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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022087463
(43)【公開日】2022-06-13
(54)【発明の名称】荷台装置
(51)【国際特許分類】
   A47G 29/12 20060101AFI20220606BHJP
   B66F 7/02 20060101ALN20220606BHJP
【FI】
A47G29/12 Z
B66F7/02 E
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020199403
(22)【出願日】2020-12-01
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-02-24
(71)【出願人】
【識別番号】520472376
【氏名又は名称】園原 好則
(74)【代理人】
【識別番号】100161975
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 恵太
(72)【発明者】
【氏名】園原 好則
【テーマコード(参考)】
3K100
【Fターム(参考)】
3K100CA14
3K100CA19
3K100CA45
3K100CA47
3K100CD03
(57)【要約】
【課題】荷台を上方に押し上げる操作が容易な荷台装置を提供する。
【解決手段】
荷台装置1は、上下方向に延びる一対のレール2と、一対のレール2挟まれるとともに、一対のレール2の前方に突出して位置し、一対のレール2に案内されて上下に移動可能な荷台3と、荷台3に接続する一端部5aと、一端部5aから上方に延びた後に下方に引き返すように延びた先に位置する他端部5bと、を有するロープ5と、ロープ5の一端部5a側に対向する第1開口部A1と、ロープ5の他端部5b側に対向して他端部5b側に向けて径が広がる第2開口部A2と、を有してロープ5が上方に延びた後に下方に引き返すようにロープ5をガイドする略U字状のガイド部材6と、ロープ5の他端部5bが接続し、自身を上下に移動させることで荷台3を上下に操作することが可能な取っ手4と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に延びる一対のレールと、
前記一対のレール挟まれるとともに、前記一対のレールの前方に突出して位置し、前記一対のレールに案内されて上下に移動可能な荷台と、
前記荷台に接続する一端部と、前記一端部から上方に延びた後に下方に引き返すように延びた先に位置する他端部と、を有する接続部材と、
前記接続部材の前記一端部側に対向する第1開口部と、前記接続部材の前記他端部側に対向して前記他端部側に向けて径が広がる第2開口部と、を有して前記接続部材が上方に延びた後に下方に引き返すように前記接続部材をガイドする略U字状の筒状部材と、
前記接続部材の前記他端部が接続し、自身を上下に移動させることで前記荷台を上下に操作することが可能な取手部材と、
を備え、
前記荷台より上方に位置する前記取手部材を外力により下方に下げると、前記接続部材の少なくとも一部が前記筒状部材に摺動するとともに、前記筒状部材にガイドされて前記接続部材が前記他端部側に引っ張られて前記荷台が上方に引き上げられ、
下方に移動する前記取手部材と、上方に移動する前記荷台とが立体交差するように、前記取手部材を前記荷台の手前側を通過するように引き下げる際に、前記取手部材に接続する前記接続部材が前記第2開口部にガイドされるようにして前記接続部材の少なくとも一部が前記筒状部材に摺動する、荷台装置。
【請求項2】
前記第2開口部はラッパ口形状である、請求項1に記載の荷台装置。
【請求項3】
前記取手部材が下方に下がった先に位置して前記取手部材を保持可能な保持部材を備え、
前記取手部材が前記荷台の前記手前側を通過するように引き下げられた先で、前記取手部材が前記保持部材により保持されることにより、前記荷台が上方に保持される、請求項1又は2に記載の荷台装置。
【請求項4】
前記保持部材に保持された前記取手部材と、前記保持部材とを一体にして固定する固定部材と、
前記固定部材と前記保持部材とを一体にして固定した前記固定部材を固定する鍵部と、
を備える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の荷台装置。
【請求項5】
前記荷台は、
前記一対のレールに挟まれて位置して前記一対のレールに案内されて上下に移動可能なスライド部材と、
前記スライド部材から前記一対のレールの前記前方に突出して位置して荷物を載置可能な台座部と、
前記台座部が前記一対のレールの前記前方に突出して位置する突出位置から前記一対のレールに沿って位置する折り畳み位置に前記台座部を折り畳み可能にする折り畳み機構と、
を備える、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の荷台装置。
【請求項6】
前記荷台に着脱可能であり、前記荷台とともに上下に移動可能な箱体を備える、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の荷台装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、宅配業者が留守宅に配達に来た際に、配達した荷物を玄関の上方に保持可能な装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-104003号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置では、上下にスライド可能なパイプに荷物を引っ掛けた上で、パイプを上方に押し上げ、荷物を玄関の上方に保持させるため、荷物の大きさや重さによっては、荷物を上に押し上げる操作が困難になる。
【0005】
本発明の課題は、荷台を上方に押し上げる操作が容易な荷台装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0006】
本発明の荷台装置は、
上下方向に延びる一対のレールと、
一対のレール挟まれるとともに、一対のレールの前方に突出して位置し、一対のレールに案内されて上下に移動可能な荷台と、
荷台に接続する一端部と、一端部から上方に延びた後に下方に引き返すように延びた先に位置する他端部と、を有する接続部材と、
接続部材の一端部側に対向する第1開口部と、接続部材の他端部側に対向して他端部側に向けて径が広がる第2開口部と、を有して接続部材が上方に延びた後に下方に引き返すように接続部材をガイドする略U字状の筒状部材と、
接続部材の他端部が接続し、自身を上下に移動させることで荷台を上下に操作することが可能な取手部材と、
を備え、
荷台より上方に位置する取手部材を外力により下方に下げると、接続部材の少なくとも一部が筒状部材に摺動するとともに、筒状部材にガイドされて接続部材が他端部側に引っ張られて荷台が上方に引き上げられ、
下方に移動する取手部材と、上方に移動する荷台とが立体交差するように、取手部材を荷台の手前側を通過するように引き下げる際に、取手部材に接続する接続部材が第2開口部にガイドされるようにして接続部材の少なくとも一部が筒状部材に摺動する。
【0007】
本発明の荷台装置は、荷台より上方に位置する取手部材を外力により下方に下げると、接続部材を通じて荷台が一対のレールに案内されて上方に引き上げられる。上方に移動する荷台と、下方に移動する取手部材とが立体交差するように取手部材を荷台の手前側を通過するように引き下げる際には、取手部材に接続する接続部材が第2開口部にガイドされるようにして接続部材の少なくとも一部が筒状部材に摺動する。そのため、例えば、取手部材を斜め下方に引き下げる操作をしても接続部材が滑らかに動くことで、取手部材を通じて荷台を円滑に引き上げることができ、荷台に荷物が載置された場合には、荷物を上方に押し上げる操作が容易となる。
【0008】
本発明の実施態様では、第2開口部はラッパ口形状でもよい。
【0009】
これによれば、取手部材を様々な方向に引き下げたとしても、接続部材がラッパ口形状の第2開口部にガイドされるように移動し、取手部材の動きに応じて接続部材の少なくとも一部が筒状部材に摺動する。そのため、取手部材を様々な方向に引き下げたとしても、取手部材を滑らかに操作できる。
【0010】
本発明の実施態様では、
取手部材が下方に下がった先に位置して取手部材を保持可能な保持部材を備え、
取手部材が荷台の手前側を通過するように引き下げられた先で、取手部材が保持部材により保持されることにより、荷台が上方に保持されてもよい。
【0011】
これによれば、荷台に荷物が載置された場合には、荷物を上方に保持することが可能となる。
【0012】
本発明の実施態様では、
保持部材に保持された取手部材と、保持部材とを一体にして固定する固定部材と、
固定部材と保持部材とを一体にして固定した固定部材を固定する鍵部と、
を備えてもよい。
【0013】
これによれば、取手部材と保持部材が一体に固定する固定部材が鍵部で固定されるため、荷台に荷物が載置された場合には、荷物が上方に保持された状態において、第三者が固定部材を取り外すことができなくなる。よって、荷台に載置された荷物の盗難を予防できる。
【0014】
本発明の実施態様では、
荷台は、
一対のレールに挟まれて位置して一対のレールに案内されて上下に移動可能なスライド部材と、
スライド部材から一対のレールの前方に突出して位置して荷物を載置可能な台座部と、
台座部が一対のレールの前方に突出して位置する突出位置から一対のレールに沿って位置する折り畳み位置に台座部を折り畳み可能にする折り畳み機構と、
を備えてもよい。
【0015】
これによれば、荷台に荷物がない場合には、台座部を折り畳むことで、荷台が荷台装置の周辺のスペースを阻害しない。また、荷台に荷物がある場合は、荷台が上方に位置するため、荷台及び荷物が人の通行の妨げとならないようにすることが可能となる。
【0016】
本発明の実施態様では、
荷台に着脱可能であり、荷台とともに上下に移動可能な箱体を備えてもよい。
【0017】
これによれば、箱体の中に宅配物などを収納できれば、宅配物が荷台の上にむき出しで載置されることがない。そのため、荷台装置に宅配物が置かれているか第三者からは一見してわからないため、宅配物の盗難を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の荷台装置を玄関の外側に取り付けた一例を示す模式正面図。
図2図1の荷台装置の模式右側面図。
図3図1のII-II模式断面図に示される保持部材及び取っ手に鍵棒を挿入する例を示す説明図。
図4図3の取っ手と保持部材を錠前により固定する例を示す説明図。
図5図2のV-V模式断面図の一部を示す模式部分断面図。
図6図1の荷台装置の荷台が最下点に位置した状態を示す模式正面図。
図7図6の荷台装置の模式右側面図。
図8図1の荷台装置の荷台の一例を示す模式斜視図。
図9図8の板部材の模式正面図。
図10図1の取っ手と取っ手に取り付けられるロープを示す模式図。
図11図1のガイド部材の内部構造を示す模式正面図(ただし、ガイド部材の筐体の厚みは省略してある)。
図12図11のXII-XII模式断面図。
図13】取っ手の位置関係を明示するために図5から荷台の一部を削除した模式部分断面図。
図14図13における取っ手の反対側も示した模式部分断面図。
図15図2の荷台を下げる際の取っ手及びワイヤの軌跡を示した模式右側面図。
図16図4から取っ手を取り除いて、鍵棒に錠前を引っ掛けた状態を示す図。
図17図4から錠部材を開いた状態を示す図。
図18図12の変形例の一例を示す模式断面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は本発明の一例の荷台装置1及び玄関のドアDを示す。荷台装置1は、宅配業者が留守宅に荷物を配達に来た際に、配達した荷物を玄関外側のドアDの斜め上方に保持可能な装置である。荷台装置1は、ドアDに隣接して位置し、地面などの床面Fと留守宅の壁Wの天井又はひさし等の上壁UWとの間に突っ張るようにして設置される。荷台装置1は、鉛直方向に延びる一対のレール2と、一対のレール2に案内されて上下に移動可能な荷台3(図2参照)と、図1に示すように荷台3を上下に操作可能な取っ手4と、荷台3と取っ手4を接続する一対のロープ5と、ロープ5をガイドするガイド部材6と、図3に示すように取っ手4を保持可能な保持部材7と、を備える。また、荷台装置1は、図4に示すように取っ手4と保持部材7を固定する錠前8を備える。
【0020】
図1に示す一対のレール2は、上下方向に延びる一対のリップ溝形鋼2a(図5)と、一対のリップ溝形鋼2aを繋ぐように配置される複数の補強部材2bとを備える。リップ溝形鋼2aは、断面がコ字状の溝形鋼本体2a1と、溝形鋼本体2a1から溝形鋼本体2a1の溝の一部を図5の上下から塞ぐように突出するリップ部2a2と、を有する。図5では、一方のリップ溝形鋼2aのみ図示されているが、一対のリップ溝形鋼2aは、リップ部2a2が向き合うように対向するとともに、互いに上下方向に延びるように位置する。一対のリップ溝形鋼2aを繋ぐように配置される補強部材2bは、例えば、直方体状に形成される。補強部材2bは、図1に示すように両端が各リップ溝形鋼2aに固定され、床面Fに対して水平になるようにリップ溝形鋼2aの背面側(図5ではリップ溝形鋼2aの左側)に取り付けられる。図1に戻って、補強部材2bは、一対のレール2の上方から下方に沿って間隔を空けて複数配置される。一対のレール2の下端には、それぞれ脚部材Lが取り付けられる。脚部材Lは、例えば、床面Fから各レール2の下端までの高さを調節可能である。一対のレール2は、脚部材Lを介して床面Fに載置される。また、一対のレール2に沿って上下に移動可能な荷台3は、図6及び図7に示す荷台3の位置が荷台3の最下点となる。一対のレール2には、図示省略してあるが、一対のレール2に沿って荷台3が最下点で止まるようにストッパが備え付けられる。
【0021】
一対のレール2に取り付けられる荷台3の一例が図8に示される。荷台3は、一対のレール2に挟まれて位置して一対のレール2に案内されて上下に移動可能な矩形枠状のスライド部材3aと、スライド部材3aから一対のレール2の前方に突出して位置して荷物を載置可能な台座部3bと、台座部3bが一対のレール2の前方に突出して位置する突出位置から一対のレール2に沿って位置する折り畳み位置に台座部3bを折り畳み可能にする周知の折り畳み機構(図示省略)と、を備える。スライド部材3aは、一対の板部材3a1と、一対の板部材3a1を接続する第1接続部材3a2及び第2接続部材3a2´と、図5に示すようにリップ溝形鋼2aの内部を上下に移動可能なベアリング3a3と、を有する。図8に戻って、板部材3a1は、矩形の板状に構成される。一対の板部材3a1は、対向して配置される。第1接続部材3a2は、例えば、溝形鋼として構成され、溝形鋼の溝部分が床面F(図1)と対向するように溝形鋼の両端が各板部材3a1の上端部に固定される。第2接続部材3a2´は、溝形鋼の溝部分が床面F(図1)と対向するように溝形鋼の両端が各板部材3a1の下端部に固定される。第1接続部材3a2の上面の両端部には、ロープ5を第1接続部材3a2に取り付けるための貫通孔Hが形成される。ベアリング3a3は、図5に示すように、リップ溝形鋼2aの内部を上下に移動可能なように板部材3a1に取り付けられる。板部材3a1の模式正面図である図9に示すように、板部材3a1の中央線Lより図9の右側(荷台装置1が設置される壁Wの手前側)に上側のベアリング3a3、中央線Lより図9の左側(荷台装置1が設置される壁W側)に下側のベアリング3a3が取り付けられる。他方の板部材3a1においても同様に2つのベアリング3a3が取り付けられる。なお、中央線Lからベアリング3a3が取り付けられる距離として、例えば、0.5mm以上~2mm以内である。図8に戻って、台座部3bは、荷物を安定して載置することができ、周知の折り畳み機構により、一対のレール2の前方に突出して位置する突出位置から一対のレール2に沿って位置する折り畳み位置に折り畳み可能であれば、どのような構造でもよい。
【0022】
荷台3は、図10に示す取っ手4により操作される。取っ手4は、棒状部材である本体部4aと、本体部4aの両端に取り付けられる板状のL字部材4bと、を有する。本体部4aは、棒状部材である自身の軸方向に交差する方向(例えば、径方向)に沿って自身を貫通する貫通孔H1を有する。本体部4aの両端の側面には、L字部材4bの一端部が取り付けられる。L字部材4bは、本体部4aに取り付けられる矩形板状の一端部と、ロープ5の一端が取り付けられる矩形板状の他端部と、を有する。
【0023】
取っ手4には、複数(ここでは2つ)のロープ5が取り付けられる。なお、各図において、図面の便宜上、ロープ5が線として描かれているが、実際には一定の太さを有する。図8に示すようにロープ5は、荷台3に接続して荷台3に取り付けられる一端部5aと、図1に示すように一端部5aから上方に延びた後に下方に引き返すように延びた先に位置して取っ手4に取り付けられる他端部5b(図10)と、を有する。ロープ5は、弾性変形可能である。各ロープ5は、図1において、略J字状に配置される。
【0024】
ロープ5は、一端部5aから上方に延びた後に下方に引き返すように、ガイド部材6によりガイドされる。ガイド部材6は、図11及び図12に示すように、中空直方体状の筐体6aと、筐体6の内部に配置される、複数(図11及び図12では2つ)の略U字状の筒状部材6bと、を有する。図11に示すように筒状部材6bは、ロープ5の一端部5a側に対向する第1開口部A1と、ロープ5の他端部5b側に対向する第2開口部A2と、第1開口部A1と第2開口部A2とを接続する略U字の筒状の本体A3とを有する。第1開口部A1は、一端部5a側に向けてラッパ状又は円錐状に径が広がるラッパ口形状として構成されている。同様に、第2開口部A2は、他端部5b側に向けてラッパ状又は円錐状に径が広がるラッパ口形状として構成されている。第1及び第2開口部A1、A2は、開口の縁が丸みを帯びるように面取りされた縁部を有する。筒状部材6bは、筐体6aの内部の両側に、それぞれ配置される。各筒状部材6bは、筐体6aの下面側に第1開口部A1と第2開口部A2が配置されるように位置する。また、筐体6aの下面には、第1及び第2開口部A1、A2に対応するように貫通孔が形成される。そのため、ロープ5が筒状部材6b内に挿入させることが可能となる。図11では、図面の便宜上、ロープ5が筒状部材6bと接していない状態が図示されるが、ロープ5の少なくとも一部は、筒状部材6bと摺動可能なように接した状態となる。図12に示すように各筒状部材6bは、筐体6の内部において、同一直線状に位置するように配置される。なお、筐体6aの上面には、図1に示すように直方体状の緩衝部材Bが配置される。緩衝部材Bは、上壁UWとガイド部材6との間に挟まれるように位置する。
【0025】
一対のレール2の下側には、取っ手4を保持する保持部材7が位置する。保持部材7は、一対のレール2の下部に取っ手4を保持する部材である。保持部材7は、図3に示すように、略J字状に形成された板状部材として構成される。保持部材7は、図1に示すように一対のレール2の下部に位置する補強部材2bの中央に取り付けられる。図3に戻って、J字状の凹部7aに取っ手4が引っ掛かることで、保持部材7に取っ手4が保持される。取っ手4はロープ5(図示省略)により上方に引っ張られることで、取っ手4が凹部7aに引っ掛かる。また、凹部7aには、保持部材7に保持された取っ手4の貫通孔H1と通ずるように、貫通孔H2が形成される。図13及び図14に示すように、取っ手4が保持部材7に保持された状態で、取っ手4のL字部材4bが溝形鋼本体2a1の外面に沿うように位置する。図14に示すように取っ手4の両側に位置するL字部材4bが両側に位置する溝形鋼本体2a1の外面に沿うように位置する。
【0026】
図13及び図14に示すような状態で保持部材7に保持された取っ手4は、図3に示すように錠前8により固定することが可能である。錠前8は、棒状に形成された鍵棒8aと、鍵棒8aに取り付けることが可能な錠部材8b、閉じた錠部材8bを開けることができる鍵と、を有する。鍵棒8aは棒状に形成される。鍵棒8aは、一端部に位置して鍵棒8aの径方向に膨出する鍔部Tと、他端部に位置して鍵棒8aの径方向に貫通する貫通孔H3と、を有する。
【0027】
図5に示すように、レール2のリップ溝型鋼2aの内部にベアリング3a3が収まるように荷台3が各レール2に取り付けられる。荷台3が一対のレール2に取り付けられた状態で、一対のレール2に取り付けられた補強部材2bと荷台3との間に隙間Sが形成される。そのため、左右のベアリング3a3がリップ溝形鋼2aの内部を摺動することで、荷台3が上下方向に延びる一対のレール2に沿って、上下にスムーズに移動可能となる。
【0028】
一対のレール2に取り付けられた荷台3は、図8に示すように第1接続部材3a2の左右にそれぞれロープ5が取り付けられる。ロープ5の一端部5aが第1接続部材3a2の各貫通孔Hに挿入され、それぞれ第1接続部材3a2に固定される。一端部5aが荷台3に取り付けられたロープ5は、上方に延びて図11に示すようにガイド部材6の第1開口部A1から筒状部材6bの内部に入り、略U字状の本体A3にガイドされるように略U字状に変形し、第2開口部A2から下方に向かって延びる。第2開口部A2から下方に延びるロープ5は、図10に示すように、他端部5bが取っ手4の左右にあるL字部材4bの外面に取り付けられる。図1に示すように荷台3と取っ手4は、2本のロープ5により接続され、取っ手4が荷台3の下方に位置する。
【0029】
荷台3の自重に逆らうように外力により取っ手4を下方に引っ張ると、保持部材7に引っ掛かった取っ手4が外れる。自重により荷台3は下方に下がる力が作用し、荷台3とともに一端部5a側のロープ5が下方に引っ張られ、ロープ5の少なくとも一部がロープ5をガイドする筒状部材6b(図11)の内部を摺動するように、ロープ5全体が一端部5a側に向けて移動する。そして、図1に示すロープ5の他端部5b側が上方に引っ張られ、取っ手4が上方に引き上げられる。
【0030】
上方に引き上げられる取っ手4は、図2に示すように台座部3bが一対のレール2の前方に突出して位置するため、取っ手4が引き上げられると、下がってくる台座部3bに衝突する。そのため、荷台3の下方に位置する取っ手4を引き上げる際には、図15に示すように、下方に移動する荷台3と、引き上げられる取っ手4とが、立体交差するように、取っ手4を一対のレール2や壁Wの手前側に大きく引き出して取っ手4が台座部3bの手前側を通過して台座部3bより上側に移動するように、例えば、取っ手4が弧の軌跡を描くように動かされる。取っ手4が台座部3bより上に引き上げられるとともに、荷台3が図示しないストッパにより停止する最下点まで下がる。そして、図7に示すような取っ手4と荷台3との位置関係で荷台3と取っ手4が保持される。取っ手4を荷台3の手前側を通過するように引き上げる際には、取っ手4に接続するロープ5が、図11に示すガイド部材6の第2開口部A2及び本体A3にガイドされるようにしてロープ5の少なくとも一部が筒状部材6aに摺動する。そのため、図15に示すように取っ手4が弧の軌跡を描くように移動させても、ロープ5が第2開口部A2(図11)にガイドされて滑らかに動くことで、取っ手4を円滑に操作できる。
【0031】
一方、図7の状態から、荷台3の自重に逆らうように外力(手)により取っ手4を下方に引っ張ると、図10に示すように取っ手4とともに他端部5b側のロープ5が下方に引っ張られ、図11に示すロープ5の少なくとも一部が筒状部材6bの内部を摺動するように他端部5b側に移動する。そして、ロープ5の一端部5a側が上方に引っ張られ、荷台3が上方に引き上げられる。
【0032】
上方に引き上げられる荷台3は、図7に示すように、台座部3bが一対のレール2の前方に突出して位置するため、取っ手4を下方に引き下げると、取っ手4と台座部3bが衝突する。そのため、取っ手4を引き上げる場合と同様に、荷台3の上方に位置する取っ手4を下方に引き下げる際には、図15に示すように、取っ手4を引き下げることで上方に移動する荷台3と、下方に移動する取っ手4とが、立体交差するように、取っ手4を一対のレール2の手前側に大きく引き出し、取っ手4が台座部3bの手前側を通過して台座部3bや保持部材7の下側まで移動するように、例えば、取っ手4が弧の軌跡を描くように動かされる。下方に引き下げられた取っ手4は、図3に示すように保持部材7の凹部7aに引っ掛けられ、取っ手4の位置が保持部材7に保持される。取っ手4が保持部材7の位置まで引き下げられるのにともない、一対のレール2に沿って荷台3が上昇する。取っ手4が保持部材7に保持されることで、荷台3の上昇も停止し、一対のレール2の上端部に荷台3が保持される(図2)。
【0033】
図3に示すように保持部材7に保持された取っ手4は、図14に示すように取っ手4の両側に位置するL字部材4bが両側に位置する溝形鋼本体2a1の外面に沿うように位置する。そのため、取っ手4の位置が規制される。そのため、図3に示すように取っ手4の貫通孔H1と保持部材7の貫通孔H2が直線状に通ずるように位置する。保持部材7の上方から貫通孔H1、H2に鍵棒8aが挿入される。挿入された鍵棒8aは、図4に示すように鍔部Tが保持部材7の貫通孔H2の周辺部に引っ掛かるとともに、取っ手4の貫通孔H1から鍵棒8aの貫通孔H3が突出して位置する。突出した貫通孔H3に錠部材8bを取り付けて、錠部材8bを閉じると、鍵棒8aを貫通孔H1、H2から引き抜こうとしても、貫通孔H1の周辺に錠部材8bが引っ掛かり、鍵棒8aを引き抜くことができなくなる。これにより、取っ手4と保持部材7とを一体にして固定する鍵棒8aが固定される。鍵により錠部材8bを開き、貫通孔H3から錠部材8bを取り外すことで、貫通孔H1、H2から鍵棒8aを取り外すことが可能となる。
【0034】
以上の構成を有する図1の荷台装置1は、例えば、宅配業者が荷台装置1を備える留守宅に段ボールなどの荷物を宅配した際に、使用される。荷物が荷台装置1に置かれていない場合には、例えば、図7に示すように荷台3は一対のレール2の下部に位置するとともに、取っ手4が荷台3の上方に位置する。また、図16に示すように保持部材7の貫通孔H2には、鍵棒8aが挿入され、鍵棒8aの先端部の貫通孔H3には、開いた錠部材8bが引っ掛けられている。留守宅に宅配に来た宅配業者は、図7に示すように一対のレール2の下部に位置する荷台3に荷物を載置する。荷物が大きい場合には、荷台3に載置した荷物は、一部が一対のレール2の前方に突出するように荷台3に載置される。荷台3に荷物が載置されると、宅配業者は、図16示すように鍵棒8aの貫通孔H3に引っ掛けられた錠部材8bを取り外し、保持部材7の貫通孔H2に挿入された鍵棒8aを取り外す。次に、荷台3及び荷台3に載置された荷物の自重に逆らうように、手で取っ手4を下方に引っ張ると、荷台3及び荷物が上方に引き上げられる。そして、上方に移動する荷台3及び荷物と、下方に移動する取っ手4とが、立体交差するように、図15に示すように取っ手4を一対のレール2の手前側に大きく引き出し、取っ手4が台座部3bの手前側を通過して台座部3bの下側まで移動させる。下方まで引き下げられた取っ手4は、図3に示すように保持部材7の凹部7aに引っ掛けられ、取っ手4の位置が保持部材7に保持される。取っ手4が保持部材7の位置まで引き下げられるのにともない、一対のレール2に沿って、荷台3及び荷物が上昇する。取っ手4が保持部材7に保持されることで、荷台3及び荷物の上昇も停止し、図2に示すように一対のレール2の上端部において荷台3及び荷物が保持される。また、保持部材7に保持された取っ手4は、図3に示すように取っ手4の貫通孔H1と保持部材7の貫通孔H2が直線状に通ずるように位置する。宅配業者は、保持部材7の上方から貫通孔H1、H2に鍵棒8aが挿入すると、鍵棒8aは、鍔部Tが保持部材7の貫通孔H2の周辺部に引っ掛かるとともに、貫通孔H1から鍵棒8aの貫通孔H3が突出して位置する(図4)。宅配業者は、突出した鍵棒8aの貫通孔H3に錠部材8bを取り付けて、錠部材8bを閉じる。このようにして、留守宅への荷物の置き配が完了する。
【0035】
留守宅の住人が帰宅すると、住人が保有している鍵を用いて、図4に示す錠部材8bを開けて、錠部材8bを貫通孔H3から取り外す。そして、取っ手4と保持部材7の貫通孔H1、H2に挿入された鍵棒8aを取り外し、荷台3及び荷台3に載置された荷物の自重に逆らうように、手で取っ手4を下方に引っ張り、取っ手4を保持部材7の凹部7aから取り外す。一対のレール2の上部に荷台3及び荷物が位置するため、取っ手4を下方に引っ張る力を緩めると、荷台3及び荷物の自重により取っ手4が上方に引き上げられるとともに、荷台3及び荷物が下方に移動する。図15に示すように、上方に移動する取っ手4と、下方に移動する荷台3及び荷物とが、立体交差するように、取っ手4を一対のレール2の手前側に移動させ、取っ手4が台座部3bの手前側を通過して台座部3bの上方に位置するように移動させる。取っ手4が荷台3及び荷物の上方に位置した後は、荷台3及び荷物が一対のレール2の下端部に到達するまでに移動して停止する。荷台3が停止すると、取っ手4の上昇も停止し、一対のレール2の中腹又は上部に取っ手4が保持される(図7)。このようにして、住人は荷台3から荷物を運び出す。荷台3から荷物を運び出した後は、荷台の折り畳み機構を用いて台座部3bが一対のレール2に沿うように台座部3bを折り畳んでも良い。又は、取っ手4を引き下げて、取っ手4を保持部材7に引っ掛け、図17に示すように取っ手4と保持部材7の貫通孔H1、H2に鍵棒8aを差し込むとともに、鍵棒8aの貫通孔H3に錠部材8bを引っ掛け、錠部材8bは開いた状態にしてもよい。この状態で、荷台3が一対のレール2の上部に位置する。
【0036】
以上のように、図7に示すように、例えば、宅配業者が、一対のレール2の下部に位置する荷台3に荷物を載置して、取っ手4を手で下方に引き下げると、ロープ5を通じて荷台3及び荷物が一対のレール2に案内されて上方に引き上げられる。上方に移動する荷台3及び荷物と、下方に移動する取っ手4とが立体交差するように、図15に示すように、取っ手4を荷台3及び荷物の手前側を通過するように引き下げる際には、取っ手4に接続するロープ5が、図11に示すガイド部材6の第2開口部A2及び本体A3にガイドされるようにしてロープ5の少なくとも一部が筒状部材6aに摺動する。そのため、宅配業者が取っ手4を斜め下方に引き下げてもロープ5が滑らかに動くことで、取っ手4を通じて荷台3及び荷物を円滑に引き上げることができ、荷物を上方に押し上げる操作が容易となる。ガイド部材6の第2開口部A2がラッパ口形状であるため、取っ手4を様々な方向に引き下げたり、動かしたりしても、ロープ5がラッパ口形状の第2開口部A2にガイドされるように移動し、取っ手4の動きに応じてロープ5の少なくとも一部が筒状部材6aに摺動する。そのため、取っ手4を様々な方向に引き下げたり、動かしたりしても、取っ手4を滑らかに操作できる。また、荷台3の上方に位置する取っ手4が荷台3及び荷物の手前側を通過するように引き下げられた先で、図3に示すように取っ手4が保持部材7に保持されると、図2に示すように荷台3及び荷物を上方に保持させることができる。これにより、荷物を床面Fの上方に保持することが可能となる。図14に示すように取っ手4の両側に位置するL字部材4bが両側に位置する溝形鋼本体2a1の外面に沿うように取っ手4が位置する。そのため、取っ手4の位置を規制できる。また、取っ手4が一対のレール2に挟まれるようにコンパクトに収納できる。図3に示すように取っ手4と保持部材7の貫通孔H1、H2に鍵棒8aが挿入されると、取っ手4と保持部材7が一体に固定される。図4に示すように、貫通孔H1、H2から突出する鍵棒8aの先端部にある貫通孔H3に錠部材8bが取り付けられ、錠部材8bが閉じられる。そのため、鍵棒8aを引き抜こうとしても、錠部材8bが貫通孔H3及びその周辺に引っ掛かり抜けなくなる。よって、荷台3及び荷物が上方に保持された状態で、第三者が鍵棒8aを引き抜くことができなくなる。その結果、荷台3に載置された荷物の盗難を予防できる。また、荷台3は折り畳み機構により、台座部3bを折り畳むことが可能である。例えば、図7に示すように、台座部3bが一対のレール2の前方に突出して位置する突出位置から一対のレール2に沿って位置する折り畳み位置に台座部3bを折り畳み可能である。台座部3bを折り畳むことで、荷台3が荷台装置1の周辺のスペースを阻害しない。また、荷台3に荷物がある場合には、図2に示すように荷台3を上方に保持させることで、荷台3及び荷物が荷台装置1の周辺における人の通行の妨げとならない。
【0037】
図9に示すように、荷台3における上下のベアリング3a3が中央線Lを基準に荷台装置1が設置される壁W側と壁Wの手前側にずれて位置するため、図5に示すようにベアリング3a3がリップ溝形鋼2aの内部を上下に移動する際に、荷台3が安定して移動する。また、図9に示すように、上側のベアリング3a3が中央線Lより壁Wの手前側に、下側のベアリング3aが壁W側に取り付けらえるため、一対のレール2に取り付けられる荷台3の自重が各ベアリング3a3にかかっても荷台3を滑らかに上下動させやすくなる。
【0038】
図11及び図12に示す、第1及び第2開口部A1、A2は、開口の縁が丸みを帯びるように面取りされた縁部を有するため、ロープ5が様々な方向に移動しても、ロープ5が第1及び第2開口部A1、A2に接触しても、ロープ5が各開口部A1、A2を摺動しやすくなる。なお、図1に示すように、ガイド部材6の上面には、緩衝部材Bが位置するため、一対のレール2が強固に設置される。そのため、荷台3を動かす際に、一対のレール2の位置がずれず、荷台3を安定して動かすことができる。更に、一対のレール2には、補強部材2bが備わることで、一対のレール2がぐらつきにくくなり、荷台3に重い荷物を載せて、荷台3を動かしても荷台3を円滑に上下動させることができる。
【0039】
ここで、本実施形態と特許請求の範囲に記載の文言との対応関係を説明する。本実施形態の荷台装置1が荷台装置に相当する。同様に一対のレール2が一対のレール、荷台3が荷台、ロープ5が接続部材、ガイド部材6が筒状部材、第1開口部A1が第1開口部、第2開口部A2が第2開口部、取っ手4が取手部材、保持部材7が保持部材、鍵棒8aが固定部材、錠部材8bが鍵部、に相当する。
【0040】
以上、本発明の実施の態様を説明したが、本発明はその具体的な記載に限定されることなく、例示した構成等を技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせて実施することも可能であるし、またある要素、処理を周知の形態に置き換えて実施することもできる。
【0041】
上記では、図12に示すように筒状部材6bを直線状に配置する例を示した。図18に示すように、筒状部材6bは、第1開口部A1は筐体6aの奥側(荷台装置1を設置する壁W側)、第2開口部A2は筐体6aの手前側(荷台装置1を設置する壁Wの手前側)に位置するように斜めに配置されてもよい。筒状部材6bはハの字状に配置され、第1開口部A1は筐体6aの奥側(荷台装置1が設置される壁W側)、第2開口部A2は筐体6aの手前側(荷台装置1が設置される壁Wの手前側)に位置するように斜めに配置される。手前側に位置する第2開口部A2には取っ手4に接続するロープ5が通過するため、荷台3と取っ手4が立体交差する際に、取っ手4に接続するロープ5の移動距離を、第2開口部A1が筐体6aの奥側に位置する場合よりも短くできる。それ故、ロープ5がガイド部材6内を摺動するなどして移動する際に、ロープ5がこじれにくくなり、円滑に移動しやすくなる。
【0042】
上記では、荷台3に宅配物を載置する例を示した。荷台3に着脱可能であり、荷台3とともに上下に移動可能な箱体を備えてもよい。例えば、中が見えない不透視性の箱体の中に宅配物などを収納できれば、宅配物が荷台の上にむき出しで載置されることがない。そのため、荷台装置1に宅配物が置かれているか第三者からは一見してわからないため、宅配物の盗難を抑制できる。
【0043】
上記では、取っ手4と荷台3を2本のロープ5で接続して、取っ手4により荷台3を操作する例を説明した。取っ手4と荷台3を1本のロープ5又は3本以上のロープ5で接続し、荷台3を操作してもよい。上記では、接続部材の一例としてロープ5を例示したが、接続部材としては、ロープ5の他にワイヤなどの各種の紐状又はワイヤ状の部材を用いても良い。
【符号の説明】
【0044】
1 荷台装置 2 一対のレール
3 荷台 3a スライド部材
3b 台座部 3c 折り畳み機構
4 取っ手 5 ロープ
5a 一端部 5b 他端部
6 ガイド部材 6a 筐体
6b 筒状部材 7 保持部材
8 錠前 8a 鍵棒
8b 錠部材 8c 鍵
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図18