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特開2022-91751軸受のためのアッセンブリ、ならびに、それを作製および使用する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022091751
(43)【公開日】2022-06-21
(54)【発明の名称】軸受のためのアッセンブリ、ならびに、それを作製および使用する方法
(51)【国際特許分類】
   F16C 17/10 20060101AFI20220614BHJP
   F16C 33/04 20060101ALI20220614BHJP
   F16C 35/10 20060101ALI20220614BHJP
   B62K 21/06 20060101ALI20220614BHJP
【FI】
F16C17/10 B
F16C33/04
F16C35/10
B62K21/06
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022030026
(22)【出願日】2022-02-28
(62)【分割の表示】P 2020517922の分割
【原出願日】2018-09-28
(31)【優先権主張番号】62/564,856
(32)【優先日】2017-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/581,122
(32)【優先日】2017-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500149223
【氏名又は名称】サン-ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プリオスカ、ルーカス
(72)【発明者】
【氏名】マーフィー、ブランドン エス.
(72)【発明者】
【氏名】マイケルソン、クリステン エイ.
(72)【発明者】
【氏名】サンチェス、アベ
(72)【発明者】
【氏名】チャウ、マン ファン
(72)【発明者】
【氏名】クラシェフスキー、グジェゴシ
(72)【発明者】
【氏名】グラシア、バルタザール アール.
(57)【要約】      (修正有)
【課題】潤滑剤が実質的にない状態であっても、寿命を増加させることが可能な軸受アッセンブリを提供する。
【解決手段】トロイドの形態のコアと、コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、ワッシャーは、ポリマーを含み、ワッシャーは、アーチ形の断面を有し、コアに相補的な形状を有するようになっている、少なくとも1つのワッシャーとを含む、アッセンブリ。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トロイドの形態のコアと、
前記コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、前記ワッシャーは、ポリマーを含み、前記ワッシャーは、アーチ形の断面を有し、前記コアに相補的な形状を有するようになっている、少なくとも1つのワッシャーと
を含む、アッセンブリ。
【請求項2】
外側コンポーネントと、
シャフトであって、前記シャフトは、前記外側コンポーネントを通って延在している、シャフトと、
前記外側コンポーネントの中に配設されている第1のレースおよび第2のレースと、
トロイドの形態のコアと、
前記コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、前記少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの形状に相補的な形状を有しており、前記少なくとも1つのワッシャーは、ポリマーを含み、(i)前記コアは、前記第1のレースと一体化されており、前記少なくとも1つのワッシャーは、前記第1のレースと前記第2のレースとの間に配設されており、または、(ii)前記少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの上に横たわっており、前記少なくとも1つのワッシャーおよびコアは、前記第1のレースと前記第2のレースとの間に配設されている、少なくとも1つのワッシャーと
を含む、アッセンブリ。
【請求項3】
少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの上に横たわっている複数のワッシャーを含み、第1のワッシャーは、第1の軸線方向の端部の上において、前記コアの上に横たわっており、第2のワッシャーは、前記アッセンブリの中心軸線に対して第2の軸線方向の端部の上において、前記コアの上に横たわっている、請求項1または2に記載のアッセンブリ。
【請求項4】
前記少なくとも1つのワッシャーは、半丸形の断面形状を有している、請求項1から3のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項5】
前記コアは、少なくとも部分的にトーラス形状になっている、請求項1から4のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項6】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記アッセンブリを実質的に囲んでいる、請求項2から5のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項7】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントへと機械加工されている、請求項2から6のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項8】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントの第1の軸線方向の端部に位置付けされている、請求項2から7のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項9】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントの第2の軸線方向の端部に位置付けされている、請求項2から7のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項10】
前記ステアリング・アッセンブリは、2次的な第1のレースおよび2次的な第2のレースをさらに含み、前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントの第1の軸線方向の端部に位置付けされており、前記2次的な第1のレースおよび前記2次的な第2のレースは、前記外側コンポーネントの第2の軸線方向の端部に位置付けされ
ている、請求項2から7のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのワッシャーは、約1.6mmから約900mmの間の曲率半径を有している、請求項1から10のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項12】
前記コアは、金属、ポリマー、または、それらの組み合わせを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項13】
前記ポリマーは、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンスルホン、フッ素ポリマー、ポリベンゾイミダゾール、それらの派生体、または、それらの組み合わせを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項14】
前記ワッシャーは、前記ポリマーの下にある金属を含む基材を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載のアッセンブリ。
【請求項15】
前記アッセンブリは、第1のレースおよび第2のレースをさらに含み、前記少なくとも1つのワッシャーが、前記第1のレースと前記第2のレースとの間に位置付けされており、前記第1のレースは、前記コアを含み、前記第1のレースが凹形表面を形成するようになっており、前記少なくとも1つのワッシャーが、前記凹形表面に接触して配設されている、請求項1に記載のアッセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、軸受アッセンブリ、ならびに、それを作製および使用する方法に関する。非限定的な例によって、アッセンブリは、ステアリング・アッセンブリのための軸受の中で使用され得る。
【背景技術】
【0002】
軸受アッセンブリは、相対的な移動がシャフトおよびハウジングなどのような内側コンポーネントと外側コンポーネントとの間で管理されているラジアル用途を含む、多種多様な用途において使用されている。それらは、軸受ボールを含有するボール軸受、ニードルを含むローラー軸受、および、テーパー付きのローラー軸受を含む、多数の形態をとることが可能である。
【0003】
1つの用途は、モーターサイクル、自転車、およびUTV/ATVタイプの車両に関し、それらは、車両のフレーム部分(多くの場合、ヘッド・チューブ)を通って延在しているステアラー・チューブを含むステアリング・アッセンブリを利用している。ステアラー・チューブとフレームとの位置関係は、一般的に、軸受の使用によって固定されており、軸受は、ステアラー・チューブの半径方向の位置および長手方向の位置を固定するが、ステアラー・チューブの回転移動を可能にする。さまざまな構築体が、当技術分野で公知であるが、改善された軸受、軸受アッセンブリ、およびステアリング・アッセンブリに対する、当技術分野における必要性が存在し続けている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
本開示は、より良好に理解され得り、その多数の特徴および利点は、添付の図面を参照することによって、当業者に明らかにされ得る。
【0005】
図1】本発明の実施形態によるアッセンブリを含むアッセンブリの斜視図である。
図2】本発明の実施形態によるアッセンブリを含むアッセンブリの分解斜視図である。
図3】本発明の実施形態によるアッセンブリを含むアッセンブリの分解斜視図である。
図4】本発明の実施形態によるアッセンブリを含むアッセンブリの斜視図である。
図5】本発明の実施形態によるアッセンブリのためのワッシャーの斜視図である。
図6】本発明の実施形態によるアッセンブリの斜視図である。
図7】本発明の実施形態によるアッセンブリのためのシャフトおよび外側コンポーネントの斜視図である。
図8】本発明の実施形態によるアッセンブリの分解斜視図である。
図9】本発明の実施形態によるアッセンブリの分解斜視図である。
図10】本発明の実施形態によるアッセンブリのためのワッシャーのための可能な材料組成の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
異なる図面における同じ参照記号の使用は、同様のまたは同一のアイテムを示す。
【0007】
図と組み合わせた以下の説明は、本明細書で開示されている教示を理解することを支援するために提供されている。以下の議論は、本教示の特定の実装形態および実施形態に焦点を合わせることとなる。この焦点は、本教示を説明することを支援するために提供されており、本教示の範囲または適用可能性に対する限定として解釈されるべきではない。しかし、他の実施形態は、本出願の中に開示されているような教示に基づいて使用され得る。
【0008】
「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、または、それらの任意の他の変化形は、非排他的な包含をカバーすることが意図されている。たとえば、特徴のリストを含む方法、物品、または装置は、必ずしも、それらの特徴のみに限定されるわけではなく、明示的に列挙されていない他の特徴、または、そのような方法、物品、もしくは装置に固有の他の特徴を含むことが可能である。さらに、明示的に逆のことが述べられていない限り、「または」は、包含的な「または」を表しており、排他的な「または」を表していない。たとえば、条件AまたはBは、以下のもののうちのいずれか1つによって満たされる:Aは真であり(または、存在している)、かつ、Bは偽である(または、存在していない);Aは偽であり(または、存在していない)、かつ、Bは真である(または、存在している);ならびに、AおよびBの両方が真である(または、存在している)。
【0009】
また、「a」または「an」の使用は、本明細書で説明されているエレメントおよびコンポーネントを説明するために用いられている。これは、単に便宜上のために行われているに過ぎず、また、本発明の一般的な意味を与えるために行われているに過ぎない。この記述は、そうでないことを意味しているということが明確でない限り、1つの、少なくとも1つの、または単数形を含み、また、複数形も含むものとして読まれるべきであり、または、その逆も同様である。たとえば、単一のアイテムが本明細書で説明されているときには、2つ以上のアイテムが、単一のアイテムの代わりに使用され得る。同様に、2つ以上のアイテムが本明細書で説明されている場合に、単一のアイテムが、2つ以上のアイテムと置換され得る。また、「約」または「実質的に」の使用は、本発明の範囲から逸脱しない任意の値または関係を説明する空間的なまたは数値的な関係を伝えるために用いられている。
【0010】
別段の定めがない限り、本明細書で使用されているすべての技術的なおよび科学的な用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有している。材料、方法、および例は、単なる例示目的のものであり、限定することは意図していない。本明細書で説明されていない範囲において、特定の材料および加工行為に関す
る多くの詳細は、従来のものであり、軸受アッセンブリおよびトレランス・リング技術の中のテキストブックおよび他のソースの中に見出され得る。
【0011】
アッセンブリの実施形態、ならびに、それを作製および使用する方法の実施形態が、図1図10に開示されている。図1図4は、複数の実施形態によるアッセンブリ2を図示している。アッセンブリ2は、複数の実施形態による軸受アッセンブリまたはブッシング・アッセンブリ2であることが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2は、プレーン軸受であることが可能である。複数の実施形態において、軸受2は、滑り軸受であることが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2は、アッセンブリ100の中に、または、アッセンブリ100に隣接して配設され得る。複数の実施形態において、アッセンブリ100は、ステアリング・アッセンブリであることが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2は、中心軸線500に対して軸線方向に延在することが可能である。中心軸線500は、軸受アッセンブリ2の長さの方へ長手方向になっていることが可能である。軸受アッセンブリ2は、第1の軸線方向の端部または縁部3と、第2の軸線方向の端部または縁部5とを含むことが可能である。軸受アッセンブリ2は、第1の外側半径端部または縁部7と、第2の外側半径端部または縁部9とを有することが可能である。依然として図1を参照すると、軸受アッセンブリ2は、ボア50を含むことが可能である。ボア50は、軸受アッセンブリ2の軸線方向の長さの方へ走っており、アッセンブリ100の別のコンポーネントに連結するように適合され得る。ボア50は、中心軸線500に対して平行になっているかまたは平面的になっていることが可能である。
【0012】
依然として図1図4を参照すると、軸受アッセンブリ2は、コア4を含むことが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2は、少なくとも1つのワッシャー6を含むことが可能である。コア4は、トロイダル形であることが可能であり、たとえば、概してトーラス形状などを有している。複数の実施形態において、コア4は、トロイドの形態または形状になっていることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、第1の軸線方向の端部4aおよび第2の軸線方向の端部4bを有することが可能である。コア4は、内側半径端部4cおよび外側半径端部4dを有することが可能である。コア4は、中心軸線500から内側半径端部4cへ、内側半径IRを有することが可能である。コア4は、中心軸線500から外側半径端部4dへ、外側半径ORを有することが可能である。コア4は、第1の軸線方向の端部4aから第2の軸線方向の端部4bへ、厚さTを有することが可能である。複数の実施形態において、コア4は、リジッドであることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、固体であることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、それに限定されないが、金属または金属合金、セラミック、ポリマー、または複合材料などのような、当技術分野で従来の材料から作製され得る。複数の実施形態において、コア4は、少なくとも部分的に金属を含むことが可能であり、金属は、アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、スズ、プラチナ、チタン、タングステン、鉄、ブロンズ、それらの合金、それらの任意の組み合わせを含むことが可能であり、または、別のタイプであってもよい。より具体的には、コア4は、ステンレス鋼またはバネ鋼などのような、鋼を少なくとも部分的に含むことが可能である。たとえば、コア4は、301ステンレス鋼を少なくとも部分的に含むことが可能である。301ステンレス鋼は、焼きなましされるか、1/4硬質であるか、1/2硬質であるか、3/4硬質であるか、または硬質であることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、ポリマー、たとえば、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアミドイミド、超高分子量ポリエチレン、フッ素ポリマー、ポリアミド、ポリベンゾイミダゾール、エラストマー(それに限定されないが、ゴム、またはシリコーンベースのエラストマーを含む)、熱硬化性材料、または、それらの任意の組み合わせなどであることが可能である。例では、コア4は、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエ
ーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンスルホン、フッ素ポリマー、ポリベンゾイミダゾール、それらの派生体、または、それらの組み合わせを少なくとも部分的に含むことが可能である。特定の例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、ポリマー、たとえば、ポリケトン、熱可塑性のポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリアミドイミド、それらの派生物、または、それらの組み合わせなどを含む。さらなる例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、ポリケトン、たとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケトンエーテルケトン、それらの派生物、または、それらの組み合わせなどを含む。追加的な例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、超高分子量ポリエチレンであることが可能である。例示的なフッ素ポリマーは、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、およびフッ化ビニリデンのターポリマー(THV)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)、エチレンクロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン(PE)、ポリスルホン、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリウレタン、ポリエステル、液晶ポリマー(LCP)、それらの任意の組み合わせを含み、または、別のタイプであってもよい。複数の実施形態において、コア4は、セラミック(それは、それに限定されないが、チタン酸バリウム、ビスマス・ストロンチウム・カルシウム・銅酸化物、酸化ホウ素、窒化ホウ素、陶器、フェライト、二ホウ化マグネシウム、磁器、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化チタン、酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム、ストーンウェア、ボーンチャイナ、それらの任意の組み合わせを含む)を少なくとも部分的に含むことが可能であり、または、別のタイプのものであってもよい。コア4は、軸受の技術分野において公知の技法にしたがって形成および製造され得る。複数の実施形態において、コア4は、トーラス形状になっていることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、円形の、多角形の、楕円形の、もしくは半円形の断面形状、または、それらの形状の組み合わせを有することが可能である。
【0013】
複数の実施形態において、コア4は、中心軸線500から外側半径端部4dへ、外側半径ORを有することが可能であり、ORは、≧.5mmになっていることが可能であり、たとえば、≧1mm、≧5mm、≧10mm、≧15mm、または≧20mmなどになっていることが可能である。ORは、≦45mmになっていることが可能であり、たとえば、≦40mmなど、たとえば、≦35mmなど、たとえば、≦30mm、≦20mm、≦15mm、≦10mm、または≦5mmなどになっていることが可能である。
【0014】
複数の実施形態において、コア4は、中心軸線500から内側半径端部4cへ、内側半径IRを有することが可能であり、IRは、≧1mmになっていることが可能であり、たとえば、≧5mm、≧7.5mm、≧10mm、≧15mm、または≧20mmなどになっていることが可能である。IRは、≦20mmになっていることが可能であり、たとえば、≦15mm、≦10mm、≦7.5mm、≦5mm、または≦1mmなどになっていることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、内側半径IRと外側半径ORとの間で測定される長さLを有することが可能である。
【0015】
複数の実施形態において、コア4は、第1の軸線方向の端部3から第2の軸線方向の端部5へ、全体的な厚さTを有することが可能であり、Tは、≧0.5mm、≧0.75mm、≧1mm、≧2mm、≧5mm、または≧10mmになっていることが可能である。Tは、≦10mmになっていることが可能であり、たとえば、≦7.5mm、≦5
mm、≦2.5mm、または≦1mmなどになっていることが可能である。
【0016】
依然として図1図6を参照すると、軸受アッセンブリ2は、少なくとも1つのワッシャー6を含むことが可能である。少なくとも1つのワッシャー6は、コア4の上に置かれ、または、コア4に隣接して配設され得る。少なくとも1つのワッシャー6は、アーチ形の断面を有することが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、アーチ形の断面を有することが可能であり、コア4に相補的な形状を有するようになっている。少なくとも1つのワッシャー6は、軸受アッセンブリ2またはアッセンブリ100のうちの少なくとも1つの表面に法線力を提供するように適合され得る。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、第1の軸線方向の端部6aおよび第2の軸線方向の端部6bを有することが可能である。少なくとも1つのワッシャー6は、内側半径端部6cおよび外側半径端部6dを有することが可能である。少なくとも1つのワッシャー6は、中心軸線500から内側半径端部6cへ、内側半径IRを有することが可能である。少なくとも1つのワッシャー6は、中心軸線500から外側半径端部6dへ、外側半径ORを有することが可能である。少なくとも1つのワッシャー6は、第1の軸線方向の端部6aから第2の軸線方向の端部6bへ、厚さTを有することが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、リジッドであることが可能である。複数の実施形態において、コア4は、固体であることが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、それに限定されないが、金属または金属合金、セラミック、ポリマー、または複合材料などのような、当技術分野で従来の材料から作製され得る。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、少なくとも部分的に金属を含むことが可能であり、金属は、アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、スズ、プラチナ、チタン、タングステン、鉄、ブロンズ、それらの合金、それらの任意の組み合わせを含むことが可能であり、または、別のタイプであってもよい。より具体的には、少なくとも1つのワッシャー6は、ステンレス鋼またはバネ鋼などのような、鋼を少なくとも部分的に含むことが可能である。たとえば、少なくとも1つのワッシャー6は、少なくとも部分的に301ステンレス鋼を含むことが可能である。301ステンレス鋼は、焼きなましされるか、1/4硬質であるか、1/2硬質であるか、3/4硬質であるか、または硬質であることが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、ポリマー、たとえば、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアミドイミド、超高分子量ポリエチレン、フッ素ポリマー、ポリアミド、ポリベンゾイミダゾール、または、それらの任意の組み合わせなどであることが可能である。例では、トーラス形状のコア4は、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンスルホン、フッ素ポリマー、ポリベンゾイミダゾール、それらの派生体、または、それらの組み合わせを少なくとも部分的に含むことが可能である。特定の例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、ポリマー、たとえば、ポリケトン、熱可塑性のポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリアミドイミド、それらの派生物、または、それらの組み合わせなどを含む。さらなる例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、ポリケトン、たとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケトンエーテルケトン、それらの派生物、または、それらの組み合わせなどを含む。追加的な例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、超高分子量ポリエチレンであることが可能である。例示的なフッ素ポリマーは、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、およびフッ化ビニリデンのターポリマー(THV)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)、エチレンクロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート(PBT
)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン(PE)、ポリスルホン、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリウレタン、ポリエステル、液晶ポリマー(LCP)、それらの任意の組み合わせを含み、または、別のタイプであってもよい。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、セラミック(それは、それに限定されないが、チタン酸バリウム、ビスマス・ストロンチウム・カルシウム・銅酸化物、酸化ホウ素、窒化ホウ素、陶器、フェライト、二ホウ化マグネシウム、磁器、炭化ケイ素、窒化ケイ素、炭化チタン、酸化亜鉛、二酸化ジルコニウム、ストーンウェア、ボーンチャイナ、それらの任意の組み合わせを含む)を少なくとも部分的に含むことが可能であり、または、別のタイプのものであってもよい。少なくとも1つのワッシャー6は、軸受の技術分野において公知の技法にしたがって形成および製造され得る。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、トーラス形状になっていることが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、円形の、多角形の、楕円形の、または半円形の断面形状を有することが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、湾曲しているかまたは輪郭決めされ得る。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、半丸形の断面形状を有することが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、約1.6mmから約900mmの間の曲率半径を有することが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、少なくとも約10N/mm、約25N/mm、約50N/mm、約100N/mm、または約200N/mmのバネ定数を有することが可能である。
【0017】
複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、中心軸線500から外側半径端部6dへ、外側半径ORを有することが可能であり、ORは、≧.5mmになっていることが可能であり、たとえば、≧1mm、≧5mm、≧10mm、≧15mm、または≧20mmなどになっていることが可能である。ORは、≦45mmになっていることが可能であり、たとえば、≦40mmなど、たとえば、≦35mmなど、たとえば、≦30mm、≦20mm、≦15mm、≦10mm、または≦5mmなどになっていることが可能である。
【0018】
複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、中心軸線500から内側半径端部6cへ、内側半径IRを有することが可能であり、IRは、≧1mmになっていることが可能であり、たとえば、≧5mm、≧7.5mm、≧10mm、≧15mm、または≧20mmなどになっていることが可能である。IRは、≦20mmになっていることが可能であり、たとえば、≦15mm、≦10mm、≦7.5mm、≦5mm、または≦1mmなどになっていることが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、内側半径IRと外側半径ORとの間で測定される長さLを有することが可能である。
【0019】
複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6は、第1の軸線方向の端部6aから第2の軸線方向の端部6bへ、全体的な厚さTを有することが可能であり、Tは、≧0.5mm、≧0.75mm、≧1mm、≧2mm、≧5mm、または≧10mmになっていることが可能である。Tは、≦10mmになっていることが可能であり、たとえば、≦7.5mm、≦5mm、≦2.5mm、または≦1mmなどになっていることが可能である。
【0020】
複数の実施形態において、図10に示されているように、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、厚さTCMを有する複合材料を含むことが可能である。複数の実施形態において、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、基材1119を含むことが可能である。複数の実施形態において、
基材は、金属ストリップ1119を含むことが可能である。複数の実施形態において、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、低摩擦層1104を含むことが可能である。低摩擦層1104は、金属ストリップ1119の少なくとも一部分に連結され得る。特定の実施形態では、低摩擦層1104は、金属ストリップ1119の表面に連結され得り、別のコンポーネントの別の表面と低摩擦インターフェースを形成するようになっている。特定の実施形態では、低摩擦層1104は、金属ストリップ1119の半径方向内側表面に連結され得り、別のコンポーネントの別の表面と低摩擦インターフェースを形成するようになっている。特定の実施形態では、低摩擦層1104は、金属ストリップ1119の半径方向外側表面に連結され得り、別のコンポーネント(たとえば、内側部材30または外側部材40など)の別の表面と低摩擦インターフェースを形成するようになっている。
【0021】
ある実施形態では、基材または金属ストリップ1119は、金属を少なくとも部分的に含むことが可能である。金属は、アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、スズ、プラチナ、チタン、タングステン、鉄、ブロンズ、それらの合金を含むことが可能であり、または、別のタイプであってもよい。より具体的には、基材または金属ストリップ1119は、ステンレス鋼またはバネ鋼などのような、鋼を少なくとも部分的に含むことが可能である。たとえば、基材は、301ステンレス鋼を少なくとも部分的に含むことが可能である。301ステンレス鋼は、焼きなましされるか、1/4硬質であるか、1/2硬質であるか、3/4硬質であるか、または硬質であることが可能である。金属ストリップ1119は、織物メッシュまたはエキスパンディッド・メタル・グリッドを含むことが可能である。代替的に、織物メッシュは、織物ポリマー・メッシュであることが可能である。代替的な実施形態では、金属ストリップ1119は、メッシュまたはグリッドを含まなくてもよい。別の代替的な実施形態では、金属ストリップ1119は、中実のコンポーネント、織物メッシュ、またはエキスパンディッド・メタル・グリッドとして、低摩擦層1104と金属ストリップ1119との間に含まれている少なくとも1つの接着剤層1121の間に埋め込まれ得る。少なくとも1つの実施形態では、金属ストリップ1119は、アーチ形の形状で適用荷重下において弾性的な挙動を提供する任意の種類の金属合金であることが可能である。
【0022】
随意的に、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つの接着剤層1121を含むことが可能であり、少なくとも1つの接着剤層1121は、低摩擦層1103を金属ストリップ1119に連結することが可能である。接着剤層1121は、それに限定されないが、フッ素ポリマー、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテル/ポリアミドコポリマー、エチレン酢酸ビニル、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ETFEコポリマー、パーフルオロアルコキシ(PFA)、または、それらの任意の組み合わせを含む、リングの技術分野に一般的な任意の公知の接着剤材料を含むことが可能である。追加的に、接着剤は、-C=O、-C-O-R、-COH、-COOH、-COOR、-CF=CF-OR、または、それらの任意の組み合わせから選択される少なくとも1つの官能基を含むことが可能であり、ここで、Rは、1個から20個の間の炭素原子を含有する環式のまたは線形の有機基である。追加的に、接着剤は、コポリマーを含むことが可能である。ある実施形態では、熱溶融性の接着剤は、250℃以下の、たとえば、220℃以下の溶融温度を有することが可能である。別の実施形態では、接着剤は、200℃の上方で、たとえば、220℃の上方で分解することが可能である。さらなる実施形態では、熱溶融性の接着剤の溶融温度は、250℃よりも高くなっていることが可能であり、または、さらには、300℃よりも高くなっていることが可能である。接着剤層1121は、約1ミクロンから50ミクロンの厚さ、たとえば、約7ミクロンから15ミクロンなどの厚さを有することが可能である。
【0023】
随意的に、金属ストリップ1119は、コロージョン保護層1704および1705に
よってコーティングされ、加工の前に、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つのコロージョンを防止することが可能である。追加的に、コロージョン保護層1708が、層1704の上方に適用され得る。層1704、1705、および1708のそれぞれは、約1ミクロンから50ミクロンの厚さ、たとえば、約7ミクロンから15ミクロンの厚さを有することが可能である。層1704および1705は、亜鉛、鉄、マンガン、もしくは、それらの任意の組み合わせのホスフェート、または、ナノ-セラミック層を含むことが可能である。さらに、層1704および1705は、官能性シラン、ナノスケールのシランベースのプライマー、加水分解されたシラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水ベースのシラン・プライマー、塩素化ポリオレフィン、不動態化された表面、市販の亜鉛(機械的な/ガルバニック)、もしくは亜鉛-ニッケルコーティング、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。層1708は、官能性シラン、ナノスケールのシランベースのプライマー、加水分解されたシラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水ベースのシラン・プライマーを含むことが可能である。コロージョン保護層1704、1706、および1708は、加工の間に除去されるかまたは保たれ得る。
【0024】
随意的に、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、耐コロージョン性コーティング1125をさらに含むことが可能である。耐コロージョン性コーティング1125は、約1ミクロンから50ミクロンの厚さ、たとえば、約5ミクロンから20ミクロンなどの厚さ、および、たとえば、約7ミクロンから15ミクロンなどの厚さを有することが可能である。耐コロージョン性コーティングは、接着促進剤層127およびエポキシ層129を含むことが可能である。接着促進剤層1127は、亜鉛、鉄、マンガン、スズ、もしくは、それらの任意の組み合わせのホスフェート、または、ナノ-セラミック層を含むことが可能である。接着促進剤層1127は、官能性シラン、ナノスケールのシランベースの層、加水分解されたシラン、オルガノシラン接着促進剤、溶媒/水ベースのシラン・プライマー、塩素化ポリオレフィン、不動態化された表面、市販の亜鉛(機械的な/ガルバニック)、もしくは亜鉛-ニッケルコーティング、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。エポキシ層1129は、熱硬化されたエポキシ、UV硬化されたエポキシ、IR硬化されたエポキシ、電子ビーム硬化されたエポキシ、放射線硬化されたエポキシ、または、空気硬化されたエポキシであることが可能である。さらに、エポキシ樹脂は、ポリグリシジルエーテル、ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA、ビスフェノールF、オキシラン、オキサシクロプロパン、エチレンオキシド、1,2-エポキシプロパン、2-メチルオキシラン、9,10-エポキシ-9,10-ジヒドロアントラセン、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。エポキシ樹脂層1129は、硬化剤をさらに含むことが可能である。硬化剤は、アミン、酸無水物、フェノールノボラック硬化剤、たとえば、フェノールノボラックポリ[N-(4-ヒドロキシフェニル)マレイミド](PHPMI)、リソールフェノールホルムアルデヒド、脂肪族アミン化合物、ポリ炭酸無水物、ポリアクリル酸塩、イソシアネート、カプセル化されたポリイソシアネート、三フッ化ホウ素アミン錯体、クロム系の硬化剤、ポリアミド、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。一般的に、酸無水物は、化学式R-C=O-O-C=O-R'に一致することが可能であり、ここで、Rは、上記に説明されているようなCであることが可能である。アミンは、脂肪族アミン、たとえば、モノエチルアミン、ジエチレントリアミン、およびトリエチレンテトラアミンなど、脂環式アミン、芳香族アミン、たとえば、環状脂肪族アミン、シクロ脂肪族アミン、アミドアミン、ポリアミド、ジシアンジアミド、およびイミダゾール派生物など、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。
【0025】
複数の実施形態において、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの低摩擦層1104は、ポリマー、たとえば、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポ
リスルホン、ポリフェニレンスルホン、ポリアミドイミド、超高分子量ポリエチレン、フッ素ポリマー、ポリアミド、ポリベンゾイミダゾール、または、それらの任意の組み合わせなどを含む、材料を含むことが可能である。例では、低摩擦層1104は、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンスルホン、フッ素ポリマー、ポリベンゾイミダゾール、それらの派生体、または、それらの組み合わせを含む。特定の例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、ポリマー、たとえば、ポリケトン、熱可塑性のポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリアミドイミド、それらの派生物、または、それらの組み合わせなどを含む。さらなる例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、ポリケトン、たとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエーテルケトンエーテルケトン、それらの派生物、または、それらの組み合わせなどを含む。追加的な例では、低摩擦/耐摩耗性の層は、超高分子量ポリエチレンであることが可能である。例示的なフッ素ポリマーは、フッ素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、パーフルオロアルコキシ(PFA)、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、およびフッ化ビニリデンのターポリマー(THV)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレンテトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)、エチレンクロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエチレン(PE)、ポリスルホン、ポリアミド(PA)、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリウレタン、ポリエステル、液晶ポリマー(LCP)、または、それらの任意の組み合わせを含む。低摩擦層1104は、リチウム石鹸、グラファイト、窒化ホウ素、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、ポリテトラフルオロエチレン、窒化炭素、炭化タングステン、または、ダイヤモンド状の炭素、金属(たとえば、アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、スズ、プラチナ、チタン、タングステン、鉄、ブロンズ、鋼、バネ鋼、ステンレス鋼など)、金属合金(列挙されている金属を含む)、陽極酸化された金属(列挙されている金属を含む)、または、それらの任意の組み合わせを含む、固体ベースの材料を含むことが可能である。特定の実施形態によれば、フッ素ポリマーが使用され得る。本明細書で使用されているように、「低摩擦材料」は、0.5未満の、たとえば、0.4未満、0.3未満、または、さらには0.2未満などの、鋼に対して測定されるような乾燥静摩擦係数を有する材料であることが可能である。「高摩擦材料」は、0.6よりも大きい、たとえば、0.7よりも大きい、0.8よりも大きい、0.9よりも大きい、または、さらには1.0などよりも大きい、鋼に対して測定されるような乾燥静摩擦係数を有する材料であることが可能である。
【0026】
複数の実施形態において、低摩擦層1104は、ガラス繊維、炭素繊維、シリコン、PEEK、芳香族ポリエステル、炭素粒子、ブロンズ、フッ素ポリマー、熱可塑性の充填材、酸化アルミニウム、ポリアミドイミド(PAI)、PPS、ポリフェニレンスルホン(PPSO2)、LCP、芳香族ポリエステル、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、グラファイト、グラフェン、膨張グラファイト、窒化ホウ素、タルク、フッ化カルシウム、または、それらの任意の組み合わせを含む、充填材をさらに含むことが可能である。追加的に、充填材は、アルミナ、シリカ、二酸化チタン、フッ化カルシウム、窒化ホウ素、雲母、ウォラストナイト、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ジルコニア、カーボンブラック、顔料、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。充填材は、ビーズ、ファイバー、粉末、メッシュ、または、それらの任意の組み合わせの形態になっていることが可能である。
【0027】
ある実施形態では、低摩擦層1104は、0.01mmから1.5mmの範囲にある、
たとえば、0.15mmから1.35mmの範囲にある、または、さらには、0.2mmから1.25mmの範囲などにある、厚さTFLを有することが可能である。ある実施形態では、低摩擦1104の厚さは、均一になっていることが可能であり、すなわち、低摩擦層1104の第1の場所における厚さは、それに沿って第2の場所における厚さに等しくなっていることが可能である。ある実施形態では、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、金属ストリップ1119を含むことが可能であり、金属ストリップ1119は、側壁部104の外側109における低摩擦層1104とともに形成され得る。ある実施形態では、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、金属ストリップ1119を含むことが可能であり、金属ストリップ1119は、その表面の上の低摩擦層1104とともに形成され得る。複数の実施形態において、金属ストリップ1119は、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの長さに沿って少なくとも部分的に延在することが可能である。金属ストリップ1119は、低摩擦または低摩擦層1104によって少なくとも部分的にカプセル化され得る。すなわち、低摩擦または低摩擦層1104は、金属ストリップ1119の少なくとも一部分をカバーすることが可能である。金属ストリップ1119の軸線方向の端部は、低摩擦または低摩擦層1104から露出されてもよく、または、露出されなくてもよい。特定の実施形態では、金属ストリップ1119は、低摩擦または低摩擦層1104の中に完全にカプセル化され得り、金属ストリップ1119が視覚的に知覚できない可能性があるようになっている。別の実施形態では、金属ストリップ1119は、低摩擦または低摩擦層1104の中へ少なくとも部分的に延在するアパーチャーを含むことが可能である。アパーチャーは、一般的に、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの剛性を低減させる可能性があり、それによって、特別にエンジニアリングされた剛性プロファイルを可能にする。
【0028】
ある実施形態では、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの上の層のいずれかは、上記に説明されているように、それぞれ、ロールの中に配設され、ロールから剥がされ、上昇した温度によって(ホットプレスされるかもしくはコールドプレスされるか、または、熱間圧延されるかもしくは冷間圧延される)、接着剤によって、または、それらの任意の組み合わせによって、圧力下において一緒に接合することが可能である。複数の実施形態において、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの層のいずれかは、上記に説明されているように、一緒にラミネートされ得り、それらが互いに少なくとも部分的に重なり合うようになっている。複数の実施形態において、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの上の層のいずれかは、上記に説明されているように、たとえば、物理的なもしくは気相成長法、スプレーイング、メッキ、粉末コーティングなどのような、コーティング技法を使用して、または、他の化学的なもしくは電気化学的な技法を通して、一緒に適用され得る。特定の実施形態では、低摩擦層1104は、たとえば、押し出しコーティングを含む、ロールツーロールコーティングプロセスによって適用され得る。低摩擦層1104は、溶融された状態または半溶融された状態に加熱され得り、金属ストリップ1119の主要表面の上にスロットダイを通して押し出され得る。別の実施形態では、低摩擦層1104は、鋳造または成形され得る。
【0029】
他の実施形態では、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの上の層のいずれかは、上記に説明されているように、たとえば、物理的なもしくは気相成長法、スプレーイング、メッキ、粉末コーティングなどのような、コーティング技法を使用して、または、他の化学的なもしくは電気化学的な技法を通して適用され得る。特定の実施形態では、摩擦層1104は、たとえば、押し出しコーティングを含む、ロールツーロールコーティングプロセスによって適用され得る。低摩擦層1104は、溶融された状態または半溶融された状態に加熱され得り、基材または金属ストリップ1119の主要表面の上にスロットダイを通して押し出され得る。別の実施形態では、低摩擦層110
4は、鋳造または成形され得る。
【0030】
非限定的な例として、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、治具の中に形状決めされ得る。上記に述べられているように、この点において、弾性材料のストリップが、所望の場所において治具の上で曲げられ、曲げられた部分を形成することが可能である。弾性材料のストリップは、金属(たとえば、アルミニウム、亜鉛、銅、マグネシウム、スズ、プラチナ、チタン、タングステン、鉄、ブロンズ、鋼、バネ鋼、ステンレス鋼など)、金属合金(列挙されている金属を含む)、陽極酸化された金属(列挙されている金属を含む)、または、それらの任意の組み合わせを含む、基材1119を含むことが可能である。非限定的な実施形態では、弾性材料のストリップは、追加的にまたは代替的に、弾性材料または基材の上に配設されているポリマーまたはポリマーコーティングを含む、低摩擦層1104を含むことが可能である。複数の実施形態において、代替的な材料は、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つの周囲部に沿って使用され得る。
【0031】
複数の実施形態において、コア4または少なくとも1つのワッシャー6のうちの少なくとも1つは、少なくとも1つのノッチ付きの領域115を含むことが可能である。ノッチ付きの領域115は、低摩擦層1104またはポリマーがないことが可能である。換言すれば、いくつかの実施形態では、ノッチ付きの領域115は、基材1119または金属ストリップだけを含むことが可能である。複数の実施形態において、ノッチ付きの領域115は、軸受アッセンブリ2の中にグリースまたは潤滑剤を捕捉することが可能である。
【0032】
図1図4に戻って参照すると、アッセンブリ100が示されている。アッセンブリ100は、コア4と、少なくとも1つのワッシャー6とを含むことが可能である。複数の実施形態において、アッセンブリ100または軸受アッセンブリ2は、複数のワッシャーを含むことが可能である。複数の実施形態において、アッセンブリ100または軸受アッセンブリ2は、第1のワッシャー6および第2のワッシャー6'を含むことが可能であり、第1のワッシャー6および第2のワッシャー6'の両方は、コア4の上に横たわっているか、または、コア4に隣接して配設されており、ここで、第1のワッシャー6は、第1の軸線方向の端部4aの上において、コア4の上に横たわっており、一方、第2のワッシャー6'は、軸受アッセンブリ2の中心軸線50に対して第2の軸線方向の端部4bの上において、コア4の上に横たわっている。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6、6'のアーチ形の断面は、コア4を実質的に包含するかまたは取り囲むことが可能である。複数の実施形態において、アッセンブリ100は、少なくとも1つのレースを含むことが可能である。複数の実施形態において、アッセンブリ100は、第1のレース10および第2のレース12を含むことが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10は、上部レースであることが可能である。複数の実施形態において、第2のレース12は、底部レースであることが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10は、底部レースであることが可能である。複数の実施形態において、第2のレース12は、上部レースであることが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10および第2のレース12は、コア4および少なくとも1つのワッシャー6、6'を実質的に包含するかまたは取り囲み、アッセンブリ100を形成することが可能である。換言すれば、軸受アッセンブリ2は、第1のレース10と第2のレース12との間に配設され、アッセンブリ100を形成することが可能である。複数の実施形態において、少なくとも1つのワッシャー6、6'のうちの少なくとも1つは、単一のピースを形成することが可能である。換言すれば、第1のワッシャー6および第2のワッシャー6'は、単一のパーツまたはワッシャー・ピース6を形成することが可能である。複数の実施形態において、図8に示されているように、少なくとも1つの第1のレース10は、コア4を含むことが可能であり、一方、第2のレース12は、凹形表面を含むことが可能である。複数の実施形態において、図9に示されているように、少なくとも1つの第1のレース10は、
凹形表面を含むことが可能であり、一方、第2のレース12は、コア4を含むことが可能である。複数の実施形態において、図4に示されているように、アッセンブリ100は、車両200のためのステアリング・アッセンブリであることが可能である。アッセンブリ100は、それに限定されないが、自転車、モーターサイクル、ATV、車、トラック、SUV、航空機、宇宙船、ウォータークラフトを含む、車両200の中で、または、他の車両の中で使用され得る。さらに、アッセンブリ100または軸受アッセンブリ2の使用は、たとえば、それに限定されないが、車両テール・ゲート、ドア・フレーム、座席アッセンブリなどのような、いくつかの用途において、または、他のタイプの車両200の中の用途において、増加した利益を提供することが可能である。
【0033】
ある実施形態では、第1のレース10、第2のピース12のうちの少なくとも1つは、金属または金属合金を含むことが可能である。金属は、プレート、シート、織布、メッシュ、または金属フォームであることが可能である。金属は、鋼、冷間圧延鋼材料No1.0338、冷間圧延鋼材料No1.0347、艶消し亜鉛メッキ鋼、ステンレス鋼材料No1.4512、ステンレス鋼材料No1.4720、ステンレス鋼材料No1.4310、アルミニウム、合金、または、それらの任意の組み合わせを含むことが可能である。
【0034】
別の実施形態では、金属は、コーティングを有することが可能である。コーティングは、別の金属または合金の層であることが可能である。ある実施形態では、コーティングは、以下の金属:クロム、モリブデン、タングステン、マンガン、鉄、ルテニウム、オスミウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、プラチナ、銅、銀、金、亜鉛、アルミニウム、ガリウム、インジウム、シリコン、ゲルマニウム、スズ、アンチモン、およびビスマスのうちの少なくとも1つを含有する金属または合金であることが可能である。
【0035】
ある実施形態では、図8図9に示されているように、第1のレース10は、第1の面13を含むことが可能である。第1のレース10は、第2の面14を含むことが可能である。第1のレース10は、第1の面13から半径方向に突き出る第1の円周方向のフランジ15を含むことが可能である。第1のレース10の半径RTRは、少なくとも5mm、少なくとも10mm、少なくとも15mm、少なくとも20mm、少なくとも30mm、少なくとも40mmであることが可能である。第1のレース10の半径RTRは、5mm以下、10mm以下、15mm以下、20mm以下、30mm以下、40mm以下であることが可能である。第1のレース10は、上記に列挙されたコア4およびワッシャー6の値に対して範囲が完全な内側半径および外側半径を有することが可能である。第1のレース10は、5mm以下の、10mm以下の、15mm以下の、20mm以下の、30mm以下の、40mm以下の、軸線方向の端部10aと10bとの間で測定されるような軸線方向の厚さTTRを有することが可能である。第1のレース10は、少なくとも5mmの、少なくとも10mmの、少なくとも15mmの、少なくとも20mmの、少なくとも30mmの、少なくとも40mmの、軸線方向の端部10aと10bとの間で測定されるような軸線方向の厚さTTRを有することが可能である。第1のレース10は、たとえば、それに限定されないが、金属もしくは金属合金、ポリマー、または複合材料など、上記のものを含む、当技術分野で従来の材料から作製され得る。第1のレースは、外部表面11を含むことが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10は、アーチ形の断面を有することが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10は、その外部表面11において、その第1の面13または第2の面14の上に、凸形表面を有することが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10は、その外部表面11において、第1の面13または第2の面14の上に、凹形表面を有することが可能である。
【0036】
ある実施形態では、図8図9に示されているように、第2のレース12は、第1の面23を含むことが可能である。第2のレース12は、第2の面24を含むことが可能であ
る。また、第2のレース12は、第1の面23から半径方向に突き出る第1の円周方向のフランジ25を含むことが可能である。第2のレース12の半径RBRは、少なくとも5mm、少なくとも10mm、少なくとも15mm、少なくとも20mm、少なくとも30mm、少なくとも40mmであることが可能である。第2のレース12の半径RBRは、5mm以下、10mm以下、15mm以下、20mm以下、30mm以下、40mm以下であることが可能である。第2のレース12は、上記に列挙されたコア4およびワッシャー6の値に対して範囲が完全な内側半径および外側半径を有することが可能である。第2のレース12は、5mm以下の、10mm以下の、15mm以下の、20mm以下の、30mm以下の、40mm以下の、軸線方向の端部12aと12bとの間で測定されるような軸線方向の厚さTBRを有することが可能である。第2のレース12は、少なくとも5mmの、少なくとも10mmの、少なくとも15mmの、少なくとも20mmの、少なくとも30mmの、少なくとも40mmの、軸線方向の端部12aと12bとの間で測定されるような軸線方向の厚さTBRを有することが可能である。第2のレース12は、たとえば、それに限定されないが、金属または金属合金、ポリマー、または複合材料などのような、上記のものを含む、当技術分野で従来の材料から作製され得る。第2のレース12は、外部表面13を含むことが可能である。複数の実施形態において、第2のレース12は、その外部表面13において、その第1の面23または第2の面24の上に、凸形表面を有することが可能である。複数の実施形態において、第2のレース12は、その外部表面13において、その第1の面13または第2の面14の上に、凹形表面を有することが可能である。複数の実施形態において、第1のレース10および第2のレース12は、軸受アッセンブリ2を実質的に囲むことが可能である。
【0037】
複数の実施形態において、アッセンブリ100は、内側コンポーネントまたはシャフト30と、外側コンポーネントまたはハウジング40とをさらに含むことが可能である。複数の実施形態において、シャフト30は、外側コンポーネント40を通って延在することが可能である。複数の実施形態において、シャフト30および外側コンポーネント40は、互いに対して軸線方向にまたは半径方向に平行移動することが可能であり得る。複数の実施形態において、シャフト30および外側コンポーネント40は、互いに対して回転することが可能であり得る。複数の実施形態において、第1のレース10または第2のレース12のうちの少なくとも1つは、外側コンポーネント40へと機械加工され得る。複数の実施形態において、シャフト30および外側コンポーネント40は、たとえば、それに限定されないが、金属もしくは金属合金、ポリマー、または複合材料など、上記のものを含む、当技術分野で従来の材料から作製され得る。
【0038】
複数の実施形態において、シャフト30は、第1の軸線方向の端部30aおよび第2の軸線方向の端部30bを有することが可能である。シャフト30は、中心軸線500から半径方向の端部30cへ、半径RICを有することが可能である。シャフト30は、第1の軸線方向の端部30aから第2の軸線方向の端部30bへ、厚さTICを有することが可能である。
【0039】
複数の実施形態において、外側コンポーネント40は、第1の軸線方向の端部40aおよび第2の軸線方向の端部40bを有することが可能である。外側コンポーネント40は、内側半径端部40cおよび外側半径端部40dを有することが可能である。外側コンポーネント40は、中心軸線500から内側半径端部40cへ、内側半径IROCを有することが可能である。外側コンポーネント40は、中心軸線500から外側半径端部30dへ、外側半径OROCを有することが可能である。外側コンポーネント40は、第1の軸線方向の端部30aから第2の軸線方向の端部30bへ、厚さTOCを有することが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2および/または第1のレース10および第2のレース12は、外側コンポーネント40の第1の軸線方向の端部40aに位置付けされ得る。複数の実施形態において、図1図4に示されているように、軸受アッ
センブリ2および/または第1のレース10および第2のレース12は、外側コンポーネント40の第2の軸線方向の端部40bに位置付けされ得る。複数の実施形態において、アッセンブリ100は、複数のコア4、4'および少なくとも1つのワッシャー6、6'、6''、6'''を備えた複数の軸受アッセンブリ2、2'を含むことが可能である。複数の実施形態において、第1の軸受アッセンブリ2は、1次的な第1のレース10および1次的な第2のレース12を含むことが可能であり、一方、第2の軸受アッセンブリ2'は、2次的な第1のレース10'および2次的な第2のレース12'を含むことが可能である。複数の実施形態において、1次的な第1のレース10および1次的な第2のレース12は、外側コンポーネント40の第1の軸線方向の端部40aに位置付けされ得る。複数の実施形態において、1次的な第1のレース10および1次的な第2のレース12は、外側コンポーネント40の第1の軸線方向の端部40aにおいて、軸受アッセンブリ2を囲むことが可能である。複数の実施形態において、2次的な第1のレース10'および2次的な第2のレース12'は、外側コンポーネント40の第1の軸線方向の端部40aに位置付けされ得る。複数の実施形態において、2次的な第1のレース10'および2次的な第2のレース12'は、外側コンポーネント40の第2の軸線方向の端部40bにおいて、軸受アッセンブリ'2を囲むことが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2、2'は、外側コンポーネント40の第1の軸線方向の端部40aおよび第2の軸線方向の端部40bの両方に位置付けされ得る。
【0040】
ある実施形態では、第1のレース10は、第1のカップリング・コンポーネント50を含むことが可能であり、第2のレース12は、第2のカップリング・コンポーネント52を含むことが可能である。第1のカップリング・コンポーネント50は、第2のカップリング・コンポーネント52と対になり、第1のレース10を第2のレース12に係合または連結させ、軸受アッセンブリ2を少なくとも部分的に取り囲むことが可能である。第1のカップリング・コンポーネント50は、オス型アタッチメントを含むことが可能であり、第2のカップリング・コンポーネント52は、メス型アタッチメントを含むことが可能である。ある実施形態では、第1のカップリング・コンポーネント50または第2のカップリング・コンポーネント52のうちの少なくとも1つは、係合構造体を含むことが可能である。
【0041】
ある実施形態では、アッセンブリ100は、ロッキング・メカニズム60を含むことが可能である。ロッキング・メカニズム60は、第1のカップリング・コンポーネント50および第2のカップリング・コンポーネント52のうちの少なくとも1つと対になり、第1のレース10を第2のレース12に対して適切な場所にロックすることが可能である。ロッキング・メカニズム60は、ピン、溝部およびストップ、ナットおよびボルト、ナットおよびスクリュー、ラッチ、ハンドル、ロッキングナット、タイ・リベットを含むことが可能であり、または、別の方式でロックされ得る。
【0042】
ある実施形態では、第1のレース10または第2のレース12のうちの少なくとも1つは、外側コンポーネント・コネクター70を含むことが可能である。外側コンポーネント・コネクター70は、第1のレース10または第2のレース12のうちの少なくとも1つを外側コンポーネント40に接続することが可能である。ある実施形態では、外側コンポーネント・コネクター70は、係合構造体を含むことが可能である。
【0043】
ある実施形態では、アッセンブリ100または軸受アッセンブリ2は、潤滑剤が実質的にないことが可能である。別の実施形態では、アッセンブリ100または軸受アッセンブリ2は、そのコンポーネントのいずれかの上に潤滑剤を含むことが可能である。潤滑剤は、リチウム石鹸、二硫化リチウム、グラファイト、鉱油もしくは野菜油、シリコーン・グリース、フルオロエーテルベースのグリース、アピエゾン、食品グレードのグリース、石油化学的なグリースのうちの少なくとも1つを含む、グリースを含むことが可能であり、
または、異なるタイプであり得る。潤滑剤は、Group I-Group III+油、パラフィン系油、ナフテン系油、芳香族油、バイオ潤滑剤、ひまし油、キャノーラ油、バーム油、ヒマワリ種子油、菜種油、トール油、ラノリン、合成油、ポリアルファ-オレフィン、合成エステル、ポリアルキレングリコール、リン酸エステル、アルキル化ナフタレン、ケイ酸エステル、イオン流体、多重アルキル化シクロペンタン、石油化学系のもののうちの少なくとも1つを含む、油を含むことが可能であり、または、異なるタイプであり得る。潤滑剤は、リチウム石鹸、グラファイト、窒化ホウ素、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、ポリテトラフルオロエチレン、金属、金属合金のうちの少なくとも1つを含む、固体ベースの潤滑剤を含むことが可能であり、または、異なるタイプであることが可能である。軸受アッセンブリ2は、完全に潤滑剤がないことが可能である。
【0044】
アッセンブリ100を組み立てる方法が記載される。方法は、シャフト30と、外側コンポーネント40と、少なくとも1つの第1のレース10と、少なくとも1つの第2のレース12と、軸受アッセンブリ2とを含む、アッセンブリ100を提供するステップを含むことが可能である。軸受アッセンブリ2は、コア4と、コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャー6とを含むことが可能であり、ワッシャー6は、ポリマーを有しており、ワッシャー6は、アーチ形の断面を有している。方法は、第1のレース10と第2のレース12との間に軸受アッセンブリ2を位置決めするステップをさらに含むことが可能である。方法は、軸受アッセンブリ2が軸受アッセンブリ2の表面に対して垂直の方向にローディング力を方向付けるように、軸受アッセンブリ2の上にローディング力を提供するステップをさらに含むことが可能である。
【0045】
ある実施形態では、軸受アッセンブリ2は、中心軸線500に対して平行の方向への少なくとも1kgの組み立て力によって、たとえば、少なくとも2kg、少なくとも3kg、少なくとも4kg、少なくとも5kg、少なくとも10kg、または、さらには、少なくとも15kgなどの組み立て力によって、据え付けられるかまたは組み立てられ得る。さらなる実施形態では、軸受アッセンブリ2は、中心軸線500に対して平行の方向への20kg以下の組み立て力によって、たとえば、19kg以下の、18kg以下の、17kg以下の、または、さらには、16kg以下などの組み立て力によって、据え付けられるかまたは組み立てられ得る。
【0046】
ある実施形態では、ローディング力は、中心軸線500に対して平行の方向に少なくとも1kgであることが可能であり、たとえば、少なくとも2kg、少なくとも3kg、少なくとも4kg、少なくとも5kg、少なくとも10kg、または、さらには、少なくとも15kgなどであることが可能である。さらなる実施形態では、ローディング力は、中心軸線500の平行の方向に20kg以下であることが可能であり、たとえば、19kg以下、18kg以下、17kg以下、または、さらには、16kg以下などであることが可能である。
【0047】
ある実施形態では、軸受アッセンブリ2は、潤滑剤が実質的にない状態であり、少なくとも1つのワッシャー20の使用を介して、軸受アッセンブリ2の寿命を増加させることが可能である。ある実施形態では、軸受アッセンブリ2は、少なくとも1つのワッシャー20の使用を介して、実質的にノイズフリーになっていることが可能である。ある実施形態では、軸受アッセンブリは、少なくとも1つのワッシャー20の使用を介して、温度を含む条件の範囲にわたって良好な性能を提供され得る。ある実施形態では、軸受アッセンブリは、少なくとも1つのワッシャー20の使用を介して、過負荷保護を提供することが可能である。
【0048】
複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2、アッセンブリ100、または方法(または、そのコンポーネントのいずれか)は、ローディング入力にかかわらず、軸受アッセ
ンブリ2およびその表面のいずれかに対して垂直のローディング力を提供することが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2、アッセンブリ100、または方法(または、そのコンポーネントのいずれか)は、そのコンポーネントのいずれか(外側コンポーネント40およびシャフト30を含む)の完全な表面接触、軸線方向のセンタリング、または、公差補償またはミスアライメントを提供することが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2、アッセンブリ100、または方法(または、そのコンポーネントのいずれか)は、そのコンポーネント(外側コンポーネント40およびシャフト30を含む)のいずれかのブリネリング(brinelling)を低減させるかまたは排除することが可能である。複数の実施形態において、軸受アッセンブリ2、アッセンブリ100、または方法(または、そのコンポーネントのいずれか)は、そのコンポーネント(外側コンポーネント40およびシャフト30を含む)のいずれかの間に、一定のレベルのトルクを提供することが可能である。
【0049】
多くの異なる態様および実施形態が可能である。それらの態様および実施形態のうちのいくつかが、下記に説明されている。この明細書を読んだ後に、当業者は、それらの態様および実施形態が、単に例示目的のためのものであり、本発明の範囲を限定しないということを認識することとなる。実施形態は、下記に列挙されているような実施形態の任意の1つまたは複数によるものである可能性がある。
【0050】
実施形態1. トロイドの形態のコアと;コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、ワッシャーは、ポリマーを含み、ワッシャーは、アーチ形の断面を有し、コアに相補的な形状を有するようになっている、少なくとも1つのワッシャーとを含む、アッセンブリ。
【0051】
実施形態2. 外側コンポーネントと;シャフトであって、シャフトは、外側コンポーネントを通って延在している、シャフトと;外側コンポーネントの中に配設されている第1のレースおよび第2のレースと;トロイドの形態のコアと;コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、少なくとも1つのワッシャーは、コアの形状に相補的な形状を有しており、少なくとも1つのワッシャーは、ポリマーを含み、(i)コアは、第1のレースと一体化されており、少なくとも1つのワッシャーは、第1のレースと第2のレースとの間に配設されており、または、(ii)少なくとも1つのワッシャーは、コアの上に横たわっており、少なくとも1つのワッシャーおよびコアは、第1のレースと第2のレースとの間に配設されている、少なくとも1つのワッシャーとを含む、アッセンブリ。
【0052】
実施形態3. 少なくとも1つのワッシャーは、コアの上に横たわっている複数のワッシャーを含み、第1のワッシャーは、第1の軸線方向の端部の上において、コアの上に横たわっており、第2のワッシャーは、アッセンブリの中心軸線に対して第2の軸線方向の端部の上において、コアの上に横たわっている、実施形態1または2に記載のアッセンブリ。
【0053】
実施形態4. 少なくとも1つのワッシャーは、半丸形の断面形状を有している、実施形態1から3のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0054】
実施形態5. コアは、少なくとも部分的にトーラス形状になっている、実施形態1から4のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0055】
実施形態6. 第1のレースおよび第2のレースは、アッセンブリを実質的に囲んでいる、実施形態2から5のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0056】
実施形態7. 第1のレースおよび第2のレースは、外側コンポーネントへと機械加工されている、実施形態2から6のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0057】
実施形態8. 第1のレースおよび第2のレースは、外側コンポーネントの第1の軸線方向の端部に位置付けされている、実施形態2から7のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0058】
実施形態9. 第1のレースおよび第2のレースは、外側コンポーネントの第2の軸線方向の端部に位置付けされている、実施形態2から7のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0059】
実施形態10. ステアリング・アッセンブリは、2次的な第1のレースおよび2次的な第2のレースをさらに含み、第1のレースおよび第2のレースは、外側コンポーネントの第1の軸線方向の端部に位置付けされており、2次的な第1のレースおよび2次的な第2のレースは、外側コンポーネントの第2の軸線方向の端部に位置付けされている、実施形態2から7のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0060】
実施形態11. 少なくとも1つのワッシャーは、約1.6mmから約900mmの間の曲率半径を有している、実施形態1から10のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0061】
実施形態12. コアは、リジッドである、実施形態1から11のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0062】
実施形態13. コアは、固体である、実施形態1から12のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0063】
実施形態14. コアは、金属、ポリマー、または、それらの組み合わせを含む、実施形態1から13のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0064】
実施形態15. ポリマーは、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンスルホン、フッ素ポリマー、ポリベンゾイミダゾール、それらの派生体、または、それらの組み合わせを含む、実施形態1から14のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0065】
実施形態16. ワッシャーは、ポリマーの下にある金属を含む基材を含む、実施形態1から15のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0066】
実施形態17. 第1のレースまたは第2のレースのうちの少なくとも1つは、金属を含む、実施形態1から16のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0067】
実施形態18. 少なくとも1つのワッシャーは、少なくとも約10N/mm、約25N/mm、約50N/mm、約100N/mm、または約200N/mmのバネ定数を有している、実施形態1から17のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0068】
実施形態19. 少なくとも1つのワッシャーは、ポリマーがないノッチ付きの領域を含む、実施形態1から18のいずれか1つに記載のアッセンブリ。
【0069】
実施形態20. アッセンブリは、第1のレースおよび第2のレースをさらに含み、少なくとも1つのワッシャーが、第1のレースと第2のレースとの間に位置付けされており、第1のレースは、コアを含み、第1のレースが凹形表面を形成するようになっており、
少なくとも1つのワッシャーが、凹形表面に接触して配設されている、実施形態1に記載のアッセンブリ。
【0070】
実施形態21. 第2のレースは、凹形表面を有しており、少なくとも1つのワッシャーが、それぞれ、第1のレースおよび第2のレースの凸形表面および凹形表面の間に位置付けされるようになっている、実施形態20に記載のアッセンブリ。
【0071】
実施形態22. 少なくとも1つのワッシャーは、反対側の主要表面を有しており、反対側の主要表面のそれぞれは、ポリマーを含む、実施形態20に記載のアッセンブリ。
【0072】
実施形態23. アッセンブリは、第1のレースおよび第2のレースをさらに含み、コアおよび少なくとも1つのワッシャーが、第1のレースと第2のレースとの間に位置付けされている、実施形態1に記載のアッセンブリ。
【0073】
実施形態24. 第1のレースおよび第2のレースは、凸形表面をそれぞれ有しており、少なくとも1つのワッシャーおよびコアが、第1のレースの凸形表面と第2のレースの凸形表面との間に配設されるようになっている、実施形態23に記載のアッセンブリ。
【0074】
実施形態25. 少なくとも1つのワッシャーは、コアの上に横たわっている第1のワッシャーおよび第2のワッシャーを含み、コアが第1のワッシャーと第2のワッシャーとの間に配設されるようになっている、実施形態23に記載のアッセンブリ。
【0075】
上記に説明されている特徴のすべてが必要とされるわけではないということ、特定の特徴の一部分が必要とされない可能性があるということ、および、説明されているものに加えて、1つまたは複数の特徴が提供され得るということに留意されたい。さらに、特徴が説明されている順序は、必ずしも、特徴が据え付けられる順序であるわけではない。
【0076】
明確化のために、別個の実施形態の文脈において本明細書で説明されている特定の特徴は、また、単一の実施形態の中に組み合わせて提供され得る。逆に、簡潔化のために、単一の実施形態の文脈において説明されているさまざまな特徴は、また、別個にまたは任意のサブコンビネーションで提供され得る。
【0077】
利益、他の利点、および、課題に対する解決策は、特定の実施形態に関して上記に説明されてきた。しかし、利益、利点、課題に対する解決策、および、任意の利益、利点、または解決策が起こることまたはより顕著になることを引き起こすことができる任意の特徴は、任意のまたはすべての請求項の重大な、必要とされる、または必須の特徴として解釈されるべきではない。
【0078】
本明細書で説明されている実施形態の明細書および説明図は、さまざまな実施形態の構造体の一般的な理解を提供することを意図している。明細書および説明図は、本明細書で説明されている構造体または方法を使用する装置およびシステムのエレメントおよび特徴のすべての徹底的なおよび包括的な説明としての役割を果たすことは意図していない。また、別個の実施形態が、単一の実施形態の中に組み合わせて提供され得り、逆に、簡潔化のために、単一の実施形態、の文脈において説明されているさまざまな特徴が、また、別個にまたは任意のサブコンビネーションで提供され得る。さらに、範囲で述べられている値の参照は、参照された範囲端部値を含む、その範囲の中のそれぞれのおよびすべての値を含む。多くの他の実施形態が、この明細書を読んだ後にのみ、当業者に明らかになり得る。他の実施形態が、本開示から使用および導出され得り、構造的な置換、論理的な置換、または任意の変形が、本開示の範囲から逸脱することなく行われ得るようになっている。したがって、本開示は、限定的なものというよりもむしろ例示目的のものとしてみなさ
れるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2022-03-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アッセンブリであって、
トロイドの形態のコアと、
前記コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、前記ワッシャーは、ポリマーを含み、前記ワッシャーは、アーチ形の断面を有し、前記コアに相補的な形状を有するようになっている、少なくとも1つのワッシャーと、を含み、前記ワッシャーは、前記ポリマーの下にある金属を含む基材を含み、少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの上に横たわっている複数のワッシャーを含み、第1のワッシャーは、第1の軸線方向の端部の上において、前記コアの上に横たわっており、第2のワッシャーは、前記アッセンブリの中心軸線に対して第2の軸線方向の端部の上において、前記コアの上に横たわっている、アッセンブリ。
【請求項2】
アッセンブリであって、
外側コンポーネントと、
シャフトであって、前記シャフトは、前記外側コンポーネントを通って延在している、シャフトと、
前記外側コンポーネントの中に配設されている第1のレースおよび第2のレースと、
トロイドの形態のコアと、
前記コアの上に横たわっている少なくとも1つのワッシャーであって、前記少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの形状に相補的な形状を有しており、前記少なくとも1つのワッシャーは、ポリマーを含み、前記少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの上に横たわっており、前記少なくとも1つのワッシャーおよびコアは、前記第1のレースと前記第2のレースとの間に配設されている、少なくとも1つのワッシャーと、を含み、前記ワッシャーは、前記ポリマーの下にある金属を含む基材を含み、少なくとも1つのワッシャーは、前記コアの上に横たわっている複数のワッシャーを含み、第1のワッシャーは、第1の軸線方向の端部の上において、前記コアの上に横たわっており、第2のワッシャーは、前記アッセンブリの中心軸線に対して第2の軸線方向の端部の上において、前記コアの上に横たわっている、アッセンブリ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのワッシャーは、半丸形の断面形状を有している、請求項1または2に記載のアッセンブリ。
【請求項4】
前記コアは、少なくとも部分的にトーラス形状になっている、請求項1または2に記載のアッセンブリ。
【請求項5】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記アッセンブリを囲んでいる、請求項2に記載のアッセンブリ。
【請求項6】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントに形成されている、請求項2に記載のアッセンブリ。
【請求項7】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントの第1の軸線方向の端部に位置付けされている、請求項2に記載のアッセンブリ。
【請求項8】
前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントの第2の軸線方向の端部に位置付けされている、請求項2に記載のアッセンブリ。
【請求項9】
前記アッセンブリは、2次的な第1のレースおよび2次的な第2のレースをさらに含み、前記第1のレースおよび前記第2のレースは、前記外側コンポーネントの第1の軸線方向の端部に位置付けされており、前記2次的な第1のレースおよび前記2次的な第2のレースは、前記外側コンポーネントの第2の軸線方向の端部に位置付けされている、請求項2に記載のアッセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つのワッシャーは、1.6mmから900mmの間の前記アーチ形の断面の曲率半径を有している、請求項1に記載のアッセンブリ。
【請求項11】
前記コアは、金属、ポリマー、または、それらの組み合わせを含む、請求項1または2に記載のアッセンブリ。
【請求項12】
前記ポリマーは、ポリケトン、ポリアラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンスルホン、フッ素ポリマー、ポリベンゾイミダゾール、それらの派生体、または、それらの組み合わせを含む、請求項1または2に記載のアッセンブリ。
【請求項13】
前記アッセンブリは、第1のレースおよび第2のレースをさらに含み、前記少なくとも1つのワッシャーが、前記第1のレースと前記第2のレースとの間に位置付けされており、前記コアが前記第1のレースと一体化されており、前記第2のレースが凹形表面を形成するようになっており、前記少なくとも1つのワッシャーが、前記凹形表面に接触して配設されている、請求項1に記載のアッセンブリ。
【外国語明細書】