IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司の特許一覧

特開2022-95860信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体
<>
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図1
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図2
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図3
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図4
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図5
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図6
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図7
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図8
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図9
  • 特開-信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022095860
(43)【公開日】2022-06-28
(54)【発明の名称】信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/08 20060101AFI20220621BHJP
   G08G 1/01 20060101ALI20220621BHJP
【FI】
G08G1/08 A
G08G1/01 C
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022065195
(22)【出願日】2022-04-11
(31)【優先権主張番号】202110553095.X
(32)【優先日】2021-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ダイ ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チェン ミンツィー
(57)【要約】      (修正有)
【課題】信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで決定し、信号灯の故障を監視する精度及び適時性を向上させる。
【解決手段】連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するステップと、
前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するステップと、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップと、を含む、信号灯の故障監視方法。
【請求項2】
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定するステップと、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定するステップと、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定するステップと、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果がすべて前記信号灯が故障していないことを示す場合、前記信号灯が故障していないと決定するステップと、を含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項3】
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定するステップと、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定するステップと、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するステップと、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、且つ前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第1の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していると決定するステップと、を含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項4】
第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するステップの後に、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第2の閾値未満であり、且つ前記信号灯が故障していないことを示す2つの認識結果に対応する信頼度が両方とも第3の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していないと決定するステップをさらに含む、請求項3に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項5】
前記連続時間帯内の交通異常事象を取得するステップをさらに含み、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が前記信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、前記交通異常事象、前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップを含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項6】
前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得するステップをさらに含み、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
前記信号灯の状態情報、前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項7】
連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するように構成される第1の取得モジュールと、
前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するように構成される第2の取得モジュールと、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される決定モジュールと、を含む、信号灯の故障監視装置。
【請求項8】
前記決定モジュールは、具体的には、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定し、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定し、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定し、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果がすべて前記信号灯が故障していないことを示す場合、前記信号灯が故障していないと決定するように構成される、請求項7に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項9】
前記決定モジュールは、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定するように構成される第1の決定ユニットと、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定するように構成される第2の決定ユニットと、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するように構成される第3の決定ユニットと、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、且つ前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第1の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していると決定するように構成される第4の決定ユニットと、を含む、請求項7に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項10】
前記第4の決定ユニットは、具体的には、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第2の閾値未満であり、且つ前記信号灯が故障していないことを示す2つの認識結果に対応する信頼度が両方とも第3の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していないと決定するように構成される、請求項9に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項11】
前記連続時間帯内の交通異常事象を取得するように構成される第3の取得モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が前記信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、前記交通異常事象、前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される、請求項7に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項12】
前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得するように構成される第4の取得モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、前記信号灯の状態情報、前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される、請求項7~11に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項13】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリとを含み、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~6のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法を実行できる、電子機器。
【請求項14】
コンピュータに請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶した、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項15】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~6のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法を実現するコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項16】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~6のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法を実現する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はコンピュータ技術の分野に関し、具体的にはコンピュータビジョン、インテリジェント交通などの人工知能技術分野に関し、特に信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
道路を走る車両が日増しに増加し、交差点の信号灯及び監視装置は現代交通では非常に重要な役割を果たしている。しかしながら、信号灯及び監視装置は故障することがよく見られ、早急に対応しなければ、交通混乱を引き起こし、深刻な交通事故まで引き起こしてしまう。そのため、信号灯が故障しているか否かを如何にリアルタイムで取得するかは極めて重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1の態様によれば、
連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するステップと、
前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するステップと、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップと、を含む信号灯の故障監視方法を提供する。
【0005】
本開示の第2の態様によれば、
連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するように構成される第1の取得モジュールと、
前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するように構成される第2の取得モジュールと、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される決定モジュールと、を含む信号灯の故障監視装置を提供する。
【0006】
本開示の第3の態様によれば、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサによってされる場合、前記少なくとも1つのプロセッサが第1の態様に記載の方法を実行できる電子機器を提供する。
【0007】
本開示の第4の態様によれば、コンピュータに第1の態様に記載の信号灯の故障監視方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0008】
本開示の第5の態様によれば、プロセッサによって実行される場合、第1の態様に記載の信号灯の故障監視方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0009】
本開示の第6の態様によれば、プロセッサによって実行される場合、第1の態様に記載の信号灯の故障監視方法を実現する、コンピュータプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によって提供される信号灯の故障監視方法、信号灯の故障監視装置、電子機器及び記憶媒体は以下の有益な効果を奏する。
まず、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、その後、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、最後に、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、多次元データに基づいて、信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで取得し、信号灯の故障を監視する精度及び適時性を向上させることができる。
【0011】
なお、この概要部分で説明された内容は本開示の実施例の肝心又は重要な特徴を特定するものではなく、本開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。本開示の他の特徴は以下の明細書により理解しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は本解決案をよりよく理解するためのものであり、本開示を限定するものではない。
図1】本開示の第1の実施例に係る概略図である。
図2】本開示の第2の実施例に係る概略図である。
図3】本開示の第3の実施例に係る概略図である。
図4】本開示の第4の実施例に係る概略図である。
図5】本開示の第5の実施例に係る概略図である。
図6】本開示の第6の実施例に係る概略図である。
図7】本開示の第7の実施例に係る概略図である。
図8】本開示の第8の実施例に係る概略図である。
図9】本開示の第9の実施例に係る概略図である。
図10】本開示の実施例に係る信号灯の故障監視方法を実現可能な電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本開示の例示的な実施例を説明し、理解を助けるために、その中には本開示の実施例の様々な詳細が含まれ、それらを単なる例示的なものとして見なすべきである。したがって、当業者であれば、本開示の範囲及び精神から逸脱しない限り、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを認識されたい。同様に、明瞭かつ簡潔にするために、以下の説明では、公知機能及び構造への説明を省略する。
【0014】
本開示の実施例は、コンピュータビジョン、インテリジェント交通などの人工知能技術の分野に関する。
【0015】
人工知能(Artificial Intelligence)は、人間の知能をシミュレーション及び拡張するための理論、方法、技術及びアプリケーションシステムを研究及び開発する新しい科学技術で、英語の略語はAIである。
【0016】
コンピュータビジョンは、人間の目の代わりにカメラやパソコンでターゲットを認識、追跡及び測定するマシンビジョンを指し、さらにグラフィックス処理を行って、人間の目で観察したり、検査のために機器に送信されたりするのにより適した画像となるようにパソコンに処理させる。
【0017】
インテリジェント交通は、高度な科学技術(情報技術、コンピュータ技術、データ通信技術、センサ技術、電子制御技術、自動制御理論、オペレーションズリサーチ、人工知能など)を交通輸送、サービス制御及び車両製造に効果的かつ包括的に適用し、車両、道路、使用者の三者間の繋がりを強化することにより、安全確保、効率向上、環境改善、エネルギー節約を図った統合輸送システムを形成する。
【0018】
図1は本開示の第1の実施例に係る信号灯の故障監視方法のフローチャートである。
【0019】
ここで、本実施例に係る信号灯の故障監視方法の実行主体は信号灯の故障監視装置であり、当該装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現することができ、当該装置は例えば電子機器に設置され、電子機器は端末、サーバ側などを含むが、これらに限定されない。
【0020】
図1に示すように、当該信号灯の故障監視方法は以下のS101~S103を含む。
【0021】
S101において、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得する。
【0022】
ここで、連続時間帯は例えば10分、5分或いは1分であってもよく、本開示ではこれについて限定しない。
【0023】
信号灯の状態情報は異常状態及び正常状態を含んでもよいし、信号灯の電圧又は電流などの情報であってもよく、本開示ではこれに対ついて限定しない。
【0024】
S102において、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得する。
【0025】
選択可能に、監視装置によって撮像されたビデオデータ内の車両を認識して、車両の数及び車両の進行方向を取得することができるし、ビデオデータ内の信号灯を認識して、信号灯の色及び各色の信号灯に対応する表示周期の時間長を取得することができる。
【0026】
信号灯の表示状態は、例えば赤信号、青信号及び黄色信号に対応する表示周期時間長であってもよく、本開示ではこれについて限定しない。
【0027】
交差点の交通流量は、信号灯が設置されている位置の各方向の交通流量であってもよい。
【0028】
S103において、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。
【0029】
例えば、信号灯の状態情報における電圧値及び電流値が正常な閾値範囲を超える場合、信号灯が故障していると考えられる。信号灯の表示状態における信号灯の表示周期時間長と信号機によって取得された設定時間長との誤差が誤差閾値を超える場合、信号灯が故障していると考えられる。交差点の交通流量におけるある方向の連続時間帯内の交通流量が0である場合、信号灯が故障していると考えられる。これにより、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量のいずれかに基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定することができる。
【0030】
又は、信号灯の状態情報における電圧値及び電流値が正常な閾値範囲を超えていないが、信号灯の表示状態が連続時間帯内で常に青信号状態である場合、信号灯が故障していると考えられる。又は、交差点の交通流量におけるある方向の連続時間帯内の交通流量が0であるが、連続時間帯内の信号灯の表示状態が正常であり、且つ信号灯の状態情報における電圧値及び電流値が正常な閾値範囲を超えていない場合、信号灯が故障していないと考えられる。即ち、本開示では、多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定することができる。例えば、信号灯の状態情報に基づいて、信号灯が故障していないと決定したが、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障していると決定した場合、信号灯の状態情報が信号灯の故障決定に与える影響がより小さいのであれば、信号灯が故障していると決定することができる。
【0031】
なお、上記内容は例示的な説明に過ぎず、本開示の実施例における信号灯の状態情報、信号灯の表示状態、交差点の交通流量、及び信号灯が故障しているか否かを限定するものではない。
【0032】
本実施例では、まず、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、その後、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、最後に、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで決定し、信号灯の故障を監視する精度及び適時性を向上させることができる。
【0033】
図2は本開示の第2の実施例に係る概略図である。図2に示すように、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、以下のS201~S204を含む。
【0034】
S201において、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定する。
【0035】
第1の認識結果は、故障している場合及び故障していない場合を含むことができる。
【0036】
例えば、信号灯の状態情報における電圧値及び電流値が正常な閾値範囲を超える場合、第1の認識結果は、故障していることであり、信号灯の状態情報における電圧値及び電流値が正常な閾値範囲を超えていない場合、第1の認識結果は、故障していないことを示す。
【0037】
なお、上記内容は例示的な説明に過ぎず、本開示の実施例における信号灯の状態情報及び第1の認識結果を限定するものではない。
【0038】
S202において、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定する。
【0039】
第2の認識結果は、故障している場合及び故障していない場合を含むことができる。
【0040】
例えば、信号灯の表示状態における赤信号の表示周期時間長と信号機によって取得された設定時間長との誤差が誤差閾値を超える場合、第2の認識結果は、故障していることを示し、信号灯の表示状態における各信号灯の表示周期時間長と信号機によって取得された設定時間長との誤差がすべて誤差閾値以下である場合、第2の認識結果は、故障していないを示す。
【0041】
なお、上記内容は例示的な説明に過ぎず、本開示の実施例における信号灯の表示状態及び第2の認識結果を限定するものではない。
【0042】
S203において、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定する。
【0043】
第3の認識結果は、故障している場合及び故障していない場合を含むことができる。
【0044】
例えば、交差点の交通流量における連続時間帯内の北方向への交通流量が0であり、かつ連続時間帯内の東方向への交通流量が、履歴データにおける同一時間帯の交通流量を超える場合、第3の認識結果は、故障していることを示し、連続時間帯内における交差点の交通流量の4つの方向の交通流量のそれぞれが正常な範囲内である場合、第3の認識結果は、故障していないことを示す。
【0045】
なお、上記内容は例示的な説明に過ぎず、本開示の実施例における交差点の交通流量及び第3の認識結果を限定するものではない。
【0046】
S204において、第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果がすべて信号灯が故障していないことを示す場合、信号灯が故障していないと決定する。
【0047】
本実施例では、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定し、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定し、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定し、最後に、第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果がすべて信号灯が故障していないことを示す場合、信号灯が故障していないと決定する。これにより、多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで決定し、信号灯の故障を監視する精度及び適時性を向上させることができる。
【0048】
図3は本開示の第3の実施例に係る概略図である。図3に示すように、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、以下のS301~S304を含む。
【0049】
S301において、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定する。
【0050】
第1の信頼度は、信号灯が故障しているか否かを決定する際の、信号灯の状態情報に基づいて決定された第1の認識結果の重要性を反映することができる。
【0051】
S302において、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定する。
【0052】
第2の信頼度は、信号灯が故障しているか否かを決定する際の、信号灯の表示状態に基づいて決定された第2の認識結果の重要性を反映することができる。
【0053】
S303において、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定する。
【0054】
第3の信頼度は、信号灯が故障しているか否かを決定する際の、交差点の交通流量に基づいて決定された第3の認識結果の重要性を反映することができる。
【0055】
なお、第1の信頼度、第2の信頼度及び第3の信頼度の大きさは同じであってもよいし、異なってもよいが、本開示ではこれについて限定しない。
【0056】
S304において、第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果及び各認識結果に対応する信頼度に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。
【0057】
選択可能に、第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果のいずれかは信号灯が故障していることを示し、且ついずれかの認識結果に対応する信頼度が第1の閾値以上である場合、信号灯が故障していると決定する。
【0058】
例えば、第1の認識結果は信号灯が故障していることを示し、第2の認識結果及び第3の認識結果は信号灯が故障していないことを示し、第1の閾値が0.6で、第1の認識結果に対応する第1の信頼度が0.8である場合、第1の信頼度0.8が第1の閾値0.6より大きいため、信号灯が故障していると決定する。
【0059】
なお、上記内容は例示的な説明に過ぎず、本開示の実施例における第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果、第1の信頼度及び第1の閾値を限定するものではない。
【0060】
選択可能に、第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果のいずれかは信号灯が故障していることを示し、且ついずれかの認識結果に対応する信頼度が第2の閾値未満であり、且つ信号灯が故障していないことを示す2つの認識結果に対応する信頼度が両方とも第3の閾値以上である場合、信号灯が故障していないと決定する。
【0061】
例えば、第1の認識結果は信号灯が故障していることを示し、第2の認識結果及び第3の認識結果は信号灯が故障していないことを示し、第1の認識結果に対応する第1の信頼度が0.5、第2の認識結果に対応する第2の信頼度が0.8、第3の認識結果に対応する第3の信頼度が0.9、第2の閾値が0.6、第3の閾値が0.7である場合、第1の信頼度が第2の閾値未満であり、且つ第2の信頼度及び第3の信頼度が両方とも第3の閾値以上であるため、信号灯が故障していないと決定する。
【0062】
なお、上記内容は例示的な説明に過ぎず、本開示の実施例における第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果、第1の信頼度、第2の信頼度、第3の信頼度、第2の閾値及び第3の閾値を限定するものではない。
【0063】
本実施例では、まず、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定し、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定し、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定し、最後に、第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果及びいずれかの認識結果に対応する信頼度に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、多次元情報の認識結果及び対応する信頼度に基づいて、信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで決定し、信号灯の故障を監視する精度を向上させる。
【0064】
図4は本開示の第4の実施例に係る概略図である。図4に示すように、本開示によって提供される信号灯の故障監視方法は、以下のS401~S404を含む。
【0065】
S401において、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得する。
【0066】
S402において、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得する。
【0067】
上記ステップS401及びステップS402の具体的な実現形態は、本開示における他の各実施例の詳しい説明を参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0068】
S403において、連続時間帯内の交通異常事象を取得する。
【0069】
選択可能に、交通警察官によって提供されるデータ、各地図ソフトウェアによって提供されるデータ、或いは交通異常報告システム内のデータに基づいて、連続時間帯内の交通異常事象及び交通異常事象が発生した位置情報を取得することができ、本開示ではこれについて限定しない。
【0070】
S404において、いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、交通異常事象、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。
【0071】
選択可能に、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定し、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定し、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定し、交通異常事象に基づいて第4の認識結果を決定し、最後に、第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果及び第4の認識結果がすべて信号灯が故障していないことを示す場合、信号灯が故障していないと決定する。
【0072】
選択可能に、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定し、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定し、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定し、交通異常事象に基づいて第4の認識結果及び第4の信頼度を決定し、最後に、第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果、第4の認識結果及び各認識結果に対応する信頼度に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。
【0073】
本実施例では、まず、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、連続時間帯内の交通異常事象を取得し、最後に、いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、交通異常事象、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、交通異常事象、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量などの多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定し、信号灯の故障を監視する精度を向上させることができる。
【0074】
図5は本開示の第5の実施例に係る概略図である。図5に示すように、本開示によって提供される信号灯の故障監視方法は、以下のS501を~S504含む。
【0075】
S501において、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得する。
【0076】
S502において、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得する。
【0077】
上記ステップS501及びステップS502の具体的な実現形態は、本開示における他の各実施例の詳しい説明を参照されたく、ここで詳しい説明を省略する。
【0078】
S503において、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得する。
【0079】
S504において、信号灯の状態情報、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。
【0080】
選択可能に、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定し、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定し、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定し、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度に基づいて、第5の認識結果を決定し、最後に、第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果及び第5の認識結果がすべて信号灯が故障していないことを示す場合、信号灯が故障していないと決定する。
【0081】
選択可能に、信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定し、信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定し、交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定し、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度に基づいて、第5の認識結果及び第5の信頼度を決定し、最後に、第1の認識結果、第2の認識結果、第3の認識結果、第5の認識結果及び各認識結果に対応する信頼度に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。
【0082】
本実施例では、まず、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得し、最後に、いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、信号灯の状態情報、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量などの多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで決定し、信号灯の故障を監視する精度をさらに向上させることができる。
【0083】
図6は本開示の第6の実施例に係る概略図である。図6に示すように、当該信号灯の故障監視装置60は、第1の取得モジュール601、第2の取得モジュール602及び決定モジュール603を含む。
【0084】
第1の取得モジュール601は、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するように構成され、
第2の取得モジュール602は、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するように構成され、
決定モジュール603は、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される。
【0085】
本開示のいくつかの実施例では、決定モジュール603は、具体的に、
信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定し、
信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定し、
交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定し、
第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果はすべて信号灯が故障していないことを示す場合、信号灯が故障していないと決定するように構成される。
【0086】
本開示のいくつかの実施例では、図7に示すように、図7は本開示の第7の実施例に係る概略図である。当該信号灯の故障監視装置70は、第1の取得モジュール701、第2の取得モジュール702及び決定モジュール703を含み、ここで、決定モジュール703は、
信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定するように構成される第1の決定ユニット7031と、
信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定するように構成される第2の決定ユニット7032と、
交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するように構成される第3の決定ユニット7033と、
第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果のいずれかは信号灯が故障していることを示し、且ついずれかの認識結果に対応する信頼度が第1の閾値以上である場合、信号灯が故障していると決定するように構成される第4の決定ユニット7034と、を含む。
【0087】
本開示のいくつかの実施例では、第4の決定ユニット7034は、具体的には、
第1の認識結果、第2の認識結果及び第3の認識結果のいずれかは信号灯が故障していることを示し、いずれかの認識結果に対応する信頼度が第2の閾値未満であり、且つ信号灯が故障していないことを示す2つの認識結果に対応する信頼度が両方とも第3の閾値以上である場合、信号灯が故障していないと決定する。
【0088】
本開示のいくつかの実施例では、図8に示すように、図8は本開示の第8の実施例に係る概略図である。当該信号灯の故障監視装置80は、第1の取得モジュール801、第2の取得モジュール802、第3の取得モジュール803及び決定モジュール804を含む。
【0089】
第3の取得モジュール803は、連続時間帯内の交通異常事象を取得するように構成され、
決定モジュール804は、いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、交通異常事象、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される。
【0090】
本開示のいくつかの実施例では、図9に示すように、図9は本開示の第9の実施例に係る概略図である。当該信号灯の故障監視装置90は、第1の取得モジュール901、第2の取得モジュール902、第4の取得モジュール903及び決定モジュール904を含む。
【0091】
第4の取得モジュール903は、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得するように構成され、
決定モジュール904は、信号灯の状態情報、連続時間帯内に信号機が状態情報をフィードバックする頻度、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される。
【0092】
本開示の各実施例における信号灯の故障監視装置60、信号灯の故障監視装置70、信号灯の故障監視装置80は、信号灯の故障監視装置90と同じ機能及び構成を有することができ、第1の取得モジュール601、第1の取得モジュール701、第1の取得モジュール801は、第1の取得モジュール901と同じ機能及び構成を有することができ、第2の取得モジュール602、第2の取得モジュール702、第2の取得モジュール802は、第2の取得モジュール902と同じ機能及び構成を有することができ、決定モジュール603、決定モジュール703、決定モジュール804は、決定モジュール904と同じ機能及び構成を有することができる。
【0093】
なお、信号灯の故障監視方法に関する以上の説明は本実施例の信号灯の故障監視装置にも適用可能であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
【0094】
本実施例では、まず、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、その後、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、最後に、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かをリアルタイムで決定し、信号灯の故障を監視する精度及び適時性を向上させることができる。
【0095】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム製品を提供する。
【0096】
図10は、本開示の例示的な実施例を実施可能な電子機器1000の例示的なブロック図を示す。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の類似するコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイル装置を表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本出願の実現を限定することを意図したものではない。
【0097】
図10に示すように、電子機器1000は、リードオンリーメモリ(ROM)1002に記憶されるコンピュータプログラム又は記憶ユニット10010からランダムアクセスメモリ(RAM)1003内にロードされるコンピュータプログラムに基づいて様々な適切な動作と処理を実行できる計算ユニット1001を含む。RAM 1003は、電子機器1000の操作に必要な様々なプログラム及びデータを記憶ことができる。計算ユニット1001、ROM 1002及びRAM 1003はバス1004を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース1005は同様にバス1004に接続される。
【0098】
キーボード、マウスなどの入力ユニット10010と、各種類のモニタ、スピーカーなどの出力ユニット1007と、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット708と、ネットワークカード、モデム、無線通信受送信機などの通信ユニット1008とを含む電子機器1000内の複数の部品はI/Oインターフェース1005に接続される。通信ユニット1009は、電子機器1000がインターネットなどのコンピュータネットワーク及び/又は様々なテレコムネットワークを介して他の機器と情報/データを交換することを許可する。
【0099】
計算ユニット1001は処理と計算能力を有する様々な汎用及び/又は専用処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット1001は例えば中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、様々な専用の人工知能(AI)計算チップ、様々なマシン実行学習モデルアルゴリズムの計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット1001は以上で説明された各方法及び処理、例えば、アプリケーション通信方法を実行する。例えば、いくつかの実施例では、アプリケーション通信方法は、記憶ユニット1008などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部又はすべてはROM 1002及び/又は通信ユニット1009を介して電子機器1000にロード及び/又はインストールされる。コンピュータプログラムがRAM 1003にロードされ且つ計算ユニット1001によって実行される際に、以上で説明されたアプリケーション通信方法の1つ又は複数のステップを実行することができる。代替的に、他の実施例では、計算ユニット1001は他の任意の適切な方法(例えば、ファームウェアを介して)によって、アプリケーション通信方法を実行するように構成されてもよい。
【0100】
本明細書の上述したシステム及び技術の様々な実施形態はデジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、コンピュータコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されてもよく、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈することができ、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0101】
本出願の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、プロセッサ又がコントローラによって実行された際に、フローチャート及び/又はブロック図によって規定された機能/動作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよい。プログラムコードは、完全に機械上で実行され、部分的に機械上で実行され、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的に機械上で実行され、かつ部分的にリモート機械上で実行され、又は完全にリモート機械又はサーバ上で実行されてもよい。
【0102】
本出願の文脈では、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されたり、又は命令実行システム、装置、またはデバイスと組み合わせて使用されたりするプログラムを含むか、又は記憶できる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体システム、装置又はデバイス、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のラインに基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含む。
【0103】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明されたシステム及び技術をコンピュータ上で実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、並びにキーボードとポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)を有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスを介して入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力または、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0104】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとして)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションを行う)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネット及びブロックチェーンネットワークと、を含む。
【0105】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、かつ互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバはクラウドサーバであってもよく、クラウドコンピューティングサーバまたはクラウドホストとも呼ばれ、クラウドコンピューティングサービスシステムにおける1つのホスト製品であり、従来の物理ホストとVPS(Virtual Private Server,仮想専用サーバ)サービスに存在する管理の難しさ、業務拡張性の弱いという欠陥を解決した。サーバは分散システムのサーバであってもよく、またはブロックチェーンと組み合わせたサーバであってもよい。
【0106】
本実施例では、まず、連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得し、その後、連続時間帯内に信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、連続時間帯内の信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得し、最後に、信号灯の状態情報、信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定する。これにより、多次元情報に基づいて、信号灯が故障しているか否かを決定し、信号灯の故障を監視する精度及び適時性を向上させることができる。
【0107】
なお、上記に示される様々な形態のフローを用い、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができる。例えば、本出願に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本出願で開示されている技術案の所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0108】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者であれば、設計の要件と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、一部の組み合わせ及び代替を行うことができることを理解されたい。本開示の精神及び原則内で行われた修正、同等の置き換え及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2022-06-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するステップと、
前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するステップと、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップと、を含む、信号灯の故障監視方法。
【請求項2】
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定するステップと、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定するステップと、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定するステップと、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果がすべて前記信号灯が故障していないことを示す場合、前記信号灯が故障していないと決定するステップと、を含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項3】
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定するステップと、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定するステップと、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するステップと、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、且つ前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第1の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していると決定するステップと、を含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項4】
第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するステップの後に、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第2の閾値未満であり、且つ前記信号灯が故障していないことを示す2つの認識結果に対応する信頼度が両方とも第3の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していないと決定するステップをさらに含む、請求項3に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項5】
前記連続時間帯内の交通異常事象を取得するステップをさらに含み、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が前記信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、前記交通異常事象、前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップを含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項6】
前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得するステップをさらに含み、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップは、
前記信号灯の状態情報、前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するステップを含む、請求項1に記載の信号灯の故障監視方法。
【請求項7】
連続時間帯内に信号機からフィードバックされた信号灯の状態情報を取得するように構成される第1の取得モジュールと、
前記連続時間帯内に前記信号灯が設置されている交差点の監視装置によって収集されたデータを解析して、前記連続時間帯内の前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量を取得するように構成される第2の取得モジュールと、
前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される決定モジュールと、を含む、信号灯の故障監視装置。
【請求項8】
前記決定モジュールは、具体的には、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果を決定し、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果を決定し、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果を決定し、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果がすべて前記信号灯が故障していないことを示す場合、前記信号灯が故障していないと決定するように構成される、請求項7に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項9】
前記決定モジュールは、
前記信号灯の状態情報に基づいて第1の認識結果及び第1の信頼度を決定するように構成される第1の決定ユニットと、
前記信号灯の表示状態に基づいて第2の認識結果及び第2の信頼度を決定するように構成される第2の決定ユニットと、
前記交差点の交通流量に基づいて第3の認識結果及び第3の信頼度を決定するように構成される第3の決定ユニットと、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、且つ前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第1の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していると決定するように構成される第4の決定ユニットと、を含む、請求項7に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項10】
前記第4の決定ユニットは、具体的には、
前記第1の認識結果、第2の認識結果及び前記第3の認識結果のいずれかは前記信号灯が故障していることを示し、前記いずれかの認識結果に対応する信頼度が第2の閾値未満であり、且つ前記信号灯が故障していないことを示す2つの認識結果に対応する信頼度が両方とも第3の閾値以上である場合、前記信号灯が故障していないと決定するように構成される、請求項9に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項11】
前記連続時間帯内の交通異常事象を取得するように構成される第3の取得モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、いずれかの交通異常事象に対応する位置情報が前記信号灯が設置されている交差点に関連していることに応答して、前記交通異常事象、前記信号灯の状態情報、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される、請求項7に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項12】
前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度を取得するように構成される第4の取得モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、前記信号灯の状態情報、前記連続時間帯内に前記信号機が状態情報をフィードバックする頻度、前記信号灯の表示状態及び交差点の交通流量に基づいて、前記信号灯が故障しているか否かを決定するように構成される、請求項7~11に記載の信号灯の故障監視装置。
【請求項13】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリとを含み、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~6のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法を実行できる、電子機器。
【請求項14】
コンピュータに請求項1~6のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶した、非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項15】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~6のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法を実現するコンピュータプログラムを含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項16】
プロセッサによって実行される場合、請求項1~6のいずれか一項に記載の信号灯の故障監視方法を実現する、コンピュータプログラム。