(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022087772
(43)【公開日】2022-06-13
(54)【発明の名称】カート・バイク
(51)【国際特許分類】
B62K 13/00 20060101AFI20220606BHJP
B62K 17/00 20060101ALI20220606BHJP
【FI】
B62K13/00
B62K17/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020209710
(22)【出願日】2020-12-01
(71)【出願人】
【識別番号】520499339
【氏名又は名称】小野田 光男
(72)【発明者】
【氏名】小野田 光男
【テーマコード(参考)】
3D212
【Fターム(参考)】
3D212BB24
3D212BB32
3D212BB42
3D212BB53
3D212BB62
(57)【要約】
【課題】 自転車は乗車して前に走行する乗り物であるが、これに、
図1のカート車輪(B-1)を取り付け、
図1のハンドルスライド構造(B-2)を取り付けることで、カート機能付き自転車を提供する。
【解決手段】 自転車に
図1のカート車輪(B-1)を取り付け、
図1のハンドルスライド構造(B-2)を取り付ける事で、カート機能付き自転車となり、自転車を逆方向(バック方向)に、手で押して歩く用途が付加される。
中高年が、このカート機能付き自転車を手で押して歩くことで、歩く事によって得られる健康の増進に、寄与することが出来る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車にカート車輪(B-1)を取り付け、ハンドルスライド構造(B-2)を取り付けたカート機能付き自転車である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明は、自転車に手押し車(カート)機能を付け、逆方向(バック方向)に、荷物を、手押しで運搬するカート付き自転車である。
【背景技術】
【0002】
従来、自転車は、前進で早く走行する車両であり、逆方向(バック方向)に、押して歩くための機能が付いていないため不便である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016―107956号広報
【特許文献2】特開2011―162174号広報
【特許文献3】特開2000―168648号広報
【特許文献4】特開2020―079071号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これは、次のような欠点があった。
(イ)従来、自転車は、人が乗り、速く走るための車両であり、長く押して歩くには不便である。
(ロ)自転車は、停車すると自立ができない。
(ハ)自転車は、逆方向(バック方向)に、押して歩くことが困難である。
(ニ)従来の補助車輪付き自転車の補助車輪は、大人用及び幼児用とも、その発想は同等で有り、あくまでも主車輪ではなく、転倒防止の働きが主な、補助車輪である。
本発明は、以上のような従来の自転車の欠点をなくし、便利で多用途であり、さらに、健康に配慮した自転車に改善するため、後輪とハンドル周りに、新規に機能を付加し、カート機能付き自転車として、逆方向(バック方向)に、押して歩くことが出来るように改善をはかるものである。
【課題を解決しようとするための手段】
【0005】
自転車の後輪に
図1のB-1(カート車輪)を取り付け、ハンドルに
図1のB-2(ハンドルスライド構造)、を取り付ける。
本発明は、以上のような構造のカート車輪を取り付けたカート機能付き自転車である。
【発明の効果】
【0006】
(イ)自転車を通常走行に加えて、押して歩く理由としては、最近の中高年は健康意識が強いため、帰りには、自転車を押して、自然の中をゆっくりと歩きながら自然を楽しみ、無理なく体を鍛えることが出来る。
また、太陽の光を十分に受けて、骨粗鬆症にならないようにする等、この自転車が中高年の健康な生活を送るための手助けをすることが出来る。
(ロ)従来の自転車は、押して歩く場合、右利きは、右側に自転車を置いて押します。
しかし、長時間同じ姿勢で自転車を押していると腰が痛くなり、自転車を左側にして押す事になります。すると、自転車が扱いづらいため、転倒させてしまうのが常である。
これらを改善するために、通常走行とは向きを逆(バック)にし、押して走行させる事で、利用者が正面から自転車を押す事が出来、また、長時間安全に押して歩くことが可能となる。
以上の事から、自転車の向きを逆(バック)方向にし、押して走行できるように改善する発明である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の一般図(自転車時)自転車として走行する場合の図面。
【
図2】本発明の一般図(カート時)カートとして押して歩く場合の図面。
【
図3】本発明の後ろ正面図(カート時)カート車輪として切り替えた後の構造図。自転車時(
図1参照)は後輪が主輪として働くため、カート車輪は斜め上に固定されている。(カート車輪本体の構造は同じである。)
【
図4】本発明のスライド構造図(自転車時)ハンドルを地面に対し垂直に起越す前の、上パイプのスライド構造と下パイプの回転軸の構造。
【
図5】本発明のスライド構造図(カート時)ハンドルを地面に対し垂直に起越した後の、上パイプのスライド時構造と下パイプの回転軸の構造。
【
図6】本発明のスライド止め具構造図(ロック時)及び(フリー時)。
【
図7】本発明のハンドルストッパー側面図及び平面図(自転車時)。
【
図8】本発明のハンドルストッパー側面図及び平面図(カート時)。
【
図9】本発明のカート車輪ストッパー側面図及び横側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(イ)
図1のB-1(カート車輪)を
図2のk-1(カート車輪)の位置に移動させると自転車の後輪が約5センチ持ち上げられ、カート車輪と切り替わる。
また、この時、
図2のK-4(カート車輪ストッパー)が自動で働く構造である。
解除するには、
図2のK-4(カート車輪ストッパー)のフックを上に引き上げることで解除される。
(ロ)
図1のハンドルを、この図では右に約20°起こすと
図1のB-2(ハンドルスライド構造)が働き
図2のK-2(ハンドルスライド構造)の状態となり、ハンドル軸が地面と垂直になる。
この時の
図2のK-2(ハンドルスライド構造)の動きは、6図のK-2-1(フリー時)の下のネジを緩め押し上げることでロックが解除され、スライドが始まり、自動で止まるので6図のK-2-1(ロック時)の様に下のネジを閉め、走行時の安全を確保する。
又ハンドルストッパー7図から8図のようにハンドルストッパーの突起がハンドル軸に刺さるため、自動でハンドルストッパーが働きハンドルの回転をストップする。
解除方法は、ハンドルをもとの位置に、この図では左に約20°起こすことで自動的に解除される。
【符号の説明】
【0009】
1 B―1・k-1 カート車輪
2 B―2・k-2 ハンドルスライド構造
3 B―3・k-3 ハンドルストッパー
4 B―4・k-4 カート車輪ストッパー