(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022088626
(43)【公開日】2022-06-14
(54)【発明の名称】アプリケーション通信方法、アプリケーション通信装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 16/903 20190101AFI20220607BHJP
【FI】
G06F16/903
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022062656
(22)【出願日】2022-04-04
(31)【優先権主張番号】202110412444.6
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】パン ファン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとがステートマシンを介して相互通信することにより、対応するアプリケーションを制御して、対応する操作を実行させるアプリケーション通信方法、アプリケーション通信装置、電子機器及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションが第2のアプリケーションを制御する必要がある場合、第1のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内のステートマシンを介して、キーと値のペアを含む通知メッセージを第2のアプリケーションに送信し、第2のアプリケーションはステートマシンを介して第1のアプリケーションによって送信された通知メッセージを受信した後、通知メッセージ内のキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両マシン内に配置されたステートマシンに適用されるアプリケーション通信方法であって、
キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信するステップと、
前記キーと値のペア内のキーを取得し、前記キーを監視する第2のアプリケーションを決定するステップであって、前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションが前記車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションであるステップと、
前記第2のアプリケーションが前記キーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、前記通知メッセージを前記第2のアプリケーションに送信するステップと、を含む、アプリケーション通信方法。
【請求項2】
前記キーと値のペア内のキーを取得し、前記キーを監視する第2のアプリケーションを決定する前記ステップは、
前記第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットを取得するステップと、
前記アプリケーションセットから前記キーを監視する第2のアプリケーションを取得するステップと、を含む、請求項1に記載のアプリケーション通信方法。
【請求項3】
前記キーと、前記第1のアプリケーションの通知メッセージを監視する前記第2のアプリケーションとを含む前記第1のアプリケーションの登録要求を受信するステップと、
前記第2のアプリケーションを前記アプリケーションセットに追加するステップと、をさらに含む、請求項2に記載のアプリケーション通信方法。
【請求項4】
前記第1のアプリケーションの前記キー登録解除要求に応答して、前記アプリケーションセット内の前記キーを監視するアプリケーションを削除するステップ、をさらに含む、請求項2に記載のアプリケーション通信方法。
【請求項5】
前記第2のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、前記アプリケーションセット内の前記第2のアプリケーションを削除するステップ、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、前記アプリケーションセットを削除するステップと、をさらに含む、請求項2に記載のアプリケーション通信方法。
【請求項7】
前記通知メッセージは、前記第1のアプリケーションのパッケージ名をさらに含む、請求項1に記載のアプリケーション通信方法。
【請求項8】
車両マシン内に配置されたステートマシンに適用されるアプリケーション通信装置であって、
キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信するように構成される第1の受信モジュールと、
前記キーと値のペア内のキーを取得し、前記キーを監視する第2のアプリケーションを決定するように構成される決定モジュールであって、前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションが前記車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションである決定モジュールと、
前記第2のアプリケーションが前記キーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、前記通知メッセージを前記第2のアプリケーションに送信するように構成される送信モジュールと、を含む、アプリケーション通信装置。
【請求項9】
前記決定モジュールは、
前記第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットを取得するように構成される第1の取得ユニットと、
前記アプリケーションセットから前記キーを監視する第2のアプリケーションを取得するように構成される第2の取得ユニットと、を含む、請求項8に記載のアプリケーション通信装置。
【請求項10】
前記キーと、前記第1のアプリケーションの通知メッセージを監視する前記第2のアプリケーションとを含む前記第1のアプリケーションの登録要求を受信するように構成される第2の受信モジュールと、
前記第2のアプリケーションを前記アプリケーションセットに追加するように構成される追加モジュールと、をさらに含む、請求項9に記載のアプリケーション通信装置。
【請求項11】
前記第1のアプリケーションの前記キー登録解除要求に応答して、前記アプリケーションセット内の前記キーを監視するアプリケーションを削除するように構成される第1の削除モジュールをさらに含む、請求項9に記載のアプリケーション通信装置。
【請求項12】
前記第2のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、前記アプリケーションセット内の前記第2のアプリケーションを削除するように構成される第2の削除モジュールをさらに含む、請求項9に記載のアプリケーション通信装置。
【請求項13】
前記第1のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、前記アプリケーションセットを削除するように構成される第3の削除モジュールをさらに含む、請求項9に記載のアプリケーション通信装置。
【請求項14】
前記通知メッセージは、前記第1のアプリケーションのパッケージ名をさらに含む、請求項9に記載のアプリケーション通信装置。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~7のいずれか一項に記載のアプリケーション通信方法を実行できる、電子機器。
【請求項16】
コンピュータに請求項1~7のいずれか一項に記載のアプリケーション通信方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶した、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項17】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~7のいずれか一項に記載のアプリケーション通信方法を実現するコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項18】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~7のいずれか一項に記載のアプリケーション通信方法を実現する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はコンピュータ技術の分野に関し、具体的にはスマート交通技術の分野に関し、特にアプリケーション通信方法、アプリケーション通信装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展及びインターネット技術の絶え間ない進歩につれて、車載インフォテインメントシステムのサービス機能は徐々に増加するとともに徐々に強化されていく。車載インフォテインメントシステムの使用中、車載インフォテインメントシステム内のアプリケーションの間で互いにメッセージ通知を送信するシーンがあり、現在では、車載インフォテインメントシステム内の2つのアプリケーション間の通信をいかに実現するかは極めて重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、アプリケーション通信方法、アプリケーション通信装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様では、車載インフォテインメントシステム内に配置されたステートマシンに適用されるアプリケーション通信方法であって、キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信するステップと、前記キーと値のペア内のキーを取得し、前記キーを監視する第2のアプリケーションを決定するステップであって、前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションが前記車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションであるステップと、前記第2のアプリケーションが前記キーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、前記通知メッセージを前記第2のアプリケーションに送信するステップと、を含むアプリケーション通信方法が提供される。
【0005】
本開示の第2の態様では、車載インフォテインメントシステム内に配置されたステートマシンに適用されるアプリケーション通信装置であって、キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信するように構成される第1の受信モジュールと、前記キーと値のペア内のキーを取得し、前記キーを監視する第2のアプリケーションを決定するように構成される決定モジュールであって、前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションが前記車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションである決定モジュールと、前記第2のアプリケーションが前記キーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、前記通知メッセージを前記第2のアプリケーションに送信するように構成される送信モジュールと、を含むアプリケーション通信装置が提供される。
【0006】
本開示の第3の態様では、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサに通信可能に接続されるメモリとを含み、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが本開示のアプリケーション通信方法を実行できる電子機器が提供される。
【0007】
本開示の第4の態様では、コンピュータに本開示の実施例によって開示されるアプリケーション通信方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0008】
本開示の第5の態様では、プロセッサによって実行される場合、本開示のアプリケーション通信方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品が提供される。
【0009】
本開示の第6の態様では、プロセッサによって実行される場合、本開示のアプリケーション通信方法を実現するコンピュータプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
上記出願の一実施例は以下の利点又は有益な効果を奏する。
車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションが第2のアプリケーションを制御する必要がある場合、第1のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内のステートマシンを介して、キーと値のペアを含む通知メッセージを第2のアプリケーションに送信することにより、第2のアプリケーションはステートマシンを介して、第1のアプリケーションによって送信された通知メッセージを受信した後、通知メッセージ内のキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行することができる。これにより、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとがステートマシンを介して相互通信を実現することができ、対応するアプリケーションを制御して対応する操作を実行させることができる。
【0011】
なお、この部分で説明された内容は本開示の実施例の肝心又は重要な特徴を限定しようとするものではなく、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は以下の明細書によって理解しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は本解決案をよりよく理解するためのものであり、本開示を限定するものではない。
【
図1】本開示の一実施例によって提供されるアプリケーション通信方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の別の実施例によって提供されるアプリケーション通信方法のフローチャートである。
【
図3】本開示の一実施例に係るアプリケーションとステートマシンとの間のインタラクションの例示的な図である。
【
図4】本開示の別の実施例によって提供されるアプリケーション通信方法のフローチャートである。
【
図5】本開示の一実施例によって提供されるアプリケーション通信装置の概略構成図である。
【
図6】本開示の別の実施例によって提供されるアプリケーション通信装置の構成概略図である。
【
図7】本開示の実施例に係るアプリケーション通信方法を実現可能な電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面に合わせて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を助けるために本開示の実施例の様々な詳細が含まれ、それらを例示的なものと見なすべきである。したがって、当業者であれば、本開示の範囲と精神を逸脱しない限り、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを認識されたい。同様に、明確かつ簡潔にするために、以下の説明では公知の機能及び構成に対する説明を省略する。
【0014】
以下、本開示の実施例に係るアプリケーション通信方法、アプリケーション通信装置、電子機器及び記憶媒体を図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、本開示の一実施例によって提供されるアプリケーション通信方法のフローチャートである。なお、上記方法は車載インフォテインメントシステム内に配置されたステートマシンに適用される。
【0016】
図1に示すように、当該アプリケーション通信方法は、以下のステップ101~103を含む。
【0017】
ステップ101において、キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信する。
【0018】
ステップ102において、キーと値のペア内のキーを取得し、当該キーを監視する第2のアプリケーションを決定し、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションが車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションである。
【0019】
いくつかの実施例では、キーと値のペア内のキー(key)に基づいて、当該キーを監視する第2のアプリケーションを取得することができる。つまり、キーと値のペア内のキー(key)に基づいて、当該キー(key)を監視したアプリケーションを決定することができる。
【0020】
なお、本実施例の第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションはステートマシンに事前にアクセスすることができる。
【0021】
ステップ103において、第2のアプリケーションがキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、通知メッセージを第2のアプリケーションに送信する。
【0022】
いくつかの実施例では、第2のアプリケーションは、ステートマシンによって送信された通知メッセージを受信した後、通知メッセージを解析して、通知メッセージ内のキーと値のペアを得ることができ、ここで、キーと値のペアはキー及び対応する値を含む。これに対応して、第2のアプリケーションがキーと値のペアを得た後、キーと値のペア内のキーに基づいて、当該キーに対応する操作タイプを決定することができ、さらにキーと値のペア内の当該キーの値に基づいて、当該操作タイプの操作値を決定し、操作タイプ及び対応する操作値に基づいて、対応する操作を実行することができる。
【0023】
例えば、第1のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内の地図アプリケーションで、第2のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内の音楽アプリケーションである。これに対応して、第1のアプリケーションはステートマシンを介して、音楽を一時停止する命令を第2のアプリケーションに送信する。これに対応して、第1のアプリケーションは当該命令に基づいて対応するキーと値のペアを生成し、当該キーと値のペアを含む通知メッセージを生成し、当該通知メッセージをステートマシンに送信する。この際に、ステートマシンは第1のアプリケーションからの通知メッセージをステートマシンのサービスメモリに書き込む。これに対応して、アプリケーション通信装置は、ステートマシンのサービスメモリにデータが存在することを検出した場合、当該ステートマシンのサービスメモリから当該通知メッセージを読み出し、当該通知メッセージ内のキーと値のペアのキーを取得し、当該キーを監視した第2のアプリケーションを決定し、当該通知メッセージを第2のアプリケーションに送信する。これに対応して、第2のアプリケーションは当該通知メッセージを受信すると、通知メッセージ内のキーと値のペアに基づいて、対応する操作タイプ及び操作値を決定し、操作タイプ及び操作値に基づいて、対応する操作を実行し、例えば、音楽アプリケーションが音楽の再生を一時停止する。
【0024】
本開示の実施例に係るアプリケーション通信方法では、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションが第2のアプリケーションを制御する必要がある場合、第1のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内のステートマシンを介して、キーと値のペアを含む通知メッセを第2のアプリケーションに送信することにより、第2のアプリケーションはステートマシンを介して、第1のアプリケーションによって送信された通知メッセージを受信した後、通知メッセージ内のキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行することができる。これにより、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとがステートマシンを介して相互通信を実現することができ、対応するアプリケーションを制御して対応する操作を実行させることができる。
【0025】
上記実施例のもとに、複数のアプリケーションが1つのキー(key)を共用する場合があり、第2のアプリケーションが、それを制御するアプリケーションに基づいて対応する操作を正確に実行するようにし、他のアプリケーションによって制御されることを回避するために、いくつかの実施例では、当該実施例に係る通知メッセージは、キーと値のペアに加えて、第1のアプリケーションのパッケージ名をさらに含んでもよい。それにより、第2のアプリケーションは、通知メッセージを受信すると、通知メッセージ内のアプリケーションのパッケージ名と、第2のアプリケーションを制御可能なアプリケーションのパッケージ名とが一致するか否かを判定することができ、両者が一致すれば、キーと値のペアに基づいて対応する操作を実行する。これにより、第2のアプリケーションは、通知メッセージ内のアプリケーションのパッケージ名に基づいて、通知メッセージを送信するアプリケーションを区別することができ、混乱を回避することができる。
【0026】
なお、第2のアプリケーションは、通知メッセージ内のアプリケーションのパッケージ名と、第2のアプリケーションを制御可能なアプリケーションのパッケージ名とが一致しないと判定した場合、何らの処理もしないことを理解されたい。
【0027】
図2は、本開示の別の実施例によって提供されるアプリケーション通信方法のフローチャートである。上記方法は、車載インフォテインメントシステム内に配置されたステートマシンに適用される。
【0028】
図2に示すように、当該アプリケーション通信方法は、以下のステップ201~204を含むことができる。
【0029】
ステップ201において、キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信する。
【0030】
ステップ202において、キーと値のペア内のキーを取得する。
【0031】
ステップ203において、第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットを取得する。
【0032】
いくつかの実施例では、第1のアプリケーションの通知メッセージを受信すると、第1のアプリケーションの識別情報に基づいて、第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットを予め設定された監視関係から取得することができる。
【0033】
監視関係には、アプリケーション間の監視関係が記憶されている。
【0034】
ステップ204において、アプリケーションセットからキーを監視する第2のアプリケーションを取得する。
【0035】
本実施例では、上記第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションである。
【0036】
ステップ205において、第2のアプリケーションがキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、通知メッセージを第2のアプリケーションに送信する。
【0037】
本開示の実施例に係るアプリケーション通信方法では、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションが第2のアプリケーションを制御する必要がある場合、第1のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内のステートマシンを介して、キーと値のペアを含む通知メッセージを第2のアプリケーションに送信することができ、これに対応して、ステートマシンはキーと値のペア内のキーを取得し、当該第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットを取得し、当該アプリケーションセットから当該キーを監視した第2のアプリケーションを取得し、通知メッセージを第2のアプリケーションに送信する。第2のアプリケーションはキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行する。これにより、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとがステートマシンを介して相互通信を実現することができ、対応するアプリケーションを制御して対応する操作を実行させることができる。
【0038】
上記
図2に示す実施例のもとに、いくつかの実施例では、当該アプリケーション通信方法は、キーと、第1のアプリケーションの通知メッセージを監視する第2のアプリケーションとを含む第1のアプリケーションの登録要求を受信するステップと、第2のアプリケーションをアプリケーションセットに追加するステップとをさらに含んでもよい。これにより、ステートマシン内のアプリケーションの管理を実現する。
【0039】
本開示の一実施例では、車載インフォテインメントシステム内のメモリを速やかに解放するために、当該方法は、第1のアプリケーションのキー登録解除要求に応じて、キーを監視するアプリケーションをアプリケーションセットから削除するステップをさらに含んでもよい。
【0040】
具体的には、第1のアプリケーションが当該キーを使用し終えた場合、第1のアプリケーションは当該キーの登録解除要求をステートマシンに送信することができる。対応して、ステートマシンは、第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットから、当該アプリケーションセット内の当該キーを監視するアプリケーション情報を削除する。それにより、ステートマシン内の当該キーを監視するアプリケーション情報を管理し且つメモリを速やかに解放することを実現する。
【0041】
本開示の一実施例では、ステートマシン内のアプリケーションの監視関係を管理し且つメモリを速やかに解放することを実現するために、いくつかの実施例では、当該方法はさらに、第2のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、アプリケーションセット内の第2のアプリケーションを削除し、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとの通信を終了し、メモリを速やかに解放することができる。
【0042】
本開示の一実施例では、ステートマシン内のアプリケーションの監視関係を管理し且つメモリを速やかに解放することを実現するために、いくつかの実施例では、第1のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、アプリケーションセットを削除する。
【0043】
当業者に本開示をよりよく理解させるために、以下、
図3及び
図4を参照しながら当該実施例のアプリケーション通信方法を説明する。
【0044】
図3では、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションが両方ともステートマシンにアクセスされており、ステートマシンは、通知メッセージを保存するためのステートマシンサービスと通信する。本実施例内の第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内の複数のアプリケーションのうちのいずれか2つである。
【0045】
図4に示すように、当該方法は、以下のステップ401~405を含むことができる。
【0046】
ステップ401において、第1のアプリケーションはステートマシンにアクセスされ、キーkeyと、当該keyを監視する第2のアプリケーションのアプリケーション情報とを登録する。
【0047】
いくつかの実施例では、第1のアプリケーションが開始すると、第1のアプリケーションはステートマシンにアクセスすることができる。
【0048】
本実施例におけるステートマシンは、車載インフォテインメントシステム内のアプリケーション間の通信サービスを提供し、アプリケーション通信過程での通知メッセージを記憶するように構成される。
【0049】
ステップ402において、ステートマシンは、ステートマシンにアクセスし当該keyの通知メッセージを監視するように第2のアプリケーションに通知する。
【0050】
ステップ403において、第1のアプリケーションは、ステートマシンのインターフェースを用いてデータを書き込み、当該データは、key及び当該keyに対応するvalueを含むことができる。
【0051】
ステップ404において、ステートマシンは、データをステートマシンサービスに書き込み、データのkey値に基づいて、当該キーを監視した第2のアプリケーションに通知する。
【0052】
ステップ405において、第2のアプリケーションは、ステートマシンサービスから対応するkeyのvalueを読み出すとともに、対応する操作を実行する。
【0053】
本実施例では、ステートマシンにアクセスされた第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは、ステートマシンを介して2つのアプリケーション間の通信を実現することができる。
【0054】
本実施例に係る第1のアプリケーションは、第2のアプリケーションによって送信された通知メッセージを受信し、通知メッセージ内のキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行してもよいことを理解されたい。
【0055】
上記実施例を実現するために、本開示の実施例は、アプリケーション通信装置をさらに提供する。
【0056】
図5は、本開示の一実施例によって提供されるアプリケーション通信装置の概略構成図である。なお、上記装置は車載インフォテインメントシステム内に配置されたステートマシンに適用される。
【0057】
図5に示すように、当該アプリケーション通信装置500は、第1の受信モジュール501、決定モジュール502及び送信モジュール503を含んでもよい。
【0058】
第1の受信モジュール501は、キーと値のペアを含む第1のアプリケーションの通知メッセージを受信するように構成される。
【0059】
決定モジュール502は、キーと値のペア内のキーを取得し、キーを監視する第2のアプリケーション決定するように構成され、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内の異なるアプリケーションである。
【0060】
送信モジュール503は、第2のアプリケーションがキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行するように、通知メッセージを第2のアプリケーションに送信するように構成される。
【0061】
なお、アプリケーション通信方法の実施例に関する上記説明は本実施例にも適用され、本実施例では詳しい説明を省略する。
【0062】
本開示の実施例のアプリケーション通信装置では、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションが第2のアプリケーションを制御する必要がある場合、第1のアプリケーションは車載インフォテインメントシステム内のステートマシンを介して、キーと値のペアを含む通知メッセージを第2のアプリケーションに送信することができ、第2のアプリケーションはステートマシンを介して、第1のアプリケーションによって送信された通知メッセージを受信した後、通知メッセージ内のキーと値のペアに基づいて対応する操作を実行することができる。これにより、車載インフォテインメントシステム内の第1のアプリケーションと第2のアプリケーションとがステートマシンを介して相互通信を実現することができ、対応するアプリケーションを制御して対応する操作を実行させることができる。
【0063】
本開示の一実施例では、
図6に示すように、当該アプリケーション通信装置は、第1の受信モジュール601、決定モジュール602、送信モジュール603、第2の受信モジュール604、追加モジュール605、第1の削除モジュール606、第2の削除モジュール607及び第3の削除モジュール608を含むことができ、決定モジュール602は第1の取得ユニット6021及び第2の取得ユニット6022を含むことができる。
【0064】
第1の受信モジュール601、送信モジュール603に関する詳しい説明は、
図5に示す実施例における第1の受信モジュール501、送信モジュール503に関する説明を参照されたく、ここでは詳しい説明を省略する。
【0065】
本開示の一実施例では、上記決定モジュール602は、
第1のアプリケーションの通知メッセージを監視するアプリケーションセットを取得するように構成される第1の取得ユニット6021と、
アプリケーションセットからキーを監視する第2のアプリケーションを取得するように構成される第2の取得ユニット6022と、を含むことができる。
【0066】
本開示の一実施例では、
図6に示すように、当該装置は、
キーと、第1のアプリケーションの通知メッセージを監視する第2のアプリケーションとを含む第1のアプリケーションの登録要求を受信するように構成される第2の受信モジュール604と、
第2のアプリケーションをアプリケーションセットに追加するように構成される追加モジュール605と、をさらに含むことができる。
【0067】
本開示の一実施例では、
図6に示すように、当該装置は、
第1のアプリケーションのキー登録解除要求に応じて、アプリケーションセット内のキーを監視するアプリケーションを削除するように構成される第1の削除モジュール606をさらに含むことができる。
【0068】
本開示の一実施例では、
図6に示すように、当該装置は、
第2のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、アプリケーションセット内の第2のアプリケーションを削除するように構成される第2の削除モジュール607をさらに含むことができる。
【0069】
本開示の一実施例では、
図6に示すように、当該装置は、
第1のアプリケーションの実行が終了したことが検出された場合、アプリケーションセットを削除するように構成される第3の削除モジュール608をさらに含むことができる。
【0070】
本開示の一実施例では、上記通知メッセージは、第1のアプリケーションのパッケージ名をさらに含む。
【0071】
なお、アプリケーション通信方法の実施例に関する上記説明は本実施例のアプリケーション通信装置にも適用され、ここでは詳しい説明を省略する。
【0072】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0073】
図7は、本開示の実施例を実施可能な例示的な電子機器700の概略ブロック図である。電子機器はラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の類似するコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイル装置を表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本出願の実現を制限することを意図したものではない。
【0074】
図7に示すように、機器700は、リードオンリーメモリ(ROM)702に記憶されるコンピュータプログラム又は記憶ユニット708からランダムアクセスメモリ(RAM)703内にロードされるコンピュータプログラムに基づいて様々な適切な動作と処理を実行できる計算ユニット701を含む。RAM 703は、機器700の操作に必要な様々なプログラム及びデータを含むことができる。計算ユニット701、ROM 702及びRAM 703はバス704を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース705は同様にバス704に接続される。
【0075】
キーボード、マウスなどの入力ユニット706と、各種類のタイプのモニタ、スピーカーなどの出力ユニット707と、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット708と、ネットワークカード、モデム、無線通信受送信機などの通信ユニット709とを含む機器700内の複数の部品はI/Oインターフェース705に接続される。通信ユニット709は、機器700がインターネットなどのコンピュータネットワーク及び/又は様々なテレコムネットワークを介して他の機器と情報/データを交換することを許可する。
【0076】
計算ユニット701は処理と計算能力を有する様々な汎用及び/又は専用処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット701のいくつかの例は中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、様々な専用の人工知能(AI)計算チップ、様々なマシン実行学習モデルアルゴリズムの計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット701は以上で説明された各方法及び処理、例えば、アプリケーション通信方法を実行する。例えば、いくつかの実施例では、アプリケーション通信方法は、記憶ユニット708などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部又はすべてはROM 702及び/又は通信ユニット709を介して機器700にロード及び/又はインストールされる。コンピュータプログラムがRAM 703にロードされ且つ計算ユニット701によって実行される際に、以上で説明されたアプリケーション通信方法の1つ又は複数のステップを実行することができる。代替的に、他の実施例では、計算ユニット701は他の任意の適切な方法(例えば、ファームウェアを介して)によって、アプリケーション通信方法を実行するように構成されてもよい。
【0077】
本明細書の上述したシステム及び技術の様々な実施形態はデジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、コンピュータコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されてもよく、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈することができ、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0078】
本出願の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、プロセッサ又がコントローラによって実行された際に、フローチャート及び/又はブロック図によって規定された機能/動作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよい。プログラムコードは、完全にマシン上で実行され、部分的にマシン上で実行され、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的にマシン上で実行され、かつ部分的にリモートマシン上で実行され、又は完全にリモートマシン又はサーバ上で実行されてもよい。
【0079】
本出願の文脈では、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されたり、又は命令実行システム、装置、またはデバイスと組み合わせて使用されたりするプログラムを含むか、又は記憶できる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体システム、装置又はデバイス、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のラインに基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含む。
【0080】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明されたシステム及び技術をコンピュータ上で実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、並びにキーボードとポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)を有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスを介して入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力または、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0081】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとして)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションを行う)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、を含む。
【0082】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、かつ互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバはクラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービスシステムにおける1つのホスト製品であり、従来の物理ホストとVPS(Virtual Private Server,仮想専用サーバ)サービスに存在する管理の難しさ、業務拡張性の弱いという欠陥を解決した。サーバは分散システムのサーバであってもよく、またはブロックチェーンと組み合わせたサーバであってもよい。
【0083】
人工知能は、人間のある思考過程及び知的な行動(例えば学習、推理、思考、計画など)をコンピュータにシミュレーションさせることを研究する学科であり、ハードウェアレベルの技術もソフトウェアレベルの技術もある。人工知能のハードウェア技術は一般に、センサ、専用の人工知能チップ、クラウド計算、分散ストレージ、ビッグデータ処理などの技術を含み、人工知能のソフトウェア技術は主にコンピュータ視覚技術、音声認識技術、自然言語処理技術及び機械学習/深層学習、ビッグデータ処理技術、ナレッジグラフ技術などのいくつかの側面を含む。
【0084】
なお、上記に示される様々な形態のフローを用い、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができる。例えば、本出願に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本出願で開示されている技術案の所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0085】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者であれば、設計の要件と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、一部の組み合わせ及び代替を行うことができることを理解されたい。本開示の精神及び原則内で行われた修正、同等の置き換え及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲に含まれるべきである。