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特開2022-94348日程サービスを提供するインスタントメッセージングサービス方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022094348
(43)【公開日】2022-06-24
(54)【発明の名称】日程サービスを提供するインスタントメッセージングサービス方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/02 20220101AFI20220617BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20220617BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20220617BHJP
【FI】
H04L51/02
H04L51/04
G06Q10/10 344
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021202407
(22)【出願日】2021-12-14
(31)【優先権主張番号】10-2020-0174801
(32)【優先日】2020-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】515291063
【氏名又は名称】株式会社カカオ
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】特許業務法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユン,ジョンミン
(72)【発明者】
【氏名】ジョ,ムンヨン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヨンジン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ウォンチョル
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ハンビョル
(72)【発明者】
【氏名】カン,ボンギュン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヒョナ
(72)【発明者】
【氏名】パク,ムンソク
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ピョンファ
(72)【発明者】
【氏名】シン,ダエサン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ソンウク
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ホイムン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ウォンエル
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ソヨン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】日程サービスを提供するインスタントメッセージングサービス方法及び装置が開示される。
【解決手段】一実施形態に係る日程管理サーバは、日程生成要求を受信するステップと、日程生成要求に含まれた日程タイプに応じて、日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップと、選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成するステップとを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
日程生成要求を受信するステップと、
前記日程生成要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップと、
前記選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成するステップと、
を含み、
前記日程タイプは、前記日程生成要求が発生するチャットルームのタイプに応じて決定される、日程管理サーバの動作方法。
【請求項2】
前記日程を生成するステップは、前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記日程生成要求が生成されたチャットルームの参加者に共有され、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している前記第1タイプの日程を生成するステップを含む、請求項1に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項3】
前記第1タイプの日程が共有される前記チャットルームの参加者は、
前記第1タイプの日程が生成された時点に前記チャットルームに参加中である参加者と、
前記第1タイプの日程が生成された以後に前記チャットルームに参加中である参加者と、
を含む、請求項2に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項4】
前記第1タイプの日程に関する通知は、前記チャットルームを介して提供される、請求項2に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項5】
前記チャットルームの参加者から前記第1タイプの日程の編集要求を受信するステップと、
前記編集要求を生成した参加者の編集権限に基づいて、前記第1タイプの日程を編集するステップと、
をさらに含む、請求項2に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項6】
前記編集権限は、前記チャットルームの管理者によって設定される、請求項5に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項7】
前記日程生成要求に含まれた参加有無の応答受信に関する設定に基づいて、前記第1タイプの日程に対応する参加有無の応答機能を活性化するステップと、
前記チャットルームの参加者から受信される前記第1タイプの日程に対応する参加有無の応答に反応して、前記第1タイプの日程に前記チャットルームの参加者の参加情報を格納するステップと、
をさらに含む、請求項2に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項8】
前記日程を生成するステップは、前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程の招待対象に共有され、前記ユーザアカウントに帰属している前記第2タイプの日程を生成するステップを含む、請求項1に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項9】
前記日程生成要求に含まれた招待対象に基づいて、前記招待対象のアカウントに帰属している前記第2タイプの日程を生成するステップをさらに含む、請求項8に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項10】
日程照会要求を受信するステップと、
前記日程照会要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップと、
前記選択されたカレンダーのタイプに応じて、前記日程照会要求に対する権限を確認するステップと、
前記確認された権限により、照会要求された日程の内容を提供するステップと、
を含み、
前記日程タイプは、前記日程が生成されたチャットルームのタイプに応じて決定される、日程管理サーバの動作方法。
【請求項11】
前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記日程照会要求に対する権限を確認するステップは、メッセージングサーバに前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者であるか否かの確認を要求するステップを含む、請求項10に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項12】
前記照会要求された日程の内容を提供するステップは、前記ユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供するステップを含む、請求項11に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項13】
前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程照会要求に対する権限を確認するステップは、前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程の参加者であるか否かを確認するステップを含む、請求項10に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項14】
前記照会要求された日程の内容を提供するステップは、前記ユーザアカウントが前記日程に参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供するステップを含む、請求項13に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項15】
前記日程の参加者は、
前記日程を生成したユーザアカウントと、
前記日程の招待対象に含まれたユーザアカウントと、
前記日程に参加するものと応答したユーザアカウントと、
のうち少なくとも1つを含む、請求項13に記載の日程管理サーバの動作方法。
【請求項16】
ハードウェアと結合して請求項1~請求項15のいずれか1項に記載の方法を実行させるために媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項17】
日程生成要求を受信し、
前記日程生成要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択し、
前記選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成する少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記日程タイプは、前記日程生成要求が発生するチャットルームのタイプに応じて決定される、日程管理サーバ。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記日程を生成することにおいて、
前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記日程生成要求が生成されたチャットルームの参加者に共有され、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している前記第1タイプの日程を生成し、
前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程の招待対象に共有され、前記ユーザーアカウントに帰属している前記第2タイプの日程を生成する、請求項17に記載の日程管理サーバ。
【請求項19】
日程照会要求を受信し、
前記日程照会要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択し、
前記選択されたカレンダーのタイプに応じて、前記日程照会要求に対する権限を確認し、
前記確認された権限により、照会要求された日程の内容を提供する少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記日程タイプは、前記日程が生成されたチャットルームのタイプに応じて決定される、日程管理サーバ。
【請求項20】
前記プロセッサは、
前記日程照会要求に対する権限を確認することにおいて、
前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、メッセージングサーバに前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者であるか否かの確認を要求し、
前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程の参加者であるか否かを確認し、
前記照会要求された日程の内容を提供することにおいて、
前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記ユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供し、
前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記ユーザアカウントが前記日程に参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供する、請求項19に記載の日程管理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、日程サービスを提供するインスタントメッセージングサービス方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インスタントメッセージング(instant messaging)サービスは、ネットワークを用いている2人以上のユーザ間のメッセージ送受信サービスであって、インスタントメッセンジャーというクライアントプログラムを介してユーザに提供されることができる。テキスト形態のメッセージを送受信する従来におけるインスタントメッセンジャーとは異なって、写真、動画、音声ファイルなどの様々な形態のメディアファイルの送受信機能、2以上の異なるユーザと同時に通信可能なグループ単位のデータ送受信機能などの様々な機能をサポートするインスタントメッセンジャーが普及されている。最近、移動通信端末、個人用PCなどユーザ端末でインスタントメッセンジャー使用が増加するにつれて、複数の様々なチャットルームに参加して他の参加者たちとチャット及び/又はデータを共有するための多様かつ便利なインスタントメッセージングサービス技術の開発が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以下の実施形態の目的は、インスタントメッセージングサービスのチャットルームの参加者の間で日程を共有し、共有された日程を容易に管理するための機能を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一側面に係る日程管理サーバの動作方法は、日程生成要求を受信するステップと、前記日程生成要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップと、前記選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成するステップとを含み、前記日程タイプは、前記日程生成要求が発生するチャットルームのタイプに応じて決定される。
【0005】
前記日程を生成するステップは、前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記日程生成要求が生成されたチャットルームの参加者に共有され、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している前記第1タイプの日程を生成するステップを含むことができる。
【0006】
前記第1タイプの日程が共有される前記チャットルームの参加者は、前記第1タイプの日程が生成された時点に前記チャットルームに参加中である参加者と、前記第1タイプの日程が生成された以後に前記チャットルームに参加中である参加者とを含むことができる。
【0007】
前記第1タイプの日程に関する通知は、前記チャットルームを介して提供されることができる。
【0008】
前記日程管理サーバの動作方法は、前記チャットルームの参加者から前記第1タイプの日程の編集要求を受信するステップと、前記編集要求を生成した参加者の編集権限に基づいて、前記第1タイプの日程を編集するステップとをさらに含むことができる。
【0009】
前記編集権限は、前記チャットルームの管理者によって設定されることができる。
【0010】
前記日程管理サーバの動作方法は、前記日程生成要求に含まれた参加有無の応答受信に関する設定に基づいて、前記第1タイプの日程に対応する参加有無の応答機能を活性化するステップと、前記チャットルームの参加者から受信される前記第1タイプの日程に対応する参加有無の応答に反応して、前記第1タイプの日程に前記チャットルームの参加者の参加情報を格納するステップとをさらに含むことができる。
【0011】
前記日程を生成するステップは、前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程の招待対象に共有され、前記ユーザアカウントに帰属している前記第2タイプの日程を生成するステップを含むことができる。
【0012】
前記日程管理サーバの動作方法は、前記日程生成要求に含まれた招待対象に基づいて、前記招待対象のアカウントに帰属している前記第2タイプの日程を生成するステップをさらに含むことができる。
【0013】
一側面に係る日程管理サーバの動作方法は、日程照会要求を受信するステップと、前記日程照会要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップと、前記選択されたカレンダーのタイプに応じて、前記日程照会要求に対する権限を確認するステップと、前記確認された権限により、照会要求された日程の内容を提供するステップとを含む。前記日程タイプは、前記日程が生成されたチャットルームのタイプに応じて決定されることができる。
【0014】
前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記日程照会要求に対する権限を確認するステップは、メッセージングサーバに前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者であるか否かの確認を要求するステップを含むことができる。
【0015】
前記照会要求された日程の内容を提供するステップは、前記ユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供するステップを含むことができる。
【0016】
前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程照会要求に対する権限を確認するステップは、前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程の参加者であるか否かを確認するステップを含むことができる。
【0017】
前記照会要求された日程の内容を提供するステップは、前記ユーザアカウントが前記日程に参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供するステップを含むことができる。
【0018】
前記日程の参加者は、前記日程を生成したユーザアカウントと、前記日程の招待対象に含まれたユーザアカウントと、前記日程に参加するものと応答したユーザアカウントのうち少なくとも1つを含むことができる。
【0019】
一側面に係る日程管理サーバは、日程生成要求を受信し、前記日程生成要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択し、前記選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成する少なくとも1つのプロセッサを含む。前記日程タイプは、前記日程生成要求が発生するチャットルームのタイプに応じて決定されることができる。
【0020】
前記プロセッサは、前記日程を生成することにおいて、前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記日程生成要求が生成されたチャットルームの参加者に共有され、前記日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している前記第1タイプの日程を生成し、前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程の招待対象に共有され、前記ユーザーアカウントに帰属している前記第2タイプの日程を生成することができる。
【0021】
一側面に係る日程管理サーバは、日程照会要求を受信し、前記日程照会要求に含まれた日程タイプに応じて、前記日程が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプのカレンダー及び前記日程を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択し、前記選択されたカレンダーのタイプに応じて、前記日程照会要求に対する権限を確認し、前記確認された権限により、照会要求された日程の内容を提供する少なくとも1つのプロセッサを含む。前記日程タイプは、前記日程が生成されたチャットルームのタイプに応じて決定されることができる。
【0022】
前記プロセッサは、前記日程照会要求に対する権限を確認することにおいて、前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、メッセージングサーバに前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者であるか否かの確認を要求し、前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記日程照会要求を生成したユーザアカウントが前記日程の参加者であるか否かを確認することができる。
【0023】
前記プロセッサは、前記照会要求された日程の内容を提供することにおいて、前記選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、前記ユーザアカウントが前記日程が生成されたチャットルームの参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供し、前記選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、前記ユーザアカウントが前記日程に参加者として確認された場合、前記照会要求された日程の内容を提供することができる。
【発明の効果】
【0024】
以下の実施形態によると、チャットルームの参加者の間で容易に日程を共有し、共有された日程を管理する機能が含まれているインスタントメッセージングサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】一実施形態に係るインスタントメッセージングシステムを説明するための図である。
図2】一実施形態に係るチームチャットルームに帰属している共有カレンダーを説明するための図である。
図3】一実施形態に係る日程管理サーバの日程生成のための動作方法を説明するためのフローチャートである。
図4A】一実施形態に係るカレンダーのタイプに基づく日程に関する通知動作を説明するための図である。
図4B】一実施形態に係るカレンダーのタイプに基づく日程に関する通知動作を説明するための図である。
図5】一実施形態に係る日程管理サーバの日程照会要求に対する動作方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本明細書で開示する特定の構造的又は機能的な説明は単に実施形態を説明するための目的として例示したものであり、実施形態は様々な異なる形態で実施され、本発明は本明細書で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲は、実施形態で説明した技術的な思想に含まれている変更、均等物、または代替物を含む。
【0027】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素は第1構成要素にも命名することができる。
【0028】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0029】
単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0030】
異なるように定義さがれない限り、技術的であるか又は科学的な用語を含むここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであって、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0031】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。添付図面を参照して説明するにおいて、図面符号に関係なく同じ構成要素には同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。
【0032】
図1は、一実施形態に係るインスタントメッセージングシステムを説明するための図である。
【0033】
図1を参照すると、一実施形態に係るシステムは、少なくとも1つのユーザ端末110、サーバ120、及びデータベース130を含む。一実施形態に係るユーザ端末110とサーバ120は、ネットワークを介してデータ交換の通信を実行することができ、サーバ120は、データベース130にアクセスしてデータを格納したりデータを取得するなど、データベース130を管理する。
【0034】
ユーザ端末110は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、ネットブック、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Appliance)、スマートフォン、ウェアラブルデバイス(Wearable device)、及び類似の機能を行う様々な装置を含み得る。
【0035】
ユーザ端末110は、インストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションによって駆動される。インスタントメッセンジャーアプリケーションは、インスタントメッセンジャー機能のあるソーシャルネットワーキングサービスに関するアプリケーションを含んでもよい。ユーザは、ユーザ端末110にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションを介して、サーバ120で提供するインスタントメッセージングサービスを使用することができる。例えば、ユーザは、ユーザ端末110にインストールされたアプリケーションを介してインスタントメッセージングサービスに加入してユーザアカウントを生成し、生成されたユーザアカウントでインスタントメッセージングサービスを使用することができる。
【0036】
サーバ120は、ユーザインターフェース(UI)、機能(function)、動作(operation)又はサービスなどのためにユーザ端末110にインストールされたインスタントメッセンジャーアプリケーションと連動されてもよい。サーバ120は、日程サービス及びインスタントメッセージングサービスのためのプロセスを行う少なくとも1つのプロセッサを含み、日程サービス及びインスタントメッセージングサービスのためのデータを格納するメモリを含んでもよい。
【0037】
インスタントメッセージングサービスは、ユーザ端末110でユーザアカウントを用いて参加できるチャットルームを通じて、ユーザ端末110間のデータ送受信機能を提供することができる。チャットルームには、インスタントメッセージングサービスに加入した1つ以上のユーザアカウントが参加でき、チャットルームの参加者は、チャットルームを介して他の参加者とテキスト、顔文字、図形など視覚的な情報を含むメッセージ及び音声など、聴覚的情報を含むメッセージを送受信することができる。また、チャットルームを介して写真、動画、オーディオなどの様々な形態のメディアファイルを送受信できる。
【0038】
日程サービスは、インスタントメッセージングサービスのユーザアカウントに関連して生成された日程を一目でみることができる機能を提供する。日程サービスによって、チャットのうち新規日程を生成したり、生成された日程を照会したり、インスタントメッセージングサービスで友人関係にあるユーザアカウントや同じチャットルームに参加中であるユーザアカウントを特定の日程に招いたり、当該ユーザアカウントに日程を容易に伝達することができる。
【0039】
日程生成は、サーバ120へカレンダーに対応する新しい日程の生成を要求する動作であって、例えば、日程の題名、開始日時、終了日時、場所、参加者などの情報を含む日程の生成を要求する動作を含んでもよい。カレンダーは、時間情報を含む日程の集合であって、日程は、カレンダーに対応して生成されて当該カレンダーに格納又は登録され、特定のカレンダーに対応する日程は、当該カレンダーに含まれているインスタンスに該当する。
【0040】
日程照会は、日程の内容を確認する動作であって、例えば、サーバ120から日程の題名、開始日時、終了日時、場所、参加者など日程に関する細部情報が提供される動作を含んでもよい。
【0041】
招待は、その日程に共にする対象が選択又は決定される動作であって、例えば、日程を生成したユーザアカウントによりインスタントメッセージングサービスに加入した他のユーザアカウントのうち、日程に参加する対象が選択又は決定される動作、又は予め決定された政策に応じて自動で日程に参加する対象が選択又は決定される動作を含んでもよい。
【0042】
日程伝達は、日程をインスタントメッセージングサービスに加入した他のユーザアカウントにチャットルームを介して伝達する動作であって、例えば、日程を生成したユーザアカウントと他のユーザアカウントとの間の1:1チャットルームを介して日程を伝達したり、日程を生成したユーザアカウントを含む3以上のユーザアカウントが参加中であるグループチャットルームを介して日程を伝達する動作を含んでもよい。
【0043】
その他に、インスタントメッセージングサービスで友人関係にある他のユーザの誕生日をはじめとし、陰暦、公休日、記念日などに対する確認も可能である。また、インスタントメッセージングサービスのアカウントと連動された日程以外に、ユーザ端末110に格納されている日程に対するアクセスを許容する場合、当該日程をインスタントメッセージングサービスのアカウントと連動することで、 日程を効率よく管理することのできる便宜も提供され得る。
【0044】
サーバ120は、日程サービスを提供する日程管理サーバである第1サーバと、インスタントメッセージングサービスを提供するメッセージングサーバである第2サーバを含む。第1サーバと第2サーバは、単一のサーバ上に実現されてもよく、別途のサーバで実現されてもよい。第1サーバと第2サーバとの間の連動を介して、日程サービスとインスタントメッセージングサービスが連動されてもよい。
【0045】
一実施形態に係る第1サーバは、様々なタイプのカレンダーを提供することができる。一実施形態に係る様々なタイプのカレンダーは、カレンダーの帰属対象、カレンダーに対応する日程を生成、照会、編集できる権限、カレンダーに対応する日程に関する招待方式、カレンダーに対応する日程に関する通知方式などが異なるように決定されてもよい。ここで、日程の編集は、日程に含まれている内容を変更したり、日程を削除する動作を含んでもよい。例えば、カレンダーのタイプに応じて、ユーザアカウントに帰属しているカレンダーが存在してもよく、チャットルームに帰属しているカレンダーが存在してもよい。
【0046】
特定のカレンダーに対応する日程のタイプは、当該カレンダーのタイプに決定されてもよい。言い換えれば、日程のタイプは、カレンダーのタイプに対応する概念であって、例えば、第1タイプのカレンダーに対応する日程は第1タイプの日程に当該し、第2タイプのカレンダーに対応する日程は第2タイプの日程に該当する。
【0047】
カレンダーがある対象に帰属していることは、帰属対象の単位でカレンダーが構成されているもので、例えば、第1対象に帰属しているカレンダーと第2対象に帰属しているカレンダーは、互いに異なるインスタンスで構成されてもよい。カレンダーの帰属対象は、インスタントメッセージングサービスに加入したユーザアカウント、ユーザアカウントのグループ、インスタントメッセージングサービスで生成されたチャットルームなどを含んでもよい。
【0048】
特定のカレンダーに対応する日程は、当該カレンダーの帰属対象に帰属してもよい。例えば、第1ユーザアカウントに帰属している第1カレンダーに対応する日程は第1ユーザアカウントに帰属し、第1チャットルームに帰属している第2カレンダーに対応する日程は第1チャットルームに帰属してもよい。この場合、第2カレンダーに対応する日程は、第1カレンダーに対応する日程に含まれなくてもよい。言い換えれば、第1カレンダー及び第2カレンダーは互いに異なるインスタンスから構成され、第1カレンダーに対応する日程と第2カレンダーに対応する日程は互いに独立的に生成されてもよい。
【0049】
一実施形態に係る第1サーバは、インスタントメッセージングサービスに加入したユーザアカウントに基本的に一般カレンダーを提供する。一般カレンダーは、ユーザアカウントに帰属しているカレンダーである。一般カレンダーに対応する日程は、インスタントメッセージングサービスで提供されるチャットルームを介して生成される。一般カレンダーに対応して生成された複数の日程は、複数の互いに異なるチャットルームを介して生成されたとしても、ユーザアカウントに帰属している一般カレンダーに登録されることができる。また、一般カレンダーに対応する日程は、帰属しているユーザアカウントによって変更又は削除され得る。
【0050】
一般カレンダーに対応する日程は、招待対象が指定されてもよく、招待対象は、インスタントメッセージングサービス上で日程を生成したユーザアカウントのチャットルームリスト及び/又はユーザアカウントの友人リストに基づいて決定される。ここで、生成された日程は招待対象に共有され、招待対象は、当該日程を照会でき、当該日程の参加有無を応答することができる。
【0051】
一般カレンダーに対応する日程は、チャットルームを介して他のユーザに伝達され、日程の伝達された他のユーザアカウントは、チャットルームを介して伝達された日程の内容を照会できる。
【0052】
一実施形態に係る第1サーバで提供するカレンダーは、共有カレンダーを含んでもよい。共有カレンダーは、チャットルームでチャットルームの参加者たちと共に使用できるカレンダーであって、基本的に提供される一般カレンダーとは区分されるタイプのカレンダーである。
【0053】
一実施形態に係る共有カレンダーは、チャットルームに帰属しているカレンダーの点から、インスタントメッセージングサービスに加入したユーザアカウントに帰属している一般カレンダーとは差異がある。共有カレンダーに対応する日程は、共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者に共有され、チャットルームの参加者は、チャットルームを介して帰属している共有カレンダーの日程を照会できる。
【0054】
一実施形態によると、一般カレンダーに対応する日程とは異なって、共有カレンダーに対応する日程は、招待対象を指定することができない。また、共有カレンダーに対応する日程を共有するチャットルームの参加者は、参加有無の応答機能が活性化された日程に対応して参加有無を応答してもよい。共有カレンダーに対応する日程を生成したユーザアカウント又は共有カレンダーに対応する日程の管理権限を有するユーザアカウントは、他の参加者から当該日程の参加有無の応答を受信するか否かを設定し、設定に基づいて、当該日程に対応する参加有無の応答機能が活性化又は不活性化される。共有カレンダーに対応する日程が当該日程が帰属しているチャットルームではない他のチャットルームを介して伝達された場合、当該日程が帰属しているチャットルームの参加者でないユーザアカウントは、伝達された日程の内容の全て又は一部に対する照会が制限される。一方、当該日程が帰属しているチャットルームの参加者は、伝達された日程の内容を照会することができる。
【0055】
一実施形態によると、共有カレンダーの日程生成及び/又は編集の権限は、共有カレンダーが帰属しているチャットルームに対応して予め決定された基準により参加者の一部に与えられてもよい。例えば、共有カレンダーが帰属しているチャットルームの管理者又は管理者が指定した参加者に共有カレンダーに対応する日程を生成及び/又は編集できる権限が付与されてもよい。一実施形態に係る一般カレンダーとは区分される共有カレンダーに関するより詳細な内容について、以下の図2図5を参照して説明する。
【0056】
一実施形態に係る第1サーバで提供するカレンダーは、一般カレンダー、共有カレンダーの他にも様々なタイプのカレンダーを含んでもよい。例えば、ユーザアカウントで付加的に利用可能なサブカレンダー、インスタントメッセージングサービスで提供するチャネルが発行する購読カレンダー、ユーザ端末110に格納された他のカレンダーのうち、第1サーバ又は第2サーバでアクセス可能なローカルカレンダー、インスタントメッセージングサービスでユーザアカウントと友人関係にある友人アカウントの誕生日を含む友人誕生日カレンダー、韓国記念日を含む韓国記念日カレンダーなどがありえる。
【0057】
一実施形態に係る第1サーバは、インスタントメッセンジャーアプリケーションと連動してユーザ端末110に日程サービスUIを提供することができる。日程サービスUIは、インスタントメッセージングサービスと連動する日程管理サービスのユーザインターフェースに該当し、例えば、チャットルーム入力ウィンドウに位置する特定のメニューを押して示される「カレンダー」サブメニューを選択して用いることができる。
【0058】
例えば、インスタントメッセージングサービスのチャットルームには、日程管理機能などの様々な機能との連動のために、「サイドメニュー」及び/又は「もっと見る」メニューが提供されてもよい。サイドメニューは、チャットルームで予め設定されたUIを選択することによりチャットルーム画面のサイドに追加的な機能を提供するメニューである。一例として、ユーザアカウントが参加する特定のチャットルームを介して日程が生成された場合、生成された日程とチャットルームがマッピングされ、当該チャットルームのサイドメニューに当該チャットルームとマッピングされたユーザアカウントの最新日程が露出されてもよい。また、一例として、特定のチャットルームに帰属している共有カレンダーが存在する場合、当該チャットルームのサイドメニューに共有カレンダーの最新日程が露出されてもよい。
【0059】
また、「もっと見る」メニューは、チャットルームで予め設定されたUI(例えば、「+」ボタンなど)を選択することにより、仮想キーボード領域あるいはポップアップウィンドウ領域などに追加的な機能を提供するメニューである。当該メニューを介して日程管理機能(日程サービス)にアクセスしてもよい。一実施形態によれば、チャットルームの「もっと見る」メニューを介して当該チャットルームの参加者を基準にして日程を生成できる。
【0060】
一実施形態に係る第2サーバは、チャットルームを介して日程通知サービスを提供することができる。日程通知は、日程に関連する情報をメッセージの形態にチャットルームを介して通知する動作であって、例えば、日程が生成されたことを通知する情報、日程に招待されたことを通知する情報、日程が変更されたことを通知する情報、又は、日程を予め通知する情報をチャットルームのメッセージとして提供する動作を含んでもよい。日程に関連する情報が提供されるチャットルームは、ユーザアカウントが参加中であるチャットルーム、日程サービスに関する公式アカウントのためのチャットルームなどを含んでもよい。一実施形態によると、特定のチャットルームに帰属している日程に関する通知は、当該チャットルームを介して提供されてもよく、ユーザアカウントに帰属している日程に関する通知は、公式アカウントのためのチャットルームを介して提供されてもよい。
【0061】
公式アカウントのためのチャットルームは、ユーザアカウントごとに提供される公式アカウント専用のチャットルームであって、例えば、日程サービスに対応する公式アカウントのための専用チャットルームを含んでもよい。公式アカウントのためのチャットルームは、ユーザアカウントそれぞれに互いに独立的に提供されてもよい。例えば、第1ユーザアカウントと第2ユーザアカウントが同じ公式アカウントのためのチャットルームにアクセスしても、第1ユーザアカウントに提供される専用チャットルームのインスタンスと、第2ユーザアカウントに提供される専用チャットルームのインスタンスとは互いに区別される。
【0062】
公式アカウントは、インスタントメッセージングサービスに加入した一般的な個人アカウントとは区別される企業アカウント又はチャットボットであって、インスタントメッセージングサービス内で一般的な個人アカウントには提供されない差別化されたメッセージング機能を使用することができる。例えば、公式アカウントは、当該公式アカウントと友人関係(あるいは、購読関係)にあるユーザアカウントに情報性メッセージあるいは広告性メッセージを送信してもよい。又は、実施形態に応じて、公式アカウントは、友人関係とは関係のないよう少なくとも1つのユーザアカウントに情報性メッセージを送信することができる。
【0063】
一例として、ユーザアカウントは、日程サービスに対応する公式アカウントと友人関係の有無とは関係なく、日程サービスに対応する公式アカウントから日程に関連する情報性メッセージを受信してもよい。その後、ユーザアカウントが日程サービスに対応する公式アカウントと友人関係を結ぶ場合、情報性メッセージのみならず、日程に関する広告性メッセージも受信することができる。一実施形態によると、公式アカウントが送信したメッセージは、公式アカウントを発信者にする吹き出し形態であってもよい。一実施形態によれば、公式アカウントを発信者にする吹き出しは、一般の吹き出しとは区別される形態(例えば、吹き出しの外形と区別される外形を有し、様々なタイプの情報を含むことのできるシステムメッセージなど)に提供されてもよい。
【0064】
日程サービスの公式アカウントは、ユーザアカウントに提供されるチャットルームの機能や設定を多様に変更することができる。例えば、日程サービスの公式アカウントは、チャットボット機能を活性化してもよく、当該チャットルームを介して相談員と連結されるように設定してもよく、チャットルームのUIなどを設定してもよい。
【0065】
図2は、一実施形態に係るチームチャットルームに帰属している共有カレンダーを説明するための図である。
【0066】
一実施形態によると、共有カレンダーが帰属しているチャットルームのタイプは、特定タイプのチャットルームに制限されてもよい。例えば、共有カレンダーは、チームチャットルームに帰属しているカレンダーで生成されてもよい。一実施形態に係るチームチャットルームは、参加者にチャットルームに参加する以前のチャットデータを照会する機能を提供するチャットルームであって、一般チャットルームとは区分されるタイプのチャットルームに該当する。一実施形態によると、チームチャットルームは、チームチャットルームを開設できる別途の権限(例えば、有料会員)を有するユーザアカウントによって開設されてもよい。
【0067】
図2を参照すると、チームチャットルームが保持される期間210,220には、チームチャットルームの参加者は、チームチャットルームに帰属している共有カレンダーを使用でき、チームチャットルームで生成された日程は、チームチャットルームに帰属している共有カレンダーに対応する日程である。共有カレンダーに対応する日程は、チームチャットルームの参加者に共有され、共有カレンダーに対応する日程は、当該日程が生成された後にチームチャットルームへ参加したユーザアカウントにも共有されてもよい。言い換えれば、チームチャットルームの参加者は、参加時点の以前に生成されたチームチャットルームに帰属している日程を照会することができる。
【0068】
チームチャットルームの参加者がチームチャットルームから脱退してこれ以上チームチャットルームの参加者でない場合、チームチャットルームに帰属している共有カレンダーをこれ以上利用できず、チームチャットルームに帰属している日程を照会することができない。一方、チームチャットルームから脱退したユーザアカウントがチームチャットルームが保持される期間210,220に再びチームチャットルームに参加した場合、チームチャットルームに帰属している共有カレンダー、及びこれに対応する日程を再び利用することができる。一実施形態によると、チームチャットルームのタイプ転換イベントが発生した後、チームチャットルームが撤回される前の猶予期間220にチームチャットルームへ参加した場合、チームチャットルームに帰属している共有カレンダーの利用が一部制限される。
【0069】
チームチャットルームの少なくとも一部の参加者に当該チームチャットルームに帰属している共有カレンダーに対応する日程を生成及び/又は編集できる権限が付与されてもよい。言い換えれば、共有カレンダーに対応する日程を生成及び/又は編集できる権限は、チームチャットルームの全ての参加者に付与されてもよく、チームチャットルームの参加者のうち一部に制限されてもよい。一例として、チームチャットルームの管理者又はチームチャットルームに帰属している共有カレンダーに関して、特定の権限が付与されたユーザアカウントにより日程を生成及び/又は編集できる権限がチームチャットルームの一部の参加者にのみ付与されてもよい。
【0070】
一実施形態に係るインスタントメッセンジャーのチャットルームで生成された日程のタイプはチャットルームの状態、チャットルームに参加中であるユーザアカウントの状態などにより変更されてもよい。例えば、特定タイプのチャットルームにチャットルームが異なるタイプのチャットルームに変更されることにより当該チャットルームで生成される日程のタイプが変更されてもよい。
【0071】
チームチャットルームのタイプ転換イベントが発生する場合、チームチャットルームは、猶予期間220後にチームチャットルームは撤回され、一般チャットルームへチャットルームのタイプが転換されてもよい。例えば、チームチャットルームが有料会員であるユーザアカウントで開設される場合、チームチャットルームを開設したユーザアカウント又はチームチャットルームの管理者アカウントが有料会員から無料会員に転換されれば、チームチャットルームは、猶予期間220後に一般チャットルームへ転換される。チームチャットルームの開設者又は管理者アカウントの転換は、チームチャットルームのタイプ転換イベントの一例として、チームチャットルームのタイプ転換イベントは、予め設定された様々なイベントを含むことができる。
【0072】
チームチャットルームが撤回され、一般チャットルームに転換される場合、当該チャットルームは共有カレンダーを利用できず、当該チャットルームで生成された日程は、共有カレンダーに対応する日程でない一般カレンダーに対応する日程である。言い換えれば、チームチャットルームが保持される期間210,220に当該チャットルームで生成された日程は、共有カレンダーに対応する日程に当該し、チームチャットルームが一般チャットルームに転換された後、当該チャットルームで生成される日程は、一般カレンダーに対応する日程である。一例として、チームチャットルームが一般チャットルームへ転換された後当該チャットルームで生成された日程は、招待対象を指定することができ、日程を生成したユーザアカウント及び日程の招待対象のアカウントそれぞれに帰属している一般カレンダーに登録され得る。ここで、招待対象は、当該日程が生成されたチャットルームの参加者に制限されず、当該日程の照会権限もチャットルームの参加者に制限されない。
【0073】
一実施形態によると、チームチャットルームが一般チャットルームへ転換される場合、チームチャットルームに帰属している共有カレンダーは削除される。共有カレンダーの削除は、共有カレンダーに対応する日程の削除を含むことができる。
【0074】
図2には図示されていないが、チームチャットルームは、特定の条件に応じて削除されてもよい。例えば、チームチャットルームに参加者が全てチームチャットルームから出たり、チームチャットルームの管理者の削除要求に応じて削除されてもよい。チームチャットルームが撤回される場合、チームチャットルームのタイプが一般チャットルームへ転換され、参加者間のデータ送受信のできるチャットルームが保持されることとは異なって、チームチャットルームが削除される場合、参加者間のデータ送受信のためのチャットルームそのものが削除される。チームチャットルームが削除される場合、チームチャットルームに帰属している共有カレンダーは削除され、チャットルームそのものが存在しなくなるため、当該チャットルームを介して新しい日程が生成されない。
【0075】
一実施形態に係るチームチャットルームは、共有カレンダーが帰属しているチャットルームのタイプの一例として、共有カレンダーが帰属しているチャットルームのタイプは、チームチャットルームの他にもオープンチャットルームなど、他のタイプのチャットルームをさらに含むことができる。
【0076】
オープンチャットルームは、チャットルームの接続経路を介してチャットルームに参加できる形態のチャットルームである。オープンチャットルームの開設者は、オープンチャットルームの接続経路を他の媒体を通じても共有でき、チャットルームの接続経路を受信したユーザは、インスタントメッセージングサービスに加入したユーザアカウントを介してオープンチャットルームに参加することができる。
【0077】
一実施形態によると、チームチャットルームの他に異なるタイプのチャットルームに帰属している共有カレンダーが生成され、上述したチームチャットルームに帰属している共有カレンダーと同じ原理に基づいて当該チャットルームの参加者に限って共有カレンダーに対応する日程を照会することができる。また、チャットルームのタイプが転換される場合、当該チャットルームに帰属している共有カレンダーは削除され、当該チャットルームから脱退したユーザアカウントは、当該チャットルームに帰属している日程を照会できないなど、当該チャットルームに帰属している共有カレンダーの利用が制限され得る。
【0078】
図3は、一実施形態に係る日程管理サーバの日程生成のための動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0079】
一実施形態に係る日程管理サーバの日程生成のための動作方法は、メッセージングサーバ又はユーザ端末から日程生成要求を受信するステップS310、日程生成要求に含まれている日程タイプに応じて、第1タイプのカレンダー及び第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップS320、及び選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成するステップS330を含む。日程タイプは、日程生成要求が発生するチャットルームのタイプに応じて決定されてもよい。第1タイプのチャットルーム(例えば、チームチャットルーム)で日程生成要求が発生する場合、日程タイプは、共有カレンダーに対応する第1タイプとして決定され、第2タイプのチャットルーム(例えば、一般チャットルーム)で日程生成要求が発生する場合、日程タイプは、一般カレンダーに対応する第2タイプとして決定されてもよい。
【0080】
ここで、第1タイプのカレンダーは、第1タイプのチャットルームを介して生成される日程を格納するカレンダーであって、例えば、日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している共有カレンダーに実現さることができる。第2タイプのカレンダーは、第2タイプのチャットルームを介して生成される日程を格納するカレンダーであって、例えば、日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している一般カレンダーのように実現され得る。
【0081】
一実施形態に係るメッセージングサーバから受信された日程生成要求は、日程生成のための情報を含んでもよい。例えば、日程生成要求は、日程タイプ、日程に対応するカレンダーの識別情報を含んでもよい。日程生成要求に含まれた日程タイプは、要求された日程が登録されているカレンダーのタイプに対応するものであって、ユーザアカウントがどのタイプのカレンダーに対応して日程生成を要求したかに基づいて決定される。例えば、ユーザアカウントが第1タイプのカレンダーである共有カレンダーに対応して日程生成を要求した場合、日程タイプは、共有カレンダーに対応する第1タイプに決定されてもよく、第2タイプのカレンダーである一般カレンダーに対応して日程生成を要求した場合、日程タイプは、一般カレンダーに対応する第2タイプに決定されてもよい。
【0082】
一実施形態に係る日程管理サーバは、受信された日程生成要求に含まれた日程タイプに応じて、生成される日程に対応するカレンダーを選択することができる。例えば、日程生成要求に含まれた日程タイプが共有カレンダーのタイプに対応する場合、日程管理サーバは、共有カレンダーを選択してもよく、日程タイプが一般カレンダーのタイプに対応する場合、日程管理サーバは、一般カレンダーを選択してもよい。
【0083】
一実施形態に係る選択されたタイプのカレンダーに対応する日程を生成するステップS330は、選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、日程生成要求が生成されたチャットルームの参加者に共有され、日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している第1タイプの日程を生成するステップを含む。ここで、第1タイプの日程が共有される日程生成要求が生成されたチャットルームの参加者は、第1タイプの日程が生成された時点に当該チャットルームに参加中である参加者のみならず、第1タイプの日程が生成された後に当該チャットルームに参加中である参加者を含む。言い換えれば、チャットルームの参加時点に関係なく、チャットルームの参加者は、チャットルームに帰属している共有カレンダーに対応する日程を共有することができる。
【0084】
第1タイプのカレンダーに対応する日程生成要求は、参加有無の応答受信に関する設定を含む。日程生成要求を生成したユーザアカウントは、第1タイプの日程に対応して、参加有無の応答受信の有無を設定することができる。日程生成要求によるとき、日程に対応して参加有無の応答を受信するものと設定された場合、日程管理サーバは、当該日程に対応する参加有無の応答機能を活性化する。一方、日程に対応して参加有無の応答を受信しないものとして設定された場合、日程管理サーバは、当該日程に対応する参加有無の応答機能を不活性化する。
【0085】
第1タイプの日程に対応する参加有無の応答機能が活性化した場合、第1タイプの日程が帰属しているチャットルームの参加者は、当該日程に対応して参加有無を応答する。一実施形態に係る日程管理サーバは、チャットルームの参加者から受信される第1タイプの日程に対応する参加有無の応答に反応し、第1タイプの日程にチャットルームの参加者の参加情報を格納する。参加情報は、チャットルームの参加者それぞれに対応する参加有無に関する情報を含む。
【0086】
一方、選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、日程の招待対象に共有され、日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している第2タイプの日程を生成するステップを含んでもよい。この場合、日程生成要求は、日程生成要求を生成したユーザアカウントによって指定された少なくとも1つの招待対象を含んでもよい。例えば、日程生成要求は、招待対象のメッセンジャーIDが格納されたリストを含み得る。一実施形態によると、第2タイプの日程に対応する参加有無の応答機能は活性化しており、招待対象に含まれているユーザアカウントは、第2タイプの日程に対応して参加有無を応答する。一実施形態によると、日程生成要求を生成したユーザアカウントは、第2タイプの日程に対応して、参加有無の応答受信の有無を設定することができない。
【0087】
図4A及び図4Bは、一実施形態に係るカレンダーのタイプに基づく日程に関する通知動作を説明するための図である。より具体的に、図4Aは、一実施形態に係る一般カレンダーに対応する日程に関する通知動作を説明するための図である。図4Bは、一実施形態に係る共有カレンダーに対応する日程に関する通知動作を説明するための図である。
【0088】
図4Aにおいて、第1チャットルームは、当該日程の日程生成要求が生成されたチャットルームを意味し、図4Aにおいて、第2チャットルームは、日程サービスに関する公式アカウントのためのチャットルームを意味する。
【0089】
図4Aを参照すると、一実施形態に係るメッセージングサーバは、一般カレンダーに対応する日程生成410に反応し、日程生成及び/又は招待に関する通知411を第2チャットルームを介して提供し得る。日程を生成したユーザアカウントに対応する第2チャットルームを介して日程生成に関する通知411がメッセージ形態に提供され、日程の招待対象のユーザアカウントに対応する第2チャットルームを介して、日程招待に関する通知411がメッセージ形態に提供される。
【0090】
一実施形態によると、一般カレンダーに対応する日程の生成及び/又は招待に関する通知412は、第2チャットルームのみならず、第1チャットルームを介してメッセージ形態に提供され得る。例えば、一般カレンダーに対応する日程が日程を生成したユーザアカウント及び招待対象に含まれた少なくとも一部のユーザアカウントが参加中であるチャットルームを介して生成要求された場合、当該チャットルームを介して日程の生成及び/又は招待に関する通知412が提供され得る。
【0091】
一実施形態に係るメッセージングサーバは、一般カレンダーに対応する日程が当該日程を生成したユーザアカウント又は招待対象に含まれたユーザアカウントによって変更420された場合、日程変更420に反応して、日程変更に関する通知421を第2チャットルームを介して提供することができる。日程変更に関する通知421は、日程を生成したユーザアカウント及び招待対象に含まれたユーザアカウントに第2チャットルームを介してメッセージの形態に提供され得る。
【0092】
一実施形態に係る日程にユーザアカウントによる予め通知が設定された場合、サーバは、それに基づいて当該ユーザアカウントに対応する第2チャットルームを介して日程に関して予め通知431を提供する。一実施形態によると、日程を生成したユーザアカウントの設定に基づいて、招待対象に含まれたユーザアカウントに第2チャットルームを介して予め通知431が提供されてもよく、招待対象に含まれたユーザアカウントの設定に基づいて、当該ユーザアカウントに第2チャットルームを介して予め通知431が提供されてもよい。
【0093】
図4Bにおいて、第1チャットルームは、当該日程の日程生成要求が生成されたチャットルームを意味し、これは、即ち、共有カレンダーが帰属しているチャットルームを意味する。
【0094】
図4Bを参照すると、一実施形態に係るメッセージングサーバは、共有カレンダーに対応する日程生成440に反応し、日程生成に関する通知441を第1チャットルームを介して提供することができる。
【0095】
一実施形態に係るメッセージングサーバは、共有カレンダーに対応する日程が共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者によって当該日程が変更450された場合、日程変更450に反応して日程変更に関する通知451を第1チャットルームを介して提供することができる。
【0096】
一実施形態に係るメッセージングサーバは、共有カレンダーに対応する日程に共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者によって予め通知が設定された場合、設定された予め通知に基づいて日程に関する予め通知461を第1チャットルームを介して提供することができる。
【0097】
一実施形態によると、共有カレンダーに関する通知441,451,461は、一般カレンダーに関する通知と異なって、日程サービスに関する公式アカウントのための第2チャットルームを介して提供されないことがある。
【0098】
図5は、一実施形態に係る日程管理サーバの日程照会要求に対する動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0099】
一実施形態に係る日程管理サーバの日程照会要求に対する動作方法は、メッセージングサーバ又はユーザ端末から日程照会要求を受信するステップS510、日程照会要求に含まれた日程タイプに応じて、第1タイプのカレンダー及び第2タイプのカレンダーのいずれか1つを選択するステップS520、選択されたカレンダーのタイプに応じて、日程照会要求に対する権限を確認するステップS530、及び確認された権限により、照会要求された日程の内容を提供するステップS540を含む。ここで、第1タイプのカレンダーは、日程生成要求が生成されたチャットルームに帰属している共有カレンダーであり、第2タイプのカレンダーは、日程生成要求を生成したユーザアカウントに帰属している一般カレンダーである。
【0100】
一実施形態によると、選択されたタイプのカレンダーが第1タイプのカレンダーである場合、日程照会要求に対する権限を確認するステップS130は、メッセージングサーバに日程照会要求を生成したユーザアカウントが日程が生成されたチャットルームの参加者であるか否かの確認を要求するステップを含む。一実施形態に係るメッセージングサーバは、インスタントメッセージングサービスで生成されたチャットルームの情報及びチャットルームに参加中であるユーザアカウントの情報にアクセスすることができるため、日程照会要求を生成したユーザアカウントが日程の生成されたチャットルームの参加者であるか否かを確認し、その結果を日程管理サーバに提供することができる。日程管理サーバは、日程照会要求を生成したユーザアカウントが日程が生成されたチャットルームの参加者として確認された場合、当該ユーザアカウントに日程照会権限があるものと判断し、当該ユーザアカウントに照会要求された日程の内容を提供することができる。
【0101】
一実施形態によると、選択されたタイプのカレンダーが第2タイプのカレンダーである場合、日程照会要求に対する権限を確認するステップS130は、日程照会要求を生成したユーザアカウントが当該日程の参加者であるか否かを確認するステップを含んでもよい。ここで、当該日程の参加者は、当該日程を生成したユーザアカウント及び当該日程の招待対象に含まれたユーザアカウントを含んでもよい。一実施形態によると、当該日程の参加者は、当該日程に参加するものと応答したユーザアカウントを含んでもよい。日程管理サーバは、日程照会要求を生成したユーザアカウントが当該日程の参加者として確認された場合、当該ユーザアカウントに日程照会権限があるものと判断し、当該ユーザアカウントに照会要求された日程の内容を提供することができる。
【0102】
一実施形態によると、共有カレンダーに対応する日程は、共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者によって共有カレンダーが帰属しているチャットルームでない他のチャットルームを介して他のユーザアカウントに伝達されることができる。日程が伝達された他のチャットルームの参加者は、当該チャットルームを介して日程管理サーバに伝達された日程の照会を要求することができる。伝達された日程の照会要求を受信した日程管理サーバは、伝達された日程の照会を要求したユーザアカウントが共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者であるか否かに基づいて、照会要求された日程の内容を当該ユーザアカウントに提供することができる。日程管理サーバは、伝達された日程の照会を要求したユーザアカウントが共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者であるか否かの確認をメッセージングサーバに要求してもよい。確認結果照会要求を生成したユーザアカウントが共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者である場合、当該ユーザアカウントに日程照会権限があるものと判断し、当該ユーザアカウントに照会要求された日程の内容を提供することができる。一方、共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者ではないものと確認された場合、照会要求された日程の内容を提供しなくてもよい。
【0103】
例えば、共有カレンダーに対応する日程が伝達されたチャットルームに第1ユーザアカウント及び第2ユーザアカウントが参加しており、第1ユーザアカウントは、共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者に当該し、第2ユーザアカウントは、共有カレンダーが帰属しているチャットルームの参加者に該当しない場合、第1ユーザアカウントは、当該チャットルームを介して伝達された日程を照会し得るが、第2ユーザアカウントは伝達された日程を照会することができない。
【0104】
以上で説明した実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及び前記オペレーティングシステム上で行われる1つ以上のソフトウェアアプリケーションを行うことができる。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答てデータをアクセス、格納、操作、処理及び生成することもできる。理解の利便のために、処理装置は、1つが使用されるものと説明される場合もあるが、当該技術分野において通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び又は複数のタイプの処理要素を含んでいることが分かる。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は一のプロセッサ及び一つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0105】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0106】
実施形態に係る方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって行われる高級言語コードを含む。
【0107】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0108】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順で行われるし、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法と異なる形態で結合又は組み合わせられてもよいし、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0109】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されて定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5