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特開2022-91694バックアップシステム、バックアップインターフェースモジュール、およびベースプレート
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022091694
(43)【公開日】2022-06-21
(54)【発明の名称】バックアップシステム、バックアップインターフェースモジュール、およびベースプレート
(51)【国際特許分類】
   H02B 1/40 20060101AFI20220614BHJP
   H02J 9/00 20060101ALI20220614BHJP
【FI】
H02B1/40 A
H02J9/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021190356
(22)【出願日】2021-11-24
(31)【優先権主張番号】63/117,804
(32)【優先日】2020-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/117,969
(32)【優先日】2020-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】517094840
【氏名又は名称】ソーラーエッジ テクノロジーズ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イゴル モロゾフ
(72)【発明者】
【氏名】フランク バッカー
(72)【発明者】
【氏名】ブリョン ルース ゴンベルグ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】バックアップシステムについてのシステム、装置、および方法が記載される。
【解決手段】バックアップシステムのインターフェースエンクロージャ200は電気回路用のハウジングを含み、ハウジングはベースプレートおよびバックアップインターフェースモジュールを含み、ベースプレートは、フレーム、1つ以上の着脱可能なヒンジ、および/または2つ以上の多端子を含む。ベースプレートは、複数の多端子を含み得る。多端子は、1つ以上の負荷グループ112A、112B、電源102、電源デバイス、その他の多端子などに接続するように配設され得る。各負荷グループは、ユーティリティグリッドがシャットダウンした場合に、ユーティリティグリッドから切断されて、1つ以上のバックアップ電源に接続され得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
バックアップインターフェースモジュールに機械的に接続するように構成されたベースプレートを含み、
前記ベースプレートが、複数の多端子を含み、前記複数の多端子の各多端子が、複数の端子接続を含み、
前記複数の端子接続の各端子接続が、
電源、
負荷グループ、または
前記複数の端子接続の異なる端子接続、のうちの少なくとも1つに接続されるように構成されている、装置。
【請求項2】
前記ベースプレートが、前記電源を、
前記負荷グループ、および
第2の負荷グループに接続するように構成されている、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記バックアップインターフェースモジュールが、前記複数の多端子のうちの2つの多端子を互いに直接的に接続する導体を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記バックアップインターフェースモジュールが、前記複数の多端子のうちの少なくとも2つの多端子を前記バックアップインターフェースモジュールに接続するように電気的に構成された回路を含む、請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
前記回路が、少なくとも1つのリレーを含み、前記リレーが、
前記複数の多端子のうちの第1の多端子と、
前記複数の多端子のうちの第2の多端子との間に接続されている、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つのリレーが、前記負荷グループを前記電源に、または前記負荷グループを第2の負荷グループに選択的に接続するように構成されている、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記回路が、第1のリレーと、第2のリレーと、を含み、前記第1のリレーが、前記負荷グループを前記電源に選択的に接続するように構成されており、
前記第2のリレーが、前記負荷グループを前記電源に選択的に接続するように構成されている、請求項4に記載の装置。
【請求項8】
前記回路が、第2の多端子または第3の多端子のいずれかに、第1の多端子を選択的に接続するように構成された自動転送スイッチを含む、請求項4に記載の装置。
【請求項9】
前記回路が、前記第1の多端子が前記第2の多端子および前記第3の多端子に同時に接続されるのを防ぐように構成されたインターロックを含む、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記インターロックが、前記自動転送スイッチによって実装される電気的インターロックである、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記バックアップインターフェースモジュールが、前記電源の障害を示すセンサ読み取り値に基づいて、または通信デバイスを介して、前記電源の障害を示す通信メッセージを受信することに基づいて、前記回路を制御するように構成されたコントローラをさらに含む、請求項4~10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記バックアップインターフェースモジュールが、
巻線端子の第1のセットで、グリッドレベル電圧を受け取ることと、
巻線端子の第2のセットおよび第3のセットで、分相グリッド電圧を出力することと、を行うように構成された変圧器をさらに含む、先行請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
動作のバックアップモード中に、前記バックアップインターフェースモジュールのコントローラが、前記巻線端子の第2のセットおよび第3のセットのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの負荷グループに接続するように、前記回路を制御するように構成されている、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記負荷グループが、第1の配電盤を介して前記ベースプレートに接続されており、第2の負荷グループが、第2の配電盤を介して前記ベースプレートに接続されており、前記ベースプレートが、前記第1の配電盤および前記第2の配電盤と並んで装着されるようにさらに構成されており、前記ベースプレート、前記第1の配電盤、および前記第2の配電盤が、単一の電気エンクロージャの内側に配設されている、先行請求項のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
方法であって、
第1の負荷グループをベースプレートの第1の多端子に接続することと、
第2の負荷グループを前記ベースプレートの第2の多端子に接続することと、
一次電源を前記ベースプレートの第3の多端子に接続することと、
代替電源を前記ベースプレートの第4の多端子に接続することと、
複数の構成のうちの1つに従って、複数の多端子を互いに選択的に接続することと、を含み、
前記複数の構成のうちの第1の構成が、前記第1、第2、第3、および第4の多端子を互いにハード配線することを含み、
前記複数の構成のうちの第2の構成が、バックアップインターフェースモジュールを前記ベースプレートに接続することを含み、前記バックアップインターフェースモジュールが、前記一次電源の動作状態に基づいて、コントローラによって、前記第1、第2、第3、および第4の多端子を選択的に接続するための能動回路を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
電力網から住宅内の1つ以上の負荷への配電は、主回路ブレーカーおよび地絡保護ブレーカーを通過する場合があり、ここで、主回路ブレーカーは、住宅内のすべての負荷が一度に消費する合計電流(または対応する電力)の量を制限する場合がある。停電または電源断線の場合など、電力網から電力が供給されていない場合に、冬季の暖房負荷などの重要な負荷を含め、負荷が動作しなくなる可能性がある。このようなバックアップなしの構成では、負荷が動作を停止し、住宅のすべての電力がシャットダウンされる可能性がある。バックアップ電源は、住宅に電力を供給し、それによって、負荷の中断のない動作を可能にすることができる。同時に動作する住宅のすべての負荷に電力を供給するのにバックアップ電力が不十分な場合、部分的なバックアップ構成では、住宅の負荷の一部のみをバックアップ電源に接続することができる。同時に動作する住宅のすべての負荷に電力を供給するのにバックアップ電力が十分である場合、完全バックアップ構成では、住宅の負荷のすべてをバックアップ電源に接続することができる。
【0002】
電気サービスの供給停止が発生した場合、ポンプ、セキュリティシステム、冷蔵庫、および電子機器などの重要な負荷に電力のバックアップ源(例えば、発電機またはバックアップ電源)を用意しておくことが有用である。発電機は、動力(例えば、機械的エネルギー)を電力に変換して、外部回路で使用するためのデバイスである。機械的エネルギー源には、蒸気タービン、ガスタービン、水車、内燃エンジン、風力タービン、さらにはハンドクランクが含まれる場合がある。バックアップ電源の例には、ソーラーパネル、風力タービン、バッテリー、およびスーパーキャパシターが含まれる。
【発明の概要】
【0003】
以降の概要では、所定の特徴の簡略化された概要を提示する。この概要は、広範囲の概説ではなく、主要なまたは重要な要素を識別することは意図されていない。
【0004】
1つ以上の電気負荷をグループ(以下「負荷グループ」と称する)にまとめることができ、ここで、グリッド電力が利用できない場合、各負荷グループは、バックアップ電力とは優先順位が異なり得る。例えば、第1の負荷グループは、バックアップ電力を必要とする重要な負荷のグループである場合があり、第2の負荷グループは、重要ではなく、かつバックアップ電力を必要としない場合がある。1つ以上の負荷グループに部分的または完全に電力を供給するためのインターフェースエンクロージャが、本明細書で説明され得る。インターフェースエンクロージャは、ユーティリティグリッドがシャットダウンした場合(例えば、ユーティリティグリッドが電力を供給していない場合)に、1つ以上の負荷をユーティリティグリッドへの接続から切断するための電気回路(例えば、1つ以上のリレー、1つ以上の検出回路、1つ以上の電源デバイスなど)を含むバックアップインターフェースエンクロージャであり得る。インターフェースエンクロージャは、1つ以上の負荷グループを切断し得(例えば、シャットダウンの場合)、その結果、1つ以上の負荷グループは、1つ以上のバックアップ電源(例えば、1つ以上の光起電力(PV)源、またはバッテリーなどの1つ以上の電気貯蔵デバイス)に安全に接続され得る。これには、1つ以上のバックアップ電源および1つ以上の負荷が、ユーティリティグリッドとは別のローカルグリッド(例えば、「マイクログリッド」)を形成することができるという利点があり得る。ユーティリティグリッドが通常に戻り、負荷に再び電力を供給することができるようになると、インターフェースエンクロージャは、負荷をユーティリティグリッドに接続することができる。
【0005】
インターフェースエンクロージャは、電気回路用のハウジングを含み得、ここで、ハウジングは、ベースプレートおよびバックアップインターフェースモジュールを含む、クラムシェル設計であり得る。ベースプレートは、フレーム、1つ以上の着脱可能なヒンジ、および/または2つ以上の多端子を含み得る。各多端子は、1つ以上の端子接続を含み得、ここで、各端子接続は、バックアップインターフェースモジュールをベースプレートに(機械的または電気的に)接続し、負荷グループを接続し、および/または電源を接続するように構成され得る。ベースプレートは、バックアップインターフェースモジュールのマウントとして機能することができ、バックアップインターフェースモジュールは、バックアップインターフェース接続を管理するための電子機器(例えば、回路、リレー、通信インターフェース/デバイス、冷却デバイスなど)を含み得る。ベースプレートは、バックアップインターフェースモジュールをサポートし、回路を保護するインターフェースエンクロージャの一部として機能し、および/またはバックアップインターフェースモジュールをマウンティングに接続するように構成され得る。ベースプレートは、インターフェースエンクロージャがマウンティングの内側に配置されるか、またはマウンティングに接続されるようなサイズ設定または配設にすることができる。マウンティングは、複数の負荷グループを含み得る。マウンティングは、配電盤であり得る。
【0006】
バックアップインターフェースモジュールは、バックアップインターフェースモジュールから突出するラグを含み得、これは、バックアップインターフェースモジュールをベースプレートの多端子に機械的に接続または電気的に接続するように構成され得る。バックアップインターフェースモジュールは、電子機器を含み得る(例えば、バックアップインターフェースモジュールは、電源デバイスケースに見られる回路および構成要素を含み得る)。バックアップインターフェースモジュールは、1つ以上の着脱可能なヒンジ接続を使用して、ベースプレートに機械的に接続され得る。着脱可能なヒンジ接続は、バックアップインターフェースモジュールの一部分(例えば、隆起または軸)および湾曲したトラックを含み得る。1つ以上の湾曲したトラックは、ベースプレートの一部であるか、またはベースプレートに接続され得、軸を受け入れるように配設され得る。着脱可能なヒンジ接続は、バックアップインターフェースモジュールが軸に沿ってベースプレートに対して回転することを可能にするヒンジ接続であり得る。例えば、湾曲したトラックは、ベースプレートのフレームの一部であるか、またはそのフレームに接続され得、軸の隆起は、バックアップインターフェースモジュールに接続され得る。例えば、軸の隆起は、ベースプレートのフレームの一部であるか、またはそのフレームに接続され得、湾曲したトラックは、バックアップインターフェースモジュールに接続され得る。
【0007】
ベースプレートは、複数の多端子を含み得る。多端子は、1つ以上の負荷グループ、電源、電源デバイス、および/またはその他の多端子などに接続するように配設され得る。多端子に接続されている各負荷グループは、ユーティリティグリッドがシャットダウンした場合に、ユーティリティグリッドから切断されて、1つ以上のバックアップ電源に接続され得る。一部の負荷グループのみを多端子に接続すると、これらの接続されている負荷グループ(例えば、重要な負荷に接続されている1つ以上の負荷グループ)のみに部分的なバックアップが提供される場合がある。すべての負荷グループを多端子に接続すると、接続されている負荷グループ(例えば、重要な負荷に接続されている1つ以上の負荷グループ、および重要でない負荷に接続されている1つ以上の負荷グループ)への完全バックアップが提供される場合がある。どの負荷グループも多端子に接続していないと、1つ以上の多端子にバックアップが提供されない場合がある。この配設により、バックアップなし、部分バックアップ、または完全バックアップとして、バックアップインターフェースエンクロージャおよび電気供給システムを動作するための現場で構成可能な接続構成が可能になり得る。
【0008】
いくつかの実施例では、バックアップインターフェースモジュールをベースプレートに接続することにより、インターフェースエンクロージャと、発電システムパネルの要素などの電気ネットワークの1つ以上の他の電気または電子要素との間の1つ以上の接続を完了することができる。
【0009】
バックアップインターフェースモジュールは、ベースに接続されるように構成され得、ここで、ベースは、構成可能なコネクタを備えたベースプレートを有し得る。ベースプレートは、構成可能なコネクタを互いに接続することによって構成され得る。ベースプレートは、バックアップインターフェースモジュールをベースプレートに接続することによって構成され得る。配線構成を変更すること、ならびに/またはリレーおよび/もしくはその他のスイッチング回路を含むバックアップインターフェースモジュールをベースプレートに接続することによって、様々なバックアップ構成をサポートすることができる。例えば、一次電源が停止した場合に、構成可能なコネクタに接続されている電気負荷の一部、いずれか、またはすべてをバックアップ電源に接続することはできない。特定のバックアップ構成の選択は、手動(例えば、事前配線)または自動(例えば、バックアップ構成を選択するように構成されたコントローラによって)であり得、現在の負荷および/またはバックアップ発電レベルに依存する場合がある。
【0010】
これらのおよび他の特徴および利点は、以降でより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
いくつかの特徴は、添付の図面において、限定としてではなく、例として示されている。図面において、同様の数字は類似の要素を参照する。
図1】インターフェースエンクロージャを備えた例示の電気供給システムを示している。
図2】例示のインターフェースエンクロージャを示している。
図3A】インターフェースエンクロージャのバックアップインターフェースモジュールの例示の正面図を示している。
図3B】インターフェースエンクロージャのバックアップインターフェースモジュールの例示の背面図を示している。
図3C】インターフェースエンクロージャのバックアップインターフェースモジュールの例示の側面図を示している。
図3D】インターフェースエンクロージャのバックアップインターフェースモジュールの例示の正面斜視図を示している。
図3E】インターフェースエンクロージャの異なるバックアップインターフェースモジュールの例示の正面図を示している。
図4A】インターフェースエンクロージャのベースプレートの例示の正面図を示している。
図4B】インターフェースエンクロージャのベースプレートの例示の背面図を示している。
図4C】インターフェースエンクロージャのベースプレートの例示の側面図を示している。
図4D】インターフェースエンクロージャのベースプレートの例示の正面斜視図を示している。
図5A】インターフェースエンクロージャの湾曲したトラックの例示の側面図を示している。
図5B】インターフェースエンクロージャのヒンジ接続の例示の側面図を示している。
図5C】インターフェースエンクロージャの異なる湾曲したトラックの例示の側面図を示している。
図6A】ベースプレートの例示の2つのコネクタの多端子を示している。
図6B】ベースプレートの例示の3つのコネクタの多端子を示している。
図6C】ベースプレートの例示の4つのコネクタの多端子を示している。
図7A】ベースプレートの2つのコネクタの多端子の例示の側面図を示している。
図7B】ベースプレートの3つのコネクタの多端子の例示の側面図を示している。
図8A】ベースプレートの異なる2つのコネクタの多端子の例示の側面図を示している。
図8B】ベースプレートの異なる3つのコネクタの多端子の例示の側面図を示している。
図9A】ベースプレートの2つのコネクタの多端子の例示の正面斜視図を示している。
図9B】ベースプレートの3つのコネクタの多端子の例示の正面斜視図を示している。
図10】ベースプレートの3つのコネクタの多端子の例示の底面斜視図を示している。
図11】ベースプレートの3つのコネクタの多端子の例示の底面図を示している。
図12A】インターフェースエンクロージャの例示の正面図を示している。
図12B】インターフェースエンクロージャの一部分の例を示している。
図13】インターフェースエンクロージャの例示の斜視図を示している。
図14】インターフェースエンクロージャの例示の側面図を示している。
図15】バックアップインターフェースモジュールの前面カバーを外した状態のインターフェースエンクロージャの例示の図を示している。
図16】バックアップインターフェースモジュールの前面カバーを外した状態の異なるインターフェースエンクロージャの例示の正面図を示している。
図17A】バックアップシステムの例示の配線構成を示している。
図17B】バックアップインターフェースモジュールを含むバックアップシステムの例示の配線構成を示している。
図18A】バックアップインターフェースモジュールを含むバックアップシステムの例示の配線構成を示している。
図18B】バックアップインターフェースモジュールを含むバックアップシステムの例示の配線構成を示している。
図19A】バックアップインターフェースモジュールを含むバックアップシステムの例示の配線構成を示している。
図19B】バックアップインターフェースモジュールを含むバックアップシステムの例示の配線構成を示している。
図20】ベースプレートとバックアップインターフェースモジュールとの間の例示の接続を示している。
図21】バックアップインターフェースモジュールを含むバックアップシステムの例示の配線構成を示している。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書では、インターフェースエンクロージャについて説明する。インターフェースエンクロージャは、ユーティリティグリッドが電力を供給していないときに(例えば、ユーティリティグリッドのシャットダウンまたは停電の場合)、1つ以上の負荷グループをユーティリティグリッドへの接続から切断するための電気回路(例えば、1つ以上のリレー、1つ以上の検出回路、1つ以上の電源デバイスなど)を含むバックアップインターフェースエンクロージャであり得る。そのようなシナリオでは、インターフェースエンクロージャは、1つ以上の負荷グループを切断し得、その結果、1つ以上の負荷グループは、1つ以上のバックアップ電源(例えば、1つ以上の光起電力(PV)源、またはバッテリーなどの1つ以上の電気貯蔵デバイス)に接続され得る。これにより、1つ以上のバックアップ電源と1つ以上の負荷が、(例えば、ユーティリティグリッドが再び利用可能になるまで)ユーティリティグリッドから分離された、またはユーティリティグリッドとは別のローカルグリッド(例えば、「マイクログリッド」)を形成することができるようになり得る。インターフェースエンクロージャは、マウンティングの内側に配置され得る。
【0013】
「マウンティング」という用語は、配電盤/ボードを指す場合がある。光起電力(PV)システムを含む発電システムは、回路ブレーカー/分電盤、コンビネーションサービスエントランスデバイス(CSED)、メインブレーカーボックス、負荷センター、オールインワン配電盤、および/またはこれに類するものを介して、建物の負荷に電気的に接続され、余剰電力を電力網に供給することができる。本明細書で使用される場合、回路ブレーカー/分電盤/ボード、コンビネーションサービスエントランスデバイス(CSED)、メインブレーカーボックス、分電盤、メーターボックス、回路ボックス、電気ボックス、負荷センター、および/またはこれに類するものの用語は、交換可能に使用され、ユーティリティ/供給/負荷導体(例えば、ワイヤまたはバスバー)、1つ以上のユーティリティ側保護ユニット、1つ以上の電力/エネルギー計、1つ以上の主回路保護ブレーカー、負荷側回路ブレーカー、および/またはこれに類するものを含む電気供給コンポーネントを含む、1つ以上の建物の電気供給ボックスを意味することができる。建物の電気供給コンポーネントは、1つ以上のエンクロージャまたはボックス内に配置され得、ここで、ボックスの一部は、隣接していてもよい。例えば、単一のオールインワン電力パネルボックスは、メーターエンクロージャ、主回路ブレーカーエンクロージャ、負荷回路ブレーカーエンクロージャ、および/またはこれに類するものに分割され得る。マウンティングは、複数の負荷グループを含み得る。
【0014】
インターフェースエンクロージャは、インターフェースエンクロージャのマウントとして機能するベースプレートを含み得る。ベースプレートは、バックアップインターフェースモジュールをサポートし、ベースとして機能するように配設され得る。ベースプレートはまた、インターフェースエンクロージャがマウンティングの内側に配置されるようにサイズ設定および配設され得る。例えば、インターフェースエンクロージャのベースプレートは、配電盤にベースプレートを装着するためのフレームを含み得る。
【0015】
いくつかの実施例では、インターフェースエンクロージャはまた、ジャンパー、リレー、電気回路などのためのバックアップインターフェースモジュールを含み得る。バックアップインターフェースモジュールは、ベースプレートおよびバックアップインターフェースモジュールに統合された着脱可能なヒンジで構成され得、ここで、各ヒンジは、軸および1つ以上の湾曲したトラックを含む。湾曲したトラックは、ベースプレートまたはバックアップインターフェースモジュールの一部であるか、またはそれに接続され得る。湾曲したトラックは、バックアップインターフェースモジュールまたはベースプレートの一部を受容するように配設され得る。湾曲したトラックは、開放端(例えば、軸を受け入れるための漏斗として作用する)、大きな曲率半径を有するトラックの第1の湾曲部分、および/またはより小さな半径を有するトラックの第2の一部の部分(例えば、フックまたは文字「J」)を有し得る。着脱可能なヒンジは、バックアップインターフェースモジュールを接続軸に沿ってベースプレートに対して回転させ得るピボット接続であり得る。例えば、湾曲したトラックは、ベースプレートのフレームの一部であるか、またはそれに接続され得る。
【0016】
ベースプレートは、複数の多端子を含み得る。多端子は、1つ以上の負荷グループ、電源、電源デバイス、その他の多端子などに接続するように配設され得る。多端子に接続されている各負荷グループは、ユーティリティグリッドがシャットダウンした場合に、ユーティリティグリッドから切断されて、1つ以上のバックアップ電源に接続され得る。一部の負荷グループのみを多端子に接続すると、これらの接続されている負荷グループ(例えば、重要な負荷に接続されている1つ以上の負荷グループ)のみに部分的なバックアップが提供される場合がある。すべての負荷グループを多端子に接続すると、接続されている負荷グループ(例えば、重要な負荷に接続されている1つ以上の負荷グループ、または重要でない負荷に接続されている1つ以上の負荷グループ)への部分または完全バックアップが提供される場合がある。どの負荷グループも多端子に接続していないと、1つ以上の多端子にバックアップが提供されない場合がある。負荷グループのバックアップをサポートしていないアプリケーションでは、負荷グループを多端子に接続し得、負荷グループと1つ以上の電源とを短絡するようにジャンパーを取り付けることができる。ジャンパーは、1つの多端子を別の多端子に接続する電気ケーブルであり得る。ジャンパーは、バックアップインターフェースモジュールに取り付けられ、バックアップインターフェースモジュールがベースプレートに機械的および電気的に接続されている場合などに、多端子を接続することができる。多端子、ジャンパー、および/またはカバーにより、バックアップインターフェースエンクロージャまたは電気供給システムの動作を構成して、様々なバックアップ構成をサポートすることができる場合がある。例えば、グリッドと負荷グループの多端子を電気的に接続すると、バックアップなしの構成が提供され得る。一部の負荷グループをリレーを介してグリッドに電気的に接続し、他の負荷グループをリレーを使用してグリッドに電気的に接続すると、部分バックアップ構成が提供され得る。リレーを介して、すべての負荷グループをグリッドに電気的に接続すると、完全バックアップ構成が提供され得る。すべての負荷グループをグリッドに電気的に接続すると(例えば、各々個別のリレーを介して)、動的な完全バックアップ構成を提供することができる(例えば、ここで、利用可能な電源、予想される消費量、またはグリッド電力の可用性に対する予想される時間に基づいて、負荷グループを接続または切断することができる)。
【0017】
いくつかの実施例では、バックアップインターフェースモジュールをベースプレートに接続することにより、インターフェースエンクロージャと電気供給システムの1つ以上の他の要素との間の1つ以上の接続を完了することができる。
【0018】
添付の図面は、本明細書の一部を構成し、本開示の例を示す。図面に示され、かつ/または本明細書で考察される例は、非排他的であり、本開示を実施し得る方法には他の例もあることを理解されたい。
【0019】
本開示の主題の教示は、図を参照して説明されているシステムおよび装置に拘束されないことに留意されたい。同等および/または変更された機能が、別の様式で統合され得るか、または分割され得、任意の適切な組み合わせで実装され得る。例えば、(例えば、図1に示されている)別個のユニットとして示されている電源102およびシステム電力デバイス108は、それらの機能および/または構成要素が単一のユニットに組み合わせられてもよい。
【0020】
様々な図における同様の参照は、本出願全体で同様の要素を指し得ることにも留意されたい。同様の参照番号はまた、要素間の類似性を暗示し得る。例えば、図1に示されるバックアップインターフェースエンクロージャ200は、本明細書で説明および示される他のインターフェースエンクロージャと類似または同じであり得、逆もまた同様であることが理解されるべきである。本出願全体を通して、いくつかの一般的な参照は、特定の関連要素のうちのいずれかを指すために使用され得る。例えば、バックアップインターフェースエンクロージャ200は、様々なインターフェースエンクロージャのうちのいずれかを指し得る。
【0021】
本明細書の例に与えられているすべての数値は、例示のみを目的として提供されており、決して拘束するものではないことにも留意されたい。
【0022】
本明細書で使用される「実質的に」および「約」という用語は、(例えば、許容可能な変形範囲において)意図された目的または機能と同等の変形を含む。特定の値または値の範囲は、本明細書では、「実質的に」、および「約」という用語が先行する数値で提示される。「実質的に」および「約」という用語は、本明細書では、その用語に伴われる正確な数、ならびにその用語に伴われる数に近い、または、ほぼその数を、文字どおりサポートすることを提供するために使用される。ある数が、具体的に記載された数に近いか、またはほぼその数であるかを判断する際に、近いかまたは近似するが列挙されていない数も、それが提示される文脈において、具体的に記載された数と実質的に等しい数であり得る。
【0023】
図1は、インターフェースエンクロージャ200を備えた電気供給システム100の実施例を示している。
【0024】
電気供給システム100は、1つ以上の電源102を含み得る。一実施例として、1つ以上の電源102は、1つ以上の光起電力(PV)発電機であり得る。例えば、電源102は、1つ以上の光起電力セル、光起電力セルのサブストリングのストリング、および/または光起電力パネル/モジュールのストリングであり得る。電源は、本明細書ではPV発電機の文脈で説明されているが、電源という用語は、他のタイプの電源、例えば、風力タービン、水力タービン、燃料電池などを含み得る。
【0025】
1つ以上の電源102は、1つ以上のシステム電力デバイス108を介して、1つ以上のマウンティング110に接続され得る。1つ以上のシステム電力デバイス108は、例えば、次の1つ以上であり得る:DCからDCへのコンバータ(例えば、降圧コンバータ、昇圧コンバータ、降圧/昇圧コンバータ、降圧+昇圧コンバータなど)、DCからACへのインバータ、コンバイナおよび/または監視ボックスなど。1つ以上のシステム電力デバイス108は、1つ以上の相のインバータ(例えば、単相インバータ、二相インバータ、三相インバータなど)を含み得、簡単にするために本明細書に示されていないラインまたは相を含み得る。
【0026】
1つ以上の電源はまた、1つ以上の電力貯蔵デバイス104(例えば、バッテリー)に接続され得る。1つ以上の電力貯蔵デバイス104は、1つ以上のマウンティング110に直接的に、または1つ以上のシステム電力デバイス108を介して接続され得る。1つ以上の電力貯蔵デバイス104は、ユーティリティグリッド106に接続され得る。
【0027】
図1の実施例では、2つの負荷グループが示されているが、適切な数の負荷グループが可能であり得る。負荷グループ112Aおよび112Bの各々は、器具、ヒーター、ポンプ、空調ユニットなどのような1つ以上の電気負荷114であり得る。負荷グループ112Aおよび112Bの各々は、サブ負荷グループ、サブパネル、分割パネルなどであり得る。各マウンティング110は、ユーティリティグリッド106に接続され得る。マウンティング110は、複数の負荷グループ112Aおよび112Bを含み得る。マウンティング110は、配電盤であり得る。各負荷グループ112Aおよび112Bは、優先度ラベルを受け取ることができる。優先度ラベルの各々は、別の優先度ラベルとは異なる場合もあれば、同じ場合もある。一実施例として、負荷グループ112Aは、重要な負荷に接続され、「高優先度」の優先度ラベルまたは「常時バックアップ」優先度ラベルを与えられ得る。負荷グループ112Bは、重要ではない負荷に接続され、「より低い優先度」の優先度ラベルまたは「バックアップを必要としない可能性がある」優先度ラベルを与えられ得る。
【0028】
バックアップインターフェースエンクロージャ200は、マウンティング110の内側またはその近くに装着されるか、さもなければ収容され得る。バックアップインターフェースエンクロージャ200は、負荷グループ112Aおよび112Bのうちの1つ以上に接続され得る。バックアップインターフェースエンクロージャ200は、バックアップインターフェースエンクロージャに接続されている1つ以上の負荷グループ112Aおよび/または112Bにバックアップ電力を提供するように配設され得る。バックアップインターフェースエンクロージャ200は、1つ以上のリレー、検出回路、および/または電源デバイスを含み得る。1つ以上のリレーは、(例えば、ユーティリティグリッド106がユーティリティグリッドのシャットダウンのために電力を供給していない場合に)1つ以上の負荷グループ112Aおよび/または112Bをユーティリティグリッド106から切断するように配設され得る。ユーティリティグリッド106が電力を供給しているかどうかを検出するために、1つ以上の検出回路を配設することができる。電力を変換するために、1つ以上の電源デバイスを配設することができる。例えば、ユーティリティグリッド106がシャットダウンされ、電力を供給していない場合、バックアップインターフェースエンクロージャ200は、1つ以上のバックアップ電源から負荷グループ112Aおよび/または112Bのうちの1つ以上にバックアップ電力を供給し得るユーティリティグリッドから、負荷グループ112Aおよび/または112Bのうちの1つ以上を切断し得る。1つ以上のバックアップ電源は、1つ以上の電源102および/または1つ以上の電力貯蔵デバイス104であり得る。
【0029】
負荷グループ112Aおよび112Bがバックアップインターフェースエンクロージャ200にどのように接続されるかは、バックアップインターフェースエンクロージャ200が完全バックアップを提供するか、部分バックアップを提供するか、またはバックアップを提供しないかを少なくとも部分的に決定し得る。例えば、負荷グループ112Aおよび112Bの両方がバックアップインターフェースエンクロージャ200に接続されている場合、バックアップインターフェースエンクロージャ200は、完全バックアップを提供することができる。負荷グループ112Aまたは112Bのうちの1つだけがバックアップインターフェースエンクロージャ200に接続されている場合、バックアップインターフェースエンクロージャ200は、接続された負荷グループ112Aまたは112Bに部分的なバックアップを提供することができる。どちらの負荷グループ112Aおよび112Bもバックアップインターフェースエンクロージャ200に接続されていない場合、バックアップインターフェースエンクロージャ200は、バックアップを提供しない可能性がある。例えば、負荷グループ112Aおよび112Bならびにユーティリティグリッド106は、バックアップインターフェースエンクロージャ200のベースプレート400A(例えば、図2に示され得るように)に接続されたままであり得、(例えば、配設されているバックアップのタイプによっては)ジャンパーおよび/またはリレーが接続されている場合がある。例えば、バックアップが配設されていない場合、バックアップインターフェースエンクロージャ200のベースプレート400Aにジャンパーのみが接続された状態であり得る。部分的なバックアップが配設されている場合、ジャンパーおよびリレーの両方をバックアップインターフェースエンクロージャ200のベースプレート400Aに接続することができる。そして、完全バックアップが配設されている場合、すべての負荷グループ112Aおよび112Bは、(例えば、グリッド電力がない場合に)負荷グループ112Aおよび112Bをユーティリティグリッド106から切断するように構成されたベースプレート400Aに接続されたリレーを有し得る。
【0030】
図2は、バックアップインターフェースエンクロージャ200Aの実施例を示している。バックアップインターフェースエンクロージャ200Aは、バックアップインターフェースモジュール300Aおよびベースプレート400Aを含み得る。バックアップインターフェースエンクロージャ200Aはまた、「カバー」と称されることがある。ベースプレート400Aはまた、「ベース」と称されることがある。バックアップインターフェースモジュール300Aは、電子回路(例えば、1つ以上のリレー、検出回路、電源デバイス、変圧器、自動転送リレー、冷却デバイスなど)を含み得る。バックアップインターフェースモジュール300Aは、ベースプレート400Aに装着され得る。ベースプレート400Aは、電気的マウンティング110の内側に装着され得る。ベースプレート400Aは、複数の多端子600を含み得る。多端子600の各々は、(例えば、図6A図11に示され得るように)複数の端子コネクタ606を含み得る。図2のベースプレート400Aは、複数の2つのコネクタの多端子602および複数の3つのコネクタの多端子603を有し得る。多端子600のうちの1つ以上は、(例えば、図3Aに示され得るように)電気機械コネクタ302を介してバックアップインターフェースモジュール300Aに接続され得る。
【0031】
ここで、本主題の実施例によるバックアップインターフェースモジュール300Aの実施例を示す図3A図3Dを参照する。バックアップインターフェースモジュール300Aは、1つ以上の電気機械コネクタ302(例えば、ラグ)、前面カバー305、背面カバー306(例えば、図3Bに示され得るような)、1つ以上の熱分散要素304(例えば、図3Bに示され得るような)、および/または1つ以上の隆起308A(例えば、図3Bに示され得るような)を含み得る。バックアップインターフェースモジュール300Aの電子回路は、バックアップインターフェースモジュール300Aの内側に収容され得る。例えば、バックアップインターフェースモジュール300Aの電子回路は、バックアップインターフェースモジュール300Aの前面カバー305と背面カバー306との間に収容され得る。
【0032】
電気機械コネクタ302は、電気供給システム100の要素間の機械的または電気的接続を提供するように配設されたケーブルラグまたはワイヤラグであり得る。電気機械コネクタ302は、バックアップインターフェースモジュール300Aの電子機器とベースプレート400の1つ以上の多端子600との間の接続を容易にすることができる。例えば、電気機械コネクタ302は各々、多端子の対応する端子コネクタ606に接続され得る。一実施例として、電気機械コネクタ302は、締結要素608(例えば、図16に示され得るような)を使用して、対応する端子コネクタ606に接続され得る。締結要素608は、ベースプレートの多端子600とバックアップインターフェースモジュール300Aとの間を電気機械的に接続するように構成された金属製のねじまたはボルトであり得る。ベースプレート400Aの多端子600のうちの1つ以上は、負荷グループ112Aおよび112Bのうちの1つ以上に、ならびに/または1つ以上の他の多端子600に接続され得る。締結要素608および電気機械コネクタ302は、(例えば、1つ以上の多端子600およびバックアップインターフェースモジュール300Aを介した電源と負荷との間に)比較的高い電流を流すように構成され得る。締結要素608および電気機械コネクタ302は、1つ以上の多端子600とバックアップインターフェースモジュール300Aとの間の比較的信頼性が高く、比較的迅速な接続を提供することができる。バックアップインターフェースモジュール300Aは、バックアップインターフェースモジュール300Aの内側に収容された1つ以上の対応する電気機械コネクタを含み得る。1つ以上の対応する電気機械コネクタは、バックアップインターフェースモジュール300Aの内側に収容された電子回路または1つ以上のジャンパーに接続され得る。1つ以上の対応する電気機械コネクタ302は、バックアップインターフェースモジュール300Aの内側に収容された1つ以上の締結要素を使用して、電子回路または1つ以上のジャンパーに接続され得る。
【0033】
電気機械コネクタ302はまた、「バックアップインターフェースモジュール端子」または「カバー端子」と称され得る。多端子600はまた、「ベース多端子」と称され得る。
【0034】
図3Bを参照すると、1つ以上の熱分散要素304は、熱ヒート放散を提供するように構成され得る。例えば、1つ以上の熱分散要素304は、バックアップインターフェースモジュール300Aの内側に収容された電子機器に関連する熱ヒートの放散を提供するように構成され得る。1つ以上の熱分散要素304はまた、バックアップインターフェースモジュール300Aの背面カバー306に機械的剛性を提供するように構成され得る。例えば、1つ以上の熱分散要素304は、バックアップインターフェースモジュール300Aの背面カバー306から比較的垂直に延在している1つ以上の物理的フィンであり得る。物理的フィン304は、背面カバー306を機械的に強化し、バックアップインターフェースモジュール300Aに配置された電子機器によって生成された熱を放散することができる。
【0035】
インターフェースエンクロージャ200Aは、バックアップインターフェースモジュール300Aの背面カバー306およびベースプレート400A(例えば、インターフェースエンクロージャ200Aの第2の「背面カバー」として機能し得る)の両方を有し得る。
【0036】
1つ以上の隆起308Aの各々は、ベースプレート400Aの対応する湾曲したトラック500(例えば、図5Aに示され得るような)によって受容されるように配設され得る。1つ以上の隆起308Aは、湾曲したトラック500の端部に到達するまで湾曲したトラック500に受容され、湾曲したトラック500によって案内される、伸長部材部分(例えば、隆起)を有するように配設され得る。湾曲したトラック500の端部は、所与の隆起308Aを比較的所定の位置に保持するように配設され得るが、隆起308Aの回転軸に沿って所与の隆起308Aの回転を可能にする。湾曲したトラック500はまた、隆起308Aと一緒に、「ヒンジ」と称され得る。
【0037】
ここで、本主題の実施例によるバックアップインターフェースモジュール300Eを示す図3Eを参照する。バックアップインターフェースモジュール300Eは、バックアップインターフェースモジュール300Eの側壁を越えて延在している1つ以上の隆起308Eを含み得る。
【0038】
ここで、本主題の実施例によるベースプレート400Aの実施例を示す図4A図4Dを参照する。ベースプレート400Aは、複数の多端子600、フレーム402、1つ以上のフレームマウンティング要素404、前面405、背面406(例えば、図4Bに示され得るような)、1つ以上の側面408(例えば、図4Cに示され得るような)、および/または1つ以上の湾曲したトラック500を含み得る。
【0039】
図4Aを参照すると、ベースプレート400Aは、一対のレール部材904によって形成された開口902を有するレール900を含み得る。レール900は、1つ以上の多端子600を支持するように構成され得る。1つ以上の多端子600は、支持部材708を開口902に配置することによって、支持部材708(例えば、図7A図10に示され得るような)をレール900に接続することによって、ベースプレート400Aに固定され得る。
【0040】
複数の多端子600は、2つの端子コネクタを備えた複数の2つのコネクタの多端子602(例えば、図6Aに示され得るような)、または3つの端子コネクタを備えた複数の3つのコネクタの多端子603(例えば、図6Bに示され得るような)を含み得る。多端子600のうちの1つ以上は、クイック接続端子であり得る。例えば、多端子600のうちの1つ以上は、事前設定された配線構成を有するプラグを受容するように配設されたソケットを含み得る。プラグは、バックアップインターフェースエンクロージャ400Aの動作を決定するために使用され得る。多端子600の1つ以上の端子コネクタは、クイック接続端子であり得、その同じ多端子600の1つ以上の端子コネクタは、非クイック接続端子であり得る。例えば、非クイック接続端子は、多端子600への接続を固定するために多端子600の端子コネクタに締結されるねじまたはボルトなどの締結要素を含み得る。
【0041】
ベースプレート400Aは、少なくとも3つの多端子600を含み得、ここで、これらの少なくとも3つの多端子600の各々は、2つ以上の端子コネクタを有する。
【0042】
フレーム402は、マウンティング110の内側に適合するようなサイズ設定および配設であり得る。例えば、フレーム402は、マウンティング110内で機械的に接続するように構成され得る。
【0043】
1つ以上のフレームマウンティング要素404は、ベースプレート400Aを表面(例えば、マウンティング110の表面)に接続するのを助けるようにサイズ設定および配設された1つ以上の開口であり得る。例えば、1つ以上のフレームマウンティング要素404を使用して、任意の適切な追加の接続要素(例えば、1つ以上のねじ、ボルト、釘など)を使用して、フレーム402を表面に固定することができる。
【0044】
1つ以上の側面408は、フレーム402の前面405から比較的垂直に延在し得る。いくつかの実施例では、各湾曲したトラック500は、ベースプレート400Aのフレーム402の側面408のうちの1つに配置されるか、またはそれに取り付けられる。
【0045】
1つ以上の湾曲したトラック500の各々は、バックアップインターフェースモジュール300Aの隆起308を受容して保持するようにサイズ設定および配設され得る。例えば、ベースプレート400Aの湾曲したトラック500は、ヒンジを形成するために、バックアップインターフェースモジュール300Aの隆起308を受け入れるように構成され得る。湾曲したトラック500は、カバー端子302をベース多端子600と位置合わせするように構成され得る。例えば、バックアップインターフェースモジュール300Aの1つ以上の隆起308がベースプレート400Aの湾曲したトラック500によって受容されたときに、それは、バックアップインターフェースモジュール300Aの1つ以上の電気機械コネクタ302を、ベースプレート400Aの1つ以上の多端子600の1つ以上の端子コネクタと位置合わせするのに役立ち得る。
【0046】
ここで、本主題の実施例による湾曲したトラック500Aの実施例を示す図5Aおよび図5Bを参照する。湾曲したトラック500Aは、タブ502A、漏斗領域504A、湾曲した中央トラック領域510A、湾曲した端部トラック領域512A、および/またはトラック経路514Aを含み得る。
【0047】
タブ502Aは、フレーム402Aの側面408Aの一部分から延在し得る。タブ502Aは、1つ以上の相補的な相関する凹状湾曲部分と一緒に、(例えば、バックアップインターフェースモジュール300Aのガイドされた部材部分が取り付けられ、それに沿って摺動するためのスロットとして機能するように配設され得る)ギャップを形成する1つ以上の凸状湾曲部分を有し得る。これは、バックアップインターフェースモジュール300Aが接続の回転軸に沿ってベースプレート400Aに対して回転することを可能にし得る、ヒンジ接続を提供し得る。
【0048】
漏斗領域504Aは、第1のエッジ506Aおよび第2のエッジ508Aを含み得る。いくつかの実施例では、漏斗領域504Aは、第1のエッジ506Aおよび第2のエッジ508Aによって画定され得る。第1のエッジ506Aは、タブ502Aの一部であり得、第2のエッジ508Aは、フレーム402Aの側面408Aの一部であり得る。漏斗領域504Aは、湾曲した中央トラック領域510Aに接続され得る。2つのエッジ506Aと508Aとの間の距離は、湾曲した中央トラック510Aから漏斗領域504Aの拡大口に向かう距離が増加するのにつれて増加し得る。漏斗領域510Aの広い口は、湾曲したトラック500Aがバックアップインターフェースモジュール300の隆起308をより容易に受容することを助けることができる。いくつかの実施例では、エッジ506Aおよび508Aの一方または両方は、湾曲したエッジであり得る。2つのエッジ506Aおよび508Aは、非平行なエッジであり得る。
【0049】
湾曲した中央領域510Aは、湾曲した端部トラック領域512Aに接続され得る。湾曲した中央領域510Aは、第1の半径R1を有し得、湾曲した端部トラック領域は、第2の半径R2を有し得る。湾曲した端部トラック領域512Aの半径R2は、湾曲した中央トラック領域510Aの半径R1よりも小さくてもよい。例えば、湾曲した端部トラック領域512Aの半径R2は、湾曲した中央トラック領域510Aの半径R1よりも実質的に小さくてもよい(例えば、半径R2は、半径R1より少なくとも10%小さくてもよい)。例えば、湾曲した端部トラック領域512Aの半径R2は、約5mm~約45mmの範囲にあり得、湾曲した中央トラック領域510Aの半径R1は、約20mm~約50mmの範囲にあり得る。さらなる実施例として、半径R2は、約10mmであり得、半径R1は、約30mmであり得る。半径R1はまた、バックアップインターフェースモジュール300の隆起308に従って(例えば、隆起308の半径に従って)サイズ設定され得る。
【0050】
漏斗領域504Aは、第1のエッジ506Aおよび第2のエッジ508Aを含み得る。第1のエッジ506Aは、タブ502Aの一部であり得、第2のエッジ508Aは、フレーム402Aの側面408Aの一部であり得る。漏斗領域504Aは、湾曲した中央トラック領域510Aに接続され得る。2つのエッジ506Aと508Aとの間の距離は、湾曲した中央トラック510Aから漏斗領域504Aの拡大口に向かう距離が増加するのにつれて増加し得る。漏斗領域510Aの広い口は、湾曲したトラック500Aがバックアップインターフェースモジュール300の隆起308をより容易に受容することを助けることができる。
【0051】
トラック経路514Aは、隆起308が湾曲したトラック510Aに沿って案内されて、バックアップインターフェースモジュール300をベースプレート400に接続するための意図された経路であり得る。バックアップインターフェースモジュール300をベースプレート400に接続することにより、インターフェースエンクロージャ200と電気供給システム100の1つ以上の他の要素との間の1つ以上の接続を完了することができる。
【0052】
図5Bは、湾曲したトラック500の湾曲した端部トラック領域512内の例示の隆起308を示しており、これは、バックアップインターフェースモジュール300をベースプレート400Aにヒンジで接続することができる。
【0053】
ここで、本主題の実施例による湾曲したトラック500Bを示す図5Cを参照する。湾曲したトラック500Bは、タブ502B、漏斗領域504B、湾曲した中央トラック領域510B、湾曲した端部トラック領域512B、および/またはトラック経路514Bを含み得る。湾曲したトラック500Bは、湾曲したエッジではなく、直線および/または線形である、1つ以上のエッジ506Bおよび508Bを備えた漏斗領域504Bを含み得る。2つのエッジ506Bおよび508Bは、非平行なエッジであり得る。例えば、図5Aおよび図5Bの湾曲したトラック500Aは、「C」(C字形)の形状に類似し得、図5Cの湾曲したトラック500Bは、「J」(J字形)の形状に類似し得る。
【0054】
図6A図6Cは、本主題の実施例による多端子600の実施例を示している。
【0055】
ここで、本主題の実施例による例示の2つのコネクタの多端子602の正面図を示す図6Aを参照する。2つのコネクタの多端子602は、第1の端子コネクタ606Aおよび第2の端子コネクタ606Bを含み得る。第1の端子コネクタ606Aは、多端子602をバックアップインターフェースモジュール300Aに接続する(例えば、締結要素608を使用して、多端子600をバックアップインターフェースモジュール300の電気機械コネクタ302に固定する)ように配設され得る。第2の端子コネクタ606Bは、多端子602を電気供給システム100の1つ以上の他の要素(例えば、バックアップインターフェースモジュール300、異なる多端子600、電源102、1つ以上の負荷グループ112など)に接続するように配設され得る。端子コネクタは、クイック接続端子または1つ以上の締結要素を備えた端子であり得る。所与の多端子600の端子コネクタは、端子コネクタの各々が互いに電気的に接続されるように配設され得る。例えば、多端子600は、多端子600の端子コネクタを電気的に相互接続するように配設された1つ以上の導電性要素を含み得る。一実施例として、金属部分またはバスバーは、端子コネクタの近くの多端子600の内側に収容され得る。別の実施例として、多端子600の締結要素608のうちの1つ以上は、多端子600の端子コネクタを電気的に相互接続するように配設された導電性要素として配設され得る。別の実施例として、電気供給システム100の1つ以上の要素の1つ以上の導電体は、ジャンパーなどの多端子600の端子コネクタを電気的に相互接続するように配設された導電性要素として配設され得る。「ジャンパー」という用語はまた、「ジャンプワイヤ」、「ジャンパーワイヤ」、「ジャンパーケーブル」、または「ケーブル」と称され得る。「ジャンパー」という用語は、1つ以上の電線、1つ以上の電気ケーブル、1つ以上の電気バスバーなど、および/または電気回路内の複数のエンティティ間の電気接続を行うために使用されるその他の適切な導電体と称され得る。
【0056】
ここで、本主題の実施例による例示の3つのコネクタの多端子603の正面図を示す図6Bを参照する。3つのコネクタの多端子603は、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、および第3の端子コネクタ606Cを含み得る。第1の端子コネクタ606Aは、多端子602をバックアップインターフェースモジュール300Aに接続する(例えば、締結要素608を使用して、多端子600をバックアップインターフェースモジュール300Aの電気機械コネクタ302に固定する)ように配設され得る。第2の端子コネクタ606Bおよび第3の端子コネクタ606Cは、多端子602を電気供給システム100の1つ以上の他の要素(例えば、バックアップインターフェースモジュール300A、異なる多端子600、電源102、1つ以上の負荷グループ112など)に接続するように配設され得る。端子コネクタは、クイック接続端子または1つ以上の締結要素を備えた端子であり得る。
【0057】
ここで、本主題の実施例による例示の4つのコネクタの多端子604の正面図を示す図6Cを参照する。4つのコネクタの多端子604は、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、第3の端子コネクタ606C、および第4の端子コネクタ606Dを含み得る。第1の端子コネクタ606Aは、多端子602をバックアップインターフェースモジュール300Aに接続する(例えば、締結要素608を使用して、多端子600をバックアップインターフェースモジュール300Aの電気機械コネクタ302に固定する)ように配設され得る。第2の端子コネクタ606B、第3の端子コネクタ606C、および第4の端子コネクタ606Dは、多端子602を電気供給システム100の1つ以上の他の要素(例えば、バックアップインターフェースモジュール300A、異なる多端子600、電源102、1つ以上の負荷グループ112など)に接続するように配設され得る。端子コネクタは、クイック接続端子または1つ以上の締結要素を備えた端子であり得る。
【0058】
N個の端子コネクタ606A…606Nが存在する場合があり、ここで、Nは任意の適切な番号である。
【0059】
端子コネクタ606A~606Nの各々は、電源デバイス(例えば、バックアップインターフェースモジュール300A)、電源102、負荷グループ112Aもしくは112B、および/または別の多端子600などの少なくとも1つの他の端子コネクタに電気的または機械的に接続するように構成され得る。
【0060】
例えば、図6Bの3つのコネクタの多端子603を参照すると、第1の端子コネクタ606Aは、電源デバイスに電気的または機械的に接続するように構成され得、第2の端子コネクタ606Bは、電源102または負荷グループ112Aまたは112Bに接続するように構成され得、第3の端子コネクタ606Cは、異なる多端子600の少なくとも1つの他の端子コネクタ606に接続するように構成され得る。
【0061】
図7Aおよび図7Bは、本主題の実施例による多端子600の実施例を示している。
【0062】
ここで、本主題の実施例による例示の2つのコネクタの多端子602Aの正面図を示す図7Aを参照する。2つのコネクタの多端子602Aは、第1の端子コネクタ606Aおよび第2の端子コネクタ606Bを含み得る。2つのコネクタの多端子602Aはまた、多端子602Aをベースプレート400Aに接続するための支持部材708を含み得る。例えば、ベースプレート400Aは、(例えば、図4Aおよび図12Bに示され得るような)一対のレール部材904によって形成された開口902を有するレール900を含み得る。多端子602Aは、支持部材708を開口902(例えば、レール部材904の間)に配置することにより支持部材708をレール900に接続することによって、ベースプレート400Aに固定され得る。いくつかの実施例では、レール部材904は、レール900の開口902を形成するためのベースプレート400Aに形成された窪みの表面であり得る。
【0063】
ここで、本主題の実施例による例示の3つのコネクタの多端子603Aの正面図を示す図7Bを参照する。3つのコネクタの多端子603Aは、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、および第3の端子コネクタ606Cを含み得る。3つのコネクタの多端子603Aはまた、多端子603Aをベースプレート400Aに接続するための支持部材708を含み得る。
【0064】
図8Aおよび図8Bは、本主題の実施例による多端子600の実施例を示している。
【0065】
ここで、本主題の実施例による例示の2つのコネクタの多端子602Bの正面図を示す図8Aを参照する。2つのコネクタの多端子602Bは、第1の端子コネクタ606Aおよび第2の端子コネクタ606Bを含み得る。2つのコネクタの多端子602Bはまた、多端子602Bをベースプレート400Aに接続するための複数の支持部材708を含み得る。例えば、ベースプレート400Aは、(例えば、図12Bに示され得るような)一対のレール部材904によって形成された開口902を各々が有する複数のレール900を含み得る。多端子602Bは、各支持部材708を対応する開口902に配置することにより複数の支持部材708を複数のレール900に接続することによって、ベースプレート400に固定され得る。N個の支持部材708、およびN個の対応する開口902が存在し得、ここで、Nは任意の適切な数である。支持部材708の各対は、支持開口810を形成することができる。多端子602Bがベースプレート400に接続されている場合、複数のレール900のうちの1つ以上のレール部材904を支持開口810に配置することができる。複数の支持部材708および1つ以上の支持開口810は、多端子602Bのベースプレート400への接続に追加の安定性を提供することができる。
【0066】
ここで、本主題の実施例による例示の3つのコネクタの多端子603Bの正面図を示す図8Bを参照する。3つのコネクタの多端子603Bは、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、および第3の端子コネクタ606Cを含み得る。3つのコネクタの多端子603Bはまた、多端子603Bをベースプレート400Aに接続するための複数の支持部材708および1つ以上の支持開口810を含み得る。N個の支持部材708、およびN個の対応する開口902が存在し得、ここで、Nは任意の適切な数である。
【0067】
図9Aおよび図9Bは、本主題の実施例による多端子600の実施例を示している。
【0068】
ここで、本主題の実施例による例示の2つのコネクタの多端子602Bの上面斜視図を示す図9Aを参照する。2つのコネクタの多端子602Bは、第1の端子コネクタ606Aおよび第2の端子コネクタ606Bを含み得る。2つのコネクタの多端子602Bはまた、多端子602Bをベースプレート400Aに接続するための複数の支持部材708および1つ以上の支持開口810を含み得る。
【0069】
ここで、本主題の実施例による例示の3つのコネクタの多端子603Bの上面斜視図を示す図9Bを参照する。3つのコネクタの多端子603Bは、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、および第3の端子コネクタ606Cを含み得る。3つのコネクタの多端子603Bはまた、多端子603Bをベースプレート400に接続するための複数の支持部材708および1つ以上の支持開口810を含み得る。
【0070】
4つのコネクタの多端子604、またはN個のコネクタの多端子はまた、ベースプレート400Aに接続するための1つ以上の支持部材708および1つ以上の支持開口810を含み得る。
【0071】
図10は、本主題の実施例による多端子600の実施例を示している。
【0072】
ここで、本主題の実施例による例示の3つのコネクタの多端子603Bの底面斜視図を示す図10を参照する。3つのコネクタの多端子603Bは、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、および第3の端子コネクタ606Cを含み得る。3つのコネクタの多端子603Bはまた、多端子603Bをベースプレート400に接続するための複数の支持部材708および1つ以上の支持開口810を含み得る。
【0073】
第1の端子コネクタ606Aは、多端子603Bを電気供給システム100の1つ以上の他の要素(例えば、バックアップインターフェースモジュール300A、異なる多端子600、電源102、1つ以上の負荷グループ112など)に電気機械的に接続するための開口610Aを含み得る。例えば、電気供給システム100の1つ以上の他の要素は、それらの間の接続を固定するために、締結要素608Aを用いて端子コネクタ606Aに接続され得る。締結要素608Aは、開口610Aの内側に配置され得る。例えば、締結要素608Aは、ねじ、ボルト、プラグなどであり得る。一実施例として、導電性(例えば、金属)バスバーは、多端子603Bと物理的に接続して配置され得、バスバーは、締結要素608Aを端子コネクタ606Aに接続することによって(例えば、バスバーの開口にねじを通し、端子コネクタ606Aの開口610A内でねじを締めることによって)、多端子603Bに固定され得る。一実施例として、バスバーは、バックアップインターフェースモジュール300Aの電気機械コネクタ302の一部であり得る。バスバーは、バックアップインターフェースモジュール300Aの電気回路および/または多端子603Bを別の多端子600に接続するためのジャンパーに接続することができる。比較的良好な導電性締結要素608A(例えば、金属ねじ)を使用して、多端子603Bを電気供給システム100の1つ以上の他の要素に電気機械的に接続することにより、他の締結要素(プラスチックを含む締結要素など)と比較して、(例えば、比較的高い電流または比較的高い電流に通常関連する比較的高い電圧による)問題を引き起こすリスクが比較的低い、比較的高い電流を流すことができる。
【0074】
第2の端子コネクタ606Bは、多端子603Bを電気供給システム100の1つ以上の他の要素に接続するための第1の開口610Bおよび第2の開口612Bを含み得る。例えば、電気供給システム100の1つ以上の他の要素への多端子603Bの接続は、締結要素608Bを用いて端子コネクタ606Bに接続され得る。例えば、締結要素608Bは、開口610Bの内側に配置され得る。例えば、締結要素608Bは、ねじ、ボルト、プラグなどであり得る。例えば、第2の開口612Bは、第1の開口610Bに対して実質的に垂直であり得る。第2の開口612Bは、第2の開口612Bに配置された導電体(ジャンパーなど)と多端子603Bの導電性要素との間の電気的接触を容易にするように配設され得る。例えば、第2の開口612Bは、第2の開口612Bに配置された導電体と、第1の端子コネクタ606Aの開口610Aに配置された締結要素608Aとの間の電気的接触を容易にするように配設され得る。一実施例として、電気供給システム100の1つ以上の他の要素からの導電性(例えば、金属)導電体(例えば、ジャンパー)は、多端子603Bと物理的に接続して配置され得、導電体(例えば、ジャンパー)は、締結要素608Bを端子コネクタ606Bに接続することによって(例えば、ワイヤを多端子603Bの開口612Bに通し、端子コネクタ606Bの開口610B内のねじを締めることによって)、多端子603Bに固定され得る。導電体(例えば、ワイヤの端部)は、締結要素608Bが締められて、導電体を多端子603Bに固定する前に、第1の端子コネクタ606Aの開口610Aに配置された締結要素608Aと電気的に接触して配置され得る。
【0075】
第3の端子コネクタ606Cは、多端子603Bを電気供給システム100の1つ以上の他の要素に接続するための第1の開口610C、第2の開口612C、および第3の開口614Cを含み得る。例えば、電気供給システム100の1つ以上の他の要素は、締結要素608Cを用いて端子コネクタ606Cに接続され得る。例えば、締結要素608Cは、開口610Cの内側に配置され得る。例えば、締結要素608Cは、ねじ、ボルト、プラグなどであり得る。例えば、第2の開口612Cは、第1の開口610Cに対して実質的に垂直であり得る。例えば、第3の開口614Cは、第1の開口610Cに対して実質的に平行であり得、第2の開口612Cに対して実質的に垂直であり得る。第1の開口610C、第2の開口612C、および第3の開口614Cは、第3の端子コネクタ606Cの「T字形」の開口を形成することができる。第2の開口612Cおよび第3の開口614Cは、第2の開口612Bに配置された導電体(例えば、ワイヤまたはケーブル)と多端子603Bの導電性要素との間の電気的接触を容易にするように配設され得る。例えば、第3の開口614Cは、第2の開口612Bに配置された導電体と、第2の端子コネクタ606Bの開口612Bに配置された電気供給システム100の1つ以上の他の要素からの別の導電体との間の電気的接触を容易にするように配設され得る。一実施例として、電気供給システム100の1つ以上の他の要素からの導電性(例えば、金属)導電体(例えば、ジャンパー)は、多端子603Bと物理的に接続して配置され得、導電体(例えば、ジャンパー)は、締結要素608Cを端子コネクタ606Cに接続することによって(例えば、ワイヤを多端子603Bの第2の開口612Cおよび第3の開口614Cに通し、端子コネクタ606Cの開口610C内のねじを締めることによって)、多端子603Bに固定され得る。導電体(例えば、ワイヤの端部)は、締結要素608Cが締められて、導電体を多端子603Bに端子コネクタ606C内で固定する前に、第2の端子コネクタ606Bの開口612Bに配置された別の導電体と電気的に接触して配置され得る。
【0076】
同様の構成が、4つのコネクタの多端子604、またはN個のコネクタの多端子に対して提供され得る。4つまたはN個の端子コネクタは各々、「T字形」の開口およびそれぞれの締結要素608を形成し得る、複数の開口610、612、および614を有し得る。
【0077】
図11は、本主題の実施例による多端子600の実施例を示している。
【0078】
ここで、本主題の実施例による例示の3つのコネクタの多端子603Bの底面図を示す図11を参照する。3つのコネクタの多端子603Bは、第1の端子コネクタ606A、第2の端子コネクタ606B、および第3の端子コネクタ606Cを含み得る。3つのコネクタの多端子603Bはまた、複数の開口610、612、614、および締結要素608を含み得る。
【0079】
図12A図14は、バックアップインターフェースエンクロージャ200Bの実施例を示している。
【0080】
ここで、バックアップインターフェースモジュール300Bおよびベースプレート400Bを含み得る、バックアップインターフェースエンクロージャ200Bの実施例を示す図12Aを参照する。バックアップインターフェースモジュール300Bは、電子回路(例えば、1つ以上のリレー、検出回路、電源デバイス、変圧器、自動転送リレー、冷却デバイスなど)を含み得る。バックアップインターフェースモジュール300Bは、ベースプレート400Bに装着され得る。ベースプレート400Bは、電気的マウンティング110の内側に装着され得る。ベースプレート400Bは、複数の多端子600を含み得る。多端子600の各々は、(例えば、図6A図11に示され得るように)複数の端子コネクタ606を含み得る。図12Aのベースプレート400Bは、複数の2つのコネクタの多端子602および複数の3つのコネクタの多端子603を有し得る。多端子600のうちの1つ以上は、(例えば、図3Aに示され得るように)電気機械コネクタ302を介してバックアップインターフェースモジュール300Bに接続され得る。図12Aのセクション1200は、図12Bにより詳細に示されている。
【0081】
図12Bは、バックアップインターフェースエンクロージャ200Bのセクション1200の実施例を示している。
【0082】
ここで、バックアップインターフェースエンクロージャ200Bのセクション1200の実施例を示す図12Bを参照する。図12Aおよび図12Bに示されるように、ベースプレート400Bは、一対のレール部材904によって形成された開口902を各々が有する複数のレール900を含み得る。単一の支持部材708または複数の支持部材708(多端子602Bおよび603Bとして示され得るような)を有する1つ以上の多端子600は、各支持部材708を対応する開口902に配置することにより、複数の支持部材708を複数のレール900に接続することによって、ベースプレート400Bに固定され得る。いくつかの実施例では、N個の支持部材708およびN個の対応する開口902が存在し得、ここで、Nは任意の適切な数である。支持部材708の各対は、支持開口810を形成することができる。
【0083】
図12Bの実施例では、ベースプレート400Bは、レール部材904Aの第1の対によって形成された第1の開口902Aを有する第1のレール900Aと、レール部材904Bの第2の対によって形成された第2の開口902Bを有する第2のレール900Bと、を含み得る。単一の支持部材708(多端子602Aとして示され得るような)を有する1つ以上の多端子600は、支持部材708(例えば、図3Aに示され得るような)を(例えば、支持部材708を第1の開口902Aに配置する)第1のレール900Aに接続することによって、ベースプレート400Bに固定され得る。複数の支持部材708(多端子602、603として示される)を有する1つ以上の多端子600は、第1の支持部材708を第1の開口902A内に配置することにより第1の支持部材708を第1のレール900Aに接続することによって、および第2の支持部材708を第2の開口902B内に配置することにより第2の支持部材708を第2のレール900Bに接続することによって、ベースプレート400Bに固定され得る。例えば、多端子602B、603Bがベースプレート400Aに接続されている場合、複数のレール900のうちの1つ以上のレール部材904を支持開口810に配置することができる。複数の支持部材708および1つ以上の支持開口810は、多端子602および603のベースプレート400Bへの接続に追加の安定性を提供することができる。単一の支持部材708を有する1つ以上の多端子600は、支持部材708を(例えば、支持部材708を第2の開口902Bに配置する)第2のレール900Bに接続することによって、ベースプレート400Bに固定され得る。
【0084】
図13は、バックアップインターフェースエンクロージャ200Bの上面斜視図を示している。
【0085】
図13は、1つ以上の締結要素608を使用して、ベースプレート400Bに電気機械的に接続されたバックアップインターフェースモジュール300Bの斜視図を示している。バックアップインターフェースモジュール300Bがベースプレート400Bと位置合わせされるときに、締結要素608は、1つ以上の電気機械コネクタ302を1つ以上の多端子600に電気機械的に接続するように配設され得る。例えば、バックアップインターフェースモジュール300Bの1つ以上の隆起308は、ベースプレート400Bの1つ以上の湾曲したトラック500によって受け入れられて、バックアップインターフェースモジュール300Bとベースプレート400Bとの間にヒンジ接続を形成し得る。1つ以上の隆起308が湾曲したトラック500の端部またはその近くで受容されたとき、1つ以上の電気機械コネクタ302は、1つ以上の多端子600の1つ以上の端子コネクタ606と位置合わせされ得る。
【0086】
図14は、バックアップインターフェースエンクロージャ200Bの側面図を示している。
【0087】
図14は、締結要素608を使用して、ベースプレート400Bの多端子600の対応する端子コネクタ606に接続され得る、バックアップインターフェースモジュール300Bの電気機械コネクタ302の側面図を示している。バックアップインターフェースモジュール300Bの電気機械コネクタ302は、ベースプレート400Bの1つ以上の対応する湾曲したトラック500の内側にバックアップインターフェースモジュール300Bの1つ以上の隆起308が配設されているため、ベースプレート400Bの多端子600の対応する端子コネクタ606と位置合わせされ得る。例えば、1つ以上の隆起308を対応する湾曲したトラック500の端部に配置することにより、1つ以上の電気機械コネクタ302の開口を、1つ以上の対応する端子コネクタ606の開口と位置合わせすることができる。バックアップインターフェースモジュール300Bは、1つ以上の電気機械コネクタ302および1つ以上の端子コネクタ606の対応する位置合わせされた開口の内側に1つ以上の締結要素608を固定することによって、ベースプレート400Bに電気機械的に接続され得る。一実施例として、ねじ、ボルト、プラグなどを、対応する開口のうちの1つ以上の各々の内側に配置して、バックアップインターフェースモジュール300Bをベースプレート400Bに締結することができる。
【0088】
対応する湾曲したトラック500の端部に1つ以上の隆起308を配置して、1つ以上の電気機械コネクタ302を1つ以上の対応する端子コネクタ606と位置合わせすることにより、さらにベースプレート400Bの前面に対して、バックアップインターフェースモジュール300Bの背面カバー306を静止させることができる。例えば、背面カバー306の1つ以上の熱分散要素304は、ベースプレート400Bの表面と接触して配置され得る。背面カバー306は、バックアップインターフェースモジュール300Bの内側に配置された要素(例えば、回路)を収容および保護するように配設され得る。
【0089】
図15および図16は、前面カバー305が取り外された状態のバックアップインターフェースエンクロージャ200Cおよび200Dの実施例を示している。
【0090】
ここで、バックアップインターフェースモジュール300Cの前面カバー305が取り外された状態のバックアップインターフェースエンクロージャ200Cの実施例を示している図15を参照する。バックアップインターフェースモジュール300Cは、バックアップインターフェースモジュール300Cのハウジングの壁の内側に収容された1つ以上のジャンパー1500を含み得る。各ジャンパー1500は、第1のレッグ15Aおよび第2のレッグ15Bを含み得る。ジャンパーのレッグ15Aおよび15Bは、バックアップインターフェースモジュール300Cをベースプレート400Bの多端子600に接続するために使用されるバックアップインターフェースモジュール300Cの電気機械コネクタ302(例えば、ラグ)であり得る。各レッグ15Aまたは15Bは、ジャンパー1500を複数の多端子600に接続するための開口を含み得る。例えば、第1のジャンパー1500は、多端子603BAおよび多端子603BBに接続され得る。第2のジャンパー1500は、多端子603BCおよび多端子603BDに接続され得る。例えば、ジャンパー1500は、締結要素608Aを用いて各端子コネクタ606Aに接続され得る。一実施例として、ジャンパー1500は、対応する多端子600に接続するためのそれぞれの開口を各々が有する、第1のレッグ15Aおよび第2のレッグ15Bを備えた導電性(例えば、金属)バスバーであり得る。バスバーの第1のレッグ15Aは、第1の多端子603BAと物理的に接触して配置され得、バスバーの第2のレッグ15Bは、第2の多端子603BBと物理的に接触して配置され得る。バスバーは、第1の締結要素608Aを第1の多端子603BAの第1の端子コネクタ606Aに接続し、第2の締結要素608Aを第2の多端子603BBの第1の端子コネクタ606Aに接続することによって(例えば、第1のねじ608Aを第1のレッグ15Aの開口に通し、第1のねじ608Aを第1の多端子603BAの端子コネクタ606Aの開口610A内に締め、第2のねじ608Aを第2のレッグ15Bの開口に通し、ねじ608Aを第2の多端子603BBの端子コネクタ606Aの開口610A内に締めることによって)、第1の多端子603BAに固定され得る。比較的良好な導電性締結要素608A(例えば、金属ねじ)を使用して、バックアップインターフェースモジュール300Cをベースプレート400Bの多端子600に電気機械的に接続することにより、他の締結要素(例えば、プラスチックを含む締結要素)と比較して、(例えば、比較的高い電流または比較的高い電流に通常関連する比較的高い電圧による)問題を引き起こすリスクが比較的低い、比較的高い電流を流すことができる。
【0091】
ここで、バックアップインターフェースモジュール300Dの前面カバー305が取り外された状態のバックアップインターフェースエンクロージャ200Dの実施例を示している図16を参照する。バックアップインターフェースモジュール300Dは、バックアップインターフェースモジュール300Dのハウジングの壁の内側に収容された電子回路1600を含み得る。電子回路1600は、1つ以上のリレー、検出回路、電力デバイス、変圧器、自動転送リレー、冷却デバイスなどを含み得る。電子回路1600は、電気機械コネクタ302を使用して、多端子600に接続され得る。例えば、電気機械コネクタ302の各々は、締結要素608Aを用いて端子コネクタ606Aに接続され得る。一実施例として、各電気機械コネクタ302は、ベースプレート400Bのそれぞれの多端子600に接続するための少なくとも1つの開口を有する導電性(例えば、金属)バスバーであり得る。電気機械コネクタ302は、バックアップインターフェースモジュール300Cのハウジングの壁の内側に収容された電子回路1600に接続するバスバーであり得る。各バスバーは、それぞれの多端子600と物理的に接触して配置され得、各バスバーは、締結要素608Aを端子コネクタ606Aに接続することによって(例えば、開口610Aにねじを通し、端子コネクタ606Aの開口610A内でねじを締めることによって)、それぞれの多端子600に固定され得る。比較的良好な導電性締結要素608A(金属ねじなど)を使用して、バックアップインターフェースモジュール300Dをベースプレート400Bの多端子600に電気機械的に接続することにより、他の締結要素(プラスチックを含む締結要素など)と比較して、(例えば、比較的高い電流または比較的高い電流に通常関連する比較的高い電圧による)問題を引き起こすリスクが比較的低い、比較的高い電流を流すことができる。
【0092】
各電気機械コネクタ302は、電気機械コネクタ302を電子回路1600に接続するために、バックアップインターフェースモジュール300Dの内側に収容された金属バスバーの他方の側に追加の開口および締結要素608を含み得る。この構成は、ベースプレート400Bの多端子600を介して、バックアップインターフェースモジュール300Dを、電気供給システム100の1つ以上の他の要素に接続することができる。
【0093】
異なるバックアップインターフェースモジュール300は、モジュール性を可能にし得る。例えば、完全バックアップ、部分バックアップ、またはバックアップなしを配設するかどうかに応じて、異なるバックアップインターフェースモジュール300をベースプレート400Aおよび/またはベースプレート400Bに接続することができる。例えば、バックアップが配設されない場合、バックアップインターフェースモジュール300Cをベースプレート400Bに接続することができる。完全バックアップまたは部分バックアップが配設される場合、バックアップインターフェースモジュール300Dをベースプレート400Bに接続することができる。異なるバックアップインターフェースモジュール300は、異なる状況のために接続され得る。あるタイプのバックアップインターフェースモジュール300が接続された後、それは異なるバックアップインターフェースモジュール300と交換され得る。例えば、最初はバックアップが配設されていないが、その後、完全バックアップまたは部分バックアップが配設される場合、バックアップインターフェースモジュール300Cは、バックアップインターフェースモジュール300Dと切り替えられ得る。
【0094】
住宅用アプリケーションでは、太陽光発電(PV)システムを使用して、場合によっては、ユーティリティグリッドよりも電力が少ない場合がある、限られた補助電力を提供することができる。場合によっては、バッテリーまたは他のエネルギー貯蔵デバイスは、限られたバックアップ電力およびエネルギーを提供することがある。したがって、バックアップ動作モード中に、削減された電力を重要な負荷のみに割り当てるための手段を提供することが有利な場合がある。一般的な住宅用PVシステムの設置は、重要な負荷用の個別のバックアップパネルによって強化される場合があり、そのため、バックアップ電源がバックアップパネルに電力を供給しているときに、重要な負荷が個別のバックアップパネルに接続される。
【0095】
ここで、図17Aを参照する。バックアップシステムは、ベースプレート400C(例えば、ベースプレート400A、ベースプレート400B)を含む。図17Aにおいて、点線の矢印115は、機械的接続を示すことを意図している。図の描写には限界があるため、実際の接続の描写は提供されていない。ベースプレート400Cは、複数の(例えば、図17Aに示されるように、3つの)多端子600C(例えば、多端子600、多端子600A、多端子600B)を含み得る。多端子600Cのうちの各多端子600Cは、(例えば、1つ以上の端子コネクタ606を使用する)複数の端子接続140を含み得る。複数の端子接続140のうちの各端子接続140は、電源(例えば、一次電源150)、負荷グループ112、または第2の多端子600Cに接続するように機械的および電気的に構成され得る。複数の多端子600Cのうちの各多端子600Cは、端子接続140の2つ以上のセット(例えば、直流電力の場合の正および負の接続、または交流電力の場合のライン-1およびライン-2(場合によっては、三相電力の場合はライン-3、および/または中性線接続)接続)を含み得る。
【0096】
第1の負荷グループ112Cは、多端子600Cの第1の1つにおける端子接続140のうちの1つに電気的に接続され得る。第2の負荷グループ112Dは、多端子600Cの第2の1つにおける端子接続140のうちの1つに電気的に接続され得る。一部の特徴によれば、ベースプレート400Cは、図1のマウンティング110のように、配電盤120の隣にまたはその一部として装着されるように構成され得、配電盤120と共通のエンクロージャを共有し得る(例えば、配電盤120およびベースプレート400Cは、共通の電気キャビネット内に配置され得る)。例えば、第1および第2の負荷グループ112Cおよび112Dは、(例えば、回路遮断器を介して)配電盤120に接続され得る。配電盤120は、電気負荷に接続するように構成された回路遮断器および/または他の回路を含み得る。第1の負荷グループ112Cの個々の負荷は、配電盤120を介して多端子600Cに接続され得、第2の負荷グループ112Dの個々の負荷は、別の配電盤を介して多端子600Cに接続され得る。簡単にするために、本明細書の本開示の図は、負荷グループ112Cおよび112Dと多端子600Cとの間の直接的な接続を示しているが、負荷グループの負荷と多端子600Cとの間の物理的接続は、配電盤を介する物理的接続を含み得ることが理解されるべきである。
【0097】
第1のジャンパー170Aは、多端子600Cのうちの第1の1つと多端子600Cのうちの第2の1つとの間の電気的接続を提供することができる。第2のジャンパー170Bは、多端子600Cのうちの第2の1つと多端子600Cのうちの第3の1つとを接続することができる。第3のジャンパー170Cは、多端子600Cのうちの第3の1つと多端子600Cのうちの第4の1つとを接続することができる。多端子600Cのうちの第4の1つは、電源150に接続され得る。電源150は、主電力網であり得、多端子600Cおよびジャンパー170A、170B、170Cを介して、第1の負荷グループ112Cおよび第2の負荷グループ112DにAC電力出力を提供し得る。
【0098】
ジャンパー170A、170B、および/または170C(および本明細書に記載の他のジャンパー)は各々、電子回路の一部を開閉またはバイパスするために使用されるある長さの導電体(例えば、アルミニウムまたは銅)を含み得る。「閉」または「オン」という用語は、異なるまたは同じ多端子600Cに配置された2つの端子接続140の間にジャンパーが物理的に接続される構成を指すために交換可能に使用され得ることが理解される。
【0099】
上記の考察は、一実施例であり、限定するものではない。例えば、多端子600Cが3つ、5つ、または10個存在する場合がある。多端子600Cは、4つの端子接続140を有するように示されているが、任意の数の端子が可能である。さらに、各多端子600Cは、(例えば、正および負の接続、または多線または多相接続のために、ならびに/または中性線を提供するために)1つ以上のインスタンスまたはペアを有することができる。
【0100】
図17Aの点線の矢印115によって示される機械的接続は、例えば、吊り下げトラック(図示せず)を含み得、その中に、隆起、タブ、ロッド、ダボ、またはバックアップインターフェースモジュール120Aの他の一致する機械的コネクタが挿入され得る。
【0101】
ベースプレート(例えば、ベースプレート400A)上の多端子(例えば、多端子600)、リレー(例えば、リレー210)を含むヒンジ付きバックアップインターフェース(例えば、バックアップインターフェース200A)、およびジャンパー(例えば、ジャンパー1500、170A~170C、270A、270B、370A、370B、および570B)の組み合わせを使用すると、エンドユーザーの要件またはニーズに応じて、電気的な部分的または完全な電気的バックアップを構成することができる。エンドユーザーが部分的または完全な電気的バックアップを再構成したい場合、再構成および/または変更は、住宅の電気システムの中断およびダウンタイムをほとんど伴わずに実装され得る。例えば、部分バックアップから完全バックアップへの切り替えは、多端子のヒンジ付きバックアップインターフェースおよびジャンパーを交換することで構成され得る。例えば、部分バックアップの負荷を重要な負荷グループから重要でない負荷グループへの変更は、多端子のジャンパーを切り替えることによって構成され得る。例えば、部分バックアップを2つの負荷グループから3つの負荷グループに変更する(例えば、1つの負荷グループを利用可能な場合は太陽光発電に接続し、別の負荷グループをバッテリーバックアップに接続し、第3の(重要ではない)負荷グループをユーティリティグリッドに接続する)ことは、ヒンジ付きバックアップインターフェースの交換、ジャンパーの再構成、および/またはグループ間の負荷の切り替えによって構成され得る。多端子、ベースプレート、リレーを含むヒンジ付きバックアップインターフェース、およびジャンパーを使用すると、住宅用またはその他のタイプの発電およびストレージ機能への部分的または完全なバックアップを構成する問題が解決され、機能が更新されたときに、エンドユーザーの使用ニーズおよび住宅の機能を満たすために、様々な負荷グループの効率的な再構成が可能になる。
【0102】
ここで、ベースプレート400Cに配置されたバックアップインターフェースモジュール300Eを示す図17Bを参照する。バックアップインターフェースモジュール300Eは、カバーであり得、図17Aに示されるジャンパー170A~170Cを使用する代わりに、多端子600Cを互いに接続するように構成されたジャンパーを含み得る。バックアップインターフェースモジュール300Eを提供することは、多端子の迅速かつ容易な相互接続を可能にすることによって、設置時間を単純化および短縮し得る。バックアップインターフェースモジュール300Eは、それがバックアップインターフェースモジュールと類似または同一の機械的設計であり得るようにモジュール方式で設計され得、バックアップ機能をシステムに追加する場合は、取り外して、アクティブな回路を含むバックアップインターフェースモジュールと交換され得る。
【0103】
ここで、バックアップシステムの例示の配線構成を示す図18Aを参照する。バックアップインターフェースモジュール300Fは、ベースプレート400Cに接続される(例えば、その中に配置されるか、またはその上に配置される)ように構成され得る。バックアップインターフェースモジュール300Fは、バックアップインターフェースモジュール300Eがベースプレート400Cに接続されている場合に、多端子600Cに接続されているアクティブ回路を含み得る。実施例として、リレー210は、バックアップインターフェースモジュール300Eに含まれ得る。リレー210は、例えば、電気機械式リレー、ソリッドステートリレー(例えば、MOSFET、IGBT、他のトランジスタ)を含み得る。
【0104】
リレー210は、多端子600Cのうちの2つ以上の間に接続された(バックアップインターフェースモジュールがベースプレート上に配置されている場合)スイッチング機構を含み得る。第1の負荷グループ112Cは、多端子600Cの第1の1つに接続され得る(例えば、電気的に接続され得る)。第1の負荷グループ112Cは、太陽光発電モジュール(例えば、パネルまたは帯状疱疹)からの電力をAC電力に変換することができる、太陽光発電インバータなどの代替電源170に接続され得る。代替電源170はまた、「オルタネイト電源」または「バックアップ電源」と称され得る。第2の負荷グループ112Dは、多端子600Cの第2の1つに接続(例えば、電気的に接続)され得、次に、ジャンパー270Aおよび270Bを介して、ローカルユーティリティ電気網などの一次電源であり得る、電源150に接続され得る。リレー210は、代替電源170、負荷グループ112Cおよび112D、ならびに電源150がすべて相互接続されるように、通常は閉じられ得る。リレー210は、電源150の停止(例えば、電源障害)の場合に開かれ得る(例えば、オフにされる)。このような場合、第1の負荷グループ112Cは、電源150によって電力を供給されない場合がある。むしろ、第1の負荷グループ112Cは、代替電源170によって電力を供給され得、一方で、代替電源170と電源150との間のガルバニック絶縁は、リレー210が開いていることによって提供され得る。代替電源170と電源150との間のガルバニック絶縁により、技術者は、代替電源170によって生成された電力によって感電死する危険なしに、電源150からの電力の再開のための操作を行うことが可能になり得る。
【0105】
多端子600Cの第1の1つおよび多端子600Cの第2の1つは、電力リレーを含み得るリレー210によって接続され得る。リレー210は、例えば、電気機械式リレー、または(これが地域の規制によって許可され得る場合)ソリッドステートリレー(例えば、MOSFET、IGBT、または他のトランジスタ)を含み得る。
【0106】
図18Aの構成では、代替電源170は、リレー210が開いているときに、第1の負荷グループ112Cにバックアップ電力を提供することができる。
【0107】
ここで、バックアップシステムの例示の配線構成を示す図18Bを参照する。図18Bの例示の配線構成では、第1の多端子600Cは、電源150(例えば、電力網)に接続されており、第2の多端子600Cは、第1の負荷グループ112Cに接続されており、第3の多端子600Cは、第2の負荷グループ112Dに接続されており、第4の多端子600Cは、代替電源170に接続されている。バックアップインターフェースモジュール300Fは、第4の多端子と第3の多端子との間に接続された第1のリレー210A、第3の多端子と第2の多端子との間に接続された第2のリレー210B、および第2の多端子と第1の多端子との間に接続された第3のリレー210Cを含む。3つのリレーすべてが閉じている場合(例えば、オンになっている場合)、4つのマルチ端子すべてが相互接続されている可能性がある。例えば、電源150が電力を供給できない場合(例えば、グリッドの停止のため)、リレー210Cが開かれ、(例えば、電源150にアクセスする可能性のある人員の安全のために)電源150を隔離することができる。第1のバックアップ構成によれば、リレー210Bおよび210Aは、閉じられ(例えば、オンにされ)、負荷グループ112Cおよび112Dを代替電源170に接続することができる。第2のバックアップ構成によれば、リレー210Aは閉じられ(例えば、オンにされ)、負荷グループ112Cを代替電源170に接続し、一方で、リレー210Bは、開いて(例えば、オフにされ)、負荷グループ112Dを代替電源170から切断することができる。第2の構成は、代替電源170が、負荷グループ112Cおよび112Dの両方に電力を供給するのに十分な電力を生成せず、負荷グループ112Cが臨界負荷を含み得る場合に好ましい場合がある。
【0108】
コントローラ(明示的に描かれていないが、バックアップインターフェースモジュール300Fの回路に接続されている)は、バックアップ条件の場合に常に第1もしくは第2のバックアップ構成のいずれかを選択するように構成され得るか、または代替電源170の現在の発電能力、負荷グループ112Cおよび112Dなどによって引き出される電力に基づいて、第1もしくは第2のバックアップ構成のいずれかを選択的に選択し得る。選択的な選択は、センサの測定値、および/またはコントローラが受信した通信信号に基づく場合がある。
【0109】
ここで、バックアップシステムの例示の配線構成を示す図19Aを参照する。バックアップインターフェースモジュール300Gのリレー310は、閉じられると、多端子600Cの第2の1つと多端子600Cの第3の1つとを接続することができる。多端子600Cの第1の1つおよび多端子600Cの第2の1つは、第1のジャンパー370Aによって接続され得る。多端子600Cの第3の1つおよび多端子600Cの第4の1つは、第2のジャンパー370Bによって接続され得る。
【0110】
代替電源150に障害が発生した場合、バックアップ電力は、代替電源170によって、第1のジャンパー370Aを介して第1の負荷グループ112Cおよび第2の負荷グループ112Dに提供され得る。そのような場合、リレー310は開いていてもよい(例えば、オフにされていてもよい)。図19Aの構成は、図18Bの構成と比較して柔軟性が低下する可能性があるが、構成要素数が減少し、制御がより簡単になる可能性がある。
【0111】
ここで、バックアップシステムの例示の配線構成を示す図19Bを参照する。図19Bの構成では、バックアップインターフェースモジュール300Hのリレー310Bは、複数のスイッチング回路リレー(図18Bに示される3つのリレーのうちの2つ以上と同様または同じ)を含み得る。図19Bの構成では、リレー310Bは、電源150が電気的に接続されている第1の多端子600Cを、多端子600Cの第3および第4の1つに接続することができる。したがって、電力は、リレー310Bの2つの閉じたスイッチを介して電源150から第2の負荷グループ112Dに供給され得、第1および第3の多端子600Cを介して電源150と第2の負荷グループ112Dとの間に電気接続を作成する。電源150に障害が発生した場合、リレー310Bの第3のスイッチが閉じて、負荷グループ112Dを代替電源170に電気的に接続することができる。
【0112】
リレー310Bは、自動転送スイッチ(ATS)を含み得る。ATSにはインターロック機能が含まれている場合がある。例えば、リレー310Bは、負荷グループ112Dに接続された多端子を、代替電源170に接続された多端子、または電源150に接続された多端子のいずれかに選択的に接続するが、一度に両方を接続することはないように構成されている、スイッチング回路およびコントローラを含み得る。インターロック機能は、以下により電気的である可能性がある。例えば、負荷グループ112Dを代替電源170に接続された多端子に接続する第1のリレー接点に、第1の信号を提供することによる、および負荷グループ112Dを電源150に接続された多端子に接続する第2のリレー接点に、第1の信号の反転である第2の信号を提供することによるなど。このようにして、第1および第2のリレー接点とは独立して第3のリレー接点を操作することにより、代替電源170と電源150との間の接続を確立または遮断することができる。これは、負荷グループの多端子を介して代替電源170と電源150との間の偶発的な接続の可能性を減らすのに役立つ可能性がある。
【0113】
ここで、ベースプレート400Dと電子機器300Jを有するバックアップインターフェースモジュールとの間の例示の接続を示す図20を参照する。ベースプレート400Dは、図17のベースプレート400C、または本明細書に示され、かつ説明される他のベースプレート400と同じまたは類似であり得る。ベースプレート400Dは、電子機器300Jを備えたバックアップインターフェースモジュールに取り付けられ得る。ベースプレート400Dは、2つの接続点430Aおよび430Bを含み得る。電子機器300Jを備えたバックアップインターフェースモジュールは、2つの接続点420Aおよび420Bを含み得る。電子機器420を備えたバックアップインターフェースモジュールが反転される(点線の矢印で示されるように)と、接続点420Aは、接続点430Aと実質的に位置合わせされ、接続点420Bは、接続点430Bと実質的に位置合わせされる。接続点420Aおよび420Bが(それぞれ)接続点430Aおよび430Bと位置合わせされるとき、図17Bの点線の矢印115Aによって示される機械的接続は、その際接続点430Aを接続点420Aとともにバックアップインターフェースモジュールに挿入する、および接続点430Bを接続点420Bに挿入することによって形成され得る。
【0114】
接続点420A~430Aおよび420B~430Bは、例えば、ヒンジ付きアタッチメントを形成することができる。ヒンジ付きアタッチメントは、固定ヒンジ付きアタッチメントであってもよく、または着脱可能なヒンジであってもよい。適切なヒンジ取り付け機構を使用して、接続点420A~430Aおよび420B~430Bで接続を提供することができる。例えば、ヒンジは、バックアップインターフェースモジュールの1つ以上の隆起およびベースプレートの1つ以上の湾曲したトラックを含み得る。
【0115】
電子機器300Jを備えたバックアップインターフェースモジュールは、様々な接続要素430A、430B、430C、430D、および430E(非限定的な例として、5つのそのような要素が示されているが、任意の数が可能である)を含み得る。そのような接続要素430A、430B、430C、430D、および430Eの数は、所与の実装に応じて、必要に応じて変えることができる。接続要素430A、430B、430C、430D、および430Eは、突起、ねじ、リベット、ボルト、または他の締結要素を含み得る。これらは、接続440が対応する端子接続140と嵌合することを可能にし得る。電子機器420を備えたバックアップインターフェースモジュールがベースプレートに取り付けられている場合、接続要素430A、430B、430C、430D、および430Eは、多端子600Cに含まれる複数の端子接続140の対応する1つと位置合わせされ、貫通し得る。そのような方法で、電子機器420を備えたバックアップインターフェースモジュール内の電子機器を接続することができる。様々な接続要素430A、430B、430C、430D、および430Eは、1つ以上の電気機械コネクタ302および/または1つ以上の締結要素608を含み得る。
【0116】
複数の負荷グループ112C、112Dなどのうちの任意の1つの負荷グループを選択的に接続または切断することは、コントローラによって命令され得る。例えば、動作は、電源150の障害を示すセンサ読み取り値に基づいて、またはコントローラに結合された通信デバイスによって受信された通信に基づいて制御され得る。コントローラは、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、アナログ制御回路、または他の適切なコンピューティングデバイスを含む適切なコンピューティングデバイスを含み得る。
【0117】
コントローラは、ソフトウェアなどの機械可読命令を実行するための実行プラットフォームを提供することができる。1つ以上のマイクロコントローラのうちの1つであるマイクロコントローラは、本明細書で説明されるように、コントローラの動作を実行するために動作する特別な目的のプロセッサであり得る。
【0118】
コントローラは、デバイスバックアップインターフェースモジュール300に存在し得る少なくとも1つの電力リレーおよび他のスイッチを制御することによって、1つ以上の負荷グループ112にバックアップ電力を選択的に提供することができる。
【0119】
例えば、第1の負荷グループが暖房ユニットを含み、第2の負荷グループがテレビを含み、第3の負荷グループが冷蔵庫を含む場合、本明細書に記載の装置は、あらゆる状況下で冷蔵庫に電力を供給するように構成され得、一方で、暖房ユニットは、季節的な懸念(例えば、時期)に応じて、選択的に電力を供給され得る。追加的または代替的に、装置は、例えば、停電の間、テレビに電力を供給しないように構成され得る。
【0120】
追加的または代替的に、装置は、すべての状況下で冷蔵庫および暖房ユニットに電力を供給し、一方で、冷蔵庫および暖房ユニットに最小期間(例えば、4時間)にわたって十分な電力が供給され得る場合にのみ、テレビに電力を供給するように構成され得る。
【0121】
そのような構成は、例えば、図17Aおよび図19Aを参照して上記で説明され得るように、負荷グループをジャンパーで物理的に接続することによって手動で実施され得ることが理解される。代替的に、コントローラによって制御され得るスイッチング機構(例えば、リレー210、210A~C、310、310B)を使用することによって、負荷センターの電力需要は、第2のセクションを介して、そして後の段階で第1のセクションを介して供給され得る。
【0122】
代替電源170は、一実施例として、太陽光発電(PV)システムに取り付けられた太陽光発電インバータを含み得る。インバータは、複数のPVパネルによって提供されるDC電力をAC電力に変換することができ、それは次に、一実施例として、コミュニティ電力グリッドであり得る、AC電力グリッドに提供される。PVシステムはまた、バッテリーにDC電力を提供することができ、バッテリーはまた、複数の端子接続140のうちの1つに接続され得る。したがって、地域の電力網に障害が発生した場合、バッテリーは、追加の電力源として機能する可能性がある。場合によっては、バッテリーは、太陽光発電インバータのAC出力に接続されたAC出力を有する第2のインバータに結合され得る。様々な負荷グループ112は、コントローラが、様々な負荷センターのどれが他の様々な負荷センターを犠牲にして電力を供給されるかを決定するために使用する優先順位を割り当てられ得る。例えば、暖房ユニット、冷蔵庫、およびテレビが様々な負荷グループ112を含む場合、コントローラは、テレビから電力を除去することを犠牲にして、暖房ユニットおよび冷蔵庫に電力を供給するようにプログラム化および/または構成され得る。地域の電力網が電力を供給するために戻ってこない場合、冷蔵庫から電力を取り除くことを犠牲にして、暖房ユニットを維持することができる。
【0123】
停電が発生した場合、地域の電力網などの地域の電源は、電力を供給しなくなる。電源、または任意の追加の電源(例えば、バッテリー)は、電力を供給し得るか、または供給し続けることができる。インバータがPVシステムからDC電力を受け取る場合、日陰が増えるか、または夜が明けると、PVシステムによって生成される電力量が減少する、またはバッテリーに蓄積された電力量が減少する可能性がある。したがって、上述のような様々な負荷センターは、直前に記載されたような優先順位に従って切断され得る。同様に、電力が夜明けにインバータに戻り始めると、様々な負荷グループ112のうちの1つが、電力を受け取るために優先され得、一方で、負荷グループ112の第2の1つは、電力がないままであり得る。
【0124】
ここで、バックアップシステム装置の例示の配線構成を示す図21を参照する。代替電源170、第1および第2の負荷グループ112Cおよび112D、ならびに電源(例えば、ユーティリティグリッド)150を接続すること(図18Bに示され得るように)ができる。リレー510Aおよび510Bは、図18Bのリレー210Aおよび210Bと同じまたは同様であり得る。図21の実施例では、電源150は、電源150の停止の場合に、電源150からの分離を維持しながら負荷グループ112Dをバックアップすることができないように、ジャンパー570Bを介して負荷グループ112Dに直接的に接続され得る。
【0125】
バックアップインターフェースモジュール300Kは、変圧器512をさらに含み得る。変圧器512は、リレー510Aおよび多端子600Cを介して代替電源170に接続され得、分相電圧を提供するように構成され得る。例えば、電源150が通常の動作条件下で分相グリッド電圧(例えば、各々約110Vまたは約120Vの2相)を提供する場合、リレー510Cは、電源150がシステムに接続されている限り、開いていてもよい(例えば、オフにされていてもよい)。電源150が切断されている場合、変圧器512は、代替電源170によって提供される約220Vまたは約240Vの電圧出力を、2つの110Vまたは120Vの分相出力に変換し得、その結果、2つの110/120V分相出力は、負荷グループ112Cに提供され得る。負荷グループ112Dがまたバックアップされ得る(例えば、図18Bまたは図19Bのシステムにおいて)場合、変圧器512はまた、負荷グループ112Cに分相出力を提供し得る。変圧器512は、3つのタップ-代替電源170の220/240V出力を受け取るための2つのタップ、および分相出力を提供するための第3の中点電圧タップを含み得る。
【0126】
いくつかの例を上記で説明したが、それらの例の特徴および/またはステップは、任意の所望の様態で結合、分割、省略、再配置、改変、および/または増強することができる。様々な変更、修正、および改良が当業者には容易に想起されるであろう。そのような変更、修正、および改良は、本明細書で明示的には述べられていないが、本説明の一部であることが意図され、本開示の趣旨および範囲内にあることが意図される。したがって、前述の説明は、例示に過ぎず、限定的ではない。
【0127】
条項
条項1:フレームと、少なくとも3つの多端子であって、少なくとも3つの多端子の各多端子が、2つ以上の端子コネクタを含む、少なくとも3つの多端子と、少なくとも1つの湾曲したトラックと、を含む、ベースプレート。
【0128】
条項2:2つ以上の端子コネクタのうちの少なくとも1つの端子コネクタが、電源デバイスに電気的に接続するように構成されている、条項1に記載のベースプレート。
【0129】
条項3:2つ以上の端子コネクタのうちの少なくとも1つの端子コネクタが、電源デバイスに機械的に接続するように構成されている、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0130】
条項4:2つ以上の端子コネクタのうちの少なくとも1つの端子コネクタが、電源に接続するように構成されている、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0131】
条項5:2つ以上の端子コネクタのうちの少なくとも1つの端子コネクタが、負荷グループに接続するように構成されている、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0132】
条項6:2つ以上の端子コネクタのうちの少なくとも1つの端子コネクタが、少なくとも3つの多端子のうちの異なる1つの少なくとも1つの他の端子コネクタに接続するように構成されている、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0133】
条項7:少なくとも3つの多端子のうちの少なくとも1つの多端子が、3つの端子コネクタを含む、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0134】
条項8:少なくとも1つの湾曲したトラックが、C字形である、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0135】
条項9:フレームが、マウンティングに機械的に接続するように構成されている、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0136】
条項10:マウンティングが、配電盤を含む、条項9に記載のベースプレート。
【0137】
条項11:少なくとも1つの湾曲したトラックが、J字形である、条項1~7のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0138】
条項12:少なくとも1つの湾曲したトラックが、カバーの隆起を受け入れるように構成されている、先行条項のいずれか一項に記載のベースプレート。
【0139】
条項13:少なくとも1つの湾曲したトラックが、カバーの電気機械コネクタをベースプレートの多端子のうちの少なくとも1つの多端子と位置合わせするように構成されている、条項12に記載のベースプレート。
【0140】
条項14:電気機械コネクタが、少なくとも1つの締結要素を使用して、ベースプレートの多端子のうちの少なくとも1つの多端子に固定されるように構成されている、条項13に記載のベースプレート。
【0141】
条項15:少なくとも1つの電気回路と、
背面カバーと、少なくとも1つの隆起と、少なくとも3つの電気機械コネクタと、を含む、バックアップインターフェース用の装置。
【0142】
条項16:背面カバーが、少なくとも1つのフィンを含む、条項15に記載の装置。
【0143】
条項17:少なくとも1つのフィンが、背面カバーに機械的剛性を提供するように構成されている、条項16に記載の装置。
【0144】
条項18:少なくとも1つのフィンが、熱ヒート放散を提供するように構成されている、条項16に記載の装置。
【0145】
条項19:少なくとも1つの隆起が、ベースプレートの湾曲したトラックによって受け入れられるように構成されている、条項16に記載の装置。
【0146】
条項20:湾曲したトラックが、背面カバーの電気機械コネクタをベースプレートの少なくとも1つの多端子と位置合わせするように構成されている、条項19に記載の装置。
【0147】
条項21:電気機械コネクタが、少なくとも1つの締結要素を使用して、ベースプレートの少なくとも1つの多端子に固定されるように構成されている、条項20に記載の装置。
【0148】
条項22:ベースプレートの漏斗領域と、漏斗領域に接続された湾曲した中央トラックと、湾曲した中央トラックに接続された湾曲した端部トラックと、を含み、湾曲した端部トラックの半径が、湾曲した中央トラックの半径よりも小さい、バックアップインターフェースエンクロージャ。
【0149】
条項23:湾曲した端部トラックの半径が、湾曲した中央トラックの半径よりも実質的に小さい、条項22に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0150】
条項24:湾曲した端部トラックの半径が、湾曲した中央トラックの半径よりも少なくとも10%小さい、条項22に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0151】
条項25:湾曲した端部トラックの半径が、約5mm~約45mmの範囲にある、条項22に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0152】
条項26:湾曲した中央トラックの半径が、約20mm~約50mmの範囲にある、条項22に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0153】
条項27:漏斗領域が、少なくとも1つの湾曲したエッジによって画定される、条項22~26のいずれか一項に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0154】
条項28:漏斗領域が、2つのエッジによって画定される、条項22~27のいずれか一項に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0155】
条項29:2つのエッジが、非平行なエッジである。条項28に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0156】
条項30:2つのエッジ間の距離が、湾曲した中央トラックからの距離が増加するにつれて増加する。条項28または29に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0157】
条項31:ベースプレートの漏斗領域、湾曲した中央トラック、および湾曲した端部トラックによって受け入れられるように構成された少なくとも1つの隆起をさらに含む、条項22~39のいずれか一項に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0158】
条項32:漏斗領域、湾曲した中央トラック、および湾曲した端部トラックが、バックアップインターフェースエンクロージャの電気機械コネクタをベースプレートの少なくとも1つの多端子と位置合わせするように構成されている、条項31に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0159】
条項33:電気機械コネクタが、少なくとも1つの締結要素を使用して、ベースプレートの少なくとも1つの多端子に固定されるように構成されている、条項32に記載のバックアップインターフェースエンクロージャ。
【0160】
条項34:湾曲したトラックと、隆起と、を含む、バックアップインターフェースエンクロージャ用の着脱可能なヒンジ。
【0161】
条項35:湾曲したトラックが、漏斗領域を含む、条項34に記載の着脱可能なヒンジ。
【0162】
条項36:漏斗領域が、湾曲した中央トラック領域に接続されている、条項35に記載の着脱可能なヒンジ。
【0163】
条項37:湾曲した中央領域が、湾曲した端部トラック領域に接続されている、条項36に記載の着脱可能なヒンジ。
【0164】
条項38:湾曲した端部トラック領域の半径が、湾曲した中央トラック領域の半径よりも小さい、条項37に記載の着脱可能なヒンジ。
【0165】
条項39:隆起の半径が、湾曲した中央トラック領域の半径よりも小さい、条項38に記載の着脱可能なヒンジ。
【0166】
条項40:隆起の半径が、湾曲した端部トラック領域の半径にほぼ等しい、条項39に記載の着脱可能なヒンジ。
【0167】
条項41:隆起が、隆起が湾曲した端部トラック領域に近接しているときに、隆起の軸に沿って回転するように構成されている、条項40に記載の着脱可能なヒンジ。
【0168】
条項42:隆起が、湾曲したトラックによって受け入れられるように構成されており、湾曲したトラックが、ベースプレートの一部である、条項34~41のいずれか一項に記載の着脱可能なヒンジ。
【0169】
条項43:湾曲したトラックが、カバーの電気機械コネクタをベースプレートの多端子と位置合わせするように構成されている、条項42に記載の着脱可能なヒンジ。
【0170】
条項44:電気機械コネクタが、締結要素を使用して、ベースプレートの多端子に固定されるように構成されている、条項43に記載の着脱可能なヒンジ。
【0171】
条項45:電源デバイスに電気的および機械的に接続するように構成された第1の端子コネクタと、電源または負荷グループに接続するように構成された第2の端子コネクタと、異なる多端子の少なくとも1つの他の端子コネクタに接続するように構成された第3の端子コネクタと、を含む、インターフェースエンクロージャ用の多端子。
【0172】
条項46:多端子が、ベースプレートに接続されるように構成されている、条項45に記載の多端子。
【0173】
条項47:ベースプレートが、湾曲したトラックをさらに含む、条項46に記載の多端子。
【0174】
条項48:少なくとも1つの隆起が、ベースプレートの湾曲したトラックによって受け入れられるように構成されている、条項47に記載の多端子。
【0175】
条項49:湾曲したトラックが、カバーの電気機械コネクタを多端子と位置合わせするように構成されている、条項48に記載の多端子。
【0176】
条項50:電気機械コネクタが、少なくとも1つの締結要素を使用して、多端子に固定されるように構成されている、条項49に記載の多端子。
【0177】
条項51:バックアップインターフェースモジュールに機械的に接続するように構成されたベースプレートを含み、ベースプレートが、複数の多端子を含み、各多端子が、複数の端子接続を含み、複数の端子接続の各端子接続が、電源、負荷グループ、または複数の多端子の異なる端子接続、のうちの少なくとも1つに接続されるように構成されている、装置。
【0178】
条項52:ベースプレートが、電源を、負荷グループ、および第2の負荷グループに接続するように構成されている、条項51に記載の装置。
【0179】
条項53:電源が、ユーティリティグリッドである、条項52に記載の装置。
【0180】
条項54:バックアップインターフェースモジュールをさらに含み、バックアップインターフェースモジュールが、機械的および電気的にベースプレートに接続するように構成されている、条項51に記載の装置。
【0181】
条項55:バックアップインターフェースモジュールが、複数の多端子のうちの少なくとも2つを互いに直接的に接続する導体を含む、条項54に記載の装置。
【0182】
条項56:バックアップインターフェースモジュールが、複数の多端子のうちの少なくとも2つをバックアップインターフェースモジュールに接続するように電気的に構成された回路を含む、条項51に記載の装置。
【0183】
条項57:回路が、少なくとも1つのリレーを含み、リレーが、複数の多端子のうちの第1の多端子と、複数の多端子のうちの第2の多端子との間に接続されている、条項56に記載の装置。
【0184】
条項58:少なくとも1つのリレーが、負荷グループを電源に選択的に接続するように構成されている、条項57に記載の装置。
【0185】
条項59:少なくとも1つのリレーが、負荷グループを第2の負荷グループに選択的に接続するように構成されている、条項57に記載の装置。
【0186】
条項60:回路が、少なくとも第1のリレーと、第2のリレーと、含み、第1のリレーが、負荷グループを電源に選択的に接続するように構成されており、第2のリレーが、負荷グループを電源に選択的に接続するように構成されている、条項57に記載の装置。
【0187】
条項61:回路が、第2の多端子または第3の多端子のいずれかに、第1の多端子を選択的に接続するように構成された自動転送スイッチを含む、条項56~60のいずれか一項に記載の装置。
【0188】
条項62:回路が、第1の多端子が第2の多端子および第3の多端子に同時に接続されるのを防ぐように構成されたインターロックを含む、条項61に記載の装置。
【0189】
条項63:インターロックが、電気的インターロックである、条項62に記載の装置。
【0190】
条項64:電気的インターロックが、自動転送スイッチによって実装される、条項63に記載の装置。
【0191】
条項65:バックアップインターフェースモジュールが、コントローラをさらに含む、条項56~64のいずれか一項に記載の装置。
【0192】
条項66:コントローラが、回路を制御するように構成されている、条項56~65のいずれか一項に記載の装置。
【0193】
条項67:コントローラが、電源の障害を示すセンサ読み取り値に基づいて、回路を制御するように構成されている、条項56~66のいずれか一項に記載の装置。
【0194】
条項68:コントローラが、通信デバイスを介して、電源の障害を示す通信メッセージを受信することに基づいて、回路を制御するように構成されている、条項56~67のいずれか一項に記載の装置。
【0195】
条項69:バックアップインターフェースモジュールが、巻線端子の第1のセットで、グリッドレベル電圧を受け取ることと、巻線端子の第2のセットおよび第3のセットで、分相グリッド電圧を出力することと、を行うように構成された変圧器をさらに含む、条項56~68のいずれか一項に記載の装置。
【0196】
条項70:グリッドレベル電圧が、約220V~240Vであり、分相グリッド電圧が、約110V~120Vである、条項69に記載の装置。
【0197】
条項71:動作のバックアップモード中に、コントローラが、巻線端子の第2のセットおよび第3のセットのうちの少なくとも1つを少なくとも1つの負荷グループに接続するように、回路を制御するように構成されている、条項69または70に記載の装置。
【0198】
条項72:負荷グループが、第1の配電盤を介してベースプレートに接続されている、条項51~71のいずれか一項に記載の装置。
【0199】
条項73:ベースプレートが、第1の配電盤と並んで装着されるようにさらに構成されている、条項72に記載の装置。
【0200】
条項74:第2の負荷グループが、第2の配電盤を介してベースプレートに接続されている、条項51~73のいずれか一項に記載の装置。
【0201】
条項75:ベースプレートが、第2の配電盤と並んで装着されるようにさらに構成されている、条項74に記載の装置。
【0202】
条項76:ベースプレート、第1の配電盤、および第2の配電盤が、単一の電気エンクロージャの内側に配設されている、条項72~75のいずれか一項に記載の装置。
【0203】
条項77:一次電源からの電力の可用性に基づいて、一次電源を負荷の第1のグループ、負荷の第2のグループ、およびバックアップ電源に接続することと、一次電源の停止に基づいて、一次電源を、負荷の第1のグループおよび負荷の第2のグループから切断することと、バックアップ電源を、負荷の第1のグループ、負荷の第2のグループ、および一次電源から切断することと、を行うように、コントローラによって、負荷の第1のグループ、負荷の第2のグループ、一次電源、およびバックアップ電源に接続されたバックアップインターフェースモジュールの回路を制御すること、を含む、方法。
【0204】
条項78:一次電源を切断することが、リレーを開くことを含む、条項77に記載の方法。
【0205】
条項79:バックアップ電源を切断することが、リレーを開くことを含む、条項77に記載の方法。
【0206】
条項80:一次電源の停止を示すセンサ測定値に基づいて、停止を決定することをさらに含む、条項77~79のいずれか一項に記載の方法。
【0207】
条項81:第1の負荷グループをベースプレートの第1の多端子に接続することと、第2の負荷グループをベースプレートの第2の多端子に接続することと、一次電源をベースプレートの第3の多端子に接続することと、代替電源をベースプレートの第4の多端子に接続することと、複数の構成のうちの1つに従って、複数の多端子を互いに選択的に接続することと、を含み、複数の構成のうちの第1の構成が、第1、第2、第3、および第4の多端子を互いにハード配線することを含み、複数の構成のうちの第2の構成が、バックアップインターフェースモジュールをベースプレートに接続することを含み、バックアップインターフェースモジュールが、一次電源の動作状態に基づいて、コントローラによって、第1、第2、第3、および第4の多端子を選択的に接続するための能動回路を含む、方法。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16
図17A
図17B
図18A
図18B
図19A
図19B
図20
図21
【外国語明細書】