(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022096596
(43)【公開日】2022-06-29
(54)【発明の名称】機能性シューズインソール
(51)【国際特許分類】
A43B 7/14 20220101AFI20220622BHJP
A43B 17/02 20060101ALI20220622BHJP
【FI】
A43B7/14 A
A43B17/02
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021159574
(22)【出願日】2021-09-29
(31)【優先権主張番号】10-2020-0177143
(32)【優先日】2020-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520413689
【氏名又は名称】株式会社ARISTON INTERNATIONAL
(74)【代理人】
【識別番号】100101823
【弁理士】
【氏名又は名称】大前 要
(74)【代理人】
【識別番号】100181412
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 康浩
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ソンモ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ヒジュン
【テーマコード(参考)】
4F050
【Fターム(参考)】
4F050EA06
4F050EA08
4F050JA30
(57)【要約】
【課題】使用者の足の形に合わせて、歩行時の刺激の強度と高さを調節できる機能性シューズインソールを提供する。
【解決手段】本体部と、本体部に結合される足アーチ刺激部材及びかかと刺激部材と、を備えた機能性シューズインソール。足アーチ刺激部材及びかかと刺激部材はそれぞれ、本体部上部面に上方向に凸の湾曲を形成させる第1指圧モジュールを備えている。第1指圧モジュールはそれぞれ、長方形状の枠を有する第1フレームと、上記第1フレームの枠の対向する2辺に結合された第2フレームと、を備え、第2フレーム(212)は、第1フレーム(211)の中央に相当する部分が上方向に盛り上ってアーチ形状の空間(210a)を形成している。第2フレームはそれぞれ、上記枠側から中央に向かって幅が狭くなるように形成されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴の内部に位置し、靴の着用時に使用者の足裏に直接接触して足にかかる荷重を分散する本体部(100)と、
前記本体部(100)の所定位置に結合され、使用者の足裏アーチ部分を刺激する足アーチ刺激部材(200)と、
前記本体部(100)の所定位置に結合され、使用者のかかと部分を刺激するかかと刺激部材(300)と、を備え、
前記足アーチ刺激部材(200)は、前記本体部(100)の下部面に固定結合され、前記本体部(100)上面に上方向に凸の湾曲を形成する第1足アーチ指圧モジュール(210)を備え、
前記第1足アーチ指圧モジュール(210)は、長方形状の枠(211a)を有する第1フレーム(211)と、前記第1フレーム(211)の枠(211a)の対向する2辺に結合された第2フレーム(212)と、を備え、前記第2フレーム(212)は、前記第1フレーム(211)の中央に相当する部分が上方向に盛り上ってアーチ形状の空間(210a)を形成しており、
前記第2フレーム(212)は、中央の円形ユニット(212a)と、前記円形ユニット(212a)と前記第1フレーム(211)の枠(211a)を繋ぐ一対の結合ユニット(212b)と、を備え、
前記結合ユニット(212b)は、前記枠(211a)から前記円形ユニット(212a)に向かって幅が狭まるように形成されるとともに、少なくとも一つ以上の貫通孔(212c)が備えられ、
前記貫通孔(212c)の面積は、前記結合ユニット(212b)の上部面積の20~40%であり、
前記かかと刺激部材(300)は、前記本体部(100)下部面に固定結合され、前記本体部(100)上面に上方向に凸の湾曲を形成する第1かかと指圧モジュール(310)を備え、
前記第1かかと指圧モジュール(310)は、長方形状の枠(311a)を有する第1フレーム(311)と、前記第1フレーム(311)の枠(311a)の対向する2辺に結合された第2フレーム(312)と、を備え、前記第2フレーム(312)は、前記第1フレーム(311)中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間(310a)を形成しており、
前記第2フレーム(312)は、前記枠(311a)側から中央に向かって幅が狭くなるように形成され、且つ、その上面に少なくとも一つ以上のクッション突起(312a)が備えられている、機能性シューズインソール。
【請求項2】
請求項1に記載の機能性シューズインソールにおいて、
前記足アーチ刺激部材(200)は、
前記第1足アーチ指圧モジュール(210)に結合し、前記第1足アーチ指圧モジュール(210)を支持する第2足アーチ指圧モジュール(220)をさらに備え、
前記第2足アーチ指圧モジュール(220)は、前記第2フレーム(212)の下部で且つ前記第2フレーム(212)に対応する形で形成され、
前記第2足アーチ指圧モジュール(220)が前記第1足アーチ指圧モジュール(210)に結合した時、前記第2足アーチ指圧モジュール(220)が前記アーチ形状の空間(210a)に内包され、前記第2フレーム(212)下部にアーチ形状の空間(220a)を形成する、
ことを特徴とする機能性シューズインソール。
【請求項3】
請求項2の機能性シューズインソールにおいて、
前記足アーチ刺激部材(200)は、
前記第1足アーチ指圧モジュール(210)に結合し、前記本体部(100)上部面の湾曲の高さを変更する第3足アーチ指圧モジュール(230)を備え、
前記第3足アーチ指圧モジュール(230)は、長方形状の枠(231a)を有する第1フレーム(231)と、前記第1フレーム(231)の枠(231a)の対向する2辺に結合された第2フレーム(232)と、を備え、前記第2フレーム(232)は、第1フレーム(231)の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間(230a)を形成しており、
前記第2フレーム(232)は、中央の円形ユニット(232a)と、前記円形ユニット(232a)と前記第1フレーム(231)の枠(231a)を繋ぐ一対の結合ユニット(232b)と、を備え、
前記結合ユニット(232b)は、前記枠(231a)側から前記円形ユニット(232a)側に向かって幅が狭まるように形成されている、
ことを特徴とする機能性シューズインソール。
【請求項4】
請求項3の機能性シューズインソールにおいて、
前記第1足アーチ指圧モジュール(210)、前記第2足アーチ指圧モジュール(220)及び前記第3足アーチ指圧モジュール(230)は、いずれも弾性力のある材料により構成される、ことを特徴とする機能性シューズインソール。
【請求項5】
請求項1の機能性シューズインソールにおいて、
前記かかと刺激部材(300)は、前記第1かかと指圧モジュール(310)に結合し、前記第1かかと指圧モジュール(310)を支持する第2かかと指圧モジュール(320)をさらに備え、
前記第2かかと指圧モジュール(320)は、前記第2フレーム(312)の下部に前記第2フレーム(312)に対応する形で形成され、
前記第2かかと指圧モジュール(320)を前記第1かかと指圧モジュール(310)に結合した時、前記第2かかと指圧モジュール(320)は、前記アーチ形状の空間(310a)に内包され、前記第2フレーム(312)の下部に位置し、アーチ形状の空間(320a)を形成する、
ことを特徴とする機能性シューズインソール。
【請求項6】
請求項5の機能性シューズインソールにおいて、
前記かかと刺激部材(300)は、前記第1かかと指圧モジュール(310)に結合し、前記本体部(100)上面の湾曲の高さを変更する第3かかと指圧モジュール(330)を備え、
前記第3かかと指圧モジュール(330)は、長方形状の枠(331a)を有する第1フレーム(331)と、
前記第1フレーム(331)の枠(331a)の対向する2辺に結合された第2フレーム(332)と、を備え、前記第2フレーム(332)は、第1フレーム(331)の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間(330a)を形成しており、
前記第2フレーム(332)は、前記枠(331a)側から中央に向かって幅が狭くなるように形成される、
ことを特徴とする機能性シューズインソール。
【請求項7】
請求項6の機能性シューズインソールにおいて、
前記第1かかと指圧モジュール(310)、前記第2かかと指圧モジュール(320)及び前記第3かかと指圧モジュール(330)は、いずれも弾性力のある材料により構成される、
ことを特徴とする機能性シューズインソール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能性シューズインソールに関するものであり、より詳しくは、刺激部材が足裏のアーチ部分とかかと部分に位置するようにインソールに結合され、歩行時に足のアーチ部分とかかと部分とを効率的に刺激できる機能性シューズインソールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、足は人間の体の中で最も柔軟に動くべきものの1つである。足は、歩くたびに圧力を受けて血液を心臓に押し上げるポンプの役割をするため、「第2の心臓」と呼ばれるほど重要な部分であり、足の疾患は医学的にも重大な問題として浮上してきている。特に、足に生じる症状は、足がただ痛いだけで終わるのではなく、足、骨、脊椎、肩関節をはじめ、体のすべての部位に痛みを誘発する可能性があるという点で危険である。
【0003】
また、人体の全ての器官は足の裏とつながっている。人体の縮図とも言える足の健康は、人体全体の健康と深く関係があり、現代人の健康に適した機能を持った靴が求められている。
【0004】
ところで靴は、底面が平らに形成されているので、着地時に使用者の体重を分散させず、足に伝わる圧力が高くなる。このため、脊椎の負担増や膝関節の悪化によって、椎間板ヘルニアや退行性関節炎を起こすという問題がある。
【0005】
このような短所を解決するために開発された、いわゆる健康靴は、アウトソールの底面形状が流線型に形成されており、靴着用者が歩く時に靴のかかとから踏み出すと、底面の流線型に沿ってスムーズに前方に移動するように工夫されている。
【0006】
また、特許文献1において、人体のバランスと足のバランス保持用の健康靴が開示されている。この技術では、足前軸部と足後軸部とからなる靴底のミッドソールに形成された円筒足アーチ支持体収納部と、足アーチ支持体収納部が挟まれ固定され、内部に螺旋が形成された足アーチ支持体と、足アーチ支持体を覆う足アーチ支持体カバーと、で構成され、足アーチ支持体を成す弾性コイルスプリングが備えられている。これにより、靴着用者の足のバランスを維持させ、歩行時に人体のバランスを保つことができることで、2次的に肩、腰、首のゆがみをなくすだけでなく、歩行による疲労を著しく減らすことができる。また、足裏のアーチがすでに崩れてしまっていたり、バランスが崩れたりした人が着用すると、変形した足の矯正及び回復を可能とすることができる。さらに足アーチ支持体の構造が簡単で、靴底に設置することが容易であるだけでなく、設置にかかる費用が軽減される、製品の価格が安く経済性に優れる、足アーチ支持体を損傷せずに長期間使用できる、などの格別な長所を持つ。
【0007】
この技術では、ミッドソールに足アーチ支持体収納部を形成し、支持体が足アーチ支持体収納部に収容されたコイルスプリングによって弾力が維持されるようにしている。しかしながら、収容されたコイルスプリングによる弾性反発距離などを考慮できるようにするためには、足アーチ支持体収納部の深さが深くなければならないため、ミッドソールが薄い靴には適用できない。また、足アーチ支持体収納部、弾性コイルスプリング、足アーチ支持体及び足アーチ支持体カバーなどの付属品を備えなければならない。
【0008】
その他、健康靴に関する技術としては、下記特許文献2~4がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2012-38190
【特許文献2】韓国特許第10-1751795
【特許文献3】韓国特許第10-1731167
【特許文献4】韓国特許第10-1748186
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明にかかる機能性シューズインソールは、上記のような従来の問題点を改善するために生み出されたものであり、刺激部材によって歩行時に足裏のアーチ部分とかかと部分を持続的に刺激し、且つ、使用者の足の形などに合わせて刺激部材の強度と高さを調節できる機能性シューズインソールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の課題を解決するための本発明にかかる機能性シューズインソールは、次のように構成されている。
靴の内部に位置し、靴の着用時に使用者の足裏に直接接触して足にかかる荷重を分散する本体部100と、本体部100の所定位置に結合され、使用者の足裏アーチ部分を刺激する足アーチ刺激部材200と、本体部100の所定位置に結合され、使用者のかかと部分を刺激するかかと刺激部材300と、を備え、足アーチ刺激部材200は、本体部100の下部面に固定結合され、本体部100上面に上方向に凸の湾曲を形成する第1足アーチ指圧モジュール210を備え、第1足アーチ指圧モジュール210は、長方形状の枠211aを有する第1フレーム211と、第1フレーム211の枠211aの対向する2辺に結合された第2フレーム212と、を備え、第2フレーム212は、第1フレーム211の中央に相当する部分が上方向に盛り上ってアーチ形状の空間210aを形成しており、第2フレーム212は、中央の円形ユニット212aと、円形ユニット212aと第1フレーム211の枠211aを繋ぐ一対の結合ユニット212bと、を備え、結合ユニット212bは、枠211aから円形ユニット212aに向かって幅が狭まるように形成されるとともに、少なくとも一つ以上の貫通孔212cが備えられ、貫通孔212cの面積は、結合ユニット212bの上部面積の20~40%であり、かかと刺激部材300は、本体部100下部面に固定結合され、本体部100上面に上方向に凸の湾曲を形成する第1かかと指圧モジュール310を備え、第1かかと指圧モジュール310は、長方形状の枠311aを有する第1フレーム311と、第1フレーム311の枠311aの対向する2辺に結合された第2フレーム312と、を備え、第2フレーム312は、第1フレーム311中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間310aを形成しており、第2フレーム312は、枠311a側から中央に向かって幅が狭くなるように形成され、且つ、その上面に少なくとも一つ以上のクッション突起312aが備えられている。
【0012】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、足アーチ刺激部材200は、第1足アーチ指圧モジュール210に結合し、第1足アーチ指圧モジュール210を支持する第2足アーチ指圧モジュール220をさらに備え、第2足アーチ指圧モジュール220は、第2フレーム212の下部で且つ第2フレーム212に対応する形で形成され、第2足アーチ指圧モジュール220が第1足アーチ指圧モジュール210に結合した時、第2足アーチ指圧モジュール220がアーチ形状の空間210aに内包され、第2フレーム212下部にアーチ形状の空間220aを形成する構成とすることができる。
【0013】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、足アーチ刺激部材200は、第1足アーチ指圧モジュール210に結合し、本体部100上部面の湾曲の高さを変更する第3足アーチ指圧モジュール230を備え、第3足アーチ指圧モジュール230は、長方形状の枠231aを有する第1フレーム231と、第1フレーム231の枠231aの対向する2辺に結合された第2フレーム232と、を備え、第2フレーム232は、第1フレーム231の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間230aを形成しており、第2フレーム232は、中央の円形ユニット232aと、円形ユニット232aと第1フレーム231の枠231aを繋ぐ一対の結合ユニット232bと、を備え、結合ユニット232bは、枠231a側から円形ユニット232a側に向かって幅が狭まるように形成されている構成とすることができる。
【0014】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、第1足アーチ指圧モジュール210、第2足アーチ指圧モジュール220及び第3足アーチ指圧モジュール230は、いずれも弾性力のある材料により構成される構成とすることができる。
【0015】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、第1足アーチ指圧モジュール210、第2足アーチ指圧モジュール220及び第3足アーチ指圧モジュール230は、設計された応力と変形比率の弾性係数に応じて弾性変形が可能であるものとすることができる。
【0016】
ここで、弾性力のある材料とは、材料それ自体の性質として弾性を備えているものを意味し、例えばポリエステル系の合成樹脂材又はバイトンゴム(フッ素ゴム)の合成ゴム材、弾性繊維などを用いることができる。
【0017】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、かかと刺激部材300は、第1かかと指圧モジュール310に結合し、第1かかと指圧モジュール310を支持する第2かかと指圧モジュール320をさらに備え、第2かかと指圧モジュール320は、第2フレーム312の下部に第2フレーム312に対応する形で形成され、第2かかと指圧モジュール320を第1かかと指圧モジュール310に結合した時、第2かかと指圧モジュール320は、アーチ形状の空間310aに内包され、第2フレーム312の下部に位置し、アーチ形状の空間320aを形成する構成とすることができる。
【0018】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、かかと刺激部材300は、第1かかと指圧モジュール310に結合し、本体部100上面の湾曲の高さを変更する第3かかと指圧モジュール330を備え、第3かかと指圧モジュール330は、長方形状の枠331aを有する第1フレーム331と、第1フレーム331の枠331aの対向する2辺に結合された第2フレーム332と、を備え、第2フレーム332は、第1フレーム331の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間330aを形成しており、第2フレーム332は、枠331a側から中央に向かって幅が狭くなるように形成される構成とすることができる。
【0019】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、第1かかと指圧モジュール310、第2かかと指圧モジュール320及び第3かかと指圧モジュール330は、いずれも弾性力のある材料により構成される構成とすることができる。
【0020】
上記構成の機能性シューズインソールにおいて、第1かかと指圧モジュール310、第2かかと指圧モジュール320及び第3かかと指圧モジュール330は、設計された応力と変形比率の弾性係数に応じて弾性変形が可能であるものとすることができる。
【0021】
ここで、弾性力のある材料とは、上記した足アーチ指圧モジュールの場合と同様、材料それ自体の性質として弾性を備えているものを意味し、例えばポリエステル系の合成樹脂材又はバイトンゴム(フッ素ゴム)の合成ゴム材、弾性繊維などを用いることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明にかかる機能性シューズインソールは、刺激部材を通じて歩行時の足裏のアーチ部分とかかと部分を持続的に刺激することができるという利点があり、さらに使用者の足の形に合わせて刺激部材の強度と高さを調節できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】
図1は、本発明にかかる機能性シューズインソールの構成を示す部分解体斜視図である。
【
図2】
図2は、本発明にかかる機能性シューズインソールを採用した靴の構成を示す部分解体斜視図である。
【
図3】
図3は、本発明にかかる機能性シューズインソールの底面図である。
【
図4】
図4は、本発明にかかる機能性シューズインソールの足アーチ刺激部材の構成を示す部分解体斜視図である。
【
図5】
図5は、本発明にかかる機能性シューズインソールのかかと刺激部材の構成を示す部分解体斜視図である。
【
図6】
図6は、本発明にかかる機能性シューズインソールの足アーチ刺激部材の解体状態と結合状態とを示す断面図である。
【
図7】
図7は、本発明にかかる機能性シューズインソールのかかと刺激部材の解体状態と結合状態とを示す断面図である。
【
図8】
図8は、本発明にかかる機能性シューズインソールを採用する靴の実施例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、図面を参照して本発明の技術的特徴を説明するが、これは発明のより容易な理解のためのものである。本発明の範囲がこれによって限定されるものではなく、本発明は請求項の範囲によってのみ定義されるものである。
【0025】
本発明の実施例を説明するに当たり、各部の機能又は構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を不必要に不明確にする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。また、明細書全体にわたって図面の同一符号は同一構成要素を指す。
【0026】
(実施例)
本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる機能性シューズインソールの構成を示す部分解体斜視図であり、
図2は、本発明にかかる機能性シューズインソールを採用した靴の構成を示す部分解体斜視図であり、
図3は、本発明にかかる機能性シューズインソールの底面図である。また、
図4は、本発明にかかる機能性シューズインソールの足アーチ刺激部材の構成を、
図5は、本発明にかかる機能性シューズインソールのかかと刺激部材の構成を、それぞれ示す部分解体斜視図である。さらに、
図6は、本発明にかかる機能性シューズインソールの足アーチ刺激部材、
図7は、本発明にかかる機能性シューズインソールのかかと刺激部材、それぞれの解体状態と結合状態とを示す断面図である。
【0027】
(本発明の実施例にかかる機能性シューズインソール1000)
図1~5を参照すると、本発明の実施例にかかる機能性シューズインソール1000は、本体部100と、本体部100に結合された足アーチ刺激部材200及びかかと刺激部材300と、を備えて構成される。
【0028】
本体部100は、靴の内部に位置し、靴の着用時には使用者の足裏に直接接触して足に加わる荷重を分散するためのものである。本体部100の下部面には、図示されないが、後述の足アーチ刺激部材200、かかと刺激部材300のそれぞれと結合するための結合溝が備えられている。
【0029】
(足アーチ刺激部材200)
図3に示すように、足アーチ刺激部材200が、縦方向(靴の長手方向)が横方向(靴の短手方向)よりも長い状態で結合されるように、本体部100に結合溝が設けられることが好ましい。かかと刺激部材300もまた、横方向が縦方向よりも長い状態で結合されるように、本体部100に結合溝が設けられていることが好ましい。なお、必ずしもこの形態に限られるわけではなく、必要に応じて様々な方式で備えられることはもちろんである。
【0030】
足アーチ刺激部材200は、本体部100の所定位置(結合溝)に結合され、使用者の足裏アーチ部分を刺激するためのものである。足アーチ刺激部材200は、第1足アーチ指圧モジュール210を備える構成とすることができる。
【0031】
(第1足アーチ指圧モジュール210)
第1足アーチ指圧モジュール210は、本体部100下部面に固定結合し、本体部100上部面に上方向に凸の湾曲を形成させるように構成される。
【0032】
図4に示すように、第1足アーチ指圧モジュール210は、長方形状の枠211aを有する第1フレーム211と、第1フレーム211の枠211aの対向する2辺に結合された第2フレーム212と、を備え、第2フレーム212は、その中央部分(第1フレーム211の枠211aの中央に相当する部分)が上方向に盛り上ってアーチ形状の空間210aを形成している。長方形状の枠211aは、所定の厚みとなるように形成されているものとすることができる。
【0033】
第2フレーム212は、中央の円形ユニット212aと、円形ユニット212aと第1フレーム211の枠211aを繋ぐ一対の結合ユニット212bと、を備えた構成とすることができる。
【0034】
円形ユニット212aは、結合ユニット212bより上方向に突出するように構成されている。また、結合ユニット212bは、枠211a側から円形ユニット212a側に向かって幅が狭くなるように形成され、且つ、少なくとも一つ以上の貫通孔212cが設けられる。
【0035】
図4では、略四角形の貫通孔212cが左右2つずつ計4つ設けられているが、この形状や数に限られることはなく、必要に応じて様々な形状、多様な個数で設けることができる。
【0036】
使用者が歩行時には、第2フレーム212に垂直な方向だけでなく、斜め方向からの荷重がかかる場合もあり得るが、このように結合ユニット212bに貫通孔212cが備えられることにより、どちらにおいても第2フレーム212が上下方向に容易に動くことができるというメリットがある。
【0037】
一方、反復的な実験によって得られた結果として、結合ユニット212bの上部面積(貫通孔部分を含んだ全面積)を100%とするならば、貫通孔212cの面積(複数ある場合にはその合計面積)は20~40%となることが好ましい。これは、貫通孔212cの面積が20%より小さい場合には、第1足アーチ指圧モジュール210の動き半径が制限され、使用者の荷重によって破損する可能性があるためである。また、貫通孔212cの面積が40%より大きい場合には、第1足アーチ指圧モジュール210による弾性力が低下し、刺激の効果が低下する可能性があるからである。
【0038】
また、貫通孔212cは、枠211aの対向する2辺を両断する直線に対して対称に形成されるように形成されることが好ましい。
【0039】
(第2足アーチ指圧モジュール220)
足アーチ刺激部材200は、
図1及び
図4に示すように、第1足アーチ指圧モジュール210に結合し、第1足アーチ指圧モジュール210を支持する第2足アーチ指圧モジュール220をさらに備える構成とすることができる。
【0040】
図1、
図4及び
図6に示すように、第2足アーチ指圧モジュール220は、第1足アーチ指圧モジュール210の第2フレーム212の下部面に位置し、第2フレーム212に対応する形状(第2フレーム212の下部に嵌まる形状)で形成されることができる。第1足アーチ指圧モジュール210に結合する時、第1足アーチ指圧モジュール210により形成されるアーチ形状の空間210aに第2足アーチ指圧モジュール220が内包され、第2フレーム212の下部にアーチ形状の空間220aが構成されるものとすることができる。
【0041】
このように、第2足アーチ指圧モジュール220が第1足アーチ指圧モジュール210に結合されることにより、歩行時に第1足アーチ指圧モジュール210の上下運動半径が制限されるようになり、その結果、使用者の足アーチ部分を刺激する強度を高める効果をもたらすことができる。この第2足アーチ指圧モジュール220は、第1足アーチ指圧モジュール210に脱着可能に結合することが好ましく、これにより使用者は、自身の足の形態によって足アーチ部分を刺激する強度を調節することができる。
【0042】
(第3足アーチ指圧モジュール230)
足アーチ刺激部材200は、
図1及び
図4に示すように、第1足アーチ指圧モジュール210に結合し、本体部100上部面の湾曲の高さを変更する第3足アーチ指圧モジュール230をさらに備える構成とすることができる。
【0043】
図4に示すように、第3足アーチ指圧モジュール230は、長方形状の枠231aを有する第1フレーム231と、第1フレーム231の枠231aの対向する2辺に結合された第2フレーム232と、を備え、第2フレーム232は、第1フレーム231の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間230aを形成している構成とすることができる。長方形状の枠231aは、所定の厚みとなるように形成されているものとすることができる。
【0044】
第2フレーム232は、中央の円形ユニット232aと、円形ユニット232aと第1フレーム231を繋ぐ一対の結合ユニット232bを備えた構成とすることができる。これらの結合ユニット232bは、枠231a側から円形ユニット232a側に向かって次第に幅が狭まるように形成され得る。
【0045】
このような第3足アーチ指圧モジュール230を第1足アーチ指圧モジュール210に結合させると、本体部100上部面の湾曲の高さを上昇させることができ、これにより使用者の足の形態に合わせて高さを調節できるという効果をもたらすことができる。この第3足アーチ指圧モジュール230は、第1足アーチ指圧モジュール210に脱着可能に結合することが好ましい。
【0046】
また、第3足アーチ指圧モジュール230の第1フレーム231上面と、第1足アーチ指圧モジュール210の第1フレーム211下面には、凹凸結合が可能な結合手段が具備される構成とすることができる。これにより、第3足アーチ指圧モジュール230と第1足アーチ指圧モジュール210との結合が容易となる。
【0047】
また、第1足アーチ指圧モジュール210、第2足アーチ指圧モジュール220、第3足アーチ指圧モジュール230はそれぞれ、弾性力のある材料からなるものとすることができる。弾性力のある材料としてはたとえば、ポリエステル系の合成樹脂材、バイトンゴム(フッ素ゴム)等の合成ゴム材、弾性繊維などを用いることができる。これらのモジュールは、設計された応力と変形比率の弾性係数に応じて弾性変形できるように構成されることが好ましいが、このような構成に限定されることではなく、必要に応じて多様に変形できる。
【0048】
(かかと刺激部材300)
図1及び
図5を参照すると、かかと刺激部材300は、本体部100の所定位置に結合され、使用者のかかと部分を刺激するためのもので、第1かかと指圧モジュール310を備えた構成とすることができる。
【0049】
(第1かかと指圧モジュール310)
第1かかと指圧モジュール310は、長方形状の枠311aを有する第1フレーム311と、第1フレーム311の枠311aの対向する2辺に結合された第2フレーム312と、を備え、第2フレーム312は、第1フレーム311の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間310aを形成している構成とすることができる。長方形状の枠311aは、所定の厚みとなるように形成されているものとすることができる。
【0050】
第2フレーム312は、枠311a側から中央に向かって幅が狭くなる(第2フレーム312の両端部の幅が広く中央側の幅が狭くなる)ように形成されている。また、第2フレーム312は、上面に少なくとも一つ以上のクッション突起312aが設けられる。このようなクッション突起312aが形成されることによって、使用者は歩行時にクッション突起312aによってかかと部分が持続的に指圧され、血液循環に役立つ。
【0051】
(第2かかと指圧モジュール320)
かかと刺激部材300は、
図1及び
図5に示すように、第1かかと指圧モジュール310に結合し、第1かかと指圧モジュール310を支持する第2かかと指圧モジュール320をさらに備えた構成とすることができる。
【0052】
図1、
図5及び
図7に示すように、第2かかと指圧モジュール320は第2フレーム312の下部面に対応する形状(第2フレーム312の下部に嵌まる形状)である構成とすることができる。第2かかと指圧モジュール320が第1かかと指圧モジュール310に結合すると、第1かかと指圧モジュール310によって形成されるアーチ形状の空間310aに内包され、また、第2フレーム312の下部に位置する。
【0053】
このように、第2かかと指圧モジュール320が第1かかと指圧モジュール310に結合されると、歩行時の第1かかと指圧モジュール310の上下運動半径が制限されるようになり、その結果、使用者のかかと部分を刺激する強度を高める効果をもたらすことができる。また、第2かかと指圧モジュール320は、第1かかと指圧モジュール310に脱着可能に結合することが好ましく、これにより使用者は、自分の足の形態によってかかと部分を刺激する強度を調節することができる。
【0054】
(第3かかと指圧モジュール330)
かかと刺激部材300は、
図1及び
図5に示すように、第1かかと指圧モジュール310に結合し、本体部100上部面湾曲の高さを変更する第3かかと指圧モジュール330をさらに備えた構成とすることができる。
【0055】
図5に示すように、第3かかと指圧モジュール330は、長方形状の枠331aを有する第1フレーム331と、第1フレーム331の枠331aの対向する2辺に結合された第2フレーム332と、を備え、第2フレーム332は、第1フレーム331の中央に相当する部分が上方向に盛り上がってアーチ形状の空間330aを形成している構成とすることができる。長方形状の枠331aは、所定の厚みとなるように形成されているものとすることができる。
【0056】
第2フレーム332は、枠331a側から中央に向かって幅が狭くなる(第2フレーム332の両端部の幅が広く中央側の幅が狭くなる)ように形成されている構成とすることができる。
【0057】
このように、第3かかと指圧モジュール330が、第1かかと指圧モジュール310に結合することにより、本体部100上面の湾曲の高さを上昇させることができ、使用者の足の形態に合わせて高さを調節できるという効果をもたらすことができる。また、第3かかと指圧モジュール330は、第1かかと指圧モジュール310に脱着可能に結合することが好ましい。
【0058】
また、第3かかと指圧モジュール330の第1フレーム331上面と、第1かかと指圧モジュール310の第1フレーム311下面には、凹凸結合が可能な結合手段が具備される構成とすることができる。これにより、第3かかと指圧モジュール330を第1かかと指圧モジュール310に結合すると、第3かかと指圧モジュール330の位置が、容易に離脱しないように固定する効果が得られる。
【0059】
また、第1かかと指圧モジュール310、第2かかと指圧モジュール320、第3かかと指圧モジュール330は、それぞれ、弾性力のある材料からなる構成とすることができる。弾性力のある材料は、ポリエステル系の合成樹脂材、バイトンゴム(フッ素ゴム)等の合成ゴム材、弾性繊維などからなるものとすることができる。これらのモジュールは、設計された応力と変形比率の弾性係数に応じて弾性変形できるように構成されることが好ましいが、このような構成に限定されることではなく、必要に応じて多様に変形できる。
【0060】
本実施例に基づく機能性シューズインソールは、刺激部材を通じて歩行時の足裏のアーチ部分とかかと部分を持続的に刺激することができるという利点があり、使用者の足の形に合わせて刺激部材の強度と高さを調節できるという利点がある。
【0061】
本発明の実施例に基づく機能性シューズインソールは、
図8に示すように、運動靴を対象として説明されているが、これに限らず上履き、スリッパ、靴など様々な履物類に適用できる。
【0062】
以上、図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、実施例を基に本発明の範囲内で様々な応用、変形及び改作を行うことが可能であり、これらも本発明の範囲に属する。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明に係る機能性シューズインソールは、刺激部材を通じて歩行時の足裏のアーチ部分とかかと部分を持続的に刺激することができるという利点があり、使用者の足の形に合わせて刺激部材の強度と高さを調節できるという利点がある。よって、その産業上の利用可能性は大きい。
【符号の説明】
【0064】
1000:機能性シューズインソール
100:本体部
200:足アーチ刺激部材
210:第1足アーチ指圧モジュール
210a:空間
211:第1フレーム
211a:枠
212:第2フレーム
212a:円形ユニット
212b:結合ユニット
212c:貫通孔
220:第2足アーチ指圧モジュール
220a:空間
230:第3足アーチ指圧モジュール
230a:空間
231:第1フレーム
231a:枠
232:第2フレーム
232a:円形ユニット
232b:結合ユニット
300:かかと刺激部材
310:第1かかと指圧モジュール
310a:空間
311:第1フレーム
311a:枠
312:第2フレーム
312a:クッション突起
320:第2かかと指圧モジュール
320a:空間
330:第3かかと指圧モジュール
330a:空間
331:第1フレーム
331a:枠
332:第2フレーム