(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022087215
(43)【公開日】2022-06-09
(54)【発明の名称】室内機
(51)【国際特許分類】
F24F 1/0073 20190101AFI20220602BHJP
F24F 13/28 20060101ALI20220602BHJP
【FI】
F24F1/0073
F24F13/28
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022065683
(22)【出願日】2022-04-12
(62)【分割の表示】P 2018048490の分割
【原出願日】2018-03-15
(71)【出願人】
【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也
(72)【発明者】
【氏名】成田 隼人
(57)【要約】
【課題】ユーザがダストボックスの固定を忘れることを防止可能な室内機を提供する。
【解決手段】室内機の筐体2に形成され、ダストボックス3を収納可能な収納用凹部5と、収納用凹部5の開口部を跨いで配置された固定板4とを備えるようにした。そして、ダストボックス3が収納用凹部5から抜ける方向(前方向)への移動を阻止するように、固定板4の中央部側(押圧部25)でダストボックス3が押圧されるようにした。さらに、固定板4の端部側(上端4c側)が筐体2に着脱可能に取り付けられるようにした。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアフィルタから回収されたゴミを収容するダストボックスを備える室内機であって、
前記室内機の筐体に形成され、前記ダストボックスを収納する収納用凹部と、
前記収納用凹部の開口部を跨いで配置され、前記ダストボックスが前記収納用凹部から抜ける方向への移動を阻止するように、中央部側が前記ダストボックスを押圧し、端部側が前記筐体に着脱可能に取り付けられた固定板と、を備えることを特徴とする室内機。
【請求項2】
前記固定板が前記ダストボックスを固定していないときには、前記固定板が前記筐体から垂れ下がった状態となることを特徴とする請求項1に記載の室内機。
【請求項3】
前記開口部は、左右方向に長く、前記筐体の前面に形成されており、
前記筐体は、
前記前面の前記開口部よりも上側の位置に形成された爪受部と、
前記前面の前記開口部よりも下側の位置に形成され、前記固定板が前記開口部を跨いだ状態となるように、前記固定板を回動可能な回動機構と、を備え、
前記固定板は、
前記固定板が前記開口部を跨いだ状態で、前記爪受部に引っ掛かる爪部と、
前記固定板の回動軸と前記爪部との間に形成され、前記固定板が前記開口部を跨いだ状態で、前記ダストボックスを押圧する押圧部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の室内機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エアフィルタを清掃してダストボックスに回収する清掃機能を備える室内機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の室内機では、ダストボックスの中央部や端部にスライド式のロックレバーが設けられている。そして、ユーザが、ロックレバーをスライドさせて、ダストボックスを筐体に固定するようになっている。
しかしながら、特許文献1に記載の室内機では、ユーザがロックレバーをスライドさせる操作を忘れた場合、筐体へのダストボックスの固定が行われていないことに気づき難く、ダストボックスが固定されないまま室内機が使用されてしまう可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような課題に着目したもので、ユーザがダストボックスの固定を忘れることを防止可能な室内機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、(a)エアフィルタから回収されたゴミを収容するダストボックスを備える室内機であって、(b)室内機の筐体に形成され、ダストボックスを収納する収納用凹部と、(c)収納用凹部の開口部を跨いで配置され、ダストボックスが収納用凹部から抜ける方向への移動を阻止するように、中央部側がダストボックスを押圧し、端部側が筐体に着脱できるように取り付けられた固定板と、を備えることを特徴とする室内機であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ダストボックスの固定状態をユーザが直感的に把握できる。そのため、ユーザがダストボックスの固定を忘れることを防止可能な室内機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施形態に係る室内機を示す斜視図である。
【
図2】ダストボックスを取り外した室内機を示す斜視図である。
【
図3】ダストボックスの収納方法を説明するための説明図である。
【
図7】固定機構の動作を説明するための説明図である。
【
図8】固定板を示す図であって、(a)は側面図であり、(b)は背面図である。
【
図9】固定板の動作を説明するための説明図である。
【
図10】柔軟部の効果を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態に係る室内機について、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、エアフィルタを清掃してゴミをダストボックスに収容する清掃機能を備える室内機に、本発明の実施形態に係る室内機を適用した場合を例として説明する。
なお、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法や装置を例示するものである。本発明の技術的思想は、構成部品の形状、構造、配置等を下記のものに特定されるものでない。本発明の技術的思想は、請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
(実施形態)
(構成)
図1に示すように、本発明の実施形態に係る室内機1は、筐体2と、ダストボックス3と、ダストボックス3を筐体2に固定するための固定板4と、を備えている。
(筐体)
図2に示すように、筐体2の前面には、収納用凹部5が形成されている。収納用凹部5は、左右方向に長い開口部6と、略長方体状の内部空間7とを有している。内部空間7は、ダストボックス3よりも若干大きく形成されている。そして、
図3に示すように収納用凹部5は、開口部6からダストボックス3を内部空間7に収納できるようになっている。
【0010】
また、開口部6の内周の上側中央部には、下方に突出している直方体状の凸部8が形成されている。
図6に示すように、凸部8の左側面には、収納用凹部5にダストボックス3が収納されたときに、ダストボックス3に形成された左側凸部18と対向する位置に、左側凹部9が形成されている。左側凸部18は、後述する固定機構12を構成する円柱状の部材である。また、凸部8の右側面には、収納用凹部5にダストボックス3が収納されたときに、ダストボックス3に形成された右側凸部19と対向する位置に、右側凹部10が形成されている。右側凸部19は、固定機構12を構成する円柱状の部材である。
また、筐体2の前面の開口部6よりも上側の位置には、爪受部11が形成されている。
図4に示すように、爪受部11は、開口部が長方形状とされ、固定板4の爪部23が引っ掛かるように、爪受部11の内部の下面が入口側から奥側に向かうほど下がっている。
【0011】
また、
図5に示すように、筐体2の前面の開口部6よりも下側の位置には、固定板4の回動機構20が形成されている。回動機構20は、筐体2の前面の中央部よりも右側の位置に形成された右側支持部21と、左側の位置に形成された不図示の左側支持部とを備えている。右側支持部21及び左側支持部は、左右方向に延びている回動軸22を中心に固定板4が上下方向に回動可能となるように、固定板4の一端4a(以下、「下端4a」とも呼ぶ)側を支持している。そして、固定板4は、
図3に示すように、筐体2から垂れ下がって、ダストボックス3の抜き差しが可能となる状態と、
図1に示すように、開口部6を跨いで、ダストボックス3の抜き差しを妨げる状態とを実現できるようになっている。
【0012】
(ダストボックス)
ダストボックス3は、収納用凹部5に収納された状態で、エアフィルタ(不図示)がダストボックス3の内部を上下方向に移動できるように、上面及び下面が開口された略直方体状に形成されている。また、ダストボックス3の内部には、例えばエアフィルタを前面側及び背面側から挟むように対になったブラシ(不図示)が配置されている。そして、室内機1は、エアフィルタをダストボックス3の内部で上下方向に移動させることで、エアフィルタの表面に付着しているゴミを、対になったブラシにこすり落とさせ、エアフィルタからゴミを回収して、回収したゴミをダストボックス3内に収容するようになっている。なお、ブラシは、必ずしも対になっている必要はなく、エアフィルタの前面側又は背面側のいずれか一方側にのみ配置されていてもよい。 エアフィルタの表面に付着しているゴミをブラシでこすり落とさせるためには、エアフィルタの表面にブラシの先端を適切に当てる必要がある。ブラシは、ダストボックス3内に配置されているため、ブラシの先端をエアフィルタの表面に適切に当てるためには、ダストボックス3が筐体2に正しく固定されていることが望まれる。対になったブラシでエアフィルタを挟むタイプの室内機1の場合は、対になったブラシの先端をエアフィルタの表面に適切に当てる必要があるため、ダストボックス3が筐体2に正しく固定されていることがより望まれる。
【0013】
また、
図6に示すように、ダストボックス3は、ダストボックス3を筐体2に固定するための固定機構12を備えている。固定機構12は、ダストボックス3の前面の中央部よりも左側の位置に設けられた左側スライド部材13と、前面の中央部よりも右側の位置に設けられた右側スライド部材14とを備えている。そして、左側スライド部材13及び右側スライド部材14は、ダストボックス3の前面に沿って左右方向にスライドするようになっている。また、左側スライド部材13には、固定板4の押圧部24が接触する傾斜面15が形成されている。傾斜面15は、上面視で、右側よりも左側のほうが奥側(収納用凹部5の底面に近づく側)となるように、傾斜している。固定板4の押圧部24は、上面視で、傾斜面15との接触時に傾斜面15と平行となる斜辺30を有する略台形状の部材である。また、右側スライド部材14には、固定板4の押圧部25が接触する傾斜面16が形成されている。傾斜面16は、上面視で、左側よりも右側のほうが奥側(収納用凹部5の底面に近づく側)となるように、傾斜している。固定板4の押圧部25は、上面視で、傾斜面16との接触時に傾斜面16と平行となる斜辺31を有する略台形状の部材である。
【0014】
さらに、左側スライド部材13の右側面には、右方に延びている棒状の左側凸部18が形成されている。そして、
図7に示すように、左側凸部18は、左側スライド部材13が筐体2の前面を右方にスライドすることで、左側凹部9内に先端部が進入するようになっている。また、右側スライド部材14の左側面には、左方に延びている棒状の右側凸部19が形成されている。そして、右側凸部19は、右側スライド部材14が筐体2の前面を左方にスライドすることで、右側凹部10内に先端部が進入するようになっている。
【0015】
(固定板)
図8に示すように、固定板4の裏面4bの上端4c側には、固定板4が開口部6を跨いだ状態とされたときに爪受部11と対向する位置に、爪部23が形成されている。裏面4bは、固定板4が開口部6を跨いだ状態とされたときに、筐体2の前面と対向する面である。また、上端4cは、下端4aと反対側に位置する端部である。固定板4が開口部6を跨いだ状態では、爪部23が爪受部11に引っ掛かるようになっている。これにより、室内機1は、固定板4が開口部6を跨いだ状態で、固定板4を筐体2に固定できる。即ち、室内機1は、固定板4の上端4c側が、筐体2に着脱できるように取り付けられる。
また、固定板4の裏面4bの回動軸22と爪部23との間には、互いに左右に離間して配置された台形状の押圧部24、25が形成されている。そして、固定板4が開口部6を跨いだ状態とされると、押圧部24の斜辺30が左側スライド部材13の傾斜面15を押圧するとともに、押圧部25の斜辺31が右側スライド部材14の傾斜面16を押圧するようになっている。これにより、室内機1は、固定板4が筐体2に固定されたときに、固定板4の押圧部24、25、つまり固定板4の中央部側がダストボックス3を押圧するようになっている。そして、その押圧力により、固定機構12が動作し、ダストボックス3が収納用凹部5から抜ける方向(前方向)に移動することを阻止するようになっている。
【0016】
その際、
図7に示すように、押圧部24の斜辺30が傾斜面15を押圧すると、押圧力に応じて左側スライド部材13が筐体2の前面を右方向にスライドし、左側凸部18が左側凹部9に進入する。また、押圧部25の斜辺31が傾斜面16を押圧すると、押圧力に応じて右側スライド部材14が筐体2の前面を左方向にスライドし、右側凸部19が右側凹部10に進入する。そして、左側凸部18が左側凹部9に進入し、右側凸部19が右側凹部10に進入することで、ダストボックス3が筐体2に固定されるようになっている。
【0017】
また、固定板4の爪部23と押圧部24、25との間には、固定板4の他の部位よりも弾性変形しやすい柔軟部17が形成されている。柔軟部17としては、側面視で、クランク状に形成された部位を採用できる。これにより、
図9に示すように、室内機1は、固定板4に爪受部11から爪部23を外す方向の力が与えられると、柔軟部17で固定板4が弾性変形する。それゆえ、柔軟部17以外の部分の弾性変形が抑制され、柔軟部17よりも下端4a側に曲癖(反り)が生じ難い。そのため、曲癖による押圧部24、25の押圧力の低下を抑制でき、左側凸部18の左側凹部9への進入量、及び右側凸部19が右側凹部10への進入量の低減を抑制でき、ダストボックス3を筐体2に確実に固定できる。
【0018】
ここで、柔軟部17の形状として、裏面4b側に固定板4が突出したクランク状を用いることで、
図10に示すように、筐体2から固定板4が垂れ下がった状態となっているときに、室内機1の前方側(ユーザ側)に固定板4の端部(上端4c)が突出した状態となる。そのため、突出している部分が把持部であるとユーザに直感的に認識させることができる。
また、
図1に示すように、筐体2の前面側には、筐体2の上端側から延びているアーム26、27を介して、前面パネル28が配置されている。そして、前面パネル28は、上方に跳ね上がるように、アーム26、27の端部を中心に回動するようになっている。
【0019】
以上説明したように、本発明の実施形態に係る室内機1では、固定板4を収納用凹部5の開口部6を跨いで配置した。そして、ダストボックス3が収納用凹部5から抜ける方向(前方向)に移動することが阻止されるように、固定板4の中央部側(押圧部24、25)でダストボックス3が押圧されるようにした。また、固定板4の端部側(上端4c側)が、筐体2に着脱可能に取り付けられるようにした。それゆえ、本発明の実施形態に係る室内機1によれば、ダストボックス3の固定状態をユーザが直感的に把握できる。そのため、ダストボックス3の固定をユーザが忘れることを防止可能な室内機1を提供できる。
【0020】
また、本発明の実施形態に係る室内機1では、固定板4が開口部6を跨いだ状態で、筐体2の爪受部11に固定板4の爪部23が引っ掛かるようにした。また、固定板4が開口部6を跨いだ状態になると押圧部24、25がダストボックス3に押圧力を与えるようにした。それゆえ、簡易な構成で、ダストボックス3を筐体2に確実に固定できる。
また、本発明の実施形態に係る室内機1では、押圧部24、25から与えられる押圧力により、ダストボックス3を筐体2に固定する固定機構12を、ダストボックス3が備えるようにした。それゆえ、固定機構12に固定を行わせることで、例えば、単にダストボックス3を押圧する方法に比べ、ダストボックス3を筐体2により確実に固定できる。
【0021】
また、本発明の実施形態に係る室内機1では、爪部23と押圧部24、25との間に、固定板4の他の部位よりも弾性変形しやすい柔軟部17を、固定板4が有するようにした。それゆえ、固定板4に爪受部11から爪部23を外す方向の力が付与されると、柔軟部17で固定板4が弾性変形する。それゆえ、柔軟部17以外の部分の弾性変形が抑制され、柔軟部17以外の部分に曲癖が生じ難い。そのため、曲癖による押圧部24、25の押圧力の低下を抑制でき、ダストボックス3を筐体2により確実に固定できる。
また、本発明の実施形態に係る室内機1では、柔軟部17が、側面視で、クランク状に形成された部位からなるようにしたため、簡易な構成で柔軟部17を実現できる。
【0022】
(変形例)
(1)なお、上記実施形態では、固定板4を長方形の板状とする例を示したが、他の構造を採用することもできる。例えば、
図11に示すように、固定板4の上端4cの幅方向中央部を幅方向端部よりも低くするようにしてもよい。これにより、爪受部11から爪部23を外すときに、ユーザが固定板4の上端4cに指を引っ掛けやすい。また、例えば、
図12に示すように、固定板4の上端4c側に複数のリブ29(凹凸)を設けるようにしてもよい。これにより、固定板4の位置を変えるときに、ユーザが固定板4を掴みやすい。
【0023】
(2)また、上記実施形態では、筐体2の開口部6よりも上側の位置に爪受部11を形成する例を示したが、他の構造を採用することもできる。例えば、筐体2の開口部6よりも下側の位置に爪受部11を形成するようにしてもよい。下側の位置に爪受部11を形成する場合、回動機構20の回動軸22を、筐体2の開口部6よりも上側の位置に形成する。
また、例えば回動機構20を備えないようにしてもよい。この場合には、例えば、筐体2の開口部6よりも上側の位置と下側の位置との両方に爪受部11を形成するようにしてもよい。両方に爪受部11を形成する場合、固定板4の爪部23も、固定板4の上端4c側と下端a側との両方に形成する。そして、筐体2の開口部6よりも上側の爪受部11が固定板4の上端4c側の爪部23に引っ掛かり、筐体2の開口部6よりも下側の爪受部11が固定板4の下端4a側の爪部23に引っ掛かるようにする。
【0024】
(3)また、上記実施形態では、柔軟部17をクランク状に形成された部位とする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、固定板4の他の部位よりも薄肉の部位としてもよく、幅狭の部位としてもよく、スリットが形成された部位としてもよい。
【符号の説明】
【0025】
1…室内機、2…筐体、3…ダストボックス、4…固定板、4a…下端、4b…裏面、4c…上端、5…収納用凹部、6…開口部、7…内部空間、8…凸部、9…左側凹部、10…右側凹部、11…爪受部、12…固定機構、13…左側スライド部材、14…右側スライド部材、15、16…傾斜面、17…柔軟部、18…左側凸部、19…右側凸部、20…回動機構、21…右側支持部、22…回動軸、23…爪部、24、25…押圧部、26、27…アーム、28…前面パネル、29…リブ、30、31…斜辺