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特開2022-95737NRにおけるCSI報告のための新たなCSI基準リソース定義
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022095737
(43)【公開日】2022-06-28
(54)【発明の名称】NRにおけるCSI報告のための新たなCSI基準リソース定義
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20220621BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04L27/26 410
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022050352
(22)【出願日】2022-03-25
(62)【分割の表示】P 2020522713の分割
【原出願日】2018-11-19
(31)【優先権主張番号】62/587,509
(32)【優先日】2017-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ, シャオファ
(72)【発明者】
【氏名】フレンネ, マティアス
(72)【発明者】
【氏名】ファクサー, セバスチャン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ニューラジオ(NR)においてCSI報告のための新たなチャネル状態情報(CSI)基準リソースの定義を提供する方法、無線デバイス及び無線アクセスノードを提供する。
【解決手段】無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ(CQI)インデクス報告のため、無線デバイスは、ネットワークノードに報告するべきCQIインデクスを導出し、CQIインデクスをネットワークノードに報告する。CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する。無線アクセスノードは、CSI基準リソースについて無線デバイスからCQIインデクスを受信する。CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドは、ひとつ以上のパラメータと合致する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法であって、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出すること(702)であって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報、CSI、基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること(704)と、を含む方法。
【請求項2】
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングのランクを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ひとつ以上のパラメータは、追加的な復調基準信号、DMRS、シンボルの数を含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ひとつ以上のパラメータは、DMRSパターンを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ひとつ以上のパラメータは、フロントロードDMRSシンボルの数を含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記無線デバイス用に設定された予約リソースを含む請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重、OFDM、シンボルの数を含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの前記数は、前記CSI基準リソースに関する対応する正当なダウンリンクサブフレームにおいて用いられるOFDMシンボルの数である請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ひとつ以上のパラメータは、準静的に設定されたスロットフォーマットを含む請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記CSI基準リソース内の前記CQIインデクスは、位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記CQIインデクスは、設定を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記CQIインデクスは、所与の関連付けを介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項10に記載の方法。
【請求項14】
報告されるべき前記CQIインデクスを導出すること(702)は、報告されるべき前記CQIインデクスを、
前記CSI基準リソースにおける前記無線デバイス特有基準信号オーバヘッド、
前記CSI基準リソースにおけるPTRSオーバヘッドであって、前記CSI基準リソースにおける前記PTRSオーバヘッドはCQIインデクスが異なると、そのような異なるCQIインデクスに関連付けられたPTRS密度および/またはパターンにしたがって変化する、PTRSオーバヘッド、
に基づいて導出すること(702)を含む請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線デバイスであって、
ひとつ以上の送信器(1208)およびひとつ以上の受信器(1210)と、
前記ひとつ以上の送信器(1208)および前記ひとつ以上の受信器(1210)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(1202)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)は、前記無線デバイスに、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出すること(702)であって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報、CSI、基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること(704)と、を行わせるよう構成される無線デバイス。
【請求項17】
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)はさらに、前記無線デバイスに、請求項2から15のいずれか一項に記載の方法を行わせるよう構成される請求項16に記載の無線デバイス。
【請求項18】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線デバイスであって、
ひとつ以上の送信器(1208)およびひとつ以上の受信器(1210)と、
前記ひとつ以上の送信器(1208)および前記ひとつ以上の受信器(1210)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(1202)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)は、前記無線デバイスに、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出すること(702)であって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報、CSI、基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること(704)と、を行わせるよう構成される無線デバイス。
【請求項19】
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)はさらに、請求項2から15のいずれか一項に記載の方法を行うよう構成される請求項18に記載の無線デバイス。
【請求項20】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法であって、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出すること(602)であって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報、CSI、基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること(604)と、を含む方法。
【請求項21】
前記CQIインデクスは、設定を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記CQIインデクスは、所与の関連付けを介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項20に記載の方法。
【請求項24】
報告されるべき前記CQIインデクスを導出すること(602)は、報告されるべき前記CQIインデクスを、前記CQIインデクスに関連付けられた前記PTRS密度および/またはパターンに基づいて導出すること(602)を含む請求項20から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
報告されるべき前記CQIインデクスを導出すること(602)は、報告されるべき前記CQIインデクスを、複数のCQIインデクスに関連付けられた複数のPTRS密度および/またはパターンに基づいて導出すること(602)を含む請求項20から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項20から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線デバイスであって、
ひとつ以上の送信器(1208)およびひとつ以上の受信器(1210)と、
前記ひとつ以上の送信器(1208)および前記ひとつ以上の受信器(1210)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(1202)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)は、前記無線デバイスに、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出すること(602)であって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報、CSI、基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること(604)と、を行わせるよう構成される無線デバイス。
【請求項28】
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)はさらに、前記無線デバイスに、請求項21から26のいずれか一項に記載の方法を行わせるよう構成される請求項27に記載の無線デバイス。
【請求項29】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線デバイスであって、
ひとつ以上の送信器(1208)およびひとつ以上の受信器(1210)と、
前記ひとつ以上の送信器(1208)および前記ひとつ以上の受信器(1210)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(1202)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)は、前記無線デバイスに、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出すること(602)であって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報、CSI、基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること(604)と、を行わせるよう構成される無線デバイス。
【請求項30】
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)はさらに、請求項21から26のいずれか一項に記載の方法を行うよう構成される請求項29に記載の無線デバイス。
【請求項31】
無線デバイスによって行われる方法であって、該方法は、無線通信システムにおいて前記無線デバイスによって報告されるべきチャネル品質インジケータ、CQI、インデクスを導出するためのものであり、前記方法は、
変調および符号化スキーム、MCS、インデクスを選択すること(800)と、
前記MCSインデクスにしたがって位相追跡基準信号、PTRS、パターンおよび/または密度を取得すること(802)と、
前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定すること(804)と、
前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定すること(806)と、
決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、
前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択すること(810)と、
前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出すること(812)と、を含む方法。
【請求項32】
決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たさない場合、
第2MCSインデクスを選択し(808)、
前記第2MCSインデクスにしたがって第2PTRSパターンおよび/または密度を取得し(802)、
前記第2MCSインデクスおよび前記第2PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの第2物理ダウンリンクチャネル性能を決定し(804)、
前記第2物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定すること(806)と、
前記第2物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、
前記第2MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のための前記MCSインデクスとして選択し(810)、
前記無線デバイスによって報告されるべき前記CQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出すること(812)と、をさらに含む請求項31に記載の方法。
【請求項33】
ユーザデータを提供することと、
前記無線アクセスノードへの送信を介して、ホストコンピュータに、前記ユーザデータを転送することと、をさらに含む請求項1から15のいずれか一項、または、請求項20から26のいずれか一項、または、請求項31もしくは32に記載の方法。
【請求項34】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線デバイスであって、
ひとつ以上の送信器(1208)およびひとつ以上の受信器(1210)と、
前記ひとつ以上の送信器(1208)および前記ひとつ以上の受信器(1210)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(1202)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)は、前記無線デバイスに、
変調および符号化スキーム、MCS、インデクスを選択すること(800)と、
前記MCSインデクスにしたがって位相追跡基準信号、PTRS、パターンおよび/または密度を取得すること(802)と、
前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定すること(804)と、
前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定すること(806)と、
決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、
前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択すること(810)と、
前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出すること(812)と、を行わせるよう構成される無線デバイス。
【請求項35】
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)はさらに、前記無線デバイスに、請求項32から33のいずれか一項に記載の方法を行わせるよう構成される請求項34に記載の無線デバイス。
【請求項36】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線デバイスであって、
ひとつ以上の送信器(1208)およびひとつ以上の受信器(1210)と、
前記ひとつ以上の送信器(1208)および前記ひとつ以上の受信器(1210)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(1202)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)は、前記無線デバイスに、
変調および符号化スキーム、MCS、インデクスを選択すること(800)と、
前記MCSインデクスにしたがって位相追跡基準信号、PTRS、パターンおよび/または密度を取得すること(802)と、
前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定すること(804)と、
前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定すること(806)と、
決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、
前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択すること(810)と、
前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出すること(812)と、を行わせるよう構成される無線デバイス。
【請求項37】
前記ひとつ以上のプロセッサ(1202)はさらに、前記無線デバイスに、請求項32から33のいずれか一項に記載の方法を行わせるよう構成される請求項34に記載の無線デバイス。
【請求項38】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法であって、方法は、
チャネル状態情報、CSI、基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信すること(704)であって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを含む方法。
【請求項39】
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングのランクを含む請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記ひとつ以上のパラメータは、追加的な復調基準信号、DMRS、シンボルの数を含む請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記ひとつ以上のパラメータは、DMRSパターンを含む請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記ひとつ以上のパラメータは、フロントロードDMRSシンボルの数を含む請求項38に記載の方法。
【請求項43】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記無線デバイス用に設定された予約リソースを含む請求項38に記載の方法。
【請求項44】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重、OFDM、シンボルの数を含む請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの前記数は、前記CSI基準リソースに関する対応する正当なダウンリンクサブフレームにおいて用いられるOFDMシンボルの数である請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記ひとつ以上のパラメータは、準静的に設定されたスロットフォーマットを含む請求項38に記載の方法。
【請求項47】
前記CSI基準リソース内の報告された前記CQIインデクスは、位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる請求項38から46のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
報告された前記CQIインデクスは、設定を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項47に記載の方法。
【請求項49】
報告された前記CQIインデクスは、所与の関連付けを介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項47に記載の方法。
【請求項50】
報告された前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項47に記載の方法。
【請求項51】
報告された前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項38から50のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
ユーザデータを取得することと、
前記ユーザデータをホストコンピュータまたは前記無線デバイスに転送することと、をさらに含む請求項38から51のいずれか一項に記載の方法。
【請求項53】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線アクセスノードであって、
ひとつ以上の送信器(912)およびひとつ以上の受信器(914)と、
前記ひとつ以上の送信器(912)および前記ひとつ以上の受信器(914)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(904)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)は、前記無線デバイスに、
チャネル状態情報、CSI、基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信すること(704)であって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを行わせるよう構成される無線アクセスノード。
【請求項54】
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)はさらに、前記無線アクセスノードに、請求項37から49のいずれか一項に記載の方法を行わせるよう構成される請求項53に記載の無線アクセスノード。
【請求項55】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線アクセスノードであって、
ひとつ以上の送信器(912)およびひとつ以上の受信器(914)と、
前記ひとつ以上の送信器(912)および前記ひとつ以上の受信器(914)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(904)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)は、前記無線デバイスに、
チャネル状態情報、CSI、基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信すること(704)であって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを行わせるよう構成される無線アクセスノード。
【請求項56】
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)はさらに、請求項37から49のいずれか一項に記載の方法を行うよう構成される請求項55に記載の無線アクセス。
【請求項57】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法であって、方法は、
チャネル状態情報、CSI、基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信すること(604)であって、報告された前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、受信することを含む方法。
【請求項58】
報告された前記CQIインデクスは、設定を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項57に記載の方法。
【請求項59】
報告された前記CQIインデクスは、所与の関連付けを介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項57に記載の方法。
【請求項60】
報告された前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項57に記載の方法。
【請求項61】
報告された前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる請求項57から60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線アクセスノードであって、
ひとつ以上の送信器(912)およびひとつ以上の受信器(914)と、
前記ひとつ以上の送信器(912)および前記ひとつ以上の受信器(914)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(904)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)は、前記無線デバイスに、
チャネル状態情報、CSI、基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信すること(604)であって、報告された前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、受信することを行わせるよう構成される無線アクセスノード。
【請求項63】
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)はさらに、前記無線アクセスノードに、請求項55から58のいずれか一項に記載の方法を行わせるよう構成される請求項62に記載の無線アクセスノード。
【請求項64】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ、CQI、インデクス報告のための無線アクセスノードであって、
ひとつ以上の送信器(912)およびひとつ以上の受信器(914)と、
前記ひとつ以上の送信器(912)および前記ひとつ以上の受信器(914)と関連付けられたひとつ以上のプロセッサ(904)と、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)は、前記無線デバイスに、
チャネル状態情報、CSI、基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信すること(704)であって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを行わせるよう構成される無線アクセスノード。
【請求項65】
前記ひとつ以上のプロセッサ(904)はさらに、請求項55から58のいずれか一項に記載の方法を行うよう構成される請求項64に記載の無線アクセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本願は、2017年11月11日に出願された仮特許出願第62/587,509号の優先権の利益を享受する。この出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。
【0002】
技術分野
本開示は、セルラ通信ネットワークにおけるチャネル品質インデクス、CQI、報告に関する。
【背景技術】
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様(TS)36.213では、チャネル品質インデクス(CQI)の定義が与えられている。ユーザ機器デバイス(UE)については、ユーザ機器デバイス(UE)は、時間における観測間隔および周波数における観測間隔に基づいて、アップリンクサブフレームにおいて報告される各CQI値について、以下の条件を満たす最高のCQIインデクス、またはCQIインデクス1が条件を満たさない場合にはCQIインデクス0を導出する:
●CQIインデクスに対応し、チャネル状態情報(CSI)基準リソースと呼ばれるダウンリンク物理リソースブロックのグループを占有する、変調スキームとトランスポートブロックサイズとの組合せを有する単一の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)トランスポートブロックは、所与の閾値を超えないトランスポートブロック誤り確率で受信され得る。
サービングセルのためのCSI基準リソースは、以下のように定義される:
●周波数領域において、CSI基準リソースは、導出されたCQI値が関連する先の帯域に対応するダウンリンク物理リソースブロックのグループによって定義される。
●時間領域において、CSI基準リソースは、導出されたCQI値が関連する先の単一のダウンリンクまたは特別なサブフレームによって定義される。
●レイヤ領域において、CSI基準リソースは、CQIが調整される任意のランクインジケータ(RI)およびプリコーディング行列インジケータ(PMI)によって定義される。
【0004】
CSI基準リソースでは、CQIインデクスを導出するために、UEは、制御チャネル構成、PDSCH受信のためのヌメロロジ(例えば、サイクリックプレフィックス(CP)長およびサブキャリア間隔)、プライマリまたはセカンダリ同期信号または物理報知チャネル(PBCH)によって使用されるリソース要素、冗長バージョン、CSI基準信号(CSI-RS)EPREに対するPDSCHリソース要素当たりエネルギ(EPRE)の比率、CSI-RSおよびゼロ電力CSI-RSのために使用されるリソース要素(RE)、ならびにPDSCH送信フォーマットなどについて何らかの仮定をする。例えば、ニューラジオ(NR)の仕様R1-1719227では、UEは、CQIインデクスを導出するために、以下のことを仮定する:
●最初の[3]つの直交周波数分割多重(OFDM)シンボルは制御シグナリングによって占有される
●基準リソースは、PDSCH受信のために設定されたCP長およびサブキャリア間隔を使用する
●プライマリ同期信号またはセカンダリ同期信号またはPBCHによって使用されるリソース要素はない
●冗長バージョン0
●PDSCH EPREとCSI-RS EPREとの比は、サブクローズ4.1に示すとおりである
●CSI-RSおよびゼロ電力CSI-RSに割り当てられたREがないと仮定する
●PDSCH上のNR基地局(gNBと呼ばれる)送信が3GPP TS 38.211のサブクローズ7.3.1.4で定義されるように、アンテナポート[1000~1011]上の8つまでの送信レイヤで実行されるとUEが仮定することができるPDSCH送信スキーム。
【0005】
3GPP TS 36.213または3GPP TS 38.214では、CQIテーブルの一例が表1として定義される。このCQIテーブルでは、CQIインデクスは、単一のPDSCHトランスポートブロックに対応する変調スキームとトランスポートブロックサイズとの組合せを示す。
【表1】
【0006】
UEは、高位パラメータDL-DMRS-config-typeで与えられるように、タイプ1またはタイプ2にしたがって、PDSCH DMRSが物理リソースにマッピングされると仮定しなければならない。
【0007】
UEは、シーケンスr(m)が以下にしたがって物理リソース要素にマッピングされることを仮定しなければならない。
【数1】
ここで、w(k’)、w(l’)、およびΔはテーブル7.4.1.1.2-1およびテーブル7.4.1.1.2-2によって与えられる。
【0008】
簡単には、k’=0でDMRSによって占められるRE集合について、「comb0」と命名され、k’=1でDMRSによって占められるRE集合について、「comb1」と命名される。
【0009】
lの基準ポイントおよび第1DMRSシンボルの位置lはマッピングタイプに依存する:
-PDSCHマッピングタイプAについて:
-lはスロットの開始に対して定義される
-高位パラメータDL-DMRS-typeA-posが3に等しい場合、l=3であり、そうでなければ、l=2
-PDSCHマッピングタイプBについて:
-lはスケジューリングされたPDSCHリソースの開始に対して定義される。
-l=0
【0010】
追加的なDMRSシンボルの位置は、テーブル7.4.1.1.2-3およびテーブル7.4.1.1.2-4にしたがって、
【数2】
と、スロットにおいてPDSCHに用いられた最後のOFDMシンボルと、によって与えられる。
【0011】
時間領域インデクスl’およびサポートされるアンテナポートpは、テーブル7.4.1.1.2-5にしたがってDL-DMRS-lenに依存する。
【0012】
【表2】
テーブル7.4.1.1.2-1: 単一シンボルDMRSについての、PDSCHのDMRS設定タイプ1のパラメータ
【表3】
テーブル7.4.1.1.2-2: 単一シンボルDMRSについての、PDSCHのDMRS設定タイプ2のパラメータ
【表4】
【表5】
【表6】
【0013】
DL-DMRS-len=1、DL-DMRS-add-pos=1、DL-DMRS-config-type=1の一例として、DMRSパターンを図1のように示すことができる。
【0014】
別の例として、DL-DMRS-len=1、DL-DMRS-add-pos=2、およびDL-DMRS-config-type=1とすると、DMRSパターンは図2のように示すことができる。
【0015】
3GPP TS 38.211では、PTRS定義が与えられている。UEは、より上位のレイヤのパラメータDL-PTRS-presentが、位相追跡基準信号が使用されていることを示す場合にのみ、位相追跡基準信号がPDSCHのために使用されるリソースブロックにのみ存在すると仮定する。
【0016】
存在する場合、UEは、PDSCH PTRSが、KPTRS個のスケジューリングされたリソースブロックごとに、
【数3】
にしたがって物理リソースにマッピングされると仮定しなければならない。ここで、以下の条件が充たされる場合、スケジューリングされた最も低い番号のリソースブロックで開始される
-lは、PDSCH伝送に対して割り当てられたOFDMシンボル内である。
-リソース要素(k、l)はDMRSには用いられない。
そして、ここで、
-インデクスkは、物理リソースブロック内のサブキャリア番号を指す
-lDM-RSは、ひとつのシンボルDMRSの場合にはlに等しく、二つのシンボルDMRSの場合にはl+1に等しく、lはクローズ7.4.1.1.2で定義される
-KPTRS∈{2、4}は[6,TS38.214]で与えられる
-LPT-RS∈{1、2、4}は[6,TS38.214]で与えられる
【0017】
一例として、KPTRS=2およびLPTRS=1のとき、PTRSパターンは図3に示されるように図示される。
【0018】
3GPP TS 38.214では、PTRS利用の手順が与えられている。
【0019】
UEがより高位のパラメータDL-PTRS-presentで設定され、追加のより高位のレイヤのパラメータDL-PTRS-time-densityおよびDL-PTRS-frequency-densityが設定される場合、UEは、表2および表3に示されるように、PTRSアンテナポートの存在およびパターンが、対応するスケジュールされたMCSおよびスケジュールされた帯域幅の関数であると仮定することができ、そうでなければ、UEは、PTRSがすべてのOFDMシンボルおよびすべての第2物理リソースブロック(PRB)に存在すると仮定することができる。
【表7】
【表8】
【発明の概要】
【0020】
例えばニューラジオ(NR)などのセルラ通信ネットワークにおいてCSI報告のための新たなチャネル状態情報(CSI)基準リソースの定義を提供するシステムおよび方法が本明細書に開示される。無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ(CQI)インデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法の実施の形態が開示される。ある実施の形態では、方法は、ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することを含む。方法はさらに、CQIインデクスをネットワークノードに報告することを含む。
【0021】
ある実施の形態では、前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングのランク、追加的な復調基準信号(DMRS)シンボルの数、および/またはDMRSパターンを含む。ある実施の形態は、前記ひとつ以上のパラメータが、フロントロードDMRSシンボルの数、前記無線デバイス用に設定された予約リソース、および/または、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数を含むことを提供してもよい。ある実施の形態によると、前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの前記数は、前記CSI基準リソースに関する対応する正当なダウンリンクサブフレームにおいて用いられるOFDMシンボルの数である。ある実施の形態では、前記ひとつ以上のパラメータは、準静的に設定されたスロットフォーマットを含む。
【0022】
ある実施の形態では、前記CQIインデクスは、前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる。ある実施の形態によると、前記CQIインデクスは、設定を介して、および/または、所与の関連付けを介して、および/または、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0023】
ある実施の形態では、報告されるべき前記CQIインデクスを導出することは、前記CSI基準リソースにおける前記無線デバイス特有基準信号オーバヘッド、および前記CSI基準リソースにおけるPTRSオーバヘッド、に基づいて報告されるべき前記CQIインデクスを導出することを含み、前記CSI基準リソースにおける前記PTRSオーバヘッドはCQIインデクスが異なると、そのような異なるCQIインデクスに関連付けられたPTRS密度および/またはパターンにしたがって変化する。
【0024】
ある実施の形態では、前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0025】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための無線デバイスの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線デバイスはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することを行わせるよう構成される。ひとつ以上のプロセッサはさらに、無線デバイスに、CQIインデクスをネットワークノードに報告させるよう構成される。
【0026】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための無線デバイスの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線デバイスはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することを行わせるよう構成される。ひとつ以上のプロセッサはさらに、無線デバイスに、CQIインデクスをネットワークノードに報告させるよう構成される。
【0027】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法の実施の形態が開示される。ある実施の形態では、方法は、ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することを含む。方法はさらに、CQIインデクスをネットワークノードに報告することを含む。
【0028】
ある実施の形態では、前記CQIインデクスは、設定を介して、および/または、所与の関連付けを介して、および/または、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。ある実施の形態では、報告されるべき前記CQIインデクスを導出することは、報告されるべき前記CQIインデクスを、前記CQIインデクスに関連付けられた前記PTRS密度および/またはパターンに基づいて導出することを含む。
【0029】
ある実施の形態では、報告されるべき前記CQIインデクスを導出することは、報告されるべき前記CQIインデクスを、複数のCQIインデクスに関連付けられた複数のPTRS密度および/またはパターンに基づいて導出することを含む。
【0030】
ある実施の形態では、前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0031】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための無線デバイスの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線デバイスはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することを行わせるよう構成される。ひとつ以上のプロセッサはさらに、無線デバイスに、CQIインデクスをネットワークノードに報告させるよう構成される。
【0032】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための無線デバイスの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線デバイスはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、CSI基準リソース上での仮想的な伝送を前提として導出され、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号、PTRS、密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することを行わせるよう構成される。ひとつ以上のプロセッサはさらに、無線デバイスに、CQIインデクスをネットワークノードに報告させるよう構成される。
【0033】
無線通信システムにおいて無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを導出するための、無線デバイスによって行われる方法の実施の形態が開示される。ある実施の形態では、方法は、変調および符号化スキーム(MCS)インデクスを選択することを含む。方法は、前記MCSインデクスにしたがってPTRSパターンおよび/または密度を取得することをさらに含む。方法はまた、前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定することを含む。方法は追加的に、前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定することを含む。方法はさらに、決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択することを含む。方法はまた、前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出することを含む。
【0034】
ある実施の形態では、決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たさない場合、方法はさらに、第2MCSインデクスを選択することを含む。方法はまた、前記第2MCSインデクスにしたがって第2PTRSパターンおよび/または密度を取得することをさらに含む。方法は追加的に、前記第2MCSインデクスおよび前記第2PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの第2物理ダウンリンクチャネル性能を決定することを含む。方法はさらに、前記第2物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定することを含む。方法はまた、前記第2物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、前記第2MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択することを含む。方法は追加的に、前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出することを含む。
【0035】
ある実施の形態では、方法はさらに、ユーザデータを提供することと、前記無線アクセスノードへの送信を介して、ホストコンピュータに、前記ユーザデータを転送することと、を含む。
【0036】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための無線デバイスの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線デバイスはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、MCSインデクスを選択することと、前記MCSインデクスにしたがってPTRSパターンおよび/または密度を取得することと、を行わせるよう構成される。ひとつ以上のプロセッサはさらに、無線デバイスに、前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定することと、前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定することと、を行わせるよう構成される。決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択することと、前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出することと、を行わせるよう構成される。
【0037】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための無線デバイスの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線デバイスはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、MCSインデクスを選択することと、前記MCSインデクスにしたがってPTRSパターンおよび/または密度を取得することと、を行わせるよう構成される。ひとつ以上のプロセッサはさらに、無線デバイスに、前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定することと、前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定することと、を行わせるよう構成される。決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択することと、前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出することと、を行わせるよう構成される。
【0038】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法の実施の形態が開示される。ある実施の形態では、方法は、CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを含む。
【0039】
ある実施の形態では、前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングのランク、追加的なDMRSシンボルの数、および/またはDMRSパターンを含む。ある実施の形態は、前記ひとつ以上のパラメータが、フロントロードDMRSシンボルの数、前記無線デバイス用に設定された予約リソース、および/または、前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの数を含むことを提供してもよい。ある実施の形態によると、前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの前記数は、前記CSI基準リソースに関する対応する正当なダウンリンクサブフレームにおいて用いられるOFDMシンボルの数である。ある実施の形態では、前記ひとつ以上のパラメータは、準静的に設定されたスロットフォーマットを含む。
【0040】
ある実施の形態では、報告された前記CQIインデクスは、前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。ある実施の形態では、報告された前記CQIインデクスは、設定を介して、および/または、所与の関連付けを介して、および/または、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0041】
ある実施の形態では、報告された前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0042】
ある実施の形態では、方法はさらに、ユーザデータを取得することと、ホストコンピュータまたは無線デバイスに、前記ユーザデータを転送することと、を含む。
【0043】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノードの実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線アクセスノードはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを行わせるよう構成される。
【0044】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノード実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線アクセスノードはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを行わせるよう構成される。
【0045】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法の実施の形態が開示される。ある実施の形態では、方法は、CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、報告された前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる、受信することを含む。
【0046】
ある実施の形態では、報告された前記CQIインデクスは、設定を介して、および/または、所与の関連付けを介して、および/または、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0047】
ある実施の形態では、報告された前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。
【0048】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノード実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線アクセスノードはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、報告された前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる、受信することを行わせるよう構成される。
【0049】
無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノード実施の形態が開示される。ある実施の形態では、無線アクセスノードはひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備える。ひとつ以上のプロセッサは、無線デバイスに、CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することを行わせるよう構成される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
添付の図面は本明細書に組み入れられ本明細書の一部を形成する。添付の図面は本開示のいくつかの態様を説明し、詳細な説明と共に本開示の原理を説明する役割を有する。
図1】DL-DMRS-len=1、DL-DMRS-add-pos=1、DL-DMRS-config-type=1の場合の復調基準信号(DMRS)パターンを示している。
図2】DL-DMRS-len=1、DL-DMRS-add-pos=2、DL-DMRS-config-type=1の場合のDMRSパターンを示している。
図3】KPTRS=2およびLPTRS=1のときの位相追跡基準信号(PTRS)パターンを示す。
図4】本開示のいくつかの実施の形態によるセルラ通信ネットワーク400の一例を示す。
図5】PTRSオーバヘッドが考慮された後の、対応するスペクトル効率が導出されたチャネル品質インジケータ(CQI)値に関連するスペクトル効率に最も近い、変調および符号化スキーム(MCS)値によってPTRS密度を決定するための1つの例示的な手順を示す。
図6】本開示のいくつかの実施の形態による無線アクセスノードおよび無線デバイスの動作を示す。
図7】本開示の他の実施の形態による無線アクセスノードおよび無線デバイスの動作を示す。
図8】本開示のいくつかの実施の形態によるCQIインデクス導出手順の一例を示すフローチャートを示す。
図9】本開示のいくつかの実施の形態による無線アクセスノードの概略ブロック図を示す。
図10】本開示のいくつかの実施の形態による無線アクセスノード900の仮想化された実施の形態の概略ブロック図を示す。
図11】本開示の他の実施の形態による無線アクセスノードの概略ブロック図を示す。
図12】本開示のいくつかの実施の形態によるユーザ装置(UE)の概略ブロック図を示す。
図13】本開示の他の実施の形態によるUEの概略ブロック図を示す。
図14】本開示のいくつかの実施の形態による電気通信ネットワークを含む通信システムを示す。
図15】本開示のいくつかの実施の形態による、UE、基地局、およびホストコンピュータの例示的な実装を示す。
図16】本開示のいくつかの実施の形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートを示す。
図17】本開示の他の実施の形態による通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートを示す。
図18】本開示のさらに別の実施の形態による通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートを示す。
図19】本開示のさらに別の実施の形態による通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。a/an/the要素、装置、構成要素、手段、ステップなどへの言及はすべて、特に明記しない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして制限なく解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップは、ステップが別のステップの後または前として明示的に記載されていない限り、および/またはステップが別のステップの後または前になければならないことが暗黙的でない限り、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施の形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には任意の他の実施の形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施の形態の任意の利点は任意の他の実施の形態に適用することができ、その逆も同様である。添付の実施の形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになるのであろう。
【0052】
無線ノード:本明細書で使用される場合、「無線ノード」は、無線アクセスノードまたは無線デバイスのいずれかである。
【0053】
無線アクセスノード:本明細書で使用される場合、「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作するセルラ通信ネットワークの無線アクセスネットワーク内の任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は、基地局(例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、第5世代(5G)NRネットワークにおけるニューラジオ(NR)ノードB(gNB)、または3GPPロングタームエボリューション(LTE)ネットワークにおける拡張または進化型ノードB(eNB))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(例えば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、およびリレーノードを含むが、これらに限定されない。
【0054】
コアネットワークノード:本明細書で使用される場合、「コアネットワークノード」は、コアネットワーク内の任意のタイプのノードである。コアネットワークノードの例は、例えば、モビリティマネジメントエンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サービスケーパビリティエクスポージャ機能(SCEF)等を含む。
【0055】
無線デバイス:本明細書で使用される場合、「無線デバイス」は(1つまたは複数の)無線アクセスノードに信号を無線で送信および/または受信することによって、セルラ通信ネットワークにアクセスする(すなわち、セルラ通信ネットワークによってサービスされる)任意のタイプのデバイスである。無線デバイスのいくつかの例は、3GPPネットワーク内のユーザ装置(UE)およびマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むが、これらに限定されない。
【0056】
ネットワークノード:本明細書で使用される場合、「ネットワークノード」は、無線アクセスネットワークの一部であるか、またはセルラ通信ネットワーク/システムのコアネットワークである任意のノードである。
【0057】
本明細書で与えられる説明は3GPPセルラ通信システムに焦点を当てており、したがって、3GPP用語または3GPP用語に類似する用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は、3GPPシステムに限定されない。
【0058】
本明細書の説明では「セル」という用語を参照することができるが、特に5G NR概念に関してはセルの代わりにビームを使用することができ、したがって、本明細書で説明する概念がセルおよびビームの両方に等しく適用可能であることに留意することが重要であることに留意されたい。
【0059】
現在のところ、既存の解決策には、ある種の課題が存在する。上述のように、現在のCQI定義は、CSI基準リソースに関連付けられる。CSI基準リソースのオーバヘッドは、UEがCQI値を導出するときに予め知られている。CQIインデクスに対応する変調スキームとトランスポートブロックサイズとの組合せを有する単一のPDSCHトランスポートブロックについて、CSI基準リソースと同じ数のREがこのPDSCH送信のために使用される場合、ブロック誤り率(BLER)は、所与の閾値を超えないと予想される。
【0060】
しかしながら、現在のNRでは、CSI基準リソースのオーバヘッドが事前に知られていないことがある。オーバヘッドが事前に知られていない場合、gNBおよびUEは、同じスペクトル効率に基づいて、異なるトランスポートブロックサイズ(TBS)を取得し得る。したがって、それは、報告されたCQIについての何らかの誤解をgNBに生じさせることになる。この問題につながる2つの要因がある。
【0061】
第1の要因は、PDSCH送信のためのオーバヘッドが動的に変化し得ることである。現在のRAN1の議論によれば、DMRSオーバヘッドは動的に変更され得る。たとえば、単一ユーザ複数入力複数出力(SU-MIMO)の場合であって、2つのレイヤが設定されている場合には、combへのDMRSポートマッピングに2つのマッピング方法を使用できる。最初のマッピング方法では、2つのポートが同じcombにマッピングされる。2番目のマッピング方法では、2つのポートが異なるcombにマッピングされる。どのマッピング方法を使用するかは、ダウンリンク制御情報(DCI)によって動的に示すことができる。図1に示される一例として、第1のマッピング方法が使用されるとき、クロスハッチングでマークされたREのみがDMRS2レイヤ送信のために使用され、第2のマッピング方法が使用されるとき、クロスハッチングでマークされたREは1レイヤDMRS送信のために使用され、斜めハッチングでマークされたREは他のレイヤDMRS送信のために使用される。2番目のマッピング方法のオーバヘッドは、1番目のマッピング方法のオーバヘッドよりも大きくなる。
【0062】
第2の要因は、PDSCH送信のためのオーバヘッドがCQIフィードバック自体に関連付けられることである。表2に示されるように、PTRSの時間密度はスケジューリングされたMCSの関数である。一例として、ひとつのCQIインデクスが導出される場合、対応するMCSがptrs-MCS3よりも大きい場合、LPT-RS=1、PTRSパターンは図3に示される左側のパターンに対応する。対応するMCSがptrs-MCS3よりも小さく、かつ、ptrs-MCS2よりも大きい場合、LPT-RS=2、PTRSパターンは図3に示される右側のパターンに対応する。導出されたMCSが異なるとRSオーバヘッドも異なる。gNBとUEとがオーバヘッドについての異なる仮定を有すると、MCSは正確でなくなる可能性がある。
【0063】
本開示およびその実施形態の特定の態様は、上述の困難または他の困難に対する解決策を提供することができる。本開示は、以下の主要な提案を記載する:
●CSI基準リソースにおけるPTRS密度はCQI値に関連付けられ、その関連付けは設定された、または事前定義された、または事前定義された規則によって決定された無線リソース制御(RRC)とすることができる;
●CSI基準リソース内のUE固有基準信号オーバヘッドは以下のうちの1つまたは複数と一致する:
○CSI-RSポートが複数設定されている場合のCSIレポートセッティングの最新の報告されたランク、およびCSI-RSポートが1つのみ設定されている場合のランク1の送信と整合する;
○追加的なDMRSシンボル数;
○DMRS設定タイプ;
○DMRSパターン;
○予約されたリソース、例えば、ロングタームエボリューション(LTE)セル固有基準信号(CRS)のための予約されたリソース、の存在;
○CSI基準リソース内のOFDMシンボルの数;
●UEは、変調、符号化率、ならびにPTRS密度およびパターンの組合せに基づいてCQIを導出する。
【0064】
本明細書で開示される問題のうちの1つまたは複数に対処する様々な実施の形態が、本明細書で提案される。
【0065】
ある実施の形態は以下の技術的利点のうちのひとつ以上を提供可能である。本開示の利点は以下のとおりである:
●提案される方法に基づくと、TBS決定の曖昧さを避けることができる。
●提案される方法に基づくと、より正確なCQIフィードバックを提供できる。
【0066】
ここで、本明細書で企図される実施形態のいくつかを、添付の図面を参照してより完全に説明する。しかしながら、他の実施形態は本明細書に開示された主題の範囲内に含まれ、開示された主題は本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
【0067】
図4は、本開示のいくつかの実施の形態によるセルラ通信ネットワーク400の一例を示す。本明細書で説明される実施の形態では、セルラ通信ネットワーク400は5G NRネットワークである。この例では、セルラ通信ネットワーク400は、5G NRではgNBと呼ばれる基地局402-1および402-2を含み、対応するマクロセル404-1および404-2を制御する。基地局402-1および402-2は本明細書では総称して基地局402と呼ばれ、個別に基地局402と呼ばれ、本明細書では無線アクセスノード402と呼ばれることもある。同様に、マクロセル404-1および404-2は、本明細書では一般に集合的にマクロセル404と呼ばれ、個別にマクロセル404と呼ばれる。セルラ通信ネットワーク400は、対応する小セル408-1~408-4を制御する多数の低電力ノード406-1~406-4も含むことができる。低電力ノード406-1~406-4は、小型基地局(ピコまたはフェムト基地局など)または遠隔無線ヘッド(RRH)などとすることができる。特に、図示されていないが、小セル408-1~408-4のうちの1つ以上は代替的に、基地局402によって提供されてもよい。低電力ノード406-1~406-4は、本明細書では全体として低電力ノード406と呼ばれ、個別に低電力ノード406と呼ばれる。同様に、小セル408-1~408-4は、本明細書では全体として小セル408と呼ばれ、個別に小セル408と呼ばれる。基地局402(および任意選択で低電力ノード406)は、コアネットワーク410に接続される。
【0068】
基地局402および低電力ノード406は、対応するセル404および408内の無線デバイス412-1から412-5にサービスを提供する。無線デバイス412-1~412-5は、本明細書では全体として無線デバイス412と呼ばれ、個別に無線デバイス412と呼ばれる。無線デバイス412は、本明細書ではUEとも呼ばれることがある。
【0069】
ここで、本明細書に開示される実施の形態によるPTRS取扱いのための例示的な方法を論じる。第1の実施の形態では、CSI基準リソースにおけるPTRS密度は、選択されたCQI値に関連付けられる。第1のさらなる実施の形態として、DL-PTRS-time-densityにおけるMCSしきい値によるPTRS時間密度が想定され、ここで、ptrs-MCSしきい値はCQIしきい値にマッピングされる。マッピングは、高位レイヤで設定されるか、事前定義されているか、事前定義されたルールによって決定される。一例として、ptrs-MCS1、ptrs-MCS2、ptrs-MCS3、ptrs-MCS4は、表4に従ってCQI1、CQI2、CQ3、CQI4にマッピングされ得る。したがって、CSI基準リソースにおけるPTRSの時間密度は、表5によって与えられうる。
【0070】
いくつかの実施の形態では、CQIテーブルは16個のエントリを含み、MCSテーブルは32個のエントリを含む。MCSテーブルは、CQIテーブル内のエントリ1~15もMCSテーブル内に含まれるように構成することができる(すなわち、MCSテーブル内には、同じ目標符号化率および変調を有する対応するエントリがある)。その場合、一実施形態では、ptrs-MCS値は、そのようなエントリが存在する場合、同じ符号化率および変調を有する対応するCQI値に暗黙的にマッピングされ、またはそのようなエントリが存在しない場合、ptrs-MCSに最も近いMCS値に対応するCQI値がマッピングに使用される。
【表9】
【表10】
【0071】
第1の実施の形態の第2のさらなる実施の形態として、CQIインデクスしきい値は、CSI基準リソースにおけるPTRS密度仮定の上位レイヤシグナリングによって設定される。この実施の形態によれば、gNBは、表5に含まれる情報を端末に直接シグナリングすることができる。
【0072】
第1の実施の形態の第3のさらなる実施の形態として、PTRS密度に対するCQI値の関連付けは、CQIフィードバックテーブルにおいて直接設定される。1つの例は表6として与えられ、ここで、UEがCQI演算において仮定する時間密度は表に示され、PTRSがダウンリンク送信のために設定される場合、UEはこのオーバヘッドを使用し、そうでなければUEはCQIを演算するとき、このオーバヘッドを無視する。この例では、時間密度のみが適応され、周波数密度は固定オーバヘッド、例えば、1つおきのリソースブロック(RB)、KPTRS=2であると仮定することができる。
【表11】
【0073】
第1の実施の形態の第4のさらなる実施の形態として、CQI値に対するPTRS密度の関連付けは、事前定義された規則に従って定義される。予め定められた規則の一例として、PTRS密度は、PTRSオーバヘッドが考慮された後の対応するスペクトル効率が導出されたCQI値に関連するスペクトル効率に最も近いMCS値によって決定される。手順の一例を図5に示す。CSI基準リソースのPTRS密度を得るために、PTRSオーバヘッドが考慮された後の対応するスペクトル効率が導出されたCQI値に関連するスペクトル効率に最も近いMCS値を、最初に得ることができ、MCS値は、以下によって与えられうる:
【数4】
ここでf(・)、f(・)、f(・)は関数、およびそしてCQIindexについてのCSI基準リソースにおけるPTRS密度を
【数5】
に関連付けられたPTRS密度として設定する。
【0074】
【数6】
の一例として、
【数7】
、CQIindexおよびレイヤ数、スケジューリングされたリソース、CSI-RSからのオーバヘッドのアカウント、CORESETなどの他の関連パラメータが与えられたときのスペクトル効率として理解される。
【0075】
一例として、f(・)の関数は以下であってもよい:
【数8】
ここで、
【数9】
はCQIインデクスによって示される変調に対応するビット数である。例えば、16QAMが示される場合、
【数10】
=4。
【数11】
はCQIインデクスによって示される効率的な符号化率であり、νはレイヤ数である。f(CQIindex)はCQIインデクスによって示される効率として理解されてもよい。
【0076】
(f(・)、f(・))の一例として、それは以下によって与えられてもよい:
(f(・)、f(・))=abs(f(・)-f(・))
【0077】
一例の手順として、それは以下のステップのうちのひとつ以上を含んでもよい:
●ステップ500:CQIindexにしたがって変調
【数12】
を決定。
●ステップ502:対応する変調が
【数13】
であるひとつの
【数14】
を選択。
●ステップ504:選択された
【数15】
と、高位パラメータDL-PTRS-time-densityおよびDL-PTRS-frequency-densityと、にしたがって、PTRS密度を決定。
●ステップ506:利用可能なREの実際の数を算出、その実際の数はPTRSオーバヘッドおよびCSI-RS、CORESET、DMRSなどからのオーバヘッドの他のアカウントを除く、ならびに、さらに、リソース要素の数を決定、その数は、REの複数の基準数と比べたときの利用可能なREの実際の数に基づいて決定される。
●ステップ508:実際のTBSを決定し、さらに、選択された
【数16】
の有効スペクトル効率を、以下のうちのひとつ以上に基づいて、決定:
○決定された変調次数、
【数17】
○決定された符号化率、これはMCSインデクス(
【数18】
)から取得される
○決定されたリソース要素の数
○実際のTBSサイズ;その実際のTBSサイズは以下のうちのひとつ以上に関連付けられてもよい:
■チャネル符号化決定に従う情報ビットの「中間」数
■符号化率の限界
■特定のパケットサイズ(例えば、インターネットプロトコルを介した音声(VoIP))
■特定のサービス(例えば、超高信頼かつ低レイテンシ通信(URLLC)等)
■バイトアライメント
■コードブックセグメンテーション
●ステップ510:算出された有効スペクトル効率が、CQIindexによって示されるスペクトル効率に最も近いか検査する
●ステップ512:算出された有効スペクトル効率がCQIindexによって示されるスペクトル効率に最も近い場合、
【数19】

【数20】
として決定する。そうでなければ、新たな選択された
【数21】
についてのステップ502に進む。
●ステップ514:導出されたCQI値がCQIindexである場合、
【数22】
に関連付けられたPTRS密度をCSI基準リソースのPTRS密度として設定。
【0078】
ステップ508で、情報ビットの「中間」数はNRE・ν・Q・Rによって与えられてもよく、ここで、
○νはレイヤ数であり、
○Qは変調次数であり、MCSインデクスから得られ、
○Rは符号化率であり、MCSインデクスから得られ、
○NREはリソース要素の数であり、
○NRE=Y*#PRBs_scheduled
【0079】
●1スロット内のNRE(REの数)を決定する場合、
○X=12*#OFDM_symbols_scheduled-Xd-Xohを決定する。
■スケジューリングされた期間においてXd=#REs_for_DMRS_per_PRB
■Xoh=CSI-RS、CORESETなどからのオーバヘッドのアカウントであり、アップリンクにひとつ、ダウンリンクにひとつある
■Xohは準静的に決定される
○Xを、事前定義された値の集合のうちの1つに量子化し、Yを得る
■[8]値
●すべての送信期間に対して妥当な精度を考慮する必要がある
●スケジュールされているシンボルの数に依存することがある
■量子化は、Xの値にフロア関数、シーリング関数、または他の何らかの制約を適用することを含むことができる
■いくつかの実施の形態では、量子化は必要とされないことがある
■いくつかの実施の形態は、量子化ステップが、再送信に使用されるレイヤの数にかかわらず、送信と再送信との間で同じトランスポートブロックサイズ(TBS)を得ることができることを保証しなければならないことを提供することができる。さもなければ、Xdはレイヤの数とは無関係でなければならない。
【0080】
ステップ506およびステップ508の別の代替として、スペクトル効率は
【数23】
によって近似される。
ここで、
【数24】
は変調次数であり、MCSインデクス(
【数25】
)から得られる
【数26】
は決定された符号化率であり、MCSインデクス(
【数27】
)から得られる。
【0081】
第2の実施の形態では、CSI基準リソースにおいて、PTRS密度はDL-PTRS-time-densityおよびDL-PTRS-frequency-densityがRRCによって設定されている場合は第1のPTRS密度として仮定され、DL-PTRS-time-densityおよびDL-PTRS-frequency-densityが設定されていない場合は第2のPTRS密度として仮定される。第2の実施の形態において、第1のPTRS密度は、第2のPTRS密度と同じであってもよい。第1のPTRS密度の一例として、DL-PTRS-time-densityおよびDL-PTRS-frequency-densityがRRCによって設定される場合、L_PTRS=1およびK_PTRS=2と仮定することができる。第2のPTRS密度の一例として、PTRSは、DL-PTRS-time-densityおよびDL-PTRS-frequency-densityが設定されていない場合のデフォルトの場合のように、すべてのOFDMシンボルおよびすべての第2のPRBに存在すると仮定される。DL-PTRS-presentが設定されていない場合、UEはCSI基準リソース内のリソース要素がPTRSに使用されていないと見なす。
【0082】
図6は、上述の実施の形態のうちの少なくともいくつかによる無線アクセスノード402および無線デバイス412の動作を示す。このプロセスは、低電力ノード406にも同様に適用可能であることに留意されたい。任意選択のステップは、破線によって表される。図示されているように、無線アクセスノード402は、オプションとして、無線デバイス412のための1つまたは複数の、しかし好ましくは複数の、PTRSパターンおよび/または密度対CQIインデクス関連付けを設定する(ステップ600)。いくつかの実施の形態ではこれはRRC設定を介して行われるが、これに限定されない。
【0083】
無線デバイス412は、CSI基準リソースについて報告するためのCQIインデクスを導出し(たとえば、選択し)、CQIインデクスは、CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる(ステップ602)。いくつかの実施の形態では、無線アクセスノード402に報告するためにCQIインデクスを選択するときに、複数のCQIインデクス値と、それらのCQIインデクス値に対するPTRS密度および/またはパターンとの間の既知の関連付けが、無線デバイス412によって使用される。例えば、CQIインデクス導出手順は、CSI基準リソースにおけるオーバヘッドを考慮に入れることができ、このオーバヘッドはPTRSを含み、CSI基準リソースにおけるPTRS密度および/またはパターンは、CQIインデクス値の間で変化する。任意の特定のCQIインデクスについて、PTRSに起因するオーバヘッドは、関連するPTRS密度および/またはパターンに基づいて決定可能である。
【0084】
CQIインデクスとPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けは、例えば、上述の実施の形態のいずれかに従って決定されてもよい。例えば、いくつかの実施の形態では、CQIインデクスとPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けは例えば、適切な規格を介して予め定義される。いくつかの他の実施の形態では、CQIインデクスとPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けは、例えば、無線アクセスノード402などのネットワークノードを介して設定される。いくつかの他の実施の形態では、CQIインデクスとPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けは、例えば、図5に関して上述したように、1つまたは複数の事前定義された規則に基づいて無線デバイス412によって決定される。
【0085】
無線デバイス412は、導出されたCQIインデクスを無線アクセスノード402に報告し、ここでも、CQIインデクスは、対応するPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる(ステップ604)。CQIインデクスとPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けは、無線アクセスノード402によって知られているか、または決定することができる。このようにして、無線アクセスノード402および無線デバイス412は、CSI基準リソースにおけるPTRS密度および/またはパターンの共通の理解を有する。任意選択で、無線アクセスノード402は、1つまたは複数の動作タスク(たとえば、無線デバイス412へのダウンリンク許可のためのMCS選択)のために、報告されたCQIインデクスと、潜在的に関連するPTRSパターンおよび/または密度とを利用する(ステップ606)。
【0086】
本明細書で開示されるいくつかの実施の形態による、CSI基準リソースにおけるDMRS取り扱いのための例示的な方法が、ここで議論される。CSI基準リソースにおけるDMRS取り扱いのためのこれらの方法は、いくつかの実施の形態では上述のPTRS取り扱いのための方法と組み合わせることができることに留意されたい。
【0087】
ある実施の形態では、CSI基準リソース内のUE固有基準信号オーバヘッドは以下のうちの1つまたは複数と一致する:
●CSI-RSポートが複数設定されている場合のCSIレポートセッティングの最新の報告されたランク、およびCSI-RSポートが1つのみ設定されている場合のランク1の送信と整合する
●追加的なDMRSシンボル数
●DMRS設定タイプ
●DMRSパターン
●NR周波数帯域がLTE周波数帯域と重複する場合、例えば、NRに干渉することなくLTE CRSの送信を可能にするようにUEに設定された予約されたリソース
●CSI基準リソース内のOFDMシンボルの数
●準静的に設定された(設定されている場合)スロットフォーマットであって、例えば、スロットが10個のダウンリンクシンボルおよび4個のアップリンクシンボルを有する場合、PDSCHと同じスロット内で超高速ハイブリッド自動再送要求(HARQ)アクノレッジメント(ACK)フィードバックを可能にするためのものであり、CSI基準リソースは1スロット内の利用可能なPDSCHシンボルの数、または1スロット内の設定されたPDSCHシンボルの平均数を考慮に入れることができ、平均はフレームまたは複数のフレームのセットなどの期間にわたってとられる(例えば、準静的スロットフォーマットインジケーションの周期性に対応する、例えば、40ミリ秒(ms)、80msなど)。
【0088】
CSI基準リソース内のUE固有基準信号オーバヘッドが追加的なDMRSシンボルの数と整合する場合、それは、PDSCH送信のための、より高位のレイヤで設定された追加的なDMRSシンボルと揃えることが可能であり、および/または、それは、CSI基準リソース内の追加的なDMRSシンボルの数を設定するために、別個のシグナリングを使用することもできる。上位レイヤシグナリングによって設定される場合、UEは、上位レイヤで設定された追加的なDMRSシンボルの数がCSI基準リソースにおいて考慮されると仮定することができる。また、事前定義することもできる。例えば、デフォルトとして、ただ1つのフロントロードされたOFDMシンボルのみがCSI基準リソースにおいて仮定される。所定の規則の一例として、UEは、RI=1~4について単一のシンボルフロントロードDMRSシンボルを仮定し、RI=5~8について2つのシンボルフロントロードDMRSシンボルを仮定する。また、所定の規則によって決定することもできる。規則は、実際のPDSCH送信のためのDMRSシンボル決定と合わせることができる。
【0089】
CSI基準リソースにおけるUE固有基準信号オーバヘッドがDMRS設定タイプと整合する場合、それは、PDSCH送信において実際に使用されるDMRS用に設定されたRRCと合わせることができ、および/または、それは、CSI基準リソースにおいて使用されるDMRS設定タイプのための別個のRRCシグナリングによって設定可能であり、また、事前に定義も可能である。
【0090】
CSI基準リソース内のUE固有基準信号オーバヘッドがDMRSパターンと整合する場合、それは、以下のうちの1つまたは複数とすることができる:
●最新の受信ダウンリンク制御インジケータに示されるものと合わせることができる。
●RRCシグナリングとして設定することができる
●事前定義が可能である
●事前に定義されたルールに従って決定することができる
【0091】
DMRSパターンが最新の受信されたダウンリンク制御インジケータにおいて示されるものと合っているとき、それは、最新のPDSCH送信のためのオーバヘッド仮定がCSI基準リソースにおけるオーバヘッド仮定であると仮定できることを含む。一例として、RI=2の場合、アンテナポートが最新の受信ダウンリンク制御インジケータにおいてただ1つの「comb」にマッピングされる場合、DMRSのオーバヘッドは1つの「comb」に等しいと仮定され、アンテナポートが2つの「comb」にマッピングされる場合、DMRSのオーバヘッドは2つの「comb」に等しいと仮定される パターンを決定するために、それは、事前定義されてもよく、RRCで設定されてもよく、または事前定義された規則に従って決定されてもよい。予め定義されている場合、DMRSパターンは、DCIスケジューリングにかかわらず固定される。RRCで設定される場合、CSI基準リソースのDMRSパターンはRRC設定に従って決定される。事前定義された規則の場合、規則に基づいてDMRSパターンを導出可能である。規則の一つの例として、SU‐MIMOに用いるDMRSパターンを、複数ユーザ複数入力複数出力(MU‐MIMO)の場合にも適用する。
【0092】
直近に報告されたランクが変更され、基準DMRSパターンが存在しない場合、DMRSパターンは、RRCシグナリングによって設定されてもよく、事前定義されてもよく、または事前定義された規則に従って決定されてもよい。所定の規則の一例として、最新の受信ダウンリンク制御インジケータ内のcombへのレイヤマッピングは、任意のランクについて使用可能である。
【0093】
CSI基準リソース内のUE固有基準信号オーバヘッドがCSI基準リソース内のOFDMシンボルの数と整合する場合、それは、CSI基準リソースに関連する対応する有効なダウンリンクサブフレーム内で使用されるOFDMシンボルの数とすることができる。また、RRCシグナリングによって設定することもできる。また、それは、事前定義された規則に従って事前定義または決定することもできる。いくつかの実施の形態では、CSI基準リソース内のOFDMシンボルの数は、各CSIレポートセッティングに対してRRCで設定される、すなわち、それはReportConfig IEの一部である。これにより、gNBは、異なる非周期的CSIレポートをトリガすることによって、CQI演算のためにUEによって使用されるCSI基準リソース仮定を動的に変更することができる。例えば、1つのCSIレポートセッティングではスロット内のすべてのOFDMシンボルをCSI基準リソースとして使用することができ、別のCSIレポート設定では4つのシンボルなど、より少ない数のOFDMシンボルを使用することができる。そのような設定は、gNBが非スロットベースのスケジューリングでUEをスケジュールすることを意図する場合に適切であり得る。
【0094】
図7は、上述の実施の形態のうちの少なくともいくつかによる無線アクセスノード402および無線デバイス412の動作を示す。このプロセスは、低電力ノード406にも同様に適用可能であることに留意されたい。任意選択のステップは、破線によって表される。図示されているように、無線アクセスノード402は、オプションとして、無線デバイス412のための1つまたは複数の、しかし好ましくは複数の、PTRSパターンおよび/または密度対CQIインデクス関連付けを設定する(ステップ700)。いくつかの実施の形態ではこれはRRC設定を介して行われるが、これに限定されない。
【0095】
無線デバイス412はCSI基準リソースについて報告するためのCQIインデクスを導出する(例えば、選択する)(ステップ702)。言い換えれば、当業者には理解されるように、無線デバイス412は、(これも仮定的な)CSI基準リソース上での仮定的なPDSCH送信を仮定して、CQIインデクス(所望の変調および符号化スキーム)を導出する。ある実施の形態では、上述のとおり、CQIインデクスは、CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる。さらに、この実施の形態では、CSI基準リソース内のUE固有基準信号(例えば、DMRS)オーバヘッドは、1つ以上のパラメータ(例えば、CSIレポートセッティング(すなわち、LTE用語におけるCSIプロセス)の直近に報告されたランク、追加的なDMRSシンボルの数、DMRS設定タイプ、DMRSパターン、無線デバイス412のために設定された予約リソース、CSI基準リソース内のOFDMシンボルの数、及び/又は準静的に設定されたスロットフォーマット)と整合し、これは上述したとおりであり、これは、無線アクセスノード402に報告するためにCQIインデクスを選択する際に無線デバイス412によって使用される。いくつかの実施の形態では、無線デバイス412はまた、上述したように、報告するCQIインデクスを選択するときに、CQIインデクス値とPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けを使用する。例えば、CQIインデクス導出手順は、CSI基準リソースにおけるオーバヘッドを考慮することができ、このオーバヘッドは、UE固有基準信号およびPTRSを含む。UE固有基準信号(例えば、DMRS)によるオーバヘッドは上述したように、無線デバイス412によって決定可能である。さらに、いくつかの実施の形態では、CSI基準リソースにおけるPTRSによるオーバヘッドは、上述のように、無線デバイス412によって決定され得る。
【0096】
無線デバイス412は、導出されたCQIインデクスを無線アクセスノード402に報告し、ここでも、CQIインデクスは、対応するPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる(ステップ704)。CQIインデクスとPTRS密度および/またはパターンとの間の関連付けは、無線アクセスノード402によって知られているか、または決定することができる。このようにして、無線アクセスノード402および無線デバイス412は、CSI基準リソースにおけるPTRS密度および/またはパターンの共通の理解を有する。任意選択で、無線アクセスノード402は、1つまたは複数の動作タスク(たとえば、無線デバイス412へのダウンリンク許可のためのMCS選択)のために、報告されたCQIインデクスと、潜在的に関連するPTRSパターンおよび/または密度とを利用する(ステップ706)。
【0097】
ここで、本明細書に開示される実施の形態によるCQI決定のための例示的な方法を論じる。端末側では、CQI決定のための方法は以下のうちの1つまたは複数を含む:
●ひとつのMCSインデクスを選択する
●選択されたMCSインデクスに従ってPTRSパターンおよび密度を取得する
●選択されたMCSインデクスならびに決定されたPTRSパターンおよび密度が与えられた場合のPDSCHパフォーマンスを決定する
●所与のパフォーマンスが充たされているか否かのPDSCHパフォーマンスのチェックを行う
●結果をチェックする際、PDSCHパフォーマンスが所与のパフォーマンスを充たす場合、MCSインデクスは、さらなるCQI導出のための入力として選択され、そうでなければ、PDSCHパフォーマンスが所与のパフォーマンスを充たすまで上記のステップを繰り返す
●所与のパフォーマンスを充たす選択されたMCSに基づいてCQIを導出する
【0098】
所与のパフォーマンスが充たされるか否かを判定するためにPDSCHパフォーマンスをチェックすることを含むCGI決定方法について、それは、BLERパフォーマンスおよび/またはスペクトル効率パフォーマンスおよび/またはレイテンシ要件をチェックすることを含む。なお、パフォーマンスメトリックは、上記パフォーマンスに限定されるものではなく、他のパフォーマンスを用いてもよい。BLERターゲットは、上位レイヤシグナリングによって与えられるか、または特定のサービスのために事前定義されるか、または事前定義された規則に基づいて決定され得る。PDSCHのBLERが所与のしきい値よりも小さい場合、BLERパフォーマンスが充たされると呼ぶことができる。スペクトル効率パフォーマンスについて、BLERまたはレイテンシ要件を充たし、最大スペクトル効率が達成されるとき、スペクトル効率と呼ぶべき要件が充たされる。
【0099】
一実施形態として、所与のパフォーマンス要件を充たす選択されたMCSに基づいてCQIを導出することは、選択されたMCSとして最も近い実際のスペクトル効率を有するCQI値を選択することを含む。実際のスペクトル効率は、バイトアラインメント、利用可能なRE量子化の数、チャネル符号化サイズ適応などを考慮する。
【0100】
他の実施の形態として、選択されたMCSに基づいて、所与のパフォーマンス要件を充たすCQIを導出することは、その
【数28】
がCQIインデクスによって示される
【数29】
に最も近いCQI値を選択することを含み、
【数30】
はMCSインデクスによって得られる。
【0101】
図8は、上述のCQIインデクス導出手順の一例を示すフローチャートである。図示のとおり、無線デバイス412はMCSインデクス
【数31】
を選択し(ステップ800)、選択されたMCSインデクス
【数32】
にしたがってPTRS密度および/またはパターンを取得する(ステップ802)。本実施の形態では、MCSインデクス値とPTRS密度および/またはパターンとの間に既知の関連性がある。これらの関連性は、予め定められてもよく(例えば、規格によって)、ネットワークによって設定されてもよく(例えば、RRCシグナリングを介して)、または予め定められた規則に基づいて無線デバイス412によって決定されてもよい。無線デバイス412は、選択されたMCSインデクス
【数33】
および決定されたPTRS密度および/またはパターンが与えられたときのPDSCHパフォーマンスを決定する(ステップ804)。上述のとおり、ある実施の形態では、PDSCHパフォーマンスはBLERおよび/またはスペクトル効率および/またはレイテンシを含む。しかしながら、PDSCHパフォーマンスはこれらのパフォーマンスメトリクスに限定されない。任意の適切なパフォーマンスメトリクスが用いられてもよい。
【0102】
無線デバイス412は、決定されたPDSCHパフォーマンスが予め定められたまたは予め設定されたしきい値PDSCHパフォーマンスを充たすか否かを決定する(ステップ806)。もし充たさなければ、無線デバイス412は新たなMCSインデクス
【数34】
を選択し(ステップ808)、プロセスはステップ802に戻る。選択されたMCSインデクス
【数35】
およびその選択されたMCSインデクス
【数36】
について決定されたPTRS密度および/またはパターンが与えられたときのPDSCHパフォーマンスがパフォーマンスしきい値を充たすと、無線デバイス412は、その特定の選択されたMCSインデクス
【数37】
を、さらなるCQI導出のためのMCSインデクスとして選択する(ステップ810)。無線デバイス412は次いで、選択されたMCSインデクス
【数38】
に基づいて、ネットワークに報告されるべきCQIインデクスを導出する(ステップ812)。図示されていないが、いくつかの実施の形態では、無線デバイス412は、導出されたCQIインデクスをネットワーク(たとえば、無線アクセスノード402または低電力ノード406)に報告する。
【0103】
本明細書で開示されるいくつかの実施形態による無線アクセスノードおよび無線デバイスの例示的な実施形態が、ここで説明される。この点に関し、図9は、本開示のいくつかの実施の形態による無線アクセスノード900の概略ブロック図である。無線アクセスノード900は例えば、基地局402または低電力ノード406であってもよい。図示のように、無線アクセスノード900は、1つまたは複数のプロセッサ904(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)、メモリ906、およびネットワークインターフェース908を含む制御システム902を含む。さらに、無線アクセスノード900は、1つまたは複数のアンテナ916に結合された1つまたは複数の送信機912および1つまたは複数の受信機914をそれぞれ含む1つまたは複数の無線ユニット910を含む。いくつかの実施の形態では、無線ユニット910は、制御システム902の外部にあり、例えば、有線接続(例えば、光ケーブル)を介して制御システム902に接続される。しかしながら、いくつかの他の実施の形態では、無線ユニット910および潜在的にアンテナ916は制御システム902と一体化される。1つ以上のプロセッサ904は、本明細書に記載するように、無線アクセスノード900の1つ以上の機能を提供するように動作する。ある実施の形態では、機能は例えばメモリ906に保持され、1つ以上のプロセッサ904によって実行されるソフトウエアで実現される。
【0104】
図10は、本開示のいくつかの実施の形態による無線アクセスノード900の仮想化された実施の形態を示す概略ブロック図である。この議論は、他のタイプのネットワークノードにも同様に適用可能である。さらに、他のタイプのネットワークノードは、同様の仮想化アーキテクチャを有することができる。
【0105】
本明細書で使用されるように、「仮想化」無線アクセスノードは、無線アクセスノード900の機能性の少なくとも一部が仮想コンポーネントとして(例えば、ネットワーク内の物理処理ノード上で実行される仮想マシンを介して)実装される無線アクセスノード900の実装である。図示のように、この例では、無線アクセスノード900は、上述のように、1つまたは複数のプロセッサ904(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ906、ネットワークインタフェース908、および1つまたは複数の無線ユニット910を含む制御システム902を含み、無線ユニット910は、1つまたは複数のアンテナ916に結合された1つまたは複数の送信機912および1つまたは複数の受信機914をそれぞれ含む。制御システム902は、例えば光ケーブル等を介して無線ユニット910に接続されている。制御システム902は、ネットワーク1002に結合されるか、またはその一部として含まれる1つ以上の処理ノード1000に、ネットワークインタフェース908を介して接続される。各処理ノード1000は、1つ以上のプロセッサ1004(例えば、CPU、ASIC、FPGA等)、メモリ1006、およびネットワークインタフェース1008を含む。
【0106】
この例では、本明細書に記載される無線アクセスノード900の機能1010は、任意の所望の方法で、1つ以上の処理ノード1000で実現されてもよく、または制御システム902および1つ以上の処理ノード1000に分散されてもよい。いくつかの特定の実施の形態では、本明細書に記載される無線アクセスノード900の機能1010の一部または全部は、処理ノード1000によってホストされる仮想環境に実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装される。当業者には理解されるように、処理ノード1000と制御システム902との間の追加のシグナリングまたは通信は、所望の機能1010の少なくともいくつかを実行するために使用される。特に、いくつかの実施の形態では、制御システム902は含まれなくてもよく、その場合、無線ユニット910は適切なネットワークインタフェースを介して処理ノード1000と直接通信する。
【0107】
いくつかの実施の形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、本明細書に記載されるいずれかの実施の形態にしたがって、仮想環境において、無線アクセスノード900の1つ以上の機能1010を実装するノード(例えば、処理ノード1000)または無線アクセスノード900の機能を、少なくとも1つのプロセッサに実行させるインストラクションを含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施の形態では、前述のコンピュータプログラム製品を含む媒体が提供される。媒体は電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、メモリなどの非一時的なコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0108】
図11は、本開示の他の実施の形態による無線アクセスノード900の概略ブロック図である。無線アクセスノード900は1つ以上のモジュール1100を含み、それぞれがソフトウェアで実現される。モジュール1100は、本明細書に記載する無線アクセスノード900の機能性を提供する。この説明は、図10の処理ノード1000にも同様に適用可能であり、モジュール1100は、処理ノード1000のうちの1つに実装されてもよく、複数の処理ノード1000にわたって分散されてもよく、および/または処理ノード1000および制御システム902にわたって分散されてもよい。
【0109】
図12は、本開示のいくつかの実施の形態によるUE1200の概略ブロック図である。図示のように、UE1200は、1つまたは複数のプロセッサ1202(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ1204、および1つまたは複数のトランシーバ1206を含み、トランシーバのそれぞれは、1つまたは複数のアンテナ1212に結合された1つまたは複数の送信機1208および1つまたは複数の受信機1210を含む。いくつかの実施の形態では、上述したUE1200の機能は、例えば、メモリ1204に格納され、プロセッサ1202によって実行されるソフトウェアにおいて、完全にまたは部分的に実装され得る。
【0110】
いくつかの実施の形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、本明細書で説明される実施の形態のうちのいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサに、UE1200の機能を実行させるインストラクションを含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施の形態では、前述のコンピュータプログラム製品を含む媒体が提供される。媒体は電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、メモリなどの非一時的なコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0111】
図13は、本開示のいくつかの他の実施の形態によるUE1200の概略ブロック図である。UE1200は1つ以上のモジュール1300を含み、それぞれがソフトウェアで実現される。モジュール1300は、本明細書に記載するUE1200の機能性を提供する。
【0112】
図14を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワーク(RAN)などのアクセスネットワーク1402と、コアネットワーク1404と、を備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの電気通信ネットワーク1400を含む。アクセスネットワーク1402は、NB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイント(AP)などの複数の基地局1406A、1406B、1406Cを備え、それぞれは対応するカバレッジエリア1408A、1408B、1408Cを定義する。各基地局1406A、1406B、1406Cは、有線または無線接続1410を介してコアネットワーク1404に接続可能である。カバレッジ領域1408Cに位置する第1UE1412は、対応する基地局1406Cに無線接続するか、またはそれによってページングされるように構成される。カバレッジエリア1408A内の第2UE1414は、対応する基地局1406Aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1412、1414が示されているが、開示された実施形態は単一のUEがカバレッジエリア内にある状況、または単一のUEが対応する基地局1406に接続している状況にも等しく適用可能である。
【0113】
通信ネットワーク1400はそれ自体がホストコンピュータ1416に接続され、それはスタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェア、またはサーバファーム内の処理資源として具体化され得る。ホストコンピュータ1416は、サービスプロバイダの所有権または制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダを代理して操作されてもよい。電気通信ネットワーク1400とホストコンピュータ1416との間の接続1418、1420は、コアネットワーク1404からホストコンピュータ1416に直接延在することができ、または任意選択の中間ネットワーク1422を介して進むことができる。中間ネットワーク1422は公衆ネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組み合わせとすることができ、中間ネットワーク1422はもしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットとすることができ、特に、中間ネットワーク1422は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含むことができる。
【0114】
図14の通信システム全体は、接続されたUE1412、1414とホストコンピュータ1416との間の接続を可能にする。接続は、オーバザトップ(OTT)接続1424として説明することができる。ホストコンピュータ1416および接続されたUE1412、1414は、アクセスネットワーク1402、コアネットワーク1404、いずれかの中間ネットワーク1422、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1424を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTT接続1424は、OTT接続1424が通過する参加通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングを知らないという意味で、トランスペアレントであり得る。例えば、基地局1406は、接続されたUE1412に転送される(例えば、ハンドオーバされる)、ホストコンピュータ1416から発信されるデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されなくてもよく、または通知される必要がなくてもよい。同様に、基地局1406は、UE1412からホストコンピュータ1416に向けて発せられる発信アップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
【0115】
先の段落で論じたUE、基地局、およびホストコンピュータの、一実施形態による、例示的な実装形態を、図15を参照して次に説明する。通信システム1500では、ホストコンピュータ1502は、通信システム1500の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するように構成された通信インタフェース1506を含むハードウェア1504を備える。ホストコンピュータ1502は、ストレージおよび/または処理能力を有することができる処理回路1508をさらに備える。特に、処理回路1508は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはインストラクションを実行するように適合されたこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる。ホストコンピュータ1502は、ホストコンピュータ1502に格納されるか、またはホストコンピュータ2010によってアクセス可能であり、処理回路1508によって実行可能なソフトウェア1510をさらに備える。ソフトウェア1510は、ホストアプリケーション1512を含む。ホストアプリケーション1512は、UE1514およびホストコンピュータ1502で終端するOTT接続1516を介して接続するUE1514などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1512は、OTT接続1516を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
【0116】
通信システム1500は、通信システム内に設けられ、ホストコンピュータ1502およびUE1514と通信することを可能にするハードウェア1520を備える基地局1518をさらに含む。ハードウェア1520は、通信システム1500の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インタフェース1522と、基地局1518によって担当されるカバレッジエリア(図15には示されていない)内に位置するUE1514との少なくとも無線接続1526をセットアップおよび維持するための無線インタフェース1524とを含み得る。通信インタフェース1522は、ホストコンピュータ1502への接続1528を容易にするように構成することができる。接続1528は、直接的であってもよく、電気通信システムのコアネットワーク(図15には示されていない)を通過してもよく、および/または電気通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示の実施形態では、基地局1518のハードウェア1520はさらに、インストラクションを実行するように構成された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせ(図示せず)を含んでもよい処理回路1530をさらに含む。基地局1518はさらに、内部に格納された、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1532を有する。
【0117】
通信システム1500は、既に参照したUE1514をさらに含む。そのハードウェア1534は、UE1514が現在位置するカバレッジエリアを担当する基地局との無線接続1526をセットアップし、維持するように構成された無線インタフェース1536を含み得る。UE1514のハードウェア1534はさらに、インストラクションを実行するように構成された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせ(図示せず)を含んでもよい処理回路1538をさらに含む。UE1514は、UE1514に格納されるか、またはUE1514によってアクセス可能であり、処理回路1538によって実行可能なソフトウェア1540をさらに備える。ソフトウェア1540は、クライアントアプリケーション1542を含む。クライアントアプリケーション1542は、ホストコンピュータ1502の支援により、UE1514を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ1502では、実行中のホストアプリケーション1512は、UE1514およびホストコンピュータ1502で終端するOTT接続1516を介して実行中のクライアントアプリケーション1542と通信することができる。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1542はホストアプリケーション1512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続1516は、要求データとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション1542は、ユーザと対話して、それが提供するユーザデータを生成することができる。
【0118】
図15に示されるホストコンピュータ1502、基地局1518、およびUE1514は、それぞれ、図14の、ホストコンピュータ1416、基地局1406A、1406B、1406Cのうちの1つ、およびUE1412、1414のうちの1つと同一であり得ることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は図15に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図14のものであってもよい。
【0119】
図15ではOTT接続1516を抽象的に描くことで、ホストコンピュータ1502とUE1514との間の基地局1518を介した通信を説明しており、これはいかなる中間デバイスも明示的に参照しておりおらず、これらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングも示していない。ネットワークインフラストラクチャはUE1514から、またはホストコンピュータ1502を操作するサービスプロバイダから、またはその両方から隠すように構成され得るルーティングを決定し得る。OTT接続1516がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
【0120】
UE1514と基地局1518との間の無線接続1526は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1526が最後のセグメントを形成するOTT接続1516を使用して、UE 1514に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施の形態の教示は、データレート、レイテンシ、および/または電力消費を改善し、それにより、ユーザ待機時間の低減、ファイルサイズに対する制限の緩和、応答性の向上、および/または電池のもちの延長などの利点を提供することができる。
【0121】
1つまたは複数の実施形態が改善するデータレート、待ち時間、および他の要因を監視する目的で、測定手順を提供することができる。さらに、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1502とUE1514との間のOTT接続1516を再構成するためのオプションのネットワーク機能があってもよい。測定手順および/またはOTT接続1516を再構成するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1502のソフトウェア1510およびハードウエア1504、またはUE1514のソフトウェア1540およびハードウエア1534、またはその両方において実装され得る。ある実施の形態では、センサ(図示せず)は、OTT接続1516が通過する通信デバイスに配備されるか、またはそれに関連して配備されてもよく、センサは上で例示された監視量の値を供給することによって、または他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することができ、ソフトウェア1510、1540は他の物理量から監視量を計算または推定することができる。OTT接続1516の再構成はメッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含むことができ、再構成は、基地局1518に影響を及ぼす必要はなく、基地局1518には知られていないか、または知覚できないことがある。このような手順および機能は当技術分野で公知であり、実装可能である。ある実施の形態では、測定は、スループット、伝搬時間、待ち時間などのホストコンピュータ1502の測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことができる。測定は、ソフトウェア1510、1540が伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続1516を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージ、が送信されるようにすることによって実施することができる。
【0122】
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは図14および図15を参照して説明したものであってもよい。本開示を簡単にするために、図16に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1600において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1600の(任意選択であってもよい)サブステップ1602において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1604において、ホストコンピュータは、UEに対するユーザデータを搬送する送信を開始する。(任意選択の)ステップ1606において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。(任意選択の)ステップ1608において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0123】
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは図14および図15を参照して説明したものであってもよい。本開示を簡単にするために、図17に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップ1700において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。任意選択のサブ動作(図示せず)では、ホストコンピュータがホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1702において、ホストコンピュータは、UEに対するユーザデータを搬送する送信を開始する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して渡され得る。(任意選択の)ステップ1704において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0124】
図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは図14および図15を参照して説明したものであってもよい。本開示を簡単にするために、図18に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。(任意選択の)ステップ1800において、UEは、ホストコンピュータによって提供される入力データを受信する。追加的にまたは代替的に、ステップ1802において、UEは、ユーザデータを提供する。ステップ1800の(任意選択であってもよい)サブステップ1804において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1802の(任意選択であってもよい)サブステップ1806において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、(任意選択であってもよい)サブステップ1808において、ホストコンピュータへのユーザデータの送信を開始する。本方法のステップ1810において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0125】
図19は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ、基地局、およびUEを含み、これらは図14および図15を参照して説明したものであってもよい。本開示を簡単にするために、図19に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。(任意選択の)ステップ1900で、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局はUEからユーザデータを受信する。(任意選択の)ステップ1902で、基地局は、受信したユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。(任意選択の)ステップ1904で、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0126】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュールを介して実行され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えることができる。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる処理回路、ならびにデジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタル論理などを含むことができる他のデジタルハードウェアを介して実装することができる。処理回路は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つまたは複数のタイプのメモリを含むことができるメモリ、に格納されたプログラムコードを実行するように構成することができる。メモリに格納されたプログラムコードは、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラムインストラクション、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を実行するためのインストラクションを含む。幾つかの実装形態では、処理回路は、それぞれの機能ユニットに、本開示の1つ以上の実施の形態に従って対応する機能を行わせるために使用されてもよい。
【0127】
図面のプロセスは本開示の所定の実施の形態によって行われる動作の特定の順番を示しているが、そのような順番は例示であること(例えば、代替的な実施の形態は、異なる順番で動作を行ったり、所定の動作を組み合わせたり、所定の動作を重ねたりしてもよい)を理解されたい。
【0128】
それらに限定されるわけではないが、本開示のいくつかの例示的な実施の形態が以下に提供される。
実施の形態1:無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法であって、方法は以下を含む:
●CSI基準リソースについてネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる、導出することと、
●前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること。
実施の形態2:前記CQIインデクスは、設定(例えば、RRC設定)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態1に記載の方法。
実施の形態3:前記CQIインデクスは、所与の関連付け(例えば、規格)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態1に記載の方法。
実施の形態4:前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態1に記載の方法。
実施の形態5:報告されるべき前記CQIインデクスを導出することは、報告されるべき前記CQIインデクスを、前記CQIインデクスに関連付けられた前記PTRS密度および/またはパターンに基づいて導出することを含む実施の形態1から4のいずれか一項に記載の方法。
実施の形態6:報告されるべき前記CQIインデクスを導出することは、報告されるべき前記CQIインデクスを、複数のCQIインデクスに関連付けられた複数のPTRS密度および/またはパターンに基づいて導出することを含む実施の形態1から4のいずれか一項に記載の方法。
実施の形態7:前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態1から6のいずれか一項に記載の方法。
実施の形態8:無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法であって、方法は以下を含む:
●CSI基準リソースについてネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、導出することと、
●前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告すること。
実施の形態9:前記CSI基準リソースにおける前記無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはは以下と合致する実施の形態8に記載の方法:
●直近に報告された対応するCSIプロセスのランク
●追加的なDMRSシンボルの数
●DMRSパターン
●前記無線デバイス用に設定された予約リソース
●前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの数
●準静的に設定されたスロットフォーマット
実施の形態10:前記CQIインデクスは、前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態8または9に記載の方法。
実施の形態11:前記CQIインデクスは、設定(例えば、RRC設定)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態10に記載の方法。
実施の形態12:前記CQIインデクスは、所与の関連付け(例えば、規格)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態10に記載の方法。
実施の形態13:前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態10に記載の方法。
実施の形態14:報告されるべき前記CQIインデクスを導出することは、報告されるべき前記CQIインデクスを、以下に基づいて導出することを含む実施の形態8から13のいずれか一項に記載の方法:
●前記CSI基準リソースにおける前記無線デバイス特有基準信号オーバヘッド、
●前記CSI基準リソースにおけるPTRSオーバヘッドであって、前記CSI基準リソースにおける前記PTRSオーバヘッドはCQIインデクスが異なると、そのような異なるCQIインデクスに関連付けられたPTRS密度および/またはパターンにしたがって変化する、PTRSオーバヘッド。
実施の形態15:前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態8から14のいずれか一項に記載の方法。
実施の形態16:無線デバイスによって行われる方法であって、該方法は、無線通信システムにおいて前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを導出するためのものであり、前記方法は以下を含む:
●MCSインデクスを選択することと、
●前記MCSインデクスにしたがってPTRSパターンおよび/または密度を取得することと、
●前記MCSインデクスおよび前記PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの物理ダウンリンクチャネル性能を決定することと、
●前記物理ダウンリンクチャネル性能が予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定することと、
●決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、
●前記MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のためのMCSインデクスとして選択することと、
●前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出すること。
実施の形態17:決定された前記物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たさない場合、以下をさらに含む実施の形態16に記載の方法:
●第2MCSインデクスを選択することと、
●前記第2MCSインデクスにしたがって第2PTRSパターンおよび/または密度を取得することと、
●前記第2MCSインデクスおよび前記第2PTRS密度および/またはパターンが与えられたときの第2物理ダウンリンクチャネル性能を決定することと、
●前記第2物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たすか否かを判定することと、
●前記第2物理ダウンリンクチャネル性能が前記予め定義されたまたは予め設定された性能しきい値を充たす場合、
●前記第2MCSインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のための前記MCSインデクスとして選択することと、
●前記無線デバイスによって報告されるべきCQIインデクスを、さらなるCQIインデクス導出のために選択された前記MCSインデクスに基づいて、導出すること。
実施の形態18:以下をさらに含む上記実施の形態のいずれか一項に記載の方法。
●ユーザデータを提供することと、
●前記無線アクセスノードへの送信を介して、ホストコンピュータに、前記ユーザデータを転送すること。
実施の形態19:無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法であって、方法は以下を含む:
●CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、報告された前記CQIインデクスは前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる、受信すること。
実施の形態20:報告された前記CQIインデクスは、設定(例えば、RRC設定)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態19に記載の方法。
実施の形態21:報告された前記CQIインデクスは、所与の関連付け(例えば、規格)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態19に記載の方法。
実施の形態22:報告された前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態19に記載の方法。
実施の形態23:報告された前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態19から22のいずれか一項に記載の方法。
実施の形態24:無線通信システムにおけるCQIインデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法であって、方法は以下を含む:
CSI基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはひとつ以上のパラメータと合致する、受信することと、
実施の形態25:前記CSI基準リソースにおける前記無線デバイス特有基準信号オーバヘッドはは以下と合致する実施の形態24に記載の方法:
●直近に報告された対応するCSIプロセスのランク
●追加的なDMRSシンボルの数
●DMRSパターン
●前記無線デバイス用に設定された予約リソース
●前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの数
●準静的に設定されたスロットフォーマット。
実施の形態26:報告された前記CQIインデクスは、前記CSI基準リソース内のPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態24または25に記載の方法。
実施の形態27:報告された前記CQIインデクスは、設定(例えば、RRC設定)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態26に記載の方法。
実施の形態28:報告された前記CQIインデクスは、所与の関連付け(例えば、規格)を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態26に記載の方法。
実施の形態29:報告された前記CQIインデクスは、所与の規則を介して、前記PTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態26に記載の方法。
実施の形態30:報告された前記CQIインデクスは複数のCQIインデクスのうちのひとつであり、前記複数のCQIインデクスのうちの少なくともふたつのCQIインデクスは異なるPTRS密度および/またはパターンに関連付けられる実施の形態24から29のいずれか一項に記載の方法。
実施の形態31:以下をさらに含む上記実施の形態のいずれか一項に記載の方法。
●ユーザデータを取得することと、
●前記ユーザデータをホストコンピュータまたは前記無線デバイスに転送すること。
実施の形態32:無線通信システムの無線デバイスであって、前記無線デバイスは以下を備える:
●少なくともひとつの送信器と少なくともひとつの受信器とを備える無線インタフェースと、
●実施の形態1から18のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成された処理回路。
実施の形態33:無線通信システムにおける無線アクセスノードであって、前記無線アクセスノードは以下を備える:
●少なくともひとつの送信器と少なくともひとつの受信器とを備えるネットワークインタフェースおよび/または無線インタフェースと、
●実施の形態19から31のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成された処理回路。
実施の形態34:無線通信システムの無線デバイスであって、前記無線デバイスは以下を備える:
●無線信号を送受信するよう構成されたアンテナと、
●前記アンテナおよび処理回路に接続された無線フロントエンド回路であって、前記アンテナと前記処理回路との間でやりとりされる信号を調整するよう構成された無線フロントエンド回路と、
●実施の形態1から18のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成された処理回路と、
●前記処理回路に接続された入力インタフェースであって、前記無線デバイスに入力される情報が前記処理回路によって処理されることを可能とする入力インタフェースと、
●前記処理回路に接続された出力インタフェースであって、前記処理回路によって処理された情報を前記無線デバイスから出力するよう構成された出力インタフェースと、
●前記処理回路に接続され、前記無線デバイスに電力を供給するよう構成されたバッテリと。
実施の形態35:以下を備えるホストコンピュータを含む通信システム。
●ユーザデータを提供するよう構成された処理回路と、
●無線デバイスへの送信のために、前記ユーザデータをセルラネットワークに転送するよう構成された通信インタフェースと、
●ここで、前記セルラネットワークが、無線インタフェースと処理回路とを有する無線アクセスノードを備え、前記無線アクセスノードの処理回路が、実施の形態19から31のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成される。
実施の形態36:前記無線アクセスノードをさらに含む実施の形態1から35のいずれか一項に記載の通信システム。
実施の形態37:前記無線デバイスをさらに含み、前記無線デバイスが前記無線アクセスノードと通信するよう構成される実施の形態35または36に記載の通信システム。
実施の形態38:以下のとおりである上記三つの実施の形態のいずれか一項に記載の通信システム。
●前記ホストコンピュータの前記処理回路がホストアプリケーションを実行するよう構成され、それにより、前記ユーザデータを提供し、
●前記無線デバイスが、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するよう構成された処理回路を備える。
実施の形態39:ホストコンピュータ、無線アクセスノード、および無線デバイスを含む通信システムにおいて実施される方法であって、当該方法は以下を含む。
●前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
●前記ホストコンピュータにおいて、前記無線アクセスノードを含むセルラネットワークを介して前記ユーザデータを前記無線デバイスに運ぶ送信を開始することと、ここで、前記無線アクセスノードが、実施の形態19から31のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを実行する。
実施の形態40:前記無線アクセスノードにおいて、前記ユーザデータを送信することをさらに含む実施の形態39に記載の方法。
実施の形態41:前記ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによって前記ホストコンピュータにおいて提供され、前記方法はさらに、前記無線デバイスにおいて、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することを含む実施の形態39または40に記載の方法。
実施の形態42:無線アクセスノードと通信するよう構成された無線デバイスであって、前記無線デバイスが無線インタフェースと、上記三つの実施の形態のいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成された処理回路と、を備える無線デバイス。
実施の形態43:以下を備えるホストコンピュータを含む通信システム。
●ユーザデータを提供するよう構成された処理回路と、
●無線デバイスへの送信のために、前記ユーザデータをセルラネットワークに転送するよう構成された通信インタフェースと、
●ここで、前記無線デバイスが、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記無線デバイスのコンポーネントが、実施の形態1から18のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成される。
実施の形態44:前記セルラネットワークはさらに、前記無線デバイスと通信するよう構成された無線アクセスノードを含む上記の実施の形態に記載の通信システム。
実施の形態45:以下のとおりである上記二つの実施の形態に記載の通信システム。
●前記ホストコンピュータの前記処理回路がホストアプリケーションを実行するよう構成され、それにより、前記ユーザデータを提供し、
●前記無線デバイスの処理回路が、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するよう構成される。
実施の形態46:ホストコンピュータ、無線アクセスノード、および無線デバイスを含む通信システムにおいて実施される方法であって、当該方法は以下を含む。
●前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
●前記ホストコンピュータにおいて、前記無線アクセスノードを含むセルラネットワークを介して前記ユーザデータを前記無線デバイスに運ぶ送信を開始することと、ここで、前記無線デバイスが、実施の形態1から18のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを実行する。
実施の形態47:前記無線デバイスにおいて、前記無線アクセスノードからの前記ユーザデータを受信することをさらに含む上記の実施の形態に記載の方法。
実施の形態48:以下を備えるホストコンピュータを含む通信システム。
●無線デバイスから無線アクセスノードへの送信に由来するユーザデータを受信するよう構成された通信インタフェースと、
●ここで、前記無線デバイスが、無線インタフェースと処理回路とを備え、前記無線デバイスの処理回路が、実施の形態1から18のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成される。
実施の形態49:前記無線デバイスをさらに含む上記の実施の形態に記載の通信システム。
実施の形態50:前記無線アクセスノードをさらに備え、前記無線アクセスノードは、前記無線デバイスと通信するよう構成された無線インタフェースと、前記無線デバイスから前記無線アクセスノードへの送信によって運ばれる前記ユーザデータを前記ホストコンピュータに転送するよう構成された通信インタフェースと、を備える上記二つの実施の形態のいずれかに記載の通信システム。
実施の形態51:以下のとおりである上記三つの実施の形態のいずれか一項に記載の通信システム。
●前記ホストコンピュータの前記処理回路がホストアプリケーションを実行するよう構成され、
●前記無線デバイスの処理回路が、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するよう構成され、それにより前記ユーザデータを提供する。
実施の形態52:以下のとおりである上記四つの実施の形態のいずれか一項に記載の通信システム。
●前記ホストコンピュータの前記処理回路がホストアプリケーションを実行するよう構成され、それにより、前記要求データを提供し、
●前記無線デバイスの処理回路が、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するよう構成され、それにより前記要求データに応じて前記ユーザデータを提供する。
実施の形態53:ホストコンピュータ、無線アクセスノード、および無線デバイスを含む通信システムにおいて実施される方法であって、当該方法は以下を含む。
●前記ホストコンピュータにおいて、前記無線デバイスから前記無線アクセスノードに送信されたユーザデータを受信することと、ここで、前記無線デバイスがグループAの実施の形態のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを実行する。
実施の形態54:前記無線デバイスにおいて、前記無線アクセスノードへ前記ユーザデータを提供することをさらに含む上記の実施の形態に記載の方法。
実施の形態55:以下をさらに含む上記二つの実施の形態に記載の方法。
●前記無線デバイスにおいてクライアントアプリケーションを実行することと、それによって、送信対象の前記ユーザデータを提供することと、
●前記ホストコンピュータにおいて、前記クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することと、
実施の形態56:以下をさらに含む上記三つの実施の形態のいずれか一項に記載の方法。
●前記無線デバイスにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
●前記無線デバイスにおいて、前記クライアントアプリケーションへの入力データを受信することと、ここで、前記入力データは、前記クライアントアプリケーションに関連付けられているホストアプリケーションを実行することによって、前記ホストコンピュータにおいて提供される
●送信対象の前記ユーザデータが、前記入力データに応じて前記クライアントアプリケーションによって提供される。
実施の形態57:ホストコンピュータを含む通信システムであって、当該ホストコンピュータが、無線デバイスから無線アクセスノードへの送信に由来するユーザデータを受信するよう構成された通信インタフェースを備え、前記無線アクセスノードが無線インタフェースと処理回路とを備え、前記無線アクセスノードの処理回路が、実施の形態19から31のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを行うよう構成される。
実施の形態58:前記無線アクセスノードをさらに含む上記の実施の形態のいずれか一項に記載の通信システム。
実施の形態59:前記無線デバイスをさらに含み、前記無線デバイスが前記無線アクセスノードと通信するよう構成される上記二つの実施の形態に記載の通信システム。
実施の形態60:以下のとおりである上記三つの実施の形態のいずれか一項に記載の通信システム。
●前記ホストコンピュータの前記処理回路がホストアプリケーションを実行するよう構成され、
●前記無線デバイスが、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するよう構成され、それにより前記ホストコンピュータによって受信されるべき前記ユーザデータを提供する。
実施の形態61:ホストコンピュータ、無線アクセスノード、および無線デバイスを含む通信システムにおいて実施される方法であって、当該方法は以下を含む。
●前記ホストコンピュータにおいて、前記無線アクセスノードが前記無線デバイスから受信した送信に由来するユーザデータを前記無線アクセスノードから受信することと、ここで、前記無線デバイスがグループAの実施の形態のいずれか一項に記載のステップのいずれかひとつを実行する。
実施の形態62:前記無線アクセスノードにおいて、前記無線デバイスからの前記ユーザデータを受信することをさらに含む上記の実施の形態に記載の方法。
実施の形態63:前記無線アクセスノードにおいて、前記ホストコンピュータへの前記受信されたユーザデータの送信を開始することをさらに含む上記二つの実施の形態に記載の方法。
【0129】
以下の略語のうちの少なくともいくつかが本開示で使用されてもよい。略語間に不一致がある場合、それが上記でどのように使用されるかが優先されるべきである。以下に複数回列挙される場合、最初の列挙は、その後の任意の列挙よりも優先されるべきである。
2G 第2世代
3G 第3世代
3GPP 第三世代パートナーシッププロジェクト
5G 第5世代
ACK アクノレッジメント
AP アクセスポイント
ASIC 特定用途向け集積回路
BLER ブロックエラーレート
CP サイクリックプレフィックス
CPU 中央処理ユニット
CQI チャネル品質インジケータ
CRS セル特有基準信号
CSI チャネル状態情報
CSI-RS チャネル状態情報基準信号
DCI ダウンリンク制御情報
DMRS 復調基準信号
DSP デジタル信号プロセッサ
eNB 強化型または発展型ノードB
EPRE リソース要素当たりのエネルギ
FFS さらなる研究用
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
gNB ニューラジオノードB
HARQ ハイブリッド自動繰り返し要求
LTE ロングタームエボリューション
MCS 変調および符号化スキーム
MME モビリティマネジメントエンティティ
ms ミリ秒
MTC マシンタイプ通信
MU-MIMO 複数ユーザ複数入力複数出力
NR ニューラジオ
OFDM 直交周波数分割多重
OTT オーバーザトップ
PBCH 物理報知チャネル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
P-GW パケットゲートウエイ
PMI プレコーディングマトリクスインジケータ
PRB 物理リソースブロック
PTRS 位相追跡基準信号
RAN 無線アクセスネットワーク
RB リソースブロック
RE リソース要素
RI ランクインジケータ
ROM リードオンリーメモリ
RRC 無線リソースコントロール
RRH リモート無線ヘッド
SCEF サービスケーパビリティエクスポージャ機能
SU-MIMO 単一ユーザ複数入力複数出力
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TS 技術仕様
UE ユーザ装置
URLLC 超高信頼かつ低レイテンシ通信
VoIP インターネットプロトコルを介した音声
【0130】
当業者であれば、本開示の実施の形態に対する改良や変更を認識するであろう。そのような改良および変更の全ては本明細書に開示される概念の範囲内である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
【手続補正書】
【提出日】2022-04-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載された発明。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ(CQI)インデクス報告のための、無線デバイスによって行われる方法であって、前記方法は、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報(CSI)基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドがひとつ以上のパラメータと合致することを前提として導出される、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告することと、
を含み、
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングについてのランク、追加的な復調基準信号(DMRS)シンボルの数、DMRSパターン、フロントロードDMRSシンボルの数、前記無線デバイス用に設定された予約リソース、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数、および準静的に設定されたスロットフォーマット、のうちの少なくとも1つを含む、
方法。
【請求項2】
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングについての前記ランクを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ひとつ以上のパラメータは、追加的なDMRSシンボルの前記数を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
追加的なDMRSシンボルの前記数は、上位レイヤシグナリングにより設定されるPDSCH送信のための追加的なDMRSシンボルの数と揃えられる、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記DMRSパターンを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ひとつ以上のパラメータは、フロントロードDMRSシンボルの前記数を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記無線デバイス用に設定された前記予約リソースを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの前記数を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記CSI基準リソースにおけるOFDMシンボルの前記数は、前記CSI基準リソースに関する対応する正当なダウンリンクサブフレームにおいて用いられるOFDMシンボルの数である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ひとつ以上のパラメータは、前記準静的に設定されたスロットフォーマットを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記CQIインデクスは、前記CSI基準リソース内の位相追跡基準信号(PTRS)の密度および/またはパターンに関連付けられる、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ(CQI)インデクス報告のための無線デバイスであって、前記無線デバイスは、
ひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、
前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサは、前記無線デバイスに、
ネットワークノードに報告されるべきCQIインデクスを導出することであって、前記CQIインデクスは、チャネル状態情報(CSI)基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドがひとつ以上のパラメータと合致することを前提として導出される、導出することと、
前記CQIインデクスを前記ネットワークノードに報告することと、
を行わせるように構成され、
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングについてのランク、追加的な復調基準信号(DMRS)シンボルの数、DMRSパターン、フロントロードDMRSシンボルの数、前記無線デバイス用に設定された予約リソース、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数、および準静的に設定されたスロットフォーマット、のうちの少なくとも1つを含む、
無線デバイス。
【請求項13】
前記ひとつ以上のプロセッサは、さらに、前記無線デバイスに、請求項2から11のいずれか一項に記載の方法を行わせるように構成される、請求項12に記載の無線デバイス。
【請求項14】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ(CQI)インデクス報告のための、無線アクセスノードによって行われる方法であって、前記方法は、
チャネル状態情報(CSI)基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドがひとつ以上のパラメータと合致する、受信すること、
を含み、
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングについてのランク、追加的な復調基準信号(DMRS)シンボルの数、DMRSパターン、フロントロードDMRSシンボルの数、前記無線デバイス用に設定された予約リソース、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数、および準静的に設定されたスロットフォーマット、のうちの少なくとも1つを含む、
方法。
【請求項15】
無線通信システムにおけるチャネル品質インジケータ(CQI)インデクス報告のための無線アクセスノードであって、
ひとつ以上の送信器およびひとつ以上の受信器と、
前記ひとつ以上の送信器および前記ひとつ以上の受信器と関連付けられたひとつ以上のプロセッサと、を備え、
前記ひとつ以上のプロセッサは、前記無線アクセスノードに、
チャネル状態情報(CSI)基準リソースについて無線デバイスから報告されたCQIインデクスを受信することであって、前記CSI基準リソースにおける無線デバイス特有基準信号オーバヘッドがひとつ以上のパラメータと合致する、受信すること、
を行わせるよう構成され、
前記ひとつ以上のパラメータは、直近に報告された対応するCSI報告セッティングについてのランク、追加的な復調基準信号(DMRS)シンボルの数、DMRSパターン、フロントロードDMRSシンボルの数、前記無線デバイス用に設定された予約リソース、前記CSI基準リソースにおける直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの数、および準静的に設定されたスロットフォーマット、のうちの少なくとも1つを含む、
無線アクセスノード。
【外国語明細書】