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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022092578
(43)【公開日】2022-06-22
(54)【発明の名称】男性用自慰補助具
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/37 20060101AFI20220615BHJP
【FI】
A61F5/37 Z
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021177989
(22)【出願日】2021-10-29
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】P 2020204875
(32)【優先日】2020-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】518360760
【氏名又は名称】株式会社アリー・コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100153268
【弁理士】
【氏名又は名称】吉原 朋重
(72)【発明者】
【氏名】成田 朋史
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA05
4C098EE02
(57)【要約】
【課題】
使用後のべたつきや不快感を防ぎ、ティッシュを使わずに直ぐにきれいにでき、折り畳んで捨てられて、臭いが漏れないため、ストレスなく毎日でも使用できる。
【解決手段】
平型の袋形状を成す男性用自慰補助具であって、前記袋内部の上下面それぞれにおいて、シート状のライナーと該ライナー上に凸凹が規則的に現れるようにした内面材とから成る加工体を、前記内面材を内側にして配置させることを特徴とする。
【選択図】図12

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平型の袋形状を成す男性用自慰補助具であって、
前記袋内部の上下面それぞれにおいて、シート状のライナーと該ライナー上に凸凹が規則的に現れるようにした内面材とから成る加工体を、前記内面材を内側にして配置させることを特徴とする男性用自慰補助具。
【請求項2】
前記袋内部の上下面それぞれにおいて、シート状のライナーと該ライナー上に波形が連続して現れるように配置させた波状体とから成る片面コルゲート加工体を、前記ライナーの無い方の面を内側にして、かつ、前記波形が前記袋の開口部から奥側に向けて連なるように重ねて配置させることを特徴とする請求項1に記載の男性用自慰補助具。
【請求項3】
前記波状体が、不織布で形成され、前記ライナーが、塩化ビニル又は不織布で形成されることを特徴とする請求項2に記載の男性用自慰補助具。
【請求項4】
前記波状体が、レーヨン混合不織布で形成され、前記ライナーが、塩化ビニル又はレーヨン混合不織布で形成されることを特徴とする請求項3に記載の男性用自慰補助具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
男性の自慰行為を補助する器具の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
自慰とは、性交によらず自分の性器を直接に刺激することによりオルガスムスを得ようとする行為であり、多くは手によって性器を刺激し、手淫ともいうが、手以外の器具を使用することもある。
【0003】
ところで、男性の自慰行為に使用する器具については、従来、技術的な提案が複数行われており、例えば、特許文献1では、弾力性(伸縮性、可撓性)を有し、弾性変形が容易な樹脂、ゴム等の薄肉材料からなり、ペニスに装着して使用することにより精子を採取する手段である精子採取具が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】意匠登録第1509127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来技術は、使用後のべたつきによる不快感があるという問題点がある。
また、上記従来技術は、使用後の汚れを取り除くためにティッシュを使う必要があり、使用に際し手間が掛かるという問題点もある。
【0006】
そこで本発明では、上記問題点に鑑み、使用後のべたつきや不快感を防ぎ、ティッシュを使わずに直ぐにきれいにでき、折り畳んで捨てられて、臭いが漏れないため、ストレスなく毎日でも使用でき、また、安価な素材で量産可能な構造のため、日用品化し易い男性用自慰補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示する男性用自慰補助具の一形態は、平型の袋形状を成す男性用自慰補助具であって、前記袋内部の上下面それぞれにおいて、シート状のライナーと該ライナー上に凸凹が規則的に現れるようにした内面材とから成る加工体を、前記内面材を内側にして配置させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
開示する男性用自慰補助具は、使用後のべたつきや不快感を防ぎ、ティッシュを使わずに直ぐにきれいにでき、折り畳んで捨てられて、臭いが漏れないため、ストレスなく毎日でも使用でき、また、安価な素材で量産可能な構造のため、日用品化し易い。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)の斜視図(その1)である。
図2】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)の斜視図(その2)である。
図3】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)の正面図である。
図4】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)の平面図である。
図5】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)の底面図である。
図6】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)の右側面図である。
図7】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)のA-A断面図である。
図8】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)のB-B断面図である。
図9】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第1実施例)のC-C断面図である。
図10】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第2実施例)の正面図である。
図11】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第2実施例)の中空部位の表面を表した図である。
図12】本実施の形態に係る男性用自慰補助具(第2実施例)の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る男性用自慰補助具の構造)
(1)第1実施例:図1乃至9を用いて、本実施の形態に係る男性用自慰補助具(以下、単に「本補助具」という。)1の構造について説明する。
【0011】
本補助具1は、主に男性が使用し、使用者の自慰行為を手助けするための道具である。つまり、本補助具1は、男性の射精を促進するための器具である。図で示すように、本補助具1は、平型の袋形状を成す。本補助具1は、例えば、横15cm×縦9cm程度の大きさであることが好適であるが、その大きさは適宜変更されても良い。本補助具1は、小型化され平たい形状で持ち運び易く、目立たずに恥ずかしい思いをせずに済む。つまり、本補助具1は、小型化を図り、携帯性と秘匿性を確保している。
【0012】
本補助具1が成す袋2の上下面それぞれは、外表面に配置される外面材20と、袋2内側に配置される片面コルゲート加工体8と、から成る。外面材20は、塩化ビニルであることが好適であるが、塩化ビニル以外であっても良く、例えば、シリコン組成物であっても良い。
【0013】
図で示すように、片面コルゲート加工体8は、シート状のライナー4と、ライナー4上に波形が連続して現れるように形成される波状体6と、から成る。片面コルゲート加工体8は、ライナー4が無い方の面を袋2内側に向けた状態で、ライナー4及び波状体6で形成される層を3層重ねて形成される。従来の冷たい男性用自慰補助具と違い、ふわふわとして温もりのある使用感を出すことができる。
【0014】
また、片面コルゲート加工体8は、波状体6の成す波形が袋2の開口部から奥側に向けて連なるように配置される。なお、片面コルゲート加工体8は、ライナー4及び波状体6で形成される層の層数を1、2その他の数に変えて形成されても良い。このように、ナイロン不織布にコルゲート加工を施すことにより波形状が現れ、波形状は、袋形状の開口部から奥部方向に連続する凸凹であるため、程よい抵抗感によって、使用感を高めている。
つまり、本補助具1の袋部内部は、起伏の小さい凸凹構造を備えるシートを3層重ねて形成されるため、程よい抵抗感と弾力感とを発揮する。
【0015】
なお、ライナー4及び波状体6は、ナイロン不織布で形成されることが好適であるが、その素材は、ナイロン不織布以外でも良く、例えば、パルプ、綿、シリコン等であっても良い。
【0016】
また、片面コルゲート加工体8は、グリセリンや糖類等を塗布した不織布をコルゲート加工したものを使用する形態であっても良く、その場合、ローションを使用せずとも更に肌触りがよく、使用後のベタつき、不快感も無くすことができる。
【0017】
また、片面コルゲート加工体8は、エンボス加工、立体加工等によって、水玉模様(ドット)形状、格子柄形状、波型状、直線凹凸形状を成す形態としても良い。
【0018】
図で示すように、本補助具1は、袋2が形成する開口部の左右両端において、角の取れたR加工10が施される。また、袋2の開口部は、R加工10が施される部位の終端12まで形成される。つまり、袋2開口部の左右両端は、R加工を施し、角が取れ、例えば、開口部から5mm程度の2股(側部方向から見た場合)となった形状を成す。肌に接触する部分の硬さを抑え、開口部が開き易くなり、使用感を高めた。
【0019】
本補助具1は、平型の袋形状であるため、袋2の側部及び底部(袋2の周囲)において、片面コルゲート加工体8と外面材20とは、帯状に接着されている。また、袋2の開口部でも、上下面それぞれにおいて、片面コルゲート加工体8と外面材20とは、帯状に接着されている。片面コルゲート加工体8と外面材20とが剥がれないようにするためである。
【0020】
そのとき、片面コルゲート加工体8及び外面材20の接着部位の幅について、袋2の開口部周囲の方が、袋2の側部及び底部よりも狭くなっていることが好適である。
【0021】
また、袋2の開口部周囲における接着部位14の下側において、片面コルゲート加工体8と外面材20とは、袋2の開口部端部に沿って波線状18に接着されることが好適である。なお、片面コルゲート加工体8及び外面材20は、高周波シールによる熱圧着法によって接着されることが好適である。
上記のようにして、本補助具1は、肌に接触する部分の硬さを抑え、使用感を高めると共に、接着強度の維持を図っている。
【0022】
本補助具1は、袋2を横方向に折り畳んで大きさを変えて、その大きさを保持させたり、本補助具1を折り畳み、その状態を保持させたりするためのテープ部材を備える形態としても良い。テープ部材は、貼ったり剥がしたりすることが容易にできる性質を備え、本補助具1へ貼り付けた状態で付属させる形態であっても良い。
【0023】
本補助具1は、ローション(粘性と潤滑性を備える水溶液)を同梱する形態としても良い(同梱されるローションは独自の配合により速乾性のものを作成し、凹凸部の素材に不織布を使用しているので、容易に拭き取ることができる)。
(2)第2実施例:図10乃至12を用いて、本実施の形態に係る男性用自慰補助具(以下、単に「本補助具」という。)31の構造について説明する。
【0024】
本補助具31は、主に男性が使用し、使用者の自慰行為を手助けするための道具である。つまり、本補助具31は、男性の射精を促進するための器具である。ここで、図10は、本補助具31の正面図であり、図11は、本補助具31の中空部位の表面を表した図であり、図12は、本補助具31を袋32の開口部46-奥側48の線で切った断面図である。
【0025】
図10乃至12で示すように、本補助具31は、平型の袋形状を成す。本補助具31は、例えば、15cm×7cm程度の大きさであることが好適であるが、その大きさは適宜変更されても良い。本補助具31は、小型化され平たい形状で持ち運び易く、目立たずに恥ずかしい思いをせずに済む。つまり、本補助具31は、小型化を図り、携帯性と秘匿性を確保している。
【0026】
本補助具31の袋32(の上下面)は、加工体42で構成される。加工体42は、シート状のライナー34とライナー34上に凸凹36が規則的に現れるようにした内面材38とから成る。そして、本補助具31の袋32(の上下面)は、内面材38を内側にして配置させる。
【0027】
また、図11で示すように、本補助具31の袋32(の上下面)は、片面コルゲート加工体44で構成されるようにしても良い。片面コルゲート加工体44は、シート状のライナー34とライナー34上に波形が連続して現れるように配置させた波状体40とから成る。図11及び12で示すように、本補助具31の袋32(の上下面)は、片面コルゲート加工体44を、ライナー34の無い方の面を内側にして、かつ、波形が袋の開口部46から奥側48に向けて連なるように重ねて配置させる形態としても良い。
【0028】
なお、片面コルゲート加工体44は、ライナー34と波状体40とで形成される層が1層であることが好適であるが、層数は、2層、3層であっても良く、それ以上であっても良い。従来の冷たい男性用自慰補助具と違い、ふわふわとして温もりのある使用感を出すことができる。
【0029】
波状体40は、レーヨン混合不織布で形成されることが好適であるが、不織布であれば、その材料は限定しない。このように、不織布にコルゲート加工を施すことにより波形状が現れ、波形状は、袋形状の開口部46から奥部48方向に連続する凸凹であるため、程よい抵抗感によって、使用感を高めている。
つまり、本補助具31の袋部32内部は、起伏の小さい凸凹構造を備えるシートで形成されるため、程よい抵抗感と弾力感とを発揮する。
【0030】
ライナー34は、防水素材である塩化ビニル又は不織布で形成されることが好適であり、不織布は、レーヨン混合不織布であることが好適であるが、これに限定されるものではない。なお、ライナー34は、袋32、つまり、本補助具31の外側部分を形成する。
【0031】
上記構造に基づいて、本補助具31は、使用後のべたつきや不快感を防ぎ、ティッシュを使わずに直ぐにきれいにでき、折り畳んで捨てられて、臭いが漏れないため、ストレスなく毎日でも使用でき、また、安価な素材で量産可能な構造のため、日用品化し易い。
(本実施の形態に係る男性用自慰補助具の使用方法)
【0032】
(1)第1実施例:図1乃至9を用いて、本補助具1の使用方法について説明する。本補助具1は、広げた開口部から袋部内部に陰茎を挿入して使用する。そして、本補助具1は、袋部外部を使用者が手に把持して、袋部内部と袋部内部に挿入した陰茎との摺擦動作を繰り返すことによって、陰茎に適度な刺激を与えることができ、その結果として、射精を促進する。
【0033】
まず、使用者は、薄型形状の本補助具1を収納場所から取り出した後、袋2の開口部を形成させ、開口部から袋2内部に陰茎を挿入した状態で自慰行為を行う。使用者自身の手で圧力が調整出来るため、男性器の大きさに関わらずフィット感が良い。
【0034】
さらに、使用者は、本補助具1に付属するテープ部材にて、使用者の男性器の大きさに応じ、袋2横方向の大きさ調整を行うことにより、使用感をより高めることができる。本補助具1は、薄手の素材のため、体温が伝わり人肌の温もりを感じることにより、使用感を高めることができる。
【0035】
使用者は、自慰行為を終えた後、使用済みの本補助具1を折り畳み、付属するテープ部材で開口部を封止することによって、簡単に本補助具1をゴミ箱等へ捨てることができる。そうすることにより、使用者の手が汚れず清潔であり、また、周囲に臭いが漏れないため、快適に使用することができる。
【0036】
また、従来の男性用自慰補助具は、高価であり、構造的に洗って再利用可能なため、実態として再利用するユーザーが多く、不衛生であったが、本補助具1は、安価で構造的にも再利用が難しく、使い捨て自慰補助具として衛生的で清潔に使用することができる。
【0037】
上記のように、本補助具1は、使用後のべたつきや不快感を防ぎ、ティッシュを使わずに直ぐにきれいにでき、折り畳んで捨てられて、臭いが漏れないため、ストレスなく毎日でも使用でき、また、安価な素材で量産可能な構造のため、日用品化し易い。
【0038】
(2)第2実施例:図10乃至12を用いて、本補助具31の使用方法について説明する。本補助具31は、広げた開口部46から袋部32内部に陰茎を挿入して使用する。そして、本補助具31は、袋部32外部を使用者が手に把持して、袋部32内部と袋部32内部に挿入した陰茎との摺擦動作を繰り返すことによって、陰茎に適度な刺激を与えることができ、その結果として、射精を促進する。
【0039】
まず、使用者は、薄型形状の本補助具31を収納場所から取り出した後、袋32の開口部46を形成させ、開口部46から袋32内部に陰茎を挿入した状態で自慰行為を行う。使用者自身の手で圧力が調整出来るため、男性器の大きさに関わらずフィット感が良い。
【0040】
使用者は、自慰行為を終えた後、使用済みの本補助具31を折り畳み、簡単に本補助具31をゴミ箱等へ捨てることができる。そうすることにより、使用者の手が汚れず清潔であり、また、周囲に臭いが漏れないため、快適に使用することができる。
【0041】
また、従来の男性用自慰補助具は、高価であり、構造的に洗って再利用可能なため、実態として再利用するユーザーが多く、不衛生であったが、本補助具31は、安価で構造的にも再利用が難しく、使い捨て自慰補助具として衛生的で清潔に使用することができる。
【0042】
上記のように、本補助具31は、使用後のべたつきや不快感を防ぎ、ティッシュを使わずに直ぐにきれいにでき、折り畳んで捨てられて、臭いが漏れないため、ストレスなく毎日でも使用でき、また、安価な素材で量産可能な構造のため、日用品化し易い。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)平型の袋形状を成す男性用自慰補助具であって、
【0043】
前記袋内部の上下面それぞれにおいて、シート状のライナーと該ライナー上に波形が連続して現れるように配置させた波状体とから成る片面コルゲート加工体を3層、前記ライナーの無い方の面を内側にして、かつ、前記波形が前記袋の開口部から奥側に向けて連なるように重ねて配置させ、
前記袋の開口部の左右両端において、角の取れたR加工が施され、
【0044】
前記片面コルゲート加工体と前記袋の外面材との前記袋の外周における接着部位の幅について、前記袋の開口部周囲の方が、前記袋の側部及び底部よりも狭く、かつ、前記袋の開口部外周における接着部位の下側において、前記片面コルゲート加工体と袋の外面材とが、前記袋の開口部端部に沿って波線状に接着され、
前記袋の開口部が、前記R加工が施される部位の終端まで形成されることを特徴とする男性用自慰補助具。
(付記2)前記片面コルゲート加工体が、不織布で形成されることを特徴とする付記1に記載の男性用自慰補助具。
【0045】
(付記3)前記片面コルゲート加工体が、ナイロン不織布で形成され、前記袋の外面材が、塩化ビニルで形成され、前記片面コルゲート加工体及び前記袋の外面材が、熱圧着法によって接着されることを特徴とする付記2に記載の男性用自慰補助具。
【0046】
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0047】
流通・販売方法
・素材に不織布を用い、コルゲート加工など既存の製法を複合的に用いることで、低価格で量産可能となり、安価で手軽に普段使いが出来る。
・本補助具1は、梱包もマスクのように吊り下げができる個別包装で、サイズもマスクの包装サイズでコンパクトであり購入し易い。
・本補助具1は、1個単位ではなく、生理用ナプキンのように、複数個纏めて包装する場合もあり、日用品として気軽に毎日使える形状とした。
・本補助具1は、既存の日用品と同様の包装をすることで日用品として買い求め易くした。
【符号の説明】
【0048】
1 男性用自慰補助具
2 袋
4 ライナー
6 波状体
8 片面コルゲート加工体
10 R加工が施される部位
12 R加工が施される部位の終端
14 袋開口部周囲における接着部位
16 袋側部及び底部における接着部位
18 波線状の接着部位
20 外面材
31 男性用自慰補助具
32 袋
34 ライナー
36 ライナー上の凸凹
38 内面材
40 波状体
42 加工体
44 片面コルゲート加工体
46 袋の開口部
48 袋の奥側

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12