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特開2022-94958化粧製品容器用の閉塞要素およびアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022094958
(43)【公開日】2022-06-27
(54)【発明の名称】化粧製品容器用の閉塞要素およびアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/00 20060101AFI20220620BHJP
   A45D 40/00 20060101ALI20220620BHJP
   B65D 41/14 20060101ALI20220620BHJP
【FI】
A45D34/00 510A
A45D40/00 U ZAB
B65D41/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021202522
(22)【出願日】2021-12-14
(31)【優先権主張番号】2013233
(32)【優先日】2020-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(71)【出願人】
【識別番号】521546980
【氏名又は名称】アクシロン・メタル・ソシエダーアノニマ
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マルク・ビラ・ビラルタ
(72)【発明者】
【氏名】マルク・ロメロ・セラ
(72)【発明者】
【氏名】アントニ・クビ・モンターニャ
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA22
3E084AA24
3E084AA32
3E084AB09
3E084BA02
3E084CA01
3E084CC02
3E084DA01
3E084DB11
3E084DB17
3E084DC01
3E084DC02
3E084FC13
3E084GA08
3E084GB12
3E084LD30
(57)【要約】
【課題】潜在的可能性として汚染するプラスチックをまさに回避するのみでなく、さらには、鈍くされた、および、思いやりのある閉塞音を生み出すことによって、容器に高級品の様相を与える金属構造を含む、化粧製品容器用の閉塞要素を提供すること。
【解決手段】化粧製品用の容器用の、カバーおよびリングのうちの1つの閉塞要素は、少なくとも1つの金属製の、および弾性変形可能な連結領域を有する壁部であって、前記少なくとも1つの連結領域は、壁部の残部から部分的に引き離される、壁部を含む。前記少なくとも1つの連結領域は、2つの閉塞要素を互いと一緒に、取り外し可能に組み付けるように、弾性変形によって、リングおよびカバーのうちの1つの別の閉塞要素と協働するように適合させられる。化粧製品容器用の閉塞アセンブリが、さらには提示される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧製品用の容器用の閉塞要素であって、カバーおよびリングから組成される閉塞アセンブリを形成するように、別の閉塞要素と一緒に組み付けられることを意図され、
- 少なくとも1つの金属製の、および弾性変形可能な連結領域を有する壁部であって、前記少なくとも1つの連結領域は、前記壁部の残部から部分的に引き離される、壁部を含み、
- 前記少なくとも1つの連結領域は、前記2つの閉塞要素を互いと一緒に、取り外し可能に組み付けるように、弾性変形によって前記別の閉塞要素と協働するように適合させられる、
閉塞要素。
【請求項2】
前記壁部は金属製であり、
前記少なくとも1つの連結領域は、前記壁部と一体的に形成される、請求項1に記載の閉塞要素。
【請求項3】
前記連結領域は、タブを含む、請求項1または2に記載の閉塞要素。
【請求項4】
前記タブは、前記要素を互いと一緒に、取り外し可能に組み付けるように、前記別の閉塞要素と協働するように適合させられる突起部を含む、請求項3に記載の閉塞要素。
【請求項5】
前記突起部は、好ましくはスタンピングによって、前記タブと一体的に形成される、請求項4に記載の閉塞要素。
【請求項6】
前記タブは、平行六面体形状のものであり、少なくとも1つの辺によって前記壁部の前記残部に連結される、請求項3から5のいずれか一項に記載の閉塞要素。
【請求項7】
前記タブは、2つの辺、近接する辺、または、2つの対向する辺のみによって前記壁部の前記残部に連結される、請求項3から6のいずれか一項に記載の閉塞要素。
【請求項8】
前記タブは、平坦表面と、前記2つの辺と前記平坦表面との間にそれぞれ広がる、好ましくは傾斜した、移行表面とを含む、請求項7に記載の閉塞要素。
【請求項9】
前記壁部は、好ましくは陽極酸化された、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる、請求項1から8のいずれか一項に記載の閉塞要素。
【請求項10】
前記閉塞要素はカバーであり、前記壁部は前記カバーの内部壁部であり、前記別の閉塞要素は前記容器のリングである、請求項1から9のいずれか一項に記載の閉塞要素。
【請求項11】
前記閉塞要素は、外部カバーと、前記外部カバーの内側に装着される内部カバーとを含み、前記内方壁部は、前記内部カバーの内方壁部である、請求項10に記載の閉塞要素。
【請求項12】
前記内部カバーは、前記外部カバーの内部壁部と共形である下側部分と、前記外部カバーの前記内部壁部から所定の距離にある上側部分とを有する、請求項11に記載の閉塞要素。
【請求項13】
前記閉塞要素は、前記容器に固定されるように適合させられるリングである、請求項1から9のいずれか一項に記載の閉塞要素。
【請求項14】
化粧製品用の容器の閉塞アセンブリであって、
- 請求項1から13のいずれか一項に記載の閉塞要素と、
- 前記別の閉塞要素であって、前記閉塞要素は、閉塞位置と開放位置との間で前記別の閉塞要素と協働し、前記閉塞要素および前記別の閉塞要素のうちの一方または他方は、前記化粧製品容器と関連付けられるように適合させられる、前記別の閉塞要素と、
を含む、閉塞アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧製品用の容器の分野に関し、より詳細には、そのような容器用のクロージャの分野に関する。
【背景技術】
【0002】
毎年、すべての種類の数百万もの化粧製品(香水、口紅、マスカラ、その他)が、毎秒世界中で販売されている。容器は、従前から、全体的または部分的にプラスチックから作り上げられ、すべて、環境を汚染し得る廃棄物である。
【0003】
プラスチックは、その最小のコストのためにのみでなく、さらには、その弾性特性のために使用される。カバーが、さらにはクリップ留め(clipping)と呼ばれる弾性嵌合によって、化粧容器に対して組み付けられることがよく見られる。このことは、一塊のプラスチックを局所的および一時的に変形させて、そのプラスチックを別のものの中へと挿入し、かくして、例えばキャップを、そのキャップの容器に対して組み付けることを必然的に含む。
【0004】
香水製造業の分野において、フープは金属製であることがあるが、弾性嵌合突出部を有する栓はプラスチックから作り上げられるという現実には変わりがない。金属栓は存するが、それらは、従来からスタンピングによって作製され、可能な抵抗またはクリックを伴わずに、フープに対する単純な摩擦によって香水の閉塞を行い、そのことは、ユーザに、より低い品質の製品の印象を与える。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
化粧製品容器用の閉塞要素であって、カバーおよびリングから組成される閉塞アセンブリを形成するように、別の閉塞要素と一緒に組み付けられることを意図され、
- 少なくとも1つの金属製の、および弾性変形可能な連結領域を有する壁部であって、前記少なくとも1つの連結領域は、壁部の残部から部分的に引き離される、壁部
を含み、
- 前記少なくとも1つの連結領域は、2つの閉塞要素を互いと一緒に、取り外し可能に組み付けるように、弾性変形によって、別の閉塞要素と協働するように適合させられる、
閉塞要素が提案される。
【0006】
弾性変形可能な連結領域のおかげで(すなわち、弾性変形を経て)、弾性嵌合が、2つの閉塞要素の間で、すなわち、リングとカバーとの間で達成され得る。
【0007】
金属構造は、潜在的可能性として汚染するプラスチックをまさに回避するのみでなく、その金属構造は、さらには、鈍くされた、および、思いやりのある閉塞音を生み出すことによって、容器に高級品の様相を与える。
【0008】
後に続く段落において露わにされる特徴が、任意選択で実現され得る。それらの特徴は、互いから独立して、または、互いと組み合わせて実現され得る。
【0009】
- 壁部は金属製であり、前記少なくとも1つの連結領域は、壁部と一体的に形成される。
【0010】
- 前記連結領域は、タブを含む。
【0011】
- タブは、要素を互いと一緒に、取り外し可能に組み付けるように、別の閉塞要素と協働するように適合させられる突起部を含む。
【0012】
- 突起部は、好ましくはスタンピングによって、タブと一体的に形成される。
【0013】
- タブは、平行六面体形状のものであり、少なくとも1つの辺によって壁部の残部に連結される。
【0014】
- タブは、2つの辺、近接する辺、または、2つの対向する辺のみによって壁部の残部に連結される。
【0015】
- タブは、平坦表面と、前記2つの辺と平坦表面との間にそれぞれ広がる、好ましくは傾斜した、移行表面とを含む。
【0016】
- 壁部は、好ましくは陽極酸化された、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。
【0017】
- 閉塞要素は、カバーであり、壁部は、カバーの内部壁部であり、別の閉塞要素は、容器のリングである。
【0018】
- 閉塞要素は、外部カバーと、外部カバーの内側に装着される内部カバーとを含み、内方壁部は、内部カバーの内方壁部である。
【0019】
- 内部カバーは、外部カバーの内部壁部と共形である(conform)下側部分と、外部カバーの内部壁部から所定の距離にある上側部分とを有する。
【0020】
- 閉塞要素は、容器に固定されるように適合させられるリングである。
【0021】
化粧製品用の容器用の閉塞アセンブリであって、
- 上記の特徴のうちの1つまたは複数によって規定される閉塞要素と、
- 別の閉塞要素であって、閉塞要素は、閉塞位置と開放位置との間で別の閉塞要素と協働し、閉塞要素および別の閉塞要素のうちの一方または他方は、化粧製品容器と関連付けられるように適合させられる、別の閉塞要素と
を含む、閉塞アセンブリがさらには提案される。
【0022】
本発明の他の特徴、詳細、および利点は、本明細書において以降の詳細な説明から、および、同封される図面を検討することから現れることになる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】実施形態による、化粧製品用の容器閉塞アセンブリの正面図であり、アセンブリは、取り外し可能なカバーと、容器上のリングとを含み、容器は、点線で示される口紅である。
図2】実施形態による、化粧製品用の容器閉塞アセンブリの正面図であり、アセンブリは、取り外し可能なカバーと、容器上のリングとを含み、容器は、点線で示される香水瓶である。
図3】カバーの内側、および、カバーを容器に連結するためのいくつかのタブを明らかにする、図1のカバーの斜視図である。
図4図2の香水容器に対して組み付けられる、実施形態による、閉塞アセンブリを示す部分横断面図であり、アセンブリは、カバーと、リングとを含み、カバーは、外部カバーの内側に装着される内部カバーからなる。
図5図2の香水容器に対して組み付けられる、実施形態による、閉塞アセンブリを示す部分横断面図であり、アセンブリは、カバーと、リングとを含み、カバーは、外部カバーの内側に装着される内部カバーからなる。
図6】実施形態による、図5の内部カバーの斜視図を示す図である。
図7】別の実施形態による、内部カバーの斜視図を示す図である。
図8図2の香水容器に対して組み付けられる、実施形態による、閉塞アセンブリを示す部分横断面図であり、アセンブリは、カバーと、リングとを含む。
図9図2の香水容器に対して組み付けられる、実施形態による、閉塞アセンブリを示す部分横断面図であり、アセンブリは、カバーと、リングとを含む。
図10】弾性変形可能な連結領域、特に連結タブを明らかにする、実施形態による、カバーの部分横断面での斜視図を示す図である。
図11】弾性変形可能な連結領域、特に連結タブを明らかにする、実施形態による、カバーの部分横断面での斜視図を示す図である。
図12】弾性変形可能な連結領域、特に連結タブを明らかにする、実施形態による、カバーの部分横断面での斜視図を示す図である。
図13】弾性変形可能な連結領域、特に連結タブを明らかにする、実施形態による、カバーの部分横断面での斜視図を示す図である。
図14】弾性変形可能な連結領域、特に連結タブを明らかにする、実施形態による、カバーの部分横断面での斜視図を示す図である。
図15】弾性変形可能な連結領域、特に連結タブを明らかにする、実施形態による、カバーの部分横断面での斜視図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図面および下記の説明は、ある決まった性質の要素を本質的に内包する。それらの図面および説明は、それゆえに、本発明をより良好に理解するのに役立つのみでなく、さらには、適切な場合は、本発明の定義の一助となることがある。
【0025】
化粧製品容器10の閉塞アセンブリ9を示す図1を、今から参照する。閉塞アセンブリ9は、カバー14の形式での閉塞要素と、容器10のリング12の形式での別の閉塞要素とを含む。2つの閉塞要素は、互いと協働するように適合させられる。リング12は、閉塞位置と(図1において例解される)開放位置との間で、カバー14と協働する。リングおよびカバー14は、化粧製品を利用することが所望されるかどうかに依存して、互いと一緒に組み付けられることがあり、または、組み付けられないことがある、2つの独立した物品である。リング12は、例えば香水瓶のフープなど、容器10に取り付けられた部品であり得るものであり、または、例えば口紅タイプ容器の局部(プラスチック製、またはそうでない)など、容器と一体的に形成され得る。
【0026】
化粧製品容器は、液体、半液体、または固体化粧製品を収容する任意の容器であり得る。例えば、香水、口紅、クリームのジャー、マスカラ、または、グロス、マニキュア液さえであるが、この列挙は非網羅的である。その容器は、様々な材料:例えばガラス、金属、プラスチックから作製され得る。図1の例において、容器10は、(点線で例解される)口紅であり、化粧製品は、口紅スティック16である。図2の例において、容器10は、(点線で例解される)香水瓶110である。容器110用の閉塞アセンブリ109は、アセンブリ9と同様であり、カバー114と、関連付けられるリング112とを含む。カバー114は、香水を外出させるための外出機構(dispensing mechanism)118、本明細書においては噴霧拡散器を保護することを可能にする。リング112は、香水瓶の首部113の周りに配置構成されるフープである。カバー114およびリング112は、カバー14およびリング12に関して下記で論考される任意の実施形態のようになり得る(および、逆もしかりである)。本明細書において以降、口紅10例、または、香水瓶110例が、説明されるカバーおよび/またはリングおよび/または閉塞アセンブリが容器タイプに結び付けられることなく、閉塞アセンブリの異なる実施形態を例解するために、交替で使用されることになる。単語「リング」は、本明細書において、カバーが協働する、容器の部品(取り付けられる、または取り付けられない部品)を指定することを、この部品が例えば環状などの個別の形状を有するということを含意することなく行うために使用される。カバーは、化粧製品容器用の任意の閉塞手段、例えば、キャップ、栓、または蓋であり得る。
【0027】
図1において点線で示される容器10は、口紅ケースである。カバー14は、容器10からの口紅スティック16(仏語では「口紅のぶどう(raisin de rouge a levres)」)を保護するのに役立つ。カバー14が、閉塞位置にある、すなわち、容器10に対して組み付けられるとき、口紅スティック16は、外部環境から保護される。カバー14が、(図1において例解されるように)開放位置にあるとき、スティック16は、露出され、ユーザによるそのスティックの塗布に対して利用可能である。
【0028】
容器10は、口紅外出機構18の部分をさらに含む。外出機構18は、従来の口紅外出機構であり、ここでは詳細に論考されないことになる。スティック16は、容器10の台部と固着させられ得るものであり、そのことによって、口紅が使い果たされるとき、容器10全体が処分され得る。別の実施形態によれば、スティック16(および、ことによると、外出機構18の部分)は、容器10から取り外し可能であり得るものであり、そのことによって、スティックは、使い果たされるとき、容器10を捨てることなく、容器10と互換性のある別のスティックによって置き換えられ得る。リング12は、外出機構18を作動状態にするために使用される、口紅の基部13の周りに配置構成される。
【0029】
カバー14を容器10上に組み付けることは、典型的には、一方を他方に向けて並進させて(移動方向D1)実行され、そのことは、カバー14がリング12上に係合させられるまで、他方内での一方の摩擦を結果的に生じさせる。カバー14は、リング12に可逆的に摩擦嵌合させられる。そのカバー14は、D1と対向する移動方向D2において並進して、リング12から分解され得る。下記で論考されることになるように、組み付けることは、ある決まった実施形態によれば、さらには、カバー14に関してリング12を弾性嵌合させることによって、すなわちクリップ留めによって実行され得る。
【0030】
カバー14、および、関連付けられるリング12は、ここでは、円形断面を有するように示される。しかしながら、カバー14およびリング12は、異なる形状のものであり、例えば、楕円形または正方形または六角形の横断面を有するということがあり得る。
【0031】
図3を参照して、カバー14、および、容器10の閉塞を可逆的に行うことを確実にするためのリング12とのそのカバー14の相互作用が、より詳細に論考されることになる。上記で述べられたように、口紅容器10のカバー14の特徴は、香水瓶容器110用のカバー114に適用可能である。本文を記載しすぎないために、(任意の化粧製品容器に適用可能な)カバーの異なる実施形態を説明することを、それでも同じ要素を再び詳細に説明することなく行うために、同様の数値的参照符号が、百およびそれより上の位が異なる数の形で使用されることになる。
【0032】
カバー14を容器10上へと組み付けることは、移動方向D1、D2において一方から他方に並進する、カバー14の内部壁部20と、容器10のリング12との間で実行される。内方壁部が協働するリング12は、様々な材料から作り上げられ得る。そのリング12は、例えば、金属製、またはプラスチック製、またはガラス製であり得る。
【0033】
実施形態によれば、内部壁部20は、内部カバー32の内部壁部であり、カバー14は、それゆえ、内部カバー32と、内部カバー32の外側上に装着される装飾体として役立つ外部カバー34とを有するアセンブリである。それら2つは、例えば接着剤によって一体に固定され、または、摩擦によって互いと一緒に、固定的に組み付けられるだけであり得る。外部カバー34は、任意の材料から作り上げられ、任意の所望される形状を有し得る。外部カバー34は、内部カバー32をユーザの目から隠すことを可能にする。
【0034】
内部壁部20は、1つまたは複数の金属製の、および弾性変形可能な連結領域24を有する。連結領域24は、それらがリング12と触れるときに弾性的に変形することによって、閉塞位置と開放位置との間での、リング12上への/からのカバー14の多重の嵌合および装着解除を可能とする。
【0035】
実施形態によれば、連結領域24は、内部壁部20と一体的に形成され、そのことによって、内部壁部および連結領域24は、同じ金属製材料からなる。別の実施形態によれば、連結領域24は、内部壁部20に固定され、例えば、内部壁部20が金属製であるならば溶接され、または、接着され、もしくは、(例えば、クリップ留めされて、または、拘束連結の様態で)固定的に嵌合させられる。後者において、内部壁部20は、金属製またはプラスチック製であり得る。
【0036】
図3の実施形態において、カバー14の内部壁部20は、互いに面し、互いから等距離の、3つの連結領域24(1つは可視であり、別の1つは部分的に可視である)を有する。しかしながら、内方壁部20は、1つだけ、2つ、または、4つ以上の連結領域24を有するということがあり得る。連結領域24の数および位置は、カバー14形状に、および、開口部に対する所望される抵抗レベルについて依存し得る。例えば、カバー14が正方形断面を有するならば、連結領域24は、カバー14の内方壁部20の2つの対向する側にあり得る。
【0037】
後に続くことにおいて、単一の連結領域24が、弾性変形可能な連結領域の例として説明されることになる。カバー14の連結領域24は、互いに同一であり得るものであり、または、例えば、下記で説明される実施形態のうちの1つもしくは複数を取り入れることによって、互いとは異なり得る。
【0038】
連結領域24の形状および構造は、具体的には、リング12上のカバー14の可逆的嵌合を、そのカバー14の内部壁部20が金属製であるとしても達成することを可能にするように選定される。この目的のために、連結領域24の金属が変形させられる弾性領域が活用される。実施形態によれば、連結領域24の各々は、内部壁部20の残部から部分的に引き離される、弾性変形可能な連結タブ26を含む。タブ26は、カバー14がリング12に対して数多くの回数組み付けられるように、リング12と弾性的に協働するように適合させられる。タブ26は、ひとたび静止して(すなわち、カバー14がリング12から係合解除されるときに)そのタブ26の元の形状を失うことなく、リング12上のカバー14の組付けおよび分解動作にわたって変形させられる。
【0039】
金属は、可塑的材料であることが知られており、すなわち、変形がその金属に加えられるとき、その金属は、変形力が取り去られる後でさえ、非初期的な変形させられた形状でのままである。しかしながら、ある程度の弱い変形力のもとでの金属は、弾性変形領域を有し、その場合、変形を加えられるとき、その金属は、変形力が取り去られる後に、その金属の元の形状に戻る。連結領域24、特にタブ26は、カバー14がリング12に対して組み付けられるときに、タブ26が、そのタブ26の構成要素となる金属の弾性変形領域内のままであるように選定される、サイズおよび形状を有する。
【0040】
実施形態によれば、内部カバー32は、円筒体を含み、閉塞端部33を有する。実施形態によれば、内部カバー32は、外部カバー34の内部壁部36と共形である。図3の例において、内部カバー32は、外部カバー34の閉塞端部37から間をおいて離隔される、その内部カバー32の閉塞端部33を有する。内部カバー32および外部カバー34の閉塞端部どうしの間の間隔35は、例えば、カバー14に重量を付加するために使用され得る。しかしながら、内部カバー32は、その閉塞端部33において、外部カバー34と接触していることがある。図4および図5の例において、カバー114、214が、内部カバー132、232によって形成され、それらの内部カバーの閉塞端部は、外部カバー134、234の閉塞端部と接触している。別の実施形態によれば、内部カバーは、適所に、外部カバーの内部壁部から所定の距離にあり得る。図5図6、および図7は、外部カバーの内部壁部と共形である下側部分231、331と、外部カバーの内部壁部から所定の距離にある上側部分235、335とを有する、内部カバー232、332の例を示す。図5および図6のカバー214の例において、内部カバー232の、全体の上側部分235は、下側部分231に関して強化された冠部239を形成するように、外部カバー234の内部壁部220から所定の距離にある。図7の例において、例えば3つの一部分339などの、内部カバー332の上側部分335の離散的な一部分のみが、外部カバーの内部壁部から所定の距離にある。異なる内部カバー形状どうしの間で選定することが、さらには、カバーが容器上で関わるべきである領域の選定に依存してなされ得る。例えば、図4の例において、カバー114の下側端部113が、香水瓶110と接触し、一方で、図5の例において、冠部239によって創出される縁部が、カバー214の下側端部213(カバー開放端部)と容器110との間に所定の距離を創出するように、リング112上にカバー214を静止させることを可能とする。別の実施形態によれば、内部カバー32は、各々の端部において開放である鞘である。
【0041】
再び図3を参照すると、連結領域24(およびそれゆえにタブ26)は、好ましくは、好ましくは陽極酸化された、アルミニウムから、またはアルミニウム合金からなる。連結領域24は、さらには、鋼から、またはステンレス鋼からも作製され得る。
【0042】
実施形態によれば、内部カバー32および連結領域24(およびそれゆえにタブ)は、上記で論考されたように、金属から互いと一体的に形成される。この事例において、内部カバー32は、金属製材料からなるシートからスタンピングによって形成される。タブ26は、例としてカッティングおよびスタンピングによって押し出されて、内部カバー32内で形成され得る。この目的のために、1つまたは複数の切り込み30が、内部壁部20内に作製され、形状、かくして切り欠き部が、内部壁部20の残部から遠くに移動し、部分的に引き離され、かくしてタブを形成するように、スタンピングによって変形させられる。図3の例において、2つの対向する直線状の切り込み30が、タブ26を形成するように作製される。様々なタブ形状および切り込みが可能である。様々な例が、下記で与えられることになる。
【0043】
タブが金属からなるとしても、そのタブを弾性変形可能にするための、そのタブの設計に、いくつかの要因が関与する。これらの要因は、タブサイズ、タブが取り付けられる辺のサイズに相対的な切り込みのサイズ、タブ厚さ、タブが取り付けられる辺のサイズに関係したタブの表面積、材料のうちの1つまたは複数を含み、ただしそれらに制限されない。かくして、大きい切り込みサイズを有するタブは、(他の要因が等しく)小さい切り込みサイズを有するタブより、変形させられるように、より適合させられることになる。例えば、切り込まれた長辺を有する矩形タブは、切り込まれたその短辺を有する、同じ形状およびサイズのタブより柔軟であることになる。タブが、あまりにも沢山の変形を受けるならば、変形は、可塑的、すなわち不可逆的であり得る。この事例において、弾性嵌合連結は、もはや存しないことになる。他方において、タブが、あまりにもわずかな変形を受ける、または、全く変形を受けないならば、弾性嵌合が、さらには生起することができないことになる。かくして、タブは、材料の弾性変形範囲の中のままであるように、あまりにも沢山変形可能でもなく、あまりにもわずかに変形可能でもないように設計される。
【0044】
実施形態によれば、タブ26は、カバー14をリング12に対して組み付けるために、リング12と協働するように適合させられる突起部27をさらに含む。突起部27は、付加的な摩擦によってリング12を係合させることを可能にする。各々のタブ26は、例えば2つの近接する突起部など、2つ以上の突起部27を有することがあり、または、突起部を有さないことがある。カバー14が2つ以上のタブを含むならば、ある決まったタブのみが、突起部を有することがある。突起部27は、例えばスタンピングによって、タブ26と一体的に形成され得る。別の実施形態によれば、突起部27は、例えば接着された、タブ26それ自体とは別個の部品であり、または、タブ26上の溶接スポットである。
【0045】
図3において例解される突起部27は、米粒に似たように形状設定される。しかしながら、突起部は、例えば円板の、または棒の形状など、様々な形状を有し得るということがあり得る。突出部27は、図3において例解されるように、タブの中央に、または、図8において例解されるように、タブの縁部に配置され得る。
【0046】
別の実施形態によれば、タブは、リングの突出部と協働することになる、突起部27の代わりの、または、突起部27に加えての凹部を有し得る。
【0047】
タブ26の可逆的嵌合および弾性変形を確実にするために、内部カバー32の内部直径は、リング12の直径よりも、それら2つの間の摩擦を確実にするために、実質的に大であり得る。1つの例によれば、リング12と、内部カバー32の内方壁部20との間の締め代は、1ミリメートルの約3/10である。内部カバー32の内部直径は、内部壁部20の2つの対向する点の間の最も小さい距離であるように算出される。この距離は、例えば、タブ間距離であり、または、タブが突起部を有するならば、突起部間距離である。
【0048】
リング12は、カバー14と協働するために選定される様々な形状で生産され得る。リング12は、(図1において例解されるリング12、または、図2図4、および図5のリング112のように)凸凹のないものであり得るものであり、カバー14とリング12との間の連結は、それゆえ、リング上のタブの単純な摩擦によって確実にされる。別の実施形態によれば、リング12は、弾性嵌合の手段によって摩擦をもたらすために、タブと協働するように適合させられる、凹みまたは突起部(畝または溝)を有し得る。例えば、図8は、突起部442を有するリング412を例解する。突起部442は、例えばリング412が、円周方向に配置構成される一連の突起部を有するように、離散的であり得る。この突起部442は、さらには、リング412上の環状形状のものであり得る。いくつかの環状突起部が、さらには存し得る。突起部442は、カバーのタブ内に配置構成される溝と協働し得る。リングの突起部は、さらには、図8の例においてのように、タブの突起部と協働し得るものであり、その図8において、リング412の突起部442は、タブ426の突起部427と協働する。別の例によれば、図9において例解されるように、リング512は、溝542を有する。溝542は、例えば形状において環状であり、カバー514のタブ526の突起部527と協働するように適合させられる。
【0049】
タブは、様々な形状で生産され得る。図3の例において、タブ26は矩形である。そのタブ26は、そのタブの辺のうちの2つ、2つの対向する短辺52のみによって内方壁部20の残部に連結され、2つの対向する長辺54に沿って内方壁部20から所定の距離にある。辺であって、それらによってタブ26が内部壁部20の残部に連結される、辺は、好ましくは、カバー14の移動方向D1、D2に対して横手の辺である。図3の例において、タブ26の対向する長辺54は、移動方向D1、D2に平行に配置構成され、さらには、切り込まれた辺であり、それゆえに、内部壁部20から所定の距離にある。実施形態によれば、タブ26は、短辺52から広がる2つの移行表面58と、平坦表面59とを有する。平坦表面59は、突起部27を収容する。タブが突起部を有さないとき、平坦表面が、リングとの接触領域に対応する。タブが突起部を有するとき、突起部が、リングとの接触領域である。移行表面58は、内部壁部20の最も大きい直径、すなわち直径D3と、タブ26における、および、より正確には、タブ26が突起部27を有するならばそのような突起部における直径に対応する、内部壁部20の最も小さい直径、すなわち直径D4との間の徐々の移行を確実にすることを可能にする。移行表面58は、この実施形態において、傾斜表面である。しかしながら、移行表面58は、内方壁部20と平面状表面59との間の徐々の移行を可能とする、曲面状表面であるということがあり得る。タブ26は、内方壁部20と平面状表面59との間の移行が階段のようであるように、傾斜表面58を有さないことがある。タブ26は、さらには、平坦表面を有さず、半球形の形状のものであることがある。
【0050】
タブ26は、代替案として、対向する長辺54によって連結され得る。この事例において、タブ26は、好ましくは、長辺54が移動方向D1、D2に対して横手であるように、内部壁部20上に配置構成されることになる。図10は、そのような構成を有するタブ626を示す。タブ626は、形状において矩形であり、移動方向D1、D2に平行な方向において配される2つの短辺652(短辺は、内方壁部に連結される)と、移動方向D1、D2に対して横手の方向における2つの長辺654(長辺は、内部壁部の残部から連結を断たれる)とを有する。タブ26と同様に、タブ626は、平面状表面659と、短辺652の各々と平面状表面659との間に広がる2つの傾斜表面658とを有する。タブ26と同様に、傾斜表面658は、除かれることがある。タブ626は、平面状表面659上に突起部627を含む。突起部627は、下記で説明されるもの、および、その代替案と同様に、除かれることがある。
【0051】
平行六面体に形状設定されたタブが、代替案として、対向する辺によってではなく、近接する辺によって内部壁部に連結され得る。キャップ714用のそのようなタブ726が、図11において例解される。タブ726は、2つの近接する辺752によって内部壁部の残部に連結され、2つの残りの近接する辺754によって内部壁部から所定の距離にある。好ましくは、および、図11において例解されるように、内部壁部に連結される、および、移動方向D1、D2に対して横手である、タブ726の辺は、キャップ714の開放端部713に対して近位の辺である。
【0052】
別の実施形態によれば、平行六面体タブは、さらには、3つの辺によって連結され得る。キャップ814用のそのようなタブ826が、図12において例解される。タブ826は、3つの近接する辺852によって内部壁部の残部に連結され、辺854によって内部壁部から所定の距離にある。好ましくは、および、図12において例解されるように、内部壁部から連結を断たれる、タブ826の辺854は、移動方向D1、D2に平行な辺である。
【0053】
別の実施形態によれば、平行六面体タブは、さらには、単一の辺によって連結され得る。
【0054】
別の実施形態によれば、平行六面体タブは、そのタブの辺のうちの1つまたはいくつかが、移動方向D1、D2に関して非ゼロおよび非垂直の角度にあるように位置決めされ得る。キャップ914用のそのようなタブ926が、図13において例解される。好ましくは、および、図13において例解されるように、内部壁部920から連結を断たれる、タブ926の辺は、キャップ914の開放端部913における遠位辺954であり、内方壁部920から連結される、タブ926の辺は、キャップ914の開放端部913に対して近位の近位辺952である。タブは、2つの遠位辺954のうちの1つのみによって連結を断たれることがある。図13において示されるタブ926はそうでないが、タブ926は、移行表面などの、上記で論考された他のタブの特徴を有し得る。
【0055】
上記で説明され、図3から図13において例解されるタブは、キャップの開放端部から間をおいて離隔されて配される。しかしながら、タブは、キャップの開放端部に配される1つの辺を有するということがあり得る。キャップ1014用のそのようなタブ1026が、図14において例解される。タブ1026は、キャップ1014の開放端部1013(すなわち、容器10に対して近位の端部)に通じる、内方壁部1020内の2つの切り込み1030によって形成される。タブ1026は、キャップ1014の開放端部1013から遠位の単一の辺1054によって、内方壁部1020の残部に連結される。例解されるタブ1026はそうでないが、実施形態において、タブ1026は、辺1054とタブ1026の平坦表面との間に、上記で説明されたものと同様の、傾斜または移行表面を含み得る。
【0056】
別の実施形態によれば、タブは、平行六面体形状のものではない。カバー1114のそのようなタブ1126の例が、図15において例解される。タブ1126は、形状において円形であり、円の弧によって内部壁部の残部に連結される。例えば、円の弧は、半円、または、円の4分の3である。別の例によれば、タブ1126は、円上のいくつかの場所において、内部壁部1120の残部から所定の距離にある。そのタブは、例えば、円から等距離の、3つの点または領域において、内部壁部の残部に連結され得る。円形形状は、必ずしも円ではない。円形形状は、卵形、または、任意の他の曲線状形状であり得る。好ましくは、および、図15において例解されるように、タブ1126は、キャップ1114の開放端部1113に対して近位の一部分1154によって、内部壁部1120の残部に連結される。連結を断たれた一部分は、図15において示されるような縁部を有し得る。
【0057】
連結タブは、所定の手立てにおいて、上記の実施形態の混合体を形成する、曲線状の一部分と、直線状の一部分とを含む形状を有し得る。
【0058】
上記のすべてにおいて、弾性変形領域(およびそれゆえにタブ)を含んだ閉塞要素がカバーだった、閉塞アセンブリが例解された。しかしながら、カバーの、およびリングの閉塞性能が、ここまで書き記されたものと比較して逆にされるように、弾性変形領域を含む閉塞要素がリングであるということがあり得る。かくして、上記を繰り返すことなく、リングは、下記で説明される内方壁部と同様の外方壁部と、上記で論考されたような1つまたは複数の弾性変形可能な連結領域とを有することになる。弾性変形領域を有するそのようなリングと協働する内部カバーは、それゆえ、突出部、または溝、または凸凹のない壁部などの、リングに関して上記で説明された特徴を有することになる。さらには、閉塞要素(カバーおよびリング)の各々が、互いと協働するように弾性変形領域を有するということがあり得る。
【0059】
例によれば、閉塞要素は、後に続く条項を有し得る。
【0060】
条項A.化粧製品用の容器(10、110)用のカバー(14、114、214、414、514、614、714、814、914、1014、1114)であって、
- 少なくとも1つの弾性変形可能な連結領域(24)を有する金属製内部壁部(20、120)
を含み、
- 前記少なくとも1つの弾性変形可能な連結領域(24)は、内部壁部の残部から部分的に引き離されるタブ(26、126、426、526、626、726、826、926、1026、1126)を含み、
- タブは、カバーを容器と一緒に、取り外し可能に組み付けるために、弾性変形によって、容器のリング(12、112)と協働するように適合させられる、
カバー。
【0061】
条項B.タブは、内方壁部と一体的に形成される、条項Aに記載のカバー。
【0062】
条項C.タブは、カバーを容器に対して、取り外し可能に組み付けるように、リングと協働するように適合させられる突起部(27、527、627)を含む、条項AまたはBに記載のカバー(14、114、214、414、514、614、714、814、914、1014、1114)。
【0063】
条項D.タブ(26、626、726、826、926)は、平行六面体形状のものであり、少なくとも2つの辺(52、652、752、852、952)によって内方壁部(20)の残部に連結される、条項AからCに記載のカバー(14、614、714、814、914)。
【0064】
条項E.タブ(26、626、726、926)は、2つの辺のみによって内方壁部(20)の残部に連結され、2つの辺は、近接する辺(752、952)、または、対向する辺(52、652)である、条項AからDに記載のカバー(14、614、714、914)。
【0065】
条項F.タブ(26、626、726)は、平坦表面(59、659、759)と、前記少なくとも2つの辺と平坦表面との間に広がる、好ましくは傾斜した、移行表面(58、658、758)とを含む、条項AからEの一項に記載のカバー(14、614、714、914)。
【0066】
条項G.突起部は、好ましくはスタンピングによって、タブと一体的に形成される、条項AからFの一項に記載のカバー(14、114、214、414、514、614、714、814、914、1014、1114)。
【0067】
条項H.内部壁部は、好ましくは陽極酸化された、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる、条項AからFの一項に記載のカバー(14、114、214、414、514、614、714、814、914、1014、1114)。
【0068】
条項I.閉塞要素は、外部カバー(34、134、234)と、外部カバーの内側に装着される内部カバー(32、132、232)とを含み、内方壁部は、内部カバーの内方壁部である、条項AからHの一項に記載のカバー(14、114、214、414、514、614、714、814、914、1014、1114)。
【0069】
条項J.内部カバーは、外部カバーの内部壁部と共形である下側部分(231、331)と、外部カバーの内部壁部から所定の距離にある上側部分(235、335)とを有する、条項Iに記載のカバー(14、114、214、414、514、614、714、814、914、1014、1114)。
【0070】
条項K.化粧製品用の容器(10、110)の閉塞アセンブリ(9、109)であって、
- 条項AからJの一項に記載のカバーと、
- 化粧製品容器と関連付けられるように適合させられるリング(12、112)であって、閉塞位置と開放位置との間でカバーと協働する、リングと
を含む、閉塞アセンブリ。
【0071】
条項L.化粧製品用の容器用の閉塞アセンブリであって、
- カバーと、
- 化粧製品容器に固定されるように適合させられるリングであって、閉塞位置と開放位置との間でカバーと協働する、リングと
を含み、
カバーまたはリングは、前記カバーまたはリングと同じ材料から一体的に形成される、少なくとも1つの弾性変形可能な連結領域を有し、前記少なくとも1つの弾性変形可能な連結領域は、前記カバーまたはリングの残部から部分的に引き離されるタブを含み、タブは、カバーをリングに対して、取り外し可能に組み付けるように、前記カバーまたはリングのうちの他方のものと弾性的に協働するように適合させられる、閉塞アセンブリ。
【符号の説明】
【0072】
9 閉塞アセンブリ、アセンブリ
10 化粧製品容器、容器、口紅、口紅容器
12 リング
13 基部
14 カバー
16 口紅スティック、スティック
18 口紅外出機構、外出機構
20 内部壁部、内方壁部、金属製内部壁部
24 連結領域
26 連結タブ、タブ
27 突起部、突出部
30 切り込み
32 内部カバー
33 閉塞端部
34 外部カバー
35 間隔
36 内部壁部
37 閉塞端部
52 対向する短辺、短辺、少なくとも2つの辺、対向する辺
54 対向する長辺、長辺
58 移行表面、傾斜表面
59 平坦表面、平面状表面
109 閉塞アセンブリ
110 香水瓶、容器、香水瓶容器
112 リング
113 首部、下側端部
114 カバー
118 外出機構
120 金属製内部壁部
126 タブ
132 内部カバー
134 外部カバー
213 下側端部
214 カバー
220 内部壁部
231 下側部分
232 内部カバー
234 外部カバー
235 上側部分
239 冠部
331 下側部分
332 内部カバー
335 上側部分
339 一部分
412 リング
414 カバー
426 タブ
427 突起部
442 突起部
512 リング
514 カバー
526 タブ
527 突起部
542 溝
614 カバー
626 タブ
627 突起部
652 短辺、少なくとも2つの辺、対向する辺
654 長辺
658 傾斜表面、移行表面
659 平面状表面、平坦表面
713 開放端部
714 キャップ、カバー
726 タブ
752 2つの近接する辺、少なくとも2つの辺
754 2つの残りの近接する辺
758 移行表面
759 平坦表面
814 キャップ、カバー
826 タブ
852 3つの近接する辺、少なくとも2つの辺
854 辺
913 開放端部
914 キャップ、カバー
920 内部壁部、内方壁部
926 タブ
952 近位辺、少なくとも2つの辺、近接する辺
954 遠位辺
1013 開放端部
1014 キャップ、カバー
1020 内方壁部
1026 タブ
1030 切り込み
1054 辺
1113 開放端部
1114 カバー、キャップ
1120 内部壁部
1126 タブ
1154 一部分
D1 移動方向
D2 移動方向
D3 直径
D4 直径
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【外国語明細書】