IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社東海スプリング製作所の特許一覧

<>
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図1
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図2
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図3
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図4
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図5
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図6
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図7
  • 特開-ワイパアームのカバー取付構造 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022092335
(43)【公開日】2022-06-22
(54)【発明の名称】ワイパアームのカバー取付構造
(51)【国際特許分類】
   B60S 1/34 20060101AFI20220615BHJP
【FI】
B60S1/34 120Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020205097
(22)【出願日】2020-12-10
(71)【出願人】
【識別番号】591012200
【氏名又は名称】株式会社東海理機
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】青木 倫史
【テーマコード(参考)】
3D025
3D225
【Fターム(参考)】
3D025AA01
3D025AB01
3D025AC01
3D025AD01
3D025AE04
3D025AE21
3D225AA01
3D225AB01
3D225AC01
3D225AD01
3D225AE04
3D225AE21
(57)【要約】
【課題】ワイパアームに対してカバーを取り付けた際に、カバーが正常に取り付けられているか否かを容易に確認することができるワイパアームのカバー取付構造を提供する。
【解決手段】ワイパアーム11のカバー取付構造は、ワイパアーム11の基端部13に収容部が形成され、収容部には貫通孔19が形成され、貫通孔19に挿通されたピボット軸の先端部にはワイパアーム11を締め付けて固定するナットが螺合され、収容部内に配置されたナットを覆うカバー24をワイパアーム11の取付位置に取り付けた構造である。カバー24は、ナットを覆う本体部25と、本体部25に突設されてワイパアーム11の基端部13を外側から挟んで係止する弾性を有した一対の係止部26とを備える。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイパアームの基端部に収容部が形成され、前記収容部にはピボット軸が挿通される貫通孔が形成され、前記貫通孔に挿通された前記ピボット軸の先端部には前記ワイパアームを締め付けて固定するナットが前記収容部内において螺合され、前記収容部内に配置された前記ナットを覆うカバーを前記ワイパアームの取付位置に取り付けたワイパアームのカバー取付構造であって、
前記カバーは、前記ナットを覆う本体部と、前記本体部に突設されて前記ワイパアームの基端部を外側から挟んで係止する弾性を有した一対の係止部とを備えていることを特徴とするワイパアームのカバー取付構造。
【請求項2】
前記ワイパアームの基端部には、一対の前記係止部とそれぞれ嵌合する一対の嵌合凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のワイパアームのカバー取付構造。
【請求項3】
前記カバーの外面は、当該外面と隣接する前記ワイパアームの外面と面一になっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイパアームのカバー取付構造。
【請求項4】
前記カバーにおける前記本体部と一対の前記係止部とは、一体に形成されていることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のワイパアームのカバー取付構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両等のワイパ装置に備えられるワイパアームのカバー取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のワイパアームのカバー取付構造として、例えば特許文献1に示すものが知られている。こうしたワイパアームのカバー取付構造では、ワイパアームの基端部において、車体側のピボット軸が挿通される穴部と、穴部の表面側外周部にワイパアームの本体部分に対して凹んだ凹部と、凹部内に配置されて穴部を貫通したピボット軸の先端部に螺合するナットと、凹部を覆うように装着されるカバーとを備えた構造になっている。
【0003】
ピボット軸の先端部にはピン溝が形成される一方、カバーの内側にはピン溝に嵌合可能なピンが突設されている。そして、カバーのピンをピボット軸のピン溝に嵌合させることによってカバーがワイパアームに取り付けられるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平4-16072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のワイパアームのカバー取付構造では、カバーをワイパアームに取り付けた際にカバーの内側においてピンとピン溝とが嵌合するため、ピンとピン溝との嵌合状態を外部から視認することができない。したがって、ワイパアームに対してカバーが正常に取り付けられているか否かを容易に確認することができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するワイパアームのカバー取付構造は、ワイパアームの基端部に収容部が形成され、前記収容部にはピボット軸が挿通される貫通孔が形成され、前記貫通孔に挿通された前記ピボット軸の先端部には前記ワイパアームを締め付けて固定するナットが前記収容部内において螺合され、前記収容部内に配置された前記ナットを覆うカバーを前記ワイパアームの取付位置に取り付けた構造であって、前記カバーは、前記ナットを覆う本体部と、前記本体部に突設されて前記ワイパアームの基端部を外側から挟んで係止する弾性を有した一対の係止部とを備えていることを要旨とする。
【0007】
この構成によれば、カバーは、本体部によってナットを覆った状態で一対の係止部によりワイパアームの基端部を外側から挟んで係止することによってワイパアームに取り付けられる。このため、一対の係止部のワイパアームの基端部に対する係止状態を視認することができる。したがって、ワイパアームに対してカバーを取り付けた際に、カバーが正常に取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
【0008】
上記ワイパアームのカバー取付構造において、前記ワイパアームの基端部には、一対の前記係止部とそれぞれ嵌合する一対の嵌合凹部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、一対の係止部と一対の嵌合凹部とがそれぞれ嵌合することで、ワイパアームに取り付けた状態のカバーをワイパアームから外れ難くすることができる。
【0009】
上記ワイパアームのカバー取付構造において、前記カバーの外面は、当該外面と隣接する前記ワイパアームの外面と面一になっていることが好ましい。
この構成によれば、カバーが取り付けられた状態のワイパアームの小型化及び外観の向上に寄与できる。
【0010】
上記ワイパアームのカバー取付構造において、前記カバーにおける前記本体部と一対の前記係止部とは、一体に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、本体部と一対の係止部とを別々の部材によって構成する場合に比べて部品点数を低減できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ワイパアームに対してカバーを取り付けた際に、カバーが正常に取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】一実施形態においてカバーがワイパアームの基端部の取付位置に取り付けられた状態を示す断面図。
図2】ワイパアームの基端部を表側から見たときの斜視図。
図3】ワイパアームの基端部を裏側から見たときの斜視図。
図4】カバーを裏側から見たときの斜視図。
図5】カバーを横から見たときの斜視図。
図6】カバーがワイパアームの基端部の取付位置に取り付けられた状態を表側から見たときの斜視図。
図7】カバーがワイパアームの基端部の取付位置に取り付けられた状態を裏側から見たときの斜視図。
図8】カバーをワイパアームの基端部の取付位置に取り付けるときの状態を裏側から見たときの斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、ワイパアームのカバー取付構造の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、図示しない車両に設けられたピボット軸12の先端部には、テーパ部12a及び雄ねじ部12bが形成されている。雄ねじ部12bは、テーパ部12aよりもピボット軸12の先端側に位置し、テーパ部12aと隣接して配置されている。ピボット軸12の先端部には、一方向に延びるワイパアーム11の基端部13が連結されている。ワイパアーム11は、例えばアルミダイキャストなどの金属によって構成されている。
【0014】
なお、以下の説明では、図1におけるワイパアーム11の上側を表側とし、図1におけるワイパアーム11の下側を裏側とし、図1におけるワイパアーム11の長手方向をX方向とし、図1における紙面と直交するワイパアーム11の幅方向をY方向とし、図1における上下方向(ピボット軸12の軸線方向)をZ方向とする。X方向、Y方向、及びZ方向は、互いに直交する方向である。
【0015】
図1及び図2に示すように、ワイパアーム11の基端部13は、ピボット軸12に連結されるZ方向から見て円形状をなす連結部14と、連結部14とワイパアーム11の中間部15とを接続する接続部16とを備えている。接続部16における表側の面は、X方向においてワイパアーム11の中間部15に近づくにつれて徐々にZ方向における連結部14からの距離が長くなるように傾斜した傾斜面16aとされている。ワイパアーム11の先端部には、図示しないワイパブレードが取り付けられる。
【0016】
連結部14の裏側には、円形の凹部14aが形成されている。ワイパアーム11の基端部13における連結部14の表側部分には、収容部17が形成されている。収容部17における凹部14aとの境界部分には、円板状の隔壁18が形成されている。収容部17は、隔壁18と、連結部14における隔壁18の表側の所定の空間とを含んでいる。隔壁18の中央部には、ピボット軸12の先端部が挿通されるテーパ孔によって構成された円形の貫通孔19が形成されている。
【0017】
ピボット軸12の先端部が貫通孔19に挿通された状態では、ピボット軸12のテーパ部12aが貫通孔19の内周面に当接するとともにピボット軸12の雄ねじ部12bが収容部17内における隔壁18よりも表側に位置する。ピボット軸12の雄ねじ部12bには、座金付きのナット20が収容部17内において螺合されている。そして、ナット20を締め付けることにより、ワイパアーム11の基端部13がピボット軸12に固定される。
【0018】
図2及び図3に示すように、隔壁18の表側の面における接続部16側以外の周縁部には、周縁凹部21がU字状をなすように形成されている。ワイパアーム11における接続部16と中間部15との間には、段差部22が設けられている。すなわち、段差部22は、ワイパアーム11における接続部16と中間部15との表側同士の間及び接続部16と中間部15とのY方向の両側部同士の間に設けられている。
【0019】
この場合、接続部16の傾斜面16aは中間部15の表側の面よりも内側に位置し、接続部16のY方向の両側の面はそれぞれ中間部15のY方向の両側の面よりも内側に位置している。ワイパアーム11の接続部16のY方向の両側部には、嵌合凹部23が対をなすように設けられている。
【0020】
図1図4及び図5に示すように、ワイパアーム11の基端部13における表側の位置は、カバー24が取り付けられる取付位置とされている。すなわち、ワイパアーム11の取付位置には、収容部17内に配置されたナット20を覆うカバー24が取り付けられている。カバー24は、弾性を有する合成樹脂によって構成され、ナット20を覆う本体部25と、本体部25に一体に突設されてワイパアーム11の基端部13の接続部16をY方向の外側から挟んで係止する一対の係止部26とを備えている。
【0021】
カバー24の本体部25は、基端側が円弧状に湾曲したU字状の外側壁27と、外側壁27の表側の開口を塞ぐように外側壁27に設けられた基端側が円弧状をなす平板状の表壁28とを備えている。したがって、本体部25は、先端側及び裏側が開口した有底箱状をなしている。本体部25の先端側の開口は第1開口部29とされ、本体部25の裏側の開口は第2開口部30とされている。第1開口部29と第2開口部30とは、互いに連通している。
【0022】
表壁28の裏面における外側壁27の内側には、第1内側壁31及び第2内側壁32が設けられている。第1内側壁31は、先端側に位置して第1開口部29に向かって膨らむように湾曲したU字状をなしている。第1内側壁31は、外側壁27の湾曲部分と第1内側壁31の湾曲部分とで裏側から見て円が形成されるように配置されている。
【0023】
第2内側壁32は、外側壁27の湾曲部分の中央部の内面に一体に形成され、外側壁27の湾曲部分に沿って湾曲した略矩形板状をなしている。第2内側壁32は、X方向において第1内側壁31と対向するように配置されている。第1内側壁31及び第2内側壁32の表壁28からの高さは、外側壁27の表壁28からの高さよりも若干低くなっている。第1内側壁31及び第2内側壁32は、表壁28からの高さが互いに同じになっている。外側壁27は、Z方向において周縁凹部21と対応するようにU字状に延びている。
【0024】
カバー24の本体部25の外側壁27の先端側の両端部には、裏側に突出する係止部26が対をなすように形成されている。一対の係止部26は、Z方向に延びる矩形板状のアーム部33と、アーム部33のY方向の内面における裏側の端部であって且つ先端側の端部に形成された爪部34とを備えており、Y方向において互いに対向している。一対の係止部26の爪部34の裏側の面は、案内面35とされ、Y方向の内側に向かうほど表側に近づくように傾斜している。X方向において、爪部34の長さはアーム部33の長さの半分程度になるように設定されている。
【0025】
図1図6及び図7に示すように、ワイパアーム11の基端部13の取付位置(図1図6及び図7においてカバー24が取り付けられた位置)にカバー24が取り付けられた状態では、カバー24の一対の係止部26の爪部34がワイパアーム11の基端部13の接続部16の裏側の面におけるY方向の両端部を係止する。このとき、一対の係止部26のアーム部33がワイパアーム11の接続部16の一対の嵌合凹部23にそれぞれ嵌合する。
【0026】
また、カバー24は、外側壁27がZ方向において連結部14の周縁凹部21と接触し、第1内側壁31及び第2内側壁32がZ方向において連結部14における隔壁18の表側の面に接触する。さらに、カバー24の先端面36は、ワイパアーム11の段差部22にX方向において接触する。
【0027】
そして、カバー24の外面は、当該外面と隣接するワイパアーム11の外面と面一になっている。すなわち、外側壁27の外面は連結部14の外周面と面一になり、表壁28の表側の面は中間部15の表側の面と面一になり、アーム部33の外面は連結部14のY方向の側面及び中間部15のY方向の側面とそれぞれ面一になっている。
【0028】
したがって、上述のように、ワイパアーム11の基端部13の取付位置にカバー24が取り付けられた状態では、カバー24とワイパアーム11とがX方向、Y方向、及びZ方向において接触する。このため、カバー24は、ワイパアーム11の取付位置に位置決めされた状態で取り付けられる。このとき、カバー24は、ナット20に対して一切接触しない。
【0029】
次に、カバー24をワイパアーム11の基端部13の取付位置に取り付けるときの作用について説明する。
カバー24をワイパアーム11の基端部13の取付位置に取り付ける場合には、まず、図8に示すように、ワイパアーム11の基端部13がカバー24の第2開口部30からカバー24内にZ方向において挿入されるように、カバー24を移動させる。すると、一対の係止部26の爪部34の案内面35が接続部16における一対の嵌合凹部23をそれぞれ摺動する過程で一対の係止部26のアーム部33がY方向の外側に広がるように弾性変形する。
【0030】
引き続き、カバー24を移動させると、一対の爪部34が一対の嵌合凹部23をそれぞれ乗り越える。すると、図6及び図7に示すように、弾性変形されていた一対のアーム部33が自らの弾性復元力によって元の形状に戻る。これにより、一対の係止部26がワイパアーム11の基端部13の接続部16をY方向の外側から係止し、カバー24がワイパアーム11の基端部13の取付位置に取り付けられる。
【0031】
このように、本実施形態では、一対の係止部26の爪部34によるワイパアーム11の基端部13の接続部16に対する係止状態を外部から視認することができる。したがって、ワイパアーム11に対してカバー24を取り付けた際に、カバー24が正常に取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
【0032】
なお、カバー24がワイパアーム11の取付位置に取り付けられた状態では、一対の係止部26の爪部34と接続部16の裏側の面におけるY方向の両端部とのZ方向における接触により、カバー24がZ方向においてワイパアーム11の基端部13の接続部16から外れる(離れる)方向に移動することが抑制される。
【0033】
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)ワイパアーム11のカバー取付構造は、ワイパアーム11の基端部13に収容部17が形成され、収容部17にはピボット軸12が挿通される貫通孔19が形成され、貫通孔19に挿通されたピボット軸12の先端部にはワイパアーム11を締め付けて固定するナット20が収容部17内において螺合され、収容部17内に配置されたナット20を覆うカバー24をワイパアーム11の取付位置に取り付けた構造になっている。カバー24は、ナット20を覆う本体部25と、本体部25に突設されてワイパアーム11の基端部13を外側から挟んで係止する弾性を有した一対の係止部26とを備えている。
【0034】
この構成によれば、カバー24は、本体部25によってナット20を覆った状態で一対の係止部26によりワイパアーム11の基端部13を外側から挟んで係止することによってワイパアーム11に取り付けられる。このため、一対の係止部26のワイパアーム11の基端部13に対する係止状態を外部から視認することができる。したがって、ワイパアーム11に対してカバー24を取り付けた際に、カバー24が正常に取り付けられているか否かを容易に確認することができる。
【0035】
(2)ワイパアーム11のカバー取付構造において、ワイパアーム11の基端部13には、一対の係止部26とそれぞれ嵌合する一対の嵌合凹部23が形成されている。
この構成によれば、一対の係止部26と一対の嵌合凹部23とがそれぞれ嵌合することで、ワイパアーム11に取り付けた状態のカバー24をワイパアーム11から外れ難くすることができる。
【0036】
(3)ワイパアーム11のカバー取付構造において、カバー24の外面は、当該外面と隣接するワイパアーム11の外面と面一になっている。
この構成によれば、カバー24が取り付けられた状態のワイパアーム11の小型化及び外観の向上に寄与できる。
【0037】
(4)ワイパアーム11のカバー取付構造において、カバー24における本体部25と一対の係止部26とは、一体に形成されている。
この構成によれば、本体部25と一対の係止部26とを別々の部材によって構成する場合に比べて部品点数を低減できる。
【0038】
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0039】
・カバー24における本体部25と一対の係止部26とは、必ずしも一体に形成されている必要はない。すなわち、カバー24において、本体部25と一対の係止部26とは、互いに別体で構成されていてもよい。
【0040】
・カバー24の本体部25は、必ずしも弾性を有する必要はない。
・ワイパアーム11の取付位置にカバー24を取り付けた状態において、カバー24の外面は、必ずしも当該外面と隣接するワイパアーム11の外面と面一になっている必要はない。
【0041】
・ワイパアーム11の接続部16における一対の嵌合凹部23は、省略してもよい。
【符号の説明】
【0042】
11…ワイパアーム
12…ピボット軸
12a…テーパ部
12b…雄ねじ部
13…基端部
14…連結部
14a…凹部
15…中間部
16…接続部
16a…傾斜面
17…収容部
18…隔壁
19…貫通孔
20…ナット
21…周縁凹部
22…段差部
23…嵌合凹部
24…カバー
25…本体部
26…係止部
27…外側壁
28…表壁
29…第1開口部
30…第2開口部
31…第1内側壁
32…第2内側壁
33…アーム部
34…爪部
35…案内面
36…先端面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8