から請求項3の何れか1項記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記切替手段は、物理スイッチであり、
前記所定条件は、前記切替手段に対するユーザの切り替え操作である請求項1から請求項4の何れか1項記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記物理スイッチにより前記第2モードに切り替えられている状態で、
前記撮像手段が前記識別コードを撮像していると判定した後に前記第2モードを機能させて前記識別コードから前記文字情報を取得し、前記撮像手段が前記識別コードを撮像していると判定したときに既に前記第2モードが機能している状態では、前記識別コードから前記文字情報の取得を行わない請求項5記載の情報処理装置。
【請求項7】
被写体を撮像する撮像手段を有する情報処理装置の識別コード読取方法であって、
前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える第1工程と、
前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する第2工程と、
前記第2工程によって取得された前記文字情報を、該文字情報の記述が可能なソフトウェアに記述する第3工程と、
を有する識別コード読取方法。
【請求項8】
被写体を撮像する撮像手段を有するコンピュータを、
前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える切替手段と、
前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取手段と、
前記識別コード読取手段によって取得された前記文字情報を、該文字情報の記述が可能なソフトウェアに記述する文字情報記述手段と、
として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
紙などに印刷された1次元コードや2次元コード等の情報がコード化された識別コードを読み取る読取手段を備えた情報処理装置が普及している。1次元コードは例えばバーコードであり、2次元コードは例えばQRコード(登録商標)である。
特許文献1には、携帯情報端末装置が備えるカメラによって2次元コードを読み取って、2次元コードにエンコードされているURL(Uniform Resource Locator)をデコードし、URLの示すロケーションに存在するコンテンツをウェブブラウザでディスプレイに表示することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015-90630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されているように、携帯情報端末装置等の情報処理装置で識別コードを読み取るためには、予めインストールされた専用ソフトウェア(アプリケーション)を起動させなければならず、操作が煩雑である。
【0005】
また、ユーザは、識別コードを読み取って得られた文字情報等を、文章作成ソフトウェアや表計算ソフトウェア等へ記述する場合がある。このような場合、特許文献1に開示されているように、デコードされたURLがウェブブラウザに直接入力されていると、ユーザは、ウェブブラウザのURLバーからURLを複製(コピー)し、文章作成ソフトに貼り付ける(ペースト)という作業を行う必要がある。
このように、識別コードから読み取った文字情報が専用ソフトウェアに直接入力されると、読み取った文字情報を他のソフトウェアに記述するためには、専用ソフトウェアから文字情報をコピー&ペーストする必要があり、ユーザにとって操作が煩雑である。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、識別コードの読み取りに関するユーザの利便性を向上できる、情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラムは以下の手段を採用する。
【0008】
本発明の第一態様に係る情報処理装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える切替手段と、前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取手段と、前記識別コード読取手段によって取得された前記文字情報を、該文字情報の記述が可能なソフトウェアに記述する文字情報記述手段と、を備える。
【0009】
本発明の第二態様に係る識別コード読取方法は、被写体を撮像する撮像手段を有する情報処理装置の識別コード読取方法であって、前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える第1工程と、前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する第2工程と、前記第2工程によって取得された前記文字情報を、該文字情報の記述が可能なソフトウェアに記述する第3工程と、を有する。
【0010】
本発明の第三態様に係るプログラムは、被写体を撮像する撮像手段を有するコンピュータを、前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える切替手段と、前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取手段と、前記識別コード読取手段によって取得された前記文字情報を、該文字情報の記述が可能なソフトウェアに記述する文字情報記述手段と、として機能させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、識別コードの読み取りに関するユーザの利便性を向上できる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の第1実施形態に係るノートPCの外観図である。
図2】本発明の第1実施形態に係るノートPCのハードウェアの構成を示す概略図である。
図3】本発明の第1実施形態に係るカメラの機能を示す機能ブロック図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る識別コード読取処理の流れを示すフローチャートである。
図5】本発明の第2実施形態に係るカメラの機能を示す機能ブロック図である。
図6】本発明の第2実施形態に係る識別コード読取処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明に係る情報処理装置、識別コード読取方法、及びプログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、情報処理装置を一例として可搬型のパーソナルコンピュータ(以下「ノートPC」という。)とする。
【0014】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係るノートPC1の概略外観図である。
【0016】
ノートPC1は、同図に示すように、一例として、いずれも略直方体である本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3を備える。
【0017】
本体側筐体2は、入力部4を備える。入力部4は、ユーザが入力操作を行うためのユーザインターフェースであり、文字、コマンド等を入力する各種キーより構成されるキーボードや、画面上のカーソルを移動させたり、各種メニューを選択するタッチパッド等を備えている。
また、本体側筐体2は、音を出力するスピーカ6a,6bを備える。
【0018】
ディスプレイ側筐体3は、画像を表示する画像表示手段としてのLCD(Liquid Crystal Display)7を備える。LCD7は、入力される表示データをビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号に応じた各種情報を表示画面に表示する。なお、画像表示部は、LCDに限らず有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等の他の表示機器、又はタッチパネルとされてもよい。
また、ディスプレイ側筐体3は、マイク5及びカメラ8を備える。マイク5は、ユーザの音声やその周辺の音が入力される。マイク5は、ユーザの音声が選択的に入力されるように指向性を有するマイクが好ましい。カメラ8は、ディスプレイ側筐体3においてLCD7の表示面側でその上方の略中央に配置され、前方の被写体を撮像可能とされている。
【0019】
本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3は、それぞれの端部で左右の一対の連結部9a,9bによって連結されている。連結部9a,9bは、ヒンジであり、本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3を開閉自在に支持している。
【0020】
図2は、本実施形態に係るノートPC1のハードウェアの構成を示す概略図である。
ノートPC1は、同図に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、メモリ13、HDD(Hard Disk Device)14、LCD7、入力部4、カメラデバイス15、オーディオデバイス17、通信デバイス19、バッテリ21、DC/DC(Direct Current/Direct Current)コンバータ22,AC(Alternating Current)アダプタ23を備えており、各部はバス36を介して直接または間接的に接続されている。
【0021】
CPU11は、バス36を介して接続されたHDD14に格納されたOS(Operating System)30によりノートPC1全体の制御を行うと共に、HDD14に格納された各種のプログラムに基づいて処理を実行する機能を司る。
【0022】
ROM12は、BIOS(Basic Input/Output System)12aやデータ等を格納している。
【0023】
メモリ13は、キャッシュメモリやRAM(Random Access Memory)で構成されており、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。
【0024】
HDD14は、ノートPC1全体の制御を行うためのOS30、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ31、音声特性設定用ユーティリティ・プログラム32、VOIP(Voice Over Internet Protocol)アプリケーション・プログラム33、VOIPアプリケーション・プログラム以外のマイク5を使用するアプリケーション・プログラム34、及び他のアプリケーション・プログラム35等を記憶する機能を有する。なお、HDD14の代わりにフラッシュメモリ等、他の記憶媒体が適用されてもよい。
【0025】
カメラデバイス15は、カメラ8及びカメラ処理回路16を備えている。カメラ8は、CCD(Charge-Coupled Device)等の撮像素子で形成される撮像部及びレンズを備えている。レンズは被写体光を結像し、撮像部は結像された被写体光をR,G,Bの画像信号として出力する。カメラ処理回路16は、A/D(Analog Digital)変換器、画像処理用LSI(Large-Scale Integration)、及びメモリ等を備える。このような構成により、カメラ処理回路16は、撮像部の駆動タイミングや露出制御等を行うと共に、撮像部で得られたRGBの画像信号にA/D変換等のデータ処理をして、CPU11に出力する。
【0026】
オーディオデバイス17は、マイク5とスピーカ6a,6bと共に、音声処理回路18を備えている。
音声処理回路18は、A/D変換器、D/A変換器、音声処理用LSI、メモリ等を備えており、マイク5で集音された音データ(アナログデータ)をA/D変換してデジタルデータとし、メモリ13やHDD14に出力する。なお、デジタルデータとされた音データは、通信デバイス19を介して他の情報処理装置へ送信される。また、音声処理回路18は、デジタルデータとされた音データをD/A変換してアナログデータとし、スピーカ6a,6bへ出力する。
【0027】
通信デバイス19は、ネットワークを介して他の情報処理装置等との間でデータの送受信を行うためのものであり、画像データや音データ等の各種データをネットワークに送信し、又ネットワークを介して送信されてくる各種データを受信する。なお、通信デバイス19は、各種データをコード化して送信してもよく、又コード化された各種データを受信した場合にはデコードしてもよい。
【0028】
ACアダプタ23は、商用電源に接続して、交流電圧を直流電圧に変換してDC/DCコンバータ22に出力する。DC/DCコンバータ22は、ACアダプタ23から供給されるDC電圧を所定の電圧に変換して各部に電力を供給し、また、バッテリ21の充電を行う。バッテリ21は、DC/DCコンバータ22により充電され、充電した電圧を各部に供給する。バッテリ21は、ACアダプタ23が商用電源に接続されていない場合に使用される。
【0029】
本実施形態に係るノートPC1は、例えば紙等に印刷された識別コードをカメラ8によって読み取る機能を有する。識別コードは、1次元コードや2次元コードのように情報がコード化されたものである。1次元コードは例えばバーコードであり、2次元コードは例えばQRコード(登録商標)である。なお、カメラ8による識別コードの読み取り手法は従来既知の方法が適用される。
【0030】
そして、本実施形態に係るノートPC1は、カメラモードとして識別コード読取モードと通常撮影モードとが切り替え可能とされている。
識別コード読取モードは、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれている場合に、識別コードを読み取るカメラモードである。通常撮影モードは、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれていても、識別コードの読み取りを行わず、ユーザの操作によって撮影を行うカメラモードである。
【0031】
ここで、ノートPC1のユーザは、識別コードを読み取って得られた文字情報を、文字情報の記述及び編集が可能なソフトウェア(以下「文字編集ソフトウェア」という。)へ記述する場合がある。
しかしながら、識別コードから読み取った文字情報が予め定められた専用ソフトウェアに直接入力されると、読み取った文字情報を文字編集ソフトウェアに記述するためには、専用ソフトウェアから文字情報をコピー&ペーストする必要があり、ユーザにとって操作が煩雑である。
【0032】
そこで、本実施形態に係るノートPC1は、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれていることを条件(以下「切替条件」という。)として、カメラモードを識別コード読取モードとする。そして、ノートPC1は、識別コードを読み取ることで取得された文字情報を、キーボードからの出力(以下「キーボード出力」)として文字編集ソフトウェアに記述する。
【0033】
文字編集ソフトウェアは、文章作成ソフトウェアや、文字情報を編集可能な表計算ソフトウェア等であり、ノートPC1に予めインストールされている。すなわち、文字編集ソフトウェアは、識別コードの読み取り専用ソフトウェアではなく、汎用のソフトウェアである。
また、文字情報にはアルファベット、平仮名及び片仮名等の各種文字の他、数字及び記号等も含まれる。
【0034】
図3は、本実施形態に係るノートPC1が備えるカメラ8の機能を示す機能ブロック図である。
【0035】
ノートPC1は、カメラドライバ40及び識別コード読取ドライバ42、画像判定部46、及びスイッチ部48Aを備える。
【0036】
カメラドライバ40は、カメラ8を通常撮影モードで動作させるドライバ31である。
識別コード読取ドライバ42は、カメラ8を識別コード読取モードで動作させるドライバ31である。なお、カメラ8は、デフォルトではカメラドライバ40が使用される。
【0037】
画像判定部46は、カメラ処理回路16が有する機能であり、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれているか否かを画像マッチング等の画像処理によって判定し、判定結果をスイッチ部48Aへ出力する。
【0038】
スイッチ部48Aは、画像判定部46の判定結果に基づいて、カメラ8が使用するドライバ31をカメラドライバ40又は識別コード読取ドライバ42に切り替える仮想スイッチである。なお、ここでいう切り替えは、換言すると選択である。
すなわち、画像判定部46によって被写体に識別コードが含まれていると判定された場合、スイッチ部48Aは、カメラ8が使用するドライバ31をカメラドライバ40から識別コード読取ドライバ42へ切り替える。一方、上記判定結果以外では、スイッチ部48Aは、カメラ8が使用するドライバ31をカメラドライバ40とする。
【0039】
識別コード読取ドライバ42は、識別コード読取部50及び文字情報記述部52を備える。
【0040】
識別コード読取部50は、カメラ8が撮像している被写体に含まれる識別コードをデコードして、文字情報を読み取る。
【0041】
文字情報記述部52は、識別コード読取部50によって読み取った文字情報を、LCD7の画面上に開かれている文字編集ソフトウェアの選択されている位置(以下「選択位置」という。)に記述する。すなわち、文字情報記述部52は、キーボードドライバと同様の機能を有する。
なお、選択位置とは、例えば、文字編集ソフトウェアや表計算ソフトウェアの画面上におけるカーソルの位置や、表計算ソフトウェアにおいて選択されているセル等である。
【0042】
図4は、識別コード読取モードを行う場合に、CPU11によって実行される処理(以下「識別コード読取処理」という。)の流れを示すフローチャートである。
【0043】
まず、ステップ100では、カメラ8の機能を有効にし、カメラモードとして通常撮影モードを設定する。
【0044】
ステップ102では、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれているか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ104へ移行し、否定判定の場合はステップ100へ戻り、通常撮影モードが設定される。ステップ102からステップ100へ戻るとそれまで通常撮影モードであった場合はそのまま通常撮影モードが維持される。一方、それまで識別コード読取モードであった場合はカメラモードが識別コード読取モードから通常撮影モードへ切り替わる。すなわち、スイッチ部48Aによって、カメラ8が使用するドライバ31が識別コード読取ドライバ42からカメラドライバ40へ切り替えられる。
このように、本実施形態に係るノートPC1では、ステップ102で否定判定となった場合、すなわち被写体に識別コードが含まれなくなった場合を識別コードの読み取りが終了とし、識別コード読取モードから通常撮影モードへの切り替えが行われる。これにより、識別コードの読み取りと通常のカメラ撮影とを交互に行う場合でも、ユーザは、自身でカメラモードの切り替えを行う必要が無いため、識別コードの読み取りに関するユーザの利便性が向上される。
【0045】
ステップ104では、カメラモードが通常撮影モードであるか否かが判定され、肯定判定の場合はステップ106へ移行する。一方、否定判定の場合、すなわちカメラモードが識別コード読取モードの場合はステップ102へ戻る。
【0046】
ステップ106では、カメラモードを通常撮影モードから識別コード読取モードへ切り替える。すなわち、スイッチ部48Aによって、カメラ8が使用するドライバ31がカメラドライバ40から識別コード読取ドライバ42へ切り替えられる。
このように、ステップ106へ移行する場合は、切替条件が満たされた場合である。一方、切替条件が満たされず、識別コード読取モードへ切り替えられない場合、カメラ8は、ドライバ31としてカメラドライバ40を使用して通常撮影モードで動作し続ける。
【0047】
次のステップ108では、カメラ8が撮像した識別コードの読み取りを行い、識別コードから文字情報を取得する。
【0048】
次のステップ110では、取得した文字情報をキーボード出力として出力する。すなわち、予め起動している文字編集ソフトウェアにフォーカスが当たっていて文字入力が可能な状態であればそこに取得した文字情報が文字列として入力される。
【0049】
このように、識別コード読取処理では、切替条件を満たした場合に通常撮影モードから識別コード読取モードへ切り替え、識別コード読取モードの場合、識別コードから取得して文字情報はキーボード出力として出力され、その結果起動中の文字編集ソフトウェアに記述される。すなわち、識別コード読取処理は、ユーザがカメラ8に識別コードをかざすだけで、カメラ8による識別コードの読み取り処理と、読み取った文字情報を汎用の文字編集ソフトウェアへ記述する処理を一連の処理として連動して行う。
これにより、ユーザは、識別コードを読み取る場合に、自ら専用ソフトウェアの起動やカメラモードの切り替えを行う必要も無く、さらに、識別コードを読み取って得られた文字情報を直接的に文字編集ソフトウェアに記述できる。従って、本実施形態に係るノートPC1は、識別コードの読み取りに関するユーザの利便性を向上できる。
【0050】
ここで、ステップ104からステップ102へ戻る場合について説明する。
ステップ102からステップ104へ戻る場合とは、カメラ8がステップ108で識別コードを読み取ったにもかかわらず、読み取った識別コードを継続してカメラ8が撮像し続けている場合である。すなわち、識別コード読取処理は、カメラ8が同じ識別コードを撮像し続けることで、この識別コードから文字情報を連続して取得し続けることを防止するために、ステップ104からステップ102へ戻り、ステップ102からステップ100へ戻る処理を有する。
【0051】
カメラ8が識別コードを読み取るとカメラモードは識別コード読取モードである。そして、カメラ8が識別コードを一度読み取ったにもかかわらず、カメラ8が同じ識別コードを撮像し続けていると、識別コード読取処理は、カメラモードが識別コード読取モードであるためステップ104からステップ102へ戻り、ステップ104へ再び移行するループを繰り返し続ける。これにより、識別コード読取処理は、ステップ106へ移行することはないため、カメラ8が識別コードを繰り返し読み取ることが防止される。一方、例えばユーザが識別コードを印刷された用紙をカメラ8の撮像範囲外に移動させる等して、カメラ8が識別コードを撮像しない状態となると、ステップ102で否定判定となる。これにより、ステップ100へ処理が戻り、カメラモードが通常撮影モードに切り替えられる。そして、新たにカメラ8が識別コードを撮像した場合に処理がステップ104まで移行し、識別コード読取モードに切り替えられて識別コードの読み取りが行われる。
【0052】
このように、本実施形態に係る識別コード読取処理は、カメラ8が識別コードを撮像していると判定した後に通常撮影モードから識別コード読取モードに切り替えて識別コードから文字情報を取得する。一方、カメラ8が識別コードを撮像していると判定したときに既に識別コード読取モードに切り替えられている状態では、識別コードから文字情報の取得を行わない。換言すると、本実施形態に係る識別コード読取処理は、識別コードを読み取った後に、一旦、識別コード読取モードから通常撮影モードに切り替えられない限り、再び識別コードの読み取りを行うことはない。
これにより、カメラ8が同じ識別コードから文字情報を連続して取得し続けることが防止される。
【0053】
以上説明したように、本実施形態に係るノートPC1は、識別コードを読み取らない通常撮影モードと、識別コードを読み取る識別コード読取モードとを切り替え可能とされ、切替条件を満たした場合に通常撮影モードから識別コード読取モードへ切り替える。この切替条件は、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれていることである。そして、ノートPC1は、識別コード読取モードの場合に、カメラ8が撮像している識別コードを読み取り、識別コードから文字情報を取得し、取得した文字情報をキーボード出力として文字編集ソフトウェアに記述する。
【0054】
従って、本実施形態に係るノートPC1は、識別コードの読み取りに関するユーザの利便性を向上できる。
〔変形例〕
上記第1実施形態では切替条件を、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれていることとした。
この切替条件を、文字編集ソフトウェアが起動し、かつカメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれることとしても良い。文字編集ソフトウェアが起動している場合、ユーザはその文字編集ソフトウェアに識別コードの文字情報を記述したいであろうと考えられる。この切替条件によれば、識別コードの誤判定などによるユーザの意図しない切替を抑制できる。また、識別コードが含まれているだけでは通常撮影モードから識別コード読取モードへ切り替わらないため、識別コード自体を撮影したい場合に都合が良い。
なお、ノートPC1で起動しているソフトウェアが文字編集ソフトウェア(文字入力を受け付けるソフトウェア)であるか否かを判定しても良いし、予め所定のソフトウェアを設定しおき、その所定のソフトウェアが起動しているか否かを判定しても良い。
また、切替条件を、ウェブブラウザが起動し、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれており、かつその識別コードがURLを示すことを切替条件としても良い。そして、ノートPC1は、識別コードを読み取ることで取得されたURLを、直接的にウェブブラウザのURLバーに記述しても良い。
【0055】
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
【0056】
なお、本実施形態に係るノートPC1の構成は、図1に示す第1実施形態に係るノートPC1の構成と同様であるので説明を省略する。
【0057】
図5は、本第2実施形態に係るノートPC1が備えるカメラ8の機能を示す機能ブロック図である。なお、図5における図3と同一の構成部分については図5と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0058】
本実施形態に係るノートPC1は、通常撮影モードと識別コード読取モードとを切り替えるための物理スイッチであるスイッチ部48Bを備える。ユーザ自身がスイッチ部48Bを操作し、カメラ8が使用するドライバ31がカメラドライバ40又は識別コード読取ドライバ42に切り替えられ、カメラモードが設定される。
なお、スイッチ部48Bは、例えば、ディスプレイ側筐体3においてカメラ8の設置位置の近辺に設けられるが、特に限定されず、本体側筐体2に設けられてもよい。
【0059】
また、スイッチ部48Bが、識別コード読取モードに切り替えられていても、識別コード読取モードの機能のオン(動作中)又はオフ(停止中)を示すフラグ(以下「識別フラグ」という。)がオフとされていると識別コード読取モードは機能しない。一方、識別フラグがオンとされていると、識別コード読取モードは機能する。なお、スイッチ部48Bが通常撮影モードに切り替えられている場合には、識別フラグがオンとなることはない。
【0060】
図6は、本第2実施形態に係る識別コード読取処理の流れを示すフローチャートである。
【0061】
まず、ステップ200では、識別フラグをオフとする。
【0062】
次のステップ202では、スイッチ部48Bによって識別コード読取モードに設定されているか否かを判定することで、現在のカメラモードが識別コード読取モードであるか否かを判定し、肯定判定の場合にステップ204へ移行する。すなわち、スイッチ部48Bの切り替えそのものが、通常撮影モードから識別コード読取モードへの切替条件となる。
【0063】
ステップ204では、カメラ8が撮像している被写体に識別コードが含まれているか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ206へ移行し、否定判定の場合はステップ200へ移行する。
【0064】
ステップ206では、識別フラグがオフとされているか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ208へ移行し、否定判定の場合はステップ202へ戻る。
【0065】
ステップ208では、識別フラグをオンとし、識別コード読取モードを機能させる。
【0066】
次のステップ210では、カメラ8が撮像した識別コードの読み取りを行い、識別コードから文字情報を取得する。
【0067】
次のステップ212では、取得した文字情報をキーボード出力として出力する。
【0068】
なお、第1実施形態に係る識別コード読取処理と同様に本実施形態に係る識別コード読取処理は、カメラ8が識別コードを撮像していると判定した後に識別コード読取モードを機能させて識別コードから文字情報を取得する。一方、カメラ8が識別コードを撮像していると判定したときに既に識別コード読取モードが動作中の状態では、識別コードから文字情報の取得を行わない。換言すると、本実施形態に係る識別コード読取処理は、識別コードを読み取った後に、一旦、識別フラグをオンからオフに切り替えられない限り、再び識別コードの読み取りを行うことはない。
これにより、カメラ8が同じ識別コードから文字情報を連続して取得し続けることが防止される。
【0069】
以上説明したように、本実施形態に係るノートPC1は、物理スイッチであるスイッチ部48Bに対するユーザの切り替え操作を切替条件として、通常撮影モードから識別コード読取モードに切り替える。従って、ユーザは、通常撮影モードと識別コード読取モードとの切替を簡易に行うことができる。
【0070】
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
【0071】
例えば、上記実施形態では、情報処理装置をノートPC1とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、情報処理装置をデスクトップ型PC、タブレット型PC、スマートフォン、及びPDA(Personal Digital Assistance)等、その他の情報処理装置とする形態としてもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、カメラ8がノートPC1のディスプレイ側筐体3に内蔵される形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、カメラ8が例えばUSB(Universal Serial Bus)等を介してノートPC1に外部接続される形態としてもよい。
【0073】
また、第1実施形態に係るノートPC1に第2実施形態に係るスイッチ部48Bを組み合わせる形態としてもよい。
この形態の場合、スイッチ部48Bによって識別コード読取モードとされていないと、カメラ8が識別コードを撮像していても、識別コードの読み取りは行われない。これにより、ユーザは、識別コードが含まれる画像をカメラ8によって撮影することができる。
【0074】
また、上記実施形態で説明した識別コード読取処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【符号の説明】
【0075】
1 ノートPC(情報処理装置)
7 LCD(画像表示手段)
8 カメラ(撮像手段)
48A スイッチ部(切替手段)
48B スイッチ部(切替手段)
50 識別コード読取部(識別コード読取手段)
52 文字情報記述部(文字情報記述手段)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2017-02-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える切替手段と、
前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取手段と、
前記識別コード読取手段によって取得された前記文字情報を記述するソフトウェアの選択位置をユーザが選択するための入力手段と、
前記識別コード読み取り手段によって取得された前記文字情報を前記入力手段によって選択された前記ソフトウェアの選択位置に記述する文字情報記述手段と、
を備える情報処理装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項7】
被写体を撮像する撮像手段を有する情報処理装置の識別コード読取方法であって、
前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを、所定条件を満たしたか否かに応じて切り替える工程と、
前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する工程と、
取得した前記文字情報を、ユーザによって選択されたソフトウェアの選択位置に記述する工程と、
を有する識別コード読取方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項8】
撮像手段によって撮像された識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを、所定条件を満たしたか否かに応じて切り替える切替処理と、
前記第2モードの場合に、前記撮像手段によって撮像された前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取処理と、
前記識別コード読取処理によって取得された前記文字情報を、ユーザによって選択されたソフトウェアの選択位置に記述する文字情報記述処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の第一態様に係る情報処理装置は、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを切り替え可能とされ、所定条件を満たした場合に前記第1モードから前記第2モードへ切り替える切替手段と、前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取手段と、前記識別コード読取手段によって取得された前記文字情報を記述するソフトウェアの選択位置をユーザが選択するための入力手段と、前記識別コード読み取り手段によって取得された前記文字情報を前記入力手段によって選択された前記ソフトウェアの選択位置に記述する文字情報記述手段と、を備える。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の第二態様に係る識別コード読取方法は、被写体を撮像する撮像手段を有する情報処理装置の識別コード読取方法であって、前記撮像手段が撮像した識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを、所定条件を満たしたか否かに応じて切り替える工程と、前記第2モードの場合に、前記撮像手段が撮像した前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する工程と、取得した前記文字情報を、ユーザによって選択されたソフトウェアの選択位置に記述する工程と、を有する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の第三態様に係るプログラムは、撮像手段によって撮像された識別コードを読み取らない第1モードと、前記識別コードを読み取る第2モードとを、所定条件を満たしたか否かに応じて切り替える切替処理と、前記第2モードの場合に、前記撮像手段によって撮像された前記識別コードを読み取り、前記識別コードから文字情報を取得する識別コード読取処理と、前記識別コード読取処理によって取得された前記文字情報を、ユーザによって選択されたソフトウェアの選択位置に記述する文字情報記述処理と、をコンピュータに実行させる。