(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022090186
(43)【公開日】2022-06-17
(54)【発明の名称】建具
(51)【国際特許分類】
E06B 7/16 20060101AFI20220610BHJP
E06B 7/22 20060101ALI20220610BHJP
【FI】
E06B7/16 Z
E06B7/22 R
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020202412
(22)【出願日】2020-12-07
(71)【出願人】
【識別番号】000175560
【氏名又は名称】三協立山株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136331
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 陽一
(72)【発明者】
【氏名】犬飼 哲也
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 浩
【テーマコード(参考)】
2E036
【Fターム(参考)】
2E036AA06
2E036BA01
2E036CA01
2E036CA05
2E036CA06
2E036DA02
2E036EB02
2E036HA01
2E036HB03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】引戸障子と下枠の間から虫が室内に侵入するのを防止できる建具を提供する。
【解決手段】枠1と引戸障子2とを備え、枠1は、上枠と下枠4と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子2は、下端部に下枠4との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材8を有し、下隙間塞ぎ材8は、引戸障子2の下框9に取付けてあり、長手方向の両端部8a,8bが引戸障子2の縦框10,11の外周側の見込壁12に当接する位置までのばしてある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枠と引戸障子とを備え、枠は、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子は、下端部に下枠との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材を有し、下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下框に取付けてあり、長手方向の両端部が引戸障子の縦框の外周側の見込壁に当接する位置までのばしてあることを特徴とする建具。
【請求項2】
枠と引戸障子とを備え、枠は、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子は、下端部に下枠との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材を有し、戸先側縦枠と引戸障子との間に戸先側隙間塞ぎ材が設けてあり、下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下框に取付けてあり、長手方向の端部を引戸障子の縦框の外周側の端部までのばして戸先側隙間塞ぎ材と連続又は交差させてあることを特徴とする建具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、引戸障子を備える建具に関する。
【背景技術】
【0002】
引戸障子を備える建具においては、引戸障子と下枠の間から虫が室内に侵入することがあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、引戸障子と下枠の間から虫が室内に侵入するのを防止できる建具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による建具は、枠と引戸障子とを備え、枠は、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子は、下端部に下枠との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材を有し、下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下框に取付けてあり、長手方向の両端部が引戸障子の縦框の外周側の見込壁に当接する位置までのばしてあることを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の発明による建具は、枠と引戸障子とを備え、枠は、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子は、下端部に下枠との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材を有し、戸先側縦枠と引戸障子との間に戸先側隙間塞ぎ材が設けてあり、下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下框に取付けてあり、長手方向の端部を引戸障子の縦框の外周側の端部までのばして戸先側隙間塞ぎ材と連続又は交差させてあることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
請求項1記載の発明による建具は、枠と引戸障子とを備え、枠は、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子は、下端部に下枠との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材を有し、下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下框に取付けてあり、長手方向の両端部が引戸障子の縦框の外周側の見込壁に当接する位置までのばしてあることで、引戸障子と下枠の間から虫が室内に侵入するのを防止できる。
【0007】
請求項2記載の発明による建具は、枠と引戸障子とを備え、枠は、上枠と下枠と戸先側縦枠と戸尻側縦枠と召合せ縦骨とを有し、引戸障子は、下端部に下枠との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材を有し、戸先側縦枠と引戸障子との間に戸先側隙間塞ぎ材が設けてあり、下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下框に取付けてあり、長手方向の端部を引戸障子の縦框の外周側の端部までのばして戸先側隙間塞ぎ材と連続又は交差させてあることで、引戸障子と下枠の間から虫が室内に侵入するのを防止できると共に、下枠と戸先側縦枠との入隅部からの虫の侵入も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1実施形態の建具の引戸障子を室外側から見た拡大正面図である。
【
図2】本発明の建具の第1実施形態を示す縦断面図である。
【
図5】同建具の横断面図であって、引戸障子を全開にしたときの状態を示す。
【
図6】本発明の建具の第2実施形態を示す横断面図である。
【
図7】第2実施形態の建具の引戸障子を室外側から見た拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1~5は、本発明の建具の第1実施形態を示している。本建具は、公共施設の玄関に設置される自動ドアに適用したものであって、
図2~4に示すように、建物の躯体(図示省略)の開口部に取付けられる枠1と、引戸障子2とを備えている。
【0010】
枠1は、
図2~4に示すように、躯体開口部の両側に配置される戸先側縦枠5及び戸尻側縦枠6と、両縦枠5,6の上端に架設した上枠3と、両縦枠5,6の下端部間に設けた下枠4と、上枠3と下枠4間の中央部に設けた召合せ縦骨7とを有している。戸先側縦枠5と戸尻側縦枠6と上枠3と召合せ縦骨7は、アルミニウム合金の中空押出形材で形成してあり、戸先側縦枠5と戸尻側縦枠6と召合せ縦骨7の見付寸法を25mm、上枠3の見付寸法を35mmと細くしてある。
下枠4は、
図2に示すように、上側が開放したコ字形断面の案内溝14を有し、床Fに埋めて設置してある。当該下枠4の室外側には、後述するガラス15の下縁部を支持するための固定障子下枠16が設けてある。固定障子下枠16は、アルミニウム合金の押出形材よりなり、長手方向の端部を戸尻側縦枠6の下端部と召合せ縦骨7の下端部にそれぞれ連結してある。
【0011】
戸尻側縦枠6と召合せ縦骨7の間の開口部には、
図3に示すように、室外側寄りの位置にガラス(複層ガラス)15が固定して取付けてある。ガラス15は、
図2,3に示すように、上枠3と戸尻側縦枠6と召合せ縦骨7と固定障子下枠16に内周側に開口して設けたガラス呑み込み溝17に周縁部をのみ込ませ、シール材18で固定してある。
【0012】
引戸障子2は、
図4に示すように、左右方向にスライドして、上枠3と下枠4と戸先側縦枠5と召合せ縦骨7とで形成される出入口用の開口部を開閉するものである。引戸障子2は、
図2~4に示すように、アルミニウム合金の押出形材よりなる上框19と下框9と戸先框10と召合せ框11とを四周框組組みし、その内側にガラス20を取付けて構成してある。
図2に示すように、上框19の上面には吊り戸車21が取付けてあり、吊り戸車21は図示しないレールに案内されている。また、上枠3の上方には引戸障子2をスライド駆動するための駆動装置(図示省略)が設けてある。
【0013】
ガラス20は、
図2,3に示すように、2枚のガラス20a,20bを貼り合わせて形成してあり、室内側のガラス20aは、四周の框9,10,11,19に内周側に向けて開口して設けたガラス呑み込み溝22に周縁部を呑み込ませ、室外側のゴムシート23と室内側のシール材24を介してガラス呑み込み溝22に固定してある。室外側のガラス20bは、室内側のガラス20aよりも上下寸法及び左右寸法が一回り小さく形成され、四周の框9,10,11,19の内周側に納まっており、室外側のガラス20bの室外側面と四周の框9,10,11,19の室外側面とが同面となっている。室外側のガラス20bの周囲の四周の框9,10,11,19との隙間には、シール材25が充填してある。
【0014】
ガラス20の室外側面と框9,10,11,19の室外側面との間に段差があると、引戸障子2が開く際に召合せ縦骨7と戸先框10の間の隙間に指を挟むおそれがあり、指を挟んでも怪我しないように引き残しを設ける必要があるが、本建具は上述のように、ガラス20の室外側面と四周の框9,10,11,19の室外側面を同面としたことで、引戸障子2が開くときに召合せ縦骨7と戸先框10との間に指を挟む隙間が発生せず、指挟みを防止することができる。また、
図5に示すように、引戸障子2が開いたときに引き残しをゼロにし、戸先側縦枠5と召合せ縦骨7間の開口部を全開にできる。
【0015】
戸先框10と召合せ框11は、
図3に示すように、室外側及び室内側の見付壁26,27と、両見付壁26,27を外周側で繋ぐ見込壁12とで、内周側が開口したガラス呑み込み溝22を形成してあり、ガラス20の外周側に中空部を有しないものとなっている。見込壁12の外周側面には、室外側と室内側の端部に鉤型の突条28,28が対向して設けてある。
戸先框10の外周側面には、突条28,28に係止してゴム製のタイト材よりなる戸先側隙間塞ぎ材13が戸先框10の全長にわたって設けてある。引戸障子2が閉鎖した状態では、戸先側隙間塞ぎ材13が戸先側縦枠5の内周側面に当接して、戸先框10と戸先側縦枠5間の隙間を塞いでいる。召合せ框11の外周側面には、突条28,28に係止して目板29が召合せ框11の全長にわたって設けてある。
上框19と下框9は、
図2に示すように、内周側が開口したガラス呑み込み溝22と、ガラス呑み込み溝22の外周側に設けた中空部30を有している。中空部30内には、タッピングホール31が設けてある。上框19の内周側縁は上枠3の内周側縁と同面になっており、室外側から見て上框19は上枠3で隠れている。
【0016】
上框19及び下框9は、
図1に示すように、長手方向の両端部の室外側壁32と室内側壁33を切り欠いた上で、長手方向の端部を戸先框10と召合せ框11のガラス呑み込み溝22内にそれぞれ挿入し、長手方向の端面を戸先框10と召合せ框11の見込壁12の内周側面に当接させ、側方より見込壁12に挿通したネジ34を上框19と下框9のタッピングホール31にねじ込むことで、戸先框10及び召合せ框11と連結してある。ネジ34の頭は、戸先側隙間塞ぎ材13及び目板29で隠れている。
【0017】
下框9の下面には、
図1,2に示すように、下隙間塞ぎ材8が下框9の長手方向に沿って設けてある。下隙間塞ぎ材8は、アルミ形材で形成したものであり、
図2に示すように、下框9の室外側壁32の下端と室内側壁33の下端とに跨って取付けられる横壁35と、横壁35の見込方向中間部より垂下する垂下壁36とを有する略T字断面に形成されており、垂下壁36は下枠4の案内溝14の室外側の壁に近接して案内溝14内に挿入されており、垂下壁36で下框9と下枠4間の隙間を塞いでいる。下隙間塞ぎ材8は、横壁35の上面に長手方向に沿って設けた一対の爪片37,37を、下框9の室外側壁32と室内側壁33の間に下方より嵌め込むことで、下框9に取付けてある。また、横壁35の下面にはピン状の振れ止め部品38が取付けてあり、振れ止め部品38を下枠4の案内溝14に挿入することで、引戸障子2下部の見込方向の振れを規制している。
【0018】
図1に示すように、下隙間塞ぎ材8の戸先側の端部8aは、戸先框10の見込壁12を越えて戸先框10の外周側の端部までのばしてあって、戸先側隙間塞ぎ材13の下端部と連続している。下隙間塞ぎ材8の戸先側の端部8aを戸先框10の見込壁12よりも外周側までのばすために、下隙間塞ぎ材8の爪片37の戸先側の端部を切り欠いてある。下隙間塞ぎ材8の戸尻側の端部8bは、召合せ框11の見込壁12に当接する位置までのばしてある。
このように下隙間塞ぎ材8を設けたことで、下框9と下枠4間の隙間だけでなく、縦框(戸先框及び召合せ框)10,11の下端と下枠4間の隙間も下隙間塞ぎ材8の垂下壁36で塞がれるから、引戸障子2と下枠4の間から虫が室内に侵入するのを確実に防止できる。さらに、下隙間塞ぎ材8と戸先側隙間塞ぎ材13とが連続していることで、下枠4と戸先側縦枠5との入隅部からの虫の侵入も防止できる。
【0019】
上枠3の室内側面には、
図1,2に示すように、モヘアよりなる上隙間塞ぎ材39が上枠3の長手方向に沿って上枠3の全長に設けてあり、上隙間塞ぎ材39は上框19の室外側面に当接して上枠3と上框19間の隙間を塞いでいる。また、
図1,3に示すように、召合せ縦骨7の室内側面にも、モヘアよりなる戸尻側塞ぎ材40が召合せ縦骨7の長手方向に沿って召合せ縦骨7の全長に設けてあり、戸尻側隙間塞ぎ材40は召合せ框11の室外側面に当接して召合せ縦骨7と召合せ框11間の隙間を塞いでいる。
このように本建具は、引戸障子2と枠1との間の隙間に、戸先側隙間塞ぎ材13、下隙間塞ぎ材8、上隙間塞ぎ材39、戸尻側隙間塞ぎ材40が設けてあり、これら四周の隙間塞ぎ材13,8,39,40がほぼ連続していることで、引戸障子2の周囲のどこからも虫が侵入できないようにしている。
【0020】
図6,7は、本発明の建具の第2実施形態を示している。本実施形態の建具は、
図6に示すように、戸先側縦枠5が戸先側縦枠本体5aと、戸先側縦枠本体5aの内周側に設けた縦枠補助材5bとで構成してあり、縦枠補助材5bの室内側面に、モヘアよりなる戸先側隙間塞ぎ材13が縦枠補助材5bの長手方向に沿って縦枠補助材5bの全長に設けてあり、戸先側隙間塞ぎ材13は戸先框10の室外側面に当接して縦枠補助材5bと戸先框10間の隙間を塞いでいる。
戸先側隙間塞ぎ材13の下端部は、
図7に示すように、床Fに当接している。下隙間塞ぎ材8は、戸先框10の外周側の端部までのびており、下隙間塞ぎ材8の戸先側の端部8aが戸先側隙間塞ぎ材13の下端部と交差している。
本実施形態の建具も、第1実施形態と同様に、引戸障子2と下枠4との間から虫が室内に侵入することを防止できる。また、下隙間塞ぎ材8の戸先側の端部8aと戸先側隙間塞ぎ材13の下端部とが交差していることで、下枠4と戸先側縦枠5との入隅部からの虫の侵入も防止できる。
【0021】
以上に述べたように本建具(第1・第2実施形態)は、枠1と引戸障子2とを備え、枠1は、上枠3と下枠4と戸先側縦枠5と戸尻側縦枠6と召合せ縦骨7とを有し、引戸障子2は、下端部に下枠4との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材8を有し、下隙間塞ぎ材8は、引戸障子2の下框9に取付けてあり、長手方向の両端部8a,8bが引戸障子2の縦框(戸先框、召合せ框)10,11の外周側の見込壁12に当接する位置までのばしてあることで、引戸障子2と下枠4の間から虫が室内に侵入するのを防止できる。
また、本建具(第1・第2実施形態)は、枠1と引戸障子2とを備え、枠1は、上枠3と下枠4と戸先側縦枠5と戸尻側縦枠6と召合せ縦骨7とを有し、引戸障子2は、下端部に下枠4との隙間を塞ぐ下隙間塞ぎ材8を有し、戸先側縦枠5と引戸障子2との間に戸先側隙間塞ぎ材13が設けてあり、下隙間塞ぎ材8は、引戸障子2の下框9に取付けてあり、長手方向の端部8aを引戸障子2の縦框10の外周側の端部までのばして戸先側隙間塞ぎ材13と連続又は交差させてあることで、引戸障子2と下枠4の間から虫が室内に侵入するのを防止できると共に、下枠4と戸先側縦枠5との入隅部からの虫の侵入も防止できる。
しかも本建具は、床Fに引戸障子2の下部を案内する案内溝14を有し、下隙間塞ぎ材8は案内溝14に挿入される垂下壁36を全長に有するので、垂下壁36によって引戸障子2と床Fとの間の隙間が塞がれ、虫の侵入を確実に防止できる。
さらに本建具は、引戸障子2の縦框(戸先框、召合せ框)10,11は、ガラス20の外周側に見込壁12を一つだけ有し、ガラス20の外周側に中空部を有しないことで、下隙間塞ぎ材8を縦框10,11の下に外周側まで容易にのばすことができる。また、縦框10,11の見付寸法を細くすることができる。
【0022】
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。上枠、下枠、戸先側縦枠、戸尻側縦枠及び召合せ縦骨の材質、断面形状は、適宜変更することができる。引戸障子の框の材質、断面形状についても、適宜変更することができる。下隙間塞ぎ材は、引戸障子の下端と下枠との隙間を塞げるものであればよく、その材質や形状は問わない。本発明は、自動ドアに限らず、引戸障子を備えるあらゆる建具に適用することができる。
【符号の説明】
【0023】
1 枠
2 引戸障子
3 上枠
4 下枠
5 戸先側縦枠
6 戸尻側縦枠
7 召合せ縦骨
8 下隙間塞ぎ材
9 下框
10 戸先框(縦框)
11 召合せ框(縦框)
12 見込壁
13 戸先側隙間塞ぎ材