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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008767
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】スライス加工用刃物の保管装置
(51)【国際特許分類】
   B23Q 3/157 20060101AFI20220106BHJP
【FI】
B23Q3/157 M
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020071299
(22)【出願日】2020-04-10
(31)【優先権主張番号】201911381141.1
(32)【優先日】2019-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】518091462
【氏名又は名称】朱暁鳳
(74)【代理人】
【識別番号】100115303
【氏名又は名称】岩永 和久
(72)【発明者】
【氏名】王寧
【テーマコード(参考)】
3C002
【Fターム(参考)】
3C002AA06
3C002FF03
3C002KK01
3C002LL00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】スライス盤の入れ替えアームと同時に使用され、本来貯蔵に困難な刃物を自動的に保存でき、また刃物の保管位置を自由に制御でき、刃物の分類に便利であり、刃物を取り出す時、人が刃物に傷つけられないスライス加工用刃物の保管装置を提供する。
【解決手段】外殻10を含み、外殻の内部には右方に開口した刃物置き空間36が設置され、刃物置き空間の内部には搬送機構80が設置され、道具が搬送機構により搬送され、刃物置き空間の左端には第一回転空間28が設置され、第一回転空間の内部には第一回転軸33が回転可能に設置される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外殻を含み、前記外殻の内部には右方に開口した刃物置き空間が設置され、前記刃物置き空間の内部には搬送機構が設置され、道具が前記搬送機構により搬送され、前記刃物置き空間の左端には第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の内部には第一回転軸が回転可能に設置され、前記第一回転軸には搬送回転車が固定的に設置され、前記搬送回転車の内部には複数の搬送溝が形成され、前記搬送溝の内部には第一ばね空間が設置され、前記第一ばね空間の左端内壁には第一ばねが固定的に設置され、前記第一ばねの右端には第一緩衝板が固定的に連結され、前記第一回転空間の左端には第二回転空間が設置され、前記第二回転空間の内部には伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸には保管回転車が固定的に設置され、前記保管回転車の内部には複数の保管溝が形成され、前記保管溝の後端には刃物保管空間が設置され、前記保管溝の内部には第二ばね空間が設置され、前記第二ばね空間の右端には第二ばねが固定的に設置され、前記第二ばねの左端が前記第二緩衝板に固定的に連結され、前記第一回転空間の上端には揺動空間が設置され、前記揺動空間の内部には回転可能な第六回転軸が対称になるように設置され、前記第六回転軸には揺動ロッドが固定的に設置され、前記第六回転軸が回転すると、前記揺動ロッドを揺らし、そして刃物を前記搬送溝の中に搬送し、前記搬送溝が左端に回転した時、対称した端にある前記揺動ロッドにより刃物は前記保管溝の中に搬送され、保管され、
前記揺動空間の上端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の内部には揺動機構が設置され、前記揺動ロッドが前記揺動機構により揺れ、前記第一回転空間の後端にはプッシュ空間が設置され、前記プッシュ空間の内部にはプッシュ機構が設置され、前記プッシュ機構は刃物を指定した位置にプッシュして保管することができることを特徴とするスライス加工用刃物の保管装置。
【請求項2】
前記搬送機構は前記刃物置き空間の内部に回転可能に設置された第二回転軸を含み、前記第二回転軸には刃物台が固定的に設置され、前記刃物台の内部には刃物置き溝が中心対称になるように形成され、前記刃物置き溝の上端には第三ばね空間が設置され、前記第三ばね空間の上端内壁には第二電磁石が固定的に設置され、前記第二電磁石には第三ばねが固定的に設置され、前記第三ばねの下端には第一電磁石が固定的に連結され、前記第一電磁石の下端には刃物引っかからせブロックが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスライス加工用刃物の保管装置。
【請求項3】
前記揺動機構は前記伝動空間の内部に回転可能に設置された第三回転軸を含み、前記第三回転軸には第一プーリが固定的に設置され、前記第一プーリの前端には第一扇状歯車が固定的に設置され、前記第一扇状歯車の下端には左右移動可能なラックが噛み合っており、前記伝動空間の下端にはスライド空間が設置され、前記ラックが前記スライド空間の中で左右にスライドでき、前記第三回転軸の右端には第四回転軸が回転可能に設置され、前記第四回転軸には第一歯車が固定的に設置され、前記第一歯車の前端には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリが第一ベルトにより前記第一プーリと伝動可能に連結され、前記第四回転軸の右端には第五回転軸が回転可能に設置され、前記第五回転軸には第二歯車が固定的に設置され、前記第二歯車が前記第一歯車と噛み合っており、前記第二歯車の前端には第二扇状歯車が固定的に設置され、前記第二扇状歯車は前記ラックと噛み合うことができ、前記揺動ロッドの後端には第三歯車が固定的に設置され、前記第三歯車が前記ラックと噛み合っていることを特徴とする請求項2に記載のスライス加工用刃物の保管装置。
【請求項4】
前記プッシュ機構は前記プッシュ空間の右後端に固定的に設置されたシリンダーを含み、前記シリンダーの前端には押しロッドが伸縮可能に設置され、前記押しロッドの前端には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの内部には軸スリーブが回転可能に設置され、前記伝動軸が前記プッシュ空間の内部に伸びており、前記伝動軸の後端にはモーターが固定的に設置され、前記第二歯車の後端には第四歯車が固定的に設置され、前記第一回転軸の後端には第七回転軸が回転可能に設置され、前記第七回転軸の内部には第一移動空間が設置され、前記第一回転軸の後端には第一位置制限ブロックが固定的に設置され、前記第一回転軸が前記第一移動空間の内部に伸びており、前記第一回転軸が前記第一移動空間の内部で前後に移動でき、前記第七回転軸には第五歯車が固定的に設置され、前記第五歯車が前記第四歯車と噛み合っており、前記軸スリーブが前記第七回転軸に固定されていることを特徴とする請求項3に記載のスライス加工用刃物の保管装置。
【請求項5】
前記第七回転軸の後端には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間が前記第七回転軸の内部に位置し、前記プッシュ空間の後端には副伝動空間が設置され、前記副伝動空間の内部には第八回転軸が回転可能に設置され、前記第八回転軸の前端には第二位置制限ブロックが固定的に設置され、前記第八回転軸が前記第二移動空間の内部に伸びており、前記第八回転軸が前記第二移動空間の内部で前後に移動でき、前記第八回転軸の後端には第六歯車が固定的に設置され、前記第六歯車の右端には第七歯車が噛み合っていることを特徴とする請求項4に記載のスライス加工用刃物の保管装置。
【請求項6】
前記第二回転軸が前記副伝動空間の内部に伸びており、前記第二回転軸の後端には転動車が固定的に設置され、前記転動車の内部には複数の位置固定溝が形成され、前記第七歯車の内部にはスライド溝が複数形成され、前記スライド溝の内部には固定ピンがスライド可能に設置され、前記固定ピンが前記位置固定溝の内部に伸びられ、前記固定ピンにはスライダが固定的に設置され、前記第七歯車の内部には複数の第四ばね空間が設置され、前記第四ばね空間の内部には第四ばねが固定的に設置され、前記第四ばねが前記スライダに固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスライス加工用刃物の保管装置。
【請求項7】
前記搬送回転車の後端には第三プーリが固定的に設置され、前記第二歯車の後端には第四プーリが固定的に設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとが第二ベルトにより伝動可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスライス加工用刃物の保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明はスライス加工技術分野に関わり、具体的にはスライス加工用刃物の保管装置である。
【背景技術】
【0002】
スライス加工をする過程に、所要の刃物はタイプが様々で、適当な刃物を探し出すのに大量の時間がかかり、探す過程に、刃物に傷つけられやすく、それと同時に、伝統的な刃物保管フレームで刃物を保管するのに大きいスペースが必要であり、また刃物保管フレームは構成が単一で、刃物の分類に不便であり、上記の問題を解決するため、本願発明を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103600931号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術不足に対して、本願発明はスライス加工用刃物の保管装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明はその技術問題を解決するために採用する技術方法は以下の通りである。スライス加工用刃物の保管装置であり、本体を含み、前記本体の中には昇降空間が設置され、前記昇降空間の下方には前記昇降空間と連通する作動空間が設置され、前記作動空間の下方には前記作動空間と連通する水戻し空間が設置され、前記水戻し空間の下方には貯水用の水タンクが設置され、前記水タンクの右側には水を出すための吸水口が設置され、前記吸水口の右側には水を吸い上げるための水吸い上げポンプが設置され、前記水吸い上げポンプには水管が前記水吸い上げポンプと連通するように連結され、前記水管の他端には第二連結ブロックが設置され、前記第二連結ブロックには分水管が連結され、前記第二連結ブロックの上方には埃を積むための埃集め箱が固定的に設置され、前記埃集め箱の右側には埃を入らせるための第一吸塵口が設置され、前記第一吸塵口の右側には吸塵用の第一吸塵送風機が設置され、前記第一吸塵送風機の下方には第一連結ブロックが設置され、前記第一連結ブロックには第一吸塵管と第二吸塵管が前記第一連結ブロックと連通するように連結され、前記作動空間の中には吸塵カバーが対称に設置され、前記吸塵カバーの前記第二連結ブロックから離れた外面は前記第一吸塵管と前記第二吸塵管に連通し、前記吸塵カバーにおいて前記第二連結ブロックに近接する方向にはシャワーが設置され、前記シャワーの前記第二連結ブロックから離れた外面が前記分水管と連通し、前記第一吸塵管と、前記第二吸塵管と、前記分水管がいずれも延長性を有し、前記吸塵カバーの中には回転可能な伸縮ロッドが設置され、前記伸縮ロッドの右端の外面には研磨用の研磨ブレードが固定的に設置され、前記昇降空間の中には本体挟持機構が固定的に設置され、前記本体挟持機構が前記伸縮ロッドを中心として上下対称になってそれぞれ第一固定台の外面と第二固定台の外面に固定的に設置され、前記伸縮ロッドの前側の外面には連結板が固定的に設置され、前記連結板の左側には埃を除去するための二度本体除塵機構が固定的に設置され、前記本体挟持機構はガラスを等速で前に進める伝送機構を含み、前記昇降空間の上壁には前記第一固定台が固定的に設置され、前記第一固定台の底面にはスライド溝が固定的に形成され、前記スライド溝の下側の外面には左右スライド可能なスライダが左右対称に設置され、前記スライダの底面には前記伝送機構が固定的に設置され、左右対称の前記スライダの間にはばねが設置され、研磨する時、ガラスを前記伝送機構の間に差し込み、前記伝送機構の作動によりガラスを等速で前に進め、前記ばねにより前記伝送機構が異なる厚さを有するガラスに適する。本願発明はスライス加工用刃物の保管装置であり、外殻を含み、前記外殻の内部には右方に開口した刃物置き空間が設置され、前記刃物置き空間の内部には搬送機構が設置され、道具が前記搬送機構により搬送され、前記刃物置き空間の左端には第一回転空間が設置され、前記第一回転空間の内部には第一回転軸が回転可能に設置され、前記第一回転軸には搬送回転車が固定的に設置され、前記搬送回転車の内部には複数の搬送溝が形成され、前記搬送溝の内部には第一ばね空間が設置され、前記第一ばね空間の左端内壁には第一ばねが固定的に設置され、前記第一ばねの右端には第一緩衝板が固定的に連結され、前記第一回転空間の左端には第二回転空間が設置され、前記第二回転空間の内部には伝動軸が回転可能に設置され、前記伝動軸には保管回転車が固定的に設置され、前記保管回転車の内部には複数の保管溝が形成され、前記保管溝の後端には刃物保管空間が設置され、前記保管溝の内部には第二ばね空間が設置され、前記第二ばね空間の右端には第二ばねが固定的に設置され、前記第二ばねの左端が前記第二緩衝板に固定的に連結され、前記第一回転空間の上端には揺動空間が設置され、前記揺動空間の内部には回転可能な第六回転軸が対称になるように設置され、前記第六回転軸には揺動ロッドが固定的に設置され、前記第六回転軸が回転すると、前記揺動ロッドを揺らし、そして刃物を前記搬送溝の中に搬送し、前記搬送溝が左端に回転した時、対称した端にある前記揺動ロッドにより刃物は前記保管溝の中に搬送され、保管され、
前記揺動空間の上端には伝動空間が設置され、前記伝動空間の内部には揺動機構が設置され、前記揺動ロッドが前記揺動機構により揺れ、前記第一回転空間の後端にはプッシュ空間が設置され、前記プッシュ空間の内部にはプッシュ機構が設置され、前記プッシュ機構は刃物を指定した位置にプッシュして保管することができる。
【0006】
好ましくは、前記搬送機構は前記刃物置き空間の内部に回転可能に設置された第二回転軸を含み、前記第二回転軸には刃物台が固定的に設置され、前記刃物台の内部には刃物置き溝が中心対称になるように形成され、前記刃物置き溝の上端には第三ばね空間が設置され、前記第三ばね空間の上端内壁には第二電磁石が固定的に設置され、前記第二電磁石には第三ばねが固定的に設置され、前記第三ばねの下端には第一電磁石が固定的に連結され、前記第一電磁石の下端には刃物引っかからせブロックが固定的に連結されている。
【0007】
好ましくは、前記揺動機構は前記伝動空間の内部に回転可能に設置された第三回転軸を含み、前記第三回転軸には第一プーリが固定的に設置され、前記第一プーリの前端には第一扇状歯車が固定的に設置され、前記第一扇状歯車の下端には左右移動可能なラックが噛み合っており、前記伝動空間の下端にはスライド空間が設置され、前記ラックが前記スライド空間の中で左右にスライドでき、前記第三回転軸の右端には第四回転軸が回転可能に設置され、前記第四回転軸には第一歯車が固定的に設置され、前記第一歯車の前端には第二プーリが固定的に設置され、前記第二プーリが第一ベルトにより前記第一プーリと伝動可能に連結され、前記第四回転軸の右端には第五回転軸が回転可能に設置され、前記第五回転軸には第二歯車が固定的に設置され、前記第二歯車が前記第一歯車と噛み合っており、前記第二歯車の前端には第二扇状歯車が固定的に設置され、前記第二扇状歯車は前記ラックと噛み合うことができ、前記揺動ロッドの後端には第三歯車が固定的に設置され、前記第三歯車が前記ラックと噛み合っている。
【0008】
好ましくは、前記プッシュ機構は前記プッシュ空間の右後端に固定的に設置されたシリンダーを含み、前記シリンダーの前端には押しロッドが伸縮可能に設置され、前記押しロッドの前端には固定ブロックが固定的に設置され、前記固定ブロックの内部には軸スリーブが回転可能に設置され、前記伝動軸が前記プッシュ空間の内部に伸びており、前記伝動軸の後端にはモーターが固定的に設置され、前記第二歯車の後端には第四歯車が固定的に設置され、前記第一回転軸の後端には第七回転軸が回転可能に設置され、前記第七回転軸の内部には第一移動空間が設置され、前記第一回転軸の後端には第一位置制限ブロックが固定的に設置され、前記第一回転軸が前記第一移動空間の内部に伸びており、前記第一回転軸が前記第一移動空間の内部で前後に移動でき、前記第七回転軸には第五歯車が固定的に設置され、前記第五歯車が前記第四歯車と噛み合っており、前記軸スリーブが前記第七回転軸に固定されている。
【0009】
好ましくは、前記第七回転軸の後端には第二移動空間が設置され、前記第二移動空間が前記第七回転軸の内部に位置し、前記プッシュ空間の後端には副伝動空間が設置され、前記副伝動空間の内部には第八回転軸が回転可能に設置され、前記第八回転軸の前端には第二位置制限ブロックが固定的に設置され、前記第八回転軸が前記第二移動空間の内部に伸びており、前記第八回転軸が前記第二移動空間の内部で前後に移動でき、前記第八回転軸の後端には第六歯車が固定的に設置され、前記第六歯車の右端には第七歯車が噛み合っている。
【0010】
好ましくは、前記第二回転軸が前記副伝動空間の内部に伸びており、前記第二回転軸の後端には転動車が固定的に設置され、前記転動車の内部には複数の位置固定溝が形成され、前記第七歯車の内部にはスライド溝が複数形成され、前記スライド溝の内部には固定ピンがスライド可能に設置され、前記固定ピンが前記位置固定溝の内部に伸びられ、前記固定ピンにはスライダが固定的に設置され、前記第七歯車の内部には複数の第四ばね空間が設置され、前記第四ばね空間の内部には第四ばねが固定的に設置され、前記第四ばねが前記スライダに固定的に連結されている。
【0011】
好ましくは、前記搬送回転車の後端には第三プーリが固定的に設置され、前記第二歯車の後端には第四プーリが固定的に設置され、前記第四プーリと前記第三プーリとが第二ベルトにより伝動可能に連結されている。
【発明の効果】
【0012】
本願発明の効果は:本願発明は構成が簡単で、操作が便利であり、スライス盤の入れ替えアームと同時に使用され、本来貯蔵に困難な刃物を自動的に保存でき、また刃物の保管位置を自由に制御でき、刃物の分類に便利であり、刃物を取り出す時、人が刃物に傷つけられない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に図1~6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、本願に記載の各方向が、図1と同じ向きに装置を見た際の方向である。
【0014】
図1図1は本願発明の全体構成概略図
図2図2図1の「A―A」部の構成概略図
図3図3図2の「B―B」部の構成概略図
図4図4図2の「C―C」部の構成概略図
図5図5図1の「D―D」部の構成概略図
図6図6図1の「E」部の構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1~6を参照し、本願発明はスライス加工用刃物の保管装置であり、外殻10を含み、前記外殻10の内部には右方に開口した刃物置き空間36が設置され、前記刃物置き空間36の内部には搬送機構80が設置され、道具が前記搬送機構80により搬送され、前記刃物置き空間36の左端には第一回転空間28が設置され、前記第一回転空間28の内部には第一回転軸33が回転可能に設置され、前記第一回転軸33には搬送回転車29が固定的に設置され、前記搬送回転車29の内部には複数の搬送溝37が形成され、前記搬送溝37の内部には第一ばね空間32が設置され、前記第一ばね空間32の左端内壁には第一ばね31が固定的に設置され、前記第一ばね31の右端には第一緩衝板30が固定的に連結され、前記第一回転空間28の左端には第二回転空間38が設置され、前記第二回転空間38の内部には伝動軸43が回転可能に設置され、前記伝動軸43には保管回転車42が固定的に設置され、前記保管回転車42の内部には複数の保管溝44が形成され、前記保管溝44の後端には刃物保管空間48が設置され、前記保管溝44の内部には第二ばね空間41が設置され、前記第二ばね空間41の右端には第二ばね40が固定的に設置され、前記第二ばね40の左端が前記第二緩衝板39に固定的に連結され、前記第一回転空間28の上端には揺動空間27が設置され、前記揺動空間27の内部には回転可能な第六回転軸25が対称になるように設置され、前記第六回転軸25には揺動ロッド26が固定的に設置され、前記第六回転軸25が回転すると、前記揺動ロッド26を揺らし、そして刃物を前記搬送溝37の中に搬送し、前記搬送溝37が左端に回転した時、対称した端にある前記揺動ロッド26により刃物は前記保管溝44の中に搬送され、保管され、
前記揺動空間27の上端には伝動空間11が設置され、前記伝動空間11の内部には揺動機構81が設置され、前記揺動ロッド26が前記揺動機構81により揺れ、前記第一回転空間28の後端にはプッシュ空間46が設置され、前記プッシュ空間46の内部にはプッシュ機構82が設置され、前記プッシュ機構82は刃物を指定した位置にプッシュして保管することができる。
【0016】
有益なように、前記搬送機構80は前記刃物置き空間36の内部に回転可能に設置された第二回転軸35を含み、前記第二回転軸35には刃物台34が固定的に設置され、前記刃物台34の内部には刃物置き溝78が中心対称になるように形成され、前記刃物置き溝78の上端には第三ばね空間74が設置され、前記第三ばね空間74の上端内壁には第二電磁石73が固定的に設置され、前記第二電磁石73には第三ばね75が固定的に設置され、前記第三ばね75の下端には第一電磁石76が固定的に連結され、前記第一電磁石76の下端には刃物引っかからせブロック77が固定的に連結されている。
【0017】
有益なように、前記揺動機構81は前記伝動空間11の内部に回転可能に設置された第三回転軸14を含み、前記第三回転軸14には第一プーリ12が固定的に設置され、前記第一プーリ12の前端には第一扇状歯車15が固定的に設置され、前記第一扇状歯車15の下端には左右移動可能なラック23が噛み合っており、前記伝動空間11の下端にはスライド空間13が設置され、前記ラック23が前記スライド空間13の中で左右にスライドでき、前記第三回転軸14の右端には第四回転軸17が回転可能に設置され、前記第四回転軸17には第一歯車19が固定的に設置され、前記第一歯車19の前端には第二プーリ18が固定的に設置され、前記第二プーリ18が第一ベルト16により前記第一プーリ12と伝動可能に連結され、前記第四回転軸17の右端には第五回転軸21が回転可能に設置され、前記第五回転軸21には第二歯車22が固定的に設置され、前記第二歯車22が前記第一歯車19と噛み合っており、前記第二歯車22の前端には第二扇状歯車20が固定的に設置され、前記第二扇状歯車20は前記ラック23と噛み合うことができ、前記揺動ロッド26の後端には第三歯車24が固定的に設置され、前記第三歯車24が前記ラック23と噛み合っている。
【0018】
有益なように、前記プッシュ機構82は前記プッシュ空間46の右後端に固定的に設置されたシリンダー58を含み、前記シリンダー58の前端には押しロッド56が伸縮可能に設置され、前記押しロッド56の前端には固定ブロック54が固定的に設置され、前記固定ブロック54の内部には軸スリーブ55が回転可能に設置され、前記伝動軸43が前記プッシュ空間46の内部に伸びており、前記伝動軸43の後端にはモーター45が固定的に設置され、前記第二歯車22の後端には第四歯車47が固定的に設置され、前記第一回転軸33の後端には第七回転軸51が回転可能に設置され、前記第七回転軸51の内部には第一移動空間52が設置され、前記第一回転軸33の後端には第一位置制限ブロック53が固定的に設置され、前記第一回転軸33が前記第一移動空間52の内部に伸びており、前記第一回転軸33が前記第一移動空間52の内部で前後に移動でき、前記第七回転軸51には第五歯車49が固定的に設置され、前記第五歯車49が前記第四歯車47と噛み合っており、前記軸スリーブ55が前記第七回転軸51に固定されている。
【0019】
有益なように、前記第七回転軸51の後端には第二移動空間57が設置され、前記第二移動空間57が前記第七回転軸51の内部に位置し、前記プッシュ空間46の後端には副伝動空間61が設置され、前記副伝動空間61の内部には第八回転軸62が回転可能に設置され、前記第八回転軸62の前端には第二位置制限ブロック59が固定的に設置され、前記第八回転軸62が前記第二移動空間57の内部に伸びており、前記第八回転軸62が前記第二移動空間57の内部で前後に移動でき、前記第八回転軸62の後端には第六歯車63が固定的に設置され、前記第六歯車63の右端には第七歯車60が噛み合っている。
【0020】
有益なように、前記第二回転軸35が前記副伝動空間61の内部に伸びており、前記第二回転軸35の後端には転動車70が固定的に設置され、前記転動車70の内部には複数の位置固定溝64が形成され、前記第七歯車60の内部にはスライド溝66が複数形成され、前記スライド溝66の内部には固定ピン65がスライド可能に設置され、前記固定ピン65が前記位置固定溝64の内部に伸びられ、前記固定ピン65にはスライダ67が固定的に設置され、前記第七歯車60の内部には複数の第四ばね空間69が設置され、前記第四ばね空間69の内部には第四ばね68が固定的に設置され、前記第四ばね68が前記スライダ67に固定的に連結されている。
【0021】
有益なように、前記搬送回転車29の後端には第三プーリ50が固定的に設置され、前記第二歯車22の後端には第四プーリ71が固定的に設置され、前記第四プーリ71と前記第三プーリ50とが第二ベルト72により伝動可能に連結されている。
【0022】
本願発明に記載のスライス加工用刃物の保管装置の実現方法は以下の通りである。
【0023】
本願発明は初期状態において、第三ばね75と、第一ばね31と、第二ばね40とが自然状態にあり、押しロッド56が収縮されており、
1.スライス盤の刃物取り外し機構により刃物を取り外して刃物置き溝78に入れ、刃物引っかからせブロック77が刃物を引っかからせ、モーター45を正方向に回転できるように始動し、
2.モーター45が伝動軸43を回転連動させ、伝動軸43が第四歯車47を回転連動させ、第四歯車47が第五歯車49を回転連動させ、プッシュ空間46が第七回転軸51を回転連動させ、第七回転軸51が第八回転軸62を回転連動させ、第八回転軸62が第六歯車63を回転連動させ、第六歯車63が第七歯車60を回転連動させ、第七歯車60が転動車70を回転連動させ、転動車70が第二回転軸35を回転連動させ、第二回転軸35が刃物台34を回転連動させ、
3.刃物台34が百八十度回転する時、第二電磁石73が第一電磁石76と吸引することにより、第三ばね75を圧縮し、そして刃物を出し、刃物置き溝78が上限界位置に到達した時、第二回転軸35が回転できなくなり、第七歯車60が回転して固定ピン65を、第四ばね68の圧力に抵抗してスライド溝66に伸びられるように駆動し、この時、第七歯車60が空回りし、
4.第七回転軸51が第一回転軸33を回転連動させ、第一回転軸33が搬送回転車29と、第三プーリ50とを回転連動させ、伝動軸43が保管回転車42を回転連動させ、第三プーリ50が第二ベルト72により第四プーリ71を回転連動させ、第四プーリ71が第五回転軸21を回転連動させ、第五回転軸21が第二歯車22と第二扇状歯車20を回転連動させ、第二歯車22が第一歯車19を回転連動させ、第一歯車19が第四回転軸17を回転連動させ、第四回転軸17が第二プーリ18を回転連動させ、第二プーリ18が第一ベルト16により第一プーリ12を回転連動させ、第一プーリ12が第三回転軸14を回転連動させ、第三回転軸14が第一扇状歯車15を回転連動させ、第一扇状歯車15と第二扇状歯車20がラック23を左右に移動させ、ラック23が第三歯車24を回転連動させ、第三歯車24が第六回転軸25を回転連動させ、そして揺動ロッド26を繰り返して揺らし、
5.揺動ロッド26が刃物置き溝78の中の刃物を搬送溝37の中に搬送し、搬送溝37が百八十度回転する時、対称した端にある揺動ロッド26が刃物を保管溝44の中に搬送し保管し、
6.刃物を指定した位置に分類して置く時、シリンダー58を始動し、シリンダー58が押しロッド56により固定ブロック54を後ろに移動連動させ、そして軸スリーブ55により第七回転軸51を駆動して後ろに移動させ、この時、第五歯車49が第四歯車47との噛み合いから離脱し、モーター45を止め、第五歯車49が前に移動して第四歯車47と噛み合った後、搬送溝37を開けて刃物を貯蔵し、
7.刃物を取り出す時、モーター45を逆転させる。
【0024】
上記の実施例は本願発明の技術的構想と特徴を説明するだけであり、その目的は当業者に本願発明内容を了解させてさらに実施させるのであり、本願発明の保護範囲を制限することはできない。本願発明の精神の実質に基づいて行われたすべての等価的な変化又は修飾は、本願発明の保護範囲の中に含むべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6