(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022091903
(43)【公開日】2022-06-21
(54)【発明の名称】車両ナビゲーションパスの生成方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G01C 21/34 20060101AFI20220614BHJP
G08G 1/01 20060101ALI20220614BHJP
G08G 1/09 20060101ALI20220614BHJP
G08G 1/0968 20060101ALI20220614BHJP
【FI】
G01C21/34
G08G1/01 A
G08G1/09 Q
G08G1/0968 B
【審査請求】有
【請求項の数】27
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022054750
(22)【出願日】2022-03-30
(31)【優先権主張番号】202110601418.8
(32)【優先日】2021-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ウー, ジュンファ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ナビゲーションパスの精度を向上させ、車両の使用者がラッシュアワーをよりよく回避し、移動効率を向上させることができる、車両ナビゲーションパスの生成方法、装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】車両の属性情報と追跡情報を取得する。道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成する。道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得する。車両の前記属性情報と逸脱情報に基づいて道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を更新し、更新後の制限情報信頼度に基づいて車両のナビゲーションパスを生成する。車両からアップロードされた属性情報と追跡情報によって現在の時間帯内の道路網の制限情報信頼度を更新し、これによってリアルタイムの車両ナビゲーション情報を得ることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の属性情報と追跡情報を取得するステップと、
道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成するステップと、
前記道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得するステップと、
車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新し、更新後の前記制限情報信頼度に基づいて前記車両のナビゲーションパスを生成するステップと、
を含む、車両ナビゲーションパスの生成方法。
【請求項2】
前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を取得するステップが、
区間の現在の時間帯に対応する前記制限情報信頼度の数と信頼度数の上限に基づいて前記制限情報信頼度を更新ステップであって、前記信頼度数の上限が対応する区間の現在の時間帯内の前記制限情報信頼度の数の上限であるステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記制限情報信頼度を更新するステップが、
現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度数の上限より小さい場合、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記制限情報信頼度を更新するステップが、
現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度の数の上限に等しい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度が最も低い前記制限情報を除去し、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新するステップが、
現在の時間帯内の区間の前記制限情報と、前記区間を通過する車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記制限情報の信頼度を更新するステップが、
現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が前記区間の最も高い前記制限情報よりも大きい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度が最も低い前記制限情報を除去し、車両に対応する前記属性情報に基づいて現在の時間帯内の区間で新規制限情報を作成し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記制限情報の信頼度を更新するステップが、
現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が対応する区間の最も高い前記制限情報以下である場合、前記制限情報と車両の前記属性情報とに基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記制限情報と車両の前記属性情報との関係に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップが、
前記制限情報が車両の前記属性情報より小さい場合、前記制限情報の信頼度を低下させるステップを含む請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記制限情報と車両の前記属性情報との関係に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップが、
前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を向上させるステップを含む請求項7に記載の方法。
【請求項10】
現在の時間帯内に車両が区間において逸脱が発生する場合、前記制限情報と車両の前記属性情報とに基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップが、
前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を低下させるステップを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報のうち、信頼度の最も高い前記制限情報が更新された場合、前記現在の時間帯内の区間の前記制限情報をレビュー端末に送信し、前記レビュー端末からフィードバックされた制限情報レビュー信頼度を受信し、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度を前記制限情報レビュー信頼度に置き換えるステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
車両の属性情報と追跡情報を取得する車両情報取得モジュールと、
道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成する逸脱情報取得モジュールと、
前記道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得する制限情報信頼度取得モジュールと、
車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新し、更新後の前記制限情報信頼度に基づいて前記車両のナビゲーションパスを生成するナビゲーションモジュールと、
を備える、車両ナビゲーションパスの生成装置。
【請求項14】
前記制限情報信頼度の取得モジュールが、
区間の現在の時間帯に対応する前記制限情報信頼度の数と信頼度数の上限に基づいて前記制限情報信頼度を更新する第1の信頼度更新サブモジュールであって、前記信頼度数の上限が対応する区間の現在の時間帯内の前記制限情報信頼度の数の上限である第1の信頼度更新サブモジュールを備える請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第1の信頼度更新サブモジュールが、
現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度数の上限より小さい場合、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第1の信頼度更新ユニットを備える請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第1の信頼度更新サブモジュールが、
現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度の数の上限に等しい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度の最も低い前記制限情報を除去し、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第2の信頼度更新ユニットを備える請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記ナビゲーションモジュールが、
現在の時間帯内の区間の前記制限情報と、前記区間を通過する車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第2の信頼度更新サブモジュールを備える請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記第2の信頼度更新サブモジュールが、
現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が前記区間の最も高い前記制限情報よりも大きい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度の最も低い前記制限情報を除去し、車両に対応する前記属性情報に基づいて現在の時間帯内の区間で新規制限情報を作成し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第3の信頼度更新ユニットを備える請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記第2の信頼度更新サブモジュールが、
現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が対応する区間の最も高い前記制限情報以下である場合、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第4の信頼度更新ユニットを備える請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記第4の信頼度更新ユニットが、
前記制限情報が車両の前記属性情報より小さい場合、前記制限情報の信頼度を低下させる第1の信頼度更新サブユニットを備える請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記第4の信頼度更新ユニットが、
前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を向上させる第2の信頼度更新サブユニットを備える請求項19に記載の装置。
【請求項22】
現在の時間帯内に車両が区間において逸脱が発生する場合、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第1の信頼度更新モジュールを備える請求項13に記載の装置。
【請求項23】
前記第1の信頼度更新モジュールが、
前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を低下させる第3の信頼度更新サブモジュールを備える請求項22に記載の装置。
【請求項24】
現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報のうち、信頼度の最も高い前記制限情報が更新された場合、前記現在の時間帯内の区間の前記制限情報をレビュー端末に送信し、前記レビュー端末からフィードバックされた制限情報レビュー信頼度を受信し、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度を前記制限情報レビュー信頼度に置き換える第2の信頼度更新モジュールを備える請求項13に記載の装置。
【請求項25】
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、
を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を実行させる電子機器。
【請求項26】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令が、コンピュータに請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項27】
プロセッサによって実行される場合、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、データ処理技術の分野に関し、具体的にインテリジェント交通の分野に関し、特に車両ナビゲーションパスの生成方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
物流業界が急速に発展し、正確かつタイムリーなナビゲーション情報を得ることは車両にとって特に重要であり、既存の車両ナビゲーションにおいて、ナビゲーション情報は主に外業採集に依存し、外業チームの限界に制限されているため、車両ナビゲーションの精度が低く、更新速度が遅く、時効性が悪い。
【発明の概要】
【0003】
本開示は車両ナビゲーションパスの生成方法、装置及び電子機器を提供する。
【0004】
本開示の第1の態様によれば、車両ナビゲーションパスの生成方法を提供し、前記方法は、車両の属性情報と追跡情報を取得するステップと、道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成するステップと、前記道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得するステップと、車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新し、更新後の前記制限情報信頼度に基づいて前記車両のナビゲーションパスを生成するステップと、を含む。
【0005】
選択的に、前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を取得するステップは、区間の現在の時間帯に対応する前記制限情報信頼度の数と信頼度数の上限に基づいて前記制限情報信頼度を更新するステップであって、前記信頼度数の上限が対応する区間の現在の時間帯内の前記制限情報信頼度の数の上限であるステップを含む。
【0006】
選択的に、前記制限情報信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度数の上限より小さい場合、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む。
【0007】
選択的に、前記制限情報信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度の数の上限に等しい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度が最も低い前記制限情報を除去し、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む。
【0008】
選択的に、前記車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内の区間の前記制限情報と、前記区間を通過する車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む。
【0009】
選択的に、前記制限情報の信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が前記区間の最も高い前記制限情報よりも大きい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度が最も低い前記制限情報を除去し、車両に対応する前記属性情報に基づいて現在の時間帯内の区間で新規制限情報を作成し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む。
【0010】
選択的に、前記制限情報の信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が対応する区間の最も高い前記制限情報以下である場合、前記制限情報と車両の前記属性情報とに基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む。
【0011】
選択的に、前記制限情報と車両の前記属性情報との関係に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップは、前記制限情報が車両の前記属性情報より小さい場合、前記制限情報の信頼度を低下させるステップを含む。
【0012】
選択的に、前記制限情報と車両の前記属性情報との関係に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を向上させるステップを含む。
【0013】
選択的に、現在の時間帯内に車両が区間において逸脱が発生する場合、前記制限情報と車両の前記属性情報とに基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップをさらに含む。
【0014】
選択的に、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を低下させるステップを含む。
【0015】
選択的に、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報のうち、信頼度の最も高い前記制限情報が更新された場合、前記現在の時間帯内の区間の前記制限情報をレビュー端末に送信し、前記レビュー端末からフィードバックされた制限情報レビュー信頼度を受信するステップと、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度を前記制限情報レビュー信頼度に置き換えるステップと、をさらに含む。
【0016】
本開示の第2の態様によれば、車両ナビゲーションパスの生成装置を提供し、車両の属性情報と追跡情報を取得する車両情報取得モジュールと、道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成する逸脱情報取得モジュールと、前記道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得する制限情報信頼度取得モジュールと、車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新し、更新後の前記制限情報信頼度に基づいて前記車両のナビゲーションパスを生成するナビゲーションモジュールと、を備える。
【0017】
選択的に、前記制限情報信頼度の取得モジュールは、区間の現在の時間帯に対応する前記制限情報信頼度の数と信頼度数の上限に基づいて前記制限情報信頼度を更新する第1の信頼度更新サブモジュールであって、前記信頼度数の上限が対応する区間の現在の時間帯内の前記制限情報信頼度の数の上限である第1の信頼度更新サブモジュールを備える。
【0018】
選択的に、前記第1の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度数の上限より小さい場合、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第1の信頼度更新ユニットを備える。
【0019】
選択的に、前記第1の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度の数の上限に等しい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度の最も低い前記制限情報を除去し、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第2の信頼度更新ユニットを備える。
【0020】
選択的に、前記ナビゲーションモジュールは、現在の時間帯内の区間の前記制限情報と、前記区間を通過する車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第2の信頼度更新サブモジュールを備える。
【0021】
選択的に、前記第2の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が前記区間の最も高い前記制限情報よりも大きい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度の最も低い前記制限情報を除去し、車両に対応する前記属性情報に基づいて現在の時間帯内の区間で新規制限情報を作成し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第3の信頼度更新ユニットを備える。
【0022】
選択的に、前記第2の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が対応する区間の最も高い前記制限情報以下である場合、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第4の信頼度更新ユニットを備える。
【0023】
選択的に、前記第4の信頼度更新ユニットは、前記制限情報が車両の前記属性情報より小さい場合、前記制限情報の信頼度を低下させる第1の信頼度更新サブユニットを備える。
【0024】
選択的に、前記第4の信頼度更新ユニットは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を向上させる第2の信頼度更新サブユニットを備える。
【0025】
選択的に、現在の時間帯内に車両が区間において逸脱が発生する場合、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第1の信頼度更新モジュールをさらに備える。
【0026】
選択的に、前記第1の信頼度更新モジュールは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を低下させる第3の信頼度更新サブモジュールを備える。
【0027】
選択的に、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報のうち、信頼度の最も高い前記制限情報が更新された場合、前記現在の時間帯内の区間の前記制限情報をレビュー端末に送信し、前記レビュー端末からフィードバックされた制限情報レビュー信頼度を受信し、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度を前記制限情報レビュー信頼度に置き換える第2の信頼度更新モジュールをさらに備える。
【0028】
本開示の第3の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を備え、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが前記第1の態様のいずれかに記載の方法を実行させる。
【0029】
本開示の第4の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、コンピュータに前記第1の態様のいずれかに記載の方法を実行させる。
【0030】
本開示の第5の態様によれば、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行される場合、前記第1の態様に記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0031】
車両からアップロードされた属性情報と追跡情報によって現在の時間帯内の各区間の制限情報信頼性を更新することで、よりリアルタイムの車両ナビゲーション情報を得ることができ、更新頻度が高く、リアルタイム性が良い。ナビゲーションパスの精度を高め、車両の使用者がラッシュアワーを回避しやすくし、移動効率を高める。
【0032】
なお、この部分に記載されている内容は、本開示の実施例の肝心または重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定することも意図していないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用され、本開示を限定するものではない。
【
図1】本開示によって提供される車両ナビゲーションパスの生成方法のフローチャートである。
【
図2】本開示によって提供される車両ナビゲーションパスの生成装置の概略構成図である。
【
図3】本開示の実施例の車両ナビゲーションパスの生成方法を実現するための電子機器ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、図面と併せて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本開示の実施例の様々な詳細事項を含んでおり、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを認識されたい。同様に、明確及び簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0035】
現在の車両ナビゲーションでは、合理的なナビゲーションを提供するために、車両属性情報と道路制限情報を取得し、高さ制限が前記車両高さより低い区間を回避する必要がある。車両データの取得ルートは少なく、現在主に外業チームに頼って車両の車高、車幅、重量などのデータ、及び道路の各時間帯の高さ限界、幅限界の情報を取得している。しかし、外業チームは人手が限られているため、車両属性情報と道路制限情報の更新速度が遅く、頻度が低く、道路の最新制限情報をタイムリーに提供できないため、車両ナビゲーションの精度と合理性が不足している。
【0036】
本開示は、車両ナビゲーション情報の収集が困難な問題を解決するために、車両ナビゲーションパスの生成方法、装置及びシステムを提案する。前記車両ナビゲーションパスの生成方法、装置及びシステムは、ユーザアップロード(User Generated Content、UGC)の追跡に基づいて車両情報を取得する。激励メカニズムに基づいて運転手の車種設置を推進し、車両道路網情報信頼度を導入し、道路網情報の迅速かつ正確な抽出案を提供する。また、本手法に基づいて、車両駐車場、ガソリンスタンドなどのコア興味点(Point of interest、POI)を抽出することができ、運転手に良いナビゲーション体験を与えることができる。
【0037】
同時に、異なる時間帯の異なる区間の車両の運転度合いに対して評価し、運転手が運転しやすく、他の車種に大型車を避けることを提示しやすい、一般ユーザの運転体験を高める。
【0038】
図1は、本開示によって提供される車両ナビゲーションパスの生成方法のフローチャートである。
図1に示すように、本開示によって提供される車両ナビゲーションパスの生成方法は以下のステップ101~104を含む。
【0039】
ステップ101、車両の属性情報と追跡情報を取得する。
【0040】
ステップ102、道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成する。
【0041】
ステップ103、前記道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得する。
【0042】
ステップ104、車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新し、更新後の前記制限情報信頼度に基づいて前記車両のナビゲーションパスを生成する。
【0043】
前記車両の属性情報は車両高さ及び/又は車両幅及び/又は車両重量及び/又は車種情報を含む。前記車種情報は、微型トラック、軽型トラック、中・大型トラックを含む。
【0044】
選択的に、前記車種情報は、危険品輸送車種をさらに含む。
【0045】
1つの可能な実施例では、運転手は追跡情報と車両属性情報をアップロードするか否かを自由に選択することができる。
【0046】
選択的に、前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を取得するステップは、区間の現在の時間帯に対応する前記制限情報信頼度の数と信頼度数の上限に基づいて前記制限情報信頼度を更新するステップであって、前記信頼度数の上限が対応する区間の現在の時間帯内の前記制限情報信頼度の数の上限であるステップを含む。
【0047】
ある時間内にある区間に最大N個の高さ限界、幅限界の信頼度が存在する可能性がある。Nは前記信頼度の上限である。異なる信頼度は異なる高さ限界、幅限界に対応する。現在の区間が現在の時間帯内にN個の信頼度の高さ限界、幅限界が存在するか否かを判断し、N個の信頼度の高さ限界、幅限界より少ない場合、新しい高さ限界、幅限界で信頼度を作成し、当該区間の候補高さ限界、幅限界に追加する。現在、N個の高さ限界、幅限界の信頼度が存在している場合、信頼度の最も低い高さ限界、幅限界を除去し、新しい高さ限界、幅限界を当該区間の候補高さ限界、幅限界に追加する。
【0048】
選択的に、車両運転手によってアップロードされた属性情報と追跡情報に基づいて、奨励と現金化をトリガーし、車両運転手に奨励を与えることも含まれる。
【0049】
選択的に、前記制限情報信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度数の上限より小さい場合、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む。
【0050】
選択的に、前記制限情報信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度の数の上限に等しい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度が最も低い前記制限情報を除去し、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む。
【0051】
選択的に、前記車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内の区間の前記制限情報と、前記区間を通過する車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む。
【0052】
選択的に、前記制限情報の信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が前記区間の最も高い前記制限情報よりも大きい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度が最も低い前記制限情報を除去し、車両に対応する前記属性情報に基づいて現在の時間帯内の区間で新規制限情報を作成し、前記新規制限情報の信頼度を作成するステップを含む。
【0053】
選択的に、前記制限情報の信頼度を更新するステップは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が対応する区間の最も高い前記制限情報以下である場合、前記制限情報と車両の前記属性情報とに基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップを含む。
【0054】
選択的に、前記制限情報と車両の前記属性情報との関係に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップは、前記制限情報が車両の前記属性情報より小さい場合、前記制限情報の信頼度を低下させるステップを含む。
【0055】
選択的に、前記制限情報と車両の前記属性情報との関係に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を向上させるステップを含む。
【0056】
UGCの追跡に基づいてアップロードされた車両属性情報が現在の区間の元の高さ限界、重さ限界に該当する場合、当該区間の元の高さ限界、重さ限界の信頼性を向上させる。現在のUGCに基づいてアップロードされた車両属性情報が当該区間の元の高さ限界、重さ限界を超える場合、新しい高さ限界、重さ限界を作成し、新しい高さ限界、重さ限界の信頼度を算出し、車両属性情報に基づいて他の高さ限界、重さ限界の信頼度を更新する。具体的には、以下通りである。
【0057】
ある区間がある区間に若干の高さ限界、幅限界情報Lnが存在する。
【0058】
車両の追跡情報から該当現在の区間時間のトラック走行追跡を解析する。
【0059】
現在の車両の高さ、幅などの情報Lvehicleが現在の区間の最大高さ限界、幅限界情報Lmaxよりも高い場合、新しい高さ限界、幅限界の信頼度を作成し、現在の区間におけるすべてのLnの信頼性を低下させる。
【0060】
現在の車両のLvehicleが現在の区間のLmaxより低い場合、Lvehicle以上のLnに対して、その信頼性を向上させる。Lvehicleより低いLnに対してその信頼性を低下させる。
【0061】
選択的に、現在の時間帯内に車両が区間において逸脱が発生する場合、前記制限情報と車両の前記属性情報とに基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップをさらに含む。
【0062】
前記逸脱とは、ナビゲーション中に運転手が経路に従って走行しないことによってナビゲーション経路から逸脱する行為であることを指す。ユーザが逸脱をトリガーする時に記録された情報は逸脱情報である。逸脱情報は、主に、元のナビゲーション経路情報、新しいナビゲーション経路情報、逸脱時間、車両情報を含む。これらの情報は、サービス側が集約した後、経路車両データをタイムリーに更新する。
【0063】
車両の高さが現在の区間の高さ限界を満たすが、逸脱が発生する場合、当該区間の高さ限界、幅限が追跡の走行の高さ限界、幅限界の要求を満たしていない可能性が高いため、当該区間のLvehicleより高いLnの信頼性を低下させる。
【0064】
選択的に、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新するステップは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を低下させるステップを含む。
【0065】
選択的に、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報のうち、信頼度の最も高い前記制限情報が更新された場合、前記現在の時間帯内の区間の前記制限情報をレビュー端末に送信し、前記レビュー端末からフィードバックされた制限情報レビュー信頼度を受信し、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度を前記制限情報レビュー信頼度に置き換えるステップをさらに含む。
【0066】
1つの可能な実施方式では、ある時間帯内のある区間において信頼度の最も高い高さ限界、幅限界情報が変化すると、人工レビューモジュールをトリガーし、人工レビューの信頼度を人工レビューすることに基づいて、人工レビューが完了した後、当該時間帯内の当該区間の高さ限界、幅限界情報をリセットし、データを道路網情報に記憶する。人工レビューで得られた高さ限界、幅限界情報は比較的信頼できるため、人工レビューで得られた高さ限界、幅限界情報の信頼性は極めて高い。
【0067】
選択的に、非貨車の走行を注意するために車両の各区間で走行する度合いを期間別に算出するステップをさらに含む。日常走行中、一部の車両の積載量が多いため、他の乗用車などの車両に対して一定の安全上の危険性が存在する可能性がある。そのため、追跡の走行度合いを統計することにより、経路計画の時に非貨車を回避させ、運転安全性を高める。回避できない場合、サーバを通じて走行度合い情報を発信し、「前方区間は大型トラックがよく走行する区間で、運転に気をつけてください」と音声で運転手に注意する。
【0068】
選択的に、車両運転手の駐車場を抽出し、POI逆探知サービスに基づいて、サービス側集約により、車両の高頻度のPOI情報を抽出し、走行中の駐車場の推奨のために使用されるステップをさらに含む。
【0069】
選択的に、追跡連続性に基づいて運転者が過労運転であるか否かを判断し、過労運転の運転手をサービスエリアに行かせて休むように注意するステップをさらに含む。
【0070】
車両からアップロードされた属性情報と追跡情報によって現在の時間帯内の各区間の制限情報信頼性を更新することで、よりリアルタイムの車両ナビゲーション情報を得ることができ、更新頻度が高く、リアルタイム性が良い。
【0071】
図2は本開示によって提供される車両ナビゲーションパスの生成装置200の概略構成図である。
図2に示すように、本開示によって提供される車両ナビゲーションパスの生成装置は、車両の属性情報と追跡情報を取得する車両情報取得モジュール210と、道路網の現在の道路網情報と車両の前記追跡情報に基づいて車両の逸脱情報を生成する逸脱情報取得モジュール220と、前記道路網における各区間の現在の時間帯の制限情報信頼度を取得する制限情報信頼度取得モジュール230と、車両の前記属性情報と前記逸脱情報に基づいて前記道路網における各区間の現在の時間帯の前記制限情報信頼度を更新し、更新後の前記制限情報信頼度に基づいて前記車両のナビゲーションパスを生成するナビゲーションモジュール240と、を備える。
【0072】
選択的に、前記制限情報信頼度の取得モジュールは、区間の現在の時間帯に対応する前記制限情報信頼度の数と信頼度数の上限に基づいて前記制限情報信頼度を更新する第1の信頼度更新サブモジュールであって、前記信頼度数の上限が対応する区間の現在の時間帯内の前記制限情報信頼度の数の上限である第1の信頼度更新サブモジュールを備える。
【0073】
選択的に、前記第1の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度数の上限より小さい場合、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第1の信頼度更新ユニットを備える。
【0074】
選択的に、前記第1の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度の数が信頼度の数の上限に等しい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度の最も低い前記制限情報を除去し、前記現在の時間帯内の区間に新規制限情報を追加し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第2の信頼度更新ユニットを備える。
【0075】
選択的に、前記ナビゲーションモジュールは、現在の時間帯内の区間の前記制限情報と、前記区間を通過する車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第2の信頼度更新サブモジュールを備える。
【0076】
選択的に、前記第2の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が前記区間の最も高い前記制限情報よりも大きい場合、現在の時間帯内の区間の信頼度の最も低い前記制限情報を除去し、車両に対応する前記属性情報に基づいて現在の時間帯内の区間で新規制限情報を作成し、前記新規制限情報の信頼度を作成する第3の信頼度更新ユニットを備える。
【0077】
選択的に、前記第2の信頼度更新サブモジュールは、現在の時間帯内に前記区間を通過する車両の前記属性情報が対応する区間の最も高い前記制限情報以下である場合、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第4の信頼度更新ユニットを備える。
【0078】
選択的に、前記第4の信頼度更新ユニットは、前記制限情報が車両の前記属性情報より小さい場合、前記制限情報の信頼度を低下させる第1の信頼度更新サブユニットを備える。
【0079】
選択的に、前記第4の信頼度更新ユニットは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を向上させる第2の信頼度更新サブユニットを備える。
【0080】
選択的に、現在の時間帯内に車両が区間において逸脱が発生する場合、前記制限情報と車両の前記属性情報に基づいて前記制限情報の信頼度を更新する第1の信頼度更新モジュールをさらに備える。
【0081】
選択的に、前記第1の信頼度更新モジュールは、前記制限情報が車両の前記属性情報以上である場合、前記制限情報の信頼度を低下させる第3の信頼度更新サブモジュールを備える。
【0082】
選択的に、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報のうち、信頼度の最も高い前記制限情報が更新された場合、前記現在の時間帯内の区間の前記制限情報をレビュー端末に送信し、前記レビュー端末からフィードバックされた制限情報レビュー信頼度を受信し、現在の時間帯内の区間に対応する前記制限情報信頼度を前記制限情報レビュー信頼度に置き換える第2の信頼度更新モジュールをさらに備える。
【0083】
車両からアップロードされた属性情報と追跡情報によって現在の時間帯内の各区間の制限情報信頼性を更新することで、よりリアルタイムの車両ナビゲーション情報を得ることができ、更新頻度が高く、リアルタイム性が良い。
【0084】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0085】
図3は、本開示の実施例の車両ナビゲーションパス的生成方法を実施するための電子機器300の示すブロック図を示す。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の同様のコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示される部品、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本開示の実現を制限することを意図したものではない。
【0086】
図3に示すように、電子機器300は、読み取り専用メモリ(ROM)302に記憶されているコンピュータプログラムまたは記憶ユニット308からランダムアクセスメモリ(RAM)303にロードされたコンピュータプログラムに従って様々な適切な動作および処理を実行する計算ユニット301を備える。RAM 303には、電子機器300の動作に必要な各種のプログラムやデータも記憶されてもよい。計算ユニット301、ROM 302、およびRAM 303は、バス304を介して互いに接続されている。バス304には、入力/出力(I/O)インタフェース305も接続されている。
【0087】
電子機器300の複数のコンポーネントはI/Oインタフェース305に接続され、キーボード、マウスなどの入力ユニット306、各タイプのディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット307、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット308、およびネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバなどの通信ユニット309を備える。通信ユニット309は、電子機器300が、インターネットなどのコンピュータネットワークと/または各種の電信ネットワークを介して他のデバイスと情報/データを交換することを可能にする。
【0088】
計算ユニット301は、処理および計算能力を有する様々な汎用と/または専用の処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット301のいくつかの例は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、各種の専用の人工知能(AI)計算チップ、各種のマシン運転学習モデルアルゴリズムの計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびいずれかの適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット301は、上記に記載された各方法及び処理、例えば、車両ナビゲーションパスの生成方法を実行する。例えば、いくつかの実施例では、車両ナビゲーションパスの生成方法を、記憶ユニット308などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部または全部はROM 302および/または通信ユニット309を介して電子機器300にロードおよび/またはインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM 303にロードされ、計算ユニット301によって実行される場合、前文に記載された車両ナビゲーションパスの生成方法の1つまたは複数のステップが実行されてもよい。候補的に、他の実施例では、計算ユニット301は車両ナビゲーションパスの生成方法を実行するように、他のいずれかの適切な方式(例えば、ファームウェアを介して)によって構成されてもよい。
【0089】
本明細書で上記記載されたシステムと技術の様々な実施方式は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されることを含むことができ、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを備えるプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0090】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、プロセッサ又はコントローラによって実行された際に、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよい。プログラムコードは、完全に機械上で実行され、部分的に機械上で実行され、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的に機械上で実行され、部分的にリモート機械上で実行され、又は完全にリモート機械又はサーバ上で実行されてもよい。
【0091】
本開示のコンテクストでは、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるために、又は命令実行システム、装置、またはデバイスと組み合わせて使用するためのプログラムを含むか、又は記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体システム、装置又はデバイス、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを備えることができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のラインに基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含む。
【0092】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上で、ここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又は追跡ボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力、または、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0093】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバー)、又はフロントエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施方式とインタラクションできる)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントのいずれかの組み合わせを備えるコンピューティングシステムで実行することができる。いずれかの形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、ブロックチェーンネットワークを含む。
【0094】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを備えることができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で運行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバはクラウドサーバであってもよい、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービスシステムにおける1つのホスト製品であり、従来の物理ホストとVPSサービス(「Virtual Private Server」,または 「VPS」と略す)に存在する管理の難しさ、業務拡張性の弱い欠陥を解決した。サーバは分散システムのサーバであってもよい、ブロックチェーンを組み込んだサーバであってもよい。
【0095】
なお、上記に示される様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができることを理解されたい。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0096】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要求と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができると理解されたい。任意の本開示の精神と原則内で行われる修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれなければならない。