IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 新谷 竜也の特許一覧

<>
  • 特開-生活改良等 図1
  • 特開-生活改良等 図2
  • 特開-生活改良等 図3
  • 特開-生活改良等 図4
  • 特開-生活改良等 図5
  • 特開-生活改良等 図6
  • 特開-生活改良等 図7
  • 特開-生活改良等 図8
  • 特開-生活改良等 図9
  • 特開-生活改良等 図10
  • 特開-生活改良等 図11
  • 特開-生活改良等 図12
  • 特開-生活改良等 図13
  • 特開-生活改良等 図14
  • 特開-生活改良等 図15
  • 特開-生活改良等 図16
  • 特開-生活改良等 図17
  • 特開-生活改良等 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022091651
(43)【公開日】2022-06-21
(54)【発明の名称】生活改良等
(51)【国際特許分類】
   F23B 50/12 20060101AFI20220614BHJP
   A01G 7/00 20060101ALI20220614BHJP
   A01K 63/00 20170101ALI20220614BHJP
   B27M 1/06 20060101ALI20220614BHJP
   F23K 3/16 20060101ALI20220614BHJP
   A47J 27/00 20060101ALI20220614BHJP
   A47J 36/06 20060101ALI20220614BHJP
   E04H 1/00 20060101ALI20220614BHJP
【FI】
F23B50/12
A01G7/00 602D
A01K63/00 C
B27M1/06
F23K3/16
A47J27/00 101D
A47J36/06 Z
E04H1/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020204636
(22)【出願日】2020-12-09
(71)【出願人】
【識別番号】519019104
【氏名又は名称】新谷 竜也
(72)【発明者】
【氏名】新谷 竜也
【テーマコード(参考)】
2B104
2B250
3K046
4B055
【Fターム(参考)】
2B104AA01
2B104CA01
2B104CB10
2B104CB13
2B104CB22
2B104CB24
2B104CB44
2B104CF01
2B104CF12
2B104EA01
2B104EA05
2B104EC01
2B250CA07
2B250FA01
2B250FA35
2B250FA37
2B250HA01
2B250HA05
3K046AA01
3K046AA05
3K046AA11
3K046AB04
3K046AC01
4B055AA01
4B055BA31
4B055CA22
4B055CB03
4B055CD80
(57)【要約】      (修正有)
【課題】動力を必要とせずに固形燃料を供給できる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料供給装置1は、燃焼室11よりも高所に配置され、固形燃料10を所定数量以上貯蔵できる燃料庫12と、燃料庫12に貯蔵された固形燃料10を燃焼室11に案内する燃料導路13と、燃焼室11への固形燃料10の投入量調整と投入停止をするストッパ14と、を備えている。燃料導路13は、固形燃料10がその自重で燃焼室11まで移動できる構成を有し、固形燃料10は、燃料導路13に沿って転がって移動できる形状を有する。固形燃料10は、球状または車輪状の形態を有する。固形燃料10は、防湿、燃焼促進、または美観付与のためのコーティング層を有するか、または、防湿材、または燃焼促進材を固形燃料10に練り込んでいる。固形燃料10は、内部に空気を通す穴を有する。燃料導路13は、曲線状または直線状の導路を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定形状の固形燃料を燃焼室に投入する燃料供給装置であって、
前記燃焼室よりも高所に配置され、前記固形燃料を所定数量以上貯蔵できる燃料庫と、
前記燃料庫に貯蔵された前記固形燃料を前記燃焼室に案内する燃料導路と、
前記燃焼室への前記固形燃料の投入量調整と投入停止をするストッパと、を備え、
前記燃料導路は、前記固形燃料がその自重で前記燃焼室まで移動できる構成を有し、
前記固形燃料は、前記燃料導路に沿って転がって移動できる形状を有することを特徴とする燃料供給装置。
【請求項2】
前記固形燃料は、球状または車輪状の形態を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
【請求項3】
前記固形燃料は、防湿、燃焼促進、または美観付与のためのコーティング層を有するか、または、防湿材、または燃焼促進材を前記固形燃料に練り込んでいる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置。
【請求項4】
前記固形燃料は、内部に空気を通す穴を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
【請求項5】
前記燃料導路は、曲線状または直線状の導路を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
【請求項6】
植物育生装置であって、
側壁と底壁を有して液体の漏出を防ぐ容器構造体と、
前記容器構造体の底に配置され、多数の流路を有して液体を下方に透過させる濾過層と、
前記濾過層の上部に配置され、植物を育生のため保持する土壌層と、
前記土壌層から前記濾過層に浸出する液体を前記濾過層の下方に透過させた後、その透過した液体を集めて該液体に含まれる肥料分を再利用するため回収する回収装置と、を備えることを特徴とする植物育生装置。
【請求項7】
前記容器構造体は、上部が開口、閉鎖、または開閉自在の育成空間を形成し、
前記育成空間は、稲作に用いられることを特徴とする請求項6に記載の植物育生装置。
【請求項8】
水中での生物の育成に用いる水中生物育成装置であって、
前記水中生物が生活する生活環境水を収納するループ状のループ水槽と、
前記ループ水槽に収容された前記生活環境水に前記ループ水槽の形状に沿った方向の水流を発生させる水流発生装置と、
前記水中生物に与える餌を取り付けた餌保持具と前記生活環境水との間の相対速度を発生または消滅させる速度調整装置と、を備え、
前記ループ水槽は、複数の前記水中生物が並列して移動することができないように横幅を狭く制限した構成とされている、ことを特徴とする水中生物育生装置。
【請求項9】
前記水中生物を2つの水槽間で移し変えるため、前記ループ水槽と前記生活環境水を収納する他の水槽とを連通させて前記水中生物が移動する方向を変更する移動壁を備える、ことを特徴とする請求項8に記載の水中生物育生装置。
【請求項10】
前記ループ水槽と前記生活環境水を収納する他の水槽との間で、一方から他方にオーバーフローする水流とともに前記水中生物を移動させる放流弁を備える、ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の水中生物育生装置。
【請求項11】
前記ループ水槽は、地下水温が所定の一定温度となる地下に設置されている、ことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか一項に記載の水中生物育生装置。
【請求項12】
鍋本体と、蓋体と、前記蓋体の上部に配置され、前記鍋本体に供給する調理用の液体を入れる液タンクと、を備える調理鍋であって、
前記液タンクは、前記液体の前記鍋本体への供給量を調整する調整構造を有し、
前記蓋体は、前記液タンクから供給される前記液体を前記蓋体の周辺部に導き、前記鍋本体の内部外周部分に供給する蓋溝構造を有し、
前記鍋本体は、その内部外周部分に供給される前記液体を該鍋本体の中央部に導く鍋溝構造を有することを特徴とする調理鍋。
【請求項13】
前記液タンクは、断熱材を介して前記蓋体の上部に固定されている、ことを特徴とする請求項8に記載の調理鍋。
【請求項14】
火炎によって木材を炭化して切断する木材切断装置であって、
火炎を噴出するノズルと、
火炎となる原料ガスを加圧状態で収納するボンベと、
前記ボンベから前記ノズルまで前記原料ガスを導き、前記原料ガスの噴出量と噴出速度とを調整する噴出調整装置と、を備えることを特徴とする木材切断装置。
【請求項15】
前記ノズルは、単一のノズルまたは円弧上に配置した複数のノズルで構成され、
前記ノズルと前記木材とを前記木材に設定された切断線に沿って相対移動させる相対移動装置を備えることを特徴とする請求項14に記載の木材切断装置。
【請求項16】
前記木材に設定された切断線の両側に冷却用の流体を吹き付ける冷却ノズル、または、
前記木材における切断後の炭化面に冷却用の流体を吹き付ける冷却ノズル、を備えることを特徴とする請求項14または請求項15に記載の木材切断装置。
【請求項17】
少なくとも対向する二方を斜面で囲まれた埋立空間に平地を造成した土地造成構造であって、
前記埋立空間は、木材で形成された木材ブロックを積み重ねて埋め立てられ、前記木材ブロックによって囲まれた内部に、居住空間または都市の基盤設備設置空間を含む、人の活動に有用な利用空間を有する、ことを特徴とする土地造成構造。
【請求項18】
台風の勢力拡大の防止または台風の進路の変更を行う台風制御方法であって、
地下タンクで通年15℃程度に維持されている水、人工的に冷やした水、ドライアイス、および氷という冷却物質の群から1つまたは複数の冷却物質を選択し、
前記選択した冷却物質を台風の発生領域または移動方向領域に投入して当該領域における海水温を下げることにより台風の勢力拡大の防止または進路変更を行う、ことを特徴とする台風制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、不均一な形状の燃料用の原料を微粉砕してほぼ均一な形状に固形化し、ペレット状にすることにより固形燃料を自動供給可能とした燃料供給装置を備えるペレットストーブが知られている(例えば、特許文献1:特開2008-224075号公報参照)。
【0003】
また、従来、ロックウールスラブの上部に所定間隔でロックウールキューブを配置し、ロックウールキューブ毎に栽培される植物に養液を供給し、前記ロックウールキューブの下段のロックウールスラブの側面から養液等の廃液を回収して再利用するように構成した植物育生装置が知られている(例えば、特許文献2:特開平05-211823号公報参照)。
【0004】
また、従来、閉回路を成すループ水槽中に水流を与えて水をループ状に流し、その水の流れの反対方向に魚を遊泳させることにより、魚肉質改善を図る構成とした水中生物育成装置が知られている(例えば、特許文献3:特開平01-243933号公報参照)。
【0005】
また、従来、蓋に水タンクが取り付けられ、かつ水タンクから鍋内に水を供給する水供給手段が設けられ、調理期間中に蓋を開けることなく、鍋内に水を供給できる調理鍋が知られている(例えば、特許文献4:実全昭58-032730号公報参照)。
【0006】
また、従来、回転板の外周やループ状チェーンのループ外周に切刃を設けた丸鋸やチェーンソーを備える木材切断装置が知られている(例えば、特許文献5:特開2019-188489号公報、特許文献6:特開2000-254901号公報参照)。
【0007】
また、従来、谷間の空間に土地を造成する場合、谷間の空間を土砂で埋め立て、その埋め立てた土地の上面に種々の建造物を建てたり、農地や広場とすることが行われている。また、自然環境を破壊することなく、人間の生活環境を高所化して整地し、自然環境地域を地球表面上に形成することを目的とした立体型の土地造成構造が知られている(例えば、特許文献7:特開2003-193688号公報参照)。
【0008】
また、従来、海水面からの水蒸気発生を防止するカバーを、その海水面を覆うようにして張設することにより、海水の蒸発による台風の発生を防止するという台風制御方法が知られている(例えば、特許文献8:特開平03-180609号公報参照)。
【発明の開示】
【0009】
しかしながら、上述した特許文献1:特開2008-224075号公報に示されるような燃料供給装置においては、動力を用いてスクリューコンベアやコイルコンベアなどを用いるものであり、コンベアを動作させるための動力が必要である。
【0010】
本発明は、上記課題を解消するものであって、動力を必要とせずに固形燃料を供給できる燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0011】
上記課題を達成するために、本発明の燃料供給装置は、所定形状の固形燃料を燃焼室に投入する燃料供給装置であって、前記燃焼室よりも高所に配置され、前記固形燃料を所定数量以上貯蔵できる燃料庫と、前記燃料庫に貯蔵された前記固形燃料を前記燃焼室に案内する燃料導路と、前記燃焼室への前記固形燃料の投入量調整と投入停止をするストッパと、を備え、前記燃料導路は、前記固形燃料がその自重で前記燃焼室まで移動できる構成を有し、前記固形燃料は、前記燃料導路に沿って転がって移動できる形状を有することを特徴とする。
【0012】
このような構成によれば、固形燃料が燃料導路に沿って転がって移動できる形状を有するので、ストッパを操作するだけで、動力を必要とせずに固形燃料を供給できる。
【0013】
また、上述した特許文献2:特開平05-211823号公報に示されるような植物育生装置においては、長尺のロックウールスラブの側面から廃液を回収する構成であるので、大面積の植物作地を形成するには、長尺のロックウールスラブを多数並列する必要があり、土地の使用効率が制限される。
【0014】
本発明は、上記課題を解消するものであって、露地栽培用の田畑と同様の大面積の作地を構成でき、植物によって吸収されなかった肥料分を回収利用できる植物育生装置を提供することを目的とする。
【0015】
上記課題を達成するために、本発明の植物育生装置は、底壁と側壁を有して液体の漏出を防ぐ容器構造体と、前記容器構造体の底に配置され、多数の流路を有して液体を下方に透過させる濾過層と、前記濾過層の上部に配置され、植物を育生のため保持する土壌層と、前記土壌層から前記濾過層に浸出する液体を前記濾過層の下方に透過させた後、その透過した液体を集めて該液体に含まれる肥料分を再利用するため回収する回収装置と、を備えることを特徴とする。
【0016】
このような構成によれば、土壌層から濾過層に浸出する液体を濾過層の下方に透過させて回収する構成を有するので、土壌層と濾過層を任意に広くして大面積の作地を構成でき、そのうえ肥料分を効率的に回収利用できる。
【0017】
また、上述した特許文献3:特開平01-243933号公報に示されるような水中生物育成装置においては、ループ水槽が大きな断面を有し、その断面全体にわたって整流された水の流れを生成するための装置をループ水槽中に設ける必要がある。魚は、整流用の装置を通過できないので、ループ水槽を周回することができず、ループ水槽の一部分のみにとどまって回遊することになる。このため、装置全体が大型となり敷地も広く必要になる。
【0018】
本発明は、上記課題を解消するものであって、装置が占める空間の広がりを抑制して空間の利用率を向上できる水中生物育生装置を提供することを目的とする。
【0019】
上記課題を達成するために、本発明の水中生物育成装置は、水中での生物の育成に用いる水中生物育成装置であって、前記水中生物が生活する生活環境水を収納するループ状のループ水槽と、前記ループ水槽に収容された前記生活環境水に水流を発生させる水流発生装置と、前記水中生物に与える餌を取り付けた餌保持具と前記生活環境水との間の相対速度を発生または消滅させる速度調整装置と、を備え、前記ループ水槽は、複数の前記水中生物が並列して移動することができないように横幅を狭く制限した構成とされている、ことを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、ループ水槽の横幅を水中生物の横幅に応じて狭くする構成としているので、ループ水槽の断面を狭くして水槽の占有空間を狭くできる。また、水中生物の左右方向の移動空間を制限することにより、育成する水中生物のエネルギー消耗を抑制して、育成を増進できる。
【0021】
また、上述した特許文献4:実全昭58-032730号公報に示されるような調理鍋においては、水タンクから供給される水が、鍋の中央上部の一か所から直ぐに鍋の内部空間に滴下され、一か所に集中するので、鍋内部に分布した被調理物に対して満遍なく供給できない。
【0022】
本発明は、上記課題を解消するものであって、鍋内に分布した被調理物に対し、場所的に偏ることなく調理用の液体を供給できる調理鍋を提供することを目的とする。
【0023】
上記課題を達成するために、本発明の調理鍋は、鍋本体と、蓋体と、前記蓋体の上部に配置され、前記鍋本体に供給する調理用の液体を入れる液タンクと、を備える調理鍋であって、前記液タンクは、前記液体の前記鍋本体への供給量を調整する調整構造を有し、前記蓋体は、前記液タンクから供給される前記液体を前記蓋体の周辺部に導き、前記鍋本体の内部外周部分に供給する蓋溝構造を有し、前記鍋本体は、その内部外周部分に供給される前記液体を該鍋本体の中央部に導く鍋溝構造を有することを特徴とする。
【0024】
このような構成によれば、調理用の液体を、蓋溝構造によって鍋本体の内部外周部分に供給し、鍋溝構造によって鍋本体の中央部に導くことができるので、場所的に偏ることなく調理用の液体を鍋本体に供給できる。
【0025】
また、上述した特許文献5:特開2019-188489号公報や特許文献6:特開2000-254901号公報に示されるような木材切断装置においては、基本的に、切刃の移動運動によって機械的に材木を切断するので、機械的動作の振動や騒音が発生する。また、このような機械式装置は、切刃部分と駆動部分とが近接して構成されるので、人が手で持って切断作業する場合に、装置の重量を支えられる人しか使用できない。
【0026】
本発明は、上記課題を解消するものであって、機械的な振動や騒音が発生せず、また、力の弱い人でも使用できる木材切断装置を提供することを目的とする。
【0027】
上記課題を達成するために、本発明の木材切断装置は、火炎によって木材を炭化して切断する木材切断装置であって、火炎を噴出するノズルと、火炎となる原料ガスを加圧状態で収納するボンベと、前記ボンベから前記ノズルまで前記原料ガスを導き、前記原料ガスの噴出量と噴出速度とを調整する噴出調整装置と、を備えることを特徴とする。
【0028】
このような構成によれば、木材を炭化して切断するので機械的な振動や騒音の発生がなく、少なくともノズルを所定位置に向けて支持すればよいので、力の弱い人でも容易に使用できる。
【0029】
また、従来の埋め立てによる土地造成は、埋め立て空間そのものの利用を考えていない。また、上述した特許文献7:特開2003-193688号公報に示されるような土地造成構造においては、所望の広さを有する土地の表面に、立体型の土地を造成するものであり、そのような所望の広さの平地があることが前提である。
【0030】
本発明は、上記課題を解消するものであって、埋め立てられた空間内に、人の活動に有用な空間を有し、かつ、地球環境保全に有効となる方法で埋め立てが行われて造成される土地造成構造を提供することを目的とする。
【0031】
上記課題を達成するために、本発明の土地造成構造は、少なくとも対向する二方を斜面で囲まれた埋立空間に平地を造成した土地造成構造であって、前記埋立空間は、木材で形成された木材ブロックを積み重ねて埋め立てられ、前記木材ブロックによって囲まれた内部に、居住空間または都市の基盤設備設置空間を含む、人の活動に有用な空間を有する、ことを特徴とする。
【0032】
このような構成によれば、地球環境中の二酸化炭素を吸収して蓄積している木材を、二酸化炭素を内部に蓄積した状態のままで埋め立てに用いるので、地球温暖化ガスの増加を抑制して地球環境保全に貢献できる。また、木材ブロックの組み合わせ構造によって埋立空間に、人の活動に有用な空間を形成でき、空間の有効利用と土地造成ができる。
【0033】
また、上述した特許文献8:特開平03-180609号公報に示されるような台風制御方法においては、海水面に浮かべた浮体間に塩化ビニール樹脂シート等からなるカバーを張って蒸発を防ぐものであり、海洋汚染を伴う人工物を海に投入することになる。
【0034】
本発明は、上記課題を解消するものであって、海洋汚染を発生させることなく、台風を制御できる台風制御方法を提供することを目的とする。
【0035】
上記課題を達成するために、本発明の台風制御方法は、台風の勢力拡大の防止または台風の進路の変更を行う台風制御方法であって、地下タンクで通年15℃程度に維持されている水、人工的に冷やした水、ドライアイス、および氷という冷却物質の群から1つまたは複数の冷却物質を選択し、前記選択した冷却物質を台風の発生領域または移動方向領域に投入して当該領域における海水温を下げることにより台風の勢力拡大の防止または進路変更を行う、ことを特徴とする。
【0036】
このような構成によれば、海水の成分である水や、空気中に放出される二酸化炭素からなるドライアイスを用いて海水温を低下させるので、海洋汚染を伴うことなく、台風を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本発明の一実施形態に係る燃料供給装置の構成図。
図2】同燃料供給装置の変形例を示す図。
図3】(a)は同燃料供給装置における球形の固形燃料と燃料導路の構成例を示す図、(b)は車輪状の固形燃料と燃料導路の他の構成例を示す図、(c)は回転軸を有する固形燃料と燃料導路のさらに他の構成例を示す図。
図4】同燃料供給装置における固形燃料の外観形状を説明する斜視図。
図5】本発明の一実施形態に係る植物育生装置の構成図。
図6】本発明の一実施形態に係る水中生物育成装置の構成を示す平面図。
図7】同水中生物育成装置の側面図。
図8】同水中生物育成装置の組み合わせ例を示す平面図。
図9】(a)(b)は同水中生物育成装置の組み合わせの他の例を示す断面図。
図10】本発明の一実施形態に係る調理鍋の側面図。
図11】同調理鍋の液タンクの一部を含む蓋体の平面図。
図12】同調理鍋の鍋本体の平面図。
図13】同調理鍋の液タンクの調整構造を説明するための断面図。
図14】本発明の一実施形態に係る木材切断装置の側面図。
図15】同木材切断装置の使用例を示す平面図。
図16】(a)(b)は同木材切断装置の他の使用例を示す平面図。
図17】同木材切断装置のさらに他の使用例を示す平面図。
図18】本発明の一実施形態に係る土地造成構造を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0038】
(燃料供給装置)
以下、本発明の一実施形態に係る燃料供給装置について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は燃料供給装置1の構成例を示し、図2はらせん状の燃料導路を有する燃料供給装置を示し、図3(a)は球状の固形燃料と燃料導路を示し図3(b)は車輪状の固形燃料と燃料導路を示し、図3(c)は回転軸を有する固形燃料と燃料導路を示し、図4は固形燃料の外観形状を示す。
【0039】
燃料供給装置1は、所定形状の固形燃料10を燃焼場所である燃焼室11に投入する装置である。燃料供給装置1は、燃焼室11よりも高所に配置され、固形燃料10を所定数量以上貯蔵できる燃料庫12と、燃料庫12に貯蔵された固形燃料10を燃焼室11に案内する燃料導路13と、燃焼室11への固形燃料10の投入量調整と投入停止をするストッパ14と、を備えている。
【0040】
固形燃料10は、球状、車輪状、または回転軸を有する形状、などのように、燃料導路13に沿って転がって、または滑って、自重で移動できる形状を有する。燃料導路13は、固形燃料10の各々の形状に従って、固形燃料10がその自重で燃焼室11まで移動できる構成を有する。
【0041】
固形燃料10は、例えば、ゴルフポールぐらいに加工した木材や炭などの可燃物である。固形燃料10は、木材や炭などの燃料を転がるような球体近くに削る圧縮するなり砕いたりして球状に加工しなおす等してつくられる。固形燃料10は、原料を球状の金型等(ボールを割ったような形で中が空洞等もの)に入れてプレスしてすることもできる。
【0042】
燃料導路13は、パイプ状、樋状、溝状、滑り台状、などの形状としてもよく、曲線状または直線状の導路を含んでもよく、らせん状、カーブの連続するジグザグ状などとしてもよく、固形燃料10が燃料導路13に沿って転がって、または滑りながら、自重で移動できる形状を有するものであればよい。燃料導路13は、自重で移動する固形燃料10の移動速度を早めたり遅らせたりする傾斜構造としてもよい。
【0043】
燃料導路13は、導路上の固形燃料10を目視できるように、窓付き、上部開放の溝状、または透明材質などによる構成とすることにより、燃料供給状態を知ることができる。このような燃料導路13は、その内部の固形燃料10とその動きとともに、室内調度品としての機能を持たせることができる。室内調度品としての機能を高めるため、固形燃料10の表面をカラフルなコーティング層10aで装飾してもよい。
【0044】
固形燃料10は、防湿、燃焼促進、または美観付与のためのコーティング層10aを有してもよく、防湿材または燃焼促進材を固形燃料10に練り込んでもよい。固形燃料10は、防湿、乾燥促進、燃焼促進などのため、内部に空気を通す穴を有してもよい。
【0045】
ストッパ14は、燃料導路13の途中で固形燃料10が転がるものを止めたり通過させたりできるような(例えば電動で上げ下げする)装置であり、燃焼室11等への燃料の移動を制御するものである。ストッパ14は、燃料導路13を遮るように、少なくとも1つ備えればよいが、複数備える方が好ましい。図1の実施形態では、5つのストッパ14が備えられている。ストッパ14が1つの場合は、例えば、燃料庫12から燃料導路13への接続部である燃料庫12の出口に備えるのが好ましい。
【0046】
このような構成によれば、固形燃料10が燃料導路13に沿って転がって移動できる形状を有するので、ストッパ14を操作するだけで、動力を必要とせずに固形燃料10を燃焼室11に供給できる。
【0047】
(植物育生装置)
以下、本発明の一実施形態に係る植物育生装置について、図5を参照して説明する。植物育生装置2は、側壁20aと底壁20bを有して液体の漏出を防ぐ容器構造体20と、容器構造体20の底に配置された濾過層21と、濾過層21の上部に配置され、植物24を育生のため保持する土壌層22と、濾過層21の下方に浸出する液体を回収する回収装置23と、を備えている。液体は、例えば、植物24の上方から散布される水であり、植物24に与えられた肥料成分が溶け込んだ水である。
【0048】
濾過層21は、多数の流路を有しており、土壌層22から濾過層21に浸出する液体を下方に透過させる。濾過層21は、例えば天然または人工の軽石等の多孔質体またはその多孔質体の集合体、例えばロックウール、例えば不織布等の網目状構造を有する天然または人工のもの、などを用いることができる。濾過層21は、ペットボトル状のブロックを多数敷き詰めて構成してもよい。液体は、そのブロックとブロックとの隙間である多数の流路を通って濾過層21の下部に移動する。
【0049】
回収装置23は、配管23aと、ポンプ23bと、処理装置23cとを備えている。配管23aは、ポンプ23bを経て処理装23cに接続されている。ポンプ23bが動作することにより、濾過層21の下部に移動している液体が、配管23aを通って処理装23cに回収される。回収装置23は、土壌層22から濾過層21に浸出する液体を濾過層21の下方に透過させた後、その透過した液体を集めて処理装23cに回収する。回収装置23の処理装23cは、回収した液体に含まれる肥料分を再利用するための処理を行う。
【0050】
回収装置23は、液体の回収のための種々の構造を濾過層21の下部に備えてもよい。例えば、多数の孔の開いた導管を濾過層21の下部に張り巡らし、それらを配管23aに接続する構造を備えてもよい。また、配管23aに向けて液体が流れるように、底壁20bに溝を設けてもよい。濾過層21と底壁20bとの間に、液体がたまって流れる空間21aを備えてもよい。底壁20bに、液体が配管23aに向けて流れるように傾斜を設けてもよい。また、処理装置23cは、ポンプ23bを用いることなく液体を回収できるように、濾過層21や底壁20bよりも下方に設置してもよい。
【0051】
容器構造体20は、上部が開口、閉鎖、または開閉自在の育成空間を形成してもよい。上部が開口する育成空間は、露地の作地と同様であり、大面積の作地を容易に形成でき、、例えば、稲作用の田として用いられる。
【0052】
このような構成によれば、土壌層22から濾過層23に浸出する液体を濾過層23の下方に透過させて回収する構成を有するので、土壌層22と濾過層23を任意に広くして大面積の作地を構成でき、そのうえ肥料分を効率的に回収利用できる。
【0053】
(水中生物育生装置)
以下、本発明の一実施形態に係る水中生物育生装置について、図6乃至図9を参照して説明する。本装置が対象とする水中生物は、水流に向かって回遊する動物であり、魚を例にとって説明する。
【0054】
図6図7に示すように、水中生物育生装置3は、水中生物3aが生活する生活環境水3bを収納するループ状のループ水槽30と、水流発生装置31と、水中生物3aに与える餌を取り付けた餌保持具32と生活環境水3bとの間の相対速度を発生または消滅させる速度調整装置33と、を備えている。水中生物3aが海水魚の場合、生活環境水3bは海水である。本実施形態では、ループ水槽30は、地下に接地されている。地下空間では、地下水温が所定の一定温度となるため、ループ水槽30の水温管理が容易になる。
【0055】
水流発生装置31は、ループ水槽30に収容された生活環境水3bにループ水槽30の形状に沿った方向の水流を発生させる。本実施形態では、水流発生装置31は、ポンプ21aと、ポンプ31aに接続された吸水管31b、送水管31cとを備えている。吸水管31bがループ水槽30から吸水し、送水管31cがループ水槽30に送水することにより、その吸水と送水の勢いによって、ループ水槽30に水流を発生させる。ループ水槽30の水流は、ループ水槽30に圧縮空気を吹き込むことによって発生させてもよい。水流発生装置31は、水流を、遅くしたり、速くしたり、逆転させたりすることができる。
【0056】
ループ水槽30は、複数の水中生物3aが並列して移動することができないように横幅を狭く制限した構成とされている。大型の魚の場合、水中生物3aである魚が泳いでいるところの幅は、例えば、50センチから100センチ程度である。ループ水槽30は、水中生物3aが周回できるように、構成されている。水中生物3aは、ループ水槽30の中で、水流に逆らって泳ぐ姿勢で育成される。
【0057】
水中生物3aは、周回中に餌保持具32から餌を食べる。速度調整装置33は、餌保持具32を水流の方向に、または水流とは逆方向に移動させることができ、餌保持具32と生活環境水3bとの間の相対速度を替えることができる。このような相対速度の変更は、水流発生装置31によっても行うことができる。水中生物育生装置3は、水中生物3aに対する給餌方法を速度調整装置33によって調整することにより、例えば、水中生物3aが食餌のために費やすエネルギーを減らすことができる。
【0058】
図8は、水中生物3aを2つの水槽30A,30B間で移し変えるための構成を示す。ループ水槽30(30A)と生活環境水3bを収納する他の水槽30Bとの間には、連通水槽30Cと、移動壁34とが設けられている。移動壁34が開かれることにより、連通水槽30Cを介して、2つの水槽が連通する。移動壁34は、水中生物3aが自然に移動できる方向に開く。言い換えると、ある高速道路を走っている自動車がその高速道路から分岐して他の高速道理に合流する態様で、水中生物3aがスムーズに移動できるように、3つの水槽30A,30B,30Cにおける水流がつながる。移動壁34は、水流発生装置31と連動して動作し、水流を滑らかにつなげて、中生物3aを2つの水槽30A,30B間で移し変えるように構成されている。
【0059】
図9(a)(b)は、ループ水槽30(30A)と生活環境水3bを収納する他の水槽30Bとの間で、水中生物3aを移し変える様子を示す。ループ水槽30(30A)は、他の水槽30Bよりも水面レベルが高い。両水槽間は、放流弁35で仕切られている。放流弁35を開けることにより、ループ水槽30(30A)から他の水槽30Bにオーバーフローする水流とともに水中生物3aを移動させることができる。
【0060】
このような構成によれば、ループ水槽30の横幅を水中生物3aの横幅に応じて狭くする構成としているので、ループ水槽30の断面を狭くして水槽の占有空間を狭くできる。また、水中生物3aの左右方向の移動空間を制限することにより、育成する水中生物3aのエネルギー消耗を抑制して、育成を増進できる。
【0061】
(調理鍋)
以下、本発明の一実施形態に係る調理鍋について、図10乃至図13を参照して説明する。調理鍋4は、鍋本体40と、蓋体41と、蓋体41の上部に配置され、鍋本体40に供給する調理用の液体4aを入れる液タンク42と、を備えている。液タンク42は、断熱材44を介して蓋体41の上部に固定されている。調理鍋4は、例えば、鍋に卵を割り落し、蓋をした状態で加熱して目玉焼きを作るために、好適に用いられる。
【0062】
蓋体41は、液タンク42から供給される液体4aを蓋体41の周辺部に導き、鍋本体40の内部外周部分に供給する蓋溝構造41aを有している。蓋体41は、ドーム状に中央が盛り上がった外形を有し、そのドームの屋根によって、6本の蓋溝構造41aが設けられている。各蓋溝構造41aは、液タンク42の下部中央から蓋体41の周辺部の近くまで形成された溝である。液タンク42の下部から流れ出る液体4aは、溝に沿って下って流れた後、溝の端から広がって蓋体41の周縁から鍋本体40の中に侵入する。蓋溝構造41aの溝の本数は、6本に限られず、6本よりも多くても、少なくてもよい。
【0063】
鍋本体40は、その内部外周部分に供給される液体4aを該鍋本体40の中央部に導く6本の鍋溝構造40aを有する。鍋溝構造40aの溝の本数は、蓋溝構造41aと同様に、6本に限られず、6本よりも多くても、少なくてもよい。鍋本体40の周辺部以外の内面は、中央部に向けて低くなるほど、中央に向かう液体4aの流れが良くなるが、ほぼ平らであってもよい。鍋溝構造40aの深さを、鍋本体40の中央部に行くほど深くなるようにしてもよい。また、鍋本体40の中央部に、液体4aの溜り場所となるくぼみを設けてもよい。
【0064】
液タンク42は、液体4aを入れる構造として、円筒状の容器42aと、容器蓋42bとを有している。また、液タンク42は、鍋本体40への液体4aの供給量を調整する調整構造43を有している。
【0065】
調整構造43は、容器42aの下部中央に設けられた開閉弁43aと、容器蓋42bの中央に設けられた弁操作部43bと、を有している。開閉弁43aは、容器42aの底面に設けられた複数の放出孔を下方から塞ぐ弁と、その弁を放出孔に押し付けて塞ぐように付勢するばねと、を有している。開閉弁43aは、通常は閉状態にある。
【0066】
弁操作部43bは、容器蓋42bの中央上部から、開閉弁43aの中心直上まで伸びる、上下移動自在の軸棒を有する。軸棒は、移動上端の位置に、ばねによって保持されている。操作者が、弁操作部43bの上部を手で軽く押さえると、軸棒が開閉弁43aを下方に移動させ、放出孔が開き、手を離すと放出孔が閉じる。
【0067】
開閉弁43aが開状態になると、液タンク42内の液体4aが蓋溝構造41aに供給され、液体4aは蓋溝構造41aに沿って流れ下って、鍋本体40の内部に供給される。
【0068】
上記の調整構造43において、弁操作部43bを任意の段階的な所定位置に押し込んだ状態で固定できるようにしてもよい。その固定した状態では、弁操作部43bが押し込まれた状態に応じた供給量のもとで、液体4aの供給を継続させることができる。
【0069】
このような構成によれば、調理用の液体4aを、蓋溝構造41aによって鍋本体40の内部外周部分に供給し、鍋溝構造40aによって鍋本体40の中央部に導くことができるので、場所的に偏ることなく調理用の液体を鍋本体40に供給できる。
【0070】
(木材切断装置)
以下、本発明の一実施形態に係る木材切断装置について、図13乃至図17を参照して説明する。木材切断装置5は、火炎5aによって木材59を炭化して切断する装置である。木材切断装置5は、火炎5aを噴出するノズル50と、火炎5aとなる原料ガスを加圧状態で収納するボンベ51と、ボンベ51からノズル50まで原料ガスを導き、原料ガスの噴出量と噴出速度とを調整する噴出調整装置52とを備えている。
【0071】
ノズル50は、単一のノズル50で用いられるほか、組立治具53を用いて円弧上に配置して固定し、複数(図15図16の実施形態では3つ)のノズル50を一体化した構成にして用いることもできる。こののような、円弧上に配置して一体化した複数のノズル50は、円柱状の木材59を、その外周に沿った切断線59Cに沿って切断する際に、好適に用いられる。
【0072】
また、このように一体化したノズル50は、ノズル50と木材59とを木材59に設定された切断線59Cに沿って相対移動させる相対移動装置を用いて、容易かつ位置精度よく切断を行える。相対移動装置は、円弧状のレール54と、組立治具53で一体化された複数のノズル50を円弧状のレール54に沿って移動させる移動台55と、を備えて構成される。切断操作者は、切断時に、レール54を木材59に対して固定し、レール54に沿って、移動台55を移動させるだけで切断作業を進めることができる。移動台55の移動は、自動で行うようにしてもよい。
【0073】
木材切断装置5は、木材59に設定された切断線59Cの両側に冷却用の流体を吹き付ける冷却ノズル50Wを備えて、切断時に、ノズル50と共に用いてもよい。
【0074】
また、木材切断装置5は、木材59における切断後の炭化面に冷却用の流体を吹き付ける冷却ノズル50Wを備えてもよい。冷却ノズル50Wを用いて切断面を冷却することにより、余熱による切断部分の炭化の進行を防止することができる。
【0075】
このような構成によれば、木材59を炭化して切断するので、機械的な振動や騒音の発生がなく、また、少なくともノズル50を所定位置に向けて支持すればよいので、力の弱い人でも容易に使用できる。
【0076】
(土地造成構造)
以下、本発明の一実施形態に係る土地造成構造について、図18を参照して説明する。土地造成構造6は、少なくとも対向する二方を斜面で囲まれた埋立空間60に平地を造成した構造である。埋立空間60は、木材で形成された木材ブロックを積み重ねて埋め立てられ、木材ブロックによって囲まれた内部に、居住空間または都市の基盤設備設置空間を含む、人の活動に有用な利用空間61を有する。土地造成構造6の上部は、平地62として活用できる。
【0077】
このような構成によれば、地球環境中の二酸化炭素を吸収して蓄積している木材を、二酸化炭素を内部に蓄積した状態のままで埋め立てに用いるので、地球温暖化ガスの増加を抑制して地球環境保全に貢献できる。また、木材ブロックの組み合わせ構造によって埋立空間60に、人の活動に有用な利用空間61を形成でき、空間の有効利用と土地造成ができる。
【0078】
(台風制御方法)
以下、本発明の一実施形態に係る台風制御方法について説明する。この台風制御方法は、台風の勢力拡大の防止または台風の進路の変更を行う方法であり、地下タンクで通年15℃程度に維持されている水、人工的に冷やした水、ドライアイス、および氷という冷却物質の群から1つまたは複数の冷却物質を選択し、選択した冷却物質を台風の発生領域または移動方向領域に投入して当該領域における海水温を下げることにより台風の勢力拡大の防止または進路変更を行う方法である。
【0079】
このような構成によれば、海水の成分である水や、空気中に放出される二酸化炭素からなるドライアイスを用いて海水温を低下させるので、海洋汚染を引き起こすことなく、台風を制御できる。
【0080】
(付記1:燃料供給装置)(C:木材等の有効活用)
木材や炭などの燃料を転がるような球体近くに削る圧縮するなり砕いたりして球状に加工しなおす等してつくる。燃料を加工するとき必要物を球状になった金型等(ボールを割ったような形で中が空洞等ものに加工物等を入れて金型を球状に戻す作業ができる)に入れてそれをプレスするなりしてすることもできる。燃料等が吸湿したり変質することを防ぐ等するため燃料内部に空気を通す穴を通しておいたり吸湿剤防腐剤、徐臭剤等を混ぜ込んだり外部にコーティング等することもできる。そして重力等で転がり燃焼場所に一定数を容易に移動させること等ができるほかインテリア等としても有効である。燃焼装置の熱を使い一定スペースを温めたりすることもできるし例えばペットボトル等を組み合わせた(専用の材料でもよいが)ような構造体で中に一定のスペースを作りそこに温風を送り込んだりもできるし熱で液体等を温めそれをペットボトル等で作った構造体の中等に循環させたりペットボトル等の最初ジュース等が入っていた場所等に流し込んだりしてそれで囲まれた内部のスペースの温度をコントロールすることもできる。例えばゴルフポールぐらいに加工した木材や炭などの可燃物を燃焼場所より高いところに容器などに入れておきそこと燃焼場所とをパイプ等でつないで途中で転がるものを止めたり通過したりできるような装置(例えば電動で上げ下げするようなストッパー等)をつけ燃焼室等への燃料の移動を制御することもできる。薪をくべたりする手間を自動化できることにより効率的に森林のエネルギーを利用できたりもする。
【0081】
駄科が燃焼スペースまで重力等を用いて転がったりして自動で移動すれば燃料補給等が楽になり使い勝手もよい。従来のエアコンのようにスイッチ一つで扱え燃料補給もそんなに頻繁にしなくてよいので手間も省ける。燃料等が転がるときにらせん状にしてループ状のわっか等をとおり抜けたりすることなどによってインテリア的な要素もある。球体状に燃料を加工した後その表面等に滑りを良くしたり保存しやすいようにするため接着のり等のもの(コメをのり状にしたものなどでんぷんなど、自然由来であるとか燃焼時に有害ガスが出にくいものがよい)やプラスチック等(天然由来原料で燃焼時に有害ガスが出にくいもの等)でコーティング等する。安全のため燃料供給通路のところ等にその流れを遮断するストッパー等をつける。空間の一酸化炭素濃度を測る装置等もつけそれと連動させ緊急時は自動的にストッパーが作動するようにして安全性等を高める。地震計もつけて同様にストッパー等を自動的に作動させるようにすることもできる。燃料をためておくところと燃料が転がるなどして通過する経路等を外気と出来るだけ触れないように密閉性を保持させるために燃料ストックは密閉性にして通気口をつける場合には防湿剤等をつける等して外気と燃料等を隔離する。ストッパー等も通過するときは開くがそれ以外は外気等が入らないように閉まるようにもできる。
【0082】
(付記2:植物育生装置)(P:肥料の再活用、新しい農業形態等)
ペットボトル等(別にペットボトルでなくても専用のものでもよい)を連結させて作ったスペース例えばペットボトル等を縦20メートル横10メートルの面積にずらっと並べて横もずらっと並べて天井部分も同じようにして間に空いた空間に土等を入れる等して稲作用地地等にする。こうすることでまいた肥料等を地中に逃さないで再利用できる。水等を土の上にまけば土中等の中をしみて肥料分が一番下のペットボトルのところに乗るのでその部分にある程度の穴をいくつもあけておいてそこからペットボトルの内部にしみだすかっこうになりそれを連結等されたペットボトル等の一番端の部分からくみ出し地下のタンクに収容しておいて再利用したり処理して肥料等をそこから作る。下のペットボトル等を複数重ねて作ったり最初は水で満たしておいて強度を増し下の部分の肥料等を受け止める部分のペットボトル等に入っている水等を土等を入れた後ある程度抜くということもできる。生態系の影響等を考えペットボトル等で作った構造体の一番下の部分等(下のペットボトル等で作った床面等がペットボトル三段重ねだったとしてその一番下のペットボトル等のところ)には水等や酸素等を循環させたりさせることもできそこに適しているペットボトル等の構造体の下部等に穴等をあけることによってそれ土壌等にしみこんで行く。ペットボトル等で構築した空間に肥料を流してそれを回収する機能等や水や酸素等を地下にしみこませる層など複数の層に分かれるような形にし他ペットボトルの等の構造体を構成することもできる。同様の構造体によって上部を覆って密閉状態を作り出せば肥料、農薬等の外部への飛散がなくなる。肥料等を再利用することによってコスト削減等もできる。外気を取り込むときは上部等に扉をつけてあけたりファンで風をいれたりもできるし人間が入ったりするためのドアも作ることができる。このような遮蔵物によって農業等に使うなどする肥料の遮蔵物より外への拡散を防ぐこともできる。
【0083】
(付記3:水中生物育成装置)(T:魚類等育成)
魚等を飼育するときそのスペースをループ状の構造にして魚等が水等を入れてあるスペースの壁等に垂直方向に近い方向で加速して衝突しないようにする。上記のようにペットボトル等を用いてスペース等をつくり水等を入れる。上部もペットボトル等の材料でふたを作ってもよい。そしてポンプを使ってその中の水等を吸いだしたりしてそれを圧力をかけて噴出させたり圧縮空気等を一方方向に送り込んだりして一定方向の回転を水等に与える。ループ状の構造体で魚が泳いでいるところの幅は50センチから100センチ程度(あくまで目安)にする。水流は停止させることもできる。餌のついた浮力等がついた物体(浮力によって浮かしたり底の部分を動かすこともできる)を時計の針のように回転させてそれを追いかける魚等の行動によって動きを制御する。水流の流れを時計回りにしたり反時計回りにしたりできるし餌の移動方向も自由に変更できる。水流の流れと餌の流れを同じにして餌の動くスピードを少し早くすれば魚等は少しの移動で餌等を食べれるし、水流の速さを遅めにして餌の動きをなくしたり少しだけ水流と逆向きに動かしたり餌を水中に入れたり出したりすれば魚等はそれに集中してほとんど同じ場所にとどまる時間が長くなる。上記の方法は動かないと呼吸できない魚等に対して特に当てはまる。水等がある場所で魚等がいる場所等にネット等を張って魚等の移動を水流と餌と合わせてコントロールすることに使うこともできる。
【0084】
魚等がいる空間の任憩の場所に餌を取り付けたものを動力等を使って動かせば(水槽等の上部や下部等に任意に取り付けたレールに沿って動力で餌を引っ張ったりベルト等で動力を与えてそこに餌等をくっつけておいたりなど)円運動もできるし水槽等の形状によって直進させたりもできる。また魚等を飼育等しているスペースに自動で動く壁等を軽い魚等を円状にル巾プした水槽から別の水槽のスペースに移動させることもできる。そしてそのスペースから魚等をまた円ループ状の水槽等に戻すため等に上記の扉等を設置して水流の流れを円ループのほうから水流のない隔離スペースに入れてその圧力で別の出口等から円ループの水槽に戻すやり方や水流のない水槽の周りの壁を円ループのものより高くしてそこに水等をポンプ撃で組み入れ少し商いところに魚等が上昇できるようにしておき餌等を自動で動かしたりして魚を誘導してそして水槽等の扉を円ループのほうに流れていくように設計された水路等を使い水等を重力の力で流せことによって特定場所でいた魚等が水流に乗って円ループのほうに移動する。
【0085】
(付記4:調理鍋)(目玉焼き:等効率化)
目玉焼き等を焼くとき白身の部分が焦げたりすることを防ぐため、調理器具等に機能を加える。ふたの上部分等に水等を入れられるスペースを設けるそれを蓋の周りの穴から適度におとす。穴の大きさはねじ式等で調整できるようにしておく。フライパンの下の部分に筋を入れて下に落ちた水がそこを流れるようにする。真ん中が黄身で時計の針のように12本の筋等を入れて傾斜を真ん中が深いようにしておくことで真ん中に移勤しやすいようにしておくこともできる。コンロの炎が白身のほうに行き黄身の部分に火力を集中させたいときなどのためにコンロのガス等の噴き出し口に専用の真ん中が一番ガスが出て周りはほとんど出ないか全くでないような形状を用意する。レバー等でガスパイプ等を切り替え通常と真ん中にほとんど火力が行く、真ん中だけに火力が行くなどに分けることができるようにする。
【0086】
(付記5:木材切断装置)(A:木材等の切断)
木材等を切断等するとき効率性を増すためHHOガスやオオマサガス等を用いて高速でカットする。局所的等にガス等を高速で当てる。切った後は近場ある水等をかけて完全に冷やす。ガスの噴出口のところ等に水等を出すノズルを設けてそこから噴出された水等によって必要以上に周りに熱が行かないようにすることもできる。ノズルの形状を細長くして小さい面積にだけ水をあてたりもできる。より効率性を増すためにガス等の噴き出しを複数にして短時間でカットすることもできる。円形にしてそれを木等の周りにセットたり三日月のような形で木の7割ぐらいを切ったりもできる。チェーンソー等を人間が支えなくてもよいように等するためチェーンソーの持ち手のところ付近等に木等と固定するような強度のある棒状のもの等を出してそれと木等をボルト等を使って固定等する。そしてチェーンソー等の回転刃を支えている部分等と木等とチェーンソー本体とを固定している棒等の間に油圧等で圧力をかけて一定方向にチェーンソーの刃が押し付けられるようにすることなどができる。油圧をかけるために支えになる部分等は必要に応じて変更して効率性を上げることができる。
【0087】
(付記6:土地造成構造)(I:二酸化炭素固定など、居住スペース等)
木材等二酸化炭素等を貯蔵しているものを材料にして人間が生活できるスペースを作る。木材等は大気中の二酸化炭素を固定化しているのでそれを燃やすことなくスペースの構築材料として使ったりする。大きなダム等の水がたまっているところ等にこの木材等を使って積み木のようにそのスペースを埋めたり中に人間等が活動できる空間等を作る。エジプトの三大ピラミッドのようにびっしりと木材の柱等を構築して内部にも適度に空間を設けることができる。(ニューヨークのセントラルパークより広いスペースを作ることもできる。そこに飛行機の滑走路等も作れる。)山間部のダム等のような場所等をこのようにして活用すれば広大なスペースが得られる。木材等が腐ったりしないように地面等との間にペットボトルなどの水等を通さない物質でコーティングしたりもできる。黒部ダムのような大きなダムをこういう技術で人間が住めるようなスペースに置き換えた場合にはひとつの都市ぐらいの人間が生活できるのでそれに伴う木材の買取値段も運賃等に見合ったものにすることもできる。ダムの水はこういう楕造体のさらに下の部分にスペースを設けて入れたり構造体の上部や内部周囲等にスペースを設けたりして入れたりダムの端の部分に小さいダムを作ったりすることもできる。またこういう構造体の上部等にペットボトル等を用いて作った空間を作ったりして中の室温をコントロールすることに使ったりすることもできるし、外気とシールドすることでその下等の部分の温度が太陽熱で過剰に熱くなったり、冬場は大気に冷やされて温度が低下することを防ぐことができる。材木等の変質を防ぐため防湿、腐食のための薬品や資材等を適度に配置することもできる。
【0088】
高さ50メートルとか100メートル等(規模は自在に選択できる)の構造体の中に都市機能を集約でき空気のきれいな場所に広大な空間を作ることができるし、二酸化炭素等を半永久的に貯蔵することもできる。今まで人類が排出した二酸化炭素等もこの方法で貯蔵すれば新しいきれいな住居や仕事のスペースを開拓でき気候変動問題エネルギー問題ともに解決する。地震等に対しても周りが山肌部分等と接していたりする構造等をとれることによりはるかに強い構造体で倒壊の恐れがほぼない。家事も空気は外部からのパイプ等でコントロールされているので空気を遮断したりして燃え広がる危険性がない。地下タンク等の水等を適度にスペースに循環させたりすることによって空調に利用できるほか消火にも利用できる。木材等をピラミッドの石のように組み合わせた構造で内部に空間を設けたりしている中でその内部のスペース等にペットボトル等の素材などを用いて水等を地下タンクから循環させてそれでその空間内部や周辺の温度コントロールに役立てることができる。もちろん木材等は製材して立方体にして組み立てることもできる。補強するために鉄骨等も組み合わせることができるしくぎ等を使わない柱接着技術等も使う(柱等をデコボコにしてそれをはめこむなど)。広大な平らなスペースが上部等にできることによりスポーツやレクリエーションなどのびのびとした空間を作ることもできる。広い土地に木材等を貯蔵したり(製材しなくてもよい)人間が住めるスペースを構築したりできる。南極や北極等なら土地は広いし気候的に腐敗しにくい。(持っていくことで長期間保管できる。製材等もしてもしなくてもよい。)
【0089】
(付記7:台風制御方法)(L:台風対応)
台風やハリケーンの発生を抑止したり進路を変えるなどのために台風やハリケーンの目などが発生する前や発生後などに大型のタンカー等に地下タンクで通年15度程度で維持されている水や人工的に冷やした水等を目的のポイントまで運び放出する。そして海面の海水温等を下げて台風やハリケーンに発達するのを防止したり勢力拡大を防いだり台風やハリケーンの進路を変更したりする。大型タンカーで複数台で出動したりして同じポイントに大量に放流したり長い直線や円状等に何本も放流したりする。水の代わりにドライアイスを使ったり氷を使ったりもできる。船内や施設で氷やドライアイスを準備して冷凍設備を設けたタンカーに収納したりタンカーなどの大型輸送手段に冷凍や保冷やドライアイスの製造や保管等のための装置を設けることもできる。氷やドライアイスなどは例えば10立方メーターのブロックを横に10等分等にスライスしたような形でそれらをタンカー等から順次投入してゆくと30万トンぐらいの氷でもかなりの範囲をカバーしてその上を台風やハリケーンの目などに大量の高温の水分が吸収されたりするのを防ぐことができる。輸送船のバラストを左右で調整したりして氷などを傾斜を利用して順次滑らせて船外に落としたり油圧ジャッキで持ち上げて傾斜をつけたりして船外に滑り落としたりすることでスピーディーに作業ができる。輸送船などが目的地に到着する時間を短縮する等のため海上に専用の浮上型等の氷やドライアイス等の製造や保管等をできる大きな施設をあらかじめ用意しておきそこから台風やハリケーン等が発生し始めたら目的の場所まで氷やドライアイスなどの輸送船などを使い運ぶこともできる。海上の氷などの位置を調整したりするためにタグボート的な船や高速で目的地まで氷などを運んだりするためホバークラフトなども活用できる。氷やドライアイスを海上でまとめておくためにロープなどで周りを固定することもできる。GPSなどを使い周りに氷等の存在を知らせることもできる。台風などの進行に伴い氷などを台風の目などの位置に船の動力を使い引っ張って調整をし続けることもできるし事前に台風やハリケーン等が発生しそうなポイントに事前に氷等を移動やセットしておくこともできる。タンカー等の輸送手段において船体の外壁等と氷などの保管場所等の間に保冷剤等を入れて効率的に保冷や保管等をできるようにすることもできる。一般の降雨前線等や降雨現象などの対応にもこの氷やドライアイスや冷水等を利用した原理等を使用したりもできる。
【符号の説明】
【0090】
1 燃料供給装置
10 固形燃料
11 燃焼室
12 燃料庫
13 燃料導路
13a コーティング層
2 植物育生装置
20 容器構造体
20a 側壁
20b 底壁
21 濾過層
22 土壌層
23 回収装置
24 植物
3 水中生物育成装置
3a 水中生物
3b 生活環境水
30 ループ水槽
30A,30B 水槽
31 水流発生装置
32 餌保持具
33 速度調整装置
34 移動壁
35 放流弁
4 調理鍋
4a 調理用の液体
40 鍋本体
40a 鍋溝構造
41 蓋体
41a 蓋溝構造
42 液タンク
42a 容器(液タンク)
42b 蓋(液タンク)
43 調整構造
43a 開閉弁(調整構造)
43b 弁操作部(調整構造)
44 断熱材
5 木材切断装置
5a 火炎
50 ノズル
50W 冷却ノズル
51 ボンベ
52 噴出調整装置
53 組立治具
54 レール(相対移動装置)
55 移動台(相対移動装置)
59 木材
59C 切断線
6 土地造成構造
60 埋立空間
61 利用空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18