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特開2022-95779車両-機器相互接続方法、装置、モバイル端末、車載端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022095779
(43)【公開日】2022-06-28
(54)【発明の名称】車両-機器相互接続方法、装置、モバイル端末、車載端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 65/1069 20220101AFI20220621BHJP
   H04L 67/12 20220101ALI20220621BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220621BHJP
   H04W 4/80 20180101ALI20220621BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20220621BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20220621BHJP
【FI】
H04L65/1069
H04L67/12
H04W76/10
H04W4/80
H04W88/06
H04W92/18
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022057815
(22)【出願日】2022-03-31
(31)【優先権主張番号】202110637808.0
(32)【優先日】2021-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】リュウ、シュービン
(72)【発明者】
【氏名】オウヤン、ネンジュン
(72)【発明者】
【氏名】フアン、キリ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】車載端末と携帯電話の相互接続エクスペリエンスを実現する、車両-機器相互接続方法、装置、モバイル端末、車載端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、無線直接接続用の機器情報を取得し、その後、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信し、最後に、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立する。
【効果】近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを伝送し、車両-機器相互接続を実現することで、ブルートゥースモジュールのように周囲の機器を絶えず走査する必要がなく、機器の電力消費量を節約し、車両-機器相互接続の適切性が向上する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両-機器相互接続方法であって、
無線直接接続用の機器情報を取得するステップと、
近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記機器情報を車載端末に送信するステップと、
前記機器情報に基づく接続要求を受信し、前記接続要求を送信する前記車載端末との無線直接接続を確立するステップと、を含む車両-機器相互接続方法。
【請求項2】
近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記機器情報を車載端末に送信する前記ステップは、
前記車載端末との近距離無線通信接続を行うステップと、
前記近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記機器情報を車載端末に送信するステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記車載端末との無線直接接続を確立することに応答して、被伝送データを取得するステップと、
前記被伝送データに対応するデータチャネルを作成するステップと、
前記データチャネルに基づいて前記被伝送データを送信するステップと、をさらに含む請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記データチャネルは、
命令チャネル、マルチメディアチャネル、音声再生チャネル、及び逆制御チャネルのうちの少なくとも1つを含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
車両-機器相互接続方法であって、
近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信するステップと、
前記機器情報に基づいて、接続要求を前記モバイル端末に送信するステップと、
前記接続要求が受信されることに応答して、前記接続要求を受信する前記モバイル端末との無線直接接続を確立するステップと、を含む車両-機器相互接続方法。
【請求項6】
近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される機器情報を受信する前記ステップは、
前記モバイル端末との近距離無線通信接続を行うステップと、
前記近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記モバイル端末から送信される前記機器情報を受信するステップと、を含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記モバイル端末との無線直接接続を確立することに応答して、前記モバイル端末と被伝送データに対応するデータチャネルを確立するステップと、
前記データチャネルに基づいて前記被伝送データを受信するステップと、をさらに含む請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
車両-機器相互接続装置であって、
無線直接接続用の機器情報を取得するように構成される取得モジュールと、
近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記機器情報を車載端末に送信するように構成される第1送信モジュールと、
前記機器情報に基づく接続要求を受信し、前記接続要求を送信する前記車載端末との無線直接接続を確立するように構成される接続モジュールと、を備える車両-機器相互接続装置。
【請求項9】
前記第1送信モジュールは、
前記車載端末との近距離無線通信接続を行うように構成される接続ユニットと、
前記近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記機器情報を車載端末に送信するように構成される送信ユニットと、を備える請求項8に記載の装置。
【請求項10】
作成モジュール及び第2送信モジュールをさらに備え、
前記取得モジュールは、前記車載端末との無線直接接続を確立することに応答して、被伝送データを取得するように構成され、
前記作成モジュールは、前記被伝送データに対応するデータチャネルを作成するように構成され、
前記第2送信モジュールは、前記データチャネルに基づいて前記被伝送データを送信するように構成される請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記データチャネルは、
命令チャネル、マルチメディアチャネル、音声再生チャネル、及び逆制御チャネルのうちの少なくとも1つを含む請求項10に記載の方法。
【請求項12】
車両-機器相互接続装置であって、
近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信するように構成される第1受信モジュールと、
前記機器情報に基づいて、接続要求を前記モバイル端末に送信するように構成される送信モジュールと、
前記接続要求が受信されることに応答して、前記接続要求を受信する前記モバイル端末との無線直接接続を確立するように構成される接続モジュールと、を備える車両-機器相互接続装置。
【請求項13】
前記第1受信モジュールは、
前記モバイル端末との近距離無線通信接続を行うように構成される接続ユニットと、
前記近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記モバイル端末から送信される前記機器情報を受信するように構成される受信ユニットと、を備える請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記モバイル端末との無線直接接続を確立することに応答して、前記モバイル端末と被伝送データに対応するデータチャネルを確立するように構成される確立モジュールと、
前記データチャネルに基づいて前記被伝送データを受信するように構成される第2受信モジュールと、をさらに備える請求項12又は13に記載の装置。
【請求項15】
モバイル端末であって、
近距離無線通信モジュールと、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を備え、
前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1-4のいずれか一項に記載の方法を実行でき、
前記近距離無線通信モジュールは近距離無線通信プロトコルに基づいて、前記機器情報を車載端末に送信することに用いられるモバイル端末。
【請求項16】
車載端末であって、
近距離無線通信モジュールと、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を備え、
前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項5-7のいずれか一項に記載の方法を実行でき、
前記近距離無線通信モジュールは近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される機器情報を受信することに用いられる車載端末。
【請求項17】
前記コンピュータに請求項1-4又は5-7のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶される非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
プロセッサによって実行されると、請求項1-4又は5-7のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信技術分野に関し、具体的には、車のインターネットの技術分野に関し、特に車両-機器相互接続方法、装置、モバイル端末、車載端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車載シナリオのますます急速な発展に伴い、車のインターネットに対する人々の需要はますます明らかになっており、従来の車載端末とモバイル端末の相互接続手段分は有線及び無線に分けられ、有線接続はUSBデータ線等を介して相互接続されるが、無線接続はローカルエリアネットワークを介して相互接続される。
【0003】
現在、車のインターネットに取り組む多くの会社はユーザエクスペリエンスを追求するために、無線直接接続の手段を推進しており、現在の無線直接接続の手段は通常、ブルートゥース(登録商標)及びWiFi(登録商標)又はホットスポットをオンにして車載端末と携帯電話の相互接続エクスペリエンスを実現することである。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、車両-機器相互接続方法、装置、モバイル端末、車載端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供する。
【0005】
本開示の第1態様によれば、無線直接接続用の機器情報を取得するステップと、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信するステップと、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立するステップと、を含む車両-機器相互接続方法を提供する。
【0006】
本開示の第2態様によれば、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信するステップと、機器情報に基づいて、接続要求をモバイル端末に送信するステップと、接続要求が受信されることに応答して、接続要求を受信するモバイル端末との無線直接接続を確立するステップと、を含む車両-機器相互接続方法を提供する。
【0007】
本開示の第3態様によばれ、無線直接接続用の機器情報を取得するように構成される取得モジュールと、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信するように構成される第1送信モジュールと、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立するように構成される接続モジュールと、を備える車両-機器相互接続装置を提供する。
【0008】
本開示の第4態様によれば、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信するように構成される第1受信モジュールと、機器情報に基づいて、接続要求をモバイル端末に送信するように構成される送信モジュールと、接続要求が受信されることに応答して、接続要求を受信するモバイル端末との無線直接接続を確立するように構成される接続モジュールと、を備える車両-機器相互接続装置を提供する。
【0009】
本開示の第5態様によれば、近距離無線通信モジュールと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を備え、メモリに少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサが第1態様における車両-機器相互接続方法を実行でき、近距離無線通信モジュールは近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信することに用いられるモバイル端末を提供する。
【0010】
本開示の第6態様によれば、近距離無線通信モジュールと、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を備え、メモリに少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、命令が少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサが第2態様における車両-機器相互接続方法を実行でき、近距離無線通信モジュールは近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される機器情報を受信することに用いられる車載端末を提供する。
【0011】
本開示の第7態様によれば、本願の実施例は、コンピュータに上記第1態様又は第2態様における車両-機器相互接続方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されるコンピュータ可読媒体を提供する。
【0012】
本開示の第8態様によれば、本願の実施例は、プロセッサによって実行されると、上記第1態様又は第2態様における車両-機器相互接続方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
【0013】
理解できるように、この部分に記載の内容は本開示の実施例の肝心又は重要な特徴を特定することを意図するものでもなく、本開示の範囲を限定するものではない。本開示のほかの特徴は以下の明細書によって容易に理解されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図面は本手段をよりよく理解することに用いられ、本開示を限定するものではない。
図1】本開示に係る車両-機器相互接続方法の一実施例のフローチャートである。
図2】本開示に係る車両-機器相互接続方法の1つの適用シナリオの模式図である。
図3】本開示に係るデータ伝送の一実施例のフローチャートである。
図4】本開示に係る車両-機器相互接続方法の別の実施例のフローチャートである。
図5】本開示に係る機器情報を受信する一実施例のフローチャートである。
図6】本開示に係る車両-機器相互接続装置の一実施例の構造模式図である。
図7】本開示に係る車両-機器相互接続装置の別の実施例の構造模式図である。
図8】本開示の実施例における車両-機器相互接続方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施例を説明し、理解を助けるように本開示の実施例の様々な細部が含まれているが、単なる例示的なものであると考えられる。従って、当業者が理解できるように、本開示の範囲及び趣旨を逸脱せずに、ここで説明される実施例に対して種々の変更や修正を行うことができる。同様に、明確化及び簡明化のために、以下の説明では公知の機能及び構造についての説明は省略される。
【0016】
図1に示すように、図1は本開示に適用できる車両-機器相互接続方法の実施例の模式的フローチャート100である。該車両-機器相互接続方法は以下のステップを含む。
【0017】
ステップ110、無線直接接続用の機器情報を取得する。
【0018】
本実施例では、車両-機器相互接続方法の実行主体(例えば、モバイル端末)は無線直接接続を行うWIFI P2P(無線直接接続)モジュールを検出し、WIFI P2Pモジュールの機器情報を取得するようにしてもよく、該機器情報は無線直接接続に使用できるネットワークポート及びネットワークアドレス等の情報、即ち、WIFI P2Pモジュールのネットワークポート及びネットワークアドレス等の情報であってもよい。
【0019】
ステップ120、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信する。
【0020】
本実施例では、上記実行主体は近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを送信することができる近距離無線通信モジュール(NFC通信モジュール)を具備してもよく、NFC通信モジュールは上記実行主体内に取り付けられてもよく、車載端末内に取り付けられてもよく、上記実行主体におけるNFC通信モジュールは車載端末のNFC通信モジュールと接触して近距離無線通信接続を実現して、データ伝送を行うようにしてもよい。
【0021】
上記実行主体はNFC通信モジュールが近距離無線通信プロトコルに従って機器情報を送信するように制御してもよく、即ち、上記実行主体のNFC通信モジュールが車載端末のNFC通信モジュールと接触すると、上記実行主体はNFC通信モジュールが機器情報を送信するように制御し、車載端末のNFC通信モジュールは上記実行主体から送信される機器情報を受信するようにしてもよい。
【0022】
ステップ130、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立する。
【0023】
本実施例では、上記実行主体はNFC通信モジュールが機器情報を送信するように制御した後、車載端末のNFC通信モジュールは機器情報を受信し、車載端末は該機器情報中の無線直接接続を行うことができるネットワークポート及びネットワークアドレス等の情報に従って、上記実行主体との無線直接接続を行う接続要求を上記実行主体に送信するようにしてもよい。
【0024】
上記実行主体は車載端末から送信される接続要求を受信した後、該接続要求に対応する車載端末との無線直接接続を確立し、それにより上記実行主体と車載端末とが車両-機器相互接続を完了する。無線直接接続はWiFi機器のピアツーピア接続であってもよく、ピアツーエンドが不要であり、2つのWiFi機器はホットスポット(即ちネットワーク)からの束縛を受けず、WiFi技術を直接利用して相互接続を確立し、それにより互いに情報及び内容を共有することができる。
【0025】
例として、上記実行主体はWIFI P2Pモジュールのアドレス及びポート情報を含む機器情報をNFCモジュールを介して車載端末のNFCモジュールに送信してもよく、車載端末のNFCモジュールは機器情報を受信した後、車載端末はその中のWIFI P2Pモジュールのアドレス及びポート情報を取得し、車載端末のWIFI P2Pモジュールが上記実行主体のWIFI P2Pモジュールのアドレス及びポート情報に基づいて接続要求を送信するように制御し、それにより車載端末のWIFI P2Pモジュールと上記実行主体(モバイル端末)のWIFI P2PモジュールはWIFI無線直接接続を行って、モバイル端末と車載端末との車両-機器相互接続を完了する。
【0026】
続いて、図2に示すように、図2は本実施例に係る車両-機器相互接続方法の1つの適用シナリオの模式図である。図2の適用シナリオでは、モバイル端末201はWIFI P2Pモジュールを検出し、機器情報を取得し、NFC通信モジュールによって無線直接接続用の機器情報を車載端末202のNFC通信モジュールに送信する。その後、車載端末202のNFC通信モジュールはモバイル端末201から送信される機器情報を受信し、WIFI P2Pモジュールが機器情報に基づいて接続要求をモバイル端末201に送信するように制御する。モバイル端末201のWIFI P2Pモジュールは車載端末202から送信される接続要求を受信し、車載端末202との無線直接接続を確立し、モバイル端末201と車載端末202との車両-機器相互接続を完了する。
【0027】
本開示の実施例に係る車両-機器相互接続方法は、無線直接接続用の機器情報を取得し、その後、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信し、最後に、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立することで、近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを伝送し、車両-機器相互接続が実現され、ブルートゥースモジュールのように周囲の機器を絶えず走査する必要がなく、機器の電力消費量を節約し、短距離ピアツーピア伝送に適し、車両-機器相互接続の適切性を向上させ、近距離無線通信プロトコルによってデータを伝送することで、データを伝送する必要がある場合、伝送すべきデータを近距離無線通信プロトコルに基づいて送信するだけでデータを伝送でき、データ伝送の効率を向上させる。
【0028】
1つの選択可能な実現形態として、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信する上記ステップ120は、車載端末との近距離無線通信接続を行うステップと、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信するステップと、を含んでもよい。
【0029】
具体的には、上記実行主体はNFC通信モジュールを検出し、上記実行主体のNFC通信モジュールが車載端末のNFC通信モジュールと接触すると検出する場合、上記実行主体のNFC通信モジュールと車載端末のNFC通信モジュールが接続を行うと決定し、上記実行主体と車載端末とが近距離無線通信接続を行う。
【0030】
上記実行主体はNFC通信モジュールが近距離無線通信プロトコルに従って機器情報を送信するように制御し、車載端末のNFC通信モジュールは上記実行主体から送信される機器情報を受信するようにしてもよい。
【0031】
本実施例では、車載端末のNFC通信モジュールとの接続を行い、NFC通信モジュールを利用してデータを伝送することで、周囲の機器を走査する必要がなく、接触すると伝送することができ、必要に応じてNFC通信モジュール間の接触を実現するとデータを伝送することでき、データ伝送の効率を向上させる。
【0032】
1つの選択可能な実現形態として、さらに図3に示すように、上記車両-機器相互接続方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0033】
ステップ310、車載端末との無線直接接続を確立することに応答して、被伝送データを取得する。
【0034】
このステップでは、上記実行主体は車載端末が機器情報に基づいて送信する接続要求を受信した後、無線直接接続用のWIFI P2Pモジュールが車載端末のWIFI P2Pモジュールとの無線直接接続を確立するように制御する。無線直接接続(即ち、WIFI直接接続)は無線WIFI伝送技術に基づいてピアツーピアを実現するファイル共有伝送媒体であり、2つの機器間のファイル伝送操作を簡単、効率的かつ迅速に実現することができる。
【0035】
上記実行主体はユーザ操作に応じて被伝送データを取得するか又はほかの機器から送信される被伝送データを受信するようにしてもよく、該被伝送データは車載シナリオで伝送する必要があるデータ、即ち、ユーザが上記実行主体によって車載端末に送信するデータであってもよく、車載端末が上記実行主体に展示する必要があるデータであってもよい。例として、被伝送データは車載端末に送信する必要がある命令データ、マルチメディアデータ、音声再生データを含んでもよく、車載端末が上記実行主体に送信する必要がある制御データ等を含んでもよい。
【0036】
ステップ320、被伝送データに対応するデータチャネルを作成する。
【0037】
このステップでは、上記実行主体は被伝送データを取得した後、被伝送データに対応するデータチャネルを作成することを要求するための作成要求を無線直接接続によって車載端末に送信するようにしてもよい。各タイプの被伝送データは1つのデータチャネルに対応し、データチャネルは対応するタイプの被伝送データを伝送することに用いられる。
【0038】
車載端末は作成要求を受信した後、上記実行主体と被伝送データに対応するデータチャネルを確立するようにしてもよい。
【0039】
1つの選択可能な実現形態として、上記データチャネルは、命令チャネル、マルチメディアチャネル、音声再生チャネル、及び逆制御チャネルのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0040】
具体的には、命令チャネルは、命令データに対応してもよく、車載端末に対する上記実行主体の制御命令を車載端末に伝送することに用いられる。
【0041】
マルチメディアチャネルは、マルチメディアデータに対応し、ビデオチャネル及び音声チャネル等のメディアチャネルを含んでもよく、ビデオチャネルは上記実行主体におけるビデオ内容又はビデオ通話等のビデオデータを車載端末に伝送することに用いられ、音声チャネルは上記実行主体における音声内容又は音声通話等の音声データを車載端末に伝送することに用いられ、マルチメディアチャネルはさらに上記実行主体におけるマルチメディアファイル、例えば、音楽ファイル、ニュースファイル等のマルチメディアデータを車載端末に伝送するようにしてもよい。
【0042】
音声再生チャネル(TTS音声再生チャネル)は、音声再生データに対応し、上記実行主体における文字を音声に変換した音声再生ファイルを車載端末に伝送することに用いられてもよい。
【0043】
逆制御チャネルは、制御データに対応し、上記実行主体に対する車載端末の制御命令を伝送することに用いられてもよい。
【0044】
ステップ330、データチャネルに基づいて被伝送データを送信する。
【0045】
このステップでは、上記実行主体は、被伝送データに対応するデータチャネルを作成した後、取得した被伝送データを該データチャネルによって車載端末に送信し、それにより車載端末は該被伝送データを展示するか、又は該被伝送データに応じて対応する命令を実行することができる。
【0046】
本実現形態では、車載端末とデータチャネルを確立することで、車載シナリオにおけるデータ伝送の様々な需要を満たすことができ、異なるデータチャネルによって異なるデータを伝送することができ、データを伝送する必要がある場合、データチャネルを作成し、車載シナリオにおけるデータ伝送の効率及びリソース利用率を向上させる。
【0047】
図4に示すように、図4は本開示に適用できる車両-機器相互接続方法の別の実施例の模式的フローチャート400である。該車両-機器相互接続方法は、以下のステップを含む。
【0048】
ステップ410、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される機器情報を受信する。
【0049】
本実施例では、車両-機器相互接続方法の実行主体(例えば、車載端末)は近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを受信することができる近距離無線通信モジュール(NFC通信モジュール)を具備してもよく、NFC通信モジュールは上記実行主体内に取り付けられてもよく、モバイル端末内に取り付けられてもよく、上記実行主体におけるNFC通信モジュールはモバイル端末のNFC通信モジュールと接触して近距離無線通信接続を実現して、データ伝送を行うようにしてもよい。
【0050】
上記実行主体はモバイル端末から送信される機器情報をNFC通信モジュールによって受信するようにしてもよく、該機器情報は無線直接接続に用いられてもよく、無線直接接続用のネットワークポート及びネットワークアドレス等の情報を含んでもよい。
【0051】
ステップ420、機器情報に基づいて、接続要求をモバイル端末に送信する。
【0052】
本実施例では、上記実行主体はNFC通信モジュールによって機器情報を受信した後、機器情報に応じてモバイル端末における無線直接接続用のネットワークポート及びネットワークアドレス等の情報を決定するようにしてもよい。上記実行主体は無線直接接続用のネットワークポート及びネットワークアドレス等の情報に応じて、モバイル端末との無線直接接続を行う接続要求をモバイル端末に送信する。
【0053】
ステップ430、接続要求が受信されることに応答して、接続要求を受信するモバイル端末との無線直接接続を確立する。
【0054】
本実施例では、上記実行主体は無線直接接続の接続要求をモバイル端末に送信した後、モバイル端末は接続要求を受信し、接続要求に対応する上記実行主体との無線直接接続を確立し、それにより上記実行主体とモバイル端末は車両-機器相互接続を完了する。
【0055】
例として、モバイル端末はWIFI P2Pモジュールのアドレス及びポート情報を含む機器情報をNFC通信モジュールを介して上記実行主体のNFC通信モジュールに送信するようにしてもよく、上記実行主体は機器情報を受信した後、その中のWIFI P2Pモジュールのアドレス及びポート情報を取得し、WIFI P2Pモジュールがモバイル端末のWIFI P2Pモジュールのアドレス及びポート情報に基づいて接続要求を送信するように制御し、モバイル端末は接続要求を受信した後、モバイル端末のWIFI P2Pモジュールと上記実行主体(車載端末)のWIFI P2PモジュールとはWIFI無線直接接続を行い、モバイル端末と車載端末の車両-機器相互接続を完了する。
【0056】
本開示の実施例に係る車両-機器相互接続方法は、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信し、その後、機器情報に基づいて、接続要求をモバイル端末に送信し、最後に、接続要求が受信されることに応答して、接続要求を受信するモバイル端末との無線直接接続を確立することで、近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを伝送し、車両-機器相互接続が実現され、ブルートゥースモジュールのように周囲の機器を絶えず走査する必要がなく、機器の電力消費量を節約し、短距離ピアツーピア伝送に適し、車両-機器相互接続の適切性を向上させ、近距離無線通信プロトコルによってデータを伝送することで、データを伝送する必要がある場合、伝送すべきデータを近距離無線通信プロトコルに基づいて送信するだけでデータを伝送でき、データ伝送の効率を向上させる。
【0057】
さらに図5に示すように、図5は機器情報を受信するステップであり、以下のステップを含んでもよい。
【0058】
ステップ510、モバイル端末との近距離無線通信接続を行う。
【0059】
このステップでは、上記実行主体はNFC通信モジュールを検出し、上記実行主体のNFC通信モジュールがモバイル端末のNFC通信モジュールと接触すると検出する場合、上記実行主体のNFC通信モジュールとモバイル端末のNFC通信モジュールが接続を行うと決定し、上記実行主体と車載端末とが近距離無線通信接続を行う。
【0060】
ステップ520、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される機器情報を受信する。
【0061】
このステップでは、上記実行主体のNFC通信モジュールとモバイル端末のNFC通信モジュールが接続を行った後、モバイル端末はNFC通信モジュールが近距離無線通信プロトコルに従って機器情報を送信するように制御してもよく、この場合、上記実行主体はNFC通信モジュールがモバイル端末から送信される機器情報を近距離無線通信プロトコルに従って受信するように制御する。
【0062】
例として、上記実行主体のNFC通信モジュールはモバイル端末のNFC通信モジュールとの接続を行った後、NFC通信モジュールはモバイル端末から送信される機器情報を近距離無線通信プロトコルに従って受信するように制御し、受信した機器情報からモバイル端末のWIFI P2PモジュールのIPアドレス情報及びポート情報を取得し、上記実行主体はWIFI P2Pモジュールが取得したIPアドレス情報及びポート情報に応じて接続要求をモバイル端末のWIFI P2Pモジュールに送信するように制御して、上記実行主体(車載端末)とモバイル端末との無線直接接続を確立する。
【0063】
本実現形態では、モバイル端末のNFC通信モジュールとの接続を行い、NFC通信モジュールを利用してデータを伝送することで、周囲の機器を走査する必要がなく、接触すると伝送することができ、必要に応じてNFC通信モジュール間の接触を実現するとデータを伝送することでき、データ伝送の効率を向上させる。
【0064】
1つの選択可能な実現形態として、上記車両-機器相互接続方法は、モバイル端末との無線直接接続を確立することに応答して、モバイル端末と被伝送データに対応するデータチャネルを確立するステップと、データチャネルに基づいて被伝送データを受信するステップと、をさらに含んでもよい。
【0065】
具体的には、モバイル端末は上記実行主体が機器情報に基づいて送信する接続要求を受信した後、無線直接接続用のWIFI P2Pモジュールが上記実行主体のWIFI P2Pモジュールとの無線直接接続を確立するように制御する。モバイル端末はユーザ操作に応じて被伝送データを取得するか又はほかの機器から送信される被伝送データを受信するようにしてもよく、該被伝送データは車載シナリオで伝送する必要があるデータ、即ち、ユーザがモバイル端末によって上記実行主体に送信するデータであってもよく、上記実行主体がモバイル端末に展示する必要があるデータであってもよい。例として、被伝送データは上記実行主体に送信する必要がある命令データ、マルチメディアデータ、音声再生データを含んでもよく、上記実行主体がモバイル端末に送信する必要がある制御データ等を含んでもよい。
【0066】
モバイル端末は被伝送データを取得した後、被伝送データに対応するデータチャネルを作成することを要求するための作成要求を無線直接接続によって上記実行主体に送信するようにしてもよい。上記実行主体は作成要求を受信した後、モバイル端末と被伝送データに対応するデータチャネルを確立するようにしてもよく、各タイプの被伝送データは1つのデータチャネルに対応し、データチャネルは対応するタイプの被伝送データを伝送することに用いられる。
【0067】
上記実行主体はモバイル端末と被伝送データに対応するデータチャネルを確立した後、モバイル端末は取得した被伝送データを該データチャネルによって上記実行主体に送信するようにしてもよく、それにより上記実行主体はデータチャネルによって被伝送データを受信し、該被伝送データを展示するか、又は該被伝送データに応じて対応する命令を実行することができる。
【0068】
選択可能に、上記データチャネルは、命令チャネル、マルチメディアチャネル、音声再生チャネル、及び逆制御チャネルのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0069】
本実現形態では、モバイル端末とデータチャネルを確立することで、車載シナリオにおけるデータ伝送の様々な需要を満たすことができ、異なるデータチャネルによって異なるデータを伝送することができ、データを伝送する必要がある場合、データチャネルを作成し、車載シナリオにおけるデータ伝送の効率及びリソース利用率を向上させる。
【0070】
さらに図6に示すように、上記各図に示す方法の実現として、本開示は車両-機器相互接続装置の一実施例を提供し、該装置実施例は図2に示す方法実施例に対応し、該装置は具体的にはモバイル端末に適用できる。
【0071】
図6に示すように、本実施例における車両-機器相互接続装置600は取得モジュール610、第1送信モジュール620及び接続モジュール630を備える。
【0072】
取得モジュール610は、無線直接接続用の機器情報を取得するように構成され、
第1送信モジュール620は、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信するように構成され、
接続モジュール630は、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立するように構成される。
【0073】
本実施例のいくつかの選択可能な形態では、第1送信モジュールは、車載端末との近距離無線通信接続を行うように構成される接続ユニットと、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信するように構成される送信ユニットと、を備える。
【0074】
本実施例のいくつかの選択可能な形態では、該装置は、作成モジュール及び第2送信モジュールをさらに備え、取得モジュールは、車載端末との無線直接接続を確立することに応答して、被伝送データを取得するように構成され、作成モジュールは、被伝送データに対応するデータチャネルを作成するように構成され、第2送信モジュールは、データチャネルに基づいて被伝送データを送信するように構成される。
【0075】
本実施例のいくつかの選択可能な形態では、データチャネルは、命令チャネル、マルチメディアチャネル、音声再生チャネル、及び逆制御チャネルのうちの少なくとも1つを含む。
【0076】
本開示の実施例に係る車両-機器相互接続装置は、無線直接接続用の機器情報を取得し、その後、近距離無線通信プロトコルに基づいて、機器情報を車載端末に送信し、最後に、機器情報に基づく接続要求を受信し、接続要求を送信する車載端末との無線直接接続を確立することで、近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを伝送し、車両-機器相互接続が実現され、ブルートゥースモジュールのように周囲の機器を絶えず走査する必要がなく、機器の電力消費量を節約し、短距離ピアツーピア伝送に適し、車両-機器相互接続の適切性を向上させ、近距離無線通信プロトコルによってデータを伝送することで、データを伝送する必要がある場合、伝送すべきデータを近距離無線通信プロトコルに基づいて送信するだけでデータを伝送でき、データ伝送の効率を向上させる。
【0077】
さらに図7に示すように、上記各図に示す方法の実現として、本開示は車両-機器相互接続装置の一実施例を提供し、該装置実施例は図4に示す方法実施例に対応し、該装置は具体的には車載端末に適用できる。
【0078】
図7に示すように、本実施例における車両-機器相互接続装置700は、第1受信モジュール710、送信モジュール720及び接続モジュール730を備える。
【0079】
第1受信モジュール710は、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信するように構成され、
送信モジュール720は、機器情報に基づいて、接続要求をモバイル端末に送信するように構成され、
接続モジュール730は、接続要求が受信されることに応答して、接続要求を受信するモバイル端末との無線直接接続を確立するように構成される。
【0080】
本実施例のいくつかの選択可能な形態では、第1受信モジュールは、モバイル端末との近距離無線通信接続を行うように構成される接続ユニットと、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される機器情報を受信するように構成される受信ユニットと、を備える。
【0081】
本実施例のいくつかの選択可能な形態では、該装置は、モバイル端末との無線直接接続を確立することに応答して、モバイル端末と被伝送データに対応するデータチャネルを確立するように構成される確立モジュールと、データチャネルに基づいて被伝送データを受信するように構成される第2受信モジュールと、をさらに備える。
【0082】
本開示の実施例に係る車両-機器相互接続装置は、近距離無線通信プロトコルに基づいて、モバイル端末から送信される無線直接接続用の機器情報を受信し、その後、機器情報に基づいて、接続要求をモバイル端末に送信し、最後に、接続要求が受信されることに応答して、接続要求を受信するモバイル端末との無線直接接続を確立することで、近距離無線通信プロトコルに基づいてデータを伝送し、車両-機器相互接続が実現され、ブルートゥースモジュールのように周囲の機器を絶えず走査する必要がなく、機器の電力消費量を節約し、短距離ピアツーピア伝送に適し、車両-機器相互接続の適切性を向上させ、近距離無線通信プロトコルによってデータを伝送することで、データを伝送する必要がある場合、伝送すべきデータを近距離無線通信プロトコルに基づいて送信するだけでデータを伝送でき、データ伝送の効率を向上させる。
【0083】
本開示の技術的手段では、係るユーザの個人情報の取得、記憶及び適用等はいずれも関連する法律及び法規の規定に従うとともに、公序良俗に違反しない。
【0084】
本開示の実施例によれば、本開示は、近距離無線通信モジュールを備えるモバイル端末、近距離無線通信モジュールを備える車載端末を更に提供する。
【0085】
図8は、本開示の実施例を実施可能な例示的な電子機器800の模式ブロック図である。電子機器は、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及びその他の適切なコンピュータなど、様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを意図している。電子機器は、例えば、パーソナルデジタルアシスタント、セルラー電話、スマートフォン、ウェアラブル機器、及びその他の類似の計算装置など、様々な形式の移動装置を示してもよい。本明細書に示されている部材、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であるが、本明細書の説明及び/又は要求される本開示の実現を制限することを意図はしない。
【0086】
図8に示すように、電子機器800は、読み取り専用(ROM)802に記憶されたコンピュータプログラム又は記憶ユニット808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロードされたコンピュータプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行することができる計算ユニット801を含む。RAM803には、機器800の操作に必要な様々なプログラム及びデータが記憶されてもよい。計算ユニット801、ROM802及びRAM803は、バス804を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インターフェース805もバス804に接続されている。
【0087】
電子機器800の複数の部材はI/Oインターフェース805に接続され、マウス、キーボード等の入力ユニット806、たとえば、様々なタイプのディスプレイ、スピーカー等の出力ユニット807、磁気ディスク、光ディスク等の記憶ユニット808、及びネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバ等の通信ユニット809を含む。通信ユニット809は、機器800が例えばインターネットのコンピュータネットワーク及び/又は各種の電信ネットワークを介して他の機器と情報/データを交換することを可能とする。
【0088】
計算ユニット801は、処理能力及び計算能力を有する様々な汎用及び/又は専用の処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット801のいくつかの例には、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、様々な専用人工知能(AI)計算チップ、機械学習モデルアルゴリズムを実行する様々な計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどが含まれるが、これらに限定されるものではない。計算ユニット801は、上述した様々な方法及び処理、例えば、車両-機器相互接続方法を実行する。例えば、いくつかの実施例では、車両-機器相互接続方法は、記憶ユニット808などの機械読み取り可能な媒体に物理的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部又は全部を、ROM 802及び/又は通信ユニット809を介して機器800にロード及び/又はインストールすることができる。コンピュータプログラムがRAM 803にロードされ、計算ユニット801によって実行されると、上述した車両-機器相互接続方法の1つ又は複数のステップを実行することができる。オプションとして、別の実施例では、計算ユニット801は、他の任意の適切な方式で(例えば、ファームウェアによって)、車両-機器相互接続方法を実行するように構成されてもよい。
【0089】
本明細書に記載のシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップシステム(SOC)、ロードプログラマブルロジック機器(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実施され、この1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈され得、このプログラム可能なプロセッサは専用又は汎用のプログラム可能なプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令をこのストレージシステム、この少なくとも1つの入力装置、及びこの少なくとも1つの出力装置に送信することができる。
【0090】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成することができる。これらのプログラムコードは汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供することができ、それによりプログラムコードはプロセッサ又はコントローラにより実行されると、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/動作が実施される。プログラムコードは機械で完全に実行されてもよく、部分的に機械で実行されてもよく、独立したソフトウェアパッケージとして一部が機械で実行されかつ一部が遠隔機械で実行されるか、又は完全に遠隔機械又はサーバで実行されてもよい。
【0091】
本開示の文脈において、機械読み取り可能な媒体はプログラムを含む又は記憶した有形媒体であってもよく、このプログラムは、命令実行システム、装置又は機器により使用されるか、又はそれらと組み合わせて使用されてもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、例えば電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体のシステム、装置又は機器、又は以上の任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限られない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0092】
ユーザと対話できるように、ここで記載されるシステム及び技術をコンピュータに実施することができ、このコンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニター)、ユーザがコンピュータに入力することを可能とするキーボード及びポインティング装置(例えば、マウスやトラックボール)を有する。他の種類の装置も、ユーザとの対話を提供することができ、例えば、ユーザに提供するフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(例えば、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、又は触覚的フィードバック)であってもよく、そして、ユーザからの入力は、任意の形式(音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む)で受信できる。
【0093】
ここで記載されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとして)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインターフェース又はネットワークブラウザーを備えたユーザコンピュータが挙げられ、ユーザはこのグラフィカルユーザインターフェース又はこのネットワークブラウザーを介してここで記載されるシステム及び技術の実施形態と対話できる)、又はこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、又はフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムにおいて実施できる。システムのコンポーネントは、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)を介して相互に接続できる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、及びインターネットが含まれる。
【0094】
コンピュータシステムには、クライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバは通常、互いに遠く離れており、通信ネットワークを介してインタラクションする。クライアントとサーバの関係は、対応するコンピュータで実行され互いにクライアント-サーバの関係を持つコンピュータプログラムによって生成される。
サーバは、クラウドサーバ、分散システムサーバ、またはブロックチェーンと組み合わせたサーバであってもよい。
【0095】
なお、上記の様々な形式のプロセスを用いて、ステップを改めて並べ替えたり、追加したり、削除したりすることができる。例えば、本開示に記載の各ステップは、本開示で開示された技術案の所望の結果が達成できる限り、並行して実施しても、順次実施しても、異なる順次で実施してもよく、本明細書ではそれについて限定しない。
【0096】
上記の具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者にとって自明なように、設計要件及び他の要因に従って様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション及び置換を行うことができる。本開示の精神及び原則の範囲内で行われた修正、同等の置き換え及び改善等は、本開示の保護範囲に含まれるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【外国語明細書】