(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089392
(43)【公開日】2022-06-16
(54)【発明の名称】通電制御装置及び通電制御システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/06 20120101AFI20220609BHJP
G06F 21/44 20130101ALI20220609BHJP
H02J 3/00 20060101ALI20220609BHJP
H02J 3/14 20060101ALI20220609BHJP
G06Q 20/40 20120101ALI20220609BHJP
G16Y 10/35 20200101ALI20220609BHJP
【FI】
G06Q50/06
G06F21/44
H02J3/00 180
H02J3/14 160
G06Q20/40 300
G16Y10/35
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020201761
(22)【出願日】2020-12-04
(71)【出願人】
【識別番号】000003687
【氏名又は名称】東京電力ホールディングス株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】520478828
【氏名又は名称】リンクトラスト・ペイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【弁理士】
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(74)【代理人】
【識別番号】100220582
【弁理士】
【氏名又は名称】秋元 達也
(72)【発明者】
【氏名】林 挺然
【テーマコード(参考)】
5G066
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5G066AB03
5G066AE09
5L049CC06
5L055AA72
(57)【要約】
【課題】簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領する。
【解決手段】通電制御装置1は、電源200から電力が入力される電力入力部11と、電力を出力する電力出力部12と、電力を出力させるか否かを制御する通電制御部15と、出力される電力に関する電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末400に提供する決済情報提供部10と、提供された決済情報に基づく電気料金の決済に関する処理が実行されたことを確認するためのワンタイムパスワードの入力を受け付けるパスワード受付部16と、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードの正誤を判定する正誤判定部18と、を備えている。通電制御部15は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部18により正と判定された場合に、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを許可する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源から電力が入力される電力入力部と、
前記電力入力部に入力された電力を出力する電力出力部と、
前記電力入力部に入力された電力を前記電力出力部から出力させるか否かを制御する通電制御部と、
前記電力出力部から出力される電力に関する電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末に提供する決済情報提供部と、
前記ユーザ端末に提供された前記決済情報に基づく前記電気料金の決済に関する処理が実行されたことを確認するためのワンタイムパスワードの入力を受け付けるパスワード受付部と、
前記パスワード受付部により受け付けられた前記ワンタイムパスワードの正誤を判定する正誤判定部と、を備え、
前記通電制御部は、前記パスワード受付部により受け付けられた前記ワンタイムパスワードが前記正誤判定部により正と判定された場合に、前記電力入力部に入力された電力を前記電力出力部から出力させることを許可する、通電制御装置。
【請求項2】
前記通電制御部は、前記パスワード受付部により受け付けられた前記ワンタイムパスワードが前記正誤判定部により誤と判定された場合、及び、前記パスワード受付部により前記ワンタイムパスワードが受け付けられていない場合に、前記電力入力部に入力された電力を前記電力出力部から出力させることを禁止する、請求項1に記載の通電制御装置。
【請求項3】
ユーザの操作により情報を入力される情報入力部を備え、
前記パスワード受付部は、前記ユーザの操作により前記情報入力部に入力された前記ワンタイムパスワードの入力を受け付ける、請求項1又は2に記載の通電制御装置。
【請求項4】
前記ワンタイムパスワードは、当該通電制御装置を特定する特定番号、及び、時刻情報を含む情報に基づいて生成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の通電制御装置。
【請求項5】
前記決済情報提供部は、
二次元コードであり、
前記二次元コードをスキャン可能な前記ユーザ端末によりスキャンされることによって、前記二次元コードとして書き込まれた前記決済情報を前記ユーザ端末に提供する、請求項1~4のいずれか一項に記載の通電制御装置。
【請求項6】
前記決済情報提供部は、静的二次元コードである、請求項5に記載の通電制御装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の通電制御装置と、
前記ユーザ端末と通信可能な処理サーバと、を具備し、
前記処理サーバは、
前記決済情報提供部により前記ユーザ端末に提供された前記決済情報を前記ユーザ端末から受信する決済情報受信部と、
前記決済情報受信部により受信された前記決済情報に基づいて前記電気料金の決済に関する処理を実行する決済処理実行部と、
前記決済処理実行部により前記電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機として前記ワンタイムパスワードを生成するパスワード生成部と、
前記パスワード生成部により生成された前記ワンタイムパスワードを前記ユーザ端末に送信するパスワード送信部と、を備える、通電制御システム。
【請求項8】
前記処理サーバは、前記ワンタイムパスワードの生成及び送信に関して第1モード及び第2モードを少なくとも含む複数のモードからいずれかのモードを選択するモード選択部を備え、
前記第1モードは、前記電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機として前記パスワード生成部により前記ワンタイムパスワードを生成し、生成された前記ワンタイムパスワードを前記パスワード送信部により前記ユーザ端末に送信するモードであり、
前記第2モードは、前記電気料金の決済に関する処理が実行されたか否かにかかわらず前記パスワード生成部により前記ワンタイムパスワードを生成し、生成された前記ワンタイムパスワードを前記パスワード送信部により前記ユーザ端末に送信するモードである、請求項7に記載の通電制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通電制御装置及び通電制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
予め設定された条件に応じて、電源から入力された電力の出力を許可又は禁止する装置が知られている。例えば特許文献1には、人感センサを備える壁用コンセントが開示されている。この壁用コンセントによれば、人感センサが人を感知すると電力の出力が開始され、人を感知しなくなってから所定時間が経過すると電力の出力が停止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したような装置では、例えばケーブルを介して機器を接続することで誰でも電力を使用することができてしまうため、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができない場合がある。一方で、電力の使用者から電気料金を適切に受領しようとすると、例えばクレジットカードやプリペイドカードの読み取り装置を設置するといった大掛かりな設備構成が必要となってしまう。
【0005】
そこで、本開示に係る通電制御装置及び通電制御システムは、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る通電制御装置(1)は、電源(200)から電力が入力される電力入力部(11)と、電力入力部(11)に入力された電力を出力する電力出力部(12)と、電力入力部(11)に入力された電力を電力出力部(12)から出力させるか否かを制御する通電制御部(15)と、電力出力部(12)から出力される電力に関する電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末(400)に提供する決済情報提供部(10)と、ユーザ端末(400)に提供された決済情報に基づく電気料金の決済に関する処理が実行されたことを確認するためのワンタイムパスワードの入力を受け付けるパスワード受付部(16)と、パスワード受付部(16)により受け付けられたワンタイムパスワードの正誤を判定する正誤判定部(18)と、を備え、通電制御部(15)は、パスワード受付部(16)により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部(18)により正と判定された場合に、電力入力部(11)に入力された電力を電力出力部(12)から出力させることを許可する。
【0007】
この通電制御装置(1)によれば、電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末(400)に提供することで、ユーザは電気料金の決済に関する処理を実行可能となる。そして、電気料金の決済に関する処理が実行されたことがワンタイムパスワードにより確認される。すなわち、ワンタイムパスワードが正と判定された場合、電気料金が適切に受領されたことが確認される。この場合、電源(200)から入力された電力を出力させることが許可されるため、ユーザは電力を使用可能となる。したがって、この通電制御装置(1)は、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【0008】
本開示の一態様に係る通電制御装置(1)では、通電制御部(15)は、パスワード受付部(16)により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部(18)により誤と判定された場合、及び、パスワード受付部(16)によりワンタイムパスワードが受け付けられていない場合に、電力入力部(11)に入力された電力を電力出力部(12)から出力させることを禁止してもよい。これによれば、電気料金が適切に受領されたことが確認されない場合、電源(200)から入力された電力を出力させることが禁止されるため、ユーザは電力を使用することができない。したがって、この通電制御装置(1)は、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【0009】
本開示の一態様に係る通電制御装置(1)は、ユーザの操作により情報を入力される情報入力部(14)を備え、パスワード受付部(16)は、ユーザの操作により情報入力部(14)に入力されたワンタイムパスワードの入力を受け付けてもよい。これによれば、ワンタイムパスワードを入力するためのインターフェイスを当該通電制御装置(1)と一体化することができるため、通電制御装置(1)を簡便な構成とすることが可能となる。
【0010】
本開示の一態様に係る通電制御装置(1)では、ワンタイムパスワードは、当該通電制御装置(1)を特定する特定番号、及び、時刻情報を含む情報に基づいて生成されてもよい。これによれば、ワンタイムパスワードを用いたユーザの認証を好適に実現することが可能となる。
【0011】
本開示の一態様に係る通電制御装置(1)では、決済情報提供部(10)は、二次元コードであり、二次元コードをスキャン可能なユーザ端末(400)によりスキャンされることによって、二次元コードとして書き込まれた決済情報をユーザ端末(400)に提供してもよい。これによれば、二次元コードを当該通電制御装置(1)に表示するだけで電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末(400)に提供し得る状態となるため、通電制御装置(1)を簡便な構成とすることが可能となる。
【0012】
本開示の一態様に係る通電制御装置(1)では、決済情報提供部(10)は、静的二次元コードであってもよい。これによれば、静的二次元コードを当該通電制御装置(1)に予め表示しておくだけで電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末(400)に提供し得る状態となるため、通電制御装置(1)を一層簡便な構成とすることが可能となる。
【0013】
本開示の一態様に係る通電制御システム(100)は、上述した通電制御装置(1)と、ユーザ端末(400)と通信可能な処理サーバ(2)と、を具備し、処理サーバ(2)は、決済情報提供部(10)によりユーザ端末(400)に提供された決済情報をユーザ端末(400)から受信する決済情報受信部(20)と、決済情報受信部(20)により受信された決済情報に基づいて電気料金の決済に関する処理を実行する決済処理実行部(21)と、決済処理実行部(21)により電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてワンタイムパスワードを生成するパスワード生成部(22)と、パスワード生成部(22)により生成されたワンタイムパスワードをユーザ端末(400)に送信するパスワード送信部(23)と、を備えている。
【0014】
この通電制御システム(100)によれば、電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末(400)に提供することで、ユーザは電気料金の決済に関する処理を実行可能となる。具体的には、ユーザ端末(400)は提供された決済情報を処理サーバ(2)に送信し、処理サーバ(2)は受信した決済情報に基づいて電気料金の決済に関する処理を実行する。そして、電気料金の決済に関する処理が実行されたことがワンタイムパスワードにより確認される。すなわち、ワンタイムパスワードが正と判定された場合、電気料金が適切に受領されたことが確認される。この場合、電源(200)から入力された電力を出力させることが許可されるため、ユーザは電力を使用可能となる。したがって、この通電制御システム(100)は、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【0015】
本開示の一態様に係る通電制御システム(100)では、処理サーバ(2)は、ワンタイムパスワードの生成及び送信に関して第1モード及び第2モードを少なくとも含む複数のモードからいずれかのモードを選択するモード選択部(24)を備え、第1モードは、電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてパスワード生成部(22)によりワンタイムパスワードを生成し、生成されたワンタイムパスワードをパスワード送信部(23)によりユーザ端末(400)に送信するモードであり、第2モードは、電気料金の決済に関する処理が実行されたか否かにかかわらずパスワード生成部(22)によりワンタイムパスワードを生成し、生成されたワンタイムパスワードをパスワード送信部(23)によりユーザ端末(400)に送信するモードであってもよい。これによれば、通常時は処理サーバ(2)において第1モードを選択することで電力の使用者から電気料金を適切に受領する一方で、必要に応じて使用者に電力を無償で提供することが可能になる。したがって、一例として、災害時には使用者に電力を無償で提供するといった公益性の高い運用も可能になる。
【0016】
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本開示の一例として示したものであって、本開示を実施形態の態様に限定するものではない。
【発明の効果】
【0017】
このように、本開示に係る通電制御システム及び通電制御システムは、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】
図1は、本実施形態に係る通電制御システムを示すブロック図である。
【
図2】
図2は、通電制御装置の外観を示す斜視図である。
【
図3】
図3は、決済情報提供部としての二次元コードの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、通電制御システムを用いた通電制御処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して例示的な実施形態について説明する。なお、各図における同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0020】
[通電制御システムの構成]
図1は、本実施形態に係る通電制御システム100を示すブロック図である。
図2は、通電制御装置1の外観を示す斜視図である。
図3は、決済情報提供部10としての二次元コードの一例を示す図である。
図1~
図3に示される通電制御システム100は、使用者から電気料金を受領して電力を提供するシステムである。通電制御システム100は、通電制御装置1及び処理サーバ2を具備している。通電制御システム100においては、ユーザは、電気料金の決済に関する処理を実行することで付与されるワンタイムパスワードを通電制御装置1に入力することで、電力の提供を受けることが可能となる。
【0021】
通電制御装置1は、電源200から電力を入力されるとともに外部機器300に電力を出力する機器であり、例えば電源タップ状の機器として構成されている。通電制御装置1は、決済情報提供部10、電力入力部11、電力出力部12、通電断接部13、情報入力部14、及びコントローラCを備えている。
【0022】
決済情報提供部10は、決済情報をユーザ端末400に提供する。具体的には、決済情報提供部10は、二次元コードであり、二次元コードをスキャン可能なユーザ端末400によりスキャンされることによって、二次元コードとして書き込まれた決済情報をユーザ端末400に提供する。決済情報提供部10は、静的二次元コードであってもよく、この場合、例えば印刷された二次元コードが予め通電制御装置1に表示されていてもよい。なお、二次元コードは、QRコード(登録商標)であってもよい。
【0023】
「決済情報」とは、後述する電力出力部12から出力される電力に関する電気料金の決済のための情報であり、例えば通電制御装置1を特定する特定番号の情報を含んでいてもよい。また、決済情報は、ユーザ端末400が処理サーバ2にアクセスするための情報を含んでいてもよく、電気料金の金額の情報を含んでいてもよい。
【0024】
電力入力部11は、電源200から電力が入力される構造体である。電力入力部11は、例えば、商用電源又はバッテリ等の電源200から電力が供給されているコンセントに挿入されるプラグであってもよい。この場合、プラグとしての電力入力部11は、ケーブルを介して通電制御装置1の本体部と電気的に接続されていてもよい。
【0025】
電力出力部12は、電力入力部11に入力された電力を出力する構造体である。電力出力部12は、例えば、外部機器300に接続されて電力を供給する電源端子であってもよい。この場合、電源端子としての電力出力部12は、ケーブルを介して通電制御装置1の本体部と電気的に接続されていてもよい。電源端子は、所定の規格に準拠した電源コネクタであってもよい。
【0026】
通電断接部13は、通電制御装置1において電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力するか否かを切り換える機構である。換言すると、通電断接部13は、通電制御装置1による通電を断接する。通電断接部13は、例えばリレーであってもよい。通電断接部13は、後述するコントローラCによって、通電の断接を制御される。
【0027】
情報入力部14は、ユーザの操作により情報を入力されるインターフェイスである。情報入力部14は、ここでは複数の物理的なボタンが例示されているが、タッチパネルに表示されたボタン(ソフトウェアキー)であってもよく、ダイアル等であってもよい。情報入力部14により入力される情報は、例えば後述するように処理サーバ2からユーザ端末400に送信されるワンタイムパスワードであってもよい。
【0028】
コントローラCは、通電制御装置1の動作を制御する制御演算装置である。コントローラCは、情報入力部14に入力された情報に基づいて、通電制御装置1による通電の断接を制御する。コントローラCは、機能的な構成として、通電制御部15、パスワード受付部16、計時部17、及び正誤判定部18を備えている。
【0029】
通電制御部15は、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させるか否かを制御する。具体的には、通電制御部15は、後述するようにパスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部18により正と判定された場合に、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを許可する(すなわち、通電制御装置1により電力を供給するように、通電断接部13を制御する。)。
【0030】
一方、通電制御部15は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部18により誤と判定された場合に、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを禁止する(すなわち、通電制御装置1により電力を供給しないように、通電断接部13を制御する。)。また、通電制御部15は、そもそもパスワード受付部16によりワンタイムパスワードが受け付けられていない場合に、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを禁止する。つまり、通電制御部15は、通常時には電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを禁止しており、正しいワンタイムパスワードが通電制御装置1に入力されたときに、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを許可する。
【0031】
パスワード受付部16は、ユーザ端末400に提供された決済情報に基づく電気料金の決済に関する処理が実行されたことを確認するためのワンタイムパスワードの入力を受け付ける。具体的には、パスワード受付部16は、ユーザの操作により情報入力部14に入力されたワンタイムパスワードの入力を受け付ける。この際、ユーザは、電気料金の決済に関する処理を実行することでユーザ端末400に送信されるワンタイムパスワードを情報入力部14から入力する。
【0032】
計時部17は、時刻情報を取得する。「時刻情報」とは、現在時刻に関する情報である。時刻情報は、現在時刻そのものを特定する情報であってもよく、現在時刻を基準とした所定期間を特定する情報であってもよい。
【0033】
正誤判定部18は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードの正誤を判定する。後述するように、ワンタイムパスワードは、処理サーバ2において、通電制御装置1を特定する特定番号、及び、時刻情報を含む情報に基づいて生成される。同様に、正誤判定部18は、通電制御装置1を特定する特定番号、及び、計時部17により取得される時刻情報を含む情報に基づいて正しいワンタイムパスワードを生成する。そして、正誤判定部18は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードを、生成した正しいワンタイムパスワードと比較し、その正誤を判定する。正誤判定部18は、判定結果を通電制御部15に出力する。
【0034】
処理サーバ2は、ユーザ端末400及び決済サーバ500と通信可能なサーバ(コンピュータ)として構成されている。処理サーバ2は、ユーザ端末400から受信した情報に基づき決済サーバ500と協働して電気料金の決済に関する処理を実行する。処理サーバ2は、物理的な構成として、制御演算装置、記憶装置、及び入出力装置を備えている。制御演算装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のコントローラにより構成されており、演算処理を実行するとともに記憶装置及び入出力装置の制御を行う。記憶装置は、例えば主記憶装置及び補助記憶装置を有している。主記憶装置は、例えばRAM(Random Access Memory)により構成されている。また、補助記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)により構成されている。入出力装置は、例えば外部からデータを入力されて記憶装置に送信する入力装置、及び、例えば制御演算部により演算されて記憶装置に記憶された演算結果を外部に出力する出力装置を有している。
【0035】
処理サーバ2は、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMに読み込み、RAMに読み込まれたプログラムをCPUにより実行することにより、所定の処理を実行する。なお、処理サーバ2は、コンピュータとして構成されていればよく、上述した構成とは異なる構成を備えていてもよい。
【0036】
処理サーバ2のコントローラは、機能的な構成として、決済情報受信部20、決済処理実行部21、パスワード生成部22、パスワード送信部23、及びモード選択部24を備えている。
【0037】
決済情報受信部20は、決済情報提供部10によりユーザ端末400に提供された決済情報をユーザ端末400から受信する。例えば、ユーザ端末400が決済情報提供部10から決済情報を取得するとともに処理サーバ2にアクセスし、決済情報を処理サーバ2の決済情報受信部20に送信することによって、決済情報受信部20は決済情報をユーザ端末400から受信してもよい。
【0038】
決済処理実行部21は、決済情報受信部20により受信された決済情報に基づいて電気料金の決済に関する処理を実行する。この際、決済処理実行部21は、決済サーバ500と協働して、電気料金の決済に関する処理を実行する。
【0039】
パスワード生成部22は、決済処理実行部21により電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてワンタイムパスワードを生成する。パスワード生成部22は、決済情報に係る通電制御装置1を特定する特定番号、及び、処理サーバ2において取得される時刻情報を含む情報に基づいて、ワンタイムパスワードを生成する。なお、処理サーバ2において取得される時刻情報は、通電制御装置1の計時部17において取得される時刻情報と略同時刻を示す情報である。パスワード生成部22は、上述した特定情報及び時刻情報に加えて、別途の情報にも基づいてワンタイムパスワードを生成してもよい。この場合、当該別途の情報は、通電制御装置1の正誤判定部18においても取得可能な情報とされる。
【0040】
パスワード送信部23は、パスワード生成部22により生成されたワンタイムパスワードをユーザ端末400に送信する。パスワード送信部23からユーザ端末400に送信されたワンタイムパスワードは、例えばユーザ端末400のディスプレイに表示される。
【0041】
モード選択部24は、ワンタイムパスワードの生成及び送信に関して第1モード及び第2モードを少なくとも含む複数のモードからいずれかのモードを選択する。ここでは、モード選択部24は、第1モード及び第2モードの2つのモードからいずれかのモードを選択するものとする。モード選択部24は、例えば処理サーバ2の管理者による設定内容に応じて、モードを選択してもよい。
【0042】
第1モードは、電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてパスワード生成部22によりワンタイムパスワードを生成し、生成されたワンタイムパスワードをパスワード送信部23によりユーザ端末400に送信するモードである。つまり、第1モードは、電力をユーザ(電力の使用者)に有償で提供するモードである。一方、第2モードは、電気料金の決済に関する処理が実行されたか否かにかかわらずパスワード生成部22によりワンタイムパスワードを生成し、生成されたワンタイムパスワードをパスワード送信部23によりユーザ端末400に送信するモードである。つまり、第2モードは、電力をユーザ(電力の使用者)に無償で提供するモードである。
【0043】
ユーザ端末400は、少なくとも決済情報提供部10としての二次元コードを読み取り可能に構成され、別の機器との間で例えばネットワークを介して通信可能な機器であればよい。具体的には、ユーザ端末400は、例えばスマートフォン又はタブレット等の携帯端末であってもよく、ここではユーザ端末400としてスマートフォンが例示される。ユーザ端末400は、必ずしもユーザの所有物でなくてもよく、例えばユーザが一時的に利用している端末であってもよい。また、ユーザが自ら使用しなくてもよく、ユーザ以外の他人がユーザのために使用していてもよい。
【0044】
ユーザ端末400は、処理サーバ2との間で通信可能な端末である。ユーザ端末400は、物理的な構成として、制御演算装置、記憶装置、及び入出力装置を備えている。制御演算装置は、例えばCPU等のコントローラにより構成されており、演算処理を実行するとともに記憶装置及び入出力装置の制御を行う。記憶装置は、例えば主記憶装置及び補助記憶装置を有している。主記憶装置は、例えばRAMにより構成されている。また、補助記憶装置は、例えばROMにより構成されている。入出力装置は、例えば外部からデータを入力されて記憶装置に送信するカメラ等の入力装置、及び、例えば制御演算部により演算されて記憶装置に記憶された演算結果を外部に出力するディスプレイ等の出力装置を有している。ユーザ端末400は、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMに読み込み、RAMに読み込まれたプログラムをCPUにより実行することにより、所定の処理を実行する。
【0045】
決済サーバ500は、処理サーバ2との間で通信可能なサーバ(コンピュータ)である。決済サーバ500は、例えば予め登録されたクレジットカード情報等に基づいてキャッシュレス決済を実行する。決済サーバ500は、このような決済を実行する業者によって管理されるサーバであってもよい。
【0046】
[通電制御処理]
通電制御システム100により実行される通電制御処理について説明する。
図4は、通電制御システム100を用いた通電制御処理を示すフローチャートである。
図4のフローチャートは、例えば通電制御装置1の電力入力部11が電源200に接続されることによって開始される。
【0047】
図4のステップS10において、処理サーバ2のモード選択部24は、選択しているモードが第1モードであるか否かを判定する。モード選択部24により選択されているモードが第1モードであると判定された場合(ステップS10:YES)、通電制御処理はステップS12に移行する。一方、モード選択部24により選択されているモードが第1モードであると判定されない場合(ステップS10:NO)、通電制御処理はステップS28に移行する。なお、ここでは、モード選択部24は第1モード及び第2モードの2つのモードからいずれかのモードを選択するものとしている。したがって、ここでは、モード選択部24により選択されているモードが第1モードであると判定されない場合とは、モード選択部24により選択されているモードが第2モードであると判定された場合を意味している。
【0048】
ステップS12において、通電制御装置1の通電制御部15は、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを禁止する。具体的には、通電制御部15は、通電断接部13を制御して、通電制御装置1が電力を出力しないようにする。その後、通電制御処理はステップS14に移行する。
【0049】
ステップS14において、通電制御装置1の決済情報提供部10は、当該決済情報提供部10としての二次元コードをユーザ端末400によりスキャンされることによって、二次元コードとして書き込まれた決済情報をユーザ端末400に提供する。その後、通電制御処理はステップS16に移行する。
【0050】
ステップS16において、処理サーバ2の決済情報受信部20は、決済情報提供部10によりユーザ端末400に提供された決済情報をユーザ端末400から受信する。例えば、ユーザ端末400が決済情報提供部10から決済情報を取得するとともに処理サーバ2にアクセスし、決済情報を処理サーバ2の決済情報受信部20に送信する。その後、通電制御処理はステップS18に移行する。
【0051】
ステップS18において、処理サーバ2の決済処理実行部21は、決済情報受信部20により受信された決済情報に基づいて電気料金の決済に関する処理を実行する。この際、決済処理実行部21は、決済サーバ500と協働して、電気料金の決済に関する処理を実行する。その後、通電制御処理はステップS20に移行する。
【0052】
ステップS20において、処理サーバ2のパスワード生成部22は、決済処理実行部21により電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてワンタイムパスワードを生成する。パスワード生成部22は、決済情報に係る通電制御装置1を特定する特定番号、及び、処理サーバ2において取得される時刻情報を含む情報に基づいて、ワンタイムパスワードを生成する。その後、通電制御処理はステップS22に移行する。
【0053】
ステップS22において、処理サーバ2のパスワード送信部23は、パスワード生成部22により生成されたワンタイムパスワードをユーザ端末400に送信する。パスワード送信部23からユーザ端末400に送信されたワンタイムパスワードは、例えばユーザ端末400のディスプレイに表示される。その後、通電制御処理はステップS24に移行する。
【0054】
ステップS24において、通電制御装置1のパスワード受付部16は、ユーザの操作により情報入力部14に入力されたワンタイムパスワードの入力を受け付ける。この際、ユーザは、ユーザ端末400のディスプレイに表示されたワンタイムパスワードを情報入力部14から入力する。その後、通電制御処理はステップS26に移行する。
【0055】
ステップS26において、通電制御装置1の正誤判定部18は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードが正であるか否かを判定する。具体的には、正誤判定部18は、通電制御装置1を特定する特定番号、及び、計時部17により取得される時刻情報を含む情報に基づいて正しいワンタイムパスワードを生成する。そして、正誤判定部18は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードを、生成した正しいワンタイムパスワードと比較し、その正誤を判定する。正誤判定部18は、判定結果を通電制御部15に出力する。正誤判定部18の判定結果が正である場合(ステップS26:YES)、通電制御処理はステップS28に移行する。一方、正誤判定部18の判定結果が誤である場合(ステップS26:NO)、通電制御処理はステップS30に移行する。
【0056】
ステップS28において、通電制御装置1の通電制御部15は、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを許可する。具体的には、通電制御部15は、通電断接部13を制御して、通電制御装置1が電力を出力するようにする。以上により、今回の通電制御処理が終了する。
【0057】
ステップS30において、ステップS28において、通電制御装置1の通電制御部15は、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを禁止する(すなわち、電力の出力の禁止を維持する。)。具体的には、通電制御部15は、通電断接部13を制御して、通電制御装置1が電力を出力しないようにする。以上により、今回の通電制御処理が終了する。
【0058】
[作用及び効果]
以上説明したように、通電制御装置1は、電源200から電力が入力される電力入力部11と、電力入力部11に入力された電力を出力する電力出力部12と、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させるか否かを制御する通電制御部15と、電力出力部12から出力される電力に関する電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末400に提供する決済情報提供部10と、ユーザ端末400に提供された決済情報に基づく電気料金の決済に関する処理が実行されたことを確認するためのワンタイムパスワードの入力を受け付けるパスワード受付部16と、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードの正誤を判定する正誤判定部18と、を備え、通電制御部15は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部18により正と判定された場合に、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを許可する。
【0059】
通電制御装置1によれば、電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末400に提供することで、ユーザは電気料金の決済に関する処理を実行可能となる。そして、電気料金の決済に関する処理が実行されたことがワンタイムパスワードにより確認される。すなわち、ワンタイムパスワードが正と判定された場合、電気料金が適切に受領されたことが確認される。この場合、電源200から入力された電力を出力させることが許可されるため、ユーザは電力を使用可能となる。したがって、この通電制御装置1は、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【0060】
通電制御装置1では、通電制御部15は、パスワード受付部16により受け付けられたワンタイムパスワードが正誤判定部18により誤と判定された場合、及び、パスワード受付部16によりワンタイムパスワードが受け付けられていない場合に、電力入力部11に入力された電力を電力出力部12から出力させることを禁止する。これによれば、電気料金が適切に受領されたことが確認されない場合、電源200から入力された電力を出力させることが禁止されるため、ユーザは電力を使用することができない。したがって、この通電制御装置1は、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【0061】
通電制御装置1は、ユーザの操作により情報を入力される情報入力部14を備え、パスワード受付部16は、ユーザの操作により情報入力部14に入力されたワンタイムパスワードの入力を受け付ける。これによれば、ワンタイムパスワードを入力するためのインターフェイスを当該通電制御装置1と一体化することができるため、通電制御装置1を簡便な構成とすることが可能となる。
【0062】
通電制御装置1では、ワンタイムパスワードは、当該通電制御装置1を特定する特定番号、及び、時刻情報を含む情報に基づいて生成される。これによれば、ワンタイムパスワードを用いたユーザの認証を好適に実現することが可能となる。
【0063】
通電制御装置1では、決済情報提供部10は、二次元コードであり、二次元コードをスキャン可能なユーザ端末400によりスキャンされることによって、二次元コードとして書き込まれた決済情報をユーザ端末400に提供する。これによれば、二次元コードを当該通電制御装置1に表示するだけで電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末400に提供し得る状態となるため、通電制御装置1を簡便な構成とすることが可能となる。
【0064】
通電制御装置1では、決済情報提供部10は、静的二次元コードである。これによれば、静的二次元コードを当該通電制御装置1に予め表示しておくだけで電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末400に提供し得る状態となるため、通電制御装置1を一層簡便な構成とすることが可能となる。
【0065】
通電制御システム100は、上述した通電制御装置1と、ユーザ端末400と通信可能な処理サーバ2と、を具備し、処理サーバ2は、決済情報提供部10によりユーザ端末400に提供された決済情報をユーザ端末400から受信する決済情報受信部20と、決済情報受信部20により受信された決済情報に基づいて電気料金の決済に関する処理を実行する決済処理実行部21と、決済処理実行部21により電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてワンタイムパスワードを生成するパスワード生成部22と、パスワード生成部22により生成されたワンタイムパスワードをユーザ端末400に送信するパスワード送信部23と、を備えている。
【0066】
通電制御システム100によれば、電気料金の決済のための決済情報をユーザ端末400に提供することで、ユーザは電気料金の決済に関する処理を実行可能となる。具体的には、ユーザ端末400は提供された決済情報を処理サーバ2に送信し、処理サーバ2は受信した決済情報に基づいて電気料金の決済に関する処理を実行する。そして、電気料金の決済に関する処理が実行されたことがワンタイムパスワードにより確認される。すなわち、ワンタイムパスワードが正と判定された場合、電気料金が適切に受領されたことが確認される。この場合、電源200から入力された電力を出力させることが許可されるため、ユーザは電力を使用可能となる。したがって、この通電制御システム100は、簡便な構成により、電力の使用者から電気料金を適切に受領することができる。
【0067】
通電制御システム100では、処理サーバ2は、ワンタイムパスワードの生成及び送信に関して第1モード及び第2モードを少なくとも含む複数のモードからいずれかのモードを選択するモード選択部24を備え、第1モードは、電気料金の決済に関する処理が実行されたことを契機としてパスワード生成部22によりワンタイムパスワードを生成し、生成されたワンタイムパスワードをパスワード送信部23によりユーザ端末400に送信するモードであり、第2モードは、電気料金の決済に関する処理が実行されたか否かにかかわらずパスワード生成部22によりワンタイムパスワードを生成し、生成されたワンタイムパスワードをパスワード送信部23によりユーザ端末400に送信するモードである。これによれば、通常時は処理サーバ2において第1モードを選択することで電力の使用者から電気料金を適切に受領する一方で、必要に応じて使用者に電力を無償で提供することが可能になる。したがって、一例として、災害時には使用者に電力を無償で提供するといった公益性の高い運用も可能になる。
【0068】
[変形形態]
上述した実施形態は、当業者の知識に基づいて変更又は改良が施された様々な形態により実施可能である。
【0069】
例えば、上述した実施形態において、決済情報提供部10は、二次元コードである。しかし、決済情報提供部10は、二次元コードに限らず、例えばバーコード等の一次元コードであってもよい。また、上述した実施形態において、決済情報提供部10は、静的二次元コードである。しかし、決済情報提供部10は、静的二次元コードに限らず、動的二次元コードであってもよい。
【符号の説明】
【0070】
1 通電制御装置
2 処理サーバ
10 決済情報提供部
11 電力入力部
12 電力出力部
13 通電断接部
14 情報入力部
15 通電制御部
16 パスワード受付部
17 計時部
18 正誤判定部
20 決済情報受信部
21 決済処理実行部
22 パスワード生成部
23 パスワード送信部
24 モード選択部
100 通電制御システム
200 電源
400 ユーザ端末
C コントローラ