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特開2022-89111ピザ等のデリバリーにおける滅菌と調理を同時に行い自宅前提供を可能とする方法
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  • 特開-ピザ等のデリバリーにおける滅菌と調理を同時に行い自宅前提供を可能とする方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089111
(43)【公開日】2022-06-15
(54)【発明の名称】ピザ等のデリバリーにおける滅菌と調理を同時に行い自宅前提供を可能とする方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220608BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220608BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020210771
(22)【出願日】2020-12-03
(71)【出願人】
【識別番号】520501621
【氏名又は名称】山下 峰貞
(72)【発明者】
【氏名】山下 峰貞
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB22
5L049BB44
5L049BB65
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】利用者の任意の日時、場所において、5分以内に65℃以上の温度の状態のピザ等をデリバリー方式で届ける、ピザ等のデリバリーにおける滅菌と調理を同時に行い自宅前提供を可能とする方法を提供する
【解決手段】方法は、軽量な耐熱、遮熱効果のある耐熱素材内面に反射板効果と蓄熱効果の高いアルミ等コーティングを行い、2.5μm~3.0μmのピーク波長を持つ特殊な赤外線電磁波発生装置を組み込むことにより、赤外線電磁波により3秒で黒体温度800℃付近に引き上げる事と、規定のピザ生地内部が65℃以上にて調理されるよう調理プログラムと、通常デリバリーシステムとは別の滅菌デリバリーも任意で選択可能としたサイトと、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者のオーダーにより滅菌処理調理デリバリーサービスを任意の場所にて、指定日時に到着後5分以内に調理を行いピザ等の商品を広範囲エリアに届けることが可能なシステム
【請求項2】
本システムと連動し食品が移動時は10℃以下での温度管理を行い、調理時には短期間で65℃以上にて調理完了可能となる赤外線電磁波調理機器を備えている請求項1のシステム
【請求項3】
本システムと連動し、ピザ等が利用者の手に渡った時に必ず65℃以上である事を証明するパフォーマンスを可能とする請求項1のシステム
【請求項4】
本システムと連動し、利用者が指定の場所、日時、滅菌処理を依頼する事が可能なプログラムを有している請求項1のシステム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はピザ等のデリバリーシステムにおけるウィルス菌等が死滅する65℃以上を担保した状態にて5分以内に客先にて調理可能な方式
【背景技術】
【0002】
デリバリーシステムにて65℃以上にて利用者の前にて提供するには、保温システム等を65℃以上にすれば簡単に実現するが、調理物に悪影響を与え、長時間移動を伴うデリバリーにて、その温度と味を担保し、維持できているデリバリー方式は存在していない。
また5分以内にその温度へと引き上げる為には高速で立ち上がり、余熱等の必要のない窯が必要とされたがそれも実現されていなかった
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年のウィルス、菌等への対策が全世界的に要求される中、新型コロナウィルス等については70℃以上を5分維持すると存在が確認できない、高温になればなるだけ存在はもっと早く確認できなくなる、電磁波を利用した調理方法は推奨される等の菅原博士のレポートが存在する(参考1)
本発明はその手法を現実的に確立したものである。
【0004】
本発明はお客様の元で調理するという従来からある方法ではあるが、デリバリーを行う際に「発電機」の立ち上げやガスによる窯の準備等、到着後5分以内にお客様に届ける為の工夫がされていなかった。本発明は赤外線電磁波照射装置の開発、電化システムの開発、焼成時間プログラム等で到着後最速5分でお客様にピザを提供可能とした。
【0005】
二酸化炭素の発生を抑え、且地震等で被災地支援等を行う場合、また体育館等にて被災者支援を行う場合のデリバリーカーは一切の二酸化炭素の排出は許されない。また車輛のエンジンを切った状態での調理が可能であり、近くに電源がない状態でのピザ等の高温調理を可能とした。
【0006】
道路交通法上の停車、つまり5分以内の荷物の積み下ろし、並びに車をすぐに移動可能な状態であることが要求されます。本要件をピザ1枚という条件下において実現可能とした。(駐車禁止場所において5分以内営業が可能)
【0007】
利用者が現在までウィルス等が存在しない安心な調理を求めたいと考えた際、それらの調理方法を要求する事ができるプログラムにより、滅菌調理の依頼を可能とした。
【0008】
本発明はこれらの問題点を解決し、一切の二酸化炭素等排出せず短期間に、博士たちにより証明された電磁波調理方法を確立したものである
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、軽量な耐熱、遮熱効果のある耐熱素材内面に反射板効果と蓄熱効果の高いアルミ等コーティングを行い、2.5μm~3.0μmのピーク波長を持つ特殊な赤外線電磁波発生装置を組み込むことにより、赤外線電磁波により3秒で黒体温度800℃付近に引き上げる事で電磁波調理を実現した。
【0010】
調理プログラムにより、規定のピザ生地内部が65℃以上にて調理されるよう調理プログラムを開発し、全てのピザに適応可能とした。(調理時ピザ表面温度250℃)
【0011】
エネルギーとしてはオール電化システムを採用し、太陽光風力等の自然エネルギーや、走行時の発電等も蓄電する事が可能なエネルギーを利用する事で災害時などでの活動も可能となった
【0012】
不特定多数の利用者が任意で本システムの利用が可能なよう通常デリバリーシステムとは別のコマンドを用意し、滅菌デリバリーも任意で選択可能としたサイトを構築。
【発明の効果】
【0013】
上述のように構成する事により、今まで不可能であったデリバリー利用者の手に65℃以上の出来立てピザを到着後最速5分以内に届けることが可能なシステムとなった。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】弊社が既に実現した車両を元に説明。本発明の実施形態における赤外線照射機能付きオーブン、オール電化キッチン等全てを図として表している
【発明を実施する為の形態】
【0015】
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用効果を示して簡単に説明する。
例えば従来のデリバリーシステムは保温等を考慮したエリアを絞った形での店舗の営業形態。しかし、弊社発明の方式であるならば、自宅先で焼成し、お届けする事が可能であり、尚且つウィルスや菌などの入る余地のないオペレーションを実現している。既存の固定型キッチンカーのように様々な店舗を営業する為の準備行為(電源の確保や発電機、ガス窯の温度上昇を待つ等の到着後5分以内に届ける為の工夫は現在の日本では弊社以外実現されていない)なしでの営業も弊社以外実現できていない。
【0016】
本発明は、利用者が任意に本システムを発注するサイト予熱なしで調理可能な赤外線電磁波発生調理機、オール電化電源装置、移動時の温度管理装置、車輛の5つの装置、システムを組み合わせることにより実現可能としている。
【0017】
サイトにより利用者が滅菌処理配送デリバリーを要求車輛は指定された日、時間にその指定された場所に向かう到着後すぐに滅菌処理されたピザの焼成、お届けという流れとなる
【産業上の利用可能性】
【0018】
災害時の緊急避難所などでも活動可能。冬季、電気の来ていない場所、台風等による停電時などでも一定量の温かい安全度の高いピザを安定供給可能。
またウィルス等の汚染が非常に疑われる地区での食料提供時において、手元までは間違いなく菌は存在しないことが説明できるので、臨時の救急医療スタッフへの食糧デリバリー等に期待される。
図1