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特開2022-91052美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022091052
(43)【公開日】2022-06-20
(54)【発明の名称】美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220613BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20220613BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220613BHJP
   G16Y 10/45 20200101ALI20220613BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/02
G06Q30/02 320
G16Y10/45
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020203749
(22)【出願日】2020-12-08
(71)【出願人】
【識別番号】520484690
【氏名又は名称】株式会社GIANT SWING PRODUCTIONS
(74)【代理人】
【識別番号】100167715
【弁理士】
【氏名又は名称】古岩 信嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100084445
【弁理士】
【氏名又は名称】古岩 信幸
(72)【発明者】
【氏名】坂平 修治
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA03
5L049BB07
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】自分で使用できる美容器の利用予約を、センター端末と携帯端末との間で行える美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラムを提供する。
【解決手段】美容器利用運用システムにおいて、自身で使用することができる美容器100をオンラインで利用予約するときに、利用者の現在地に応じて利用者の望みの所在地の美容スタジオ110に設置されている美容器100を望みの利用時間帯に自分で使用できるように利用予約し、該当する時間帯に該当する所在地の美容スタジオ110に利用者が行き、携帯端末1に保存している2次元コードを美容器100のカメラに読み取らせることで自動的に予約時間帯の間だけ当該美容器100を使用可能にして利用者に使用させ、利用者の口コミ投稿で報酬としてポイントを付与し、口コミ閲覧者にもポイントを付与する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の提携美容スタジオに設置され、インターネット通信機能を備えた美容器端末をセットするスロットを備え、当該美容器端末の起動・停止信号により前記美容器本体を起動・停止することができる美容器と、インターネット通信機能を備え、利用者情報、美容スタジオ情報、美容器情報を記憶装置に保存し管理するセンター端末と、インターネット通信機能を備えた携帯端末と、前記美容スタジオそれぞれに設置され、インターネット通信機能を備えた美容スタジオ端末とを備えた美容器利用運用システムであって、
前記センター端末は、前記携帯端末から送られてきた利用者ID及びパスワードを含む利用者情報、前記美容器端末から送られてきた美容器端末IDを含む美容器端末情報、前記美容スタジオ端末から送られてきた美容スタジオID及びパスワード、所在地、利用予約状況を含む美容スタジオ情報を記憶装置に記憶し、
前記センター端末は、前記携帯端末からの利用予約要求に対して、当該携帯端末の現在地情報を取得し、前記美容スタジオ情報を検索して前記携帯端末の現在地の近くに所在する美容スタジオを1店乃至複数店抽出し、かつ抽出された美容スタジオそれぞれの利用予約状況を参照して利用可能な未予約時間帯を割り出し、当該抽出した1店乃至複数店の美容スタジオそれぞれについてそれらの所在地と利用可能な時間帯を含む予約可能な美容スタジオそれぞれの美容スタジオ情報を前記利用予約要求元の携帯端末に送信し、
前記利用予約要求元の携帯端末は、前記センター端末から送られてきた予約可能な美容スタジオぞれぞれの美容スタジオ情報を画面表示して利用者に提示し、
前記センター端末は、前記利用予約要求元の携帯端末から送られてきた、選択美容スタジオの美容スタジオIDと利用予約時間と決済情報とを含む利用予約情報を受信して当該美容スタジオIDの予約情報データに追加し、かつ当該美容スタジオIDと紐付けされている美容器端末IDの美容器端末に対して利用予約情報を送信し、
前記美容器端末は、前記利用予約情報を受信して保持し、
前記美容器端末は、前記携帯端末の画面に表示されている予約内容を含む2次元コードを読み取って解析し、前記センター端末から送られてきた利用予約情報と当該2次元コードに含まれている利用予約情報とを照合し、一致した時に当該美容器端末がセットされている前記美容器の美容器本体を起動させて施術可能な状態にし、予約時間帯の終了まで当該起動を継続し、
前記美容器端末は、前記予約時間帯が終了すれば前記美容器本体を停止させて利用停止を前記センター端末に送信し、
前記センター端末は、利用停止した情報を当該美容器端末IDに紐付けされている前記美容スタジオIDの美容スタジオ情報に追加し、
前記センター端末は、前記利用者の携帯端末に対して口コミ投稿画面を送信し、前記携帯端末からの口コミ投稿を受信した時に当該利用者に対して口コミ投稿報酬として所定高のポイントを付与し、
前記センター端末は、前記利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールすることを特徴とする美容器利用運用システム。
【請求項2】
前記センター端末は、当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者が口コミ情報をシェアしたときに口コミ紹介の報酬として所定高のポイントを付与し、
前記センター端末は、前記携帯端末の利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールすることを特徴とする請求項1に記載の美容器利用運用システム。
【請求項3】
前記センター端末は、前記利用代金の徴収、ポイントに電子マネーを利用することを特徴とする請求項1又は2に記載の美容器利用運用システム。
【請求項4】
複数の提携美容スタジオに設置され、インターネット通信機能を備えた美容器端末をセットするスロットを備え、当該美容器端末の起動・停止信号により美容器本体を起動・停止させることができる美容器と、インターネット通信機能を備え、利用者情報、美容スタジオ情報、美容器情報を記憶装置に保存し管理するセンター端末と、インターネット通信機能を備えた携帯端末と、前記美容スタジオそれぞれに設置され、インターネット通信機能を備えた美容スタジオ端末とで構成されるネットワークシステムにおいて実施する美容器利用運用方法あって、
前記センター端末が、前記携帯端末から送られてきた利用者ID及びパスワードを含む利用者情報、前記美容器端末から送られてきた美容器端末IDを含む美容器端末情報、前記美容スタジオ端末から送られてきた美容スタジオID及びパスワード、所在地、利用予約状況を含む美容スタジオ情報を記憶装置に記憶するステップと、
前記センター端末が、前記携帯端末からの利用予約要求に対して、当該携帯端末の現在地情報を取得し、前記美容スタジオ情報を検索して前記携帯端末の現在地の近くに所在する美容スタジオを1店乃至複数店抽出し、かつ抽出された美容スタジオそれぞれの利用予約状況を参照して利用可能な未予約時間帯を割り出し、当該抽出した1店乃至複数店の美容スタジオそれぞれについてそれらの所在地と利用可能な時間帯を含む予約可能な美容スタジオそれぞれの美容スタジオ情報を前記利用予約要求元の携帯端末に送信するステップと、
前記利用予約要求元の携帯端末が、前記センター端末から送られてきた予約可能な美容スタジオぞれぞれの美容スタジオ情報を画面表示して利用者に提示するステップと、
前記センター端末が、前記利用予約要求元の携帯端末から送られてきた、選択美容スタジオの美容スタジオIDと利用予約時間と決済情報とを含む利用予約情報を受信して当該美容スタジオIDの予約情報データに追加し、かつ当該美容スタジオIDと紐付けされている美容器端末IDの美容器端末に対して利用予約情報を送信するステップと、
前記美容器端末が、前記利用予約情報を受信して保持するステップと、
前記美容器端末が、前記携帯端末の画面に表示されている予約内容を含む2次元コードを読み取って解析し、前記センター端末から送られてきた利用予約情報と当該2次元コードに含まれている利用予約情報とを照合し、一致した時に当該美容器端末がセットされている前記美容器の美容器本体を起動させて施術可能な状態にし、予約時間帯の終了まで当該起動を継続するステップと、
前記美容器端末が、前記予約時間帯が終了すれば前記美容器本体を停止させて利用停止を前記センター端末に送信するステップと、
前記センター端末が、利用停止した情報を当該美容器端末IDに紐付けされている前記美容スタジオIDの美容スタジオ情報に追加するステップと、
前記センター端末が、前記利用者の携帯端末に対して口コミ投稿画面を送信し、前記携帯端末からの口コミ投稿を受信した時に当該利用者に対して口コミ投稿報酬として所定高のポイントを付与するステップと、
前記センター端末が、前記利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールするステップと、
を有することを特徴とする美容器利用運用方法。
【請求項5】
前記センター端末が、当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者が口コミ情報をシェアしたときに口コミ紹介の報酬として所定高のポイントを付与するステップと、
前記センター端末が、前記携帯端末の利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールするステップと、
を有することを特徴とする請求項4に記載の美容器利用運用方法。
【請求項6】
前記センター端末が、前記利用代金の徴収、ポイントに電子マネーを利用することを特徴とする請求項4又は5に記載の美容器利用運用方法。
【請求項7】
複数の提携美容スタジオに設置され、インターネット通信機能を備えた美容器端末をセットするスロットを備え、当該美容器端末の起動・停止信号により美容器本体を起動・停止させることができる美容器と、インターネット通信機能を備え、利用者情報、美容スタジオ情報、美容器情報を記憶装置に保存し管理するセンター端末と、インターネット通信機能を備えた携帯端末と、前記美容スタジオそれぞれに設置され、インターネット通信機能を備えた美容スタジオ端末とで構成されるネットワークシステムにおいて実行する美容器利用運用プログラムであって、
前記センター端末が、前記携帯端末から送られてきた利用者ID及びパスワードを含む利用者情報、前記美容器端末から送られてきた美容器端末IDを含む美容器端末情報、前記美容スタジオ端末から送られてきた美容スタジオID及びパスワード、所在地、利用予約状況を含む美容スタジオ情報を記憶装置に記憶するステップと、
前記センター端末が、前記携帯端末からの利用予約要求に対して、当該携帯端末の現在地情報を取得し、前記美容スタジオ情報を検索して前記携帯端末の現在地の近くに所在する美容スタジオを1店乃至複数店抽出し、かつ抽出された美容スタジオそれぞれの利用予約状況を参照して利用可能な未予約時間帯を割り出し、当該抽出した1店乃至複数店の美容スタジオそれぞれについてそれらの所在地と利用可能な時間帯を含む予約可能な美容スタジオそれぞれの美容スタジオ情報を前記利用予約要求元の携帯端末に送信するステップと、
前記利用予約要求元の携帯端末が、前記センター端末から送られてきた予約可能な美容スタジオぞれぞれの美容スタジオ情報を画面表示して利用者に提示するステップと、
前記センター端末が、前記利用予約要求元の携帯端末から送られてきた、選択美容スタジオの美容スタジオIDと利用予約時間と決済情報とを含む利用予約情報を受信して当該美容スタジオIDの予約情報データに追加し、かつ当該美容スタジオIDと紐付けされている美容器端末IDの美容器端末に対して利用予約情報を送信するステップと、
前記美容器端末が、前記利用予約情報を受信して保持するステップと、
前記美容器端末が、前記携帯端末の画面に表示されている予約内容を含む2次元コードを読み取って解析し、前記センター端末から送られてきた利用予約情報と当該2次元コードに含まれている利用予約情報とを照合し、一致した時に当該美容器端末がセットされている前記美容器の美容器本体を起動させて施術可能な状態にし、予約時間帯の終了まで当該起動を継続するステップと、
前記美容器端末が、前記予約時間帯が終了すれば前記美容器本体を停止させて利用停止を前記センター端末に送信するステップと、
前記センター端末が、利用停止した情報を当該美容器端末IDに紐付けされている前記美容スタジオIDの美容スタジオ情報に追加するステップと、
前記センター端末が、前記利用者の携帯端末に対して口コミ投稿画面を送信し、前記携帯端末からの口コミ投稿を受信した時に当該利用者に対して口コミ投稿報酬として所定高のポイントを付与するステップと、
前記センター端末が、当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者に対して口コミ閲覧報酬として所定高のポイントを付与するステップと、
前記センター端末が、前記利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールするステップと、
を実行することを特徴とする美容器利用運用プログラム。
【請求項8】
前記センター端末が、当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者が口コミ情報をシェアしたときに口コミ紹介の報酬として所定高のポイントを付与するステップと、
前記センター端末が、前記携帯端末の利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールするステップと、
を実行することを特徴とする請求項7に記載の美容器利用運用プログラム。
【請求項9】
前記センター端末が、前記利用代金の徴収、ポイントに電子マネーを利用することを特徴とする請求項7又は8に記載の美容器利用運用プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット通信を利用し、利用者の現在地から出向いて利用するのに便利な場所にある美容器を、都合の良い時間帯を指定して利用予約し、実際に利用予約した美容スタジオで利用予約時間帯に美容器を自分で使用できるように美容器利用運用ができ、利用者が実際に利用した後にインターネットの口コミサイトに投稿でき、その投稿によってユーザーにポイントを与えることで投稿を促し、また投稿を見て美容器利用の予約をしてきた利用者にもポイントを与え、当該美容器利用の促進が図るようにした美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネットを通じて利用者が最寄りのあるいはなじみのエステサロンや美容サロンの端末にアクセスしてオンラインで予約できるようにしたシステムは広く知られている。また、インターネットを通じて現在地や現住所の近くのいくつかのエステサロンや美容サロンを検索し、オンラインで予約をとるシステムも知られている。
【0003】
また従来、予約の順番待ちにおいて、現在地から遠い所在地に立地するエステサロンや美容サロンを予約する場合には0番待ちでは間に合わないので、インターネット予約する際に移動時間も考慮して自動的にふさわしい順番まで繰り下げて予約処理をする予約システムも知られている。さらに美容サロン、エステサロンのウェブに口コミ欄を設け、利用者の口コミや質問を受け付けるようにしたサイトも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001-256302号公報
【特許文献2】特開2001-35099号公報
【特許文献3】特開2002-230384号公報
【特許文献4】特開2017-220100号公報
【特許文献5】特開2018-206145号公報
【特許文献6】特許第6402237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来のオンライン予約システムや予約方法によれば、きめ細かな予約がオンラインで行える便利さを提供できる。ところが、オンライン予約において、利用者の現在地に応じて利用者の望みの所在地の美容スタジオに設置されている美容器を望みの利用時間帯に自分で使用できるようにした美容器利用運用システムや美容器利用運用方法は見られない。
【0006】
また美容器の利用の後に利用者が口コミサイトに投稿することでポイントを付与することで口コミ投稿を促し、また利用者の投稿した口コミを見て美容器利用を予約した利用者に対してもポイントを付与することで集客を図る美容器利用運用システムや美容器利用運用方法も見られない。
【0007】
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、オンライン予約において、利用者の現在地に応じて利用者の望みの所在地の美容スタジオに設置されている美容器を望みの利用時間帯に自分で使用できるように利用予約できるようにした美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
また本発明は、美容器を予約して実際に利用した利用者が利用後にインターネットの口コミサイトに投稿でき、その投稿によって該当利用者にポイントを与えることで投稿を促し、また投稿を見て美容器利用の予約をしてきた利用者にもポイントを与え、口コミによるインセンティブとポイント付与によるインセンティブにより当該美容器利用の促進が図れる美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の1つの特徴は、複数の提携美容スタジオに設置され、インターネット通信機能を備えた美容器端末をセットするスロットを備え、当該美容器端末の起動・停止信号により美容器本体を起動・停止させることができる美容器と、インターネット通信機能を備え、利用者情報、美容スタジオ情報、美容器情報を記憶装置に保存し管理するセンター端末と、インターネット通信機能を備えた複数の携帯端末と、前記美容スタジオそれぞれに設置され、インターネット通信機能を備えた美容スタジオ端末とを備えた美容器利用運用システムであって、前記センター端末は、前記携帯端末から送られてきた利用者ID及びパスワードを含む利用者情報、前記美容器端末から送られてきた美容器端末IDを含む美容器端末情報、前記美容スタジオ端末から送られてきた美容スタジオID及びパスワード、所在地、利用予約状況を含む美容スタジオ情報を記憶装置に記憶し、前記センター端末は、前記携帯端末からの利用予約要求に対して、当該携帯端末の現在地情報を取得し、前記美容スタジオ情報を検索して前記携帯端末の現在地の近くに所在する美容スタジオを1店乃至複数店抽出し、かつ抽出された美容スタジオそれぞれの利用予約状況を参照して利用可能な未予約時間帯を割り出し、当該抽出した1店乃至複数店の美容スタジオそれぞれについてそれらの所在地と利用可能な時間帯を含む予約可能な美容スタジオそれぞれの美容スタジオ情報を前記利用予約要求元の携帯端末に送信し、前記利用予約要求元の携帯端末は、前記センター端末から送られてきた予約可能な美容スタジオぞれぞれの美容スタジオ情報を画面表示して利用者に提示し、前記センター端末は、前記利用予約要求元の携帯端末から送られてきた、選択美容スタジオの美容スタジオIDと利用予約時間と決済情報とを含む利用予約情報を受信して当該美容スタジオIDの予約情報データに追加し、かつ当該美容スタジオIDと紐付けされている美容器端末IDの美容器端末に対して利用予約情報を送信し、前記美容器端末は、前記利用予約情報を受信して保持し、前記美容器端末は、前記携帯端末の画面に表示されている予約内容を含む2次元コードを読み取って解析し、前記センター端末から送られてきた利用予約情報と当該2次元コードに含まれている利用予約情報とを照合し、一致した時に当該美容器端末がセットされている前記美容器の美容器本体を起動させて施術可能な状態にし、予約時間帯の終了まで当該起動を継続し、前記美容器端末は、前記予約時間帯が終了すれば前記美容器本体を停止させて利用停止を前記センター端末に送信し、前記センター端末は利用停止した情報を当該美容器端末IDに紐付けされている前記美容スタジオIDの美容スタジオ情報に追加し、前記センター端末は前記利用者の携帯端末に対して口コミ投稿画面を送信し、前記携帯端末からの口コミ投稿を受信した時に当該利用者に対して口コミ投稿報酬として所定高のポイントを付与し、前記センター端末は当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者に対して口コミ閲覧報酬として所定高のポイントを付与し、前記センター端末は、前記利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールする美容器利用運用システムにある。
【0010】
上記美容器利用運用システムにおいては、前記センター端末は、前記利用代金の徴収、ポイントに電子マネーを利用するものとすることができる。
【0011】
本発明の別の特徴は、複数の提携美容スタジオに設置され、インターネット通信機能を備えた美容器端末をセットするスロットを備え、当該美容器端末の起動・停止信号により美容器本体を起動・停止させることができる美容器と、インターネット通信機能を備え、利用者情報、美容スタジオ情報、美容器情報を記憶装置に保存し管理するセンター端末と、インターネット通信機能を備えた複数の携帯端末と、前記美容スタジオそれぞれに設置され、インターネット通信機能を備えた美容スタジオ端末とで構成されるネットワークシステムにおいて実施する美容器利用運用方法あって、前記センター端末が、前記携帯端末から送られてきた利用者ID及びパスワードを含む利用者情報、前記美容器端末から送られてきた美容器端末IDを含む美容器端末情報、前記美容スタジオ端末から送られてきた美容スタジオID及びパスワード、所在地、利用予約状況を含む美容スタジオ情報を記憶装置に記憶するステップと、前記センター端末が、前記携帯端末からの利用予約要求に対して、当該携帯端末の現在地情報を取得し、前記美容スタジオ情報を検索して前記携帯端末の現在地の近くに所在する美容スタジオを1店乃至複数店抽出し、かつ抽出された美容スタジオそれぞれの利用予約状況を参照して利用可能な未予約時間帯を割り出し、当該抽出した1店乃至複数店の美容スタジオそれぞれについてそれらの所在地と利用可能な時間帯を含む予約可能な美容スタジオそれぞれの美容スタジオ情報を前記利用予約要求元の携帯端末に送信するステップと、前記利用予約要求元の携帯端末が、前記センター端末から送られてきた予約可能な美容スタジオぞれぞれの美容スタジオ情報を画面表示して利用者に提示するステップと、前記センター端末が、前記利用予約要求元の携帯端末から送られてきた、選択美容スタジオの美容スタジオIDと利用予約時間と決済情報とを含む利用予約情報を受信して当該美容スタジオIDの予約情報データに追加し、かつ当該美容スタジオIDと紐付けされている美容器端末IDの美容器端末に対して利用予約情報を送信するステップと、前記美容器端末が、前記利用予約情報を受信して保持するステップと、前記美容器端末が、前記携帯端末の画面に表示されている予約内容を含む2次元コードを読み取って解析し、前記センター端末から送られてきた利用予約情報と当該2次元コードに含まれている利用予約情報とを照合し、一致した時に当該美容器端末がセットされている前記美容器の美容器本体を起動させて施術可能な状態にし、予約時間帯の終了まで当該起動を継続するステップと、前記美容器端末が、前記予約時間帯が終了すれば前記美容器本体を停止させて利用停止を前記センター端末に送信するステップと、前記センター端末が利用停止した情報を当該美容器端末IDに紐付けされている前記美容スタジオIDの美容スタジオ情報に追加するステップと、前記センター端末が当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者に対して口コミ閲覧報酬として所定高のポイントを付与するステップと、前記センター端末が前記利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールするステップとを有する美容器利用運用方法にある。
【0012】
上記美容器利用運用方法においては、前記センター端末が前記利用代金の徴収、ポイントに電子マネーを利用するものとすることができる。
【0013】
本発明のさらに別の特徴は、複数の提携美容スタジオに設置され、インターネット通信機能を備えた美容器端末をセットするスロットを備え、当該美容器端末の起動・停止信号により美容器本体を起動・停止させることができる美容器と、インターネット通信機能を備え、利用者情報、美容スタジオ情報、美容器情報を記憶装置に保存し管理するセンター端末と、インターネット通信機能を備えた複数の携帯端末と、前記美容スタジオそれぞれに設置され、インターネット通信機能を備えた美容スタジオ端末とで構成されるネットワークシステムにおいて実行する美容器利用運用プログラムであって、前記センター端末が、前記携帯端末から送られてきた利用者ID及びパスワードを含む利用者情報、前記美容器端末から送られてきた美容器端末IDを含む美容器端末情報、前記美容スタジオ端末から送られてきた美容スタジオID及びパスワード、所在地、利用予約状況を含む美容スタジオ情報を記憶装置に記憶するステップと、前記センター端末が、前記携帯端末からの利用予約要求に対して、当該携帯端末の現在地情報を取得し、前記美容スタジオ情報を検索して前記携帯端末の現在地の近くに所在する美容スタジオを1店乃至複数店抽出し、かつ抽出された美容スタジオそれぞれの利用予約状況を参照して利用可能な未予約時間帯を割り出し、当該抽出した1店乃至複数店の美容スタジオそれぞれについてそれらの所在地と利用可能な時間帯を含む予約可能な美容スタジオそれぞれの美容スタジオ情報を前記利用予約要求元の携帯端末に送信するステップと、前記利用予約要求元の携帯端末が、前記センター端末から送られてきた予約可能な美容スタジオぞれぞれの美容スタジオ情報を画面表示して利用者に提示するステップと、前記センター端末が、前記利用予約要求元の携帯端末から送られてきた、選択美容スタジオの美容スタジオIDと利用予約時間と決済情報とを含む利用予約情報を受信して当該美容スタジオIDの予約情報データに追加し、かつ当該美容スタジオIDと紐付けされている美容器端末IDの美容器端末に対して利用予約情報を送信するステップと、前記美容器端末が、前記利用予約情報を受信して保持するステップと、前記美容器端末が、前記携帯端末の画面に表示されている予約内容を含む2次元コードを読み取って解析し、前記センター端末から送られてきた利用予約情報と当該2次元コードに含まれている利用予約情報とを照合し、一致した時に当該美容器端末がセットされている前記美容器の美容器本体を起動させて施術可能な状態にし、予約時間帯の終了まで当該起動を継続するステップと、前記美容器端末が、前記予約時間帯が終了すれば前記美容器本体を停止させて利用停止を前記センター端末に送信するステップと、前記センター端末は利用停止した情報を当該美容器端末IDに紐付けされている前記美容スタジオIDの美容スタジオ情報に追加するステップと、前記センター端末が当該口コミサイトにアクセスしてきた携帯端末の利用者に対して口コミ閲覧報酬として所定高のポイントを付与するステップと、前記センター端末が前記利用者の利用者IDをキーにして前記付与したポイントをプールするステップとを実行する美容器利用運用プログラムにある。
【0014】
上記美容器利用運用プログラムでは、前記センター端末が前記利用代金の徴収、ポイントに電子マネーを利用するものとすることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の美容器利用運用システム、コンピュータネットワークシステムで実施する美容器利用運用方法及びコンピュータネットワークシステムに実行させる美容器利用運用プログラムでは、自身で使用することができる美容器をオンラインで利用予約するときに、利用者の現在地に応じて利用者の望みの所在地の美容スタジオに設置されている美容器を望みの利用時間帯に自分で使用できるように利用予約し、該当する時間帯に利用者が該当する所在地の美容スタジオに行き、携帯端末に保存している2次元コードを美容器のカメラに読み取らせることで自動的に予約時間帯の間だけ当該美容器を使用可能にして利用者に使用させることができる。
【0016】
また本発明の美容器利用運用システム、コンピュータネットワークシステムで実施する美容器利用運用方法及びコンピュータネットワークシステムに実行させる美容器利用運用プログラムでは、利用者が自分で使用できる美容器の設置してある美容スタジオのスタッフにはほとんど負担を掛けずに、センター端末と携帯端末との間のインターネットを通じた通信だけで自分で使用できる美容器の利用予約ができる。
【0017】
また本発明の美容器利用運用システム、コンピュータネットワークシステムで実施する美容器利用運用方法及びコンピュータネットワークシステムに実行させる美容器利用運用プログラムでは、実際に利用した利用者は利用後にインターネットの口コミサイトに投稿でき、その投稿によって該当利用者にポイントを与えることで投稿を促し、また投稿を見て美容器利用の予約をしてきた利用者にもポイントを与え、口コミによるインセンティブとポイント付与によるインセンティブにより当該美容器利用の促進が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の1つの実施の形態の美容器利用運用システムのブロック図。
図2】上記実施の形態の美容器利用運用システムの機能ブロック図。
図3】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容器の機能構成を示すブロック図。
図4】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける初期登録処理のシーケンス図。
図5】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける携帯端末からセンター端末に対して行う美容器利用運用処理動作のシーケンス図。
図6A】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容器利用処理動作のフローチャートその1。
図6B】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容器利用処理動作のフローチャートその2。
図6C】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容器利用処理動作のフローチャートその3。
図7】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおいてセンター端末と美容スタジオ端末との間で行う売上げ問い合わせ処理のシーケンス図。
図8】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける携帯端末での美容器利用運用画面を示す説明図。
図9】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおいて、携帯端末で美容器利用運用を完了し2次元コードを受信して表示している状態を示す説明図。
図10】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおいて、利用予約した美容スタジオの美容器の使用開始時に携帯端末の画面に表示される案内メッセージを示す説明図。
図11】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおいて、美容器の使用終了時に携帯端末の画面に表示される案内メッセージを示す説明図。
図12】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおいて、利用者が利用予約時間よりも前に予約した美容スタジオの美容器を使用しようとした時に携帯端末の画面に表示される案内メッセージを示す説明図。
図13】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける利用者用携帯端末、一般者用携帯端末の口コミ投稿を管理する口コミ管理処理のシーケンス図。
図14】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容スタジオ運営者の携帯端末による自美容スタジオの広告ページの作成処理のフローチャート。
図15】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容スタジオ運営者の携帯端末による自美容スタジオの広告ページの作成処理の説明図。
図16】上記実施の形態の美容器利用運用システムにおける美容器利用運用処理及び決済処理の動作説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
【0020】
図1に示すように、本発明の実施の形態の美容器利用運用システムは、インターネット3を通じて通信できるセンター端末2、美容器利用者、美容スタジオの管理者等の本システムに関係する利用者それぞれが携帯するスマートフォンやタブレットPCのような携帯端末1A、1B1、1B2、1C1、1C2を含む。(以下、これらの携帯端末の符号は利用者を区別しない場合には1、また1A、1B、1C等と略して使用することがある。)さらに本実施の形態の美容器利用運用システムは、例えば皮下脂肪を破壊するハイフ(登録商標)のような美容器100に内蔵される美容器端末5、当該美容器100が設置される提携美容スタジオ110に設置されている美容スタジオ端末4を含む。またさらに、本美容器利用運用システムは、口コミ管理サーバー11を含み、当該システムの利用者の口コミ投稿、回答、評価等々を管理する。
【0021】
携帯端末1は多数の利用者、例えば顧客としての利用者、提携美容スタジオ110の運営者としての利用者それぞれが携帯するものであり、通常はスマートフォンやタブレットPCのような携帯型であるが、初期登録のためにはインターネット通信機能を備えたパーソナルコンピュータが使われることもある。携帯端末1には、インターネット通信機能と共に近距離通信機能としてBluetooth(登録商標)が内蔵されていることが好ましい。さらに美容スタジオ端末4と美容スタジオ管理者の利用する携帯端末1Bとの間ではWIFI接続、Bluethooth接続、有線LAN接続等により同期させることができ、美容スタジオ端末4で行う操作を携帯端末1Bにて行うこともできる。そして携帯端末1Bにて操作する場合には、特に美容スタジオ110にいなくても外部からでもアクセスし、操作することが可能である。
【0022】
図2に示すように、センター端末2には顧客管理用にHDD、SDDなどの大容量記憶装置200、そして入力装置201、表示装置202が備えられている。このセンター端末2はホストコンピュータであり、多数の携帯端末1、美容スタジオ端末4、美容器端末5とインターネット3を通じて接続し、利用者の登録、予約管理、美容スタジオの売上げ管理等を行う。そのためにこのセンター端末2は主立った処理を司る機能構成として、利用契約を行い、利用者登録管理を行う利用者情報管理部203、提携美容スタジオの登録管理、売上げ管理を行う美容スタジオ情報管理部204、各美容スタジオ110に設置している美容器100に対して美容器端末5を通じて利用予約管理、起動・停止制御を行う美容器端末情報管理部205、インターネット3を通じて携帯端末1や美容スタジオ端末4、美容器端末5と通信する通信処理部206、携帯端末1からの利用予約申し込みに対して利用予約処理を実行し、申し込み元の携帯端末1に対して予約した美容器100の美容器端末ID、予約時間帯、スタジオ名の情報を組み込んだ2次元コードを発行する利用予約処理部207を備えている。この利用予約処理部207の発行する2次元コードは通信処理部206からインターネット3を通じて申し込み元の携帯端末1に送信し、携帯端末1にて保存される。
【0023】
さらにセンター端末2は外部の口コミ管理サーバー11と連携し、美容スタジオ利用者の携帯端末1Aや利用希望者の携帯端末1Cを通じた口コミを管理し、配信する口コミサイト運用管理部208、口コミ書き込み利用者に対してポイントを付与し管理するポイント管理部209を備えている。
【0024】
美容スタジオ端末4はデスクトップ型、ラップトップ型、タブレット型等のパーソナルコンピュータであり、インターネット3を通じてセンター端末2と通信し、自スタジオの登録、売上げ照会を行うことができる。さらにスタジオ管理者の携帯するスマートフォンのような携帯端末1Bを用いて口コミサイト11に対して予め付与された管理者権限でアクセスし、自サイト宛の口コミの削除や質問に対する回答の書き込み、チャットができる。
【0025】
図3に示すように、美容器端末5は、美容器100にあらかじめ用意されているスロット101に挿入される。そしてこの美容器端末5は、美容器100にあって実際の美容施術を実行する美容器本体102に組み込まれている起動・停止制御部103とスイッチ信号の通信ができるように接続され、また美容器100の表示画面104に隣接して設置されるカメラ105と当該カメラ105の取得した画像が入力できるように接続されている。そして美容器端末5の内部の機能構成として、外部インターネット3に接続して外部のセンター端末2とデータ通信する通信処理部51、カメラ105の読み取った2次元コードの画像を解析してデータを取り出し、通信処理部51を通じ、またインターネット3を通じてセンター端末2に送出する2次元コード認識処理部52、センター端末2からインターネット3を通じて送られてくる起動信号、停止信号を通信処理部51を介して受信し、美容器本体102のスイッチ制御部103に起動信号、停止信号を出力する起動・停止信号処理部53を備えている。
【0026】
美容スタジオ利用者用の携帯端末1A、一般者用の携帯端末1Cには専用アプリをインストールする。図13に示すように、この美容スタジオ利用の専用アプリは個人情報、ID、パスワードの登録により動作し、契約美容スタジオの検索、美容スタジオとメニューの予約、口コミの投稿、他のSNSへの口コミのシェアができ、また口コミ投稿や口コミ利用で得たポイント残高の表示、キャッシュレス決済機能、電子マネーのチャージやシェア機能、さらに付加機能としてオンラインショッピング機能を備えている。
【0027】
他方、図14に示すように、美容スタジオの運営者の携帯端末1Bでは同じ専用アプリをインストールし、個人情報、ID、パスワードの登録と共に美容スタジオの運営者としての権限も登録する。これにより、自美容スタジオに設置してある美容スタジオ端末4と連動し、自美容スタジオの紹介、メニューの登録、公式SNSとのリンク、クーポン発行、キャッシュレス決済、自美容スタジオの宣伝の書き込み等の諸機能を備えている。 次に、上記構成の美容器利用運用システムの動作について説明する。このシステムの動作説明は同時に、本発明の実施の形態の美容器利用運用方法及びプログラムの説明でもある。当該美容器利用運用システムにおいてはセンター端末2が中心となり、利用者用携帯端末1Aとの間で利用予約手続を実施し、美容器端末5に対して利用予約時間の管理、起動・停止制御を行い、美容スタジオ端末4との間で売上げ管理を実施する。
【0028】
加えて、実際に美容スタジオで美容器100を利用した利用者が、利用者用携帯端末1Aを用いてインターネットを通じて口コミサイトに投稿でき、その投稿によって該当利用者にポイントを与えることで投稿を促し、また投稿を見て携帯端末1Cにて美容器100の利用の予約をしてきた一般者にもポイントを与え、口コミによるインセンティブとポイント付与によるインセンティブにより当該美容器100の利用の促進は図る。
【0029】
[初期登録処理動作]
図4に示すように、初期登録に際しては、利用者はパーソナルコンピュータやスマートフォンあるいはタブレット端末等、現在地を検出して通知できる機能を備えた携帯端末1A,1Cをインターネット3に接続し、専用アプリをダウンロードしてインストールし、この専用アプリからセンター端末2が開設しているURLにアクセスし、利用申し込み手続を行う(SQ1)。この手続に代えて、今日オンライ決済アプリとして広く利用されるようになっているキャッシュレス決済アプリをダウンロードし、この決済アプリ上で利用者登録を行うことで利用者の初期登録を行うようにすることもできる。尚、未利用の一般者も当該運用サイトのホームページを見たり口コミを見て興味を持てば参加が可能であり、自身の使用している携帯端末1Cを通じて同様に専用アプリをダウンロードしてインストールすることにより、当該サイトのホームページを閲覧することができるようになる。尚、当該美容スタジオの利用のためには個人情報の登録手続きが必要になる。
【0030】
この利用者の初期登録データには、利用者名、利用者ID(メールアドレスで代用することもある)、パスワード、クレジットカード番号やデビット番号等の決済情報、プリペイドプール金額等を登録する。本実施の形態では、当該美容器利用運用システム専用に仮想通貨を発行し、当該システム内ではその仮想通貨によって決済を実施する。しかしながら、仮想通貨の取得には銀行口座やクレジットカード口座での現金との交換が必要であり、決済口座情報の登録も必要となる。
【0031】
この利用者情報はセンター端末2の大容量記憶装置200にデータベース形式で保存されるが、利用者情報管理部203にて登録、削除、更新等が管理され、また検索される。
【0032】
美容器端末5は営業マンが各美容スタジオ110に出向き、美容器100を設置する際に美容器100のスロットにセットするものである。この美容器端末5は、営業本部(当該美容利用予約サービスを提供する主催会社)にてセンター端末2とインターネット3を通じて接続し、あるいは有線LANあるいは無線LANにて接続して美容器端末IDを登録する。この際に、美容器端末IDと当該美容器100の設置される美容スタジオ110の美容スタジオIDとを紐付けして登録する(SQ3)。この美容器端末情報もセンター端末2の大容量記憶装置200にデータベース形式で保存され、美容器端末情報管理部205にて登録、削除、更新等が管理され、また検索される。
【0033】
そして営業マンが各美容スタジオ110に出向いて美容器100を設置する際に、当該美容器端末5を美容器100のスロット101にセットすると、美容器本体102の起動・停止制御部103、美容器100側のカメラ105とこの美容器端末5とが自ずと電気的に接続される。
【0034】
提携する美容スタジオの美容スタジオ端末4あるいは美容スタジオ運営者の携帯端末1Bからもインターネット3に接続し、専用アプリをダウンロードしてインストールし、この専用アプリからセンター端末2のURLにアクセスし、美容スタジオID、パスワード、美容スタジオ名、所在地データ、営業時間、決済手段、自スタジオの紹介画像、紹介記事等を登録する(SQ5)。この美容スタジオ情報もセンター端末2の大容量記憶装置200にデータベース形式で保存され、美容スタジオ情報管理部204にて登録、削除、更新等が管理され、また検索される。美容スタジオ運営者の携帯端末1Bは同じ専用アプリをダウンロードしてインストールすることにより、この美容スタジオ端末4と連動して、スタジオ外からでも同様の内容の入力、出力、表示ができ、顧客情報の管理、予約受付処理、口コミ管理、ポイント管理等を行うことができる。図15は美容スタジオ運営者の携帯端末1Bにて自店を紹介するウェブ画面DS10を示している。
【0035】
こうして、設置契約した提携美容スタジオ110に美容器100を設置し、その美容器100のスロット101に当該美容器スタジオ110のIDと紐付けされた美容器端末5をセットすることによって初期設定は完了し、営業開始となる。
【0036】
[利用予約処理動作]
実営業を開始すれば、図5のシーケンスに従う処理動作を始める。登録利用者は携帯端末1Aにて当該美容器利用運用システムの専用アプリを起動し、それによって当該センター端末2の美容器利用運用サイトのURLにアクセスする。そして携帯端末1から予約のアクセスがあれば、センター端末2はアクセス元の携帯端末1に返信し、利用者ID、利用者パスワードを照合し、照合が成功すれば利用予約画面を提供する。そして携帯端末1の現在地情報も取得する。(SQ101~SQ111)。
【0037】
センター端末2は、美容器端末情報管理部205により美容器端末IDごとにその所在地と既予約時間帯、空き時間帯を管理している。そこで、携帯端末1Aから現在地情報を取得すれば、近隣に存在する複数の美容器端末5とそれぞれの予約可能時間帯を検索し(SQ113)、それぞれの美容器端末5と紐付けされた美容スタジオ110のスタジオ名と予約可能時間帯を抽出する(SQ115)。そしてセンター端末2側で所定の並び替え条件に合致する美容スタジオから順に、美容スタジオ名、所在地、予約可能時間帯を含む推薦美容スタジオリストを作成する(SQ117)。
【0038】
この推薦美容スタジオリストは、例えば、携帯端末1Aの現在地に近い順に並べた推薦リスト画面、携帯端末1Aの現在地から一定距離以内で待ち時間が短い順に並べた推薦リスト画面、あるいは現在地を中心にして近隣の美容スタジオを地図上でマーク表示する近隣店地図画面にして携帯端末1Aに送信し、携帯端末1Aの表示画面に表示させる。
【0039】
こうして作成した推薦リスト画面あるいは地図画面はセンター端末2から携帯端末1Aに送信し、携帯端末1Aの表示画面DS1に表示させる(SQ119~SQ121)。図8は携帯端末1の現在地から一定距離以内で待ち時間が短い順に並べた推薦リスト画面DS1を示している。
【0040】
利用者はこの携帯端末1の推薦店リスト画面DS1から、例えば利用可能な予約時間帯は少し先であっても現在地から近距離の美容スタジオ100を選択したり、逆に現在地からは少々遠くても利用可能な予約時間帯までの待時間が比較的短い美容スタジオ100を選択したりするなど、利用者の恣意的な好みによりリスト中の美容スタジオ店のいずれかをタッチ操作にて選択して送信する(SQ123)。
【0041】
この携帯端末1からの利用予約の申し込みに対して、センター端末2では、利用予約処理部207により、携帯端末1から送られてきた利用者IDごとに、選択された美容スタジオ100に紐付けされた美容器端末IDと利用予約時間帯と利用者IDを登録し、決済処理をし、利用予約情報を組み込んだ2次元コードを作成する(SQ125)。この決済処理には利用者が予め購入し保持している電子マネーを利用する。そして作成した2次元コードは携帯端末1に送信する(SQ127)。
【0042】
携帯端末1Aはセンター端末2から送られてきた美容器利用受付完了画面DS2を受信し、2次元コードDS3を保存する(SQ129)。図9は携帯端末1Aに送られてきた美容器利用受付完了画面DS2であり、利用予約情報の組み込まれた2次元コードDS3も含まれている。またセンター端末2は大容量記憶装置200に対して、予約された美容スタジオIDの美容スタジオデータに利用者IDと予約時間帯を登録し、かつ売上げを計上する(SQ131)。
【0043】
こうして、センター端末2は、ある美容器100が利用予約され売上が計上されば、大容量記憶装置200に対して当該美容器100にセットされている美容器端末IDと紐付けされている美容スタジオIDに関連するデータとして、当該美容スタジオ110の利用予約状況、利用履歴のデータを蓄積し、売上げ額を記録していくのである。
【0044】
[美容器利用処理動作]
利用者は携帯端末1Aにて美容器利用運用が成功し、利用予約情報が組み込まれている2次元コードDS3を受け取れば、当該携帯端末1Aを携帯して指定された所在地の美容スタジオ110に行くことになる。そして利用者が予約した美容スタジオ110に入り、携帯端末1Aの2次元コードDS3を当該美容スタジオ110内の美容器100の読み取り窓104にかざして2次元コードDS3を認識させる。
【0045】
この操作により、図6Aのフローチャートに示すように、美容器端末5はカメラ105にて携帯端末1Aに表示されている2次元コードDS3を読み込んで認識し、認識結果をセンター端末2に送信する(ステップST1,ST3)。ここでは美容器端末5は2次元コードDS3の認識結果としての利用者IDと利用予約時間帯、そして自美容器端末5のIDをセンター端末2に送信する(ステップST1,ST3)。
【0046】
センター端末2では携帯端末1Aからの2次元コードDS3の認識結果を受信する(ステップST5)。そして受け取った2次元コード認識結果の中の美容器端末ID、利用者ID、利用予約時間帯を大容量記憶装置200に登録してある利用予約情報と照合し、利用者IDで予約した美容スタジオであるか否かを判定する(ステップST7)。
【0047】
センター端末2は、この判定において利用予約した美容スタジオでない場合には、「お客様の予約されたお店はこちらの店ではありません」といったメッセージを携帯端末1A、美容器端末5それぞれに表示するように送信する(ステップST9)。このメッセージを受信した美容器端末5は当該メッセージを美容器100の表示画面104に表示させる(ステップST11)。また携帯端末1Aも同様のメッセージを画面表示する(ステップST13)。
【0048】
ステップST7での判断において、実際の美容器100に挿入されている美容器端末5の美容器端末IDと2次元コードから認識された美容器端末IDとが一致する場合、実際に予約した美容スタジオ110に来店したものと判断し、続いて、当該利用者IDにて登録されている利用予約時間帯と現在時刻とから、当該美容器端末IDの美容器100を利用開始させるべきか、まだ利用予約時間帯が到来していないので待たせるべきか判断する(ステップST15)。
【0049】
ステップST15でセンター端末2が利用開始可能と判断した場合、図6Bのフローチャートに移行し、携帯端末1A、該当する美容器端末IDの美容器端末5それぞれに起動可能であることを指示する(ステップST19)。
【0050】
センター端末2から使用可能の指示を受信した携帯端末1Aは、図10に示す「使用開始できます」といったメッセージDS4を画面表示して利用者に知らせる(ステップST21)。
【0051】
一方、センター端末2から使用可能の指示を受信した美容器端末5は、美容器本体102の起動・停止制御部103に起動信号を出力させて美容器本体102を利用開始可能にし、また美容器100の表示画面104に「使用を開始できます」といったメッセージを表示させる(ステップST23,ST25)。
【0052】
こうして利用者が当該美容器100を利用開始すれば、センター端末2は稼働中の美容器端末5ごとの利用時間の管理を行う(ステップST27)。そして利用予約時間帯が経過した美容器100があれば、当該美容器100を利用している利用者の携帯端末1Aに利用時間終了を指令し、また利用終了時間に到達した美容器100と紐付けられている美容器端末IDの美容器端末5に対しても利用終了の指令を送信する。また利用者のアカウントに所定のポイントを付与する(ステップST29)。
【0053】
終了指令を受信した携帯端末1Aは、図11に示すような「ご利用時間が終了しました」というようなメッセージの終了画面DS5を表示して利用者に知らせる(ステップST31)。また該当するIDの美容器端末5では、表示画面104に「ご利用時間が終了しました。またのご利用をお待ちしております」のようなメッセージを表示し、美容器本体102の起動・停止制御部103に停止信号を出力し、美容器本体102を停止させる(ステップST33,ST35)。
【0054】
こうして美容器本体102を停止させたなら、大容量記憶装置200で美容器端末IDに対して待機中のフラグを登録する。また当該美容器端末IDの美容器100を設置している美容スタジオ110は、その美容スタジオ端末4の売上げ額を積算する。(ステップST37)。
【0055】
[予約の時間帯ではない場合の処理動作]
図6Aのフローチャートにおいて、ステップST15でセンター端末2が利用予約時間帯が来ていないと判断すれば、このステップST15にて「待つべき」に分岐して図6Cのフローチャートに移行する。そして、センター端末2は利用者IDから利用者を特定し、該当する利用者IDの携帯端末1Aと美容器端末IDの美容器端末5に対して○○時○○分まで待つようにとのメッセージを表示するように指令を送る(ステップST41)。
【0056】
この指令を受けた美容器端末IDの美容器端末5では、「ご利用開始時間は○○時○○分からですので、しばらくお待ちください」といったメッセージを美容器100の表示画面104に表示させる(ステップST43)。また、この指令を受けた利用者IDの携帯端末1Aにも図12に示す「ご利用開始時間は○○時○○分からですので、しばらくお待ちください」のようなメッセージDS6を画面表示させる(ステップST45)。そして利用予約時間帯になり、利用者が携帯端末1Aにて利用予約内容を組み込んだ2次元コードDS3を改めて美容器100のカメラ105に読み取らせることによって図6AのステップST1に戻り、上述の利用開始手続の処理を再開することになる。
【0057】
[美容スタジオからの問い合わせに対する処理動作]
次に、美容器100が設置されている美容スタジオ110から売上げ状況を確認する際の処理動作について説明する。図1図2に示すように美容スタジオ110にはパーソナルコンピュータ、タブレットのような通信機能を備えたコンピュータを美容スタジオ端末4として設置してある。そして、センター端末2は機能構成要素として美容スタジオ情報管理部204を備えていて、各美容スタジオ110の美容スタジオ端末4とインターネット3を通じて通信する。美容スタジオ端末4には美容スタジオIDが登録してある。また美容スタジオ端末4はその美容スタジオ110に設置されている美容器100にセットされている美容器端末IDと紐付けしてある。美容スタジオ運用者の携帯端末1Bは無線あるいは有線にてこの美容スタジオ端末4と連動させることができる。
【0058】
図7のシーケンス図に示すように、随時に美容スタジオ110から美容スタジオ端末5を通じて予約状況、売上状況等の問合せがあれば(SQ201)、センター端末2では、当該美容スタジオ端末5の美容スタジオIDに対して大容量記憶装置200に記録しているデータを検索し、問合せ元の美容スタジオ端末5に対して予約状況、売上げ額を集計し、問い合わせ元に送信する(SQ205)。問合せ元の美容スタジオ端末5では、受信した自スタジオの予約状況、売上げ額を表示する(SQ207)。
【0059】
なお、センター端末2は予め登録してある美容スタジオ110の決済口座に対して所定期日ごとに当該美容スタジオ110に設置されている美容器100の売上げ金から所定の手数料を差し引いた金額を振り込む。
【0060】
次に、図13のシーケンス図を参照して本システムの口コミ機能について説明する。利用者用携帯端末1A、一般者用携帯端末1Cにて利用者あるいは一般者が専用アプリをダウンロードしてインストールすれば当該機能を起動できる(SQ501,SQ601)。
【0061】
利用者は利用者用携帯端末1Aにて本美容器100を使用すれば、専用アプリにて口コミ投稿できる。そこで、利用者が自携帯端末1Aを用いて美容スタジオを検索し、利用したい美容スタジオ110を決定し、時間帯を指定して予約する(SQ503,SQ505)。そして利用者が該当する美容スタジオ110を利用すると、センター端末2のポイント管理部209によって付与される。利用者は登録しているIDのアカウントにこの予約ポイントをゲットしてプールできる(SQ507,SQ509)。
【0062】
利用者は予約した美容スタジオ110で美容器100を利用すれば、自携帯端末1Aの専用アプリから口コミサイト11に投稿することができる。センター端末2では口コミを投稿した携帯端末1AのIDから利用者を特定し、当該利用者のIDに対して予め設定してあるポイントを付与する。そして当該IDの携帯端末1Aの専用アプリの画面にて所定ポイントのゲットを表示し通知する。ゲットしたポイントは当該IDの利用者のアカウントにプールされる(SQ511,SQ513)。
【0063】
他方、本システムに興味のある一般者は自分の携帯端末1Cにて専用アプリをダウンロードしてインストールし、自ID、パスワード等の個人情報を登録することにより口コミサイト11を閲覧することができるようになる(SQ601)。
【0064】
そこで一般者が口コミをSNSでシェアすれば、センター端末2は口コミ紹介者に所定数のポイントを付与し、口コミ紹介した一般者はそのポイントをゲットできる(SQ603,SQ605)。
【0065】
こうして利用者がゲットしプールしているポイント、また一般者がプールしているポイントは次回の予約時の利用料金の一部として換金して使用することができることになる。尚、本システムを仮想通貨にて運用する場合には、プールしているポイントは仮想通貨に換金して利用することができる。
【0066】
図14のフローチャートに示すように、美容スタジオ110の運用者が自携帯端末1Bにて専用アプリをダウンロードしてインストールし、自ID、パスワード等の個人情報を登録する(ステップST71,ST73)。これにより美容スタジオ端末4と同様の操作が可能であり、運営者権限で自店の広告をアップロードすることができる。また自店のメニュー紹介や口コミの管理、ポイント管理も可能になる(ステップST75~ST81)。
【0067】
図15は具体例として銀座1号店を広告するWEBページDS10である。利用者が携帯端末1Aから予約を申し込む際に、銀座1号店についてクリックすれば、リンクによってこの銀座1号店のWEBページDS10に飛び、銀座1号店の広告、紹介記事を閲覧することができることになる。そこで、図13のシーケンス図で説明したように、利用者が口コミサイト11に利用の感想を書き込めば、センター端末2では書き込んだ利用者のIDから利用者を特定し、当該利用者のIDに対して予め設定してあるポイントを付与する。そして当該IDの携帯端末1Aの専用アプリの画面にて所定ポイントのゲットを表示し通知する。ゲットしたポイントは当該IDの利用者のアカウントにプールされる。
【0068】
また未利用の一般者が携帯端末1Cを通じて専用アプリをダウンロードしてインストールし、アカウントを設定し、口コミサイトからいずれかの美容スタジオ110のウェブ画面DS10にアクセスして口コミを閲覧し、その口コミをSNSで拡散すれば、口コミ紹介の報酬として所定数のポイントを付与する。一般者がゲットしたポイントは当該一般者のアカウントにプールする。一般者が利用者として携帯端末1Cの専用アプリを通して利用予約してくれば、予約処理を行う。そして当該一般者が利用者として該当する美容スタジオ110を利用すれば、所定のポイントを報酬としてゲットさせる。また美容器100の利用後には、口コミの投稿によって所定のポイントを付与することになる。
【0069】
以上により、本実施の形態の美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラムによれば、図16に示すように利用者にとっては、携帯端末1Aから現在地に近い場所に所在する、あるいは望む場所に所在する美容スタジオ110で利用時間帯を指定して美容器100を予約して決済し(SQ221)、予約内容を組み入れた2次元コードを受け取れば(SQ223)、利用予約時間に当該美容スタジオ110に出向き携帯端末1に保存してある2次元コードDS3を美容器100の表示画面104に読み取らせるだけで当該美容器100を起動して自分で利用することができる(SQ225,SQ227)。つまり従来のように多数ある美容スタジオそれぞれの予約空き時間を検索して好みの美容スタジオを指定して予約し、その予約時間に該当する美容スタジオに出向いてスタッフから美容施術を受けるというものではなく、利用予約成立段階で予約情報を組み入れた2次元コードを受け取り、決済も完了するので、その後に、利用予約時間に該当する美容スタジオに出向いてそこに設置されている美容器100のカメラ105にて2次元コードを読み込ませて認識させるだけで、当該美容器100を起動させて自分で美容施術を行うことができる。センター端末2は月ごと、週間ごと、あるいは日ごとに各美容スタジオ110の売上げを集計し、登録している口座に売上げ金を振り込む(SQ229)。
【0070】
他方、美容器100が設置してある美容スタジオ110では、美容スタジオ端末5からセンター端末2にアクセスすれば(SQ231)、売上げ、予約状況、顧客情報等を受け取ることができ、当該美容器利用運用の手続には一切関与せずにこれらの情報を受け取ることができ、また売上げも得られる。また電子決済を済ませた上で利用者を来店させるので、美容スタジオ110内で現金、クレジット払い等の金銭のやり取りをせずに済み、無断キャンセルも減らせる利点がある。
【0071】
また本実施の形態の美容器利用運用システム、美容器利用運用方法及び美容器利用運用プログラムでは、美容スタジオ110と美容器100の利用を予約して実際に利用した利用者は利用後にインターネット2の口コミサイト11に投稿でき、その投稿によって該当利用者にポイントを与えることで投稿を促し、また投稿を見て美容器100の利用予約をしてきた利用者にもポイントを与え、口コミによるインセンティブとポイント付与によるインセンティブにより当該美容器100の利用促進が図れる。さらに利用者には利用に応じて電子マネーに換金可能なポイントを付与することにより、またの利用を促すインセンティブを与えることができることになる。
【0072】
なお、本実施の形態では美容器100として高密度焦点式超音波療法器ハイフ(登録商標「HIFU」)を使用する場合について説明した。しかしながら、本システム、方法、プログラムは利用者が個人購入するには高額であるが、多数の利用者それぞれが自分で交代交代に施術できる他の美容器についても同様に採用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明の美容器利用運用システム、方法及びプログラムは、エステサロンだけではなく、より面積の狭い美容スタジオに美容器を設置し、センター端末とインターネット接続し、利用希望者には携帯端末アプリを提供することにより簡単にシステム構成することができ、多くの利用者に比較的低価格の費用で利用させることができる。また口コミサイトを利用することで美容スタジオ、美容器の利用促進が図れる。
【符号の説明】
【0074】
1,1A,1B,1C 携帯端末
2 センター端末
3 インターネット
4 美容スタジオ端末
5 美容器端末
11 口コミサーバー
51 通信処理部
52 2次元コード認識処理部
53 起動・停止信号処理部
100 美容器
101 スロット
102 美容器本体
103 スイッチ制御部
104 表示画面
105 カメラ
110 美容スタジオ
200 大容量記憶装置
203 利用者情報管理部
204 美容スタジオ情報管理部
205 美容器端末情報管理部
206 通信処理部
207 利用予約処理部
208 口コミサイト運用管理部
209 ポイント管理部

図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16