(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022087999
(43)【公開日】2022-06-14
(54)【発明の名称】画像表示装置及び画像表示システム
(51)【国際特許分類】
A61B 1/045 20060101AFI20220607BHJP
A61B 1/00 20060101ALI20220607BHJP
A61B 1/24 20060101ALI20220607BHJP
【FI】
A61B1/045 641
A61B1/00 526
A61B1/24
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020200199
(22)【出願日】2020-12-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-05-31
(71)【出願人】
【識別番号】000141598
【氏名又は名称】株式会社吉田製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】佐川 隆信
(72)【発明者】
【氏名】横山 利紗子
【テーマコード(参考)】
4C161
【Fターム(参考)】
4C161AA08
4C161BB08
4C161CC07
4C161FF40
4C161FF46
4C161MM10
(57)【要約】
【課題】 利用者による操作性を向上することが可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】 画像表示装置としてのOCT装置において、制御部は、タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、画像の表示内容を変更するための第二操作部74を設定するとともに、タッチパネルディスプレイの両端部の他方に、第三操作部75を設定し、第二操作部74は、操作パレット位置切替ボタン74hを備え、制御部は、第三操作部75又は操作パレット位置切替ボタン74hが操作された場合に、第二操作部74の設定位置を、両端部の一方から他方に切り替えるとともに、第三操作部75の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、第一の操作部設定位置切替部を設定し、
前記操作部は、第二の操作部設定位置切替部を備え、
前記制御部は、前記第一の操作部設定位置切替部又は前記第二の操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記第一の操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有する
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させるとともに、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定し、
前記操作部は、操作部設定位置切替部を備え、
前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替える設定位置切替機能を有する
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項3】
タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、操作部設定位置切替部を設定し、
前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有する
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項4】
操作部設定位置固定部を備え、
前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に歯科用OCT装置用の画像を表示させる
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像表示装置と、診察の際に、患者が横たわる診察台又は患者が座る診察椅子と、を備え、
前記タッチパネルディスプレイは、前記診察台又は前記診察椅子の近傍に設けられており、
前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する前記両端部は、左右端部である
ことを特徴とする画像表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルディスプレイに操作部を表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
医療現場において、診断用画像をディスプレイに表示することが行われている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術に対して、診断用画像及びその操作部をタッチパネルディスプレイに表示することが考えられる。また、歯科医療においては、歯科医師及びアシスタントが患者の左右に位置し、患者の頭部側に設けられたタッチパネルディスプレイを操作することが考えられる。ここで、操作部の表示位置によっては、歯科医師及びアシスタントのどちらかがタッチパネルディスプレイに表示された操作部を操作する際に、操作部が遠くて操作しづらくなるおそれがある。
【0005】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、利用者による操作性を向上することが可能な画像表示装置及び画像表示システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、第一の操作部設定位置切替部を設定し、前記操作部は、第二の操作部設定位置切替部を備え、前記制御部は、前記第一の操作部設定位置切替部又は前記第二の操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記第一の操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有することを特徴とする。
【0007】
また、画像表示装置は、タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させるとともに、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定し、前記操作部は、操作部設定位置切替部を備え、前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替える設定位置切替機能を有することを特徴とする。
【0008】
また、画像表示装置は、タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、操作部設定位置切替部を設定し、前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の画像表示システムは、前記画像表示装置と、診察の際に、患者が横たわる診察台又は患者が座る診察椅子と、を備え、前記タッチパネルディスプレイは、前記診察台又は前記診察椅子の近傍に設けられており、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する前記両端部は、左右端部であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、タッチパネルディスプレイにおける操作部の設定位置を、操作する利用者側に切替可能とすることによって、利用者による操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態に係る画像表示システムを模式的に示す平面図である。
【
図2】本発明の実施形態に係るOCT装置を模式的に示すブロック図である。
【
図3】本発明の第一の実施形態に係るOCT装置の表示態様を模式的に示す図である。
【
図4】本発明の第一の実施形態に係るOCT装置の表示態様を模式的に示す図である。
【
図5】本発明の第二の実施形態に係るOCT装置の表示態様を模式的に示す図である。
【
図6】本発明の第二の実施形態に係るOCT装置の表示態様を模式的に示す図である。
【
図7】本発明の第三の実施形態に係るOCT装置の表示態様を模式的に示す図である。
【
図8】本発明の第三の実施形態に係るOCT装置の表示態様を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態について、本発明の画像表示装置を歯科医療用のOCT装置(光干渉断層画像生成装置)に適用した場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、表示部における上下という表現は、表示面内において左右方向と直交する方向を示しており、表示部が横置きされることを除外するものではない。
【0013】
<画像表示システム>
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像表示システム1は、診察台又は診察椅子2(本実施形態では、診察椅子2)と、OCT装置3と、を備える。OCT装置3におけるタッチパネルディスプレイ7は、位置変更可能であり、歯科医師Dの診療ポジションに応じた診察椅子2の近傍(診察椅子2の周囲側方のいずれかの位置、本実施形態では、患者Pの頭部側)に設けられている。タッチパネルディスプレイ7は、当該タッチパネルディスプレイ7を左右に挟むように位置する歯科医師D及びアシスタントAに対して画像を表示したり、歯科医師D及び/又はアシスタントAによって操作されたりする。
【0014】
<OCT装置(画像表示装置)>
本発明の実施形態に係るOCT(Optical Coherence Tomography)装置3は、診察椅子2に座った患者Pの生体組織(ここでは、歯)に光を照射することによって、非侵襲・非接触での画像診断を可能とする装置である。OCT装置3は、高感度かつ高速にデータを取得することができ、モーションアーチファクト(体動によるゴースト)に強いSS(Swept Source)-OCT方式を採用している。
図2に示すように、OCT装置3は、入力部4と、撮像部5と、フットコントローラ6と、タッチパネルディスプレイ7と、制御部8と、を備える。
【0015】
<入力部>
入力部4は、キーボード、マウス等によって構成されている。歯科医師D及び/又はアシスタントAによる入力部4の操作結果(後記する患者情報表示部71aに表示される患者情報等)は、制御部8へ出力される。
【0016】
<撮像部>
撮像部5は、患者Pの歯を撮像するためのものである。撮像部5は、光源等を有する光学ユニット、光源からのレーザ光を二次元走査するガルバノミラー等を有するプローブ等を備える。歯科医師D又はアシスタントAによる撮像部5の撮像結果、すなわち、患者Pの歯で反射したレーザ光が光学ユニット内で当該レーザ光の参照光と合光された干渉光は、制御部8へ出力される。
【0017】
<フットコントローラ>
フットコントローラ6は、歯科医師D又はアシスタントAの足によって操作されるペダルである。フットコントローラ6の操作結果は、制御部8へ出力される。
【0018】
<タッチパネルディスプレイ>
タッチパネルディスプレイ7は、診察椅子2の頭部側に設けられており、表示部7aと、操作検知部7bと、を備える。表示部7aは、制御部8からの信号に基づいて、画像を表示する。操作検知部7bは、歯科医師D及び/又はアシスタントAによる表示部7aのタッチ操作(位置、時間、回数等)を検知し、検知結果を制御部8へ出力する。
【0019】
<制御部>
制御部8は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されている。制御部8は、フットコントローラ6の操作結果、及び/又は、操作検知部7bの検知結果(タッチパネルディスプレイ7の操作結果)に基づいて、撮像部5を制御し、撮像部5による撮像結果を制御部8内又は制御部8外の記憶部に記憶させる。制御部8は、操作検知部7bの検知結果(タッチパネルディスプレイ7の操作結果)に基づいて、入力部4の操作結果、及び/又は、撮像部5の撮像結果を表示部7aに表示させる。また、制御部8は、後記する各操作部73~75をタッチパネルディスプレイ7(表示部7a)に設定する(表示させる)。
【0020】
<第一の実施形態>
続いて、本発明の第一の実施形態に係る画像表示態様について説明する。
図3に示すように、第一の実施形態において、制御部8は、情報表示部71と、画像表示部72と、第一操作部73と、第二操作部74と、第三操作部75と、を表示部7aに表示させる。
【0021】
≪情報表示部≫
情報表示部71は、表示部7aの上端部に設定されている。情報表示部71は、患者情報表示部71aと、設定情報表示部71bと、を備える。患者情報表示部71aには、患者ID、患者名、生年月日、年齢、性別、コメントが表示される。設定情報表示部71bには、歯番、プローブ、スキャン方向、解像度、撮像エリア、保存ドライブ空容量が表示される。
【0022】
≪画像表示部≫
画像表示部72は、表示部7aの中央部、すなわち情報表示部71、第一操作部73、第二操作部74及び第三操作部75からなる矩形枠によって囲まれた領域に設定されている。画像表示部72には、歯科用OCT装置用の画像として、3D画像、断面画像、en-face画像が表示される。
【0023】
≪第一操作部≫
第一操作部73は、表示部7aの下端部に設定されている。第一操作部73は、具体的な診療を行う前の撮影段階において、撮像部5を制御したり、撮像部5の撮像結果に対応する情報を入力したりするためのものである。第一操作部73の左部は、設定ボタン表示部である。当該設定ボタン表示部には、左から順に、カメラ位置リセットボタン73a、歯番入力ボタン73b、クリッピングボタン73c、簡易屈折率補正ボタン73d、ゼロ点補正ボタン73e、撮像エリア切替ボタン73f等が表示される。
【0024】
カメラ位置リセットボタン73aは、画像表示部72に表示される画像のカメラ位置((画像の表示方向)を初期位置に戻すためのボタンである。歯番入力ボタン73bは、撮像対象の歯番を入力するためのボタンである。クリッピングボタン73cは、クリッピング(3D画像を切り抜く機能)を有効にするためのボタンである。簡易屈折率補正ボタン73dは、一定比率で縮小表示を行い、簡易的な屈折率補正表示を行うためのボタンである。ゼロ点補正ボタン73eは、光学系のノイズ等をバックグラウンドデータとして計測する初期化ゼロ点補正を行うためのボタンである。撮像エリア切替ボタン73fは、撮像部5による撮像エリアを切り替えるためのボタンである。
【0025】
第一操作部73の右部は、その他ボタン表示部である。当該その他ボタン表示部には、左から順に、プレビューボタン73g、撮像ボタン73h、保存ボタン73i、及び、閉じるボタン73jが表示される。
【0026】
プレビューボタン73gは、撮像部5によるプレビュー撮像を開始するためのボタンである。撮像ボタン73hは、撮像部5による計測撮像を開始するためのボタンである。保存ボタン73iは、撮像部5の撮像結果を制御部8内等の記憶部に記憶させるためのボタンである。閉じるボタン73jは、OCT装置3の操作を終了するためのボタンである。
【0027】
≪第二操作部≫
第二操作部74は、表示部7aの左右端部の一方(情報表示部71及び第一操作部73の左右端部の一方の間)に設定されている。第二操作部74は、診療中において、画像表示部72に表示された画像の表示内容を変更するための操作部である。第二操作部74には、上から順に、前歯/臼歯切替ボタン74a、スキャン方向切替ボタン74b、カメラ位置選択ボタン74c、画像表示エリア切替ボタン74d、コントラスト切替ボタン74e、断層面ガイドボタン74f、目盛表示ボタン74g、操作パレット位置切替ボタン74h、及び、操作パレット位置固定ボタン74iが表示される。
【0028】
前歯/臼歯切替ボタン74aは、撮像部5の制御手法を歯の種類に応じて切り替えるためのボタンである。スキャン方向切替ボタン74bは、撮像部の制御手法をスキャン方向に応じて切り替えるためのボタンである。カメラ位置選択ボタン74cは、画像表示部72に表示される画像のカメラ位置(画像の表示方向)を選択するためのボタンである。画像表示エリア切替ボタン74dは、画像表示部72のレイアウトを切り替えるためのボタンである。コントラスト切替ボタン74eは、画像表示部72に表示される歯の画像のコントラストを切り替えるためのボタンである。断層面ガイドボタン74fは、画像表示部72に表示される歯の断面画像の位置を示すガイドを表示するためのボタンである。目盛表示ボタン74gは、画像表示部72の断面画像に目盛を表示するためのボタンである。操作パレット位置切替ボタン74hは、第二操作部74の設定位置(表示位置)を表示部7aの左右両端部の一方から他方に切り替える(左端部に設定されている場合には左端部の設定を消して右端部に設定し直し、右端部に設定されている場合には右端部の設定を消して左端部に設定し直す)第二の操作部設定位置切替部である。操作パレット位置固定ボタン74iは、第二操作部74の設定位置(表示位置)を表示部7aの左右両端部の一方から他方に切り替える機能(設定位置切替機能)を有効/無効にする操作部設定位置固定部の一例である。
【0029】
操作パレット位置固定ボタン74iは、設定位置切替機能の現在の状態(有効/無効)を識別可能に構成されている。操作パレット位置固定ボタン74iの操作によって設定位置切替機能が有効に設定されている場合には、操作パレット位置固定ボタン74iは、
図3(及び後記する
図5,7)に示すアンロックアイコンとして表示される。かかる状態で操作パレット位置切替ボタン74h又は後記する第三操作部75が操作された場合には、制御部8は、第二操作部74の設定位置(表示位置)を表示部7aの左右両端部の一方から他方に切り替える。また、操作パレット位置固定ボタン74iの操作によって設定位置切替機能が無効に設定されている場合には、操作パレット位置固定ボタン74iは、
図4(及び後記する
図6,8)に示すロックアイコンとして表示される。かかる状態で操作パレット位置切替ボタン74h又は後記する第三操作部75が操作された場合には、制御部8は、第二操作部74の設定位置(表示位置)を表示部7aの左右両端部の一方から他方に切り替えることはしない。制御部8は、操作パレット位置固定ボタン74iが操作された場合に、操作検知部7bの検知結果に基づいて、設定位置切替機能を有効から無効、又は、無効から有効に切り替える。
なお、操作部設定位置固定部は、第二操作部74以外の表示部7aのいずれかの場所に表示された操作パレット位置固定ボタン74iであってもよく、表示部7aの外部に設けられた電気的なスイッチ等であってもよい。
【0030】
≪第三操作部≫
第三操作部75は、表示部7aにおける第二操作部74の設定位置(表示位置)の左右反対端に設定されている。第三操作部75は、第二操作部74よりも細い帯形状を呈し、第二操作部74の設定位置(表示位置)を表示部7aの左右両端部の一方から他方に切り替える(左端部に設定されている場合には左端部の設定を消して右端部に設定し直し、右端部に設定されている場合には右端部の設定を消して左端部に設定し直す)第一の操作部設定位置切替部である。
【0031】
なお、表示部7aに設定された第三操作部75は、表示部7aに画像表示部72の背景色と異なる色で表示されてもよく、表示部7aに表示されなくてもよい。後者の場合、第三操作部75は、非表示で画像表示部72の端部に設定されているともいえるし、画像表示部72の背景色と同色で表示及び設定されているともいえる。第三操作部75が表示部7aに非表示で設定される場合、表示部7aの表示態様は後記する
図5及び
図6と同様になり、歯科医師D又はアシスタントAは、非表示で表示部7a(タッチパネル7)に設定されている第三操作部75を操作可能である。すなわち、制御部8は、第三操作部75が表示されていない場合でも、操作検知部7bの検知結果に基づいて、表示部7aの左右両端部のいずれかに設定された第三操作部75の操作を認識することができる。
【0032】
<第二操作部の表示位置の切替例>
続いて、第二操作部74の表示位置の切替例について説明する。以下の説明において、設定位置切替機能は、有効に設定されているものとする。例えば、歯科医師Dがタッチパネルディスプレイ7に対して左側、アシスタントAがタッチパネルディスプレイ7に対して右側に位置する場合、
図3に示すように、第二操作部74が表示部7aの左端部に設定(表示)され、第三操作部75が表示部7aの右端部に設定(表示)されている。ここで、歯科医師DとアシスタントAとの立ち位置が入れ替わる場合には、立ち位置変更前の歯科医師D、又は、立ち位置変更後のアシスタントAが操作パレット位置切替ボタン74hを操作する。若しくは、立ち位置変更前のアシスタントA、又は、立ち位置変更後の歯科医師Dが第三操作部75を操作する。制御部8は、かかる操作に基づいて、第二操作部74及び第三操作部75の設定(表示)位置を入れ替える。すなわち、制御部8は、第二操作部74を表示部7aの右端部に設定し(表示させ)、第三操作部75を表示部7aの左端部に設定する(表示させる)(
図4参照)。
【0033】
また、アシスタントAが第二操作部74の操作パレットを操作する必要がある場合には、歯科医師Dが操作パレット位置切替ボタン74hを操作するか、アシスタントAが第三操作部75を操作する。制御部8は、かかる操作に基づいて、第二操作部74及び第三操作部75の設定(表示)位置を入れ替える。すなわち、制御部8は、第二操作部74を表示部7aの右端部に設定し(表示させ)、第三操作部75を表示部7aの左端部に設定する(表示させる)(
図4参照)。
【0034】
本発明の第一の実施形態に係るOCT装置3は、タッチパネルディスプレイ7と、前記タッチパネルディスプレイ7に画像を表示させる制御部8と、を備える画像表示装置であって、前記制御部8は、前記タッチパネルディスプレイ7の中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部(第二の操作部74)を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイ7の前記両端部の他方に、第一の操作部設定位置切替部(第三の操作部75)を設定し、前記操作部は、第二の操作部設定位置切替部(操作パレット位置切替ボタン74h)を備え、前記制御部8は、前記第一の操作部設定位置切替部又は前記第二の操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記第一の操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有する。
かかる構成によると、OCT装置3は、2人の利用者がタッチパネルディスプレイ7を両側に位置し、1人がタッチパネルディスプレイ7を操作する場合において、操作部(第二の操作部74)を操作する利用者側に設定(表示)することができる。したがって、OCT装置3は、利用者による操作性を向上することができる。また、OCT装置3は、表示部7aを跨ぐような操作を防止することによって、画像視認性を確保することができる。また、OCT装置3は、タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する両端部の両方に常に操作部(第二の操作部74)を表示する場合と比較して、画像を大きく表示する(画像表示部72を大きく確保する)ことができる。
【0035】
OCT装置3は、操作部設定位置固定部(操作パレット位置固定ボタン74i)を備え、前記制御部8は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替える。
したがって、OCT装置3は、操作部設定位置固定部の操作結果に基づいて設定位置切替機能を無効に設定することによって、誤操作等によって利用者の意図していないときに第二の操作部74の表示位置が切り替わることを防止することができる。
【0036】
<第二の実施形態>
続いて、本発明の第二の実施形態に係る画像表示態様について、本発明の第一の実施形態に係る画像表示態様との相違点を中心に説明する。
図5に示すように、第二の実施形態において、制御部8は、情報表示部71と、画像表示部72と、第一操作部73と、第二操作部74と、を表示部7aに表示させる。本実施形態において、表示部7aには、第三操作部75は表示されない。すなわち、第一の実施形態において第三操作部75が表示されていた領域は、画像表示部72の一部として用いられる。
【0037】
<第二操作部の表示位置の切替例>
続いて、第二操作部74の表示位置の切替例について説明する。以下の説明において、設定位置切替機能は、有効に設定されているものとする。例えば、歯科医師Dがタッチパネルディスプレイ7に対して左側、アシスタントAがタッチパネルディスプレイ7に対して右側に位置する場合、
図5に示すように、第二操作部74が表示部7aの左端部に表示されている。ここで、歯科医師DとアシスタントAとの立ち位置が入れ替わる場合には、立ち位置変更前の歯科医師D、又は、立ち位置変更後のアシスタントAが操作パレット位置切替ボタン74hを操作する。制御部8は、かかる操作に基づいて、第二操作部74の設定(表示)位置を変更する。すなわち、制御部8は、第二操作部74を表示部7aの右端部に設定する(表示させる)(
図6参照)。
【0038】
また、アシスタントAが第二操作部74の操作パレットを操作する必要がある場合には、歯科医師Dが操作パレット位置切替ボタン74hを操作する。制御部8は、かかる操作に基づいて、第二操作部74の設定(表示)位置を変更する。すなわち、制御部8は、第二操作部74を表示部7aの右端部に設定する(表示させる)(
図6参照)。
【0039】
本発明の第二の実施形態に係るOCT装置3は、タッチパネルディスプレイ7と、前記タッチパネルディスプレイ7に画像を表示させる制御部8と、を備える画像表示装置であって、前記制御部8は、前記タッチパネルディスプレイ7の中央部に画像を表示させるとともに、前記タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部(第二の操作部74)を設定し、前記操作部は、操作部設定位置切替部(操作パレット位置切替ボタン74h)を備え、前記制御部8は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替える設定位置切替機能を有する。
かかる構成によると、OCT装置3は、2人の利用者がタッチパネルディスプレイ7を両側に位置し、1人がタッチパネルディスプレイ7を操作する場合において、操作部(第二の操作部74)を操作する利用者側に設定(表示)することができる。したがって、OCT装置3は、利用者による操作性を向上することができる。また、OCT装置3は、表示部7aを跨ぐような操作を防止することによって、画像視認性を確保することができる。また、OCT装置3は、タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する両端部の両方に常に操作部(第二の操作部74)を表示する場合と比較して、画像を大きく表示する(画像表示部72を大きく確保する)ことができる。
【0040】
<第三の実施形態>
続いて、本発明の第三の実施形態に係る画像表示態様について、本発明の第一の実施形態に係る画像表示態様との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、第三の実施形態において、制御部8は、情報表示部71と、画像表示部72と、第一操作部73と、第二操作部74と、第三操作部75と、を表示部7aに表示させる。本実施形態において、第二操作部74には、操作パレット位置切替ボタン74hは表示されない。
【0041】
なお、表示部7aに設定された第三操作部75は、表示部7aに画像表示部72の背景色と異なる色で表示されてもよく、表示部7aに表示されなくてもよい。後者の場合、第三操作部75は、非表示で画像表示部72の端部に設定されているともいえるし、画像表示部72の背景色と同色で表示及び設定されているともいえる。第三操作部75が表示部7aに非表示で設定される場合、表示部7aの表示態様は前記した
図5及び
図6と同様になり、歯科医師D又はアシスタントAは、非表示で表示部7a(タッチパネル7)に設定されている第三操作部75を操作可能である。すなわち、制御部8は、第三操作部75が表示されていない場合でも、操作検知部7bの検知結果に基づいて、表示部7aの左右両端部のいずれかに設定された第三操作部75の操作を認識することができる。
【0042】
<第二操作部の表示位置の切替例>
続いて、第二操作部74の表示位置の切替例について説明する。以下の説明において、設定位置切替機能は、有効に設定されているものとする。例えば、歯科医師Dがタッチパネルディスプレイ7に対して左側、アシスタントAがタッチパネルディスプレイ7に対して右側に位置する場合、
図7に示すように、第二操作部74が表示部7aの左端部に設定(表示)され、第三操作部75が表示部7aの右端部に設定(表示)されている。ここで、歯科医師DとアシスタントAとの立ち位置が入れ替わる場合には、立ち位置変更前のアシスタントA、又は、立ち位置変更後の歯科医師Dが第三操作部75を操作する。制御部8は、かかる操作に基づいて、第二操作部74及び第三操作部75の設定(表示)位置を入れ替える。すなわち、制御部8は、第二操作部74を表示部7aの右端部に設定し(表示させ)、第三操作部75を表示部7aの左端部に設定する(表示させる)(
図8参照)。
【0043】
また、アシスタントAが第二操作部74の操作パレットを操作する必要がある場合には、アシスタントAが第三操作部75を操作する。制御部8は、かかる操作に基づいて、第二操作部74及び第三操作部75の設定(表示)位置を入れ替える。すなわち、制御部8は、第二操作部74を表示部7aの右端部に設定し(表示させ)、第三操作部75を表示部7aの左端部に設定する(表示させる)(
図8参照)。
【0044】
本発明の第三の実施形態に係るOCT装置3は、タッチパネルディスプレイ7と、前記タッチパネルディスプレイ7に画像を表示させる制御部8と、を備える画像表示装置であって、前記制御部8は、前記タッチパネルディスプレイ7の中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部(第二操作部74)を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、操作部設定位置切替部(第三操作部75)を表示させ、前記制御部8は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有する。
かかる構成によると、OCT装置3は、2人の利用者がタッチパネルディスプレイ7を両側に位置し、1人がタッチパネルディスプレイ7を操作する場合において、操作部(第二操作部74)を操作する利用者側に設定(表示)することができる。したがって、OCT装置3は、利用者による操作性を向上することができる。また、OCT装置3は、表示部7aを跨ぐような操作を防止することによって、画像視認性を確保することができる。また、OCT装置3は、タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する両端部の両方に常に操作部(第二の操作部74)を表示する場合と比較して、画像を大きく表示する(画像表示部72を大きく確保する)ことができる。
【0045】
また、本発明の実施形態に係るOCT装置3において、前記制御部8は、前記タッチパネルディスプレイ7の中央部に歯科用OCT装置用の画像を表示させる。
したがって、画像表示システム1は、歯科医師D及びアシスタントAがそれぞれタッチパネルディスプレイ7の左右両側で診療等を行う際に、利用者による操作性を向上するとともに画像視認性を確保することができる。
【0046】
また、本発明の実施形態に係る画像表示システム1は、前記画像表示装置(OCT装置3)と、診察の際に、患者が横たわる診察台又は患者が座る診察椅子2と、を備え、前記タッチパネルディスプレイ7は、前記診察台又は前記診察椅子2の近傍に設けられており、前記タッチパネルディスプレイ7の互いに対向する前記両端部は、左右端部である。
したがって、画像表示システム1は、タッチパネルディスプレイ7の左右に歯科医師D及びアシスタントAが位置する場合において、操作部(第二操作部74)を操作する利用者側に設定(表示)することができる。したがって、OCT装置3は、利用者による操作性を向上することができる。また、OCT装置3は、表示部7aを跨ぐような操作を防止することによって、画像視認性を確保することができる。
【0047】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本発明の画像表示装置3及び画像表示システム1は、歯科用のOCT装置以外にも適用可能である。例えば、本発明の画像表示装置3及び画像表示システム1は、歯科用以外の医科用OCT装置、超音波診断装置、X線装置、CT装置等の画像表示装置として利用可能である。なお、タッチパネルディスプレイ7は、ディスプレイ表面を物理的に触れるものに限定されず、非接触型のタッチパネルディスプレイ、空中映像に触れることによって操作可能なフローティングタッチパネルディスプレイ等であってもよい。
【符号の説明】
【0048】
1 画像表示システム
2 診察椅子
3 画像表示装置(OCT装置、歯科用OCT装置)
5 撮像部
7 タッチパネルディスプレイ
8 制御部
72 画像表示部
74 第二操作部(操作部)
74h 操作パレット位置切替ボタン(第二の操作部設定位置切替部、操作部設定位置切替部)
74i 操作パレット位置固定ボタン(操作部設定位置固定部)
75 第三操作部(第一の操作部設定位置切替部、操作部設定位置切替部)
【手続補正書】
【提出日】2022-02-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、第一の操作部設定位置切替部を設定し、
前記操作部は、第二の操作部設定位置切替部及び操作部設定位置固定部を備え、
前記制御部は、前記第一の操作部設定位置切替部又は前記第二の操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記第一の操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有し、
前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替える
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させるとともに、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定し、
前記操作部は、操作部設定位置切替部及び操作部設定位置固定部を備え、
前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替える設定位置切替機能を有し、
前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替える
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項3】
タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、操作部設定位置切替部を設定し、
前記操作部は、操作部設定位置固定部を備え、
前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有し、
前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替える
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に歯科用OCT装置用の画像を表示させる
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置と、診察の際に、患者が横たわる診察台又は患者が座る診察椅子と、を備え、
前記タッチパネルディスプレイは、前記診察台又は前記診察椅子の近傍に設けられており、
前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する前記両端部は、左右端部である
ことを特徴とする画像表示システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
前記した課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、第一の操作部設定位置切替部を設定し、前記操作部は、第二の操作部設定位置切替部及び操作部設定位置固定部を備え、前記制御部は、前記第一の操作部設定位置切替部又は前記第二の操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記第一の操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有し、前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替えることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
また、画像表示装置は、タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させるとともに、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定し、前記操作部は、操作部設定位置切替部及び操作部設定位置固定部を備え、前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替える設定位置切替機能を有し、前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替えることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
また、画像表示装置は、タッチパネルディスプレイと、前記タッチパネルディスプレイに画像を表示させる制御部と、を備える画像表示装置であって、前記制御部は、前記タッチパネルディスプレイの中央部に画像を表示させ、前記タッチパネルディスプレイの互いに対向する両端部の一方に、前記画像の表示内容を変更するための操作部を設定するとともに、前記タッチパネルディスプレイの前記両端部の他方に、操作部設定位置切替部を設定し、前記操作部は、操作部設定位置固定部を備え、前記制御部は、前記操作部設定位置切替部が操作された場合に、前記操作部の設定位置を、前記両端部の一方から他方に切り替えるとともに、前記操作部設定位置切替部の設定位置を、前記両端部の他方から一方に切り替える設定位置切替機能を有し、前記制御部は、前記操作部設定位置固定部が操作された場合に、前記設定位置切替機能の有効/無効を切り替えることを特徴とする。