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特開2022-88585音声ブロードキャスト方法、音声ブロードキャスト装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022088585
(43)【公開日】2022-06-14
(54)【発明の名称】音声ブロードキャスト方法、音声ブロードキャスト装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G10L 13/02 20130101AFI20220607BHJP
【FI】
G10L13/02 130D
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022057913
(22)【出願日】2022-03-31
(31)【優先権主張番号】202110639016.7
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ゾウ, イー
(72)【発明者】
【氏名】チェン, ヂェン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することで、ユーザの体験を向上させることが可能な音声ブロードキャスト方法、音声ブロードキャスト装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】音声ブロードキャスト方法は、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得するステップと、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定するステップと、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得るステップと、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行するステップと、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声ブロードキャスト方法であって、
端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得するステップと、
前記端末装置の現在のシーン、及び該現在のシーンでの個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を決定するステップと、
個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の前記音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得るステップと、
前記順序付けられた結果に基づいて、複数の前記音声ブロードキャストタスクを実行するステップとを含む音声ブロードキャスト方法。
【請求項2】
前記端末装置の現在のシーン、及び前記現在のシーンでの個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を決定するステップは、
前記端末装置の現在のシーンを決定するステップと、
前記現在のシーンに基づいて、該現在のシーンに対応する優先度リストを検索し、該優先度リストにおける個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を取得ステップであって、前記優先度リストには前記現在のシーンでの前記端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア識別子及び対応する優先度が含まれるステップとを含む請求項1に記載の音声ブロードキャスト方法。
【請求項3】
処理対象の複数の前記音声ブロードキャストタスクに変更があり、変更タイプが新規処理対象の音声ブロードキャストタスクである場合、変更後の複数の前記音声ブロードキャストタスクに基づいて、前記順序付けられた結果を更新処理するステップをさらに含む請求項1に記載の音声ブロードキャスト方法。
【請求項4】
前記順序付けられた結果におけるターゲット音声ブロードキャストタスクを決定するステップであって、前記ターゲット音声ブロードキャストタスクは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクであるステップと、
前記ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行の中で、該ターゲット音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得するステップと、
前記ソフトウェア状態が異常状態である場合、前記ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止するステップとをさらに含む請求項1に記載の音声ブロードキャスト方法。
【請求項5】
前記端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各前記音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得するステップは、
前記端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスク、及び各該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を受信するステップと、
各前記音声ブロードキャストタスクに対して、該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、前記音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定するステップであって、前記登録されたリストには登録された個々のソフトウェアのソフトウェア識別子が含まれるステップとを含む請求項1に記載の音声ブロードキャスト方法。
【請求項6】
前記音声ブロードキャストタスクの実行形態は、
前記音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得し、
発音者識別子に対応する発音特徴に従って前記テキストを音声変換し、前記発音特徴を有する音声を得て、前記発音者識別子は受信された発音者選択命令に基づいて決定され、
プレーヤーを呼び出して前記音声をブロードキャストすることである請求項1に記載の音声ブロードキャスト方法。
【請求項7】
音声ブロードキャスト装置であって、
端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する第1の取得モジュールと、
前記端末装置の現在のシーン、及び該現在のシーンでの個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する第1の決定モジュールと、
個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の前記音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る処理モジュールと、
前記順序付けられた結果に基づいて、複数の前記音声ブロードキャストタスクを実行する実行モジュールとを備える音声ブロードキャスト装置。
【請求項8】
前記第1の決定モジュールは、具体的には、
前記端末装置の現在のシーンを決定し、
該現在のシーンに基づいて、該現在のシーンに対応する優先度リストを検索し、該優先度リストにおける個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を取得し、前記優先度リストには前記現在のシーンでの前記端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア識別子及び対応する優先度が含まれる請求項7に記載の音声ブロードキャスト装置。
【請求項9】
処理対象の複数の前記音声ブロードキャストタスクに変更があり、変更タイプが新規処理対象の音声ブロードキャストタスクである場合、変更後の複数の前記音声ブロードキャストタスクに基づいて、前記順序付けられた結果を更新処理する変更モジュールをさらに備える請求項7に記載の音声ブロードキャスト装置。
【請求項10】
前記順序付けられた結果におけるターゲット音声ブロードキャストタスクを決定する第2の決定モジュールであって、前記ターゲット音声ブロードキャストタスクは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクである第2の決定モジュールと、
前記ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行の中で、該ターゲット音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得する第2の取得モジュールと、
前記ソフトウェア状態が異常状態である場合、前記ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止する異常処理モジュールとをさらに備える請求項7に記載の音声ブロードキャスト装置。
【請求項11】
前記第1の取得モジュールは、具体的には、
前記端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスク、及び各該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を受信し、
各前記音声ブロードキャストタスクに対して、該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、前記音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定し、前記登録されたリストには登録された個々のソフトウェアのソフトウェア識別子が含まれる請求項7に記載の音声ブロードキャスト装置。
【請求項12】
前記実行モジュールは、具体的には、
前記音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得し、
発音者識別子に対応する発音特徴に従って前記テキストを音声変換し、前記発音特徴を有する音声を得て、前記発音者識別子は受信された発音者選択命令に基づいて決定され、
プレーヤーを呼び出して前記音声をブロードキャストする請求項7に記載の音声ブロードキャスト装置。
【請求項13】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つの該プロセッサと通信可能に接続されるメモリとを備え、
該メモリには、少なくとも1つの前記プロセッサによって実行可能な命令が記憶され、該命令が少なくとも1つの前記プロセッサによって実行されると、少なくとも1つの前記プロセッサが、請求項1から請求項6のいずれかに記載の音声ブロードキャスト方法を実行する電子機器。
【請求項14】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに請求項1から請求項6のいずれかに記載の音声ブロードキャスト方法を実行させる非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1から請求項6のいずれかに記載の音声ブロードキャスト方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、人工知能技術の分野に関し、具体的に音声技術、コネクテッドカー技術の分野に関し、特に音声ブロードキャスト方法、音声ブロードキャスト装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ技術の発展と普及に伴い、ヒューマンマシンインタラクションなどの知能技術は、人々の生活の各方面で便利で迅速なサービスを提供している。TTS(Text to Speech、テキストから音声まで)テキストから音声までの変換を実現することができ、人工知能技術におけるヒューマンマシンインタラクションの重要な技術である。TTSは、車載スマート端末などの多様なインテリジェント端末装置に広く適用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は音声ブロードキャスト方法、音声ブロードキャスト装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の一態様によれば、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得するステップと、前記端末装置の現在のシーン、及び該現在のシーンでの個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を決定するステップと、個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の前記音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得るステップと、前記順序付けられた結果に基づいて、複数の前記音声ブロードキャストタスクを実行するステップとを含む音声ブロードキャスト方法を提供する。。
【0005】
本開示の他の態様によれば、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各該音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する第1の取得モジュールと、前記端末装置の現在のシーン、及び該現在のシーンでの個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する第1の決定モジュールと、個々の前記ソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の前記音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る処理モジュールと、前記順序付けられた結果に基づいて、複数の前記音声ブロードキャストタスクを実行する実行モジュールとを備える音声ブロードキャスト装置を提供する。
【0006】
本開示の他の態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つの該プロセッサと通信可能に接続されるメモリとを備え、該メモリには、少なくとも1つの前記プロセッサによって実行可能な命令が記憶され、該命令が少なくとも1つの前記プロセッサによって実行されると、少なくとも1つの前記プロセッサが、本開示の第1の態様の実施例に記載の音声ブロードキャスト方法を実行する電子機器を提供する。
【0007】
本開示の他の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに本開示の第1の態様の実施例に記載の音声ブロードキャスト方法を実行させる非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0008】
本出願の他の態様によれば、コンピュータプログラムであって、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、本開示の第1の態様の実施例に記載の音声ブロードキャスト方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
【0009】
この部分に記載の内容は、本開示の実施例の肝心または重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定することも意図していないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用され、本開示を限定するものではない。
図1】本開示の第1の実施例に係る概略図である。
図2】本開示の第2の実施例に係る概略図である。
図3】本開示の第3の実施例に係る概略図である。
図4】本開示の第4の実施例に係る概略図である。
図5】本開示の第5の実施例に係る概略図である。
図6】本開示の第6の実施例に係る概略図である。
図7】本開示の実施例に係る音声ブロードキャスト方法の概略図である。
図8】本開示の第7の実施例に係る概略図である。
図9】本開示の実施例の音声ブロードキャスト方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面と併せて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本開示の実施例の様々な詳細事項を含んでおり、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び意図から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを認識されたい。同様に、明確及び簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0012】
コンピュータ技術の発展と普及に伴い、ヒューマンマシンインタラクションなどの知能技術は人々の生活の各方面で便利で迅速なサービスを提供している。TTS(Text to Speech、テキストから音声まで)テキストから音声までの変換を実現することができ、人工知能技術におけるヒューマンマシンインタラクションの重要な技術である。TTSは、車載スマート端末などの多様なインテリジェント端末装置に広く適用されている。
【0013】
関連技術では、端末装置の複数のapp(application、アプリケーション)においてTTS機能を設定し、TTSをブロードキャストするために、対応的に1セットのTTSエンジンを設定する。しかしながら、端末装置の複数のapp(application、アプリケーション)においてTTS機能を設定することで、複数のappが同時にTTSをブロードキャストし、TTSのブロードキャスト順序を制御することができなくなり、TTSが頻繁に中断され、有効な情報が漏れたり、複数のTTSが同時にブロードキャストされたりして、音声が混乱し、ユーザ体験が悪くなる。
【0014】
上記の課題に対して、本開示は、音声ブロードキャスト方法、音声ブロードキャスト装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムを提案する。
【0015】
図1は本開示の第1の実施例に係る概略図であり、なお、本開示の実施例の音声ブロードキャスト方法は音声ブロードキャスト装置に適用することができ、音声ブロードキャスト装置はプレーヤーの制御ソフトウェアであってもよく(例えば、TTSマネージャーTTSManager)、制御ソフトウェアは個々のソフトウェアとインタラクションし、ブロードキャストに必要なTTSを取得し、プレーヤーが音声ブロードキャストを行うように制御することができる。
【0016】
図1に示すように、音声ブロードキャスト方法は、以下のステップ101からステップ104を含んでいる。
【0017】
ステップ101では、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する。
【0018】
本開示の実施例では、音声ブロードキャスト装置は、端末装置に実装される音声ブロードキャストタスクを有するソフトウェアとインタラクションし、ソフトウェアにおいてブロードキャストに必要なTTSを取得し、ブロードキャストに必要なTTSを処理対象の複数の音声ブロードキャストタスクとすることができる。同時に、各音声ブロードキャストタスクに基づいて、対応するソフトウェア識別子を取得することができ、ソフトウェア識別子は端末装置に実装されるソフトウェアを識別するために使用することができる。例えば、識別子Aはナビゲーションソフトウェアを指すことができ、識別子Bはビデオソフトウェアを指すことができ、識別子Cは音楽ソフトウェアを指すことができる。
【0019】
ステップ102では、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する。
【0020】
さらに、各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得した後、音声ブロードキャスト装置は、端末装置が位置する環境に基づいて端末装置の現在のシーンを決定し、現在のシーンに基づいて個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定することができる。例えば、現在車両が高速走行中であり、端末装置の現在のシーンが走行状態であることを決定することができ、ソフトウェア識別子に対応するナビゲーションソフトウェアの優先度が最も高く、音楽ソフトウェアの優先度がその次、ビデオソフトウェアの優先度が最も低いことを決定することができる。
【0021】
ステップ103では、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
【0022】
さらに、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に基づいて、ソフトウェア識別子に対応する複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得ることができる。例えば、優先度が最も高いソフトウェア識別子に対応する音声ブロードキャストタスクを順序付けられた結果の一番前に並べてもよく、優先度が最も低いソフトウェア識別子に対応する音声ブロードキャストタスクを順序付けられた結果の一番後ろに並べてもよい。
【0023】
ステップ104では、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0024】
本開示の実施例では、複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果に従って、順序付けられた結果における複数の音声ブロードキャストタスクを順次実行することができ、例えば、順序付けられた結果における一番前の音声ブロードキャストタスクを先に実行し、順序付けられた結果における一番後ろの音声ブロードキャストタスクを最後に実行してもよい。なお、音声ブロードキャストタスクを実行する間に、順序付けられた結果における音声ブロードキャストタスクの実行が完了した場合、実行完了の音声ブロードキャストタスクの再実行を回避するために、順序付けられた結果において音声ブロードキャストタスクを削除することができる。さらに、端末装置の現在のシーンが変更されたか否かを判断することができ、端末装置の現在シーンが変更されていない場合、順序付けられた結果に残った音声ブロードキャストタスクを現在の順序に従って引続き実行することができる。端末装置の現在のシーンが変更された場合、順序付けられた結果における残りの音声ブロードキャストタスクに対して、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を再決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度、順序付けられた結果における残りの音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、残りの音声ブロードキャストを実行することができる。
【0025】
以上のようにして、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。これにより、複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ユーザの体験を向上させた。
【0026】
図2は、本開示の第2の実施例に係る概略図である。個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を動的に決定するために、図2に示すように、本開示の実施例では、端末装置の現在のシーンに基づいて、現在のシーンに対応する優先度リストを検索し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定することができる。図2に示す実施例は、以下のステップ201からステップ205を含んでいる。
【0027】
ステップ201では、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する。
【0028】
ステップ202では、端末装置の現在のシーンを決定する。
【0029】
ステップ203では、現在のシーンに基づいて、現在のシーンに対応する優先度リストを検索し、優先度リストにおける個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を取得し、優先度リストには現在のシーンで端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア識別子及び対応する優先度が含まれる。
【0030】
本開示の実施例では、異なるシーンに対応する異なる優先度リストを予め設定することができ、現在のシーンに基づいて、現在のシーンに対応する優先度リストを検索することができ、優先度リストに基づいて、優先度リストにおける個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を取得することができる。なお、優先度リストには現在のシーンで端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア識別子及び対応する優先度が含まれる。
【0031】
ステップ204では、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
【0032】
ステップ205では、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0033】
なお、ステップ201及びステップ202、ステップ204及びステップ205は、それぞれ、本開示の各実施例のいずれかの形態を用いて実現することができ、本開示の実施例は、これに対して限定せず、ここでは詳しく説明しない。
【0034】
以上のようにして、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーンを決定し、現在のシーンに基づいて、現在のシーンに対応する優先度リストを検索し、優先度リストにおける個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を取得し、優先度リストには現在のシーンで端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア識別子及び対応する優先度が含まれ、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。これにより、複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ユーザの体験を向上させた。
【0035】
図3は、本開示の第3の実施例に係る概略図である。複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を正確に決定するために、音声ブロードキャストタスクを一括管理し、図3に示すように、本開示の実施例では、処理対象の音声ブロードキャストタスクを追加する時、音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を更新することができる。図3に示す実施例は、以下のステップ301からステップ305を含んでいる。
【0036】
ステップ301では、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する。
【0037】
ステップ302では、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する。
【0038】
ステップ303では、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
【0039】
ステップ304では、処理対象の複数の音声ブロードキャストタスクに変更があり、変更タイプが新規処理対象の音声ブロードキャストタスクである場合、変更後の複数の音声ブロードキャストタスクに基づいて、順序付けられた結果を更新処理する。
【0040】
つまり、まず端末装置の現在のシーンが変更されているか否かに基づいて、異なる方式を用いて順序付けられた結果を更新処理することができる。一例として、端末装置の現在のシーンが変更されていない場合、音声ブロードキャスト装置は端末装置のappの中から新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクを取得し、新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーンに基づいて、新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子に対応する優先度を取得し、新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子に対応する優先度に基づいて、新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクを順序付けられた結果の中に追加して、順序付けられた結果を更新し、更新後の順序付けられた結果に基づいて、音声ブロードキャストタスクを実行することができる。
【0041】
別の例として、端末装置の現在のシーンが変更されている場合、音声ブロードキャスト装置は端末装置のappの中から新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクを取得し、現在の順序付けられた結果における音声ブロードキャストタスクと新規の処理対象の音声ブロードキャストタスクを、改めて処理対象の複数の音声ブロードキャストタスクとすることができ、現在のシーンに基づいて、各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子に対応する優先度を取得し、各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子に対応する優先度に基づいて処理対象の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0042】
ステップ305では、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0043】
なお、ステップ301からステップ303、ステップ305は、それぞれ、本開示の各実施例のいずれかの形態を用いて実現することができ、本開示の実施例は、これに対して限定せず、ここでは詳しく説明しない。
【0044】
以上のようにして、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行し、処理対象の複数の音声ブロードキャストタスクに変更があり、変更タイプが新規処理対象の音声ブロードキャストタスクである場合、変更後の複数の音声ブロードキャストタスクに基づいて、順序付けられた結果を更新処理する。これにより、複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ユーザの体験を向上させた。
【0045】
図4は、本開示の第4の実施例に係る概略図である。ユーザ体験をさらに向上させるために、図4に示すように、本開示の実施例では、順序付けられた結果における音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクを決定することができる。音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクを実行している間に、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態が異常であるか否かを決定し、ソフトウェア状態が異常である場合、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクの実行を停止する。図4に示す実施例は、以下のステップ401からステップ407を含んでいる。
【0046】
ステップ401では、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する。
【0047】
ステップ402では、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する。
【0048】
ステップ403では、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
【0049】
ステップ404では、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0050】
ステップ405では、順序付けられた結果におけるターゲット音声ブロードキャストタスクを決定し、ターゲット音声ブロードキャストタスクは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクである。
【0051】
本開示の実施例では、音声ブロードキャストタスクの内容に基づいて順序付けられた結果におけるターゲット音声ブロードキャストタスクを決定することができ、なお、ターゲット音声ブロードキャストタスクは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクであり、例えば、ユーザが「音楽を再生する」という音声命令を送信し、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクは「はい、少々お待ちください」である。
【0052】
ステップ406では、ターゲット音声ブロードキャストタスクを実行している間に、ターゲット音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得する。
【0053】
さらに、ターゲット音声ブロードキャストタスクを実行している間に、ターゲット音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得することができ、例えば、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクである「はい、少々お待ちください」を実行する時、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得することができる。
【0054】
ステップ407では、ソフトウェア状態が異常状態である場合、ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止する。
【0055】
つまり、ソフトウェア状態が異常状態にあり、音声命令を実行できない場合、ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止する。
【0056】
なお、ステップ401からステップ404は、それぞれ、本開示の各実施例のいずれかの形態を用いて実現することができ、本開示の実施例は、これに対して限定せず、ここでは詳しく説明しない。
【0057】
以上のようにして、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行し、順序付けられた結果におけるターゲット音声ブロードキャストタスクを決定し、ターゲット音声ブロードキャストタスクは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクであり、ターゲット音声ブロードキャストタスクを実行している間に、ターゲット音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得し、ソフトウェア状態が異常状態である場合、ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止する。これにより、複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ソフトウェア状態が異常状態である場合、ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止し、ユーザの体験を向上させた。
【0058】
図5は、本開示の第5の実施例に係る概略図である。端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスクを一括処理し、端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア状態をタイムリーに取得するために、図5に示すように、本開示の実施例では、各音声ブロードキャストタスクに対して、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定する。図5に示す実施例は、以下のステップ501からステップ505を含んでいる。
【0059】
ステップ501では、端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を受信する。
【0060】
なお、端末装置においてブロードキャスト音声ブロードキャストタスクのニーズを有するソフトウェアは、音声ブロードキャスト装置の登録リストに予め登録することができ、登録されたソフトウェアに対応する音声ブロードキャストタスクを処理する必要がある音声ブロードキャストタスクとして、同時に、音声ブロードキャスト装置は登録情報に基づいて登録されたソフトウェアのソフトウェア状態をタイムリーに取得することができる。
【0061】
本開示の実施例では、端末装置における個々のソフトウェアは音声ブロードキャスト装置に音声ブロードキャストタスクを送信することができ、個々のソフトウェアが音声ブロードキャスト装置に音声ブロードキャストタスクを送信すると共に、ソフトウェア自身のソフトウェア識別子を音声ブロードキャスト装置に送信することができる。音声ブロードキャスト装置が端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスクを受信すると共に、各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得することができる。
【0062】
ステップ502では、各音声ブロードキャストタスクに対して、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定し、登録されたリストには登録された個々のソフトウェアのソフトウェア識別子が含まれる。
【0063】
さらに、端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスクを受信した時、各音声ブロードキャストタスクに対して、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在するか否かを判断することができ、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定し、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態が正常である場合、音声ブロードキャスト装置は音声ブロードキャストタスクを処理することができる。なお、登録されたリストには登録された個々のソフトウェアのソフトウェア識別子が含まれる。
【0064】
ステップ503では、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する。
【0065】
ステップ504では、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
【0066】
ステップ505では、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0067】
なお、ステップ503からステップ505は、それぞれ、本開示の各実施例のいずれかの形態を用いて実現することができ、本開示の実施例は、これに対して限定せず、ここでは詳しく説明しない。
【0068】
以上のようにして、端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を受信し、各音声ブロードキャストタスクに対して、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定し、登録されたリストには登録された個々のソフトウェアのソフトウェア識別子が含まれ、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。これにより、端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスクを一括処理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ユーザの体験を向上させた。
【0069】
図6は、本開示の第6の実施例に係る概略図である。ユーザ体験をさらに向上させるために、図6に示すように、本開示の実施例では、音声ブロードキャストタスクを実行する時、プレーヤーの発音を選択して音声ブロードキャストタスクをブロードキャストすることができる。図6に示す実施例は、以下のステップ601からステップ606を含んでいる。
【0070】
ステップ601では、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する。
【0071】
ステップ602では、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する。
【0072】
ステップ603では、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
【0073】
ステップ604では、順序付けられた結果に従って、音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得する。
【0074】
本開示の実施例では、複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果に従って、各音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを順次取得することができ、音声ブロードキャストタスク内容に基づいて音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得することができる。
【0075】
ステップ605では、発音者識別子に対応する発音特徴に従ってテキストを音声変換し、発音特徴を有する音声を得て、発音者識別子は受信された発音者選択命令に基づいて決定される。
【0076】
音声ブロードキャストタスクの発音を動的に調整できるように、選択的に、ユーザは音声ブロードキャスト装置に発音者選択命令を送信することができ、音声ブロードキャスト装置は発音者選択命令に基づいて発音者識別子を決定し、さらに発音者識別子に対応する発音特徴に基づいて音声ブロードキャストタスクにおけるテキストに対して音声変換し、発音特徴を有する音声を得ることができる。
【0077】
ステップ606では、プレーヤーを呼び出して音声をブロードキャストする。
【0078】
さらに、音声ブロードキャスト装置は、プレーヤーを呼び出して、得られた発音特徴を有する音声をブロードキャストすることができる。
【0079】
なお、ステップ601からステップ603は、それぞれ、本開示の各実施例のいずれかの形態を用いて実現することができ、本開示の実施例は、これに対して限定せず、ここでは詳しく説明しない。
【0080】
以上のようにして、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得し、発音者識別子に対応する発音特徴に従ってテキストを音声変換し、発音特徴を有する音声を得て、発音者識別子は受信された発音者選択命令に基づいて決定され、プレーヤーを呼び出して音声をブロードキャストする。これにより、端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスクを一括処理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定するとともに、発音者識別子に基づいて音声ブロードキャストタスクの発音を調整し、複数の音声ブロードキャストタスク順序付けられた結果に従って、発音者識別子に対応する発音特徴に基づいてブロードキャストし、ユーザの体験を向上させた。
【0081】
当業者が本開示をより明確に理解できるように一例を挙げて説明する。
【0082】
図7に示すように、音声ブロードキャスト装置がTTSManagerであることを一例として、端末装置において音声ブロードキャストタスクニーズを有するapp(例えば、app1、app2、app3など)は音声ブロードキャスト装置の登録リストに予め登録することができ、 TTSManagerは登録されたappを状態モニタリングことができ、appのソフトウェア状態が正常であるか否かを取得する。端末装置における個々のappはTTSManagerに音声ブロードキャストタスクを送信することができ、TTSManagerは端末装置における個々のappから送信された音声ブロードキャストタスクを受信することができ、TTSManagerは受信された各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在するか否かを判断することができ、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定し、TTSManagerは、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のappに対応する優先度を決定することができ、個々のappに対応する優先度に従って、処理対象の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、TTSManagerは順序付けられた結果に従って、処理対象の音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得することができる。次に、TTSManagerは発音者選択命令に基づいて発音者識別子を決定することができ、さらに発音者識別子に対応する発音特徴に基づいて音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを音声変換し、発音特徴を有する音声を得て、さらにプレーヤーを呼び出して得られた発音特徴を有する音声をブロードキャストする。TTSManagerは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクを実行する時、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクに対応するappのソフトウェア状態が異常である場合、音声命令のフィードバック音声ブロードキャストタスクの実行を停止する。
【0083】
本開示の実施例の音声ブロードキャスト方法は、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。これにより、複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ユーザの体験を向上させた。
【0084】
上記の実施例を実現するために、本開示は音声ブロードキャスト装置をさらに提案する。
【0085】
図8は、本開示の第7の実施例に係る概略図である。
音声ブロードキャスト装置800は、図8に示すように、第1の取得モジュール810、第1の決定モジュール820、処理モジュール830及び実行モジュール840を備える。
第1の取得モジュール810は、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得する。
第1の決定モジュール820は、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定する。
処理モジュール840は、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得る。
実行モジュール850は、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。
【0086】
本開示の実施例の1つの可能な実施形態として、第1の決定モジュール820は、具体的には、端末装置の現在のシーンを決定し、現在のシーンに基づいて、現在のシーンに対応する優先度リストを検索し、優先度リストにおける個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を取得し、優先度リストには現在のシーンで端末装置における個々のソフトウェアのソフトウェア識別子及び対応する優先度が含まれていてもよい。
【0087】
本開示の実施例の1つの可能な実施形態として、音声ブロードキャスト装置800は、変更モジュールをさらに備え、変更モジュールが、処理対象の複数の音声ブロードキャストタスクに変更があり、変更タイプが新規処理対象の音声ブロードキャストタスクである場合、変更後の複数の音声ブロードキャストタスクに基づいて、順序付けられた結果を更新処理してもよい。
【0088】
本開示の実施例の1つの可能な実施形態として、音声ブロードキャスト装置800は、第2の決定モジュール、第2の取得モジュール及び異常処理モジュールをさらに備え、第2の決定モジュールは、順序付けられた結果におけるターゲット音声ブロードキャストタスクを決定し、ターゲット音声ブロードキャストタスクは音声命令に対するフィードバック音声ブロードキャストタスクであり、第2の取得モジュールは、ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行の中で、ターゲット音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子のソフトウェア状態を取得し、異常処理モジュールは、ソフトウェア状態が異常状態である場合、ターゲット音声ブロードキャストタスクの実行を停止してもよい。
【0089】
本開示の実施例の1つの可能な実施形態として、第1の取得モジュール810は、具体的には、端末装置における個々のソフトウェアから送信された音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を受信し、各音声ブロードキャストタスクに対して、音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子が登録されたリストに存在する場合、音声ブロードキャストタスクが処理対象の音声ブロードキャストタスクであることを決定し、登録されたリストには登録された個々のソフトウェアのソフトウェア識別子が含まれていてもよい。
【0090】
本開示の実施例の1つの可能な実施形態として、実行モジュール850は、具体的には、音声ブロードキャストタスクにおけるテキストを取得し、発音者識別子に対応する発音特徴に従ってテキストを音声変換し、発音特徴を有する音声を得て、発音者識別子は受信された発音者選択命令に基づいて決定され、プレーヤーを呼び出して音声をブロードキャストしてもよい。
【0091】
本開示の実施例の音声ブロードキャスト装置は、端末装置における処理対象の複数の音声ブロードキャストタスク、及び各音声ブロードキャストタスクに対応するソフトウェア識別子を取得し、端末装置の現在のシーン、及び現在のシーンでの個々のソフトウェア識別子に対応する優先度を決定し、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを順序付け、順序付けられた結果を得て、順序付けられた結果に従って、複数の音声ブロードキャストタスクを実行する。これにより、複数の音声ブロードキャストタスクを一括管理することができ、端末装置の現在のシーンに基づいて、個々のソフトウェア識別子に対応する優先度及び複数の音声ブロードキャストタスクの順序付けられた結果を動的に決定し、複数の音声ブロードキャストタスクが順序付けられた結果に従ってブロードキャストするようにし、ユーザの体験を向上させた。
【0092】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0093】
図9は、本開示の実施例を実行するための例示的な電子機器900の概略ブロック図を示す。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを指すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の同様のコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを指すこともできる。本明細書で示す部品、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、単なる一例であり、本明細書の説明及び/または要求される本開示の実現を制限することを意図したものではない。
【0094】
図9に示すように、電子機器900は、読み取り専用メモリ(ROM)902に記憶されているコンピュータプログラムまたは記憶ユニット908からランダムアクセスメモリ(RAM)903にロードされたコンピュータプログラムに従って様々な適切な動作及び処理を実行する計算ユニット901を備える。
RAM903には、電子機器900の動作に必要な各種のプログラムやデータも記憶されていてもよい。計算ユニット901、ROM902、及びRAM903は、バス904を介して互いに接続されている。パス904には、入力/出力(I/O)インタフェース905も接続されている。
【0095】
電子機器900の複数のコンポーネントはI/Oインタフェース905に接続され、キーボード、マウスなどの入力ユニット906、各タイプのディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット907、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット908、及びネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバなどの通信ユニット909を備える。
通信ユニット909は、電子機器900が、インターネットなどのコンピュータネットワークと/または各種の電信ネットワークを介して他のデバイスと情報/データを交換することを可能にする。
【0096】
計算ユニット901は、処理及び計算能力を有する様々な汎用と/または専用の処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット901のいくつかの一例は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、各種の専用の人工知能(AI)計算チップ、各種の機械学習モデルアルゴリズムを実行する計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及びいずれかの適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。
計算ユニット901は、前文に記載された各方法及び処理、例えば、音声ブロードキャスト方法を実行する。例えば、いくつかの実施例では、音声ブロードキャストを、記憶ユニット908などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部または全部はROM902及び/又は通信ユニット909を介して電子機器900にロード及び/又はインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM903にロードされ、計算ユニット901によって実行される場合、前文に記載された音声ブロードキャスト方法の1つまたは複数のステップが実行されてもよい。代替的に、他の実施例では、計算ユニット901は音声ブロードキャスト方法を実行するように、他のいずれかの適切な方式(例えば、ファームウェアを介して)によって構成されてもよい。
【0097】
本明細書で上記記載されたシステムと技術の様々な実施方式は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/またはそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、少なくとも1つのコンピュータプログラムで実施されることを含むことができる。少なくとも1つのコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/または解釈されることができる。プログラマブルプロセッサは、特定用途向けまたは汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令をストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0098】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、少なくとも1つのプログラミング言語の任意の組み合わせでコーディングすることができる。これらのプログラムコードは、プロセッサまたはコントローラによって実行された際に、フローチャート及び/またはブロック図に規定された機能/操作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されてもよい。プログラムコードは、完全に機械上で実行され、部分的に機械上で実行され、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的に機械上で実行され、部分的にリモート機械上で実行され、または完全にリモート機械またはサーバ上で実行されてもよい。
【0099】
本開示のコンテクストでは、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるために、または命令実行システム、装置、またはデバイスと組み合わせて使用するためのプログラムを含むか、または記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、または半導体システム、装置またはデバイス、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のラインに基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含む。
【0100】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上でここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウスまたはトラックボール)とを有し、ユーザは、キーボード及びポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力、または、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0101】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、またはミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェースまたはウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、グラフィカルユーザインタフェースまたはウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施方式とインタラクションできる)、またはこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントのいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムで実行することができる。いずれかの形態または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの一例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、ブロックチェーンネットワークを含む。
【0102】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で運行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバは分散システムのサーバであってもよい、ブロックチェーンを組み込んだサーバであってもよい。
【0103】
なお、人工知能はコンピュータに人間のある思考過程と知能行為(学習、推理、思考、計画など)をシミュレートさせることを研究する学科であり、ハードウェアレベルの技術とソフトウェアレベルの技術ともある。人工知能ハードウェア技術は、一般的にセンサー、専用人工知能チップ、クラウド計算、分散ファイルシステム、ビッグデータ処理などの技術を含む。人工知能ソフトウェア技術は主にコンピュータ視覚技術、音声認識技術、自然言語処理技術及び機械学習/深層学習、ビッグデータ処理技術、ナレッジグラフ技術などのいくつかの方向を含む。
【0104】
上記に示す様々な形態のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、または削除することができると理解されたい。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0105】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要求と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができると理解されたい。任意の本開示の主旨と原則内で行われる修正、同等の置き換え、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれなければならない。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9