(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022087903
(43)【公開日】2022-06-14
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21K 9/275 20160101AFI20220607BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20220607BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20220607BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20220607BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220607BHJP
【FI】
F21K9/275
F21S8/04 110
F21S2/00 230
F21V19/00 510
F21V19/00 414
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020200036
(22)【出願日】2020-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】000111166
【氏名又は名称】DNライティング株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100123652
【弁理士】
【氏名又は名称】坂野 博行
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】中村 康仁
(72)【発明者】
【氏名】霜田 俊文
【テーマコード(参考)】
3K013
【Fターム(参考)】
3K013AA01
3K013AA03
3K013BA01
3K013EA11
(57)【要約】
【課題】長尺の照明ユニットを長尺の本体部に保持させてなる照明装置において、全長を短くし、また照明ユニットを本体部に強く保持可能とする。
【解決手段】本体部30に、照明ユニット10を受け入れる側にそれぞれ突出し、互いに該本体部30の短手方向に所定間隔を置いて配された1対の縦壁部31、31および、該縦壁部31、31の間において照明ユニット10を受け入れる側に突出した板バネ部材受け部42を設ける。そして照明ユニット10の基体11には、上記受け部42に当接し得る中間部21、および該中間部21の基体短手方向両端からそれぞれ折り曲げられて該基体11の長手方向に延びる左右組付け部22、23を一体的に有する板バネ部材20を取り付ける。それにより、上記1対の縦壁部31、31に対して左右組付け部22、23を、基体11の短手方向から嵌合させる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺の基体上に光源が固定されてなる照明ユニットと、この照明ユニットを前記基体と長手方向を揃えた状態にして保持する長尺の本体部とを有する照明装置において、
前記本体部に、前記照明ユニットを受け入れる側にそれぞれ突出し、互いに該本体部の短手方向に所定間隔を置いて配された1対の縦壁部、および前記1対の縦壁部の間において前記照明ユニットを受け入れる側に突出した受け部が設けられ、
前記照明ユニットの基体に、前記受け部に当接し得る中間部、および該中間部の基体短手方向両端からそれぞれ折り曲げられて該基体の長手方向に延びる左右組付け部を一体的に有する板バネ部材が取り付けられ、
前記本体部の受け部に前記板バネ部材の中間部を当接させて、前記本体部に対する基体の長手方向相対位置を規定し、前記本体部の1対の縦壁部に対して前記板バネ部材の左右組付け部を、基体の短手方向から嵌合させたことを特徴とする照明装置。
【請求項2】
前記左右組付け部の前記嵌合される部分が、前記基体の長手方向および短手方向の双方に直交する方向における、該基体側の端部である請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記基体側の端部が、他方の左右組付け部に向かって折り曲げられた折曲げ部とされている請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記折曲げ部が、前記中間部から離れるのに連れて次第に幅が広がる概略三角形のものとされている請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記左右組付け部の、前記基体の長手方向および短手方向の双方に直交する方向における、該基体と反対側の端部に、他方の左右組付け部から遠去かる側に折り曲げられた折曲げ凸部が形成されている請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記板バネ部材の前記左右組付け部が、前記中間部から離れるのに連れて相互間の距離が次第に大となるように傾斜している請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は照明装置に関し、特に詳細には、LED等の光源を並設する等により構成された長尺の照明ユニットを、長尺の本体部に保持させてなる照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、蛍光灯やLED等の光源を備えてなる照明装置が各種提供されている。その種の照明装置のうち、例えば特許文献1~5に示されるように、長尺の照明ユニットを、長尺の本体部に長手方向を揃えて保持させてなる照明装置が広く実用に供されている。その様な照明装置は、本体部から長手方向に作用する保持力によって照明ユニットを保持、固定するものと、本体部から短手方向に作用する保持力によって照明ユニットを保持、固定するものとに大別される。例えば特許文献1~2には、前者のタイプ(以下、これを長手方向保持タイプという)の照明装置が、また特許文献3~5には、後者のタイプ(以下、これを幅方向保持タイプという)の照明装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6095831号公報
【特許文献2】特開2020-61321号公報
【特許文献3】特許第6414879号公報
【特許文献4】特開2018-147710号公報
【特許文献5】特開2019-106257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
長手方向保持タイプの照明装置は、一般に板バネやトーションバネ等によって保持力を発生させているので、比較的強く照明ユニットを保持、固定可能となっている。しかしその反面、板バネやトーションバネ等を設置するために比較的長いスペースを必要とするので、このタイプの照明装置は短く形成するのが難しいという問題が認められる。一方、幅方向保持タイプの照明装置は幅方向に保持力を発生させているので、短く形成するのは比較的容易である。しかしその反面このタイプの照明装置は、照明ユニットを保持、固定する力が弱くなりがちであるので、幅方向に作用する外力に弱いという問題が認められる。
【0005】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、全長を短く形成することが容易で、しかも照明ユニットを本体部に強く保持、固定することができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による照明装置は、
長尺の基体上に光源が固定されてなる照明ユニットと、この照明ユニットを基体と長手方向を揃えた状態にして保持する長尺の本体部とを有する照明装置において、
本体部に、照明ユニットを受け入れる側にそれぞれ突出し、互いに該本体部の短手方向に所定間隔を置いて配された1対の縦壁部、および上記1対の縦壁部の間において照明ユニットを受け入れる側に突出した受け部が設けられ、
照明ユニットの基体に、上記受け部に当接し得る中間部、および該中間部の基体短手方向両端からそれぞれ折り曲げられて該基体の長手方向に延びる左右組付け部を一体的に有する板バネ部材が取り付けられ、
本体部の受け部に上記板バネ部材の中間部を当接させて、本体部に対する基体の長手方向相対位置を規定すると共に、本体部の上記1対の縦壁部に対して上記板バネ部材の左右組付け部を、基体の短手方向から嵌合させたことを特徴とするものである。
【0007】
上記構成を有する本発明の照明装置において、左右組付け部の上記嵌合される部分は、基体の長手方向および短手方向の双方に直交する方向における、該基体側の端部であることが望ましい。その場合、上記基体側の端部は、他方の左右組付け部に向かって折り曲げられた折曲げ部とされていることが望ましい。またその折曲げ部は、上記中間部から離れるのに連れて次第に幅が広がる概略三角形のものであることがさらに望ましい。
【0008】
また、上記構成を有する本発明の照明装置においては、上記左右組付け部の、基体長手方向および短手方向の双方に直交する方向における、基体と反対側の端部に、他方の左右組付け部から遠去かる側に折り曲げられた折曲げ凸部が形成されているのが望ましい。また板バネ部材の上記左右組付け部は、上記中間部から離れるのに連れて相互間の距離が次第に大となるように傾斜していることが望ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の照明装置においては、本体部の1対の縦壁部に対して板バネ部材の左右組付け部を、基体の短手方向(幅方向)から嵌合させたことにより、本体部に照明ユニットが保持、固定される。この構成とする場合は、長手方向に延びる板バネやトーションバネ等によって保持力を発生させる場合とは異なって、照明装置の全長を比較的短く形成することも容易である。また、上記嵌合を果たす左右組付け部は、基体の短手方向(幅方向)に差し渡されてそれらを連結する中間部によって補強された形となっているので、幅方向に外力が作用しても変形したりすることが起き難い。そこで本発明の照明装置においては、本体部によって照明ユニットを強く保持、固定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態による照明装置を示す全体斜視図
【
図3】上記照明装置に適用された板バネ部材を示す斜視図
【
図4】上記照明装置に適用された受け部材を示す斜視図
【
図5】照明ユニットが本体部に保持された状態を示す一部破断正面図
【
図6】照明ユニットが本体部に保持される直前の状態を示す一部破断側面図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による照明装置1の外観を示す斜視図である。図示のようにこの照明装置1は、照明ユニット10を、長尺の本体部30に保持、固定して構成されている。照明ユニット10は、概略直方体状の長尺の基体11の上に、例えば合成樹脂から形成された透光性カバー12が被着されてなるものである。基体11の上には図示外の基板が固定され、その上に例えばLED等の複数の光源13が並設されている。それらの光源13には、本体部30内に配された図示外の電源部から電力が供給され、それによって光源13から照明光が発せられる。この照明光は透光性カバー12を透過して、照明のために供せられる。
【0012】
なお多くの場合は、図示の状態とは上下反対にして、照明ユニット10が下側に位置するようにして本体部30が天井等に取り付けられる。上述のような複数の光源13に代えて、長尺の蛍光管等の光源が用いられてもよい。また光源13は、上記の基板に取り付ける他、直接基体11の上に固定されても構わない。ここで
図1および後述する
図2には、基体11および本体部30の長手方向を矢印Lで示し、それと直交する短手方向(幅方向)を矢印Sで示す。以下では矢印L方向を単に長手方向Lと称し、矢印S方向を単に短手方向Sと称する。なお
図1では、照明ユニット10および本体部30の長さは短縮して示している。
【0013】
次に
図2~
図4を参照して、照明ユニット10を本体部30に保持、固定させるための構成について説明する。
図2は、照明ユニット10および本体部30の長手方向Lの一端部における上記構成を示している。本実施形態では上記保持、固定のために、一例として、照明ユニット10および本体部30の長手方向Lの他端部においても同様の構成が適用されているが、ここでは、上記一端部における構成について説明する。
【0014】
本体部30は、1対の縦壁部31、31および、これらの縦壁部31、31を連結する横壁部32からなる、例えばアルミニウム製の筐体を有している。つまりこの筐体は、縦壁部31、31および横壁部32を有して、本体部30の長手方向Lから見た断面形状が略凹字形のものとされている。縦壁部31、31は、照明ユニット10を受け入れる側にそれぞれ突出し、互いに本体部30の短手方向Sに所定間隔を置いて配されている。そして縦壁部31、31の各先端部近傍位置には、他方の縦壁部に向かって突出した突出部33が形成されている。また、横壁部32の図中上面には、照明ユニット10を受け入れる側に突出した受け部材40が固定されている。なお、縦壁部31、31および横壁部32からなる筐体の上記一端部は端板によって閉じられているが、
図2ではこの端板は省略している。
【0015】
一方、照明ユニット10の基体11の図中下面には、例えば厚さ0.5mm程度のステンレス鋼鈑からなる板バネ部材20が固定されている。
図3は、この板バネ部材20の全体形状を示す斜視図であり、以下この
図3も参照して説明を続ける。板バネ部材20は、中間部21と、この中間部21の左右両端からそれぞれ概略基体11の長手方向Lに延びる左右組付け部22、23と、中間部21の図中上端から延びる取付部24とを一体的に有する。中間部21は概略中央位置に矩形の切欠き部21aを有し、この切り欠かれた部分によって形成された押圧片21bを有する。この押圧片21bは、折り曲げ線21cを軸にして、
図3中の矢印R方向に弾力的に揺動可能となっている。
【0016】
左右組付け部22、23もそれぞれ、中間部21との境界となっている折り曲げ線22a、23aを軸にして、
図3中の矢印H方向に弾力的に揺動可能となっている。なお上記折り曲げ線22a、23aはいずれも、基体11の長手方向Lおよび短手方向Sの双方に直交する方向に延びている。また左右組付け部22、23はそれぞれ図中の上端部に、細長い三角形に折り曲げられた折曲げ部22b、23bを有している。さらに左右組付け部22、23はそれぞれ図中の下端部に、それぞれ外側に向かって折り曲げられた小さい折り曲げ凸部22c、23cを有している。なお、上記の上端部と下端部は、基体11の長手方向Lおよび短手方向Sの双方に直交する方向における基体11側の端部と基体11と反対側の端部である。取付部24は、基体11の長手方向Lおよび短手方向Sを含む面に沿って延びており、2つの取付け孔24aを有している。
【0017】
図4は上記受け部材40の全体形状を示す斜視図であり、以下この
図4も参照して説明を続ける。なお
図4は受け部材40を、
図2におけるのとは反対側から見て示している。受け部材40は例えば圧延鋼鈑等から構成され、
図4に示されるように取付け孔41aを有する取付部41と、この取付部41から垂直に立ち上がった板バネ部材受け部42と、同じく取付部41から垂直に立ち上がって板バネ部材受け部42に対しても垂直な向きとされた支柱部43と、この支柱部43の図中上部から取付部41と平行な方向に延びるように形成された照明ユニット受け部44とを有している。この受け部材40は、上記取付け孔41aに通したビス等を利用して、取付部41が横壁部32の上に位置する状態にして本体部30に固定される(
図2参照)。なお、この取付部41の固定については、後に
図6を参照して詳述する。
【0018】
次に、照明ユニット10を本体部30に保持、固定させる操作について説明する。板バネ部材20は、取付部24の2つの取付け孔24a(
図3参照)にそれぞれ通したビス等を用いて、取付部24が基体11の表面に接する状態にして、照明ユニット10に固定される。板バネ部材20を固定した照明ユニット10は、
図2に示すように、本体部30の1対の縦壁部31、31の間に板バネ部材20が向かい合う状態にしてから、大略、本体部30側に押し込むことにより、該本体部30に保持される。なお、
図2に示す50は、配線用の部品である。以上のようにして照明ユニット10が本体部30に保持、固定された状態を正面から見た様子を
図5に、保持、固定直前の状態を側面から見た様子を
図6にそれぞれ示す。なお、
図5および
図6では一部を破断して示し、
図5ではそれに加えて照明ユニット10を簡略的に示している。また、
図6に示す51は電源部等を保護するカバー、52は受け部材40の取付部41を横壁部32に固定するためのビス、53は板バネ部材20の取付部24を基体11に固定するためのビスである。
【0019】
ここで、左右組付け部22、23は、折曲げ部22b、23bから先端側に行くにつれて次第に互いに離れるような向きに傾斜している。また、左右組付け部22、23の各先端部には、前述した折り曲げ凸部22c、23cが形成されている。そこで、照明ユニット10を上述のように本体部30側に押し込む際には、弾力的に揺動可能な左右組付け部22、23を、作業者が例えば指先で各先端部が互いに近付くように軽く押え、左右組付け部22、23が縦壁部31、31の突出部33と干渉しないようにして、上記の押し込みを行う。そうすることにより、左右組付け部22、23は1対の突出部33の間を通過して、それぞれ突出部33と横壁部32との間に位置することになる。
【0020】
以上の操作により、板バネ部材からなる左右組付け部22、23は、
図5に示されるように、本体部30の筐体を構成する1対の縦壁部31、31の間に弾力的に嵌合する。そこで、左右組付け部22、23を固定している基体11が(つまりは照明ユニット10が)本体部30に保持、固定される。こうして、照明ユニット10が本体部30に装着された状態となる。
【0021】
なお、縦壁部31、31に対する左右組付け部22、23の嵌合が弱くなる等により、万一、照明ユニット10が本体部30から抜け出た場合でも、
図2に明示されるように、左右組付け部22、23に設けられた折り曲げ凸部22c、23cがそれぞれ突出部33に当接するので、照明ユニット10が重力によって本体部30から落下することが防止される。この落下は、本体部30を天井に取り付けるような一般的な使用状況下では、
図2において照明ユニット10が本体部30から上方に離れることである。
【0022】
また、
図3に明示されるように板バネ部材20は、互いに距離を置いて離間した左右組付け部22、23を、それらが延びる面内に対して略直交する方向に延びる中間部21によって連結した形に形成されている。そこで左右組付け部22、23は折曲げ部22b、23bも含んで、この中間部21により補強されるので、簡単に内側に、つまり互いに近付くように変形してしまうことがない。このような変形が生じると、左右組付け部22、23と連結している基体11が、つまりは照明ユニット10全体が、その幅方向つまり短手方向Sに位置ズレを起こしてしまうが、上記変形が防止されていればそのような位置ズレを招くこともない。
【0023】
前述したように
図6の側面図は、照明ユニット10が本体部30に保持される直前の状態を示している。この状態下では、弾力的に揺動可能な押圧片21bの先端近傍部分が、受け部材40の照明ユニット受け部44に弾力的に当接している。この状態から、照明ユニット10がさらに本体部30側に押し込まれると、押圧片21bは折り曲げ線21c(
図3参照)を軸にして
図6中で反時計方向に揺動して、板バネ部材受け部42に強く圧接する。こうして板バネ部材20の、つまりは照明ユニット10の、基体長手方向Lに関する本体部30との相対位置が規定される。このような相対位置規定機構は、基体長手方向Lに大きな設置スペースを確保する必要が無いので、照明装置1の全長が比較的短い場合に特に好適なものである。
【0024】
本実施形態では、照明ユニット10を本体部30に保持、固定させるための構成が、照明ユニット10および本体部30の長手方向Lの一端部と他端部とで同様のものが適用されている。しかし、本発明の照明装置においては、上記長手方向Lの他端部において照明ユニット10を本体部30に保持、固定させるための構成として、以上説明した一端部における構成とは異なるその他の構成が適用されてもよい。そのような構成としては、例えば特開2020-61321号公報に示されている構成を挙げることができる。その構成は概略、巻回部が照明ユニット10に保持されたコイルバネと、その巻回部の一端から延出した長い直線状バネ腕部とを有するトーションバネの付勢力を利用して、照明ユニット10を本体部30に対して弾力的に脱着させるようにしたものである。
【0025】
この種の照明ユニット保持機構を適用する場合は、照明ユニット10と本体部30との間に長手方向Lに弾性変形可能な部材(トーションバネ)を介して両者を連結しているので、それら両者の間に長手方向Lの寸法誤差が有っても、その誤差を吸収可能であることが多い。しかしこの構成を適用する場合は、長いトーションバネを使うことから、その設置用の長いスペースが求められるために、照明ユニット10および本体部30の全長が長くなりがちである。
【符号の説明】
【0026】
1 照明装置
10 照明ユニット
11 基体
12 透光性カバー
13 光源
20 板バネ部材
21 中間部
21a 切欠き部
21b 押圧片
21c 折り曲げ線
22、23 左右組付け部
22a、23a 折り曲げ線
22b、23b 折曲げ部
22c、23c 折り曲げ凸部
24 取付部
30 本体部
31 縦壁部
32 横壁部
33 突出部
40 受け部材
41 取付部
42 板バネ部材受け部
43 支柱部
44 照明ユニット受け部