(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022090635
(43)【公開日】2022-06-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理システム、情報処理端末、情報処理装置、及び修理依頼受付画像の表示方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220610BHJP
G06Q 10/00 20120101ALI20220610BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021196792
(22)【出願日】2021-12-03
(31)【優先権主張番号】P 2020202995
(32)【優先日】2020-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】303046244
【氏名又は名称】旭化成ホームズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100189337
【弁理士】
【氏名又は名称】宮本 龍
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 美紀
(72)【発明者】
【氏名】鷹田 良樹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA20
5L049CC15
(57)【要約】
【課題】住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができるプログラムを提供する。
【解決手段】コンピューターに、操作を受け付けさせる受付ステップと、前記受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示ステップと、を実行させるプログラムであって、前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、プログラム。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターに、
操作を受け付けさせる受付ステップと、
前記受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示ステップと、
を実行させるプログラムであって、
前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、
プログラム。
【請求項2】
前記修理依頼受付画像には、前記インターフェースとして、前記設備に生じている不具合を説明する文章の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記修理依頼受付画像には、前記インターフェースとして、前記設備に不具合が生じた時期を示す時期情報の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、
請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記修理依頼受付画像には、前記インターフェースとして、前記設備に関する設備関連情報の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、
請求項1から3のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記コンピューターは、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置に備えられており、
前記受付ステップは、前記情報処理端末から操作を前記コンピューターに受け付けさせ、
前記表示装置は、前記情報処理端末に備えられている、
請求項1から4のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記コンピューターに、
前記修理依頼受付画像を介して前記情報処理端末が受け付けた前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置が受け付けた場合、受け付けた前記設備外観情報を含む情報を記憶装置に記憶させる記憶ステップを更に実行させる、
請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記コンピューターに、
前記修理依頼受付画像を介して前記情報処理端末が受け付けた前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置が受け付けた場合、前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置が受け付けたことを示す情報を前記情報処理端末に出力する第1出力ステップを更に実行させる、
請求項5又は6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記コンピューターに、
前記修理依頼受付画像を介して前記情報処理端末が受け付けた前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置が受け付けた場合、デジタルギフトを前記情報処理端末に出力する第2出力ステップを更に実行させる、
請求項5から7のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記コンピューターに、
前記修理依頼受付画像を介して前記情報処理端末が受け付けた前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置が受け付けた場合、前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置が受け付けたことを示す情報を他の装置に出力する第3出力ステップを更に実行させる、
請求項5から8のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記コンピューターは、情報処理装置と通信可能に接続される情報処理端末に備えられており、
前記表示装置は、前記情報処理端末に備えられている、
請求項1から9のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記コンピューターに、
前記修理依頼受付画像を介して前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理端末が受け付けた場合、受け付けた前記設備外観情報を含む情報を前記情報処理装置に出力する第4出力ステップを更に実行させる、
請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記設備外観情報受付部には、前記設備外観情報の入力を受け付けるインターフェースがN個含まれており、
前記Nは、1以上の整数のいずれかであり、
前記修理依頼受付画像には、前記設備外観情報入力促進情報が前記N個含まれており、
前記N個の設備外観情報受付部と、前記N個の前記設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられている、
請求項1から11のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記N個の前記設備外観情報には、前記設備の外観が撮像された画像が含まれている、
請求項12に記載のプログラム。
【請求項14】
前記N個の前記設備外観情報入力促進情報には、前記設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所を撮像可能な撮像可能方向から前記設備を見た場合における前記設備の輪郭の全体を含む領域が撮像された第1画像の入力を促す第1促進情報と、前記撮像可能方向から前記設備を見た場合における前記不具合箇所を含む領域が撮像された第2画像の入力を促す第2促進情報と、前記設備を識別する設備識別情報を含む領域が撮像された第3画像の入力を促す第3促進情報とのうちの一部又は全部が含まれている、
請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
前記N個の前記設備外観情報入力促進情報には、前記第1促進情報と、前記第2促進情報と、前記第3促進情報との全部が含まれており、
前記第1促進情報と前記第2促進情報と前記第3促進情報とのそれぞれには、順序が割り当てられており、割り当てられた順序を示す順序情報が含まれている、
請求項14に記載のプログラム。
【請求項16】
前記プログラムは、
前記コンピューターに、
前記受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、ユーザーを識別するユーザー識別情報を特定する第1特定ステップと、
前記第1特定ステップにより特定された前記ユーザー識別情報に対応付けられたユーザー名を特定する第2特定ステップと、
を更に実行させ、
前記修理依頼受付画像には、前記第2特定ステップにより特定された前記ユーザー名が含まれている、
請求項1から15のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項17】
前記プログラムは、
前記コンピューターに、前記第1特定ステップにより特定された前記ユーザー識別情報に対応付けられた情報のうち、前記ユーザーの住戸を識別する住戸識別情報を特定する第3特定ステップを更に実行させ、
前記修理依頼受付画像には、前記住戸識別情報が含まれている、
請求項16に記載のプログラム。
【請求項18】
前記修理依頼受付画像には、前記設備が設置された場所を示す設備設置場所情報の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、
請求項1から17のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項19】
前記修理依頼受付画像には、
前記設備が有する部品のうち不具合が生じている不具合部品の発注を示す情報の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、
請求項1から18のうちいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項20】
情報処理端末と、前記情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を前記情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、
情報処理システム。
【請求項21】
情報処理端末であって、
操作を受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を前記情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、
情報処理端末。
【請求項22】
情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置であって、
前記情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、
前記受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を前記情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、
を備え、
前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、
情報処理装置。
【請求項23】
受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示方法であって、
前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、
修理依頼受付画像の表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理システム、情報処理端末、情報処理装置、及び修理依頼受付画像の表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が効率的に行われるようにする技術についての研究、開発が行われている。
【0003】
これに関し、種々の住宅の全設備機器に関連するトラブルのチェックリスト情報を格納したトラブル情報データベース、及び個人の住宅に使用されている設備機器に関連する情報を邸別に格納した邸別データベースを有する邸別管理サーバーと、各住宅に設置された顧客端末とが、通信ネットワークを介して双方向に接続されたトラブル通報システムが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1に記載されたトラブル通報システムでは、邸別管理サーバーは、顧客端末よりトラブル情報が送信されてきた場合、その顧客端末に対応する邸別データベースから、その住宅に使用されている設備機器に関連するトラブルリストの一覧を取り出して顧客端末に送信し、トラブルリスト一覧から選択された任意の設備機器関連のトラブル情報が顧客端末から送信されてきた場合、トラブル情報データベースから、該当する設備機器関連に対応したチェックリスト情報を取り出して顧客端末に送信する。これにより、当該トラブル通報システムでは、住まいのトラブルが発生した場合、そのトラブルの対処方法をユーザーが速やかに入手することができる。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載されたトラブル通報システムでは、不適切なトラブル情報が顧客端末から邸別管理サーバーに送信されてしまうことがある。これは、顧客端末を操作するユーザーが、邸別管理サーバーへ送信するべき情報を常に把握しているわけではないからである。その結果、当該トラブル通報システムでは、住まいのトラブルが発生した場合において、そのトラブルの対処方法をユーザーが速やかに入手できない場合があった。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができるプログラム、情報処理システム、情報処理端末、情報処理装置、及びGUIの表示方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、コンピューターに、操作を受け付けさせる受付ステップと、前記受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示ステップと、を実行させるプログラムであって、前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、プログラムである。
【0009】
本発明の一態様は、情報処理端末と、前記情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、前記情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を前記情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、情報処理システムである。
【0010】
本発明の一態様は、情報処理端末であって、操作を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を前記情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、情報処理端末である。
【0011】
本発明の一態様は、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置であって、前記情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を前記情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、情報処理装置である。
【0012】
本発明の一態様は、受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示方法であって、前記修理依頼受付画像には少なくとも、前記設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、前記設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、前記設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、修理依頼受付画像の表示方法である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】情報処理システム1の構成の一例を示す図である。
【
図2】住戸Rについての修理依頼受付画像の構成の一例を示す図である。
【
図3】情報処理端末10-1のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】情報処理装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図5】情報処理端末10-1及び情報処理装置20の機能構成の一例を示す図である。
【
図6】情報処理端末10-1が行う処理のうち、不具合が生じた設備についての修理の依頼を受け付ける処理の流れの一例を示す図である。
【
図7】情報処理装置20が行う処理のうちの修理依頼受付画像に係る処理の流れの一例を示す図である。
【
図8】情報処理端末10-1が行う処理のうち、不具合が生じた設備についての修理の依頼を受け付ける処理の流れの他の例を示す図である。
【
図9】情報処理装置20が行う処理のうちの修理依頼受付画像に係る処理の流れの他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、実施形態において、住戸は、マンション、アパート等の集合住宅における複数戸のうちの一戸、又は、一戸の戸建て住宅そのものを示す。また、実施形態において、ある情報処理装置のディスプレイに表示されるGUI(Graphical User Interface)は、予め決められた処理と対応付けられた画像であり、当該画像に対してユーザーにより行われた操作によって当該処理の実行を当該情報処理装置に行わせる機能を有する画像のことである。当該処理は、如何なる処理であってもよい。当該画像は、図形、絵柄、文字等であるが、これらに限られるわけではない。なお、以下において説明する複数のGUIのうちの一部又は全部のGUIは、他のインターフェースに置き換えられてもよい。当該他のインターフェースは、例えば、CUI(Command User Interface)、音声により情報の入力を行うインターフェース、カメラ等により撮像された撮像画像に基づく画像処理(例えば、OCR(Optical Character Recognition)等)を介して情報の入力を行うインターフェース等のことである。この場合、以下において説明する実施形態に係る情報処理システムは、当該他のインターフェースに関係する各種の装置、部材等を備える。また、以下において説明するGUIが当該他のインターフェースである場合、当該他のインターフェースによる情報の入力を開始する方法は、既知の方法(例えば、トリガーとなるGUIへの操作、トリガーとなる音声の発出、トリガーとなるハードウェアキーへの操作、コマンドラインへのコマンドの入力等)であってもよく、これから開発される方法であってもよい。
【0016】
<情報処理システムの概要>
まず、実施形態に係る情報処理システムの概要について説明する。
【0017】
実施形態に係る情報処理システムは、情報処理端末と、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置とを備える。また、当該情報処理システムは、受付部と、表示制御部を備える。
【0018】
受付部は、情報処理端末からの操作を受け付ける。
表示制御部は、受付部により受け付けられた操作に応じて、修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる。修理依頼受付画像は、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける画像のことである。修理依頼受付画像には少なくとも、設備外観情報受付部と、設備外観情報入力促進情報とが含まれている。設備外観情報受付部は、当該設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIのことである。設備外観情報入力促進情報は、設備外観情報の入力を促す情報のことである。
【0019】
これにより、実施形態に係る情報処理システムは、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0020】
以下では、実施形態に係る情報処理システムの構成と、当該情報処理システムにおける情報処理端末、情報処理装置のそれぞれが行う処理とについて詳しく説明する。
【0021】
<情報処理システムの構成>
以下、情報処理システム1を例に挙げて、実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図1は、情報処理システム1の構成の一例を示す図である。
【0022】
情報処理システム1は、ある住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、当該住戸の居住者が行う作業のうち、不具合が生じた設備の修理の依頼を行う作業を補助する。
【0023】
情報処理システム1は、例えば、情報処理端末10-1~情報処理端末10-NのN個の情報処理端末と、これらN個の情報処理端末それぞれの所有者が居住する住戸の管理を行う管理会社が所有する情報処理装置20とを備える。ここで、Nは、1以上の整数であれば、如何なる整数であってもよい。情報処理システム1では、これらN個の情報処理端末のそれぞれは、無線通信又は有線通信により、情報処理装置20と通信可能に接続される。以下では、説明の便宜上、これらN個の情報処理端末それぞれの所有者が居住する住戸の管理を行う管理会社を、単に管理会社と称して説明する。
【0024】
情報処理端末10-1~情報処理端末10-Nのうちの一部又は全部は、互いに異なる構成であってもよく、互いに同じ構成であってもよい。ただし、情報処理端末10-1~情報処理端末10-Nのそれぞれは、インターネットブラウザがインストールされており、インターネットブラウザを介してウェブサイトを閲覧することが可能な情報処理端末、又は、ウェブサイトを閲覧する機能を有する他のアプリケーションプログラムがインストールされており、当該他のアプリケーションプログラムを介してウェブサイトを閲覧することが可能な情報処理端末である。以下では、一例として、情報処理端末10-1~情報処理端末10-Nのすべてが、互いに同じ構成である場合について説明する。そして、以下では、一例として、情報処理端末10-1を例に挙げて、N個の情報処理端末のそれぞれの構成について説明する。なお、情報処理システム1は、これらN個の情報処理端末と、情報処理装置20とに加えて、他の装置を備える構成であってもよい。また、情報処理システム1において、情報処理装置20は、管理会社に代えて、他の会社、他の個人が所有する情報処理装置であってもよい。この場合、当該他の会社は、例えば、これらN個の情報処理端末それぞれの所有者が居住する住戸が備える設備の修理を行う会社、これらN個の情報処理端末それぞれの所有者が居住する住戸の住宅メーカー、これらN個の情報処理端末それぞれの所有者が居住する住戸についてのカスタマーセンター等であるが、これに限られるわけではない。また、当該場合、当該他の個人は、例えば、これらN個の情報処理端末それぞれの所有者が居住する住戸が備える設備の修理を行う個人事業主等であるが、これに限られるわけではない。
【0025】
情報処理端末10-1は、例えば、図示しない住戸Rに居住する1以上の居住者のうちのいずれかが所有する情報処理端末である。この場合、情報処理装置20を所有する管理会社は、少なくとも住戸Rの管理を行う会社である。以下では、一例として、情報処理端末10-1を所有する人が、住戸Rに居住する1以上の居住者のうちの第1居住者である場合について説明する。また、以下では、説明の便宜上、情報処理端末10-1を操作する人を、ユーザーと称して説明する。ここで、ユーザーは、住戸Rに居住する1以上の居住者のうちの1人であり、情報処理端末10-1を操作する人である。このため、ユーザーは、必ずしも第1居住者であるわけではない。
【0026】
情報処理端末10-1は、例えば、多機能携帯電話端末(スマートフォン)、携帯電話端末、タブレットPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等である。なお、情報処理端末10-1は、ノートPC、デスクトップPC、ワークステーション等の他の情報処理装置であってもよい。
【0027】
情報処理端末10-1は、ユーザーから受け付けた操作に応じて、修理依頼受付画像を表示する。より具体的には、情報処理端末10-1は、当該操作に応じて、ユーザーを識別するユーザー識別情報と、パスワードとを含むログイン情報を受け付ける。情報処理端末10-1は、受け付けたログイン情報に基づいて、情報処理装置20へのログインを試みる。情報処理端末10-1は、このログインに成功した場合、当該ユーザー識別情報に対応付けられた住戸Rについての修理依頼受付画像の取得の要求を情報処理装置20に出力する。
【0028】
ここで、ある住戸についての修理依頼受付画像は、当該住戸についての設備外観情報受付部と、当該住戸についての設備外観情報入力促進情報とを含む画像である。当該設備外観情報受付部は、当該住戸が備える設備のうち、不具合が生じた設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIのことである。当該住戸が備える設備の不具合は、例えば、当該住戸の水栓からの水漏れ、当該住戸のエアーコンディショナーの故障、当該住戸の窓ガラスの破損、当該住戸のサッシの破損等であるが、これらに限られるわけではない。ここで、当該設備外観情報は、例えば、当該不具合が生じた設備が撮像された画像である。当該画像は、静止画像であってもよく、動画像であってもよい。なお、当該設備外観情報は、当該不具合が生じた設備の外観が模写されたイラストであってもよく、当該不具合が生じた設備の設計図面であってもよく、当該不具合が生じた設備の外観を表す他の情報であってもよい。当該設備外観情報入力促進情報は、当該設備外観情報の入力を促す情報のことである。当該設備外観情報入力促進情報は、例えば、当該設備外観情報として情報の入力を行うべきかについてのガイダンスを示す情報等を含む情報である。すなわち、当該修理依頼受付画像を介して当該不具合が生じた設備の修理を依頼するユーザーは、当該設備外観入力促進情報を見ながら、当該設備外観情報として適切な情報の当該修理依頼受付画像への入力を速やかに行うことができる。その結果、情報処理システム1は、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。なお、当該修理依頼受付画像には、当該設備外観情報受付部に加えて、他のGUIが含まれる構成であってもよい。また、当該修理依頼受付画像には、当該設備外観情報入力促進情報に加えて、他の情報が含まれる構成であってもよい。当該修理依頼受付画像の構成の具体例については、後述する。
【0029】
情報処理端末10-1は、当該ユーザー識別情報に対応付けられた住戸Rについての修理依頼受付画像の取得の要求を情報処理装置20に出力した後、当該要求に対する応答として、当該修理依頼受付画像情報を情報処理装置20から取得する。なお、情報処理端末10-1は、当該応答として、当該修理依頼受付画像情報とともに他の情報を取得する構成であってもよい。以下では、一例として、情報処理端末10-1が、当該修理依頼受付画像情報とともに、ユーザー情報を取得する場合について説明する。ユーザー情報は、ユーザーを示すユーザー名、ユーザーが居住する住戸を識別する住戸識別情報等を含む情報のことである。なお、ユーザー情報は、これらの情報に加えて、他の情報が含まれる構成であってもよい。また、ユーザー情報は、当該修理依頼受付画像情報に含まれる構成であってもよい。
【0030】
住戸Rについての修理依頼受付画像情報及びユーザー情報を取得した後、情報処理端末10-1は、取得した修理依頼受付画像情報及びユーザー情報に基づいて、インターネットブラウザ又はインターネットブラウザの機能を有するアプリケーションプログラムにより、当該修理依頼受付画像情報が示す修理依頼受付画像を、情報処理端末10-1のディスプレイに表示させる。
【0031】
情報処理端末10-1は、住戸Rについての修理依頼受付画像を情報処理端末10-1のディスプレイに表示させた後、表示させた修理依頼受付画像を介して、設備外観情報を受け付ける。情報処理端末10-1は、受け付けた設備外観情報に基づいて、当該設備外観情報を含む情報として、住戸Rが備える設備の修理の依頼を示す依頼情報を生成する。情報処理端末10は、生成した依頼情報を情報処理装置20に出力する。これにより、例えば、住戸Rが備える1つ以上の設備のうちのエアーコンディショナーに不具合が生じている場合、ユーザーは、設備外観情報入力促進情報を見ながら、情報処理端末10-1に表示された修理依頼受付画像を介して、当該修理の依頼を管理会社に速やかに行うことができる。この際、情報処理端末10-1は、当該エアーコンディショナーの外観を表す設備外観情報を含む依頼情報を、情報処理装置20に出力する。これにより、情報処理端末10-1は、不具合が生じた設備に関する情報を、管理会社のスタッフに容易に把握させることができる。その結果、情報処理端末10-1は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0032】
以下、情報処理端末10-1と情報処理装置20との間において行われる処理を例に挙げて、情報処理装置20の構成について説明する。情報処理装置20は、前述した通り、管理会社が所有する情報処理装置である。例えば、情報処理装置20は、サーバーである。なお、情報処理装置20は、ワークステーション、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、多機能携帯電話端末、携帯電話端末、PDA等の他の情報処理訴追であってもよい。情報処理装置20には、修理依頼受付画像情報が予め記憶される。情報処理装置20は、情報処理端末10-1からの要求に応じて、予め記憶された修理依頼受付画像情報を情報処理端末10-1に出力する。この際、情報処理装置20は、情報処理端末10-1から取得したログイン情報に含まれるユーザー識別情報に基づいて、ユーザー識別情報に対応付けられたユーザー情報を、修理依頼受付画像情報とともに情報処理端末10-1に出力する。このため、情報処理装置20には、ログイン情報の登録時等において、予めユーザー情報が登録(記憶)されている。情報処理装置20がユーザー情報を登録する方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。ここで、修理依頼受付画像情報は、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイル、CSS(Cascading Style Sheet)ファイル、各種のスクリプトファイル等により構成される情報であるが、これらに限られるわけではない。
【0033】
また、情報処理装置20は、例えば、N個の情報処理端末のそれぞれから依頼情報を取得した場合、取得した依頼情報のそれぞれを、リスト化して記憶する。情報処理装置20は、例えば、取得した依頼情報のそれぞれを、CSV(Comma Separated Value)形式でリスト化して記憶する。なお、情報処理装置20は、取得した依頼情報のそれぞれを、他の形式でリスト化して記憶する構成であってもよい。なお、情報処理装置20は、当該場合、取得した依頼情報のうちの一部又は全部を、リスト化せず記憶する構成であってもよい。
【0034】
また、情報処理装置20は、管理会社のスタッフから受け付けた操作に応じて、リスト化して記憶された依頼情報を表示する。これにより、当該スタッフは、住戸Rの居住者から、住戸Rが備える設備についての修理の依頼を受け付けることができる。その際、当該スタッフは、依頼情報に含まれる設備外観情報が表す外観に基づいて、住戸Rが備える設備のうち、修理を行う対象となる設備、すなわち、不具合が生じた設備の特定を、速やかに行うことができる。すなわち、情報処理システム1は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0035】
また、情報処理装置20は、例えば、情報処理端末10-1から依頼情報を取得した場合、すなわち、情報処理端末10-1から依頼情報を受け付けた場合、取得した依頼情報に対する応答として、デジタルギフトを情報処理端末10-1に出力する。デジタルギフトは、例えば、各種のお店において使用可能なクーポンを示す画像であってもよく、当該画像を表示させるURL(Uniform Resource Locator)を示す情報であってもよく、当該URLを示すQRコード(登録商標)等の2次元コードであってもよく、当該クーポンを示す他の情報であってもよく、謝礼金としての電子マネーであってもよい。これにより、情報処理装置20は、住戸Rが備える設備のうち、不具合が生じた設備の修理の依頼を、情報処理端末10-1に表示された修理依頼受付画像を介して行うことのインセンティブを、ユーザーに与えることができる。この場合、管理会社の業務は、効率化される。その結果、情報処理システム1は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が、より確実に速やかに行われるようにすることができる。
【0036】
なお、情報処理装置20は、情報処理端末10-1から依頼情報を取得した場合、すなわち、情報処理端末10-1から依頼情報を受け付けた場合、取得した依頼情報に対する応答として、デジタルギフトに代えて、又は、デジタルギフトに加えて、依頼情報に含まれる各種の情報を受け付けたことを示す情報を情報処理端末10-1に出力する構成であってもよい。ここで、この情報には、設備外観情報を受け付けたことを示す情報も含まれる。
【0037】
なお、情報処理装置20は、所定のタイミングにおいて、リスト化して記憶された依頼情報を、情報処理装置20と通信可能に接続された他の装置に出力する。所定のタイミングは、例えば、依頼情報の取得の要求を取得したタイミング、依頼情報が記憶されたタイミング等であるが、これらに限られるわけではない。当該他の装置は、例えば、管理会社から設備の修理を委託される会社が所有する情報処理装置、住戸Rを提供した住宅メーカーが所有する情報処理装置、住戸Rのカスタマーセンターが所有する情報処理装置等であるが、これらに限られるわけではない。これにより、情報処理装置20は、管理会社のスタッフからの操作を受け付けることなく、リスト化して記憶された依頼情報を当該他の装置に出力することができる。その結果、情報処理システム1は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が、より確実に速やかに行われるようにすることができる。
【0038】
また、情報処理装置20は、依頼情報を取得したタイミング、依頼情報が記憶されたタイミング等において、情報処理端末10-1から情報処理装置20へ依頼情報が出力されたことを示す情報を含む通知を、前述の他の装置に出力する構成であってもよい。当該通知は、例えば、電子メールによる通知であってもよく、他の方法による通知であってもよい。また、当該通知は、情報処理装置20が依頼情報を受け付けたことを示す情報の通知であってもよい。
【0039】
<修理依頼受付画像の構成>
以下、住戸Rについての修理依頼受付画像を例に挙げて、修理依頼受付画像の構成について説明する。
図2は、住戸Rについての修理依頼受付画像の構成の一例を示す図である。
【0040】
図2に示した画像P1は、住戸Rについての修理依頼受付画像の一例である。
図1に示した例では、画像P1には、表示領域G11と、表示領域G22との2つの表示領域が含まれている。また、画像P1には、入力部G12と、入力部G3と、入力部G4と、入力部G5と、入力部G6と、入力部G7と、入力部G8と、入力部G9との8つのGUIが含まれている。また、画像P1には、設備外観情報入力促進情報H11と、設備外観情報入力促進情報H12と、設備外観情報入力促進情報H13と、ガイダンス情報H4と、ガイダンス情報H5との5つの情報が含まれている。また、画像P1には、設備外観情報受付部H1と、設備外観情報受付部H2と、設備外観情報受付部H3との3つの設備外観情報受付部が含まれている。また、画像P1には、入力部I1と、入力部I2と、入力部I3と、入力部I4と、ボタンB1との5つのGUIが含まれている。なお、画像P1は、当該2つの表示領域に代えて、又は、当該2つの表示領域に加えて、1つ以上の他の表示領域が含まれる構成であってもよい。また、画像P1には、当該8個のGUIのうちの一部又は全部に代えて、又は、当該8つのGUIに加えて、1つ以上の他のGUIが含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、当該5つの情報のうちの一部に代えて、又は、当該5つの情報に加えて、他の情報入力促進情報等の1つ以上の他の情報が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、当該3つの設備外観情報受付部に加えて、1つ以上の他の設備外観情報受付部が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、当該3つの設備外観情報受付部のうちの一部が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、当該5つのGUIのうちの一部又は全部に代えて、又は、当該5つのGUIに加えて、1つ以上の他のGUIが含まれる構成であってもよい。また、画像P1には、当該8つのGUIのうちの一部が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、当該5つのGUIのうちの一部が含まれる構成であってもよい。また、画像P1には、当該5つの情報のうちの一部が含まれる構成であってもよい。
【0041】
表示領域G11は、ユーザーを示すユーザー名が表示される領域である。ユーザー名は、ユーザーの氏名であってもよく、ユーザーのハンドルネームであってもよく、ユーザーのニックネームであってもよく、ユーザーを示す他の名称であってもよい。例えば、情報処理端末10-1は、取得した修理依頼受付画像情報及びユーザー情報に基づいて、表示領域G11にユーザー名を表示させる。なお、表示領域G11には、ユーザー名に加えて、ユーザーの電話番号を示す情報、ユーザーの電子メールのアドレスを示す情報等の他の情報が表示される構成であってもよい。なお、画像P1は、表示領域G11を含まない構成であってもよい。
【0042】
入力部G12は、表示領域G11に表示されている名称がユーザーを示すユーザー名と異なる場合において、ユーザーを示すユーザー名の入力を受け付けるテキストボックスである。表示領域G11に表示されている名称がユーザーを示すユーザー名と異なることは、住戸Rに居住する居住者が複数人おり、当該複数人の居住者のうちの2人以上の居住者によって情報処理端末10-1が共有されている場合等に起こることがある。すなわち、修理依頼受付画像を介した操作を情報処理端末10-1に行うユーザーを示すユーザー名が表示領域G11に表示されているユーザー名と異なる場合、当該ユーザーは、入力部G12へ当該ユーザーを示すユーザー名の入力を行うことができる。入力部G12に文字列が入力された場合、入力部G12には、入力された文字列が、当該ユーザーを示すユーザー名として表示される。情報処理端末10-1は、入力部G12に文字列が表示されている場合、入力部G12に表示されている文字列を、当該ユーザーを示すユーザー名として受け付ける。なお、画像P1は、入力部G12を含まない構成であってもよい。
【0043】
表示領域G22は、住戸Rを識別する住戸識別情報が表示される領域である。例えば、住戸識別情報は、管理会社によって住戸Rに割り当てられたID(Identifier)等である。なお、住戸識別情報は、住戸Rを識別可能な他の情報であってもよい。例えば、情報処理端末10-1は、取得した修理依頼受付画像情報及びユーザー情報に基づいて、表示領域G22に住戸識別情報を表示させる。なお、表示領域G22には、住戸識別情報に加えて、他の情報が表示される構成であってもよい。また、画像P1は、表示領域G22を含まない構成であってもよい。
【0044】
入力部G3は、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備が設置された場所を示す設備設置場所情報の入力を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部G3には、当該設備設置場所情報として住戸Rの1階を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報として住戸Rの2階を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報として住戸Rの3階を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報として住戸Rの4階以上を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報として住戸Rの屋上を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報として住戸Rのベランダを示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報として住戸Rの外部を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置場所情報としてその他を示す情報を受け付けるチェックボックスとが含まれている。また、入力部G3には、当該設備設置場所情報としてその他を示す情報を受け付けるチェックボックスにチェックが行われた場合において、当該その他の場所の具体的な説明の入力を受け付けるテキストボックスが含まれている。入力部G3に含まれるチェックボックスのいずれかのチェックボックスに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたチェックボックスがチェックされたことを示すチェックマークが表示される。また、入力部G3に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部G3においてチェックマークが表示されたチェックボックスが示す場所、又は、入力部G3においてテキストボックスに表示された文字列が示す場所を、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備が設置された場所として特定する。なお、入力部G3には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G3を含まない構成であってもよい。
【0045】
入力部G4は、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備が設置された部屋を示す設備設置部屋情報の入力を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部G4には、当該設備設置部屋情報として住戸Rのキッチンを示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として住戸Rのリビングを示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として住戸Rの廊下を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として住戸Rの階段を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として住戸Rの寝室を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として住戸Rの子ども部屋を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として住戸Rのトイレを示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として洗面所を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報として浴室を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備設置部屋情報としてその他を示す情報を受け付けるチェックボックスとが含まれている。また、入力部G4には、当該設備設置部屋情報としてその他を示す情報を受け付けるチェックボックスにチェックが行われた場合において、当該その他の部屋の具体的な説明の入力を受け付けるテキストボックスが含まれている。入力部G4に含まれるチェックボックスのいずれかのチェックボックスに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたチェックボックスがチェックされたことを示すチェックマークが表示される。また、入力部G4に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部G4においてチェックマークが表示されたチェックボックスが示す部屋、又は、入力部G4においてテキストボックスに表示された文字列が示す部屋を、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備が設置された部屋として特定する。なお、入力部G4には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G4を含まない構成であってもよい。
【0046】
入力部G5は、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備の名称を示す設備名情報の入力を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、当該名称は、「部位名」として示されている。また、当該例では、入力部G5には、当該設備名情報として窓・サッシを示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備名情報として床を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備名情報として壁を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備名情報として天井を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備名情報として建具を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備名情報として設備機器(給湯器、エアコン、水栓、トイレ、キッチン設備等)を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該設備名情報としてその他を示す情報を受け付けるチェックボックスとが含まれている。また、入力部G5には、当該設備名情報としてその他を示す情報を受け付けるチェックボックスにチェックが行われた場合において、当該その他の名称の入力を受け付けるテキストボックスが含まれている。入力部G5に含まれるチェックボックスのいずれかのチェックボックスに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたチェックボックスがチェックされたことを示すチェックマークが表示される。また、入力部G5に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部G5においてチェックマークが表示されたチェックボックスが示す名称、又は、入力部G5においてテキストボックスに表示された文字列が示す名称を、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備の名称として特定する。なお、入力部G5には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G5を含まない構成であってもよい。
【0047】
入力部G6は、不具合が生じている設備が有する部品のうち不具合が生じている不具合部品の発注を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部G6には、当該不具合部品のみの発注を示す情報を受け付けるチェックボックスと、当該不具合部品の発注とともに当該不具合部品の交換工事の発注を示す情報を受け付けるチェックボックスとが含まれている。入力部G6に含まれるチェックボックスのいずれかのチェックボックスに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたチェックボックスがチェックされたことを示すチェックマークが表示される。情報処理端末10-1は、入力部G6においてチェックマークが表示されたチェックボックスが示す発注を、不具合が生じている設備が有する部品のうち不具合が生じている不具合部品の発注として特定する。なお、入力部G6には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G6を含まない構成であってもよい。
【0048】
入力部G7は、不具合が生じている設備に生じている不具合の症状の入力を受け付けるテキストボックスである。換言すると、入力部G7は、不具合が生じている設備について、設備に生じている不具合を説明する文章の入力を受け付けるGUIである。入力部G7に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部G7においてテキストボックスに表示された文字列が示す症状を、不具合が生じている設備に生じている不具合の症状として特定する。なお、入力部G7には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G7を含まない構成であってもよい。
【0049】
入力部G8は、不具合が生じている設備について、設備に不具合が生じた時期の入力を受け付けるテキストボックスである。換言すると、入力部G8は、不具合が生じている設備について、設備に不具合が生じた時期を示す時期情報の入力を受け付けるGUIである。入力部G8に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部G8においてテキストボックスに表示された文字列が示す時期を、不具合が生じている設備に不具合が生じた時期として特定する。なお、入力部G8には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G8を含まない構成であってもよい。
【0050】
入力部G9は、不具合が生じている設備に関する設備関連情報の入力を受け付けるGUIである。設備関連情報には、不具合が生じている設備の型番を示す情報、当該設備のメーカーの名称を示す情報、当該設備が製造された年代を示す情報等が含まれるが、これらに限られるわけではない。
図2に示した例では、入力部G9には、不具合が生じている設備の型番の入力を受け付けるテキストボックスと、当該設備のメーカーの名称の入力を受け付けるテキストボックスと、当該設備が製造された年代の入力を受け付けるテキストボックスとが含まれている。入力部G9に含まれるテキストボックスのうち不具合が生じている設備の型番の入力を受け付けるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、当該テキストボックスに表示された文字列が示す型番を、不具合が生じている設備の型番として特定する。また、入力部G9に含まれるテキストボックスのうち不具合が生じている設備のメーカーの入力を受け付けるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、当該テキストボックスに表示された文字列が示すメーカーを、不具合が生じている設備のメーカーとして特定する。また、入力部G9に含まれるテキストボックスのうち不具合が生じている設備が製造された年代の入力を受け付けるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、当該テキストボックスに表示された文字列が示す年代を、不具合が生じている設備が製造された年代として特定する。なお、入力部G9には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部G9を含まない構成であってもよい。
【0051】
設備外観情報入力促進情報H11は、不具合が生じている設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所を撮像可能な撮像可能方向から当該設備を見た場合における当該設備の輪郭の全体を含む領域が撮像された第1画像の入力を促す情報である。換言すると、設備外観情報入力促進情報H11は、当該撮像可能方向から当該設備の全体が撮像された第1画像の入力を促す情報である。
図2に示した例では、設備外観情報入力促進情報H11は、「[1枚目]該当部位(設備)の全体の写真」として示されている。なお、設備外観情報入力促進情報H11は、第1促進情報の一例である。
【0052】
設備外観情報入力促進情報H12は、不具合が生じている設備を前述の撮像可能方向から見た場合における不具合箇所を含む領域が撮像された第2画像の入力を促す情報である。換言すると、設備外観情報入力促進情報H12は、当該撮像可能方向から不具合箇所が撮像された第2画像の入力を促す情報である。
図2に示した例では、設備外観情報入力促進情報H12は、「[2枚目]問題部・部品の拡大写真」として示されている。なお、設備外観情報入力促進情報H12は、第2促進情報の一例である。
【0053】
設備外観情報入力促進情報H13は、不具合が生じている設備を識別する設備識別情報を含む領域が撮像された第3画像の入力を促す情報である。換言すると、設備外観情報入力促進情報H13は、当該設備識別情報が撮像された第3画像の入力を促す情報である。
図2に示した例では、設備外観情報入力促進情報H13は、「[3枚目]設備等の型番等が分かる写真」として示されている。なお、設備外観情報入力促進情報H13は、第3促進情報の一例である。
【0054】
ここで、設備外観情報入力促進情報H11~設備外観情報入力促進情報H13の3つの情報のそれぞれには、順序が割り当てられており、割り当てられた順序を示す順序情報が含まれている。
図2に示した例では、設備外観情報入力促進情報H11には、前述した通り、「1枚目」という文字列が含まれている。当該文字列は、設備外観情報入力促進情報H11に含まれる順序情報の一例である。すなわち、設備外観情報入力促進情報H11は、1枚目の画像として第1画像の入力を促す情報である。また、当該例では、設備外観情報入力促進情報H12には、「2枚目」という文字列が含まれている。当該文字列は、設備外観情報入力促進情報H12に含まれる順序情報の一例である。すなわち、設備外観情報入力促進情報H12は、2枚目の画像として第2画像の入力を促す情報である。また、当該例では、設備外観情報入力促進情報H13には、前述した通り、「3枚目」という文字列が含まれている。当該文字列は、設備外観情報入力促進情報H13に含まれる順序情報の一例である。すなわち、設備外観情報入力促進情報H13は、3枚目の画像として第3画像の入力を促す情報である。このように、当該3つの情報のそれぞれに順序情報が含まれていることにより、情報処理端末10-1は、設備外観情報の入力をいくつユーザーが行えばよいのかをユーザーに容易に把握させることができる。
【0055】
なお、画像P1は、設備外観情報入力促進情報H11~設備外観情報入力促進情報H13のうちの一部が含まれない構成であってもよい。この場合、設備外観情報入力促進情報H11~設備外観情報入力促進情報H13のうち画像P1に含まれる1つ以上の情報の順序情報は、当該1つ以上の情報の順序を示す情報となる。
【0056】
ガイダンス情報H4は、どのような画像を設備外観情報として入力すればよいのかを、ユーザーに向けて解説する文章を示す情報である。
図2に示した例では、ガイダンス情報H4は、「以下の3種類の写真を添付頂けますと、スピーディーな対応がしやすくなります。スムーズな対応のためにも皆様からの写真のご提供にご協力をお願いします。」として示されている。このように、画像P1にガイダンス情報H4が含まれていることにより、情報処理端末10-1は、どのような画像を設備外観情報として入力すればよいのかを、ユーザーに容易に把握させることができる。なお、画像P1は、ガイダンス情報H4を含まない構成であってもよい。
【0057】
ガイダンス情報H5は、設備外観情報として入力可能な画像のファイルサイズを、ユーザーに向けて解説する文章を示す情報である。
図2に示した例では、ガイダンス情報H5は、「※データ容量は1枚3MBまででお願いいたします。」として示されている。このように、画像P1にガイダンス情報H5が含まれていることにより、情報処理端末10-1は、どのようなファイルサイズの画像を設備外観情報として入力すればよいのかを、ユーザーに容易に把握させることができる。なお、画像P1は、ガイダンス情報H5を含まない構成であってもよい。
【0058】
設備外観情報受付部H1は、前述の第1画像を受け付けるGUIである。より具体的には、設備外観情報受付部H1は、設備外観情報受付部H1に表示された画像情報が示す画像を、第1画像として受け付ける。情報処理端末10-1は、例えば、設備外観情報受付部H1に選択操作(例えば、タップ、クリック等)が行われた場合、設備外観情報受付部H1に第1画像として入力したい所望の画像の選択を受け付ける選択画像を表示する。情報処理端末10-1は、当該選択画像を介して選択された画像を示す画像情報を、第1画像を示す第1画像情報として設備外観情報受付部H1に表示させる。これにより、設備外観情報受付部H1は、設備外観情報受付部H1に第1画像情報として表示されている画像情報が示す画像を、第1画像として受け付ける。なお、設備外観情報受付部H1には、設備外観情報受付部H1に表示された第1画像情報の削除を行うボタンが含まれている。
図2に示した例では、当該ボタンは、「×」によって示されている。情報処理端末10-1は、当該ボタンに選択操作が行われた場合、設備外観情報受付部H1に表示された第1画像情報を設備外観情報受付部H1から削除する。設備外観情報受付部H1から第1画像情報が削除された場合、設備外観情報受付部H1は、第1画像として画像を受け付けていない状態に戻る。
【0059】
設備外観情報受付部H2は、前述の第2画像を受け付けるGUIである。より具体的には、設備外観情報受付部H2は、設備外観情報受付部H2に表示された画像情報が示す画像を、第2画像として受け付ける。情報処理端末10-1は、例えば、設備外観情報受付部H2に選択操作(例えば、タップ、クリック等)が行われた場合、設備外観情報受付部H2に第2画像として入力したい所望の画像の選択を受け付ける選択画像を表示する。情報処理端末10-1は、当該選択画像を介して選択された画像を示す画像情報を、第2画像を示す第2画像情報として設備外観情報受付部H2に表示させる。これにより、設備外観情報受付部H2は、設備外観情報受付部H2に第2画像情報として表示されている画像情報が示す画像を、第2画像として受け付ける。なお、設備外観情報受付部H2には、設備外観情報受付部H2に表示された第2画像情報の削除を行うボタンが含まれている。
図2に示した例では、当該ボタンは、「×」によって示されている。情報処理端末10-1は、当該ボタンに選択操作が行われた場合、設備外観情報受付部H2に表示された第2画像情報を設備外観情報受付部H2から削除する。設備外観情報受付部H2から第2画像情報が削除された場合、設備外観情報受付部H2は、第2画像として画像を受け付けていない状態に戻る。
【0060】
設備外観情報受付部H3は、前述の第3画像を受け付けるGUIである。より具体的には、設備外観情報受付部H3は、設備外観情報受付部H3に表示された画像情報が示す画像を、第3画像として受け付ける。情報処理端末10-1は、例えば、設備外観情報受付部H3に選択操作(例えば、タップ、クリック等)が行われた場合、設備外観情報受付部H3に第3画像として入力したい所望の画像の選択を受け付ける選択画像を表示する。情報処理端末10-1は、当該選択画像を介して選択された画像を示す画像情報を、第3画像を示す第3画像情報として設備外観情報受付部H3に表示させる。これにより、設備外観情報受付部H3は、設備外観情報受付部H3に第3画像情報として表示されている画像情報が示す画像を、第3画像として受け付ける。なお、設備外観情報受付部H3には、設備外観情報受付部H3に表示された第3画像情報の削除を行うボタンが含まれている。
図2に示した例では、当該ボタンは、「×」によって示されている。情報処理端末10-1は、当該ボタンに選択操作が行われた場合、設備外観情報受付部H3に表示された第3画像情報を設備外観情報受付部H3から削除する。設備外観情報受付部H3から第3画像情報が削除された場合、設備外観情報受付部H3は、第3画像として画像を受け付けていない状態に戻る。
【0061】
なお、画像P1では、設備外観情報受付部H1は、設備外観情報入力促進情報H11と対応付けられている。このため、画像P1は、設備外観情報入力促進情報H11を含まない場合、設備外観情報受付部H1も含まない。また、画像P1では、設備外観情報受付部H2は、設備外観情報入力促進情報H12と対応付けられている。このため、画像P1は、設備外観情報入力促進情報H12を含まない場合、設備外観情報受付部H2も含まない。また、画像P1では、設備外観情報受付部H3は、設備外観情報入力促進情報H13と対応付けられている。このため、画像P1は、設備外観情報入力促進情報H13を含まない場合、設備外観情報受付部H3も含まない。
【0062】
入力部I1は、ユーザーの連絡先の入力を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部I1は、ユーザーの電話番号の入力を受け付けるテキストボックスである。入力部I1に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部I1においてテキストボックスに表示された文字列が示す電話番号を、ユーザーの電話番号(例えば、ユーザーが居住する住戸Rの固定電話の電話番号、ユーザーが所有する携帯電話の電話番号等)として特定する。なお、入力部I1には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部I1を含まない構成であってもよい。
【0063】
入力部I2は、管理会社に所属する人からユーザーが連絡を受けたい時間帯の入力を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部I2には、10:00~12:00の時間帯を選択するラジオボタンと、12:00~13:00の時間帯を選択するラジオボタンと、13:00~14:30の時間帯を選択するラジオボタンと、14:30~16:00の時間帯を選択するラジオボタンと、16:00~17:30の時間帯を選択するラジオボタンと、10:00~17:00の時間帯を選択するラジオボタンとが含まれている。入力部I2に含まれるラジオボタンのいずれかのラジオボタンに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたラジオボタンがチェックされたことを示すチェックマークが表示される。情報処理端末10-1は、入力部I2においてチェックマークが表示されたラジオボタンが示す時間帯を、管理会社に所属する人からユーザーが連絡を受けたい時間帯として特定する。なお、入力部I2には、他のラジオボタン、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部I2を含まない構成であってもよい。
【0064】
入力部I3は、ユーザーが管理会社等からのショートメッセージを受信したい場合において、ユーザーが所有する携帯電話の電話番号の入力を受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部I3は、当該電話番号の入力を受け付けるテキストボックスである。入力部I1に含まれるテキストボックスに文字列が入力された場合、当該テキストボックスには、入力された文字列が表示される。情報処理端末10-1は、入力部I3においてテキストボックスに表示された文字列が示す電話番号を、当該携帯電話の電話番号として特定する。なお、入力部I3には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部I3を含まない構成であってもよい。
【0065】
入力部I4は、不具合が生じている設備の修理を、見積もり等の対応をユーザーに確認せずに行ってもよいか否かを受け付けるGUIである。
図2に示した例では、入力部I4には、見積もり等の確認事項をユーザーに確認することなく、不具合が生じている設備の修理を行うことにユーザーが同意することを示す情報を受け付けるチェックボックスと、見積もり等の確認事項をユーザーに確認することなく、不具合が生じている設備の修理を行うことにユーザーが同意しないことを示す情報を受け付けるチェックボックスとが含まれている。入力部I4に含まれるチェックボックスのいずれかのチェックボックスに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたチェックボックスがチェックされたことを示すチェックマークが表示される。情報処理端末10-1は、入力部I4においてチェックマークが表示されたチェックボックスが示す情報を特定する。なお、入力部I4には、他のチェックボックス、他のテキストボックス等が含まれる構成であってもよい。また、画像P1は、入力部I4を含まない構成であってもよい。
【0066】
ボタンB1は、画像P1への各種の情報の入力を終了させるボタンである。情報処理端末10-1は、ボタンB1に選択操作が行われた場合、画像P1に入力された各種の情報を含む依頼情報を生成する。より具体的には、情報処理端末10-1は、当該場合、修理依頼受付画像に含まれている各種のGUIにより特定された(又は受け付けられた)事項(例えば、ユーザー名、設備設置場所情報、設備設置部屋情報、設備名情報、発注、症状、時期、設備関連情報、設備外観情報、連絡先、時間帯等)を示す情報を、依頼情報として生成する。そして、情報処理端末10-1は、生成した依頼情報を情報処理装置20に出力するとともに、画像P1の表示を削除する。なお、画像P1は、ボタンB1を含まない構成であってもよい。
【0067】
<情報処理端末のハードウェア構成>
以下、情報処理端末10-1を例に挙げて、N個の情報処理端末それぞれのハードウェア構成について説明する。
図3は、情報処理端末10-1のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0068】
情報処理端末10-1は、例えば、プロセッサー11と、記憶部12と、入力受付部13と、通信部14と、表示部15を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。また、情報処理端末10-1は、通信部14を介して、情報処理装置20と通信を行う。
【0069】
プロセッサー11は、例えば、情報処理端末10-1の全体を制御する。例えば、プロセッサー11は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、プロセッサー11は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサーであってもよい。プロセッサー11は、記憶部12に格納された各種のプログラムを実行する。
【0070】
記憶部12は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含む。なお、記憶部12は、情報処理端末10-1に内蔵されるものに代えて、USB(Universal Serial Bus)等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。記憶部12は、情報処理端末10-1が処理する各種の情報、各種の画像、各種のプログラム等を格納する。
【0071】
入力受付部13は、表示部15と一体に構成されたタッチパネルである。なお、入力受付部13は、キーボード、マウス、タッチパッド等の他の入力装置であってもよい。
【0072】
通信部14は、例えば、アンテナ、USB等のデジタル入出力ポート、イーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
【0073】
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイパネル、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネル等の表示装置である。表示部15は、前述の情報処理端末10-1のディスプレイの一例である。
【0074】
<情報処理装置のハードウェア構成>
以下、情報処理装置20のハードウェア構成について説明する。
図4は、情報処理装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0075】
情報処理装置20は、例えば、プロセッサー21と、記憶部22と、入力受付部23と、通信部24と、表示部25を備える。これらの構成要素は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。また、情報処理装置20は、通信部24を介して、情報処理端末10-1と通信を行う。
【0076】
プロセッサー21は、例えば、情報処理装置20の全体を制御する。例えば、プロセッサー21は、CPUである。なお、プロセッサー21は、FPGA等の他のプロセッサーであってもよい。プロセッサー21は、記憶部22に格納された各種のプログラムを実行する。
【0077】
記憶部22は、例えば、HDD、SSD、EEPROM、ROM、RAM等を含む。なお、記憶部22は、情報処理装置20に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置であってもよい。記憶部22は、情報処理装置20が処理する各種の情報、各種の画像、各種のプログラム等を格納する。
【0078】
入力受付部23は、キーボード、マウス、タッチパッド等の入力装置である。なお、入力受付部23は、表示部25と一体に構成されたタッチパネルであってもよい。
【0079】
通信部24は、例えば、アンテナ、USB等のデジタル入出力ポート、イーサネット(登録商標)ポート等を含んで構成される。
【0080】
表示部25は、例えば、液晶ディスプレイパネル、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイパネル等の表示装置である。
【0081】
<情報処理端末及び情報処理装置の機能構成>
以下、情報処理端末10-1及び情報処理装置20の機能構成を例に挙げて、N個の情報処理端末及び情報処理装置20の機能構成について説明する。
図5は、情報処理端末10-1及び情報処理装置20の機能構成の一例を示す図である。
【0082】
情報処理端末10-1は、記憶部12と、入力受付部13と、通信部14と、表示部15と、制御部16を備える。
【0083】
制御部16は、情報処理端末10-1の全体を制御する。制御部16は、例えば、表示制御部161と、通信制御部162を備える。制御部16が備えるこれらの機能部は、例えば、プロセッサー11が、記憶部12に記憶された各種のプログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
【0084】
表示制御部161は、受け付けた操作に応じて、各種の画像を生成する。表示制御部161は、生成した画像を表示部15に表示させる。
【0085】
通信制御部162は、通信部14を介した情報処理装置20との通信を制御する。
【0086】
情報処理装置20は、記憶部22と、入力受付部23と、通信部24と、表示部25と、制御部26を備える。
【0087】
制御部26は、情報処理装置20の全体を制御する。制御部26は、例えば、処理部261と、通信制御部262を備える。制御部26が備えるこれらの機能部は、例えば、プロセッサー21が、記憶部22に記憶された各種のプログラムを実行することにより実現される。また、当該機能部のうちの一部又は全部は、LSI、ASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
【0088】
処理部261は、受け付けた操作に応じて、各種の処理を行う。
【0089】
通信制御部262は、通信部24を介した情報処理端末10-1との通信を制御する。
【0090】
<不具合が生じた設備についての修理の依頼を受け付ける処理>
以下、情報処理端末10-1が行う処理を例に挙げて、N個の情報処理端末のそれぞれが行う処理のうち、不具合が生じた設備についての修理の依頼を受け付ける処理について説明する。
図6は、情報処理端末10-1が行う処理のうち、不具合が生じた設備についての修理の依頼を受け付ける処理の流れの一例を示す図である。以下では、一例として、
図6に示したステップS110の処理が行われるよりも前のタイミングにおいて、情報処理端末10-1による情報処理装置20へのログインが成功している場合について説明する。
【0091】
表示制御部161は、住戸Rについての修理依頼受付画像の取得の要求を情報処理装置20に出力する。そして、情報処理端末10-1は、当該要求の応答として、当該修理依頼受付画像情報を情報処理装置20から取得する(ステップS110)。この際、情報処理端末10-1は、当該修理依頼受付画像情報とともに、ユーザー情報を取得する。
【0092】
次に、表示制御部161は、ステップS110において取得した修理依頼受付画像情報及びユーザー情報に基づいて、修理依頼受付画像を生成する。そして、表示制御部161は、生成した修理依頼受付画像を表示部15に表示させる(ステップS120)。修理依頼受付画像情報及びユーザー情報に基づいて修理依頼受付画像を生成する方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。ただし、この一例では、表示制御部161は、ステップS120の処理において、ユーザー情報に含まれるユーザー名、住戸識別情報のそれぞれを特定し、特定したユーザー名及び住戸識別情報のそれぞれを含む画像として、修理依頼受付画像を生成する。これにより、ユーザーは、修理依頼受付画像へユーザー名及び住戸識別情報の入力を行わなくてよい。その結果、情報処理システム1は、不具合が生じた設備についての修理の依頼に係るユーザーの作業量を、少なくすることができる。また、情報処理システム1は、ユーザーによる誤った情報の入力が行われてしまうことを抑制することができる。
【0093】
次に、表示制御部161は、表示部15に表示されている修理依頼受付画像を介した操作を受け付けるまで待機する(ステップS130)。
【0094】
表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作を受け付けたと判定した場合(ステップS130-YES)、受け付けた操作に応じた処理を行う(ステップS140)。例えば、表示制御部161は、ステップS120において表示部15に表示された修理依頼受付画像が
図2に示した画像P1であった場合において、入力部G3に含まれるチェックボックスのいずれかのチェックボックスに選択操作(タップ、クリック等)が行われた場合、選択操作が行われたチェックボックスがチェックされたことを示すチェックマークを表示する。そして、表示制御部161は、入力部G3においてチェックマークが表示されたチェックボックスが示す場所を、住戸Rが備える設備のうちの不具合が生じた設備が設置された場所として特定する。
【0095】
次に、表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了するか否かを判定する(ステップS150)。例えば、表示制御部161は、ステップS120において表示部15に表示された修理依頼受付画像が
図2に示した画像P1であった場合、且つ、ステップS130においてボタンB1への選択操作を受け付けた場合、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了すると判定する。この場合、表示制御部161は、ステップS120において表示部15に表示された修理依頼受付画像が
図2に示した画像P1であった場合、且つ、ステップS130においてボタンB1への選択操作を受け付けていない場合、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了しないと判定する。なお、表示制御部161は、他の方法により、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了するか否かを判定する構成であってもよい。
【0096】
表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了しないと判定した場合(ステップS150-NO)、ステップS130に遷移し、表示部15に表示されている修理依頼受付画像を介した操作を受け付けるまで再び待機する。
【0097】
一方、表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了すると判定した場合(ステップS150-YES)、修理依頼受付画像に含まれている各種のGUIにより特定された(又は受け付けられた)事項(例えば、ユーザー名、設備設置場所情報、設備設置部屋情報、設備名情報、発注、症状、時期、設備関連情報、設備外観情報、連絡先、時間帯等)のそれぞれを示す情報を含む情報を、依頼情報として生成する。そして、表示制御部161は、生成した依頼情報を情報処理装置20に出力する(ステップS160)。
【0098】
次に、表示制御部161は、表示部15から修理依頼受付画像の表示を削除する(ステップS170)。
【0099】
次に、表示制御部161は、ステップS160において情報処理装置20に出力した依頼情報に対する応答として、デジタルギフトを情報処理装置20から取得する(ステップS180)。
【0100】
次に、表示制御部161は、ステップS180において取得したデジタルギフトを表示部15に表示させ(ステップS190)、処理を終了する。なお、本実施形態では、デジタルギフトに対する操作によって情報処理端末10-1が行う処理については、説明を省略する。また、ステップS180及びステップS190の処理は、ステップS170の処理と並列に行われてもよく、ステップS170の処理と逆の順で行われてもよい。
【0101】
以上のように、情報処理端末10-1は、受け付けられた操作に応じて、住戸Rが備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示部15に表示させる。これにより、情報処理端末10-1は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0102】
<情報処理装置が行う処理のうちの修理依頼受付画像に係る処理>
以下、情報処理装置20が行う処理のうちの修理依頼受付画像に係る処理について説明する。
図7は、情報処理装置20が行う処理のうちの修理依頼受付画像に係る処理の流れの一例を示す図である。以下では、一例として、
図7に示したステップS210の処理が行われるよりも前のタイミングにおいて、情報処理端末10-1による情報処理装置20へのログインが成功している場合について説明する。また、以下では、一例として、情報処理装置20にログインしている情報処理端末が、情報処理端末10-1のみである場合について説明する。
【0103】
処理部261は、修理依頼受付画像の取得の要求を情報処理端末10-1から受け付けるまで待機する(ステップS210)。
図7では、ステップS210の処理を「取得要求受付?」として示している。
【0104】
処理部261は、修理依頼受付画像の取得の要求を情報処理端末10-1から受け付けたと判定した場合(ステップS210-YES)、記憶部22に予め記憶された修理依頼受付画像情報を記憶部22から読み出す(ステップS220)。この際、処理部261は、記憶部22に予め記憶されたユーザー情報のうち、予め受け付けたログイン情報に含まれるユーザー識別情報に対応付けられたユーザー情報を記憶部22から読み出す。
【0105】
次に、処理部261は、ステップS220において読み出した修理依頼受付画像情報を、ステップS210において受け付けた要求に対する応答として、情報処理端末10-1に出力する(ステップS230)。この際、処理部261は、当該修理依頼受付画像情報とともに、ステップS220において読み出したユーザー情報を、当該応答として情報処理端末10-1に出力する。
【0106】
次に、処理部261は、依頼情報を情報処理端末10-1から取得するまで待機する(ステップS240)。
【0107】
処理部261は、依頼情報を情報処理端末10-1から取得したと判定した場合(ステップS240-YES)、取得した依頼情報を、リスト化して記憶部22に記憶する(ステップS250)。
【0108】
次に、処理部261は、ステップS240において取得した依頼情報に対する応答として、デジタルギフトを情報処理端末10-1に出力する(ステップS260)。なお、デジタルギフトを情報処理端末10-1に出力する方法は、既知の方法であってもよく、これから開発される方法であってもよい。
【0109】
次に、処理部261は、ステップS250において記憶部22に記憶した依頼情報を、他の装置に出力し(ステップS270)、処理を終了する。なお、ステップS270の処理は、ステップS260の処理と並列に行われてもよく、ステップS260の処理と逆の順で行われてもよい。
【0110】
以上のように、情報処理装置20は、情報処理端末10-1からの要求に応じて、修理依頼受付画像情報を情報処理端末10-1に出力する。これにより、情報処理装置20は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0111】
なお、情報処理装置20は、修理依頼受付画像情報及びユーザー情報を情報処理端末10-1に出力する構成に代えて、情報処理端末10-1からの要求に応じて修理依頼受付画像を生成し、生成した修理依頼受付画像を情報処理端末10-1に出力して表示させる構成であってもよい。この場合、情報処理装置20は、修理依頼受付画像を生成し、生成した修理依頼受付画像を情報処理端末10-1に出力して表示させる表示制御部を備える。
【0112】
<実施形態の変形例>
以下、実施形態の変形例について説明する。上記において説明した例では、情報処理端末10-1は、インターネットブラウザの機能を用いて、修理依頼受付画像を表示部15に表示させていた。しかしながら、情報処理端末10-1は、専用のアプリケーションプログラムの実行により、修理依頼受付画像を表示部15に表示させる構成であってもよい。この場合、修理依頼受付画像情報は、情報処理端末10-1の記憶部12に予め記憶されている。このため、当該場合、情報処理端末10-1は、修理依頼受付画像情報を情報処理装置20から取得せず、ユーザー情報を情報処理装置20から取得する。
【0113】
図8は、情報処理端末10-1が行う処理のうち、不具合が生じた設備についての修理の依頼を受け付ける処理の流れの他の例を示す図である。以下では、一例として、
図8に示したステップS310の処理が行われるよりも前のタイミングにおいて、情報処理端末10-1による情報処理装置20へのログインが成功している場合について説明する。
【0114】
表示制御部161は、記憶部12に予め記憶された修理依頼受付画像情報を記憶部12から読み出す(ステップS310)。
【0115】
次に、表示制御部161は、情報処理装置20へのログイン時において情報処理装置20に出力したユーザー識別情報に基づいて、当該ユーザー識別情報に対応付けられたユーザー情報の取得の要求を情報処理装置20に出力する。そして、表示制御部161は、当該要求に対する応答として、当該ユーザー情報を情報処理装置20から取得する(ステップS320)。
【0116】
次に、表示制御部161は、ステップS310において読み出した修理依頼受付画像情報と、ステップS320において取得したユーザー情報とに基づいて、修理依頼受付画像を生成する。表示制御部161は、生成した修理依頼受付画像を表示部15に表示させる(ステップS330)。
【0117】
次に、表示制御部161は、表示部15に表示されている修理依頼受付画像を介した操作を受け付けるまで待機する(ステップS340)。ステップS340の処理は、
図6に示したステップS130の処理と同様の処理である。このため、ステップS340の処理についての詳細な説明を省略する。
【0118】
表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作を受け付けたと判定した場合(ステップS340-YES)、受け付けた操作に応じた処理を行う(ステップS350)。
【0119】
次に、表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了するか否かを判定する(ステップS360)。ステップS360の処理は、
図6に示したステップS150の処理と同様の処理である。このため、ステップS360の処理についての詳細な説明を省略する。
【0120】
表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了しないと判定した場合(ステップS360-NO)、ステップS340に遷移し、表示部15に表示されている修理依頼受付画像を介した操作を受け付けるまで再び待機する。
【0121】
一方、表示制御部161は、修理依頼受付画像を介した操作の受付を終了すると判定した場合(ステップS360-YES)、修理依頼受付画像に含まれている各種のGUIにより特定された(又は受け付けられた)事項(例えば、ユーザー名、設備設置場所情報、設備設置部屋情報、設備名情報、発注、症状、時期、設備関連情報、設備外観情報、連絡先、時間帯等)のそれぞれを示す情報を含む情報を、依頼情報として生成する。そして、表示制御部161は、生成した依頼情報を情報処理装置20に出力する(ステップS370)。
【0122】
次に、表示制御部161は、表示部15から修理依頼受付画像の表示を削除する(ステップS380)。
【0123】
次に、表示制御部161は、ステップS370において情報処理装置20に出力した依頼情報に対する応答として、デジタルギフトを情報処理装置20から取得する(ステップS390)。
【0124】
次に、表示制御部161は、ステップS390において取得したデジタルギフトを表示部15に表示させ(ステップS400)、処理を終了する。なお、ステップS390及びステップS400の処理は、ステップS380の処理と並列に行われてもよく、ステップS380の処理と逆の順で行われてもよい。
【0125】
図9は、情報処理装置20が行う処理のうちの修理依頼受付画像に係る処理の流れの他の例を示す図である。以下では、一例として、
図9に示したステップS410の処理が行われるよりも前のタイミングにおいて、情報処理端末10-1による情報処理装置20へのログインが成功している場合について説明する。また、以下では、一例として、情報処理装置20にログインしている情報処理端末が、情報処理端末10-1のみである場合について説明する。
【0126】
処理部261は、依頼情報を情報処理端末10-1から取得するまで待機する(ステップS410)。
【0127】
処理部261は、依頼情報を情報処理端末10-1から取得したと判定した場合(ステップS410-YES)、取得した依頼情報を、リスト化して記憶部22に記憶する(ステップS420)。
【0128】
次に、処理部261は、ステップS410において取得した依頼情報に対する応答として、デジタルギフトを情報処理端末10-1に出力する(ステップS430)。
【0129】
次に、処理部261は、ステップS420において記憶部22に記憶した依頼情報を、他の装置に出力し(ステップS440)、処理を終了する。なお、ステップS440の処理は、ステップS430の処理と並列に行われてもよく、ステップS430の処理と逆の順で行われてもよい。
【0130】
このように、実施形態の変形例に係る情報処理端末10-1は、専用のアプリケーションプログラムの実行により、修理依頼受付画像を表示部15に表示させる。この場合であっても、情報処理端末10-1は、住戸Rが備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0131】
なお、上記において説明した情報処理装置20は、例えば、依頼情報を取得した場合、管理会社のメールサーバーへ、依頼情報を取得したことを示す情報を含む電子メールを送信する構成であってもよい。この場合、当該メールサーバーは、情報処理装置20から受信した当該電子メールを蓄積するとともに、RPA(Robotic Process Automation)によって管理会社内のデータベースへ当該電子メールを登録する。これにより、管理会社のスタッフは、当該データベースを閲覧することにより、当該依頼情報に基づいて、不具合が生じた設備の修理の発注を、速やかに行うことができる。ここで、当該スタッフによる当該修理の発注は、機械学習のモデル等と連携することにより、当該スタッフからの操作を介さずに自動的に行われる構成であってもよい。
【0132】
以上のように、実施形態に係るプログラムは、コンピューターに、操作を受け付けさせる受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸(上記において説明した例では、住戸R)が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像(上記において説明した例では、画像P1)を表示装置(上記において説明した例では、表示部15)に表示させる表示ステップと、を実行させるプログラムであって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部(上記において説明した例では、設備外観情報受付部H1~設備外観情報受付部H3)と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報(上記において説明した例では、設備外観情報入力促進情報H11~設備外観情報入力促進情報H13)とが含まれている。これにより、プログラムは、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0133】
また、プログラムでは、コンピューターは、情報処理端末(上記において説明した例では、情報処理端末10-1)と通信可能に接続される情報処理装置(上記において説明した例では、情報処理装置20)に備えられており、受付ステップは、情報処理端末から操作をコンピューターに受け付けさせ、表示装置は、情報処理端末に備えられている、構成が用いられてもよい。
【0134】
また、プログラムは、コンピューターに、修理依頼受付画像を介して情報処理端末が受け付けた設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けた場合、受け付けた設備外観情報を含む情報を記憶装置(上記において説明した例では、記憶部22)に記憶させる記憶ステップを更に実行させる、構成が用いられてもよい。
【0135】
また、プログラムは、コンピューターに、修理依頼受付画像を介して情報処理端末が受け付けた設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けた場合、設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けたことを示す情報を情報処理端末に出力する第1出力ステップを更に実行させる、構成が用いられてもよい。
【0136】
また、プログラムは、コンピューターに、修理依頼受付画像を介して情報処理端末が受け付けた設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けた場合、デジタルギフトを情報処理端末に出力する第2出力ステップを更に実行させる、構成が用いられてもよい。
【0137】
また、プログラムは、コンピューターに、修理依頼受付画像を介して情報処理端末が受け付けた設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けた場合、設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けたことを示す情報を他の装置に出力する第3出力ステップを更に実行させる、構成が用いられてもよい。
【0138】
また、プログラムでは、コンピューターは、情報処理装置と通信可能に接続される情報処理端末に備えられており、表示装置は、情報処理端末に備えられている、構成が用いられてもよい。
【0139】
また、プログラムでは、コンピューターに、修理依頼受付画像を介して設備外観情報を含む情報を情報処理端末が受け付けた場合、受け付けた設備外観情報を含む情報を情報処理装置に出力する第4出力ステップを更に実行させる、構成が用いられてもよい。
【0140】
また、プログラムでは、設備外観情報受付部には、設備外観情報の入力を受け付けるGUI(Graphical User Interface)がN個含まれており、Nは、1以上の整数のいずれかであり、修理依頼受付画像には、設備外観情報入力促進情報がN個含まれており、N個の設備外観情報受付部と、N個の設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられている、構成が用いられてもよい。
【0141】
また、プログラムでは、N個の設備外観情報には、設備の外観が撮像された画像が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0142】
また、プログラムでは、N個の設備外観情報入力促進情報には、設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所を撮像可能な撮像可能方向から設備を見た場合における設備の輪郭の全体を含む領域が撮像された第1画像の入力を促す第1促進情報と、当該撮像可能方向から設備を見た場合における不具合箇所を含む領域が撮像された第2画像の入力を促す第2促進情報と、設備を識別する設備識別情報を含む領域が撮像された第3画像の入力を促す第3促進情報とのうちの一部又は全部が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0143】
また、プログラムでは、N個の設備外観情報入力促進情報には、第1促進情報と、第2促進情報と、第3促進情報との全部が含まれており、第1促進情報と第2促進情報と第3促進情報とのそれぞれには、順序が割り当てられており、割り当てられた順序を示す順序情報が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0144】
また、プログラムは、コンピューターに、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、ユーザーを識別するユーザー識別情報を特定する第1特定ステップと、第1特定ステップにより特定されたユーザー識別情報に対応付けられたユーザー名を特定する第2特定ステップと、を更に実行させ、修理依頼受付画像には、第2特定ステップにより特定されたユーザー名が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0145】
また、プログラムは、コンピューターに、第1特定ステップにより特定されたユーザー識別情報に対応付けられた情報のうち、ユーザーの住戸を識別する住戸識別情報を特定する第3特定ステップを更に実行させ、修理依頼受付画像には、住戸識別情報が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0146】
また、プログラムでは、修理依頼受付画像には、設備が設置された場所を示す設備設置場所情報の入力を受け付けるGUIが含まれている、構成が用いられてもよい。
【0147】
また、プログラムでは、修理依頼受付画像には、設備が有する部品のうち不具合が生じている不具合部品の発注を示す情報の入力を受け付けるGUIが含まれている、構成が用いられてもよい。
【0148】
また、プログラムでは、修理依頼受付画像には、設備に生じている不具合を説明する文章の入力を受け付けるGUIと、設備に不具合が生じた時期を示す時期情報の入力を受け付けるGUIと、設備に関する設備関連情報の入力を受け付けるGUIと、のうちの一部又は全部が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0149】
また、実施形態に係る情報処理システム(上記において説明した例では、情報処理システム1)は、情報処理端末と、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれている。これにより、情報処理システムは、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0150】
また、実施形態に係る情報処理端末は、情報処理端末であって、操作を受け付ける受付部(上記において説明した例では、入力受付部13)と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部(上記において説明した例では、表示制御部161)と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれている。これにより、情報処理端末は、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0151】
また、実施形態に係る情報処理装置は、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置であって、情報処理端末からの操作を受け付ける受付部(上記において説明した例では、通信部24)と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれている。これにより、情報処理装置は、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0152】
また、実施形態に係る修理依頼受付画像の表示方法は、受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示方法であって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれている。これにより、修理依頼受付画像の表示方法は、住戸が備える設備に不具合が生じた場合において、不具合が生じた設備についての修理が速やかに行われるようにすることができる。
【0153】
また、実施形態に係るプログラムは、コンピューターに、操作を受け付けさせる受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示ステップと、を実行させるプログラムであって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIをN個含む設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれており、Nは、1以上の整数のいずれかであり、修理依頼受付画像には、設備外観情報入力促進情報がN個含まれており、N個の設備外観情報受付部と、N個の設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられており、N個の設備外観情報には、設備の外観が撮像された画像が含まれており、N個の設備外観情報入力促進情報には、設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所に関する撮像画像の入力を促す促進情報が含まれている、プログラムである。
【0154】
また、プログラムでは、N個の設備外観情報入力促進情報には、促進情報として、不具合箇所を撮像可能な撮像可能方向から設備を見た場合における設備の輪郭の全体を含む領域が撮像された第1画像の入力を促す第1促進情報と、撮像可能方向から設備を見た場合における不具合箇所を含む領域が撮像された第2画像の入力を促す第2促進情報と、設備を識別する設備識別情報を含む領域が撮像された第3画像の入力を促す第3促進情報とのうちの少なくとも1つが含まれている、構成が用いられてもよい。
【0155】
また、プログラムでは、N個の設備外観情報入力促進情報に、促進情報として、第1促進情報と、第2促進情報と、第3促進情報とのうち少なくとも2つが含まれており、当該少なくとも2つには、順序が割り当てられており、割り当てられた順序を示す順序情報が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0156】
また、プログラムでは、N個の設備外観情報入力促進情報に、促進情報として、第1促進情報と、第2促進情報と、第3促進情報とが含まれており、第1促進情報と第2促進情報と第3促進情報とのそれぞれには、順序が割り当てられており、割り当てられた順序を示す順序情報が含まれている、構成が用いられてもよい。
【0157】
また、実施形態に係るプログラムは、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置に備えられているコンピューターに、情報処理端末から操作を受け付けさせる受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を、情報処理端末に備えられている表示装置に表示させる表示ステップと、第2出力ステップと、を実行させるプログラムであって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれており、第2出力ステップは、修理依頼受付画像を介して情報処理端末が受け付けた設備外観情報を含む情報を情報処理装置が受け付けた場合、デジタルギフトを情報処理端末に出力する、プログラムである。
【0158】
また、実施形態に係るプログラムは、コンピューターに、操作を受け付けさせる受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示ステップと、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、ユーザーを識別するユーザー識別情報を特定する第1特定ステップと、第1特定ステップにより特定されたユーザー識別情報に対応付けられたユーザー名を特定する第2特定ステップと、を実行させるプログラムであって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、第2特定ステップにより特定されたユーザー名とが含まれている、プログラムである。
【0159】
また、実施形態に係る情報処理システムは、情報処理端末と、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIをN個含む設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれており、Nは、1以上の整数のいずれかであり、修理依頼受付画像には、設備外観情報入力促進情報がN個含まれており、N個の設備外観情報受付部と、N個の設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられており、N個の設備外観情報には、設備の外観が撮像された画像が含まれており、N個の設備外観情報入力促進情報には、設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所に関する撮像画像の入力を促す促進情報が含まれている、情報処理システムである。
【0160】
また、実施形態に係る情報処理端末は、情報処理端末であって、操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIをN個含む設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれており、Nは、1以上の整数のいずれかであり、修理依頼受付画像には、設備外観情報入力促進情報がN個含まれており、N個の設備外観情報受付部と、N個の設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられており、N個の設備外観情報には、設備の外観が撮像された画像が含まれており、N個の設備外観情報入力促進情報には、設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所に関する撮像画像の入力を促す促進情報が含まれている、情報処理端末である。
【0161】
また、実施形態に係る情報処理装置は、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置であって、情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIをN個含む設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれており、Nは、1以上の整数のいずれかであり、修理依頼受付画像には、設備外観情報入力促進情報がN個含まれており、N個の設備外観情報受付部と、N個の設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられており、N個の設備外観情報には、設備の外観が撮像された画像が含まれており、N個の設備外観情報入力促進情報には、設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所に関する撮像画像の入力を促す促進情報が含まれている、情報処理装置である。
【0162】
また、実施形態に係る修理依頼受付画像の表示方法は、受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示方法であって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付けるGUIをN個含む設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報とが含まれており、Nは、1以上の整数のいずれかであり、修理依頼受付画像には、設備外観情報入力促進情報がN個含まれており、N個の設備外観情報受付部と、N個の設備外観情報入力促進情報とは、一対一に対応付けられており、N個の設備外観情報には、設備の外観が撮像された画像が含まれており、N個の設備外観情報入力促進情報には、設備において不具合が生じていると推定される不具合箇所に関する撮像画像の入力を促す促進情報が含まれている、修理依頼受付画像の表示方法である。
【0163】
また、実施形態に係るプログラムは、コンピューターに、操作を受け付けさせる受付ステップと、受付ステップにより受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示ステップと、を実行させるプログラムであって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、プログラムである。
【0164】
また、実施形態に係るプログラムでは、修理依頼受付画像には、インターフェースとして、設備に生じている不具合を説明する文章の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、構成が用いられてもよい。
【0165】
また、実施形態に係るプログラムでは、修理依頼受付画像には、インターフェースとして、設備に不具合が生じた時期を示す時期情報の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、構成が用いられてもよい。
【0166】
また、実施形態に係るプログラムでは、修理依頼受付画像には、インターフェースとして、設備に関する設備関連情報の入力を受け付けるインターフェースが含まれている、構成が用いられてもよい。
【0167】
また、実施形態に係る情報処理システムは、情報処理端末と、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置とを備える情報処理システムであって、情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、情報処理システムである。
【0168】
また、実施形態に係る情報処理端末は、情報処理端末であって、操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、情報処理端末である。
【0169】
また、実施形態に係る情報処理装置は、情報処理端末と通信可能に接続される情報処理装置であって、情報処理端末からの操作を受け付ける受付部と、受付部により受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を情報処理端末の表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、情報処理装置である。
【0170】
また、実施形態に係る修理依頼受付画像の表示方法は、受け付けられた操作に応じて、住戸が備える設備についての修理の依頼を受け付ける修理依頼受付画像を表示装置に表示させる表示方法であって、修理依頼受付画像には少なくとも、設備の外観を表す設備外観情報の入力を受け付ける設備外観情報受付部と、設備外観情報の入力を促す設備外観情報入力促進情報と、設備に生じている不具合に関する情報の入力を受け付けるインターフェースとが含まれている、修理依頼受付画像の表示方法である。
【0171】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
【0172】
また、以上に説明した装置(例えば、情報処理端末10-1、情報処理装置20)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD(Compact Disk)-ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0173】
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【符号の説明】
【0174】
1…情報処理システム、10、10-1、10-N…情報処理端末、11…プロセッサー、12…記憶部、13…入力受付部、14…通信部、15…表示部、16…制御部、20…情報処理装置、21…プロセッサー、22…記憶部、23…入力受付部、24…通信部、25…表示部、26…制御部、161…表示制御部、162…通信制御部、261…処理部、262…通信制御部、H1、H2、H3…設備外観情報受付部、H11、H12、H13…設備外観情報入力促進情報、R…住戸