(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022094000
(43)【公開日】2022-06-24
(54)【発明の名称】管理サーバおよび訃報自動送信システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220617BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020206769
(22)【出願日】2020-12-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-04-07
(71)【出願人】
【識別番号】520492558
【氏名又は名称】城山 恭範
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】城山 恭範
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC14
(57)【要約】 (修正有)
【課題】訃報を送ってほしい人を会員として登録し、希望連絡方法と連絡先を予め登録してユーザが死亡時に訃報を希望連絡方法で指定の連絡先に通知する。
【解決手段】ユーザ端末、葬儀会社端末及び登録会員端末とネットワークを介して接続される管理サーバは、ユーザ端末が検索結果画面に含まれる所望の葬儀場を選択したユーザから申込タブの押下を受付けることによりユーザ端末から要求された第一生成要求を受付けた場合、且つ、ユーザが死亡時に葬儀会社端末から第二生成要求を受付けた場合に、訃報画面の生成に要するユーザ情報を取得し、ユーザ情報と、ユーザが選択した葬儀場の葬儀場情報とに基づいて訃報画面を生成する訃報画面生成部と、ユーザ情報から登録会員情報を抽出し、登録会員情報に含まれる希望連絡方法の項目がメールである第一登録会員を選定し、選定した第一登録会員の登録会員端末に生成した訃報画面を提供する訃報画面提供部と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と、葬儀会社端末と、登録会員端末と、前記ユーザ端末と前記葬儀会社端末と前記登録会員端末とネットワークを介して接続される管理サーバであって、
前記ユーザ端末が検索結果画面に含まれる所望の葬儀場を選択したユーザから申込タブの押下入力を受付けることにより、前記ユーザ端末から要求された第一生成要求を受付けた場合で、且つ、ユーザが死亡時に葬儀会社端末から第二生成要求を受付けた場合に、訃報画面の生成に要するユーザ情報を取得し、前記ユーザ情報と前記ユーザから選択された葬儀場についての葬儀場情報とに基づいて前記訃報画面を生成する訃報画面生成部と、
前記ユーザ情報から登録会員情報を抽出し、前記登録会員情報に含まれる希望連絡方法の項目がメールである第一登録会員を選定し、選定した前記第一登録会員の登録会員端末に生成した前記訃報画面を提供する訃報画面提供部と、を有する、
管理サーバ。
【請求項2】
請求項1に記載の管理サーバにおいて、
前記ユーザ端末からユーザ情報を取得し、前記ユーザ情報からユーザ住所を抽出し、葬儀場データベースから葬儀場情報を取得し、前記葬儀場情報から葬儀場住所を抽出し、前記ユーザ住所の位置から所定半径内に葬儀場があると判定した場合に、所定半径内の前記葬儀場から前記葬儀場情報に含まれる評価スコアが高い順に所定数の葬儀場を絞り込む葬儀場検索部と、
前記ユーザ情報と、絞り込まれた前記葬儀場についての葬儀場情報とに基づいて、検索結果画面を生成する検索結果画面生成部と、
生成した前記検索結果画面を前記ユーザ端末に提供する検索結果画面提供部と、を有する、
管理サーバ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の管理サーバにおいて、
前記訃報画面提供部は、前記登録会員情報に含まれる希望連絡方法の項目がメール以外である第二登録会員を選定し、選定した前記第二登録会員が希望する連絡方法により前記第二登録会員に対し訃報を通知する、
管理サーバ。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3に記載の管理サーバにおいて、
前記登録会員端末が訃報画面に含まれる返信タブの押下入力を第一登録会員または第二登録会員から受付けた場合に、葬儀会社端末に対して前記第一登録会員または前記第二登録会員からの返信内容を通知する、
管理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理サーバおよび訃報自動送信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、訃報を送る際、過疎化や核家族化の進行により、どこに訃報を送れば良いか遺族は把握できない場合があった。また、生前お付き合いがあり葬儀に来ていただきたい友人等は故人にしか解らない場合があった。さらに、家族葬以外の葬儀等では、参列者の把握が困難で、葬儀会社が多めの人数を設定する事になり余分な経費が発生する問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1には、訃報宛先者の選定に関する死亡者の生前の意思が、確実に関係者に伝わる訃報配信方法が開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1は、訃報を送ってほしい人のメール若しくは電話等の連絡先を予め登録し、ユーザが死亡時に葬儀会社より訃報が指定の連絡先に送られる訃報自動送信システムについて意図しているものではない。
【0006】
本発明の目的は、訃報を送ってほしい人のメール若しくは電話等の連絡先を予め登録し、ユーザが死亡時に葬儀会社より訃報が指定の連絡先に送られる訃報自動送信システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0008】
本発明の一実施の形態は、ユーザ端末と、葬儀会社端末と、登録会員端末と、ユーザ端末と葬儀会社端末と登録会員端末とネットワークを介して接続される管理サーバであって、ユーザ端末が検索結果画面に含まれる所望の葬儀場を選択したユーザから申込タブの押下入力を受付けることにより、ユーザ端末から要求された第一生成要求を受付けた場合で、且つ、ユーザが死亡時に葬儀会社端末から第二生成要求を受付けた場合に、訃報画面の生成に要するユーザ情報を取得し、ユーザ情報とユーザから選択された葬儀場についての葬儀場情報とに基づいて訃報画面を生成する訃報画面生成部を有する。また、ユーザ情報から登録会員情報を抽出し、登録会員情報に含まれる希望連絡方法の項目がメールである第一登録会員を選定し、選定した第一登録会員の登録会員端末に生成した訃報画面を提供する訃報画面提供部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、管理サーバは、訃報を送ってほしい人のメール若しくは電話等の連絡先を予め登録し、ユーザが死亡時に葬儀会社より訃報が指定の連絡先に送られる訃報自動送信システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施の形態における訃報自動送信システムの構成例の概要を示す図である。
【
図2】本発明の一実施の形態における管理サーバのユーザ情報記憶部に記憶されているユーザ情報および登録会員情報の概要を示す図である。
【
図3】本発明の一実施の形態における管理サーバの葬儀場データベースに記憶されている葬儀場情報の概要を示す図である。
【
図4】本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【
図5】本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。
【
図6】本発明の一実施の形態における葬儀場検索処理の概要を示す図である。
【
図7】本発明の一実施の形態における検索結果画面の概要を示す図である。
【
図8】本発明の一実施の形態における検索結果画面生成処理の概要を示す図である。
【
図9】本発明の一実施の形態における検索結果画面提供処理の概要を示す図である。
【
図10】本発明の一実施の形態における訃報画面の概要を示す図である。
【
図11】本発明の一実施の形態における訃報画面生成処理の概要を示す図である。
【
図12】本発明の一実施の形態における訃報画面提供処理の概要を示す図である。
【
図13】本発明の一実施の形態における訃報通知に係る流れを示す概要図である。
【
図14】本発明の一実施の形態における集計後再検索処理の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態における訃報自動送信システムの構成例の概要を示す図である。
【0012】
図1に示されるように、訃報自動送信システムは、ユーザ端末100と、葬儀会社端末101と、登録会員端末110と、ユーザ端末100と葬儀会社端末101と登録会員端末110とネットワークを介して接続される管理サーバ120とを有する。
【0013】
管理サーバ120は、ユーザ情報記憶部130と、登録会員情報記憶部131と、葬儀場データベース132と、検索結果画面記憶部133と、訃報画面記憶部134と、葬儀場検索部140と、検索結果画面生成部150と、検索結果画面提供部160と、訃報画面生成部170と、訃報画面提供部180と、を有する。
【0014】
ユーザ情報記憶部130には、ユーザ情報200(後述、
図2)が記憶されている。登録会員情報記憶部131には、登録会員情報210(後述、
図2)が記憶されている。葬儀場データベース132には、葬儀場情報300(後述、
図3)が記憶されている。検索結果画面記憶部133には、検索結果画面700(後述、
図7)が記憶されている。訃報画面記憶部134には、訃報画面1000(後述、
図10)が記憶されている。
【0015】
葬儀場検索部140は、ユーザ端末100からユーザ情報200を取得し、ユーザ情報200からユーザ住所を抽出し、葬儀場データベース132から葬儀場情報300を取得し、葬儀場情報300から葬儀場住所を抽出し、ユーザ住所の位置から所定半径内に葬儀場があると判定した場合に、所定半径内の葬儀場から葬儀場情報300に含まれる評価スコアが高い順に所定数の葬儀場を絞り込む。
【0016】
検索結果画面生成部150は、ユーザ情報200と、絞り込まれた葬儀場についての葬儀場情報300とに基づいて、検索結果画面700を生成する。
【0017】
検索結果画面提供部160は、生成された検索結果画面700をユーザ端末100に提供する。
【0018】
訃報画面生成部170は、ユーザ端末100が検索結果画面700に含まれる所望の葬儀場を選択したユーザから申込タブ720の押下入力を受付けることにより、ユーザ端末100から要求された第一生成要求を受付けた場合で、且つ、ユーザが死亡時に葬儀会社端末101から第二生成要求を受付けた場合に、訃報画面1000の生成に要するユーザ情報200を取得し、ユーザ情報200とユーザから選択された葬儀場についての葬儀場情報300とに基づいて訃報画面1000を生成する。
【0019】
訃報画面提供部180は、ユーザ情報200から登録会員情報210を抽出し、登録会員情報210に含まれる希望連絡方法の項目がメールである第一登録会員を選定し、選定した第一登録会員の登録会員端末110に生成した訃報画面1000を提供する。
<ユーザ情報記憶部>
図2(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200の構成例の概要を示す図である。
【0020】
図2(a)に示されるように、ユーザ情報200は、ユーザID、ユーザ名、ユーザ住所、連絡先、葬儀会社情報、登録会員情報210等の項目により構成される。
【0021】
ユーザIDは、管理サーバ120が、ユーザを識別するための符号を示す。ユーザ名は、ユーザの氏名を示す。ユーザ住所は、ユーザの住所を示す。連絡先は、ユーザのメールアドレス等の連絡先を示す。
【0022】
葬儀会社情報は、ユーザ端末100がユーザから入力を受け付けることで取得する葬儀会社の詳細な情報を示す。葬儀会社情報に含まれる葬儀会社は、予めユーザによって登録される所定の葬儀会社である。登録されている葬儀会社は、ユーザが死亡した時に、ユーザの遺族から死亡連絡を受付ける。その後、葬儀会社は管理サーバ120に対して訃報画面1000の第二生成要求を要求する(詳細は後述する)。
【0023】
登録会員情報210は、ユーザ端末100がユーザから入力を受け付けることで取得する登録会員についての詳細な情報を示す(詳細は後述する)。
【0024】
図2(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の登録会員情報記憶部131に記憶されている登録会員情報210の構成例の概要を示す図である。登録会員情報210は、会員ID、会員名、連絡先、登録会員住所、希望連絡方法等の情報を示す。
【0025】
会員IDは、管理サーバ120が、登録会員を識別するための符号を示す。会員名は、会員の氏名を示す。連絡先は、会員のメールアドレス等の連絡先を示す。登録会員住所は、登録会員の住所を示す。
【0026】
「希望連絡方法」は、登録会員が希望する訃報の連絡方法の種類を示す。例えば、希望連絡方法は、メール、電話、FAX、封書等である。
【0027】
なお、登録会員は、ユーザの知人や友人等の訃報を通知したい人で構成されており、ユーザごとに異なって登録されている。また、登録会員は、ユーザが死亡時に葬儀会社からの訃報送信があることや訃報連絡先について予め登録していることを了解している。
【0028】
このようにして、登録会員が葬儀会社からの訃報送信があることや訃報連絡先について予め登録していることを了解していることから、管理サーバ120は、遺族が有する遠慮を解消させることができる。
<葬儀場データベース>
図3は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の葬儀場データベース132に記憶されている葬儀場情報300の概要を示す図である。
【0029】
図3に示されるように、葬儀場情報300は、葬儀場ID、葬儀場名、葬儀場住所、価格、評価スコア等のデータ項目により構成される。
【0030】
葬儀場IDは、管理サーバ120が、葬儀場を識別するための符号を示す。葬儀場名は、葬儀場の名称を示す。葬儀場住所は、葬儀場の住所を示す。価格は、葬儀場の葬儀等のサービスに係る価格を示す。
【0031】
評価スコアは、葬儀場がユーザから入力を受け付けることで取得する葬儀場についての評価を示す(詳細は後述する)。
<全体処理>
図4は、本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【0032】
まず、S401にて、管理サーバ120はユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理(
図5で後述する)を行う。
【0033】
まず、S402にて、管理サーバ120は葬儀場検索処理(
図6で後述する)を行う。
【0034】
次に、S403にて、管理サーバ120は検索結果画面生成処理(
図7、
図8で後述する)を行う。
【0035】
次に、S404にて、管理サーバ120は検索結果画面提供処理(
図9で後述する)を行う。
【0036】
次に、S405にて、管理サーバ120は訃報画面生成処理および訃報画面記憶処理(
図10、
図11で後述する)を行う。
【0037】
次に、S406にて、管理サーバ120は訃報画面提供処理(
図12で後述する)を行う。
【0038】
次に、葬儀に参加する登録会員の人数を集計し葬儀会社の再検索を行う場合、S407にて、管理サーバ120は、集計後再検索処理(
図14で後述する)を行う。
<ユーザ情報記憶処理>
図5(a)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を記憶する方法について説明する。
【0039】
まず、S501にて、管理サーバ120は、ユーザ情報入力画面をユーザ端末100に提供する。次に、S502にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報入力画面をディスプレイに表示させる。
【0040】
その後、ユーザが本発明に係るシステムを初めて利用する場合、または、登録会員情報210を変更(更新)する場合、S503にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報200の入力をユーザから受け付ける。なお、この際ユーザから受け付けたユーザ情報200は、登録会員情報210を含む。また、ユーザが入力する情報には、外部アカウント(SNS等)のログイン情報や、パスワードを含めても良い。
【0041】
なお、ユーザが登録会員として登録する際に、「仮登録」という形式を採用してもよい。この場合、仮登録した会員、すなわち、訃報の通知相手となり得るユーザの知人等は、会員に仮登録されたことを了承している。そして、会員登録として「本登録」される際、若干の会費を徴収される代わりに、登録会員は、ユーザ死亡時に訃報が自動送付されることやその他特典を享受できる。
【0042】
また、管理サーバ120は、訃報連絡先に登録された会員に対して、登録完了の案内を通知し、これと同時に「その他特典」の案内を通知する。
【0043】
「その他特典」は、例えば、葬儀場のケータリングに係る費用を無料にしたり、他の会員を紹介すると葬儀場の割引サービスを享受できるというような、会員入会案内等を示す。
【0044】
また、会員入会案内は、ユーザが生前お付き合いのあった方からのご紹介であり、普段セールスメールなど見ないような人でも、このメールについての閲覧は高確率で実施される。さらに訃報自動送信等の特典から、会費が比較的安価であれば入会する確率はかなり高くなる。これにより、企業は苦労なく幅広く、確率の高い企業認知活動が可能になる。
【0045】
また、管理サーバ120は、ユーザ本人や遺族側に対して、煩雑な人間関係を解消させることができる。そして、葬儀場や管理サーバ120の運営企業は、一般的に行われている会員獲得と比べて大幅な会員獲得の向上を実現できる。
【0046】
次に、S504にて、ユーザ端末100は、S503で入力を受け付けたユーザ情報200を管理サーバ120に送信する。
【0047】
次に、S505にて、管理サーバ120は、S504で送信されたユーザ情報200を受信することにより、ユーザ情報200を取得する。
【0048】
次に、S506にて、管理サーバ120は、取得または変更したユーザ情報200にユーザIDを付して、S503にて入力を受け付けたユーザ情報200をユーザ情報記憶部130に記憶する。また、管理サーバ120は、取得または変更した登録会員情報210を登録会員IDを付して、登録会員情報記憶部131に記憶する。
<ユーザ情報取得処理>
図5(b)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を取得する方法について説明する。
【0049】
ユーザが本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S507にて、ユーザ端末100はユーザIDの入力をユーザから受け付ける。なお、ユーザIDは、ユーザ情報200に含まれる。
【0050】
次に、S508にて、ユーザ端末100は、S507で入力を受け付けたユーザIDを管理サーバ120に送信する。
【0051】
その後、S509にて、管理サーバ120は、S508で送信されたユーザIDのキーに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
<葬儀場検索処理>
図6は、本発明の一実施の形態における葬儀場検索処理の概要を示す図である。
【0052】
まず、S601にて、管理サーバ120の葬儀場検索部140は、ユーザ情報記憶部130からユーザ情報200を取得する。
【0053】
次に、S602にて、葬儀場検索部140は、取得したユーザ情報200から「ユーザ住所」の情報を抽出する。
【0054】
次に、S603にて、葬儀場検索部140は、葬儀場データベース132から葬儀場情報300を取得する。
【0055】
次に、S604にて、葬儀場検索部140は、取得した葬儀場情報300を参照し、S602で抽出した「ユーザ住所」の位置から所定半径内に葬儀場が存在するか否かを判定する。ユーザ住所の位置から所定半径内に葬儀場が存在する場合、葬儀場検索部140は、S605の工程へ進行する。ユーザ住所の位置から所定半径内に葬儀場が存在しない場合、葬儀場検索部140は、本工程を終了する。なお、所定半径は、例えば、20kmとするが特に限定されない。
【0056】
次に、S605にて、葬儀場検索部140は、S604で判定した所定半径内の葬儀場から葬儀場情報300の「評価スコア」の数値が高い順に、所定数の葬儀場を絞り込み選定する。なお、所定数は、例えば、10とするが特に限定されない。
【0057】
この際、葬儀場検索部140は、「評価スコア」の数値の代わりに葬儀場の「価格」を用いて所定数の葬儀場を絞り込み選定しても良い。すなわち、この場合、葬儀場検索部140は、S604で判定した所定半径内の葬儀場から葬儀場情報300の「価格」が高い順に、所定数の葬儀場を絞り込み選定する。
【0058】
次に、S606にて、葬儀場検索部140は、S605で所定数に絞り込んだ葬儀場についての葬儀場情報300を抽出する。
【0059】
次に、S607にて、葬儀場検索部140は、検索結果画面生成部150に検索結果画面700の生成を要求する。
【0060】
このように、ユーザ住所の位置から所定半径内に葬儀場が存在する場合に、評価スコアの数値が高い順に所定数の葬儀場を選定することによって、管理サーバ120は、ユーザの住所から近い葬儀場の中からさらに評価が優れた葬儀場を検索させ、葬儀場として登録させることができる。
【0061】
すなわち、ユーザの住所から近く、且つ、サービスの質の高い葬儀場を予め検索し登録させることで、管理サーバ120は、ユーザが死亡した時に遺族や関係者、訃報通知相手の登録会員にとっての、葬儀に係る費用的および手続的な負担を低減できる。
<検索結果画面>
図7は、本発明の一実施の形態における検索結果画面700の概要を示す図である。
【0062】
図7に示されるように、検索結果画面700は、検索結果表示領域710と、申込タブ720と、再検索タブ730と、を含む。検索結果画面700は、ユーザ端末100に表示される。
【0063】
検索結果表示領域710は、葬儀場検索部140によって検索された葬儀場についての葬儀場情報300に含まれる各項目の内容を表示させる。なお、検索結果表示領域710の表示のさせ方については特に限定されない。
【0064】
申込タブ720は、ユーザが提供された検索結果画面700に表示された内容で葬儀場を決定するためのタブを示す。また、申込タブ720は、葬儀場が決定した後、ユーザに葬儀場利用の申込をさせるためのタブを示す。すなわち、申込タブ720がユーザからタップまたはクリックの入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、訃報画面1000の第一生成要求を訃報画面生成部170に要求する。
【0065】
再検索タブ730は、ユーザが再度、葬儀場の検索を行うためのタブを示す。すなわち、再検索タブ730がユーザからタップまたはクリックの入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、工程S401へ進行する。
【0066】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザが希望する葬儀場を容易に検索させることができる。また、検索結果画面700が再検索タブ730を有することで、管理サーバ120は、ユーザに対し、ユーザがより満足できる葬儀場を提供できる。
<検索結果画面生成処理>
図8は、本発明の一実施の形態における検索結果画面生成処理の概要を示す図である。
【0067】
まず、S801にて、管理サーバ120の検索結果画面生成部150は、S607で要求された検索結果画面700の生成リクエストを受け付ける。
【0068】
まず、S802にて、検索結果画面生成部150は、検索結果画面700の生成を要求するユーザについてのユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
【0069】
次に、S803にて、検索結果画面生成部150は、S802で取得したユーザ情報200と、S606で抽出した葬儀場情報300に基づいて、検索結果画面700を生成する。
【0070】
具体的には、検索結果画面生成部150は、例えば、S605で絞り込み選定された葬儀場についての葬儀場情報300に含まれる「葬儀場名、葬儀場住所、価格、評価スコア等」の情報に基づいて、検索結果画面700を生成する。
【0071】
次に、S804にて、検索結果画面生成部150は、S803で生成した検索結果画面700を検索結果画面記憶部133に記憶する。
【0072】
次に、S805にて、検索結果画面生成部150は、検索結果画面700の提供を検索結果画面提供部160に要求する。
<検索結果画面提供処理>
図9は、本発明の一実施の形態における検索結果画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0073】
まず、S901にて、管理サーバ120の検索結果画面提供部160は、S805またはS1408(後述する)で要求された検索結果画面700の提供リクエストを受け付ける。
【0074】
次に、S902にて、検索結果画面提供部160は、提供したい検索結果画面700を検索結果画面記憶部133から抽出する。
【0075】
次に、S903にて、検索結果画面提供部160は、検索結果画面700を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0076】
次に、S904にて、検索結果画面提供部160は、S902で抽出した検索結果画面700をユーザ端末100に提供する。なお、このユーザ端末100は、生前はユーザの所有する端末であるが、ユーザの死後においてはユーザの遺族が共有できる。すなわち検索結果画面700は、ユーザの死後においてはユーザの遺族によって閲覧される。
【0077】
これにより、S1408で要求された検索結果画面700の提供要求についてはユーザの死後の場合であるが、管理サーバ120は、ユーザ端末100に検索結果画面700を提供することで、ユーザの遺族に対して葬儀場の再検索結果を提供できる。
【0078】
次に、S905にて、ユーザ端末100は、S904で管理サーバ120から提供された検索結果画面700を、端末のディスプレイに表示させる。
【0079】
次に、S906にて、検索結果画面700に表示されるうちユーザが葬儀の申込を希望する葬儀場を選択し、ユーザ端末100は、検索結果表示領域710から葬儀場を選択したユーザから「申込タブ720」の押下入力を受付ける。
【0080】
次に、S907にて、ユーザ端末100は、ユーザから申込タブ720の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから申込タブ720の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S908へ進行する。ユーザから申込タブ720の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、工程S909へ進行する。
【0081】
S908にて、ユーザ端末100は、申込指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、訃報画面1000の第一生成要求を訃報画面生成部170に要求する。
【0082】
S909にて、ユーザ端末100は、ユーザから再検索タブ730の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから再検索タブ730の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S910へ進行する。ユーザから再検索タブ730の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0083】
S910にて、ユーザ端末100は、再検索指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、再検索を行うため工程S401へ進行し、以降S404までを行う。
【0084】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザが希望する葬儀場を容易に検索させることができる。また、検索結果画面700が再検索タブ730を有することで、管理サーバ120は、ユーザに対し、ユーザがより満足できる葬儀場を提供できる。
<訃報画面>
図10は、本発明の一実施の形態における訃報画面1000の概要を示す図である。
【0085】
図10に示されるように、訃報画面1000は、訃報表示領域1010と、返信タブ1020と、を含む。なお、訃報画面1000は、登録会員情報210に含まれる希望連絡方法が「メール」となっている登録会員の登録会員端末110に表示される。
【0086】
訃報表示領域1010は、訃報の内容を表示させる。訃報表示領域1010は、例えば、「〇〇様は〇月〇日〇時、心不全のため享年〇歳で永眠されました。」という文章を表示させる。なお、訃報表示領域1010の表示のさせ方については特に限定されない。
【0087】
返信タブ1020は、登録会員が提供された訃報画面1000に表示された訃報に対して返信を行う場合、返信内容を葬儀会社に通知するためのタブを示す。すなわち、返信タブ1020が登録会員からタップまたはクリックの入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、返信内容を葬儀会社に通知する。
【0088】
このように、希望連絡方法が「メール」となっている会員に訃報画面1000を提供することにより、管理サーバ120は、訃報通知先に迷うことなく時間もかけずに、訃報を通知できユーザの遺族を安心させることができる。
【0089】
また、登録会員端末110が登録会員から返信タブ1020の押下入力を受付け、管理サーバ120が登録会員の返信内容を葬儀会社に通知することで、管理サーバ120は、葬儀へ参加する登録会員の人数や、誰が参加するかという詳細な参加状況を、遺族および葬儀会社に容易に把握させることができる。
<訃報画面生成処理>
図11は、本発明の一実施の形態における訃報画面生成処理の概要を示す図である。
【0090】
まず、S1101にて、管理サーバ120の訃報画面生成部170は、S908で要求された訃報画面1000の第一生成要求を受け付ける。
【0091】
次に、S1102にて、訃報画面生成部170は、第二生成要求があるまで待機状態となる。なお、第二生成要求は、訃報画面1000の生成について葬儀会社端末101から要求される。
【0092】
その後、ユーザ本人が死亡した時、S1103にて、葬儀会社端末101は、ユーザの遺族から死亡連絡を受け付ける。
【0093】
この際、葬儀会社は、ユーザ本人が死亡した事を確認する。例えば、病院やユーザの自宅に葬儀会社のスタッフが訪問してユーザの死亡が間違い無いことを確認する。または、葬儀会社は、ユーザの遺族からユーザの死亡についておよび訃報を通知することについて確認書のサインをもらう。
【0094】
次に、S1104にて、葬儀会社端末101は、訃報画面1000の第二生成要求を訃報画面生成部170に要求する。
【0095】
上記により、管理サーバ120は、訃報の誤発信が生じることを低減できる。
【0096】
次に、S1105にて、訃報画面生成部170は、S1104で要求された訃報画面1000の第二生成要求を受け付ける。
【0097】
次に、S1106にて、訃報画面生成部170は、訃報画面1000の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0098】
次に、S1107にて、訃報画面生成部170は、S1106で取得したユーザ情報200と、S906で選択された葬儀場についての葬儀場情報300に基づき訃報画面1000を生成する。
【0099】
次に、S1108にて、訃報画面生成部170は、S1107で生成した訃報画面1000を訃報画面記憶部134に記憶する。
【0100】
次に、S1109にて、訃報画面生成部170は、訃報画面1000の提供を訃報画面提供部180に要求する。
<訃報画面提供処理>
図12は、本発明の一実施の形態における訃報画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0101】
まず、S1201にて、管理サーバ120の訃報画面提供部180は、S1109で要求された訃報画面1000の提供リクエストを受け付ける。
【0102】
次に、S1202にて、訃報画面提供部180は、提供したい訃報画面1000を訃報画面記憶部134から抽出する。
【0103】
次に、S1203にて、訃報画面提供部180は、S1202で抽出した訃報画面1000を提供したいユーザについてのユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0104】
次に、S1204にて、訃報画面提供部180は、S1203で抽出したユーザ情報200から更に登録会員情報210を抽出する。
【0105】
次に、S1205にて、訃報画面提供部180は、S1204で抽出した登録会員情報210に含まれる「希望連絡方法」を参照し、当該方法が「メール」となっている会員を選定する。
【0106】
次に、S1206にて、訃報画面提供部180は、S1205で選定した会員に訃報画面1000を提供する。
【0107】
次に、S1207にて、訃報画面提供部180は、登録会員情報210に含まれる「希望連絡方法」が「メール」以外となっている会員を選定して、当該希望連絡方法により訃報を通知する。すなわち、例えば、希望連絡方法が「電話」となっている会員について、訃報画面提供部180は、その会員に対して電話により訃報を通知する。
【0108】
次に、S1208にて、登録会員端末110は、S1206で管理サーバ120から提供された訃報画面1000を、端末のディスプレイに表示させる。
【0109】
次に、S1209にて、登録会員端末110は、登録会員から返信タブ1020の押下入力を受付けたか否かを判定する。登録会員から返信タブ1020の押下入力を受付けた場合、登録会員端末110は、工程S1210へ進行する。登録会員から返信タブ1020の押下入力を受付けない場合、登録会員端末110は、本工程を終了する。
【0110】
S1210にて、管理サーバ120は、登録会員が訃報画面1000に表示された訃報に対して行った返信の内容を葬儀会社に通知する。
【0111】
S1211にて、葬儀に参加する登録会員(以降、参加会員と略記する)の人数の集計と参加会員を特定して葬儀場の再検索を行う場合、管理サーバ120は、S1401の工程へ進行する。
【0112】
このように、登録会員情報210に含まれる「希望連絡方法」を参照し当該方法が「メール」となっている会員の登録会員端末110に訃報画面1000を提供することにより、管理サーバ120は、訃報通知先に迷うことなく時間もかけずに、訃報を通知できユーザの遺族を安心させることができる。
【0113】
また、登録会員端末110が登録会員から返信タブ1020の押下入力を受付け、管理サーバ120が登録会員の返信内容を葬儀会社に通知することで、管理サーバ120は、葬儀へ参加する登録会員の人数や、誰が参加するかという詳細な参加状況を、遺族および葬儀会社に容易に把握させることができる。
【0114】
すなわち、葬儀に参加する人数を確定でき、管理サーバ120は、遺族に対して葬儀に係る費用の無駄を省かせることができる。
【0115】
図13は、本発明の一実施の形態における訃報通知に係る流れを示す概要図である。
【0116】
図13で示されるように、例えば、ユーザ甲が死亡した時、まず甲の遺族乙は、甲が死亡した旨の連絡を葬儀会社に対して行う。すなわち、葬儀会社端末101は、遺族乙から死亡連絡を受け付け、これは工程S1103に該当する。
【0117】
次に、葬儀会社端末101は、訃報画面1000の第二生成要求を管理サーバ120の訃報画面生成部170に要求し、これは工程S1104に該当する。
【0118】
次に、管理サーバ120は、登録会員の「希望連絡方法」を参照し当該方法によって登録会員に訃報画面1000の提供または訃報の通知を行う。例えば、登録会員丙の「希望連絡方法」がメールであった場合、管理サーバ120は丙に対して訃報画面1000の提供を行う。
【0119】
その後、登録会員丙は、登録会員端末110の表示される訃報画面1000の返信タブ1020を押下して、訃報に対する返信を行う。そして、管理サーバ120は、当該返信の内容を葬儀会社に通知する。
<集計後再検索処理>
図14は、本発明の一実施の形態における集計後再検索処理の概要を示す図である。
【0120】
まず、S1401にて、管理サーバ120の葬儀場検索部140は、参加会員の人数を集計し、参加会員を特定する。具体的には、既述の工程S1209乃至S1211により管理サーバ120が登録会員端末110から受付けた返信の内容を参照することで、葬儀場検索部140は、参加会員の人数を集計し、参加会員を特定する。
【0121】
まず、S1402にて、葬儀場検索部140は、参加会員についての登録会員情報210を登録会員情報記憶部131から取得する。
【0122】
次に、S1403にて、葬儀場検索部140は、取得した登録会員情報210から「登録会員住所」の情報を抽出する。
【0123】
次に、S1404にて、葬儀場検索部140は、葬儀場データベース132から葬儀場情報300を取得する。
【0124】
次に、S1405にて、葬儀場検索部140は、取得した葬儀場情報300を参照し、S1403で抽出した「登録会員住所」の位置の平均から所定半径内に葬儀場が存在するか否かを判定する。登録会員住所の位置の平均から所定半径内に葬儀場が存在する場合、葬儀場検索部140は、S1406の工程へ進行する。登録会員住所の位置の平均から所定半径内に葬儀場が存在しない場合、葬儀場検索部140は、本工程を終了する。なお、所定半径は、例えば、20kmとするが特に限定されない。
【0125】
次に、S1406にて、葬儀場検索部140は、S1405で判定した所定半径内の葬儀場から葬儀場情報300の「評価スコア」の数値が高い順に、所定数の葬儀場を絞り込み選定する。なお、所定数は、例えば、10とするが特に限定されない。
【0126】
この際、葬儀場検索部140は、「評価スコア」の数値の代わりに葬儀場の「価格」を用いて所定数の葬儀場を絞り込み選定しても良い。すなわち、この場合、葬儀場検索部140は、S1405で判定した所定半径内の葬儀場から葬儀場情報300の「価格」が高い順に、所定数の葬儀場を絞り込み選定する。
【0127】
次に、S1407にて、葬儀場検索部140は、S1406で所定数に絞り込んだ葬儀場についての葬儀場情報300を抽出する。
【0128】
次に、S1408にて、葬儀場検索部140は、検索結果画面生成部150に検索結果画面700の生成を要求する。
【0129】
このように、登録会員住所の位置の平均から所定半径内に葬儀場が存在する場合に、評価スコアの数値が高い順に所定数の葬儀場を選定することによって、管理サーバ120は、登録会員の住所の平均から近い葬儀場の中からさらに評価が優れた葬儀場を検索させ、葬儀場として登録させることができる。
【0130】
すなわち、登録会員の住所から近く、且つ、サービスの質の高い葬儀場を予め検索し登録させることで、管理サーバ120は、遺族や関係者、訃報通知相手の登録会員にとっての、葬儀に係る費用的および手続的な負担を低減できる。
<本実施の形態の効果>
以上説明した本発明の実施の形態によれば、管理サーバ120は、訃報を送ってほしい人を会員として登録し、メール等の希望連絡方法と連絡先を予め登録して、ユーザが死亡時に訃報を希望連絡方法で指定の連絡先に通知できる。これにより、管理サーバ120は、訃報通知先に迷うことなく時間もかけずに、訃報を通知できユーザの遺族を安心させることができる。
【0131】
また、管理サーバ120は、登録会員が葬儀会社からの訃報送信があることや訃報連絡先について予め登録していることを了解していることから、遺族が有する遠慮を解消させることができる。
【0132】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、ユーザ端末は、スマートフォン以外にも、ノート型PCや、タブレット端末等の様々な形態のユーザ端末を全て含むものである。
【0133】
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換しても良い。
【0134】
また、上記の各構成、機能、処理部は、それらの一部又は全部を、ハードウェア(例えば、集積回路)で実現してもよい。また、上記の各構成、機能、処理部は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するネットワーク経由もしくはディスク等記憶媒体によるインストール型のソフトウェア、また、ASPなどのネットワーク型アプリケーションで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolidStateDrive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【符号の説明】
【0135】
100…ユーザ端末
101…葬儀会社端末
110…葬儀場端末
120…管理サーバ
130…ユーザ情報記憶部
131…登録会員情報記憶部
132…葬儀場データベース
133…検索結果画面記憶部
134…訃報画面記憶部
140…葬儀場検索部
150…検索結果画面生成部
160…検索結果画面提供部
170…訃報画面生成部
180…訃報画面提供部
200…ユーザ情報
700…検索結果画面
1000…訃報画面