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特開2022-95670癌治療に対する感受性を予測するためのバイオマーカー
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022095670
(43)【公開日】2022-06-28
(54)【発明の名称】癌治療に対する感受性を予測するためのバイオマーカー
(51)【国際特許分類】
   C12Q 1/06 20060101AFI20220621BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20220621BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20220621BHJP
   C12N 5/09 20100101ALN20220621BHJP
【FI】
C12Q1/06
A61K31/519
A61P35/00
C12N5/09
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022042069
(22)【出願日】2022-03-17
(62)【分割の表示】P 2019165545の分割
【原出願日】2012-03-30
(31)【優先権主張番号】61/471,036
(32)【優先日】2011-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】509012625
【氏名又は名称】ジェネンテック, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】リン, クイ
(72)【発明者】
【氏名】パンヌース, エリザベス
(72)【発明者】
【氏名】セシャギリ, ソマセカー
(57)【要約】      (修正有)
【課題】細胞が増殖優位性を与える変異を持っている場合に癌が発生する可能性があり、癌で起こる体細胞変異を同定するため、癌と関連付けられる多型を同定するためのバイオマーカー、および該バイオマーカーの組み合わせ、および、癌などの過剰増殖性疾患を治療する際のAKT阻害剤の有効性の予測方法を提供する。
【解決手段】AKTへの変異の存在を決定することを含む、AKT阻害剤に対する腫瘍細胞の増殖の感受性を予測する方法であって、AKTへの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性と相関する方法である。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
AKTへの変異の存在を決定することを含む、AKT阻害剤に対する腫瘍細胞の増殖の感受性を予測する方法であって、AKTへの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性と相関する方法。
【請求項2】
AKTへの変異の存在が、ATP競合的AKT阻害剤に対する細胞の感受性の増加と相関する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
AKTへの変異の存在が、アロステリックAKT阻害剤に対する細胞の感受性の減少と相関する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
AKTへの変異の存在が、パン-PI3K AKT阻害剤に対する細胞の感受性の減少と相関する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
変異が、表1、表2、図2図3図16又は図17に示される変異に対応する、又は一致する、請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
変異が、L52、K189又はD323に対応する、又は一致する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
AKTがAKT1、AKT2又はAKT3である、請求項1から6の何れか一項に記載の方法。
【請求項8】
AKTがAKT1である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
AKTへの変異がAKTのPH-ドメインとキナーゼドメインの間の相互作用を破壊する、請求項1から8の何れか一項に記載の方法。
【請求項10】
AKTへの変異がAKTのリン酸化を増加させる、請求項1から9の何れか一項に記載の方法。
【請求項11】
リン酸化の増加が構成的リン酸化に起因する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
方法が細胞のPTENの状態を決定することを更に含み、PTENの欠損が阻害剤に対する感受性の増加と相関する、請求項1から11の何れか一項に記載の方法。
【請求項13】
腫瘍細胞が卵巣癌又は前立腺癌腫瘍細胞である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
方法が細胞のPI3Kの変異の存在を決定することを更に含み、PI3Kの変異の存在が阻害剤による阻害剤に対する感受性の増加と相関する、請求項1から13の何れか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記PI3Kの変異が、H1047R及びH1047Lのうち一つ又は両方である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
方法が細胞のpAKTプロファイルを決定することを更に含み、pAKTの高活性プロファイルが阻害剤による阻害剤に対する感受性の増加と相関する、請求項1から15の何れか一項に記載の方法。
【請求項17】
方法が細胞のpAKTプロファイルを決定することを更に含み、pAKTの低活性プロファイルが阻害剤による阻害剤に対する感受性の低下と相関する、請求項1から16の何れか一項に記載の方法。
【請求項18】
方法が細胞のHer2及び/又はHer3の状態を決定することを更に含み、細胞のHer2+及び/又はHer3+状態が阻害剤による阻害剤に対する感受性の増加と相関する、請求項1から17の何れか一項に記載の方法。
【請求項19】
方法が細胞のMetキナーゼの変異の存在を決定することを更に含み、Metキナーゼの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性と相関する、請求項1から18の何れか一項に記載の方法。
【請求項20】
方法が細胞のB-Raf又はK-Rasの変異の存在を決定することを更に含み、B-Raf又はK-Rasの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性の低下と相関する、請求項1から19の何れか一項に記載の方法。
【請求項21】
方法が、細胞におけるFOXO3aの局在化プロファイルを決定することを更に含み、
FOXO3aの細胞質局在化プロファイルがAkt阻害剤による阻害に対する細胞の感受性と相関する、請求項1から20の何れか一項に記載の方法。
【請求項22】
腫瘍細胞が、前立腺癌、卵巣癌、乳癌、胃癌、又は膵臓癌細胞である、請求項1から12又は14から21の何れか一項に記載の方法。
【請求項23】
腫瘍細胞が内分泌抵抗性乳癌細胞である、請求項23に記載の方法。
【請求項24】
方法が細胞のINPP4B、PHLPP、及び/又はPP2Aの状態を決定することを更に含み、INPP4B、PHLPP、及び/又はPP2Aの欠損が阻害剤に対する感受性の増加と相関する、請求項1から23の何れか一項に記載の方法。
【請求項25】
AKT阻害剤が、(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R、7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン又はその薬学的に許容される塩である、請求項1から24の何れか一項に記載の方法。
【請求項26】
AKTへの変異の存在を決定するために患者から生理学的サンプルを得ることを更に含む、請求項1から25の何れか一項に記載の方法。
【請求項27】
生理学的サンプル中のAKTの変異の存在を決定することを更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
AKTへの変異の存在が確定される患者に、AKT阻害剤が投与されるべきであると知らせることを更に含む、請求項1から27の何れか一項に記載の方法。
【請求項29】
AKTへの変異の存在が確定される患者に、AKT阻害剤が投与されるべきでないと知らせることを更に含む、請求項1から27の何れか一項に記載の方法。
【請求項30】
PI3k、PTEN及びAKTの変異の一以上を含む癌細胞を処置する方法であって、該細胞にGDC-0068又はその塩を投与することを含む方法。
【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
関連出願への相互参照
この特許出願は、2011年4月1日に出願された米国出願シリアル番号61/471036号の優先権の利益を主張し、その出願は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
細胞が、最終的に細胞に対して増殖優位性を与える変異を持っている場合に癌が発生する可能性がある。体細胞変異は、例えば、ヌクレオチド塩基の置換、欠失、挿入、増幅及び再編成を含む。癌に生じる体細胞変異の同定は、癌の発生に関する価値ある情報を提供する。そのような情報はまた、癌における診断マーカー及び治療標的の同定に有用である。(例えば Bamford et al. (2004) British Journal of Cancer 91:355-358を参照)。癌に関連する体細胞変異の同定は、臨床の場において、例えば、特定の治療に応答するであろう患者集団を区別することにおいて、貴重であることが証明されている。(例えば、Lynch et al. (2004) N. Engl. J. Med. 350:2129-2139; O'Hare (2004) Blood 104:2532-2539を参照)。従って、癌で起こる体細胞変異を同定するための継続的必要性が存在する。
【0003】
生殖細胞の変化、又は多型性は、生物のゲノム中に存在する遺伝的変異である。多型は、制限断片長多型(RFLP)、短いタンデム反復(STR)、及び一塩基多型(SNP)を含む。生殖細胞の変化は、癌を含む特定の疾患に対する感受性と関連することができる。(例えば、Vierimaa et al. (2006) Science 312:1228-1230; Landi et al. (2006) Science 313:521-522; Zhu et al. (2004) Cancer Research 64:2251-2257を参照)。従って、癌と関連付けられる多型を同定するための継続的必要性が存在する。
【0004】
本発明の特定の実施態様の概要
本明細書に記載された発明は、上記の必要性を満たし、そして他の利点を提供する。
【0005】
出願人は、バイオマーカーは、癌などの過剰増殖性疾患を治療する際のAKT阻害剤の有効性を予測することができることを発見した。
【0006】
出願人は、AKTの特定の変異は、AKTのPHドメインとキナーゼドメイン間の相互作用を妨害する可能性があることを発見した。これらのドメイン間の分裂は、その変異(単数又は複数)によって引き起こされ、AKTの恒常的リン酸化および恒常的AKTシグナル伝達をもたらすと思われる。これらの効果はまた、細胞の形質転換を可能にする。これらの変異は、PI3K及びアロステリックAkt阻害剤に対する耐性を付与する。従って、そのような変異の存在は、PI3K及びアロステリックAkt阻害剤の有効投与量が多くなるであろうことを示し、また、ATP競合的Akt阻害剤など、PI3K及び/又はアロステリックAkt阻害剤以外の阻害剤が使用されるべきであることを示している。単独で、又は本明細書に記載の他のバイオマーカーと組み合わせたこのバイオマーカーの使用は、単独で、又は、5-FU、白金剤(カルボプラチン、シスプラチン、オキサリプラチンなど)イリノテカン、ドセタキセル、ドキソルビシン、ゲムシタビン、SN-38、カペシタビン、テモゾロミド、エルロチニブ、PD-0325901、パクリタキセル、ベバシズマブ、ペルツズマブ、タモキシフェン、ラパマイシン、ラパチニブ、PLX-4032、MDV3100、アビラテロン、及びGDC-0973と他のMEK阻害剤などの別の治療用化合物と組み合わせて投与される、AKT阻害剤に対する腫瘍細胞の増殖の感受性を予測するために有用である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、AKT、及びPHとキナーゼドメインの相互作用を示し(図1A及び1B)、また、これらのドメイン間の相互作用の位置を示している(1C)。
図2図2は、PHドメインのキナーゼドメインとの相互作用を破壊すると考えられる場所での合成変異が、Aktの恒常的リン酸化を生じることを表す結果を示す。
図3図3は、体細胞変異を示す。
図4図4は、恒常的Aktリン酸化につながる体細胞変異は、恒常的AKTシグナルを導くことを示す結果を示す。
図5図5は、Akt1の変異体は細胞を形質転換することができることを示す結果を示す。
図6図6は、Akt1の変異体はPI3K阻害剤とAKTアロステリック阻害剤に対する耐性を付与することを示す結果を示す。
図7図7は、GDC-0068で処置された患者からの腫瘍におけるpPRAS40 T246の変化を示す。
図8図8は、活性化されたPI3K/AKT経路を持つ腫瘍を示す。
図9図9は、高AKT活性プロファイルがGDC-0068に対する感受性を予測することを表す結果を示す。
図10図10は、前立腺及び卵巣細胞株において、PTEN欠損とGDC-0068に対する感受性との強い相関を実証する結果を示す。結果は、GDC-0068において正規化された単一化合物の用量応答のものである。
図11図11は、PTEN欠損とPIK3CA変異がインビトロでGDC-0068単剤と強く相関していることを実証する結果を示す。
図12A-12B】図12Aと12Bは、異種移植片モデルにおけるGDC-0068単剤活性の結果とインビトロでの細胞株スクリーニングデータを示し、腫瘍増殖阻害の割合が最も高いことはまた、PTENの欠損又はPI3K変異のどちらかによる経路活性化の証拠を有することを示している。強い有効性が、AKT経路の活性化を持ち(かつMEK経路活性化を持たない)モデルで観察される。
図13図13は、様々な細胞株の感受性に対するGDC-0068とMEK阻害剤の間の負の相関を示す結果を示す。
図14図14は、AKT経路活性化(PTEN欠損、PI3K変異)を持つ細胞株における強い相乗効果を実証する結果を示す。BLISS解析は、MEK阻害剤(GDC-0973)と組み合わせたGDC-0068の広い相乗効果を示している。
図15図15は、シスプラチン+5FUの併用効果はAKT経路活性化と関連していることの結果を示す。5FU/シスプラチン(FOLFOX)の組み合わせスクリーニングは、相加効果の証拠を示している。相加効果は経路活性化と関連している:PTEN、pAKT、PI3K変異。
図16】PH-キナーゼドメインの接触部位の変異はAKT活性化へと導く。(A)空ベクター(EV)、野生型(WT)、ミリストイル化(Myr)又はE17K AKT1を単独又はMEK1 N3と一緒に安定的に発現する、BaF3細胞のIL-3非依存性増殖。(B)アロステリック阻害剤と複合体化したAKTのPH及びKDの「明白な」表示(PDB受託番号3O96)。(C)AKT1 PH-KD界面の変異の影響を評価するために用いられるスクリーニングを示す模式図。(D)PH-KD界面の変異はBaF3細胞のIL-3非依存性増殖を促進する。(E)空のベクター及び示されたAKT1コンストラクトを安定的に発現するNIH3T3細胞の免疫ブロット解析。
図17図17ヒト癌における体細胞のAKT変異。AKTファミリーのメンバーでの体細胞変異。水平の黒い棒はAKT1、2、及び3にわたって保存される残基を示す。
【0008】
詳細の記述
最近の構造研究では、ドメイン間の阻害的相互作用がAKTの活性化の調節において重要な役割を果たしていることを示している。変異スクリーニングを使用して、Aktの活性化は、PH-キナーゼドメインの接触に関与する残基中の変異に起因し得ることをここに示す。さらに、ヒト癌において新規な変異の同定が報告されており、そのうちのいくつかはPH-KD界面における残基を含む。
【0009】
以前に同定された変異E17Kに加えて、臨床サンプルで識別されたAKT1のPHドメイン変異体L52Rおよびキナーゼドメイン変異体D323Hは、細胞の形質転換を媒介し、生体内で発癌性である。完全長AKT1の構造を調べると、E17、L52及びD323はPH-KD界面に位置することが明らかとなり、これらの位置での置換は、PH-KDの結合を乱すと予測される。これと一致して、L52R及びD323Hの双方は、2-ハイブリッドアッセイでpH-KDの結合弱める。かねてE17Kの活性化のメカニズムは、改変された脂質結合特異性に起因している。これらの結果は、E17K活性化の基礎となる更なるメカニズムであるべきドメイン間の相互作用の摂動を示唆している。まとめると、これらの知見は、本明細書で同定されたAKT1 PH-KDの界面変異の発癌性は、ドメイン間接触の不安定化に起因することを示唆している。
【0010】
AKTを含むPI3K-AKT経路のメンバーを標的とした阻害剤は、現在様々な開発段階にある。以前の研究では、AKTのアロステリック阻害剤は、このような阻害剤が閉じた「PH-in」コンフォメーションに優先的に結合するため、インタクトなPH-KD界面を必要とすることが示されている。これと一致して、オープンな(「PH-out」)コンフォメーションを好むAKTの変異は、それらはATP競合的阻害剤に対する感受性を保持しているが、アロステリックなAKT阻害剤に対する感受性の減少を示す。これは、Aktの変異状態は、クリニックでの阻害剤の選択に重要な意味を持っていることを示している。AKT変異は、ナイーブな腫瘍におけるドライバーとして機能することができるが、また、AKT経路の上流成分を標的とする薬剤に応答して腫瘍において生じ得る。
特定の実施態様では、B-Raf変異又はK-Ras変異の存在は負の予測因子である(即ち禁忌となる)、それらの患者は、GDC-0068などのAKT阻害剤を受けるように処置群から選択されるべきである。
【0011】
GDC-0068、及び類似のATP競合的阻害剤は、優先的に活性なAktを標的にし、Aktを脱リン酸化をブロックすることによって、高リン酸化状態であるが非活性化状態に固定する。pAktの増加は、GDC-0068及び似たようなATP競合的阻害剤の作用にたいする薬力学的バイオマーカー(「PDバイオマーカー」)として使用することができる。
【0012】
本発明の特定の実施態様において、pGSK-3βまたはPRAS40は、GDC-0068のようなAKT阻害剤のための薬力学的バイオマーカーとして使用することができる。更に、特定の実施態様において、GDC-0068のような化合物の適切な投与量を、PDバイオマーカー、例えば、pGSK-3βまたはPRAS40を使用して、AKT経路の阻害に基づいて決定して調整することができる(図7を参照)。
【0013】
また、GDC-0068及び類似のATP競合的阻害剤は、Aktの過剰活性化に対してより活性であることが提案される。
【0014】
活性なAktの優先的な標的化は、Aktの変異、PTEN欠損(ヘミ接合またはホモ接合のいずれか)、INPP4B機能喪失、PHLPP機能喪失、PP2A機能喪失、PI3K変異およびHer2及び/又はHer3増幅に起因するものも含め、活性なAktの高定常状態レベルを有する腫瘍について、GDC-0068及び類似のATP競合的阻害剤の治療指数を増加させるために癌遺伝子の付加と協調して作用し得る。
GDC-0068の有効性は、例えば前立腺癌、乳癌および卵巣癌などPTEN欠損であるか又はPI3k変異を持つ腫瘍では予測されている。
【0015】
PTENの欠損は、例えば膵臓癌において、MEK阻害剤との相乗効果を予測するバイオマーカーである。
【0016】
従って、GDC-0068の活性はAKT経路の活性化と関連し、例えば選択的に関連付けられている。この関係の証拠は、細胞株および異種移植片試験において実証された。
【0017】
PTENの欠損、PI3Kキナーゼドメインの変異及び高pAKTレベルは、化学療法化合物と併用して相加効果を持ち、かつ例えばMEK阻害剤とともに相乗効果を持つ、化合物の活性を例えば単剤として予測する重要なマーカーである。興味深いことに、MEK阻害剤との相乗効果は、MEK経路の活性化で見られる。逆に、MEK経路(例えば、KRAS/BRAF)の活性化は、単剤(例えば、GDC-0068)の活性に対する耐性のマーカーである。化合物の活性、例えば、GDC-0068活性の他の潜在的な予測因子としては、RTK駆動による経路活性化(乳癌でのHER2及び胃癌でのMet)、AKT1のE17K変異、AKT2の増幅、AKT3の過剰発現及びPI3K増幅が含まれる。
【0018】
【0019】
本明細書を解釈する目的のために、以下の定義が適用され、適切な場合はいつでも、単数で使用される用語はまたその逆も複数形を含む。以下に記載される任意の定義が、参照により本明細書に組み込まれた任意の文書と競合する場合では、以下に記載の定義が優先されるものとする。
【0020】
ここで交換可能に用いる「ポリヌクレオチド」又は「核酸」は、任意の長さのヌクレオチドのポリマーを意味し、DNA及びRNAを含む。ヌクレオチドは、デオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチド、修飾されたヌクレオチド又は塩基、及び/又はそれらの類似体(アナログ)、又はDNAもしくはRNAポリメラーゼによりポリマー中に取り込み可能な任意の基質とすることができる。ポリヌクレオチドは、修飾されたヌクレオチド、例えばメチル化ヌクレオチド及びそれらの類似体を含み得る。存在するならば、ヌクレオチド構造に対する修飾は、ポリマーの集合化(「アセンブリ」とも言う)の前又は後になされ得る。ヌクレオチドの配列は非ヌクレオチド成分により中断されてもよい。ポリヌクレオチドは合成後に、例えば標識成分との結合によりさらに修飾されてもよい。他のタイプの修飾には、例えば「キャップ(caps)」、類似体との自然に生じたヌクレオチドの一又は複数の置換、ヌクレオチド間修飾、例えば非荷電連結(例えばホスホン酸メチル、ホスホトリエステル、ホスホアミダート、カルバマート等)及び荷電連結(ホスホロチオアート、ホスホロジチオアート等)を有するもの、ペンダント部分、例えばタンパク質(例えばヌクレアーゼ、毒素、抗体、シグナルペプチド、ポリ-L-リジン等)を含むもの、インターカレータ(intercalators)を有するもの(例えばアクリジン、ソラレン等)、キレート剤を含むもの(例えば金属、放射性金属、ホウ素、酸化的金属等)、アルキル化剤を含むもの、修飾された連結を含むもの(例えばアルファアノマー核酸等)、並びにポリヌクレオチド(一又は複数)の未修飾形態が含まれる。さらに、糖類中に通常存在する任意のヒドロキシル基は、例えばホスホナート基、ホスファート基で置き換えられてもよく、標準的な保護基で保護されてもよく、又は付加的なヌクレオチドへのさらなる連結を調製するように活性化されてもよく、もしくは固体支持体に結合していてもよい。5'及び3'末端のOHはホスホリル化可能であり、又は1~20の炭素原子を有するアミン又は有機キャップ基部分で置換することもできる。また他のヒドロキシルは標準的な保護基に誘導体化されてもよい。さらにポリヌクレオチドは当該分野で一般的に知られているリボース又はデオキシリボース糖類の類似形態のものをさらに含み、これらには例えば2’-O-メチル-、2’-O-アリル、2’-フルオロ又は2’-アジド-リボース、炭素環式糖の類似体、アルファ-アノマー糖、エピマー糖、例えばアラビノース、キシロース類又はリキソース類、ピラノース糖、フラノース糖、セドヘプツロース、非環式類似体、及び非塩基性ヌクレオシド類似体、例えばメチルリボシドが含まれる。一又は複数のホスホジエステル連結は代替の連結基で置き換えてもよい。これらの代替の連結基には、限定されるものではないが、ホスファートがP(O)S(「チオアート」)、P(S)S(「ジチオアート」)、「(O)NR2(「アミダート」)、P(O)R、P(O)OR'、CO又はCH2(「ホルムアセタール」)と置き換えられた実施態様のものが含まれ、ここでそれぞれのR及びR'は独立して、H又は、エーテル(-O-)結合を含んでいてもよい置換もしくは未置換のアルキル(1-20C)、アリール、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル又はアラルジル(araldyl)である。ポリヌクレオチド中の全ての結合が同一である必要はない。先の記述は、RNA及びDNAを含むここで引用される全てのポリヌクレオチドに適用される。
【0021】
本明細書中で用いる「オリゴヌクレオチド」とは、短く、少なくとも7ヌクレオチド長であって約200未満のヌクレオチド長の一本鎖ヌクレオチドを意味する。
【0022】
オリゴヌクレオチドは合成であっても良い。「オリゴヌクレオチド」及び「ポリヌクレオチド」なる用語は、相互に排他的なものではない。ポリヌクレオチドについての上述した記載はオリゴヌクレオチドと等しく、十分に適用可能である。
【0023】
「プライマー」は、核酸にハイブリダイズし、一般に遊離した3’-OH基を供給することにより、相補的なポリヌクレオチドの重合を促進する一本鎖ポリヌクレオチドである。
【0024】
「ヌクレオチド変化(変異)」なる用語は、参照ポリヌクレオチド配列(例えば野生型配列)と比較した場合の、ポリヌクレオチド配列における変化(例えば、単一のヌクレオチド多型性(SNP)のような、一以上のヌクレオチドのヌクレオチド挿入、欠失、逆位又は置換)を指す。この用語には、特に明記しない限り、ポリヌクレオチド配列の相補鎖における対応する変化も包含される。ヌクレオチド変化は、体細胞変異または生殖系列の多型であってもよい。
【0025】
「アミノ酸変化(変異)」なる用語は、参照ポリペプチド配列(例えば野生型配列)と比較した場合の、ポリペプチド配列の特定のアミノ酸位(一又は複数)での変化(例えば一又は複数のアミノ酸の挿入、置換又は欠失、例えば、内部欠失又はN-又はC-末端トランケーションなど)を指す。
【0026】
「検出」は、直接的及び間接的な検出を含む検出する任意の手段を含む。
【0027】
本明細書中で用いる「診断」なる用語は、分子又は病理学的状態、疾患ないしは症状の同定又は分類を指す。例えば、「診断」は特定のタイプの癌、例えば、肺癌の同定を指し得る。「診断」はまた、例えば、組織学により(例えば、非小細胞肺癌)、分子の特徴による(例えば、特定の遺伝子又はタンパク質におけるヌクレオチド及び/又はアミノ酸変異(複数)により特徴付けられる肺癌)、あるいはその両方による、特定の型の癌の分類を指すことができる。
【0028】
本明細書中で用いる「予後」なる用語は、癌のような腫瘍性疾患の再発、転移拡散、及び薬剤耐性を含む癌に起因し得る死又は進行の可能性の予測を意味する。
【0029】
「予測」なる用語又は(及び予測するなどの変形)は、患者が薬剤又は一連の薬剤に対して有利又は不利に応答する可能性を意味する。一実施態様では、予測はその応答の程度に関する。別の実施態様では、予測は、例えば特定の治療的薬剤による治療及び/又は原発性腫瘍の外科的切除、及び/又は癌の再発を伴わない一定期間の化学療法などの治療の後に患者が生存しているか改善しているかどうか、及び/又はその可能性に関する。本発明の予測方法は、任意の特定の患者のために最も好適な治療様式を選択することによって、治療決定を臨床的に行うことができる。本発明の予測方法は、患者が、治療投薬計画、例えば特定の治療剤や組み合わせの投与、外科的介入、化学療法などを含む特定の治療投薬計画に有利に応答するかどうか、又は治療投薬計画の後に患者が長期に生存しているかどうかを予測する際の有用なツールである。
【0030】
「細胞増殖性疾患」及び「増殖性疾患」は、無視できない程の異常な細胞増殖に関連した疾患を意味する。
【0031】
一実施態様において、細胞増殖性疾患は癌である。
【0032】
本明細書中で用いる「腫瘍」なる用語は、悪性、良性を問わず全ての腫瘍性細胞成長及び増殖、及び全ての前癌性及び癌性細胞及び組織を意味する。「癌」、「癌性」、「細胞増殖性疾患」、「増殖性疾患」及び「腫瘍」は、ここで述べられるように、相互に排他的ではない。「癌」、「癌性」、「細胞増殖性疾患」、「増殖性疾患」及び「腫瘍」という用語はここで意味するように相互排他的ではない。
【0033】
用語「癌」及び「癌性」は、無秩序な細胞成長及び細胞増殖を典型的に特徴とする、哺乳動物における生理学的状態を記述する。癌の例には、限定されないが、癌腫、リンパ腫(例えば、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫)、芽細胞腫、肉腫、及び白血病を含む。癌のより詳細な例は、扁平上皮癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、肺の腺癌、肺の扁平上皮癌、腹膜の癌、肝細胞癌、腎細胞癌、消化管癌、胃癌、食道癌、膵臓癌、グリオーマ、子宮頸癌、卵巣癌、肝臓癌、膀胱癌、ヘパトーマ、乳癌(例えば、内分泌抵抗性乳癌)、結腸癌、直腸癌、肺癌、子宮内膜又は子宮癌、唾液腺癌、腎臓癌、肝臓癌、前立腺癌、外陰癌、甲状腺癌、肝癌、メラノーマ、白血病及び他のリンパ球増殖性疾患、及び様々な型の頭部癌及び頸部癌が含まれる。
【0034】
用語「肺腫瘍」は、限定されないが、小細胞肺癌及び非小細胞肺癌(後者は限定されないが腺癌、扁平上皮癌、大細胞癌を含む)を含む肺の任意の腫瘍を指す。
【0035】
「新生物」又は「腫瘍性細胞」は、対応する正常組織又は細胞よりも迅速に増殖する、又は増殖を惹起する刺激の除去後にも増殖し続ける異常な組織又は細胞を指す。
【0036】
「肺腫瘍細胞」は、インビボまたはインビトロの何れかの肺腫瘍細胞を意味し、原発性肺腫瘍又は転移性肺腫瘍、並びにこのような細胞に由来する細胞株由来の細胞を包含する。
【0037】
ここで使用される「治療」(及び「治療する」又は「治療している」などの変形)とは、治療される個体又は細胞の自然の経過を変化させる試みにおける臨床的介入を意味し、予防のため、又は臨床病理経過中に実施することができる。治療の所望する効果には、疾患の発症又は再発の予防、症状の緩和、疾病の任意の直接的又は間接的な病理学的結果の減少、転移の予防、疾病の進行速度の低減、病状の回復又は緩和、及び寛解又は予後の改善が含まれる。
【0038】
「個体」、「被検体」又は「患者」は脊椎動物である。特定の実施態様では、脊椎動物は哺乳動物である。哺乳動物には、これに限定されないが、家畜(例えばウシ)、スポーツ用動物、愛玩動物(例えばネコ、イヌ及びウマ)、霊長類(ヒト及び非ヒト霊長類を含む)及び齧歯類(例えばマウス及びラット)が含まれる。特定の実施態様では、哺乳動物はヒトであり、男性又は女性の何れかのヒトであり得る。
【0039】
「有効量」とは、所望される治療的又は予防的結果を達成するのに必要な期間、必要な用量での有効量を意味する。
【0040】
個体に所望する反応を引き出すための本発明の物質/分子の「治療的有効量」は、病状、年齢、性別、個体の体重、及び物質/分子の能力等の要因に応じて変わり得る。治療的有効量とは、物質/分子の任意の毒性又は有害な影響を、治療的に有益な効果が上回る量を含む。「予防的有効量」は、所望する予防的結果を達成するのに必要な期間、用量で有効な量を意味する。必ずではないが、典型的には、予防的用量は、疾病の前又は初期の段階に患者に使用されるために、予防的有効量は治療的有効量よりも少ない。
【0041】
本明細書中で用いる「長期の」生存なる用語は、治療的治療の後、少なくとも1年、5年、8年又は10年の生存を指す。
【0042】
本発明に従って用いられる場合、特定の治療薬又は治療選択に対する「耐性の増加」なる用語は、薬剤の標準的な用量又は標準的な治療手順に対する応答の減少を意味する。
【0043】
本発明に従って用いられる場合、特定の治療薬又は治療選択に対する「感受性の減少」なる用語は、薬剤の標準的な用量又は標準的な治療手順に対する応答の減少を意味し、この応答の減少は薬剤の用量や治療の強度を増やすことによって、(少なくとも部分的に)補われうるものである。
【0044】
「患者応答」は、限定するものではないが以下のものを含む患者に利益を示す任意のエンドポイントを使用して評価できる。(1)緩徐化又は完全な増殖停止を含む、ある程度の腫瘍増殖の阻害、(2)腫瘍細胞数の減少、(3)腫瘍サイズの減少、(4)近接する末梢器官及び/又は組織への腫瘍細胞浸潤の阻害(例えば減少、緩徐化又は完全な停止)、(5)転移の阻害(例えば減少、緩徐化又は完全な停止)、(6)必ずではないが腫瘍の退縮又は拒絶が生じ得る抗腫瘍免疫応答の亢進、(7)腫瘍と関連する一又は複数の症状の、ある程度の軽減、(8)治療後の生存期間の増加、及び/又は(9)治療後の特定の時点での死亡率の減少。
【0045】
「抗体」(Ab)及び「免疫グロブリン」(Ig)は、類似の構造的特徴を有する糖タンパク質を意味する。抗体は、特定の抗原に対して結合特異性を示すが、免疫グロブリンは、抗体と、一般に抗原特異性を欠く抗体様分子の双方を含む。後者の種類のポリペプチドは、例えばリンパ系では低レベルで、骨髄腫では高レベルで産出される。
【0046】
「抗体」及び「免疫グロブリン」なる用語は、最も広義で相互に交換可能に使用され、モノクローナル抗体(例えば、全長又は無傷のモノクローナル抗体)、ポリクローナル抗体、一価抗体、多価抗体、多重特異性抗体(例えば、所望の生物活性を示す限り二重特異性抗体)が含まれ、さらにある種の抗体断片(ここに詳細に記載されるもの)も含まれ得る。抗体は、キメラ、ヒト、ヒト化及び/又は親和成熟したものであってよい。
【0047】
「FOXO3a」とは、PI3K/AKTキナーゼシグナル伝達経路の下流標的であるフォークヘッド/ウィングドヘリックスボックスクラスOタンパク質を指す。活性化されたAKTキナーゼはリン酸化によりFOXO3aの活性を直接制御し、その移行を細胞質に導き、ここでそれは14-3-3シャペロンタンパク質によって隔離される。PI3K/AKTキナーゼの阻害はFOXO3aの脱リン酸化及び核局在を導き、その活性化をもたらす。FOXO3aの核局在は、それを転写因子として作用させ、p27Kip1及びBim等の主要標的のアップレギュレーションを通して細胞周期停止及び/又はアポトーシスを導く。
【0048】
「局在プロファイル」とは、第二の位置における量と比較した、一位置における任意分子の量を指す。一実施例では、FOXO3a局在プロファイルは、細胞細胞質における量と比較した細胞核におけるFOXO3aの量を指す。局在プロファイルは、比(例えば核におけるFOXO3aの量/細胞質におけるFOXO3aの量)又は減算(例えば核におけるFOXO3aの量-細胞質におけるFOXO3aの量)において表されることができる。「核局在プロファイル」とは、細胞質より核において実質的により高いFOXO3aレベルを有すると決定される局在プロファイルを指す。一実施例では、核局在プロファイルは、細胞質より核において約50%より大きいFOXO3aを有する。他の実施例では、核局在プロファイルは、細胞質より核において約70%より大きい、あるいは約80%より大きい、あるいは約90%より大きいFOXO3aを有する。「核局在プロファイル」とは、細胞質より核において実質的により高いFOXO3aレベルを有すると決定される局在プロファイルを指す。一実施例では、核局在プロファイルは、細胞質より核において約50%より大きいFOXO3aを有する。他の実施例では、核局在プロファイルは、細胞質より核において約70%より大きい、あるいは約80%より大きい、あるいは約90%より大きいFOXO3aを有する。
【0049】
従って、一態様では、腫瘍細胞においてFOXO3aの局在化プロファイルを決定することを含む、AKTキナーゼ経路阻害剤による阻害に対する腫瘍細胞増殖の感受性を予測する方法を包含し、ここではFOXO3aを細胞質局在化プロファイルは、AKTキナーゼ阻害剤による阻害に対する感受性と相関し、そしてFOXO3aの核局在化プロファイルは、AKTキナーゼ阻害剤による阻害に対する抵抗性と相関している。
【0050】
「pAKTプロファイル」とは、任意のサンプルにおける、非活性化又は非リン酸化AKTのレベルと比較した、AKTの活性化又はリン酸化(「pAKT」)のレベルを指す。一実施例では、サンプルは腫瘍細胞である。pAKTプロファイルは、比(例えば腫瘍細胞におけるpAKTの量/該細胞又は同じタイプの非腫瘍細胞における非リン酸化AKTの量)又は減算(例えば腫瘍細胞におけるpAKTの量-該細胞又は同じタイプの非腫瘍細胞における非リン酸化AKTの量)において表されることができる。pAKTプロファイルはまた、AKTリン酸化の下流標的(例えば、pGSK又はPRAS40)の量を測定することによって経路の活性化のレベルを単位として表現することができる。「高pAKTプロファイル」とは、ベースライン値より高い、サンプルにおける全体AKTの活性化又はリン酸化レベルを指す。一実施例では、ベースライン値は、任意の細胞タイプのpAKTの基礎レベルである。別の実施例では、ベースライン値は、任意のサンプル細胞集団におけるpAKTのアベレージ又は平均である。別の実施例では、「高pAKTプロファイル」とは、細胞において増幅されたリン酸化又は活性化AKTを過剰発現する又は有する腫瘍細胞を指し、同じ哺乳類又は患者集団からの同じタイプの正常で健康な(例えば非腫瘍性)細胞のアベレージと比較される。一例が図9に示され、高pAKTプロファイルがAKT阻害剤、例えばGDC-0068に対する感受性を予測することを実証している。pAKTプロファイルはまた、特定のPI3k/AKTキナーゼ経路阻害剤の効果を予測するために他のマーカー(例えばFOXO3a局在プロファイル)との組合せにおいて使用されてもよい。
【0051】
サンプルにおけるAKT活性化のレベル及びpAKTの量を測定する方法は、当分野で知られている。例えば、AKT Activity Assay Kit (Abcam(登録商標), San Francisco, CAから入手可能)等の免疫沈降アッセイが使用され得る。別の実施例では、AKT Western Blot Assay Kit (Cell Signaling Technology, Danvers, MAから入手可能)等のウエスタンブロットアッセイが使用され得る。pAKTレベル測定のための知られているほかのアッセイフォーマットは、ケミルミネッセンス結合免疫吸着法を含み、Cicenas, J, et. al., “Increased level of phosphorylated akt measured by chemiluminescence-linked immunosorbent assay is a predictor of poor prognosis in primary breast cancer overexpressing ErbB-2," Breast Can. Res., 7(4), R394, 2005を参照のこと。使用されうる他のアッセイも利用可能であり、例えばAlphaScreen SureFire Akt 1 (p-Thr308) Assay Kit (Perkin Elmer, Waltham, MAから入手可能)である。
【0052】
PI3K変異の存在を決定する方法は当該分野で知られている。例えば、リアルタイムPCRを用いたPIK3CA遺伝子における特定の変異の検出のためのアッセイは(エキソン9及び20、そしてまたH1047R又はH1047L変異において)公知である(Qiagen, Valencia, CAから入手できる)。
【0053】
核酸は、ゲノムDNA;ゲノムDNAから転写されるRNA;又はRNAから生成されるcDNAであってもよい。核酸は、脊椎動物(例えば哺乳動物)に由来してもよい。核酸は、その供給源から直接得られる場合、又はそれがその供給源において見出される核酸のコピーである場合、特定の供給源に「由来する」という。
【0054】
核酸及びアミノ酸配列における変異は、当業者に周知の方法によって検出され得る。この種の方法は、DNA塩基配列決定、アレル特異的ヌクレオチド取り込みアッセイ及びアレル特異的プライマー伸長アッセイ(例えばアレル特異的PCR、アレル特異的ライゲーション連鎖反応(LCR)及びgap-LCR)を含むプライマー伸長アッセイ;アレル特異的オリゴヌクレオチド・ハイブリダイゼーション検定法(例えばオリゴヌクレオチド・ライゲーション・アッセイ);切断剤からの保護を核酸デュプレックスのミスマッチ塩基を検出するために用いる切断保護アッセイ;MutSタンパク質結合の分析;変異体及び野生型核酸分子の可動性を比較する電気泳動的解析;、変性こう配ゲル電気泳動(DGGE、例えばMyers et al. (1985) Nature 313:495に記載);ミスマッチ塩基対のRNアーゼ切断の分析;ヘテロ二本鎖DNAの化学的又は酵素による切断の分析;マススペクトル分析(例えばMALDI-TOF);遺伝子のビット分析(GBA);5’ヌクレアーゼ・アッセイ(例えばTaqMan(登録商標));及び分子ビーコンを用いたアッセイを含むが、これに限定されるものではない。これらの方法のいくつかは、以下でより詳細に検討される。
【0055】
標的核酸変異の検出は、その分野で公知の技術を用いて、標的核酸分子クローニング及び配列決定により達成され得る。あるいは、ポリメラーゼ連鎖反応法(PCR)のような増幅技術を、腫瘍組織のゲノムDNA標本から直接標的核酸配列を増幅するために用いることができる。増幅された配列の核酸配列が決定され、変異が同定される。増幅技術はその分野で公知であり、例えば、PCRはSaiki et al., Science 239:487, 1988;米国特許第4683203号及び同第4683195号において記載される。
【0056】
その分野で公知であるリガーゼ連鎖反応もまた、標的核酸配列を増幅するために用いることができる。例えばWu et al., Genomics 4:560-569 (1989)を参照。さらにアレル特異的PCRとして公知の技術もまた、変異(例えば置換)を検出するために用いることができる。例えば、Ruano and Kidd (1989) Nucleic Acids Research 17:8392; McClay et al.(2002) Analytical Biochem.301:200-206を参照。この技術のある実施態様において、アレル特異的プライマーを用いることができ、そのプライマーの3’末端ヌクレオチドは標的核酸における特定の変異に相補的である(すなわち、特異的に塩基対合できる)。特定の変異がない場合、増幅産物は観察されない。Amplification Refractory Mutation System(ARMS)もまた、変異(例えば置換)を検出するために用いることができる。ARMSは、例えば、ヨーロッパ特許出願公開番号0332435及びNewton et al., Nucleic Acids Research, 17:7, 1989において記載される。
【0057】
変異(例えば置換)を検出するために有用な他の方法は(1)単一塩基伸長アッセイなどのアレル特異的ヌクレオチド取り込みアッセイ(Chen et al. (2000) Genome Res. 10: 549-557;Fan et al. (2000) Genome Res. 10: 853-860;Pastinen et al. (1997) Genome Res. 7: 606-614;及びYe et al. (2001) Hum. Mut. 17: 305-316)参照);(2)アレル特異的PCRを含むアレル特異的プライマー伸長アッセイ(Ye et al. (2001) Hum. Mut. 17: 305-316;及びShen et al. Genetic Engineering News, vol. 23, Mar. 15, 2003参照);(3)5’ヌクレアーゼアッセイ(De La Vega et al. (2002) BioTechniques 32:S48-S54(TaqMan(登録商標)アッセイを記載); Ranade et al. (2001) Genome Res. 11: 1262-1268;及びShi (2001) Clin. Chem. 47:164-172参照);(4)分子ビーコンを用いるアッセイ(Tyagi et al. (1998) Nature Biotech. 16:49-53;及びMhlanga et al. (2001) Methods 25:463-71参照);及び、(5)オリゴヌクレオチド・ライゲーション・アッセイ(Grossman et al. (1994) Nuc. Acids Res. 22: 4527-4534;米国特許出願公開番号US2003/0119004 A1;PCT国際公開番号WO01/92579 A2;及び米国特許第6027889号参照)を含むが、これに限定されるものではない。
【0058】
変異は、ミスマッチ検出法によってもまた検出され得る。ミスマッチは、100%相補的でないハイブリダイズされた二本鎖核酸である。完全な相補性の欠如は、欠失、挿入、逆転又は置換に起因している場合がある。ミスマッチ検出法の1つの例は、例えば、Faham et al., Proc. Natl Acad. Sci. USA 102:14717-14722 (2005)及びFaham et al., Hum. Mol. Genet. 10:1657-1664 (2001)において記載されるミスマッチ修復検出((Mismatch Repair Detection)(MRD))アッセイである。他のミスマッチ切断技術の例は、RNアーゼ保護法であり、Winter et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 82:7575, 1985及びMyers et al., Science 230:1242, 1985においてその詳細が記載される。例えば、本発明の方法は、ヒト野生型標的核酸に相補的な標識化されたリボプローブを用いてもよい。組織サンプルの由来される標的核酸及びリボプローブは、共にアニール(ハイブリダイズ)され、二本鎖RNA構造におけるいくつかのミスマッチを検出することが可能な酵素RNアーゼAによってその後消化される。ミスマッチがRNアーゼAによって検出されると、ミスマッチの部位で切断される。したがって、アニールされたRNA標本が電気泳動的ゲルマトリックスに分離され、ミスマッチが検出されてRNアーゼAによって切断された場合、リボプローブ及びmRNAもしくはDNAに対して全長二本鎖RNAより小さいRNA産物が確認される。リボプローブは、標的核酸の完全長である必要はなく、それが変異を有すると推測される位置を含むならば標的核酸の一部であってもよい。
【0059】
これと同様の方法で、例えば酵素的もしくは化学的な切断を通して、ミスマッチを検出するためにDNAプローブを用いることができる。例えばCotton et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 85:4397, 1988;及びShenk et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 72:989, 1975を参照。あるいは、ミスマッチは、マッチする二本鎖と比較して、ミスマッチ二本鎖の電気泳動易動度の変動によって検出することができる。例えば、Cariello, Human Genetics, 42:726, 1988を参照。変異を含むと推測される標的核酸は、リボプローブ又はDNAプローブのいずれかにより、ハイブリダイゼーションの前に増幅されてもよい。特に標的核酸の変化が、大きな再配列(例えば欠失及び挿入)である場合、その変化はサザンハイブリダイゼーションを用いても検出できる。
【0060】
標的核酸又は周囲のマーカー遺伝子に対する制限断片長多形性(RFLP)プローブを、変異(例えば挿入又は欠失)の検出に用いることができる。挿入及び欠失を、標的核酸のクローニング、配列決定及び増幅により検出することができる。一本鎖DNA高次構造多型(SSCP)分析もまた、アレルの塩基変化変異体の検出に用いることができる。例えば、Orita et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 86:2766-2770, 1989, and Genomics, 5:874-879, 1989を参照。
【0061】
本発明は、本発明の方法を行うのに適した種々の組成物をも提供する。例えば、本発明は、この種の方法で用いられるアレイを提供する。一実施態様において、本発明のアレイは、本発明の変異を検出するために有用な、個人の核酸分子又は核酸分子のコレクションを含む。例えば、本発明のアレイは、一連の別々に配置された個々のアレル特異的オリゴヌクレオチド又はアレル特異的オリゴヌクレオチドのセットを含んでもよい。固体基質(例えばスライドグラス)に核酸を結合させるためのいくつかの技術は、その分野において周知である。1つの方法は、固体基質(例えばアミン基、アミン基の誘導体又は正電荷を有する他のグループ)に給合可能な反応性成分を含む修飾塩基又はアナログを、合成される核酸分子に組み込むことである。それから、合成された産物を、固体基質(例えばアルデヒド又は他の反応基を有するコーティング付きスライドグラス)に接触させる。アルデヒド又は他の反応基は、増幅された産物上で反応性成分と共有結合を形成し、スライドグラスに共有結合する。アミノプロピルシリカ(amino propryl silican)界面化学を用いるような他の方法もまた公知技術である。
【0062】
上記の方法のいずれかによると、生体試料は当業者に周知である特定の方法を用いて得られる。生体試料は、脊椎動物、特に哺乳動物から得られてもよい。組織生検は、腫瘍組織の典型的な試験片を得るために、たびたび用いられる。あるいは、腫瘍細胞は、公知の、又は興味がある腫瘍細胞を含むと考えられる組織又は体液の形で間接的に得られることができる。例えば、肺癌病変の試料は、切除、気管支鏡検査法、微細な針穿刺吸引、気管支擦過法によるか、痰肋膜体液又は血液から、得られてもよい。標的核酸(又はコード化されたポリペプチド)の変異は、腫瘍試料又は他の体試料(例えば尿、痰又は血清)から検出され得る。癌細胞は、腫瘍から脱落し、この種の体試料に出現する。
【0063】
この種の体試料のスクリーニングにより、疾患(例えば癌)の簡潔な早期診断が達成される。さらに、治療の進捗は、標的核酸(又はコード化されたポリペプチド)における変異について、この種の体試料を検査することによって、より容易にモニターすることができる。さらに腫瘍細胞の組織標本を拡充するための方法は、この分野において公知である。例えば、組織は、パラフィン又はクリオスタット切片から単離されてもよい。癌細胞は、フローサイトメトリー又はレーザーキャプチャーマイクロダイセクションにより正常細胞から分離され得る。
【0064】
AKTキナーゼ阻害剤
特定のAKTキナーゼ阻害剤は、AKTの活性部位への結合に関してATPと競合するそれらの能力のため、ATP競合的阻害剤として知られている。アロステリック阻害剤として知られている特定のAKTキナーゼ阻害剤は、AKTの活性部位に結合しない。また、AKTキナーゼ阻害剤は、パン-AKT阻害剤であることができ、ここで阻害剤は、AKT-1、AKT-2及びAKT-3の2以上の活性を阻害することができることを特徴とする。AKTキナーゼ阻害剤は、選択的AKT阻害剤であることができ、ここでその阻害剤は、他の二つの活性を阻害することなく、AKT-1、AKT-2及びAKT-3の活性を阻害することができることを特徴とする。
【0065】
一実施態様では、AKTキナーゼ阻害剤は、ATP競合的阻害剤である。その他の実施態様において、ATP競合的阻害剤は、パン-AKT阻害剤である。例えば、特定の実施態様において、Akt阻害剤は、式IのATP競合的、パン-AKT阻害剤
及びその互変異性体、分割エナンチオマー、分割ジアステレオマー、溶媒和物、及び塩であって、ここで
はH、Me、Et及びCFであり、
はH又はMeであり、RはH又はMeであり、
Aは
であり、
ここでGは1~4のR基で置換されていてもよいフェニル又はハロゲンで置換されていてもよい5-6員のヘテロアリールであり、
及びRは独立して、H、OCH、(C-Cシクロアルキル)-(CH)、(C-Cシクロアルキル)-(CHCH)、V-(CH)0-1であり、ここでVは5-6員のヘテロアリール、W-(CH)1-2であり、ここでWはフェニル(F、Cl、Br、I、OMe、CF又はMeで置換されていてもよい)、C-C-シクロアルキル(C-Cアルキル又はO(C-Cアルキル)で置換されていてもよい)、ヒドロキシ-(C-C-シクロアルキル)、フルオロ-(C-C-シクロアルキル)、CH(CH)CH(OH)フェニル、4-6員の複素環(F、OH、C-Cアルキル、シクロプロピルメチル又はC(=O)(C-Cアルキル)で置換されていてもよい)、又はC-C-アルキル(OH、オキソ、O(C-C-アルキル)、CN、F、NH、NH(C-C-アルキル)、N(C-C-アルキル)、シクロプロピル、フェニル、イミダゾリル、ピペリジニル、ピロリジニル、モルホリニル、テトラヒドロフラニル、オキセタニル又はテトラヒドロピラニルから独立して選択される一又は複数の基で置換されていてもよい)であり、又はR及びRはそれらが結合する窒素と共に、OH、ハロゲン、オキソ、CF、CHCF、CHCHOH、O(C-Cアルキル)、C(=O)CH、NH、NHMe、N(Me)、S(O)CH、シクロプロピルメチル及びC-Cアルキルから独立して選択される一又は複数の基で置換されていてもよい4-7員の複素環を形成し、
及びRはHであるか、又はRはHであり、R及びRはそれらが結合する原子と共に、1又は2つの環窒素原子を有する5-6員の複素環し、
及びRはH又はMeであるか、又はR及びRはそれらが結合する原子と共にシクロプロピル環を形成し、
はH、Me、F又はOHであるか、又はR及びRはそれらが結合する原子と共に、1又は2つの環窒素原子を有する5-6員の複素環を形成し、
各Rは独立してハロゲン、C-C-アルキル、C-C-シクロアルキル、O-(C-C-アルキル)、CF、OCF、S(C-C-アルキル)、CN、OCH-フェニル、CHO-フェニル、NH、NH-(C-C-アルキル)、N-(C-C-アルキル)、ピペリジン、ピロリジン、CHF、CHF、OCHF、OCHF、OH、SO(C-C-アルキル)、C(O)NH、C(O)NH(C-C-アルキル)、及びC(O)N(C-C-アルキル)であり、
10はH又はMeであり、
m、n及びpは独立して0又は1である。
【0066】
別の実施態様は、式IのAKT阻害剤を含み、ここでRはメチルであり、R、R及びR10はHであり、Gは1-3のRで置換されていてもよいフェニルであり、Rはハロゲン、C-Cアルキル、CN、CF、OCFOCH又はOCHフェニルであり、R及びRはH又はメチルであり、m、n及びpは0又は1であり、RはH又はメチルであるAKT阻害剤を含む。
【0067】
別の実施態様は、次から選択される式IのAKT阻害剤含む:
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン ジヒドロクロリド;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロフェニル)-1-((S)-4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン ジヒドロクロリド;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-((S)-4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン ジヒドロクロリド;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-((S)-4-((5R,7R)-7-メトキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン ジヒドロクロリド;
(S)-3-アミノ-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン ジヒドロクロリド;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロフェニル)-1-((S)-4-((S)-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-((S)-4-((S)-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(2R)-2-アミノ-3-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-((3S)-4-((5R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(2R)-2-アミノ-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-(7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メトキシフェニル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-((S)-4-((R)-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-(7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン ジヒドロクロリド;
2-(4-クロロフェニル)-3-(イソプロピルアミノ)-1-(4-(7-メトキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(3,4-ジフルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ピリジン-3-イルメチルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(2,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ペンタン-3-イルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-((1S,2R)-1-ヒドロキシ-1-フェニルプロパン-2-イルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((1R,4R)-4-ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)プロパン-1-オン;
((3S,4R)-4-(3,4-ジクロロフェニル)ピロリジン-3-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン;
((3R,4S)-4-(3,4-ジクロロフェニル)ピロリジン-3-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン;
2-(4-クロロフェニル)-2-ヒドロキシ-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
4-アミノ-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-メチルペンタン-1-オン;
4-アミノ-2-(3,4-ジフルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-メチルペンタン-1-オン;
(4-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)ピペリジン-4-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン;
(3-(4-クロロフェニル)ピロリジン-3-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン;
1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-2-p-トリルプロパン-1-オン;
1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-2-(4-メトキシフェニル)プロパン-1-オン;
3-(エチルアミノ)-2-(4-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(メチルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-((S)-4-((S)-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロフェニル)-1-((S)-4-((R)-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-((S)-4-((R)-7-ヒドロキシ-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R)-7-ヒドロキシ-5,7-ジメチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(4-(3,4-ジクロロフェニル)ピペリジン-4-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン ジヒドロクロリド;
4-(3,4-ジクロロフェニル)ピロリジン-3-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン ジヒドロクロリド;
1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(4-メトキシフェニル)-3-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(2,2,2-トリフルオロエチルアミノ)プロパン-1-オン;
3-(tert-ブチルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(メチル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-クロロチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
4-(1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-1-オキソプロパン-2-イル)ベンゾニトリル;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
3-(アゼチジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ネオペンチルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-(4-フルオロピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-((S)-3-フルオロピロリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-(エチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(4-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-アミノ-3-(3,4-ジフルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-((R)-3-フルオロピロリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロプロピルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-4-アミノ-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-メチルペンタン-1-オン;
(S)-4-アミノ-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-メチルペンタン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((R)-ピロリジン-3-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((S)-ピロリジン-3-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-((R)-1-アセチルピロリジン-3-イルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-((S)-1-アセチルピロリジン-3-イルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ピペリジン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-(1-アセチルピペリジン-4-イルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(2-メトキシエチルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-4-(ジメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((1r,4S)-4-ヒドロキシシクロヘキシルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-(アゼチジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(アゼチジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-((S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)アセトアミド;
2-((S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)-N,N-ジメチルアセトアミド;
2-((S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)-N-メチルアセトアミド;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(イソプロピルアミノ)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-4-(ジメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(イソブチルアミノ)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-((2-メトキシエチル)(メチル)アミノ)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(イソプロピルアミノ)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)ブタン-1-オン;
2-((R)-3-(4-ブロモフェニル)-4-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-オキソブチルアミノ)-N,N-ジメチルアセトアミド;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)ブタン-1-オン;
(2R)-2-(4-ブロモフェニル)-4-(2-ヒドロキシ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(R)-2-アミノ-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヨードフェニル)プロパン-1-オン;
4-((R)-2-アミノ-3-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピル)ベンゾニトリル;
(R)-2-アミノ-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(4-アセチルピペラジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-アセチルピペラジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(メチルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-4-(シクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)ブタン-1-オン;
(2R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(2-ヒドロキシプロピルアミノ)ブタン-1-オン;
(2R)-2-(4-クロロフェニル)-4-(2-ヒドロキシ-1-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(2R)-2-(4-クロロフェニル)-4-(2-ヒドロキシ-1-フェニルエチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(エチル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(2-メトキシエチルアミノ)ブタン-1-オン;
(2R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピルアミノ)ブタン-1-オン;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-((1-ヒドロキシシクロプロピル)メチルアミノ)ブタン-1-オン;
2-((R)-3-(4-ブロモフェニル)-4-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-オキソブチルアミノ)アセトアミド;
(R)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)ブタン-1-オン;
(R)-4-(3-(1H-イミダゾール-1-イル)プロピルアミノ)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-モルフォリノプロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-モルフォリノプロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(3-アミノアゼチジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(3-アミノアゼチジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-チオモルホリノプロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-チオモルホリノプロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-フルオロピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-フルオロピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(ジメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(メトキシアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メトキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メトキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(4-アミノピペリジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-アミノピペリジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(メチル(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-(メチルスルホニル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-(メチルアミノ)ピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-エチルピペラジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-エチルピペラジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-((S)-3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-((S)-3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((R)-テトラヒドロフラン-3-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((R)-テトラヒドロフラン-3-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(2-フルオロエチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-フルオロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,5-bis(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
4-((R)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピル)ピペラジン-2-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((R)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-クロロ-5-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-ブロモ-4-メトキシフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(ピペリジン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-(1-アセチルピペリジン-4-イルアミノ)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-((R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イルアミノ)-N-イソプロピルアセトアミド;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-2-(ジメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-モルホリノエチルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-((S)-4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)-3-メチルピペラジン-1-イル)-2-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
2-((R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-1-オキソプロパン-2-イルアミノ)-N,N-ジメチルアセトアミド;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(1,4-オキサゼパン-4-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(1,4-オキサゼパン-4-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(シクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メトキシシクロヘキシルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((S)-テトラヒドロフラン-3-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルテトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(2-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)エチルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(3,3,3-トリフルオロプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-((テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イル)メチルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-(tert-ブチルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(tert-ブチルアミノ)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-モルフォリノプロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
3-((S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)プロパンアミド;
3-((S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-オキソプロピルアミノ)プロパンアミド;
(4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-4-イル)(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)メタノン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-((R)-3-アミノピロリジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-((R)-3-アミノピロリジン-1-イル)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-モルフォリノプロパン-1-オン;
(R)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-モルフォリノプロパン-1-オン;
(S)-3-(4-エチルピペラジン-1-イル)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-エチルピペラジン-1-イル)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(4-アセチルピペラジン-1-イル)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-3-(4-アセチルピペラジン-1-イル)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(ビス(シクロプロピルメチル)アミノ)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-3-((シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-((3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-クロロフェニル)-3-((2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-((2S,6R)-2,6-ジメチルモルホリノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-((3S,5R)-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-メチルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3,4-ジクロロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-2-(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(R)-2-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
2-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-(ジメチルアミノ)-3-フルオロピペリジン-1-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(tert-ブチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-2-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-3-(tert-ブチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソブチルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-3-(シクロペンチルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロ-3-フルオロフェニル)-3-(シクロペンチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピル(メチル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-((2-ヒドロキシエチル)(イソプロピル)アミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-3-アミノ-2-(2-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-2-(3-フルオロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-3-(4,4-ジメチルシクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-ブロモフェニル)-3-(3,3-ジメチルシクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(4,4-ジメチルシクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(4-クロロフェニル)-3-(3,3-ジメチルシクロヘキシルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)-2-(チオフェン-2-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-ブロモチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-ブロモチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-ブロモチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(R)-2-(5-ブロモピリジン-2-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-ブロモピリジン-2-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-ブロモチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-ブロモチオフェン-2-イル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-クロロチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-クロロチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-クロロチオフェン-2-イル)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(テトラヒドロ-2H-ピラン-4-イルアミノ)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-クロロチオフェン-2-イル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;
(S)-2-(5-クロロチオフェン-2-イル)-3-(シクロプロピルメチルアミノ)-1-(4-((5R,7S)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)プロパン-1-オン;及び
その塩。
【0068】
別の実施態様は、式IのAKT阻害剤を含み、次の化合物をふくむ:
及びその塩。
【0069】
式Iの化合物の調製
式Iの化合物は、米国特許公開第2008/0051399号(米国特許出願第11/773,949号、2007年7月5日出願、名称“Hydroxylated and Methoxylated Pyrimidyl Cyclopentanes as AKT Protein Kinase Inhibitors”)に記載される方法に従って調製され得、出典明記によりそれを全ての目的に対して援用する。
【0070】
式Iの化合物は単一的に、又は少なくとも2、例えば5~1,000の化合物、又は10~100の化合物を含んでなる化合物ライブラリーとして調製されうる。式Iの化合物のライブラリーは、コンビナトリアルな「スプリット及びミックス」アプローチによって、又は溶液相もしくは固相化学の何れかを使用する複数のパラレル合成によって調製されうる。
【0071】
説明目的のために、スキーム1-4は式Iの化合物並びに主要中間体を調製するための一般的な方法を示す。当業者は、他の合成経路が使用されうることが理解できるだろう。特定の開始材料及び試薬がスキームに示され、下で検討されるが、他の開始材料及び試薬が、様々な誘導体及び/又は反応条件をもたらすために容易に代用されうる。更に、下に記載の方法によって調製される多くの化合物は、本開示を考慮のもと、当業者に良く知られる一般的な化学を使用して更に修飾されてもよい。
【0072】
スキーム1は式Iの化合物10を調製する方法を示し、ここでRはHであり、RはOHであり、RはHである。ピリミジン2の形成は、エタノールなどの適切な溶媒中においてKOH等の塩基の存在下、チオ尿素とのケトエステル1の反応によって達成されうる。標準的な還元条件下(例えばラネーニッケル及びNHOH)において化合物2のメルカプト基の還元により化合物3を得た後、ヒドロキシピリミジン3は標準的な条件下(例えばDIEA/DCE中におけるPOCl)において塩素化され、化合物4が得られる。化合物4は次いで、標準的な条件下(例えばCHClなどの適切な溶媒中におけるMCPBA)において酸化され、ピリミジン-オキサイド5が得られる。無水酢酸でのピリミジン-オキサイドの処理は、転位生成物6を生成する。化合物7は、化合物6を標準的なSAr反応条件下で適切に置換されたピペリジンと反応させることによって化合物7が得られる。化合物7は化合物8を得るために加水分解され、次いで中間体9を生成するために脱保護される。HBTUなどのカップリング試薬の存在下における適切なアミノ酸を用いたピペラジニルシクロペンタ[d]ピリミジン9のアシル化と、必要であればその後の脱保護は、式Iの化合物10を生成する。
【0073】
スキーム2は式Iの化合物22、25及び27の調製方法を示し、ここでR、R及びRはメチルである。スキーム2によると、臭素による(+)-プレゴン11のブロム化は、ジブロミド12を生成する。ナトリウムエトキシド等の塩基によるジブロミド12の処理は、プレゲネート13を生成する。プレゲネート13のオゾン分解はケトエステル14を生成する。エタノール中におけるKOH等の塩基の存在下におけるチオ尿素によるケトエステル14の処理と、その後の標準的な条件下(例えばアンモニア中におけるラネーニッケル触媒)におけるメルカプト基の還元はヒドロキシピリミジン16を生成する。標準的な条件下(例えば、POCl)におけるヒドロキシピリミジン16の塩素化は、4-クロロピリミジン17を生成する。MCPBA又は過酸化水素などの酸化剤による4-クロロピリミジン17の酸化は、N-オキサイド18を生成する。無水酢酸によるN-オキサイド18の転位は中間体19を生成する。化合物19はスキーム1に記載の手順に従い所望のピペラジンと反応され、化合物20(RがH)及び23(RがMe)が得られる。化合物20及び23は、キラル固定を有するHPLCを使用してキラル分離処理され、次いで水酸化リチウム等の塩基による処理によって加水分解され、化合物21及び24がそれぞれ得られる。脱保護後、化合物21及び24は次いで適切なアミノ酸と反応され、化合物22及び25がそれぞれ得られる。
【0074】
あるいは、化合物24の7-ヒドロキシ基は、NaH又はKOH等の塩基の存在下においてハロゲン化アルキル等のアルキル化試薬によりアルキル化され、化合物26(RがMe)が得られうる。脱保護後、化合物26は次いで適切なアミノ酸と反応され、化合物27が得られる。
【0075】
スキーム3は、化合物73及び74の他の調製方法を示す。スキーム3によると、アンモニアシントンを使用する14のアミノ化は63を生成する。50℃-250℃及び/又は高圧での、ホルムアミドの存在下における、例えばギ酸アンモニウムの使用によるピリミジン形成は、二環系ユニット64を生成する。例えばPOCl又はSOClを用いる64の活性化は、活性化ピリミジン65を生成する。0℃~150℃での適切な保護/置換ピペリジンを使用したこの脱離基の置換は、ピペリジン66を生成する。-20℃~50℃での、例えばm-クロロ過安息香酸(「MCPBA」又は「m-CPBA」)又はOxone(登録商標)を使用した酸化は、N-オキサイド67を生成する。アシル化剤(例えば無水酢酸)による処理と、その後の加熱(40℃~200℃)は転位を引き起こし、68が得られる。0℃~50℃での、例えばLiOH又はNaOHを使用した加水分解は、アルコール69を生成する。適切な温度での、例えばSwern条件、MnO又はピリジン-SO複合体を使用した酸化は、ケトン70を生成する。キラルリガンドの存在下、水素、CBS触媒又は水素化ホウ素還元剤の存在下における、例えば触媒活性キラル触媒を使用した不斉還元は、アルコール71又は72で(R)又は(S)立体化学を生じる。あるいは、非-キラル還元剤が使用され得(例えばH,Pd/C)、シクロペンタンユニットにおけるメチル基に、面選択性及び最終的にはジアステレオ選択性を提供させる。還元から低ジアステレオ選択性が得られたら、ジアステレオマーは(例えば)クロマトグラフィー、結晶化又は誘導体化によって分離されうる。最後に、0℃~50℃での、例えば酸を使用したBoc-基の脱保護、適切に機能化されたアミノ酸を使用したアシル化、及びこのアミノ酸のアミンの最終的な機能化(例えば、何れかの保護基の除去、アルキル化、還元的アミノ化又はアシル化による新しい置換基の導入)は、最終化合物73及び74を生じる。
【0076】
化合物(1)へのキラル補助基(例えばEvans オキサゾリジノン等)の導入は、標準的なアシル化手順によって達成され、コンジュゲート(2)が得られうる。例えば、-20℃~100℃での、アミン塩基の存在下における、活性化剤(例えばCOCl)又は混合無水物組成(例えば2,2-ジメチルプロパノイルクロライド)による酸の処理と、その後の適切なキラル補助基(X)による処理は、化合物(2)を生成する。立体化学及びキラル補助基の選択は、新しく生成されたキラル中心の立体化学及びジアステレオ選択性を決定しうる。低温度(例えば-20℃~-100℃)でのルイス酸(例えばTiCl)、及びアミン塩基(例えばHunig塩基)による化合物(2)の処理と、低温度での適切に置換されたイミニウムイオン前駆体(3)の使用は、化合物(4)を生じる。温度、ルイス酸及びキラル補助基は全て、添加付加物のジアステレオ選択性に影響することが予想されうる。最後に、穏やかな条件下(例えば-10℃~30℃でのLiOH/HO)におけるけん化は、所望の酸(5)を生じる。
【0077】
別の実施態様では、AKTキナーゼ阻害剤は式IIのATP競合的、パン-AKT阻害剤
及びその立体異性体、互変異性体又は薬学的に許容可能な塩であって、ここで
Gは、1~3のR基で置換されていてもよいフェニル又はハロゲンによって置換されていてもよい5-6員のヘテロアリールであり、
及びR1aは、H、Me、CF、CHF又はCHFから独立して選択され、
は、H、F又は-OHであり、
2aは、Hであり、
は、Hであり、
は、H、又はF、-OH又は-O(C-Cアルキル)で置換されていてもよいC-Cアルキルであり、
及びR5aはH及びC-Cアルキルから独立して選択されるか、又はR及びR5aはそれらが結合する原子と共に、5-6員のシクロアルキル又は5-6員の複素環を形成し、ここで複素環は酸素ヘテロ原子を有し、
各Rは独立してハロゲン、C-C-アルキル、C-C-シクロアルキル、-O-(C-C-アルキル)、CF、-OCF、S(C-C-アルキル)、CN、-OCH-フェニル、NH、-NO、-NH-(C-C-アルキル)、-N-(C-C-アルキル)、ピペリジン、ピロリジン、CHF、CHF、-OCHF、-OCHF、-OH、-SO(C-C-アルキル)、C(O)NH、C(O)NH(C-C-アルキル)、及びC(O)N(C-C-アルキル)であり、
jは、1又は2である。
【0078】
他の実施態様では、AKT阻害剤化合物を含み、
を含む。
【0079】
一実施態様では、AKT阻害剤は、GDC-0068から選択される上式の化合物である。
【0080】
式IIの化合物は国際公開第2009006567号に記載される方法に従って調製され得、出典明記により全ての目的に対し援用する。
【0081】
一実施態様では、AKT阻害剤は式IIIのアロステリックATP阻害剤化合物であって:
ここで、
及びRは独立して水素、C-Cアルキル、ヒドロキシル、C1-5アルコキシ又はアミンであり、pは1~6の整数であり、Aは5-14の炭素環式、二環式又は三環式芳香族環又はヘテロ芳香族環であり、これはハロゲン、OH、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ、C-C-アルキル又はフェニルで置換されていてもよく、これはハロゲン、OH、C-Cアルキル又はシクロプロピルメチルで置換されていてもよく;一実施態様ではAは次の構造の内一つを有し、
ここで、D及びEは、独立して-CH又はNであり、
ここで、R及びRは、各々独立して水素、ハロゲン、OH、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ又はC-C-アルキルであり、これはハロゲン、OH、C-Cアルキル又はシクロプロピルメチルで置換されていてもよく、
は、ハロゲン、OH、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ又はC-C-アルキルで置換されていてもよく、これはハロゲン、OH、C-Cアルキル又はシクロプロピルメチルで置換されていてもよい5又は6員の芳香族環又はヘテロ芳香族環であり、一実施態様ではRはフェニルであり、
Bは次の式を有する芳香族の、ヘテロ芳香族のサイクリック又はヘテロサイクリック環であり、
ここで、Q、T、X及びYは各々、-CH、-CH、C=O、N又はOから成る群から独立して選択され、
Zは-CH、-CH、C=O、N、O又は-C=C-であり、
及びRは水素、ハロゲン、カルボニル及び5又は6員の芳香族又はヘテロ芳香族環(ハロゲン、OH、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ又はC-C-アルキルで置換されていてもよく、これはハロゲン、OH、C-Cアルキル又はシクロプロピルメチルで置換されていてもよい)から成る群から独立して選択され、一実施態様ではR又はRはピリジニルであるか、又はR及びRは共に、5-6員の芳香族の、ヘテロ芳香族の、サイクリック又はヘテロサイクリック環を形成し、これはハロゲン、OH、アミノ、ジアルキルアミノ、モノアルキルアミノ又はC-C-アルキルで置換されていてもよく、これはハロゲン、OH、C-Cアルキル又はシクロプロピルメチルで置換されていてもよく、一実施態様では、Bは次の構造の内一つを有し、
ここでX、Y、Q、R及びRは上記の通りであり、X’、Q’及びT’は-CH又はNである。
【0082】
別の実施態様では、 AKT阻害剤は次の式を有するアロステリック阻害剤
を含み、
(上式中、
aは0又は1であり、bは0又は1であり、mは0、1又は2であり、nは0、1又は2であり、pは0、1又は2であり、rは0又は1であり、sは0又は1であり、
Qは、-NR
から選択され、
は、(C=O)-Cアルキル、(C=O)アリール、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、(C=O)ヘテロシクリル、(C=O)-Cシクロアルキル、COH、ハロゲン、CN、OH、O-Cペルフルオロアルキル、O(C=O)NR、NR(C=O)NR、S(O)、S(O)NR、NRS(O)、オキソ、CHO、NO、NR(C=O)O、O(C=O)O-Cアルキル、O(C=O)O-Cシクロアルキル、O(C=O)Oアリール、及びO(C=O)O-複素環から独立して選択され、ここで、前記アルキル、アリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、
は、C-Cアルキル、アリール、ヘテロシクリル、COH、ハロ、CN、OH及びS(O)NRから独立して選択され、ここで前記アルキル、アリール及びヘテロシクリルはRから選択される1、2又は3の置換基で置換されていてもよく、
及びRは、H、(C=O)O-C10アルキル、(C=O)O-Cシクロアルキル、(C=O)Oアリール、(C=O)Oヘテロシクリル、C-C10アルキル、アリール、C-C10アルケニル、C-C10アルキニル、ヘテロシクリル、C-Cシクロアルキル、SO及び(C=O)NR から独立して選択され、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシリル(heterocylyl)、アルケニル、及びアルキニルはRから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、又は
及びRはそれらが結合する窒素と共に、各環に5-7員を有する単環系又は二環系複素環を形成し、窒素の他に、N、O及びSから選択される1又は2の更なるヘテロ原子を有していてもよく、前記単環系又は二環系複素環はRから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、
は、(C=O)(C-C10)アルキル、Or(C-C)ペルフルオロアルキル、(C-C)アルキレン-S(O)、オキソ、OH、ハロ、CN、(C=O)(C-C10)アルケニル、(C=O)(C-C10)アルキニル、(C=O)(C-C)シクロアルキル、(C=O)(C-C)アルキレン-アリール、(C=O)(C-C)アルキレン-ヘテロシクリル、(C=O)(C-C)アルキレン-N(R)、C(O)R、(C-C)アルキレン-CO、C(O)H、(C-C)アルキレン-COH、C(O)N(R)、S(O)、及びS(O)N(R)NR(C=O)O、O(C=O)O-C10アルキル、O(C=O)O-Cシクロアルキル、O(C=O)Oアリール、及びO(C=O)O-複素環から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルは、R、OH、(C-C)アルコキシ、ハロゲン、COH、CN、O(C=O)C-Cアルキル、オキソ、及びN(R)から選択される3つまでの置換基で置換されていてもよく、
は、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、アリール又はヘテロシクリルであり、
は、H、(C-C)アルキル、アリール、ヘテロシクリル、(C-C)シクロアルキル、(C=O)OC-Cアルキル、(C=O)C-Cアルキル又はS(O)であり、
は、H、C-Cアルキル、アリール、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、ヘテロシクリル、C-Cシクロアルキル及びC-Cペルフルオロアルキルから選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシリル(heterocylyl)、アルケニル、及びアルキニルはRから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)
又はその薬学的に許容可能な塩又は立体異性体を含む。
【0083】
別の実施態様では、 AKT阻害剤は次式を有するアロステリックAKT阻害剤、
を含み、
(上式中、
aは0又は1であり、bは0又は1であり、mは0、1又は2であり、nは0、1、2又は3であり、pは0、1又は2であり、rは0又は1であり、sは0又は1であり、u、v、w及びxはCH及びNから独立して選択され、ただし、u、v、w及びxの内一つのみがNであり得、
Qは、-NR
から選択され、
は、(C=O)-Cアルキル、(C=O)アリール、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、(C=O)ヘテロシクリル、(C=O)-Cシクロアルキル、COH、ハロゲン、CN、OH、O-Cペルフルオロアルキル、O(C=O)NR、NR(C=O)NR、S(O)、S(O)NR、NRS(O)、オキソ、CHO、NO、NR(C=O)O、O(C=O)O-Cアルキル、O(C=O)O-Cシクロアルキル、O(C=O)Oアリール、及びO(C=O)O-複素環から独立して選択され、ここで前記アルキル、アリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、
は、C-Cアルキル、アリール、ヘテロシクリル、COH、ハロ、CN、OH及びS(O)NRから独立して選択され、ここで前記アルキル、アリール及びヘテロシクリルは、Rから選択される1、2又は3の置換基で置換されていてもよく、
及びRは、H、(C=O)O-C10アルキル、(C=O)O-Cシクロアルキル、(C=O)Oアリール、(C=O)Oヘテロシクリル、C-C10アルキル、アリール、C-C10アルケニル、C-C10アルキニル、ヘテロシクリル、C-Cシクロアルキル、SO及び(C=O)NR から独立して選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシリル(heterocylyl)、アルケニル、及びアルキニルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、又は
及びRはそれらが結合する窒素と共に、各環に5-7員を有する単環系又は二環系複素環を形成し、窒素の他に、N、O及びSから選択される1又は2の更なるヘテロ原子を有していてもよく、前記単環系又は二環系複素環はRから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、
は、(C=O)(C-C10)アルキル、Or(C-C)ペルフルオロアルキル、(C-C)アルキレン-S(O)、オキソ、OH、ハロ、CN、(C=O)(C-C10)アルケニル、(C=O)(C-C10)アルキニル、(C=O)(C-C)シクロアルキル、(C=O)(C-C)アルキレン-アリール、(C=O)(C-C)アルキレン-ヘテロシクリル、(C=O)(C-C)アルキレン-N(R)、C(O)R、(C-C)アルキレン-CO、C(O)H、(C-C)アルキレン-COH、C(O)N(R)、S(O)、及びS(O)N(R)NR(C=O)O、O(C=O)O-C10アルキル、O(C=O)O-Cシクロアルキル、O(C=O)Oアリール、及びO(C=O)O-複素環から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルは、R、OH、(C-C)アルコキシ、ハロゲン、COH、CN、O(C=O)C-Cアルキル、オキソ、及びN(R)から選択される3つまでの置換基で置換されていてもよく、
は、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、アリール又はヘテロシクリルであり、
は、H、(C-C)アルキル、アリール、ヘテロシクリル、(C-C)シクロアルキル、(C=O)OC-Cアルキル、(C=O)C-Cアルキル又はS(O)であり
は、H、C-Cアルキル、アリール、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、ヘテロシクリル、C-Cシクロアルキル及びC-Cペルフルオロアルキルから選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシリル(heterocylyl)、アルケニル、及びアルキニルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)
又はその薬学的に許容可能な塩又は立体異性体を含む。
【0084】
別の実施態様は、次式を有するアロステリックAKT阻害剤
を含み、
(上式中、
aは0又は1であり、bは0又は1であり、mは0、1又は2であり、nは0、1、2又は3であり、pは0、1又は2であり、rは0又は1であり、sは0又は1であり、u、v、及びxはCH及びNから独立して選択され、Wは結合、CH又はNであり、
Qは-NR
から選択され、
は、(C=O)-Cアルキル、(C=O)アリール、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、(C=O)ヘテロシクリル、(C=O)-Cシクロアルキル、COH、ハロゲン、CN、OH、O-Cペルフルオロアルキル、O(C=O)NR、NR(C=O)NR、S(O)、S(O)NR、NRS(O)、オキソ、CHO、NO、NR(C=O)O、O(C=O)O-Cアルキル、O(C=O)O-Cシクロアルキル、O(C=O)Oアリール、及びO(C=O)O-複素環から独立して選択され、ここで前記アルキル、アリール、アルケニル、アルキニル、ヘテロシクリル、及びシクロアルキルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、
は、C-Cアルキル、アリール、ヘテロシクリル、COH、ハロ、CN、OH及びS(O)NRから独立して選択され、ここで前記アルキル、アリール及びヘテロシクリルはRから選択される1、2又は3の置換基で置換されていてもよく、
及びRは、H、(C=O)O-C10アルキル、(C=O)O-Cシクロアルキル、(C=O)Oアリール、(C=O)Oヘテロシクリル、C-C10アルキル、アリール、C-C10アルケニル、C-C10アルキニル、ヘテロシクリル、C-Cシクロアルキル、SO及び(C=O)NR から独立して選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシリル(heterocylyl)、アルケニル、及びアルキニルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、又は
及びRはそれらが結合する窒素と共に、各環に5-7員を有する単環系又は二環系複素環を形成し、窒素の他に、N、O及びSから選択される1又は2の更なるヘテロ原子を有していてもよく、前記単環系又は二環系複素環はRから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよく、
は、(C=O)(C-C10)アルキル、Or(C-C)ペルフルオロアルキル、(C-C)アルキレン-S(O)、オキソ、OH、ハロ、CN、(C=O)(C-C10)アルケニル、(C=O)(C-C10)アルキニル、(C=O)(C-C)シクロアルキル、(C=O)(C-C)アルキレン-アリール、(C=O)(C-C)アルキレン-ヘテロシクリル、(C=O)(C-C)アルキレン-N(R)、C(O)R、(C-C)アルキレン-CO、C(O)H、(C-C)アルキレン-COH、C(O)N(R)、S(O)、及びS(O)N(R)NR(C=O)O、O(C=O)O-C10アルキル、O(C=O)O-Cシクロアルキル、O(C=O)Oアリール、及びO(C=O)O-複素環から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、及びヘテロシクリルは、R、OH、(C-C)アルコキシ、ハロゲン、COH、CN、O(C=O)C-Cアルキル、オキソ、及びN(R)から選択される3つまでの置換基で置換されていてもよく、
は、(C-C)アルキル、(C-C)シクロアルキル、アリール又はヘテロシクリルであり、
は、H、(C-C)アルキル、アリール、ヘテロシクリル、(C-C)シクロアルキル、(C=O)OC-Cアルキル、(C=O)C-Cアルキル又はS(O)であり、
は、H、C-Cアルキル、アリール、C-Cアルケニル、C-Cアルキニル、ヘテロシクリル、C-Cシクロアルキル及びC-Cペルフルオロアルキルから選択され、ここで前記アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシリル(heterocylyl)、アルケニル、及びアルキニルは、Rから選択される一又は複数の置換基で置換されていてもよい)
又はその薬学的に許容可能な塩又は立体異性体を含む。
【0085】
別の実施態様は
から選択されるアロステリックAKT阻害剤及びその塩含む。
【0086】
一実施態様では、キナーゼ阻害剤はAKT-1選択的ATP競合的阻害剤であり、式IVの化合物
及びその薬学的に許容可能な塩であり、ここで
Arは、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、及び置換ヘテロアリールから選択され、
Qは、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、及び置換ヘテロアリールから選択され、
及びRは、水素、アルキル、置換アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、置換ヘテロシクロアルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、及び置換ヘテロアリールから独立して選択されるか、又はR及びRは、R及びRが結合される窒素と共にシクロヘテロアルキル、置換シクロヘテロアルキル、ヘテロアリール、及び置換ヘテロアリールから選択される環を形成し、
pは、2、3、4、及び5から選択され、
qは、0又は1である。
【0087】
式IVの化合物は、
及びその塩を含む。
【0088】
別の実施態様は、次の式を有するペリホシン等のAKT阻害剤を含む
【0089】
別の実施態様は、抗AKT抗体及び抗AKT DNA又はRNA等のAKT阻害剤を含む。
【0090】
別の実施態様は、次式を有するAKT阻害剤
及びその薬学的に許容される塩を含む。
【0091】
別の実施態様は、以下の配列を有するアンチセンスオリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドなどのAKT阻害剤を含む:5’ccagcccccaccagtccact3’(配列番号1),5’cgccaaggagatcatgcagc3’(配列番号2),5’gctgcatgatctccttggcg3’(配列番号3),5’agatagctggtgacagacag3’(配列番号4),5’cgtggagagatcatctgagg3’(配列番号5),5’tcgaaaaggtcaagtgctac3’(配列番号6),5’tggtgcagcggcagcggcag3’(配列番号7)及び5’ggcgcgagcgcgggcctagc3’(配列番号8)。
【0092】
本発明の特定の実施態様を、以下の非限定的な実施例により説明する。
【0093】
AKT1活性化変異
出願人は、AKT1の特定の変異は、AKT1のPHドメインとキナーゼドメイン間の相互作用を妨害する可能性があることを発見した。これらのドメイン間の分裂は、その変異(単数又は複数)によって引き起こされ、AKT1の恒常的リン酸化および恒常的AKT1シグナル伝達をもたらすと思われる。これらの効果はまた、細胞の形質転換を可能にする。これらの変異は、PI3K及びアロステリックAkt阻害剤に対する耐性を付与する。従って、そのような変異の存在は、PI3K及びアロステリックAkt阻害剤の有効投与量が多くなるであろうことを示し、また、競合的Akt阻害剤など、PI3K及び/又はアロステリックAkt阻害剤以外の阻害剤が使用されるべきであることを示している。
【0094】
AKT,及びPHとキナーゼドメインの相互作用が図1Aと1Bに示される。出願人はまた、pHドメインとキナーゼドメイン間の相互作用の位置を図1Cに提示する。
【0095】
PHドメインのキナーゼドメインとの相互作用を破壊すると考えられる場所での合成変異が、Aktの恒常的リン酸化を生じることを表す結果を図2に示す。
【0096】
癌患者に見られる体細胞変異を図3に示す。
【0097】
出願人は、体細胞変異が恒常的Aktリン酸化を導き、また、Aktの恒常的シグナル伝達をもたらすことを見出した(図4参照)。
【0098】
出願人はまた、Akt1変異体が細胞を形質転換できることを実証した(図5を参照)。
【0099】
興味深いことに、Akt1変異体は、PI3K阻害剤とAKTアロステリック阻害剤に対する耐性を付与している。そのようなバイオマーカーを持つ患者に対してどの治療計画が最も有益であるかを示唆するバイオマーカーのこの発見は有益と考えられる。従って、これらの変異は、癌の診断及び適切な治療処置を決定するために重要である。
【0100】
更に、Aktの変異はまた、Aktの膜局在化にも影響を与え、細胞膜への最小限の転座を持つ。
【0101】
特定の実施態様において、本発明は、単離または精製され得、AKT変異体をコードし、AKT変異体のアミノ酸配列となる核酸分子(例えば、DNAまたはRNA分子)を提供する。特定の実施態様において、本発明は、潜在的なAKT阻害化合物をスクリーニングするために、このような変異体を使用する方法を提供する。
【0102】
AKTの恒常的活性化をもたらす変異
タンパク質キナーゼAKTは、細胞生存および増殖の重要な調節因子であり、しばしばヒトの癌において過剰に活性化される。分子内プレクストリン相同(PH)ドメイン-キナーゼドメイン(KD)相互作用は、非活性状態におけるAKTの維持に重要である。キナーゼドメインからPHを押しのけるコンホメーション変化に続いてAKT活性化が進行する。これらの自己阻害的相互作用を理解するために、PH-KD界面において変異を生成したところ、それらの大部分がAKTの恒常的活性化をもたらすことが見出された。このような変異は、活性化がヒトの癌及び他の疾患で発生し得る別のメカニズムである可能性がある。これを支持するものとして、PH-KD界面におけるAKT1における体細胞変異は、以前はヒトの癌においては記載されていないことが見出された。さらに、AKT1体細胞変異体は、恒常的に活性であり、発癌性のシグナル伝達につながる。更に、AKT1変異体はアロステリックAKT阻害剤により効果的には阻害されず、アロステリック阻害のためのインタクトなPH-KD界面の必要性と一致している。これらの結果は、PH-KD界面でAKT変異を有する患者において、治療的介入の重要な意味を持っている。
【0103】
本研究では、AKTの活性化に対するPH-KD相互作用の摂動の効果を理解するために体系的な分析が行われた。PH-KD界面で残基を変異させることにより、ドメイン間の接触を壊すことがAKT活性化につながる。この与えられた多数のヒト腫瘍を、PH-KD接触部位での変異が癌において起こるかどうかを確認するため配列決定した。興味深いことに、これらの部位でAKTに変異を保有するヒト腫瘍は、PH-KDの相互作用の破壊を示し、癌におけるAKT活性化のための重要なメカニズムであることが分かった。これらの腫瘍特異的体細胞変異は活性について試験され、それが発癌性であることが示されている。また、AKT阻害剤がこれらの変異体に対して試験され、ATP競合的阻害剤は、アロステリックAKT阻害剤と比較してより効果的である。
【0104】
PH-キナーゼドメイン接触を乱すとAktの活性化につながる。
AKTの活性化状態を評価するために、アッセイは、IL-3依存性BaF3細胞の増殖因子非依存性生存を促進するAKTの能力を測定したものを開発した。BaF3プロB細胞は、癌遺伝子の強制発現により、増殖因子を非依存的にすることができる。野生型AKT1(WT AKT1)、ミリストイル化(Myr)またはE17K AKT1変異体を発現しているBaF3細胞が作成され、活性化AKTはそれ自身では因子非依存性を促進することができないことがわかった。しかし、Myr AKT1または発癌性E17K AKT1と、MAP2キナーゼMEK1(MEK1ΔN3、S218E、S222D)の活性型の共発現は、BaF3細胞のは因子非依存性増殖と生存を促進した。活性なMEK1(MEK1 N3)と組み合わせたWT AKT1は、このアッセイで若干の活性を示したが、変異体AKT1と比較して効果は少なかった。
【0105】
BaF3アッセイが、PH-KD相互作用を壊したその結果を調べるために用いられた。最近発表されたAKT1の完全長構造を用いて (Wu et al., (2010). PLoS One 5, e12913)、残基がPH-KD界面で同定された。これらの部位での変異は、好ましい相互作用を除去し、立体容積を増加させ、またはドメイン間の極性接触に関わる側鎖の電荷を逆転させることにより、PH-KD相互作用を損なうように設計された。35のこのようなAKT1変異体のライブラリが生成された(図16、表1)。また、プールには、陽性対照としての役割を果たすAKT1 E17K変異体コンストラクト、及び活性の陰性対照として役割を果たすサイレント変異を有するWT AKT1クローンが含まれていた。三つのAKT変異体ライブラリーが、MEK1 N3と一緒に変異体を安定的に共発現するBaF3細胞のプールを得るために使用された。IL-3の非存在下で増殖させた後、細胞のプールを、IL-3の退薬後3日目と4日目にサンプリングし、次世代配列決定を用いて、プール内の様々な変異体の割合が0時間での入力と比較して決定された(図16C)。各変異は、入力度数に比べて所与の時点での観測度数の正規化された比率に基づいて点数化され、次いでこれらの比率はWT AKT1の比率に対して正規化された。予想されたように、AKT1 E17Kは50回以上、野生型より濃縮された。同様に、T81Y及びD323Aなどの変異体も強く濃縮され(WTに対して>15倍)、これらの変異がAKTの活性化につながることを示している。他の変異体、R23A、N53A、F55Y、L78T、Q79E、W80A、E191A、T195I、V270A、V271A、L321A、D325A及びR328Aはこのアッセイでは中庸な濃縮を示し(3日又は4日の時点のどちらかでWTに対して2~6倍)、活性化する可能性がある(図16D、表1)。
【0106】
【0107】
さらに、PH-KD界面変異体の効果を理解するために、安定的に各々のAKT1突然変異体を発現するNIH3T3細胞株が生成され、T308及びS473リン酸化状態(pT308およびpS473)を評価した。生存アッセイスクリーニングと一致して、N53A、F55Y、L78T、Q79E、W80A、T81Y、E191A、T195I、L321A、D323A、D325AおよびR328A変異体は、T308とS473においてリン酸化の上昇を示した。更に、AKT1変異体N54A、V83D、E114A、L202F、V320A、N324KおよびY326Aは、生存スクリーニングでは軽度の濃縮(WTに対して~1.5-2倍)のみを示したものの、それらはpT308とpS473のレベルの上昇を示した。これらの結果は、PH-KD接触を破壊させることは、AKTの恒常的リン酸化につながることを示唆している。
【0108】
癌におけるAKT体細胞変異の同定
PH-KD界面の摂動がAKT活性化をもたらのであれば、そのような変異がヒトの原発性腫瘍で生じるかを評価した。潜在的なAKTの変異を同定するために、AKT1、2および3のすべてのコーディングエクソンが、65の結腸直腸、51の乳癌、48の非小細胞肺癌(NSCLC)腺癌(アデノ)、43のNSCLC(扁平上皮)、43の腎癌、37メラノーマ、33の胃癌、32の卵巣癌、15の食道癌、11の肝細胞癌(HCC)、10の小細胞肺癌(SCLC)その他6つ(5つの肺大細胞とその他の1つの肺癌)からなる合計394のヒト原発性腫瘍サンプルで配列決定された。タンパク質を変える、AKT1の変異は、乳癌の4%(2/51)および結腸癌の1.5%(1/65)に認められた。AKT2体細胞変異は、NSCLCの約5%に認められた(アデノ;2/43)(図17)。
【0109】
E17K変異のほかに、コドン52、L52RにおけるAKT1変異もある。L52は、pH-KD界面にあり、V270、V271、Y326およびキナーゼドメインにおけるR328のメチレン部分と疎水性接触を作る。L52A変異は、WTと比較してAKT1のリン酸化のレベルを増加させたが、BaF3アッセイにおける生存の増加にはつながらなかった。しかしながら、L52R変異は、好ましい疎水性相互作用が失われ、R328との好ましくない相互作用が導入されるため、PH-KD相互作用に有害である(従って、AKT1活性を促進する)可能性がある。同様に、乳房腫瘍で同定されるD323H変異はAKT1キナーゼドメインに位置し、PHドメインでの3塩基性残基(K14、R23とR25)の近傍にある(図1B、2B)。合成変異体D323Aは、恒常的に活性であり、ヒスチジンはアラニンよりもドメイン間接触にさらに破壊的(立体容積の増大;電荷反転の可能性)であるため、D323Hもまた恒常的に活性であることを示唆している。R96残基は主要なPHドメインヘリックスに位置し、キナーゼドメイン界面から除かれ遠くに離れており、従って、PH-KD相互作用の破壊を介して活性化を促進する可能性は低い。全長のAKT1結晶構造において、電子密度は、残基E198からK189に関して観察されない。このキナーゼドメインループは、PHドメインヘリックスのC末端の近傍であるが、K189N変異に関連したAKT1活性の変化の構造ベースの推定は不可能である。
【0110】
【0111】
AKT1体細胞変異体は、恒常的に信号を送り、トランスフォーメーションにつながる。
AKT1体細胞変異の機能的関連性を評価するために、PH-KDの相互作用に影響を与えることが予測されるL52RおよびD323H変異体を試験した。加えて、キナーゼドメインに生じるK189N変異を試験した。これらの変異体は、N末端にFLAGタグ付きのAKT1 WT、ミリストイル化AKT1(Myr AKT1)、又は変異体E17K、L52R、K189N及びD323Hを安定的に発現するNIH3T3細胞を用いて、シグナル伝達に対するそれらの効力について試験された。イムノブロット分析は、形質導入されたベクター又はAKT1 WT細胞とは異なり、K189Nを除くすべての変異体は、Myr AKT1に類似して、pT308及びpS473両方の増加を示した。これと一致して、我々は、空のベクター、WT AKT1、あるいはK189NのAKT1変異体を発現する細胞と比較して、Myrまたは変異体AKT1を発現する細胞内におけるAkt基質のFOXOとS6リボソームタンパク質のリン酸化の同時増加を観察した。興味深いことに、Myr AKTまたはL52R変異体とは異なり、E17KまたはD323Hの発現は、AKT基質のPRAS40のリン酸化の上昇を生じず、これらの変異体は、異なる下流のエフェクター経路に係合することができることを示唆している。
AKT1のPH-キナーゼドメイン変異体は、ドメイン間の相互作用を弱め、細胞膜移行の障害を示す。
【0112】
癌特異的AKT1変異であるL52RとD323Hは、PH-KD相互作用を破壊すると予想される位置に存在するが、観察されたアミノ酸置換は、以前に作成され分析された合成変異体とは異なっていた。これらの体細胞突然変異がドメイン間の相互作用を弱めるかどうかを直接試験するために、VP16活性化ドメイン(VP16 AD)とGal4 DNA結合ドメイン(Gal4 DBD)にそれぞれ融合したAKTのPH及びKDコンストラクトを用いて、哺乳動物の2-ハイブリッドアッセイを行った。相互作用の強度は、ルシフェラーゼ活性が相互作用の強さに比例したルシフェラーゼレポーターを用いて測定した。L52RのPHドメイン/WT-KDとWT-PH/D323H KDの組み合わせは、WT-PH/WT-KDまたはE17K-PH/WT-KDに比べて、相互作用シグナルの50%の減少を示し、L52R及びD323H変異体は、PH-KD相互作用が不足していることを確認した。
【0113】
AKT変異体の活性化のメカニズムを更に理解するために、それらの細胞局在を決定した。休止細胞では、野生型AKT1は、細胞質および核全体に拡散的に局在しており、そして細胞分裂刺激に応答して細胞膜へ急速に移行し、活性化をもたらす。
【0114】
L52RのPHドメイン変異体は、GFP-AKT1のPHドメイン融合コンストラクトを用いて、細胞内局在および膜移行について試験された。WT及びE17K AKT1のPHドメインGFP融合コンストラクトは対照とした。増殖因子刺激の非存在下においては、WT AKT1のPHドメインは、細胞質および核全体に分布するが、E17K AKT1のPHドメインは、恒常的に細胞膜に局在していた。E17K AKT1のPHドメインとは対照的に、L52R AKT1のPHドメインは、細胞質と核全体に分布し、WT AKT1のPHドメインのように挙動していた。しかし、増殖因子刺激により、WT AKT1のPHドメインとは異なり、L52R変異体のPHドメインは細胞膜に移行しなかった。このことは、改変された脂質親和性と局在性に応答して活性化されるE17K変異体とは異なり、L52R変異体は、自己阻害的相互作用が存在しないことに起因して、細胞質で活性化される可能性が最も高いことを示唆している。
【0115】
AKT2とAKT3のPH-KDの相互作用の破壊は、それらの活性化につながる。
AKTファミリーメンバーの共通のドメイン構造を考慮して、AKT2とAKT3においてPH-KD相互作用を破壊することがそれらの活性化をもたらすことができるかどうかを試験した。これを試験するためにAKT2の変異体であるL52RとD324H及びAKT3の変異体であるL51RとD320H(AKT1のL52RとD323Hに相当)が生成され、それらの全てはPH-KD相互作用を破壊すると予測される。AKT3のE17K変異はメラノーマで見つけることができ、そしてヒトの低血糖においてAKT2のE17K変異が報告されているので、ヒトの癌で同定されている付加的なAKT2及びAKT3体細胞変異と一緒に、E17KのAKT2とAKT3変異体を作成した。また、Myr AKT2とMyr AKT3を陽性対照として作成した。AKT2及びAKT3変異体を安定的にNIH3T3細胞で発現させ、T308及びS473のリン酸化状態を評価した。AKT2のE17K、L52R及びD324H、及びAKT3のE17K、L51R及びD320Hすべては、WT AKT2又ははAKT3発現している細胞に比べてpT308とpS473の上昇を示した。活性化状態と一致して、これらのAKT2及びAKT3変異体は、活性化されたMEK1と組み合わせて、BaF3細胞の増殖因子非依存性生存を支持することができた。興味深いことに、ヒトの癌で同定されたAKT2変異体R371HもpT308とpS473の上昇を示したが、BaF3の増殖因子非依存性生存を促進することはできなかった。残りの変異体(AKT2のV90LとR101L及びAKT3のQ124LおよびG171R)はpT308とpS473の増加を示さず、そしてBaF3細胞の増殖因子非依存性生存を支持することはできなかった。完全長AKT2及びAKT3に対して生成された相同性モデルを探索してみると、これらの変異は表面に露出したループに全て存在し、PH-KD界面に近位ではない。AKT2のV90LとAKT3のQ124LはAKT1の電子密度に定められないループにあるにもかかわらず、これらのループの末端は、PH-KD界面に近位にはないことに留意すべきである。このように、構造解析は、AKT2のR371Hがいかにリン酸化を上昇させることができるのか、あるいは、どのようにこれらの変異体のいずれかが、それらが同定された癌の原動力となりうるのかについて、全く見識を提供していない。
【0116】
AKT1体細胞変異体は、生体内で発癌を促進する。
これまでの研究では、安定に癌遺伝子を発現するBaF3細胞は、マウスに移植されたときに白血病様の疾患を促進し、全生存期間の減少を引き起こすことを示してきた。AKT1変異体は、活性なMEK1と共働し、BaF3細胞の因子非依存性増殖を促進するため、このモデル系はインビボでそれらの腫瘍形成能を試験された。MEK1 N3とMyr AKT1または変異型AKT1 E17K、L52R又はD323Hを共発現するBaF3細胞を移植したマウスは、19から20.5日の生存期間の中央値を示した。これとは対照的に、MEK1 N3とAKT1 WTを共発現するBaF3細胞を受けたマウスは、29日の有意に長い生存期間の中央値を有している。このことは、活性なMEK1との関連でAKT1 WTは、その効果はAkt変異体と比べて控えめであったものの、BaF3細胞の因子非依存性生存を支持することができるという事実と一致している。
【0117】
予想されたように、MEK1 N3を単独で発現した対照BaF3細胞を受けたマウスは、55日間の研究期間終了時に生存していた。疾患の進行を追跡調査するため、移植後19日に処置群あたり3匹のマウスのコホートに剖検が実施された。全生存期間の減少と一致して、WT AKT1又はベクター対照細胞を受けたマウスと比較して、GFPタグ付きBaF3細胞のかなりの割合が、変異型AKT1を受けたマウスの骨髄及び脾臓において見出された。変異型AKT1を発現するマウスにおいて、肝臓と脾臓のに有意拡大が見つかった。ヘマトキシリンとエオシン(H&E)染色された肝臓、脾臓、および骨髄切片の組織学的検査は、ベクター対照あるいははWT AKT1細胞を受けたものと比較して、変異型AKT1形質導入細胞を受けたマウスにおいて白血病性芽球による浸潤の証拠を示した。これらの結果は、インビボでAKT1変異体の形質転換能を裏づけている。
【0118】
AKT1 PH-KD相互作用欠損変異体は、アロステリック阻害剤に対して感受性が低い。
AKTのいくつかのATP-競合的およびアロステリック小分子阻害剤が開発及び/又は臨床試験中である(Mattmann et al., (2011). Expert Opin Ther Pat.; Pal et al., (2010).Expert Opin Investig Drugs 19, 1355-1366)。以前の研究では、AKTのアロステリック阻害剤は、それらの活性のためにインタクトなPH-KD界面の存在を必要とすることを示した。いくつかのAKT1体細胞変異体は、PH-KD接触を損なったことを考えると、アロステリック阻害剤は、これらの変異体の活性を阻害することにおいて有効性が低い可能性が高いことが予測された。2つのATP-競合的阻害剤(GNE-692 Bencsik et al. (2010). Bioorg Med Chem Lett 20, 7037-7041)及び GSK690693 (Rhodes et al. (2008). Cancer Res 68, 2366-2374)と、2つのアロステリック阻害剤(阻害剤VIII (Lindsley et al., (2005). Bioorg Med Chem Lett 15, 761-764) 及びGNE-929の活性が組み替え全長WTと変異体AKT1酵素で試験された。WT又はAKT1変異体を発現するNIH3T3細胞の増殖に対する阻害剤の効果も試験した。
【0119】
【0120】
生化学的活性アッセイにおいて、ATP-競合的阻害剤のGNE-692とGSK690693は、WT AKT1酵素(GNE-692 IC50 24.3nM)並びに変異型酵素(E17K,L52R及びD323H;GNE-692 IC50 3.7-15.8nM)の活性をブロックすることにおいて有効であった。同様に、ATP-競合的阻害剤は、細胞ベース増殖アッセイにおいてWT及び変異型AKT1の両方に対して同等に有効であった。対照的に、アロステリック阻害剤、阻害剤VIIIとGNE-929は、WT AKT1と比較して(阻害剤VIII:IC50 119.3nM;図6C)、組換え全長変異酵素に対してあまり有効ではなかった(阻害剤VIII:L52Rに対してIC50 268.4nM;D323Hに対してIC50>1μM)。これと一致して、細胞ベースのアッセイにおいて、アロステリック阻害剤、阻害剤VIIIは、WTと比較して、AKT AKT1変異体を発現する細胞の増殖を阻止する点で少なくとも50%有効性が低いことが見出された。
【0121】
アロステリック阻害剤にする変異体の感受性の低下が損なわれたPH-KD相互作用によるものであることを確認するため、インビトロでの生化学的再構成アッセイが、精製された組換えPHドメインとキナーゼドメインを用いて行われた。この系では、アロステリック阻害剤VIIIは、AKT1キナーゼドメイン単独に対してアッセイした場合、その活性をブロックすることができなかった。しかし、精製されたWT PHドメインがキナーゼドメインに追加されて酵素を再構成したときに、阻害剤VIIIは、完全長WT酵素(IC50 80.8nM)と比較して再構成された酵素にIC50の3倍の増加(IC50 238.8nM)があったものの、酵素の活性をブロックすることができた。これとは対照的に、変異型PHドメイン(L52R又はE17K)との再構成はは、AKT1をブロックする阻害剤VIIIの能力をさらに減損した(L52R IC50 713.5nM及びE17K IC50>1μM)。同様に、WT PHドメインが変異体D323Hのキナーゼドメインと再構成されたときに、阻害剤VIIIは活性を示さなかった。アロステリック阻害剤によるE17Kの阻害の欠如は、PIP2に対する親和性の増加に加えて、この変異はその活性化をもたらすPH-KD相互作用にも影響を及ぼし得ることを示唆している。細胞ベースの2-ハイブリッドアッセイにおいて、E17K変異体は、pH-KD相互作用の障害を明らかにしておらず、E17K活性化の正確なメカニズムは更なる探求が必要であることを示している。これらのデータは、AKT1アロステリック阻害剤のためのインタクトなPH-KD界面の重要性を確認している。
【0122】
代替PDバイオマーカーアッセイ
多血小板血漿(PRP)中のホスホ-GSK-3bを、異なる時点でGDC-0068で処置した後の患者におけるAkt経路の阻害を22日間にわたり測定するために代替PDバイオマーカーとして使用した。末梢血を抗凝固剤として0.38%のクエン酸塩を含んでいるバキュテイナーに収集した。血液を室温で15分間、200gで遠心した。PRP層を慎重にチューブから採取した後、界面活性剤、プロテアーゼおよびホスファターゼ阻害剤を含む緩衝液中で溶解した。PRP溶解物におけるリン酸化及び総GSK-3βレベルは、ホスホ-GSK3β/総GSK3β多重化MSDアッセイを用いて測定した。pGSk-3βレベルは、総GSK-3βレベルに対して規格化し、pGSk-3βの投与後阻害は、各患者について投与前のレベルの比として表した。用量200mgで75%のpGSK3βレベルの減少を示し、用量と時間依存的な薬理学的応答が実証された。
【0123】
逆相タンパク質アレイ
GDCC0068による治療を受けた患者からのコア針腫瘍生検は、OCT中に急速冷凍され8umの切片に薄片化された。組織はTPER、300mMのNaCl及びホスファターゼ阻害剤を含有するRPPA溶解緩衝液で溶解した。溶解物のリン酸化シグネチャを逆相タンパク質アレイを用いて分析した:サンプルはニトロセルローススライド上に印刷され、総タンパク質濃度を決定するためにSyproで染色した。各スライドを、4℃で一晩異なる抗体で染色した。その後、データは全タンパク質レベルに規格化し、空間的影響は、象限中央値正規化(Quadrant median normalization)を用いて除いた。pPRAS40の60%-70%の減少及びサイクリンD1の50%減少(ベースラインと比較して)が、毎日400ミリグラムで処置された全3人の患者で生じた。RPPAの方法と概要については、Reverse phase protein microarrays advance to use in clinical trials, Molecular Oncology. 2010 Dec;4(6):461-81, Mueller C et alを参照。特定の実施態様において、本明細書中で治療されるべき癌は、AKT、PI3K、PTENおよびHER2変異、又はAKT、PI3K、PTEN又はHER2の異常なシグナル伝達を含む。一例において、癌は、高pAKT活性及びPTENが低い又は欠損状態を含む胃癌である。
【0124】
特定の態様において、本発明は、PTENの変異又は発現の欠損、AKTの変異又は増幅、PI3Kの変異又は増幅、又はHer2/ErbB2の増幅と関連付けられている癌を有する患者を、患者へ本発明の組み合わせを投与することを含み治療するための方法を提供する。別の態様において、本発明は、患者の癌がPTENの変異又は発現の欠損、AKTの変異又は増幅、PI3Kの変異又は増幅、又はHer2/ErbB2の増幅と関連付けられているかを決定することを含む、本発明の組み合わせで治療することができる癌を有する患者を同定するための方法を提供し、ここで、PTENの変異又は発現の欠損、AKTの変異又は増幅、PI3Kの変異又は増幅、又はHer2/ErbB2の増幅と患者の癌との関連は、本発明の組合せで治療することができる癌を示す。更なる態様において、本発明は、本発明の組み合わせで識別された患者を治療することを更に含む方法を提供する。
【0125】
別の例において、治療すべき癌は、HER2陽性または陰性の状態との組み合わせた、PTEN陽性、低い又は欠損状態と関連付けられる。例としては、(i)PTEN陰性(HScoreが約10未満又は0)及びHer2陰性、(ii)PTENが低い(HScoreが約200未満)及びHer2陰性、(iii)PTEN陰性及びHer2陽性、又は(iv)PTEN陽性及びHer2陰性の何れかである胃癌を含む。この例では、癌は、式Iの化合物、例えば、GDC-0068又はその塩と、FOLFOXとの組み合わせで治療することができる。
【0126】
本明細書に引用した全ての文献は、参考として援用される。本発明の特定の実施態様が記載され、多くの詳細が例示の目的で述べられているが、詳細の一部は、本発明の基本原理から逸脱することなく変更することができる。
【0127】
本発明の実施態様を説明する文脈において用語「a」及び「an」及び「the」及び類似の用語の使用は、本明細書に示さなれない限り、又は明らかに文脈と矛盾しない限り、単数および複数の両方に及ぶものと解釈されるべきである。用語「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」及び「含む(containing)」は、特に断りのない限り制限の無い(open-ended)用語(即ち、「含むがこれらに限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書において値の範囲の列挙は、本明細書中示されない限り、その範囲内に入る各別々の値を個々に言及する簡便な方法としての役割を果たすことを単に意図しており、各別個の値はそれが個々に本明細書に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に詳述される順番に加えて、本明細書に記載される方法は、本明細書中に示されているか、又はそうでなければ明らかに文脈と矛盾しない限り、任意の適切な順序で行うことができる。本明細書で提供される任意の及び全ての実施例、又は例示的言語(例えば「等」(such as))の使用は、単により良く本発明の実施態様の理解を容易にするために意図されており、他に特許請求の範囲に特に記載されない限り、必ずしも本発明の範囲に制限を課すものではない。本明細書中の如何なる語句も、任意の非請求要素が本発明の実施に不可欠であることを示すとして解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2022-04-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載の一の発明。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
本発明の実施態様を説明する文脈において用語「a」及び「an」及び「the」及び類似の用語の使用は、本明細書に示さなれない限り、又は明らかに文脈と矛盾しない限り、単数および複数の両方に及ぶものと解釈されるべきである。用語「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」及び「含む(containing)」は、特に断りのない限り制限の無い(open-ended)用語(即ち、「含むがこれらに限定されない」を意味する)として解釈されるべきである。本明細書において値の範囲の列挙は、本明細書中示されない限り、その範囲内に入る各別々の値を個々に言及する簡便な方法としての役割を果たすことを単に意図しており、各別個の値はそれが個々に本明細書に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。本明細書に詳述される順番に加えて、本明細書に記載される方法は、本明細書中に示されているか、又はそうでなければ明らかに文脈と矛盾しない限り、任意の適切な順序で行うことができる。本明細書で提供される任意の及び全ての実施例、又は例示的言語(例えば「等」(such as))の使用は、単により良く本発明の実施態様の理解を容易にするために意図されており、他に特許請求の範囲に特に記載されない限り、必ずしも本発明の範囲に制限を課すものではない。本明細書中の如何なる語句も、任意の非請求要素が本発明の実施に不可欠であることを示すとして解釈されるべきではない。
<本発明の更なる実施態様>
[実施態様1]
AKTへの変異の存在を決定することを含む、AKT阻害剤に対する腫瘍細胞の増殖の感受性を予測する方法であって、AKTへの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性と相関する方法。
[実施態様2]
AKTへの変異の存在が、ATP競合的AKT阻害剤に対する細胞の感受性の増加と相関する、実施態様1に記載の方法。
[実施態様3]
AKTへの変異の存在が、アロステリックAKT阻害剤に対する細胞の感受性の減少と相関する、実施態様1に記載の方法。
[実施態様4]
AKTへの変異の存在が、パン-PI3K AKT阻害剤に対する細胞の感受性の減少と相関する、実施態様1に記載の方法。
[実施態様5]
変異が、表1、表2、図2図3図16又は図17に示される変異に対応する、又は一致する、実施態様1から4の何れか一に記載の方法。
[実施態様6]
変異が、L52、K189又はD323に対応する、又は一致する、実施態様5に記載の方法。
[実施態様7]
AKTがAKT1、AKT2又はAKT3である、実施態様1から6の何れか一に記載の方法。
[実施態様8]
AKTがAKT1である、実施態様7に記載の方法。
[実施態様9]
AKTへの変異がAKTのPH-ドメインとキナーゼドメインの間の相互作用を破壊する、実施態様1から8の何れか一に記載の方法。
[実施態様10]
AKTへの変異がAKTのリン酸化を増加させる、実施態様1から9の何れか一に記載の方法。
[実施態様11]
リン酸化の増加が構成的リン酸化に起因する、実施態様10に記載の方法。
[実施態様12]
方法が細胞のPTENの状態を決定することを更に含み、PTENの欠損が阻害剤に対する感受性の増加と相関する、実施態様1から11の何れか一に記載の方法。
[実施態様13]
腫瘍細胞が卵巣癌又は前立腺癌腫瘍細胞である、実施態様12に記載の方法。
[実施態様14]
方法が細胞のPI3Kの変異の存在を決定することを更に含み、PI3Kの変異の存在が阻害剤による阻害剤に対する感受性の増加と相関する、実施態様1から13の何れか一に記載の方法。
[実施態様15]
前記PI3Kの変異が、H1047R及びH1047Lのうち一つ又は両方である、実施態様14に記載の方法。
[実施態様16]
方法が細胞のpAKTプロファイルを決定することを更に含み、pAKTの高活性プロファイルが阻害剤による阻害剤に対する感受性の増加と相関する、実施態様1から15の何れか一に記載の方法。
[実施態様17]
方法が細胞のpAKTプロファイルを決定することを更に含み、pAKTの低活性プロファイルが阻害剤による阻害剤に対する感受性の低下と相関する、実施態様1から16の何れか一に記載の方法。
[実施態様18]
方法が細胞のHer2及び/又はHer3の状態を決定することを更に含み、細胞のHer2+及び/又はHer3+状態が阻害剤による阻害剤に対する感受性の増加と相関する、実施態様1から17の何れか一に記載の方法。
[実施態様19]
方法が細胞のMetキナーゼの変異の存在を決定することを更に含み、Metキナーゼの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性と相関する、実施態様1から18の何れか一に記載の方法。
[実施態様20]
方法が細胞のB-Raf又はK-Rasの変異の存在を決定することを更に含み、B-Raf又はK-Rasの変異の存在がAKT阻害剤に対する細胞の感受性の低下と相関する、実施態様1から19の何れか一に記載の方法。
[実施態様21]
方法が、細胞におけるFOXO3aの局在化プロファイルを決定することを更に含み、
FOXO3aの細胞質局在化プロファイルがAkt阻害剤による阻害に対する細胞の感受性と相関する、実施態様1から20の何れか一に記載の方法。
[実施態様22]
腫瘍細胞が、前立腺癌、卵巣癌、乳癌、胃癌、又は膵臓癌細胞である、実施態様1から12又は14から21の何れか一に記載の方法。
[実施態様23]
腫瘍細胞が内分泌抵抗性乳癌細胞である、実施態様23に記載の方法。
[実施態様24]
方法が細胞のINPP4B、PHLPP、及び/又はPP2Aの状態を決定することを更に含み、INPP4B、PHLPP、及び/又はPP2Aの欠損が阻害剤に対する感受性の増加と相関する、実施態様1から23の何れか一に記載の方法。
[実施態様25]
AKT阻害剤が、(S)-2-(4-クロロフェニル)-1-(4-((5R、7R)-7-ヒドロキシ-5-メチル-6,7-ジヒドロ-5H-シクロペンタ[d]ピリミジン-4-イル)ピペラジン-1-イル)-3-(イソプロピルアミノ)プロパン-1-オン又はその薬学的に許容される塩である、実施態様1から24の何れか一に記載の方法。
[実施態様26]
AKTへの変異の存在を決定するために患者から生理学的サンプルを得ることを更に含む、実施態様1から25の何れか一に記載の方法。
[実施態様27]
生理学的サンプル中のAKTの変異の存在を決定することを更に含む、実施態様26に記載の方法。
[実施態様28]
AKTへの変異の存在が確定される患者に、AKT阻害剤が投与されるべきであると知らせることを更に含む、実施態様1から27の何れか一に記載の方法。
[実施態様29]
AKTへの変異の存在が確定される患者に、AKT阻害剤が投与されるべきでないと知らせることを更に含む、実施態様1から27の何れか一に記載の方法。
[実施態様30]
PI3k、PTEN及びAKTの変異の一以上を含む癌細胞を処置する方法であって、該細胞にGDC-0068又はその塩を投与することを含む方法。
【外国語明細書】