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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008737
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】斜め掛けできる化粧ポーチ
(51)【国際特許分類】
   A45C 11/00 20060101AFI20220106BHJP
【FI】
A45C11/00 G
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2019082329
(22)【出願日】2019-04-23
(31)【優先権主張番号】201910300746.7
(32)【優先日】2019-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518288707
【氏名又は名称】舒泳軍
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(74)【代理人】
【識別番号】718005386
【氏名又は名称】黄 暁磊
(72)【発明者】
【氏名】汪賢栄
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045BA11
3B045CE07
3B045CE09
3B045EA02
3B045EB10
3B045GA01
3B045GA02
3B045GB01
3B045GB02
3B045GC01
3B045GC02
3B045GD01
3B045GD06
(57)【要約】      (修正有)
【課題】斜め掛けできる化粧ポーチを提供する。
【解決手段】ポーチ主体15を含み、布ベルト21を使用する時、ノブ27を回し、ウォーム26を回転連動させ、前記ウォームがウォームホイール24との噛み合いにより第一回転ロッド23を回転連動させ、第一ギヤがチェーンにより伝動して第二ギヤを回転連動させ、第二ギヤが回転して第二回転ロッド17と回転盤19とを回転連動させ、布ベルトを引き戻し又は送り出し、布ベルトを使用してショルダーベルトを形成し、ポーチを斜め掛けし、どのような状況でも携帯でき、布ベルトを使用しない場合、布ベルトをロックし、布ベルトが引き出されることを防止する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポーチ主体を含み、前記ポーチ主体の前側端面には固定箱が固定的に装着され、前記固定箱の中には延長チャンバが設置され、前記延長チャンバの前側端面には第二回転ロッドが回転できるように装着され、前記第二回転ロッドには回転盤が固定的に装着され、前記回転盤には環状の回転溝が一つ設置され、前記回転溝にはポーチを斜めに掛けることができる布ベルトが巻き付いており、前記延長チャンバの底壁には前記固定箱の左側端面を貫通する連通溝が連通するように設置され、前記布ベルトが前記連通溝を通し、前記延長チャンバの上方には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの底壁の中には前記固定箱の頂部端面を貫通するウォームが回転できるように装着され、前記ウォームの頂部端面にはノブが固定的に装着され、前記動力チャンバと前記延長チャンバの後側には伝動できる伝動機構が設置され、前記布ベルトを使用してポーチを斜め掛けする時、前記ノブを回し、前記伝動機構により前記回転盤を回転連動させ、前記布ベルトが引き出されることができ、前記布ベルトの左側端面にはバックルを掛けることができるバックル機構が固定的に装着され、前記バックル機構は前記布ベルトの左側端面に固定的に装着されるロックリングを含み、前記ロックリングの中には抜き穴が設置され、前記抜き穴の頂壁には推し動かしチャンバが連通するように設置され、前記推し動かしチャンバの中にはロックすることができるバックルがスライドできるように装着されることを特徴とする斜め掛けできる化粧ポーチ。
【請求項2】
前記動力チャンバの前側内壁の中には前記伝動チャンバの前側内壁を貫通する第一回転ロッドが回転できるように装着され、前記第一回転ロッドの前側端面にはウォームホイールが固定的に装着され、前記ウォームホイールと前記ウォームとが噛み合い、前記第一回転ロッドの後側端面には第一ギヤが固定的に装着され、前記第二回転ロッドが後ろへ伸びて前記伝動チャンバの前側内壁を貫通し、前記第二回転ロッドの後側端面には第二ギヤが固定的に装着され、前記第二ギヤと前記第一ギヤとの間にはチェーンが伝動できるように装着され、前記布ベルトを使用する時、前記ノブを回し、前記ウォームを回転連動させ、前記ウォームが前記ウォームホイールとの噛み合いにより前記第一回転ロッドを回転連動させ、前記第一ギヤが前記チェーンにより伝動して前記第二ギヤを回転連動させ、前記第二ギヤが回転して前記第二回転ロッドと前記回転盤とを回転連動させ、前記布ベルトを引き戻し又は送り出すことを特徴とする請求項1に記載の斜め掛けできる化粧ポーチ。
【請求項3】
前記ポーチ主体の中には上方に開口したポーチ主体チャンバが設置され、前記ポーチ主体の頂部端面にはポーチ蓋が固定的に連結され、前記ポーチ蓋の中には下方に開口したポーチ蓋チャンバが設置され、前記ポーチ蓋チャンバの頂壁の中には三つの固定スリーブが固定的に装着され、前記ポーチ蓋の頂部端面には持ち手が固定的に装着され、前記ポーチ蓋の底部端面と前記ポーチ主体の頂部端面にはファスナーが固定的に装着され、それによりポーチを閉めようとする時、前記ファスナーにより実現し、前記化粧ペンを前記固定スリーブに置くことができることを特徴とする請求項1に記載の斜め掛けできる化粧ポーチ。
【請求項4】
前記バックル機構はまた前記推し動かしチャンバの中にスライドできるように装着される推し動かしブロックを含み、前記推し動かしブロックが前記バックルと固定的に装着され、前記推し動かしブロックの頂部端面と前記推し動かしチャンバの頂壁との間には第二ばねが固定的に装着され、前記固定箱の左側端面の前側には固定板が対称的に固定的に装着され、前後の前記固定板との間には補助ロッドが回転できるように係合装着され、前記補助ロッドには補助ブロックが固定的に装着され、前記補助ブロックの中には第二ロック溝が設置され、前記ポーチ主体の後側端面には後方に開口したばねチャンバが設置され、前記ばねチャンバの中にはロックブロックがスライドできるように装着され、前記ロックブロックの前側端面と前記ばねチャンバの前側内壁との間には第一ばねが固定的に装着され、前記ロックブロックの中には第一ロック溝が設置され、前記布ベルトでポーチを斜め掛けしない時、前記推し動かしブロックを推し動かし、前記バックルを移動連動させ、前記バックルに前記第二ロック溝を通らせ、ロックを掛け、誤った操作で前記布ベルトが引き出されることを防止し、前記布ベルトを使用してポーチを斜め掛けする時、前記布ベルトを引き出し、前記バックルに前記第一ロック溝を通らせ、ロックを掛け、ポーチを斜めに掛けることができるショルダーベルトが形成されることを特徴とする請求項1に記載の斜め掛けできる化粧ポーチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は化粧ポーチ分野に関わり、具体的には斜め掛けできる化粧ポーチである。
【背景技術】
【0002】
普通の化粧ポーチを持って出かける時、一般的には化粧ポーチをもう一つの鞄の中に入れ、それで鞄のスペースをかなり取り、また、鞄を持っていない場合には、普通の化粧ポーチの携帯が難しく、手に持つのが非常に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105795689号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は斜め掛けできる化粧ポーチを提供し、既存技術にある上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の斜め掛けできる化粧ポーチは、ポーチ主体を含み、前記ポーチ主体の前側端面には固定箱が固定的に装着され、前記固定箱の中には延長チャンバが設置され、前記延長チャンバの前側端面には第二回転ロッドが回転できるように装着され、前記第二回転ロッドには回転盤が固定的に装着され、前記回転盤には環状の回転溝が一つ設置され、前記回転溝にはポーチを斜めに掛けることができる布ベルトが巻き付いており、前記延長チャンバの底壁には前記固定箱の左側端面を貫通する連通溝が連通するように設置され、前記布ベルトが前記連通溝を通し、前記延長チャンバの上方には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの底壁の中には前記固定箱の頂部端面を貫通するウォームが回転できるように装着され、前記ウォームの頂部端面にはノブが固定的に装着され、前記動力チャンバと前記延長チャンバの後側には伝動できる伝動機構が設置され、前記布ベルトを使用してポーチを斜め掛けする時、前記ノブを回し、前記伝動機構により前記回転盤を回転連動させ、前記布ベルトが引き出されることができ、前記布ベルトの左側端面にはバックルを掛けることができるバックル機構が固定的に装着され、前記バックル機構は前記布ベルトの左側端面に固定的に装着されるロックリングを含み、前記ロックリングの中には抜き穴が設置され、前記抜き穴の頂壁には推し動かしチャンバが連通するように設置され、前記推し動かしチャンバの中にはロックすることができるバックルがスライドできるように装着される。
【0006】
さらなる技術プランには、前記伝動機構は前記動力チャンバの後側に設置される伝動チャンバを含み、前記動力チャンバの前側内壁の中には前記伝動チャンバの前側内壁を貫通する第一回転ロッドが回転できるように装着され、前記第一回転ロッドの前側端面にはウォームホイールが固定的に装着され、前記ウォームホイールと前記ウォームとが噛み合い、前記第一回転ロッドの後側端面には第一ギヤが固定的に装着され、前記第二回転ロッドが後ろへ伸びて前記伝動チャンバの前側内壁を貫通し、前記第二回転ロッドの後側端面には第二ギヤが固定的に装着され、前記第二ギヤと前記第一ギヤとの間にはチェーンが伝動できるように装着される。
【0007】
さらなる技術プランには、前記ポーチ主体の中には上方に開口したポーチ主体チャンバが設置され、前記ポーチ主体の頂部端面にはポーチ蓋が固定的に連結され、前記ポーチ蓋の中には下方に開口したポーチ蓋チャンバが設置され、前記ポーチ蓋チャンバの頂壁の中には三つの固定スリーブが固定的に装着され、前記ポーチ蓋の頂部端面には持ち手が固定的に装着され、前記ポーチ蓋の底部端面と前記ポーチ主体の頂部端面にはファスナーが固定的に装着される。
【0008】
さらなる技術プランには、前記バックル機構はまた前記推し動かしチャンバの中にスライドできるように装着される推し動かしブロックを含み、前記推し動かしブロックが前記バックルと固定的に装着され、前記推し動かしブロックの頂部端面と前記推し動かしチャンバの頂壁との間には第二ばねが固定的に装着され、前記固定箱の左側端面の前側には固定板が対称的に固定的に装着され、前後の前記固定板との間には補助ロッドが回転できるように係合装着され、前記補助ロッドには補助ブロックが固定的に装着され、前記補助ブロックの中には第二ロック溝が設置され、前記ポーチ主体の後側端面には後方に開口したばねチャンバが設置され、前記ばねチャンバの中にはロックブロックがスライドできるように装着され、前記ロックブロックの前側端面と前記ばねチャンバの前側内壁との間には第一ばねが固定的に装着され、前記ロックブロックの中には第一ロック溝が設置される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益な効果は:本発明はノブを回すことを通じて、布ベルトを引き戻し又は送り出し、ポーチを他のカバンなどに置いて携帯することができない場合に、布ベルトを使用してショルダーベルトを形成し、それによりポーチを斜め掛けし、どのような状況でも携帯でき、布ベルトを使用しない場合、布ベルトをロックし、布ベルトが引き出されることを防止し、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は本発明の構成概略図
図2図2図1の中のA-A方向の断面構成概略図
図3図3図1の中のB-B方向の断面構成概略図
図4図4図1の中のCの拡大概略図
図5図5図4の中のDの拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に図1-5を合わせて本発明を詳しく説明する。意思の疎通に便利なため、後文に出る方位を以下の通りに規定する:後文に出る上下左右前後方向は図1本体の投影関係の上下左右前後方向と一致する。
【0012】
図1-5を参照し、本発明の斜め掛けできる化粧ポーチは、ポーチ主体15を含み、前記ポーチ主体15の前側端面には固定箱16が固定的に装着され、前記固定箱16の中には延長チャンバ22が設置され、前記延長チャンバ22の前側端面には第二回転ロッド17が回転できるように装着され、前記第二回転ロッド17には回転盤19が固定的に装着され、前記回転盤19には環状の回転溝20が一つ設置され、前記回転溝20にはポーチを斜めに掛けることができる布ベルト21が巻き付いており、前記延長チャンバ22の底壁には前記固定箱16の左側端面を貫通する連通溝18が連通するように設置され、前記布ベルト21が前記連通溝18を通し、前記延長チャンバ22の上方には動力チャンバ25が設置され、前記動力チャンバ25の底壁の中には前記固定箱16の頂部端面を貫通するウォーム26が回転できるように装着され、前記ウォーム26の頂部端面にはノブ27が固定的に装着され、前記動力チャンバ25と前記延長チャンバ22の後側には伝動できる伝動機構80が設置され、前記布ベルト21を使用してポーチを斜め掛けする時、前記ノブ27を回し、前記伝動機構80により前記回転盤19を回転連動させ、前記布ベルト21が引き出されることができ、前記布ベルト21の左側端面にはバックルを掛けることができるバックル機構70が固定的に装着され、前記バックル機構70は前記布ベルト21の左側端面に固定的に装着されるロックリング43を含み、前記ロックリング43の中には抜き穴48が設置され、前記抜き穴48の頂壁には推し動かしチャンバ45が連通するように設置され、前記推し動かしチャンバ45の中にはロックすることができるバックル47がスライドできるように装着される。
【0013】
前記伝動機構80は前記動力チャンバ25の後側に設置される伝動チャンバ31を含み、前記動力チャンバ25の前側内壁の中には前記伝動チャンバ31の前側内壁を貫通する第一回転ロッド23が回転できるように装着され、前記第一回転ロッド23の前側端面にはウォームホイール24が固定的に装着され、前記ウォームホイール24と前記ウォーム26とが噛み合い、前記第一回転ロッド23の後側端面には第一ギヤ32が固定的に装着され、前記第二回転ロッド17が後ろへ伸びて前記伝動チャンバ31の前側内壁を貫通し、前記第二回転ロッド17の後側端面には第二ギヤ34が固定的に装着され、前記第二ギヤ34と前記第一ギヤ32との間にはチェーン33が伝動できるように装着され、それにより布ベルト21を使用する時、ノブ27を回し、ウォーム26を回転連動させ、ウォーム26がウォームホイール24との噛み合いにより第一回転ロッド23を回転連動させ、それにより第一ギヤ32がチェーン33により伝動して第二ギヤ34を回転連動させ、第二ギヤ34が回転して第二回転ロッド17と回転盤19とを回転連動させ、それにより布ベルト21を引き戻し又は送り出す。
【0014】
前記ポーチ主体15の中には上方に開口したポーチ主体チャンバ29が設置され、前記ポーチ主体15の頂部端面にはポーチ蓋12が固定的に連結され、前記ポーチ蓋12の中には下方に開口したポーチ蓋チャンバ28が設置され、前記ポーチ蓋チャンバ28の頂壁の中には三つの固定スリーブ30が固定的に装着され、前記ポーチ蓋12の頂部端面には持ち手11が固定的に装着され、前記ポーチ蓋12の底部端面と前記ポーチ主体15の頂部端面にはファスナー14が固定的に装着され、それによりポーチを閉めようとする時、ファスナー14により実現し、化粧ペンを固定スリーブ30に置くことができる。
【0015】
前記バックル機構70はまた前記推し動かしチャンバ45の中にスライドできるように装着される推し動かしブロック46を含み、前記推し動かしブロック46が前記バックル47と固定的に装着され、前記推し動かしブロック46の頂部端面と前記推し動かしチャンバ45の頂壁との間には第二ばね44が固定的に装着され、前記固定箱16の左側端面の前側には固定板40が対称的に固定的に装着され、前後の前記固定板40との間には補助ロッド41が回転できるように係合装着され、前記補助ロッド41には補助ブロック42が固定的に装着され、前記補助ブロック42の中には第二ロック溝39が設置され、前記ポーチ主体15の後側端面には後方に開口したばねチャンバ38が設置され、前記ばねチャンバ38の中にはロックブロック35がスライドできるように装着され、前記ロックブロック35の前側端面と前記ばねチャンバ38の前側内壁との間には第一ばね36が固定的に装着され、前記ロックブロック35の中には第一ロック溝37が設置され、それにより布ベルトでポーチを斜め掛けしない時、推し動かしブロック46を推し動かし、バックル47を移動連動させ、バックル47に第二ロック溝39を通らせ、ロックを掛け、それにより誤った操作で布ベルト21が引き出されることを防止し、布ベルト21を使用してポーチを斜め掛けする時、布ベルト21を引き出し、バックル47に第一ロック溝37を通らせ、ロックを掛け、それによりポーチを斜めに掛けることができるショルダーベルトが形成される。
【0016】
使用する時、ポーチを閉めようとする時、ファスナー14により実現し、化粧ペンを固定スリーブ30に置くことができ、布ベルト21でポーチを斜め掛けしない時、推し動かしブロック46を推し動かし、バックル47を移動連動させ、バックル47に第二ロック溝39を通らせ、ロックを掛け、それにより誤った操作で布ベルト21が引き出されることを防止し、布ベルト21を使用してポーチを斜め掛けする時、ノブ27を回し、ウォーム26を回転連動させ、ウォーム26がウォームホイール24との噛み合いにより第一回転ロッド23を回転連動させ、それにより第一ギヤ32がチェーン33により伝動して第二ギヤ34を回転連動させ、第二ギヤ34が回転して第二回転ロッド17と回転盤19とを回転連動させ、それにより布ベルト21を送り出し、バックル47に第一ロック溝37を通らせ、ロックを掛け、それによりポーチを斜めに掛けることができるショルダーベルトが形成される。
【0017】
本発明の有益な効果は:本発明はノブを回すことを通じて、布ベルトを引き戻し又は送り出し、ポーチを他のカバンなどに置いて携帯することができない場合に、布ベルトを使用してショルダーベルトを形成し、それによりポーチを斜め掛けし、どのような状況でも携帯でき、布ベルトを使用しない場合、布ベルトをロックし、布ベルトが引き出されることを防止し、普及する価値がある。
【0018】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2020-04-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポーチ主体を含み、前記ポーチ主体の前側端面には固定箱が固定的に装着され、前記固定箱の中には延長チャンバが設置され、前記延長チャンバの前側端面には第二回転ロッドが回転できるように装着され、前記第二回転ロッドには回転盤が固定的に装着され、前記回転盤には環状の回転溝が一つ設置され、前記回転溝にはポーチを斜めに掛けることができる布ベルトが巻き付いており、前記延長チャンバの底壁には前記固定箱の左側端面を貫通する連通溝が連通するように設置され、前記布ベルトが前記連通溝を通し、前記延長チャンバの上方には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの底壁には前記固定箱の頂部端面を貫通するウォームが回転できるように装着され、前記ウォームの頂部端面にはノブが固定的に装着され、前記動力チャンバと前記延長チャンバの後側には伝動できる伝動機構が設置され、前記布ベルトを使用してポーチを斜め掛けする時、前記ノブを回し、前記伝動機構により前記回転盤を回転連動させ、前記布ベルトが引き出されることができ、前記布ベルトの左側端面にはバックルを掛けることができるバックル機構が固定的に装着され、前記バックル機構は前記布ベルトの左側端面に固定的に装着されるロックリングを含み、前記ロックリングの中には抜き穴が設置され、前記抜き穴の頂壁には推し動かしチャンバが連通するように設置され、前記推し動かしチャンバの中にはロックすることができるバックルがスライドできるように装着されることを特徴とする斜め掛けできる化粧ポーチ。
【請求項2】
前記動力チャンバの前側の壁には後端が前記伝動チャンバの前側の壁を貫通する第一回転ロッドが回転できるように装着され、前記第一回転ロッドの前側端面にはウォームホイールが固定的に装着され、前記ウォームホイールと前記ウォームとが噛み合い、前記第一回転ロッドの後側端面には第一ギヤが固定的に装着され、前記第二回転ロッドが後ろへ伸びて前記伝動チャンバの前側内壁を貫通し、前記第二回転ロッドの後側端面には第二ギヤが固定的に装着され、前記第二ギヤと前記第一ギヤとの間にはチェーンが伝動できるように装着され、前記布ベルトを使用する時、前記ノブを回し、前記ウォームを回転連動させ、前記ウォームが前記ウォームホイールとの噛み合いにより前記第一回転ロッドを回転連動させ、前記第一ギヤが前記チェーンにより伝動して前記第二ギヤを回転連動させ、前記第二ギヤが回転して前記第二回転ロッドと前記回転盤とを回転連動させ、前記布ベルトを引き戻し又は送り出すことを特徴とする請求項1に記載の斜め掛けできる化粧ポーチ。
【請求項3】
前記ポーチ主体の中には上方に開口したポーチ主体チャンバが設置され、前記ポーチ主体の頂部端面にはポーチ蓋が固定的に連結され、前記ポーチ蓋の中には下方に開口したポーチ蓋チャンバが設置され、前記ポーチ蓋チャンバの頂壁の中には三つの固定スリーブが固定的に装着され、前記ポーチ蓋の頂部端面には持ち手が固定的に装着され、前記ポーチ蓋の底部端面と前記ポーチ主体の頂部端面にはファスナーが固定的に装着され、それによりポーチを閉めようとする時、前記ファスナーにより実現し、前記化粧ペンを前記固定スリーブに置くことができることを特徴とする請求項1に記載の斜め掛けできる化粧ポーチ。
【請求項4】
前記バックル機構はまた前記推し動かしチャンバの中にスライドできるように装着される推し動かしブロックを含み、前記推し動かしブロックが前記バックルと固定的に装着され、前記推し動かしブロックの頂部端面と前記推し動かしチャンバの頂壁との間には第二ばねが固定的に装着され、前記固定箱の左側端面の前側には固定板が対称的に固定的に装着され、前後の前記固定板との間には補助ロッドが回転できるように係合装着され、前記補助ロッドには補助ブロックが固定的に装着され、前記補助ブロックの中には第二ロック溝が設置され、前記ポーチ主体の後側端面には後方に開口したばねチャンバが設置され、前記ばねチャンバの中にはロックブロックがスライドできるように装着され、前記ロックブロックの前側端面と前記ばねチャンバの前側内壁との間には第一ばねが固定的に装着され、前記ロックブロックの中には第一ロック溝が設置され、前記布ベルトでポーチを斜め掛けしない時、前記推し動かしブロックを推し動かし、前記バックルを移動連動させ、前記バックルに前記第二ロック溝を通らせ、ロックを掛け、誤った操作で前記布ベルトが引き出されることを防止し、前記布ベルトを使用してポーチを斜め掛けする時、前記布ベルトを引き出し、前記バックルに前記第一ロック溝を通らせ、ロックを掛け、ポーチを斜めに掛けることができるショルダーベルトが形成されることを特徴とする請求項1に記載の斜め掛けできる化粧ポーチ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は化粧ポーチ分野に関わり、具体的には斜め掛けできる化粧ポーチである。
【背景技術】
【0002】
普通の化粧ポーチを持って出かける時、一般的には化粧ポーチをもう一つの鞄の中に入れ、それで鞄のスペースをかなり取り、また、鞄を持っていない場合には、普通の化粧ポーチの携帯が難しく、手に持つのが非常に不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第105795689号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は斜め掛けできる化粧ポーチを提供し、既存技術にある上記欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の斜め掛けできる化粧ポーチは、ポーチ主体を含み、前記ポーチ主体の前側端面には固定箱が固定的に装着され、前記固定箱の中には延長チャンバが設置され、前記延長チャンバの前側端面には第二回転ロッドが回転できるように装着され、前記第二回転ロッドには回転盤が固定的に装着され、前記回転盤には環状の回転溝が一つ設置され、前記回転溝にはポーチを斜めに掛けることができる布ベルトが巻き付いており、前記延長チャンバの底壁には前記固定箱の左側端面を貫通する連通溝が連通するように設置され、前記布ベルトが前記連通溝を通し、前記延長チャンバの上方には動力チャンバが設置され、前記動力チャンバの底壁には前記固定箱の頂部端面を貫通するウォームが回転できるように装着され、前記ウォームの頂部端面にはノブが固定的に装着され、前記動力チャンバと前記延長チャンバの後側には伝動できる伝動機構が設置され、前記布ベルトを使用してポーチを斜め掛けする時、前記ノブを回し、前記伝動機構により前記回転盤を回転連動させ、前記布ベルトが引き出されることができ、前記布ベルトの左側端面にはバックルを掛けることができるバックル機構が固定的に装着され、前記バックル機構は前記布ベルトの左側端面に固定的に装着されるロックリングを含み、前記ロックリングの中には抜き穴が設置され、前記抜き穴の頂壁には推し動かしチャンバが連通するように設置され、前記推し動かしチャンバの中にはロックすることができるバックルがスライドできるように装着される。
【0006】
さらなる技術プランには、前記伝動機構は前記動力チャンバの後側に設置される伝動チャンバを含み、前記動力チャンバの前側の壁には後端が前記伝動チャンバの前側の壁を貫通する第一回転ロッドが回転できるように装着され、前記第一回転ロッドの前側端面にはウォームホイールが固定的に装着され、前記ウォームホイールと前記ウォームとが噛み合い、前記第一回転ロッドの後側端面には第一ギヤが固定的に装着され、前記第二回転ロッドが後ろへ伸びて前記伝動チャンバの前側内壁を貫通し、前記第二回転ロッドの後側端面には第二ギヤが固定的に装着され、前記第二ギヤと前記第一ギヤとの間にはチェーンが伝動できるように装着される。
【0007】
さらなる技術プランには、前記ポーチ主体の中には上方に開口したポーチ主体チャンバが設置され、前記ポーチ主体の頂部端面にはポーチ蓋が固定的に連結され、前記ポーチ蓋の中には下方に開口したポーチ蓋チャンバが設置され、前記ポーチ蓋チャンバの頂壁の中には三つの固定スリーブが固定的に装着され、前記ポーチ蓋の頂部端面には持ち手が固定的に装着され、前記ポーチ蓋の底部端面と前記ポーチ主体の頂部端面にはファスナーが固定的に装着される。
【0008】
さらなる技術プランには、前記バックル機構はまた前記推し動かしチャンバの中にスライドできるように装着される推し動かしブロックを含み、前記推し動かしブロックが前記バックルと固定的に装着され、前記推し動かしブロックの頂部端面と前記推し動かしチャンバの頂壁との間には第二ばねが固定的に装着され、前記固定箱の左側端面の前側には固定板が対称的に固定的に装着され、前後の前記固定板との間には補助ロッドが回転できるように係合装着され、前記補助ロッドには補助ブロックが固定的に装着され、前記補助ブロックの中には第二ロック溝が設置され、前記ポーチ主体の後側端面には後方に開口したばねチャンバが設置され、前記ばねチャンバの中にはロックブロックがスライドできるように装着され、前記ロックブロックの前側端面と前記ばねチャンバの前側内壁との間には第一ばねが固定的に装着され、前記ロックブロックの中には第一ロック溝が設置される。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益な効果は:本発明はノブを回すことを通じて、布ベルトを引き戻し又は送り出し、ポーチを他のカバンなどに置いて携帯することができない場合に、布ベルトを使用してショルダーベルトを形成し、それによりポーチを斜め掛けし、どのような状況でも携帯でき、布ベルトを使用しない場合、布ベルトをロックし、布ベルトが引き出されることを防止し、普及する価値がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は本発明の構成概略図
図2図2図1の中のA-A方向の断面構成概略図
図3図3図1の中のB-B方向の断面構成概略図
図4図4図1の中のCの拡大概略図
図5図5図4の中のDの拡大概略図
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に図1-5を合わせて本発明を詳しく説明する。意思の疎通に便利なため、後文に出る方位を以下の通りに規定する:後文に出る上下左右前後方向は図1本体の投影関係の上下左右前後方向と一致する。
【0012】
図1-5を参照し、本発明の斜め掛けできる化粧ポーチは、ポーチ主体15を含み、前記ポーチ主体15の前側端面には固定箱16が固定的に装着され、前記固定箱16の中には延長チャンバ22が設置され、前記延長チャンバ22の前側端面には第二回転ロッド17が回転できるように装着され、前記第二回転ロッド17には回転盤19が固定的に装着され、前記回転盤19には環状の回転溝20が一つ設置され、前記回転溝20にはポーチを斜めに掛けることができる布ベルト21が巻き付いており、前記延長チャンバ22の底壁には前記固定箱16の左側端面を貫通する連通溝18が連通するように設置され、前記布ベルト21が前記連通溝18を通し、前記延長チャンバ22の上方には動力チャンバ25が設置され、前記動力チャンバ25の底壁には前記固定箱16の頂部端面を貫通するウォーム26が回転できるように装着され、前記ウォーム26の頂部端面にはノブ27が固定的に装着され、前記動力チャンバ25と前記延長チャンバ22の後側には伝動できる伝動機構80が設置され、前記布ベルト21を使用してポーチを斜め掛けする時、前記ノブ27を回し、前記伝動機構80により前記回転盤19を回転連動させ、前記布ベルト21が引き出されることができ、前記布ベルト21の左側端面にはバックルを掛けることができるバックル機構70が固定的に装着され、前記バックル機構70は前記布ベルト21の左側端面に固定的に装着されるロックリング43を含み、前記ロックリング43の中には抜き穴48が設置され、前記抜き穴48の頂壁には推し動かしチャンバ45が連通するように設置され、前記推し動かしチャンバ45の中にはロックすることができるバックル47がスライドできるように装着される。
【0013】
前記伝動機構80は前記動力チャンバ25の後側に設置される伝動チャンバ31を含み、前記動力チャンバ25の前側の壁には後端が前記伝動チャンバ31の前側の壁を貫通する第一回転ロッド23が回転できるように装着され、前記第一回転ロッド23の前側端面にはウォームホイール24が固定的に装着され、前記ウォームホイール24と前記ウォーム26とが噛み合い、前記第一回転ロッド23の後側端面には第一ギヤ32が固定的に装着され、前記第二回転ロッド17が後ろへ伸びて前記伝動チャンバ31の前側内壁を貫通し、前記第二回転ロッド17の後側端面には第二ギヤ34が固定的に装着され、前記第二ギヤ34と前記第一ギヤ32との間にはチェーン33が伝動できるように装着され、それにより布ベルト21を使用する時、ノブ27を回し、ウォーム26を回転連動させ、ウォーム26がウォームホイール24との噛み合いにより第一回転ロッド23を回転連動させ、それにより第一ギヤ32がチェーン33により伝動して第二ギヤ34を回転連動させ、第二ギヤ34が回転して第二回転ロッド17と回転盤19とを回転連動させ、それにより布ベルト21を引き戻し又は送り出す。
【0014】
前記ポーチ主体15の中には上方に開口したポーチ主体チャンバ29が設置され、前記ポーチ主体15の頂部端面にはポーチ蓋12が固定的に連結され、前記ポーチ蓋12の中には下方に開口したポーチ蓋チャンバ28が設置され、前記ポーチ蓋チャンバ28の頂壁の中には三つの固定スリーブ30が固定的に装着され、前記ポーチ蓋12の頂部端面には持ち手11が固定的に装着され、前記ポーチ蓋12の底部端面と前記ポーチ主体15の頂部端面にはファスナー14が固定的に装着され、それによりポーチを閉めようとする時、ファスナー14により実現し、化粧ペンを固定スリーブ30に置くことができる。
【0015】
前記バックル機構70はまた前記推し動かしチャンバ45の中にスライドできるように装着される推し動かしブロック46を含み、前記推し動かしブロック46が前記バックル47と固定的に装着され、前記推し動かしブロック46の頂部端面と前記推し動かしチャンバ45の頂壁との間には第二ばね44が固定的に装着され、前記固定箱16の左側端面の前側には固定板40が対称的に固定的に装着され、前後の前記固定板40との間には補助ロッド41が回転できるように係合装着され、前記補助ロッド41には補助ブロック42が固定的に装着され、前記補助ブロック42の中には第二ロック溝39が設置され、前記ポーチ主体15の後側端面には後方に開口したばねチャンバ38が設置され、前記ばねチャンバ38の中にはロックブロック35がスライドできるように装着され、前記ロックブロック35の前側端面と前記ばねチャンバ38の前側内壁との間には第一ばね36が固定的に装着され、前記ロックブロック35の中には第一ロック溝37が設置され、それにより布ベルトでポーチを斜め掛けしない時、推し動かしブロック46を推し動かし、バックル47を移動連動させ、バックル47に第二ロック溝39を通らせ、ロックを掛け、それにより誤った操作で布ベルト21が引き出されることを防止し、布ベルト21を使用してポーチを斜め掛けする時、布ベルト21を引き出し、バックル47に第一ロック溝37を通らせ、ロックを掛け、それによりポーチを斜めに掛けることができるショルダーベルトが形成される。
【0016】
使用する時、ポーチを閉めようとする時、ファスナー14により実現し、化粧ペンを固定スリーブ30に置くことができ、布ベルト21でポーチを斜め掛けしない時、推し動かしブロック46を推し動かし、バックル47を移動連動させ、バックル47に第二ロック溝39を通らせ、ロックを掛け、それにより誤った操作で布ベルト21が引き出されることを防止し、布ベルト21を使用してポーチを斜め掛けする時、ノブ27を回し、ウォーム26を回転連動させ、ウォーム26がウォームホイール24との噛み合いにより第一回転ロッド23を回転連動させ、それにより第一ギヤ32がチェーン33により伝動して第二ギヤ34を回転連動させ、第二ギヤ34が回転して第二回転ロッド17と回転盤19とを回転連動させ、それにより布ベルト21を送り出し、バックル47に第一ロック溝37を通らせ、ロックを掛け、それによりポーチを斜めに掛けることができるショルダーベルトが形成される。
【0017】
本発明の有益な効果は:本発明はノブを回すことを通じて、布ベルトを引き戻し又は送り出し、ポーチを他のカバンなどに置いて携帯することができない場合に、布ベルトを使用してショルダーベルトを形成し、それによりポーチを斜め掛けし、どのような状況でも携帯でき、布ベルトを使用しない場合、布ベルトをロックし、布ベルトが引き出されることを防止し、普及する価値がある。
【0018】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。