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特開2022-87758情報処理装置、情報出力方法および情報出力プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022087758
(43)【公開日】2022-06-13
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報出力方法および情報出力プログラム
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/26 20060101AFI20220606BHJP
   G08G 1/00 20060101ALI20220606BHJP
   G08G 1/005 20060101ALI20220606BHJP
【FI】
G01C21/26 P
G08G1/00 D
G08G1/005
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020199917
(22)【出願日】2020-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】399035766
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 夏和
【テーマコード(参考)】
2F129
5H181
【Fターム(参考)】
2F129AA02
2F129BB03
2F129EE02
2F129EE94
2F129FF02
2F129FF11
2F129FF57
2F129FF71
2F129HH02
2F129HH12
5H181AA21
5H181BB04
5H181BB05
5H181CC12
5H181EE02
5H181FF05
5H181FF10
5H181FF13
5H181FF22
5H181FF32
5H181FF40
5H181MB11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ユーザの単独行動をサポートすることができること。
【解決手段】情報処理装置10は、ユーザの位置情報を取得する取得部12aと、取得部12aによって取得された位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知部12bと、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動に関する情報をユーザ端末20に出力する出力部12dとを有する。ユーザ端末20に出力して表示させることで、ユーザ自身が、単独行動でどのようなルートを通り、どのような場所に訪れたかを確認することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知部と、
前記検知部によって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記検知部は、前記取得部によって取得された前記ユーザの位置情報の所定範囲に、同一の他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、前記ユーザのSNSに関する情報をさらに取得し、
前記検知部は、前記ユーザの位置情報とともに、前記SNSに関する情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記出力部は、前記ユーザの単独行動に関する情報として、前記検知部によって検知されたユーザの単独行動中において移動したルートおよび利用した特定の場所を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検知部によって検知されたユーザの単独行動中において移動したルートと利用した特定の場所とを対応付けて履歴情報として記憶する記憶部をさらに有し、
前記出力部は、ユーザによって入力された検索ワードを受け付けた場合に、該検索ワードを含む場所を前記記憶部から検索し、検索した場所に対応するルートを前記記憶部から取得し、該ルートを出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検知部によって検知されたユーザの単独行動中において、該ユーザに利用された特定の場所それぞれついて、単独行動中のユーザの利用回数に基づいて、単独行動に適したお薦め度を設定する設定部をさらに有し、
前記出力部は、ユーザによって単独行動に適したお薦めの場所の出力要求を受け付けた場合には、前記設定部によって設定されたお薦め度に基づき、前記ユーザの現在位置から所定の範囲内にある場所を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記検知部によって検知された単独行動中のユーザの位置情報を用いて、単独行動中のユーザの分布を示すヒートマップを出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
情報処理装置が実行する情報出力方法であって、
ユーザの位置情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知工程と、
前記検知工程によって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする情報出力方法。
【請求項9】
ユーザの位置情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された前記位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知ステップと、
前記検知ステップによって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報出力プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報出力方法および情報出力プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で、多人数での活動を自粛し、単独での行動が推奨されるが、単独行動が苦手な人も少なくない。単独行動を苦手とする人は、人と行動するため感染症のリスクを背負った状態で活動する。このような状況下において、感染拡大防止のため、人流ビッグデータをAI解析し、感染拡大に対応した外出率や、買い物混雑マップなどに活用する技術が知られている。そのほか、混雑を予測する技術として、電車の混雑を予測する技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-098432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、ユーザの単独行動をサポートすることができないという課題があった。例えば、上記の従来技術では、混雑を予測することができるに過ぎず、ユーザの単独行動をサポートすることができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、ユーザの位置情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知部と、前記検知部によって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力部と、を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の情報出力方法は、情報処理装置が実行する情報出力方法であって、ユーザの位置情報を取得する取部工程と、前記取得工程によって取得された前記位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知工程と、前記検知工程によって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の情報出力プログラムは、ユーザの位置情報を取得する取部ステップと、前記取得ステップによって取得された前記位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する検知ステップと、前記検知ステップによって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ユーザの単独行動をサポートすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図2図2は、情報処理装置によるユーザの単独行動の履歴を出力する処理の概要を説明する図である。
図3図3は、情報処理装置による他のユーザの単独行動の履歴を出力する処理の概要を説明する図である。
図4図4は、ユーザ端末に表示されるヒートマップの表示例を示す図である。
図5図5は、ユーザ端末に表示されるお一人様お薦めスポットの表示例を示す図である。
図6図6は、第1の実施形態に係る情報処理装置におけるユーザの単独行動履歴出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7図7は、第1の実施形態に係る情報処理装置における他のユーザの単独行動履歴出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8図8は、プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報出力方法および情報出力プログラムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報出力方法および情報出力プログラムが限定されるものではない。
【0011】
[第1の実施形態]
以下の実施形態では、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成、情報処理装置における処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。
【0012】
[情報処理装置の構成]
まず、図1を用いて、情報処理装置10の構成を説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、情報処理装置10は、ユーザ端末20とネットワーク30を介して接続されている。情報処理装置10は、ユーザ自身の単独行動の履歴をユーザ端末20に出力したり、他のユーザの単独行動の履歴をユーザ端末20に出力したりするサーバ等の装置である。
【0013】
また、ユーザ端末20は、例えば、スマートフォンや、タブレット端末、携帯電話、ノート型PC等の端末装置である。ユーザ端末20には、例えば、ユーザ自身の単独行動の履歴をユーザ端末20に出力したり、他のユーザの単独行動の履歴をユーザ端末20に出力したりするための専用のアプリケーションがダウンロードされているものとする。なお、以下で説明する情報処理装置10の各機能部の一部または全てをユーザ端末20側がもっていてもよく、情報処理装置10の処理の一部または全てをユーザ端末20側で実行してもよい。
【0014】
図1に示すように、この情報処理装置10は、通信処理部11、制御部12および記憶部13を有する。以下に情報処理装置10が有する各部の処理を説明する。
【0015】
通信処理部11は、各種情報に関する通信を制御する。例えば、通信処理部11は、ユーザ端末20からユーザの位置情報を受信する。また、通信処理部11は、例えば、ユーザ自身の単独行動の履歴や、他のユーザの単独行動の履歴を送信する。
【0016】
また、記憶部13は、制御部12による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するが、特に本実施形態に関連するものとして、位置情報記憶部13a、履歴情報記憶部13bおよびスポット情報記憶部13cを有する。例えば、記憶部13は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
【0017】
位置情報記憶部13aは、ユーザ端末20を所持するユーザの現在位置を示す位置情報に関する各種情報を記憶する。例えば、位置情報記憶部13aは、ユーザを一意に識別する「ユーザID」、ユーザ端末20の位置を示す「ユーザ位置」、位置情報が取得された日時を示す「取得日時」といった項目を対応付けて記憶する。ここでユーザ位置とは、例えば、ユーザ端末20によりGPS(Global Positioning System)等を用いて測位された緯度および経度である。なお、位置情報はこれに限定されるものではなく、例えば、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、ユーザ端末20の位置を測位してもよい。また、改札の入退場などのログ情報を用いてユーザ端末20の位置を推定してもよい。
【0018】
履歴情報記憶部13bは、ユーザの過去の単独行動に関する履歴を示す履歴情報に関する各種情報を記憶する。具体的には、履歴情報記憶部13bは、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動中において移動したルートと利用した特定の場所とを対応付けて履歴情報として記憶する。例えば、履歴情報記憶部13bは、ユーザを一意に識別する「ユーザID」、ユーザが訪れたお店や施設等の場所を示す「場所」、ユーザ端末20を所持するユーザが移動したルートを示す「移動ルート」、ユーザが移動ルートで移動した日時を示す「移動日時」、移動した距離を示す「移動距離」、移動に要した時間を示す「移動時間」等の項目を対応付けて記憶する。なお、履歴情報記憶部13bは、履歴情報として、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動中のデータを全て記憶してもよいし、ユーザによって投稿されたデータや他のユーザに対する閲覧が許可されたデータのみを記憶するようにしてもよい。
【0019】
スポット情報記憶部13cは、ユーザの単独行動に適した飲食店や施設等のスポット(場所)に関する情報を記憶する。例えば、スポット情報記憶部13cは、各スポットについて、スポットを一意に識別する「スポットID」と、単独行動で利用することに適するスポットであるかを示す度合いである「お薦め度」と、スポットのジャンル(例えば、飲食店、公園、映画等)を示す「ジャンル」と、スポットの位置を示す「位置情報」とを対応付けて記憶する。ここでお薦め度とは、手動または自動によりどのように設定されてもよい。例えば、お薦め度は、各スポットがユーザの単独行動で利用した回数を基に設定されてもよく、使用回数が多いほどお薦め度が高くなるように設定する。
【0020】
制御部12は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。例えば、制御部12は、取得部12a、検知部12b、設定部12cおよび出力部12dを有する。ここで、制御部12は、例えば、CPUやMPUなどの電子回路やASICやFPGAなどの集積回路である。
【0021】
取得部12aは、ユーザの位置情報をユーザ端末20から取得する。例えば、取得部12aは、ユーザの位置情報として、ユーザの現在位置を示す緯度および経度を定期的に取得し、取得した位置情報を位置情報記憶部13aに格納する。なお、取得部12aが位置情報を取得するタイミングはどのようなタイミングであってもよく、例えば、専用のアプリケーション起動した後に所定の時間ごとに自動的に取得するようにしてもよいし、所定の条件を満たした場合(例えば、ユーザの所定の操作が行われた場合)であってもよい。
【0022】
また、取得部12aは、ユーザのSNSに関する情報をさらに取得してもよい。例えば、取得部12aは、ユーザのSNSに関する情報として、ユーザのSNSの友達登録している他のユーザや相互フォローしている他のユーザの情報を取得する。また、取得部12aは、ユーザのSNSへの投稿履歴に関する情報を取得する。
【0023】
検知部12bは、取得部12aによって取得された位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する。例えば、検知部12bは、取得部12aによって取得されたユーザの位置情報の所定範囲に、同一の他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知する。つまり、具体例を挙げて説明すると、検知部12bは、ユーザAについて、単独行動を検知する場合に、ユーザAの位置情報から所定範囲内(例えば、3m以内)に、同一の他のユーザが所定時間以上(例えば、20分以上)いるか否かを判定し、いないと判定した場合には、ユーザAの単独行動を検知する。ここで、「同一の他のユーザ」が所定時間いるか否かを判定することで単独行動を検知する理由としては、例えば、ユーザAが友人であるユーザBと一緒に行動することにより、ユーザAの3m内にユーザBが20分以上いる場合には、検知部12bが、ユーザAが単独行動でないと判定する一方で、例えば、ユーザAが人混みの多い場所にいる場合に、ユーザAの3m以内に、偶然、異なるユーザが代わるがわる20分以上いる場合(例えば、ユーザAの3m以内に、ユーザCが10分、ユーザDが5分、ユーザEが5分いる場合)であっても、検知部12bが、ユーザAは単独行動であると判定するためである。また、検知部12bは、ユーザの単独行動を検知した場合には、例えば、ユーザの単独行動中の位置情報からユーザの「移動ルート」を特定し、「移動日時」、「移動距離」、「移動時間」等の各種情報とともに、履歴情報記憶部13bに格納する。
【0024】
また、検知部12bは、ユーザの位置情報とともに、ユーザのSNSに関する情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知するようにしてもよい。例えば、検知部12bは、取得部12aによって取得されたユーザのSNSの友達登録している他のユーザや相互フォローしている他のユーザの情報から、ユーザに関係性が強い他のユーザを特定する。そして、検知部12bは、取得部12aによって取得されたユーザの位置情報の所定範囲に、ユーザに関係性が強い他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知するようにしてもよい。
【0025】
また、検知部12bは、取得部12aによってユーザのSNSへの投稿履歴に関する情報を取得した場合には、ユーザのSNSへの投稿履歴に関する情報を用いて、ユーザの単独行動を検知するようにしてもよい。例えば、検知部12bは、取得部12aによって取得されたユーザの位置情報の所定範囲に、同一の他のユーザが所定時間以上いない場合であって、且つ、現在から所定時間前までにおける所定期間での投稿数が所定の閾値以上である場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知するようにしてもよい。つまり、ユーザが単独で活動している場合には、その間の投稿数が増える傾向があると考えられるため、検知部12bは、現在から所定時間前までにおける所定期間での投稿数が所定の閾値以上である場合に、単独行動であると判断する。
【0026】
このように、検知部12bは、単に位置情報をとるだけでなく、SNSの「ともだち」や「相互フォローしている人」と連携をとることで、一人で活動しているのか友人と活動しているのかをより精度よく単独行動の検知をすることができる。また、個人差は大きいが人と活動している人はSNSへの投稿は少なく、単独で活動している場合は投稿が増える傾向にあるため、検知部12bは、投稿数を考慮することで単独行動の検知の精度をより向上させることができる。
【0027】
設定部12cは、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動中において、該ユーザに利用された特定の場所それぞれついて、単独行動中のユーザの利用回数に基づいて、単独行動に適したお薦め度を設定する。例えば、設定部12cは、単独行動中のユーザが利用した回数が高いお店や施設ほど、お薦め度が高くなるように設定し、スポット情報記憶部13cにお薦め度の情報を格納する。なお、設定部12cは、お薦め度の設定をどのように設定してもよい。例えば、設定部12cは、各ユーザ端末20からユーザのお一人様利用についての評価を受け付け、該評価に基づいてお薦め度を設定してもよい。また、設定部12cは、例えば、単独行動中のユーザの利用回数だけでなく、お店や施設のシステムが来客データとして、一人で訪れた人数等を集計している場合には、お店や施設のシステムが集計されたデータを用いてもよい。
【0028】
出力部12dは、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する。例えば、出力部12dは、ユーザの単独行動に関する情報として、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動中において移動したルートおよび利用した特定の場所をユーザ端末20に出力する。つまり、ユーザ自身が、単独行動でどのようなルートを通り、どのような場所に訪れたかを確認することができる。
【0029】
また、出力部12dは、ユーザによって入力された検索ワードを受け付けた場合に、該検索ワードを含む場所を履歴情報記憶部13bから検索し、検索した場所に対応するルートを履歴情報記憶部13bから取得し、該ルートを出力する。例えば、出力部12dは、ユーザ端末20から検索ワードとして「○○公園」を受け付けた場合には、「○○公園」を訪れた他のユーザが移動したルートを検索し、検索したルートをユーザ端末20に出力して表示させる。
【0030】
具体的には、出力部12dは、ユーザ端末20から検索ワードとして「○○公園」を受け付けた場合には、履歴情報記憶部13bから他のユーザが「○○公園」を訪れた際のデータを検索し、「移動ルート」のほかに、「移動日時」、「移動距離」、「移動時間」等の情報を取得し、ユーザが移動したルートのほか、各種情報をユーザ端末20に出力して表示させる。なお、他のユーザのプライバシー保護の観点から、個人が特定される情報や個人情報に関する情報等は出力しないようにしてもよい。
【0031】
また、出力部12dは、ユーザによって単独行動に適したお薦めの場所(スポット)の出力要求を受け付けた場合には、設定部12cによって設定されたお薦め度に基づき、ユーザの現在位置から所定の範囲内にある場所を出力する。例えば、出力部12dは、ユーザが一人で行きやすい場所のジャンルを指定することで、単独行動に適したお薦めの場所の出力要求をユーザ端末20から受信する。そして、出力部12dは、ユーザが指定されたジャンルに属するスポットであって、現在位置から所定の範囲内にあるスポットであって、且つ、お薦め度が所定の閾値以上であるスポットのデータをスポット情報記憶部13cから取得し、取得したスポットのデータをユーザ端末20に出力して表示させる。
【0032】
なお、出力部12dは、上記の条件を満たしたスポットであっても、TVで紹介されたスポットや、SNSで話題になっているようなスポットは除外するようにしてもよい。例えば、出力部12dは、SNSで話題となっているお店や施設は、単独行動に適したお薦めの場所(スポット)から除外する。また、出力部12dは、現在の利用状況が混雑している場合にも、単独行動に適したお薦めの場所(スポット)から除外するようにしてもよい。
【0033】
出力部12dは、検知部12bによって検知された単独行動中のユーザの位置情報を用いて、単独行動中のユーザの分布を示すヒートマップを出力する。例えば、ユーザが一人で行きやすい場所を調べたいために単独行動中の他のユーザの分布を示すヒートマップの表示要求を選択する操作をユーザがユーザ端末20に対して行った場合に、出力部12dは、ヒートマップの表示要求をユーザ端末20から受信する。そして、出力部12dは、履歴情報記憶部13bから単独行動中の各ユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報を用いて、単独行動中のユーザの分布を示すヒートマップを作成し、該ヒートマップを単独行動中のユーザの分布を示すヒートマップをユーザ端末20に出力して表示させる。
【0034】
ここで、図2を用いて、情報処理装置10によるユーザの単独行動の履歴を出力する処理の概要を説明する。図2は、情報処理装置によるユーザの単独行動の履歴を出力する処理の概要を説明する図である。図2に例示するように、情報処理装置10は、ユーザの位置情報をユーザ端末20から取得する(図2の(1)参照)。例えば、取得部12aは、ユーザの位置情報として、ユーザの現在位置を示す緯度および経度を定期的に取得し、取得した位置情報を位置情報記憶部13aに格納する。
【0035】
また、情報処理装置10は、ユーザのSNSに関する情報をさらに取得する(図2の(2)参照)。例えば、情報処理装置10は、ユーザのSNSに関する情報として、ユーザのSNSの友達登録している他のユーザや相互フォローしている他のユーザの情報をSNSサーバ等から取得する。また、情報処理装置10は、ユーザのSNSへの投稿履歴に関する情報を取得するようにしてもよい。
【0036】
続いて、情報処理装置10は、ユーザの位置情報とともに、ユーザのSNSに関する情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する(図2の(3)参照)。例えば、情報処理装置10は、ユーザのSNSの友達登録している他のユーザや相互フォローしている他のユーザの情報から、ユーザに関係性が強い他のユーザを特定する。そして、情報処理装置10は、ユーザの位置情報の所定範囲に、ユーザに関係性が強い他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知する。
【0037】
そして、情報処理装置10は、ユーザの単独行動に関する情報を出力する(図2の(4)参照)。例えば、情報処理装置10は、ユーザの単独行動に関する情報として、検知したユーザの単独行動中において移動したルートおよびユーザが利用したお店や施設の情報をユーザ端末20に出力する。これにより、ユーザ端末20は、ユーザの単独行動中において移動したルートとともに、ユーザが利用したお店や施設の名前を地図上に表示する。
【0038】
なお、ユーザは、表示された自身の移動ルートを他のユーザが閲覧できるように設定してもよい。例えば、ユーザが、一人で散歩するルート等を他のユーザとシェアするために、出力されたルートを閲覧できる操作をユーザ端末20に対して行うと、情報処理装置10は、閲覧可能な情報として、ユーザの単独行動に関する情報を履歴情報記憶部13bに格納する。この際、ユーザは、投稿データとして、ルートに表示される情報を適宜編集できるようにしてもよい。例えば、ユーザが一人で散歩するお薦めルートを投稿したい場合に、出発地点や到着地点をユーザが設定してもよい。また、SNSと連携して表示された自身の移動ルートをSNSに投稿できるようにしてもよい。
【0039】
次に、図3を用いて、情報処理装置10による他のユーザの単独行動の履歴を出力する処理の概要を説明する。図3は、情報処理装置による他のユーザの単独行動の履歴を出力する処理の概要を説明する図である。図3に例示するように、ユーザがユーザ端末20を操作して検索ワードを入力すると、情報処理装置10は、検索ワードをユーザ端末20から取得する(図3の(1)参照)。例えば、ユーザは、カフェAに単独で訪れたことがある他のユーザが、その後どのような単独行動を取ったかを検索するために、検索ワードとして「カフェA」を入力する。
【0040】
そして、情報処理装置10は、検索ワードに関する単独行動の履歴を検索する(図3の(2))。例えば、情報処理装置10は、ユーザ端末20から検索ワードとして「カフェA」を受け付けた場合には、他のユーザが「カフェA」を単独で訪れた際の移動したルートの情報を履歴情報記憶部13bから検索する。そして、情報処理装置10は、検索ワードに関する単独行動のルートをユーザ端末20に出力して表示させる(図3の(3)参照)。図3の例では、情報処理装置10は、他のユーザがカフェAを単独で訪れた後に、公園まで散歩しているルートを表示している。これにより、ユーザは、お店の名前を検索キーにして、過去に同じお店に来た人の単独行動の履歴を見ることができる。
【0041】
続いて、図4を用いて、単独行動をしているユーザの分布を示すヒートマップの表示例について説明する。図4は、ユーザ端末に表示されるヒートマップの表示例を示す図である。図4に例示するように、ユーザ端末20は、ユーザの現在位置を含む単独行動中のユーザの分布を示すヒートマップを表示する。図4に例示するヒートマップでは、○○公園に単独行動中のユーザが多くいることが示されている。このため、ユーザは、現在位置の近くのどこかで一人で過ごしたい場合に、他の多くのユーザが単独で訪れている場所を把握することが可能である。
【0042】
続いて、図5を用いて、ユーザ端末に表示されるお一人様お薦めスポットの表示例について説明する。図5は、ユーザ端末に表示されるお一人様お薦めスポットの表示例を示す図である。図5に例示するように、ユーザ端末20は、お一人様お薦めスポットとして、ユーザが一人で行きたい場所のジャンル「お食事」、「映画」、「公園」等を表示し、ユーザが一人で行きたい場所のジャンルを選択させる。
【0043】
そして、ユーザ端末20は、ユーザが一人で行きたい場所のジャンルが選択されると、ユーザの現在位置から所定の範囲内にあるスポットであって、且つ、お薦め度が所定の閾値以上であるスポットの情報を情報処理装置10から取得し、現在位置を含むマップにお薦めスポットを表示する。例えば、図5の例では、ユーザが一人で行きたい場所のジャンルとして「お食事」が選択されたものとして、ユーザ端末20は、マップ上に現在地とともに、お薦めスポットとして、「A店」、「B店」を表示する。このため、ユーザは、一人で訪れたい場所のジャンルを選択することで、該ジャンルに係るスポットおいて、一人で行くのに適した近くのスポットを把握することが可能である。
【0044】
[情報処理装置の処理手順]
次に、図6および図7を用いて、第1の実施形態に係る情報処理装置10における処理の手順の例を説明する。図6は、第1の実施形態に係る情報処理装置におけるユーザ自身の単独行動の履歴出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7は、第1の実施形態に係る情報処理装置における他のユーザの単独行動の履歴出力処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0045】
図6に例示するように、情報処理装置10の取得部12aは、ユーザ端末20の位置情報およびSNSの情報を取得する(ステップS101)。例えば、取得部12aは、ユーザの位置情報として、ユーザの現在位置を示す緯度および経度を定期的に取得し、取得した位置情報を位置情報記憶部13aに格納する。また、取得部12aは、ユーザのSNSに関する情報をさらに取得してもよい。
【0046】
そして、検知部12bは、取得部12aによって取得された位置情報に基づいて、ユーザの行動が単独行動であるか否かを判定する(ステップS102)。例えば、検知部12bは、取得部12aによって取得されたユーザの位置情報の所定範囲に、ユーザに関係性が強い他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものと判定する。
【0047】
この結果、検知部12bは、ユーザの行動が単独行動でない場合には(ステップS102否定)、定期的に取得されて更新される位置情報を基づいて、ユーザの行動が単独行動であるか否かを判定するS102の処理を繰り返す。また、検知部12bは、ユーザの行動が単独行動である場合には(ステップS102肯定)、ユーザの行動履歴として、ユーザの位置情報等を定期的に履歴情報記憶部13bに記録する(ステップS103)。
【0048】
そして、検知部12bは、ユーザの単独行動が終了したかを判定する(ステップS104)。例えば、検知部12bは、取得部12aによって定期的に取得されるユーザの位置情報の所定範囲に、ユーザに関係性が強い他のユーザが所定時間以上いる場合には、該ユーザが単独行動を終了したものと判定する。
【0049】
この結果、検知部12bは、ユーザの単独行動が終了していないと判定した場合には(ステップS104否定)、ステップS103の処理に戻る。また、検知部12bが、ユーザの単独行動が終了したと判定した場合には(ステップS104肯定)、出力部12dは、検知部12bによって検知されたユーザの単独行動のルートをユーザ端末20に出力する(ステップS105)。
【0050】
また、図7に例示するように、情報処理装置10の出力部12dは、ユーザによって入力された検索ワードをユーザ端末20から取得した場合に(ステップS201肯定)、検索ワードに関する単独行動の履歴を履歴情報記憶部13bから検索する(ステップS202)。例えば、出力部12dは、ユーザ端末20から検索ワードとして「○○公園」を受け付けた場合には、履歴情報記憶部13bから他のユーザが「○○公園」を訪れた際のデータを検索し、「移動ルート」のほかに、「移動日時」、「移動距離」、「移動時間」等の情報を取得する。
【0051】
そして、出力部12dは、検索ワードに関する他のユーザの単独行動のルートをユーザ端末20に出力する(ステップS203)。例えば、出力部12dは、ユーザが移動したルートのほか、各種情報をユーザ端末20に出力して表示させる。
【0052】
[第1の実施形態の効果]
第1の実施形態に係る情報処理装置10では、ユーザの位置情報を取得する。そして、情報処理装置10は、取得した位置情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知する。続いて、情報処理装置10は、検知したユーザの単独行動に関する情報を出力する。このため、情報処理装置10では、ユーザの単独行動をサポートすることが可能である。
【0053】
つまり、情報処理装置10では、ユーザの単独行動「お一人様」での活動が可視化され、自身のお一人様活動を他のユーザとシェアしたり、他ユーザのお一人様活動を閲覧して参考にしたりすることで、ユーザの単独行動を容易にし、ユーザの単独行動をサポートすることが可能である。
【0054】
また、情報処理装置10では、お一人様活動がシェアされることで、お一人様での活動が一般化され、withコロナとしての新たな常識をサポートできる。つまり、情報処理装置10では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多人数での活動を自粛し、単独での行動が推奨される状況下で、単独行動が苦手な人であっても、ユーザの単独行動を容易にする情報を出力できる。例えば、単独行動を苦手とする人は、人と行動するため感染症のリスクを背負った状態で活動し、「感染リスクを高めてしまっているけど…」という罪悪感を持っている場合がある。このような場合であっても、単独行動している人が多い場所等が分かれば、単独行動が苦手な人でも気軽に一人で活動できる。情報処理装置10では、例えば、単独行動している人が多い場所、お一人様で利用されることが多いお店や施設、他のユーザが単独行動で通ったルート等を出力するので、単独行動が苦手な人でも気軽に一人で活動できるようにすることが可能である。
【0055】
(プログラム)
また、上記実施形態において説明した情報処理装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。例えば、実施形態に係る情報処理装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。
【0056】
図8は、プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図8に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU(Central Processing Unit)1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有し、これらの各部はバス1080によって接続される。
【0057】
メモリ1010は、図8に例示するように、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、図8に例示するように、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、図8に例示するように、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、図8に例示するように、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、図8に例示するように、例えばディスプレイ1130に接続される。
【0058】
ここで、図8に例示するように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、上記のプログラムは、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。
【0059】
また、上記実施形態で説明した各種データは、プログラムデータとして、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出し、各種処理手順を実行する。
【0060】
なお、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network))、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
【0061】
上記の実施形態やその変形は、本願が開示する技術に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0062】
10 情報処理装置
11 通信処理部
12 制御部
12a 取得部
12b 検知部
12c 設定部
12d 出力部
13 記憶部
13a 位置情報記憶部
13b 履歴情報記憶部
13c スポット情報記憶部
20 ユーザ端末
30 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-01-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの位置情報を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記ユーザの位置情報の所定範囲に、同一の他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知する検知部と、
前記検知部によって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力部と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、前記ユーザのSNSに関する情報をさらに取得し、
前記検知部は、前記ユーザの位置情報とともに、前記SNSに関する情報に基づいて、ユーザの単独行動を検知することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記ユーザの単独行動に関する情報として、前記検知部によって検知されたユーザの単独行動中において移動したルートおよび利用した特定の場所を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検知部によって検知されたユーザの単独行動中において移動したルートと利用した特定の場所とを対応付けて履歴情報として記憶する記憶部をさらに有し、
前記出力部は、ユーザによって入力された検索ワードを受け付けた場合に、該検索ワードを含む場所を前記記憶部から検索し、検索した場所に対応するルートを前記記憶部から取得し、該ルートを出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検知部によって検知されたユーザの単独行動中において、該ユーザに利用された特定の場所それぞれついて、単独行動中のユーザの利用回数に基づいて、単独行動に適したお薦め度を設定する設定部をさらに有し、
前記出力部は、ユーザによって単独行動に適したお薦めの場所の出力要求を受け付けた場合には、前記設定部によって設定されたお薦め度に基づき、前記ユーザの現在位置から所定の範囲内にある場所を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記出力部は、前記検知部によって検知された単独行動中のユーザの位置情報を用いて、単独行動中のユーザの分布を示すヒートマップを出力することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
情報処理装置が実行する情報出力方法であって、
ユーザの位置情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された前記ユーザの位置情報の所定範囲に、同一の他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知する検知工程と、
前記検知工程によって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力工程と、
を含むことを特徴とする情報出力方法。
【請求項8】
ユーザの位置情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された前記ユーザの位置情報の所定範囲に、同一の他のユーザが所定時間以上いない場合には、該ユーザが単独行動を行っているものとして、該ユーザの単独行動を検知する検知ステップと、
前記検知ステップによって検知されたユーザの単独行動に関する情報を出力する出力ステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報出力プログラム。