(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089722
(43)【公開日】2022-06-16
(54)【発明の名称】耳栓
(51)【国際特許分類】
A61F 11/08 20060101AFI20220609BHJP
【FI】
A61F11/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020212956
(22)【出願日】2020-12-05
(71)【出願人】
【識別番号】319014466
【氏名又は名称】近藤 哲弘
(72)【発明者】
【氏名】近藤 哲弘
(57)【要約】 (修正有)
【課題】耳栓装着中に耳栓を収納する容器の紛失を防げる、安価な耳栓を提供する。
【解決手段】耳栓1は、騒音を低減する耳栓片2と、耳栓片を収納可能な容器3と、を備え、容器は容器の外側に耳栓片を取り付け可能に形成されている。容器は第1ケース11と第2ケース12と、第1ケースと第2ケースを繋ぐ接続部と、を有し、容器は第1ケースと第2ケースによって耳栓片を収納可能な収納部が形成されている。容器の耳栓片取り付け部は窪み部を有し、窪み部は耳栓片を取り付け可能な突起を有する。窪み部の深さ寸法は、突起の高さ寸法より長い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
騒音を低減する耳栓片と、前記耳栓片を収納可能な容器と、
を備え、前記容器は前記容器の外側に前記耳栓片を取り付け可能に形成されている、耳栓。
【請求項2】
前記容器はケース1とケース2と、前記ケース1と前記ケース2を繋ぐ接続部と、を有し、前記容器は前記ケース1と前記ケース2によって前記耳栓片を収納可能な収納部が形成されている、請求項1に記載の耳栓。
【請求項3】
前記容器の耳栓片取り付け部は窪み部を有し、前記窪み部は前記耳栓片を取り付け可能な突起を有する、請求項1または2に記載の耳栓。
【請求項4】
前記窪み部の深さ寸法は、前記突起の高さ寸法より長い、請求項1乃至3に記載の耳栓。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、周囲の騒音から耳を保護するための耳栓に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、周囲の騒音から耳を保護するため、あるいは、単に雑音を遮断するために、耳栓が使用されている(例えば、特許文献1~3)。また、耳栓を携帯するときに耳栓が汚れることを防ぐために、耳栓を収納する容器を有するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-204632
【特許文献2】実公昭38-19297
【特許文献3】実公平3-36624
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
利用者が耳栓を使用する時、耳栓を収納する容器は使わない。耳栓の容器はカバンに入れたり、周囲の台の上などに置いたりするが、耳栓の使用が終了した後に、耳栓の容器を探すことが多く、無駄な時間を費やしている。
【0005】
耳栓使用中に耳栓の容器の紛失を防ぐための発明はこれまで公知となっていない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の耳栓は、1つの側面から、騒音を低減する耳栓片と、前記耳栓片を収納可能な容器と、を備え、前記容器は前記容器の外側に前記耳栓片を取り付け可能に形成されている耳栓を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耳栓を収納する容器の紛失を防ぐことのできる耳栓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】本発明の耳栓の容器を開放したときの立体図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0009】
図1に、本発明の耳栓の立体図を示す。耳栓1は、耳栓片2と容器3を備える。
図2に示すように、前記容器3は第1ケース11と第2ケース12と、前記ケース1と前記ケース2を繋ぐ接続部13とを備える。
【0010】
図3に示すように、前記容器3は、前記容器3の外側に突起22を備える。前記突起22は前記容器3の窪み部21に設けられる。
【0011】
前記耳栓片2は、耳栓使用時に前記突起22に装着して使用する。換言すると、前記耳栓1を使用する時に、前記容器3は前記耳栓1の一部として使用する。
【0012】
前記耳栓1の使用が終われば、前記耳栓片2を前記容器3の突起22から脱着して、前記容器3を開いて収納部14に収納する(
図2、
図3)。
【0013】
前記耳栓片2は前記容器3の前記収納部14に収納されるので、次に使用する時まで、前記耳栓片2が汚れることを防止できる。前記耳栓片2が前記容器3に収納可能であり、前記耳栓片2の大部分が前記容器3から出っ張ることがないので、コンパクトに収まり携帯に便利である。
【0014】
前記窪み部21の深さ寸法は、前記突起22の高さ寸法より長くても良い。前記突起22の先端が表面から出っ張らないので、持ち運び中に前記突起22がポケットやバッグの中で邪魔になったり、引っ掛かったりすることがない。
【0015】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、本実施例で示したように前記接続部13が、前記容器3の長辺上に配置される代わりに、短辺上、即ち
図1の上面または下面の曲面上に配置されても良い。さらに、前記第1ケース、又は、前記第2ケースの一方が他方の蓋として形成されても良い。