(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022097043
(43)【公開日】2022-06-30
(54)【発明の名称】液体噴射装置
(51)【国際特許分類】
A22C 25/00 20060101AFI20220623BHJP
A22B 3/08 20060101ALI20220623BHJP
A22B 5/04 20060101ALI20220623BHJP
【FI】
A22C25/00 Z
A22B3/08
A22B5/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020210397
(22)【出願日】2020-12-18
(71)【出願人】
【識別番号】000179373
【氏名又は名称】山田電器工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】津本 光弘
(72)【発明者】
【氏名】大田 益夫
(72)【発明者】
【氏名】貞島 次良
(72)【発明者】
【氏名】武元 亮
【テーマコード(参考)】
4B011
【Fターム(参考)】
4B011KK04
(57)【要約】
【課題】噴射される液体の直進性を向上させる。
【解決手段】魚の体内に水を噴射して、魚の体内から血液及び神経の少なくとも一方を除去するための液体噴射装置1であって、加圧された水が内部を通過し、その先端開口部4cから水が噴射されるノズル部材2と、ノズル部材2の内部において、ノズル部材2の長さ方向に沿うように設けられた長尺状で板状の少なくとも1つ以上のフィン部材5とを備え、フィン部材5は、フィン部材5の周りを通過する水が、ノズル部材2の先端開口部4cから噴射方向の周りを回転しながら噴射されるように、先端部5cの板面が基端部5aの板面に対して15°以上135°以下の角度ねじれた形状に形成され、フィン部材5の先端部5cはノズル部材2の内部に配置され、フィン部材5の先端部5cからノズル部材2の先端開口部4cまでの距離は、フィン部材5の長さよりも短い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
魚の体内に液体を噴射して、前記体内から血液及び神経の少なくとも一方を除去するための液体噴射装置であって、
加圧された前記液体が内部を通過し、その先端開口部から前記液体が噴射される筒部材と、
前記筒部材の内部において、該筒部材の長さ方向に沿うように設けられた長尺状で板状の少なくとも1つ以上のフィン部材と
を備え、
前記フィン部材は、該フィン部材の周りを通過する前記液体が、前記筒部材の先端開口部から噴射方向の周りをねじれながら噴射されるように、先端側の板面が基端側の板面に対して15°以上135°以下の角度ねじれた形状に形成され、
前記フィン部材の先端部は前記筒部材の内部又は外部に配置され、前記フィン部材の先端部から前記筒部材の先端開口部までの距離は、前記フィン部材の長さよりも短い、
液体噴射装置。
【請求項2】
請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記筒部材に前記先端開口部を覆うように取り付けられるキャップ部材をさらに備え、 前記キャップ部材には、前記筒部材の内部と連通する連通孔が前記筒部材の長さ方向に沿って延びるように設けられている、液体噴射装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の液体噴射装置において、
前記フィン部材は、基端部からその基端側に突出する第1軸部と、先端部からその先端側に突出する第2軸部とを有し、
前記筒部材の内周面に設けられ、前記フィン部材が前記第1軸部及び前記第2軸部の周りに回転可能であるように両軸部を支持する、支持部をさらに備える、液体噴射装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚の生き締めを行うために、魚の体内に液体を噴射して血液や神経を除去する、液体噴射装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の技術として、特許文献1には、魚の切断された尾部より血液弓門内に液体を圧力を掛けて噴射することにより魚を生き締めする魚の体内の血液の瞬間除去装置(液体噴射装置)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の液体噴射装置では、噴射される液体の直進性が高い方が血液等をより効率よく除去できる。このため、噴射される液体の直進性を向上させる必要がある。
【0005】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴射される液体の直進性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、この発明では、液体が噴射方向の周りをねじれながら噴射されるさせるようにした。
【0007】
具体的には、第1の発明では、魚の体内に液体を噴射して、前記体内から血液及び神経の少なくとも一方を除去するための液体噴射装置であって、加圧された前記液体が内部を通過し、その先端開口部から前記液体が噴射される筒部材と、前記筒部材の内部において、該筒部材の長さ方向に沿うように設けられた長尺状で板状の少なくとも1つ以上のフィン部材とを備え、前記フィン部材は、該フィン部材の周りを通過する前記液体が、前記筒部材の先端開口部から噴射方向の周りをねじれながら噴射されるように、先端側の板面が基端側の板面に対して15°以上135°以下の角度ねじれた形状に形成され、前記フィン部材の先端部は前記筒部材の内部又は外部に配置され、前記フィン部材の先端部から前記筒部材の先端開口部までの距離は、前記フィン部材の長さよりも短い。
【0008】
この第1の発明では、筒部材の内部において、筒部材の長さ方向に沿うように設けられた長尺状で板状のフィン部材を備え、このフィン部材は、液体が噴射方向の周りをねじれながら噴射されるように、先端部の板面が基端部の板面に対して15°以上135°以下の角度ねじれた形状に形成されている。このため、筒部材の先端開口部から噴射される液体の直進性が向上する。また、フィン部材は、筒部材の先端開口部からフィン部材の先端部までの距離が、フィン部材の長さよりも短い。すなわち、フィン部材は、ノズル部材の先端開口部に、比較的近い位置に配置されている。このため、フィン部材の周りを通過した水は、直進性を保ったままノズル部材の先端開口部ら噴射されやすい。
【0009】
第2の発明は、第1の発明おいて、前記筒部材に前記先端開口部を覆うように取り付けられるキャップ部材をさらに備え、前記キャップ部材には、前記筒部材の内部と連通する連通孔が前記筒部材の長さ方向に沿って延びるように設けられている。
【0010】
この第2の発明では、筒部材の内部と連通する連通孔が筒部材の長さ方向に沿って延びるように設けられたキャップ部材を備えるので、連通孔の大きさによって噴射される液体の量及び勢いを調整でき、液体噴射装置を様々な用途に使用できる。また、そのような様々な用途に使用する場合も、噴射される液体の直進性が向上する。
【0011】
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記フィン部材は、基端部からその基端側に突出する第1軸部と、先端部からその先端側に突出する第2軸部とを有し、前記筒部材の内周面に設けられ、前記フィン部材が前記第1軸部及び前記第2軸部の周りに回転可能であるように両軸部を支持する、支持部をさらに備える。
【0012】
この第3の発明では、フィン部材が第1軸部及び第2軸部の周りに回転可能であるので、液体はフィン部材の周りを回転しながら通過する。このため、筒部材の先端開口部から噴射される液体は、噴射方向の周りを回転しながら噴射されるので、直進性が向上する。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明によると、噴射される液体の直進性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】第1実施形態に係る液体噴射装置の断面図である。
【
図4】第1実施形態の第1変形例に係る液体噴射装置を示す
図1相当である。
【
図5】第1実施形態の第2変形例に係る液体噴射装置の要部断面図である。
【
図6】第2実施形態に係るフィン部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物又はその用途を制限することを意図しない。
【0016】
(第1実施形態)
―液体噴射装置の構成―
図1は第1実施形態に係る液体噴射装置1を示す。液体噴射装置1は、魚の体内に水(液体)を噴射して、魚の体内から血液及び神経の少なくとも一方を除去するためのものである。
【0017】
液体噴射装置1は、コンプレッサや水道の蛇口などの加圧装置(図示しない)から加圧された水(液体)が、その内部を基端側から先端側に通過するノズル部材2(筒部材)を備える。ノズル部材2は、略筒状の本体部材3と、本体部材3の長さ方向の先端側略半分において、本体部材3の内部3aに嵌め込まれた略筒状の先端部材4とから構成されている。なお、ノズル部材2の全体の長さは、例えば、10cm程度である。なお、本体部材3は樹脂製であり、先端部材4は金属製である。
【0018】
本体部材3の内部3aにおいて、先端部材4が嵌め込まれていない部分は、内径(例えば、5mm)が長さ方向に沿って略一定であり、先端部材4の内部4aの内径は、本体部材3の内部3aの内径よりも少し小さく且つ長さ方向に沿って略一定である。ノズル部材2の内部は、このような構成により、本体部材3の内部3a及び先端部材4の内部4aが互いに連通し、水が通過する通路を構成している。
【0019】
なお、先端部材4基端部の内周面における互いに向かい合う2箇所には、後述するフィン部材5の板部5aを嵌め込んで固定するための一対の嵌合溝X,Xが、長さ方向に沿って形成されている。
【0020】
先端部材4の基端側略半分は、本体部材3の内部3aに配置される一方、先端部材4の先端側略半分は、本体部材3の先端部からその先端側に突出して延びている。この先端部材4の本体部材3から突出した部分は、先端部材4の基端側略半分よりも径が細くなっており、その外周面4bには後述するキャップ部材6を取り付けるためのネジ山が形成されている。また、先端部材4の先端部は、水がノズル部材2の外部へ噴射される先端開口部4cとなっている。
【0021】
また、液体噴射装置1は、先端部材4の内部4a(ノズル部材2の内部)において、ノズル部材2の長さ方向に沿うように設けられた長尺状で板状のフィン部材5を備える。フィン部材5は、
図1に示すように、先端部材4の内部4aにおいて、先端開口部4c(ノズル部材2の先端部)の近くに配置されている。具体的に、フィン部材5は、フィン部材5の先端部5cから先端開口部4cまでの距離が、フィン部材5の長さよりも短いような位置に配置されている。例えば、先端開口部4cからフィン部材5の先端部5cまでの距離は略0~2mm程度であり、フィン部材5の長さは5cmである。なお、フィン部材5は金属製である。
【0022】
また、フィン部材5の基端部5a(すなわち、後述する板部5a)は先端部材4の内部4aの基端部における嵌合溝X,Xに嵌合されている。この構成によって、フィン部材5はノズル部材2に固定されている。なお、この構成に代えて、フィン部材5は、本体部材3若しくは先端部材4の内周面と一体に形成されていることにより又は本体部材3若しくは先端部材4の内周面との摩擦により、ノズル部材2に固定されていてもよい。
【0023】
フィン部材5は、フィン部材5の周りを通過する水が、ノズル部材2の先端開口部4cから噴射方向Wの周りをねじれながら噴射されるように、先端部の板面が基端部の板面に対してねじれた形状に形成されている。
【0024】
図2は、フィン部材5を側方(長さ方向と垂直な方向)から見た図であり、
図3は、フィン部材を長さ方向に沿って先端側から見た図である。フィン部材5は、基端側の略矩形状の板部5a(フィン部材5の基端部)と、板部5aよりも先端側に設けられた板状で長尺状の羽根部5bとを有する。羽根部5bの板面は、板部5aとの接続部分で板部5aと平行になっており、先端側にいくにしたがって徐々にねじれた形状に形成されており、その先端部の5c板面は、その基端部5aの板面に対して90°ねじれている。すなわち、ノズル部材2の内部の水は、フィン部材5の周りで、フィン部材5の形状に沿うようにねじれながら、基端側から先端側へ通過する(
図3の破線を参照)。
【0025】
―作用・効果―
本実施形態では、ノズル部材2の内部において、ノズル部材2の長さ方向に沿うように設けられた長尺状で板状のフィン部材5を備え、このフィン部材5は、水が噴射方向の周りをねじれながら噴射されるように、先端部5cが基端部5aに対してねじれた形状に形成されている。このため、ノズル部材2の先端開口部4cから噴射される水の直進性が向上する。
【0026】
ところで、フィン部材5によって直進性が向上した水は、その直進性をできるだけ維持したまま、ノズル部材2の先端開口部4cから噴射されるようにしたい。ここで、本実施形態では、フィン部材5は、フィン部材5の先端部5cからノズル部材2の先端開口部4cまでの距離が、フィン部材5の長さよりも短い。すなわち、フィン部材5は、ノズル部材2の先端開口部4cに、比較的近い位置に配置されている。このため、フィン部材5の周りを通過した水は、直進性を保ったままノズル部材2の先端開口部4cから噴射されやすい。
【0027】
(第1実施形態の第1変形例)
図4は、本実施形態の第1変形例に係る液体噴射装置1を示している。第1変形例に係る液体噴射装置1は、ノズル部材2に先端開口部4cを覆うように取り付けられる、金属製又は樹脂製のキャップ部材6をさらに備えている。
【0028】
具体的に、キャップ部材6は、略円筒状に形成され、その内周面には、ネジ山が形成されており、ノズル部材2の先端部材4における先端側の外周面4bに嵌合されている。キャップ部材6は、先端開口部4cを覆うが、キャップ部材6において先端開口部4cを覆う部分には、ノズル部材2の内部と連通する連通孔6bが長さ方向に沿って延びるように設けられている。このため、ノズル部材2の内部を通過する水は、キャップ部材6の連通孔6bの先端部から噴射される。なお、連通孔6bの内径は、ノズル部材2の内径よりも小さい。
【0029】
また、キャップ部材6は、連通孔6bの基端側において、キャップ部材6と一体に形成されたフィン部材5の先端部5cが固定されている。なお、フィン部材5は、キャップ部材6と一体に形成されていなくてもよく、例えば、キャップ部材6の内周面との摩擦によってキャップ部材6に固定されていてもよい。
【0030】
この第1変形例では、キャップ部材6には、フィン部材5の先端部5cが固定されているので、このキャップ部材6を先端部材4の外周面に嵌合して取り付けるだけで、フィン部材5を備える液体噴射装置1が簡単に得られる。
【0031】
また、この第1変形例では、ノズル部材2の先端開口部4cを覆うキャップ部材6に形成されている連通孔6bの内径が、ノズル部材2の内径よりも小さいので、キャップ部材6の先端部から噴射される水量及び水の勢いが、液体噴射装置1がキャップ部材6を備えていない第1実施形態と異なる。このため、噴射される水により、魚の内臓などに付着した血合いを取り除くことができるなど、第1実施形態と異なった使い方ができる。この場合も、フィン部材5により、噴射される水の直進性が向上するので、血合いを効率よく取り除くことができる。
【0032】
なお、この第1変形例では、フィン部材5の先端部5cがキャップ部材6の連通孔6bの基端側に固定されているが、フィン部材5はキャップ部材6に固定されていなくてもよい。
【0033】
(第1実施形態の第2変形例)
図5は、本実施形態の第2変形例に係る液体噴射装置1を示している。この第2変形例では、フィン部材5の構成が第1実施形態と異なる。具体的に、このフィン部材5は、基端部からその基端側に突出する第1軸部5dと、先端部からその先端側に突出する第2軸部5eとを有する。第1軸部5d及び第2軸部5eは、断面円形の小さな棒状に形成されている。なお、第1軸部5d及び第2軸部5eの径の大きさは、フィン部材5の板厚と同じ程度である。
【0034】
また、ノズル部材2(本体部材3及び先端部材4のいずれであってもよい)の内周面には、前記フィン部材5が第1軸部5d及び第2軸部5eの周りに回転可能であるように両軸部5d,5eを支持する、板状の支持部4d,4eが設けられている。支持部4d,4eは、ノズル部材2の内周面と一体に形成され、各板面を長さ方向に向けている。
【0035】
この第2変形例では、フィン部材5が第1軸部5d及び第2軸部5eの周りに回転可能であるので、水はフィン部材5の周りを回転しながら通過する。このため、ノズル部材2の先端開口部4cから噴射される水は、噴射方向の周りを回転しながら噴射されるので、水の直進性が向上する。
【0036】
(第2実施形態)
第2実施形態では、フィン部材5の構成が第1実施形態のものとは異なる。
図6は、本実施形態に係るフィン部材5を、その側方で且つ基端部寄りの位置から見た斜視図である。
【0037】
本実施形態に係るフィン部材5は複数あり、
図6に示すように、第1のフィン部材51、第2のフィン部材52、第3のフィン部材53及び第4のフィン部材54から構成されている。
【0038】
第1~第4のフィン部材51~54の各々は、長尺状で板状に形成されており、先端部の板面が基端部の板面に対して略45°ねじれた形状に形成されている。第1~第4のフィン部材51~54の各々は、長さ方向に延びる側部同士を互いに隣接させて並び、互いに一体となって、
図6に示すように長さ方向から見て十字状に形成された、1つのフィン部材5を構成している。
【0039】
第1~第4のフィン部材51~54の各先端部の板面が基端部の板面に対してねじれた形状に形成されているので、ノズル部材2の先端開口部4cから噴射される水が噴射方向の周りをねじれながら噴射され、水の直進性が向上する。
【0040】
なお、この本実施形態では、フィン部材5は、第1~第4のフィン部材51~54の4つから構成されているが、フィン部材の数は4つに限られず、複数あればよい。
【0041】
(その他の実施形態)
前記各実施形態では、フィン部材5(又は第1~第4のフィン部材51~54)の先端部の板面が基端部の板面に対して90°(又は45°)ねじれているが、フィン部材5のねじれ角度はこれに限られず、噴射される水の直進性を向上できればよく、例えば、15°以上135°以下が好ましい。
【0042】
また、前記各実施形態では、液体噴射装置1により噴射される液体は水であるが、噴射される液体は、体内から血液及び神経の少なくとも一方を除去できれば、水に限られない。
【0043】
また、前記各実施形態では、フィン部材5が、ノズル部材2の内部において先端開口部4cの近くに配置されるが、噴射される水の直進性を向上できれば、フィン部材5の配置位置は、これに限られない。また、フィン部材5の先端部5cは、ノズル部材2の外部(すなわち、先端開口部4cよりも先端側)に位置していてもよい。
【0044】
また、前記各実施形態では、ノズル部材2(筒部材)は、樹脂製の本体部材3と、金属製の先端部材4とから構成されているが、これに限られず、例えば、ノズル部材2が金属製の単一の筒状部材から構成されていてもよい。
【符号の説明】
【0045】
1 液体噴射装置
2 筒部材(ノズル部材)
3 筒部材(本体部材)
3a 本体部材の内部
4 筒部材(先端部材)
4a 先端部材の内部
4c 先端開口部
4d,4e 支持部
5 フィン部材
5a フィン部材の基端部(板部)
5c フィン部材の先端部
5d 第1軸部
5e 第2軸部
51 フィン部材(第1のフィン部材)
52 フィン部材(第2のフィン部材)
53 フィン部材(第3のフィン部材)
54 フィン部材(第4のフィン部材)
6 キャップ部材
6b 連通孔