(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089078
(43)【公開日】2022-06-15
(54)【発明の名称】積み木
(51)【国際特許分類】
A63H 33/04 20060101AFI20220608BHJP
【FI】
A63H33/04 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020201312
(22)【出願日】2020-12-03
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和2年11月17日開催のセミナー「にっぽんの宝物プロジェクトセミナー第3回「伝える技術~グランプリ準備~」」
(71)【出願人】
【識別番号】399033566
【氏名又は名称】ダイワ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100076314
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 正人
(74)【代理人】
【識別番号】100112612
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲士
(74)【代理人】
【識別番号】100112623
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 克幸
(74)【代理人】
【識別番号】100163393
【弁理士】
【氏名又は名称】有近 康臣
(74)【代理人】
【識別番号】100189393
【弁理士】
【氏名又は名称】前澤 龍
(74)【代理人】
【識別番号】100203091
【弁理士】
【氏名又は名称】水鳥 正裕
(72)【発明者】
【氏名】中西 正智
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150BA27
2C150BA32
2C150EH09
2C150EH16
2C150FB43
2C150FB47
(57)【要約】
【課題】本発明は、組み合わせるブロックの種類が少なく、かつ、組合せが豊富で知恵を働かせて組み上げる飽きの来ない積み木を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の積み木は、H型ブロック10とU型ブロック20との組合せからなり、H型ブロックは、その上面及び下面における中央部に第1凹部11a、11bと、第1凹部両側の第1脚部12a、13a、12b、13bとを有し、U型ブロックは、その上面における中央部に第2凹部20aと、第2凹部両側の第2脚部22a、23aとを有し、第1脚部12aを跨ぐように第2脚部22aを第1凹部11aに嵌め込んだときに、第1脚部と第2凹部との間に、第1脚部及び第2脚部が挿入可能な空間部Sが形成される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
H型ブロックとU型ブロックとの組合せからなり、
前記H型ブロックは、
正面及び背面が同一大の正方形をなし、適宜の厚みを有する直方体において、その上面及び下面における中央部に正面から背面までを切り欠いた第1凹部と、当該第1凹部により形成される第1凹部両側の第1脚部とを有し、
前記U型ブロックは、
前記直方体と同一大の直方体において、その上面における中央部に、前記第1凹部より深い第2凹部と、当該第2凹部により形成され、前記第1脚部より長い第2凹部両側の第2脚部とを有し、
前記第1脚部を跨ぐように前記第2脚部を前記第1凹部に嵌め込んだときに、前記第1脚部と第2凹部との間に、第1脚部及び第2脚部が挿入可能な空間部が形成される
ことを特徴とする積み木。
【請求項2】
前記空間部に挿入可能な棒状のI型ブロックを組み合わせてなる
ことを特徴とする請求項1に記載の積み木。
【請求項3】
H型ブロックとU型ブロックとの組合せからなり、
前記H型ブロックは、
正面及び背面が同一大の正方形をなし、適宜の厚みを有する直方体において、その上面及び下面における中央部に正面から背面までを切り欠いた断面正方形状の第1凹部と、当該第1凹部により形成される第1凹部両側の断面正方形状の第1脚部とを有し、
前記U型ブロックは、
前記直方体と同一大の直方体において、その上面における中央部に、前記第1凹部より深い断面正方形状の第2凹部と、当該第2凹部により形成され、前記第1脚部より長い第2凹部両側の断面正方形状の第2脚部とを有し、
前記第1脚部を跨ぐように前記第2脚部を前記第1凹部に嵌め込んだときに、前記第1脚部と第2凹部との間に、第1脚部及び第2脚部が挿入可能な正方形状の空間部が形成される
ことを特徴とする積み木。
【請求項4】
前記空間部に挿入可能な断面正方形状の棒状のI型ブロックを組み合わせてなる
ことを特徴とする請求項3に記載の積み木。
【請求項5】
前記H型ブロック及び前記U型ブロックのいずれか一方又は双方が木製である
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の積み木。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積み木に関し、特に組合せが多岐にわたる知育玩具として使用される積み木に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より家庭や学校において多くの種類の積み木が使用されているが、組み合わせる積み木が角柱状のもの、円柱状のもの、これらを一部円形や矩形にカットしたようなものなどを組み合わせる積み木がほとんどである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の積み木は、組み合わせる積み木の種類が多くて製造コストが高く、また、その割には組合せが制限されるものであった。しかも、従来の積み木は、それを積むことを目的としているため、遊び方が単純ですぐに飽きてしまうという欠点があった。
【0004】
そこで、出願人は、鋭意研究を重ね、組み合わせるブロックの種類が少なく、かつ、組合せが豊富で知恵を働かせて組み上げる飽きの来ない積み木を開発した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に係る積み木は、H型ブロックとU型ブロックとの組合せからなり、前記H型ブロックは、正面及び背面が同一大の正方形をなし、適宜の厚みを有する直方体において、その上面及び下面における中央部に正面から背面までを切り欠いた第1凹部と、当該第1凹部により形成される第1凹部両側の第1脚部とを有し、前記U型ブロックは、前記直方体と同一大の直方体において、その上面における中央部に、前記第1凹部より深い第2凹部と、当該第2凹部により形成され、前記第1脚部より長い第2凹部両側の第2脚部とを有し、前記第1脚部を跨ぐように前記第2脚部を前記第1凹部に嵌め込んだときに、前記第1脚部と第2凹部との間に、第1脚部及び第2脚部が挿入可能な空間部が形成されることを特徴とする。
【0006】
本発明の請求項2に係る積み木は、前記請求項1の積み木の構成に加えて、前記空間部に挿入可能な棒状のI型ブロックを組み合わせてなることを特徴とする。
【0007】
本発明の請求項3に係る積み木は、H型ブロックとU型ブロックとの組合せからなり、前記H型ブロックは、正面及び背面が同一大の正方形をなし、適宜の厚みを有する直方体において、その上面及び下面における中央部に正面から背面までを切り欠いた断面正方形状の第1凹部と、当該第1凹部により形成される第1凹部両側の断面正方形状の第1脚部とを有し、前記U型ブロックは、前記直方体と同一大の直方体において、その上面における中央部に、前記第1凹部より深い断面正方形状の第2凹部と、当該第2凹部により形成され、前記第1脚部より長い第2凹部両側の断面正方形状の第2脚部とを有し、前記第1脚部を跨ぐように前記第2脚部を前記第1凹部に嵌め込んだときに、前記第1脚部と第2凹部との間に、第1脚部及び第2脚部が挿入可能な正方形状の空間部が形成されることを特徴とする。
【0008】
本発明の請求項4に係る積み木は、前記請求項3の積み木の構成に加えて、前記空間部に挿入可能な断面正方形状の棒状のI型ブロックを組み合わせてなることを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項5に係る積み木は、前記請求項1~4いずれかの積み木の構成に加えて、前記H型ブロック及び前記U型ブロックのいずれか一方又は双方が木製であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記のように構成された積み木はは、組み合わせる種類が少ないため製造コストが安く、特に、第1脚部と第2凹部との間に、第1脚部及び第2脚部が挿入可能な空間部が形成されるため組合せが豊富となって種々の造形物を構築することができ、頭脳を使う上に飽きが来ないので、知育玩具として最適である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施例に係るH型ブロックの斜視図である。
【
図2】本発明の実施例に係るU型ブロックの斜視図である。
【
図3】本発明の実施例に係るI型ブロックの斜視図である。
【
図4】本発明の実施例に係るH型ブロックにU型ブロックを嵌め込もうとする状態を示す斜視図である。
【
図5】本発明の実施例に係るH型ブロックにU型ブロックを嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
【
図6】本発明の実施例に係るH型ブロックにU型ブロックを嵌め込んで形成される空間部にI型ブロックを嵌め込んだ状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る積み木の好適な実施例を添付の図に基づいて詳述する。
【実施例0013】
図1~
図6は実施例1を示し、図中の10はH型ブロックを、20はU型ブロックを、30はI型ブロックをそれぞれ示す。以下の説明においては、図面に従って正背上下左右を決めて説明する。本実施例においてはH型ブロック10、U型ブロック20、I型ブロック30を組合せた例である。なお、必ずしもI型ブロック30を組み合わせなくてもよいが、I型ブロック30があれば積み木の組み立て方が豊富になる利点がある。
【0014】
図1に示すH型ブロック10は、正面10A及び背面10Bが正方形である直方体の木製の板材を切り欠いて形成されたものであり、その上面10Cは、その中央部に正面10Aから背面10Bまでを切り欠いた第1凹部11aが形成されている。また、下面10Dも同様に、その中央部に、前記第1凹部11aと対称的に、正面10Aから背面10Bまでを切り欠いた第1凹部11bが形成されている。そして、第1凹部11aを形成したことにより、第1凹部11aの左右両側に第1脚部12aと第1脚部13aとが形成される。また、第1凹部11bを形成したことにより、第1凹部11bの左右両側に第1脚部12bと第1脚部13bとが形成される。
【0015】
本実施例においては、前記第1凹部11a及び第1凹部11bは、いずれも断面正方形状の空間ができる凹部を採用している。また、前記第1脚部12a、第1脚部13a、第1脚部12b及び第1脚部13bも断面正方形状の脚部を採用している。
【0016】
次に本実施例における前記H型ブロック10の寸法について説明する。なお、この寸法は例示であってこれに限られるものではなく、相似形であればよい。
【0017】
まず、H型ブロック10を作成する前記直方体の板材は、1辺が58mmの正方形で厚みが19mmの板材を使用している。当該板材において第1凹部11a及び第1凹部11bは、それぞれ20mmの幅で19.5mmの深さに形成されており、その中間連続部14は19mmとなる。したがって、前記第1脚部12a、第1脚部13a、第1脚部12b及び第1脚部13bは、幅及び厚みが19mmで、高さ(深さ)が19.5mmのほぼ立方体形状となり、第1凹部11a及び第1凹部11bの幅及び深さより小さくなる。なお、この第1凹部11a及び第1凹部11bの幅及び深さを19.5mmとしたのは、この第1凹部11a及び第1凹部11bに対して幅及び厚みが19mmで、高さ(深さ)が19.5mmの当該H型ブロック10の第1脚部12a、第1脚部13a、第1脚部12b及び第1脚部13bと、後述するU型ブロック20の第2脚部とI型ブロック30とを嵌め込みやすくしたための遊びを設けたことにある。
【0018】
なお、本実施例においては木製の板材を切り欠いてH型ブロック10を作成しているが、木製に限られるものではなく、合成樹脂製で型成形したものを採用してもよい。木製の板材を使用した場合には、木材のぬくもりを感じ、かつ、手触りがよい利点があり、また、間伐材が使用できて、森林環境の環境に役立ち、天然資材の利用により自然環境の向上につながる利点がある。
【0019】
図2に示すU型ブロック20は、正面20A及び背面20Bが正方形である前記H型ブロック10の作成に使用した直方体と同一大の直方体を使用し、その上面20Cにおける中央部に、H型ブロック10の第1凹部11a、11bより深い第2凹部20aを切り欠いて作成したものである。この第2凹部20aを形成したことにより、その左右両側に、H型ブロック10の各第1脚部12a、13a、12b、13bより長い第2脚部22a、23aが形成される。
【0020】
本実施例においては、前記第2凹部20aは、その横断面が正方形状になるように切り欠いており、また、第2脚部22a、23aも横断面が正方形状になるように形成されている。
【0021】
次に本実施例における前記U型ブロック20の寸法について説明する。なお、この寸法は例示であってこれに限られるものではなく、前記のH型ブロック10の寸法に合わせて作成される。
【0022】
まず、U型ブロック20を作成する前記直方体の板材は、H型ブロック10を作成するに使用した前記直方体の板材と同一大のものを使用する。すなわち、当該板材は、1辺が58mmの正方形で厚みが19mmの板材を使用する。当該板材において第2凹部20aは、20mmの幅で39mmの深さ、すなわちH型ブロック10における各第1凹部11a、11bの2倍の深さに形成されており、下部の連続部24は19mmとなる。したがって、前記第2脚部22a及び第2脚部23aは、幅及び厚みが19mmとなり、長さ(深さ)39mmの、前記H型ブロック10における各第1脚部12a、13a、12b、13bの2倍長さの直方体形状となる。このように構成したことにより、幅20mmのU型ブロック20の第2凹部20aに幅19mmの前記H型ブロック10における各第1脚部12a、13a、12b、13bを嵌め込むことができ、幅19mmのU型ブロック20の各第2脚部22a、23aを幅20mmのH型ブロック10における各第1凹部11a、11bに嵌め込むことができる。
【0023】
U型ブロック20を作成する前記直方体の板材については、前記H型ブロック10と同様である。
【0024】
図3に示すI型ブロック30は、角柱より構成される。なお、角柱でなくとも円柱を使用することも可能である。
【0025】
本実施例におけるI型ブロック30は、横断面が正方形状をなすものであり、寸法は、前記H型ブロック10及びU型ブロック20の寸法に合わせて、その太さは、幅20mmのH型ブロック10における各第1凹部11a、11b及びU型ブロック20における第2凹部20aに嵌め込むことができるように、1辺19mmの正方形であって、長さは、前記板材の寸法58mmの2倍の116mmである。
【0026】
したがって、太さを1辺19mmの正方形に構成したことにより、後述するように、前記H型ブロック10とU型ブロック20とを組み合わせたときに形成される空間部に挿入可能となる。
【0027】
I型ブロック30を作成する前記直方体の板材については、前記H型ブロック10と同様である。
【0028】
図4及び
図5は、H型ブロック10にU型ブロック20を嵌め込む図であり、U型ブロック20を上下逆さまにし、H型ブロック10に第1凹部11aに、H型ブロック10の第1脚部12aを跨ぐように、U型ブロック20の第2脚部22aを嵌め込む。このように組み合わせると、U型ブロック20の第2脚部22aとH型ブロック10に第1凹部11aとの間に、U型ブロック20の第2凹部20aによる高さ19.5mm、幅20mm、のほぼ正方形状で奥行き19mmの空間部Sが形成される。この状態において、
図6に示すように、前記空間部Sに太さ19mm四方のI型ブロック30を挿入することが可能となる。
【0029】
もちろん、
図5に示す状態においてH型ブロック10の各第1凹部や各第1脚部を適宜嵌め込んで造形することも可能であり、U型ブロック20の第2凹部や各第2脚部を嵌め込んで造形することも可能である。そうすることによって空間部が形成されたときには、I型ブロック30を挿入することも可能となる。さらに、
図6に示す状態においても、H型ブロック10の各第1凹部や各第1脚部を適宜嵌め込んで造形することも可能であり、U型ブロック20の第2凹部や各第2脚部を嵌め込んで造形することも可能である。そうすることによって空間部が形成されたときには、I型ブロック30を挿入することも可能となる。このように、各ブロックを組み合わせていくと種々異なった造形物を構築することが可能となる。このように、H型ブロック10とU型ブロック20との2種類の組合せにより、また、その組合せにI型ブロック30を加えての3種類の組合せにより、ブロックの種類が少なくても、変化に富んだ造形物を組み立てていくことが可能となる。
【0030】
ブロック組立の変更例として、前記したように2つのブロックを組み合わせて空間部を形成し、もう1つのブロックを組み合わせて組み立てたものを
図7~
図11に示す。もちろんそれ以外にの組み立ても可能である。
【0031】
図7に示すものは、
図6の上下を逆さにしたものである。すなわち、図中の(a)に示すように、U型ブロック20を逆さにして、U型ブロック20の第2凹部に、H型ブロック10の第1脚部を、U型ブロック20の第2脚部を跨ぐように嵌め込み、これにより形成された空間部Sに、図中の(b)に示すように、I型ブロック30を嵌め込んだものである。
【0032】
図8に示すものは、図中の(a)に示すように、H型ブロック10を寝かせ、H型ブロック10の中間連続部を跨ぐように2つの第1凹部に、U型ブロック20を立てた状態で上からその第2脚部をそれぞれ嵌め込み、これにより形成された空間部Sに、図中の(b)に示すように、U型ブロック20の第2脚部を嵌め込んだものである。
【0033】
図9に示すものは、図中の(a)に示すように、H型ブロック10を寝かせ、H型ブロック10の第1凹部に、U型ブロック20を立てた状態で上からその第2脚部を嵌め込み、これにより形成された空間部Sに、図中の(b)に示すように、U型ブロック20の第2脚部を嵌め込んだものである。
【0034】
図10に示すものは、図中の(a)に示すように、U型ブロック20を逆さにして、その第2凹部に、H型ブロック10の中間連続部を嵌め込み、これにより形成された空間部Sに、図中の(b)に示すように、U型ブロック20を立てた状態で上からその第2脚部を嵌め込んだものである。
【0035】
図10に示すものは、図中の(a)に示すように、U型ブロック20を立てた状態で、その第2凹部に、H型ブロック10の中間連続部を立てた状態で上から嵌め込み、これにより形成された空間部Sに、図中の(b)に示すように、I型ブロック30を嵌め込んだものである。
【0036】
このように変化に富んだ種々の組合せが可能であり、さらに各ブロックの数を増やしていくと、大型の造形物を構築していくことが可能である。
【0037】
本発明のいくつかの実施例を説明したが、これら実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。