IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 齋藤 正成の特許一覧

<>
  • 特開-発電機及び電動機 図1
  • 特開-発電機及び電動機 図2
  • 特開-発電機及び電動機 図3
  • 特開-発電機及び電動機 図4
  • 特開-発電機及び電動機 図5
  • 特開-発電機及び電動機 図6
  • 特開-発電機及び電動機 図7
  • 特開-発電機及び電動機 図8
  • 特開-発電機及び電動機 図9
  • 特開-発電機及び電動機 図10
  • 特開-発電機及び電動機 図11
  • 特開-発電機及び電動機 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022094963
(43)【公開日】2022-06-27
(54)【発明の名称】発電機及び電動機
(51)【国際特許分類】
   H02K 21/24 20060101AFI20220620BHJP
   H02K 1/2796 20220101ALI20220620BHJP
   H02K 16/00 20060101ALI20220620BHJP
【FI】
H02K21/24 M
H02K21/24 G
H02K1/2796
H02K16/00
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021205546
(22)【出願日】2021-11-30
(31)【優先権主張番号】P 2020219996
(32)【優先日】2020-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2021174162
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(31)【優先権主張番号】P 2021184396
(32)【優先日】2021-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】513035520
【氏名又は名称】齋藤 正成
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 正成
【テーマコード(参考)】
5H621
5H622
【Fターム(参考)】
5H621AA02
5H621BB02
5H622AA02
5H622CA07
5H622CB01
5H622PP10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】基本的な発電機及び電動機は、磁石と有芯コイルが交差する事を利用するが、これで発生する引力の抵抗を除去する。
【解決手段】磁石3を円周に等間隔で複数取り付けたロータ1と、磁石と同数の有芯コイル4を配置するステータ2を有する発電機及び電動機にあって、ロータの円周に、磁石と同じ放射線上に同数の打消し用第1磁石5を配置する。ロータに対峙する、ステータに有芯コイルと同じ数の打消し用第2磁石6を配置する。発電機及び電動機で発生し抵抗となる引力に、相応する斥力を作る仕組みを組み込み、必然とみなされる引力の抵抗を除去する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸で回転する、磁石を円周に等間隔で複数取り付けたロータと、前記磁石と同数の有芯コイルを配置するステータを有する発電機及び電動機にあって、
前記ロータの円周に、前記磁石と同じ放射線上に同数の打消し用第1磁石を配置する前記ロータに対峙する、前記ステータに前記有芯コイルと同じ数の打消し用第2磁石と、を有するか、
または、別に用意した、前記ロータと同じ軸上に、前記磁石と同期する同数の前記打消し用第1磁石を配置した前記打消し用ロータと、その前記打消し用ロータに対峙する前記打消し用第2磁石を配置した、前記打消し用ステータを持つ発電機及び電動機。
【請求項2】
回転軸を共有する、有芯コイルと打消し用第1磁石とを同心で同じ円周上に等間隔で交互に配置したステータと、それに対峙する、前記有芯コイルと前記打消し用第1磁石とを合計した数の引力斥力兼用磁石を円周上に配置したロータを持つ発電機及び電動機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発電機及び電動機に関するものです。
【背景技術】
【0002】
磁石を利用する発電及び電動機で固定子に有芯コイルを配置し、それに対峙する同数の磁石を持つロータを回す発電または電動機は効率が良いとされるが、引力の抵抗が大きい。
【0003】
特許文献1には回転軸で回転する、発電用磁石を回転周辺に複数取り付けた発電用ロータと、その発電用ロータの前記発電用磁石に対座して、複数の有芯コイルを配置した発電用ステータを有する発電方法が提案されている。
【先行技術文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-72010公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
有芯コイルに磁石を反応させる発電機及び電動機は、引力の抵抗が効率低下を招くくは必然と見なされるが、膨大なエネルギーの浪費を低減すること。
【発明を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するために、下記発電機及び電動機を提案する。
(1)回転軸で回転する、磁石を円周に等間隔で複数取り付けたロータと、前記磁石と同数の有芯コイルを配置するステータを有する発電機及び電動機にあって、前記ロータの円周に、前記磁石と同じ放射線上に同数の打消し用第1磁石を配置する前記ロータに対峙する、前記ステータに前記有芯コイルと同じ数の打消し用第2磁石と、を有すするか、または、別に用意した、前記ロータと同じ軸上に、前記磁石と同期する同数の前記打消し用第1磁石を配置した前記打消し用ロータと、その前記打消し用ロータに対峙する前記打消し用第2磁石を配置した、前記打消し用ステータを持つ発電機及び電動機。
(2)回転軸を共有する、有芯コイルと打消し用第1磁石とを同心で同じ円周上に等間隔で交互に配置したステータと、それに対峙する、前記有芯コイルと前記打消し用第1磁石とを合計した数の引力斥力兼用磁石を円周上に配置したロータと、を持つ発電機及び電動機。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、有芯コイルに永久磁石を作用させる発電機及び電動機で起こる、引力による効率の低下を阻止し、エネルギーはじめ、数多くの問題解決に対応する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一部断面を含む鳥瞰図です。
図2図1のa-a‘位置の断面を表す図です。
図3】本発明の図1のアキシャル型ステータの立面図を表す。
図4図3のステータに対峙するロータの立面図を表す。
図5図1の中心部にある斥力発生装置部分を外部に配置した断面図です。
図6図5にあるアキシャル型斥力発生装置をラジアル型にした立面図です。
図7図1と機能が同じでラジアル形の斜視図です。
図8図7の中心部を表す立面図です。
図9図1の斥力発生磁石と有芯コイルを同じ円周上に配置し、現実に近い形状で表現にしたアキシャル型ステータの立面図です。
図10図9のステータに対峙するロータの立面図です。
図11図1図6までの構造の装置が作る引力と斥力の説明図です。
図12図7図10までの構造の装置が作る引力と斥力の説明図です。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1はロータ1の円周付近で、回転軸9の中心から等距離に磁石3を等間隔に配置、また同芯の内円上に打消し用第1磁石5を等間隔に配置し、それと回転軸9を共有し並列するステータ2には回転軸9の中心から等距離の外側円周上に有芯コイル4と、内側の円周上には斥力を生む打消し用第2磁石5に対峙する磁石3と、を配置した発電機及び電動機を表す、一部断面を含む鳥瞰図です。
【0010】
図2図1のa-a‘断面図で、図3はステータ2の立面図で、外周部は有芯コイル4を、内側円部には斥力を生む打消し用第2磁石5を等間隔に配置したものです。
【0011】
図4図3に対峙するロータ1の立面図で、外周部にステータ2の有芯コイル4に正対する発電用磁石3が、内周部に打消し用ステータ8の打消し用磁石6と対峙する打消し用磁石5を配置した図です。
【0012】
図5図1で表す内円部の斥力を作る部分14を外部に設けた装置の断面図で、打消し用ロータの打消し用第1磁石5と打消し用ステータ8の打消し用第2磁石6とが正対し、引力と相反する斥力を作り、作動部と同期し引力の抵抗を抑える装置の断面図です。
【0013】
図6は前記図5にあるアキシャル型の斥力発生装置で、外部に設置した部分をラジアル型斥力発生装置にアレンジした立面図です。
【0014】
図7は本発明の図1のアキシャル型を、ラジアル型にした斜視図です。
【0015】
図8図7のロータ1と周囲を表す立面図で、引力斥力兼用磁石13がAでは発電用磁石3に、Bでは打消し用第1磁石5の働きで兼用することを表します。
【0016】
図9図1あるいは図7で内周、外周または図5図6の外部へと別れていた、打消し用磁石6と有芯コイル4を同じ円周上に等間隔で交互に配置し、実用に近い形状で描いた、図1アキシャル型のステータを変化させた立面図です。
【0017】
図10図9のステータ2に対峙するロータ1の立面図で、円周上に配置してある引力斥斥力兼用磁石13が、Aで有芯コイル4に正対し引力を作り、Bでは9図の打消し用第2磁石6の斥力を作る働きをする事を表現したものです。
【0018】
図11図1図6までの装置で発生する引力と斥力の合成図で、引力斥力はロータとステータが正対した位置で最大で、15度回転した位置では引力斥力ともにゼロとなり、再度正対する所で引力、斥力ともに最大となり、引力の抵抗が消る事を表し、矢印の下部は、外周部より内周部の方が半径が小さい分、隣同士の距離が狭く、斥力がきくなり磁石が小型に出来ることを表しています。
【0019】
図12は、図7図10まで表す装置が作る引力と斥力の変化を表す図で、ステータがAからBに移動する場合、Aでは引力が最大となり、同時にB点では斥力が最大となり、AからBに移動する過程で、Aからは□印の付いた一点鎖線の経路をたどり、Bからは△印の付いた実線の経路をたどり、結果引力と斥力は相殺し合い、抵抗となる引力の影響が無くなることを示します。
【符号の説明】
【0020】
1 … ロータ
2 … ステータ
3 … 磁石
4 … 有芯コイル
5 … 打消し用第1磁石
6 … 打消し用第2磁石
7 … 打消し用ロータ
8 … 打消し用ステータ
9 … 回転軸
10 … ベアリング
11 … 回転軸受
12 … 組立台
13 … 引力斥力兼用磁石
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12