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  • 特開-枕 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022092844
(43)【公開日】2022-06-23
(54)【発明の名称】枕
(51)【国際特許分類】
   A47G 9/10 20060101AFI20220616BHJP
【FI】
A47G9/10 V
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020205788
(22)【出願日】2020-12-11
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 掲載日 令和2年(2020年)8月13日 アドレス https://www.makuake.com/project/neochipillow/ https://www.crossplus.co.jp/jr/2020/13/1632/ 販売日 令和2年(2020年)12月10日 販売場所 NeOchi PillOw特設サイト(URL:https://www.crossmarche.jp/f/neochi)プリント11/14~13/14ページに記載の販売店店舗一覧のとおり
(71)【出願人】
【識別番号】399081132
【氏名又は名称】クロスプラス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078101
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 達雄
(74)【代理人】
【識別番号】100085523
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 文夫
(74)【代理人】
【識別番号】230117259
【弁護士】
【氏名又は名称】綿貫 敬典
(72)【発明者】
【氏名】相田 夏実
【テーマコード(参考)】
3B102
【Fターム(参考)】
3B102AA09
3B102AB07
3B102AC01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】うつ伏せ状態で長時間楽にゲーム機類によるゲームや読書を行うことができるように配慮した枕を提供する
【解決手段】枕本体1の左右方向の中央上面を前後に亘り高段状の副枕部2に形成している。また、前記副枕部2に上下方向の穴部3を設けてもよい。前記枕本体は平面視で四角形状であり上面を後側上向きの傾斜面とした構造として、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面とすることが好ましい。また、前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填することが好ましい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枕本体の左右方向の中央上面を前後に亘り膨出させた副枕部に形成していることを特徴とする枕。
【請求項2】
前記副枕部に後方側に上下方向の穴部を設けた請求項1に記載の枕。
【請求項3】
前記枕本体は平面視で四角形状であり上面を後側上向きの傾斜面とした構造として、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面としたものである請求項1又は2に記載の枕。
【請求項4】
前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填したものである請求項1~3の何れか1項に記載の枕。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、うつ伏せ状態で小型ゲーム機・スマートフォン等(以下「ゲーム機類」という。)でのゲームや読書を長時間に亘り楽に行うことができる枕に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の枕には睡眠の他にも、背凭れ等に使用できるものが知られております(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところが、従来のような枕は、うつ伏せ状態でゲーム機等でのゲームや読書を行うための配慮がされていないものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3213387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記のような問題を解決して、うつ伏せ状態で長時間楽にゲーム機類でのゲームや読書を行うことができるように配慮した枕を提供することを目的として完成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の枕は、枕本体の左右方向の中央上面を前後に亘り膨出させた副枕部に形成していることを特徴とするものである。
【0007】
前記副枕部の後方側に上下方向の穴部を設けることが好ましいものである。
【0008】
前記枕本体は平面視で四角形状であり上面を後側上向きの傾斜面とした構造として、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面とすることが好ましい。
【0009】
また、前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填することが好ましいものである。
【発明の効果】
【0010】
前記した本発明の枕は、睡眠に使用する場合は膨出させた副枕部に仰向け、横向き、うつ伏せの状態で頭を支持させるのは、従来の枕と相違しないものである。
【0011】
しかし、この枕は身体をうつ伏せ状態でゲームに使用するには最適なものである。すなわち、ゲームに使用する場合には、膨出させた副枕部に顔を臨ませて、両肘を副枕部の両側に位置する枕本体に支えさせたうえ副枕部の上でゲーム機類を手指で保持して操作を行えば長時間楽に操作できるものである。また、同様に読書を行うこともできるものである。
【0012】
また、腕を枕本体に乗せて副枕部を抱え込むようにして、顎を副枕部の前方に乗せて副枕部の外側でゲーム機類を手指で保持して操作を行うことができるものである。この場合に、前記枕本体の上面を後側上向きの傾斜面とした構造とすると、前腕が枕本体により自然に斜め上向きとなり楽な状態となるものである。また、前記副枕部の上面を後側上向きの傾斜面とすることにより、胸を圧迫することが無いものとなる。
【0013】
また、前記副枕部の後方側に上下方向の穴部を設けることにより、通常の枕として使用する場合に、横向きでは耳が穴部により圧迫されることがないものである。また、うつ伏せの状態では、口、鼻を塞ぐことがなく安眠できるものである。さらに、横向き寝姿勢で両耳にイヤホンを装着してゲーム機類でゲーム等を行っても、まくら側の耳に穴部が位置してイヤホンが入り込むので耳が痛くなることがないものである。また、前記穴部は前記枕本体を貫通したもとして穴部が保持できるものとしている。しかし、穴部が保持できるものであれば、枕本体を貫通しない構造であっても良いものである。
【0014】
さらに、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面とし短辺側を前記枕本体の前側に位置して長辺側を前記枕本体の後方側に位置させたものとすると、腕を枕本体に乗せて副枕部を抱え込むようにする場合に前腕が内側に曲げやすいものとなる。
【0015】
また、前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填することにより、発泡スチロールビーズの流動性により、各使用者の体形の相違に応じてフィットするものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態を示す正面図である。
図3】本発明の実施形態を示す側面図である。
図4】本発明の実施形態のうつ伏せ状態での使用例を示す斜視図である。
図5】本発明の実施形態のうつ伏せ状態での他の使用例を示す斜視図である。
図6】本発明の実施形態の横向き寝姿勢での使用例を示す斜視図である。
図7】本発明の実施形態の膝の上に乗せての使用例を示す斜視図である。
図8】本発明の実施形態の背凭れ用としての使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明の枕の好ましい実施形態を図に基づいて説明する。
図1図3に示すように、1は枕本体であり、該枕本体1の左右方向の中央上面は前後に亘り膨出させた副枕部2に形成されている。前記副枕部2には後方側に上下方向の穴部3が設けてある。
【0018】
前記穴部3は図1に示すように枕本体1まで貫通したものとして穴部3が塞がれることなく保持できるものとしている。しかし、穴部3が保持できるものであれば、枕本体1を貫通しない構造であっても良いものである。
【0019】
この実施形態では、前記枕本体1は前後幅46cm、左右幅60cmの平面視で四角形状であり、後側の高さを18cm、前側の高さを3cmとした上面を後側上向きの傾斜面1aとした構造としている。また、前記副枕部2は平面視で台形状であり短辺側である後側の高さを前記枕本体1の後側の高さ18cmより5cm高くして上面を後側上向きの傾斜面2aとし長辺側を前記枕本体の前側上面と同一の位置としたものである。
【0020】
前記枕本体1と前記副枕部2の詰め物としては、流動性の高い微小な発泡スチロールビーズが最適である。しかし、これに限定されることなく、ウレタンフォームチップ、羽毛、そば殻を始めその他のものでも良いものである。
【0021】
このように構成されたものは、睡眠に使用する場合は膨出させた副枕部2に仰向け、横向き、うつ伏せの状態で頭を支持させるものである。
【0022】
また、図4に示すように身体をうつ伏せ状態でゲームをする場合は、高段状の副枕部2に顔を臨ませて、両肘を副枕部2の両側に位置する枕本体1に支えさせたうえ副枕部2の上でゲーム機類(イ)を手指で保持して長時間楽に操作できるものである。また、同様に読書を行うこともできるものである。
【0023】
また、図5に示すように身体をうつ伏せ状態で両腕を枕本体1に乗せて副枕部2を抱え込むようにして、顎を副枕部2の下方に乗せて副枕部2の前部外側でゲーム機類(イ)を手指で保持して操作を行うことができるものである。この場合に、前記枕本体1の上面を後側上向きの傾斜面1aとした構造とすると、前腕が枕本体1により自然に斜め上向にさせられて楽な姿勢をとることができるものである。また、前記副枕部2の上面を後側上向きの傾斜面2aとするとことにより、胸を圧迫することが無いものとなる。
【0024】
さらに、前記副枕部2は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面2aとするとことにより、腕を枕本体1に乗せて副枕部2を抱え込むようにする場合に前腕が内側に曲げやすいものとなる。
【0025】
そして、図4及び図5に示すように身体をうつ伏せ状態でゲームを行って、眠くなった場合には、そのまま気持ち良く眠ることができるものである。
【0026】
また、前記副枕部2に上下方向の穴部3を設けることにより、通常の枕として仰向け寝で使用する場合に頭が穴部3に位置して楽に支持されるものである。また、横向き寝で使用する場合には耳が穴部3に位置して痛くならないものである。また、うつ伏せの状態で寝ても穴部3が、顔を包むように受け止めて、鼻や目に圧迫感も無く、息苦しさも無いものである。
【0027】
さらに、図6に示すように横向き寝姿勢で両耳にイヤホン(ロ)を装着してゲーム機類(イ)でゲーム等を行っても、まくら側の耳に穴部3が位置してこれにイヤホン(ロ)が入り込むので耳が痛くなることがないものである。
【0028】
また、前記穴部3は前記枕本体1を貫通した構造とした場合は、詰め物として保形性が無い発泡スチロールビーズを充填したものにあっても穴部3が閉塞されることがないものである。
【0029】
本発明に係る枕は、前記した使用の他に、図7に示すようにソファーに腰かけた状態で膝に乗せてこれにスマートフォンを支持させて使用できるものである。さらに、図8に示すようにソファーの背凭れとして使用できるものである。
【0030】
なお、前記枕本体1と副枕部2よりなる本発明の枕は、布帛によりカバーを縫製加工して、該カバーに詰め物を充填したものである。
【符号の説明】
【0031】
1 枕本体
1a 枕本体の上面
2 副枕部
2a 副枕部の上面
3 穴部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-03-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、うつ伏せ状態で小型ゲーム機・スマートフォン等(以下「ゲーム機類」という。)でのゲームや読書を長時間に亘り楽に行うことができる枕に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の枕には睡眠の他にも、背凭れ等に使用できるものが知られております(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところが、従来のような枕は、うつ伏せ状態でゲーム機等でのゲームや読書を行うための配慮がされていないものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3213397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前記のような問題を解決して、うつ伏せ状態で長時間楽にゲーム機類でのゲームや読書を行うことができるように配慮した枕を提供することを目的として完成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の枕は、枕本体の左右方向の中央上面を前後に亘り膨出させた副枕部に一体に形成していることを特徴とするものである。
【0007】
前記副枕部の後方側に上下方向の穴部を前記枕本体を貫通させて設けたものである。
【0008】
前記枕本体は平面視で四角形状であり上面を後側上向きの傾斜面とした構造として、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面とすることが好ましい。
【0009】
また、前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填することが好ましいものである。
【発明の効果】
【0010】
前記した本発明の枕は、睡眠に使用する場合は膨出させた副枕部に仰向け、横向き、うつ伏せの状態で頭を支持させるのは、従来の枕と相違しないものである。
【0011】
しかし、この枕は身体をうつ伏せ状態でゲームに使用するには最適なものである。すなわち、ゲームに使用する場合には、膨出させた副枕部に顔を臨ませて、両肘を副枕部の両側に位置する枕本体に支えさせたうえ副枕部の上でゲーム機類を手指で保持して操作を行えば長時間楽に操作できるものである。また、同様に読書を行うこともできるものである。
【0012】
また、腕を枕本体に乗せて副枕部を抱え込むようにして、顎を副枕部の前方に乗せて副枕部の外側でゲーム機類を手指で保持して操作を行うことができるものである。この場合に、前記枕本体の上面を後側上向きの傾斜面とした構造とすると、前腕が枕本体により自然に斜め上向きとなり楽な状態となるものである。また、前記副枕部の上面を後側上向きの傾斜面とすることにより、胸を圧迫することが無いものとなる。
【0013】
また、前記副枕部の後方側に上下方向の穴部を設けることにより、通常の枕として使用する場合に、横向きでは耳が穴部により圧迫されることがないものである。また、うつ伏せの状態では、口、鼻を塞ぐことがなく安眠できるものである。さらに、横向き寝姿勢で両耳にイヤホンを装着してゲーム機類でゲーム等を行っても、まくら側の耳に穴部が位置してイヤホンが入り込むので耳が痛くなることがないものである。また、前記穴部は前記枕本体を貫通したもとして穴部が保持できるものとしている。
【0014】
さらに、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面とし短辺側を前記枕本体の前側に位置して長辺側を前記枕本体の後方側に位置させたものとすると、腕を枕本体に乗せて副枕部を抱え込むようにする場合に前腕が内側に曲げやすいものとなる。
【0015】
また、前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填することにより、発泡スチロールビーズの流動性により、各使用者の体形の相違に応じてフィットするものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
図2】本発明の実施形態を示す正面図である。
図3】本発明の実施形態を示す側面図である。
図4】本発明の実施形態のうつ伏せ状態での使用例を示す斜視図である。
図5】本発明の実施形態のうつ伏せ状態での他の使用例を示す斜視図である。
図6】本発明の実施形態の横向き寝姿勢での使用例を示す斜視図である。
図7】本発明の実施形態の膝の上に乗せての使用例を示す斜視図である。
図8】本発明の実施形態の背凭れ用としての使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明の枕の好ましい実施形態を図に基づいて説明する。
図1図3に示すように、1は枕本体であり、該枕本体1の左右方向の中央上面は前後に亘り膨出させた副枕部2に一体に形成されている。前記副枕部2には後方側に上下方向の穴部3が設けてある。
【0018】
前記穴部3は図1に示すように枕本体1まで貫通したものとして穴部3が塞がれることなく保持できるものとしている。
【0019】
この実施形態では、前記枕本体1は前後幅46cm、左右幅60cmの平面視で四角形状であり、後側の高さを18cm、前側の高さを3cmとした上面を後側上向きの傾斜面1aとした構造としている。また、前記副枕部2は平面視で台形状であり短辺側である後側の高さを前記枕本体1の後側の高さ18cmより5cm高くして上面を後側上向きの傾斜面2aとし長辺側を前記枕本体の前側上面と同一の位置としたものである。
【0020】
前記枕本体1と前記副枕部2の詰め物としては、流動性の高い微小な発泡スチロールビーズが最適である。しかし、これに限定されることなく、ウレタンフォームチップ、羽毛、そば殻を始めその他のものでも良いものである。
【0021】
このように構成されたものは、睡眠に使用する場合は膨出させた副枕部2に仰向け、横向き、うつ伏せの状態で頭を支持させるものである。
【0022】
また、図4に示すように身体をうつ伏せ状態でゲームをする場合は、高段状の副枕部2に顔を臨ませて、両肘を副枕部2の両側に位置する枕本体1に支えさせたうえ副枕部2の上でゲーム機類(イ)を手指で保持して長時間楽に操作できるものである。また、同様に読書を行うこともできるものである。
【0023】
また、図5に示すように身体をうつ伏せ状態で両腕を枕本体1に乗せて副枕部2を抱え込むようにして、顎を副枕部2の下方に乗せて副枕部2の前部外側でゲーム機類(イ)を手指で保持して操作を行うことができるものである。この場合に、前記枕本体1の上面を後側上向きの傾斜面1aとした構造とすると、前腕が枕本体1により自然に斜め上向にさせられて楽な姿勢をとることができるものである。また、前記副枕部2の上面を後側上向きの傾斜面2aとするとことにより、胸を圧迫することが無いものとなる。
【0024】
さらに、前記副枕部2は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面2aとすることにより、腕を枕本体1に乗せて副枕部2を抱え込むようにする場合に前腕が内側に曲げやすいものとなる。
【0025】
そして、図4及び図5に示すように身体をうつ伏せ状態でゲームを行って、眠くなった場合には、そのまま気持ち良く眠ることができるものである。
【0026】
また、前記副枕部2に上下方向の穴部3を設けることにより、通常の枕として仰向け寝で使用する場合に頭が穴部3に位置して楽に支持されるものである。また、横向き寝で使用する場合には耳が穴部3に位置して痛くならないものである。また、うつ伏せの状態で寝ても穴部3が、顔を包むように受け止めて、鼻や目に圧迫感も無く、息苦しさも無いものである。
【0027】
さらに、図6に示すように横向き寝姿勢で両耳にイヤホン(ロ)を装着してゲーム機類(イ)でゲーム等を行っても、まくら側の耳に穴部3が位置してこれにイヤホン(ロ)が入り込むので耳が痛くなることがないものである。
【0028】
また、前記穴部3は前記枕本体1を貫通した構造としたものであるので、詰め物として保形性が無い発泡スチロールビーズを充填したものにあっても穴部3が閉塞されることがないものである。
【0029】
本発明に係る枕は、前記した使用の他に、図7に示すようにソファーに腰かけた状態で膝に乗せてこれにスマートフォンを支持させて使用できるものである。さらに、図8に示すようにソファーの背凭れとして使用できるものである。
【0030】
なお、前記枕本体1と副枕部2よりなる本発明の枕は、布帛によりカバーを縫製加工して、該カバーに詰め物を充填したものである。
【符号の説明】
【0031】
1 枕本体
1a 枕本体の上面
2 副枕部
2a 副枕部の上面
3 穴部
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枕本体の左右方向の中央上面を前後に亘り膨出させた副枕部に一体に形成しているものであって、前記副枕部に後方側に上下方向の穴部を前記枕本体まで貫通したものとして設けたことを特徴とする枕。
【請求項2】
前記枕本体は平面視で四角形状であり上面を後側上向きの傾斜面とした構造として、前記副枕部は平面視で台形状であり上面を後側上向きの傾斜面としたものである請求項1に記載の枕。
【請求項3】
前記枕本体と前記副枕部は詰め物として発泡スチロールビーズを充填したものである請求項1又は2に記載の枕。