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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022008771
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】フェイスシールド
(51)【国際特許分類】
   A41D 13/11 20060101AFI20220106BHJP
   A42B 3/20 20060101ALI20220106BHJP
   A62B 18/02 20060101ALI20220106BHJP
【FI】
A41D13/11 L
A41D13/11 Z
A42B3/20
A62B18/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020110119
(22)【出願日】2020-06-26
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)公開日 令和2年5月8日 (2)公開した場所 株式会社美工ホームページ内 https://www.biko.co.jp/pdf/face_shield.pdf (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、株式会社美工ホームページにおいて、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を掲載した。 [刊行物等](1)寄贈日 令和2年5月20日(2)寄贈した場所 メガネの田中ホールディングス株式会社購買物流課 広島県広島市西区商工センター5丁目9-8 (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、メガネの田中ホールディングス株式会社購買物流課に、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を納品した。 [刊行物等](1)寄贈日 令和2年5月20日 (2)寄贈した場所 公益財団法人ライフ・エクステンション研究所付属永寿総合病院 東京都台東区東上野2丁目23番16号 (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、公益財団法人ライフ・エクステンション研究所付属永寿総合病院に、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を納品した。 [刊行物等](1)販売日 令和2年5月20日 (2)販売した場所 泉佐野市役所 大阪府泉佐野市市場東1丁目295番地の3 (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、泉佐野市役所に、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を納品した。 [刊行物等](1)販売日 令和2年5月20日 (2)販売した場所 鈴鹿サーキット 三重県鈴鹿市稲生町7992 (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、鈴鹿サーキットに、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を納品した。 [刊行物等] (1)寄贈日 令和2年5月27日 (2)寄贈した場所 堺市役所 大阪府堺市堺区南瓦町3番1号 (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、堺市役所に、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を納品した。 [刊行物等](1)寄贈日 令和2年5月28日 (2)寄贈した場所 アドベンチャーワールド 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399番地 (3)公開者 株式会社美工 (4)公開した物の内容 株式会社美工は、アドベンチャーワールドに、辰己明彦が発明した「フェイスシールド」を
(71)【出願人】
【識別番号】591218972
【氏名又は名称】株式会社美工
(74)【代理人】
【識別番号】100106091
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 直都
(74)【代理人】
【識別番号】100079038
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邉 彰
(74)【代理人】
【識別番号】100199369
【弁理士】
【氏名又は名称】玉井 尚之
(72)【発明者】
【氏名】辰己 明彦
【テーマコード(参考)】
2E185
3B107
【Fターム(参考)】
2E185AA06
2E185BA08
3B107AA01
3B107CA02
3B107CA03
3B107DA07
(57)【要約】
【課題】簡易な構成で、着用者の顔面を保護した状態で確実に保持することが可能なフェイスシールドを提供する。
【解決手段】フェイスシールド1は、可撓性を有する透明な樹脂製のシートからなり、着用者の顔面を覆うシールド本体2と、シールド本体2の上部内側に着脱自在に取付けられて、着用者の額に当てられる額当て3と、シールド本体2の左右縁部または額当て3の左右端部に着脱自在に取り付けられ、着用者の後頭部に装着される保持バンド4とを備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有する透明な樹脂製のシートからなり、着用者の顔面を覆うシールド本体と、
前記シールド本体の上部内側に着脱自在に取付けられて、着用者の額に当てられる額当てと、
前記シールド本体の左右縁部または前記額当ての左右端部に着脱自在に取り付けられ、着用者の後頭部に装着される保持バンドとを備えたフェイスシールド。
【請求項2】
前記額当てに、着用者がツバ付きの帽子をかぶった状態で前記フェイスシールドを着用する場合に、前記ツバが差し込まれる溝部が形成されている、請求項1に記載のフェイスシールド。
【請求項3】
前記額当てが、前記シールド本体の上部内側にそれぞれ着脱自在に取付けられる左側額当て部材、右側額当て部材および中央額当て部材から構成され、前記溝部が少なくとも前記中央額当て部材に形成されている、請求項2に記載のフェイスシールド。
【請求項4】
前記中央額当て部材が、前記シールド本体にそれぞれ着脱自在に取付けられる上側中央額当て部材および下側中央額当て部材から構成され、前記溝部が前記上側中央額当て部材および前記下側中央額当て部材間の間隙から形成される、請求項3に記載のフェイスシールド。
【請求項5】
前記シールド本体の上部に額当て取付孔が形成されており、前記額当てが前記額当て取付孔に着脱自在に嵌め入れられる凸部を有している、請求項1~4に記載のフェイスシールド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、粉塵や液体等の飛沫から着用者の顔面を保護するフェイスシールドに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、人体に有害な粉塵や液体の飛沫等が鼻や口から吸引されることや顔面に付着することを防止する手段として着用者の顔面を覆うフェイスシールドが広く使用されている。このようなフェイスシールドとしては、着用者の顔面を確実に覆った状態で保持する手段を備えたフェイスシールドが求められている。例えば、下記の特許文献1のように、鼻と両耳に架け渡して顔面に装着する固定具と、固定具の外側に顔面を覆うシールドとを備えるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-057202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のフェイスシールドは、固定具が鼻と両耳に架け渡されているだけなので、着用者が作業を行うなど身体を動かした場合に顔面を覆うシールドがずれて、着用者の顔面が確実に保護されないおそれがあった。また、固定具を構成する部品点数も多く、かつ、製造工程も複雑なため、コストがかかるという問題もあった。
【0005】
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、部品点数を抑えた簡易な構成で、かつ、コストを抑えて、着用者の顔面を保護した状態で確実に保持することが可能なフェイスシールドを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記の目的を達成するために、以下の態様からなる。
【0007】
1)可撓性を有する透明な樹脂製のシートからなり、着用者の顔面を覆うシールド本体と、
前記シールド本体の上部内側に着脱自在に取付けられて、着用者の額に当てられる額当てと、
前記シールド本体の左右縁部または前記額当ての左右端部に着脱自在に取り付けられ、着用者の後頭部に装着される保持バンドとを備えたフェイスシールド。
【0008】
2)前記額当てに、着用者がツバ付きの帽子をかぶった状態で前記フェイスシールドを着用する場合に、前記ツバが差し込まれる溝部が形成されている、上記1)に記載のフェイスシールド。
【0009】
3)前記額当てが、前記シールド本体の上部内側にそれぞれ着脱自在に取付けられる左側額当て部材、右側額当て部材および中央額当て部材から構成され、前記溝部が少なくとも前記中央額当て部材に形成されている、上記2)に記載のフェイスシールド。
【0010】
4)前記中央額当て部材が、前記シールド本体にそれぞれ着脱自在に取付けられる上側中央額当て部材および下側中央額当て部材から構成され、前記溝部が前記上側中央額当て部材および前記下側中央額当て部材間の間隙から形成される、上記3)に記載のフェイスシールド。
【0011】
5)前記シールド本体の上部に額当て取付孔が形成されており、前記額当てが前記額当て取付孔に着脱自在に嵌め入れられる凸部を有している、上記1)~4)に記載のフェイスシールド。
【発明の効果】
【0012】
上記1)のフェイスシールドによれば、シールド本体が可撓性を有する透明な樹脂製のシートからなり、額当てがシールド本体の上部内側に着脱自在に取付けられ、保持バンドがシールド本体の左右縁部または額当ての左右端部に着脱自在に取り付けられるため、軽量かつ簡易な構成でシールド本体が着用者の顔面を覆った状態で確実に保持することができる。また、部品点数が抑えられ、製造工程も簡易なためコストも抑えられる。また、上記構成によって、組み立て前はコンパクトに収納することができるため、在庫の保管や発送を省スペースで行うことができる。さらに、一旦組み立てた後でも着用しない場合は、分解して組み立て前と同様の状態に戻すことができるので、省スペースで保管や運搬が可能となる。
【0013】
上記2)のフェイスシールドによれば、額当てに溝部が形成されており、着用者がツバ付きの帽子をかぶった状態でフェイスシールドを着用する場合に、ツバが溝部に差し込まれるようになっているため、フェイスシールドを帽子に安定した状態で取り付けられ、着用者の顔面を確実に保護することができる。したがって、太陽が照り付ける屋外や工事現場などで着用者がツバ付きの帽子や工事用ヘルメットをかぶる必要がある場合でも、フェイスシールドを同時に着用することができる。
【0014】
上記3)のフェイスシールドによれば、額当てが左側額当て部材、右側額当て部材および中央額当て部材から構成され、それぞれが独立してシールド本体の上部内側に着脱自在に取り付けられているため、着用者がフェイスシールドと同時に装備しているもの(例えば帽子、ゴーグル、マスクなど)の形状に合わせて左側額当て部材、右側額当て部材および中央額当て部材を着脱することで、フェイスシールドが確実に保持されうるようにアレンジすることができる。さらに、溝部が少なくとも中央額当て部材に形成されているため、着用者がかぶる帽子やそのツバの形状に合わせて左側額当て部材および右側額当て部材を取り外した状態でも、ツバを溝部に差し込むことができるため、フェイスシールドをより確実に帽子に安定した状態で取り付けることができる。
【0015】
上記4)のフェイスシールドによれば、中央額当て部材が上側中央額当て部材および下側中央額当て部材から構成され、溝部が上側中央額当て部材および下側中央額当て部材間の間隙から形成されているため、フェイスシールドをより軽量化することができるうえ、製造コストも抑えられる。また、上側中央額当て部材および下側中央額当て部材を独立してシールド本体に着脱できるため、他の装備品に合わせたアレンジの自由度がより高くなる。
【0016】
上記5)のシールド本体の上部に額当て取付孔が形成されており、額当てが額当て取付孔に着脱自在に嵌め入れられる凸部を有しているため、額当てをシールド本体に取り付けるための部品点数を削減することができ、コストをさらに抑えることができ、さらに、構成もより単純化され、組み立てや分解も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】この発明の実施形態に係るフェイスシールドの全体斜視図である。
図2】この発明の実施形態に係るフェイスシールドの分解図である。
図3】この発明の実施形態に係るフェイスシールドを着用した時の側面図である。
図4】着用者がツバ付きの帽子をかぶった状態で、この発明の実施形態に係るフェイスシールドを着用した時の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の実施形態に係るフェイスシールドについて、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1に示す通り、フェイスシールド(1)は、着用者の顔面全体を覆い、粉塵や液体等の飛沫から着用者の顔面を保護するためのシールド本体(2)と、シールド本体(2)の上部内側に着脱自在に取り付けられた額当て(3)と、シールド本体(2)の左右縁部それぞれの上部に着脱自在に取り付けられた一対の帯状の保持バンド(4)を備えている。各保持バンド(4)はそれぞれ先端部に面ファスナー(41)が貼り付けられている。
【0020】
シールド本体(2)は透明なポリプロピレン製のフラットなシートからなる。シールド本体(2)の素材は可撓性を有する透明な素材であれば特に限定されないが、保管、発送、組み立ておよび分解における取り回し性や着用時の負担軽減を考え、軽量な樹脂製であることが好ましい。
【0021】
額当て(3)は、左側額当て部材(31)、右側額当て部材(32)、および、所定の間隙をあけて上下に並列させられている上側中央額当て部材(33)および下側中央額当て部材(34)から構成されている。各額当て部材(31,32,33,34)は弾性を有するウレタン素材からなり、平面より見て前方凸状に湾曲した形状を有しているとともに、シールド本体(2)および着用者の顔面間に所定の間隙が形成されうるように所定の奥行を有している。また、各額当て部材(31,32,33,34)の素材は特に限定されないが、着用時に額が痛むといった着用者の不快感を生じさせないよう、適度な弾性を有するものが好ましい。
【0022】
保持バンド(4)は透明なポリプロピレンからなる帯状のものとされる。保持バンド(4)の素材は可撓性を有する素材であれば特に限定されないが、製造上のコスト削減や簡易化のために、シールド本体(2)と同じ素材とされるのが好ましい。また、保持バンド(4)は1本の伸縮性を有する帯状部材とされてもよい。
【0023】
次に、フェイスシールド(1)のより詳細な構造および組み立て方法について、図2を参照して説明する。
【0024】
額当て(3)を構成する左側額当て部材(31)、右側額当て部材(32)、上側中央額当て部材(33)および下側中央額当て部材(34)は、それぞれ2つの凸部(35)が設けられている。シールド本体(2)における額当て(3)の取り付け位置には、それぞれの凸部(35)が嵌め入れられる8つの額当て取付孔(21)が形成されている。各額当て部材(31,32,33,34)の凸部(35)がそれぞれ対応する額当て取付孔(21)に嵌め入れられて、各額当て部材(31,32,33,34)がシールド本体(2)に取り付けられる。さらに、各額当て部材(31,32,33,34)が平面より見て前方凸状に湾曲させられているため、シールド本体(2)は各額当て部材(31,32,33,34)の湾曲に沿って着用者の顔面を覆いうるように湾曲させられる。
【0025】
また、シールド本体(2)上部の左右縁部それぞれに、保持バンド(4)が挿通される2つの上下方向のスリット(22)が左右方向に並列するように所定の間隔をおいて形成されている。2本の保持バンド(4)それぞれの先端部には所定の長さを有する面ファスナー(41)が取り付けられているとともに、基端部には保持バンド(4)の他の部分に比べて幅が広くなされた抜け止め部(42)が形成されている。保持バンド(4)は先端部から2つのスリット(22)に挿通させられ、着用者の後頭部方向へ引っ張られるが、抜け止め部(42)がスリット(22)に係止させられるため、保持バンド(4)が抜け落ちることはない。保持バンド(4)の取り付け位置については上記の取り付け位置に限定されず、例えば、左右額当て部材(31,32)の端部に取り付けられるようにしてもよい。また、保持バンド(4)の取り付け方法についても上記の方法に限定されず、例えば、保持バンド(4)の基端部と保持バンドの取り付け位置とに面ファスナーを貼り付けて、両者が結合するようにしてもよい。スリット(22)の数については特に限定されないが、安定性や強度、組み立ての容易さを考慮し、左右それぞれ2つずつ形成されているのが好ましい
【0026】
次に、フェイスシールド(1)の着用方法について、図3および図4を参照して説明する。
【0027】
図3に示す通り、着用者の額に額当て(3)を押し当てた状態で保持バンド(4)を引っ張って頭部に巻き回し、後頭部で保持バンド(4)の面ファスナー(41)同士を結合させて、額当て(3)および保持バンド(4)によって着用者の頭部を挟み込むことでフェイスシールド(1)が適切な位置で保持される。額当て(3)を構成する各額当て部材(31,32,33,34)が弾性を有するウレタン素材から作られているため、着用者の不快感が生じることもない。また、面ファスナー(41)が所定の長さを有しているため、着用者の頭部の大きさによって適宜調節することが可能である。したがって、着用者はフェイスシールド(1)を長時間快適に着用することができる。さらに、額当て(3)を構成する各額当て部材(31,32,33,34)の奥行によってシールド本体(2)および着用者の顔面間に所定の間隙を形成されているため、着用者はメガネやゴーグルを装着したままフェイスシールド(1)を着用することができる。
【0028】
図4は、着用者がツバ付きの帽子をかぶった状態でフェイスシールド(1)を着用した状態である。まず、左側額当て部材(31)および右側額当て部材(32)をシールド本体(2)から取り外す。そして、帽子のツバを上側中央額当て部材(33)および下側中央額当て部材(34)間の間隙に差し込み、保持バンド(4)を引っ張って頭部に巻き回し、後頭部で保持バンド(4)の面ファスナー(41)同士を結合させる。こうして額当て(3)および保持バンド(4)によって着用者の頭部および帽子が挟み込みこまれ、フェイスシールド(1)は適切な位置で保持される。したがって、着用者がツバ付きの帽子をかぶった状態でも、フェイスシールド(1)を好適に着用することができる。なお、ツバ付きの帽子をかぶっている場合に限らず、左側額当て部材(31)、右側額当て部材(32)、上側中央額当て部材(33)および下側中央額当て部材(34)をそれぞれ着脱してアレンジすることで、帽子の形状や他の装備品に合わせて好適にフェイスシールド(1)を着用することができる。
【0029】
上記の構成からなるフェイスシールド(1)によれば、軽量かつ簡易な構成で着用者の顔面を保護する位置で確実に保持されるだけでなく、着用者がメガネ、ゴーグル、ツバ付きの帽子といった他の装備品を身につけた状態であっても、着用者の顔面を保護する位置で確実に保持される。さらに、着用後は、面ファスナー(41)をはずして、それぞれの保持バンド(4)を基端方向へ引っ張ってスリット(22)から抜き取ってシールド本体(2)から取り外し、さらに、各額当て部材(31,32,33,34)の凸部(35)をシールド本体(2)の額当て取付孔(21)から引き抜いて、シールド本体(2)から額当て(3)を取り外すことで、シールド本体(2)はフラットなシート状に戻り、フェイスシールド(1)を分解して組み立て前の状態に戻すことができる。このため、保管や持ち運びの際に省スペースとなる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
この発明は、着用者の顔面全体を保護するためのフェイスシールドに好適に利用されるだけでなく、着用者の利用目的、すなわち、着用者が保護したい範囲に応じてシールド本体の大きさや形状を適宜変更することで種々の目的にも利用可能である。
【符号の説明】
【0031】
(1):フェイスシールド
(2):シールド本体
(21):額当て取付孔
(22):スリット
(3):額当て
(31):左側額当て部材
(32):右側額当て部材
(33):上側中央額当て部材
(34):下側中央額当て部材
(35):凸部
(4):保持バンド
(41):面ファスナー
(42):抜け止め部
図1
図2
図3
図4