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特開2022-95605物流情報管理方法およびこれを遂行する電子装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022095605
(43)【公開日】2022-06-28
(54)【発明の名称】物流情報管理方法およびこれを遂行する電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20220621BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022005659
(22)【出願日】2022-01-18
(62)【分割の表示】P 2021005714の分割
【原出願日】2021-01-18
(31)【優先権主張番号】10-2020-0176810
(32)【優先日】2020-12-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WINDOWS
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】テ・ヨン・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】サン・ミン・ジュン
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・ジン・キム
(72)【発明者】
【氏名】スン・ヨン・ホン
(72)【発明者】
【氏名】ヒュン・ヨプ・ジュン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】物流情報管理方法およびこれを遂行する電子装置を提供する。
【解決手段】多様な実施形態に係る電子装置の物流情報管理方法は、物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定する段階と、前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認する段階と、前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階と、前記代表属性により前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階と、を含むことができる。この他に他の実施形態が可能である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定する段階と、
前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認する段階と、
前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階と、
前記代表属性により前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階と、を含む、電子装置の物流情報管理方法。
【請求項2】
特定陳列領域および前記特定陳列領域と隣接した位置に割当された代表属性情報を確認する段階と、
前記割当された代表属性のうち少なくとも一部に基づいて前記特定陳列領域に割当される代表属性を変更する段階と、をさらに含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項3】
前記物流センターの陳列領域のうち少なくとも一部に対する陳列可能属性類型情報および前記陳列領域で遂行される作業種類による設定情報のうち少なくとも一つを提供する段階をさらに含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項4】
前記代表属性を決定する段階は、
前記アイテム属性関連条件に含まれたアイテム属性類型の優先順位情報に基づいて、前記第1アイテムの一つ以上の属性類型のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階を含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項5】
前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型は、
前記第1アイテムの保管温度関連属性、前記第1アイテムの大きさ関連属性、前記第1アイテムの販売関連属性、または前記第1アイテムの包装作業関連属性のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項6】
前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階は、
前記第1アイテムの包装作業と関連した作業領域の位置に基づいて、前記第1アイテムを陳列する候補陳列位置情報を提供する段階を含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項7】
前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階は、
陳列が完了した他のアイテムの陳列情報に基づいて、前記第1アイテムを陳列する候補陳列位置情報を提供する段階を含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項8】
前記アイテム属性関連条件を設定する段階は、
使用者入力に基づいて、前記物流センターに対応するアイテム属性類型および前記アイテム属性類型に対する優先順位を決定する段階を含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項9】
前記アイテム属性関連条件を設定する段階は、
前記物流センターに含まれたそれぞれの陳列領域に前記アイテム属性類型のうち少なくとも一つを対応させる段階をさらに含む、請求項8に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項10】
前記アイテム属性関連条件を設定する段階は、
前記物流センターで遂行される複数のアイテム作業段階のうち、前記アイテム属性関連条件を適用する少なくとも一つの作業段階を決定する段階を含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項11】
前記第1アイテムが前記代表属性に対応するトートに収納されるようにトート関連情報を提供する段階をさらに含む、請求項1に記載の電子装置の物流情報管理方法。
【請求項12】
電子装置であって、
データベースと、
通信モジュールと、
プロセッサと、を含み、前記プロセッサは、
物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定し、
前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認し、
前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうち代表属性を決定し、および
前記アイテム属性関連条件に基づいて前記代表属性に対応する前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供するように設定された、電子装置。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記アイテム属性関連条件に含まれたアイテム属性類型の優先順位情報に基づいて、前記一つ以上の属性類型のうちいずれか一つの属性を前記第1アイテムの代表属性として決定するように設定された、請求項12に記載の電子装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、
前記第1アイテムの包装作業と関連した作業領域の位置に基づいて、前記第1アイテムを陳列する候補陳列位置情報を提供するように設定された、請求項12に記載の電子装置。
【請求項15】
前記プロセッサは、
陳列が完了した他のアイテムの陳列位置情報に基づいて、前記第1アイテムを陳列する候補陳列位置情報を提供するように設定された、請求項12に記載の電子装置。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記物流センターで遂行される複数のアイテム作業段階のうち、前記アイテム属性関連条件を適用する少なくとも一つの作業段階を決定するように設定された、請求項12に記載の電子装置。
【請求項17】
物流情報管理方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体であって、前記物流情報管理方法は、
物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定する段階と、
前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認する段階と、
前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階と、
前記代表属性により前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階と、を含む、非一時的な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の多様な実施形態は物流情報管理方法およびこれを遂行する電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットの使用が普遍化するにつれて、電子商取引市場が拡大している。電子商取引市場ではオンライン上でネットワークを通じて取引が行われ、電子商取引市場で取引が行われた商品(アイテム)は配送サービスを通じて顧客が設定した配送先に配送され得る。このような電子商取引市場が拡大する趨勢にしたがって、販売者と購入者間の売買を仲介し配送サービスを提供する売買仲介サービスも活性化している。
【0003】
売買仲介サービスは、アイテムが販売者から購入者に到達するまでの時間を短縮することが顧客のニーズを充足させるかなめとなっている。このために、売買仲介サービスを提供する物流管理システムは、可能な限り多数の物流センターを確保して配送時間を短縮させようとし、物流アイテムを効率的に管理するための多様な方法を設けようとする趨勢である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
物流管理システムで管理する物流センターは各物流センターの規模や特性が異なり得、それに伴い物流センターで取り扱えるアイテムの属性類型もそれぞれ異なり得る。例えば、ある物流センターは新鮮製品に分類されるアイテムを取り扱うことができ、他の物流センターではこれを取り扱うことができないことがある。ある物流センターでは商品の価格によって特定アイテムを他のアイテムと区分して取り扱うことができ、ある物流センターではこのような区分なしに危険物質に分類されるかどうかによってのみアイテムを区分して管理することもある。
【0005】
このように、それぞれの物流センターごとに取り扱って管理するアイテムの属性類型が異なり得、これに伴い、物流管理システムはそれぞれの物流センターに符合する基準を設定し、それぞれの設定された条件によって物流センターを管理する必要がある。
【0006】
本開示の多様な実施形態は、物流センター別にアイテム属性関連条件を設定し、アイテムの属性に応じてアイテムを効果的に管理できる方法およびこれを遂行する装置を提供しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
多様な実施形態に係る電子装置の物流情報管理方法は、物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定する段階と、前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認する段階と、前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階と、前記代表属性により前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階と、を含むことができる。
【0008】
多様な実施形態に係る電子装置は、データベースと、通信モジュールと、プロセッサを含み、前記プロセッサは、物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定し、前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認し、前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうち代表属性を決定し、および前記アイテム属性関連条件に基づいて前記代表属性に対応する前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供するように設定され得る。
【0009】
多様な実施形態に係る物流情報管理方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体であって、前記物流情報管理方法は、物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定する段階と、前記物流センターに入庫される第1アイテムの一つ以上の属性類型を確認する段階と、前記アイテム属性関連条件に基づいて、前記第1アイテムの前記一つ以上の属性類型のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階と、前記代表属性により前記第1アイテムの候補陳列位置情報を提供する段階と、を含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
多様な実施形態によると、物流管理システムで複数の物流センターの特性に応じて個別的にアイテム属性関連条件を設定し、設定された条件に基づいてアイテムの属性に応じてそれぞれの物流管理段階でアイテムを効率的に取り扱えるように情報を提供することができる。
【0011】
これを通じて、効率的なアイテムの移動および保管を可能にして配送時間を効果的に短縮させ、陳列および集品と関連した作業者の作業負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の多様な実施形態に係る物流管理システムを示す概略的な構成ブロック図である。
図2】本開示の一実施形態に係る物流管理システムでの物流処理過程を説明するための概略的な図面である。
図3】本開示の一実施形態に係る物流情報管理方法に関するフローチャートである。
図4】本開示の一実施形態に係る電子装置のアイテム属性関連条件設定画面を概略的に図示した図面である。
図5】本開示の一実施形態に係る電子装置のアイテム属性関連条件設定画面を概略的に図示した図面である。
図6】本開示の一実施形態に係る電子装置のアイテム属性関連条件設定画面を概略的に図示した図面である。
図7】本開示の一実施形態に係る電子装置情報提供画面を概略的に示した図面である。
図8】本開示の一実施形態に係る電子装置の概略的な構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
実施形態で使われる用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは当分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などによって変わり得る。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する説明の部分で詳細にその意味を記載する。したがって、本開示で使われる用語は単なる用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0014】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」等の用語は少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアまたはソフトウェアで具現されるかハードウェアとソフトウェアの結合で具現され得る。
【0015】
明細書全体で記載された「a、b、およびcのうち少なくとも一つ」の表現は、「a単独」、「b単独」、「c単独」、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、cすべて」を含むことができる。
【0016】
以下で言及される「端末」は、ネットワークを通じてサーバーや他の端末に接続できるコンピュータや携帯用端末で具現され得る。ここで、コンピュータは例えば、ウェブブラウザ(WEB Browser)が搭載されたノートパソコン、デスクトップ(desktop)、ラップトップ(laptop)等を含み、携帯用端末は例えば、携帯性と移動性が保障される無線通信装置であって、IMT(International Mobile Telecommunication)、CDMA(Code Division Multiple Access)、W-CDMA(W-Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信基盤端末、スマートフォン、タブレットPCなどのようなすべての種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置を含むことができる。
【0017】
以下、添付した図面を参照して本開示の実施形態について、本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本開示は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0018】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
実施形態を説明するにおいて、本発明が属する技術分野に広く知られていて本発明と直接的にかかわっていない技術内容については説明を省略する。これは、不要な説明を省略することによって本発明の要旨を曖昧にすることなくさらに明確に伝達するためである。
【0020】
同様の理由で、添付図面において一部の構成要素は誇張または省略され、または概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは実際の大きさを全部反映するものではない。各図面で同一または対応する構成要素には同一の参照番号を付与した。
【0021】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すると明確となるであろう。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施形態は本発明の開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体に亘って同一の参照符号は同一の構成要素を指し示す。
【0022】
この時、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行され得ることが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載され得るため、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて遂行されるそのインストラクションが、フローチャートのブロック(ら)で説明された機能を遂行する手段を生成することになる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定の方式で機能を具現するために、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されることも可能であるため、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読み取り可能メモリに保存されたインストラクションは、フローチャートのブロック(ら)で説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるため、コンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が遂行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を実行するインストラクションは、フローチャートのブロック(ら)で説明された機能を遂行するための段階を提供することも可能である。
【0023】
また、各ブロックは特定の論理的機能(ら)を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を表すことができる。また、いくつかの代替実行例では各ブロックで言及された機能が順序をはずれて発生することも可能であることに注目しなければならない。例えば、続けて図示されている二つのブロックは実質的に同時に遂行されることも可能であり、またはそのブロックが時々該当する機能により逆順で遂行されることも可能である。
【0024】
図1は、本開示の多様な実施形態に係る物流管理システムを示す概略的な構成ブロック図である。
【0025】
多様な実施形態によると、物流管理システムは、電子装置100(例:サーバー)、使用者端末200、およびネットワーク50を含むことができる。
【0026】
電子装置100は、物流管理のための多様な処理を遂行する装置であって、物流センターに入庫されるアイテムの陳列、在庫管理、物流センター内でのアイテムの移動管理、またはアイテムの集品、分類、包装と関連した作業処理を管理することができる。
【0027】
電子装置100は、ネットワークサーバーで具現される多数のコンピュータシステムまたはコンピュータソフトウェアを含むことができ、多様な情報をウェブページで構成して提供することができる。例えば、電子装置100は、イントラネットまたはインターネットのようなコンピュータネットワークを通じて他のネットワークサーバーと通信できる下位装置と連結されて作業の遂行要請を受け付け、それに対する作業を遂行して遂行結果を提供するコンピュータシステムおよびコンピュータソフトウェアを指し示し得る。その他にも、前記電子装置100は、ネットワークサーバー上で動作できる一連のアプリケーションと、内部に構築されている各種データベースを含む広義の概念で理解され得る。例えば、電子装置100は、ディーオーエス(DOS)、ウインドウ(Windows)、リナックス(Linux)(登録商標)、ユニックス(UNIX(登録商標))、またはマックOS(MacOS)等の運営体制に応じて多様に提供されるネットワークサーバープログラムを利用して具現され得る。
【0028】
ネットワーク50は、電子装置100と使用者端末200、または電子装置100と外部装置(不図示)を連結する役割をすることができる。例えば、ネットワーク50は、使用者端末200が前記電子装置100と連結されてパケットデータを送受信できるように接続経路を提供することができる。
【0029】
本開示の一実施形態に係る物流管理システムの動作は電子装置100を通じて具現され得、使用者端末200はネットワーク50を通じて前記物流管理システムに連結され得る。電子装置100は使用者端末200から受信した情報をデータベース(例:図8のデータベース120)に保存したり、前記データベースに保存された情報を使用者端末200に伝送することができる。
【0030】
他の実施形態によると、物流管理システムは、使用者端末200を通じて具現されてもよい。例えば、使用者はネットワーク50を通じて、使用者端末200にアプリケーション形式の物流管理システムを設置して使うことができる。
【0031】
多様な実施形態に係る物流管理システムは、単一の物理的装置で具現され得、複数の物理的装置が有機的に結合された方式で具現されてもよい。例えば、物流管理システムに含まれた構成のうち一部はいずれか一つの物理的装置によって具現され、前記物流管理システムに含まれた構成のうち残りの一部は他の物理的装置で具現され得る。
【0032】
例えば、いずれか一つの物理的装置は、電子装置100の一部で具現され得、他の物理的装置は、使用者端末200の一部または外部装置(不図示)の一部で具現され得る。場合により、物流管理システムに含まれたそれぞれの構成要素はそれぞれ互いに異なる物理的装置に分散して配置され、前記分散配置された構成要素が有機的に結合され、物流管理システムの機能および動作を遂行するように具現されてもよい。
【0033】
図2は、本開示の一実施形態に係る物流管理システムでの物流処理過程を説明するための概略的な図面である。
【0034】
物流センター(fulfillment center、FC)は、購入者に配送するアイテム(例:物品、SKU)を貯蔵し管理する倉庫領域に該当し得る。例えば、物流センターは、図2に図示された通り、多数の作業区域203、205、207、209、211、213、215に区分され得る。例えば前記区域は、アイテムを入庫して保管(または陳列)するか、移動、検索、分類、出庫、および配送するための一連の処理過程を説明するための仮想の区分された空間を意味してもよい。前述した多数の区域のうち少なくとも一部は、本開示の多様な実施形態の範囲内で省略されたり、追加的に区分されたり、または変更適用され得ることは言うまでもない。
【0035】
図2を参照して多様な実施形態に係る物流処理過程に関する概略的な流れを説明すると、まず各アイテムは販売者から提供されて第1区域203(例:入庫区域(inbound zone))から物流センターに入庫され得る。前記入庫されたアイテムは第2区域205(例:バッファ区域(buffer zone))および第3区域207(例:ドロップ区域(drop zone))を経て第4区域209(例:集品区域(picking zone))に伝達されて保管され、購入者から特定アイテムに対する注文が受け付けられたことによって、前記第4区域209から集品されて所定の運搬手段214を通じて第5区域211(例:包装区域(packing zone))に伝達および包装され得る。第5区域211で包装が完了したアイテムは、第6区域213(例:ハブ区域(hub zone))に保管されてから配送員によって出庫(outbound)されて第7区域215(例:キャンプ区域(camp zone))からそれぞれの注文配送先に配送され得る。一方、一部のアイテムの場合には前述した処理過程のうち少なくとも一部の過程(例:第2区域205での保管過程、第5区域211の包装過程など)を経なくてもよく、他の経路(例:第1区域203で入庫された後他の物流センターに移管)を経て購入者に配送されてもよい。
【0036】
より具体的には、第1区域203で、販売者から伝達されたアイテム202A、202Bが物流センターに入庫され得る。販売者は、例えばトラック201等の運送手段を利用してアイテム202A、202Bを物流センターに伝達することができる。第1区域203での作業者は、配送されたアイテムの種類、入庫された数量、アイテムの損傷の有無などを確認し、これと関連した情報を使用者端末200(または電子装置100)に提供することができる。例えば、作業者は所定の条件を満足するアイテムに限って該当アイテムを第2区域205に伝達することができる。
【0037】
一方、作業者は、前記トラックから下される段階やアイテムの損傷の有無を検品する段階、またはアイテムを物流センターに入庫する段階で該当アイテムの属性情報を確認し、前記属性情報に基づいてアイテムを区分して伝達することができる。例えば、アイテムが移管対象アイテムに該当する場合には別途に設けられた移管分配作業のための区域に前記アイテムを伝達し、非移管対象アイテムに該当する場合には前記第2区域205にアイテムを伝達することができる。また、前記非移管対象アイテムに該当する場合にも、各アイテムの属性によって他のアイテムと混ざらないように区分された別途のトートにアイテムを収納して前記第2区域205にアイテムを伝達することができる。
【0038】
第2区域205は、第4区域209(例:集品区域(picking zone))に対する予備的な貯蔵所の役割をする空間に該当し得る。例えば、予想注文需要量以上に第4区域209にすでに貯蔵されたアイテムが存在する場合、これと同一種類のアイテムが追加的に入庫されると該当アイテムは第2区域205に臨時的に貯蔵され得る。第4区域209に前記アイテムに対する追加の貯蔵が要求される場合に、作業者は前記第2区域205に貯蔵されたアイテムを第3区域207に移動させ、第3区域207に移動したアイテムを再び第4区域209に移動させることができる。例えば、前記移動作業はフォークリフト(forklifts)206等を通して遂行され得る。一方、前記第2区域205は物流センターの種類によっては別途に設けられなくてもよい。
【0039】
第3区域207は、アイテムが第4区域209に伝達される前まで前記アイテムを保管する場所に該当し得る。第3区域207で作業者は、使用者端末200を利用してアイテムに対する識別情報を確認(例:スキャン)し、前記アイテムを第4区域209に伝達することができる。第4区域209に伝達されたアイテムは第4区域209の特定陳列領域(例:棚、箱、トート、冷蔵庫、冷凍庫など)に配置され得る。
【0040】
例えば、第4区域209はそれぞれの陳列領域210を有する複数の層で構成され得る。第4区域209で作業者は、使用者端末200を通じて陳列領域210の所定の位置にアイテム208を配置しなさいという作業指示情報を受信し、該当作業指示情報に基づいてアイテム208を陳列領域210の指定された位置に陳列(配置)することができる。例えば、作業者は使用者端末200を利用してアイテム208の識別情報(例:バーコード)を確認し、前記アイテム208を配置する陳列領域210の特定の位置に対応する識別情報(例:バーコード)を確認する方式で、前記第4区域209でアイテム208が配置される位置と関連した情報を使用者端末200(または電子装置100)に提供することができる。
【0041】
一方、第4区域209に配置されたアイテムのうち少なくとも一部は、購入者の注文要請に対応して生成された集品作業指示情報に基づいて集品(picking)され得、少なくとも一つのトートに収納されて移動することができる。例えば、前記第4区域209で作業者は、使用者端末200を通じて前記陳列領域210に配置されたアイテムのうち一部のアイテムを検索して集品しなさいという作業指示情報を受信し、前記作業指示情報に基づいて集品作業を遂行することができる。
【0042】
前記集品完了したアイテムが収納されたトートは、次の作業を遂行する目的地に移動することができる。前記トートは、例えば、包装作業を遂行する作業領域(station)に移動したり、または分類作業を遂行する作業領域(station)に移動することができる。電子装置100は前記トートに含まれたアイテムの特性に基づいて前記トートが移動する目的地を決定し、作業者にこれと関連した情報を提供することができる。
【0043】
例えば、作業者はトート(またはアイテム)を所定の運搬手段214(例:コンベヤーベルト、エレベータ、カート、ハンドトラック、ドーリーなど)を通じて第5区域211の特定目的地に伝達することができる。
【0044】
第5区域211は、第4区域209から伝達されたアイテムを購入者に配送するために、箱、カバン、またはビニルなどを利用して包装作業を遂行する作業領域(station)を含むことができる。また、第5区域211は前記包装作業の遂行に先だってアイテムの分類作業を遂行する作業領域をさらに含むことができる。
【0045】
第6区域213は第5区域211から伝達された包装されたアイテム220を臨時的に貯蔵することができる。第6区域213に貯蔵された包装されたアイテムはそれぞれの配送住所地に基づいて第7区域215に伝達され、第7区域215で配送員224A、224Bは多様な種類の運送手段222、226を利用して前記包装されたアイテム220を配送住所地に配送することができる。
【0046】
図3は、本開示の多様な実施形態に係る電子装置の物流情報管理方法に関するフローチャートである。
【0047】
多様な実施形態に係る電子装置100(例:サーバー)は、物流センターで取り扱うアイテム(例:物品またはスキュー(SKU))の属性情報を利用して、物流センターで遂行される各種作業段階でアイテムの運搬または保管と関連した所定の管理情報を提供することができる。ここで言及されるアイテムは、物品やスキュー(SKU)のうちいずれか一つに該当し得、スキュー(SKU)は所定の物品(ら)を販売したり管理するための基本単位に該当し得る。
【0048】
図3を参照すると、本開示の一実施形態に係る物流情報管理方法は、まず段階310で、特定物流センターに対応するアイテム属性関連条件を設定する段階を含むことができる。
【0049】
電子装置100は複数の物流センターで管理するアイテム属性関連条件を各物流センターごとに個別的に異なるように設定することができる。
【0050】
例えば、それぞれの物流センターは物流センターの規模や運営目的により、物流アイテムを処理する方式や保管する方式がそれぞれ異なり得る。例えばある物流センターは、拠点物流センターとして周辺の他の小規模の物流センターに入庫されるべき一部のアイテムを、前記小規模の物流センターの代わりに入庫した後、所定の処理過程を経て前記周辺の他の物流センターに該当アイテムを移管する作業を遂行することができる。また、ある物流センターはアイテムの入庫、移送、陳列、または包装のうち少なくとも一つの過程で、人員を投入することなく機械によって自動で遂行されるように諸設備が設けられている場合もあれば、さらに他の物流センターはこのような自動化設備が設けられていない場合もある。また、ある物流センターの保管(陳列)領域の規模は他の物流センターの保管(陳列)領域より大きく、これに伴い、アイテムをより細分化された属性に区分して管理するように要求されることもある。このように、物流センターは運営方式や運営規模などが異なるため、各物流センターごとにアイテムの属性と関連した条件をそれぞれ異なるように設定する必要があり得る。
【0051】
また、一つの物流センターにおいても、法的基準が変更されたり新しく自動化設備を導入しようとする場合などのように、運営状況が変動する場合、該当物流センターで管理するアイテム属性関連条件を変更して管理する必要があり得る。
【0052】
本開示の多様な実施形態によると、電子装置100は、物流センター単位でそれぞれの物流センターごとに個別的にアイテム属性関連条件を設定したり設定を変更できるシステムを提供することができる。
【0053】
例えば、電子装置100は、使用者(例:管理者)入力の受信を通じて、特定物流センターで管理する所定アイテム属性類型を決定することができる。
【0054】
例えば、前記アイテム属性類型としては、アイテムの包装作業関連属性(例:SIOC(ship in original carton)対象アイテムであるかどうかに関する属性など)、アイテムの運搬作業関連属性(例:flow rack利用対象アイテムであるかどうかに関する属性など)、アイテムの販売関連属性(例:販売量が多いアイテムであるかどうかに関する属性、高価な販売価格を有するアイテムであるかどうかに関する属性など)、アイテムの大きさまたは重さ関連属性(例:指定された幅、幅、高さ、および/または重さを超過するアイテムであるかに関する属性)、およびアイテムの保管温度関連属性(例:常温保管対象であるかどうか、冷蔵または冷凍保管対象であるかどうかなど)のうち少なくとも一つが含まれ得る。その他にもアイテム属性類型としてアイテムが危険物質を含むかどうかに関する属性やアイテムが畜産物などのように法的に別途管理を要するかどうかに対する属性などがさらに含まれ得、その他に使用者(例:管理者)の設定入力によって、言及されていない新しいアイテム属性項目が追加で設定されてもよい。
【0055】
一方、電子装置100は物流センターで管理するそれぞれのアイテム属性類型に対する細部条件を設定することができる。例えば、電子装置100は前記アイテム属性関連条件を適用する作業段階(例:入庫段階、バッファ区域での陳列段階、集品区域での陳列段階など)を決定することができ、前記アイテム属性類型それぞれに対する優先順位を決定することができる。また、電子装置100は物流センター内のそれぞれの陳列領域が少なくとも一つのアイテム属性類型に対応するようにマッピングし、それぞれの陳列領域には対応する属性類型を有するアイテムのみが陳列されるように、アイテムの陳列関連情報を提供することができる。本開示の多様な実施形態に係る電子装置100でアイテム属性関連条件を設定する具体的な方法は、図4図6を参照して後述することにする。
【0056】
次に段階320で、電子装置100は特定アイテムに対応する属性類型(ら)を確認することができる。
【0057】
一実施形態によると、電子装置100は、各アイテムの外観に付着された識別情報(例:バーコード、QRコード(登録商標)など)を通じて各アイテムの属性を確認することができる。例えば、電子装置100は識別番号に対応する属性情報を前記電子装置100のデータベースにあらかじめ保存しているか他の電子装置(例:他のサーバー)から受信することができ、これを通じてアイテムの属性類型を確認することができる。
【0058】
他の実施形態によると、電子装置100はそれぞれのアイテムに対する大きさや重量を測定する方式で前記アイテムの属性(例:大きさ関連属性、重さ関連属性など)を確認してもよい。
【0059】
一方、一つのアイテムは多数の属性を含んでもよい。例えば、あるアイテム(例:第1アイテム)は包装作業と関連した属性類型であって、別途の再包装作業が要求されないSIOC(ship in original carton)項目(例:第1属性)に該当しながらも、法的に別途の管理が要求される属性項目(例:有毒物質、畜産物など)(例:第2属性)に該当し得る。
【0060】
電子装置100はこのようにアイテムが複数の属性を有する場合、これらのうちいずれか一つの属性を代表属性として決定し、前記代表属性を利用してアイテムを管理することができる。例えば、電子装置100は、段階310で設定したアイテム属性関連条件に基づいて、前記アイテムの代表属性を決定することができる。前記段階310で設定されたアイテム属性関連条件には、一つのアイテムが複数の属性類型に該当する場合、これら属性類型間の優先順位を確認できるようにする優先順位情報が含まれ得る。例えば、第1アイテムが第1属性および第2属性をすべて含み、第1属性より第2属性の優先順位が高い場合、電子装置100は第2属性を前記第1アイテムの代表属性として決定することができる。
【0061】
次に、段階330で、電子装置100はアイテムの候補陳列位置情報を提供することができる。例えば電子装置100は各アイテムの属性(ら)(特に、代表属性)に基づいて、アイテムを陳列できる候補陳列位置情報を提供することができる。
【0062】
前述した通り、多様な実施形態に係る電子装置100は特定アイテムに対応する一つ以上の属性類型を確認し、これら属性類型のうち前記アイテムの代表属性を決定することができ、前記代表属性に基づいてアイテムの移動目的地情報と陳列位置情報を提供することができる。
【0063】
一方、実施形態で電子装置100は、候補陳列位置情報を提供する時にアイテムの属性が割当された陳列位置を含めて前記候補陳列位置情報を提供することができる。例えば、電子装置100は複数個の陳列領域の位置を特定の属性に対応するアイテムを陳列できるように割当することができる。また、電子装置100は物流センターの状況に応じて特定陳列領域に割当された属性情報を変更することができる。このような変更は、特定領域に既割当されるアイテム属性情報、前記特定領域と隣接した位置に既割当されたアイテム属性情報、前記特定領域に現在陳列されたアイテム情報および前記隣接した位置に陳列されたアイテム情報のうち少なくとも一つに基づいて遂行され得る。このように特定領域に割当されたアイテム属性情報を変更することによって、物流センターのアイテム陳列領域を流動的に管理することができる。
【0064】
例えば、使用者(例:管理者)は使用者端末200を利用してアイテムの外観に付着された識別情報をスキャンし、該当情報を電子装置100に提供することができる。電子装置100はアイテムの識別情報に基づいてアイテムの属性類型(ら)(および代表属性)を確認することができ、これから該当アイテムの移動目的地情報および/またはアイテムの陳列位置情報を使用者端末200に提供することができる。使用者は、前記提供された情報を利用して前記アイテムを所定のトートに収納して移動させたり、特定陳列領域に陳列することができる。
【0065】
例えば電子装置100は、特定アイテムが物流センターに入庫される段階から前記アイテムの属性(例:代表属性)を確認し、前記属性(例:代表属性)を有する他のアイテムを一つのグループとして取り扱って管理することができる。
【0066】
また、電子装置100は前記アイテムを陳列できる複数の候補陳列位置に関する情報を使用者端末200に提供することができる。使用者は、前記使用者端末200から出力される候補陳列位置情報に基づいて、前記複数の候補陳列位置のうちいずれか一つの陳列領域に前記アイテムを陳列することができ、前記複数の候補陳列位置のうち実際に前記アイテムを陳列した特定陳列領域の位置情報を使用者端末200に入力する方式で、電子装置100に陳列位置情報を提供することができる。
【0067】
一方、一実施形態に係る電子装置100はアイテムの属性(または代表属性)がアイテムの包装作業と関連した属性に該当する場合、前記アイテムの包装作業と関連した作業領域の位置情報に基づいて、前記候補陳列位置の情報を提供することができる。例えば、電子装置100は、特定アイテムの包装作業と関連した作業領域と所定距離以内に位置する候補陳列位置(ら)を他の候補陳列位置より優先して推薦する方式で候補陳列位置情報を提供することができる。これと関連して、電子装置100は包装作業関連属性を有する特定アイテムに対して、前記アイテムの代表属性に該当しない場合にも、同様に前記代表属性に対応する候補陳列位置のうち前記包装作業関連領域と隣接する候補陳列位置を他の候補陳列位置より優先的に推薦する機能を提供してもよい。
【0068】
さらに他の実施形態によると、電子装置100は、アイテムの代表属性に基づいてアイテムの候補陳列位置に関する情報を提供するものの、陳列が完了した他のアイテムの陳列位置情報を追加的に考慮して前記候補陳列位置のうち一部の陳列領域を優先的に推薦してもよい。例えば、電子装置100は前記アイテムの代表属性に基づいて決定された候補陳列位置(陳列領域)のうち、他のアイテムによってすでに特定比率以上陳列が完了した陳列領域とそうでない陳列領域を区分し、アイテムを追加的に陳列できる、空間に余裕がある陳列領域を前記候補陳列位置情報として優先的に推薦することができる。
【0069】
図4は、本開示の一実施形態に係る電子装置100でアイテム属性関連条件を設定する画面を概略的に図示した図面である。
【0070】
図4を参照すると、一実施形態に係る電子装置100は、使用者入力を通じて特定物流センターで管理するアイテム属性関連条件を設定することができる。
【0071】
例えば、電子装置100は、あらかじめ設定された少なくとも一つのアイテム属性類型(例:Type A~Type G)に関する情報を使用者端末200を通じて提供することができる。例えば使用者(例:管理者)は、前記使用者端末200を通じて露出するアイテム属性類型(例:Type A~Type G)を確認し、前記露出したアイテム属性類型のうち少なくとも一部(例:Type A~Type E)を該当物流センターで使う属性として決定したり、少なくとも一部(例:Type FおよびType G)を該当物流センターで使わない属性として決定する使用者入力を電子装置100側に提供することができる。これに伴い、電子装置100は、該当物流センターで管理する所定アイテム属性類型(例:Type A~Type E)を決定することができる。
【0072】
また、電子装置100は、前記あらかじめ設定された少なくとも一つのアイテム属性類型(例:Type A~Type G)以外の他の新規のアイテム属性を追加的に指定する使用者入力を受信することができ、これに対応して新規アイテム属性類型(不図示)項目を画面に追加表示してもよい。
【0073】
一方、電子装置100は前記特定物流センターで使うアイテム属性類型(例:Type A~Type E)を決定した後、使用者入力を通じて、前記それぞれのアイテム属性類型に対する優先順位を設定することができる。
【0074】
例えば、電子装置100はあらかじめ設定されたアイテム属性類型の優先順位情報(例:0、1、2、3等)をアイテム属性設定画面上に表示することができる。また、電子装置100は前記あらかじめ設定された優先順位情報を変更できる項目410を画面に追加的に提供することによって、前記項目410に対する使用者入力情報に基づいてそれぞれのアイテム属性に対する優先順位情報を変更設定することができる。
【0075】
一方、一実施形態に係る電子装置100は、それぞれのアイテム属性類型ごとにアイテム属性関連条件を適用する作業段階を個別的に設定することができる。
【0076】
例えば、電子装置100は特定アイテム属性類型を該当物流センターで使う属性として決定しても、前記アイテム属性類型が特定段階の属性条件設定画面(例えば、入庫段階の属性条件設定(例:入庫フィルタ設定)画面または陳列段階の属性条件設定(例:ゾーン管理設定)画面)では露出しないように設定することができる。
【0077】
また、図4に図示されてはいないが、電子装置100はそれぞれのアイテム属性類型を物流センター内のどの区域(例:ステーション)での陳列段階で使うかについても決定してもよい。例えば、電子装置100は、特定類型の属性(例:Type E(High risk))に対してはバッファ区域での陳列段階および集品区域での陳列段階でそれぞれ設定条件として使うように決定し、他の類型の属性(例:Type F(flow rack))の場合には集品区域での陳列段階でのみ設定条件として使い、バッファ区域での陳列段階では使わないように決定してもよい。
【0078】
一方、多様な実施形態に係る電子装置100は、前記図4で特定アイテム属性類型に関する使用の有無を決定すると、後述する入庫段階の属性条件設定(例:入庫フィルタ設定)(図6参照)時または陳列段階の属性条件設定(例:ゾーン管理設定)(図5参照)時に、前記決定されたアイテム設定類型に基づいて所定の細部条件を設定できるようにアイテム属性類型のリストを提供することができる。
【0079】
一方、実施形態で電子装置100は追加的に該当陳列位置で遂行される作業の種類を設定することができる。一例として、包装のための場所に配送されるアイテムを陳列する位置に指定してもよく、入庫後にこのような領域にアイテムを移すためにしばらく陳列するバッファゾーンの位置に指定してもよい。
【0080】
図5は、本開示の一実施形態に係る電子装置100のアイテム属性関連条件設定画面を概略的に図示した図面である。例えば、図5は、アイテムの陳列段階と関連した属性条件を設定する画面に該当し得る。
【0081】
図5を参照すると、一実施形態に係る電子装置100は、特定物流センターに含まれた複数の陳列領域(例:図5のDAゾーン、XMゾーン、QQゾーン、VPゾーン、APゾーン)502それぞれに少なくとも一つのアイテム属性類型(例:SKUタイプ)に関する情報をマッピングし、関連マッピング情報をデータベースに保存して管理することができる。
【0082】
図5に図示された通り、電子装置100は特定物流センターに含まれたそれぞれの陳列領域(例:DA、XM、VP、AP)502ごとに対応する少なくとも一つのアイテム属性類型を指定することができる。この時、電子装置100は、図4で該当物流センターで使うように決定した少なくとも一部のアイテム(例:SKU)属性類型リスト504を画面に露出し、前記アイテム属性類型リスト504に含まれた属性類型のうちいずれか一つを特定陳列領域に対応する属性類型として登録することができる。これに伴い、電子装置100はそれぞれの陳列領域に保管するアイテムの属性類型を設定することができる。
【0083】
例えば、電子装置100は特定陳列領域に特定類型の属性を有するアイテムのみが陳列されるように陳列関連条件を設定することができる。他の例を挙げると、ある陳列領域には第1類型の属性を有するアイテムまたは第2類型の属性を有するアイテムが陳列されるように、一つの陳列領域に複数のアイテム属性類型をマッピングして設定してもよい。
【0084】
一方、一実施形態によると、電子装置100は各陳列領域502に対する保管温度属性と関連して別個の設定項目503を設けて管理してもよい。例えば電子装置100は、それぞれの陳列領域502でアイテムが常温で保管されなければならないかまたは冷蔵(または冷凍)保管されなければならないかに関する保管温度関連属性を個別的に指定することができる。しかし、本開示の多様な実施形態はこのような実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態に係る電子装置100は前記保管温度属性以外にもアイテム属性類型のうち主な属性として管理する必要がある、ある属性類型に対して別個の設定項目を設けて各陳列領域を管理するようにすることができる。また、前記保管温度関連属性はアイテム属性類型リスト504に含まれる一つのアイテム属性類型として露出してもよい。
【0085】
図6は、本開示の一実施形態に係る電子装置100のアイテム属性関連条件設定画面を概略的に示した図面である。例えば、図6は、アイテムの入庫段階と関連した属性条件を設定する画面に該当し得る。
【0086】
図6を参照すると、一実施形態に係る電子装置100は、特定物流センターに下されるアイテムをアイテムの属性によって区分して入庫させ得るように、入庫段階で所定のアイテム属性条件を設定することができる。
【0087】
例えば、電子装置100は該当物流センターに伝達されたアイテムを特定入庫条件によってフィルタリングして、条件を満足するアイテムを他のアイテムと区分して管理するようにすることができる。このために、電子装置100は所定の条件に基づいて設けられた一つ以上の入庫フィルタをあらかじめ設定し、アイテムの入庫段階で前記設定された入庫フィルタ(ら)を利用して使用者に入庫関連情報を提供することができる。
【0088】
一実施形態によると、電子装置100は該当物流センターで使うようにあらかじめ設定されたアイテム属性類型リスト604を画面に露出し、このうち少なくとも一つの属性類型(例:PRIME属性)を選択する使用者入力に基づいて特定入庫フィルタに対する属性条件を設定することができる。例えば第1入庫フィルタがPRIME属性に対応するように設定されたのであれば、入庫段階で前記第1入庫フィルタを利用してアイテムを入庫しようとする場合に、電子装置100は多様なアイテムのうち前記PRIME属性に該当するアイテム(ら)を他の属性のアイテムと区分してトート関連情報を提供することができる。
【0089】
例えば、入庫段階でアイテムを入庫させる作業者は、前記電子装置100から提供される各アイテムのトート関連情報(例:トート目的地情報)に基づいて、アイテムを前記PRIME属性に該当する他のアイテムと同一のトートに収納して次の作業のための目的地に移送することができる。
【0090】
一方、一実施形態に係る電子装置100は、図6に図示された通り、ある属性類型(例:アイテム(SKU)等級属性、アイテム(SKU)保管温度属性、アイテムの体積、重さ、長さ関連属性、移管対象アイテムであるかに関する属性など)の場合、前記アイテム属性類型リスト604によって特定の属性類型を選択する方式を利用する代わりに、別途の項目として画面に露出して、各入庫フィルタの条件と関連した詳細基準を設定するようにすることができる。この時、別個の項目として露出する属性類型とアイテム属性リスト604として露出する属性類型は図6に図示されたものに制限されず、使用者(例:管理者)の選択により多様な方式で条件設定に容易な形態で提供され得ることは言うまでもない。
【0091】
図7は、本開示の一実施形態に係る電子装置100の情報提供画面を概略的に示した図面である。
【0092】
図7を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100は、特定アイテムが収納されたトートに関する識別情報(第1情報)701(例:「14-9RCRTO-8-923」)を獲得し、前記アイテムに関する識別情報(第2情報)703(例:「978892610086」)を獲得することができ、前記獲得した識別情報701、703に基づいてトート目的地情報702(例:「SIOC」)および候補陳列位置情報704(例:「ZA12」~「ZJ28」)を提供することができる。
【0093】
例えば、アイテムの陳列段階で、使用者(例:作業者)は使用者端末200を利用して作業対象であるトートの外観に付着された識別情報701を入力することができ、その結果として該当トートに対応するトート目的地情報702(例:SIOC)を確認することができる。例えば、前記トート目的地情報が「SIOC」に該当するトートには「SIOC」属性を有するアイテムが収納されるように、入庫段階から電子装置100によりガイドされた可能性がある。
【0094】
使用者は、前記トートに含まれた特定アイテム(例:商品、物品、SKU)の識別情報を前記使用者端末200を利用してスキャンすることができ、その結果として前記アイテムを陳列できる候補陳列位置情報704を確認することができる。物流センターに含まれたそれぞれの陳列領域は特定アイテム属性類型とマッピングされていてもよく、特に、アイテムの識別情報の入力によって推薦される前記候補陳列位置はすべて該当アイテムの属性(または代表属性)に対応してマッピングされていてもよい。使用者は、前記提供された複数の候補陳列位置のうちいずれか一つに対応する陳列領域に前記アイテムを陳列することができる。
【0095】
使用者は、前記表示された複数の候補陳列位置のうち、実際に前記アイテムを陳列した陳列領域の位置情報を使用者端末200を通じて入力することができ、電子装置100は前記入力情報により、前記アイテムが前記陳列領域に陳列されたという情報を保存することができる。一方、一実施形態に係る電子装置100は、前述した通り、特定アイテムの陳列作業が完了すると、前記陳列作業が完了したアイテムに関する陳列情報を最近の陳列情報705として提供してもよい。
【0096】
使用者は、作業中であるトートに含まれたアイテム(ら)をすべて陳列すると、該当トート陳列完了項目706を通じて該当トートの陳列作業を完了させることができる。
【0097】
図8は、本開示の一実施形態に係る電子装置の概略的な構成ブロック図である。
【0098】
図8を参照すると、多様な実施形態に係る電子装置100(例:サーバー)は、プロセッサ110、データベース120、ディスプレイ130、および通信モジュール140のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0099】
プロセッサ110は、本開示の多様な実施形態に係る物流情報管理方法を遂行するための一連の段階を処理することができる。前記プロセッサ110は、電子装置100の他の構成要素を全般的に制御することができる。
【0100】
例えば、プロセッサ110は、物流センター別にアイテムの属性と関連した条件を設定し、前記アイテム属性関連条件に基づいて特定アイテムの属性(または代表属性)を確認することができ、前記属性(または代表属性)によりアイテムを陳列する候補陳列位置情報を提供することができる。
【0101】
例えば、プロセッサ110は、前記アイテムの属性と関連した条件に基づいて、アイテムが複数の属性を有する場合、前記属性の優先順位情報によって前記アイテムの代表属性を確認することができ、前記代表属性に対応する候補陳列位置情報を提供することができる。
【0102】
また、プロセッサ110はアイテムの入庫段階においても、前記アイテム属性関連条件に基づいてそれぞれのアイテムが同一属性(または代表属性)により区分されて移動できるように、トート関連情報(例:トート目的地情報)を提供することができる。
【0103】
多様な実施形態によると、アイテム属性類型は、アイテムの保管温度関連属性、アイテムの大きさ(または体積、重さなど)関連属性、アイテムの販売関連属性、またはアイテムの包装関連属性を含むことができる。また、アイテム属性類型は、該当アイテムが他の物流センターに移管される対象に該当するかどうかに関する移管分配対象属性をさらに含んでもよい。
【0104】
多様な実施形態に係るプロセッサ110は、アイテムの属性(または代表属性)が包装作業と関連した場合、前記アイテムの包装作業と関連した作業領域に基づいて、前記作業領域と隣接する所定の陳列領域を候補陳列位置情報を提供することができる。他の例として、プロセッサ110は、陳列が完了した他のアイテムの陳列状態情報に基づいて、前記候補陳列位置情報を提供してもよい。
【0105】
プロセッサ110は、その他にも前述した本開示の多様な実施形態に係る物流管理と関連した多様な機能を遂行することができる。
【0106】
データベース120は、電子装置100の所定の保存空間に具現されたデータ構造であって、データの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能が自由に遂行され得る。例えば、データベース120はデータの保存、検索、削除、編集、または追加などの機能を処理するためのフィールドまたは構成要素を有することができる。
【0107】
例えば、データベース120は電子装置100の多様な機能と関連したデータを保存することができる。例えば、データベース120は、物流管理と関連した多様な情報(例:設定されたアイテム属性条件情報など)を保存することができ、プロセッサ110の実行動作のための命令語またはデータを保存することができる。
【0108】
ディスプレイ130は、電子装置100の動作と関連した多様な情報を表示することができる。例えば、ディスプレイ130は、電子装置100で提供するアイテム属性関連条件設定画面やトート目的地情報および/または候補陳列位置情報を出力する画面を表示することができる。一方、一実施形態に係る電子装置100はディスプレイ130を含まなくてもよく、通信モジュール140を通じて前記表示される情報を他の装置(例:使用者端末200)に伝送し、他の装置に設けられた別途のディスプレイを通じて前記情報が表示されるように表示情報(例:使用者インターフェース)を提供してもよい。
【0109】
通信モジュール140は、電子装置100のデータベース120に保存された情報またはプロセッサ110により処理された所定の情報を他の装置に伝送したり、他の装置から電子装置100に所定の情報を受信する機能を遂行することができる。例えば、通信モジュール140は、使用者端末200から所定の使用者入力情報を受信することができる。例えば、通信モジュール140は情報を送受信するためのトランシーバーを含むことができる。
【0110】
一方、本明細書と図面には本発明の好ましい実施形態について開示したが、たとえ特定の用語が使われていてもこれは単に本発明の技術内容を容易に説明し発明の理解を助けるための一般的な意味で使われたものであって、本発明の範囲を限定しようとするものではない。ここに開示された実施形態の他にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に自明なものである。
【0111】
前述した実施形態に係る電子装置または端末は、プロセッサ、プログラムデータを保存し実行するメモリ、ディスクドライブのような永久保存部(permanent storage)、外部装置と通信する通信ポート、タッチパネル、キー(key)、ボタンなどのような使用者インターフェース装置などを含むことができる。ソフトウェアモジュールまたはアルゴリズムで具現される方法は、前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータ読み取り可能なコードまたはプログラム命令であって、コンピュータ読み取り可能な記録媒体上に保存され得る。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体として、マグネチック保存媒体(例えば、ROM(read-only memory)、RAM(random-Access memory)、フロッピーディスク、ハードディスクなど)および光学的読み取り媒体(例えば、シーディーロム(CD-ROM)、ディーブイディー(DVD:Digital Versatile Disc))等がある。コンピュータ読み取り可能な記録媒体はネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存され実行され得る。媒体はコンピュータによって読み取り可能であり、メモリに保存され、プロセッサで実行され得る。
【0112】
本実施形態は機能的なブロック構成および多様な処理段階で示され得る。このような機能ブロックは特定機能を遂行する多様な個数のハードウェアまたは/およびソフトウェア構成で具現され得る。例えば、実施形態は一つ以上のマイクロプロセッサの制御または他の制御装置によって多様な機能を遂行できる、メモリ、プロセッシング、ロジック(logic)、ルックアップテーブル(look-up table)等のような直接回路構成を採用することができる。構成要素がソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得るのと同様に、本実施形態はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャヴァ(Java)、アセンブラ(assembler)等のようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。また、本実施形態は電子的な環境設定、信号処理、および/またはデータ処理などのために従来技術を採用することができる。「メカニズム」、「要素」、「手段」、「構成」のような用語は広く使われ得、機械的で物理的な構成で限定されるものではない。前記用語はプロセッサなどと連係してソフトウェアの一連の処理(routines)の意味を含むことができる。
【0113】
前述した実施形態は一例示に過ぎず、後述する請求項の範囲内で他の実施形態が具現され得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-01-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実施される、物流情報管理方法であって、
特定物流センターの陳列条件に関する使用者入力情報を受信する段階と、
前記使用者入力情報に基づいて、前記物流センターでアイテムの陳列時に適用するアイテム属性類型および前記アイテム属性類型間の優先順位を指定する段階と、
前記物流センターに入庫される第1アイテムの属性を識別する段階と、
前記物流センターに対して指定された前記アイテム属性類型および前記優先順位に基づいて、前記識別された第1アイテムの属性のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定する段階と、
前記代表属性に基づいて前記第1アイテムを陳列する候補位置情報を提供する段階と、を含む、物流管理方法。
【請求項2】
前記物流センターで適用され得るアイテム属性類型は、
アイテムの包装作業間連属性、アイテムの等級属性、およびアイテムの保管温度属性のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の物流管理方法。
【請求項3】
前記物流センターで適用され得るアイテム属性類型は、
アイテムの販売量関連属性、アイテムの移管対象有無に関する属性、およびアイテムの販売金額関連属性のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の物流管理方法。
【請求項4】
前記物流センターで適用され得るアイテム属性類型は、
アイテムに指定された物質が含まれるか否かに関する属性をさらに含む、請求項1に記載の物流管理方法。
【請求項5】
前記使用者入力情報は、
前記物流センター内で前記陳列条件を適用する作業段階として、入庫作業区域、バッファ作業区域、および集品作業区域のいずれか一つを設定する入力情報を含む、請求項1に記載の物流管理方法。
【請求項6】
前記第1アイテムを陳列する候補位置情報の提供に対応して、前記第1アイテムを陳列した位置情報を受信する段階をさらに含む、請求項1に記載の物流管理方法。
【請求項7】
前記第1アイテムを陳列した位置情報に基づいて、前記第1アイテムと異なる第2アイテムを陳列する候補位置情報を決定する段階をさらに含む、請求項6に記載の物流管理方法。
【請求項8】
前記物流センターで適用するアイテム属性類型にアイテムの包装作業関連属性が含まれる場合、前記代表属性に基づいて決定される前記第1アイテムの候補陳列位置のうち、前記第1アイテムの包装作業が遂行される作業領域と所定距離以内である陳列位置情報を提供する段階をさらに含む、請求項1に記載の物流管理方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体。
【請求項10】
電子装置であって、
通信モジュールと、
プロセッサと、を含み、前記プロセッサは、
前記通信モジュールを通じて特定物流センターの陳列条件に関する使用者入力情報を受信し、
前記使用者入力情報に基づいて、前記物流センターでアイテムの陳列時に適用するアイテム属性類型および前記アイテム属性類型間の優先順位を指定し、
前記物流センターに入庫される第1アイテムの属性を識別し、
前記指定されたアイテム属性類型および優先順位に基づいて、前記識別された第1アイテムの属性のうちいずれか一つを前記第1アイテムの代表属性として決定し、および
前記代表属性に基づいて前記第1アイテムを陳列する候補位置情報を提供するように設定された、電子装置。
【外国語明細書】