(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022091724
(43)【公開日】2022-06-21
(54)【発明の名称】仮想ゴルフ装置、仮想ゴルフ装置の動作方法、及び仮想ゴルフシステム
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20220614BHJP
【FI】
A63B69/36 541W
A63B69/36 511F
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021198453
(22)【出願日】2021-12-07
(31)【優先権主張番号】10-2020-0171355
(32)【優先日】2020-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520330571
【氏名又は名称】エスジーエム・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SGM Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100099623
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚一
(74)【代理人】
【識別番号】100125380
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 綾子
(74)【代理人】
【識別番号】100142996
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 聡二
(74)【代理人】
【識別番号】100166268
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 祐
(74)【代理人】
【識別番号】100218604
【弁理士】
【氏名又は名称】池本 理絵
(74)【代理人】
【識別番号】100096769
【弁理士】
【氏名又は名称】有原 幸一
(72)【発明者】
【氏名】イ,ウィボム
(72)【発明者】
【氏名】キム,ガプス
(72)【発明者】
【氏名】アン,ヒョウォン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】本発明は、仮想ゴルフ装置、仮想ゴルフ装置の動作方法、及び仮想ゴルフシステムを提供する。
【解決手段】上記仮想ゴルフ装置は、ユーザーが実際のゴルフボールを打撃すると、打撃された前記実際のゴルフボールの軌跡を算出する制御部と、仮想のゴルフコースにおいて前記算出された軌跡に沿って動く仮想のゴルフボールを表示する表示部とを含む。ユーザーは複数であり、前記仮想のゴルフボールは前記複数のユーザーに対してそれぞれ具備され、ユーザーは互いに異なる第1モードと第2モードとでプレイすることができ、前記第1モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置により決定され、前記第2モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく決定される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーが実際のゴルフボールを打撃すると、打撃された前記実際のゴルフボールの軌跡を算出する制御部と、
仮想のゴルフコースにおいて前記算出された軌跡に沿って動く仮想のゴルフボールを表示する表示部と
を含み、
ユーザーは複数であり、前記仮想のゴルフボールは前記複数のユーザーに対してそれぞれ具備され、
ユーザーは互いに異なる第1モードと第2モードとでプレイすることができ、
前記第1モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置により決定され、
前記第2モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく決定される
仮想ゴルフ装置。
【請求項2】
前記第1モードにおいて、現在の打撃順序のユーザーは、前記複数のユーザーの中で自分の仮想のゴルフボールが前記仮想のゴルフコースにおける目標地点から最も遠く位置するユーザーである、請求項1に記載の仮想ゴルフ装置。
【請求項3】
前記第2モードでは、前記複数のユーザー中で一人のユーザーが該当ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく、少なくとも2回以上連続で打撃することができる、請求項1に記載の仮想ゴルフ装置。
【請求項4】
前記第2モードにおいて、ユーザーは現在プレイしている特定の仮想のゴルフコースに対するプレイの開始から完了まで連続で打撃することができる、請求項3に記載の仮想ゴルフ装置。
【請求項5】
前記第2モードはパッティング段階に適用することができる、請求項3に記載の仮想ゴルフ装置。
【請求項6】
ユーザーが前記実際のゴルフボールを置いて打撃する打撃マットをさらに含み、
前記仮想のゴルフコースは複数の仮想領域を含み、前記打撃マットは前記複数の仮想領域に対応する複数の領域を含み、
ユーザーは前記複数の仮想領域中で自分の仮想のゴルフボールが位置する仮想領域に対応する、前記打撃マットの複数の領域の中の一つの領域に前記実際のゴルフボールを置いて打撃しなければならず、
前記第2モードにおいて、ユーザーが前記打撃マットの複数の領域の中で同一の一つの領域で継続打撃しなければならない場合、該当ユーザーは連続的に打撃することができる、請求項1に記載の仮想ゴルフ装置。
【請求項7】
ユーザーが実際のゴルフボールを打撃すると、打撃された前記実際のゴルフボールの軌跡を算出する算出ステップと、
仮想のゴルフコースにおいて前記算出された軌跡に沿って動く仮想のゴルフボールを表示する表示ステップと
を含み、
ユーザーは複数であり、前記仮想のゴルフボールは前記複数のユーザーに対してそれぞれ具備され、
ユーザーは互いに異なる第1モードと第2モードとでプレイすることができ、
前記第1モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置により決定され、
前記第2モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく決定される
仮想ゴルフ装置の動作方法。
【請求項8】
ユーザーが実際のゴルフボールを打撃する前に、現在打撃するユーザーが、前記第1及び第2モード中で現在適用されているモードによる打撃順序を満たしているかどうかをチェックするステップをさらに含む、請求項7に記載の仮想ゴルフ装置の動作方法。
【請求項9】
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の仮想ゴルフ装置と、
前記仮想ゴルフ装置とネットワークで連結されているサーバーユニットと
を含む
仮想ゴルフシステム。
【請求項10】
ユーザーはログインを完了した後に、前記第1及び第2モードのいずれかのモードで前記仮想ゴルフ装置を利用してプレイすることができ、
前記サーバーユニットにはユーザーの情報を保存する保存部が具備されており、
前記ログインを行う時又は前記ログインを完了した後に、前記第1及び第2モード中でユーザーがプレイするモードが、前記保存部に保存されるユーザーの情報を参照して設定されることができる、請求項9に記載の仮想ゴルフシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリーンゴルフに使用される仮想ゴルフ装置に関する。より詳細には、ユーザーが希望する様々な方法でプレイすることができる複数のプレイモードを提供する仮想ゴルフ装置、仮想ゴルフ装置の動作方法及びこれを利用する仮想ゴルフシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
3次元立体映像とコンピュータシミュレーション技術を用いて現場に出なくてもスポーツ競技を楽しむことができるシミュレーション装置が開発され、ゴルフや野球などのような仮想の屋内スポーツ競技が広く普及されている。代表的な屋内スポーツであるスクリーンゴルフの場合、スクリーンを介してゴルフ場の映像が表示されて屋外で実際の競技をしているような感じを与えながらも、屋外のフィールドで試合することに比べて時間とコストがセーブされるので、時間や経済的な理由などで実際の競技をプレイし難い現代人に人気が高い。
【0003】
スクリーンゴルフのユーザーは増加しており、これに対するユーザーの期待はますます高まっている。スクリーンゴルフは、ユーザーの興味を誘発するために、より多様なサービスを提供することが求められている。したがって、スクリーンゴルフは実際のゴルフ場でプレイしているようなリアリティを提供するだけでなく、色々なハイテク技術を介してサービスされる特性上、実際のゴルフ場では提供するのは難しいスクリーンゴルフに特化したコンテンツを提供することで、ユーザーの興味を増進させる必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記のような事情を勘案して発明されたものであり、ユーザーの好みに合わせてさまざまな方式でプレイすることができるように構成された複数のプレイモードを提供する仮想ゴルフ装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、本発明は、上記仮想ゴルフ装置に適用することができる動作方法を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、上記仮想ゴルフ装置または仮想ゴルフ装置の動作方法を用いる仮想ゴルフシステムを提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明の他の目的は、以下の説明と添付した図面から明確に理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の実施例による仮想ゴルフ装置は、ユーザーが実際のゴルフボールを打撃すると、打撃された前記実際のゴルフボールの軌跡を算出する制御部と、仮想のゴルフコースにおいて前記算出された軌跡に沿って動く仮想のゴルフボールを表示する表示部とを含む。ユーザーは複数であり、前記仮想のゴルフボールは前記複数のユーザーに対してそれぞれ具備され、ユーザーは互いに異なる第1モードと第2モードとでプレイすることができ、前記第1モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置により決定され、前記第2モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく決定される。
【0009】
上記仮想ゴルフ装置において、前記第1モードにおいて、現在の打撃順序のユーザーは、前記複数のユーザーの中で自分の仮想のゴルフボールが前記仮想のゴルフコースにおける目標地点から最も遠く位置するユーザーである。
【0010】
上記仮想ゴルフ装置において、前記第2モードでは、前記複数のユーザー中で一人のユーザーが該当ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく、少なくとも2回以上連続で打撃することができる。また、前記第2モードにおいて、ユーザーは現在プレイしている特定の仮想のゴルフコースに対するプレイの開始から完了まで連続で打撃することができる。また、前記第2モードはパッティング段階に適用することができる。
【0011】
上記仮想ゴルフ装置は、ユーザーが前記実際のゴルフボールを置いて打撃する打撃マットをさらに含み、前記仮想のゴルフコースは複数の仮想領域を含み、前記打撃マットは前記複数の仮想領域に対応する複数の領域を含み、ユーザーは前記複数の仮想領域中で自分の仮想のゴルフボールが位置する仮想領域に対応する、前記打撃マットの複数の領域の中の一つの領域に前記実際のゴルフボールを置いて打撃しなければならず、前記第2モードにおいて、ユーザーが前記打撃マットの複数の領域の中で同一の一つの領域で継続打撃しなければならない場合、該当ユーザーは連続的に打撃することができる。
【0012】
本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の動作方法は、ユーザーが実際のゴルフボールを打撃すると、打撃された前記実際のゴルフボールの軌跡を算出する算出ステップと、仮想のゴルフコースにおいて前記算出された軌跡に沿って動く仮想のゴルフボールを表示する表示ステップとを含む。ユーザーは複数であり、前記仮想のゴルフボールは前記複数のユーザーに対してそれぞれ具備され、ユーザーは互いに異なる第1モードと第2モードとでプレイすることができ、前記第1モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置により決定され、前記第2モードにおいて、複数のユーザーの打撃順序は、前記仮想のゴルフコースにおける各ユーザーの仮想のゴルフボールの位置に関係なく決定される。
【0013】
上記仮想ゴルフ装置の動作方法は、ユーザーが実際のゴルフボールを打撃する前に、現在打撃するユーザーが、前記第1及び第2モード中で現在適用されているモードによる打撃順序を満たしているかどうかをチェックするステップをさらに含む。
【0014】
本発明の実施例による仮想ゴルフシステムは、上記仮想ゴルフ装置と、前記仮想ゴルフ装置とネットワークで連結されているサーバーユニットとを含む。
【0015】
上記仮想ゴルフシステムにおいて、ユーザーはログインを完了した後に、前記第1及び第2モードのいずれかのモードで前記仮想ゴルフ装置を利用してプレイすることができ、前記サーバーユニットにはユーザーの情報を保存する保存部が具備されており、前記ログインを行う時又は前記ログインを完了した後に、前記第1及び第2モード中でユーザーがプレイするモードが、前記保存部に保存されるユーザーの情報を参照して設定されることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の仮想ゴルフ装置、仮想ゴルフ装置の動作方法、及び仮想ゴルフシステムによれば、ユーザーの好みに合わせてさまざまな方式でプレイすることができるように構成されることで、スクリーンゴルフをプレイするユーザーの様々なニーズを満たすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構成図である。
【
図2】第1及び第2モードについて説明するための図である。
【
図3】第1及び第2モードについて説明するための図である。
【
図4】第1及び第2モードについて説明するための図である。
【
図5】第1及び第2モードについて説明するための図である。
【
図6】第1及び第2モードについて説明するための図である。
【
図7】第1及び第2モードについて説明するための図である。
【
図8】第2モードの変形例を説明するための図である。
【
図9】第2モードの変形例を説明するための図である。
【
図10】第2モードの変形例を説明するための図である。
【
図11】本発明の他の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構成図である。
【
図12】第1及び第2モードを選択することができる様々な具現例を示す図である。
【
図13】第1及び第2モードを選択することができる様々な具現例を示す図である。
【
図14】本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の動作方法の過程を示すフローチャートである。
【
図15】本発明の他の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構成図である。
【
図16】本発明の実施例による仮想ゴルフシステムの概略的な構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。本発明の目的、特徴、利点は以下の実施例から容易に理解できるであろう。本発明は、ここで説明される実施例に限定されず、他の形態に具体化されることもできる。ここで紹介される実施例は、開示された内容が徹底的で完全なものとなるように、かつ本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に本発明の思想が十分に伝達されるようにするために提供されるものである。よって、以下の実施例により本発明が限定されてはならない。
【0019】
本明細書において、第1、第2などの用語が様々な要素(elements)を記述するために使用されたが、前記要素がこのような用語によって限定されてはならない。この用語は、単に前記要素を相互に区別するために使用されただけである。また、とある層(膜)が他の層(膜)または基板上にあると言及されている場合に、それは、他の層(膜)または基板上に直接形成されること、またはそれらの間に第3の層(膜)が介在することもできることを意味する。
【0020】
図面において、要素の大きさ、または要素間の相対的な大きさは、本発明に対するさらに明確な理解のために多少誇張して図示できる。また、図示した要素の形状が製造工程上の変異などによって多少変更できるであろう。したがって、本明細書で開示した実施例は、特別な記載がない限り、図示した形状に限定されてはならず、ある程度の変形を含むものと理解されるべきである。
【0021】
図1は本発明の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構成図である。
【0022】
図1を参照すると、仮想ゴルフ装置は、打撃プレート(10)、制御部(20)、感知部(30)、入力部(40)、表示部(50)を含む。
【0023】
打撃プレート(10)には打撃マットが具備され、打撃マットには打撃用ゴルフボールが置かれる。ユーザーは打撃プレート(10)に位置して打撃マットに置かれるゴルフボールを打撃する。
【0024】
制御部(20)は仮想ゴルフ装置の構成要素の間の全体的な動作を制御する。例えば、図面に図示されていないが、打撃マットには自動的に打撃用ゴルフボールを提供する手段が具備され、制御部(20)はユーザーが打撃する時点に合わせてゴルフボールが提供されるように前記ゴルフボールの提供手段の動作を制御することができる。また、制御部(20)はユーザーがゴルフボールを打撃すると、前記ゴルフボールが実際のゴルフ場で飛行すると仮定したときにどのような軌跡及び/又は飛距離で飛行するかを算出する役割をする。
【0025】
感知部(30)はユーザーによって打撃されたゴルフボールの速度、移動方向、回転角度などのような物理的状態を感知する。感知部(30)はゴルフボールの物理的な状態を感知するためのセンシング手段を含み、前記センシング手段として各種感知センサーやカメラなどを使用することができる。前記カメラや感知センサーなどは、単独に使用されたり又は一緒に使用されることができ、一個のみが使用されたり又は複数個が使用されることもできる。感知部(30)で感知された情報は制御部(20)に伝達され、制御部(20)は感知部(30)からの情報に基づいてゴルフボールの軌跡や飛距離などを算出する。
【0026】
入力部(40)はユーザーから各種情報を受けるためのものであり、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどを使用することができる。スクリーンゴルフでは、ユーザーがログインのために自分のIDやパスワードを入力する場合、ユーザーがプレイしたいゴルフコースやプレイ難易度を選択する場合などのように、ユーザーから情報の入力が必要な場合があり得、このような場合のために入力部(40)が具備される。入力部(40)を通じて入力された情報は制御部(20)に伝達され、制御部(20)は伝達された情報に基づいてユーザーの要求を処理する。例えば、ユーザーが特定のゴルフコースを選択した場合、そのゴルフコースでプレイできるように制御部(20)は必要な処理を行う。すなわち、制御部(20)は映像を処理する映像処理手段を具備しており、ユーザーが特定のゴルフコースを選択した場合に、前記画像処理手段はそのゴルフコースの映像を生成して表示部(50)に伝達し、表示部(50)は伝達された映像を表示してユーザーに提供する。また、ユーザーがログインのためにIDやパスワードなどのような個人情報を入力する場合、制御部(20)は入力された個人情報をチェックしてログインの承認の可否を決定する役割をする。
【0027】
表示部(50)はビームプロジェクター(51)とスクリーン(52)を含む。ビームプロジェクター(51)はゴルフコースとゴルフボールがスクリーン(52)に表示されるように関連映像をスクリーン(52)に投射し、スクリーン(52)は投射されたゴルフ関連映像を表示してユーザーに提供する。以下では、スクリーン(52)に表示される一部の対象に対して「仮想」という用語を付けて表現することができる。これは、現実の世界に存在するものではなくスクリーン(52)の中の映像に表示されるものであるという意味である。例えば、「仮想のゴルフコース」とはスクリーン(52)に表示されるゴルフコースという意味であり、「仮想のゴルフボール」とはスクリーン(52)に表示されるゴルフボールという意味である。
【0028】
図面に図示されていないが、仮想ゴルフ装置はスピーカーなどのような音響機器を備えて、ユーザーにゲームの進行状況を案内しゲームの進行に応じた各種の効果音を再生することができる。
【0029】
上記のような構成を有する仮想ゴルフ装置でのスクリーンゴルフのプレイ過程は次のとおりである。ユーザーが打撃プレート(10)に置かれるゴルフボールを打撃すると、感知部(30)が打撃されたゴルフボールの状態を感知し、制御部(20)が感知部(30)からの感知情報に基づいて打撃されたゴルフボールの飛行軌跡を算出し、スクリーン(52)では前記算出された結果により仮想のゴルフボールが動く映像が表示される。この時に、スクリーン(52)の中の仮想のゴルフボールは算出された軌跡により飛行した後にスクリーン(52)の中の仮想のゴルフコースでの特定地点に着地し、ユーザーはスクリーン(52)の中の仮想のゴルフボールが着地した地点から打撃を続ける。ユーザーはこのような過程をホールカップにホールインするまで繰り返す。このようなスクリーンゴルフのプレイにおいてユーザーがさまざまな方式でプレイすることができるように、本発明の仮想ゴルフ装置は様々なプレイモードを提供する。具体的には、複数のユーザーが一緒にプレイする場合に、ユーザー間の打撃順序を決定する方法に関連して、互いに異なる第1および第2モードを提供する。以下、第1および第2モードについて説明する。
【0030】
図2乃至
図7は第1及び第2モードについて説明するための図である。
【0031】
図1の仮想ゴルフ装置でユーザーA1、A2が一緒にスクリーンゴルフをプレイする場合を仮定する。
【0032】
図2を参照すると、仮想のゴルフコースにおいてユーザA1の仮想のゴルフボール(「第1ゴルフボール(B1)」とする)は最初に初期位置(P10)にあり、ユーザーA1が打撃マットに置かれている自分のゴルフボールを打撃すると、第1ゴルフボール(B1)の位置は第1位置(P11)、第2位置(P12)、第3位置(P13)に変更される。第3位置(P13)でユーザーA1が打撃マットのゴルフボールを打撃すると、第1ゴルフボール(B1)は仮想のゴルフコースにおけるグリーン領域に安着される。ユーザーA2の場合、仮想のゴルフボール(「第2ゴルフボール(B2)」とする)は最初に初期位置(P20)にある。ユーザーA2が打撃マットに置かれる自分のゴルフボールを打撃すると、第2ゴルフボール(B2)の位置は第1位置(P21)、第2位置(P22)に変更される。また、第2位置(P22)でユーザーA2が打撃マットのゴルフボールを打撃すると、第2ゴルフボール(B2)は仮想のゴルフコースにおけるグリーン領域に安着される(以下、グリーン領域に到達するまでの打撃過程を「打撃段階」とする)。
【0033】
図3を参照すると、打撃段階後にユーザーA1、A2はグリーン領域でのパッティングを進行する。ユーザーA1の場合、ユーザーA1の第1ゴルフボール(B1)がグリーン領域で最初に初期位置(P10')にあり、ユーザーA1のパッティングによって第1ゴルフボール(B1)の位置が第1位置(P11')、第2位置(P12')に変更され、第1ゴルフボール(B1)は第2位置(P12')からのパッティングによってホールカップ(HC)に入る。ユーザーA2の場合、ユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)がグリーン領域で最初に初期位置(P20')にあり、ユーザーA2のパッティングによって第2ゴルフボール(B2)の位置が第1位置(P211')に変更され、第2ゴルフボール(B2)は第1位置(P21')からのパッティングによってホールカップ(HC)に入る(以下、グリーン領域でのパッティング過程を「パッティング段階」とする)。
【0034】
ユーザーA1、A2の打撃によって、
図2及び
図3に図示されたように第1及び第2ゴルフボール(B1、B2)の位置が変更されると仮定する場合に、第1及び第2モードによるユーザーA1、A2の打撃順序について説明する。
【0035】
図4は第1モードでの打撃順序を示す。第1モードでの打撃順序は打撃対象であるゴルフボールの位置に基づいて決定される。具体的には、仮想のゴルフコースにおける目標地点とすることができるホールカップと仮想のゴルフボールとの間の距離について、前記距離が最も遠い仮想のゴルフボールのユーザーがゴルフボールを打撃する。この原則に基づいて、
図2及び
図3に図示されたように打撃が行われた場合に、第1モードでの打撃順序を説明する。
図2及び
図4を参照すると、打撃段階における最初の出発位置(P10、P20)では、第1ゴルフボール(B1)と第2ゴルフボール(B2)が実質的に目標地点であるホールカップ(HC)から同一の距離にある。したがって、ユーザーA1が先に打撃することも可能であり、ユーザーA2が先に打撃することも可能である。ユーザーA1が先に打撃すると仮定すると、
図4に図示されたように、第1モードでユーザーA1が初期位置(P10)の第1ゴルフボール(B1)に対応する打撃マット上の実際のゴルフボールを打撃する。ユーザーA1の打撃によって、第1ゴルフボール(B1)は第1位置(P11)に移動し、第1位置(P11)はユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)の初期位置(P20)よりホールカップ(HC)に近い位置である。したがって、この状態での打撃順序はユーザーA2である。ユーザーA2が初期位置(P20)にある第2ゴルフボール(B2)について打撃すると、この打撃によって第2ゴルフボール(B2)は第1位置(P21)に移動し、第2ゴルフボール(B2)の第1位置(P21)は第1ゴルフボール(B1)の第1位置(P11)よりホールカップ(HC)に近い位置である。したがって、この状態での打撃順序はユーザーA1である。ユーザーA1の打撃によって第1ゴルフボール(B1)は第2位置(P12)に移動し、第1ゴルフボール(B1)の第2位置(P12)は第2ゴルフボール(B2)の第1位置(P21)よりホールカップ(HC)に近い位置である。したがって、この状態での打撃順序はユーザーA2である。ユーザーA2の打撃によって第2ゴルフボール(B2)は第2位置(P22)に移動し、第2ゴルフボール(B2)の第2位置(P22)は第1ゴルフボール(B1)の第2位置(P21)よりホールカップ(HC)から遠い位置である。したがって、この状態での打撃順序はユーザーA2である。ユーザーA2の打撃によって第2ゴルフボール(B2)はグリーン領域に安着され、この位置はグリーン領域の外にある第1ゴルフボール(B1)の第2位置(P21)よりホールカップ(HC)に近い位置である。したがって、この状態での打撃順序はユーザーA1である。ユーザーA1の打撃によって第1ゴルフボール(B1)は第3位置(P13)に移動し、この位置はまだグリーン領域の外の位置であるため、 打撃順序はユーザーA1である。ユーザーA1の打撃によって第1ゴルフボール(B1)はグリーン領域に安着され、ユーザーA1、A2は打撃段階を終了しパッティング段階に入る。
【0036】
パッティング段階での打撃順序も、同様に第1及び第2ゴルフボール(B1、B2)がホールカップ(HC)から離隔されている距離により決定される。
図3及び
図4を参照すると、グリーン領域の外でのユーザーA1、A2の打撃結果、現在グリーン領域において、第1ゴルフボール(B1)の初期位置(P10')は第2ゴルフボール(B2)の初期位置(P20')よりホールカップ(HC)から遠く離隔されている。したがって、ユーザーA1が先にパッティングをする順序である。ユーザーA1のパッティングによって第1ゴルフボール(B1)は第1位置(P11')に移動し、この位置はユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)の初期位置(P20')よりホールカップ(HC)に近い位置である。したがって、この状態でのパッティング順序はユーザーA2である。ユーザーA2のパッティングによって第2ゴルフボール(B2)は第1位置(P21')に移動し、第2ゴルフボール(B2)の第1位置(P21')は第1ゴルフボール(B1)の第1位置(P11')よりホールカップ(HC)に近い位置である。したがって、この状態でのパッティング順序はユーザーA1である。ユーザーA1のパッティングによって第1ゴルフボール(B1)は第2位置(P12')に移動し、第1ゴルフボール(B1)の第2位置(P12')は第2ゴルフボール(B2)の第1位置(P21')よりホールカップ(HC)から遠く離隔されている位置である。したがって、この状態でのパッティング順序はユーザーA1である。ユーザーA1が第2位置(P12')でパッティングした結果、第1ゴルフボール(B1)がホールカップ(HC)に入ると、第1位置(P21')にある第2ゴルフボール(B2)に対してユーザーA2が打撃マットの実際のゴルフボールをパッティングする順序になり、ユーザーA2がパッティングした結果、第2ゴルフボール(B2)がホールカップ(HC)に入ると、該当仮想のゴルフコースにおいてユーザーA1、A2のプレイが終了する。もし現在の仮想のゴルフコースが全体のゴルフコースにおける最終コースではない場合、次のコースでのプレイを続ける。現在の仮想のゴルフコースが全体のゴルフコースの最終コースであれば、ユーザーA1、A2のスクリーンゴルフのプレイは終了する。
【0037】
第1モードは実際のゴルフで使用される方法をスクリーンゴルフに適用したものである。実際のゴルフにおいてホールカップから最も遠く離れているゴルフボールのユーザーが打撃するように打撃順序を定める理由は、一緒にプレイするユーザーが出発点から目標地点に共に移動しながらゴルフボールが位置する順番によりゴルフプレイをすることができるためである。例えば、A1、A2が一緒に実際の屋外のゴルフ場でプレイする時に、出発地点での打撃結果、A1のゴルフボールがA2のゴルフボールよりも遠く飛んでA1のゴルフボールがA2のゴルフボールより目標地点から近く位置すると仮定する。A1とA2は次の打撃のために、自分のゴルフボールの位置に一緒に移動するが、目標地点から遠く離隔されているA2のゴルフボールはA1のゴルフボールよりも出発地点から近く位置する。ホールカップから最も遠く離隔されているゴルフボールのユーザーが打撃するように打撃順序を定める場合、A1とA2が一緒に移動してA2のゴルフボールの位置に到着するとA2が先に打撃し、再びA1とA2が一緒に移動してA1のゴルフボールの位置に到着するとA1が打撃することができる。A1とA2は一緒に移動しながらゴルフボールが位置する順序によりプレイすることができる。もし出発地点での打撃後にA1が先に打撃すると仮定すれば、次の打撃のためにA1とA2が一緒に移動してA2のゴルフボールの位置に到着しても、A2はその位置にそのままありA1だけが自分のゴルフボールの位置に移動してゴルフボールを打撃しなければならない。この場合、A1の打撃後にA2がゴルフボールを打撃するので、A1がA2が打撃したゴルフボールに当たる危険がある。この問題を回避するために、実際のゴルフではゴルフコースにおける目標地点とすることができるホールカップとゴルフボールとの間の距離により上記距離が最も長いユーザーがゴルフボールを打撃するように打撃順序を決め、第1モードは実際のゴルフでの打撃順序をそのままスクリーンゴルフに適用したものである。
【0038】
図5乃至
図7は第2モードでの様々な方法による打撃順序を示す。第2モードでの打撃順序は打撃するゴルフボールの位置と関係なく決まる。説明の便宜のために、ユーザーA1、A2が一緒にプレイしていると仮定し、また第1モードについて説明した場合と同様に、打撃段階でのプレイ状況は
図2に図示されたものと同一であり、パッティング段階でのプレイ状況は
図3に図示されたものと同一であると仮定する。
【0039】
第2モードでは、プレイ対象である仮想のゴルフコース全体の中で、一部のコースでは第1モードと同一の方式にプレイし、他のコースでは第1モードと異なる方式にプレイすることができる。具体的に、第2モードにおける打撃段階では第1モードと同一の方式にプレイし、パッティング段階ではユーザーA1、A2のゴルフボールの位置に関係なく、一人のユーザーのパッティングの完了後に、他のユーザーのパッティングが進行される。
図2および
図5を参照すると、第2モードにおける打撃段階での打撃順序は第1モードにおける打撃段階での打撃順序と同一である。
図3及び
図5を参照すると、第2モードのパッティング段階において、グリーン領域での初期位置は第1ゴルフボール(B1)の初期位置(P10')が第2ゴルフボール(B2)の初期位置(P20')よりホールカップ(HC)からされた遠く離隔されている。ユーザーA1が先に第1ゴルフボール(B1)に対応する打撃マットの実際のゴルフボールをパッティングする(本プレイモードのパッティング段階において、ユーザーA2が先にパッティングしても構わない)。ユーザーA1のパッティングによって第1ゴルフボール(B1)は第1位置(P11')に移動し、この位置はユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)の初期位置(P20')よりホールカップ(HC)に近い位置である。第1モードであれば、初期位置(P20')にある第2ゴルフボール(B2)のユーザーA2のパッティング順序であるが、第2のモードでは、最初にパッティングを開始したユーザーA1がパッティングを完了するまでパッティングを継続する。すなわち、ユーザーA1の最初のパッティングによって第1ゴルフボール(B1)は第1位置(P11')に移動し、再びユーザーA1が打撃マットの実際のゴルフボールをパッティングすると、第1位置(P11')の第1ゴルフボール(B1)が第2位置(P12')に移動し、続いてユーザーA1がパッティングすると、第2位置(P12')の第1ゴルフボール(B1)がホールカップ(HC)に入ってユーザーA1のパッティング段階が完了する。ユーザーA1のパッティング段階が完了した後に、ユーザーA2のパッティングが始まる。ユーザーA2の最初のパッティングによって初期位置(P20')の第2ゴルフボール(B2)が第1位置(P21')に移動し、ユーザーA2のセカンドパッティングによって第1位置(P21')の第2ゴルフボール(B2)がホールカップ(HC)に入ってユーザーA2のパッティング段階が完了する。
【0040】
このように、本実施例による第2モードの方式では、打撃段階では第1モードと同一の方式を使用するが、パッティング段階では、ユーザーごとにパッティングが完了するまで継続してパッティングする方式を使用する。パッティングは非常に小さなホールカップにゴルフボールを転がし入れる動作であるため、高度の集中力が必要である。したがって、ユーザーの立場では集中力を一度引き上げた状態でパッティングを連続して進行することが便利であるとすることができ、第2モードの本方式は上記のユーザーの利便性を考慮したものである。
【0041】
第2モードの他の方式の例として、打撃段階では、ユーザーA1、A2のゴルフボールの位置に関係なく一人のユーザーが自分のゴルフボールがグリーン領域に安着するまで継続して打撃し、その後に他のユーザーも自分のゴルフボールがグリーン領域に安着するまで継続して打撃し、パッティング段階では、第1モードと同一の方式にプレイすることができる。具体的に、
図2及び
図6を参照すると、打撃段階においてユーザーA1、A2中の一人であるユーザーA1が初期位置(P10)にある自分の第1ゴルフボール(B1)に対応する打撃マットの実際のゴルフボールを打撃する(ユーザーA2が先に打撃することも可能である)。ユーザーA1の打撃によって第1ゴルフボール(B1)は第1位置(P11)に移動し、この位置はユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)の初期位置(P20)よりホールカップ(HC)に近い位置である。第1モードであれば、この状態において初期位置(P20)にある第2ゴルフボール(B2)のユーザーA2の打撃順序であるが、本実施例による第2モードでは、最初に打撃を開始したユーザーA1が継続して打撃する。すなわち、ユーザA1の最初の打撃によって第1ゴルフボール(B1)は第1位置(P11)に移動し、ユーザーA1が再び打撃すると第1位置(P11)にある第1ゴルフボール(B1)が第2位置(P12)に移動し、ユーザーA1が再び打撃すると第2位置(P12)にある第1ゴルフボール(B1)が第3位置(P13)に移動し、ユーザーA1が引き続き打撃すると第3位置(P13)の第1ゴルフボール(B1)がグリーン領域に安着される。ユーザーA1の第1ゴルフボール(B1)がグリーン領域に進入するとユーザーA1の打撃段階が完了する。ユーザーA1の打撃段階が完了した後にユーザーA2の打撃順序になり、ユーザーA2は初期位置(P20)にある第2ゴルフボール(B2)に対応する打撃マットの実際のゴルフボールを打撃する。ユーザーA2の最初の打撃によって初期位置(P20)の第2ゴルフボール(B2)が第1位置(P21)に移動し、ユーザーA2が再び打撃すると第1位置(P21)にある第2ゴルフボール(B2)が第2位置(P22)に移動し、ユーザーA2が引き続き打撃すると第2位置(P22)にある第2ゴルフボール(B2)がグリーン領域に安着される。ユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)がグリーン領域に進入するとユーザーA2の打撃段階が完了する。打撃段階が完了するとパッティング段階が開始され、本実施例による第2モードでは、パッティング段階での打撃順序は第1モードにおけるパッティング段階での打撃順序と同一である。
【0042】
このように、第2モードの他の方式では、打撃段階ではユーザーごとに打撃段階が完了するまで継続して打撃する方式を使用し、パッティング段階では第1モードと同一の方式を使用する。前述したように、実際のゴルフにおいて第1モードのようにホールカップから最も遠く離隔されているゴルフボールのユーザーが打撃するようにする理由は、共にプレイするユーザーが出発点から目標地点に向かって一緒に移動しながらゴルフボールが位置する順序によりプレイすることができるからである。しかし、スクリーンゴルフにおいてスクリーンゴルフプレイヤーのゴルフボールはスクリーンの中の仮想のゴルフボールで表現されるので、スクリーンゴルフプレイヤーが仮想のゴルフボールの位置に移動する必要はない。したがって、スクリーンゴルフでは実際のゴルフのようにゴルフボールの位置に基づいて打撃順序を決める方法を必ず適用する必要はない。このような点を勘案して、第2モードの本方式では打撃段階において一人のユーザーが連続して打撃するように構成される。
【0043】
上記の方式以外にも、第2モードにはさまざまな方式が適用されることができる。
【0044】
一つの方式の例として、
図7に図示されたように、打撃段階とパッティング段階の両方で一人のユーザーが連続して打撃するように構成されることができる。
図2及び
図7を参照すると、打撃段階においてユーザーA1の第1ゴルフボール(B1)がグリーン領域に安着されるまでユーザーA1が引き続き打撃し、その後にユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)がグリーン領域に安着されるまでユーザーA2が引き続き打撃する。
図3及び
図7を参照すると、パッティング段階においてユーザーA1の第1ゴルフボール(B1)がホールカップに入るまでユーザーA1が引き続きパッティングし、その後にユーザーA2の第2ゴルフボール(B2)がホールカップに入るまでユーザーA2が引き続きパッティングする。
【0045】
または、第2モードの他の方式として、図面に図示されていないが、複数のユーザー中の一人が最初の打撃(ティーショット)から該当ゴルフコースのコース攻略を完了(例えば、ホールイン)するまですべての打撃を連続的にし、特定のユーザーが打撃を完了すると、次のユーザーが該当コースでのすべての打撃を連続的にする方式が有り得る。すなわち、ユーザーごとに自分のすべての打撃を継続して連続的にする方式が適用されることもできる。ユーザーの立場では、他のユーザーと交互に打撃することに比べて、特定のゴルフコースにおいて自分のすべての打撃を一度にストレートにした後、他のユーザーが打撃する間に休むことが良いと考えたりまたはコンディション調節に有利であると考えたりすることができる。
【0046】
図8乃至
図10は第2モードの変形例を説明するための図である。
図8は
図1の仮想ゴルフ装置のスクリーンで表示される仮想のゴルフコースの一例を示し、
図9は
図1の仮想ゴルフ装置に使用される複数領域の打撃マットを示し、
図10は上記仮想ゴルフコースと複数領域の打撃マットを使用する際に、仮想のゴルフコースの仮想のゴルフボールと打撃マットの実際のゴルフボールとが互いに対応する位置に置かれている場合を示す図である。
【0047】
図8を参照すると、スクリーンゴルフのプレイ中にスクリーンには仮想のゴルフコースが表示される。仮想のゴルフコースは、実際のゴルフコースを又は実際にはない創作されたゴルフコースをコンピュータグラフィックスで表現したものである。実際のゴルフコースを表現した仮想のゴルフコースと創作されたゴルフコースを表現した仮想のゴルフコースとは、すべてスクリーンゴルフのリアリティを向上させることができるように実際のゴルフ場の特性を最大限に反映する。例えば、実際のゴルフコースにフェアウェイ、ラフ、バンカーなどのようなさまざまな属性を持つ地形があるように、スクリーンの仮想ゴルフコースにも仮想フェアウェイ、仮想ラフ、仮想バンカーなどのようなさまざまな属性を持つ地形が表示される。実際のゴルフ場におけるフェアウェイは芝が短い地域であり、ゴルフボールの打撃が容易である。ラフはフェアウェイに比べて芝が長い地域であり、芝が長いラフでは芝が短いフェアウェイより打撃が難しい。バンカーは砂からなる地域であり、砂での打撃はとても難しいので芝地域(フェアウェイ、ラフ)に比べて打撃難易度が高い。
【0048】
図9を参照すると、打撃プレートには打撃用ゴルフボールが置かれる打撃マット(M)が具備され、打撃マット(M)は複数領域に区分されている。具体的に、複数領域の打撃マット(M)は、第1打撃領域(M1)と2つのサブ領域(M2a、M2b)を有する第2打撃領域(M2)に区分されている。第1打撃領域(M1)は実際のゴルフにおいて打撃難易度が最も低いフェアウェイに対応し、第2打撃領域(M2)はフェアウェイに比べて打撃難易度が高い非フェアウェイ(本明細書において、ラフ、バンカーなどのようにフェアウェイに比べて打撃難易度が高い領域を「非フェアウェイ」とする)に対応し、第2打撃領域(M2)の2つのサブ領域(M2a、M2b)は互いに打撃難易度が異なるラフとバンカーに対応するように形成されることができる。例えば、打撃マット(M)の第1打撃領域(M1)と第2打撃領域(M2)における一つのサブ領域(M2a)をフェアウェイとラフに対応するように長さが異なる人工芝で形成し、打撃マット(M)の第2打撃領域(M2)の残りのサブ領域(M2b)は砂で打撃するような打撃感を与えることができる材料で形成することができる。このように複数領域の打撃マット(M)は、打撃難易度および/または打撃感が異なる3つの領域に区分されるように形成することができる。実際のゴルフでは、ウォーターハザードのようにフェアウェイ、ラフ、バンカー以外の他の地形が有り得、ラフとバンカーもライトラフ、ヘビーラフ、フェアウェイバンカー、グリーンバンカーのように細分化することができるので、複数領域の打撃マット(M)は実際のゴルフ場の多様な地形属性を反映できるように様々な形で形成されることができ、必ずしも
図9に図示された構造に限定されない。しかし、実際のゴルフ場での非フェアウェイは他の領域よりラフやバンカーの比重が高いので、以下では第2打撃領域(M2)の2つのサブ領域(M2a、M2b)をそれぞれラフ領域とバンカー領域とし、また第1および第2打撃領域(M1、M2)をそれぞれフェアウェイ領域と非フェアウェイ領域とする場合が有り得る。
【0049】
複数領域の打撃マット(M)を使用する場合、この打撃マット(M)はスクリーンに表示される仮想のゴルフボールが置かれている様々な状況に対応するいろいろの打撃環境を提供することができる。
図10(a)に図示されたように、スクリーンの仮想のゴルフボールが仮想フェアウェイに位置する場合、フェアウェイの領域に実際のゴルフボールを置いて打撃すれば、スクリーンの中の状況に対応する打撃環境で打撃することができる。
図10(b)に図示されたように、仮想のゴルフボールが仮想ラフに位置する場合、ラフ領域に実際のゴルフボールを置いて打撃すれば、スクリーンの中の状況に対応する打撃環境で打撃することができる。
図10(c)に図示されたように、仮想のゴルフボールが仮想バンカーに位置する場合、バンカー領域に実際のゴルフボールを置いて打撃すれば、スクリーンの中の状況に対応する打撃環境で打撃することができる。
【0050】
第2モードに適用することができる一つの方式は、ユーザーが打撃マット(M)の複数領域のいずれかの一つの領域で継続して打撃する必要がある場合、そのユーザーが連続的に打撃できるようにするものである。例えば、ユーザーA1、A2があり、本方式による第2モードにおいてユーザーA1が先に打撃すると仮定する。ユーザーA1が特定のゴルフコースにおける最初の打撃(ティーショット)をする場合、ティーショットはスクリーンに表示される仮想のゴルフボールが仮想フェアウェイに置かれている状態でするので、ユーザーA1は実際のゴルフボールを打撃マットのフェアウェイ領域に置いて打撃しなければならない(便宜上、「第1フェアウェイショット」とする)。ティーショットの結果、ユーザーA1の仮想のゴルフボールが仮想フェアウェイに着地したとすれば、ユーザーA1は仮想のゴルフボールが着地されている地形に対応するように、打撃マットのフェアウェイ領域に実際のゴルフボールを置いて打撃しなければならない(便宜上、「第2フェアウェイショット」とする)。第2フェアウェイショットの結果、仮想のゴルフボールが仮想ラフに着地したとすれば、ユーザーA1は仮想のゴルフボールが着地されている地形に対応するように、打撃マットのラフ領域に実際のゴルフボールを置いて打撃しなければならない(便宜上、「第1ラフショット」とする)。このケースにおいて、第1および第2フェアウェイショットは打撃マットの同一の領域であるフェアウェイ領域で打撃することであり、第1ラフショットは打撃マットの他の領域であるラフ領域で打撃することである。本方式によれば、実際のゴルフボールを置いて打撃しなければならない打撃マットの領域が同一の場合にユーザーは連続して打撃することができるので、前述のケースにおいて、ユーザーA1は第1および第2フェアウェイショットを連続的にし、第2フェアウェイショット以降には他のユーザーが打撃した後に第1ラフショットをする。
【0051】
打撃マットにおいて実際のゴルフボールを置く領域が同一であれば打撃感が同一であるため、ユーザーの立場では、打撃感を維持しながら連続的に打撃することが有利であり、実際のゴルフボールを置く領域が異なると打撃感が異なるので、ユーザーの立場では、ちょっと休んで打撃することが有利であると思うことができる。本方式はこのようなユーザーの立場を反映したものである。
【0052】
以上、ゴルフボールの位置に関係なく打撃順序を決定することができる第2モードの様々な方式を説明したが、これは理解を助けるためにいくつかの例をあげることであり、ここで説明しない他の方式が適用されることもできる。
【0053】
図11は本発明の他の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構成図であり、
図12及び
図13は第1及び第2モードを選択することができる様々な具現例を示す図である。
【0054】
図11を参照すると、本実施例による仮想ゴルフ装置は打撃プレート(10)、制御機器(21)、感知機器(31)、入力機器(41)、表示部(50)を含む。打撃プレート(10)はユーザーがゴルフボールを置いて打撃する打撃ゾーンに該当する。制御機器(21)は
図1を参照して説明した実施例において制御部の役割をするものである。制御機器(21)としてゴルフボールの軌跡を算出するなどの機能を有するソフトウェアが設置されているコンピュータ機器が使用されることができる。感知機器(31)は
図1を参照して説明した実施例において感知部の役割をするものである。感知機器(31)としてゴルフボールの物理的な状態を感知することができるカメラ機器が使用されることができる。入力機器(41)は
図1を参照して説明した実施例において入力部の役割をするものである。入力機器(41)として入力機能を有するキーボードやマウスが使用されることができる。表示部(50)はゴルフ関連映像を投射するビームプロジェクター(51)と投影された映像を表示するスクリーン(52)を含む。図面に図示されていないが、仮想ゴルフ装置はスピーカーなどのような音響機器を備えて、ユーザーにゲームの進行状況を案内しゲームの進行に応じた各種効果音を再生することができる。
【0055】
図1を参照して説明した仮想ゴルフ装置と同様に、本実施例の仮想ゴルフ装置にも、複数のユーザーがプレイする際にユーザー間の打撃順序を決定する方法に関する第1及び第2モードが適用されることができる。ユーザーはスクリーンゴルフのプレイ前又はプレイ中にいつでも自分が希望するプレイモードを選択することができ、この選択のために別のインターフェース機器(60)が具備される。
【0056】
図12を参照すると、インターフェース機器(60)は打撃プレート(10)の近傍に配置されて、ゴルフボールを打撃するために打撃プレート(10)に位置するユーザーは近傍にあるインターフェース機器(60)を利用して、いつでも容易に第1及び第2モード中のいずれかのモードを選択することができる。例えば、インターフェース機器(60)には第1モードを選択するための「1番ボタン(61)」と第2モードを選択するための「2番ボタン(62)」が具備される。ユーザーは1番ボタン(61)と2番ボタン(62)中のいずれかを足で踏むことにより、第1及び第2モード中のいずれかのモードを容易に選択することができる。インターフェース機器(60)には、第1および第2モードを選択するためのボタンだけでなく、ユーザーがスクリーンゴルフのプレイ中に頻繁に使用するコマンドを入力するための他のボタン(63)がさらに具備されている。例えば、上記ボタン(63)はスクリーンの中の画面が表示される角度や位置を調整するための機能を有することができる。
【0057】
インターフェース機器(60)は必須的なものではなく、インターフェース機器(60)がなくても入力機器(41)などを利用して、ユーザーはスクリーンゴルフのプレイ前又はプレイ中にいつでも第1及び第2モードのいずれかのモードを選択することができる。
図13を参照すると、スクリーン又は図面に図示されていないが別途具備されるキオスクなどに、ユーザーのプレイオプションを選択するためのメニュー画面が表示されることができる。通常実際のゴルフ場は18ホール(18個の互いに異なるゴルフコース)で構成され、スクリーンゴルフでもユーザーが自分がプレイしようとする特定のゴルフ場を選択すると、該当ゴルフ場における複数のゴルフコースでプレイすることができる。スクリーンゴルフでは、実際のゴルフと同様に全体の18ホールのプレイをしたりまたは略式プレイ(例えば、18ホールの半分である9ホールプレイ)をしたりすることができ、これはプレイオプションのメニュー画面で選択することができる。またプレイオプションでは、距離や速度を表示する単位を選択することができ、打撃順序と関連して第1および第2モードのいずれかのモードを選択することができる。第1および第2モードを選択することにおいて、
図13(a)に図示されたように一括選択を選択することができ、
図13(b)に図示されたように個別選択を選択することもできる。一括選択では、複数のゴルフコース(例えば、18ホールプレイにおける18ホール全体)について第1および第2モード中のいずれかのプレイモードを一括して選択することができる。個別選択では、複数のゴルフコースにおいて各ホールごとに第1および第2モード中のいずれかのプレイモードを選択することができる。ユーザーがプレイモードを選択しない場合、実際のゴルフで使用される方式である第1モードを自動的に選択するようにすることができる。またはユーザーがプレイモードを選択していない場合、第1及び第2モード中のいずれかのプレイモードをランダムに選択するようにすることもできる。
【0058】
仮想ゴルフ装置に複数のプレイモードが適用される場合に、ユーザーが選択したプレイモードによりスクリーンゴルフのプレイをすることができるように、仮想ゴルフ装置が動作される必要がある。
図14は複数のプレイモードを提供する仮想ゴルフ装置に適用することができる動作方法の一例を示す。
【0059】
図14を参照すると、本実施例による仮想ゴルフ装置の動作方法は、チェックステップ (S10)、算出ステップ(S20)、表示ステップ(S30)を含む。
【0060】
チェックステップ(S10)では、ユーザーが実際のゴルフボールを打撃する前に、第1及び第2モードのうちに現在適用されているモードによる打撃順序に合致するユーザーをチェックすることができる。例えば、ユーザーA1、A2が第1モードでプレイしており、現在ユーザーA1の仮想のゴルフボールがユーザーA2の仮想のゴルフボールよりもスクリーンの中のホールカップからさらに遠く位置している場合、現在の打撃順序はユーザーA1である。チェックステップ(S10)では、制御部のような構成において現在第1モードが適用されている点を確認し、第1モードでユーザーA1、A2のうちにA1の仮想のゴルフボールがホールカップからより遠く離隔されている点を確認する。上記の過程を通じて現在の打撃順序がユーザーA1である点を把握すると、チェックステップ(S10)ではスクリーンに「ユーザーA1の打撃順序です」のようなメッセージを表示したり音声で案内したりして打撃順序をユーザーに知らせることができる。またはカメラを利用する感知部などのような構成を通じて、現在打撃プレートにユーザーA1とA2の中でどのユーザーが位置しているかをチェックした後、ユーザーA2が位置している点を把握するようになると、「ユーザーA1の打撃順序順です。ユーザーA2は打撃プレートから退いてください」のようなメッセージをスクリーンに表示したり音声で案内したりして、正しい打撃順序のユーザーが打撃することができるように誘導する。
【0061】
上記のような過程を通じて適用中であるプレイモードに合致するユーザーが打撃プレートに位置すると、そのユーザーは実際のゴルフボールを打撃し、算出ステップ(S20)において上記打撃された実際のゴルフボールの軌跡を算出する。また、表示ステップ(S30)では仮想のゴルフコースで上記算出された軌跡に沿って動く仮想のゴルフボールを表示する。
【0062】
図15は本発明の他の実施例による仮想ゴルフ装置の概略的な構成図である。
【0063】
図15を参照すると、本実施例による仮想ゴルフ装置(100)は複数の練習ブース(101、102、103)を含む。各練習ブース(101、102、103)はすべて同一に構成されている。例えば、最初の練習ブース(101)は、打撃プレート(101a)、キオスク画面が具備されているシミュレータ機器(101b)、スクリーン(101c)などを備えており、他の練習ブース(102、103)も同一のコンポーネントを持っている。図面に図示されていないが、各練習ブース(101、102、103)にはゴルフボールの動きを感知するためのカメラなどのような他の機器がさらに具備されている。本実施例による仮想ゴルフ装置(100)は、1人または複数のユーザーがゴルフをプレイしたりゴルフの練習をしたりするために利用することができ、複数のユーザーがプレイする場合には、前述したようにユーザーの打撃順序に関する第1および第2モードが適用されることができる。
【0064】
図16は本発明の実施例による仮想ゴルフシステムの概略的な構成図であり、
図17は
図16における保存部の内部構造を示す図である。
【0065】
図16を参照すると、本実施例による仮想ゴルフシステムは複数の仮想ゴルフ装置(1)とサーバーユニット(2)を含む。仮想ゴルフ装置(1)はサーバーユニット(2)と有無線通信網などを通じて連結されている。仮想ゴルフ装置(1)はログインが行われると、ユーザーにスクリーンゴルフのサービスを提供するサービス提供部の役割をする。仮想ゴルフ装置(1)は
図1乃至
図15等を参照して前述した仮想ゴルフ装置と同一または類似の構造を持つことができる。また、本実施例による仮想ゴルフ装置(1)において複数のユーザーがプレイする場合には、ユーザーの打撃順序に関する第1及び第2モードが適用されることができる。
【0066】
サーバーユニット(2)は複数の仮想ゴルフ装置(1)を運営するサービス業者が複数の仮想ゴルフ装置(1)を管理するために使用する中央サーバーである。スクリーンゴルフのサービスを利用しようとするユーザーは、上記サービスの提供を受けるためにまずログインを実行し、サーバーユニット(2)はログインをする際にユーザーの身元を確認してログインの承認可否を決定する。サーバーユニット(2)にはユーザーの身元を確認するための情報を保存する保存部(3)が具備されている。
【0067】
図17を参照すると、保存部(3)には複数のユーザーに関する情報が各ユーザーごとに区分されて保存されている。例えば、ユーザーA1、A2、A3などがあると仮定する場合、保存部(3)にはユーザーA1のストレージ(3a)、ユーザーA2のストレージ(3b)、ユーザーA3のストレージ(3c)が互いに分離されており、各ユーザーのストレージには個人情報、プレイ記録情報、プレイオプション情報などが保存されている。上記個人情報はユーザーの身元を確認するためのものであり、ログイン過程などに使用されることができる。上記プレイ記録情報はユーザーが過去プレイした結果や過去のプレイ結果から把握することができるユーザーの個人記録(クラブ別平均飛距離、平均打数等)等を含む。上記プレイオプション情報はユーザーがプレイする際に頻繁に使用するプレイオプション又はユーザーが事前に選択して保存されたプレイオプションを含む。例えば、上記プレイオプション情報に第1及び第2モード中のいずれかのモードが選択されて保存されている場合、ユーザーがログインすると自動的に保存されているモードが設定されるようにすることができる。具体的にユーザーA1、A2が一緒にログインをし、ユーザーA1、A2それぞれのプレイオプション情報に第1モードが選好モードと保存されていると、プレイ開始前にユーザーA1、A2がプレイモードを選択しない場合にも、第1モードが自動的に設定されるようにすることができる。
【0068】
以上、本発明の具体的な実施例について考察した。本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形した形態で具現できることを理解することができるであろう。したがって、開示された実施例は限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されるべきである。本発明の範囲は前述した説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にあるすべての差異点は本発明に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0069】
1、100:仮想ゴルフ装置
2:サーバーユニット
10:打撃プレート
20:制御部
30:感知部
40:入力部
50:表示部
【外国語明細書】