IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社VRCの特許一覧

<>
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図1
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図2
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図3
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図4
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図5
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図6
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図7
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図8
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図9
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図10
  • 特開-三次元モデリングデータ生成装置 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022089846
(43)【公開日】2022-06-16
(54)【発明の名称】三次元モデリングデータ生成装置
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/245 20060101AFI20220609BHJP
   G03B 35/08 20210101ALI20220609BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20220609BHJP
   H04N 5/247 20060101ALI20220609BHJP
   H04N 5/232 20060101ALI20220609BHJP
   H04N 5/222 20060101ALI20220609BHJP
【FI】
G01B11/245 H
G03B35/08
G03B15/00 R
G03B15/00 U
G03B15/00 H
H04N5/247
H04N5/232 290
H04N5/232 030
H04N5/222 400
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022048609
(22)【出願日】2022-03-24
(62)【分割の表示】P 2018200800の分割
【原出願日】2018-10-25
(71)【出願人】
【識別番号】316014722
【氏名又は名称】株式会社VRC
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】許 夢▲せん▼
(72)【発明者】
【氏名】後藤 道明
(72)【発明者】
【氏名】井口 道久
(72)【発明者】
【氏名】楠田 幸久
(57)【要約】
【課題】省スペースで設置できる三次元モデリングデータ生成装置を提供する。
【解決手段】三次元モデリングデータ生成装置は、被写体を撮影するための複数のセンサー群であって、各々が画像センサー及び距離センサーを含み、想定される被写体の中心位置に対して鉛直上方向から見たとき当該中心位置から当該複数のセンサー群の各々までの距離が非対称である複数のセンサー群と、前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像、及び前記距離センサーにより得られた当該被写体までの距離を用いて、当該被写体の三次元モデルを示す三次元モデリングデータを生成するコンピュータ装置とを有する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影するための複数のセンサー群であって、各々が画像センサー及び距離センサーを含み、想定される被写体の中心位置に対して鉛直上方向から見たとき当該中心位置から当該複数のセンサー群の各々までの距離が非対称である複数のセンサー群と、
前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像、及び前記距離センサーにより得られた当該被写体までの距離を用いて、当該被写体の三次元モデルを示す三次元モデリングデータを生成するコンピュータ装置と
を有する三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項2】
前記鉛直上方向から見たとき前記複数のセンサー群の外接楕円の扁平率が0より大きい
請求項1に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項3】
前記外接楕円の短半径近傍に配置され、前記コンピュータ装置から出力される画像を表示する表示装置を有する
請求項2に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項4】
前記表示装置は、前記三次元モデルをプレビュー表示する
請求項3に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項5】
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じた処理を行う
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項6】
前記指示が、前記被写体の撮影タイミングの指定を含み、
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じたタイミングで前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像を用いて前記三次元モデリングデータを生成する
請求項5に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項7】
前記指示が、前記三次元モデルをプレビュー表示する際の視点の位置の指定を含み、
前記表示装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じて決定された位置の視点から、前記三次元モデルをプレビュー表示する
請求項5に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項8】
前記鉛直上方向から見て外縁が所定の形状のフレームを有し、
前記複数のセンサー群は、前記フレームに取り付けられる
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項9】
前記所定の形状が、正方形の一角を切り欠いた五角形、又は正方形の対向する二角を切り欠いた六角形である
請求項8に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項10】
前記フレームは、前記切り欠かれた角に相当する辺に、前記被写体の出入口となる開口を有する
請求項9に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、三次元モデリングデータを生成する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
三次元モデリングデータを生成する技術(いわゆる3Dスキャナ)が知られている。例えば特許文献1には、構造体(フレーム)に取り付けられたセンサー群(カメラ)を回転させながら被写体を撮影して得られた画像を用いて三次元モデリングデータを生成する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-44812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置においては、被写体を撮影する際にセンサー群を回転させるため装置全体が大型化してしまうという問題があった。
【0005】
これに対し本発明は、より省スペースで設置できる三次元モデリングデータ生成装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、被写体を撮影するための複数のセンサー群であって、各々が画像センサー及び距離センサーを含み、想定される被写体の中心位置に対して鉛直上方向から見たとき当該中心位置から当該複数のセンサー群の各々までの距離が非対称である複数のセンサー群と、前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像、及び前記距離センサーにより得られた当該被写体までの距離を用いて、当該被写体の三次元モデルを示す三次元モデリングデータを生成するコンピュータ装置とを有する三次元モデリングデータ生成装置を提供する。
【0007】
前記鉛直上方向から見たとき前記複数のセンサー群の外接楕円の扁平率が0より大きくてもよい。
【0008】
この三次元モデリングデータ生成装置は、前記外接楕円の短半径近傍に配置され、前記コンピュータ装置から出力される画像を表示する表示装置を有してもよい。
【0009】
前記表示装置は、前記三次元モデルをプレビュー表示してもよい。
【0010】
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じた処理を行ってもよい。
【0011】
前記指示が、前記被写体の撮影タイミングの指定を含み、前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じたタイミングで前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像を用いて前記三次元モデリングデータを生成してもよい。
【0012】
前記指示が、前記三次元モデルをプレビュー表示する際の視点の位置の指定を含み、前記表示装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じて決定された位置の視点から、前記三次元をプレビュー表示してもよい。
【0013】
この三次元モデリングデータ生成装置は、前記鉛直上方向から見て外縁が所定の形状のフレームを有し、前記複数のセンサー群は、前記フレームに取り付けられてもよい。
【0014】
前記所定の形状が、正方形の一角を切り欠いた五角形、又は正方形の対向する二角を切り欠いた六角形であってもよい。
【0015】
前記フレームは、前記切り欠かれた角に相当する辺に、前記被写体の出入口となる開口を有してもよい。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、より省スペースで設置できる三次元モデリングデータ生成装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】一実施形態に係る3Dスキャナ1の外観を例示する図。
図2】3Dスキャナ1のフレーム構造を例示する図。
図3】パネルコンポーネント11の構造を例示する分解斜視図。
図4】パネルコンポーネント13の構造を示す分解斜視図。
図5】フレーム構造の上面視を示す図。
図6】3Dスキャナ1の一実施形態に係る機能構成を例示する図。
図7】3Dスキャナ1の動作を例示するフローチャート。
図8】モニター18に表示されるサービスメニューを例示する図。
図9】モニター17に表示される画面を例示する図。
図10】データの生成後にモニター17に表示される画面を例示する図。
図11】変形例に係る3Dスキャナ1のフレーム構造を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
1.構造
図1は、一実施形態に係る3Dスキャナ1の外観を例示する図である。3Dスキャナ1は、被写体を撮影し、その被写体を三次元モデル化した三次元モデリングデータを生成する、三次元モデリングデータ生成装置である。3Dスキャナ1は、概ね、被写体を撮影するための撮影室(ブース又は空間)を形成する構造体、被写体を撮影するセンサー群、及びこれらのセンサー群により取得されたデータを用いて三次元モデリングデータを生成するコンピュータ装置を有する。各センサー群は、画像センサー及び距離センサーを含む。画像センサーは被写体を撮影し、これを空間的な単位(画素)毎に所定の色成分(例えばRGBの3色)の階調データ(画像データ)として出力する。距離センサーは、空間的な単位(画素)毎に被写体の表面までの距離を距離データとして出力する。画像センサーは被写体の色を、距離センサーは凹凸(表面形状)を測定するといえる。
【0019】
図1では主に撮影室を形成する構造体を示している。この構造体は、棒状の部材で形成されるフレーム(枠体)、及びフレームに固定されるパネル(板材又は化粧板)を有する。フレームは、3Dスキャナ1に機械的な強度を与え、また、センサー群を固定するための構造体である。フレームは、例えば金属で形成される。パネルは、撮影中の被写体が外部から見えないようにするため、また、装置全体の美観を向上させるための板材ある。パネルは、例えば金属、樹脂、木材、紙、又はこれらの組み合わせで形成される。
【0020】
この例において、3Dスキャナ1は、床及び天井の無い構造を有する。このように、床及び天井の無い簡単な構造により、床及び天井を有する構造と比較して設置又は撤去が容易である。
【0021】
図2は、3Dスキャナ1のフレーム構造を例示する図である。3Dスキャナ1は、複数のパネルコンポーネント(パネルコンポーネント11、12、13、14、15、及び16)を含む。ここでは説明のため、これらのパネルコンポーネントが組み立て前の状態及び組み立て後の状態の2つの状態が同時に図示されている。パネルコンポーネントとは、パネル及びフレームを組み合わせた構造体をいう。本実施形態において、パネルコンポーネント11、12、13、14、及び15は、内面側及び外面側にそれぞれフレームが形成された二重構造を有する。隣り合う2つのパネルコンポーネントは、少なくとも1カ所において、ブラケット(固定用の部材)を用いて互いに固定されている。各パネルコンポーネントは、長方形のフレームと十字のフレームとを組み合わせた形状を有する。フこれらのフレームは、それぞれ、パイプ同士又は棒材同士をボルト及びナットで、又は溶接で固定したものである。
【0022】
パネルコンポーネント11には、センサータワー111及び112が取り付けられる。センサータワー111及び112はいずれも、複数のセンサー群が取り付けられる部材(棒材)である。同様に、パネルコンポーネント12、13、14、及び15は、センサータワー121及び122、131及び132、141及び142、並びに151及び152を有する。
【0023】
図4は、センサータワー111の構造を例示する図である。この例において、センサータワー111には、5個のセンサー群20が設置される。センサータワー111は、所定の位置(例えば上端及び下端)においてパネルコンポーネント11に固定される。センサータワー111以外の他のセンサータワーも同様である。
【0024】
このように、各パネルコンポーネントがパネル及びフレームの組み合わせで形成されているため、3Dスキャナ1は軽量であり、かつ、運搬、組み立て、及び分解が容易である。
【0025】
図5は、フレーム構造の上面視を示す図である。上面視とは、想定される被写体の中心位置Cから鉛直上向きに移動した位置から見た(鉛直上方向から見た)図である。この例において、上面視は、撮影室の水平方向における中心C(フレームにより規定される外接矩形(正方形)の中心)から鉛直上向きに延びる軸上の、3Dスキャナ1よりも高い位置から3Dスキャナ1を見下ろしたときの形状をいう。この例では上面視において、3Dスキャナ1のフレーム構造の外形は、面積最小の外接矩形が正方形となる形状を有する。別の見方をすると、3Dスキャナ1のフレーム構造の外形は、正方形から1つの角を切り欠いた5角形の形状を有する。一例において、この正方形の一辺の長さは2.0~2.5mである。また、3Dスキャナ1の高さは、2.0~2.5m程度である。この例では、パネルコンポーネント11とパネルコンポーネント15との間が切り欠きに相当する。パネルコンポーネント11とパネルコンポーネント15との間には、フレーム16が設けられている。フレーム16は外形が長方形(パネルコンポーネント11及びパネルコンポーネント15よりも小さい)であり、一端がパネルコンポーネント11に、他端がパネルコンポーネント15に固定されている。フレーム16は、パネルコンポーネント11とパネルコンポーネント15との間の開口(空隙)のうち上部の一部のみに相当する位置に固定されており、この開口は被写体が3Dスキャナ1の撮影室に出入りするための出入口として機能する。
【0026】
被写体については、パネルコンポーネント13と正対する向きが正面として想定される。パネルコンポーネント13は、出入口から撮影室に入ったときにちょうど正面となる方向なので、出入口との位置関係においてパネルコンポーネント13と正対する向きを正面とすることは合理的である。パネルコンポーネント13の内周側には、モニター17が設置されている。モニター17は、3Dスキャナ1のUIを提供するための表示装置である。モニター17に映像信号を供給する映像ソース(例えばコンピュータ装置)は、例えば、パネルコンポーネント13の空隙139内に設置される(コンピュータ装置は図示略)。
【0027】
上面視において、撮影室の中心Cから見て8方向にセンサー群20が設置されている。この例において、複数(この例では8群)のセンサー群20の配置は、パネルコンポーネント13を含まない対角線Xの前後(パネルコンポーネント13側を前、フレーム16側を後とする)で非対称である。これは、パネルコンポーネント11とパネルコンポーネント15との間は空隙(出入口)になっているのでセンサー群20を取り付けられる構造体が存在しないところ、出入口と対称の位置にあるパネルコンポーネント13にはセンサー群20が設置されていることに起因する。パネルコンポーネント13は被写体の正面に相当するので、正面により近い位置にセンサー群20を配置するのは合理的である。なお、センサー群20の配置は、パネルコンポーネント13及び開口を含む対角線Y(フレームの外接矩形の対角線)について対称である(すなわち、対角線Xの左右(被写体が正面を向いたときの左右)対称)。
【0028】
3Dスキャナ1は、上面視において、外縁が所定の形状のフレーム(パネルコンポーネントとしてパネルと一体化しているものを含む)を有する。所定の形状は、例えば、多角形、より詳細には長方形又は正方形の一角を切り欠いた五角形である。ここでいう外縁は、外接多角形ということもできる。外接多角形は、パネルコンポーネントに外接し、かつ面積が最小となるものをいう。図5の例においては、パネルコンポーネントの外縁(=外接多角形)は五角形であり、これは外接矩形の一角を切り欠いたものである。
【0029】
なおここでは上面視しか図示しないが、1群のセンサー群20は、画像センサー及び距離センサーの組を複数、含む。一例において、各センサー群20は、3~6組の画像センサー及び距離センサーを含む。これら複数組の画像センサー及び距離センサーは、縦に配置されている。
【0030】
また、上面視において、複数のセンサー群20は、撮影室の中心C(すなわち被写体の理想位置)から非等距離に配置される。撮影室に複数のセンサー群を設置して被写体を撮影する装置においては、撮影室又は撮影台の中心から等距離にセンサー群を配置することが考えられる。しかし、本実施形態に係るセンサー群20のうち中心Cとの距離が最短のもの(一例において80cm程度)と同程度の等距離に複数のセンサー群20を配置すると、撮影室は(上面視において)その最短距離と同程度の半径の円形となり、本願の3Dスキャナ1の撮影室と比較すると狭くなる。同様に、本実施形態に係るセンサー群20のうち中心Cとの距離が最長のもの(一例において100cm程度)と同程度の等距離に複数のセンサー群20を配置すると、撮影室は(上面視において)その最長距離と同程度の半径の円形となり、本願の3Dスキャナ1の撮影室と比較すると設置に必要なスペースが大きくなる。一般に撮影室が(上面視において)円形である場合、3Dスキャナ全体の(上面視における)形状は円形又は正n角形(n≧5)となることが多い。装置の外形が円形又は正n角形である場合、その外接矩形の角に相当するスペースは無駄になってしまうことが多い。これに対し本実施形態の3Dスキャナ1は、全体として直方体の一部を切り欠いた外形を有し、上面視において正方形の一部を切り欠いた外形を有しており、設置スペースの利用効率が優れている。また、円形又は正n角形の構造と比較するとフレーム構造を単純化できるので、製造及び組み立てのコストを低減することができる。
【0031】
また、3Dスキャナにおいては一般にカメラ(センサー)の位置が被写体に近すぎたり遠すぎたりするとうまく撮影できないところ、主要な被写体である人体(又は人体に近いもの)は扁平した(平たい)形状を有しており、この被写体の形状を利用してセンサー群20の非対称配置を実現している。また、人体を撮影する状況では多くの場合、顔を高画質で撮りたいという要求があるが、例えばパネルコンポーネント13にセンサー群20を高密度に配置することにより、顔を高画質で撮影することができる。
【0032】
また、センサー群20の外接楕円Eは扁平しており、扁平率が0より大きい(一例においては0.2~0.3)。モニター17は、この外接楕円Eの短半径近傍に配置されているということができる。
【0033】
さらに、3Dスキャナ1の外面(撮影室側でない方の面)には、モニター18が設置されている。モニター18の映像ソースは、例えば、モニター17の映像ソースと共通のコンピュータ装置である。あるいは、モニター18の映像ソースは、モニター17の映像ソースとは別の装置であってもよい。モニター18は、例えば、撮影室に入る前の客(ユーザ)に対し、待ち時間や注意事項の表示をするために用いられる。
【0034】
2.機能
図6は、3Dスキャナ1の一実施形態に係る機能構成を例示する図である。3Dスキャナ1は、撮影部101、処理部102、モデル生成部103、及びUI提供部104を有する。撮影部101は、被写体を撮影し、データとして出力する。図5等のセンサー群20は撮影部101に含まれる。処理部102は、撮影部101等から提供される各種のデータを処理する。処理部102が行う処理には、例えば後述するジェスチャの検出が含まれる。モデル生成部103は、センサー群20から出力される画像データを用いて、被写体の三次元モデリングデータを生成する。UI提供部104は、ユーザインターフェースを提供する。図5の説明で言及した、モニター17の映像ソースとして機能するコンピュータ装置(図示略)のプロセッサ及びメモリは、処理部102及びモデル生成部103の一例である。このプロセッサ及びメモリ、並びにモニター17及びモニター18はUI提供部104の一例である。
【0035】
この例において、撮影部101は、三次元モデリングデータの生成の指示を受け付ける前から、被写体の撮影を開始する。三次元モデリングデータ生成の前において、撮影部101は、ジェスチャ検知のために被写体を撮影する。すなわち、撮影室に入り撮影部101による撮影が開始されれば、被写体(ユーザ)は、ジェスチャ入力によりコンピュータ装置に対し指示を行うことができる。ジェスチャ入力による指示は、例えば、三次元モデリングデータ生成のための撮影開始の指示、生成された三次元モデリングデータを用いた三次元モデル表示の指示、及び撮影終了の指示を含む。
【0036】
3.動作
図7は、3Dスキャナ1の動作を例示するフローチャートである。より詳細には、図7は3Dスキャナ1に設置されているコンピュータ装置の動作を例示するフローチャートである。このコンピュータ装置には本願発明の動作に係るアプリケーションプログラムがインストールされており、図7のフローはコンピュータ装置のプロセッサがこのアプリケーションプログラムを実行することにより実施される。なお以下においては、記載を簡単にするため処理の主体を単に「3Dスキャナ1」とする。
【0037】
ステップS101において、3Dスキャナ1は、被写体が撮影室に入ったか判断する。一例において、3Dスキャナ1は人感センサーを有しており、この人感センサーの出力信号に基づいて被写体が撮影室に入ったことを検知する。あるいは、3Dスキャナ1において、撮影部101は電源が投入されている間、常に撮影室を撮影しており、この映像を解析することにより被写体が撮影室に入ったことを検知してもよい。被写体が撮影室に入ったことが検知された場合(S101:YES)、3Dスキャナ1は、処理をステップS102に移行する。被写体が撮影室に入ったことが検知されない場合(S101:NO)、3Dスキャナ1は、被写体が撮影室に入るまで待機する。
【0038】
ステップS102において、3Dスキャナ1は、ジェスチャ検知のため被写体の撮影を開始する。ステップS103において、3Dスキャナ1は、被写体が所定のジェスチャを行ったか判断する。3Dスキャナ1は、複数パターンのジェスチャを、それぞれ指示と対応付けて記憶している。例えば、「右手を頭の上に上げてから下まで下ろす」というジェスチャと「撮影開始」という指示、「両手を水平に上げる」というジェスチャと「3Dモデルを回転」という指示、及び「左手を頭の上に上げる」というジェスチャと「撮影終了」という指示が対応付けられている。被写体が所定のジェスチャを行ったと判断された場合(S103:YES)、3Dスキャナ1は、処理をステップS104に移行する。被写体が所定のジェスチャを行っていないと判断された場合(S103:NO)、3Dスキャナ1は、被写体が所定のジェスチャを行うまで待機する。
【0039】
ステップS104において、3Dスキャナ1は、ジェスチャに応じた処理を行う。例えば、「撮影開始」が指示された場合、3Dスキャナ1は、3Dモデリングデータ生成のための撮影を開始する。「3Dモデルを回転」が指示された場合、3Dスキャナ1は、生成された3Dモデリングデータを用いて被写体の3Dモデルの画像をモニター17に表示し、画面内でこの3Dモデルを回転させる。「撮影終了」が指示された場合、3Dスキャナ1は、生成した3Dモデリングデータを出力するための処理を行う。
【0040】
ステップS105において、3Dスキャナ1は、被写体が撮影室から出たか判断する。撮影室から出たことの検知方法は、被写体が撮影室に入ったことの検知方法と同様である。被写体が撮影室から出たことが検知された場合(S105:YES)、3Dスキャナ1は、処理をステップS101に移行する。被写体が撮影室から出たことが検知されない場合(S105:NO)、3Dスキャナ1は、処理をステップS102に移行する。
【0041】
この例によれば、撮影部101により、撮影室(3D空間)において被写体の点群(位置座標)がどこを占めているか把握するためのセンサー群が形成されている。これらのセンサー群による被写体の3D空間のポーズ把握のための撮影を、ジェスチャ入力に用いることができる。被写体はモニター17により自身のポーズをほぼリアルタイムで確認することができるので、ポーズの最適化が容易である。この例によれば、最適なポーズを取るためのガイダンス(誘導)を容易に提供することができる。
【0042】
また、この例によれば、3Dモデリングデータ生成のためのコンピュータ装置と別に、指示入力用の入力装置(ボタン等)を用いる例と比較して撮影室内のスペースを広くする(スペースを有効活用する)ことができる。また、例えばモニター17をタッチスクリーンとしてこのタッチスクリーンを介して撮影開始の指示を入力することも考えられるが、このような構成と比較しても、被写体が理想的な位置(中心C)から移動せずに指示を入力することができるという利点を有する。また、3Dスキャナ1は、撮影室内において被写体の表面形状及び色の情報を高い空間解像度で取得しているので、高精細なポーズを取ることができる。
【0043】
また、この例によれば、いわゆるAR(Augmented Reality)技術を用いた3Dモデルの生成が可能である。具体的には、被写体に仮想的な3Dオブジェクト(一例としては風船)を持たせたることができる。この場合も、ほぼリアルタイムで、3Dオブジェクトを他のものに交換したり、位置や大きさを修正したり、様々な調整をすることができる。
【0044】
4.動作例
図8は、モニター18に表示されるサービスメニューを例示する図である。以下、3Dスキャナ1のより具体的な動作例を説明する。モニター18には、例えば図8のメニューが表示されている。この例では、静止モデルが500円、可動モデルが1000円で生成されることが示されている。なお静止モデルとはポーズが固定のモデルをいい、可動モデルとはいくつかの関節を動かすことができ、異なるポーズを取らせることができるモデルをいう。モニター18はタッチスクリーンであり、所望の項目が表示されている部分をユーザがタッチすることにより、その項目の実施が3Dスキャナ1に指示される。メニューを選択すると、ユーザは出入口から撮影室に入る。
【0045】
図9は、モニター17に表示される画面を例示する図である。ユーザがモニター18を介してメニュー項目を選択すると、選択されたメニュー項目に応じた画面がモニター17に表示される。この例では「床面のマークに合わせた位置に立って下さい。準備ができたら、右手を頭の上に上げてから下まで下ろして下さい。3秒後に撮影が行われます」という説明が表示される。このとき、3Dスキャナ1はステップS103のジェスチャ入力待ちの状態である。ユーザは床面のマークを見て自身の立ち位置を確認し、準備ができたら右手を頭の上まで挙げてから下まで下ろす。このジェスチャを検出すると、3Dスキャナ1は、撮影のカウントダウンを開始する。モニター17には、撮影(シャッター)までのカウントが表示される。すなわちこのジェスチャは、撮影タイミングを指定するジェスチャの一例である。撮影が行われると、3Dスキャナ1は、センサー群20から出力される画像データ及び距離データを所定のアルゴリズムで処理し、被写体の3Dモデリングデータを生成する。
【0046】
図10は、3Dモデリングデータの生成後にモニター17に表示される画面を例示する図である。ここでは、生成された3Dモデリングデータに従って形成された3Dモデルの画像が表示(プレビュー表示)される。さらに、「両手を水平に上げるとモデルが回転します。このモデルでよい場合は右手を頭の上に上げて下さい。撮影をやり直す場合は左手を頭の上に上げて下さい」という説明が表示される。例えばここでユーザが両手を水平に上げると、モニター17に表示される3Dモデルが回転する(すなわち、3Dモデルの視点が変更される)。別の例において、3Dスキャナ1において可動モデルが生成された場合に、ユーザのジェスチャと連動して可動モデルのポーズが変化してもよい。例えば、ユーザが右手を上げるとモニター17の画面内で3Dモデルも右手を上げる。ユーザは3Dモデルの表示(視点の変更及びポーズの変更を含んでもよい)を通じて、要求通りの3Dモデルが生成されたかその場で確認することができる。
【0047】
撮影が終了すると、生成された3Dモデリングデータの受け渡しに移行する。一例において、3Dモデリングデータの受け渡しは、モニター18を介して行われる。詳細には、例えば、3Dスキャナ1は、生成された3Dモデリングデータを、インターネット上の所定のサーバにアップロードする。3Dスキャナ1は、この3Dモデリングデータをダウンロードするための情報をモニター18に表示する。3Dモデリングデータをダウンロードするための情報には、例えば、ダウンロードするためのURL、並びにサーバにアクセスするためのIDS及びパスワードのうち少なくとも1種が含まれる。これらの情報は、文字で表示されてもよいし、コード化されて画像(例えばQRコード(登録商標))として表示されてもよい。
【0048】
あるいは、3Dスキャナ1は、記憶媒体(CD-ROM、USBメモリー等)へデータを書き込むための書き込み装置(図示略)を有し、この書き込み装置を介して3Dモデリングデータが書き込まれた記憶媒体を出力することにより、ユーザに3Dモデリングデータを提供してもよい。
【0049】
5.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
【0050】
3Dスキャナ1のフレーム構造は実施形態において例示したものに限定されない。たとえば、出入口は上面視において面積最小の外接矩形の角に相当する位置にではなく、辺に相当する位置に形成されてもよい。ただし、人間が被写体であることを考慮すると(人間は横に広いので)、図1~5の例のように面積最小の外接矩形の角に相当する位置にした方がスペースの利用効率は良い。
【0051】
図11は、変形例に係る3Dスキャナ1のフレーム構造を例示する図である。実施形態において3Dスキャナ1が出入口を1つのみ有する例を説明したが、この変形例において、3Dスキャナ1は入口と、この入口とは別の出口を有する。また、この例において入口と出口は外接矩形の対角線上に設けられる。被写体は、入口から撮影室に入り、撮影した後、向きを変えずにそのまま出口から出ることができる(ウォークスルー形式)。例えば、店舗の入口にこの3Dスキャナ1を設置すれば、3Dスキャナ1は客の3Dモデルを入店時に生成することができ、客はそのまま店内に入ることが可能である。なおこの場合、被写体の正面は出口となるためモニター17及びセンサー群20を設置することはできない。しかし、例えば、パネルコンポーネント12及び14において被写体の顔に近い位置にセンサー群20を多く配置するとか、被写体の正面のパネルコンポーネントの高さを人体より高くし、出口の上にマージンを設けて、このマージン部分にモニター17又はセンサー群20を設置してもよい。
【0052】
この例では、3Dスキャナ1の外縁は、面積最小となる外接正方形において対向する二角を切り欠いた形状(全体としては六角形)を有する。これら切り欠かれた二角のうち一角(左下の角)が入口であり、もう一角(右上の角)が出口である。
【0053】
また、3Dスキャナ1のフレームは、実施形態で例示したような二重構造でなくてもよい。ただし、設置後の3Dスキャナ1の構造的な強度及び安定性、並びに内装及び外装の加工の容易性を考慮すると、図1~5の例のようにフレームを二重構造とする方が望ましい。また、3Dスキャナ1は、パイプ又は棒材を組み合わせたフレームに外装又は内装の板材を取り付けた構成でなく、例えば箱型の部材を組み合わせて壁を形成する構造を有していてもよい。
【0054】
また、3Dスキャナ1のパネルコンポーネントは、実施形態において例示した平面形状(板状)のものに限定されない。例えば、各パネルコンポーネントが局面形状を有し、3Dスキャナ1は全体として例えば卵型又は楕円体であってもよい。
【0055】
また、3Dスキャナ1は、実施形態で例示したような、ブース形態のものに限定されない。3Dスキャナ1は、パネルコンポーネントを有さず、センサータワーを直接、床面に立てる構成であってもよい。この場合、センサータワーは自立できる構造(台座等)を有する。
【0056】
センサー群20の取り付け位置は実施形態において例示されたものに限定されない。実施形態においては、1個のセンサータワーに5個のセンサー群20が取り付けられ、これら5個のセンサー群20の取り付け位置がすべてのセンサータワーについて共通である(すなわち、各センサータワーにおいて下からn番目のセンサー群20の位置はすべて同じ)例を説明した。しかし、各センサータワーにおいて、下からn番目のセンサー群20の位置は、他のセンサータワーにおけるセンサー群20の位置と異なっていてもよい。
【0057】
3Dスキャナ1の機能構成及びハードウェア構成は実施形態において例示されたものに限定されない。実施形態において例示した機能の一部は省略されてもよいし、実施形態において例示したものとは異なるハードウェアが用いられもよい。例えば、ジェスチャの検知及び3Dモデリングデータの生成それぞれに対し異なるコンピュータ装置が用いられてもよい。
【0058】
3Dスキャナ1に対し指示を入力する手法はジェスチャ入力に限定されない。例えば、音声入力等、ジェスチャ入力以外の手法が用いられてもよい。
【0059】
3Dスキャナ1の被写体は人体(人間)に限定されない。例えば、被写体は洋服であってもよい。この場合において、3Dスキャナ1のコンピュータ装置は、洋服の3Dモデルの生成に加えて(又は代えて)、洋服のサイズを計測してもよい。洋服のサイズは、例えば、首回り、胸回り、胴回り、袖丈、着丈などあらかじめ定義された長さの組で表される。
【符号の説明】
【0060】
1…3Dスキャナ、11…パネルコンポーネント、12…パネルコンポーネント、13…パネルコンポーネント、14…パネルコンポーネント、15…パネルコンポーネント、16…フレーム、17…モニター、18…モニター、20…センサー群、101…撮影部、102…処理部、103…モデル生成部、104…UI提供部、111…センサータワー、121…センサータワー、139…空隙
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2022-03-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影するための複数のセンサー群であって、各々が画像センサー及び距離センサーを含み、想定される被写体の中心位置に対して鉛直上方向から見たとき当該中心位置から当該複数のセンサー群の各々までの距離が非対称である複数のセンサー群と、
前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像、及び前記距離センサーにより得られた当該被写体までの距離を用いて、当該被写体の三次元モデルを示す三次元モデリングデータを生成するコンピュータ装置と
を有する三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項2】
前記鉛直上方向から見たとき前記複数のセンサー群の外接楕円の扁平率が0より大きい
請求項1に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項3】
前記外接楕円の短半径近傍に配置され、前記コンピュータ装置から出力される画像を表示する表示装置を有する
請求項2に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項4】
前記表示装置は、前記三次元モデルをプレビュー表示する
請求項3に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項5】
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じた処理を行う
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項6】
前記指示が、前記被写体の撮影タイミングの指定を含み、
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じたタイミングで前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像を用いて前記三次元モデリングデータを生成する
請求項5に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項7】
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じた処理を行い、
前記指示が、前記三次元モデルをプレビュー表示する際の視点の位置の指定を含み、
前記表示装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じて決定された位置の視点から、前記三次元モデルをプレビュー表示する
請求項3又は4に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項8】
前記鉛直上方向から見て外縁が所定の形状のフレームを有し、
前記複数のセンサー群は、前記フレームに取り付けられる
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項9】
前記所定の形状が、正方形の一角を切り欠いた五角形、又は正方形の対向する二角を切り欠いた六角形である
請求項8に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項10】
前記フレームは、前記切り欠かれた角に相当する辺に、前記被写体の出入口となる開口を有する
請求項9に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉛直上方向から見て外縁の形状が多角形であるフレームと、
被写体を撮影するための複数のセンサー群であって、当該複数のセンサー群の各々が画像センサー及び距離センサーを含み、前記複数のセンサー群を固定する前記フレームの外接矩形の対角線の交点から当該複数のセンサー群の各々までの距離が非対称であって、前記フレームを鉛直上方向から見たとき前記複数のセンサー群の外接楕円の扁平率が0より大きい複数のセンサー群と、
前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像、及び前記距離センサーにより得られた当該被写体までの距離を用いて、当該被写体の三次元モデルを示す三次元モデリングデータを生成するコンピュータ装置と
前記コンピュータ装置から出力される画像を表示する表示装置と
を有し、
前記表示装置は、前記外接楕円の短半径近傍に配置される
三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項2】
前記表示装置は、前記三次元モデルをプレビュー表示する
請求項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項3】
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じた処理を行う
請求項1又は2に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項4】
前記指示が、前記被写体の撮影タイミングの指定を含み、
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じたタイミングで前記画像センサーにより撮影された前記被写体の画像を用いて前記三次元モデリングデータを生成する
請求項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項5】
前記コンピュータ装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じた処理を行い、
前記指示が、前記三次元モデルをプレビュー表示する際の視点の位置の指定を含み、
前記表示装置は、前記画像センサーを介してジェスチャ入力された指示に応じて決定された位置の視点から、前記三次元モデルをプレビュー表示する
請求項1又は2に記載の三次元モデリングデータ生成装置。
【請求項6】
前記外縁の形状が、正方形の一角を切り欠いた五角形、又は正方形の対向する二角を切
り欠いた六角形である
請求項1又は2に記載の三次元モデリングデータ生成装置
【請求項7】
前記フレームは、前記切り欠かれた角に相当する辺に、前記被写体の出入口となる開口を有する
請求項に記載の三次元モデリングデータ生成装置。