(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022093517
(43)【公開日】2022-06-23
(54)【発明の名称】手持ち式表面クリーニング装置
(51)【国際特許分類】
A47L 9/00 20060101AFI20220616BHJP
A47L 5/24 20060101ALI20220616BHJP
A47L 9/16 20060101ALI20220616BHJP
【FI】
A47L9/00 101
A47L5/24 A
A47L9/16
【審査請求】有
【請求項の数】23
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022074011
(22)【出願日】2022-04-28
(62)【分割の表示】P 2021000867の分割
【原出願日】2018-09-20
(31)【優先権主張番号】62/561,851
(32)【優先日】2017-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/585,320
(32)【優先日】2017-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/616,908
(32)【優先日】2018-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/619,309
(32)【優先日】2018-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】510053422
【氏名又は名称】シャークニンジャ オペレーティング エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100086531
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 俊夫
(74)【代理人】
【識別番号】100093241
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 正昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101801
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 英治
(74)【代理人】
【識別番号】100095496
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 榮二
(72)【発明者】
【氏名】トンドリース,ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン,アンドレ ディー.
(72)【発明者】
【氏名】イネス,ダニエル ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】アントニサミ,バスティン
(72)【発明者】
【氏名】ソーン,ジェイソン ビー.
(72)【発明者】
【氏名】スー,カイ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ヘリアン
(57)【要約】
【課題】手持ち式表面クリーニング装置及びそれを実行する掃除機システムを提供する。
【解決手段】
一般に、本開示は、そうでなければ、収納からフルサイズの掃除機を取り出す必要があ
る比較的小さな掃除タスクを実行するための簡単なアクセスのために、ユーザが近くの場
所(例えば、引き出し内、関連する充電ドック内、テーブルトップ)に格納するのを可能
にする、比較的コンパクトなフォームファクタを含む手持ち式表面クリーニング装置を対
象とする。本開示の態様と一致する、手持ち式表面クリーニング装置は、その中に配置さ
れたモータ、電源及びダストカップを備えた本体(又は本体部分)を含む。本体部分は又
はンドグリップとして機能し、例えば、手持ち式表面クリーニング装置が片手で操作する
のを可能にする。
【選択図】
図37
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手持ち式表面クリーニング装置において、
前記装置の第1端部にあるハンドル部分であって、少なくとも1つのバッテリを受け入れるように構成された前記ハンドル部分と、
前記装置の第2端にあるノズルであって、ノズル汚濁空気入口を形成する、前記ノズルと、
前記ハンドル部分に隣接するモータセクションであって、前記少なくとも1つのバッテリによって動力を供給されて、吸引を生成し、前記ノズル汚濁空気入口に空気を引き込むように構成されたモータを有する前記モータセクションと、
前記モータセクションに隣接するダストカップであって、当該ダストカップは、前記装置から取り外し可能であり、収集領域およびドアーを有し、当該ダストカップは前記ノズルに結合され、前記ノズル汚濁空気入口と流体連結され、前記ノズル汚濁空気入口を通じて塵を収容し、前記塵を前記収集領域に貯蔵し、前記ドアーは、前記収集領域に前記塵を保持するための閉止位置と、前記収集領域から前記塵を空にするための開放位置とを具備し、前記ドアーは前記閉止位置および前記開放位置の双方において前記ダストカップの第1端部に配置される、前記ダストカップと、
前記ダストカップの内部に配置されるように構成されたフィルタであって、前記ダストカップが前記装置から取り外されたときに、前記ダストカップの第2端部の開口から取り外し可能である、前記フィルタとを有することを特徴とする手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項2】
前記装置は、前記モータセクションから前記装置の前記第2端部まで実質的に連続した幅を有する請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項3】
前記ダストカップが前記モータに対して実質的に同軸に配置されている請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項4】
前記装置が、当該装置の前記第1端部から前記ノズルまで実質的に円筒形である請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項5】
前記ハンドル部分と前記モータセクションとの間の移行部を実現するテーパー部分をさらに有する請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項6】
前記ハンドル部分は、第2の実質的に連続した幅を具備し、前記第2の実質的に連続する幅は、前記モータセクションから前記装置の前記第2端部までの前記実質的に連続する幅よりも小さい請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項7】
前記ダストカップが実質的に円筒形である請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項8】
前記フィルタが、前記塵が前記ダストカップから前記モータ内に移動するのを防ぐように構成され、前記ダストカップおよび前記モータと実質的に同軸に配置されている請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項9】
前記ダストカップが、汚濁空気通路によって前記ノズル汚濁空気入口に流体的に連結され、前記装置は、さらに、前記汚濁空気通路中に配されたバルブ本体を有し、前記バルブ本体は、前記ダストカップおよび前記汚濁空気入口の間に配されて、前記塵が、前記モータによる吸引がないときに、前記ノズル汚濁空気入口を通じて前記ダストカップから出るのを防止し、かつ前記バルブ本体は、前記モータによって吸引が生成されているときに、前記ノズル汚濁空気入口を通じて塵が前記ダストカップへと引かれるのを許容するように変位されるように構成される請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項10】
前記バルブ本体が、可撓性材料または弾性材料を有する請求項9に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項11】
前記装置は、前記ダストカップが放出方向に移行することを可能にするために本体上に配置された前記ダストカップ放出部をさらに有する請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項12】
前記ドアが、開位置と閉位置との間を移動するときに軸の周りを回転するように構成される請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項13】
前記ドアが、前記ダストカップの前記第1端部に配置された軸の周りを回転するように構成される請求項12に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項14】
前記ドアーが前記ダストカップの前記第1端部で前記ダストカップに結合される請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。
【請求項15】
前記ダストカップ内に配置されるように構成された渦ファインダをさらに有し、前記ダストカップが前記装置から取り外されたときに前記渦ファインダは前記ダストカップの前記第2端部の前記開口部から取り外し可能である請求項1に記載の手持ち式表面クリーニング装置。 端末。
【請求項16】
表面クリーニング装置装置において、
フレームと、
クリーニングヘッド汚濁空気入口を含むクリーニングヘッドと、
請求項1~15のいずれかに記載の前記手持ち式表面クリーニング装置であって、前記フレームに取り外し可能に結合され、前記手持ち式表面クリーニング装置によって生成される吸引が空気を前記クリーニングヘッド汚濁空気入口へと引くように構成される、前記手持ち式表面クリーニング装置とを有することを特徴とする表面クリーニング装置。
【請求項17】
前記フレームが手持ち式表面クリーナーレセプタクルを形成し、前記手持ち式表面クリーニング装置が前記手持ち式表面クリーナーレセプタクル内に取り外し可能に配置されるように構成される請求項16に記載の表面クリーニング装置。
【請求項18】
前記手持ち式表面クリーニング装置は、前記フレームに結合されて前記手持ち式表面クリーニング装置によって生成された吸引が、空気を前記クリーニングヘッド汚濁空気入口へと引き込み前記ダストカップに塵を貯蔵するように構成される請求項16に記載の表面クリーニング装置。
【請求項19】
第2のダストカップをさらに有し、前記手持ち式表面クリーニング装置が、前記フレームに結合して前記手持ち式表面クリーニング装置によって生成された吸引が空気を前記クリーニングヘッド汚濁空気入口に引き込み前記第2のダストカップに塵を貯蔵するように構成される請求項16に記載の表面クリーニング装置。
【請求項20】
第2のダストカップをさらに有し、前記手持ち式表面クリーニング装置が、前記フレームに結合して前記手持ち式表面クリーニング装置によって生成された吸引が空気を前記クリーニングヘッド汚濁空気入口に引き込み前記ダストカップおよび前記第2のダストカップに塵を貯蔵するように構成される請求項16に記載の表面クリーニング装置。
【請求項21】
前記第2のダストカップがフレームから取り外し可能である、請求項19または20に記載の表面クリーニング装置。
【請求項22】
前記第2のダストカップは、前記第2のダストカップに貯蔵された塵が前記第2のダストカップから出ることができるように開くように構成されたドアを有する請求項19または20に記載の表面クリーニング装置。
【請求項23】
前記フレームの第1部分が前記フレームの第2部分に対して曲がることを可能にするように構成された接合部をさらに有する請求項16に記載の表面クリーニング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
[0001] 本明細書は一般的に、表面掃除機に関連し、より具体的には、手持ち式表面クリーニング装置及びそれを実行する掃除機システムに関連する。
【0002】
[0002] この出願は、2017年9月22日に出願された米国仮特許出願番号62/561,851、2017年11月13日に出願された米国仮特許出願番号62/585,320、2018年1月12日に出願された米国仮特許出願番号62/616,908、及び2018年1月19日に出願された米国仮特許出願番号62/619,309の利益を主張し、これらのそれぞれは、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
[0003] 掃除機及びその他の表面装置は、それぞれが一つ又は複数の電源(例えば、一つ又は複数の電池又は電気メイン)から電力を受け取る複数の構成要素を持ち得る。例えば、掃除機は、クリーニングヘッド内で真空を生成する吸引モータを含んでもよい。生成された真空は、掃除される表面から塵を収集し、塵を塵収集器内に堆積させる。掃除機はまた、クリーニングヘッド内でブラシロールを回転させるモータを含んでもよい。ブラシロールの回転は、生成された真空が表面から塵を除去することができるように掃除される表面に付着された塵を撹拌する。掃除のための電気的構成要素に加えて、掃除機は、掃除される領域を照射するための一つ又は複数の光源を含み得る。
【0004】
[0004] 掃除機は一般に、クローゼット又はその他の格納場所で比較的大量の空間を占める。例えば、直立の掃除機は、将来使用するために離れた場所に格納する場合、使用中の直立した位置に保たれる傾向がある。この目的のために、掃除機の格納には、掃除機の全体的な高さと幅を収容するスペースが必要である。これにより、掃除機は、クローゼット、ガレージ、又は人目につかない場所など、見えない場所における格納場所に追いやられる。このような場所は、部屋や定期的な清掃が必要な他の場所からある程度離れている場合があり、従って、格納場所への、又は格納場所からの掃除機の運搬が、実際的でないか、そうでなければ不便なため、これらの場所の掃除が少なくなる可能性がある。
【0005】
[0005] これら及びその他の特徴の利点は、以下の図面とともに以下の詳細な説明を読むことによってより良く理解される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態と一致する、手持ち式表面クリーニング装置の例示的実施形態を示す。
【
図2】
図2は、本開示の実施形態と一致する、
図1の手持ち式表面クリーニング装置の上面図を示す。
【
図3】
図3は、本開示の実施形態と一致する、
図1の手持ち式表面クリーニング装置の側面斜視図を示す。
【
図4】
図4は、本開示の実施形態と一致する、線4-4に沿った
図1の手持ち式表面クリーニング装置の断面図を示す。
【
図5】
図5は、
図1の手持ち式表面クリーニング装置での使用に適したダストカップの例を示す。
【
図6】
図6は、本開示の実施形態と一致する、
図1の手持ち式表面クリーニング装置の別の断面図を示す。
【
図7】
図7は、本開示の実施形態と一致する、
図1の手持ち式表面クリーニング装置の別の断面図を示す。
【
図8】
図8は、本開示の実施形態と一致する、手持ち式表面クリーニング装置を受容するためのレセプタクルを備えた掃除機フレームの例を示す。
【
図9】
図9は、本開示の実施形態と一致する、例の
図8の掃除機フレームによって使用されるダストカップの例を示す。
【
図10】
図10は、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の実施例を示す。
【
図11】
図11は、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図12】
図12は、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図13A】
図13Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図13B】
図13Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図13C】
図13Cは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図13D】
図13Dは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図14A】
図14Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図14B】
図14Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図14C】
図14Cは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図15A】
図15Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図15B】
図15Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図15C】
図15Cは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図16A】
図16Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図16B】
図16Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図16C】
図16Cは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図17A】
図17Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図17B】
図17Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図17C】
図17Cは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図18A】
図18Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図18B】
図18Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図18C】
図18Cは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図19A】
図19Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図19B】
図19Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図20A】
図20Aは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図20B】
図20Bは、本開示の実施形態と一致する、ドックに結合された手持ち式表面クリーニング装置の別の実施例を示す。
【
図21】
図21は、本開示の一実施形態による、手持ち式表面クリーニング装置の別の例示的な斜視図を示す。
【
図22A】
図22Aは、本開示の一実施形態による、
図21の手持ち式表面クリーニング装置の本体部分の斜視図を示す。
【
図22B】
図22Bは、本開示の一実施形態による、
図21の手持ち式表面クリーニング装置の本体部分の別の斜視図を示す。
【
図23A】
図23Aは、本開示の実施形態による、
図21の手持ち式表面クリーニング装置での使用に適した例示的な電源を示す。
【
図23B】
図23Bは、本開示の実施形態による、
図21の手持ち式表面クリーニング装置での使用に適した別の例示的な電源を示す。
【
図23D】
図23Dは、本開示の実施形態による、
図21の手持ち式表面クリーニング装置での使用に適した例示的なモータを示す。
【
図25】
図25は、本開示と一致する、例示的な手持ち式表面クリーニング装置を示す。
【
図26B】
図26Bは、本開示の一実施形態による、
図25の手持ち式表面クリーニング装置の例示的なクリーニングヘッドを示す。
【
図26C】
図26Cは、本開示の一実施形態による、
図25の手持ち式表面クリーニング装置の例示的なハンドルを示す。
【
図27】
図27は、本開示と一致する、別の例示的な手持ち式表面クリーニング装置を示す。
【
図28A】
図28Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図28B】
図28Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図28C】
図28Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29A】
図29Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29B】
図29Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29C】
図29Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29D】
図29Dは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29E】
図29Eは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29F】
図29Fは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29G】
図29Gは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図29H】
図29Hは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図30A】
図30Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図30B】
図30Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図30C】
図30Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図31A】
図31Aは、本開示の実施形態による、閉/ドック位置での表面クリーニング装置の追加の実施例を示す。
【
図31B】
図31Bは、本開示の実施形態による、開位置における表面クリーニング装置の追加の実施例を示す。
【
図32A】
図32Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図32B】
図32Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図32C】
図32Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図32D】
図32Dは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図33】
図33は、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図34A】
図34Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図34B】
図34Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図34C】
図34Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図35A】
図35Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図35B】
図35Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図36A】
図36Aは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図36B】
図36Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図36C】
図36Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図37】
図37は、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【
図40】
図40は、本開示の実施形態と一致する、
図37の例示的実施形態の別の斜視図である。
【
図41】
図41は、本開示の実施形態と一致する、
図37の例示的実施形態の別の断面図を示す。
【
図42】
図42は、本開示の実施形態と一致する、
図37の例示的実施形態の別の斜視図である。
【
図44】
図44は、本開示の実施形態と一致する、
図37の例示的実施形態の別の分解図を示す。
【
図45】
図45は、本開示の実施形態と一致する、
図37の例示的実施形態の別の断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0060] 一般に、本開示は、そうでなければ、収納からフルサイズの掃除機を取り出す必要がある比較的小さな掃除タスクを実行するための簡単なアクセスのために、ユーザが近くの場所(例えば、引き出し内、関連する充電ドック内、テーブルトップ)に格納するのを可能にする、比較的コンパクトなフォームファクタを含む手持ち式表面クリーニング装置を対象とする。本開示の態様と一致する、手持ち式表面クリーニング装置は、その中に配置されたモータ、電源及びダストカップを備えた本体(又は本体部分)を含む。本体部分は又はンドグリップとして機能し、例えば、手持ち式表面クリーニング装置が片手で操作するのを可能にする。従って、本体部分は、ハンドグリップ、ハンドル部分、又は単にハンドルと呼ばれ得る。
【0008】
[0061] 一実施形態では、本開示と一致する、手持ち式表面掃除機は、ハンドル部分及び汚れた空気通路を規定する本体を含む。本体は、埃及び塵を汚れた空気通路に引き込む吸引を生成するためのモータ、モータに電力供給するための電源、及び汚れを受けいれ格納するためのダストカップを保持するための空洞を規定し得る。本体内の構成要素の各々は、同軸方向に配置することができる。電源、モータ、及びダストカップのそれぞれは、一般的に手持ち式表面掃除機の本体と一般的に対応する形状(例えば、実質的に円筒形状、長方形状など)を含み得る。従って、本体は、その長さについての比較的連続的な幅を含んでもよく、これによってユーザはクリーニング作業中に快適に本体内ハンドを掴むことができる。手持ち式表面クリーニング装置はまた、一般的な意味で、手持ち式表面クリーニング装置を、追加のかさのトレーリングホース無しで掃除するために、さまざまな表面を対象にするために、従来のフルサイズの掃除機のワンドと同様に操作するのを可能にする、本体と平行に長手方向軸を含むクリーニングヘッド(又はノズル)を含む。
【0009】
[0062] 本明細書で一般的に言及されるように、ダスト及び塵は、手持ち式表面クリーニング装置に吸引によって引かれ得る汚れ、ダスト、水、又はその他任意の粒子を意味する。
【0010】
[0063] 図を参照すると、
図1~
図4は、本開示の実施形態による手持ち式表面クリーニング装置100を示す。示されるように、手持ち式表面クリーニング装置100は、長手方向軸116に沿って第1端部140から第2端部142へ延びる本体102を含む。手持ち式表面クリーニング装置100の本体102は、第1端部140に隣接するハンドル部分104と、それに続くモータ部分(又はセクション)106、フィルタ部分108、ダストカップ110及び第2端部142に隣接して配置されたノズル114を含む。本体102は、第1端部140から第2端部142まで延在する実質的に平坦な及び連続的な表面180を含むことができ、「ワンダ(wand)」のような装置を形成することができる。一実施形態では、ハンドル部分104、モータ部分106、フィルタ部分108及びノズル114は、単一のモノリシックピースとして形成され得る。その他の場合、ノズル114及び/又はフィルタ部分108などの部分は取り外し可能であり得る。
【0011】
[0064] 示されるように、手持ち式表面クリーニング装置100のハンドル部分104は、動作中にユーザの手の中に快適に嵌合するように輪郭付けられる。テーパ領域146は、有利なことに、ユーザの手及び指が手持ち式表面クリーニング装置100をより快適に掴み、操作することを可能にし得る。手持ち式表面クリーニング装置100の本体102は、オン/オフボタン118及びダストカップリリースボタン112をさらに含む。オン/オフボタン118及びダストカップリリース112は、ハンドル部分104が保持された時に、例えば、ユーザの手の親指によって作動され得る。ダストカップリリース112
は、例えば、以下でより詳細に説明されるダストカップ110をロック解除するためにユーザの親指によって変位されて、摺動可能に係合され得る。ダストカップリリース112は、ユーザが供給する力がない状態で後方位置に戻るようにばね付勢され得る。
【0012】
[0065] 本体102のモータセクション106は、その中に配置されたモータ126(
図4参照)に電力を選択的に供給する回路(図示せず)を含み得る。モータ126は、吸引を生成するためのDCモータ又はその他の適切なモータであり得る。いくつかの実施形態ではでは、手持ち式表面クリーニング装置100は、渦配列を含んでもよく、例示された実施形態は本開示を制限することを意図しない。モータ126は、空気を汚れた空気入口120内に引き込む吸引を生成する。モータ126に供給される電力の量は、吸引力の量を比例的に調節するために変化し得る。別の方法として、オン/オフボタン118は、単に一定の電力量をモータ126に供給され得る。
【0013】
[0066] 引き続き、ダストカップ110は、汚れた空気入口120を介して受けられる埃及び塵を受けるように構成され得る。図示のように、ダストカップ110は、本体102に、より具体的にはヒンジ149を介して汚れた空気入口120の一部に回転可能に結合され、ヒンジ149は、長手方向軸116に対して実質的に横向きの、本体102を実質的に貫通するピンによって形成される。ノズル114は、ヒンジ149を提供し得る。一部の事例では、ノズル114は取り外し可能であり得る。従って、ダストカップ110は、例えば、ダストカップリリース112を介してリリースされるときに、第1回転軸に沿って回転し得る。例えば、
図3に示すように、ダストカップ110は、Dとして一般的に示される方向に回転し、本体102の長手方向軸116に対して約90度の角度で停止することができる。ダストカップ110のこの位置は、正確には開放、リリース、又は廃棄配向と称され得る。開放配向では、開口部148を使用して、例えば、ダスト及び塵がダストカップ110を出てゴミ箱に入ることを可能にし得る。従って、ダストカップ110は、例えば、
図1に示すようなロック/閉鎖配向と
図3に示すような開放/廃棄配向間で移行し得る。閉鎖配向にある時、ダストカップ110は、開口部148によってフィルタセクション108のフィルタと流体連通する。一方、開放配向にあるとき、ダストカップ110は、フィルタセクション108のフィルタとの流体連通から切り離され、開口部148がダストカップ110内に蓄積されたダスト及び塵をリリース/排出することを可能にする。
【0014】
[0067] 以下でさらに考察するように、ダストカップ110は、フィルタセクション108内のフィルタを撹拌するクリーニング要素、又は撹拌要素(例えば、ブラシ毛)を含んでもよい。フィルタセクション108内のフィルタの攪拌は、閉じ込められた/詰まった埃及び塵を解放し、一般に空気の流体連通の増加を促進して、詰まりが最小限に抑えられるか、さもなければ吸引力の低下を防ぐことを確保する。
【0015】
[0068]
図4は、
図1の線4-4に沿った手持ち式表面クリーニング装置100の例示的断面図を示す。示されるように、本体102及び特にハンドル部分104は、電池などの一つ又は複数の電源を収容できる空洞150を規定する。空洞は、電池をモータ126に電気的に結合するために、電池を関連付けられた電気接点(図示せず)に位置付けて、整列させるための、電池ホルダ128又は電池クレードル128を含み得る。上述のように、ハンドル部分104はテーパ領域146を提供し、テーパ領域146はハンドル部分104とモータセクション106との間の移行を提供する。
【0016】
[0069] 引き続き、本体102によって規定される空洞150は、モータセクション106を通って継続する。モータセクションは、空洞150内に配置されたモータ126を含む。モータセクションの後、空洞150はフィルタセクション108を通して続く。次に、フィルタ124はフィルタセクションの空洞150内に配置され得る。示されるように
、フィルタ124は円錐型のフィルタであるが、その他のフィルタ装置は本開示の範囲内である。従って、空洞150は、ハンドル部分104の基部においての第1端部140から、汚れた空気入口120を経由する第2端部に延び得る。
【0017】
[0070] フィルタセクション108に隣接して、ダストカップ110はフィルタ124に結合する。従って、ダストカップ110は、開口部148によってフィルタセクション108と流体結合され得る。スクリーン154(
図6参照)は、開口部148を覆うことができ、埃及び塵が下記にさらに詳細に説明されるモータセクション106内に侵入するのを防止する。さらに示されるように、汚れた空気入口120は、埃及び塵を受けいれて格納する目的で、ダストカップ110と流体連通する。
【0018】
[0071] 可撓性の又は弾性材料から形成されるバルブ本体122は、ダストカップ110と汚れた空気入口120との間に配置され得る。モータ126によって提供される吸引が強制されていない場合、バルブ本体122は、
図4に示すようなバルブシート位置に留まることができる。バルブ本体122は、ばね張力に基づいて、例えば、材料又はその他の適切な配置に導入された曲げに基づいて、汚れた空気入口120に向かって付勢され得る。バルブ本体122のシート位置は、シール、例えば、空気の流れの100%を防止する気密シール、又は空気の流れの少なくとも80%を制限する部分的な気密シールを、それぞれが、一般に170で示される、汚れた空気入口120の開口部と整列するダストカップ110の開口部間に形成することができる。従って、バルブ本体122の着座位置は、表面クリーニング装置100が「オフ」であるとき、例えば、モータ126からの吸引が存在しないとき、170で位置合わせされた開口部を介してダスト及び塵がダストカップ110から出るのを防ぐことができる。バルブ本体122は、モータ126によって生成された吸引力が空気を汚れた空気入口、最終的にはダストカップ110に引き込むとき、ダストカップ110の空洞152に変位/曲げられるように構成され得る。
【0019】
[0072] 一実施形態では、例えば、
図3に示すようにダストカップ110がリリース配向にあるとき、着座位置にあるバルブ本体122は、例えば、バルブ本体122をダストカップ110から離れる方向に付勢するばね力に基づきダストカップ110の空洞を密封し続け、ダストカップ110の空洞を規定一つ又は複数の表面に対してそれを保持し、ダスト及び塵が開口部145を介してのみダストカップ110から出るように確保する。
【0020】
[0073]
図5を参照すると、
図1~
図4の手持ち式表面クリーニング装置100での使用に適したダストカップの別の例示的実施形態がある。図示するように、ダストカップは、複数のブラシ毛の形態の攪拌器部材155を含む。ブラシ毛は、例えば、プラスチック又は他の好適に剛直な材料から形成され得る。
図6に示すような閉位置にあるとき、ブラシ毛155は、手持ち式表面クリーニング装置100の本体102の上面180に隣接して配置され得る。
図6の断面図に示されるように、ダストカップ110が軸160の回りに回転して閉鎖配向から開放配向に移行するとき、攪拌器部材155はフィルタセクション106のスクリーン154と接触する。スクリーン154及びフィルタ124は、本明細書ではフィルタ配置として集合的に示し得る。この接触は、一般的な意味で、スクリーン154を「擦り(scrape)」、スクリーン154に付着した塵を有利に取り除き又は移動させて、モータ、フィルタ及び汚れた空気入口120の間の吸引力の損失を最小化又は低減し得る。
【0021】
[0074] ダストカップ110を開放配向から閉鎖配向に移行する時に、同じ擦り作用が達成され得る。この目的のために、ユーザによって行われるダストカップ110の各クリーニング作業は、二段階のクリーニング作用をもたらす可能性がある。これにより、第1段階は、ダストカップ110がリリースされるとき、第1方向D1に沿ってスクリーン154をこすることを含む。第2段階は、ダストカップ110が閉位置に移行するとき、第2
方向D2に沿ってスクリーン154を擦ることを含む(
図7を参照)。一部の事例では、ユーザは、ダストカップ110を複数回、リリースして閉じることができ、二段階のクリーニング作用が障害物を除去する。
【0022】
[0075]
図7に示すように、フィルタセクション106は、フィルタ124を交換又はそうでなければ掃除できるようにするために、取り外し可能フィルタキャリッジ107を含み得る。示されるように、この実施形態は、ダストカップ110が、取り外し可能なフィルタキャリッジ107の取り外しの前に、リリース配向にあることを含む。別の方法として、又は追加的に、フィルタキャリッジ107及びフィルタ124全体を、使いやすい単一ユニットとして交換し得る。
【0023】
[0076]
図8は、手持ち式表面クリーニング装置1に取り外し可能に結合するよう構成される掃除機800の実施例を示す。手持ち式表面クリーニング装置1は、
図1の手持ち式表面クリーニング装置100として実装されてもよく、本開示は、この点に関してこれを制限することを意図するものではない。示されるように、掃除機800は、真空フレーム802(又は単にフレーム802)、折り畳み式ジョイント804、手持ち式表面クリーナレセプタクル806、ダストカップレセプタクル808、取り外し可能なダストカップ810、及び汚れた空気入口814を備えたクリーニングヘッド812を含む。
【0024】
[0077] フレーム802は、手持ち式の表面クリーナレセプタクル806又は手持ち式レセプタクルを規定し、手持ち式のレセプタクルが手持ち式表面クリーニング装置1を確実に保持するよう構成される。手持ち式表面クリーニング装置1が手持ち式レセプタクル806内に配置/装着されると、汚れた空気入口120は、汚れた空気入口814をダストカップ810と流体的に結合する汚れた空気チャネル(図示せず)と整列し、流体的に連通することができる。従って、手持ち式表面クリーニング装置1のモータによって生成される吸引は、空気を汚れた空気入口814に引き込むために使用され得る。そこから、埃及び塵はその後、ダストカップ810(又は第1ダストカップ)及び/又は手持ち式表面クリーニング装置1のダストカップ110(又は第2ダストカップ)内に格納され得る。
【0025】
[0078] いくつかの場合において、ダストカップ810の存在は、ダストカップ110を単独で使用する場合と比較して、ダスト及び塵のための全体的な貯蔵量を効果的に増加させる(例えば、二倍以上)。ただし、いくつかの実施形態では、ダストカップ110は排他的に利用され得る。また示されるように、フレーム802は、フレーム802の上部ハンドル部分が、格納目的で手持ち式レセプタクル806を有する下部に平行に曲げられることを可能にする任意の折り畳み式ジョイント804を含む(
図34A~
図34Cも参照)。
【0026】
[0079]
図9は、ダストカップ810の本体840にヒンジ留めされ得るドア850を有するダストカップ810の実施例を示す。この例では、ボタンを押してドア850をリリースすることができ、それが開放して揺動/回転するのを可能にし、格納された埃及び塵がダストカップ810の本体840から出ることを可能にする。
【0027】
[0080]
図10は、ドック4401と、手持ち式表面クリーニング装置4402と、ロボット掃除機4403を含むドッキングシステム4400の例示的実施形態を示す。一実施形態では、手持ち式表面クリーニング装置4402は、例えば、
図1の手持ち式表面クリーニング装置100又は
図21の手持ち式表面クリーニング装置1として実施される。示されるように、ドック4401は、少なくとも部分的に基部4404によって規定されるロボット掃除機カップリングセクションを含み、基部4404はロボット掃除機4403に取り外し可能に結合するよう構成される。基部4404は、再充電目的でロボット掃除機4403と電気的に結合するための電気接点/端子をさらに含み得る。
【0028】
[0081] ドック4401はさらに、単にワンドカップリングセクションと呼ばれ得る、手持ち式表面クリーニング装置カップリングセクション4405を含む。ワンドカップリングセクション4405は、ワンドレセプタクル4406及びワンドリリース4410(又はワンドリリースペダル4410)を含み得る。
図11の例示的実施形態に示すように、ワンドレセプタクル4406(又はレセプタクル)は、ワンドカップリングセクション4405の側壁によって規定される凹部/開口部であり得る。ワンドレセプタクル4406は、ドック4401の長手方向軸4408に対して実質的に垂直に延在し得る。ワンドレセプタクル4406は、手持ち式表面クリーニング装置4402を少なくとも部分的に受けるように構成され得る。示されるように、ワンドレセプタクル4406は、手持ち式表面クリーニング装置4402の上面4409が、ワンドレセプタクル4406を規定する表面4401と同一平面に取り付けられることを可能にする深さを含む。従って、手持ち式表面クリーニング装置4402は、ワンドレセプタクル4406に取り付けられた時に比較的隠されてもよく、また一般的にワンドカップリングセクション4405の形状に対応する輪郭を持ってもよい。
【0029】
[0082] 手持ち式表面クリーニング装置4402をワンドレセプタクル4406に挿入することは、手持ち式表面クリーニング装置4402を第1角度、例えば約80度で挿入することを含むことができる。手持ち式表面クリーニング装置4402のノズルは、ばね式負荷機構(図示せず)を付勢して係合させるために使用される。一旦挿入されると、手持ち式表面クリーニング装置4402は、戻り止め(図示せず)又はその他の適切なロック機構を介して定位置にロックされ得る。
【0030】
[0083] 手持ち式表面クリーニング装置4402を取り外すには、ワンドリリース4410に対して提供されたユーザ提供の力(例えば、ユーザの足又は手による)が、ロック機構を解除し、ばね式負荷機構が、手持ち式表面クリーニング装置4402を格納位置から伸張/リリース位置に移行させることができる。示されるように、この移行は、長手方向軸4408と実質的に平行に延在する回転軸4412の第1軸を中心に回転する手持ち式表面クリーニング装置4402を含み得る。リリース位置において、ユーザは、手持ち式表面クリーニング装置4402を単に掴み、使用のためにそれを分離するためにワンドレセプタクル4406から離れるよう垂直方向に力を供給することができる。
【0031】
[0084]
図11は、本開示と一致する、ドッキングシステム4400aの別の例示的実施形態を示す。
図11の実施形態はまた、直立する構成として正確に言及され得るが、ここで手持ち式表面クリーニング装置4402はドック4401aから垂直に延びる。より詳細には、ドック4401aは、基部4404a及びワンドカップリングセクション4405aを含む。基部4404aには、リリースボタン4501及び4502が含まれる。リリースボタン4501及び4502は、ユーザが供給する力(例えば、ユーザの足から)に基づいて、それぞれロボット掃除機4403及び手持ち式表面クリーニング装置4402の分離を可能にし得る。示されるように、リリースボタン4501及び4502は、ロボット掃除機がドック4401aに結合されるように移動し得る傾斜を少なくとも部分的に規定し得る。
【0032】
[0085] ワンドカップリングセクション4405aは、手持ち式表面クリーニング装置4402を少なくとも部分的に受けるように構成されたワンドレセプタクル4406aを含み得る。特に、ワンドレセプタクル4406aは、手持ち式表面クリーニング装置4402の長手方向軸と実質的に垂直に延長し得る長手方向軸を有する細長い空洞を含み得る。こうして、手持ち式表面クリーニング装置4402のハンドルセクション/領域は、格納位置にある時に、少なくとも部分的にワンドレセプタクル4406aから延び得る。
【0033】
[0086] ワンドカップリングセクション4405aは、ロボット掃除機カップリングセクションに隣接したテーパを含んでもよく、少なくとも部分的にロボット掃除機を受けるための凹部を提供する。従って、テーパはロボット掃除機カップリングセクションの少なくとも一部分を形成し得る。ロボット掃除機4403が基部4404aに結合されると、ワンドカップリングセクション4405aの少なくとも一部分4503は、ロボット掃除機4403の上に延び得る。これは、ロボット掃除機が格納位置(すなわち、基部4404aに結合される)であるときに、ドッキングシステム4400aの全体的な足跡を有利に減少させ得る。
【0034】
[0087] 次に、ユーザは、手持ち式表面クリーニング装置4402のハンドルセクション/領域を掴み、一般的に方向D2に沿って力を供給して、ワンドレセプタクル4406aからそれを分離し得る。一部の事例では、ユーザはまずリリースボタン4502と係合し、手持ち式表面クリーニング装置4402をワンドレセプタクル4406aからロック解除する必要がある。加えて、ワンドレセプタクル4406aは、少なくとも部分的にワンドレセプタクル4406a内に留まりつつ、ユーザがリリースボタン4502をリリースする力を供給することに応答して、手持ち式表面クリーニング装置4402を方向D2に沿って上向きに移動させる、ばね式負荷機構を含み得る。方向D2は、ドック4401aの長手方向軸4408aに対して実質的に垂直に延び得る。これは、有利なことに、手持ち式表面クリーニング装置4402を握るためにユーザがどれだけ遠くに達しなければならないかを減少させ得る。
【0035】
[0088]
図12は、本開示と一致する、直立構成にあるドッキングシステム4400bの別の例示的実施形態を示す。示されるように、この実施形態は、ドッキングシステム4400aのそれと実質的に類似しており、簡潔さのために、その説明を繰り返さない。ただし、4400aのドッキングシステムは、ロック機構を持たないワンドレセプタクル4406bを含み、代わりに摩擦ばめ又は単純に重力を利用し得る。従って、手持ち式表面クリーニング装置4402は、リリース、例えば、リリースボタン4502(
図45)を作動させることなく、ドック4401bから挿入/取り外しされ得る。
【0036】
[0089]
図13a~
図13dは、本開示の態様と一致する、ドッキングシステム4400cの別の例示的実施形態を示す。示されるように、ドッキングシステム4400cは、ドック4401c、手持ち式表面クリーニング装置4402、及びロボット掃除機4403を含む。ドック4401cは、ロボット掃除機カップリングセクションを規定する基部4404bを含む。ワンドカップリングセクション4401cは、ヒンジ4702によってワンドレセプタクル4407bに回転可能に結合された固定部分4703を含む。従って、ワンドレセプタクル4407bは、格納位置(
図13/c/d)とリリース位置(
図47a)の間の第2回転軸4412aの周りを回転してもよく、それぞれが以下でより詳細に検討される。
【0037】
[0090]
図13~
図13dの実施形態では、ワンドレセプタクル4407bは、手持ち式表面クリーニング装置4402を少なくとも部分的に囲み得る。一般的意味では、ワンドレセプタクル4407bは、摩擦ばめ接続、重力、又は両方に基づいて、手持ち式表面クリーニング装置4402を固定位置に保持するクレードルを形成し得る。
【0038】
[0091]
図13aに示すように、ワンドレセプタクル4407bはリリース位置にあり、ワンドレセプタクル4407bは基部の長手方向軸4408bに対して約45±20度で延びる。従って、ユーザは、たやすく手持ち式表面クリーニング装置4402に到達でき、掴むことができる。一方、ワンドレセプタクル4407bは、
図13cに示すような格納位置にある時に、基部の長手方向軸4408bと実質的に平行に延びる。
【0039】
[0092] 一実施形態では、ワンドレセプタクル4407bは、ヒンジ4702又は第2回転軸4412aの周りの回転を可能にする他の適切な結合デバイスを介して、格納位置とリリース位置との間で移行し得る。ドック4401cは、格納位置とリリース位置の間のワンドレセプタクル4407bの回転を起こす機械的機構(例えば、ギア、ベルト駆動又はその他の適切な機構)を含み得る。固定部分4703は、赤外線(IR)センサなどの近接センサ4711を含み得る。近接センサ4711は、鉛直なIR領域を誘起し、ユーザの手(又はその他の部分)によって侵害された場合ワンドレセプタクル4407bは、リリース位置まで自動的に回転して、手持ち式表面クリーニング装置4402を容易に取り外すことができる。また、リリース位置は、ロボット掃除機4403の上面上の制御へのアクセスを明らかにするか、又はそうでなければ提供することができる(
図14a~cを参照)。
【0040】
[0093]
図14a~
図14cは、追加的詳細の
図13a~
図13dの実施形態を示す。示されるように、ドック4401cは、固定セクション4799から固定セクション4799の高さH2の少なくとも1.5倍の距離D1まで延びる細長い脚4802を含み得る。従って、細長い脚4802は、ロボット掃除機4403がない状態で、有利なことに、ワンドレセプタクル4407b(及び手持ち式表面クリーニング装置4402)を支持し得る。
【0041】
[0094]
図15は、本開示の態様と一致する、ドッキングシステム4400dの別の実施形態を示す。ドッキングシステム4400dは、ドッキングシステム4400a(
図11)のものと類似しており、その開示は簡潔のため繰り返さない。示されるように、ワンドカップリングセクション4405bは、IRセンサ(又はその他の適切な近接センサ)と、歯/戻り止め(図示せず)を有するワンドレセプタクル4407cと、エレベーター/延長機構とを含む。IRセンサは、ドック4401dに隣接するIRビームを放射し得る。IRビームが侵害されている場合(例えば、ユーザの手によって)、信号がエレベーター/延長機構に送信されて、それが垂直方向D3に沿って上方に延びることができる。歯/戻り止めは、手持ち式表面クリーニング装置4402の長さに沿って配置された案内/トラックに係合し、比較的直線の経路に沿って垂直に移動できるようにし得る。一実施形態では、これは、その他の構成は本開示の範囲内であるが、手持ち式表面クリーニング装置4402を6インチ~8インチ上昇させることを引き起こし得る。IRセンサはさらに、ユーザの注意をセンサの位置に引くための視覚的インジケータ(例えば、LED)を含み得る。
【0042】
[0095]
図15にさらに示すように、ワンドカップリングセクション4405bは、距離D4だけ隣接する壁からワンドレセプタクル4407cをオフセットするために(側面プロファイルに示すように)テーパ付けされ得る。これは、有利なことに、ドック4401dが壁に対して同一平面に配置されている場合であっても、ユーザが手持ち式表面クリーニング装置4402の周りに手をより簡単に届かせることを可能にし得る。
【0043】
[0096]
図16a~
図16cは、本開示の態様と一致する、ドッキングシステム4400eの別の実施形態を集合的に示す。示されるように、ドック4401eは、ドック4401eの第1端部5001に隣接したワンドレセプタクル4407dを含む。示されるように、ワンドレセプタクル4407dは、単一のモノリシックピースとしてドック4401eと一体的に形成される。ところが、ワンドレセプタクル4407d及びドック4401eは、望ましい構成に応じて別個のピースとして形成され得る。ワンドレセプタクル4407dは、審美的魅力を増加させるため、また一般的に手持ち式表面クリーニング装置4402の形状に対応する形状を形成するため、曲線のプロフィール/形状を含んでもよい。
【0044】
[0097] 図示のように、ワンドレセプタクル4407dの向きは固定されている。その中に配置された手持ち式表面クリーニング装置4402は、ドック4401eを規定する上面5002に対して約45度の角度で保持される。その他のブラシタイプも本開示の範囲内である。
図16a~
図16cの実施形態は正確にサイドバイサイド構成と呼ばれてもよい。これにより、ワンドレセプタクル4407dは、ロボット掃除機がドック4401eに結合する領域に隣接する(例えば、横方向に配置される)。従って、ワンドレセプタクル4407dに挿入するとき、手持ち式表面クリーニング装置4402は、ドック4401eに接して引かれるロボット掃除機の中心線4408eからD5の距離だけ水平方向にオフセットして配置された長手方向中心線4408dを含み、距離D5は、ロボット掃除機の半径R1に少なくとも等しい。
【0045】
[0098]
図17は、本開示の態様と一致する、ドッキングシステム4400fの別の実施形態を示す。図示されるように、
図51の実施形態は、
図50のドッキングシステム4400eのものと類似しており、この理由により、説明は簡潔のため繰り返さない。示されるように、ドック4401fは、ロボットカップリングセクション4420cと側面の構成にあるワンドレセプタクル4407eを含むワンドカップリングセクション4405cを含む。ワンドカップリングセクション4405cは、IRセンサ5102(又はその他の適切な近接センサ)をさらに含む。ユーザがIRセンサ5102によって放射されるIRビームを侵害するのに応答して、信号はワンドレセプタクル4407eに送信され得る。リフト及び傾斜機構(図示せず)は次に、信号を受信し、手持ち式表面クリーニング装置4402を格納位置5105からリリース位置5106に移行させ得る。示されるように、リリース位置5106への移行により、手持ち式掃除機4402は、最初にロボット掃除機の上面に対して(例えば、ロボット掃除機から離れて)垂直経路に沿って移動する。続いて、手持ち式掃除機4402を、例えば、ロボット掃除機に対して約70±15度の角度で、ロボット掃除機に向けて「傾ける」。一方、格納位置5105への移行は、リリース位置5106への移行の逆を引き起こし、例えば、垂直方向に傾斜して戻り、その後、ロボット掃除機に向かって下方に移動する。
【0046】
[0099] ユーザが検出されない場合、例えば、ユーザがドック4401fから離れている時、リフト及び傾斜機構は、手持ち式表面クリーニング装置を格納位置5105に戻すよう自動的に移行し得る。これにより、有利には、ワンドレセプタクル4407eは格納位置5105に戻りながら、ユーザが手持ち式表面クリーニング装置4402をワンドレセプタクル4407eに挿入し、単に離れることができる。
【0047】
[00100] 以下の追加的実施形態及び実施例は、本開示に同様に適用可能である。例えば、
図21の手持ち式表面クリーニング装置1は、上記に開示されたさまざまな実施形態で利用され得る。これには、例えば、ロボットクリーニング装置と手持ち式クリーニング装置の両方に結合するために利用できる基部(
図10~
図20bを参照)が含まれる。
【0048】
[00101]
図21は、本開示の実施形態による手持ち式表面クリーニング装置1の斜視図を示す。示されるように、手持ち式表面クリーニング装置1は、クリーニングヘッド3に結合された本体2を含む。可撓性の導管とも呼ばれる、オプションの可撓性領域4は、本体2をクリーニングヘッド3に結合し、クリーニング作業中に本体2に対してクリーニングヘッド3を回転させることができる。汚れた空気通路14は、クリーニングヘッド3によって提供された汚れた空気入口11から、クリーニングヘッド3及び本体2を通って、クリーニングヘッド3に対して本体の遠位端に隣接して配置されたダストカップ23(
図22A及び22Bを参照)まで延びることができる。従って、本体2及びクリーニングヘッド3は、汚れた空気通路を介して埃及び塵を受けるために流体連通し得る。
【0049】
[00102] 本体2は、第1長手方向軸9に沿って第1端部10-1から第2端部10-2
まで延びる。本体2は、その他の形状(例えば、長方形、正方形、不規則など)及び構成が本開示の範囲内であるが、示されるように実質的に円筒形状を持ち得る。本体2は、プラスチック又はその他の適切に剛直な材料から形成され得る。本体2は、複数のピースを含んでもよく、又は単一ピースから形成され得る。示されるように、本体2は、ダストカップ部分6を電源及びモータ部分8から分離するための取り外し可能なピースを含む。
【0050】
[00103] 本体2は、ハンドグリップ表面5とも呼ばれる表面5によって規定され得る。本体2は、使用中にユーザの手を快適にフィットさせるように輪郭付けられ得る。従って、ハンドグリップ表面5は、電源及びモータ部分8及びダストカップ部分6の周りに少なくとも部分的に延び得る。
【0051】
[00104] 本体2は、第1端部10-1の近位に配置された電源及びモータ部分8を含み、その後にダストカップ部分6を含み得る。以下でより詳細に論じるように、電源及びモータ部分8内の構成要素(例えば、一つ又は複数のモータ及び電池などの一つ又は複数の電源)は、本体2のダストカップ部分6と同軸に配置され得る。電源及びモータ部分8は、ダストカップ部分6の前方(上流側など)に配置されているため、電源及びモータ部分8の構成要素は、それを通って延びる空洞を集合的に規定し、汚れた空気通路14に沿って移動する汚れた空気が、格納目的でダストカップ部分6に到達することを可能にする。
【0052】
[00105] 本体2は、第2端部10-2の近位に配置された複数の通気孔7を含んでもよく、それにより、フィルタされ/清浄な空気が本体2を出ることができる。複数の通気孔7は、ユーザの手が動作中に複数の通気孔7を不注意に覆わないことを確実するため、第2端部10-2の近位に配置され得る。複数の通気孔7のその他の位置は、本開示の範囲内であり、
図21に図示した実施例は限定的なものとして解釈されるべきではない。
【0053】
[00106]
図21を続けると、クリーニングヘッド3は、第1端部12-1から第2端部12-2まで第2長手方向軸15に沿って延び得る。クリーニングヘッド3は、本体2と同じ材料から形成されてもよく、又は異なる材料を含んでもよい。一部の事例では、クリーニングヘッド3は、例えば、ユーザが供給する力に基づいて、曲がり/曲がらない材料など、屈曲可能な材料から形成される。その他の場合、クリーニングヘッド3は、曲げに抵抗する比較的剛直な材料から形成される。さらにその他の場合、クリーニングヘッド3は複数の材料から形成される。例えば、汚れた空気入口11に隣接した第1端部12-1は、比較的剛直な材料から形成されてもよく、第2端部12-2は比較的剛直な材料から形成され得る。
【0054】
[00107] 場合によっては、本体2の第1長手方向軸9は、例えば、格納目的、ドッキング目的、又は、ユーザがクリーニングヘッド3を本体2からまっすぐ伸ばしたい場合、第2長手方向軸15に対して実質的に平行であり得る。図示されるような他の場合では、クリーニングヘッド3の第2長手方向軸15は、第1長手方向軸9に対して角度17で延在してもよく、角度17は、1度から180度の間、好ましくは30度から90度である。
【0055】
[00108] さらに示されるように、汚れた空気入口11は、第1端部12-1に配置される。汚れた空気入口11は、幅W1及び高さH1を有する開口部を規定し得る。W1~H1の比は、例えば、その間の全ての範囲を含む、約2:1、3:1、4:1、10:1、15:1を測定し得る。幅W1に対する全長L1の比は、約1:1、1.25:1、1.5:1、2:1を測定し得るが、その間の全ての範囲を含む。その他の比は本開示の範囲内であり、提供される実施例は限定されることを意図していない。汚れた空気入口11の幅W1は、第2端部12-2の近位のクリーニングヘッド3の幅W2よりも大きくてもよい。従って、クリーニングヘッド3は、第1端部12-1から第2端部12-2へと内向きにテーパ付され得る。しかし、クリーニングヘッド3は必ずしも図示したようにテーパ
をつける必要はなく、長手方向軸15に沿った実質的に連続的な幅を含み得る。
【0056】
[00109] 手持ち式表面掃除機は、本体2とクリーニングヘッド3の間に配置される可撓性領域4(又は可撓性の導管)をさらに含み得る。特に、可撓性領域4の第1端部は、クリーニングヘッド3の第2端部12-2に結合し得る。第1端部の可撓性領域4の第2端部は、本体2の第1端部10-1に結合し得る。可撓性領域4は、汚れた空気通路14の少なくとも一部分を規定する空洞を含み得る。
【0057】
[00110] 可撓性領域4は、ユーザが供給する力に基づいて曲げることができるプラスチック又は他の屈曲可能な材料から形成され得る。可撓性領域4は、ユーザが供給する力がない場合、特定の静止状態に戻るように構成され得る。例えば、可撓性領域4は、本体2及びクリーニングヘッド3の第一及び第2長手方向軸9及び15が、実質的に平行に延長する非曲げ状態に戻り得る。他の場合では、可撓性領域4は、ユーザが力を供給して、本体2に対して別の位置にクリーニングヘッドを移行させるまで、例えば、クリップ又は他の機械的保持機能を介して、屈曲位置に留まるように構成され得る。
【0058】
[00111] いずれのイベントでも、可撓性領域4は、クリーニングヘッド3を本体2に対して回転させることを可能にする。一部の事例では、上述のように、可撓性領域4は、0度~180度の間で測定する角度17を可能にし得る。可撓性領域4は、最大90度の回転を可能にすることが好ましい。
【0059】
[00112] 一部の事例では、本体2に対するクリーニングヘッド3の回転により、手持ち式表面掃除機をオンに切り替える。例えば、ユーザが特定の表面をきれいにしたい場合、ユーザは、クリーニングヘッド3を表面に係合させ、可撓性領域4を曲げさせる力を供給するだけで、手持ち式表面掃除機1を自動的にオンにすることができる。可撓性領域4の曲げに応答して、手持ち式表面掃除機1は、モータに電力を供給して、汚れた空気通路14に沿って吸引を導入し得る。同様に、ユーザが供給する力がないことで、手持ち式表面掃除機1がオフ切り替えられる。
【0060】
[00113] 別の方法として、又は上述の自動オンの特徴に加えて、本体2は、手持ち式表面掃除機1の手動でのオン・オフ切り替えを許容するボタン又はその他の適切な制御(図示せず)を含み得る。
【0061】
[00114] 可撓性領域4は任意であることに留意すべきである。例えば、本体2は単にクリーニングヘッド3に直接結合され得る。あるいは、また、可撓性領域4は、ユーザが供給する力に基づいて曲がらない剛直な部分(又は剛直な導管)と置き換えられてもよい。
【0062】
[00115] こうした任意の場合、本体2及び/又はクリーニングヘッド3は、可撓性領域4に取り外し可能に結合され得る。従って、ユーザは、本体2及び/又はクリーニングヘッド3を可撓性領域4から取り外して、例えば、汚れた空気通路14を詰まらせないようにするか、又はブラシ毛で構成されるクリーニングヘッドなどの異なるタイプのクリーニングヘッド3を取り付けることができる。
【0063】
[00116]
図22Aを参照すると、本開示の実施形態に従って、本体2は、クリーニングヘッド3及び可撓性領域4から分離されて示されている。本体2は、非常に簡略化された形態で示されており、その他の構成要素は本体2内に配置され得る。示されるように、本体は空洞19を規定する。本体2はさらに、モータ20、電源22、及び空洞19内に配置されたダストカップ23を含む。モータ20、電源22及びダストカップ23のそれぞれは、長手方向軸9と実質的に平行な長手方向軸を含み得る。従って、モータ20、電源22及びダストカップ23は、空洞19内で同軸に配置され得る。後述するように、この
同軸配置により、モータ20、電源22、及びダストカップ23は、それぞれの空洞を整列させて、単一の汚れた空気通路、例えば汚れた空気通路14を集合的に形成することができる。同軸配置は、望ましい構成に応じて複数の汚れた空気通路を形成してもよく、本開示は単一の通路に限定されるものと解釈されるべきではない。
【0064】
[00117] モータ20は、例えば、ブラシレスDCモータを含み得るが、他のタイプのモータは本開示の範囲内である。モータ20は、以下でさらに考察する通り、充電回路を介して電源22及び/又はAC線に電気的に結合し得る。モータ20は、汚れた空気通路14がそれを通って延びることを可能にするために、空洞52(
図23Cを参照)を含み得る。モータ20は、ダストカップ23に向かって気流/吸引を導入するインペラ/ファン50を含み得る。
【0065】
[00118]
図23C及び
図23Bは、本開示の実施形態によるさらなる詳細におけるモータ20を示す。示されるように、モータ20は、空洞52内に配置されたファン50内に構築され得る。モータ20はさらに、空気の流れを調節するために側壁53に沿った開口部/通気孔51を含む。
【0066】
[00119]
図22Aに戻ると、電源22は複数の電池セル29を含み得る。一実施形態では、それぞれの電池セルはリチウムイオン電池セルであるが、その他のタイプの電池セルは本開示の範囲内である。
図23Aの電源22Aに示すように、複数の電池セル29のそれぞれは、環状配置を形成し得る。環状配置は、それを通って延在する空洞32を含み得る。環状配置では、各電池セルは、電源22Aがその中に配置されている場合、本体2の長手方向軸9と実質的に平行なそれぞれの長手方向軸を有することができる。
図23Bは、リング形状コンデンサとして構成された別の例示的な電源22Bを示す。リング形状コンデンサはまた、それを通って延びる空洞33を含み得る。こうした場合において、電源22は、関連する空洞に基づいて、汚れた空気通路14を少なくとも部分的に規定し得る。従って、空洞32又は33などの電源22の空洞は、電源22及び空洞52が本体2の空洞19内に配置される時、モータの空洞52と整列し得る。
【0067】
[00120]
図22Aに戻ると、電源22は、関連する充電回路(図示せず)を介して充電され得る。充電回路は、例えば、電源22を充電する目的のための電荷を受けるための誘導コイルを含み得る。別の方法として、又は追加的に、充電回路は、例えば、充電目的のために基部/ドッキングステーションに結合するために、端子又はその他の適切な相互接続(例えば、USB-Cポート)を含み得る。充電回路はまた、電源22を充電しながら、メインからの電力が手持ち式表面クリーニング装置1によって直接使用されることを可能にし得る。
【0068】
[00121]
図22Bは、
図22の本体2の構成と実質的に同様の構成の本体2'を示す。この理由により、前述の説明は本体2'にも等しく適用可能であり、簡潔にするために繰り返さない。しかし、本体2'は、モータ20の以前に配置された電源22を含む。こうして、本体2'は、本体2の第1端部10-1の近位に配置された電源22を含み、その後にモータ20が、その後にダストカップ23が続く。
【0069】
[00122]
図22A及び
図22Bの本体2及び2'は、それぞれ、汚れた空気通路14を形成するために、空洞19内に配置及び整列された複数の電源22及び/又は複数のモータ20を含み得る。従って、上記の実施例は単一のモータ及び電源を図示しているが、この点に関して本開示は限定されない。同様に、各モータ、電源及びダストカップは実質的に円筒形の形状を有するが、この点に関してこの開示は限定されない。その他の形状及び構成は、本開示の範囲内である。
【0070】
[00123]
図23C~
図23Dを参照すると、ダストカップ23は、汚れた空気通路14から受けられるダスト及び塵を受け、格納するように構成され得る。ダストカップは、ダスト及び塵を格納するための空洞40を規定し得る。ダストカップはさらに、ダスト及び塵を引き付けて捕捉するのに役立つ静電帯電アキュムレータ41を含み得る。一部の事例では、静電帯電アキュムレータ41は、本来静電荷を保持する傾向がある材料から形成される。別の方法として、又は追加的に、静電帯電アキュムレータ41は、例えば、電源22を介して通電され得る。
【0071】
[00124]
図24A~
図24Cは、本開示と一致する、追加の例示的実施形態を示す。
図24Bに示すように、手持ち式表面クリーニング装置は、再充電目的のために基部にドッキングされ得る。
【0072】
[00125]
図25は、本開示と一致する、例示的な手持ち式表面クリーニング装置を示す。
図26Aは、本開示の実施形態による、
図25の手持ち式表面クリーニング装置の断面図を示す。
図26Bは、本開示の一実施形態による、
図25の手持ち式表面クリーニング装置の例示的なクリーニングヘッドを示す。
図26Cは、本開示の一実施形態による、
図25の手持ち式表面クリーニング装置の例示的なハンドルを示す。
【0073】
[00126]
図27は、本開示と一致する、別の例示的な手持ち式表面クリーニング装置を示す。
図27に示すように、ハンドル部分は、一つ又は複数の位置に移行/関節接続するために、本体に対して回転し得る。電池は、A-Aに沿った断面に示すようなハンドル部分内に配置されてもよく、この配置により、ハンドル部分は、その長さ全体にわたって比較的小さな形態のフォーム係数を有することができる。
【0074】
[00127]
図28A~
図28Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【0075】
[00128]
図29A~
図29Hは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。示されるように、本開示と一致する、手持ち式表面クリーニング装置は、ダストカップを空にする手順の間にダストを拭き取る/取り除くための配置を含み得る。
【0076】
[00129]
図30A~
図30Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。示されるように、ダストカップは延長されて格納容量を増加させ得る。
【0077】
[00130]
図31A~
図31Dを参照すると、本開示の実施形態に従い、例示的な表面クリーニング装置1300が示されている。示されるように、表面クリーニング装置1300は、本体1301及び本体1301の第1端部1319に結合されたダストカップ1302を含む。
図1~
図20B及び
図21~
図30Cを参照しながら上述した態様及び実施形態が、等しく表面クリーニング装置1300には適用され、簡単のため繰り返されない。
【0078】
[00131] 本明細書で一般的に言及されるように、「閉位置」及び「ドック位置」という用語は、互換的に使用され得、本体1301に対するダストカップ1302の位置を指す。これにより、ダストカップ1302は、本体1301、より詳細には、埃及び塵をダストカップ1302内に引き込む吸引力を生成する本体1301の空洞内に配置されたモータ1322に結合され、それと流体連通する。一部の事例では、閉位置は、
図31Aに示すように、本体1301の長手方向軸と実質的に平行に延在する長手方向軸を有するダストカップ1302ということになってもよい。
【0079】
[00132] 逆に、「開位置」又は「空位置」という用語は互換的に使用され、本体1301に対するダストカップ1302の位置を指す。これにより、ダストカップ1302は、本体1301に対して実質的に垂直に傾斜し、ダストカップを空にすることができる。ダストカップ1302は、ダストカップ1302が開位置へと移行できるように、本体1301に回転可能に/旋回可能に結合され得る。この移行は、例えば、本体1301上に配置されたボタン1305によって開始され得るが、これは以下でより詳細に検討される。従って、開位置にある時、ダストカップはモータ1322から流体的に分離されてもよく、その一方でハウジングに旋回可能で回転可能に結合されたままでよい。
【0080】
[00133] 以下でより詳細に論じるように、ダストカップ1302は、ばね式であってもよく、それを開位置へとたわませ/もたらす。本体1301は、スプリング張力のリリースによって回転する間に、ダストカップ1302と係合するために、停止部、例えば、側壁1340(
図31B)又はその他の表面特徴を提供し得る。その後、停止部と係合することにより、ダストカップ1302が回転運動を急激に停止させることができ、その衝撃は、有利なことに、ダストカップ1302内に格納された埃及び塵を取り除くことになる。次に、汚れた空気を受けいれる入口の開口部の反対側の端に位置するダストカップの開口部から空にするため、埃及び塵を取り除くことができるように重力を使用し得る。次に、ばね付勢は、ユーザがダストカップ1302が閉位置に戻る移行を所望するまで、ダストカップ1302を開位置に保持され得る。従って、ユーザは、ゴミ箱の口の上に手持ち式表面クリーニング装置1300を単に傾け、例えば、ボタン1305の作動を介してダストカップ1302を開位置に移行させて、ダストカップ1302を空にすることができる。
【0081】
[00134] さらに、及び実施形態によれば、フィルタ配置1314は、本体1301内に少なくとも部分的に配置され得る。フィルタ配置1314はまた、本体1301から少なくとも部分的に延長し、所定距離D1で停止するために、ばね式の負荷及び前方に「たわませ」(
図31B及び31Dを参照)てもよい。この実施形態では、フィルタ配置1314は、(ダストカップ1302がフィルタ配置1314から離れて回転した後)停止部、例えばラップ、キャッチ又は本体1301の内部又は外部に設けられた他の突起部、例えば突起部1398(
図31Bを参照)に遭遇する前に、本体1301から距離D1まで移動することができる。次に、ばね付勢により、例えばユーザが提供した力に基づいて、閉位置に戻ったとき、ダストカップ1302がフィルタ配置1314を変位させるまで、フィルタ配置1314を伸長位置に保持することができる。
【0082】
[00135] 従って、表面クリーニング装置1300は、単一のユーザ供給の動きに基づいて、多相(又は多段階)の開放シーケンスを有するものとして正確に説明することができる。ユーザが提供する単一の動き(例えば、ボタンを押す)に応答して、ダストカップが最初に前方向に(長手方向に)スナップ/スプリング/起動し、次に回転して垂直/直立位置になり、その後、(例えば、ダストカップ1302に関連するばねのばね定数/構成とは異なるばね定数/構成を有するフィルタ配置1314のばねに基づき)フィルタ配置が、ダストカップの移行と同時に、又はその直後にスナップ/スプリングアウトする。注意すべきことに、ダストカップ1302は、直立位置を引き起こすための重量であり得る(
図31Bを参照)。別の方法として、又は追加的に、ダストカップ1302は、回転を起こす本体1301によって提供されるトラックに基づいて、直立位置にもたらされ得る。ダストカップ1302は、
図5のダストカップ110のものと同様の、例えばブラシ毛のような攪拌デバイスで構成され得、上記に開示された実施形態は、
図31A~
図31Dの手持ち式表面クリーニング装置に等しく適用可能であることに留意されたい。
【0083】
[00136]
図31A~
図31Dに続き、モータ1322は本体1301内に配置され、使
用中に汚れた空気通路1330(
図31Cを参照)を介して入口1309(又はノズル)に汚れた空気を引き込む吸引を生成する。ダストカップ1302及びより具体的には、汚れた空気通路1330は、ダストカップ1302が
図13Aに示すような閉位置にある時に、モータ1322と流体連通し得る。本体1301とダストカップ1302の間に配置されたフィルタ1311は、ダスト及び塵が本体1301に入り、最終的にモータ1322を詰まらせることを防止/減少させ得る。次に、ダスト及び塵は、表面クリーニング装置1300の動作中にダストカップ1302の空洞内にダスト格納領域1331(
図31C)内に格納され得る。
【0084】
[00137] 一実施形態では、ダストカップ1302は、本体1301に対するダストカップ1302の回転に基づいて開位置にあるとき、モータ1322の吸込みから分離され得る。例えば、
図31Bに示されるように、ダストカップ1302の端部は、本体1301から分離され、本体1301に対して実質的に横断方向にダストカップ1302を角度づけするよう回転され得る。
図31Dに示すように、ダストカップ1302の開位置は、本体の長手方向軸1315に対して実質的に横断する長手方向軸1316を有するダストカップ1302をもたらし得る。ダストカップ1302が本体1301に対して延びる角度は、望ましい構成に応じて、例えば15度~180度、好ましくは15度~90度まで変化し得る。
【0085】
[00138] 一実施形態では、本体1301は、プラスチック、金属、及び/又はその他任意の適切な剛性材料から形成され得る。本体1301は、単一ピースの材料から形成されてもよく、又は複数のピースから形成され得る。
【0086】
[00139] 本体1301は、ダスト結合端部1319と呼ばれる第1端部1319から第2端部1320まで長手方向軸1315に沿って延在する壁によって規定され得る。壁は、表面1306によって規定され得るが、表面1306は、表面クリーニング装置1300の動作中にユーザの手の中に快適に掴まれ得るハンドル部分、又はハンドルを提供する。
【0087】
[00140] 本体1301はさらに、ダストカップ1302を例えば、
図31Aに示すような閉位置から、例えば、
図31Bに示されるような開位置まで移行させるためのボタン1305をさらに含む。ボタン1305は、ユーザが表面クリーニング装置1300を閉位置から開位置へと移行させるために、それを押す機械的ボタンに必ずしも限定されない。例えば、ボタン1305はまた、スライダボタン、容量タッチボタン、及び本体1301の直径の周りに延びる回転可能なリングなどの任意の他の適切なユーザ入力装置であり得る。
【0088】
[00141] 本体1301は、空洞1321(
図31C)を規定し得る。空洞は、フィルタ配置1314、モータ1322、及びその中に配置される電源1323を含み得る。モータ1322は、例えば、ブラシレスDCモータを含んでもよいが、他のタイプのモータは本開示の範囲内である。モータ1322は、電源1323に電気的に結合され、埃及び塵をダストカップ1302に引き込むための吸引を生成することができる。
【0089】
[00142] ダストカップ1302は、プラスチック、金属、又はその他任意の適切な剛性材料を含んでもよい。ダストカップ1302は、長手方向軸1316に沿って第1端部1309(又はノズル)から第2端部1350(吸引カップリング端又は吸引カップリングセクション)へ延在する一つ又は複数の壁によって規定され得る(
図31D)。ダストカップ1302は、少なくとも部分的にそれを通って延びる汚れた空気通路1330を有する空洞をさらに規定し、汚れた空気通路は実質的に長手方向軸1316と平行に延びる。ダストカップ1302はさらに、埃及び塵を受けて格納するための空洞内のダスト格納領
域1331を含む。ダスト格納領域1331を取り囲む壁は、光透過性であり得、例えば、入射可視波長の80%以上を可能にし、ユーザが壁を通してダスト格納領域に格納された埃及び塵の現在の量を視覚的に調べることを可能にする。吸引カップリング端部1350は、ダストカップ1302が開位置で直立/垂直方向に配向された時に、埃及び塵を解放するための開口部も提供する。
【0090】
[00143] フィルタ配置1314は、一般的に本体1301の形状に対応する円筒形ハウジングを含む。フィルタ配置1314のその他の形状及び構成も、本開示の範囲内である。フィルタ配置1314は、
図31Cに示すひだ付きフィルタ1311など、一つ又は複数のフィルタを含み得る。一つ又は複数のフィルタは、例えば、ポリエステル材料、PTFE、ガラス繊維又はその他任意の適切なフィルタ材料を含み得る。一つ又は複数のフィルタは、フィルタの取り外し及び交換を容易にするカートリッジ本体を含み得る。
【0091】
[00144] フィルタ配置1314はさらに、フィルタ配置1314を本体1301から離れて、ダストカップ1302に向かって付勢させるためのばね1324を含み得る。ダストカップ1302が、
図31A及び31Cに示されるような閉位置にあるとき、ばね1324は、ダストカップ1302に基づいて圧縮され得、本体1301の空洞1321に向かってフィルタ配置1314を変位させる。ばね1324は、望ましい構成に応じて、より少ないバネ(例えば、単一のばね)を含み得ることに留意すべきである。
【0092】
[00145] 引き続き、アーム1308-1及び1308-2(又はアーム部分)は、長手方向軸1315に沿って本体1301から延長し得る。アーム1308-1、1308-2は、単一のモノリシックピースとして本体1301と一体的に形成されてもよく、又は複数のピースから形成され得る。一実施形態では、アーム1308-1及び1308-2は、本体1301と同じ材料から形成されてもよく、例えば、プラスチック又はその他の適切な剛性材料から形成され得る。一部の事例では、アーム1308-1及び1308-2は、本体1301のそれとは異なる材料から形成され得る。例えば、アーム1308-1及び1308-2は、アームを補強するために金属又は金属合金と少なくとも部分的に形成され得る。
【0093】
[00146] アーム1308-1及び1308-2はそれぞれ、ダストカップ1302に枢動可能に結合されて、D(
図31B)として一般的に示される方向/経路に沿った回転運動を可能にし得る。従って、ダストカップ1302は、回転軸1325に基づいて、アーム1308-1及び1308-2に対して旋回軸/回転してもよく、回転軸1325は長手方向軸1315と実質的に垂直である。
【0094】
[00147] アーム1308-1及び1308-2は、空洞をさらに規定し得る。アーム1308-1及び1308-2によって規定される空洞は、ばね1307を含み得る。ばね1307のそれぞれは、例えば、ダストカップキャリア1326又はダストカップ1302に結合されたその他の機構に力を供給することによって、ダストカップ1302を本体1301から離れるように付勢させ得る。ダストカップキャリア1326は、ダストカップ1302と一体型ですなわち、単一のモノリシックピースとして、形成されてもよく、又は複数の部品から形成され得る。ダストカップキャリア1326は、アーム1308-1及び1308-2によって提供されるトラック/ガイドに沿って長軸方向に移動するように構成される。従って、ダストカップキャリア1326は、ダストカップ1302を閉位置から開位置へ移行/変位させるために使用され得る。
【0095】
[00148] ダストカップキャリア1326を閉位置に確実に保持し、ひいてはダストカップ1302を閉位置に保持するために、戻り止め1399(
図31B)又は他の適切なロック機構は、アーム1308-1及び1308-2の表面から延在し得る。戻り止め13
99は、ばね付勢されてもよく、キャッチ/凹部1327などのダストカップ1302の対応する表面特徴と係合するように構成され得る。従って、例えば、ユーザが供給する力に基づいて、ダストカップ1302がフィルタ配置1314と整列して押し付けられると、戻り止め1399は、ダストカップ1302のキャッチ1327と係合して、ダストカップ1302を本体1301に対して定位置に確実に保持することができる。
【0096】
[00149] ダストカップ1302をリリースして開位置に移行させるには、ユーザはボタン1305を押し得る。ボタン1305を押すことは、親指及び人さし指を、本体1301の反対側に配置されたボタンに対して挟んだ動きに使用することを含み得る。これに応答して、ボタン1305は、戻り止め1399を機械的に作動して、それをダストカップ1302のキャッチから外れるようにし得る。別の方法として、ボタン1305は、例えば、モータ又はその他の機械的アクチュエータが戻り止め1399を解放するために使用される電気信号を提供し得る。
【0097】
[00150] いずれにしても、従って、ボタン1305は、ユーザがダストカップ1302を開位置に移行させて、ダストカップを空にして、ダスト及び塵のフィルタをきれいにするのを可能にし得る。ダストカップ1302は、側壁1341を規定する凹部表面1339(
図31Bを参照)又は凹部領域1339を含み得る。側壁1341は、表面1339に対して実質的に垂直に延在する。側壁1341は、アーム1308-1及び1308-2の停止面1340と係合して、所定の限度(例えば、90度)を超えるダストカップ1302の回転運動を防止するように構成され得る。停止面1340に遭遇するダストカップ1302の衝撃は、有利にはダストカップ1302内の埃及び塵を解放し得る。
【0098】
[00151] 同様に、
図31Dに示すように、フィルタ配置1314は、本体1301の対応する停止部/突起部1398と係合するために、突起部/キャッチ/表面1344を含み得る。ダストカップ1302は、突起部1398と係合するために、凹部領域/ガイド1340を含み得る。従って、ダストカップ1302が閉位置に移行して戻る時、突起部1398は、ダストカップ1302を本体1301と整列させ、ガイドするために使用され得る。
【0099】
[00152] 一実施形態では、表面クリーニング装置1300は、片手で保持され、その手によって閉位置から開位置に移行され得る。
【0100】
[00153]
図324A~
図32Dは、閉位置から開位置へと移行する手持ち式表面クリーニング装置1300を集合的に示す。特に、
図32Aは、閉位置にある手持ち式表面クリーニング装置1300を示す。これにより、本開示の実施形態によれば、ダストカップ1302は、本体1301内に配置されたモータと流体連通している。
【0101】
[00154]
図32Bは、本開示の一実施形態による、本体1301の両側にあるボタン1305の一方又は両方がユーザによって押下された後の手持ち式表面クリーニング装置1300を示す。押しボタン1305が押されたことに応答して、戻り止め1399(
図31B)はダストカップ1302から解放され得る。同様に、及び
図32Cに示すように、ダストカップ1302及びフィルタ配置1314は、本体1301から長軸方向に離れて移動し得る。一部の事例では、望ましい構成に応じて、ダストカップ1302の回転移動とフィルタ配置1314の移動との間の瞬時一時停止があり得る。
【0102】
[00155]
図32Dに示すように、ダストカップ1302は、本体1301に対して回転/旋回してもよく、また本体1301に対して実質的に横断方向である配向でダストカップ1302を保持する位置で停止し得る。ダストカップ1302は、アーム1308-1及び1308-2によって提供されるトラック/ガイドに基づいて旋回し得る。別の方法
として、又は追加的に、重量が、ダストカップ1302に加えられて、それが自然に鉛直方向/直立する方向に向かう傾向にあり得る。
【0103】
[00156] ダストカップ1302は、第一及び第2アーム1308-1及び1308-2に配置されたばね1307に少なくとも部分的に基づいて、この位置に保持され得る(
図31B参照)。同様に、フィルタ配置1314は、ばね1324からのばね付勢に基づいて、拡張位置に保持され得る。従って、ユーザは次に、手持ち式表面クリーニング装置1300を振って、ダスト及び塵をダストカップ1302から空にすることができる。ダストカップ1302を閉位置にしてさらに使用するには、ユーザは、ダストカップ1302を回転させて本体1301と位置合わせし、次に、ダストカップ1302を本体1301に向かってスライドさせて、フィルタ配置1314を移動させ、ダストカップ1302の側壁特徴、例えば凹部1327と係合する戻り止め1399に基づいて、閉位置に「ロック」すればよい。
【0104】
[00157]
図33は、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【0105】
[00158]
図34A~
図34Cは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
図34A~
図34Cに示す例示的態様は、
図8に示す実施形態に等しく適用可能であることに注意すべきである。
【0106】
[00159]
図35~
図35Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【0107】
[00160]
図36A~
図36Bは、本開示の実施形態と一致する、表面クリーニング装置の追加の例示的実施形態を示す。
【0108】
[00161]
図37~
図45は、ハンドル1907、拡張可能な隙間ツール1902、サイクロンアセンブリ1904、及び少なくとも一つの電池1905に電気的に結合されたモータ1912を含む本体1901を有する手持ち式表面クリーニング装置1900の追加の例示的実施形態を示す。電池1905は、ハンドル1907内に格納され得る。示されるように、サイクロンアセンブリ1904は、隙間ツール1902、渦ファインダ1908、収集領域1910、及びフィルタ1914と流体結合された入口1906を含む。動作中、空気は隙間ツール入口1916からサイクロンアセンブリ1904内に引き出される。空気は、例えば、クリーニング作業中に収集された塵を含み得る。空気中に運ばれる塵は、サイクロンアセンブリ1904内に収集され得る(例えば、収集領域1910の中で)。
【0109】
[00162] 十分な量の塵がサイクロンアセンブリ1904内に収集される時、オペレータは、ドア1918を開けることによって塵を空にし得る。ドア1918が開かれると、塵がサイクロンアセンブリ1904を抜け出てもよい(例えば、重力によって)。オペレータは、ボタン(又はトリガ)1920を作動させることによって、ドア1918を開くことができる。一部の実例では、ボタン1920の作動は、プッシュロッド1922の動きをもたらし得る。プッシュロッド1922が第一及び第2位置の間で移動する時、プッシュロッド1922は、ドア1918を閉位置に保持するラッチ1924と係合し得る。示されるように、ラッチ1924がドア1918との係合からはずれて移動すると、ドア1918は軸1926の周りを回転する。
【0110】
[00163] 一旦リリースされると、オペレータは、ドア1918をラッチ1924との係合に戻すことによって、ドア1918を再閉止することができる。追加的に、又は別の方
法として、ユーザは、第2時間にボタン1920を作動させて(又は異なるボタンを作動させる又はトリガする)、ドア1918を閉じることができる。一部の実例では、ラッチ1924は、ラッチ1924を係合位置(例えば、ラッチ1924がドア1918を係合できる位置)に向かって付勢する付勢部材(例えば、バネ)を含み得る。
【0111】
[00164] 隙間ツール1902は、第1位置から第2位置まで延長可能であり得る。例えば、オペレータは、隙間ツール1902を手動で掴み、隙間ツール1902を引っ張り(又は押す)ことで、隙間ツール1902を第1位置と第2位置の間で移行させることができる。さらに、又は別の方法として、隙間ツール1902は、ボタン(又はトリガ)の作動に応答して、第1位置と第2位置との間で移行し得る。
【0112】
[00165] また、図示されるように、サイクロンアセンブリ1904の少なくとも一部は、手持ち式表面クリーニング装置1900の本体1901に取り外し可能に結合され得る。例えば、サイクロンアセンブリ1904の取り外しにより、ユーザがフィルタ1914を掃除及び/又は交換することができるようになり得る。さらなる例により、一部の例では、渦ファインダ1908は取り外し可能であり得る。示されるように、特徴1917における先はサイクロンアセンブリ1904を本体1901に結合するために設けられてもよい。
【0113】
[00166] 一部の実例では、手持ち式表面クリーニング装置1900は、ロボット掃除機システムで使用され得る。例えば、手持ち式表面クリーニング装置1900を使用して、ロボット掃除機から塵を除去し得る。
【0114】
[00167] 一態様によれば、手持ち式表面クリーニング装置が開示されている。手持ち式表面クリーニング装置は、第1端部から第2端部まで延びる本体と、第1端部に隣接した本体によって規定されるハンドル部分と、第2端部に隣接した本体によって規定される汚れた空気入口を有するノズルと、吸引を生成し、空気を汚れた空気入口に引き込むためのモータと、ダスト及び塵を受け取って格納するためのダストカップであって、ダストカップは、手持ち式表面クリーニング装置の本体に回転可能に連結され、ダストカップを汚れた空気入口及びモータに流体的に連結する閉鎖配向と、ダストカップに格納された埃及び塵がダストカップの開口部から出るのを可能にするため、ダストカップを汚れた空気入口及びモータから切り離すリリース配向との間で移行するように構成される、ダストカップと、を含む。
【0115】
[00168] 別の態様によれば、ドッキングシステムが開示されている。ロボット掃除機カップリングセクションを含むドックと、手持ち式表面クリーニング装置であって、第1端部から第2端部まで延びる本体と、第1端部に隣接した本体によって規定されるハンドル部分と、第2端部に隣接した本体によって規定される汚れた空気入口を有するノズルと、吸引を生成し、空気を汚れた空気入口に引き込むためのモータと、埃及び塵を受け取って格納するためのダストカップであって、ダストカップは、手持ち式表面クリーニング装置の本体に回転可能に連結され、ダストカップを汚れた空気入口及びモータに流体的に連結する閉鎖配向と、ダストカップに格納された埃及び塵がダストカップの開口部から出るのを可能にするため、ダストカップを汚れた空気入口及びモータから切り離すリリース配向との間で移行するように構成される、ダストカップと、を含む、手持ち式表面クリーニング装置と、手持ち式表面クリーニング装置の第1端部を受け、結合し、かつハンドル部分を規定する第2端部をドックから遠ざけるように延ばすドックによって規定されたレセプタクルとを含む、ドッキングシステム。
【0116】
[00169] 本開示の原理は本明細書に記載されているが、本記述は、例としてのみ行われ、本開示の範囲に限定されないことは、当業者によって理解されるべきである。その他の
実施形態は、本明細書に示される例示的実施形態に加えて、本開示の範囲内で意図されている。表面掃除機は、本明細書に含まれる特徴のうちの任意の一つ又は複数を具体化してもよく、特徴が任意の特定の組み合わせ又はサブの組み合わせで使用され得ることを当業者によって理解されるであろう。当業者による修正及び置換は、本開示の範囲内であると考えられ、これは特許請求の範囲を除いて限定されるべきではない。