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特開2022-89703画像表示ミラー装置及び画像表示システム
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  • 特開-画像表示ミラー装置及び画像表示システム 図1
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  • 特開-画像表示ミラー装置及び画像表示システム 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089703
(43)【公開日】2022-06-16
(54)【発明の名称】画像表示ミラー装置及び画像表示システム
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20220609BHJP
   A47G 1/00 20060101ALI20220609BHJP
   A47G 1/16 20060101ALN20220609BHJP
【FI】
G09F9/00 359
G09F9/00 351
A47G1/00 Z
A47G1/16 A
A47G1/16 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020202314
(22)【出願日】2020-12-04
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.放送日 2020年11月1日、放送番組 林先生の初耳学、公開者 株式会社毎日放送(証明書1) 2.放送日 2020年9月13日、放送番組 ACROSS THE SKY,DIANA Shoes NEW LOOK、公開者 株式会社J-WAVE(証明書2) 3.掲載日 2020年8月1日、掲載アドレス https://www.fitness-mirror.com/、公開者 株式会社One Third Residence 等(証明書3) 4.発行日 2020年10月28日、刊行物 VOGUE JAPAN 2020年12月号,98頁、公開者 合同会社コンデナスト・ジャパン(証明書4) 5.開催日 2020年9月5日、開催名・開催場所 無料体験会、秋葉原UDX 1階広場、公開者 株式会社One Third Residence 等(証明書5) 6.使用日 2020年10月15日、使用場所 1/3rd Fitness 秋葉原店、公開者 株式会社One Third Residence 等(証明書6) 7.販売日 2020年10月1日、販売場所 ビックカメラ 有楽町店 等(証明書7)公開者 株式会社One Third Residence 等
(71)【出願人】
【識別番号】520238901
【氏名又は名称】株式会社C.M.Phoenix
(74)【代理人】
【識別番号】100087398
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 勝文
(74)【代理人】
【識別番号】100128783
【弁理士】
【氏名又は名称】井出 真
(74)【代理人】
【識別番号】100128473
【弁理士】
【氏名又は名称】須澤 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100160886
【弁理士】
【氏名又は名称】久松 洋輔
(72)【発明者】
【氏名】蘇 乾聞
【テーマコード(参考)】
3B111
5G435
【Fターム(参考)】
3B111AA08
3B111AB06
3B111AD01
3B111BB05
3B111BD01
3B111BD04
3B111BE01
3B111CA03
3B111CC03
3B111CC04
3B111CD01
3B111CD05
5G435AA01
5G435CC09
5G435EE03
5G435EE50
5G435FF03
5G435GG09
5G435LL07
(57)【要約】
【課題】 使用者の像をミラー(14)に映し出しながら、ディスプレイ(12)に表示された画像を使用者に視認させることができる画像表示ミラー装置(1)を提供する。
【解決手段】 画像表示ミラー装置(1)は、画像を表示するディスプレイ(12)と、前面の上部領域においてディスプレイ(12)を収容する装置本体(10)と、装置本体(10)の前面全体を覆うミラー(14)と、を有する。ミラー(14)は、ディスプレイ(12)を覆う表示領域(A1)と、ディスプレイ(12)以外の領域を覆う非表示領域(A2)とを有する。ミラー(14)の反射率及び透過率は、表示領域(A1)及び非表示領域(A2)において同一である。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示するディスプレイと、
前面の上部領域において前記ディスプレイを収容する装置本体と、
前記装置本体の前面全体を覆うミラーと、を有し、
前記ミラーは、前記ディスプレイを覆う表示領域と、前記ディスプレイ以外の領域を覆う非表示領域とを有しており、
前記ミラーの反射率及び透過率は、前記表示領域及び前記非表示領域において同一であることを特徴とする画像表示ミラー装置。
【請求項2】
前記ミラーは、高反射ガラス及び低反射ガラスを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像表示ミラー装置。
【請求項3】
前記ディスプレイの下端は、前記ディスプレイの上端から前記装置本体の下端までの間の中間位置よりも上方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示ミラー装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載の画像表示ミラー装置と、
ネットワークを介して前記画像表示ミラー装置と接続され、前記ディスプレイに表示させる画像を前記画像表示ミラー装置に送信するサーバと、
を有することを特徴とする画像表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を表示させながら、使用者の像をミラーに映し出す画像表示ミラー装置と、この画像表示ミラー装置を備えた画像表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
フィットネスジムやヨガスタジオなどのトレーニングルームにおいて、使用者は、トレーナーの動きに合わせて動くとともに、トレーニングルームに設置された鏡に映し出された使用者自身の像を確認している。一方、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を用いたトレーニングが行われている。具体的には、使用者は、携帯端末に表示されたトレーナーの動きを見ながら、トレーナーと同じように動くことによりトレーニングを行っている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
トレーニングルームでのトレーニングにおいて、使用者は、トレーナーからトレーニングの指導を受けなければならないため、トレーニングルームに出向かなければならない。使用者によっては、トレーニングルームに出向くことが面倒になることがあり、結果として、トレーニングを行わなくなることがある。
【0004】
携帯端末を用いたトレーニングでは、使用者は、携帯端末に表示された内容(トレーナーの動き)を見ながらトレーニングを行うことができるため、トレーニングルームに出向かなくてもよい。すなわち、携帯端末を所持していれば、使用者は、トレーニングルーム以外の場所であってもトレーニングを行うことができる。
【0005】
しかし、携帯端末にトレーナーの動きを表示させただけでは、使用者は自身の動きを確認することができない。携帯端末に加えて、姿見鏡を用意すれば、姿見鏡を介して使用者は自身の動きを確認することができるものの、携帯端末及び姿見鏡を別々に配置することになるため、使用者は、携帯端末の表示内容を確認しながら、姿見鏡に映し出された自身の像を確認することは困難である。
【0006】
また、携帯端末を用いてトレーニングを行う場合には、携帯端末の表示内容を確認できる位置に携帯端末を配置することになるが、一般的に、携帯端末は、使用者の目の位置よりも下方の位置(例えば、床上や机の上)に配置されることが多い。この場合には、携帯端末の表示内容を確認するために使用者の目線が下がることになり、携帯端末をのぞき込むような姿勢でトレーニングを行わなければならない。本来のトレーニングは、直立姿勢で行われるため、携帯端末を用いたトレーニングでは、本来のトレーニング効果を発揮しにくい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明である画像表示ミラー装置(1)は、画像を表示するディスプレイ(12)と、前面の上部領域においてディスプレイ(12)を収容する装置本体(10)と、装置本体(10)の前面全体を覆うミラー(14)と、を有する。ミラー(14)は、ディスプレイ(12)を覆う表示領域(A1)と、ディスプレイ(12)以外の領域を覆う非表示領域(A2)とを有する。ミラー(14)の反射率及び透過率は、表示領域(A1)及び非表示領域(A2)において同一である。
【0008】
ミラー(14)は、高反射ガラス及び低反射ガラスによって構成することができる。ディスプレイ(12)の上端から装置本体(10)の下端までの間の中間位置(Pm)よりも上方にディスプレイ(12)の下端を位置させることができる。
【0009】
本発明である画像表示システム(100)は、本発明である画像表示ミラー装置(1)と、サーバ(2)とを有する。サーバ(2)は、ネットワークを介して画像表示ミラー装置(1)と接続されており、ディスプレイ(12)に表示させる画像を画像表示ミラー装置(1)に送信する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、使用者は、ミラー(14)に映し出された自身の像を見ながら、ディスプレイ(12)に表示された画像を確認することができる。また、ミラー(14)の反射率及び透過率は、表示領域(A1)及び非表示領域(A2)において同一であるため、表示領域(A1)及び非表示領域(A2)において見え方が異なってしまうことを抑制し、使用者に違和感を与えることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】画像表示システムの構成を示す概略図である。
図2】画像表示ミラー装置の前面側を示す斜視図である。
図3】画像表示ミラー装置の背面側を示す斜視図である。
図4】画像表示ミラー装置の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1に示すように、画像表示システム100は、画像表示ミラー装置1及びサーバ2を有しており、画像表示ミラー装置1及びサーバ2は、IP(Internet Protocol)ネットワークなどのネットワークを介して接続されている。サーバ2には、複数の画像データが保存されている。画像表示ミラー装置1において所定情報(画像データの配信を要求する情報)を入力すると、この入力情報がサーバ2に送信される。そして、サーバ2は、受信した入力情報に対応した画像データを特定し、特定した画像データを画像表示ミラー装置1に送信する。これにより、画像表示ミラー装置1には、所望の画像(動画や静止画)が表示される。
【0013】
サーバ2には、ネットワークを介して、撮影システム3を接続することができる。撮影システム3は、インストラクターなどの対象物を撮影し、この撮影情報をサーバ2に送信することができる。サーバ2は、撮影システム3から送信された撮影情報を画像表示ミラー装置1に送信することができる。
【0014】
一方、後述するように、画像表示ミラー装置1にはカメラ11が設けられており、カメラ11によって撮影された撮影情報は、サーバ2を介して、撮影システム3に送信することができる。これにより、撮影システム3に含まれるディスプレイ(不図示)において、画像表示ミラー装置1から送信された撮影情報を表示させることができる。
【0015】
次に、画像表示ミラー装置1の構造について、図2図4を用いて説明する。
【0016】
画像表示ミラー装置1は、装置本体10を有しており、装置本体10の前面には、カメラ11及びディスプレイ12が設けられている。装置本体10の底面には、2つのストッパ13が設けられている。ストッパ13は、画像表示ミラー装置1の設置面(地面等)に対して画像表示ミラー装置1がずれないために用いられる。
【0017】
カメラ11は、画像表示ミラー装置1の使用者を撮影するために用いられる。画像表示ミラー装置1を使用するとき、使用者は、画像表示ミラー装置1の前面(後述するミラー14)と向かい合う位置に立つため、カメラ11は、使用者を撮影することができる。図2から分かるように、カメラ11は、画像表示ミラー装置1の上部(すなわち、ディスプレイ12の上方)に設けられているため、使用者の全体を撮影できるように、カメラ11の光軸は、画像表示ミラー装置1の前面(ミラー14の平面)に対して、下方に向かって傾斜している。
【0018】
装置本体10の前面は、透光特性及び反射特性を有するミラー14によって覆われている。ミラー14は、カメラ11及びディスプレイ12を覆っている。ここで、ミラー14のうち、カメラ11を覆う領域は、透光特性だけを有しており、反射特性を有していない。すなわち、ミラー14は、透光特性だけを備えた領域(カメラ11を覆う領域)と、透光特性及び反射特性の両方を備えた領域(カメラ11を覆わない領域)とに分けられる。
【0019】
ミラー14の反射率は、可視光領域(380nm~780nm)において、65~75%であることが好ましい。また、ミラー14の透過率は、可視光領域(380nm~780nm)において、25~35%であることが好ましい。
【0020】
ミラー14の反射率が低すぎたり、ミラー14の透過率が高すぎたりすると、使用者は、ミラー14を介して使用者自身を視認しにくくなる。また、ミラー14の反射率が高すぎたり、ミラー14の透過率が低すぎたりすると、使用者は、ディスプレイ12に表示された画像を視認しにくくなる。ミラー14の反射率及び透過率を上述した数値範囲にすれば、ミラー14に映し出された使用者像の視認性と、ディスプレイ12に表示された画像の視認性とを両立させることができる。
【0021】
ミラー14は、高反射ガラス及び低反射ガラスを混合することによって形成されている。高反射ガラスとは、表面反射率が65%以上のガラスである。低反射ガラスとは、表面にコーティングが施されたガラスであり、表面反射率が約0.8%のガラスである。高反射ガラスの含有量は、60~70重量%(例えば65重量%)とすることができ、低反射ガラスの含有量は、30~40重量%(例えば35重量%)とすることができる。
【0022】
装置本体10の下部には、装置本体10のフレームによって構成された開口部10aが設けられている。すなわち、開口部10aの位置には、ミラー14が設けられていない。開口部10aの位置にもミラー14を設けることができるが、この場合には、開口部10aの位置において、使用者の足元がミラー14に映し出されるだけである。画像表示ミラー装置1を用いて使用者が運動するとき、使用者が足元を見ることはほとんど無いため、本実施形態では、開口部10aの位置にミラー14を設けずに、開口部10aを形成している。
【0023】
ディスプレイ12は、所定の情報を表示したり、所定の音を発生したりする。所定の情報は、図1を用いて説明したように、サーバ2から画像表示ミラー装置1に送信された情報(画像データを含む)である。なお、サーバ2から受信した情報をディスプレイ12に表示することに限られず、画像表示ミラー装置1の内部に設けられたメモリに情報を記憶しておき、このメモリに記憶された情報をディスプレイ12に表示させてもよい。
【0024】
ディスプレイ12に表示させる情報としては、例えば、使用者が運動するときに模範となる動作を行うインストラクターの動画情報や静止画情報、使用者が操作するための入力情報が挙げられる。
【0025】
インストラクターの画像(動画や静止画)を表示する場合には、インストラクターの全身の画像を表示させることができる。インストラクターの画像は、コンピュータグラフィックスによって生成された画像であってもよいし、人間を撮影した画像であってもよい。インストラクターの画像をディスプレイ12に表示させることにより、使用者は、表示された画像を真似して運動することができる。また、使用者は、ミラー14を介して自身の動きを確認することができる。
【0026】
ディスプレイ12から発生させる所定の音としては、例えば、ディスプレイ12に表示された画像に対応した音や、ディスプレイ12に対する使用者の入力操作に応じた音(いわゆる操作音)が挙げられる。なお、ディスプレイ12から音を発生させずに、装置本体10にスピーカを設けて、このスピーカから音を発生させてもよい。
【0027】
ディスプレイ12に表示させる入力情報としては、例えば、動画の音量、サイズ、再生速度を変更するための情報、動画の再生や停止を行うための情報、動画の表示及び非表示を切り替える情報が挙げられる。
【0028】
入力情報を表示する場合には、ディスプレイ12として、タッチパネルディスプレイを用いることができる。ここで、ディスプレイ12の表面はミラー14で覆われているため、ミラー14の厚みが厚すぎると、ディスプレイ12(タッチパネルディスプレイ)が使用者の入力操作を検出しにくくなる。このため、ミラー14の厚みは、使用者の入力操作に応じて変形可能な厚みとすることが好ましい。
【0029】
図4に示すように、画像表示ミラー装置1の上下方向(図4の上下方向)におけるディスプレイ12の長さ(ディスプレイ12の上端から下端までの長さ)Ldは、ディスプレイ12の上端から装置本体10の下端までの長さLtの半分以下である。すなわち、ディスプレイ12は、長さLtの中間に相当する中間位置Pmよりも上方の領域に配置されている。言い換えれば、ディスプレイ12の下端は、中間位置Pmよりも上方に位置している。
【0030】
このようにディスプレイ12を配置することにより、使用者の目の高さ位置において画像を表示しやすくなり、使用者は、正面を向いたままの状態(言い換えれば、直立姿勢の状態)において、ディスプレイ12に表示された画像全体を確認することができる。
【0031】
装置本体10の前面全体にディスプレイ12を配置することが考えられるが、ディスプレイ12の全体にインストラクターの全身の画像を表示させる場合には、装置本体10の前面全体にインストラクターの全身の画像が表示されることになる。ここで、使用者が画像表示ミラー装置1に近づいた位置で運動を行う場合には、インストラクターの全身の動作を確認するために、ディスプレイ12の上下に視線を移動させなければならず、不便である。一方、使用者が画像表示ミラー装置1から離れた位置まで移動すれば、視線を大きく移動させることなく、ディスプレイ12に表示されたインストラクターの全身の画像を確認することができるが、画像表示ミラー装置1から離れた分だけ、ミラー14に映し出された使用者自身の像を確認しにくくなる。
【0032】
本実施形態によれば、中間位置Pmよりも上方にディスプレイ12を配置することにより、使用者が画像表示ミラー装置1に近づいてもディスプレイ12に表示された画像全体を確認しやすくなり、ディスプレイ12の上下に視線を移動させることも抑制できる。また、使用者は、画像表示ミラー装置1に近づいた状態において、ミラー14の全面を利用して使用者の像を確認することができる。
【0033】
図2に示すように、画像表示ミラー装置1の前面には、ディスプレイ12が配置された領域(以下、「表示領域」という)A1と、ディスプレイ12が配置されていない領域(以下、「非表示領域」という)A2が設けられている。非表示領域A2は、表示領域A1よりも下方に位置している。ここで、表示領域A1及び非表示領域A2の両方において、ミラー14の透光特性及び反射特性は同じである。
【0034】
表示領域A1及び非表示領域A2において、ミラー14の透光特性及び反射特性を異ならせてしまうと、ディスプレイ12の表示及び非表示にかかわらず、表示領域A1での見え方と、非表示領域A2での見え方が異なってしまい、使用者に違和感を与えてしまう。本実施形態のように、表示領域A1及び非表示領域A2の両方において、ミラー14の透光特性及び反射特性を同一とすることにより、表示領域A1での見え方と、非表示領域A2での見え方が異なってしまうことを抑制し、使用者に違和感を与えることを抑制できる。
【0035】
画像表示ミラー装置1の背面には、接続ユニット16を介して、スタンド15が回転可能に取り付けられている。スタンド15は、装置本体10に対して図3に示す矢印Rの方向に回転することができる。装置本体10に対するスタンド15の回転角度を調整することにより、設置面(地面等)に対する装置本体10(ミラー14)の傾きを調整することができる。また、スタンド15は、装置本体10の背面に沿う位置まで回転させることができる。これにより、画像表示ミラー装置1を使用しないときには、スタンド15が邪魔にならずに、画像表示ミラー装置1を収納することができる。
【0036】
画像表示ミラー装置1の背面には、壁掛け具17が設けられている。壁掛け具17は、画像表示ミラー装置1を壁に取り付けるために用いられる。アンカーなどを用いて壁掛け具17を壁に固定することにより、画像表示ミラー装置1を壁に取り付けることができる。この場合には、装置本体10の背面に沿う位置までスタンド15を回転させておけば、スタンド15が壁と干渉することを避けることができる。
【符号の説明】
【0037】
100:画像表示システム、1:画像表示ミラー装置、2:サーバ、3:撮影システム、10:装置本体、11:カメラ、12:ディスプレイ、13:ストッパ、14:ミラー、15:スタンド、16:接続ユニット、17:壁掛け具
図1
図2
図3
図4