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▶ プラスワン株式会社の特許一覧

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  • 特開-眉描き用の芯材 図1
  • 特開-眉描き用の芯材 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022092190
(43)【公開日】2022-06-22
(54)【発明の名称】眉描き用の芯材
(51)【国際特許分類】
   A45D 40/20 20060101AFI20220615BHJP
【FI】
A45D40/20 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020204843
(22)【出願日】2020-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】506204047
【氏名又は名称】プラスワン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】青木 尊利
(57)【要約】
【課題】 1本で綺麗なグラデーションを描くことが可能なアイブロウペンシルが求められている。
【解決手段】 複数の色調や硬度を有する芯材を、所定の形状と境界線で束ねて使用する。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒状の複数の色材を束ねる事により、線を書く際にグラデーションができる様に構成された芯材であって、束ねた芯材の横断面形状が、楕円・長円・三角形・五角形・六角形・七角形・八角形・台形・平行四辺形・卵形・凹形・凸形・星形・扇形・馬蹄形・しずく形・涙形・半円と方形を組合わせた形状・前述の各形状の2つ又は3つを組み合わせた形状の、いずれか、及び、前述の断面形状の内、角を有する断面形状の角部の一部又は全部にRを付けた形状の、いずれかである事を特徴とする、眉描き用の芯材。
【請求項2】
芯材は、色、又は明るさ、又は濃さ、又は硬度が異なる2種類から8種類の色材を束ねた構成とし、各色材と色材との境界線の形状が、直線・曲線・折れ線・波形線・平行線・直交する線・鋭角で交差する線・鈍角で交差する線・T形状・K形状・H形状・U形状・Y形状・E形状・L形状F形状・M形状・N形状・X形状・Z形状・W形状・S形状・D形状・渦巻き形及び、これらの形状の組み合わせ、又はこれらの形状を含む形状の、いずれかである事を特徴とする、請求項1に記載の眉描き用の芯材。
【請求項3】
以下のいずれか、又はいずれか複数の特徴を有する、請求項1又は請求項2に記載の眉描き用の芯材。
1、1種類、又は複数種類の色材を、軟質体、又は粘着体、又は流動体、又は弾性体とし、束ねてから所定の保持容器に挿入する構成とした。
2、複数の色材の内、1種類又は複数種類を、ラメ体、又は粉末体入りとした。
3、複数の色材の内、1種類又は複数種類を、体温程度の熱で溶ける材質とした。
4、複数の色材の内、1種類又は複数種類に、香料を含浸させた。
5、複数の色材の内、1種類又は複数種類を、他の色材よりも高硬度とした。
6、複数の色材の内、1種類又は複数種類を、他の色材よりも低硬度とした。
7、束ねた色材の先端部分を所定の断面形状とし、根本部分は円形又は四角形とした。
8、束ねた色材の境界部分は接着せず、長手方向にスライド可能とした。
9、束ねた色材の境界部分は接着せず、一部の色材を交換可能とした。
10、複数の色材の内、1種類又は複数種類を筒状とし、内部に流動性のある色材を封入した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眉を描くための鉛筆型化粧道具に使用する、色付きの芯材に関する。
【背景技術】
【0002】
本体を回転させる事によって、各色調の芯材が繰り出されるアイブロウペンシルが既に市販されており、2色の芯材を束ねた市販品も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
無し。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
綺麗に化粧を行うためには、色の混合によるグラデーションが重要だが、現状の市販品では、1色、又は2色の線しか引くことができず、微妙な色の混合やグラデーションも不可能だった。また、複数のアイブロウペンシルを用意すると費用がかさみ、置き場所にも困る。そこで、1本で、複雑かつ綺麗なグラデーションを表現できるアイブロウペンシルが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の課題を解決し、顧客が求める複雑なグラデーションを実現する為には、本発明の請求項1から請求項3のいずれかに記載された構成を1つ、又は複数選択して採用すればよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の、請求項1から請求項3のいずれかに記載された構成を複数採用すれば、前述の課題を全て解決する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の芯材を使用した、アイブロウペンシルの側面図である。
図2】芯材部分の横断面図であり、4種類の構成を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明を実施し、課題を解決する為の形態や構成は、請求項1から請求項3に詳述された通りであり、そのいずれか、又はいずれか複数を選択すれば良い。その構成の一例を、図を使用して説明する。
【実施例0009】
図1は、アイブロウペンシルの側面図であり、使用者は本体1を保持し、芯材2で眉に色を付ける。芯材2は、複数の色の芯材を束ねた構成とする。
【0010】
図2は、芯材2の横断面図の一例であり、(1)~(4)の様に、境界線3~6で分割された複数の色彩や硬度を有する芯材を束ねた構成により、芯を眉に当てる向きや強さによって、描かれる色彩や濃度が変化し、綺麗なグラデーションを得る事ができる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明の、請求項1から請求項3の、いずれかに記載された構成を1つ又は複数選択して採用すれば、前述の課題を全て解決する事が可能で、高機能の商品を廉価で市場に提供できる。
【符号の説明】
【0012】
1、化粧道具である、アイブロウペンシルの本体
2、複数の色材を束ねて構成された、眉描き用の芯材
3、色調や硬度の異なる色材と色材との、境界線
4、色調や硬度の異なる色材と色材との、境界線
5、色調や硬度の異なる色材と色材との、境界線
6、色調や硬度の異なる色材と色材との、境界線
図1
図2