(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008758
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】堆積カーボンを除去できる点火プラグ
(51)【国際特許分類】
F02P 15/00 20060101AFI20220106BHJP
H01T 13/40 20060101ALI20220106BHJP
H01T 21/04 20060101ALI20220106BHJP
F02P 13/00 20060101ALI20220106BHJP
B08B 3/02 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
F02P15/00 F
H01T13/40
H01T21/04
F02P13/00 301J
F02P13/00 303Z
B08B3/02 F
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2019225026
(22)【出願日】2019-12-13
(31)【優先権主張番号】201911108454.X
(32)【優先日】2019-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518096939
【氏名又は名称】張偉萍
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】王雨▲き▼
【テーマコード(参考)】
3B201
3G019
5G059
【Fターム(参考)】
3B201AA46
3B201AB53
3B201BB22
3B201BB32
3B201BB62
3B201BB90
3B201BB92
3G019CA01
3G019CA07
3G019KA21
5G059AA01
5G059AA02
5G059CC02
5G059KK30
(57)【要約】
【課題】本願発明は堆積カーボンを除去できる点火プラグを開示した。
【解決手段】
高圧転換器を含み、前記高圧転換器の中には高圧空間が設置され、前記高圧空間の中には高圧転換装置が設置され、前記高圧転換装置は高圧を生み出すことができ、前記高圧転換器の中には点火プラグが外装され、本願発明は構造が簡単で、メインテナンスが便利で、使用が簡単であり、従来の点火プラグに基づいて改良を行い、点火プラグの内部に堆積カーボンの除去装置を設置したため、自動的にエンジンの内部及び点火プラグに堆積カーボン除去用の洗剤を吹付けて堆積カーボンを処理でき、エンジンの寿命を延ばし、堆積カーボンがエンジンの作動に対する影響を抑え、エンジンのメインテナンスコストを下げられる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高圧転換器を含み、前記高圧転換器の中には高圧空間が設置され、前記高圧空間の中には高圧転換装置が設置され、前記高圧転換装置は高圧を生み出すことができ、前記高圧転換器の中には点火プラグが外装され、前記点火プラグと前記高圧転換器とは摩擦するように連結され、前記高圧転換器の右端には点火制御空間が設置され、前記点火制御空間の中には点火制御器が固定的に設置され、前記点火制御器の左端は低圧プラグコードにより前記高圧転換器と通電可能に接続され、
前記点火制御空間の下壁の中には高圧ポンプ空間が設置され、前記高圧ポンプ空間の中にはポンプ液装置が設置され、前記ポンプ液装置は堆積カーボン除去用の洗剤を前記点火プラグの中に送ることができ、
前記点火プラグの頂端には結線ブロックが設置され、前記高圧転換装置の中には導電ブロックが設置され、前記結線ブロックの上端は前記導電ブロックと接触で連結されることができ、そして前記高圧転換装置は前記導電ブロック及び前記結線ブロックにより高電圧を前記点火プラグに伝達でき、
前記結線ブロックの下端には結線柱が固定的に設置され、前記結線柱は高電圧を伝達でき、前記結線柱の外端には磁器絶縁体が外装され、前記磁器絶縁体は前記高圧転換器と接触で連結されることができ、前記磁器絶縁体は絶縁効果を有し、前記磁器絶縁体の下端には外部ガスケットが固定的に設置され、前記外部ガスケットには装着ナットが固定的に設置され、前記外部ガスケットの下端にはガスケットが固定的に設置され、前記ガスケットは密封作用を果たせ、
前記ガスケットの下端には固定植込みボルトが固定的に設置され、前記固定植込みボルトの外壁にはネジ山が設置され、前記固定植込みボルトはエンジン主体とネジ山により連結されることができ、前記固定植込みボルトの下端には側方電極が固定的に設置され、前記結線柱の下端には中心電極が固定的に設置され、前記中心電極の外端には中心絶縁体が外装され、前記中心電極と前記側方電極との間に電気スパークが生じられ、さらに混合気に点火し、
前記点火プラグの中において前記中心電極の右端には高圧噴射弁が設置され、前記高圧噴射弁の上端には微型管路が連通するように設置され、前記微型管路の右端には管路連結器が連結され、前記管路連結器の右端には高圧管が連結され、前記高圧管の右端は前記ポンプ液装置と連通することを特徴とする堆積カーボンを除去できる点火プラグ。
【請求項2】
前記高圧転換装置は前記高圧空間の中に固定的に設置された高圧コイルを含み、前記高圧コイルの上端には高圧零線が通電可能に接続され、前記高圧コイルの下端には高圧電線が通電可能に接続され、前記高圧電線の下端は前記導電ブロックと通電可能に接続され、前記高圧空間の中において前記高圧コイルの右端には低圧コイルが固定的に設置され、前記低圧コイルの上端には低圧零線が通電可能に接続され、前記低圧コイルの下端と前記低圧プラグコードとは通電可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の堆積カーボンを除去できる点火プラグ。
【請求項3】
前記高圧電線の下端と前記導電ブロックとは通電可能に接続され、前記導電ブロックの上端には固定ばねが弾性を持つように連結され、前記固定ばねの上端には固定板が固定的に設置され、前記固定板の左右両端と前記高圧空間の左右両側の内壁とは固定的に連結されていることを特徴とする請求項2に記載の堆積カーボンを除去できる点火プラグ。
【請求項4】
前記ポンプ液装置は前記高圧空間の下壁に固定的に設置された高圧ポンプを含み、前記高圧ポンプの上端には高圧ポンプ電線が通電可能に接続され、前記高圧ポンプ電線の上端と前記点火制御器とは通電可能に接続され、前記高圧ポンプの右端には低圧管が連通するように設置され、前記低圧管の右端には液貯蔵箱が連通するように設置され、前記液貯蔵箱の中には堆積カーボン除去用の洗剤が貯蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の堆積カーボンを除去できる点火プラグ。
【請求項5】
前記高圧噴射弁は前記高圧噴射弁の中に固定的に設置された管路固定ブロックを含み、前記管路固定ブロックには管路ばねが固定的に設置され、前記管路ばねには噴射弁スライダが弾性を持つように連結され、前記噴射弁スライダの左右両端には管路妨害板が接触によって連結され、前記管路妨害板が前記高圧噴射弁の内壁に固定的に設置され、前記管路固定ブロックの下端には高圧噴射管路が設置され、前記噴射弁スライダが下方へスライドする時、前記微型管路は前記高圧噴射管路と連通できることを特徴とする請求項1に記載の堆積カーボンを除去できる点火プラグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は点火プラグ分野を取り上げて、具体的には堆積カーボンを除去できる点火プラグである。
【背景技術】
【0002】
点火プラグは予混合燃焼式内燃機関において、燃焼室に満たされた混合気に電気放電や赤熱した金属によって点火することにより、燃焼サイクルのきっかけを作る装置である。点火プラグの基本構造は主にターミナル、中心電極、接地電極、ハウジング及び碍子で構成される。中心電極と接地電極間の隙間はプラグギャップと呼ばれる。隙間が小さすぎると、火花が微弱であり、また、堆積カーボンで放電しやすくなり、隙間が大きすぎると、所要の電圧が増え、エンジンを作動させにくく、高速時にストール現象が発生する可能性もあり、そのため、適切な隙間を設けることは重要である。従来のエンジンが作動中にカーボンを堆積することはよくあり、そしてカーボンが点火プラグの表面につき、点火プラグの性能に響き、正常点火ができなくなり、エンジンの性能にも大きく影響を与えるため、堆積カーボンを除去できる点火プラグを設計することは必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第102758716号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエンジンが作動中にカーボンを堆積することはよくあり、そしてカーボンが点火プラグの表面につき、点火プラグの性能に響き、正常点火ができなくなり、エンジンの性能にも大きく影響を与える。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本例は堆積カーボンを除去できる点火プラグを設計し、本願発明に記載の堆積カーボンを除去できる点火プラグは、高圧転換器を含み、前記高圧転換器の中には高圧空間が設置され、前記高圧空間の中には高圧転換装置が設置され、前記高圧転換装置は高圧を生み出すことができ、前記高圧転換器の中には点火プラグが外装され、前記点火プラグと前記高圧転換器とは摩擦するように連結され、前記高圧転換器の右端には点火制御空間が設置され、前記点火制御空間の中には点火制御器が固定的に設置され、前記点火制御器の左端は低圧プラグコードにより前記高圧転換器と通電可能に接続され、
前記点火制御空間の下壁の中には高圧ポンプ空間が設置され、前記高圧ポンプ空間の中にはポンプ液装置が設置され、前記ポンプ液装置は堆積カーボン除去用の洗剤を前記点火プラグの中に送ることができ、
前記点火プラグの頂端には結線ブロックが設置され、前記高圧転換装置の中には導電ブロックが設置され、前記結線ブロックの上端は前記導電ブロックと接触で連結されることができ、そして前記高圧転換装置は前記導電ブロック及び前記結線ブロックにより高電圧を前記点火プラグに伝達でき、
前記結線ブロックの下端には結線柱が固定的に設置され、前記結線柱は高電圧を伝達でき、前記結線柱の外端には磁器絶縁体が外装され、前記磁器絶縁体は前記高圧転換器と接触で連結されることができ、前記磁器絶縁体は絶縁効果を有し、前記磁器絶縁体の下端には外部ガスケットが固定的に設置され、前記外部ガスケットには装着ナットが固定的に設置され、前記外部ガスケットの下端にはガスケットが固定的に設置され、前記ガスケットは密封作用を果たせ、
前記ガスケットの下端には固定植込みボルトが固定的に設置され、前記固定植込みボルトの外壁にはネジ山が設置され、前記固定植込みボルトはエンジン主体とネジ山により連結されることができ、前記固定植込みボルトの下端には側方電極が固定的に設置され、前記結線柱の下端には中心電極が固定的に設置され、前記中心電極の外端には中心絶縁体が外装され、前記中心電極と前記側方電極との間に電気スパークが生じられ、さらに混合気に点火し、
前記点火プラグの中において前記中心電極の右端には高圧噴射弁が設置され、前記高圧噴射弁の上端には微型管路が連通するように設置され、前記微型管路の右端には管路連結器が連結され、前記管路連結器の右端には高圧管が連結され、前記高圧管の右端は前記ポンプ液装置と連通する。
【0006】
中で、前記高圧転換装置は前記高圧空間の中に固定的に設置された高圧コイルを含み、前記高圧コイルの上端には高圧零線が通電可能に接続され、前記高圧コイルの下端には高圧電線が通電可能に接続され、前記高圧電線の下端は前記導電ブロックと通電可能に接続され、前記高圧空間の中において前記高圧コイルの右端には低圧コイルが固定的に設置され、前記低圧コイルの上端には低圧零線が通電可能に接続され、前記低圧コイルの下端と前記低圧プラグコードとは通電可能に接続されている。
【0007】
有益的には、前記高圧電線の下端と前記導電ブロックとは通電可能に接続され、前記導電ブロックの上端には固定ばねが弾性を持つように連結され、前記固定ばねの上端には固定板が固定的に設置され、前記固定板の左右両端と前記高圧空間の左右両側の内壁とは固定的に連結されている。
【0008】
中で、前記ポンプ液装置は前記高圧空間の下壁に固定的に設置された高圧ポンプを含み、前記高圧ポンプの上端には高圧ポンプ電線が通電可能に接続され、前記高圧ポンプ電線の上端と前記点火制御器とは通電可能に接続され、前記高圧ポンプの右端には低圧管が連通するように設置され、前記低圧管の右端には液貯蔵箱が連通するように設置され、前記液貯蔵箱の中には堆積カーボン除去用の洗剤が貯蔵されている。
【0009】
中で、前記高圧噴射弁は前記高圧噴射弁の中に固定的に設置された管路固定ブロックを含み、前記管路固定ブロックには管路ばねが固定的に設置され、前記管路ばねには噴射弁スライダが弾性を持つように連結され、前記噴射弁スライダの左右両端には管路妨害板が接触によって連結され、前記管路妨害板が前記高圧噴射弁の内壁に固定的に設置され、前記管路固定ブロックの下端には高圧噴射管路が設置され、前記噴射弁スライダが下方へスライドする時、前記微型管路は前記高圧噴射管路と連通できる。
【発明の効果】
【0010】
本願発明の有益効果は:本願発明は構造が簡単で、メインテナンスが便利で、使用が簡単であり、従来の点火プラグに基づいて改良を行い、点火プラグの内部に堆積カーボンの除去装置を設置したため、自動的にエンジンの内部及び点火プラグに堆積カーボン除去用の洗剤を吹付けて堆積カーボンを処理でき、エンジンの寿命を延ばし、堆積カーボンがエンジンの作動に対する影響を抑え、エンジンのメインテナンスコストを下げられる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
下記に
図1~3をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0012】
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願発明は堆積カーボンを除去できる点火プラグに関わり、主にお点火プラグ分野に応用され、以下に付図を交えて本願発明について更なる説明を行う。
【0014】
本願発明に記載の堆積カーボンを除去できる点火プラグは、高圧転換器11を含み、前記高圧転換器11の中には高圧空間100が設置され、前記高圧空間100の中には高圧転換装置101が設置され、前記高圧転換装置101は高圧を生み出すことができ、前記高圧転換器11の中には点火プラグ49が外装され、前記点火プラグ49と前記高圧転換器11とは摩擦するように連結され、前記高圧転換器11の右端には点火制御空間52が設置され、前記点火制御空間52の中には点火制御器16が固定的に設置され、前記点火制御器16の左端は低圧プラグコード15により前記高圧転換器11と通電可能に接続され、前記点火制御空間52の下壁の中には高圧ポンプ空間200が設置され、前記高圧ポンプ空間200の中にはポンプ液装置201が設置され、前記ポンプ液装置201は堆積カーボン除去用の洗剤を前記点火プラグ49の中に送ることができ、前記点火プラグ49の頂端には結線ブロック34が設置され、前記高圧転換装置101の中には導電ブロック33が設置され、前記結線ブロック34の上端は前記導電ブロック33と接触で連結されることができ、そして前記高圧転換装置101は前記導電ブロック33及び前記結線ブロック34により高電圧を前記点火プラグ49に伝達でき、前記結線ブロック34の下端には結線柱32が固定的に設置され、前記結線柱32は高電圧を伝達でき、前記結線柱32の外端には磁器絶縁体35が外装され、前記磁器絶縁体35は前記高圧転換器11と接触で連結されることができ、前記磁器絶縁体35は絶縁効果を有し、前記磁器絶縁体35の下端には外部ガスケット26が固定的に設置され、前記外部ガスケット26には装着ナット25が固定的に設置され、前記外部ガスケット26の下端にはガスケット27が固定的に設置され、前記ガスケット27は密封作用を果たせ、前記ガスケット27の下端には固定植込みボルト28が固定的に設置され、前記固定植込みボルト28の外壁にはネジ山が設置され、前記固定植込みボルト28はエンジン主体53とネジ山により連結されることができ、前記固定植込みボルト28の下端には側方電極31が固定的に設置され、前記結線柱32の下端には中心電極43が固定的に設置され、前記中心電極43の外端には中心絶縁体42が外装され、前記中心電極43と前記側方電極31との間に電気スパークが生じられ、さらに混合気に点火し、前記点火プラグ49の中において前記中心電極43の右端には高圧噴射弁51が設置され、前記高圧噴射弁51の上端には微型管路24が連通するように設置され、前記微型管路24の右端には管路連結器23が連結され、前記管路連結器23の右端には高圧管22が連結され、前記高圧管22の右端は前記ポンプ液装置201と連通する。
【0015】
実施例によって、以下に前記高圧転換装置101について詳しく説明し、前記高圧転換装置101は前記高圧空間100の中に固定的に設置された高圧コイル12を含み、前記高圧コイル12の上端には高圧零線37が通電可能に接続され、前記高圧コイル12の下端には高圧電線14が通電可能に接続され、前記高圧電線14の下端は前記導電ブロック33と通電可能に接続され、前記高圧空間100の中において前記高圧コイル12の右端には低圧コイル13が固定的に設置され、前記低圧コイル13の上端には低圧零線54が通電可能に接続され、前記低圧コイル13の下端と前記低圧プラグコード15とは通電可能に接続されている。
【0016】
有益的には、前記高圧電線14の下端と前記導電ブロック33とは通電可能に接続され、前記導電ブロック33の上端には固定ばね39が弾性を持つように連結され、前記固定ばね39の上端には固定板38が固定的に設置され、前記固定板38の左右両端と前記高圧空間100の左右両側の内壁とは固定的に連結されている。
【0017】
実施例によって、以下に前記ポンプ液装置201について詳しく説明し、前記ポンプ液装置201は前記高圧空間100の下壁に固定的に設置された高圧ポンプ21を含み、前記高圧ポンプ21の上端には高圧ポンプ電線17が通電可能に接続され、前記高圧ポンプ電線17の上端と前記点火制御器16とは通電可能に接続され、前記高圧ポンプ21の右端には低圧管19が連通するように設置され、前記低圧管19の右端には液貯蔵箱18が連通するように設置され、前記液貯蔵箱18の中には堆積カーボン除去用の洗剤が貯蔵されている。
【0018】
実施例によって、以下に前記高圧噴射弁51について詳しく説明し、前記高圧噴射弁51は前記高圧噴射弁51の中に固定的に設置された管路固定ブロック47を含み、前記管路固定ブロック47には管路ばね48が固定的に設置され、前記管路ばね48には噴射弁スライダ46が弾性を持つように連結され、前記噴射弁スライダ46の左右両端には管路妨害板45が接触によって連結され、前記管路妨害板45が前記高圧噴射弁51の内壁に固定的に設置され、前記管路固定ブロック47の下端には高圧噴射管路44が設置され、前記噴射弁スライダ46が下方へスライドする時、前記微型管路24は前記高圧噴射管路44と連通できる。
【0019】
以下に本願発明の使用手順について詳しく説明し、初期状態において、点火制御器16が作動し、高圧ポンプ21は作動していなく、装置全体に動力源がない。
【0020】
装置が作動する時、点火制御器16は低圧プラグコード15により低圧コイル13に通電し、さらに低圧コイル13と高圧コイル12との変圧を通じて、高圧電線14は高電圧を生み出し、そして高電圧を導電ブロック33に伝達し、導電ブロック33は固定ばね39の弾力により結線ブロック34と密着し、さらに高電圧を結線ブロック34に伝達し、結線ブロック34は結線柱32により高電圧を中心電極43に伝達し、中心電極43及び側辺電極31は電気スパークを生じ、さらに混合気に点火し、エンジンが正常に作動し始め、
エンジンがストールになったあと、点火制御器16は高圧ポンプ電線17により高圧ポンプ21を作動させ、高圧ポンプ21は液貯蔵箱18の中の堆積カーボン除去用の洗剤を低圧管19、高圧管22及び管路連結器23を通らせて微型管路24の中に送り、さらに高圧の堆積カーボン除去用の洗剤が噴射弁スライダ46を押して下方へスライドさせることで、微型管路24と高圧噴射管路44とを連通し、そして高圧の堆積カーボン除去用の洗剤は高圧噴射管路44の中に流れ込み、外へ噴出し、中心電極43、側辺電極31及びエンジン燃焼室に洗浄を行い、エンジンについた堆積カーボンを除去できる。
【0021】
本願発明の有益効果は:本願発明は構造が簡単で、メインテナンスが便利で、使用が簡単であり、従来の点火プラグに基づいて改良を行い、点火プラグの内部に堆積カーボンの除去装置を設置したため、自動的にエンジンの内部及び点火プラグに堆積カーボン除去用の洗剤を吹付けて堆積カーボンを処理でき、エンジンの寿命を延ばし、堆積カーボンがエンジンの作動に対する影響を抑え、エンジンのメインテナンスコストを下げられる。
【0022】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。