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  • 特開-トンネルのドームの清掃装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008756
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】トンネルのドームの清掃装置
(51)【国際特許分類】
   E01H 1/00 20060101AFI20220106BHJP
   B08B 1/04 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
E01H1/00 B
B08B1/04
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2019206510
(22)【出願日】2019-11-14
(31)【優先権主張番号】201910707991.X
(32)【優先日】2019-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518092883
【氏名又は名称】王磊
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】王惠苗
【テーマコード(参考)】
3B116
【Fターム(参考)】
3B116AA36
3B116AB54
3B116BA02
3B116BA12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】道路で移動するときに幅や高さが制限を超える問題を回避し、単独に移動でき、移動が便利で、操作が簡単で、清掃効率が高く、生産と普及に便利であるトンネルのドームの清掃装置を提供する。
【解決手段】本体10と前記本体10の頂壁の中に設けられた操作空間11を含み、前記操作空間11の底壁には固定台28が前後対称に固定され、前後二つの前記固定台28の間には支持ブロック25が回転できるように設けられ、前記支持ブロック25の左側端壁の中には凹溝56が形成され、前記凹溝56の中には第一回転軸が回転できるように設けられ、前記第一回転軸の前後両側の末端が前記凹溝56を貫通し且つ前記固定台28と固定的に連結され、前記凹溝56の中の前記第一回転軸の外表面には第一ウォームホイールが固定され、前記凹溝56の右側端壁の中には前記第一ウォームホイールと噛合している第一ウォームが回転できるように設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と前記本体の頂壁の中に設けられた操作空間を含み、前記操作空間の底壁には固定台が前後対称に固定され、前後二つの前記固定台の間には支持ブロックが回転できるように設けられ、前記支持ブロックの左側端壁の中には凹溝が形成され、前記凹溝の中には第一回転軸が回転できるように設けられ、前記第一回転軸の前後両側の末端が前記凹溝を貫通し且つ前記固定台と固定的に連結され、前記凹溝の中の前記第一回転軸の外表面には第一ウォームホイールが固定され、前記凹溝の右側端壁の中には前記第一ウォームホイールと噛合している第一ウォームが回転できるように設けられ、前記第一ウォームが回転することで前記支持ブロックを駆動し、前記支持ブロックが前記第一回転軸を中心に回転し、これによって前記支持ブロックが連動し鉛直状態まで回転し、前記支持ブロックの右側には固定枠が設けられ、前記固定枠の右側には揺動ブロックがスライドできるように設けられ、前記揺動ブロックの右側端壁にはブラシが固定され、前記揺動ブロックの左側端壁には弓形ラックが上下対称に固定され、前記固定枠の中には切替空間が設けられ、前記切替空間の中には前記固定枠を貫通した第二回転軸が回転できるように設けられ、前記第二回転軸の上下両側の末端には前記揺動ブロックを駆動し弓形軌跡に沿って揺動させる揺動装置が固定され、前記切替空間の頂壁の中には上方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の左側端壁の中にはウォームホイール空間が設けられ、前記ウォームホイール空間の中には前記揺動ブロックを固定できる固定装置が設けられ、前記切替空間の左側端壁の中には第一ねじボルトが回転できるように設けられ、前記支持ブロックと前記固定枠との間に設置された伸長装置が前記第一ねじボルトの回転によって前記固定枠を駆動し前記支持ブロックから離れさせ、これによって前記揺動ブロックの上昇高度を調節し、前記スライド空間の中にはスライドブロックがスライドできるように設けられ、前記スライドブロックは前記支持ブロックが垂直状態までに回転したときに移動し、これによって前記スライドブロックの中に設けられた動力装置を左右に移動させ、前記揺動装置と前記伸長装置とを別々のタイミングで駆動することを特徴とするトンネルのドームの清掃装置。
【請求項2】
前記第一ウォームの右側端壁の中には右方に開口したスプライン穴が設けられ、前記スプライン穴の中にはスプライン軸がスプラインによって連結され、前記スプライン軸の右側末端が前記ウォームホイール空間の左側端壁を貫通して前記ウォームホイール空間の中に入ることを特徴とする請求項1に記載のトンネルのドームの清掃装置。
【請求項3】
前記揺動装置は、前記切替空間の中の前記第二回転軸の末端に固定された第一傘歯車を含み、前記第二回転軸の上下両側の末端には第一回転盤が固定され、前記第一回転盤の右側には前記弓形ラックと噛合している扇形歯車が回転できるように設けられ、前記扇形歯車の左側端壁には第一揺動ロッドが固定され、前記第一揺動ロッドの中には上下に貫通している第一長穴が設置され、前記第一長穴の中には前記第一回転盤と固定的に連結された第一位置制限ブロックがスライドできるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトンネルのドームの清掃装置。
【請求項4】
前記固定装置は、前記ウォームホイール空間の中に前後対称に且つ回転できるように設けられた第三回転軸を含み、前記ウォームホイール空間の中の前記第三回転軸の外表面には第二ウォームホイールが固定され、前記第三回転軸の上下両側の末端には第二回転盤が固定され、前記固定枠の上下端壁の中には第四回転軸が回転できるように設けられ、前記第四回転軸の外表面には互いにヒンジによって連結された第二揺動ロッドが回転できるように設けられ、前記第二揺動ロッドの中には上下に貫通している第二長穴が設置され、前記第二長穴の中には前記第二回転盤と固定的に連結された第二位置制限ブロックがスライドできるように設けられ、前記第二揺動ロッドの末端には弓形ブロックが固定され、前記揺動ブロックの中には弓形溝が上下対称に形成され、前記弓形溝の中には前記弓形ブロックと固定的に連結された弓形ロッドがスライドできるように設けられ、前記ウォームホイール空間の中には前記第二ウォームホイールと噛合している第二ウォームが回転できるように設けられ、前記第二ウォームが前記スプライン軸と固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネルのドームの清掃装置。
【請求項5】
前記伸長装置は、前記支持ブロックの右側端壁の中に設けられた第一ねじ穴を含み、前記第一ねじボルトの左側末端が前記第一ねじ穴の中に延びており且つ前記第一ねじ穴とネジ山により連結され、前記切替空間の中の前記第一ねじボルトの末端には第二傘歯車が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネルのドームの清掃装置。
【請求項6】
前記動力装置は、前記スライドブロックの中に設置された左右に貫通している第二ねじ穴を含み、前記第二ねじ穴の中には第二ねじボルトがねじ山によって連結され、前記第二ねじボルトの右側末端が前記スライド空間の右側端壁の中に固定された第一モーターと伝動できるように連結され、前記第二ねじボルトの左側末端が前記ウォームホイール空間の中に延び且つ前記第二ウォームと固定的に連結され、前記第二モーターの出力軸の末端には前記第二傘歯車と噛合している第三傘歯車が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のトンネルのドームの清掃装置。
【請求項7】
前記本体の前後端壁には回転可能な回転輪が左右対称に設置され、前記回転輪の回転にしたがって前記本体も移動し、これによってトンネルのドームを持続的に清掃することを特徴とする請求項1に記載のトンネルのドームの清掃装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は清掃設備分野を取り上げて、具体的にはトンネルのドームの清掃装置である。
【背景技術】
【0002】
トンネルを清掃するとき、トンネルの中の空気流通性が悪いから、トンネルの頂部は車両の排気ガスに含まれる油に汚されやすく、美観に影響する。特にトンネルのドーム部分が高いから、直径も長く、清掃しにくい。伝統的な清掃設備はドーム部分を清掃できない一方、体積も大きく、幅や高さが制限を超えることがよくある。従って、本願発明を設計し上記の問題を解決する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第109423968号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明の目的はトンネルのドームの清掃装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本願発明は以下の技術プランを採用する:トンネルのドームの清掃装置は、本体と前記本体の頂壁の中に設けられた操作空間を含み、前記操作空間の底壁には固定台が前後対称に固定され、前後二つの前記固定台の間には支持ブロックが回転できるように設けられ、前記支持ブロックの左側端壁の中には凹溝が形成され、前記凹溝の中には第一回転軸が回転できるように設けられ、前記第一回転軸の前後両側の末端が前記凹溝を貫通し且つ前記固定台と固定的に連結され、前記凹溝の中の前記第一回転軸の外表面には第一ウォームホイールが固定され、前記凹溝の右側端壁の中には前記第一ウォームホイールと噛合している第一ウォームが回転できるように設けられ、前記第一ウォームが回転することで前記支持ブロックを駆動し、前記支持ブロックが前記第一回転軸を中心に回転し、これによって前記支持ブロックが連動し鉛直状態まで回転し、前記支持ブロックの右側には固定枠が設けられ、前記固定枠の右側には揺動ブロックがスライドできるように設けられ、前記揺動ブロックの右側端壁にはブラシが固定され、前記揺動ブロックの左側端壁には弓形ラックが上下対称に固定され、前記固定枠の中には切替空間が設けられ、前記切替空間の中には前記固定枠を貫通した第二回転軸が回転できるように設けられ、前記第二回転軸の上下両側の末端には前記揺動ブロックを駆動し弓形軌跡に沿って揺動させる揺動装置が固定され、前記切替空間の頂壁の中には上方に開口したスライド空間が設置され、前記スライド空間の左側端壁の中にはウォームホイール空間が設けられ、前記ウォームホイール空間の中には前記揺動ブロックを固定できる固定装置が設けられ、前記切替空間の左側端壁の中には第一ねじボルトが回転できるように設けられ、前記支持ブロックと前記固定枠との間に設置された伸長装置が前記第一ねじボルトの回転によって前記固定枠を駆動し前記支持ブロックから離れさせ、これによって前記揺動ブロックの上昇高度を調節し、前記スライド空間の中にはスライドブロックがスライドできるように設けられ、前記スライドブロックは前記支持ブロックが垂直状態までに回転したときに移動し、これによって前記スライドブロックの中に設けられた動力装置を左右に移動させ、前記揺動装置と前記伸長装置とを別々のタイミングで駆動する。
【0006】
更の技術プラン、前記第一ウォームの右側端壁の中には右方に開口したスプライン穴が設けられ、前記スプライン穴の中にはスプライン軸がスプラインによって連結され、前記スプライン軸の右側末端が前記ウォームホイール空間の左側端壁を貫通して前記ウォームホイール空間の中に入る。
【0007】
更の技術プラン、前記揺動装置は、前記切替空間の中の前記第二回転軸の末端に固定された第一傘歯車を含み、前記第二回転軸の上下両側の末端には第一回転盤が固定され、前記第一回転盤の右側には前記弓形ラックと噛合している扇形歯車が回転できるように設けられ、前記扇形歯車の左側端壁には第一揺動ロッドが固定され、前記第一揺動ロッドの中には上下に貫通している第一長穴が設置され、前記第一長穴の中には前記第一回転盤と固定的に連結された第一位置制限ブロックがスライドできるように設けられている。
【0008】
更の技術プラン、前記固定装置は、前記ウォームホイール空間の中に前後対称に且つ回転できるように設けられた第三回転軸を含み、前記ウォームホイール空間の中の前記第三回転軸の外表面には第二ウォームホイールが固定され、前記第三回転軸の上下両側の末端には第二回転盤が固定され、前記固定枠の上下端壁の中には第四回転軸が回転できるように設けられ、前記第四回転軸の外表面には互いにヒンジによって連結された第二揺動ロッドが回転できるように設けられ、前記第二揺動ロッドの中には上下に貫通している第二長穴が設置され、前記第二長穴の中には前記第二回転盤と固定的に連結された第二位置制限ブロックがスライドできるように設けられ、前記第二揺動ロッドの末端には弓形ブロックが固定され、前記揺動ブロックの中には弓形溝が上下対称に形成され、前記弓形溝の中には前記弓形ブロックと固定的に連結された弓形ロッドがスライドできるように設けられ、前記ウォームホイール空間の中には前記第二ウォームホイールと噛合している第二ウォームが回転できるように設けられ、前記第二ウォームが前記スプライン軸と固定的に連結されている。
【0009】
更の技術プラン、前記伸長装置は、前記支持ブロックの右側端壁の中に設けられた第一ねじ穴を含み、前記第一ねじボルトの左側末端が前記第一ねじ穴の中に延びており且つ前記第一ねじ穴とネジ山により連結され、前記切替空間の中の前記第一ねじボルトの末端には第二傘歯車が固定されている。
【0010】
更の技術プラン、前記動力装置は、前記スライドブロックの中に設置された左右に貫通している第二ねじ穴を含み、前記第二ねじ穴の中には第二ねじボルトがねじ山によって連結され、前記第二ねじボルトの右側末端が前記スライド空間の右側端壁の中に固定された第一モーターと伝動できるように連結され、前記第二ねじボルトの左側末端が前記ウォームホイール空間の中に延び且つ前記第二ウォームと固定的に連結され、前記第二モーターの出力軸の末端には前記第二傘歯車と噛合している第三傘歯車が固定されている。
【0011】
更の技術プラン、前記本体の前後端壁には回転可能な回転輪が左右対称に設置され、前記回転輪の回転にしたがって前記本体も移動し、これによってトンネルのドームを持続的に清掃する。
【発明の効果】
【0012】
本願発明はトンネルのドームを自動的に清掃でき、伸縮かつ収納可能な固定装置が設置され、収納された固定装置は体積が小さく、本願発明が道路で移動するときに幅や高さが制限を超える問題を回避し、本願発明は単独に移動でき、移動が便利で、操作が簡単で、清掃効率が高く、生産と普及に便利である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に図1~4をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
図1図1は本願発明のトンネルのドームの清掃装置の全体構成略図
図2図2図1のA―Aの構成略図
図3図3図1のBの拡大構成略図
図4図4図1のCの拡大構成略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1~4を参照し、トンネルのドームの清掃装置は、本体10と前記本体10の頂壁の中に設けられた操作空間11を含み、前記操作空間11の底壁には固定台28が前後対称に固定され、前後二つの前記固定台28の間には支持ブロック25が回転できるように設けられ、前記支持ブロック25の左側端壁の中には凹溝56が形成され、前記凹溝56の中には第一回転軸26が回転できるように設けられ、前記第一回転軸26の前後両側の末端が前記凹溝56を貫通し且つ前記固定台28と固定的に連結され、前記凹溝56の中の前記第一回転軸26の外表面には第一ウォームホイール27が固定され、前記凹溝56の右側端壁の中には前記第一ウォームホイール27と噛合している第一ウォーム12が回転できるように設けられ、前記第一ウォーム12が回転することで前記支持ブロック25を駆動し、前記支持ブロック25が前記第一回転軸26を中心に回転し、これによって前記支持ブロック25が連動し鉛直状態まで回転し、前記支持ブロック25の右側には固定枠22が設けられ、前記固定枠22の右側には揺動ブロック16がスライドできるように設けられ、前記揺動ブロック16の右側端壁にはブラシ15が固定され、前記揺動ブロック16の左側端壁には弓形ラック36が上下対称に固定され、前記固定枠22の中には切替空間19が設けられ、前記切替空間19の中には前記固定枠22を貫通した第二回転軸18が回転できるように設けられ、前記第二回転軸18の上下両側の末端には前記揺動ブロック16を駆動し弓形軌跡に沿って揺動させる揺動装置99が固定され、前記切替空間19の頂壁の中には上方に開口したスライド空間50が設置され、前記スライド空間50の左側端壁の中にはウォームホイール空間62が設けられ、前記ウォームホイール空間62の中には前記揺動ブロック16を固定できる固定装置98が設けられ、前記切替空間19の左側端壁の中には第一ねじボルト24が回転できるように設けられ、前記支持ブロック25と前記固定枠22との間に設置された伸長装置97が前記第一ねじボルト24の回転によって前記固定枠22を駆動し前記支持ブロック25から離れさせ、これによって前記揺動ブロック16の上昇高度を調節し、前記スライド空間50の中にはスライドブロック51がスライドできるように設けられ、前記スライドブロック51は前記支持ブロック25が垂直状態までに回転したときに移動し、これによって前記スライドブロック51の中に設けられた動力装置96を左右に移動させ、前記揺動装置99と前記伸長装置97とを別々のタイミングで駆動する。
【0016】
有益に、前記第一ウォーム12の右側端壁の中には右方に開口したスプライン穴13が設けられ、前記スプライン穴13の中にはスプライン軸14がスプラインによって連結され、前記スプライン軸14の右側末端が前記ウォームホイール空間62の左側端壁を貫通して前記ウォームホイール空間62の中に入る。
【0017】
有益に、前記揺動装置99は、前記切替空間19の中の前記第二回転軸18の末端に固定された第一傘歯車17を含み、前記第二回転軸18の上下両側の末端には第一回転盤40が固定され、前記第一回転盤40の右側には前記弓形ラック36と噛合している扇形歯車37が回転できるように設けられ、前記扇形歯車37の左側端壁には第一揺動ロッド41が固定され、前記第一揺動ロッド41の中には上下に貫通している第一長穴39が設置され、前記第一長穴39の中には前記第一回転盤40と固定的に連結された第一位置制限ブロック38がスライドできるように設けられている。
【0018】
有益に、前記固定装置98は、前記ウォームホイール空間62の中に前後対称に且つ回転できるように設けられた第三回転軸42を含み、前記ウォームホイール空間62の中の前記第三回転軸42の外表面には第二ウォームホイール64が固定され、前記第三回転軸42の上下両側の末端には第二回転盤29が固定され、前記固定枠22の上下端壁の中には第四回転軸58が回転できるように設けられ、前記第四回転軸58の外表面には互いにヒンジによって連結された第二揺動ロッド32が回転できるように設けられ、前記第二揺動ロッド32の中には上下に貫通している第二長穴31が設置され、前記第二長穴31の中には前記第二回転盤29と固定的に連結された第二位置制限ブロック30がスライドできるように設けられ、前記第二揺動ロッド32の末端には弓形ブロック33が固定され、前記揺動ブロック16の中には弓形溝35が上下対称に形成され、前記弓形溝35の中には前記弓形ブロック33と固定的に連結された弓形ロッド34がスライドできるように設けられ、前記ウォームホイール空間62の中には前記第二ウォームホイール64と噛合している第二ウォーム60が回転できるように設けられ、前記第二ウォーム60が前記スプライン軸14と固定的に連結されている。
【0019】
有益に、前記伸長装置97は、前記支持ブロック25の右側端壁の中に設けられた第一ねじ穴23を含み、前記第一ねじボルト24の左側末端が前記第一ねじ穴23の中に延びており且つ前記第一ねじ穴23とネジ山により連結され、前記切替空間19の中の前記第一ねじボルト24の末端には第二傘歯車21が固定されている。
【0020】
有益に、前記動力装置96は、前記スライドブロック51の中に設置された左右に貫通している第二ねじ穴43を含み、前記第二ねじ穴43の中には第二ねじボルト44がねじ山によって連結され、前記第二ねじボルト44の右側末端が前記スライド空間50の右側端壁の中に固定された第一モーター63と伝動できるように連結され、前記第二ねじボルト44の左側末端が前記ウォームホイール空間62の中に延び且つ前記第二ウォーム60と固定的に連結され、前記第二モーター52の出力軸の末端には前記第二傘歯車21と噛合している第三傘歯車20が固定されている。
【0021】
有益に、前記本体10の前後端壁には回転可能な回転輪48が左右対称に設置され、前記回転輪48の回転にしたがって前記本体10も移動し、これによってトンネルのドームを持続的に清掃する。
【0022】
本実施例に説明した固定連結方法はねじ山固定や熔接などの方法を含むが、ねじ山固定や熔接などの方法に限らない。
【0023】
本願発明の機械作動順序:
1、作動時に、前記回転輪48が回転し前記本体10を駆動し移動させ、前記本体10がトンネル内に移動したとき、前記第二モーター52を始動し、前記第二モーター52が前記第三傘歯車20を駆動し回転させ、これによって前記第二傘歯車21が連動し回転し、これによって前記第一ねじボルト24が駆動されて回転し、前記第一ねじボルト24が回転し前記固定枠22を駆動し前記支持ブロック25から離れるように移動させ、前記固定枠22と前記支持ブロック25との長さがトンネルの高さに対応できるようになったとき、前記第二モーター52を止め、
2、前記第一モーター63を始動し、前記第一モーター63が回転し前記第二ねじボルト44と前記第二ウォーム60と前記スプライン軸14を駆動し回転させ、前記スプライン軸14が回転し前記第一ウォーム12を駆動し回転させ、前記第一ウォーム12が回転することによって前記支持ブロック25が連動し前記第一ウォームホイール28を中心に回転し、このとき前記支持ブロック25が前記固定枠22を駆動し回転させ、前記固定枠22が回転し前記揺動ブロック16を駆動し回転させ、前記支持ブロック25が垂直状態まで回転したとき、前記固定枠22が回転し前記ブラシ15を前記トンネルのドームと当接させると同時に、前記第二ウォーム60が回転し前記第二ウォームホイール64を駆動し回転させ、前記第二ウォームホイール64が回転し前記第二回転盤29を駆動し回転させ、これによって前記第二位置制限ブロック30が連動し回転し、前記第二位置制限ブロック30が前後二つの前記第二揺動ロッド32を逆方向へ揺動させ、これによって前記弓形ブロック33が連動し前記揺動ブロック16から離れ、
3、前記弓形ブロック33が連動し前記揺動ブロック16から離れると同時に、前記第二ねじボルト44が回転し前記スライドブロック51を右方へ駆動し移動させ、前記支持ブロック25が垂直状態まで回転したとき、前記スライドブロック51が前記スライド空間50の一番右側まで移動し、このとき前記第三傘歯車20が前記第一傘歯車17と噛合し、このとき前記第二モーター52を始動し、前記第三傘歯車20が駆動されて正逆回転し、これによって前記第一傘歯車17が連動し正逆回転し、前記第一傘歯車17が回転し前記第二回転軸18を駆動し正逆回転させ、前記第二回転軸18が正逆回転し前記第一回転盤40を正逆回転させ、前記第一回転盤40が正逆回転し前記第一位置制限ブロック38を前後に揺動させ、これによって前記第一揺動ロッド41が連動し揺動し、これによって前記扇形歯車37が連動し揺動し、これによって前記揺動ブロック16が駆動されて揺動し、これによって前記ブラシ15が連動し揺動し、前記ブラシ15が揺動することによって前記トンネルのドームの清掃を実現し、またこのとき前記回転輪48の回転によって前記本体10が連動し移動し、これによって前記ブラシ15が駆動されてトンネルに沿って移動し、トンネルへの持続的な清掃を実現する。
【0024】
本分野の技術者が明確できるのは、本願発明の総体精神や発想から離脱しない場合で、以上の実施例に各種な変形ができ、それらの変形がすべて本願発明の保護範囲にある。本願発明の保護方案は本願発明の権利要求書を標準とすべきである。
図1
図2
図3
図4