IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ナビタスマシナリー株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図1
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図2
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図3
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図4
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図5
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図6
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図7
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図8
  • 特開-パッド印刷方法、パッド印刷機 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022094837
(43)【公開日】2022-06-27
(54)【発明の名称】パッド印刷方法、パッド印刷機
(51)【国際特許分類】
   B41M 1/40 20060101AFI20220620BHJP
   B41J 2/01 20060101ALI20220620BHJP
【FI】
B41M1/40 C
B41J2/01 101
B41J2/01 109
B41J2/01 123
B41J2/01 401
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020207937
(22)【出願日】2020-12-15
(71)【出願人】
【識別番号】520495021
【氏名又は名称】ナビタスマシナリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100127764
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 泰州
(72)【発明者】
【氏名】白戸 伸一
(72)【発明者】
【氏名】水野 修
【テーマコード(参考)】
2C056
2H113
【Fターム(参考)】
2C056EA24
2C056EC79
2C056FA10
2C056FB09
2C056FD13
2H113AA01
2H113AA05
2H113BA17
2H113BA21
2H113BA41
2H113FA24
(57)【要約】
【課題】本発明は、ワークに対する多色印刷や複雑な絵柄の付与を可能にする新規なパッド印刷方法、及びパッド印刷機を提供することを目的とする。
【解決手段】 パッド2に付着させた絵柄(P)をワーク5に転写するパッド印刷機1において、インクジェットプリンタ3を用いて前記パッド2にインクを付着させる。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッドに絵柄を付着させるインク付着工程と、
前記パッドに付着させた絵柄をワークに転写する転写工程と、
を実行するパッド印刷方法であって、
前記インク付着工程の実行時、インクジェットプリンタによって前記パッドに絵柄を付着させることを特徴とするパッド印刷方法。
【請求項2】
請求項1に記載のパッド印刷方法において、
前記インク付着工程の実行前に、前記パッドの表面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布工程を実行するパッド印刷方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のパッド印刷方法において、
前記インク付着工程の実行時、前記パッドに付着させた絵柄の表面に白色インクによる加飾を施すパッド印刷方法。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載のパッド印刷方法において、
前記インク付着工程の実行後、且つ、前記転写工程実行前に、前記パッドに付着させた絵柄に対し、樹脂による上塗りを施す上塗り工程を実行するパッド印刷方法。
【請求項5】
パッドに絵柄を付着させるインク付着工程と、
前記パッドに付着させた絵柄をワークに転写する転写工程と、
を実行するパッド印刷方法であって、
前記インク付着工程の実行時、インクジェットプリンタによって平板に絵柄を付着させる一次工程と、
前記平板にパッドを押し当てることによってパッドに絵柄を付着させる二次工程と、
を順に実行することを特徴とするパッド印刷方法。
【請求項6】
パッドに絵柄を付着させた後、前記パッドに付着させた絵柄をワークに転写するパッド印刷機であって、
前記パッドに絵柄を付着させるためのインクジェットプリンタを具備してなることを特徴とするパッド印刷機。
【請求項7】
請求項6に記載のパッド印刷機において、
前記パッド又は前記ワークの表面形状に応じて前記ワークに転写される絵柄に歪が生じる場合、歪が是正されるように補正した絵柄を前記パッドに付着させる命令を前記インクジェットプリンタに与える絵柄補正装置を更に具備してなるパッド印刷機。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パッドに付着させたインクをワークに転写するパッド印刷方法、及び、パッド印刷機に関する。
【背景技術】
【0002】
パッド印刷(タンポ印刷)は、パッド(転写体)に付着させたインクをワークに転写するオフセット印刷の一種である。このパッド印刷によれば、シリコン等の弾力のある素材からなるパッドによってワークに絵柄を転写することができるため、ワークの平面部分ばかりでなく多少の曲面や凹凸面にも絵柄の転写が可能となる。
【0003】
現在、このパッド印刷を行うための装置としては、「オープンタイプ(インク皿タイプ)」のパッド印刷機(例えば、下記特許文献1参照。)と、「クローズタイプ(インクポットタイプ)」のパッド印刷機(例えば、下記特許文献2参照。)と、の二種類がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8‐183164号公報
【特許文献2】特開2001‐62999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
各特許文献に開示されたパッド印刷機は互いに印版の構造に違いがあるが、いずれもパッドへのインクの付着につき、前記印版に設けられた凹部にインクを充填した後、パッドを前記印版に押し当てることによって行われる。そのため、一の印版によってワークに付与し得る絵柄は原則として単色印刷となる。又、ワークに複雑な絵柄を付与することも困難である。
【0006】
従って、パッド印刷によってワークに多色印刷や複雑な絵柄を施すにあたっては、複数の印版を用いた複数回のパッド印刷を行う必要があった。しかしながら、複数の印版を用いた複数回のパッド印刷を実行すれば、印版の製造費や印刷に要する作業時間の増加に伴う印刷コスト増が発生する。
【0007】
本発明は、前記技術的課題に鑑みて完成されたものであり、ワークに対する多色印刷や複雑な絵柄の付与を可能にする新規なパッド印刷方法、及びパッド印刷機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記技術的課題を解決する本発明の第一のパッド印刷方法は、パッドに絵柄を付着させるインク付着工程と、前記パッドに付着させた絵柄をワークに転写する転写工程と、を実行するパッド印刷方法であって、前記インク付着工程の実行時、インクジェットプリンタによって前記パッドに絵柄を付着させることを特徴とする(以下、「本発明第一方法」と称する。)。
【0009】
前記本発明第一方法においては、前記インク付着工程の実行前に、前記パッドの表面に剥離剤を塗布する剥離剤塗布工程を実行することが好ましい態様となる。
【0010】
前記本発明第一方法においては、前記インク付着工程の実行時、前記パッドに付着させた絵柄の表面に白色インクによる加飾を施すことが好ましい態様となる。
【0011】
前記本発明第一方法においては、前記インク付着工程の実行後、前記転写工程実行前に、前記パッドに付着させた絵柄に対し、樹脂による上塗りを施す上塗り工程を実行することが好ましい態様となる。
【0012】
前記技術的課題を解決する本発明第二のパッド印刷方法は、パッドに絵柄を付着させるインク付着工程と、前記パッドに付着させた絵柄をワークに転写する転写工程と、を実行するパッド印刷方法であって、前記インク付着工程の実行時、インクジェットプリンタによって平板に絵柄を付着させる一次工程と、前記平板にパッドを押し当てることによってパッドに絵柄を付着させる二次工程と、を順に実行することを特徴とする(以下、「本発明第二印刷方法」と称する。)。
【0013】
前記技術的課題を解決する本発明のパッド印刷機は、パッドに絵柄を付着させた後、前記パッドに付着させた絵柄をワークに転写するパッド印刷機であって、前記パッドに絵柄を付着させるためのインクジェットプリンタを具備してなることを特徴とする(以下、「本発明印刷機」と称する。)。
【0014】
前記本発明印刷機においては、前記パッド又は前記ワークの表面形状に応じて前記ワークに転写される絵柄に歪が生じる場合、歪が是正されるように補正した絵柄を前記パッドに付着させる命令を前記インクジェットプリンタに与える絵柄補正装置を更に具備してなるものが好ましい態様となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ワークに対する多色印刷や複雑な絵柄の付与が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明印刷機の一実施形態を示す側面図である。
図2図2は、前記本発明印刷機を用いた本発明第一印刷方法におけるインク付着工程を示す正面図である。
図3図3(a)、(b)は、前記本発明第一印刷方法における転写工程を示す正面図である。
図4図4は、本発明第一印刷方法における転写工程の別態様を示す正面図である。
図5図5は、別態様の本発明印刷機を用いた本発明第一方法におけるインク付着工程を示す正面図である。
図6図6(a)、(b)は、前記本発明第一方法における転写工程を示す正面図である。
図7図7(a)、(b)は、前記本発明第一方法における転写工程の別態様を示す正面図である。
図8図8は、前記本発明印刷機に備えられる絵柄補正装置の概要を示すブロック図である。
図9図9(a)、(b)は、本発明第二印刷方法におけるインク付着工程を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
【0018】
[実施形態1]
<本発明印刷機(1)>
図1図2に本発明印刷機1の一実施形態を示す。前記本発明印刷機1は、「パッド(2)」と、前記パッド2に絵柄(P)を付着させるための「インクジェットプリンタ(3)」と、を具備する。
【0019】
‐パッド2‐
前記パッド2は、その表面に付着させた絵柄(P)をワーク設置台4に載置されたワーク5の表面に転写させる役割を担う。本実施形態において、前記パッド2は、図示しない進退装置の駆動によって、前記インクジェットプリンタ3と前記ワーク設置台4との間を前後動可能となされている。又、前記パッド2は、シリンダの駆動によって、前記インクジェットプリンタ3や前記ワーク設置台4に向かって上下動可能となされている。
【0020】
‐インクジェットプリンタ3‐
前記インクジェットプリンタ3は、前記パッドの表面に絵柄(P)を付着させる役割を担う。本実施形態においては、図2に示すように、前記インクジェットプリンタ3として、走査ガイド31に沿って走査可能となされたキャリッジ32と、前記キャリッジ32に搭載されたプリンタヘッド33と、を具備してなり、圧電素子によってインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のものを用いた。なお、前記キャリッジ32には、各プリンタヘッド33に供給されるインク液が貯留されたインクタンク34が供給管35を介して接続されている。又、各インクタンク34には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の4色のインク液が貯留されている。なお、本発明において「絵柄(P)」とは、文字、図形、模様、並びにこれらの組み合わせからなる単色若しくは多色の視覚化表現を意味する。
【0021】
前記構成を有する本発明印刷機1は、本発明第一印刷方法を実行するための装置である。以下、前記本発明印刷機1を用いた本発明第一印刷方法を説明する。
【0022】
<本発明第一印刷方法>
前記本発明第一印刷方法では、「インク付着工程」と、「転写工程」と、を実行する。
【0023】
‐インク付着工程‐
前記インク付着工程では、前記パッド2に絵柄(P)を付着させる。本発明第一印刷方法においては、前記インク付着工程の実行時、前記インクジェットプリンタ3によって絵柄(P)をパッドに付着させる。本実施形態においては、図2に示すように、前記インクジェットプリンタ3のキャリッジ32を走査ガイド31に沿って走査させるとともに、前記パッド2をインク画像の記録幅に応じて間欠的に移動させ、搬送と吐出させるインク滴の付着による記録を交互に繰り返すことによって前記パッド2の表面に絵柄(インク滴による点描画(P))を形成した。
【0024】
‐転写工程‐
前記転写工程では、前記パッド2に付着させた絵柄(P)をワーク5に転写する。図3に示すように、絵柄(P)を付着させたパッド2を前記ワーク5の上部空間に移動させ、前記シリンダの駆動によって前記ワーク5に向かって降下させて前記パッド2の表面を前記ワーク5に押し付ければ、前記パッド2に付着させていた絵柄(P)が前記ワーク5に転写される。
【0025】
前記各工程の実行によって、前記ワーク5に絵柄を印刷する本発明第一印刷方法によれば、前記インク付着工程の実行の際、インクジェットプリンタ3によって前記パッド2に絵柄(P)を付着させるため、前記ワーク5に対する複雑な絵柄(P)の付与や多色印刷が容易となる。
【0026】
又、印版を必要としないことから、印刷する絵柄(P)の限定が無く、その結果、所望の絵柄(P)を印刷することができる。
【0027】
ところで、本実施形態においては、前記インク付着工程において前記パッド2の表面に直接的にインクを付着させているが、図4に示すように、前記インク付着工程の実行前に前記パッド2の表面に剥離剤(R)を塗布する剥離剤塗布工程を実行することが好ましい。前記インク付着工程の実行前に前記剥離剤塗布工程を実行すれば、図5に示すように、続く転写工程においてワーク5への絵柄(P)の転写が確実となり、印刷の鮮明さが向上する。
【0028】
又、本実施形態においては、前記インクジェットプリンタ3として、ピエゾ型のものを用いているが、本発明において、前記インクジェットプリンタ3の方式は特に限定されない。前記インクジェットプリンタ3の方式としては、例えば、サーマル型のものを挙げることができる。
【0029】
更に、本実施形態においては、前記インク付着工程の実行の際に用いる前記インクジェットプリンタ3として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の4色のインク液を用いて絵柄(P)を描く仕組みのものを用いているが、図5に示すように、インクジェットプリンタ3として、更に白色インキ(W)が貯留されたインクタンク34が搭載されたものを用いれば、図6に示すように、前記インク付着工程の実行時に、前記パッド2に付着させた絵柄(P)の表面に白色インク(W)による加飾を施すことができる(図6(a)参照)。前記パッド2に付着させた絵柄(P)の表面に白色インク(W)による加飾を施すと、続く転写工程の実行によって前記ワーク5に転写される絵柄(P)に白色インクによる下地を付与することができ(図6(b)参照)、その結果、絵柄(P)の彩度や明度を向上させることができる。
【0030】
加えて、図5に示すインクジェットプリンタ3は、更に樹脂(G)が貯留された樹脂タンク36が搭載されており、インクジェット方式によって樹脂(G)を吐出し得る仕組みとなされている。図7に示すように、前記インク付着工程の実行後、前記転写工程実行前に、前記パッド2に付着させた絵柄(P)に対し、樹脂(G)による上塗りを施す上塗り工程を実行すれば、樹脂(G)がいわゆるバインダー(接着剤)として作用し、ワーク5に対する絵柄(P)の保持力を向上させることができる。なお、樹脂(G)の種類は、ワーク5に対する絵柄(P)の保持力を向上させるものを適宜選択して使用すれば良く、特に限定されない。但し、樹脂(G)として紫外線硬化樹脂を用いれば、UVランプによる紫外線の照射の程度を調整することによって接着性をコントロールできる利点が生じる。
【0031】
なお、本実施形態における本発明印刷機1は、略球状のパッド2によって絵柄(P)を転写させているが、このような形状のパッド2を用いてワーク5に絵柄(P)を転写させると、ワーク5上に形成された絵柄(P)に歪が生じる場合がある。
【0032】
この点につき、本発明印刷機1として、円筒形のパッド2を輪転させながらワーク5に絵柄(P)転写する輪転式のパッド印刷機を用いれば、最終的にワーク5上に形成される絵柄(P)の歪を小さくすることが可能となる。
【0033】
又、前記パッド2又は前記ワーク5の表面形状に応じて前記ワーク5に転写される絵柄(P)に歪が生じる場合に、図8に示すように、歪が是正されるように補正した絵柄(P)を前記パッド2に付着させる命令を前記インクジェットプリンタ3に与える絵柄補正装置6を本発明印刷機1に具備させることも最終的にワーク5上に形成される絵柄(P)の歪を小さくする手段として有効である。
【0034】
図8に示す前記絵柄補正装置6は、記憶手段61と、演算手段62と、制御手段63と、を具備してなり、前記記憶手段61に記憶させたワーク5に転写したい絵柄(所期絵柄(P0))、現在使用しているパッド2の表面形状、或いはワーク5の転写面に応じて、前記演算手段62が前記ワーク5に転写される絵柄(最終絵柄(P1))を予測すると共に、前記所期絵柄(P0)と前記最終絵柄(P1)とを比較し、歪が是正されるように補正した絵柄(補正絵柄(P2))を算出し、前記制御手段63が前記補正絵柄(P2)を前記パッド2に付着させる命令を与える仕組みとなされている。
【0035】
[実施形態2]
<本発明第二印刷方法>
前記本発明第二印刷方法では、「インク付着工程」と、「転写工程」と、を実行する。
【0036】
‐インク付着工程‐
前記インク付着工程では、前記パッド2に絵柄(P)を付着させる。本発明第二印刷方法においては、前記インク付着工程の実行時に、「一次工程」と、「二次工程」と、を順に実行する。
【0037】
・一次工程
図9(a)に示すように、前記一次工程では、インクジェットプリンタ3によって絵柄(P)を平板7に付着させる。この一次工程の実行によって、前記平板7の表面に絵柄(インクによる点描画(P))が形成される。
【0038】
・二次工程
図9(b)に示すように、前記二次工程では、前記平板7に前記パッド2を押し当てることによって絵柄(P)を前記パッド2に付着させる。
【0039】
‐転写工程‐
前記本発明第一印刷方法と同様にして、前記転写工程では、前記パッド2に付着させた絵柄(P)をワーク5に転写する(図3参照)。
【0040】
即ち、前記本発明第二印刷方法では、前記平板7に付着させた絵柄(P)を前記パッド2に付着させて、前記ワーク5に転写させる。
【0041】
前記各工程の実行によって、前記ワーク5に絵柄(P)を印刷する本発明第二印刷方法によれば、前記平板7にインクを付着させる前記一次工程の実行によって最終的に前記ワーク5に転写させる絵柄(P)に歪が生じ難くなる。
【0042】
その余は、前記本発明第一印刷方法と同様のため、繰り返しを避けるべく、ここでは説明を省略する。
【0043】
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、ワークに多色印刷や複雑な絵柄の絵付けを施すためのパッド印刷として好適に用いられる。
【符号の説明】
【0045】
1 本発明印刷機(パッド印刷機)
2 パッド
3 インクジェットプリンタ
4 ワーク設置台
5 ワーク
6 絵柄補正装置
7 平板
G 樹脂
P 絵柄
R 剥離剤

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9